ツキ さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
評価ほどは嫌いじゃないです
うーん、、ダカーポ「Ⅲ」とあるように前作、前々作があるわけですが過去の両作品を見ていればまぁ全く見れないわけではないかなって感じでした。
本作から視聴する方向けにテンプレな学園モノとしてスタートさせたのは親切な作りではあると感じました。いきなり設定ごり押しよりかはずっと見やすくなりますもんね。
ただ肝心の個別ルートが全く面白くない上に各々のキャラがストーリーの根幹に完全ノータッチ。本作はさくらを中心としたストーリーにかなり特化さているので後半にいくにつれての彼女たちのモブっぷりが半端じゃないです。はっきり言って主人公や立夏ですら後付け設定感が丸出し。笑
そもそもこのシリーズは案外設定やストーリーで勝負してる部分が強いので序盤でキャラ萌えを押し出してきたのも失敗です。声優陣も演技に難ありなので根本的な萌え要素も大きくマイナス。枯れない桜と魔法つかいっていう素敵な設定があるんだからもっとここで思い切り勝負した方が結果は良かったんじゃないかなと思います。その中で恋愛模様を描くからこそキャラも活きてきますよね
舞台は変わらず時代や登場人物を変化させる特徴もシリーズのファン向けですね。
うたまるの登場やシリーズではお馴染みの杉並、その他たくさんの細かい部分でリフレインさせやすいのがダカーポの武器でもあるので過去作品の視聴はもはや必須。
結局おざなりになった非公式新聞部との対決もファン向けの描写であると解釈しました。天枷探偵事務所に出向いたシーンも完全にファンサービスですね。天枷 美夏は前作のメインヒロインとして非常に人気の高かったキャラの一人です。
特に終盤、第一作主人公の純一の部屋に窓から入る場面や和菓子を手のひらから出す魔法などには思わずウルっときちゃいました。要は魅せるべき部分がほぼ全てと言っていいほどシリーズの視聴を必要としています。行き着く先は桜とさくら。これを考えると序盤の構成は100%ミスであると思います。
さくらの声優さんもアニメシリーズの田村ゆかりさんから原作のひと美さんに変更。最近では18禁がメインの声優さんも表に出てくることが多いため変更要因の一つになったようです。エロと表で名義が違うのはイメージの問題の他に未成年のファンに18禁ゲーの購入をさせないためとも言われています。そんな堅く考える必要ないんじゃないかなとも思いますけどね!エロ同人やら抱き枕がそこら中に溢れてるこのご時世で。でもまあしょうがないのかもしれませんね。
まとめると本作を楽しむなら過去作品視聴必須。かと言って本作のためにⅠ、Ⅱを見る必要があるかと言われると…w
私はⅡが一番好きだったのでそっちの方がオススメしたいですね♪