タック二階堂 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
良いリメイクだったと思います。
詳細は公式サイト、あるいはIMAGIN版でも観てください。
2008年に1期、2009年に2期が放送された「狼と香辛料」のリメイク版です。支倉凍砂さん原作のライトノベルのアニメ化作品。制作はパッショーネ。なお、IMAGIN版で監督を務めた高橋丈夫さんが、今作では総監督を担当されます。
初回の印象は、IMAGIN版の空気感をきちんと再現しているなと。キャラデザは「最果てのパラディン」の方なので、そっちに近いかな。
ロレンスを福山潤さん、ホロを小清水亜美さんと、これまたIMAGIN版と同じキャストにしたのも好印象ですね。名作をリメイクするなら、余計な変更は不要ですからね。
これは期待できるリメイクになりそうですね。もちろん継続視聴です。
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
ここへ来てタイトル回収ですね。
なんていうか、リメイクとはいえ、パッショーネもこんな作品を創れるんですね。いや、驚いていますよ。
すごく雰囲気がいいし、単純にホロの狼パワーで無双するといった話にもならないのが凄くいい。切り札は最後に出すから切り札なわけなんですよね。
OP、EDともに楽曲も歌唱もいいですね。特にED。ClariSの明るい曲「アンダンテ」が、本作にマッチしていると感じました。
一本芯が通った名作というのは、時代が変わっても評価されるものですね。
{/netabare}
=====第13話視聴後、追記です。
{netabare}
鈍感すぎるだろ、この羊野郎。
現場からは以上です。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
かなり真面目にリメイクをしたんだろうなという印象です。それを制作したのが、“エロアニメ御用達”のパッショーネというのが、これまた意外でしたw
ストーリーも実に真面目に旅をしながら、商人であるロレンスと、故郷に帰りたい賢狼・ホロの冒険譚を描きました。で、そうなると芯となるストーリーと正面から向き合うわけですが、これに関しては当たり外れが大きかったという印象です。
往々にして、一見すると慎重で賢いロレンスが、けっこう簡単に騙されたり、罠にハマったりするんですよね。で、解決はホロの力技というのが多かったような。
落ち着いた雰囲気と、ホロの可愛さ。そういった部分では文句なしでした。うん、良いリメイクだったと思いますよ。原作勢には賛否両論だったようですが。
{/netabare}