ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ギターヒーロー→完熟マンゴー→結束バンドのギタリスト
コミュ障の後藤ひとり。
ある日、伊地知虹夏に声をかけられて、臨時のバンドメンバーになる。
後藤は結束バンドの一員となった。
後藤ひとり。
あだ名は、ぼっちちゃん。
愛情が無かったら、ただの悪口ですね。
しかし、これ以上は無い、というくらいにピッタリと当てはまります。
だんだん、ぼっちちゃんの才能が認められて、交友関係が大きくなるのですが。
原作は4コマ漫画。
なので、作中にはクスッと笑える箇所も多いです。
主にぼっちちゃんがボケ役なのですが、当人としては意識していないんだろうなぁ。
しかし、アニメ版では4コマ原作の解釈の仕方が凄い。
例えば、承認欲求モンスターはオチの1コマですが、アニメではイキイキと描かれています。
CloverWorks恐るべし。
ぼっちちゃんは、普通のコミュ障ではありません。
かなり重症のコミュ障です。
しかし、結束バンドに加入してから、だんだんと生活に変化が。
一人で活動していたギターヒーローから完熟マンゴーに変身。
さらに、完熟マンゴーから結束バンドの一員と成長しています。
江ノ島回のような日常パートでは、ぼっちちゃんの小ボケ・中ボケ・大ボケが炸裂しますが、
それは、ぼっちちゃんの1つの側面。
それだけで終わらないのが、本作品の魅力ですね。
特筆すべきは演奏シーン。
5話・8話・12話に結束バンドの演奏シーンがあります。
その演奏シーンで、ぼっちちゃんは覚醒します。
さすが、毎日6時間の練習の結果は伊達じゃない。
アドリブのギターソロやボトルネック奏法はカッコ良かったです。
『ぼっち・ざ・ろっく』は、後藤ひとりが結束バンドのメンバーとして成長していく物語。
結束バンドは台風にも負けずに活動します。
ぼっちちゃんのコミュ障は改善されるのか。
結束バンドは、売れるのか。
全部、ぼっちちゃんの双肩にかかっていると言ったら、
ぼっちちゃんは重い責任によって消滅してしまうかもしれませんが。
これからも、ぼっちちゃんのロックが見たくなるような内容でした。