ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
夏時間連打
2年ぶりに帰ってきた話
1話見ればわかると思うんですけど、ひぐらしとリゼロのコラボレーション、みたいな?
頭蓋が割れたり腕がもげたり目がえぐれたり、ほんのちょっとだけグロいですが、特段気にする必要は無いでしょう。
さて私はジャンプ作品というだけで舐めきっていたのですが、普通に作品として成り立っていると思います()
全体的に続きが気になる終わり方とインパクトのある描写の強調などが目立ち、模範的な作品、と言えるかも知れません。
ですが個人的にはそこまで面白いとは感じませんでした。どこかで見たことあるような要素とお決まりの展開。
もちろんパクリだと言うつもりはありません。作者が面白いと感じた物がたまたま私が他作品に抱いている印象と一致したというだけなのでしょう。
しかし、やはりどこかで見たようなものであることに間違いはありません。もし私と同じ感性をしているなら恐らく同じことを思うでしょう「あれ、これどっかで...」
とはいえ展開として不足な箇所は無いのでアニメとか全然見ないよ〜という方にとっては面白い作品となるかもしれません。
全体的によく出来ていると思います
ストーリー
{netabare}
上京した主人公(慎平)は幼なじみ(潮)の葬儀の為に帰省する。なんやかんやあってドッペルゲンガー(影)の存在を知る。直後ウシオの妹(澪)の影に殺されるが死に戻る。繰り返す中、祭りの日に死んだはずのウシオがいた。影のウシオは自身を影と認識しておらず、その日影による大量虐殺が起きた。ウシオと死に戻った主人公は小説家(ひづる)と猟師(根津)の協力の元立ち向かうが、親玉(ハイネ)と幹部(シデ)に敗北。その際主人公の親友(窓)の妹(朱鷺子)が父親の命令により島の人間を定期的にハイネにあげていたことが判明。さらに繰り返す中でシデは島の神宮(雁来)であることが判明しウシオが殺される。ハイネによりひづるが殺され、半影である弟(竜之介)が主人公に託される。潮を復活させた主人公はハイネの元へ行くがハイネを仕留め損ね、シデにより影世界で戦闘。最後の力でシデを殺害、ハイネの元となる影そのものを歴史から排除し歴史を変えるが、夏祭り2人だけが思い出した。
なが。さすが25話と行ったところ。見所満載で非常に良いストーリーです。
ただリゼロ、ひぐらしの要素で展開としては刻刻。なんかみたことあるなぁ、というのが最終的な感想。
変わった過去の記憶を一部の人間だけが思い出す、というのはよくある終わり方ですし、不安を一切排除し完全なハッピーエンドにする、という王道たるパターンも踏襲して、よく言えば外れない。悪くいうなら今更面白がるものでもない。
まぁリゼロやひぐらしを見たとしても刻刻を見た人は(前2作品と比べ)少ないですから、私の友達が「いやリゼロとかひぐらしっぽいのは分かるよ?でも話の内容は全く新しいものだから」と豪語するのも分からなくもないのです。
なので評価される理由もわかり、良い作品であることには間違いはないのですが、個人的にはそこまで評価出来ない、という感じ。
話は打って変わって、朱鷺子ちゃん好きです。見た目でグッと来ましたが、決め手は夏祭りの時の「こんなことのために手を汚してきたんじゃない」ですね。あの一言で朱鷺子ちゃんの奥深さが完璧に表現出来ていると思います。
竜之介と朝子が夫婦になるのも少しビックリしましたが、その娘にハイネとシオリちゃんがいるのはビックリしました。父親違くても娘は同じなんですかね。
影が頭を刺してるの凄く良いと思いました。背中を切ってワンチャン生き延びさせる可能性を残すのではなく、頭にグサッと一刺し。合理的かつ読者(視聴者)に映像としてのトラウマ印象を少なくとも植え付ける、非常に優秀なシーンですね。
{/netabare}