2025年春(4月~6月)に放送されたTVアニメ動画一覧 78

あにこれの全ユーザーが2025年春(4月~6月)に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月25日の時点で一番の2025年春(4月~6月)に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

69.1 1 2025年春(4月~6月)アニメランキング1位
LAZARUS ラザロ(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (37)
191人が棚に入れました
西暦2052年。 世界はかつてない平和な時代を迎え、脳神経学博士スキナーの開発した鎮痛剤「ハプナ」が大きく貢献していた。 副作用がない「奇跡の薬」として世界中に広まり、人類を苦痛から解放したハプナ。 しかし、その開発者であるスキナーは突如姿を消し、その行方は誰も知らなかった。 ――3年後、彼は世界を破滅に導く悪魔として再び現れる。 ハプナは服用者を3年後に発症させ死に至らしめる薬で、仕掛けられた罠だった。 「あと30日。それまでに私の居場所を見つけだせば、人類は生き延びられる。」 スキナーが持つたったひとつのワクチンを使用するしか、助かる道はない。 そして、これが欲しければ私を見つけ出せと言う。 スキナーの陰謀に対抗すべく、世界中から集められた5人のエージェントチーム「ラザロ」。 彼らは、人類を救うことができるのか? そしてスキナーの真の目的とは――?
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

プロジェクト【バビロン】始動!

●ありげーたー迷惑な話

冒頭部分の映像で確認できるのは{netabare}【✡】と「ラッパの吹きの7天使」
【プロビデンス目】、【バベルの塔】などであります。{/netabare}

いつもの【プロビデンスの目】でありますので、この物語が
我々の将来に起こる出来事を暗示しているということなのかもしれません。

2話にして世界観や世の中の状況が朧げに見えて参りました。
「ハプナ」=鎮痛剤には{netabare}比喩的な意味合いが込められているようであります。

機能不全に陥った国連は、世界の絶望的混乱の状況を表していまして
貧富の格差が広がり、弱者は希望を失い生きることに伴う苦痛を和らげるために
「鎮痛剤」=ドラッグに嵌るということなのかもしれません。

メリケンTVショーで何気なく映し出された
会話の意図するところを考えてみます。

「See you later, alligator!」
「In a while, crocodile!」

小粋なメリケン界隈ではお決まりの文句みたいなやり取りなのでしょう。

さて、何気に出てきた「クロコダイル」でありますが
これはロシアの若者に大流行したドラッグ(=デソモルヒネ)の通称でもあります。

「注射した部分の皮膚が緑に変色して鱗のようになる。」
「壊死した部分がまるでワニに噛まれたような傷口になる。」
ということが名前の由来なんだとか。

人を喰うドラッグであり、致死率が極めて高いドラッグのようです。

「ラザロ」には苦しみぬいて惨めに死んだ貧困者という意味合いもあるようです。
「ラザロ」を見殺しにしたのは「ファリサイ人」、ユダヤ教の祭司であり
勝ち組の富裕層であります。

ファリサイ派に対して信仰についての論争を挑んだのが(ナザレの)イエスであり、
後にファリサイ派の謀略に掛りローマ帝国による十字架刑に処せられるわけであります。

「ハプナ」の元ネタはやはり「ハープ」以外に思いつきませんので、その路線で解釈しますと
ダビデ王の「ハープ」を意味し、呪われた「サウル王」にとってはハープの音色に
精神安定剤の効果があったということで、そういうことを表しているのではないか
と考えることができるのかもしれません。

堕落の都【バビロン】で(ドラッグに溺れる以外道がない)貧困層(=ラザロ)に
救いの手を差し伸べようとしない勝ち組富裕層に対する憤りから博士はテロを
引き起こしたのかもしれません。

小林なる借金まみれ男も負け組(の日本人)を表しているのでしょう。
(恐らく自殺未遂騒動は伏線でしょうか?)

一見すると博士は人類選別の試練=「ハルマゲドン」を無理やり引き起こそうと
しているようにも思え、悪趣味極まりないとしか言いようがないですが、実は
救済ありきのテロ計画なのでしょうか?

現段階ではハプナの普及率がどの程度かもわかりませんが
もしかしたら、「逆に」救われるとかいうオチなんでしょうか??

ラッパ吹きの天使でさえもまるで守護天使かの如く扱われているようにも見えてしまいますが
よもや本作でも「バビロン天使の詩」の世界観を表現しようとしているのかもしれません。{/netabare}




ムスコ大佐は言いました、
「【バビロン】は滅びぬ、何度でも甦るさ!」と。

「ラピュタ」とは【大淫婦バビロン】のことであります。
大いなる【バビロン】とは我々人類の都であり、始まりのルーツであります。

そうして、7番目のラッパ吹きが現れる時【バビロン】の終焉が暗示されるのであります。

7番目のラッパとは「黙示録」の最終局面を意味しておりまして、{netabare}圧倒的多数の人類が
この世からフェイドアウトしてしまうことが預言により示されるのであります。

「バビロニア・シティ」と掛けまして「ハプナ」と解きます。
その心は、恐らくは「ハープ」なんでしょう…か?

ハープとは「High Frequency Active Auroral Research Program」
「略称:HAARP」というものでありまして、「高周波活性オーロラ調査プログラム」
なんだそうです。

陰謀論界隈ではこれを「電磁波兵器」であると解釈しているようでありまして
また、酸化グラフェンなどの化学物質に電磁的作用を与えることができる
なんて言われております。

全人類規模で摂取した例のm-RNAチクワンには酸化グラフェンが入っており
強力な電磁波を浴びせると体調不良になるとかならないとかいう説があるようであります。

例えばそのような感じで体に変調が出る人が続出し、その対策として鎮痛剤が
活用されるとするなら、まぁあり得ない話でもないということになるでしょうか?

ビルゲイツが予言する「猿痘」の薬であれ、m-RNAであれ、医薬品の認可というのは
実はザルでありまして、当局は安全性の審査をほぼしていません。

なので薬害は当たり前のように出ます。
むしろ過去に出まくって来たのが人類に歴史であります。

必死になってネットで調べると薬害の話や医薬品に対するネガティブな論文の数々など
いくらでも出てきますので、今更遅いかもしれませんが確認しておいて損はないかと思います。

いずれにしましても「バビロニア・シティ」の話ならば
終わりと始まりに纏わる物語になるのでありましょう。{/netabare}





恐らく本作が今期の大本命であろうと目されます。
鉄板枠、作画を含め総合力が高いものと言えるでしょう。

Dr.ストーンと対極にあるようなキャラ設定、世界観には
大いに期待が持てそうな予感がいたします。

シリアス路線のサスペンスドラマみたいな感じでしょうか?

事前予想ではありますが、今のところ減点要素が見つからないような気がいたします。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 アメリカ荒廃(笑)国連形骸化(笑)小粋な会話(笑)未来ギミック(笑)

第1話 第一印象はSAO。世界観と設定は良いが気になる点は多いです。

{netabare} 第一印象はソードアートオンラインですね。山寺宏一氏の声からの印象というだけでなく、一人の学者が仕掛けた理不尽のデスゲームの構造の規模が2万人に対して全人類という話です。そういえば、シン・ゴジラもこんな発想だった気がします。

 アメリカにおけるオピオイドから思いついたのか、例のウイルスワクチン後遺症からの発想か。デフォルメされていますが、人類の危機の一つのシミュレーションとしてはウイルスと並んであり得る発想です。しかも「苦痛から逃れる」という安易な発想が、今の人類のカリカチュアになっています。社会実験SFだとすれば興味が持てる世界観、設定だと思います。

 ただ、鎮痛剤はいくら安全だと言われても、非常に危険な薬品だということはわかっている人も多いでしょうから、それだけだと弱い気はします。鎮痛剤だけだと人類の半分も飲まないでしょう。何かの細菌兵器などとセットで無理に飲ませるなどの工夫があれば、SF的に納得感がもうちょっとでるのですが。テーマ的にもどんな苦痛から逃げるために鎮痛剤に走ったのかの説明がもっと丁寧な方が良い気がしました。

 それと、主人公の逃亡劇に時間を割きすぎかな。1クールの尺が埋め切れていない脚本ではないかという疑いが出てきます。彼の能力が身体能力だけなら彼だけに頼る理由にならないし、逃亡の才能ならおっかけっこにはならないはずです。起死回生のシーンもドローンの浮力の計算がおかしいだろうと思います。そんな工学的な無駄なスペックにはしないでしょう。まあ、ハニートラップのオチで性格を表していたのかな?1話という区切りで考えれば構成的にはこうするしかないか。
 キャラが渡辺信一郎芸になっているのがどうでるかです。キービジュアルはそのまんまカーボーイビバップですよね。

 今のところ期待値が半分、思ったよりは何かなあ…が半分ですね。作画は非常に良いですが、作画が丁寧でも「メタリックルージュ」「咲う…スン」などの例もありますから。それでも、こういう雰囲気、世界観の作品は1シーズンに1個くらいは欲しいので、頑張って欲しいです。{/netabare}


2話 アメリカ社会の荒廃(笑)国連の形骸化(笑)小粋な会話(笑)未来ギミック(笑)

 安っぽい演出にストーリー、セリフ回し。すごい未来メカに秘密基地感。ITに世界的ハッカー。人権に配慮したメンバー構成。いや、なんというか、何もかも恥ずかしくなるくらいのアメリカの映像作品の出来の悪いカリカチュアです。古き善きハリウッドを煮詰めて煮凝りにして配慮のソースをかけた感じです。

 1話で感じた適当さが2話で更に増大しました。「異世界スーサイドスクワット」の悪夢再びですね。

 それだけに、何がしたいのかは気になります。よほどの仕掛けがないと作品として成立しないですよね。
 それ故に気になりますが、このまま最悪の出来で進む気もします。切りたいけど、どこまでひどいのか見極めたい気がします。「毒を食らわば皿までも」というか「後は野となれ山となれ」うーん「飛んで火にいる夏の虫」どれかなあ。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ラザロの復活

MAPPA制作。

人類を苦痛から解放した奇跡の鎮痛剤ハプナ、
ハプナを開発したスキナー博士が忽然と姿を消す、
ハプナは彼の仕掛けた壮大な罠であった。

スキナー博士の真の目的とは!?

博士の謀略に対抗すべく、チームラザロが結成される。

街の映像も情報量が多く、群衆がよく動く、
良いアニメの傾向でしょう。
疾走感、躍動感あふれる映像体験が心地よい。

音楽も良好、声優も豪華で素晴らしいですね。

{netabare}ラザロはイエスの奇跡により復活したが、
死の闇に対抗し誰かが十字架を背負い、
ここでも人類の贖罪となるのでしょうか!? {/netabare}

これで決まりでしょう、期待通りだと嬉しい。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 21

68.8 2 2025年春(4月~6月)アニメランキング2位
ウマ娘 シンデレラグレイ(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (29)
159人が棚に入れました
週刊ヤングジャンプにて大好評連載中、累計発行部数600万部突破!! クロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』発のオグリキャップを主人公としたコミカライズがついにアニメ化!! 寂れた地方のカサマツトレセン学園。そこに1人のウマ娘が現れる。 名は、オグリキャップ。 その圧倒的な走りは、あらゆる常識を覆していく。 やがて「怪物」と呼ばれる灰被りの少女が、今、新たな伝説を刻む――。 青春“駆ける”シンデレラストーリー、遂に出走!!

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作付きウマ娘。普通に面白い原作です

ウマ娘のアニメはこれまで基本的には高品質で楽しめていました。
どれもオリジナルアニメでしたが、そんな中本作は漫画からのアニメ化という形ですね。

原作既読。
面白いと思います。

ただまあ、オグリキャップの人生… 馬生か。
じっくり描いているので結構長いですね。
これまでは、競走馬の現役生活を一気に描くことで盛り上げていたウマ娘シリーズですが、原作の通りやるならテンポは遥かにゆっくりになるわけで、今までほど面白いかは疑問かもしれません。

とはいえ、どのようにまとめるのかは気になるので極力見たいと思います。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

誰か さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オグリキャップ

原作読んでるんですが、競走馬を美少女化したウマ娘シリーズの中でも、スポ根ものにふった感じのアニメ。

主人公のオグリキャップは、実馬が歴代最高の人気を誇るサラブレッド。 シンデレラグレイと言うのは

地方のあし毛(灰色っぽい毛色)のオグリが、地方競馬で勝ちまくり、中央へ招かれて、なお勝ち続ける姿が

あし毛のシンデレラで、シンデレラグレイ、になったと思われる。


遂に放送開始~~~  ベルノの声が思った以上にカワイイ、あとスムーズに動くオグリに感動だな。 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

文句なしの滑り出し、スタートダッシュ!(1話まで視聴して)。

原作は8巻まで読了。
確認してみたら現在18巻まで出てて、19巻も近日発売予定なのですね・・。
10巻まで購入済ですが、1巻1巻がなんか短い気がして、割高感からも手が止まってたw。

アニメは1期・2期・OVA関係視聴済
3期だけはちょっとスルーしてしまってます・・><。


>1話まで視聴して
まず結論から。
既に原作を読んで知ってる話を観てもあまり満足できないだろうな・・という気持ち混じりでした。

しかし、色がついて、動いて、音や声で耳を刺激されると
原作とはまた違った満足感が刺激されますね!。

とくに動きのダイナミックさの描写が素晴らしく、惹き込まれます!。

声については、アプリ(ゲーム版)でオグリキャップのセリフは何度も聴いていたので全く違和感ナシ♪。
(ちなみにアプリ(ゲーム版)はもう1年以上前に、ちゃんと撤退できています^^(課金圧強いし・時間くうし))

少し危惧したのは、背景描写が実写取り込み寄り?・・で
キャラと浮いてしまわないか・・と前半で思ってしまったのですが
1話後半~ラストにかけても、意外にうまく馴染んでいる感じで、むしろよかったぐらいでした。

オグリキャップのジト目とか、デフォルメ描写も、なかなかいい感じ。


それと自分でも意外だったのですが
初見のEDがけっこうココロに沁みました!。

ウマ娘目線での走る描写っ。

そして、このボーカル♪。
いったい誰か?と思ったらオグリキャップの中の人なんですね!。


ハイ。文句なしの滑り出し、スタートダッシュ!だと思います。
  
  

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5

67.8 3 2025年春(4月~6月)アニメランキング3位
九龍ジェネリックロマンス(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (24)
146人が棚に入れました
懐かしさで溢れる街「九龍城砦」の不動産屋で働く鯨井令子は、先輩社員である工藤発に心惹かれていた。その恋を自覚した令子はある日、1枚の写真から工藤にはかつて婚約者がいたことを知るのだが、その婚約者は自分と全く同じ姿をしていた。 もう一人の鯨井令子の存在が自分に過去の記憶がないことを気づかせる。 妖しくも美しい九龍の街で繰り広げられる日常。 記憶がないのに懐かしく感じる風景。 そして、止められない恋心。過去・現在の時間軸が交錯する中、恋が、全ての秘密を解き明かす─。
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゴースト・イン・ザ・ラビリンス

SFについてざっくり言いますと
「サイエンスだけどフィクション」と「フィクションだけどサイエンス」
という2種類のものがあるように思われます。

本作にはとある製薬会社が絡んできますので、恐らくは腐っても
サイエンスの未来を示す作品だということになりそうな気がします。

今では多くの人に馴染みがある{netabare}「m-RNA」という技術の本質は「遺伝子細胞治療」
というものでありまして、この度全世界レベルで実施されたこの手法というのは
恐らく近未来の新しい人間&社会の概念構築に密接に絡むものなのでしょう。

敢えて詳しい因果関係などには言及しませんが宮沢孝幸(元京都大学)准教授
によれば「m-RNA」を取り入れた結果「免疫寛容」という現象が起こったとの
話であります。

スパイクタンパクという異物と共存する道を選び、異物に対して免疫力による
排除機能が低下していくということらしいです。

今まで人間は人間を構成する細胞、組織だけが体内にあったのですが、
それ以外の物質を体内に取り込んでも拒絶反応が抑えられるということになります。

「免疫寛容」により将来的には例えば「マイクロデバイス」を体内に
取り込むこともできるようになるということであります。

「将来人間は死ななくなる」という説、言うなれば「ポストヒューマン」の
時代の到来が想定されていまして、内閣府ホームページに記載されている
【ムーンショット計画(ないし目標)】においても同じことが示されております。

拡張装置や拡張体というのはもはやフィクションではなく
実現可能なテクノロジーということになっているようであります。

ということで、本作も恐らくそれと関係したようなことを
【予測プログラミング】的に表現する意図があるのでしょう。

大阪万博開催と同じタイミングで繰り出されるSF作品でありますから
ただのフィクションで何の意味もないわけがないでしょう。

近未来では、もしかしたら皺や老化現象などには大した意味がなくなるかもしれませんが
少なくとも現時点においては、レモンチキンだとか中華料理とかいうのを食べ過ぎると
体内が酸化傾向になり、やがては老化現象に繋がるということにもなり兼ねませんので
美容と健康を気にする人ならば特に揚げ物だとかジャンクだとか食品添加物まみれの
食べ物は避けるべきであると言わなければならないでしょう。

もちろん(日本の)煙草も同じ話であります。{/netabare}


惑う迷宮蜃気楼。
不思議の都九龍で何か?を探すミステリー。

雰囲気アニメとしては良いのかもしれませんが
大人の恋愛に{netabare}セクシー姉ちゃんが合うかどうかは判断迷うところであります。

もしかしてアラサーのセクシーアイドルみたいな要素は伏線でしょうか?
大人の恋とは肉体のパフォで示されるものということでしょうか?

パンクな方向性は何となく見えましたが、それに恋愛物語が巧いこと噛み合うか{/netabare}
若干の不安を抱きつつ、見極めていこうかと存じます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

サマータイムゴースト

アルボアニメーション制作。

雑多な街、九龍の不動産屋で働く鯨井令子は、
職場の先輩、工藤発に恋心を抱いていた。
些細なことがきっかけで、工藤には、
過去に彼女と瓜二つの婚約者がいたことを知る。

恋愛だけではなく、ミステリー要素も強く、
懐かしい絵柄ですが、なかなか楽しめます。

{netabare}過去の記憶がないことに気付き、
彼女は恋ともう一人の自分の存在に揺れる。
ここに私の知らない私がいるのです。{/netabare}

OP映像は九龍の世界観も伝わり、
楽曲とともに良好ですね。

謎解きもあり、楽しめれば嬉しいです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 17
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 AIとか記憶のコピーとか、アイデンティティの問題を扱ってる?

1話 タバコの銘柄とパッケージの日本語が気になる。SFなんでしょうけど…

{netabare} 見るからにSFサスペンスです。あのラミエルモドキがキーなんだと思いますが。地球のパチモンとはどういうことか。

 九龍は新しい店がつぶれる。懐かしい場所であるべき。本来今の九龍は近代化しているのと何か関係があるのか。九龍城は93年に解体していますので、それ以前の感じです。時代を含め九龍に関する謎。そして目が良くなる、と考えていくとバーチャル空間なのかな、という気がします。スマホも使ってないし。

 後は、冒頭のたばこのパッケージの言語が「プラ」「アルミ製」などなぜ日本語なのか。あのパッケージって昔見たことがある気がするのですが、なんでしたっけ?(追記 思い出しました。キャスターマイルドですね。ゼロ年代くらいはこのパッケージだった気がします。)何か関係があるのか。そもそも日本人だけの会社って何よ?という話です。

 それから、目が良くなるのはなぜ?八を触る癖、夏とスイカとタバコと金魚(夏をループしてるとか?)などなど考察要素がいっぱいありました。

 ジェネリックとは「後発」の意味です。後発の彼女?ジェネリック医薬品?なんでしょうね?
 九龍の廃墟のようなカットが入ったので、温暖化により滅亡した地球から脱出した宇宙船内とかの環境バーチャル空間とか?マトリックス的な感じとか?でしょうか。

 作画は良いので問題ないですが、女性の原作と聞いていましたが、タイトスカートの描き方がいわゆる股呼吸をしている感じで、作画は男性っぽいですよね。{/netabare}


2話 AIとか記憶のコピーとか、アイデンティティの問題を扱ってる?

