お台場で脱出なTVアニメ動画ランキング 2

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63.1 1 お台場で脱出なアニメランキング1位
COPPELION コッペリオン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (773)
3792人が棚に入れました
西暦2036年、「コッペリオン」と呼ばれる遺伝子操作により生まれた3人の女子高生が無人の東京を歩いていた。彼女達は、お台場原子力発電所で起きたメルトダウンにより、死の街と化した東京から生存者を救援する自衛隊の特殊部隊だった。捜索をする彼女達に、突如銃声が鳴る。そして・・・残留放射能あふれる無人の廃墟であり、緑あふれる野生の王国でもある、異界と化した東京都内が主な舞台となっている。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

社会風刺が現実に・・・偶然の一致って時には恐ろしい事を肝に命じておきます。

この作品は、2010年9月にアニメ化決定が発表されました・・・でも、この時はまだ誰も知りませんでした・・・
2011年3月の東日本大震災によって、この作品の様な事が現実に起こるなんて・・・
原発問題は未だ沈静化はしていませんが、これまでの出来事を風化させないためにも個人的には放送されて良かった作品だと思います。

物語の舞台は、旧首都・・・ここは事故により高レベルの放射能が残留した街でもありました。
街はほぼ廃墟と化しているのですが、それでも僅かながらこの街に生存者が残っています。
この生存者を救出するため、コッペリオン・・・放射能に対して耐性を持つ人間が・・・遺伝子操作により生まれ、救出するためだけに訓練を積み重ねてきた陸上自衛隊の特殊舞台の一員が派遣され、物語が動いていきます。

成瀬 荊(なるせ いばら)、野村 タエ子、深作 葵(ふかさく あおい)は女子高生3人組です。
保険係としてこの地に赴き、救助活動を始めるのですが・・・残された人々にとってこの事故の傷はあまりにも大きすぎました・・・

この地に留まっていた人々・・・何故彼らが防護服無しでは外に出られないこの街に残留してきたのか・・・それにはちゃんと理由があったのです。
人によって理由は色々でしたが・・・そこには並々ならぬ決意で残留してきた事だけは間違いありません。そのような彼らにとって、コッペリオンはどういう存在に映るのでしょう・・・

ここでしか生きていけない人・・・ここでしか存在できない人には、コッペリオンの好意は届きません・・・
そう・・・好意は届かないのですが、彼女たちは行為でそれに応えようとします。
何故なら、それが彼女達コッペリオンの存在意義であり価値だからです・・・
遺伝子を操作され特殊な能力を身に付けて生まれてきて、訓練を積み重ねてきて・・・そして、一方的に時間という代償を払わされる・・・
違う生まれ方をしていたら、もっと違った楽しみもあったろうに・・・と思うと切ない気持ちで一杯です。
そんな彼女達から発せられたこの台詞は私の心の中に突き刺さりました・・・

「私にあなたを救わせて下さい・・・」

これまで人の手助けをする際、ここまでの気持ちをぶつけた事があっただろうか・・・私自身は残念ながら記憶にありません。
それを女子高生から発せられるなんて・・・思わず貰い泣きしてしまいました。
でも、心が折れそうになった時、そういう真っ直ぐな人が傍に居てくれたら・・・希望が持てるのかもしれません。特に、生命に直面する事だったら尚更だと思います。

物語は暗い話ばかりではありません・・・新しい希望を持てる展開もちゃんと待っています。
そして保険係以外のコッペリオンも登場して、話のスケールが徐々に大きくなっていきます。
でも、その希望を掴み取るまでは、幾つもの障害を乗り越える必要がありました・・・
信じられるモノは協力・・・信頼・・・勇気・・・という言葉と自分自身・・・それでも絶望的な状況の中でも仲間と共に歩む事を諦めなかったコッペリオンは、とても眩しい存在だったと思います。

オープニングテーマ「ANGEL」/歌:angela
エンディングテーマ「遠くまで」/歌:angela
この作品はOP、EDともangelaさんでしたが、どちらも印象に残る曲でした。
特にEDは、物静かなメロディで始まるのですが、ラスト・・・あれはきっと魂の叫びなのでしょう・・・心に響くメッセージだったと思います。

1クール13話の作品でしたが、毎週の視聴が楽しみで毎回胸を熱くしながら視聴した作品でした。
個人的にはもう少し視聴枠を増やして多くの人に視聴して貰った方が良かった作品だと思います。
そして、原作の方は未だ続きがあるようです。作画もCVの皆さんも代える事無く、このメンバーによる次期を期待しています。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 33

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

☆放射能汚染された東京(旧首都)

テーマが深いですけど、なぜか遺伝子操作された
3人の女子高生という設定。

良かったのは荒廃した東京の美術が印象的だった
ことです。

前半部分はなかなか引き込まれたです。

結局、荊ちゃんがロケットランチャー
をステルスにぶち込んだり小津姉妹が登場して
とあるシリーズみたいな厨バトルな感じでした。


原作/井上智徳「週刊ヤングマガジン」講談社

アニメーション制作/GoHands

OP 「 ANGEL 」angela

放送期間2013.10-12(全13話)


主観的評価(B)




追記欄_
東日本大震災の影響で設定変更あり。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 5

アルカット さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

狙いが良過ぎて的を射る事が出来なかった作品。

特にリアルで語る人もいないので、ここに書き残しておきます。

 まず、あにこれに載ってるあらすじは原作版(元々放映予定だった設定)のものですね。用語は一切変えられていました。


 タイトルにも書いた、「狙いが良過ぎて」とは、その昔放送された「ギルガメッシュ」等にも言えるのですが、他の人があまり書かない事を掘り下げて描いたことに対する評価です。
 ですが、荒廃した世界という設定がアニメファン層にあまり受け入れられていない現状なので、的(視聴者のハート)を射る事が出来ませんでした。


