Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
シャーロック・ホームズすら翻弄した"犯罪卿"モリアーティ。犯罪による革命が、世界を変える――
この作品の原作は未読ですが、モリアーティがホームズの最大にして最強の宿敵であることくらいは知っています。
モリアーティの容姿もだいぶ異なっているようですが、個人的には洗練されたアニメのキャラデザの方が好みですね。
分割クールの前半パートなので、物語が本当に面白くなるのはきっとこれからなんでしょうね。
これまでも十分面白かったでですけれど。
19世紀末。産業革命が進む中、着実に勢力を拡大し栄華を極めたイギリス。
しかし技術の進歩と発展とは裏腹に、古くから根付く階級制度によって、
人口の3%にも満たない貴族たちが国を支配していた。
当たり前のように特権を享受する貴族。明日の暮らしもままならないアンダークラス。
人々は生まれながらに決められた階級に縛られて生きている。
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティは、そんな腐敗した階級制度を打ち砕き、
理想の国を作り上げるために動き出す。
シャーロック・ホームズすら翻弄した“犯罪卿”モリアーティ。
犯罪による革命が、世界を変える――
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
元々モリアーティは、シャーロック・ホームズを終わらせるために作り上げられた人物なんです。
これからどんな戦いが繰り広げられるか楽しみで仕方ありません。
前半パートは、モリアーティの人となりと"犯罪卿"に至るまでの経緯、そしてシャーロック・ホームズとの出会いまでが描かれています。
まず、改めてモリアーティ自身の凄さが半端ありません。
どうしたらそんな事件を考えることができるんだろう…
という事態が次々と目の前で起こっていくんです。
ヒロインを擁さない、いわば華のある作品ではありませんが、それでも引き込まれてしまうのは、モリアーティの人となりにほかなりません。
あ、一応あすみん演じるハドソンさんがヒロインといえばそうなのかな…
あまり出番ありませんけれど^^;
シャーロック・ホームズの探偵としての能力も凄まじいですが、現時点ではモリアーティの方が一枚も二枚も上手ですね。
何せシャーロック・ホームズが名探偵である所以を握っているのですから…
「最近、仕事が面白くない…」とシャーロック・ホームズがぼやくのも無理在りません。
だって、初めからそうなるよう仕掛けられているのですから…
だから、偶然モリアーティと乗り合わせた汽車の車中で
起こった事件の時には、本当に楽しそうでした。
でも、きっとラストはアニオリなんだろうな、って思っています。
原作は2020年11月時点で既刊13巻との事です。
後半パートの放送は2021年の春アニメの予定なので、そこまでに原作が終わると思えませんし、いくら2クールだとしても13巻分を押し込めるのは相当ハードルが高いと思うので。
でも後半パートの視聴が楽しみです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、畠中祐さんの「DYING WISH」
エンディングテーマは、STEREO DIVE FOUNDATIONさんの「ALPHA」
1クール全11話の物語でした
少し尺の短さを感じましたが、後半パートもあるので贅沢は言えないのでしょう。
物語もこれから面白くなりそうなところで終わりましたが、これも布石なんだと思います。
2021年の春アニメで視聴できるのを楽しみにしています。