テナ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
なんか気持ちの解る作品
人気作品で内容は知らなくてもタイトルくらいは聞いた事ある作品ではないでしょうか?
実は、この作品は実に共感を持てるキャラがいます。
「涼宮ハルヒ」ですね。
簡単に物語を紹介すると
ハルヒには無自覚に世界を変革させる力があり、未来人、超能力者、宇宙人を無意識に集めてしまい。
無意識に変革されそうな世界の修復やバランス調整をしていくって話ですね。
ハルヒの考え方は少し子供の頃の私に似ています。
とは言っても!私は文芸部の部室を乗っ取ったり、先輩を捕まえてバニーガール姿でビラ配りをしたり、PCを強奪したり、グラウンドに謎の地上絵を書いたりしてませんからねw
ホントですからねw
ハルヒが朝倉涼子のマンションを訪れた帰りに野球の観客の話で何故自分が特別な人間ではないのか、と話すシーンあたりが凄く共感しました。
恥ずかしながら私も子供の頃は自分が特別だと思っていました。
もしかしたら私は何かの物語の主人公ではないのだらうか?とか考えてた頃もありました。
後は、面白い事は待っていても起きない。
これも共感ですね。
何事に置いてもですが、動かなければ何も起きません。
行動するから道は開ける。
ハルヒがまさにそうですが、ハルヒも立ち止まる事は一切なく行動し続けている。
行動を起こす事は大切ですね。
これだけの人類が入れば中には楽しく面白い事に直面している人がいるかも知れない。
これは私も考えた事があります。
勿論、楽しくとか面白くは幅広いですが、日常ではなく非日常であり現実離れしたって方に限定してですけどね。
例えば、異世界に飛ばされる、宇宙人に出会う、未来人に未来を見せてもらう、等などでしょうか?
そうした出来事を私も体験したいなぁ〜と思った事もあります。
結構、妄想の中では、異世界で旅をしたり、もしかしたらいきなり現実世界で何かの特別な力が目覚めるのではないか?
学校にテロリストやゾンビの集団がやってきて生き残る為に戦う日が来るのではないかとか考えてた事はあります。
恥ずかしい(/// ^///)
逆も、勿論です。
例えば、隣を歩く友達は実は夜な夜な何かと戦っていたり、実は私が生きてきた時間の中で1回くらいは知らず知らずの内に時間が停止していた事があったんじゃないか?と考えていた事もありましたね。
恥ずかしい(/// ^///)
だから、ハルヒの特別なのが自分じゃないのは何故?って疑問も少し解ります。
ハルヒは宇宙人や未来人や超能力者と遊びたいそうなんですよね。
その夢は実は叶っています。
でも、本人は気づいていないのです。
そんな事は有り得ない、居るわけがない。
そう思い込んでいるから
キョンがハルヒに真実を話した時に完全否定でしたね。
当然ですよね。
でも、それでいいのです。
多分、世の中そんなもんなんです。
もしも、本当に未来人、超能力者、異世界人、宇宙人が周りにいたとしても気づかないまま生活している。
でも、もしかしたら周りにそんな人達がいたかも知れない、そう考えたら少しロマンチックではないでしょうか?
ハルヒを語る上で欠かせないのは「キョン」
ですね。
キョンはクラスの人間ですがハルヒが唯一1番気にかけた存在です。
私は学生時代にこの作品を見てキョンが1番不思議キャラでした。
本名も解らない…誰もがキョンと呼ぶ…
長門、朝比奈、小泉はキョンには正体を打ち明けるわ、ハルヒには気に入られるわ、不思議な体験には必ず巻き込まれるキョン
私は学生時代にキョンは異世界人なのではないか?と考えました。
ハルヒの自己紹介には異世界人があるのにハルヒは唯一異世界人を見つけられてないからです。
更に、キョンは朝比奈に連れられて過去に飛んでは帰れなくなったり世界線やらポンポン移動してたりするからそう考えてました。
しかし、最近、久しぶりに視聴して見て思うのはキョンもハルヒの自己紹介に完全に引っかかっている気がしました。
ハルヒの自己紹介
「ただの人間には興味がありません、この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら今すぐ私の所へきなさい」
実は、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者に目が行きがちですが、実はこの順番はハルヒが見つけだした順番が明記されてる気がします。
SOS団の結成のキッカケはキョンです。
つまり、キョンは最初の自己紹介文の「ただの人間には興味がありません」がキョンですね。
キョンはただの人間ではありません。
ただの人間は宇宙人や未来人や超能力者から正体を教えられて巻き込まれたりしないからです。
更にハルヒはキョンに合うまでSOS団を作る発想はなかったからです。
球場の話しでハルヒは自分がちっぽけな存在だと認識させられた。
どこにでもいるただの人間だと認識させられたと話していました。
つまり、ハルヒは普通の人間であり、キョンは普通の人間では発想出来ない提案をしてくる。
キョンがアイディアを提案するとハルヒが「それだわ!」と採用するのも自分が想像しなかった事柄が多いからでしょうか?
異世界にハルヒとキョンが閉じ込められた時に戻れたのは、キョンの言葉があったからです。
何故、キョンだけハルヒは無意識にキョンだけ連れて行ったのか、普通の人間じゃないからです。
長門達は宇宙人やら未来人やらですが、ハルヒからすれば、ただの人間、キョンはやはりそのただの人間には収まらない枠であり、自分の発想にない物をキョンに感じているからでしょう。
キョンが朝比奈とイチャイチャするのが気に入らないのはキョンと言う普通の人間じゃない存在を奪われたくなかったからだと思いました。
「世界は確実に面白い方向に変わってきてたんだ」ってセリフも普通の人間なら一蹴されてますが、普通の人間ではないキョンだからハルヒに響いた。
更に、最後のキスは……
多分あのキスから多分ハルヒは無意識だけど少しキョンに恋愛感を感じてるのかな?と思いました。
無意識ってのはハルヒは面白い事は待っていても起きないのを知ってるから、確信したなら多分自ら動くだろうし。
あぁ、そうだ。
後、ハルヒの目的は、宇宙人、未来人、超能力者達と遊ぶ事……
でも、彼女は知っている。
遊べたとしても、別れがくる事を。
その後は虚しい寂しい、でも、キョンが隣にいたら、その楽しかった思い出をずっと語っていける。
彼女はそんな相手が欲しかったのかな?って
さて……
ただの人間には→キョン
宇宙人→長門
未来人→朝比奈
異世界人→???
超能力者→小泉
だとしたら、ハルヒの自己紹介順に登場しているキャラ達……
異世界人は朝比奈登場から小泉登場までの間にハルヒと接触した人物となりそうですね。
と、まぁ、ハルヒに共感出来る部分とキョンについては少し考えてみました。
人気作品だし見てる方が殆どだと思うので物語は深く入り込まず。
妄想交えた私の考えを書き足してみました。