 日本の会社の支社なので日本人ばかりなのはわかりました。八にこだわるのも。九龍城の解体前ということで93年以前の世界が鯨井Bの世界だったということでしょうか。タバコ銘柄も同じ理由だと思います。鯨井Bの場面だとあのラミエルモドキが無かったです。

 あとはピアスの穴の違いがあります。記憶の問題もあります。

 それとOPを見ていたら、鯨井Bの顔が黒くなって404Notfoundのメッセージが出ていました。つまり鯨井Bのデータが「見つからない」という事ですね。
 同じくOPの都市伝説サイトの画面の次にくる202acceptedは「データを受け取ったけど成功していない、処理中」という意味です。

 OPについては歌詞にも意味がありそうですね。33度とか。夏が終わらないとかそういう関係でしょうか。その辺はまたじっくり聞きたいですね。

 あとはグエンがいなくなった後の500 internal server errorは「サーバーのエラー」の事です。こういうエラーコードが何を表しているのかもヒントになっているんでしょうね。

 何となくですが、ラミエルモドキのシステムに不具合があって何かが起きている感じでしょうか。それともグエンは修正プログラムなどの一種で検索できないようになっているとか。

 そして、最後のエステのパートですが「体温もある」「しわには歴史が無い。始めからあったような溝」つまり、鯨井令子はバーチャルで何かの実験プログラムということでしょうか。

 そうなるとAIものとか、記憶のコピーもののテーマ。アイデンティティ問題が出てきます。そういう話なんでしょうか?

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5

67.8 3 2025年春(4月~6月)アニメランキング3位
日々は過ぎれど飯うまし(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (22)
135人が棚に入れました
かわいい×おいしい=最強ごはん 女子大生になったばかりの5人が繰り広げる日常系オリジナルアニメーション。 おいしいもの大好き、みんなでいっぱい遊びたい、勉強もちょっぴり頑張って、大学生活を思いっきり楽しもう︕ 『のんのんびより』のあっとがストーリー原案を手掛け、個性豊かなキャラクターたちが食べて、笑って、友情を深めていくハートフルコメディ。 料理の作画に定評のあるP.A.WORKSが総力をあげて描く「通称PA飯」の集大成。 2025年4月から、飯テロ間違いなしのグルメアニメがスタート。

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゆるい感じで女子大生が飯を食うだけのアニメかな

まあ…
日常系って奴ですね。
女子大生が飯を食うだけのアニメです。

作画はさすがPAWorks、一定以上のものがあって飯は美味しそう。
ヒロインも可愛らしく、主人公が意外とおっぱい大きいところは気になりました。

うーん、ただまあ…。
いや全然悪くないですよ。

主人公の内向的な部分には共感もできましたし。
見てもまったりでき、楽しい気持ちにはなると思います。

なので、見ても良いとは思うのですが…。
やっぱりアニメにはしっかりしたアクションやハラハラドキドキを求めたいので、見たい、止まりですね。

でも、なるべくなら見たいです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ぼっち・ざ・かっぽー

PAオリジナルの高品質ジェネリックきらら
のんのんびよりの作者と監督で安心の品質保証

OP・湯気の表現がいい感じ

PA渾身の萌え作画・メシ作画・背景作画で全く隙の無い画面に圧倒。

01
ジェネリックと呼ぶにはあまりに高品質

ゆるキャン、ぼざろ難民にも納得の出来ではなかろうか。ぼっち陰キャのフエフエも手短にすませ、寝ぼけた頭でも100%わかる脳死度。オスのいないパーフェクトワールドにどっぷりと浸かれる至福の時間がここにある。職人がじっくりと手間暇かけたハイコスト作画のおいしいごはん。それに一喜一憂する萌え美少女による極上のキャッキャウフフを浴びることで、ストレス過多で瀕死な視聴者の命を刹那に繋ぐ至高のセルフケア動画。カップラーメンやコンビニ弁当ばかりでただ死んで無いだけのこどおじに、キャッキャウフフで生命の波動と尊さ、良作画メシで食事の大切さをじっくりと伝えることで、社会復帰の一端ともなりえる崇高な福祉事業。もちろん心身が健康な健常者には地獄のような虚無です。

オリジナルでこれだけやれるのなら日本アニメの未来は安泰かも。
TOBEHEROXで不安になったがKAWAIIとHENTAIはやはり日本の専売特許だと確信。

AIで技術格差がなくなる時代、やはりガラパゴス戦略こそ正義。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

これは美味しい♪(1話まで視聴して)。

>1話まで視聴して
P.A.WORKSさまのオリジナルアニメ作品なのですね。
流石!としかいいようがありません^^。


生オムライス!?。そんなものがあるのですね。
卵かけご飯の、その先にあるのかな?。
気軽に試せそうだけど、実際に自分が食べることができるかどうかは定かではない。


1人で外食・・・自分も学生時代にはそのハードルの高さを感じていました。
今思えば、たくさん時間のあったあの時代こそ
もっといろいろチャレンジできたのになあって思うことも。。
・・でも、お金に限りもあったので
やっぱ実際には稼げるようになってからかな?。

モチロン、今では1人外食とか全く気になりませんけどね。


「食文化研究部」!。
そんなの自分の学生時代に見かけた記憶ナイ><。
今は、そんないい部活もあるのですね。ちょっと興味ある。


枕に顔をうずめてしゃべるシーン。
いかん、これは良き♪。
※余談:かつての某動画サイトでの好きだった”歌ってみた動画”思い出すw。
   【電波女と青春男】布団巻きながらOs-宇宙人歌ってみた【桃箱】
    https://www.youtube.com/watch?v=d34z5X_nEJI


○○○食堂さん。
ロケハンとかもきっちりされてるのでしょうね。
ああー、もう食べに行くことはかなわないかもですね。
願わくば、誰か有志が後を継いでくれないものだろうかw。

そして、そこでの食事シーン!!!!!。

ああ~、素晴しい。ゆるキャン△1期を思い出してしまいました!!!。


自分は、ゆるキャン△1期、△2期にあって、△3期にないものが
何なのかずっと気になってて
暫定結論として、あの△1期、△2期でのすばらしいBGMが
そのウェイトを大きく占めているとしてましたが

本作でもそれらを感じられたということは
BGMだけではなく、キャラのおかれたシチュエーション
食事等・主題への没頭具合、咀嚼音等に至るまで
いろいろ複合的にうまく絡み合った結果なのだと考えを改めました。
これって料理のハーモニーにも通ずるものなのかもしれませんね♪。


個人的に、
●ハーモニーを感じられる日常系?作品としては
・ゆるキャン△1期
・ゆるキャン△2期
・ゆるキャン△OVA関連
・ゆるキャン△劇場版
・日々は過ぎれど飯うまし

▼ハーモニーを感じられない日常系?作品としては
・ゆるキャン△3期
・ざつ旅
・空色ユーティリティ


そして1話終盤でのオープニング!!!。
これはグッとくる。

・・で、問題のCパートw。
そして、このオチであるww。
このシュール感、完璧じゃないでしょうか?。
 
 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 6

67.8 3 2025年春(4月~6月)アニメランキング3位
忍者と殺し屋のふたりぐらし(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (20)
119人が棚に入れました
忍びの里から抜け出したくノ一さとこは、 街で行き倒れていたところを通りすがりの女子高生このはに救われる。 だがそれも束の間、さとこは里からの追手に見つかってしまう。 しかしそんな追手をあっさりと返り討ちにするこのは。 …なんと彼女の正体は殺し屋だったのだ! 世間知らずのくノ一と殺し屋女子高生の危ない共同生活がスタート!

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

謎のハイクォリティ<60>

1話視聴。
冒頭の劇画風というかサスケ風作画。
飯綱落としを決めた後、崖の先端の色が違う。
これは昭和アニメによくあった色の違うとこが崩れるやつ・・・って崩れないのかーい。
それはともかく後は原作通り。
ゆるふわな雰囲気なのにガチ殺害ありなのがピリッと調味料くらいの原作だけど、ちょっとした動作とかよく動くなぁ。
なんでこんなに力入ったアニメ化なんだろう、タイミング的にシャフトの余力が注がれたんやろか。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

エッ?怖いんですけど…。。⁠:゚⁠(⁠;⁠´⁠∩⁠`⁠;⁠)゚⁠:⁠。

 初回観てのレビューです。2025.04.12

 女殺し屋と女忍者がひょんなことから同居することに!お互いの特技を活かして殺しまくれ!殺人ギャグアニメです。

 アニメの最初に往年の忍者アニメの傑作、サスケやカムイ外伝っぽいパロディーが流れて、つかみはOK!おっさんの心をわしづかみです。これは面白そうだ!と、思わせます。

 しかし、登場人物達はホンワカ可愛いのですが、内容は結構ハードです。全く躊躇も容赦も無く殺人を繰り広げます。

 殺し屋が主人公やメインキャラのアニメは結構ありますが、どうなんですかね?笑って良いのかな?

 キルミーベイベー、坂本デイズ、スパイファミリー、バディダディーズ、博多豚骨ラーメンズ…。

 こうした、殺し屋が登場するアニメは、エキセントリックなキャラを登場させられるし、何かあれば殺してしまえば良いのでキャラの使い捨ても可能!物語は作りやすいです。

 ギャグ漫画みたいに、キャラを登場させることで物語を作っていく系のアニメでは、ついつい便利な殺し屋に頼ってしまうのは、分からないでも無いです。

 ただ、嫌悪感を抱く視聴者も当然いるわけで、よっぽど主人公達に魅力が無いと、不謹慎な上に不条理なアニメになってしまいます。

 1話を観る限り、面白さの方がやや勝っていますが、ちょっと今後の展開が心配ではあります。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

混ぜるな✖危険💀

本作はあまりにもマニア性が強くそれでいてかなり危うい表現に挑んでいるようにも思えます。

もっと世の中が穏やかで余裕がある時代ならばジョークとして許容できたかもしれませんが
特に今という時代にはゆとりがないために、本作に対しては、ある種の防衛本能にも似た
反発が起きてしまうこともあり得るような気がいたします。

5648と{netabare} コメディの組み合わせは、基本的に危険であると言うべきでしょう。

5648×コメディ=「シュールな物語」では済まず、
まるでサイコパスの脳内妄想を表現しているようにも思えてしまいました。

頭ではコメディだと認識できるのですが、一方で感情が恐怖で凍てつき
ただただ顔が引きつってしまうのみでありました。

本作の忍者担当は心を和らげる役回りであるはずなのですが、5648との対比が
逆の意味でのギャップを生み5648の怖さがただただ増幅されるだけでありました。

忍者と5648とのギャップが無ければまだマシだったかもしれませんが
このギャップが凄い組み合わせは、サイコホラーの極みを体現している
ようにしか思えませんでした。{/netabare}

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

67.1 6 2025年春(4月~6月)アニメランキング6位
mono(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (28)
154人が棚に入れました
今週末、何して過ごす? 高校の写真部員・雨宮さつきは大好きな部長の卒業により意気消沈していたが、 親友でもう1人の部員の霧山アンからの激励により、再び部活動を頑張る決心をする。 しかし、さつきが意気込んでオークションで購入した360°カメラが届かない。 アンが出品者を調べると学校のすぐ傍に住んでいるらしい……。 さつきとアンが出品者の住所を訪れるとそこには駄菓子屋が。 2人はそこで漫画家の秋山春乃と出会い、「マンガのモデルになって欲しい」という依頼を受ける。 元映画研究部の敷島桜子を加え写真部と合併した「シネフォト研究部」は、春乃の取材に協力することになるが……?

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

凄まじい

ゆるキャン人気でこの作品もアニメ化したんじゃないかと思ってます。

昔、この漫画読んだ時、寝落ちしたことがあって、凄まじいなと思ったことがありました。

この作品、気のせいでしたら、申し訳ないですけど

ゆるキャンよりも作者の趣味丸出しな作品なんすよね
だからなんすかね、めちゃくちゃ置いてけぼり感が出るんすよ。
もっと詳しく書くと、ゆるキャンの方は作者が始めたてで、わかりやすくキャンプ趣味を書いていましたが
monoの方は作者が最初から詳しすぎて、全体知識の説明が一切合切ないみたいな感じで、わけわからんくて寝るみたいな状態なのかなぁ

この作品についていけるかなぁ

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

光画部では無いなぁ…。ジャパネットの回し者みたいなアニメになりそう…。

 初回観てのレビューです。2025.04.14

 コレはヒットしないでしょう。登場する女子達は可愛いけど、ゆる写真部がなぁ…。

 主人公達はアクションカメラと360度パノラマカメラを使って色々やります。興味深いですが、発展性はありません。

 そう言う商品を使って、その性能の範囲内で出来ることをやるだけなので、商品のポテンシャルを引き出すには、アクションカメラやパノラマカメラを着けて危険地帯へ行くとか、エクストリームな方向性しかありません。

 普通の女子高生では無理ですし、作品の趣旨にも反しています。

 敢えてモノクロフィルムカメラを使う写真部にして、現像液にこだわるとか、暗室を作るとか、引き伸ばし機を探しに行くとか、古の写真ヲタクにも、現代の若者にもウケそうな方向性にすればまだしも、金を出せば誰でも買える現行のデジカメで、誰でも出来る撮影をして面白い話を作るのは無理です。

 古本屋に行けば、自分で現像するための写真マニュアルなんて、いくらでも安く買えます。昭和期にフィルムカメラが一般化してから、ものすごい蓄積があります。愛好家がいるので、まだフィルムを自分で現像することも可能です。

 私も最近古本屋で昭和初期のカメラ本を見つけました。現像液特集号(昭和9年)で、非常に感銘を受けました。500円だったので、買ってしまいました。家族に怒られる…。

 私の趣味はともかく、今後も商品紹介の提灯記事漫画みたいな展開が続くなら、ゆるキャン程の成功は望めないでしょう。

 期待しないで視聴継続です。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作者の女体化?「ざつ旅」と競合していて、どうしようかなと迷いますが…

 原作者の女体化?ゆるキャン△の原作者です。ダブルヒロインに準ずるメインキャラがマンガ家という設定です。秋山春乃という名前が適当すぎるのは何かの自虐なのでしょうか。

 ご当地ものにパノラマカメラとアクションカメラですか。カメラのテクニックというよりも、デバイスっぽいですね。最近のゆるキャン△でもタブレットとか自転車とか出てくるので、原作者はデバイス好きなのかもしれません。
 あるいは観光地巡りなのかもしれませんが、ハードな写真テクという感じではなさそうです。

 悪くはないけど、ゆるキャン△がソロキャンブームを産み出したようなパワーは1話からの印象では感じられません。ゆるキャン△1話のなでしことりんちゃんほど魅力が感じられないです。そして今季は「ざつ旅」が同じカテゴリーですね。内容的にかぶります。

 どうしようかなと思いながら見てましたが、土曜配信ですが日曜日の夜に心を癒すのにちょうどいいかな気もします。ただ、結構微妙なラインかもしれません。2話以降ですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

66.9 7 2025年春(4月~6月)アニメランキング7位
機動戦士Gundam GQuuuuuuX[ジークアクス テレビ版](TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (24)
194人が棚に入れました
宇宙に浮かぶスペース・ コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれる。エントリーネーム《マチュ》を名乗るアマテは、GQuuuuuuX を駆り、 苛烈なバトルの日々に身を投じていく。同じ頃、 宇宙軍と警察の双方から追われていた正体不明のモビルスーツ《ガンダム》と、そのパイロットの少年シュウジが彼女の前に姿を現す。そして、 世界は新たな時代を迎えようとしていた。
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

拒絶するオールドキラー☆彡ガンダム

●逆転世界のシーク【ZION】!

突っ込みどころ満載の女子高生ガンダムでありますが、一番最初に目につくのが
「Gundam GQuuuuuuX」というタイトルであります。

uuuuuuuuuuuuuuuuuu~って長すぎませんか?
なんか馬鹿にしてんのか?と思える程に違和感が溢れまくるタイトルであります。

おかげで「Gundam」というタイトルに仕込まれた「アナグラム」が解けてしまいました。

{netabare}「ガンダム」=「ガンドアーム」でありますから本作においてもSFではなく
「呪術思想」こそが重要な要素となり得るわけであります。

話は全部繋がっていまして「RX78」は(数秘術で)「15」→「6」になる
というのもその事例の一つであります。

「6」は【六芒星✡】を暗示する数字でありまして、【シオンの民】のシンボルです。

【シオン】=【ZION】でありまして、「ジオニズム」の元ネタが【シオニズム】
であることは知る人ぞ知る話であります。

「ソロモンよ、私は帰って来た!」という有名な言葉がありますが、この言葉は
「ソロモン神殿の復興」を目指す【シオニズム運動】の精神を代弁したものであります。

今現在中東でもめ事が発生している背景には
【シオニスト】による【シオニズム運動】が関係しています。

ソロモン王は「父なるアドナイ」との契約に反して、「異教徒の神」を神殿に祀ったため
異教徒は大いに喜ぶ一方、それ以降王国は呪いを受けて衰退します。

【ソロモン神殿✡】はある意味「イスラエル」の死亡フラグであったのでございます。

ファンタジーなどでよく出てくる「ゴーレム」、この操り人形の秘術を
扱う種族こそが【シオンの民】であります。

「ユダヤ神秘思想」というものがありますが、そもそものルーツは
「ユダヤ」ではなく【シオン】というのが真実であります。

どこぞの中東地域で【✡】のシンボルの国旗を戴く国がありますが、
あれは【シオンの民】の国であります。

昔々の「大魔神」や「マジンガーℤ」などは魔人を題材にした作品でありますが
実は呪術文化の「ゴーレム」の発想が背景にあったのでございます。

ガンダムは「マジンガーℤ」とは別ものなのかと言えば、残念ながらガンドアームも
発想はゴーレムと同じでありまして、水星の魔女=ララァ・スンという存在が
明白に示す通り呪術文化の本質を表現していただけだったというわけであります。

女子高生主人公が「斧ガンダム」に搭乗しますと手の形の操縦機器が出て参ります。
もちろんこれが「ガンド」=【呪術】を意味しているわけであります。

「アマテ・ユズリハ」という名前が示すのは「魔女」ないし「巫女」であります。

アマテは天照大神、ユズリハは神霊が宿る葉っぱを意味します。
要は天照大神の神霊が宿ったシャーマン的な立ち位置であるということであります。

1話で神社⛩みたいなところに置いてある灯篭の上に乗っかりましたが
あのシーンは「神霊降臨」を表現していたというわけであります。

ガンドアームの世界では操縦技術だとか機体性能とか関係なく
「ド根性」「気合」だとか「マブラブ」でなんとかなるという話であります。

機動戦士オリジンガンダムにおいては、「🌟」付き赤い楯を装備していましたが
あれの元ネタが「レッドシールド」を意味する【ロスチャイルド】であります。

ゲットー自治区の古銭商を営む店の看板に✡付きの「赤い楯」が掛けられていましたが
その「赤い楯」をモチーフにしたのがガンダムの盾であります。

赤い楯が由来の【ロスチャイルド家】は現代の「イスラエル✡」建国に携わり
【シオニズム運動】を支援する有力な資金提供者であります。

赤い楯の看板に国旗にと【✡】を高らかに掲げる民族とは【シオン】が
ルーツでありまして故に【呪術・黒魔術】に精通しているということになります。

ビットやサイコミュシステムを運用できるのが、魔女のようなオカルティストに
限られるのも「ジオンの文化」に由来するというわけであります。

「GQuuuuuuX」=「ジークアックス」において示される重要なシンボルは
「axe」であります。

「axe」という文字配列自体が鮮やかな左右対称の「アナグラム」を
示していまして、ひっくり返しても同じになります。

「axe」は「6X9」というようにも変換できるので
アナグラムで重宝するということになるのでしょう。

「アックス」と言えば「斧」でありますが、これを「ファスケス」に変換して考えますと
(支配権を示す)権威の象徴ということになります。

ファシズムの語源でもありローマ帝国の支配権の象徴でもあった
「ファスケス」そのルーツは何かといいますとそれこそが
「メリー!Xmas」でお馴染みの反逆のカリスマ【ニムロデ】であります。

