徳寿丸 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今の時代らしさ?
原作未読(2022.2)
この作品の前に「チェンソーマン」を視聴してたんだけど、個人的にはあちらは結局MAPPAさんの作画以外観るべきものがなかったなという印象(それじゃあ、アニメって作画さえ良ければ面白いのか?というとそんなわけないだろ)っていう事を如実に改めて認識させられたのがこちらの作品。
こちらはすっきりしたきらら系のキャラデながら動きは滑らかで細かい。このキャラデならそこまで動いてなくても誤魔化せるし必要もない可能性もあるのにここまで拘ってますよと静かに主張している。「CloverWorks」さん、何が大事なのかわかってらっしゃる(何様だよ)。
仮にこの作品がそこまで動かなくても、主人公を通して今の時代、誰もが少なからず抱く、疎外感や圧迫感、閉塞感、承認欲求、将来への不安等、人によっては強い親近感、また多少の共感、或いは自分はこれに比べたらマシだなという優越感や同情といった観る人すべてが何らかの感情移入が可能な作品として高目の評価得ただろう。翻って「チェンソーマン」はどうだろう?原作ファンですら置いてけぼりでは原作知らない人に作品全体として評価等されるわけがない。この辺りは監督さんはじめMAPPAさんは反省してもらいたい(何様だよ!)
さて、この作品の主人公は自分が大嫌いなきらら系女子バンドのとある主人公(練習しない天才)の対極ともいえる立ち位置で非常に応援したくなります(まぁ付き合うのはくっそ面倒くさそうですが・・・笑)
私のツボ:ヤムチャはやめたれ