「ようこそ実力至上主義の教室へ 2期(TVアニメ動画)」

総合得点
73.7
感想・評価
375
棚に入れた
1415
ランキング
986
★★★★☆ 3.6 (375)
物語
3.6
作画
3.4
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

シナリオライターの力量をまざまざと見せつけられた

「おいお前1期ぼろかすに貶した上に
スマホ太朗以下とのたまったよな?
なんで2期見てるんだよ!アンチのくせに」

と原作ファンの熱い罵倒と叱責が聞こえているが
しょうがないじゃんこのしょうもないのを3期まで製作すると
原作サイドが喧嘩を売ってきたんだよ(当て付け)

それに1期の評価レビュー高いし
頭脳戦()にしびれた方も一定数いるわけで
私の見方がダメだったのかもしれない

だから改めて評価したいと思った

2期の数字は作画崩壊とキャスト名間違えた
仕事以前の問題で爆下げ状態なわけだが
私は1期よりポイントが倍増しているw

それは今回のシリーズ構成風埜隼人氏が
この作品の魅力を理解し完全に引き出したことに他ならない

主人公綾小路は前作で大物感皆無と書いたが
態度や表情がめんどくさそうな感じなのに
急に他のやつ押し退けても勝ち抜くと言い出す有様

シナリオライターが適当に書いているようにしか見えなかった

しかし今回は最初の船上試験から能動的に暗躍しているし
表情もホワイトルームで苛烈な競争をしていたから
出すことすら理解できないという事をきちんと見せている

最終回も彼なりに感情を持てるのかと自問自答するのは
直前まで手駒としての価値を図っていた裏返し
中々芸が細かくて心憎い

原作に対する評価は前作同様で
各キャラの動機付けも稚拙だし試験内容も微妙

そんな原作を風埜氏は視点を変える事で
ガラッと作品の空気感を変えた

まず学校という閉鎖的な空間で
生徒たちは血みどろな戦いをして特権を得ようとしている

その様子を表現するために狂気という部分を強調した
特に意識していたのは綾小路、龍園、櫛田の3人

ぶっちゃけて言えば櫛田って単なる喪女なんだけど
自己承認欲求に取り憑かれた狂気を見せる事で
怨念から堀北を敵視していると言う構図を作ったし

前作では闇雲に喧嘩ふっかけていた龍園も
執念深い狂気を存分に見せつけることにより

12話で綾小路にボコられるのが
見ている人間にとって爽快感となってくる

綾小路は軽井沢を手駒にするために
わざとC組の女子たちを使っていじめさせる胸糞展開の時点で
狂気という部分を大いに感じることができ

龍園をボコった際にいうセリフ
「こんな単純作業で感情が動くわけねぇだろ」は
ダークヒーローの立ち位置を十分に見せつけた

3期も引き続き担当してくれるのなら
相当期待できるシナリオにはなると思う

余談

今回の作画崩壊の原因は私と同じ感覚だったのか
泥舟からさっさと逃げ出したダブル総監督様のせいだと思う

そりゃ演出経験少ない人が
大作の監督やらされたらこんな失敗しちゃうよ
来年の今頃は5ちゃんでスレ立て職人になってるかもな(*´∀`*)

投稿 : 2022/09/27
閲覧 : 144
サンキュー:

10

ようこそ実力至上主義の教室へ 2期のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
ようこそ実力至上主義の教室へ 2期のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

Bハウスが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