「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ(アニメ映画)」

総合得点
73.7
感想・評価
93
棚に入れた
465
ランキング
971
★★★★☆ 3.9 (93)
物語
3.7
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.9

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ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アスナの成長とPoHの暗躍

原作読破済み。

【作品概要】
SAO アインクラッド5層のお話。
星なき夜のアリアの続きです。
(2層~4層の話が飛んでますが)

【作品に対する感想】
バトルの激しく動き回る描写は流石です。
十分楽しめた作品でした。

次はどの層の話にするのかな?
原作が7層の攻略まで終わったところなので、ストックが厳しそうですね。

1)物語
 アスナの自立にフォーカスした物語だった印象です。
 この先は血盟騎士団副団長になっていくんで、
 その切っ掛けという位置づけなんでしょう。 

 キリトに教わった知識を活用し、自分で考え、
 心理的駆け引きまでするように、成長してきてます。

 後付けで登場したミトですが、
 うまいこと物語に潜り込んでます。
 アリシゼーションでのオーグマーもそうでしたが、
 後付けも自然に滑り込ませるのが上手いですね。
 その代わり削られたキャラやエピソードもあったりしますが(^^;
 
 一方で(尺の関係上どうしようもないんですけど)世界観の
 厚みが原作に比べて薄くなってるのは残念です。
 プログレッシブではゲームシステムや主要メンバー以外の描写も
 結構がっつりなんですよね。

 ・りっちゃんのアーマーの出どころ(鍛冶師女子の作品) 
 ・シヴァタとりっちゃんのボス戦での強い想い
 ・ギルドフラッグの入手後の人の心の弱さ・潔さ
 
 この辺も見たかったところではあります。

2)作画
 区切りの5階層だけに独特のギミックを持つやべえボスでした。
 プログレッシブで描かれるボス戦はどれも想定外の
 切り札を持ってるんで、見てて面白いです。

3)声優
 りっちゃんが思ったよりも大人っぽく、
 シヴァタが思ったよりも幼かったです。
 2層の事件の印象で、
 シヴァタってもうちょい好青年って声を想像してました。


4)音楽
 ボスの音楽、これまでのSAOにはないタイプで面喰いました。
 ボスのギミックがトリッキーなのに合わせたんでしょうか。
 これはこれでアリかもと思います。

5)キャラ
 ➀キバオウさん
  1層の頃の小物っぷりが嘘のように
  リーダーっぷりが目立ってました。
  主義主張は異なれど、認めるところは認める。
  いいですね。
  
  それが何故シンカー謀殺未遂に走ることになったんでしょう?
  私、気になります!

6)印象深いシーン
{netabare}
 理解されないキリトに対して涙したアスナ。
 これは心にくるものがありました。

 キリトからすると1層でビーターを名乗った時から
 そういう非難は覚悟済みなんでしょうけど、
 「俺ガイル」の
  「君が傷つくのを見て痛ましく思う人間がいる」
 という言葉が思い出されます。

 「私も君を支える」ってのが75層のキリトを守った行為に
 繋がったのかと思うと、ちょっとウルっと来ますね。

{/netabare}

7)物語の流れ
 どうしょうもないんですけど、残念に思ったところ。
 ➀PoH
  PoHはアリシゼーションで降って湧いたような登場と
  なってしまいました。
  プログレッシブからのこういう描写があってこそ、
  「長年の因縁の敵」という認識になると思います。
  この辺は作品の発表の流れが勿体なかったかなーって思います。

 ➁すっ飛ばしちゃった2-4層
  ・システムの穴を突いた詐欺
  ・モルテの暗躍
  など、PoHが裏で糸を引いてると思われる事件は
  いっぱい起こってるんですよね。
  美麗な映像の劇場版もいいんですけど、
  1層を2,3話かけてTVでやっていったほうが、
  視聴者もより理解しやすいかなとおもえました。

  

投稿 : 2024/06/09
閲覧 : 96
サンキュー:

11

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