【バベルの塔】の野望を果たせぬまま【ニムロデ】は息絶えますが、
その魂は🌲に宿りその🌲から採取された薪を燃やすとその魂が天まで上り
太陽神に転生したという伝説がありまして、🌲とその薪が神聖視されまして
その神話(の思想)が現在まで語り継がれているというわけであります。

クリスマスツリーや榊のような神聖な🌲には【ニムロデ】の魂が宿りますので
その🌲から採取された木材で斧を作りますと「ファスケス」という
カリスマの神霊が宿ったオカルトグッズが完成するというわけであります。

「Xmas」の日に🌲に靴下をぶら下げておくと「サンタ」がプレゼントくれるという話も
【ニムロデ】の神話に由来しており、薪の形をしたクリスマスケーキを食べる習慣も
実にルーツは同じだったということになります。

「X」には二本の木製の斧を交差させたシンボリックな意味合いがあり、そして
反逆のカリスマ【ニムロデ】を表すシンボルであるということになります。

従いましてこの「X」の「斧ガンダム」を操る魔女とは世界を統べる
最強の存在であるということを意味するわけであります。

斧を持った男がベッドの下にいるという都市伝説がありましたが、すべては
反逆のカリスマの権威に由来するものであるのでしょう。

故に本作でもヒートホークでザクを撃破するシーンを印象的に描くわけであります。

【ニムロデ】は【太陽神バアル】に転生しまして、
また天照大神も太陽神であります。

ということで、本作の魔女っ子は【太陽神バアル】の化身であるということになるわけであります。{/netabare}




面白いとかどうとかいう前に(総合的)描写力とでも言いましょうか、
他とは違うレベルの圧倒的格差を感じました。

女子高生を主人公に抜擢したのが大正解だったかもしれません。

過去のおじさんガンダムに引導を渡す可能性を秘めた
新しいガンダムが始った予感が致します。

男子より女子の方が直感頼りで突発的に行動するようなイメージありますが
まさにそんな感じで立ち回る主人公のアクションが見どころになっています。

新規層を取り込むために十分過ぎるであろう潜在能力を感じます。
女子高生というのは目の輝き☆彡が違うということを改めて痛感いたしました。






「ガンダム」とは「ガンドアーム」のことでありますので
それを操るのは必然的決定的に「魔女」ということになります。

{netabare}故に操縦者は女となりまして、この真実にオールドガンダム信者は絶望するのであります。
「ララァ・スン」から「水星の魔女」への繋ぎはオールド世代の終焉を暗示しています。

ガンダムはSFであるという神話・思い込み・幻想にとどめを刺す頃合でしょう。
そういう意味では女主人公の物語に大いに期待が持てそうであります。

もちろんオールドガンダム信者の拒絶反応は必至でございます。{/netabare}

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

庵野監督以下(他スタッフ含む)には、もういいかげん同人作品?作りや、その濫立はやめていただきたいのだが。(2話まで視聴して)。

劇場版未見です。
聞くところによると、ファーストガンダムを模倣?している作りなの?。
本作劇場版を観て、ファーストガンダムの新規視聴層が増えるのは
それはそれでいいことなのかも?。と思ってたこともありました・・・が。


>1話まで視聴して
なんですか?、コレ。
シャリア・ブル?。
キシリア?。
ファーストガンダムのパラレルワールド???。

あの時代での物語設定なの??。

結論としては、自分のココロは全く1mmも動かされませんでした><。


なんか、シン・シリーズ関係もそうですけど
素晴らしい他者の作った作品群に、寄生してるだけの作品群にしか自分には思えないのです・・。

耳障りのいいキーワードをちりばめて、視聴者が興奮すると見込んでいるのでしょうか・・。


会社の経営・存続・生き残りのための手段なのかもしれませんが
あまりにも視聴者のことを小馬鹿にしているとしか思えません・・。

それっぽく何か意味深な雰囲気醸し出しておいて
実際のその中身は果てしない虚無のようにしか感じられません・・・。


セルフパロディであるならば、それはどうぞ自由にやってもらっていいと思いますが

かつての名作群、多くの方々の思い入れが詰まった名作群を
ことごとく、何かの色に塗り替えてしまうのは
うまく言えませんが、何かいろんなものに反すると思うのです。


ホント、過去レビューで何回も言ってますが
庵野監督以下(他スタッフ含む)には、過去の他作品に乗っかる作品ではなく
まったく新規のオリジナル作品で勝負してほしいと思うのです!。

そちらにはホント期待しているのですから!!。


※余談:TV録画しようとしたらバラエティー番組と抱き合わせになってたので
    仕方なく時間指定録画でアニメ部分だけ録画予約したつもりだったが、失敗してた・・。
    なんだこの抱き合わせ番組枠(録画用)情報・・・。二度とやめてくれ。
    仕方ないので、数日遅れのアマプラで視聴。
 
 
-----------------------------
>2話まで視聴して
これかああああ。劇場版の感想等で出てきてたの。
それでも、尺の関係で劇場版よりはかなり端折ってるようですね。

まんま、まんますぎて、まんまですね。
ひねりナシ、オチなしというか・・・。

何で過去の名作に乗っかった作品しか作れないの?。
こういうのも、ある意味マウントなの??。

乗っかって、「新しい価値を加えました!」みたいな主張?。

サンライズさん等、他の会社さん達も、この手の作品は許可しないでほしいです。

ガンダムを名乗ってほしくない。

だってこんなのがアリだったら、AIが作ったものとかわりないような・・。
まあ、本家が許可するかしないかもありますが、観てていい気分はしないですね・・。

こういう作風ばかり作る・・って
こういう作風しか作れません・・って言ってることと同義ですよね。

○ずかしくないのかな?と、本気で思ってしまいます><。


1点だけ評価します。池田さんを起用しなかったこと。
そりゃあ、ニセモノなんですから、ホンモノを起用しちゃだめですよね。
 
 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

初めて〜のワクワクどうなるの!?ガンダム。1クールだけ疑問説を孟プッシュ。

 いよいよジークアクスの1話。内容は先行上映で知ってるので置いといて、とにかく個人的にリアルタイムガンダムでここまでどうなっちゃうの!?な作品は初めてなのでそれが楽しみに尽きます。先行上映で隠し玉的にビギニングな部分をぶっこまれて衝撃を受けたので、そういうのが今後もあるのか?。


 全12話というけど、こんな美味しいネタをそれだけで使い切るとは思えないし(割とカラーは金儲け考えてる)、映画とかovaとか普通にタイトルちょい変えてもう1クールとかやるの?とか。色々本当に普通に一本のアナザーガンダムとして見れない感じなのでワクワクです。


 個人的には先行上映であれだけ儲かって、テレビでドカンとやりづらい状況なら1クールきりが良いとこまでやって、そこから映画or先行上映ありなova商売になるにビット。次回予告見る限りビギニング部分はカットと言ったな…あれは嘘だ!みたいなので益々尺がないのでやはり1クールのみってことはないかと。ジークアクスは1クール完結と言ったが、TVアニメのジークアクスが!というだけです、みたいな。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7

66.8 8 2025年春(4月~6月)アニメランキング8位
ロックは淑女の嗜みでして(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (33)
168人が棚に入れました
一流の淑女だけが在籍を許される「桜心女学園高等部」に通う鈴ノ宮りりさ。 学園で最も栄誉と誇りある称号「高潔な乙女(ノーブルメイデン)」を手に入れるべく精進し、周囲からも一目置かれるほどのお嬢様だが、実は一年前に母親の再婚で鈴ノ宮家に入った「元・庶民」だった。 母親の期待に応えるため、本心を押し殺し、大好きだったロックやギターを捨て、お嬢様として振るまうりりさ。ある日、学園の憧れの的である黒鉄音羽と出会い、ひょんなことからドラムを叩く音羽を目撃し…… 。 お嬢様×ロック!? “本音”がぶつかる青春ロックアニメ、開幕!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【1話感想】インストバンドで煽り合う淑女たち

原作コミックは未読。

毎クール1作は音楽アニメを補給しとかないと精神の平衡が保てない私。
『~AveMujica』ロスを埋めるように、この春アニメ視聴の先頭バッターに本作を指名。

音楽アニメに歌詞世界の充実も求める私にとって、
インストバンドを描く本作はミスマッチでは?

上流階級のお嬢様学校に通うメンバーが、音楽で裏の顔を曝け出すというのも、
ままあるパターンで、これは余程の火力が無いと視聴継続する気になれないのでは?

懸念もありましたが、全くの杞憂。
初回セッションから、淑女からロック狂に変貌して顔芸全開で煽り合う舌戦も含めて、
想像の上を行く演奏の砲撃にふっ飛ばされました。
高まり過ぎて何か{netabare}薔薇の蔦で拘束SMプレイ{/netabare}してるイメージ映像まで紛れて来ましたがw
そこも含めて大満足でした。

私も後で関連動画(※1)見て初めて知ったのですが、
本作のライブシーン。CGモーションアクターをOP主題歌も提供したBAND-MAIDが務めているそうで。
どうりで、演奏キャラの動きから風圧を感じるわけです。
今後も、歌なしでも、迫力の演奏シーンが堪能できそうです。

先頭打者ホームラン級の出足で、この春アニメも楽しくなりそう。
“大ガールズバンド時代”はまだまだ続きます♪


【余談】冒頭で、鈴ノ宮がウンチク垂れたラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」。
クラシックに疎い私も付け焼き刃しようと聴いてみました。
誰もが聴いたことがあるあのピアノ曲はラヴェルだったのですね。
乏しい私の感性ではスペインのノスタルジアなど全く浮かんできませんがw
優雅な旋律で、聴いたらよく眠れそうですw


(※1)YouTube/コミックナタリー/関根明良&島袋美由利、言葉の応酬で息切れ!「ロックは淑女の嗜みでして」先行上映会

投稿 : 2025/04/19
♥ : 14
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

「バナナフィッシュ」にうってつけの競り

●【エリザベート・バートリー】の呪い

悪役令嬢の元ネタが「血の伯爵夫人」(=猟奇的殺人鬼)【エリザベート・バートリー】
であることから本作においてもその設定が忠実に誇示されるということなのでしょう。

ドラマーお嬢の決め台詞「交わりましょう」という表現はどう考えても
{netabare}性的な意味合いがあるとしか解釈できません。

SMプレイ的な映像表現がお約束になっており、そして二人の御令嬢の
精神分裂症的二重人格の兆候は【エリザベート・バートリー】の症例を
再現しているということなのでしょう。

「ノーブル・メイデン」の映像表現で薔薇の棘を背景に描いていますが要するに
【アイアン・メイデン】=「鉄の処女」という拷問器具を暗示したいだけですね。

悪役令嬢とキャラが被る似非悪役令嬢による脂ギトギト豚骨から揚げちゃんぽん劇場、
かなりマニアックで強烈なものを感じます。

モブが忖度し、悪役令嬢コンビが罵り合うというまるでなんかの繰り返しであります。{/netabare}
この先もこれを毎回のようにやるんでしょうね。

ギター演奏している時にフランケンシュタインのように見えるのは気のせいでしょうか?

●悪役令嬢の呪い・・・

本作最大のやらかし要因、その究極とも言うべきものは!?悪役令嬢設定であります。

主人公は単なる似非の御令嬢でありますが、黒鉄音羽というやたらと口が悪い
性悪ドラマーのキャラ性は残念無念の絶望の極み!とも言うべき悪役令嬢設定でございます。

この悪役令嬢キャラは高校生でありながら人間を軽く超越した神の如き!?
謂わば「パーフェクトヒューマン」の人間性を有しております。

そう!{netabare} それこそが似非上級国民である主人公が恋焦がれる憧れの立ち位置でございます。

主人公が憧れる真の勝ち組であるはずの立ち位置にいる基地外ドラマーの正体が
兎に角口が悪い性悪女というのは、何とも残念無念な真実でありますが、しかし!?
設定ならば「まだあわてる時間じゃない?」と言うことができるのかもしれません。

例えばこの性悪御令嬢の境遇と似非令嬢である主人公の境遇が酷似しているというならば
悪役令嬢の権化=ミスパーフェクトの突発的ご乱心行動も理解できなくもないですが
しかし冷静に物事を改めて考えてみますと欠点皆無でやることなすことが好印象の
最強勝ち組ミスパーフェクトである本物御令嬢が似非の主人公に共感を覚える
とかいうのはかなり無理がある話ではないでしょうか?

もちろん神に匹敵するという設定の悪役令嬢ドラマー娘のあれやこれやのしがらみについて
納得できる描写がこの後あるならいいのですが、それだけややこしい話に尺を割いて
悪役令嬢が敢えて音楽に没頭する人生を選ぶ理由を描いたとしたとして、そうなると
似非令嬢である主人公の存在価値が全くなくなり、この半端な主人公がどちらかと言うと
悪役令嬢のただのお友達的脇役キャラになるという何とも間抜けな話になり得るわけでございます。

ドラマーの御令嬢はミスパーフェクト故に親兄弟親族の悉くが、例え本人が趣味
であるロック三昧の生活を追及したところで御令嬢の神がかりな潜在能力については
認めざるを得ないところあるので上級国民としてちゃんと両立できることを確信
しているはずでありますので、余計なお世話で御令嬢にドラムをやめろとか言う
理由はないということになります。

悪役令嬢の設定の都合上、本作の天才ドラマー御令嬢は
好き勝手にドラムをできるという結論になります。

もしも好き勝手にドラム三昧できるなら必死に主人公に絡む理由がなくなりますし
また、もしも家庭の事情で好き勝手にドラムができないなら、パーフェクト御令嬢の設定が
残念ながらまるで意味のないゴミクズになります。

主人公がギター好きならば、普通に庶民で続ければいいだけの話なんですが、
なんだか意味不明に似非お嬢様設定を無理くり付け加えまして、辻褄合わせのハードルが
上がり最悪破綻するならば、すべては主人公の髪型を似非貴族臭い巻き髪にしたいだけで
この糞設定を作ったのですか?というしかないなんとも滑稽で虚しいだけのオチでございます。

どこぞのおじさんが悪役令嬢に転生した?という意味不明な設定の作品がありますが、
それに比べたら本作にはまだ葛藤があるだけマシと言える所もあるかもしれません。

しかしその設定も悪役令嬢というご都合主義の設定の応用でしかない都合上、
説得力とか辻褄合わせとかいう点では馬の耳にロバの耳という燦燦たる結果になりまして
口からエクトプラズムの連続放射留まるところ知らずの脱力必至な結末に行きついてしまいます。

悪役令嬢というご都合主義の設定を取り入れますと{/netabare}
必然的とも言えるまでに物語が破綻するのが残念無念の法則にござます。






残念ながら作品の仕組みといいますか意図が読めてしまったら
それまでということなのかもしれません。

「ボザロク」の主人公と比べるのも何ですが、本作の主人公には
ポジティブな魅力みたいなものが感じられず、恐らくこの学園に絡む設定が原因で
{netabare}人間性を希薄化させてしまっているようにも見えますが、ただの楽器狂いにしか
見えないのところに微妙なものを感じます。

設定を生かしているとも言える声優の演技力については評価に値しますが、
それ以外のところでは、この先何も期待できないようにも思えてしまいます。

熱血サッカー漫画や熱血野球漫画を楽器演奏に転換しただけのようにしか見えず
またそれ以外の学園生活では仮面を被って本性を潜ませているせいで、
人間性不明なただの楽器狂いプライヤーのシーンをただ眺めるだけになってしまって
いるようで、見ていて辛いものを感じます。

嘘つき仮面お嬢様と楽器狂いの2面性を持つ、もしかしたら薬物中毒患者?
のようにも思えてしまう主人公の物語には、今のところ魅力を感じることができません。{/netabare}

残念ながら当方は、悪役令嬢的なエッセンスも楽器から波動拳を打ち出すような必殺技も
望んではおりませんので悪しからず。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 今のところキャラ頼り。目標と方向性は何なのかがポイントでしょう。

1話 お前の髪型はそもそもロックすぎるだろう。期待外れの匂いはします。

{netabare} お前そもそも髪型がロックすぎるだろう、という突っ込みはさておいて、どうなんでしょうね?

 淑女学園のお嬢様の中身が実は、というのはあまり珍しくない設定だと思います。作品の内容として、コメディっぽい演出ですが、家や父親との関係性で重い部分もありそうです。「リンダリンダ」は淑女学園に対するアンチテーゼとして使っているのかどうかですけど、その辺に思想性はあるのかも気になるところです。

 ギターピックのエピソードは、大切なのか大切じゃないのかはっきりしろよ、と言いたくなる話でした。また、1話最後のモノローグで生涯のパートナーと言ってしまっていますが、それがいいのか悪いのか。

 まだまだ何をしたいのか焦点がはっきりしないし、話にアラが見えます。バンドものなのか、お嬢様を解体するという意味でのロックなのか、家柄とか身分と向き合う生き方の話なのか。

 そう。髪型が気になります。女性にとって髪型は生き方に繋がる重要な自己主張です。ヒロインが初めからファンキーな髪型で登場してきました。そこに象徴されますが、作品の作りこみと言う点で主義主張が足りていないのではないかと危惧される部分です。CGの都合だけとも考えられますが、原作付きということでもともとなのかもしれません。

 もちろん、お嬢様の所作や言動の研究も足りていないのも目につきます。そうなると、お嬢様も父親も単なるギミックでしかなく「ガールズバンドもの」がやりたいだけなのか。

 CG作画はもう言ってもしかたないですね。もうちょっと自然なCGになるまで時間がかかると思います。

 ということで方向性が気になるのでしばらく様子見はしますが、ちょっと期待外れの匂いはします。{/netabare}


2話 部活ものテンプレですがヒロインの視点を変えたところが工夫です。

{netabare} 1話と2話で、りりさの母は元ギタリストの父親と別れて、金持ちと再婚した。淑女でなければならなくて(母が誤魔化しているのか、再婚相手はわかっているのかは不明)、義妹がいて憎まれている(逆説か本当に嫌われているかは不明だけど、OPを見る限りロックをすることで和解しそう)。

 この辺の構造が分かったところで、この次ですね。ロックに引き込まれるとどうなるのか。生徒会長がどっち側なのか。と言ったことを踏まえた、バンドのメンバーが4人そろうまでのストーリー展開はあるのでしょう。

 普通は音羽がヒロインポジションで、メンバーを集める話なんでしょうけど、視点を置き替えることで目新しくしたのだと思います。つまり、部活もののメンバー集めのテンプレの構造だけど、ヒロインをずらすことでエンタメ化した作品だと思います。

 ガールズバンドブームに乗っかった意図なのでどうしても割り引いて見てしまいますが、今のところやっと作品の構造の説明が終わった感じです。次回注目の3話です。ここの展開が第1ハードルですね。視聴継続の是非を判断したいと思います。

 なお、作品で使われている曲の音楽性は良くわかりませんが、今のところ作品内容との調和という点では、アニメの出来は別枠という感じかも。ここに一体感がでれば別の意味で価値が生まれる気もします。歌詞の咀嚼とかまだしていないのでどこかでじっくり聞きたいところです。{/netabare}


3話 今のところキャラ頼り。目標と方向性は何なのかがポイントでしょう。

 3話まで来て何も進展していません。単にりりさと音羽が絡んでいるだけです。ただ、りりさが覚醒するプロセスが描けていないかと言えばそんなことはありません。その点では、ちゃんとロックを題材にしたアニメになっていると思います。設定も読み取れます。

 欠点があるとすれば、ちょっとデフォルメされたキャラ造形に頼ってしまっているかなという気がします。このキャラだよりのガールズバンドものというのは、最近多いですが視聴後感が良くない気がします。

「ぼっちざろっく」「ガールズバンドクライ」「夜のクラゲは泳げない」などがありましたが、設定、キャラ、コメディ、エモいエピソード、ライブを見せる事に頼ってテーマというか幹という点で物足りない気がしました。

 今回、黒板に書いた「目標」と「方向性」ですね。これが作品に欲しい。昔ならサクセスストーリーがメインでしょうけど「今の時代のロックもの」はどうするんでしょうね?

