テナ さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
思わず応援したくなる主人公
実は2022年10月スタート作品の続編作品を除いた新規枠は個人的に刺さる作品が少なくて……
けど、その中で1番最初に面白いと感じたのがこちらの作品です。
きらら作品でバンド作品となると「けいおん」を思い出す人も多いのではないでしょうか?
こちらも、バンド作品なんですが「けいおん」とは違った面白い作品ではないでしょうか?
キャラも可愛いですね。
これはキララ作品は全てのキャラにいえますが、これは主人公のボッチが特に可愛いです。
彼女はビビりで恥ずかしがりやでコミュ力が低いです。
けど、反応がプルプルしてて良い味だしてるしたまに見せる顔芸も中々に可愛w
ざっくり書いた様な1歩間違えたら作画崩壊的な顔芸や動きも愛嬌があり、直ぐに心が歪んでダンボールやコミ箱に引きこもったりの反応も可愛w
彼女だから許される彼女の可愛い武器ですね。
ただ、ボッチは少し暗い女の子です。
他のキャラ明るくて楽しいキャラが沢山出てきますが、ボッチがとにかく暗いしネガティブ……
けど、ぼっちって多分、ハブられてる訳じゃなくて前向きに自分から踏み出せば友達を沢山作れる気がするんですよね。
クラスメイトのバンドの話に割り込もうとした時に、ぼっちが話しかけてきてクラスメイトは凄く嬉しそうな顔してたからw
何事もネガティブだけど無理だ無理だと言いながらも何事にも精一杯頑張る女の子です。
後は不意に気持ちが演奏中にスイッチするシーンがカッコイイ女の子です。
まっ、ぼっちの性格はそんな感じで、私は全然好きだけど、暗いキャラやネガティブなキャラが好きになれない人はもしかしたら合わないかもしれません。
けど、楽しいし作品で、ボッチのネガティブが良い味だしてストーリーもマッチしてるし、なによりボッチはネガティブだけど、そんな自分を変えようとする姿やアルバイトやライブやコミニケーションや文化祭のメイドを頑張ろうとする姿が応援したくなります。
最初は逃げるんですが、何だかんだで気絶したり脅えたり、辛そうだったりするんですが、それでもしっかり向き合ってやり遂げるのが彼女の魅力です。
そんな彼女がライブに参加する事になりバンドを組むことになります。
バンドでは初めての仲間、初めての作詞、初めてのライブ出場テスト、初めてのチケットノルマ、初めての土壌ライブなど沢山の出来事を経験します。
その度に後ろ向きになる、ぼっち。
苦手な事は無理にする必要はないと思う。
けど、ぼっちって苦手な事へのチャレンジを頑張る女の子で苦手な事でもなんとかしようと頑張る姿を見てると少し応援したくなるんですよね。
苦手な事にチャレンジする事って凄く勇気が必要だと思うし結果なんか抜きにしても、向き合おうとする事で得られるものは、きっとあるはずだからです。
だから、ぼっちがビビりながらも向き合おうとする姿勢はカッコ良さがあるかな?
きっと結束バンドが本当に好きだから、自分の為だけじゃなく仲間の為に頑張れる子なんだと思います。
この作品の面白さはライブハウスの仕組みとかも少し紹介されていて中々面白く学びがあるのもポイントです。
で、数多くのバンドアニメって演奏する側の目線が多い気がするんです。
けど、こちらの作品は、ぼっちがライブハウスでバイトをするって所をお客さんとしての目線で感じた事を見せてくれるシーンもあり少し新鮮でしたね。
ちょっと、ぼっちって共感出来るw
私もネガティブな面があるのでꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ
共感できる部分は確かにありますw
後、バイトに行きたくないぼっちが風邪を引こうと氷風呂に浸かり扇風機を浴びてましたが、私も小学生の時に次の日に居残りを掛けた小テストをするか何かで嫌で風邪を引こうと頑張った事がありましたが、これって全然風邪引かないんですよねw
なんか思い出しましたw
夏休みの話は……夏休みって特別感あるし学生卒業したら、夏休みって40日近くあるし40日有れば何か出来るとか凄く膨大な時間に感じるのですが……実際学生の頃ってそんな特別な事なかった様な……
ただ、妹にお姉ちゃんの生態日記を書かれるのは嫌だなぁ(*꒪꒫꒪)
ぼっちは多分、バンド仲間が出来たから遊びに誘ってもらえるって思って特別な夏休みを期待してたんでしょうね。
だからバグった……
多分、キタちゃんの様に毎日友達やバンドで予定がある方が珍しいですよね。
流石に毎日は中々ないよ普通に。
多分、多くの人ががリョウやニジカくらいの夏休みだと思うのですが、世間一般ではどうでしょうか?
さて、夏休みラストに遊びに行く話はよかったですね。
ただ、トンビイベントは可哀想……アレ多分鳥じゃないよ……ボッチちゃんアスファルトにめり込まされてたし……可哀想……
でも、特別な夏休みになったみたいでよかったですね。
最後は筋肉痛……まっ、アスファルト破壊するくらいに鳥にボコられたからでしょうか……
文化祭ライブいいですね!
私も文化祭は凄く好きなイベントです。
ただ、文化祭ステージには立ったことは無いです。
友達にバンドを組もうと誘われて……私含めた全員が楽器何一つ出来ずに一瞬でその話が無くなった思い出があります。
さて、ぼっち達のライブは…
大成功でしたね。
途中、弦が切れてしまうトラブルがあり引き続ける彼女はかっこよかったですね。
あと、ぼっちが観客に胴上げ?って言うのかな?して貰いたくて、客席にダイブして床にクリティカルヒットするシーンはギャグにも見えますが、私には彼女の成長に見えました。
テンパってダイブしたんだろうけど……
普段なら気を失うかダッシュで逃げたと思うけど、自ら客席に飛び込んだ。
勿論、憧れとかもあるんだろうけどコミュ障のぼっちが人の中に飛び込むってのは本当に凄い事で、結果地べたにヒットして終わるけど、バンド仲間と出会ってライブを沢山の人に聞いてもらいギターを通じて沢山の人に出会って、そうして苦手な事にチャレンジし続けた彼女の無意識の成長なのではないかな?と思いました。
バンド作品ですが、私は、ぼっちを見てると「私も頑張らないとなぁ〜」って少し思わされるシーンが多かったです。
音楽も良かったし、中々面白い作品です。