dbman さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
澪梓
原作:漫画/放送期間:2018年10月-12月/全13話
人に恋するという気持ちがどういうものか分からない主人公・小糸侑と、誰に告白されても相手のことを好きになれないという先輩・七海燈子、2人の少女の百合物語。
『中二病でも恋がしたい!』『宇宙よりも遠い場所』などを手掛けた脚本家ともあって評判は上々のようなので視聴。
序盤から起伏も見所も感じられないような退屈なシーンが続き、作画も苦手な部類だったため、いきなり第1話で切りそうになってしまったが、一応はと第2話も視聴してみるも、「好きってなんだかわからない」「特別を知りたい」だとかしょんべん臭いガキが何言ってんだと、そのリアル中二っぷりに半ば呆れながら断念しようとしたが、ここで挫折してしまってはと、三度目の正直、これで最後。と心に決め第3話を視聴したところ…。
あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ! とばかりに、ここから様相が変わってきました。気づけば、第1話から2、3、4、5、6、7とぶっ続けで止まらなくなっており、「な…何を言っているのかわからねーと思うが おれも何をされたのかわからなかった…」のポルナレフ状態。
百合なんてなんら興味がなかったはずなのに、作画も苦手だったはずなのに、キャラデザも可愛いとは思えないのに、なんかこれ面白いぞ。ということでこのまま視聴を継続しようと思います。
もしも『けいおん』の澪とあずにゃんが百合の関係になったらこんな感じになりそう。
▼総評
{netabare}最終話を迎えたということで、続きとなる8話から13話まで一気に鑑賞。原作がまだ連載中ということもあってか、終わり方はちょっと中途半端だった印象。どうせなら、最後の台本タイトルを『やがて君になる』にして欲しかったなあなんて思ったけれど…、でもそれだとちょっと意味が変わってくるし、アレで良かったのかもしれない。
作中では上記に記したとおり、しょんべん臭いガキどもが~。といった印象は変わらなかったけれど、大変に満足いくものとなっていました。メインの二人は本当に可愛らしく、可愛いといっても子供だなあ、青春だなあといった類のもので、終始微笑ましいものとなっていました。オープニングやエンディングテーマも素敵な曲だったし、正直なところここまで面白い作品だとは思っていませんでした。続編が放映されたらぜひとも視聴したいと思っております。{/netabare}
▼キャスト
小糸 侑:高田憂希
七海燈子:寿美菜子
佐伯沙弥香:茅野愛衣
日向朱里:寺崎裕香
叶こよみ:小原好美
箱崎理子:中原麻衣
児玉都:森なな子
槙 聖司:市川太一
▼制作
原作:仲谷 鳰/漫画:既刊6巻
監督:加藤 誠
シリーズ構成・脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:合田浩章
音楽:大島ミチル
アニメーション制作:TROYCA
▼主題歌
オープニングテーマ「君にふれて」歌:安月名莉子
エンディングテーマ「hectopascal」歌:小糸侑(高田憂希)、七海燈子(寿美菜子)