 単に困難を乗り越えてバンドを組んで、家や妹に認められるというのはストーリーとはいいません。作品の前提でしかないと思います。そこにどんな物語をかぶせられるのか。つまり「目標」「方向性」です。作中のバンドの目標と作品の目標をどう重ねるか。それが見たいです。

 今のところ面白いし、行く先に興味があるので、悪いと言っているわけでなく、がっかりさせないで欲しいという願望です。
 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7

66.6 9 2025年春(4月~6月)アニメランキング9位
アポカリプスホテル(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (20)
122人が棚に入れました
人類がいなくなり、長い年月が流れた地球。 日本の首都・東京の銀座にあるホテル『銀河楼』は、今も運営を続けている。 働いているのは、ホテリエロボットのヤチヨを中心に、各部署で働く従業員ロボットたち。オーナーの帰還と、再び人類を迎える時を待ちながら、宿泊客のいないホテルでひたすら業務を行う、永遠とも思われる日々。 そんなヤチヨたちに、今、小さな奇跡が起ころうとしていた――
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

終わる世界の物語

●躍るWomenポンコツラーメン

AI搭載型おさげの女はかなりのポンコツでございます。

そうしまして、ポンコツホテルに{netabare}地球外生命体が襲来致します。

所謂宇宙人という存在ですが、こういうのを見ると子供向け専用作品のような
チープ感が溢れ出て参りまして、かなりげんなりするのが個人的な感想であります。

「アポカリプス」と「宇宙人襲来」という組み合わせは、
焼きそばから揚げチャーハンみたいなB級グルメ感が満載でありまして
何を目指して作ったのか?その答えを探すならば一晩中頭を悩ますことになるでしょう。

しかしながらそれでも地球外生命体登場の意味について考えてみることにします。
意思疎通ができない宇宙人とは中々に厄介な存在であります。

早い話が何の役にも立たないような環境汚染の諸悪の根源であります。
なので早急に処分した方がいいはずなのですが、おさげのAIはそれを阻むわけであります。

おさげのAIはかなりのポンコツであり、自分の至らなさを認識していますので
何の役にも立たないようなこの宇宙人を見て「感情移入」にも似たような状態が
表れたということなのでありましょう。

おさげのAIは言うなれば未だ発展途上の段階にあり、より人間に近い存在になるべく
日々データを取集し学習しているということなのでしょう。

OP映像でも表現されているように本質は人間のための「マリオネット」
でもありまして「市松模様」のホテルのロビーで踊る存在であります。

「市松模様」とは【フリーメイソン】のロッジを表しています。

「白と黒」が交錯する光景が意味するものは「上なる如く下も然り」
「善と悪」、「光と闇」がひっくり返ることを暗示します。

地球外生命体とは人類にとって未知の存在であり、その提示により
「未知と既知」の概念がひっくり返ることを表しているとも考えられます。

要するに驚異的な進化を遂げたAIによる「シンギュラリティ」が
間もなく人類を襲来するということを表しているわけであります。

所詮はSFでありますので、描ける内容は限られます。

本作が意図するところはなんとなく理解可能ですが、それでも
意思疎通できない宇宙人の描写には集中力が維持できません。

例えご都合主義でもドラえもんの「翻訳こんにゃく」を食べさせるべきと思いました。

今回の話で見えたのが、AIとは最終的に人間に逢わないと全く意味がない存在であり{/netabare}
そういう意味でのAIの話なのだということを確信しました。


「ヨハネの黙示録」に示された預言の如く人類史が最終局面に差し掛かる頃合のお話。
AI搭載型モデルが起点となり老舗ホテルで物語は始まります。

世界観は「ラザロ」と近いものがあるようです。
ある種の感染症やパンデミックが背景にあるような世界観なのでしょうか。

AI搭載型モデルたちの和やかでコミカルな日常を描いているようでいて、
{netabare}その一方で奉仕すべき人間がいないというのは何ともシュールな雰囲気が漂います。

ホテルとは宿泊客がいて意味があるものなのですが、客がいない、ないし
来る可能性がかなり低い状況で毎日ホテルの営業を続けるというのは、何とも
言えない虚しさみたいなものを感じずにはいられません。

感染症の流行、戦争、戦争を背景とした物価高と、
「黙示録」の預言の通り世界は終わりの時に向かって進みます。

人類が失ってしまった希望をもしもAI搭載型モデルが持っているならば幸いですが
ホテルのシャンプーハットに特別な価値を見出してしまうAI搭載型の演算能力の実力を
目の当たりにしますと人類の命運を背負わすのはどう考えても荷が重いとしか思えませんし、
今のところ救いの要素が見当たらずに虚無感にも似たものが胸に残ります。

ただ吉報待つだけという日々の繰り返しですが、それを継続するには
もしかしたらただならぬ忍耐強さを要求されるのかもしれません。

人間ならば早々と希望を失い諦めてしまうでしょう。{/netabare}





「世紀末」の逆転世界を表現した物語でしょうか?

緩い感じのSF風味で、雰囲気系のような気がします。

その隠された背景にはヨルハ部隊やターミネーター的存在がいるのでしょうか?

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 謎の感動は謎でしかないけどとても良かった。OPに度肝を抜かれました。

1話 令和の「プラネタリアン、ほしのゆめみ」なのか?

{netabare} これはそのまま「プラネタリアン ちいさなほしのゆめ」ですねえ。ヒロインのヤチヨの働く姿は「ほしのゆめみ」に重なります。同作は環境汚染と戦争で人類が滅びかかっている世界でプラネタリウムの解説ロボットが最期にお客様を迎えて…という話です。充電のシーンもかなり近いビジュアルなので、同作を意識しているのではないでしょうか。

 あの話は「ほしのゆめみ」がプラネタリウムの解説をしているのを見ているだけで胸が苦しくなってくるので、あまり再視聴できませんが本作はどうなるんでしょうね。

 夜間充電の姿を見ていると切なくなりますし、ルーティンでの朝礼や掘削のロボットが壊れる姿などロボットたちの使命と虚しさが胸に来ます。
 と、思っていたら最後は「うーん」ですね。EDを見る限り疑似人間か何かを迎えることで、やる気がでるのか。しかし、メンテナンスが出来なければ待ち受けるのは滅ぼしかありません。その滅びを描くのか、あるいはどう描くのか。

 どんな存在も滅びの時を迎えるのは必然ですから、それはバッドエンドではないんでしょうけど…ですが、令和の時代「プラネタリアン」エンドは辛いなあ…辛いけど安易な能天気エンドもなあ…おそらく最後まで見ますけどね。

 九龍、ラザロなどと比較すると面白そうです。SFという点ではムームーを含めてもいいかも。{/netabare}


2話 謎の感動は謎でしかないけどとても良かった。OPに度肝を抜かれました。

 謎の感動は謎でしかないという感じですが、非常に良かった。この作品は素晴らしいと思います。郷愁の中に何かを感じさせるものがあります。「プラネタリアン」と違い、何か未来につながる感じにSF的なセンスが光っていました。

 OPのヤチヨのダンス映像で度肝を抜かれました。作画で感動したのは「おにまい」以来かもしれません。こういう絵柄のアニメでここまで作画がいいのは初めてかもしれません。OPアニメのスタッフの原画の人数からいって手書きだと思いますが、その辺はよくわかりません。しかし、素晴らしい。(よく見たら3Dモデルとの混合の気がしますが、境目が分からない)

 OP映像を見て改めて思いましたが、作画がいいですねえ。滅茶苦茶に良い。特にヤチヨの表情の変化はすばらしいです。それと無機質なロボットの動きに表情があるのもいい。

 宇宙人に関しても、作画というか絵コンテというかコミュニケーションのコンセプトというか、面白くも興味深く見られました。それも作画技術が伴ってのことでしょう。

 それにしても、今季はSFがいいですね。「ジークワックス」と「ばいばいアース」はもちろんチェックしてましたが、本作と「ムームー」が本当に素晴らしいです。「九龍」も気になりますし。大変楽しみな作品がそろっていて、うれしい驚きです。

 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

うむむ… これはまた、どういう話になっていくのか読めない

これだけ物語をたくさん見ていると、どういう話も「こういう話」というある程度のテンプレがあってジャンルとかわかるのですが…。

いやわかりにくい作品ですね。
アポカリプスと言っている通り、滅亡後の世界もの、というジャンルではあるのですが、本当に人間が滅んでいて登場しないのでしょうか。

でも、つまらないとは言っていません。
ロボット達がホテルを維持し続けているのは滑稽でもあり、物悲しさも感じます。

とにかく興味を惹かれました。
面白くなるかどうかわかりませんが、これは見ます。

しかしキャラデザの竹本泉はなんとも懐かしい大ベテランですね。
あおいちゃんパニックとかで有名ですがあまりアニメ化していない作者では。
調べ直しましたがWikiとかでもそう描かれていますね。
このような形でアニメになるのは良かったのでは。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

66.4 10 2025年春(4月~6月)アニメランキング10位
アン・シャーリー(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (10)
69人が棚に入れました
想像することを、とめられない。 カナダの美しい小島、プリンス・エドワード島。 孤児のアン・シャーリーは、カスバート老兄妹マリラとマシュウが住む グリーン・ゲイブルズに、手違いながら引き取られます。 二人は戸惑いつつも、アンの想像力に和まされながら、 家族としての絆も深まっていきます。 常にライバル視することになるギルバート・ブライスや 腹心の友になるダイアナ・バーリーとの出逢い。 そしてクラスメイトや先生、村の人たちと触れ合うなかで、 少女だったアンも成長していきます。 「赤毛のアン」を知る人も、知らない人も、すべての人たちへ。 いま蘇る、少女から女性へと成長していく、 世界中が愛したアン・シャーリーの物語。 まっすぐ純粋な心で、想像することをとめられないアンを、 きっとすべての人たちが大好きになる。
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ひみつの暗子ちゃん

●ラブ・レター・フロム・遥か彼方

物語の舞台がカナダであることが一つのポイントであると言えるのかもしれません。

基本的にはイギリスやフランスなどのヨーロッパからの移民が多く、
そういう意味ではアメリカ合衆国と似ているようにも思えます。

しかしながら米国と大きく違うのは{netabare}プロテスタントよりも
カトリックの比率が多いことであります。

カトリックは当然の如くローマカトリック教会の教えを真に受ける都合上
かつてのユダヤ教徒が陥ったような形式主義の傾向があり、その結果表面的な
事柄に重きを置くような感じで、肩書や見てくれだとかそういうことに
小うるさいという側面があると言えるのかもしれません。

一般的に生真面目なプロテスタントに比べカトリックの方は教会に通う頻度も
少ないようですが、要するに寄付金さえ払えば自分は天国に行けるという、
少しばかり勘違いの入った自信があるために寄付金を払えないような人を見下す
傾向があるとも考えられるわけであります。

「免罪符さえ買えば誰でも天国に行ける」というまさに
ローマカトリック教会の教えそのまんまであります。

ということで、その設定を生かした形式主義者と赤毛の魔女っ子との
満を持しての予定調和的なバトルが勃発するわけであります。

カトリックと言えばユダヤ人に対する差別も相応にやらかしていますが、まさに
お得意の形式主義に則って赤毛の魔女っ子の外見に対して誹謗中傷の罵声を浴びせまして
そこで待ってましたと言わんばかりの阿吽の呼吸の条件反射で魔女っ子が
カウンターの罵詈雑言をぶちまけ、倍返しだと言わんばかりにやり返すわけであります。

孤児院の女の子が井戸に毒を投げ込んだという話は完全に伏線と言いますか
この魔女大戦をやるための仕込みであったわけです。

人の外見に対して差別的発言をする老害には倍返しの制裁を下してもよし
という理屈、大義名分を振りかざしつつ、相手にとことんやり返します。

老害の方が屈しないのならば、ゴネながらも持論を誇示します。
この場では魔女っ子は一歩も引きません、これは駆け引きだからです。

作為的に形成された膠着状態を見るに見かねた心優しいおじさんにより、
言い合いになった相手との和解案を提示されますと、待ってましたという感じで
素直に謝罪する姿勢をこれでもかとアピールするわけであります。

魔女っ子の真の狙いはこの家に住まうことであります。

一旦は頑固な老害と同じレベルで頑なに張り合いますが、大人の助言があればすかさず素直に従った
ような姿勢を示し、従順な良い子になりましたということを見せつけるわけであります。

見事な魔女っ子の印象操作でありまして、騒動の相手への謝罪もただの演技であります。

赤毛の魔女っ子は口も達者ですが演技力の方も桁外れに優れております。
知能で劣る大人を見事欺き家に居座るというミッションを無事成し遂げます。

兎に角魔女の能力は万能なのです。{/netabare}


知っているようでよくわかっていなかった赤毛のアンの正体。
それは鏡{netabare}の国の魔女子ちゃんだったという{/netabare}衝撃の真実でございます。

物語の序盤あまりに唐突にとある問題証言が提示されます。
「孤児院から連れて来た女の子が井戸に毒薬を投げ込んだ」というものであります。

{netabare}「〇〇が井戸に毒を入れる」という噂話は日本でも耳にすることがありますが
ある種のレッテル貼りであり特定の人種を貶める場合などに使われることがあります。

だからと言って一般論とは違う例外の事例が全くないとも言い切れないわけでありますが。

一般論で赤毛の特徴を持つ種族は〇〇だとレッテル貼りをするのは望ましくない
かもしれませんが、本作におけるある種の差別を大前提に敢えて設定されたキャラ
にはどのような意図が隠されていたかを明らかにしてみようかと思います。

カナダの成り立ちにはイギリスやフランスからの移民が深く関係しておりまして
そういう都合でヨーロッパ文化の影響が強いものと考えられます。

そういう文化圏では「赤毛」は「魔女」を示すネガティブな意味合いがあるようです。

そばかす&赤毛の女の子とは民族的にはアイルランド系移民の特徴を表しまして
【ケルト人】ないし【ゲルマン人】の系統であるというように考えられるわけであります。

【ケルト人】は5月に【ベルテーン】という祭典を行いますが、これと同じ
ようなものを「ゲルマン人」の文化圏でも行いまして、後にこれが「魔女のサバト」
と呼ばれるようになるのであります。

【ベルテーン】祭の祭司は魔女とも呼ばれまして、【ケルト人】ないし「ゲルマン人」は
魔女と関係が深い民族と考えられることになるわけであります。

本作の赤毛のアンとは「言葉の魔法=スペル」を駆使して人に影響を及ぼす
ある種のマジシャン的存在であると言えるのかもしれません。

ある意味、操り師【ネクロマンサー】の本質をついているとも考えられます。{/netabare}

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ツンデレ妹と二人暮らしの俺んちに間違えて女の子が養子に来たでござる<50>

1話視聴
旧作をネットで観れるようになったタイミングで見返したりしてた。
テレビマンガに映画並みの演出を行い映像作品としての進化をなしとげたという意味があるのねん、高畑名作劇場は。
それを吸収した富野くんがガンダムの人間描写につなげていったというあたりにしか意味は感じてないんだけど、まあそれはそれとして。

見た感じは、あーこのペチャコラと喋り倒す感じってな印象だけど、ネットではアンガチ勢のツッコミが始まっておりまして。
考証の鬼高畑勲の前作と比較されてしまうのでなお一層。
髪色で切るドレスの色が決まるとか雑学として面白うござんすなぁ。

物語的にもキャラ描写も前アニメをなぞる感じだし視聴継続は・・・というあたりで目に入るシリーズ構成高橋ナツコという巨大なマイナス。
今視聴済みの今期ラインナップと比べたら観てもいいかなぁくらいの位置だったけど、まあ一周したとこで判断すべ。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

世界名作劇場かな。悪いわけではないのですが

赤毛のアンといえば言わずと知れた名作でこれを読んでいないのは恥ずかしいレベルですね。
はい、読んでいません。

世界名作劇場のような雰囲気を持ったアニメです。現代でやるのは珍しいのですね。
こういうアニメって子供向けに常時やっていても良いと思いますが。

なので作画が良い悪いとか論じる必要もなく、まあ名作のアニメ化ですね、というところです。
子どもが見ると教育上良さそうだとは思いました。

自分が見るかどうかですが…。
原作を知らないのも恥ずかしいので見ても良いのでしょうけれど、かつての名作って見て面白いかと言われるとね…。

名作には名作の良さはあるのでしょうし、意外と面白く感じるのかもしれませんが。
最新のヒット作の方がキャッチーですし、正直に言えば面白いです。
作画も地味でお勉強臭い。
現代でも通用する美少女萌えキャラになってた方が私は見たかったですね。

なのでわざわざ時間をかけて見る気はしないですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

65.7 11 2025年春(4月~6月)アニメランキング11位
ウィッチウォッチ(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (29)
176人が棚に入れました
その魔法、想像の斜め上!! 魔女となるべく修行中のニコは、幼馴染で鬼の力を持つ高校生・乙木守仁と同居することに。幼馴染との再会にときめくニコの一方、守仁には予言された災いからニコを守る使い魔としての使命が。 ニコの魔法が引き起こす予測不能なトラブル、年ごろの男女の二人暮らし...前途多難で摩訶不思議な日々が始まる! 『SKET DANCE』『彼方のアストラ』の篠原健太が描く奇想天外なマジカルコメディ開幕!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

鬱展開は勘弁してくれよな!

 初回観てのレビューです。2025.04.07

 スケットダンスの作者が原作かぁ…。基本的にギャグなので、合う合わないがありそうです。ただ、彼方のアストラは好きなアニメでした!

 ギャグの波長が合えば面白いかもです。スケットダンスでもそうでしたが、キャラの掘り下げのための回想が結構暗かったり、鬱展開だったりするんですよね…。既に一話の時点でその兆候が見え隠れします。

 取り敢えずヒロインのドジっ子魔女のニコが可愛いので、視聴継続です。

 しかし、1話で何回死にそうになっているのか…。ギャグで済むのか?ちょっと心配です。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

好きな原作が高品質にアニメ化してもらえるのは嬉しいですね

原作既読。
とても面白い原作です。

作者の篠原健太さんは3本連載して3本アニメ化ってことになりますかね。
凄いことですね。
あまりメガヒットまではしないので、どこか地味な印象もありますが、
作画ストーリー、絵柄の魅力、マニア向けな濃さ等、全てにおいて色々クオリティが高く、隙がない作者さんだと高評価です。

ただ、好きな原作でも、既読の場合はよほどクオリティが高くないとスルーしたりするのですが…。
そのよほどクオリティが高いに十分踏み込んでいるように思いますね。
主にはYOASOBIの主題歌の良さで。
もちろん作画等も高品質でテンポも良く、質の高い原作を十分に再現できていると思います。

というわけで、見たいと思いました。
ただ内容はやはり全部知っているので、本数次第では諦めるかもしれませんが、なるべく見たいです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

巫女っち闇落っち

●魔女が誘う「似非界転生」

4月1日に「嘘」のバカ騒ぎをするをのが「エイプリルフール」でありますが
それに対しての「本当」のバカ騒ぎをするのは何と言うのでしょうか?

{netabare}恐らくそれは4月30日の【ワルプルギスの夜】であります。

魔女の狂乱祭り、【鬼神ベル】をもてなす【イニシエーション】の前夜祭であります。

4月の終わりの日と初めの日をひっくり返してバカ騒ぎする
それが「4月のバカ」が意味するものなのでしょう。

本来「魔女」とは「鬼神」に仕える存在、「鬼神祭り」の「巫女」でありますが
本作ではその関係性がひっくり返り、「鬼」が使い魔となっています。

【ネフィリム】という言葉には「鬼」や「巨人」という意味合いがありまして
それでシャーペン消しゴムを強大化するという理由にかこつけまして魔法を発動
するのですが、最終的に大きくなったのが魔女の方ということで、ここでも
「鬼神」と「魔女」の関係性がひっくり返っております。

このように【グノーシス主義】の発想を提示しまして
魔女の「呪い」は「祝福」に変わるということを暗示するつもりなのでしょうか?

