シス子 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
え~っと、あの~おっきなエビがいっぱいいるところ?・・・・・・“伊勢”かい!?
原作は未読
番宣に触発されての視聴です
ジャンルは
「オタク」
そして
「ファンタジー」
「異世界」モノです
本作視聴後
なにげに「あにこれ」の自分の棚を眺めてみたのですが
正直「異世界」モノってあまり観てないんです
「まおゆう」ぐらいかな・・・
「はたらく魔王さま」も異世界だけど
ほとんどが現実世界のお話
「狼と香辛料」はファンタジーだけど異世界っていうより
どこか外国のお話っていう雰囲気
{netabare}「Angel Beats!」は異世界っていうより
{netabare}“いさかい”事(?){/netabare}{/netabare}
{netabare}「けいおん!」は
{netabare}“おちゃかい”^^{/netabare}{/netabare}
(※作品タイトルは私の勝手な都合で抜粋させていただいてます^^)
まあ冷静に考えたら
アニメ作品なんて全部
異世界のお話なんですけどね
そんな異世界が現実世界と繋がってしまって
こともあろうに
その異世界にある国に
アニメやゲームなどの「オタク文化」を広めようという壮大なストーリー
でも
どんな理屈で異世界と繋がったのか?
なんでオタク文化を布教(?)するのか?
文化交流に行き着くまでのいきさつって?
などなど
しちめんどくさい説明は一切ありません
そして
そんな国家プロジェクトレベルのお話にも関わらず
内容がとてもしょぼい
いきなり
主人公でオタクでヒキコモリの
「加納慎一(かのうしんいち)」くんが
「総合エンターテイメント商社アミュテック社」(日本政府と神聖エルダント帝国(異世界側にある国)の共同出資による第三セクターの企業らしい)の
入社試験に合格
そして
いきなりの総支配人(社員はしんいちくん一人らしい)に抜擢
主な登場人物は両手で収まるくらい
私のようなめんどくさがりにはありがたいほどの少人数
お話は
そこそこの展開はあるのですが
大量のパロディと
センスを疑いたくなるような
低レベルなひねりを効かせた
アニメやゲームのタイトル連発で
肝心の根幹部分はまったくなりを潜めてしまってます
原作の「アウトブレイクカンパニー」なんて
危うく騙されそうなタイトルの意味も
作中で語られていますが
それは観てのお楽しみ・・・
っていうか
ぶっちゃけ
終盤で
{netabare}オタク文化の「爆発的感染拡大」{/netabare}みたいなことを説明してしまって
なんかこじつけ的なところもちらほら
それよりも
サブタイトルの「萌える侵略者」って
原作のサブタイトルであって
“アニメ作品”でのタイトルは「アウトブレイクカンパニー」のみのはず・・・
あに○れスタッフさま
しっかりしてください
正直
レビュー書くときの“ネタ”に困ってしまいます(怒
(ホントは
{netabare}「ダスティン・ホフマンみたいなダンディなオジサマかなんかが出てくるみたいなシリアスな内容を期待して視聴を開始したのですが1話観て撃沈しちゃいました~^^よく調べたら原作のサブタイが“萌える~”ってなってるじゃあないですか~^^まんまと騙されちゃった~^^てへぺろ(≧∀≦)b♪」な~んて・・・{netabare}書かないから(怒{/netabare}){/netabare}
唯一救われたのは各々のキャラ設定・・・
(数えるほどの)かわいい萌え系女の子に
(数えるほどの)イケメンくん
主人公のしんいちくんが
イケメンで明るくて
私の思い描いていた「オタク」像を
大きく覆してくれたことは
そこそこ評価に値します
(かといって世の中の「オタクくん」の半分くらいがそうなのかな~なんて微塵も思ってませんよ^^)
って
それくらいでしょうか^^;
さて
散々なことをいろいろと書いてしまいましたが
そんな内容でも
観てしまったのは事実です
そう
この作品に惹かれた
一番の理由
それはテーマ曲
OP・EDともにとてもいい出来(個人的な感想です)
OPは
メインヒロインでメイドの「ミュセル・フォアラン」役の三森すずこさんが唄う
「ユニバーページ」
EDは
こちらもメインヒロインで
神聖エルダント帝国の皇帝の「ペトラルカ・アン・エルダント三世」(なげ~よ)
役の渕上舞さんが唄う
「私の宝石箱」
「ユニバーページ」は「渡辺翔」さん
「私の宝石箱」は「ゆうゆ」さんが作詞作曲をされているとのことですが
作品の世界観やキャラのイメージがとてもよく表現されていて
思わず聴き入ってしまいます
特にOPの「ユニバーページ」は番宣で流れていたのを聴いてから
頭から離れず
しばらくの間(といっても2週間ぐらい?)
録り貯めていたブツのOPのところ“だけ”をひたすら聴いていました
(実は忙しくて内容まで観る暇がありませんでした^^;)
中世ヨーロッパをイメージした荘厳な曲(Wikiより)
原作を読んだ上で渡辺が書き上げた(Wikiより)
イントロに聖歌隊を思わせるコーラスが導入されていたり(Wikiより)
古風な楽器が使用されている(Wikiより)
ファンタジー的な内容に仕上がっている(Wikiより)
なおレコーディングに際し三森は世界観を固めるために原作を熟読した上で臨んだという(Wikiより)
という力の入れよう
(私はひたすら力を抜く努力をしてます)
映像もファンタジーでほのぼのとした雰囲気
2話目までは静止画を多用していたのに
3話目からは動きのある映像に変わっていたり
最後まで意味不明なキャラが目立っていたりと
なにげに意味深で謎の多いオープニングではありました
とにかく
内容はともあれ
OPとEDのテーマが聴きたくて
毎回視聴してしまった作品でした