CiRk さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
今期一クオリティの高い作品だった。
{netabare}
きらら作品x本気のCloverWorks
話も面白かったし、作画も演出も良かったし完璧な作品だった。
序盤は人との会話もまともにできない、それどころか人前に立つことすらできない陰キャ主人公のぼっちちゃんの日常を映してのスタート。
奇行を繰り返す等ギャグ的なキャラ付けが混じりつつも、高校デビュー失敗や誰からも話しかけない状況、自分からの会話の切り出しの難しさなど、しっかりとした陰キャ的な描写も多い。
その時点から12話かけてぼっちちゃんの成長を描いた話。
最初は虹夏筆頭に他の結束バンドメンバーともまともに喋れない状態から、結束バンドの活動を通じて仲、名の通り結束力が深まっていき段々と場に馴染んでいく。
奇行を繰り返しているのは1話から最終回まで一切変わらないどころか終盤さらに酷くなってた気がするけど(笑)、冷静に考えると少なくとも中盤では結束バンドの人たちとはまとも(?)に喋れるようになっている時点で序盤からの成長は感じられるし、ライブを人前で行えているという事実だけでもそう。
身内だけでの演奏、そこから小規模なライブ、路上、そして文化祭と段階を踏んで大勢の前でのライブと王道的にだんだんと規模の大きなステージでの成功が成し遂げられており、youtubeで名を隠しての活動しかできていなかったぼっちちゃんの成長を感じられる。
ギターヒーローの更新頻度が減っている事実からも、段々と一人での演奏よりも4人での演奏の方にぼっちちゃんが重きを置くようになっているのも分かる。
結束バンドの雰囲気も好き。
現状ぼっちちゃんを他の3人がカバーするのが主な物語になってしまっている気がするけど、虹夏が実はぼっちちゃんに支えられている話があったり、
8話のライブ回ではぼっちちゃんが先陣を切って他のメンバーを活気づける等、時にはぼっちちゃんが他のメンバーを支えていることもあり、結束バンドにとってぼっちちゃんはただのお荷物ではなく立派なメンバー。
誰一人として不要なメンバーはいないバンド。
最終回のライブで喜多ちゃんがアドリブでぼっちちゃんのカバーに入るのはこれでこそ「結束」バンドだなと思った。
回を増すごとにバンドの結束力が深まっていっている感じがいい。
ここまで長々と堅いことばかり書いたけど、この作品の一番の面白さは何と言ってもギャグ、そして日常回。
日常回はきらら作品のテンプレに則っているので、ある程度の面白さは保証されているけど、その上でこの作品は制作陣の遊び心ある演出や表現がその面白さをさらに昇華できていていい。
きららアニメとは思えないような顔芸や、パロディネタ、謎の3DやCGなどが頻繁に挟まれ、見ていて退屈しない。
萌えアニメと言うよりギャグアニメ寄りのノリが多い。
一歩間違えれば原作レイプになるんだろうけど、こういうノリが固よりどこか頭のネジが抜けているぼっちちゃんのキャラにもはまっていて、作品にぴったりと合っているから違和感がない。
ぼっちちゃんが制作陣に好き放題されている感じが面白かった。
こういう遊び心ある演出を面白いと思えるのは、作品に対する気合の入りようで原作への愛を感じられることもあってかな?
基本的に全話素晴らしかったけど、最終話文化祭ライブのオチ...。
原作途中だから仕方ないにしても正直かなり物足りなかった。
ライブは8話の方が良かったし、中途半端な文化祭失敗エンドなのもなんとも。文化祭後に反省会やるならわかるけど、通常の日常回的な話なのもちょっと残念。
その辺は2期に期待かな?
売れてるしまさか続編やらないてことなんてないだろうし。
演出や表現が素晴らしいのはギャグの部分だけではなく、ぼっちちゃんの心境に合わせた明暗による対比表現等が至る所に使用されており、作り込みが伝わってくる。
露骨な対比表現に関しては分かったけど、自分が気づいてないところでもまだまだそういった表現は沢山ありそう。
同じ話を2周して気づいた表現も多い。
視聴するたびに新たな発見があるのは名作の証でもある気がする。
作画に関しては言うまでもなくいい。特に8話のライブ。
正確な位置が抑えられているギター、キャラの派手な動き、音響によるグラスの振動等細かな部分まで作画が完璧。
ぼっちちゃんの演技もいかにも陰キャのようで光っていたと思います。
曲は正直そんなにはまらなかったけど(小声)、ギターと孤独と蒼い惑星に関しては何回も聞いてます。
一番好きなキャラは喜多ちゃん。
きらら作品にこれほど力入れて貰えるのがすごくうれしかった。
これを機にきらら作品また増えないかな。
きららが最近ないのは単純な弾不足が原因な気もするけど。
↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆10
先生がいるならぼっちじゃない。高校デビュー 言葉遣い汚い。
コメントついてるのは結構伸びてる証。
そんな曲流したらそりゃ距離置かれそうw 何だその声w
普通に伸びてて草。一気にアニメっぽいキャラがw ぼっち要素終了!