 背景の色が一応カラーなのですが、どことなくモノトーンに近い感じで世界観を匂わせていて、スタッフの方の作品に対する熱意が伝わりました。


 このアニメを端的にまとめるとすれば、人命救助バトルアクションですかね。また、設定的にはファンタジーに近いと思います。リアルな描写に期待するよりかは、作者的には世界観に浸ってほしかったのかも知れません。


 ともかく、評価点だけでは測り切れない作品であった事だけは確かです。こういった世界は、生きてる間には見たくないものですね。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 5

66.8 2 お台場で脱出なアニメランキング2位
エスタブライフ グレイトエスケープ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (106)
252人が棚に入れました
「生きるのがツライ? なら逃げちゃえばいいんですよ」 ずっと先の未来。人間はそれまでの姿形だけでなく、獣人・サイボーグ・魔族など多様な姿を持つようになった。東京の街は、AIが管理する高い壁に囲まれた数多の地域「クラスタ」となり、自由な行き来をやめ、それぞれが独自の文化・常識を育んだ。人々は、自らが生まれたクラスタの常識を基準に幸せな人生を送る。 しかし、なかには自らのクラスタに適応できない者も現れる──。 そうした人々を、別のクラスタへと「逃がす」ことを生業にする者たちがいる。 「逃げたい人」たちから依頼を受け、あらゆる方法を駆使してAIの裏をかき、本来は不可能であるクラスタ間の移動を成し遂げる者たち──「逃がし屋」。 逃げて、逃げて、逃げまくる!! 逃げたい人をお手伝いする、5人の逃がし屋たちの物語──!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「○○から逃げられない」は思い込み?

「シリーズ構成・脚本 賀東招二」は、さもありなん。社会の捉え方というか、実社会のネタにされ具合には『コップクラフト』なんかと似たような空気は感じます。ストーリー自体は全然違うんですけどね。

なお、「エスタブライフ」は「ESTABLISH in LIFE」のことらしいです。

視聴勘みたいな物のある人には早めに作品世界の空気はわかるんだと思うんですけど、そこが良くわからないまま視聴を止めちゃう人が続出しそうな作風です。各キャラがリアルにそういう生物なのかアバターなのかとか、気になると視聴が進まないタイプの人には向きません。

逆に作品世界自体は単なる舞台装置で、各クラスタの存在は現実の主義や思想に呼応したモデル化だと思えると、それなりに楽しんで視聴できるような気がします。各階で揶揄される思想の元ネタは知っている方が面白いのは間違いないので、ある程度は頭を使って観るタイプのアニメではあるでしょう。

原作なしのオリジナルアニメとしては至極ごもっともな、わりと高めの志で作られた良作だったと思います。そして売れようが売れまいが続編を作るような作品でもない気はしますが、それはそれとしてたぶんあんまり売れないだろうなという気がします。

でも、Ultra+枠で放送されたのに次のクールである今、MXやAT-Xで放送されているのはなぜなんだぜ?

投稿 : 2025/02/22
♥ : 18
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

逃がし屋エクストラクターズはコソコソとは逃がしませんよ。

コソコソとは逃がしませんよ。いつの間にか豪快に逃がします。
池袋で逃がして
上野で逃がして
秋葉原、新宿、お台場、白金台でも逃がしちゃいます。

「それでは、逃げましょう!」
と、チームのリーダー、エクアはおっとりとした口調で依頼を請けます。
逃がしプランは何通りかあるのでしょうが主にワイヤー&滑車でシャーッと行くかまたは大砲でドッカンして逃がします。
能天気な逃がし屋ですよ。

また、いつも治安部隊に追われるのですが、不思議と弾幕からも逃げることができます。
なぜでしょう。逃げれる理由はあるのです。実はエクアは {netabare}本編観てください{/netabare} なのです。

本作品、世界設定はしっかりしているからこそ、逃がすというシンプルな設定で、豪快にドンパチして、依頼人のお役に立つ。
深い設定はあえて見せることなく終わらせていることが、このアニメの楽しめるところだと思います。

どうやら、劇場とゲームを組み合わせて制作しているようなので、深い設定はそちらに任せて、ノープランで楽しんでください。

スピード感があるOP、世界感のED。どちらも良い曲です。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 19

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

逃げちゃいましょう!

全編CGだが、違和感なく見られる。
ゆるーい逃がし屋のお話だが、
どーでもいいことを大真面目にやっている感のあるアニメ。
逃げたい理由も大したことないのだが、意外と命懸けで脱出している。
というのも、この「逃がし屋」、ポンコツ揃いだからだ。
自力脱出の方が良くない?と思ってしまうぞ。
逃げたい本人も、魔法少女になりたい、とか、パンツ履きたい、とか
なんだそりゃという感じ。
子供向けアニメなのか、これを大真面目にやっていること自体が面白い。

とか言っていると、第8話のような感動回もあるし。
第9話の大脱走もすごい。
そして10話~最終12話まで、逃がし屋が逃げ回る展開。
あなどれないアニメ。
最後に行くほど盛り上がったのだが、ラストはやっぱり?・・
という感じでした。

真面目につらいことに頑張っている人にこそ言いたいですね。
「逃げてもいいんですよ?
 逃げちゃいましょう!」

投稿 : 2025/02/22
♥ : 8
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