ギータ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
1つ1つのシーンのインパクトがすごいです
【感想1】
○偽物語で強く印象に残っていること
{netabare}・歯磨き
・お兄ちゃん妹のおっぱい触り過ぎ!
・ぱないのぉ!なんじゃい!
・プラチナディスコ
・ミスドを食べる貝木
・阿良々木に襲われる八九寺と神原に襲われる阿良々木
・パイがパン
・偽物のほうが圧倒的に価値がある。そこに本物になろうという意思があるだけ偽物のほうが本物よりも本物だ
{/netabare}
1つ1つのシーンのインパクトで言えば化物語よりも強いです。
化物語のあの神原のセリフ{netabare}「私はレズなのだ」{/netabare}並の強烈なインパクトのあるシーンがどんどん出てくる作品です。
逆にこういうシーンの印象ばかりが残ってしまって、貝木とのやり取りや怪異についてのやり取り、阿良々木兄弟の絆シーンなどが記憶があまり残ってないんですよね。
それでも私だけじゃなく、「偽物語の印象は?」と聞かれたら絶対「歯磨き!」って答える人多いでしょ?(笑)
楽しめたかと言われれば楽しめた作品だとは思いますが、化物語同様変な違和感が残る、なんかしっくりしない作品でした。
【感想2】
○本物と偽物
{netabare}タイトルからしてもこのあたりがメインに取り扱っていたテーマですよね。
・ファイヤーシスターズ「ごっこじゃなく正義の味方そのもの」
・正しいから強いのではなく、強いから正しい、だから正義は必ず勝つ
・偽物、詐欺師貝木
・他人、家族を騙して存在している不死鳥の怪異月火
・偽物のほうが圧倒的に価値がある
ダメだ…どうしても印象が薄くて思い出せない。
取り敢えずこんな感じで全話通して偽物、本物についての主張をしていました。
流れはなんとか記憶に残っているのですが、偽物、本物という言葉を多用している割には結局何が言いたかったのかよく分かりませんでした。
「へー」「なるほどー」「すげーなー」みたいないつもの感心する気持ちがあまり湧いてきませんでした。
どっちかっていうと「ちょwwおまww」みたいな度肝を抜かれる行動ばかりが印象に残ってました。
視聴しているときはこんな調子だったので、あまり記憶にも残らなければ、主張を自分なりに解釈することもできませんでした。
それでも貝木の偽物の方が価値があるという言葉は「へー、面白いなぁ、なるほどなー」と思いました。
まぁこの言葉に関しては完全に感覚で面白いと感じただけです。
いつもなら「この言葉は~だから、こういう意味だから面白い」と考察したいのですが、まだまだ解釈しきれていないもので。
面白いと思った。理由はなんとなく。
この言葉について、そして偽物語、もとい物語シリーズで面白い解釈をされている方、なるほどなと思えるレビューに出会えたら、必ずサンキューを押します。
{/netabare}
【最後に】
いやぁ…自分の好みの問題かなと。
歯磨きなどのインパクトシーンだけでも楽しめる作品だと思うのですが、どうしてもなんか引っかかります。
せっかく色々主張しているのに、なんとなく注目しきれないというか頭に入ってこなくて、視聴後に何か足りない気持ちになります。
授業を受けに来たのに、授業後に記憶に残っているのは先生の面白い話だけみたいな。
この物語シリーズを純粋な気持ちで楽しめていない自分がどうしても悔しいです。
つまらないわけじゃない、楽しくないわけじゃない、嫌いなわけじゃないけども、ほかのお気に入り作品のような純粋な楽しさ、感情の揺れ動きがないんだよなぁ。
その理由もよくわからないし、考えてもさらにド壷にはまる感じです。
もしかしたらですが、色々な解釈やほかの方の感想を読んだ上でまた視聴すれば全く違う見方が出来るのではとたった今思いつきました(笑)今更かい(笑)
ようするにガイドブックやパンフレットを読んだ上での視聴みたいな。
私としては、ちょっとこの物語を理解する、解釈するのは結構きついので、ある程度予備知識を付けて見た方が色々なものに注目する必要もない、逆に細かいところにも目が届くのではと思いました。
物語シリーズ、そして視聴していて解釈しにくいアニメに出会った時は、ほかの方のレビューを読んでリトライという手もありかなと思いました。
今度試してみます。
ここまで読んでいただいたのに、個人の好みの話だけになってしまって申し訳ありません。
物語シリーズは「これだ!」って書きたくなることが思いつかないから、何書けばいいか本当に困るぜぃ…