oneandonly さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
物語全体を見て評価したい作品
世界観:7
ストーリー:7
リアリティ:6
キャラクター:6
情感:5
合計:31
<あらすじ>
幾多の死を繰り返しながら、ついに白鯨の討伐を成功に導き、暗躍する魔女教大罪司教「怠惰」担当ペテルギウス・ロマネコンティを打ち破ったスバル。辛い決別を乗り越え、ようやく最愛の少女・エミリアとの再会を果たしたのも束の間、スバルはこの世界からレムの存在が消え去ってしまっていることを知る。死のループの中で白鯨に襲われたときに起きた《存在の消失》。白鯨を倒した今、起こり得るはずのない事態がスバルたちを襲う。
(公式サイトより)
1期では後半のクールで評価を下げてしまっていたので、ストレートな感想としては思ったより楽しめたという感じでしょうか。
{netabare}面白いと思ったのは、強欲の魔女・エキドナの存在と、再びスバルを襲う死に戻り地獄、ロズワール卿が実はヒール役かもしれない(スバルの特殊能力を知っているものの、その発動条件は知らない)といった要素が複合的に絡んで進むストーリーが大きかったのかなと思います。
レムが寝たきりとなり、その存在を忘れ去られていますが、その分、エミリアやラムに活躍の場が与えられており、バランスが取れていました。
夢の中とは言え、スバルの両親が登場し、スバルとの心の交流が描かれたこと、オットーとスバルの友人関係の発展も良かったですね。
一方で、ガーフィールの獣化や兎の出現で、無理やりにでもバッドエンドに仕立てるあたりは、どうやっても救えないまゆしぃみたいで、どうかなと思いました。
また、中途半端なところで終わってしまったのと、聖域や、たくさん登場してきた魔女の存在のこの世界における背景など、消化しきれていない箇所が多かったことで、視聴時よりも若干評価を下げています。
話としては面白いけど、描きたい本質部分がよくわからなくなってきていて、死に戻りは何なのか、スバルがこの世界に来た理由は何なのか、そのあたりを今後の物語で確認しないと評価しにくいですね。
ここまで死に戻りの辛い経験をしてきたスバルは、エミリアを助けることをやめようと思ったって自然だし、元の世界に戻れず、永遠に死に戻ることへの恐怖を感じてもいいんじゃないかと思います。{/netabare}
キャラデザが可愛いく、音楽も良い(OPがあまり放送されなかったのは残念)ところ、2期後半も引き続き視聴したいと思います。
(参考評価:参考評価:26話3.8→29話3.9→34話4.0→37話3.9→38話3.8)
(視聴2020.11)