タック二階堂 さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
CloverWorksの無駄遣い。
詳細は公式でも。
講談社『マガジンポケット』連載中の、にいさとるさん原作コミックのアニメ化作品です。制作はCloverWorks。
半分色素がない見た目の主人公、桜 遥。その見た目のコンプレックスを、喧嘩に勝つことで払拭する人生を歩んできた。そして、弱い奴は避けろ、強い奴だけかかってこい。喧嘩上等だ、と、暴力に明け暮れる風鈴高校へとやってくる。
しかし、そんな風鈴高校は今や…
というお話。
やれやれ、マガジンお得意のヤンキー暴力漫画かよ。「ビー・バップ・ハイスクール」の世界を令和でもやってんなよ、と。これはCloverWorksの無駄遣いだな、と思ったんですが…
{netabare}
なんだろう。まあ、設定の「暴力は持ち込ませない。俺達が商店街を守る“ボウフウリン”(防風林とかけてるのね)だ」というところに属することになるというのは、ちょっと面白そうな気もしています。
{/netabare}
そして、やっぱり圧巻の作画、よく動くアクション、見せ方のうまい演出。なんか、最初は薄眼で観ていたんですが、見せられちゃうんですよね。
この手のジャンルは正直、好きじゃないんですが、それでも面白そうと感じさせるだけのパワーはある作品なのかな。ここ最近のヤンキー漫画だけみても、「東リベ」「ぶっちぎり?!」よりは全然面白そうです。
しばらくは様子見しますね。
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
さてさて、やっぱCloverWorksの作画だけで観続けるのが厳しくなってきたなぁ…
なんかさ、もっとヤンキー漫画って新機軸を作れないもんかねぇ。結局はさ、街を守るボウフウリンとか言ってるけど、チーマー同士の抗争みたいな話になってるじゃん。
キャラの作り方も画一的ですよね。ボス的なポジションが不思議ちゃんキャラってのが、どっちのチームも同じって単純すぎんだろ。ふだんはフニャフニャしてるけど、ケンカになるとマジになって強いってな。いわゆる「東リベ」のマイキーみたいな。シシトウの副総長も、ある意味では似た感じのキャラよな。古いんですよ発想が。
そんでもって、タイマンを剣道の試合みたいにやるって。なんだそりゃ。まだ「東リベ」みたいに、一見すると乱戦に見えて、それぞれタイマンになってますよ、のほうが不自然だけど自然ですよ。そりゃ乱戦になると主要キャラの視点を切り替えるのも面倒だし、話がゴチャつくから避けたいのは分かりますけど…
次で判断ですかね。
冗談でCloverWorksの無駄遣いってサブタイトルにしたけど、本当にそうなりそうですね…
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
ねえねえ、早く喧嘩しようよ~的なシシトウのヘッドに連れられて、到着したのは潰れた映画館。その舞台で、5on5のタイマン勝負開始!
ロン毛は一発で相手をKO。そして、優男。相手との格の違いを見せつけ、お説教しながら翻弄します。大人になるって、どういうことだろうねぇ。僕と一緒に大人の階段を上りませんか。
もう、はいはいとしか。
ホント、ギャップが好きよね、この作者。ヘラヘラしたボウフウリンのヘッド。無邪気でキャピキャピしたシシトウのヘッド。そして今回の、優しいけど強い男…
しかも、このつまらない展開を何週引っ張る気でしょうか。まだ2組しかバトってないもんねぇ。もう2週は、このタイマン勝負で引っ張るでしょうね。
CloverWorksの鬼作画で、こうも面白くないヤンキー漫画を見せられると、やっぱり無駄遣いだったと言わざるを得ないですね。もういいや。
{/netabare}