えりりん908 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:今観てる
狂犬病は、たぶん一生、おさまらないっ!
最終話まで観て。
何回も何回も観返して。
それでも{netabare}「見終わった」とは思えなくて。
最終話「ロックンロールは止まらないっ」の話。
運命の絆という曲、
絶妙なさじ加減ではずすんですよ、
それでこその、メジャー離脱しながら、でもバンドの結束は昂進。
というお話につながる訳で。
たしかに聴いていて、「え?この曲でメジャーデビューなの?」って
違和感はあって。
でもいい曲ではあるんですよ。
そして、これじゃあ売れないなって感じでもある。
この感覚、この曲に取り掛かっている最中の桃香以外、トゲトゲ内ではみんな揃って「いい曲」って感じていて。
これって、三浦さんがブレーキ役できないくらいトゲトゲ好きだったのが悪い。
だって「運命の絆」、トゲトゲがバンドとして成り立っていくプロセスを歌った、
自分たちへの賛歌な訳で。
あれほどプロになることにこだわってたトモちゃんも、
売れない曲つくってちゃいけないって自己肯定できなかった桃香さんも、
みんなで陶酔しちゃってて、
その違和感が、わたしたち視聴者にはしっかり伝わってくるように仕立てられてて。
これは、プロデューサー立てなかった三浦さんの責任。
でもこれが現実のストーリー。
ここでメジャー契約を断ち切って、インディーズとして全国行脚に旅立つ彼女達を描く「アフターストーリー」=エンディングで展開されるエピソードに繋げるために、こうするしかなかったんだよねっ
最終話まで観て初めてわかる、
メジャーデビューの高揚~事務所やめてインディーズに、
そして、ダイダスの全国ツアーのポスター見て、仁菜がみんなにLINEして、私たちも全国ツアーやりましょう!ってなる流れを踏襲しなきゃだから・・・
エンドロールでの展開についても、
第11話「世界のまんなか」のについても書きたいので、{/netabare} この感想文、まだ途中なんです。
【ここからは、1~6話を配信で一気視聴してから、
7話と8話をリアタイ視聴した後の感想です】
配信で見送っていた6話分、
鑑賞前は、
これってネタアニメ?
とか思いながら何故か何かに惹かれて、
1話だけのつもりが、配信で6話までイッキ観して、
そのあとリアタイ視聴していたら、
大変なことになってしまいました!
7話観ていたら、焦点合って来て・・・
8話で、こんな激熱なストーリーになってしまうとは!
4月には観るつもりすらなかったこの作品が、
急激に「今期ナンバーONE!」になっちゃいました!!!
凄いスゴイ。ニナとモモカの全く妥協ナシのぶつかり合いがすごい!
衝突の苦味から一気に落とし込まれる慟哭
8話冒頭でいきなりモモカの高校時代のエピソード、
これをシャープな輪郭線とセルアニメみたいな作画で見せて、
そうか過去を語るのにこういう手を使うのか、
走査線走らせるとか縦横比換えて両脇を黒く潰すとかじゃなくて、
格好いいじゃない?とか思っていたら、
ニナとモモカの大衝突が!
言葉のひとつひとつが重い。辛い。
そしてお互いをリスペクトし合って大好きだからこその高い沸点。
上手いなあ。こういう風に出来る、そんな作り方あるんだ。
って、もういっぺんに作品に惚れこんでしまいました!!
何話か前に
「裸になって貰います」ってニナがモモカに告げていた、
他所行きの見せる用のハダカではない、
お互いにギリギリまで切迫したからこそ果たせる、
ホントの裸のタマシイのぶつかり合い。
この先のトゲトゲの生き様、大注目です。
{こうなっちゃってみると、大喜利みたいなCG作画こそ目くらまし?
すばる役の子のCVも「嘘の役者志望」だからこその狙った棒演技?
聞き取れない歌詞だって、ロックの圧上げ、狙ってるんだよね?
小奇麗にまとめちゃったぼっち・ざ・ろっくの、
もっとずっと、向こう側見てるよね?
と、大逆転、すべて好きになってしまっちゃってます)
以下、6話イッキ見した時点での感想+7話観て少し補正した感想文です。
8話がどれほど私に刺さったか、明明白白!
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何故手を出さないで中盤まで放っておいたかというと、
①単純にアイドルものの匂いがしたから
(アイドルアニメ苦手なんです)
②同じ時期に似たジャンルのオリジナルアニメがあるから
(同ジャンルふたつ視聴はリアタイ派としては面倒い)
③ぼっち・ざ・ろっくの柳の下の2匹目のドジョウ狙いが見え見えだから
(上述の「夜クラゲ」もいっしょなんですけどね)
それでいてなんでいまさら観ちゃったかというと、
たまたま時間が空いていて、
ちょっと1話ぐらいみてもいいかなって感じで配信覗いてしまったんですね。
そうしたらすごく、
{netabare}①作画が気色悪い
②声優さんが上手くない(特にドラムの子)
③アンチアイドルがテーマなのに歌詞が届いてこない
といった具合で、
特に作画は、3DCGのダメな見本みたいな感じで、
よくCG動画を「ヌルヌル動く」って誉め言葉で使いますけど、
これは「ヌルヌル」じゃなくて「むにょむにょ+ぶにゃっ」と動く、
22/7とかよくある大喜利CGアニメとかみたいな、
いや~な感じで、{/netabare}びっくりするほどだったんです!
{netabare}じゃあやめちゃえばいいのに、
それでも観ていたのは、主人公「ニナ」が、
引っ込み思案でマイナス思考なくせに自信家で自己主張のカタマリで、世の中や家族や環境全てを恨んでいるのに愛するものへの信念は頑固に譲れなくて、
負の感情に支配されていながら、すぐに裏返って増長したりテンション上がったり、
まあ言ってみれば、ぼっちちゃんから「超ハイスペックギャグ」を抜いた感じが面白かったからなんですね。面倒くさいヤツ見るの楽しくてw
ただ、6話まで観ても、ヌルヌルではないむにょむにょCGは気持ち悪いままです。
声優さんもなんか違和感変わりません。
歌詞も相変わらず聞き取れません。
https://www.youtube.com/watch?v=GUifkWSNx6Q
アンチアイドル標榜している割に、音楽はすごいロックって感じでもありません。
でも予定調和的にメンバーみんなが仲良くなれちゃう作品とは違って、
いつも喧嘩ばっかりしてるのとか、
みんながそれぞれに面倒くさいやつらなところとか、
ニナが自分の感情を抑えきれないときの、
トゲトゲが背中から生えてきてゾワゾワ伸びる描写とか、
なにか心のどこかに引っ掛かる、
そんな感じと、たぶん脚本がいいのだろうと思うけど、
とにかく展開が早くてあっという間に観すすめられてしまうところとか、
これはちょっと、これから楽しめるかも?
なんて、期待しちゃっています。
{/netabare}
7話放送されたんでアタマからリピートしちゃいました。
{netabare}声優さんの演技には、ドラムの子以外(笑)慣れました。というか、これでこそ「いいんだ」って感じで。特にニナは共感性上がりまくり!
謎のくにゃくにゃCGも見慣れて来ました。ただ決めポーズが大喜利アニメみたいなの踏襲しているのは、やっぱりちょっと・・・ですけど。
ぼっちの柳の下なのは変わらないけど、何か明確な主張がありそうで、とにかくメンバー同士のぶつかり合いがメインなんで、アリだろうなと感じています。
歌詞が聞き取れないのは、これがロックだから「良し!」wってことにしました。
これから終盤に向かっての展開、楽しみです(^^♪{/netabare}