魔女っ子と級友の3人でファミレスに出かけまして、3人のゴロツキに絡まれます。
これはある意味魔女の災いとも考えられますが、しかしその報いを受けたのは
級友というより絡んできた3人のゴロツキの方だったのかもしれません。

そしてまた調子に乗った魔女っ子がクラスメイト達を魔法で空中浮遊させるという
暴挙にでるわけですが、この元ネタは「幽体離脱」というもので、実際に空を飛ぶ
というよりは意識体が体を離れて浮遊するような現象を意味します。

【シャーマン】がよく使う秘術の一つでありまして、「千里眼」というのは
この幽体離脱の応用技であると考えられるものであります。

糞アニメを見た時などに意識が遠のき眩暈のような感覚を覚えますが、
このように口からエクトプラズムが漏れ出す現象も同じ種類のものと考えられます。

いずれにしても糞アニメの視聴は精神に異常をきたす恐れがありますので
要警戒と言わなければならないでしょう。

幽体離脱用の魔法陣の中に運悪くトラックが乗り込んでしまいますと運転手が
幽体離脱現象を起こし、運転手本体の意識がなくなりましてトラックは無人状態
になり暴走してしまうわけであります。

魔法陣の中にいる人の視点、感覚で言うならばトラックも宙に浮いたように
認識できてしまうのですが、結界の外にいる人から見ると結界内にいる人も
トラックも全く宙に浮いてはいないのであります。

今では昔々のことになりましたがカルト新興宗教の教祖様が空中浮遊ができると
いうことで、その信者たちにとってはまるで神の如き力を持つ超能力者と認識された
なんて騒動がありましたが、それは【イニシエーション】を受けた信者にしか見えない
謂わば幻覚みたいな現象だったというオチでありました。

このような類は古代宗教では割よくある神秘体験というものでありまして、
薬物などを使用して脳内をトランス状態に持ち込みまして普段使わない感覚を
覚醒させまして、その結果超感覚による認識が可能になり普段見えないものが
見えるようになるという仕組みであります。

神秘体験を全く知らない人がこれを体験すると衝撃の余り、かなりの高確率で信者に取り込まれて
仕舞う危険性がありますので、【イニシエーション】には要注意ということになります。

ファミレスの時と同じで今回もトラックによる災いが降りかかりクラスメイトが
怪我をする可能性もあったわけですが、これこそが魔女の呪いというものではないでしょうか?

魔女の空中浮遊とは要するに「エープリルフール」{/netabare}みたいな話であります。






ウィッカ☆ウイッチ☆ウィザード。

「赤毛のアン」もいきり立つ季節柄に差し掛かり
赤毛の魔女たち進撃も留まるところ不知火の花。

4月30日は【ワルプルギスの夜】。
魔女たち狂喜乱舞する禁断の祭典開幕にございます。

「メイクイーン」が「5月の花嫁」を意味しますことから
「ゴールデンウイーク」も「≪子供≫の日」も「令和元年」も恐らく
【ベルテーン】と関係する祝日なのでありましょう。

魔女というのは案外身近な存在でありますから、ヤマンバギャルの中にも
もしかしたら本物の魔女がいたという可能性も無きにしも非ずだったのかもしれません。

本作は呪われし魔女が道理に抗う作品とでもいいましょうか。

{netabare}昔々の魔法少女作品は子ども向け、ただの妄想の類でしかありませんでしたが、
それに比べると本作は本物志向が強い魔女っ子作品となっているようです。

魔女と巫女とシャーマンは全部同じようなものでありまして、そしてまた
「アイドル」という存在の本質は魔女にあると言っても過言ではありません。

魔女は年老いた老婆であるという側面がある一方で、
とてもエロイ存在であるという特質をも有しています。

魔女のエロの側面を端的に示したものが「神殿娼婦」という存在でありまして
これが「アイドル」の元ネタであるということになります。

エロ魔女=エロ神官などの事例として「無職転生」の魔女エルフや
「ゴブリンスレイヤー」の「剣の乙女」が挙げられますが、要するに
魔女がエロイというのは本物魔女に由来する設定であるというものであります。

そういうわけで、本作の魔女っ子も男を見たら当然のように発情するわけであります。

男に発情する魔女やエルフの類は最近では割と頻繁に描写されますが、そろそろ
子供向けの妄想ストーリーをやり続けるのも無理があると言いますか、子ど向け
愚民政策にしてももう少しレベルを上げねばということになったのかもしれません。

魔法現象についての一番重要な原理は「等価交換の原則」でありまして、
これが無ければ魔法の魔の字も始まらないわけですが、しかしこれを示すと
夢も希望も無くなって誰も魔法少女に憧れなくなってしまうためセールストーク
としてはやはり既存の魔法少女路線が誇示されまして、神殿娼婦の実態暴露なんて
とんでもねぇという結論に落ち着くわけであります。

魔女の魔法?は何かをもたらしますが、「等価交換の原則」により別の何かを失います。
結論は「魔の法則」は「災い」をもたらす故に「呪われた」禁忌とされるに至ります。

代償がマグカップで済めばまだマシですが、大抵は
「どろろの百鬼丸」のようにべらぼうに高いものとなるのであります。

「魔法」とは必ずハズレる万馬券みたいなものでありまして、要するに
「金返せ!」というオチでありますから、現実世界では誰も見向きもしなく
なるのですが、そんな魔法に積極な意味を見出し捏造しようという人がいるならば
それは中々に優れたペテン師であると言うべきかもしれません

【ベルテーン】は「鬼神」を崇め奉る【イニシエーション】でありますので
それを祝うため故必然的に本作で鬼の種族と魔女が出会うわけであります。

本物の魔女を意識したコメディ劇場でありますが
【エリザベート・バートリー】の悪役令嬢物語のような展開と酷似する可能性があり
恐らくは笑うに笑えないような予感しかしかしない心持で胸が一杯であります。

もしかして魔女でなかったら、もう少し好意的に視聴できたかもしれませんが
魔女とかアイドルとかは言うなれば腐った食材でありますから、{/netabare}まず臭みをとるだけも
大変であるということになると言わなければならないでしょう。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

65.6 12 2025年春(4月~6月)アニメランキング12位
ある魔女が死ぬまで(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (31)
152人が棚に入れました
「お前、あと一年で死ぬよ」 十七歳の誕生日を迎えた見習い魔女のメグ・ラズベリーは、魔法の師匠であり、魔法界トップの七賢人に名を連ねる『永年の魔女』・ファウストから、突如として余命一年であることを告げられる。 メグは『死の宣告』の呪いにかかっていたのだ。 呪いによる死を免れる方法はただ一つ。手にした者に不死をもたらす、『命の種』を生み出すこと。 そして、『命の種』の材料となるのは、感情の欠片――人が喜んだ時に流す、嬉し涙。 「それで、一体どれくらい涙を集めればいいんですか?」 「千人分だ」 「......はい?」 こうして、メグは嬉し涙を集めるため、様々な人たちと関わっていく。 幼馴染みで大親友のフィーネ。 ファウストと同じ七賢人の一人――『英知の魔女』・祈。 メグと同い年にして七賢人に名を連ねる天才少女、『祝福の魔女』・ソフィ。 これは、余命一年を宣告された未熟な魔女、メグ・ラズベリーが起こす、奇跡の物語。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 つまりはファウストの後継者で七賢人になる話なのかな?

1話 人生とか幸福を真面目に扱うことを期待して、見てみたいです。

{netabare} 死を扱った作品は一応見ることにしているので、試しに視聴しました。呪いによる死を回避するために喜びの感情を集める話ですね。

 多分ですけど、人生論と幸福論が合わさったような何かを表現したいんだと思います。「王子の像とつばめ」「青い鳥」「プラスティックメモリーズ」「死ぬまでにしたい10のこと」などいろんなパタンが考えられます。生きる意志、人生の密度、利他…なんでしょうね?

 奇跡の物語ということで雰囲気的には死を回避できそうな気もしますが、この明るい冒頭がかえって不穏な予感もします。自分の命と引き換えに世界に奇跡をもたらす可能性もあるでしょう。古いタイプの話ならバッドエンド、今時ならハッピーエンドという感じでしょう。
 これは後半にならないと展開の予想がつかない気がします。作画も悪くないし、テーマ的には興味があるので見ようかなと思います。

 1話は故人の想いを残された家族が知ることで、悲しみを素直に吐露することができ、死別の辛さを受け入れる話です。ありきたりと言えばありきたりではありますが、ちゃんと死を扱っているのでちょっと期待ができるかも?{/netabare}


2話 良いと思います。死から目をそらさない。寿命と命の循環の問題です。

{netabare} あー、そう来ましたか。時計と老婆。そして樹木。寿命と命の循環の問題ですねえ。なぜ、メグが呪いにあらがうのか、という問題を説明するにはすこしずれている気もしますが、能天気だった1話に比べて随分と死の問題に近づきました。時計は精霊を解き放ち、老婆は家族を残しました。樹木は人に憩いと思い出を与えて逝こうとしています。そういう表現はなかなか秀逸なのではないでしょうか。

 最近、ユーチューブなどで気になるのが、死や殺を伏字にすることなんですよね。バンされるからなんでしょうけど、なぜ、死から目をそらすのかが、非常に不愉快だったので、こういう作品はいいと思います。{/netabare}


3話 つまりは、ファウストの後継者で七賢人になる話なのかな?

 現代魔法という単語と環境問題から言って、魔法が科学のアナロジーなんだろうなという気がします。まあ、そこまで現実的にぴったり重なるアナロジーではない感じですが。世界観に含みがあるのはいいですね。

 死をあきらめると言いながらも、何も考えていない感じ。死ぬと言われても、死のリアリティがない若者としては結構自然なのかなとも思えます。その辺の心情を描いた作品は少ないので興味深いです。「君の膵臓が食べたい」くらいかな。本当に死が近づいたときにどうするかですね。

 それと現代若者の生き方もちょっと重なる感じもなくはないです。感動とか目標とかそういう部分でメグが成長していく話の気がします。

 七賢人の状況でファウストだけやたら歳をとっていて、身体が痛んでいます。「なんで私は七賢人じゃないんだ」というメグのセリフなど、いろいろ考えると、これは成長と世代交代の物語で、実際は死なないのかなという気がしてきました。つまり呪いとは試練のことではないかと。

 3話は能天気でしたが何かその辺を分かりやすくエピソードで説明する回だった気がします。想像した感動エピソードの積み重ねみたいな話とは違っていましたが、テーマはしっかりありそうです。
 
 なお、OPとEDいいですね。特にOPアニメで砂が落ちてくるのが、命と時間を想起させて、結構感情にくる映像になっています。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

死ぬ死ぬ詐欺っぽいけど大丈夫かな?

 2話観てのレビューです。2025.04.10

 生と死…。重いテーマですね。ただ、どうしても感動的な一部分を切り取って、さぁ!泣け!なんですよね。

 今回、Bパートは主人公の顔見知りの優しいオバァのエピソードですが、結構元気だったのに、イキナリこの世からサヨナラ…。割と不審死ですね。

 作中では描かれていませんが、息子夫婦も覚悟が出来てないのに、突然警察の事情聴取や葬式の手配、実家の整理、この過程でオバァが実はとんでもない借金を抱えていたり、隠し子が発覚したり、ご禁制の品を隠し持っていたりと、コメディお葬式がスタートします。

 人間一人が社会から退場すると言うのは、悲喜劇で、感動的なエピソードばかりではありません。主人公は所詮他人なのです。師匠と2人で勝手に他人の人生に対してエモいよ〜と納得していますが、実に一面的です。本来は、先程のコメディお葬式までやらないといけません。

 まぁ…感動ポルノなんて、こんなもんスね。私が人非人だからではありませんよ?
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2025.04.02

 見習い魔女が、師匠に「あんた1年で死ぬよ」と、言われた所から物語スタートです。

 1年以内にうれし涙を千人分集めると呪いが解けてOKらしいです。そうですか…。言うのが遅くね?

 何か、どこかで観たり聞いたりしたことがある物語ですが、雰囲気は悪く無いです。

 人助けハートフルコメディなのかな?殺伐とした昨今、こうしたアニメが一本くらいあっても良いかもです。

 ただ、なろう系列の作品らしいので、イキナリ殺伐としたシリアス展開になったりしそうで油断出来ません。取り敢えず視聴継続です!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4月は魔女のウソ

●人に七癖、魔女が身に足くせぇ~

足クサ魔女、満を持しての登場であります。

さて、気絶するほど超絶に足が臭い魔女!?には
どのような意味合いが込められているのでしょうか?

重要なポイントはその魔女の名が{netabare}「英知」の魔女ということです。

魔女とは「理と共にある存在」であると本作でも指摘されておりますが
魔女の理とは何でしょうか?

答えは簡単で【等価交換の原則】それ以外ありません。
魔女とは「等価交換の錬金術」を行うものであります。

魔女の本質を踏まえて考えれば「英知の魔女」が意味するのが
「Hの魔女」であることは必然であり、それこそが理であります。

「H=エッチ」とは変態や変態性癖をもつものを意味します。
「その語源は変態 (Hentai) の頭文字「H」である。」また
「大正時代には、≪同性愛者≫を意味する隠語であった。」ということであります。

「H」の変態魔女の「足を洗う」シーンが描写されますが、「足を洗う」には
いかがわしい仕事を辞めるという意味合いがありまして、例えば遊女の仕事を
辞める時などがその典型であると言えます。

何故足を洗うのかと言うと足が穢れているからでありまして、
「穢れ」は「罪」を表すものであります。

生前のイエス・キリストが弟子の足を洗うというエピソード
その意味するところは「罪の清め」であります。

そして魔女とは罪に穢れた存在であるが故に穢れが蓄積されまして
半端ないぱらっぱら~♪へい!という程の悪臭を放つわけであります。

穢れた魔女の足を見習い魔女っ子が洗うわけですが、この魔女っ子は呪われていますので
理に従えば逆効果でありまして、単なるHシーンの描写でしかないわけであります。

これはある種の「足を洗うプレイ」の再現でありまして、
H=≪同性愛者≫を意味する隠語であるところの「理」を表現しています。

魔女は薬学の知識がありハーブなどの薬草に詳しく、それで幻覚作用のある
ハーブを用いましてトリップ体験を伴う【イニシエーション】を行います。

「ハーブ」+「魔女の足洗い」=【イニシエーション】ということになります。

そうしまして「同性愛の罪」こそが【ソドム】が滅んだ理由でありますので
これを以て【ソドミー】と呼ばれることになるわけですが、その罪故に魔女が
呪いを受ける「理」として本作においても明確に示されるわけであります。

快楽主義的堕落の都市「ソドムとゴモラ」はこの罪により滅びました。

その罪の元となり、あらゆる人々にその風習を伝播する役割を果たしたのが
「偶像崇拝」が暗示する【アイドル】=「シャーマン」であり「魔女」であります。

ジャニーズに続くようにして出ました「広末H何某」という元アイドルの謎に満ちた
発作的で病的なまでの奇行、数々の騒動には「マジでドン引き5秒前」ですが
この事例においても【アイドル】とは災いの源でしかなく、呪われた存在以外の
何ものでもないという物事の本質を見事なまでに裏付ける決定的な証拠の一つと
言うことができるのかもしれません。

「H」の変態魔女のとてもとても臭い足にハーブのエキスをかけますと
香水のように臭いを誤魔化すことはできます。

とは言えそれで臭いの原因である穢れや罪が消えるわけではありません。

魔女による魔女のための「足洗い」とはただの【イニシエーション】でしか
ありませんので「H」の罪が増幅されるだけであります。

ハーブの香り効果が切れますと結果は、魔女の足が更に臭くなるだけでございます。

ローマ法王が子供などの足に口づけをすることがありまして、一説には
イエス・キリストの足洗いと同じ意味合いがあり祝福を与えているのだとも言われて
いますが、実はこの足に口づけという行為は「バナナフィッシュにうってつけの日」
の中でも描かれておりまして、幼い少女の足の裏に口づけをした後に、問題の
🍌の主人公はホテルで寝ている妻の傍らで拳銃自殺を致します。

🍌の主人公は設定として情緒不安定な面があり、死ぬ直前までその兆候が
垣間見え、妻に悩み事を相談するわけでもなく淡々と拳銃自殺を決行するのであります。

そこには救いも祝福もなく、どちらかと言うと呪いでも受けたかと言える程に
陰鬱で絶望的とも言える悲劇的幕引きとなります。

これと関連する「BANANA FISH」という作品内容をも踏まえて考えてみますと
「足に口づけをする」という行為は「堕落と罪」を愛するということを意味すると
解釈できるのではないかという結論に至ります。

ノアの子ハム、そのハムの息子【カナン】が呪われたことを裏付ける事例が
【カナン】の子孫たちが住み着いた【ソドムとゴモラ】の惨劇であります。

性的堕落と同性愛の罪のことを【ソドミー】と呼ぶのは
【ソドムとゴモラ】の住人が犯した罪に由来します。

「BANANA FISH」の主人公はLGBTでありますが、もう一人の🍌の主人公の方は
詳しい性別の状況については曖昧になっています。

幼い少女以外の女性には冷淡で全く心を開こうとしない🍌の主人公は
兵役に就いていた際にトラウマ体験をしたとされています。

男だらけの兵役の日々の中でいったい彼に何が起きたか?を推測する上で
重要な手掛かりとなるのが「バナナ🍌魚🐡」であります。

普通ではない特別な魚、その正体とは魚の神=【ダゴン神】であります。

エジプト神話に登場します男神【オシリス】の「男根🍄」を魚が食べまして
その魚が神秘の🍄の効力により神に転生しまして【ダゴン神】となります。

つまり「🍌=🍄」という関係性が成り立ちまして「🍌🐡」=「🍄🐡」
「BANANA FISH」=【ダゴン神】ということになります。

そしてまたローマ法王が頭にかぶる「司教冠(ミトラ)」と呼ばれる帽子の形の
由来が魚であることから、ローマ法王と🍌の主人公の足に口づけするという行為の
意味するところが同じではないかという結論に至るわけであります。

本作で描かれた「魔女の足洗」とは堕落と罪を愛する【イニシエーション】
でありますので、見習いの魔女っ子は足洗いで欲情するわけであります。

足クサ魔女は製薬会社と関係性があることが作中で示唆されますが、
そのことは「アークナイツ」という作品でも同様に示されます。

魔女の薬学の知識とは後に製薬会社に引き継がれまして、
現在の薬の調合法等に生かされるわけであります。

「H」の魔女は【✡】=【六芒星】のシンボルを帽子の脇に掲げ、
「アイドルの星野アイ」と同様に「星の眷属」であることを示します。

魔女とは【占星術】に精通しており、魔女にとって星などの天体は神でありますので
【占星術】の儀式とは「神と媾う」【イニシエーション】を意味することになるわけであります。

つまり本作で描写された魔女による「流星の願い」のシーンとは
【イニシエーション】を暗示していたということになります。

以上のように本作では魔女が使う秘術=魔法に関して
比較的本物志向の観点から描写している様子が窺えます。

見習い魔女が暖炉の薪に火をつけるシーンでも所謂火魔法みたいなものは
使わずにマッチを擦って点火するのはその最たるものと言えます。

魔女の秘術とは「等価交換の錬金術」でありまして、子供向け魔法少女作品等
で表現される{/netabare}簡単着火の🔥魔法などは頭のイカレタ妄想でしかないのであります。

●理に反する少女?

