Bハウス さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
立身出世物語だが領地経営は?
原作はなろうで講談社のKラノベで刊行
マガジンポケットでコミカライズされている作品
いつもの過労死した35歳男が小規模領地の
貴族(名主レベル)の嫡男として転生
アルスと名付けられる
腕力も知力も突出はしていないが
彼には唯一無二のスキルを持っていた
それが前世のSLG好きで講じた鑑定スキル
小さな領主でいつ攻め込まれるかわからないので
アルスは鑑定スキルを使って優秀な能力を持つ人を
家臣に登用していく話
前世の設定が見えるのが
最初に仲間になった執事兼親衛隊長リーツの能力を見て
「これは織田信長だ!」
と驚愕するくらいで以降は微塵も出てこないw
鑑定スキルの画面が水色のオブジェを数字の後ろに入るから
文字として見にくいし画面としてもノイズ
魔法使いのスペシャリストシャーロット
読書家で軍師の能力を持つロセルと
順調に配下に加えていくのだけど
いずれも軍人としての能力者で文官がいない
恐らく内政はアルスが切り盛りする感じなのかな
許嫁のリシアがアルスを訪れた際に
住民トラブルを解決しているという模写あったしね
父であるレイヴンが一介の軍人から
領主に成り上がった人物という設定で
アルスに厳しいながらも帝王学を学ばせている
その教えを受け継いで病死した父に代わり
家督を引き継ぐのだけど
領主と文官の仕事を両立って普通に難しいよね
リーツが仕事投げていた文官っぽい人はいたが
中盤からは王族の兄弟による骨肉の争いに巻き込まれ
アルスも領主として外交や調略も行う
そこで情報収集に強い傭兵団のファムと知り合い
ファムを通じてかつての総督の懐刀だったミレイユが
仕官してくる
ミレイユは三国志の龐統みたいに
普段は酒ばかり飲んでろくに仕事しない
怒ったリーツが追放することをかけて
アルスと模擬戦を行うという終盤
走るシーンの描写の枚数少ないし
ドキドキするな流れにもならなかった
2期も決まっているので
新キャラ出てくるんじゃないかと思うけど
アルスのキャラが弱いから
最後まで薄味の一本道を走りそう