香風智乃ニ号 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
尻すぼみも感じたが面白かった
人生レベルで友達0人のぼっちちゃんがバンドマンのインタビューに共感してひたすら中学時代ギターの練習をしたけど友達0のままだったので高校でバンド活動デビューを目指す話
まず作画が全体的に良くて細かい拘りを随所で感じます。特に2話がずーっと水準が高くてそこで完全に引き込まれました。
キャラもぼっちちゃんのぼっち思考は個人的にかなり共感できるし、虹夏ちゃんの聖女オーラも半端なくて序盤はこの二人の魅力で溢れていました。
見る前は虹夏=ギャグ担当のボケキャラなのかと思ってたんですが、面倒見が良くて優しくて完璧な聖人キャラでした。これが良い意味で予想外で終始楽しく観れた要因かもしれません。
作中の結束バンドの曲も普通に良かったと思います。
序盤はぼっちちゃんの異様なコミュ障っぷりとそれを支える虹夏の交互の温度差やライブハウスの様子など新鮮味があって楽しかったんですが
ラスト3話くらいからぼっちちゃんのコミュ障っぷりがだんだんノーマル化してパンチが減っていくのと、4人目の喜多ちゃんが若干虹夏ちゃん持っていたキャラと被っているため虹夏ちゃんの聖人っぷりが薄まってしまったような。喜多ちゃんがぼっちちゃんのお世話係みたいになったのでちょっと寂しい気持ちにもなりました。ぼっち×虹夏の絡みが好きだったんだなぁ…と。
全体的に良かったけど特に序盤が好きで、このラストの流れを見た後に2期を期待するかと聞かれるとあんまりしてないというのが本音です。でもやれば観ます。