魔女の理、それは「等価交換の原則」であります。

ー魔女が現れた!ー
{netabare}ー魔女は不思議な踊りを踊った!ー
{netabare}ーお婆さんは呪われてしまった!ー
{netabare}ー息子は呪われてしまった!ー
{netabare}ー嫁は呪われてしまった!ー
{netabare}ー孫は呪われてしまった!ー
{netabare}ーパーティは全滅しました…ー{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

{netabare}ー魔女は追悼の呪文を唱えた!ー
{netabare}ー死者の魂は弔われた!ー
{netabare}ーあの世で家族は仲良く暮らしましたとさ。ー
{netabare}ーめでたしめでたし…ー{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

魔女の魔法を発動するには原資が必要となります。
{netabare}例えばお婆さんの残りの寿命5年分を差し出して家族に会うことができるようなものです。

「お婆さんに死神が憑りついた原因は魔女にあった」というのが古より伝わる理であります。

いずれにしましても、時計追悼儀式や家族に連絡するだけならインチキ霊媒師や
郵便屋さんでもできるわけですが、何故か?お婆さんが{/netabare}コロ助してしまいます。

理に抗う魔女の嘘とペテンの手口、恐るべし!であります。



4月の嘘は魔女の嘘。

この世に魔法少女なんているかと言えば、それは真っ赤な嘘であります。
フィクションでは嘘を当たり前のようにつくものですが、{netabare}辻褄合わせないと
物語が破綻する都合上嘘に噓を重ねます。

そうして魔女は嘘をつくわけであります。

始まりの嘘は魔法少女。
魔法少女の師匠は本物の魔女です。

魔法を使う者はその魔の法則性故に「呪い」を受けます。

力を得る者は相応の対価を支払うべしというのが「等価交換の原則」であります。
魔法使いが常に老婆の姿であり魔法少女が存在した試しがないのはこの「魔の法則」
即ち「呪い」故のことであります。

魔法少女老いやすく魔女なり難し。

もし仮に老いという呪いから解放されたいと思うなら「等価交換の原則」に従い
現実に抗うための力を得る秘術を試みる必要があります。

18歳というリミットには「刻印」を暗示する数字が秘められており、即ち
18=6+6+6=【666】という数字であります。

魔女故に【666】という祝福を得るため【イニシエーション】を
行わなければならないというのが当然の成り行きであります。

初回は子どもの涙でした。

本来魔女の【イニシエーション】では「子供の💛」を奪うものですが、そこは
グノーシス転換しないと問題あるので、涙というシンボルで4月の方便を
機能させるわけであります。

「アイリス」とはエジプト神話の【イシス】のことでありまして、
再生と復活の象徴、多産の女神、「イースター」を示す魔女であります。

フクロウは知恵のシンボル、女神の聖獣。ウサギは多産の象徴であります。
魔法を使う女神は魔女であり、女神の聖獣は魔女の使い魔となります。

シンボルの羅列は魔法使いにとって大切なことであります。
魔女の秘術は隠匿する必要があるために4月の方便は必然となります。

始りの4月1日=嘘の日をグノーシス転換=ひっくり返すと
月末の4月30日=【ワルプルギスの夜】となります。

「本当」を隠すための「嘘」、それは倒錯する世界
「グノーシスの嘘」であります。

子供の涙で{/netabare}奇跡の魔法少女が爆誕するという嘘から始まる物語、
果たして辻褄合うか見ものでございます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

65.3 13 2025年春(4月~6月)アニメランキング13位
クラシック★スターズ(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (68)
26人が棚に入れました
“世界で一番新しい音楽を共にーーー” 音楽・芸術・スポーツ、あらゆるエンターテインメント分野で未来を嘱望された若者たちが集う【私立グロリア学園】。 その音楽科では、偉大な音楽家たちの「才能(可能性)」に適合した者が【ギフト】を体内に移植され、その音楽家の名前で呼ばれることになる。ケガをきっかけに適合性を見出された青年・ベートーヴェンもその一人。 学園に編入したベートーヴェンは、異なるギフトを受け継ぐ仲間たちと出会い音楽の魅力に触れながら、コンテストでの優勝を目指すことに──。 偉大な音楽家の意思を未来へ紡ぐ夢のプロジェクト。音楽(エモージョン)とVR空間(ビジュアライズ)が織りなす奇跡のシンフォニーがここに開演!

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

女性向け男性アイドルもの。クラシックが題材なのが特徴ですね

タイトルで大体語りましたがターゲット外でした。
でもそんなに悪くないのでは。

主人公は元ボクサーで、怪我で引退を余儀なくされたのですがこの学校に推薦されて、治療費まで面倒を見てくれると。
当然ボクサーとしてスカウトされたと思っていたら、アイドルとしてスカウトされたと。

良く見ろよ、とは思うもののこれは予想外過ぎて騙されても無理はないなぁ、と同情しました。
引退するしかないと思っていたところに、治療してデビューまで面倒見てくれると言われたら、そりゃ何も考えずに飛びつきますよね。

アイドルなんてやらないと言うのもごもっとも過ぎて、最初主人公がやらないとごねる展開は大体ストレスなのですが、これは当然だと思えました。
その割には最初からノリノリで歌っているところは微笑ましいですが。

歌っている間のイメージ映像は変なノリですね。
まあボクシングがやりたい気持ちで歌っているからボクシングの映像ということでしょうか。

音楽はクラシックを題材にしていてキャラ達はモーツァルトやベートーべンやらを名乗らされて、曲もクラシックを元にした曲のようです。
これはまあ、ふーん、という感じですかね。
ジュピターとかありますからね。

ターゲット外で1話だけ見た割にはなかなか悪くなかったです。
3点より上だと思うので採点しておきましょうか。

まあターゲット外なので見ませんが。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

企画原案や製作指揮をみたらわかりますが

シンフォギアやんけ‥
まあ、観ますよね

さて、一話の感想ですが
まあ、ぶっ飛んでます。
格闘技が好きな私からすると、試合の話をしてる時がツッコミが止まりませんでした。そんな野暮なとこ言ってもしゃーないんで次!

なぜ、ボクサーに歌わすのか、意味わからんくて、草
てか、シンフォギアも以上にアクション映画のシーン入れていたけど
もしかして、上松さんか、金子さんのどちらか格闘技好きなのかなぁ?

個人的には、期待したい一作です!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

64.8 14 2025年春(4月~6月)アニメランキング14位
TO BE HERO X(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (16)
51人が棚に入れました
異彩を放つヒーローたちが喝采を浴びる世界。 ここでは、「信頼」がスーパーヒーローを生み出す。 人々が「彼は空を飛べる」と信じれば、その男は飛行する能力を手に入れる。 逆に特殊な力を持つヒーローでも、信頼を失えば能力もまた失われる。 信頼はデータとして集計され、その数値によってヒーローのランキングが変動する。 2年に一度、トップランクのヒーローたちが集い繰り広げるヒーロートーナメント。 そこでのパフォーマンスによって「信頼値」が更新され、ランキングは再構築される。 ランキングの頂点に立つ絶対的なヒーロー、人はそれを「X」と呼ぶ――

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ネクストステージ・アニメーション

ビリビリ×アニプレックスのオリジナル作品
驚愕の超美麗映像体験に釘付け

安心してください!ちゃんとロリ幼女がいます!

OP・っぽい
ED・っぽい

最先端のアニメ映像。画風もコロコロ変わるしとにかくすごいまあすごい。導入から超展開に次ぐ超展開、ハイスピードで駆け抜けるジェットコースターアニメ。ビックリしないと駄作!って人には最後まで退屈させない裏切りの連続。凄まじい速度で突き進むが最低限の説明で繋いで繋いで駆け巡るスピードで、視聴者には考える時間もツッコむスキも与えない。置いてきぼりになるような小難しい要素や単語は一切ないのでただただ緻密な映像をひたすら浴び続けるのみ。設定説明の初回にも関わらず二転三転する怒涛の展開。そのくせ無理やり詰め込んだ感も感じさせない。

正直話はただのパッチワーク。しかし抜群にアニメが上手いので満足度はかなり高い。画面に漢字が映らなければアジア製なんて思えない。初回のキャラはややバタくさいがアーケインよりはスッキリしてて受け入れやすいかも。公式サイトみたら他のキャラは大作ソシャゲのようにシュッとしてる風貌なので、キャラが増えるごとに日本での評価が上がりそう。ナイスでは劣化ディズニーのギャグ作品にしか見えないが、公式動画見るとAAAゲームキャラのムービーシーンがそのままアニメになったような印象。

日本で売るにはKAWAII・HENTAIな赤面ロリキャラでかわいそうがんばえーする必要があるが、もしグローバル市場でかわいそうではない長身キャラのこれがウケるのであれば日本のアニメはピンチかも。アニプレックスが大陸の文化や技術を吸収して、世界市場を視野に入れた商品開発に着手しないと、いつまでもHENTAIにこだわっていてはこっちが周回遅れになる可能性もある。

日本のアニメは世界一ィって言ってもグレンダイザー・ボルテスV・キャプテン翼・ドラゴンボール・攻殻機動隊などの古典のことで過ぎ去った過去の栄光、ゲーム業界のように先人の遺産を食い潰しているだけ。あとは日本専売のニッチなHENTAI需要。AI作画でも遅れを取ったら完全に逆転されそう。もうこれは完全に脅威。コロしてビックリ!は嫌いだが映像だけで楽しいアニメ。作画は5点では足りない。

キャラの魅力ガー!とか言ってる場合じゃない。
このままだと日本アニメはHENTAIガラパゴス一直線。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

あまからレビュアー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

好き嫌いがはっきり分かれる作品かも

キャラの動きがいかにも中国アニメっぽいですね。(ややオーバーリアクションな特徴のある動き)
なんだかディズニーアニメやゲームのカットシーンを見ているような感じです。
悪くはないですが、この絵柄は好き嫌いがはっきり分かれるかも。
個人的にはこの絵柄には違和感があります。
なんだろう、バイオハザードのアニメは違和感なく観れたのですが、この作品は違和感というか好きになれないかも・・・ひょっとして不気味の谷現象でしょうか?
シナリオも好き嫌いが分かれる内容かも。
とりあえず続きが気になるので2話も観てみようと思います。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中華アニメ?割と楽しい。

初見評価
恐らく中華アニメで一話切りかな~、なんて考えながら視聴開始。

作画アメコミ風っていうか3Dと思ったら原画風だったり2Dだったり凝ってるな。金かかってんのかな。
物語はトップヒーローが自殺して平凡な主人公が入れ替わり演じていく。
的な感じでまあ驚きは無いんだけど普通に面白かった。
作画コロコロ変わるのに合わせてストーリーも結構ハイスピードで進んでいく。
そんな濃いい内容ではないけど最後彼女が倒れているところで終わったりと次が気になる構成にはなってる。

あとヒロアカみたくヒーローランキングなるものがあるらしく、EDで色んなヒーローが少しだけ映りどんなキャラなのか楽しみ。

このまま減速せずばーっと走り切ってくれたら中華アニメの中ではトップクラスな作品になる気がする。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

64.7 15 2025年春(4月~6月)アニメランキング15位
鬼人幻燈抄(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (24)
122人が棚に入れました
時は天保十一年(1840年)。大飢饉により人心が乱れた世において、鬼が人の姿に化け、戯れに人をたぶらかすようになっていた。江戸の街から遠く離れた山間の集落・葛野(かどの)。この集落に、甚太と鈴音という兄妹が暮らしていた。幼い頃に、ある理由から葛野に来たよそ者の二人だったが、皆に受け入れられ仲睦まじく日々を過ごしていた。集落には、「いつきひめ」と呼ばれる巫女がおり、成長した甚太は巫女の護衛役を務めるように。そしてある日、甚太は鬼の討伐に赴いた森で、遥か未来を語る不思議な鬼に出会う―― 巫女の護衛役として死と隣り合わせの甚太、その身を心配しつつも健気に明るく兄を送り出す鈴音、巫女「いつきひめ」として責務を果たす中、鬼に命を狙われる白夜。三人の運命の歯車が重なり、そして狂う時。人と鬼、長きに渡り時代をも巻き込む大きな災いが降り注ぐ。江戸から平成へ。刀を振るう意味を問い続けながら百七十年という途方もない時間を旅する鬼人の物語を描く、和風大河ファンタジー。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

原作は人気らしいけど、これは観る人を選ぶかもなぁ

タイトルに加え主人公と鬼の妹という題材的に鬼滅の刃を連想させるものがあったけど、鬼滅が大正時代なのに対して本作は江戸時代から舞台をスタートしていたのが特徴的でしたね。

鬼滅もグロいシーンはあったけど、本作はそれに輪をかけてといいますか、ちょっとこれは控えめにいっても子供には見せられないかなぁ。BSで観ましたけど、自分の住んでる地域では地上波で観られないのも納得でした。

エルフェンリートや他の方が挙げておられたひぐらし〜みたいなシリアスかつ胸糞展開やグロに耐性のある方は大丈夫だと思いますが、そうでなければ観るのはオススメ出来ないです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

葬送の守り人

なろう発のややグロ胸糞な和風大河ファンタジー
170年の旅路で語られる壮絶な因縁渦巻く壮大な復習譚

OP・まあ悪くはない
ED・ヒルクライムがマジでクソ、せっかくの余韻が台無し

02
これも本筋+オムニバス?

漫画無料部分だけ読んだがこれ圧倒的に漫画の方がいい。初回の1時間もかなり内容削ってる。今回も単発で済ます内容じゃないだろう。と思えばでこ氏か、無念。いや辻褄は合ってて矛盾はないので、他人の作品をバラして再構成する技術は流石のベテランだとは思うけど。けどさあ。初回の内容は1時間に押し込めずに折り返しの6話くらい使ってもいい内容だったと思う。初回の2人の鬼とのやりとりとか結婚報告シーンとか、重要な場面の説得力が段違いでびっくりする劣化具合。あそこはじっくりと尺を割いて会話の間とかをきちんと表現する必要性はあったと思う。なろうだからって舐められてるよなあ。

2クールやるらしいが漫画も原作小説もまだ連載中。鈴音斬るラストまではどうせキリのいいところなんてないわけで、どうせならじっくり丁寧にやって欲しかった。それでも他のクソなろうに比べれば普通に面白いのはすごい。

絵面は地味だが面白い。しかし漫画からかなり劣化してると思うと…。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

五月の姫君なく頃に…

●鬼太郎侍

腐ってもなろうでありますが、時代劇風味がここまで一定の水準を
維持できているのは予想外であります。

さて「ゴブリンスレイヤー」という作品には当然の如く「ゴブリン」が
出て参りまして、これを「小鬼」と呼称したりいたします。

「小鬼」に本作の「鬼」、外見だけを見るとモンスターの如き姿をしております。

しかしながら、「ゴブリンスレイヤー」を見ていて気がついたのですが、
「ゴブリン=小鬼」を描いているようであり{netabare}、実は「人間」を描いている
ということを確信するに至ったのであります。

「ゴブリンスレイヤー」の「小鬼」とは所謂「バルバロイ=バーバリアン」の類
でありまして、実在した人類のとてもとても残念で非常にショッキングなまでに
醜悪な真実の有り様を描いていたのであります。

小鬼はバーバリアンでありまして、本作の鬼も同様にある種の人間を表現しております。

「鬼」は人を食らう存在ですが、それと同じ風習を持つ種族が世界には相当数いた
と言いますか、いるという話で…この手の作品における「鬼」とはある特殊な
民族のアイデンティティーを表現しているという大変残念無念な話でございます。

「桃太郎侍」という時代劇に登場する「鬼」は人間そのものでありますが、
鬼畜外道の風情がこの世には必ず蔓延ることが示されるのであります。

例えば芸能界というのは宿命的なまでに闇深きところでありますが
鬼畜外道の風習が確実に伝わっていることを示す証拠であります。{/netabare}

人に世に「彼ら」は紛れ、隙あらば牙をむこうと企んでいるのであります。


●【ダイモーン】VSゴッドファーザー

古代ギリシアの奇人超人ソクラテスは「ダイモーン」という「英霊」擬きの声を
聞くことができたとか言われております。

ソクラテスは歴史の教科書にも記載ある有名な「デルフォイの神託」を受けて
いたことからして、{netabare}恐らく麻薬漬けのジャンキーで【イニシエーション】の秘密を
知っていたのだと推測することができます。

「無職転生」などが典型例ですが、あらゆる作品の背景にある裏設定ないし裏テーマは
「家族」でありますので、本作でも当然の如く家族を題材にした物語が展開されます。

とある家族の義理の娘に焦点が当てられ物語は進行していきますが、今回は特に
登場キャラの名前だとかそれぞれの関係性に対して最大限の注意力を払わないと
理解するのが中々に難しいエピソードだったかもしれません。

娘の話をしているのかと思ったら実は主人公の家族の話であったという
結末、この切り返しが鮮やかすぎて軽く衝撃を受けてしまいました。

疑心暗鬼の鬼の正体は「ダイモーン」であり、人の心に巣くう悪鬼であるかの如く
本物の鬼という存在について深堀した描写表現などは上々でありました。

古来より伝わる鬼伝説のついてかなり深いところまで踏み込み
タブーに対して果敢に挑み描いているようにも思えます。

今回の話についても恐らくは伏線の意味合いが強く、従いまして
結末についてはほぼ着地点が見えてしまいましたが、{/netabare}それにもかかわらず
物語性は高水準であったように思います

時代劇アレンジの匙加減も絶妙でありますが、
{netabare}家族の話をかなり綺麗にまとめ上げたことは高評価に値します。

父と息子と娘の因縁を描きつつ、そこには救いがあることが示されましたが、
その一方で主人公の宿命的本質も判明しまして、恐らくこの先穏やかではない
宿命的な「蛇の道」を進むしかないようにも思えます。

苦難の道の救いは幸いですが、蛇の道の救いは邪道となるのが道理でありますから
その道理を覆すのはかなり難しいことになりそうな気が致します。{/netabare}




「ひぐらしのなく頃に」が示す「鬼神伝説」が「となりのトトロ」に繋がりまして
いよいよ「禁忌の伝説」が明らかにされるのでありましょうか?

三兄妹の物語が運命の糸に紡がれるようにして動き出します。

父から冷遇される末の子は{netabare}【カナンの呪い】を暗示する存在故に
呪われるべき鬼子ということになります。

兄は父とは違い運命に抗おうとしますが、呪いの効力により
必然的に(義理の妹を失う?)災いに見舞われます。

しかしながら『五月姫』の惨劇は恐らく伏線なんだろうと予測いたします。

「イツキヒメ」とは「となりのトトロ」のサツキとメイが暗示する「五月」の
『メイクイーン』=「五月の花嫁」を意味します。

それは、禁断の儀式【イニシエーション】の巫女でありますが、対象者の年齢が若い場合は
例えば「ひぐらしのなく頃に」の巫女=梨花のように供物の役を果たします。

これは「神と媾う」儀式でもありますので、本作で示されたように
性的な意味合いを含ませた表現描写がなされるわけであります。

何故ならば古代宗教における巫女の役割が「神殿娼婦」であるからであります。
『五月姫』の着物が「紫色」だったのは【大淫婦バビロン】が由来だからなのでしょう。

五月の花嫁=『五月姫』は【ベルテーン】という「鬼神信仰」に関わる巫女であり
神への捧げものでございます。

包帯少女の片目表現はいつも【プロビデンスの目】であり、彼らの神の祝福の証でもあります。

「タタラバ」とは「もののけ姫」でも描写されておりました鍛冶屋みたいな場所であり
「ダイダラボッチ」の伝説と関係ありと言われるものであります。

「ダイダラボッチ」は「巨人」であり「鬼」でありますから「鬼神伝説」と
繋がるわけであります。

「となりの『メイ』が死んでいた」という都市伝説を裏付ける手掛かりには
なりそうですが、しかしながら詰まる所本作は【イニシエーション】の再現でしかない
という意味では{/netabare}結末が1話で容易に予想できてしまうのが、かなり微妙かもしれません。

雰囲気作品としては悪くはないですが、もしかしたら2話で終わる内容なのかもしれません。





巫女が当たり前のように登場する辺りが中々に厄介な曲者と言いましょうか
油断できないものを感じます。

間違っても「鬼滅の刃」にはならないようにと願いたいところであります。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

64.7 15 2025年春(4月~6月)アニメランキング15位
完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (18)
101人が棚に入れました
この世界には、魔物から国の守護を担う『聖女』が存在している。 ジルトニア王国で聖女を代々輩出する家系に生まれたフィリアは、厳しい教育により「歴代最高」と評される程の実力を身につけ、日々お務めに励んでいた。 しかし、あまりの隙の無さに「完璧すぎて可愛げがない」と周囲には疎まれ、婚約者の第二王子ユリウスからは婚約破棄されてしまう――。 さらにはお金と資源を対価に聖女不在で苦しむ隣国パルナコルタ王国に売られて、故郷から旅立つことに。 悲惨な待遇を覚悟して隣国へと向かうフィリアだったが、そこで待っていたのは予想外の大歓迎で……!?

