北山アキ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
単純に生きてるだけでは生きてるを感じられないのが人間なのでしょう
原作未読
最後まで観て
8話時点の感想が10話以降の生徒会劇の台本にそのまま具体化されていってビビった。
さらに、台本修正の展開から「でも、『自分』の拠り所を関係性に求めるのは違うよな」という感想の部分まで踏み込んできて、またビビった。
それだけ自分の感性にストライクな物語だったということなので、あそこで終わっても文句は言えない。
続きを知りたいが、2期を待ったほうがいいか、原作を買うか悩みどころだ。
8話まで観て
アイデンティティを自分を取り巻く人間関係に見出すことは自然なことではないだろうか?(自分はそうでもないけど話の都合上そう議題設定してみる)
学生にも親子関係、級友関係や部活関係といろいろあるけど、それらは選択の余地が限られている関係だと言えないだろうか。
一方で、恋人関係は自分の選択による関係だ。
だからこそ、アイデンティティの拠り所になりやすい。(たぶん)
この作品は恋愛のそういう側面を繊細に追いかけていてとても面白い。
3話まで観て
丁寧に感情の機微を描きつつ、伏せるところは伏せつつ、上手くミステリアスな雰囲気も演出しているので、続きが気になる。
主人公二人が持つベクトルの違いを見せたところで、性欲を最小化しつつどうドラマタイズするかだけど、雰囲気が良いので期待です。