タック二階堂 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なろう基準なら合格点以上。
詳細は略。
なろうです。まあ、流行っていた「悪役令嬢モノ」の典型といったところでしょうか。制作は「ポーション頼みで…」の寿門堂です。
まあ、ひねったつもりなのでしょうね。いったい何が始まったんだというゲームの話でスタート。その世界に転生しましたよというのですが、長えんだよ、そのネタパートが。13分半もやるなよ、そんなもん…
でまあ、なろうお約束の転生儀式。血を吸うトラックにはねられて転生した女子大生が、裏ボスの悪役令嬢になりましたよというのを、ひたすらファイルーズあいさんに説明させますよっと。あとはまあ、ひたすらレベル上げをして、入学式での魔力測定というテンプレ儀式でレベル99を出して驚かれるといういつもの。
作画もたいしたことないし、いちおう3話まで様子見しますが、極めて離脱に近い位置にいるといったところです。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
うーん…
なんでしょうね。いきなりゲーム動画から始めるひねりを加えた1話から一変。目立ちたくないとか言いながら、レベル99の実力を見せつけるという「なろう異世界」モノのお約束といった感じでした。
いやもう、ホントよくもまあ、こう同じようなテンプレを踏襲するもんですわ、なろう作品ってのは…
次で判断します。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
うん、スッキリと終わったんじゃないでしょうか。悪くない最終回でした。
おそらく、喩えに出すのは申し訳ないですが、“なろう御用達”制作会社のMAHOFILMが作ったら、こうはいかなかったと思います。確かに省力作画で低予算感バリバリなんですが、なんとか面白くしようと腐心した感じが伝わってきます。
そして、けっこう大きかったのはシリーズ構成・脚本に志茂文彦さんを確保したことでしょうか。この方は「このヒーラー、めんどくさい」とか「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」など、たいして面白くもないだろう異世界モノ原作を面白く料理して観られるものにできる人じゃないかと思います。
今期、悪役令嬢モノは2本ありましたが、あっちと違って、ちゃんと悪役令嬢だったと思います。まあ、原作由来の欠点は数え上げたらキリがないですが、それでも最終話まで観られるだけの出来に仕上げたのはお見事でした。
{/netabare}