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キング・ナッシング

追放ざまあオレツエー&イケメンロマンス
全力テンプレ全力イケメン全力萌えキャラで抜群の安定感

OP・曲も映像もいい感じ
ED・絶妙なふんわり感がすごくいい

令和ジャパンの輸出産業、売れ線ブレンドビジネスなろう。王道直球ストレート豪速球のコテコテさが上手く効いている。キャスティングもつよい。はいはいざまあ、はいはいイケメン、なのだがフィリアとミアのキャラ立ちが抜群で退屈させない何かがある。女性向けイケメンロマンスに見えるが意外と男女両対応かも。

姉フィリア・石川由依
容姿端麗完璧超人だが無愛想かつ貧乳な主人公
存在証明として公務に励むも独断専行が過ぎて周囲の恨みを買う
追放側にもやや共感の余地があるレベルの自己完結型コミュ障

妹ミア・本渡楓
容姿端麗ゆるふわ巨乳で愛嬌抜群の愛されキャラ
周囲の愛情を一身に受けた素直な天然お花畑で空気の読めなさがすごい
この設定だからこそのゴリゴリ全力のあざとさが許される
フィリアのシスコンと同調させることで「さあ萌えろ」な圧を上手く消臭

02
あ、やっぱミアに知らせず強行したのね

今回は陰キャ社畜モノ。あいかわらずブレンドが上手い。ロン毛イケメン。イケオジ。ツインテメイド。臆面なく全力テンプレを貫く潔さが逆に心地いい。展開も完全なる「オレまた何かテンプレ」だが綾波長門タイプの寡黙美少女なら許される。オス、ダメ、ゼッタイ。ラノベテンプレのぼっち報われとの組み合わせでゴイスーの爽快感にもキレが出る。これでまた初回みたいなコテコテのヘイトキャラをやっつけてざまあ!な安い展開を繰り返すと途端に臭みが出てしまう。あくまで作業効率での差分にしたのも上手い調整。森の中でメインキャラに絞ってのゴイスー。モブを混ぜないことでの嫌味消しもさすが。最後のミアの匂わせもいい。これアニメも上手い。

テンプレを上手くブレンド。この人も多作。量は質を担保するってか。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 ミアが本当に気になる作品。意図的な構造ならすごいと思います。

1話 期待はしないけど、ちょっと見てみようかなと言う判断です。

{netabare} いわゆる追放ものです。なろう系の典型的なパタンだと思います。はじめはスルーしようと思っていたのですが、春アニメが本格的に始まるのが来週なので試しに視聴しました。

 ちょっと気になるので何話か見ようかなと思います。というのは、妹のポジションが独特な気がしたからです。よく見るのは妹が王子と結託して愛想のない姉を追い出すという話ですが、妹が姉に懐いていました。展開として妹が両親や王子に反抗するんでしょう。

 なろう系なので設定や展開がある程度テンプレなのはやむを得ないと割り切ったとき、両親、妹、元の国の王子。この辺が笑わない設定とあいまってどういうドラマになるのか。そこにほんのちょっと引っ掛かりがあります。

 期待はしません。作画は中の下ですし、はじめは良くてもどうでもいい展開にする作品が急増していますので。ただ、3話は見てもいいかなという気がしました。{/netabare}


2話 ミアだけは良いけど、その他がテンプレで安っぽいかなあ。

{netabare} 聖女が受け入れられるプロセスがちょっとタンパクというか「聖女様すごい」になってしまったのが残念です。ダークな1話の感じから期待しましたが、かなり安っぽい展開です。もう少し、実績の積み重ねの描写があった方がいいし、世界観の説明が今のところ表現不足な気がします。

 テンプレか…と思い、切ろうかなと思ったら「私から姉さんを奪うなんて、許さないんだから」と言うセリフがなかなかいいですね。ミアがいい味を出しています。もう少し見ようかなと思います。が、次回予告が「初めてのデート」かあ…どうしましょうね。微妙です。3話しだいでしょう。{/netabare}


3話 ミアが本当に気になる作品。意図的な構造ならすごいと思います。

 やはりフィリア側でやっていることは「婚約破棄追放隣国私何かやっちゃいました?」系統のテンプレなので、うーんって思います。魔界が近寄ってきて、大破邪うんたらの魔法陣という展開はちょっと笑ってしまいます。

 ですが、やっぱりミアのパートがいいです。ミアがフィリアが売られた状況を探ってゆくところはもっとじっくり見せて欲しいですが、内容はとてもいいです。フィリアとミアの関係性とか家族の過去などがなかなかうまくミアのキャラ造形とマッチしていると思います。これからこの子がどう動くのか非常に楽しみです。

 そう、「完璧すぎ」フィリアに感情移入がしづらくて、むしろミアに視点がいって応援したくなる感じは、原作者がこの構造を意図的に作ったのなら、粗削りではありますが、ストーリー作りキャラ作りが非常に上手いなあと思います。

 なろう系なので連載ものの宿命としてじっくり描けなかった事情はあるでしょうけど、WEBで人気があったならリライトしてミアをもうちょっとじっくり描いてほしかった気がします。

 これはしかし気になる作品です。面白いというとなんか違う感じですが、ミアがどうなるのかが非常に気になります。


 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

のどかではない地、ノドへの追放劇

親から冷遇される(姉妹の)姉に訪れる苦難{netabare}は追放{/netabare}であります。

三兄弟ならば親から冷遇されるのは末っ子、兄弟ならば兄のカインであります。

アベルの兄カインは優秀な人間でありましたが、自分が選んだ神への捧げものよりも
弟が選んだ神への捧げものの方を神が気に入り、自分の捧げものには見向きもしてくれなかった
ことに{netabare}逆上嫉妬し弟を殺害してしまうのでありました。

兄のカインは呪いを受け「ノド」へ追放処分となります。

兄のカインは優秀有能で一家の稼ぎ頭でしたが、無能な弟に負けたことに
プライドを傷つけられついやってしまったわけであります。

本作の優秀有能な姉はカインの【グノーシス】転換でありましょう。

聖女が何故に売られるかと言いますと「天空の城ラピュタ」のシータが
金貨3枚で売られた=買われたことと繋がります。

「ラピュタ」は売春婦の意味でありまして、シータの聖なる役職であります。
聖なる役職は「性なる」役職でもありまして、「神殿娼婦」のことを示します。

本作の「聖女」その本質は「性女」であり「神殿娼婦」を意味します。

「神殿娼婦」とは【イニシエーション】における「祭司」のような役割であります。
カインの子エノクの子孫は【イニシエーター】と呼ばれ様々な知識と技術を会得しました。

【イニシエーション】を介して未知の知識を得たが故に彼らを【イニシエーター】
というわけであります。

魔法や錬金術の類もそのルーツは【イニシエーター】にありました。

聖女の本質が「性女」であることは「ゴブリンスレイヤー」の「剣の乙女」
においても確認することができます。

「ゴブスレ」でのゴブリンは【イニシエーション】を行いますが、かつて
「剣の乙女」はゴブリンの【イニシエーション】に参加した過去があります。

この設定は「剣の乙女」が「性女」であることを暗示する意味合いが含まれています。

【グノーシス】転換により性女は聖女となりまして、
アベル役の妹ももしかしたら悪女になるのかもしれません。

すべてを仕組んだ黒幕ももしかしたら?
無能なアベル役なのかもしれません。

「選ばれた」のは姉ではなく、妹だったが、しかしそこには…という展開でしょうか?{/netabare}

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

64.6 17 2025年春(4月~6月)アニメランキング17位
謎解きはディナーのあとで (TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (24)
103人が棚に入れました
国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な「宝生グループ」のお嬢様。「風祭モータース」の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。 「お嬢様の目は節穴でございますか?」――暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

踊る捜査のコンダクター

名探偵コナン1話切りの実績があるため恐らくそれと似ているだろうと思われる
本作にはたいして期待はしていませんでしたが、意外なことに視聴後の第一印象では
今のところ本作が一番優良であるという評価であります。。

本作のやたらキャラが強い警部は恐らく名探偵コナンのアレンジなのでしょうが
このとてつもなく{netabare}ウザイ{/netabare}感じが強烈で苦笑せずにはいられないものがあります。

部下にとって{netabare}上司がウザイのは宿命でありますので、この行き過ぎたデフォルも{/netabare}
ある意味本質をついていると言えるでしょう。

こういうちょっと残念な警察関係者の様は、「踊る大捜査線」に通じるものがありまして
リアルの警察組織独特の宿命的欠陥を揶揄したような描写が何とも言えない喜劇性を
生みまして、思わずニヤリとせずにはいられないわけであります。

警察組織や公務員に限らず本作のような厄介な上司、兎に角部下を無駄に振り回す
このような存在に思い当たるふしがある人はかなりいるはずでありまして、更に
運が悪ければそのように部下を無駄に振り回す上司の役を毎日こなす人も当然いて
しかるべきでありますから、他人事ではなくまるで自分自身に降りかかるとても残念な
災いのように思えてなお苦笑するしかないのでございます。

物語構造としては問題上司とお嬢様のドタバタコメディ展開が前説のようなものとして
機能していますが、{netabare}更にお嬢様個人からしますと上司により無理難題を振られて
救いの手が欲しいところで、「デウス・エクス・マキナ」の手法により、
まさにちょうどいいタイミングで優秀な助手が助け舟を渡すという、この辺り
中々に見事な展開であると言えるでしょう。{/netabare}

当初はお嬢様がいつものワンパターンな悪役令嬢のようなキャラ性ではないかと
不安なものを感じましたが、天然素材を生かしたボケをかましつつちゃんと
前説の役割を果たして見事に場を繋いだことは好印象でありました。

警部とお嬢様の前説役ぶりは他作品にはない最大の強みであると言えるかもしれません。
そして真打登場の解決編ではどのような劇場展開がなされるか興味深いものを感じます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

非常に有名な作品ですね。ドラマ風のわざとらしさが面白い

本作のタイトルを知らない人はあまりいないのでは、という何年もベストセラーを張っていたような作品だと思います。

まあ、内容は読んでいないから恥ずかしながら知らなかったのですが。
まあ謎解きなのでミステリーかなくらい。

アニメになったことで初めて見てみました。

すごくドラマ風というか、まるで役者が演じているように描写されていますね。
なんか独特な感じがします。
でもこれはこれで面白いか。

クオリティは決して悪くないです。
作画的に萌え系ではなく好みでは無いのですが、物語の面白さやキャラ立ちは感じられました。

ヒット作は抑えておきたいですし、クオリティも申し分ないならこれは視聴継続ですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

2話 逆にここまで面白くなく作るのは難しいというレベルで面白くないです。

1話 推理というか女性向けお嬢様と執事もの作品。レベルはそれなり。

{netabare} 1巻目は多分読んでいると思いますが、この1話は記憶にないので続巻にあるのかオリジナルなのか。話からして執事初登場回ですね。

 この原作の1巻の印象は、はじめの1,2話は面白いんですけど段々ワンパタンで飽きてきます。「お嬢様は〇〇でございますか?」という罵倒、風祭警部の家が宝生家と比べて2流な部分などが主なコメディのポイントでそれ以外は正直あまり興味が持ちづらい話だからです。

 この作品の意図としては何かの解説か何かで読んだ限りでは、女性向けだそうで。
 確かに身分を隠しているお嬢様、職業をちゃんと自分で選んでいる、歯に衣着せぬイケメン執事がいるなどは、女性向けとして意図的に組み上げられたキャラ設定としては上手い気がします。

 一方で事件と推理の部分ですが、1話の段階では思ったよりも刑事の動きにリアリティがなく、最低限のラインを下回っている気がします。ホテルで殺人事件があってその会場がすぐに使えるわけないし、意識がある状態なのに看病よりも現場保存していたり、知り合いの事件で当事者なのに操作に参加したり。
 したがって、この作品に対して興味が続くかはアニメの脚本、演出しだいかなと思います。以前の実写ドラマが人気だったそうで、女性向けならアニメより実写ドラマだとは思います。

 それとちょっと気になったのが、冒頭の宝生麗子嬢の歩き方ですよね。娼婦じゃないんだから、上流階級があんな腰を振るわけないです。まあ、上流階級を揶揄する目的もあるのでしょうから、あえて全体的に下品に仕上げている感じは意図的なんでしょうか。
 還暦のお祝いだから赤いものを身に着けてというのはわかりますが、あのメンバーだけ赤いドレスというのもちょっと不自然です。

 そういえば、背景美術がちょっとわたせせいぞう氏のイラストっぽかったですかね?そこはちょっと面白かったです。

 と、まあ、気になるところを無視して、ライトなお嬢様と執事と2流御曹司の掛け合いを楽しめるなら、いいんではないかと思います。「お嬢さまは〇〇でございます」を楽しむなら水戸黄門方式で1話完結の方が良かった気がしますけど。{/netabare}


2話 アマプラに広告が入ったことだし、断念にしておきます。

 ミステリにおいて、警察活動・科学捜査のリアリティというのはある程度でもいい場合もあると思います。それは探偵が活躍するために必要な舞台作りという意味があるからです。しかし、この作品はちょっとひどすぎます。2話冒頭の時点でホテルは閉鎖、鑑識が入って関係者は一か所に集められる。これくらいは「名探偵コナン」ですら当たり前にやっています。

 とは言え、そういうドタバタが持ち味で面白く出来ているならいいですが、犯行の動機も手段も推理も全く興味を引く要素がありません。つまり推理としての視点がほぼゼロで少なくとも推理小説の前提条件を満たしていません。

 挙句の果てに殺されてないって…うーん、何なんでしょうね。これはアニオリなのか、原作からなのか。東川篤哉氏の推理小説はちょっとフィーリングが合わなくてほとんど読んでいないので、わかりません。読んだのは本作原作の1巻くらいです。ですので、原作が悪いのかアニメ制作が悪いのかは分かりません。が、ドラマは人気だったんですよね?ならば…という気もします。

 一般的に名探偵ものの推理シリーズは、キャラ萌えで読むことが多いと思います。古くは明智小五郎、金田一耕助から御手洗潔やガリレオや犀川創平、最近は天久鷹央、古典部等々どれも推理の内容もさることながら、舞台設定と謎解き、ストーリー展開、そして何と言ってもキャラの活躍…というより名探偵と助手と刑事などのキャラそのものの魅力で読む作品が多いです。

 その肝心のキャラの魅力がない気がします。執事ものとして読まれる場合もあるでしょうけど、本作はなんか突っ立ってるだけでキャラに萌えようがないです。

 今画面で2話の途中で人が集まって遺産がどうのこうの言ってますが、そんな事情聴取の仕方があるかよと思います。
 やっぱり推理小説として最低限の部分で破綻しています。いや、語るだけ無駄ですね。簡単に言えば全く面白くないのです。単純な話ですね。面白くない理由は上記の通りですが、逆にここまで面白くなく作れるのは大したものだと感心するレベルで面白くないです。正直ここまでひどいアニメ作品はなかなかない気がします。

 理屈をこねましたが、どういう制作陣がどういう意図で作ったのか逆にちょっと気になります。少なくとも推理小説が好きで様式を知っている人が制作しないと、推理ものは本当に間抜けになります。このタイミングでアマプラに広告が入ったし時間の無駄になりそうなので断念です。

 通常2話だとデフォルト3で評価は保留するのですが、本作はストーリーとキャラを1にしておきたいです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

64.4 18 2025年春(4月~6月)アニメランキング18位
リコリス・リコイル Friends are thieves of time(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (12)
109人が棚に入れました
アニプレックス公式YouTubeチャンネルほか

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

りこりこりこいる

みんなだいすきリコリコのショート2分
#1ってことは続くのか

ED・ギャグになってなくね?萌えアニメ以外なら大炎上しそう

01
やっぱこのキャラデザは強すぎる

キービジュアルの時点で覇権の香りを漂わせていた本編終了後、2期までの繋ぎのショートですらこのクオリティはさすが。本編の内容は賛否あるがアレだけの無理筋なトンチキギャグをカマしながらも信者が精一杯擁護するキャラパワーで大勝利。不祥事続きのVよりも絶対に裏切らない2次元こそ至高、とVに根こそぎ取られたユニコーンたちを再びアニメに取り戻すことが出来るか否か。裏切らない人募集!!

フリーレンスタイルでガンアクションシーンは回想だけにして、ずっとキャッキャウフフでいいのでは?だれもこれにストーリーなんて求めてないでしょう。萌えアニメはもう30分にこだわらなくていいのかもしれない。独自性のあるストーリーなんてそもそも不要、円盤のために無理やり12話埋めてただけ。円盤が売れない時代ではアクスタ等のグッズが売れればいい。配信時代の萌えアニメは数分間を全力超作画でやるほうがいいのかもしれない。

あざとい太ももカットもなくて見やすい2分。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

64.0 19 2025年春(4月~6月)アニメランキング19位
前橋ウィッチーズ(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (16)
65人が棚に入れました
地元(まえばし)で魔女ってエモエモじゃない!? 群馬県前橋市。 高校1年生・赤城(あかぎ)ユイナの”普通にまぁ”な物足りない日常は…… 「じゃあ君、魔女になってみてよ 謎のカエル、ケロッペの登場で一変! 部屋のクローゼットは不思議な空間に繋がっていて―― 新里(にいさと)アズ 「アンタには魔女になる本気度が足りない!」 北原(きたはら)キョウカ 「……喧嘩はやめて、お客さんの願い叶えない?」 三俣(みつまた)チョコ 「夢が見れるって素敵だよ! ハピハピチョコちゃんだよ!」 上泉(かみいずみ)マイ 「私、長いものには巻かれろタイプなの♪」 うん、5人だとなんか楽しいことが起きる気がする!! 最高に刺激的な魔女、私たち前橋ウィッチーズが、あなたの願いを叶えます。 赤城ユイナ 「ここは、あなただけのお花屋さん。心の奥にある、あなたのお花、咲かせる場所」 歌って踊る、魔法の花屋(in商店街)、ミラクルOPEN!
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ターゲット層はどこなんだ? 脚本のプライドが透けて見える。

 
 第2話視聴しました。
 {netabare}前回 怒涛のプレオープンをなんとか終えた彼女たちでしたが、わだかまりは依然として残ったままで衝突を予感させました。
 今話はそれが燻る様子を描き、ラストに衝撃の事実という燃料が放り込まれた回でした。


 やはり、彼女たちの雰囲気の悪さが印象に残りますが、このギスり具合については前回から予測できていたので、今のところ 作品の味 として流せています。
 
 作品の終盤間近に思い出したかのように捩じ込んでみる、某 夜でクラゲで泳げない のような作品よりマシです。


 個人的に気になったやり取りとして、前回の報酬が少なすぎることについて話すシーン。
 ケロッペはすぐさま簡潔に 前回はプレオープンであったこと、自分がたくさん手伝ったことを理由として上げてこの質問に答えています。
 にも関わらず、彼女たちは三万回やら90年かかるやらとウダウダ言い、論理的思考の組立てが出来ないことを見せつけ、キョウカにいたっては搾取だなんだと見事な論理の跳躍を見せています。

 この時点でもう既に なんらかの代償として彼女たちはまともな思考能力を失いつつある と脚本が わざと こうしているんだとすれば、素直に凄いと思います。


 この作品、まだまだ走り出したばかりでここからいくらでもひっくり返るということを念頭に置くとしても、なかなか多くの懸念材料を抱えていることは確かです。

 今のところ主人公のユイナは、バカでウザくてイタい というトリプル役満状態です。
 アズの方は、今回太った女性に対して当たりが強かったことから、(あぁ 昔は自分も太ってたけど頑張って痩せたとかなんだろうな)とか思っていましたが、まさかの現在進行系で太っていました。

