イムラ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ラブコメってなんだろう?
<2020/7/12 初投稿>
CS・ATXで再放送中なのでレビューします。
原作は4コマ漫画だそうです(未読)。
本放送時に見てました。
野崎 梅太郎(CV中村悠一)は寡黙で、でかくて、武骨な高校生ですが、その正体は人気少女漫画家「夢野 咲子」だったりします。
といっても少女マンガ家であることを隠しているわけではなく、言っても周囲が信じないだけという・・・
基本、ボケ役。
佐倉千代(CV小澤亜季)はそんな「野崎くん」に絶賛片思い中の同級生女子。
明るくて、けなげで、ドジで、小柄でかわいらしいという少女漫画のヒロインのようなヒロイン。
突っ込み役のことが多い。
本作はこんな二人のラブコメを中心としたコントです。
とここまで書いてちょっと引っかかった。
「ラブコメって何?」
自分がこれまでレビューした作品の中で、ラブコメ(=恋愛にコメディ要素がある程度含まれる)ものを探してみると
「図書館戦争」
「僕らはみんな河合壮」
「からかい上手の高木さん」
「ハイスコアガール」
「ネト充のススメ」
「おとめ妖怪ざくろ」
「とらドラ!」
「狼と香辛料」
「つくもがみ貸します」
「みだらな青ちゃんは勉強ができない」
「冴えない彼女の育て方」
「謎の彼女X」
・・・ラブコメ好きを自認してたつもりだけど案外少なくてショック
というのは置いておいて。
これら作品と比べると「月刊少女野崎くん」はなにかが違う。
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・と、これぐらい考えて気が付きました。
コメの性質かも。
上に挙げたラブコメ作品群は
「主人公とヒロインの間のコメディ部分は『ニヤニヤ』『キュンキュン』が付き纏う」
(その代わりに笑いとしては今一つなことが多い気も 笑)
「月刊少女野崎くん」は『ニヤニヤ』『キュンキュン』とかあまり感ぜず。
その代わり(?)野崎君と千代ちゃんのやりとりは、めちゃくちゃ笑えます。
まさに良質なコント。
つまり「ラブコント」
まとめると。
本作では『ニヤニヤ』『キュンキュン』を捨て、それを代償として『腹の底から笑えるコント』を提供していたのです!!!
と適当なことを書いてみました。
でもめちゃくちゃ面白いですよ。