くまごろう さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
くそゲーアニメが始まるよ→終わるよ→本編が始まるよ
視聴完了
全12話
ジャンル
異世界転生悪役令嬢もの
タイトル由来
主人公のこと。
設定
現代日本女子大生がゲームの世界に転生。
ゲームの世界は剣と魔法のファンタジー。
ストーリー展開
車にひかれ転生した主人公。
気が付くと自分がプレイしていたゲームの、悪役令嬢であり裏ボスであるキャラユミエらに転生していた。
ゲームではゲームの主人公アリシラと関わっていくことで闇の力に目覚めラスボスとなる設定だったので、転生したユミエラはアリシラと絡まないことで裏ボスフラグをへし折り、目立たず静かに過ごすことを決意。
一方でゲーム自体がかなりハードな仕様で、アリシラが復活する魔王を倒せない場合を想定し、ユミエラ自身がゲームの頃の知識を使い、学校の入学前にレベル99に到達する。
乙女ゲーの舞台となる学校生活が始まり、入学式。
静かに暮らす予定だったが入学式の中で、レベル測定がありレベル99であることが即バレ。
その後も開き直りレベル99ならではの能力を使い、王族と仲良くなる。また武道大会を通じ、攻略対象である3人はユミエラに負けないためレベリングに励む。
一方でその3人がアリシラの前に立って戦っていたため、アリシラのレベルは上がっていなかった。そんなある日アリシラがゲームの強制力により1人でレベリングに赴こうとしている場所にユミエラが合流し、強行レベリングを行う。
その後、ゲームの展開通り魔王が復活し、アリシラと3人の攻略対象とユミエラは、選抜部隊として魔王との戦いに向かうが、アリシラ達はレベルが不足しており、結局ユミエラがタイマンで撃破。
しかし、魔王が倒されたという状況と、その場にユミエラがいらという状況から、ラスボス戦開始とゲームの強制力が判断しアリシラがユミエラに攻撃。身代わりの護符のおかげで命拾いし、王子との愛の力で強制的にエンディングに移行。
そんな感じで魔王は倒し、ゲームとしてはハッピーエンド。
ユミエラも、派閥絡み争いで家督を手に入れており、恋仲になったパトリックと、残りの学生生活を満喫した上で、領地経営に乗り出すとのこと。とりあえずのひと段落。
感想
総評70点
良かった点
クソゲーキャラたちと主人公のギャップ、ゲームとしての設定
悪かった点
特になし
レビュー
まずタイトルにも書いたが、1話冒頭は低予算っぽい乙女ゲーアニメが始まる。演出がゴミすぎて正直このまま続いたら即ギリだなぁ、と思っていたら無事終わって本編が始まりました。良かった。
流行りのゲーム悪役令嬢転生ものに、さらに裏ボスまで加えてみました、アニメ。ごちゃごちゃするかなぁと思ったが裏ボスという設定をうまく生かしているのと、主人公の空気読めない系+サバサバ系な性格がマッチしていていい感じ。RPG系乙女ゲーで魔王を倒すことが目的なので、レベルを上げればいいじゃない、がベストアンサーなのだが、そんなことを知らないその世界の人たちには異質な存在と見られる、ことを全く気にしないで唯我独尊。こういうタイプの主人公は私は結構好きなのだが、苦手な人には合わないと思う。主人公がぼそっと言う一言がつぼ。
また、ゲームの強制力を都合のいい場面だけ発動するのもゲームっぽさがあってよかった。神様とかではなくゲームなので作った人の意図が見えて良いと思う。
これは良し悪しではないが、エンディング曲にもあるように、好きがレベチの令嬢(令嬢の取り巻きが令嬢に気に入られるためアリシアの妨害をしたりするのだが、本人にその気は無いので悪役ではない。)が結局どうなったのかは、結構好きなキャラだったのでぜひ知りたかった。
作中では親の派閥と爵位で勝手に革命派のボスみたいな感じで祭り上げられ、取り巻きはいるけど友達はおらず、取り巻きの独断で悪役令嬢のボスポジになり、最終的にアリシアに王子を取られる、という可哀想な感じなのにも関わらず、天真爛漫でポンコツキャラだったので。ぜひ誰かと幸せになってほしい。