「外科医エリーゼ(TVアニメ動画)」

総合得点
64.5
感想・評価
122
棚に入れた
339
ランキング
3692
★★★★☆ 3.2 (122)
物語
3.1
作画
3.0
声優
3.4
音楽
3.2
キャラ
3.2

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.5 作画 : 1.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

前回の人生をやり直すために奮闘する女医。

詳細は略。

yuinによる韓国のウェブ小説で、カカオページに連載されていたライトノベルのアニメ化作品です。制作は……あのMAHO FILMです。脚本は、いったい今期、何本請け負ってるのよ、な赤尾でこ氏。

話としては、異世界で処刑されたエリーゼが現実世界で高本葵に転生し、飛行機事故で命を落として再び異世界にエリーゼとして転生するというもの。ややこしやややこしや。

一瞬ね、ほんの一瞬だけ冒頭のところで「おっ、そこまで作画は悪くなさそう」と思った自分をぶん殴りたくなるほど、まあ安っぽい作画。監督は「100万の命の上に俺は立っている」「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」を担当された女性監督ですね。その2本を考えても、たいした期待はできませんが。

まあ、なんか韓国ドラマみたいな展開だなという印象ですね。面白くないことはないのですが、いかんせん画面全体から伝わるチープ感がもうね。これはもう、予算の問題だけではなく、「TVアニメはこんなもんでええやろ」って社風なのかもしれないですね。

いちおう3話までは様子見しますね。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
あいかわらず安っぽい作画のMAHO FILMクオリティ。

でも、ストーリーは存外悪くないですね。これなら継続視聴できそうな雰囲気があります。

あとED主題歌がけっこう好き。宇多田ヒカルかと思ったら、リトグリの元メンバーの方だったのですね。良き。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
あんな糸ノコみたいな器具で胸骨を切断するわけないじゃん。あれは切開のために切り口を開いておく開創器だと思うのですが…

という、今さらMAHO FILMの拙い作画にケチを付けてもしょうがないです。

肺塞栓症という見立てに、医師たちが「なるほど」と。
で、そのあとエリーゼは「肺塞栓症は、この時代の技術では診断できない」…

じゃあ、なるほどってなんだよ、なるほどって。

というツッコミも、この際なしにしましょうやw

1クールで程よい分量のエピソードをこなした印象。もちろん、細かいツッコミどころを挙げれば辞書1冊分になるとは思いますし、そもそも作画面でMAHO FILMに期待するほうが悪い。なので、「挿絵の付いたオーディオブック」ぐらいの感覚で観ると、それなりに面白く観れました。

構成も、おそらく原作を極力ジャマしない最低限のものであったと思います。ということは、まあ実写ドラマ的ではありますが、韓国ドラマの面白さをアニメにしたというところでしょう。

ただまあ、そうはいっても医学分野を題材にしているだけに、もう少し丁寧なリサーチをしても良かったんじゃないのとは思いますが。いちおう医療監修に病院の副院長先生をお願いしているようですが…

あ、そうだ。OP主題歌。
えっと、石川由依さんの歌ですが、滑舌が良いし音程も(補正含め)完璧。なのに、なんという面白みのない歌になっているんだろうと。「ビリーバー」って感じ。

わかりやすくいえば、ボカロ曲。音階を完璧になぞっているので、しゃくりとかこぶしとかタメといったものが一切ない。楽譜をそのまま歌っている感じ。もちろん、曲がベッタベタなアニソンというのもありますが、なんていうか、思わず笑ってしまうような(バカっぽい)歌だったのが残念でしたね。LiSAさんあたりが歌ったら違ったのかな、いや曲がこれだからどうなんだろうな…

話をシンプルに整理して、見せることろをしっかり見せたという点で評価できるかなと。もしかすると、これまでのMAHO FILM作品で一番出来が良かったかもしれないですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/03/28
閲覧 : 166
サンキュー:

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