U さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
C. ネタバレ注意-メイン3人とも共感できず
仲谷鳰作の漫画
<主要登場人物>
・小糸 侑(こいと ゆう)高校1年生:高田憂希
・七海 燈子(ななみ とうこ)高校2年生:寿美菜子
・佐伯 沙弥香(さえき さやか)燈子のクラスメート:茅野愛衣
燈子は「自分の事が嫌いなため自分に好意を寄せる人を好きになれない」
ある日生徒会に手伝いに来てくれた後輩の侑が
「誰のことも特別に思えない」と言ってるのを聞き侑を好きになる
「私は好きだけど、侑は私を好きにならないでいい」と言われ
燈子が自分に言葉や態度で気持ちを伝えることを受け入れる
燈子は生徒会長で入学時から成績はトップ、容姿も抜群で完璧に見えたが
それは亡くなった大好きだった姉の姿をなぞってるだけで
本当は気の小さい気弱な女性だった
燈子は自分の本当の姿を受け入れてくれる侑を大切な存在だと思うし
侑は姉の真似ではなく本来の自分のまま生きてほしいと願う
文化祭で生徒会が創作劇をすることになり
市民劇団に入ってて燈子の姉を知る生徒会OBが指導に来てくれるのだが
「君と姉は似ていない」と言われてしまう
OBの記憶の中の姉は皆に好かれてはいたが
生徒会の仕事を他人にやらせたり夏休みの宿題を手伝ってもらうような人で
完璧な人ではなかった
姉のようになりたくて努力してきた燈子は戸惑う
さらに文化祭での演劇は姉が果たせなかったことを叶えるためだったのだが
文化祭が終われば目標となる姉の人生がないためさらに今後の生き方を迷う
侑はお芝居のセリフにのせて今の自分を見つけてほしいと伝えるが燈子に伝わるのか。。。
私は事前にストーリーや評判を確認せずにアニメを観るのですが
昨年(18年)一番面白かったアニメ
「抱かれたい男1位に脅されています。」と
同時期放映・同じような題材ということで並べて語られることがあり百合ということと
評判が良いことは知っていたので楽しみに視聴したのですが
ここまで中身のないアニメだとは思わなかったです
多分、イベントやトラブル等でストーリーを盛り上げるより彼女たちの普通の日常を描きたかったのでしょう
そのためか木漏れ日や水族館など細かい描写やアングルが丁寧に描かれていて彼女たちが内面に抱えるどんよりとしたものと比べて日常は色にあふれキラキラしていました
女性同士のキスシーンは気持ち悪いですね
(「だかいち」の男性からの評判が悪い理由がわかりました(笑))
特に侑は好きでもない同性にキスされて表情ひとつ変えないのは
優しい子というより流されやすい子に見えました
1話で男子に告白され悩むシーンがありましたが彼が強引に押したら
付き合うことになって燈子にそうしたように彼にも気持ちを寄せたのではないかと思います
つまり侑にとって燈子でなければいけない理由が解らなかったです
創作劇の題が「やがて君になる」だと思っていたので
えっ!って思ったの私だけ?
侑の同級生でバスケ部の先輩を好きな日向朱里(寺崎裕香)に救われました
19.1.29