白毛和牛 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
現時点におけるガールズバンドアニメ最高傑作
この作品は2022秋アニメにおいて彗星のごとく現れて一気に人気作として駆け上がって来ましたが、
まあ最初はきらら原作のガールズバンド作品といえば「けいおん!」と似てると言われたけど
でも実際に観ると「けいおん!」とは全然似てなくガールズバンドというジャンル以外で
「けいおん!」との共通項はあまり無いかなと思います。
まずは本作で面白かったのは主人公であるぼっちちゃんのキャラクターがとにかく笑えて
特にぼっちちゃんがネガティブの塊ゆえに奇行に走る所がギャグとして笑えますが、
ただ本作に関しては単にぼっちちゃんの奇行を笑うだけの作品というだけでなく
ぼっちちゃんの成長譚としても非常に面白いストーリーになっており、
ストーリーが進む毎にぼっちちゃんの成長が明確に見られますけど
この辺りにおけるぼっちちゃんの成長を丁寧に描いて来た点が非常に好感が持てましたね。
それとぼっちちゃん以外のサブヒロインも魅力的なキャラが多かったですが、
その中でも特に際立ったのが喜多ちゃんで喜多ちゃんに付いてはぼっちちゃんとは色んな意味で対極に位置するキャラだけど、
そんな喜多ちゃんとぼっちちゃんの絡みが個人的には非常に楽しめたと思いながら、
また喜多ちゃんに付いて言えば演奏技術は完全な素人だったけど、
でもぼっちちゃんの教わりながら最終話における文化祭のライブでは
ぼっちちゃんの事をフォロー出来るぐらいにまで成長してたのが素晴らしかったですね。
後は本作といえば楽曲全般が本当に素晴らしい曲ばかりですが、
その中でも秀逸なのが最終話の文化祭ライブ2曲目の「星座になれたら」で、
この「星座になれたら」のライブシーンは本作のクライマックスを盛り上げるに相応しい感じで
「星座になれたら」のライブシーンは正にアニメ史に残る名場面といっても過言じゃなかったです。
この作品に付いては現時点においてガールバンドアニメとしては最高傑作だと思います。
【評価】
100点・S級