卑屈すぎだろw アクアトープかよ。終わるなw
EDちょい流しとか言うありそうでなかったネタ
作画いいなやっぱり。さっき流そうとしたED流して
2話 ☆9
そこで待ってたら余計不審者みたいじゃん。
ぼっちとひとり好きで差があるのは分かる。ニート思考。
男ライブあるのね。落ち着きのない主人公好き。
3話 ☆10
陰キャでは無いな。顔芸多くね? 元メンバー絶対結束バンド。
草。赤の子一番かわいい応援してる
4話 ☆9
ただの痛いやつで草。言うほど良さげな壁か?
夜に取った方が良さそう。怖い。きららジャンプしろ
Hey大将やってる奴見たことないわ。
リア充にぼっちの曲歌わせるって陰キャへの煽りかよ。
陰キャっぽい笑い方。
5話 ☆8
ぼっちちゃん好き放題されすぎ。この曲一番好き。ナイスダム
お前を見ているぞ。
6話 ☆10
前回のあらすじ助かる。家では喋れる。ダメな大人。
持ってないやんけ!w 作画すごい。今回1番好きだわ。
7話 ☆9
ほぼ実写じゃん。なんだそのテンションw いい加減そのメガネ外せ。
謎ハニワ。別アニメ始まった。てか、体育祭じゃないだろw
そんなトラウマなんか。CM跨ぐぐらいw
カノカリかよ。友達寝盗られた。青春映画そんなあかんか?
ヘビメタやってる男が着てそうな服 意識高い映画とかで流れそうな曲
普通なTシャツだ。てるてる坊主作って何になんねん。
8話 ☆9
てるてる坊主でどうにかなるわけないだろ! モブ可愛い。
作画さすがだわ 。3曲目はなし。
作画だけじゃなくて最後の方話もちゃんと良かったな。
けどそれだけで夢諦めるのか姉ちゃん。最終回かな?
9話 ☆9
科学番組だったか。夏休みの課題終わってなさそう。
DIYはみんな頭いいのに。この想像力何か他に活かせないのか。
謎の液体。歩こうよ。キターン好き。
喜多ちゃんちょっと可哀想。たこせんの作画が無駄にリアル。
ヤムチャしやがって…。水着回に走らなかったの印象いいわ。
10話 ☆10
文化祭他校の生徒も出られるの? ぼっちちゃん化した虹夏。
おっさんかよ。金返してもらえるんだw 分かってたんか。
最後良かったな。表面上は嫌がってるけど、本心は最初の妄想にも現れてるわけだし。
ボッチちゃんの今後のためにもなるし、的確な行動をとる喜多ちゃん好き。
11話 ☆8
ゴミ箱に居そう。まるで実写のような神作画。男だ!
これが陽キャパワーか。ぼっちちゃんいる?
他校勢に乗っ取られてて草。ライブシーンカット。ここで終わりか。
12話 ☆3
神クズ式の最終回? 妄想オチだよな? ライブ失敗エンドかよww
正直文化祭成功エンドで良かった…。
反省会で終わるならまだしも、ギター購入って。
最終回が1番微妙だった感ある。
曲評価(好み)
OP「青春コンプレックス」☆6.5
ED「Distortion!!」☆7
ED2「カラカラ」☆5
ED3「なにが悪い」 ☆7
12話ED「転がる岩、君に朝が降る」 ☆6
2話挿入曲「8月を指折り数える君と町で出逢える確率について」☆6.5
5話挿入曲「ギターと孤独と蒼い惑星」☆9
8話挿入曲「あのバンド」☆5.5
10話挿入曲「ワタシダケユウレイ」☆5
12話挿入曲「忘れてやらない」☆7.5
12話挿入曲「星座になれたら」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}