アンデルエレーラ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
その嬉しいって、どういう意味?
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える高校1年生の女の子と、
誰に告白されても相手のことを好きになれない高校2年生の生徒会の先輩との物語。
いわゆる百合作品は今まで苦手としてきたので、
ここまで引き込まれたのは正直驚きです。
ストーリーの内容はとても深くて、
女性同士の恋愛についてというよりも、
人が人を好きになる形ってこういうのもあるんだ!、
と考えさせられる作品でした。
あと何といってもキャラの心理描写は絶妙!
{netabare}
最初は人を好きになれず悩んでいた侑が、いつの間にか七海先輩のことが好きになっていく様子。
でも「自分のことを好きにならない侑」のことが好きな七海先輩に対して、侑がその気持ちを押し殺す様子。
佐伯先輩の七海先輩への思いや、それに嫉妬する侑の様子
{/netabare}
など、どれもとても丁寧に描かれていました。
最終話は…
{netabare}明確な結論は出ませんでしたが、それもまたこの作品らしいと思います!
侑は例え今の関係が壊れたとしても、
七海先輩に自身のことを好きになってもらおうと決心したのだと思うし、
最後のシーンでの「先輩、そろそろ乗り換えですよ」
の言葉のチョイスは、神かよ!?と思ってしましましたー(笑)
{/netabare}