oneandonly さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
自分は断然SAO派でした
世界観:5
ストーリー:5
リアリティ:4
キャラクター:5
情感:5
合計:24
もっと先へ――≪加速≫したくはないか、少年。梅郷中学に通う一年生・有田春雪。
丸っこい身体に内気な性格、学内格差(スクールカースト)の最底辺……そんな彼の生活は、この言葉をきっかけに大きく変わった。
彼に声をかけたのは、生徒会副会長にして学内でも指折りの有名人、黒雪姫。
彼女の誘いに応じて昼休みのラウンジを訪れたハルユキは、≪ブレイン・バースト≫という謎のアプリを受け取り、≪加速世界≫の扉を開く――。
(公式サイトより)
SAOの作者の作品ですが、時々、他の方のレビューで、SAOよりも本作のほうが好きという方や、その逆も見かけていて、若干好みが分かれている点で興味が湧いたという経緯での視聴です。
私はSAOのほうが好きに一票でした。SAOの作風に近い部分(悪役がとことんゲスなところ、中二病なところ、ご都合主義が散見されるところ等)があるので、多分、SAOを嫌いな人は嫌いではないかと思います。
以下、早くも辛口レビューとなっております。AWの批判を許せる方、今後視聴予定のない方、私が低評価なら見なくてもいいという方のみ、ご覧いただければと思います。
{netabare}主人公がいじめられっ子のぽっちゃり君というのは他にはあまりない設定で、若干のリアリティを感じさせるスタートでしたが、仮想世界のアバターにブタを選んでいる時点で、コンプレックスの深刻さが伝わってこないこと(他の生徒もいる中で、美少年にできないのはわかるけど)、黒雪姫先輩から一途に好かれる展開が非現実的であること。
この、黒雪姫先輩の存在がこの作品の鍵となっていると思います。萌えキャラとして魅力的なことは理解できるので受容できる方は楽しめるでしょうし、受容できない方は作品全体の評価に関わるでしょう。
中学生の女の子です。
中二病を発症して孤高の存在にはなれるかもしれないですが、校内のアイドル的に崇拝されるのはリアリティがありません(こういう校内アイドル設定は相当説得力のある表現で提供されないと私は評価を下げます)。現実でいたら、口調も変態的で絶対キワモノ扱いされますよ(笑)。
主人公に恋愛する姿も包容力がありすぎで、更に孤高の美少女というのが、いかにも中二病男性の妄想の産物で、そこが受け入れ難かったです。
設定自体おいても、加速世界の原理が不明であり、現実世界に影響できることの壮大さがありながら、格ゲーにとどまり大人に知られていないというのが納得できません。例えば、加速によりコンビニのレジのお金を盗む等、この技能を悪用した事件が乱発して、すぐに発覚されていくと思われますので、やはりリアリティを感じません。(SAOのほうが、医療へ応用されていたり、考えられているように見えます)
あと、SAOの作者らしい部分ですが、レベル10が最高の世界で、レベル1から2(4)に上がるが早すぎであり、レベル4相手にレベル1が勝てるのもゲームバランス的におかしいです。ペラくなってしまっています。
良かった点は、主人公以外の一見イケメンはゲス野郎というのがSAOのパターンなので、タクが裏切らない展開が意外であったこと。主人公を裏切って、心の闇をぶちまけた状況から、仲直りできると思えず、タクが気を許した主人公にトドメの一撃を喰らわせるのではないかとハラハラできたことでしょうか。
作画は、主人公の変身シーンの使いまわしが気になったくらい。
音楽は、ノリは良いけど軽い感じで、私の好きな方向性ではなかったです。{/netabare}
序盤は未来設定に楽しめるところもあったのですが、私の評価はSAO>>>AWでしたということで、記録にとどめさせていただきます。
(参考評価推移:3話3.5→4話3.6→5話3.7→8話3.5→13話3.4→15話3.3→17話3.2→19話3.1→23話3.2)
(2017.10~11視聴)