 これ…取り返せんのか? そりゃ飛ぶ前にはタメの段階が必要ですけど、タメの姿勢のまま沈んでいきそうなんだよな…。
 二面性のあるキャラクターって言えば聞こえは良いですけど、でもそれって別に表面に魅力がなくていい免罪符じゃないですしね。

 うーん…なんか、全体的に脚本のプライドが透けて見えるんですよね。
 別にオタクに媚びを売れとまでは言いませんが、作品のコンセプトが「魔女」×「アイドル」で地名も出すオリジナルアニメなんですし、もうちょっとしっかりターゲット層を認知して欲しくはあります。


 監督はどう考えているのか?とアニメージュのインタビュー記事を読んでみたところ、

 監督曰く、この作品は小さい子どもからおじいちゃんおばあちゃん世代まで楽しめると思っているそうです。

 ハハハ、んな馬鹿な。

 さらに、この作品は 疲れた人くじけた人を勇気づけるエンターテインメント本来の力を体現している作品 だそうです。

 むしろ疲れた人くじけた人は本作第1話のAパートも保たず断念すると思いますけどね。
 
 うん、まぁ監督としては自信を持って胸を張れるのはMVパートなんだなというのがひしひしと伝わるインタビューでした。


 とりあえず次回は本作品の分水嶺となる回だと思いますし、MVパートもおあずけ食らった分期待したいですね。

          {/netabare}

 第1話視聴しました。
 {netabare} 第1話を視聴した時点での本作品の印象としては、演出盛り盛りな歌とダンスのパフォーマンスパートと地域振興も入っている、

 オリジナルアニメの "らしさ" と "ならでは" が全面に押し出されている作品だな と思いました。

 さらに要素として付け加えるならば、女の子同士のギスギスとした雰囲気 という最近のトレンドも押さえられていて抜け目がありません。


 ですが、その弊害というか代償というか…第1話はこれらの要素を踏まえ自己紹介をしつつ、作品の肝であるパフォーマンスパートまで入れ込まなければいけなかったので、展開がとにかく早い 爆速展開でした。
 
 一瞬でも気を抜けば振り落とされるジェットコースターにしがみついている気分です。

 尺が本当にキツキツなんだろうな と想起せざるをえない、間という間が台詞で埋められていて笑ってしまいました。

 おそらく数話後、あれ?彼女たちは何が目的で、なんでこんなことやってるんだったっけ?と見返すことになりそうです。
 

 今後の展開として、主人公のユイナとアズが事あるごとに衝突すると思うんですが、その際 アズへのフォローがちゃんと入るかどうか や ユイナがただウザいだけの奴になってしまわないか などは注目して行きたいですね。

 他にも、女の子のギスギスとした雰囲気の生々しさとエンタメ性のバランスはどんくらいなのか とか やはりケロッペはキュウべえ的ポジションになっていくのか とかも気になりますね。

 もちろん、若干のプリキュア味や幾原邦彦っぽいパフォーマンスパートもどうなっていくのか楽しみです。

 次回に期待です。

          {/netabare}

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

前橋の御当地アニメ? キャラは特徴的で面白いかも

サンライズですか。
全編3Dですがクオリティは微妙ですかね。
でも、確かに綺麗ってわけでもないのですが、それなりに可愛くて不気味でもないですから見るのは問題ないです。

問題は内容ですが…
意外と面白かったですね。
ヒロイン達が特徴的で。
黒い子はちょっと態度が悪いですが、新加入の子がいきなり仕切っていたら腹が立つ気持ちもわからなくもないですし。
ピンクのヒロインがリーダーシップを取った理由もわかりますし。

一話一話悩みを解決する…
と言いながら、ただ歌っただけなのはそれで良いのか疑問もありますが、応援されたかった、という望みも確かにあるでしょう。

視聴した感じとしては心地よく面白さを感じました。

ただすごく面白いかと言えばそこまでではないです。
だから切るかは考えますが… 優先順位は高めかな。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

こま さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

2話まで視聴。おそらく今期なろうよりも下の最悪なアニメ。

あるヒロイン(名前忘れた)が太ってる人をデブ呼びしたの不快過ぎる…。
…ホント邪魔。元々うるさくて嫌なキャラが更に不快とか笑えないんよ…。
画面から消えて欲しい…と思ったのは誰ソ彼ホテル以来か。早いわw
これオリアニよね?なんであんなクズヒロイン作ったのか…。
しかもラストも笑えない…。

個人的には3話でちゃんと謝れないならもう2度と観ない…。
ただ、他のキャラもギスギス関係凄いし観なくなるだろうなぁ。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

63.7 20 2025年春(4月~6月)アニメランキング20位
ボールパークでつかまえて!(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (20)
110人が棚に入れました
「お兄さん、私のことタイプなんだ〜?」 ある日の球場で、ギャルなビール売り子に絡まれた!? でもこの子、実は超絶ウブな純情ガールで......♡ 舞台は、とあるプロ野球の球場! 日々たくさんの人が集まり、働き、笑い合い、人間ドラマが生まれるこの場所は、まるで一つの「町」のよう! さあ、あなたもボールパークの「住人」になりませんか!? プロ野球に携わるすべての人々に捧ぐ 笑顔と涙の球場愛コメディー!!

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

野球場全体のお仕事アニメ。個人的に好きな作品です。

モーニングを読んでいるので原作既読。

派手さはない地味な作品なのでアニメ化自体は意外に思ったのですが、個人的には実は結構好きな作品です。

主人公はビール売りのルリコですが、それを中心に球場全体の仕事を描くという感じの作品ですね。

一話でも警備員の様子を描いたりしていた通り。
ビール売り子はもちろん、ウグイス嬢、マスコット、弁当屋さんなど、球場で働く人達の様子が描かれています。

もちろん野球チームの選手達もちゃんと登場します。
ペナントの様子などは野球物として楽しむこともできます。

その中で主役2人の仄かな恋模様も楽しめると言う。
個人的には結構好きな作品なので、アニメ化は嬉しかったり。

とはいえ見るかどうかは…。
アニメのクオリティはまあ普通ですね。特に悪いわけではないですが作品を飛躍的に高めているとまでは言えず。
まあこんなものでしょう。

原作既読で内容を知っている中、時間がない中、あえて見るかどうかは考えものですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

ヤマナ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

男目線で見ても気持ち悪い。

初見評価
見るからに冴えないサラリーマンが一人で野球を見てる。
超美人ギャルの売り子さんがその男性に急接近。
めっちゃ距離感近く話しかけてくる。
でも実は超ピュアで裏ではドキドキだったー!

童貞の願望を除いているかのような作品。
の上に途中からもお脱線してるするという不安定ぶり。
えこれ何のアニメだっけってなる。

作画、下の中。
声優、やる気ない。
音楽、微妙。

一話切りしたい。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

思ってたんと違う(いい意味で)

まーた陰キャとギャルかあ…と思いきや

野球場での悲喜交々な人間模様的な群像劇
やたらキャラが多いが皆キャラが立っててすごい

OP・映像楽曲ともに微妙
ED・またダンス、ではあるがデフォルメキャラが秀逸

作者
また安易なタイマン萌えアニメかあ、と思って先に原作チェック。原作はやたら漫画が上手いと思えばなかなかのベテラン。作者は野球経験者で野球漫画ばかりを手掛けるも今作まで泣かず飛ばず。今作で流行りの要素を入れることでようやく初の長期連載。モーニングの編集は有能。売れるまでの10年間で筆を折らなかった作者の忍耐もすごい。本作はモーニングで2020年から既刊16巻だがそれでもまだ20万部。このアニメでやっとブレイクしそうな気配。野球ファンを取り込めそうなポテンシャルを感じる。

原作
はいはいまたオタクとギャルね、はいはいいつもの美少女カタログね、どうせ野球はただの蘊蓄情報用のガワなんでしょと思いながらアップのキメゴマでワキを見せつけるカットでガン萎え。しかし読み進める内にキャラがバンバン増えていき陰キャとギャルの出番も激減。オタクとギャルは本題ではなくフックとしての釣り要素で、球場内での様々な立場からみた人間模様がメイン。中身はちゃんとした野球漫画だった。野球漫画を真面目にやっても売れないからと金髪ギャルの萌え漫画にカモフラージュした設計が上手く功を奏したということか。チョロいな。こうみえて萌え要素は初期以降はほぼないので野球ファンこそ楽しめる「野球のあるせいかつ」的なオリジナリティに溢れている。登場人物も選手やスタッフ以外の一般人も多数で、一切の奇抜さがないにも関わらず各々がきちんとキャラ立ちしてて1回出たらちゃんと覚えてて誰一人として「こいつだれだっけ?」にならないのマジですごすぎる。イイハナシダナーも押し付けがましくなくスルスル読めるテンポの良さ。感情を!揺さぶる!的なメロドラマを求めると薄い浅い軽いになるでしょうけど。

アニメ
美少女アニメ寄りに作る気なら普通に出来が悪いという評になるかと。ファイルーズあいも悪くはないが彼女の本領はブッ飛んだトンデモまんがキャラなのでややオーバースペック。萌えアニメとして作るのなら正解かもだがどう調整していくのかは初回では掴めない。1クールだけなら売り子エピ重視になるのかな。

思ったよりキモくないというか漫画はすごくいい作品。
野球ファンにはマジでおすすめ。自分は違うのでアレだけど。

これ、逆に見た目で損してるなあって気がする。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

63.7 20 2025年春(4月~6月)アニメランキング20位
宇宙人ムームー(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (25)
63人が棚に入れました
遠い宇宙から地球にやってきた猫型異星人・ムームー。その目的は、自らの種族が失ったテクノロジーを取り戻すため、地球で家電の技術を学ぶこと。主人公・桜子の平凡な大学生活は、ムームーの登場で一変! 予想外の同居が始まり、次々と起こる騒動に巻き込まれることに。ムームーとの化学反応が巻き起こす、スーパースペクタクル×家電あれこれ×にゃんコメディ。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 方向性が分からないけど「さよなら人類」を使うセンスに期待

1話 最近見たSFアニメでは一番感心しました。文学性を感じます。

{netabare} 現代のSFというのは、ひょっとしたらこの方向なのかもしれません。というのは、AIやシンギュラリティに関するSFは分かります。これからの社会がどうなるのか、科学的に考えるのは意義があることです。

 ですが、そのさらに先、人間社会のカリカチュアとしてのSFです。異質な存在から見た人間というカテゴリです。AIにも通じますが、今、生きづらいと感じている人が多い時代、人間の本質を見つめなおすには、答えの提供ではなく視点の提供が重要なのではないかと。

 その意味で、本作は原作者の意図的ではないと思いますが、SF的文学の様相を帯びている気がします。優れた宇宙人ものの代表作である「ニーアアンダー7」を思い出すんですよね。ハチャメチャな話の様で哀愁があって、社会の現実とどう付き合うか、みたいな。そういう含意がありながら、どこかで人間の生きづらさと達観の先にある何かを描くような。

 電子レンジの仕組みも冷蔵庫の仕組みも結局中途半端でした。電子レンジは水の分子が104.5度に開いているために電気的に偏りがあるのを利用して電磁波で回転させるという話じゃなかったでしたっけ?だからドライアイスは過熱できないという話を聞いたことがあります。冷蔵庫は断熱圧縮→気化熱→断熱膨張ですね。両方とも熱の問題ですが、手をこすり合わせるところに着地させるのはなかなか素晴らしいと感じました。

 それと忘れてはいけない、科学ゆえに滅びかけ知識を失った宇宙猫と、人間の科学との向き合い方、科学の知識を知らないヒロインの対比ですね。スマホの部分で強調されていましたが、あらゆる事に通じます。
 あの代返女の本質を考えると、人間は実は類人猿から進化してないんじゃないという想いも生じます。

 コメディではあるんでしょうけど、郷愁を誘う作品です。最近見たSFでは一番、発想も視点も脚本も良かったです。期待します。


追記 2回目を見て。電子レンジの仕組みで水分子の振動・回転により「摩擦熱」を発生させるとありますが、これは間違いだと思います。学校用の教材などでも摩擦熱などの説明で流布されている例もあるそうですが、実際は分子の振動・回転そのものが熱になるという理解が正しいようです。

 問題はグーグルAIの表示にこの摩擦熱が含まれています(25年4月15日現在)。実際はグーグルAIの説明が間違いという理解が正しいようです。そうなるとこの原作者がグーグルも信用できないという意味も含めてのメタ的な引っかけならすごいなと思いますが、意図的じゃない気もします。

 まあ、初回の衝撃がすごかったのでテンションが上がりすぎましたが、少し冷静に見たいですね。それにしてもヒロインは「ヒロアカ」のお茶子に似てるなあと思いました。

 それと「さよなら人類」について触れてませんでしたが、歌詞が非常に本作に寄り添っています。昭和の名曲ですね。{/netabare}


2話 どこに向かうか分かりませんが「さよなら人類」を使うセンスに期待します。

 三毛猫なのにオスなのかと思ったけど、宇宙人だからいいのか。そして、そこまでやるかというご都合主義展開でした。アキヒロとの出会いは先にサークルで出会った方が自然だった気がします。とはいってもそれは設定・世界観の説明ですからそれほど気になりませんけど。

 むしろ、大学での孤独というのはテーマとしてはいいんですけど、桜子のモノローグが無いほうが、感情移入できる気がします。自分を重ねようとしたときに、モノローグはどうしても外部情報になります。一日しゃべらなかったという寂しさや心情は画面で伝わります。
 そこがちょっと気になりました。ムームーに依存しかかっている桜子はちゃんと何かを表現しているだけにもったいない気がしました。

 桜子のキャラ造形はなかなか良いと思います。コンビニで働いたり、修理と知識のためにサークルを訪れる、掃除機の構造の勉強をするなど桜子の行動力。その辺がちゃんと描けていました。

 面白いのであっという間の24分ではあります。1話で感じたSF的な感動はちょっと薄まったかな。ただ、作品の作りはやっぱりテクノロジーを理解できない種族=人間に対する皮肉な視点というのは構造的には入っているんですよね。
 どこに着地させるのかわからない展開ですが「さよなら人類」をEDで使う意味と、作品の丁寧な作り、そして内容の面白さから判断して、何かを見せてくれる気はしています。

 また、ムームーと桜子のそこはかとない心の交流に感じるものがあります。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 10

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

なんか変なノリといいますか… 猫と女の子が可愛らしくはありますが

う、うーん。なんか変なノリですね。
まあ、猫と女の子が可愛らしくはありますが。
ヒロインは陰キャで可愛らしくはあり、猫の宇宙人ムームーもなんとなく可愛らしくはありますがね。

後は設定は結構SFしていますね。
超科学を発展させながら馬鹿しかいなくなってしまった宇宙人が、適度な文明を持つ地球で科学を学び直そうとするという。

設定は正直面白いと思いました。
まあ、それがどこまで活かせるかですが。
家電を分解されて壊されて迷惑するばかりでは、あまり繰り返されても困りますね。

どういう話か読めないところもあって、興味はありますが…。
一発でハマらなかったのは確かなので、まだ様子見したいところです。
一応高優先かなぁ。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

キモかわいい宇宙猫のムームー!良いキャラしてます。

 初回観てのレビューです。2025.04.10

 地球に文明を学びに来た宇宙人ムームー!迷惑な奴ですが結構面白いかもです。

 ムームーは見た目が猫で、猫好きにはたまりません。しかし、割とハードな背景を背負っています。ポル・ポト派支配下のガンボジア出身者みたいになってる…。純粋農民ならぬ、純粋猫人しか生存してないんですね。知識階級皆殺しは業が深いです…。

 主人公の桜子がコミュ障でかなりウザい人物ですが、そこは慣れでしょう。髪型もエイリアンみたいでウザいです。後頭部が長いのかな?

 大学生なので、誰とも話さなくても学生生活が進んでしまうので、コミュ障は中々大変です。その代わり、いじめられることは少なくなるのですが…。

 家電の仕組みなんてエンドユーザーたる我々一般人は意識もしていないですが、よくよく考えてみると、面白いですね。

 大学生なので、桜子が家電やその他のテクノロジーについて調べれば良いですね。視聴継続です!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

63.3 22 2025年春(4月~6月)アニメランキング22位
阿波連さんははかれない season2(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (13)
123人が棚に入れました
小柄で物静かな女の子、 阿波連れいなさん。 人との距離をはかるのが少し苦手。 そんな彼女の隣の席に座るライドウくんは、 阿波連さんとの間に距離を感じていた。 だが、ある日、阿波連さんが落としてしまった消しゴムを ライドウくんが拾ったことをキッカケに、ふたりの距離は急接近!! 学校生活を送る中で「遠すぎたり」と「近すぎたり」を繰り返し、 付き合い始めた阿波連さんとライドウくん。 それから迎えた新学期、 今度は転校生との距離がはかれない!? 色んな意味で、『はかれない』密着系? 青春ラブコメディの幕が再び上がる!!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 なんか1期よりもフィーリングが合わなくて面白くないです。

1話 え、習近〇?黒ギャル気になるので見ますけど…紙芝居だしなあ…

{netabare} あれ?前からこんな紙芝居でしたっけ?OPからエフェクトとスクロールでごまかしているだけな気がするんですけど。内容的にそれほど問題にはならないと思いますし、作画が崩れるくらいなら紙芝居でもいいとは思いますが、ジャンル的にどうしても「高木さん」と比べてしまいます。彼の作品が相当作画がいいのでちょっと残念感があります。

 それと中華企画なんですね。金ネックレスの習〇平氏的な人がでてましたけど…原作にもいるんですかね?キャラデザ的に不自然な感じがしましたので、アニオリな気がします。
 別に国で差別する気もないし、面白い作品を作ってくれるならどんどんプロデュースして欲しいですが、しかし、国が全面に出るのはどうなでしょう?ちょっとノイズだった気もします。考えすぎでしょうか?
(追記 うーん、考えすぎかな…原作読んでないのでわかりません。濡れ衣ならごめんなさい。ただ、何度見ても彼だけキャラデザが異質なんですよね。なんでしょうね?ビリビリなのでちょっと妄想してしまいます)

 ギャグもパタン化してるし止めようかなと思ったら、黒ギャルかあ…黒ギャルですねえ。残念キャラっぽいしちょっと面白いけど…キャラだよりになるとなあ…迷いに迷ってもう1、2話見てみようかなという感じでしょうか。{/netabare}


2話 なんか1期よりもフィーリングが合わなくて面白くないです。

 どうも1期に比べてフィーリングが合わないのと、今回の前半の「あつ森」のところがネタがないごまかしにしか見えなかったです。後半の甘酒のところもはじめの1分は面白かったですが、そんなに長くやる内容じゃなかったし。なんかコメディセンスが合わないので、視聴断念します。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 4

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

前期も見たので今期も見る予定ですが…

前期はなかなか和んで楽しかったです。
ヒロインも可愛く主人公も面白かったですね。

…ただ、正直言えば1期でも結構満足してしまって、まだまだもっと見たい、というほど盛り上がっていたかといえば…。

どうでしょうね。
ちょっと飽きてきているかもしれません。
1話を見てもそこまでテンションは上がりませんでした。

見るつもりですが、もしかしたら途中で切るかもです。
でも早送りでも全部見るかな。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

63.2 23 2025年春(4月~6月)アニメランキング23位
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (33)
189人が棚に入れました
科学技術が発達した、機械仕掛けの理想郷「帝国」。超常の力・星霊術を駆使し、“魔女の国”と恐れられる「ネビュリス皇庁」。二国は長きにわたる戦争を続けてきたーー。 帝国の最高戦力イスカと皇庁の王女にして“氷禍の魔女”アリスリーゼは、激闘の中で互いの素顔に触れ、その生き方と理想に惹かれ合う好敵手となった。 独立国家アルサミラで帝国と皇庁の謀略を打ち砕いた二人は、再会を誓ってそれぞれの道へと進むが、意外な形でその約束を果たす。 アリスの妹シスベルと取り引きを交わし、護衛として皇庁に潜入するイスカ。シスベルの捜索隊として皇庁の都市リースバーデンを訪れるアリス。 偶然の再会は二人の心をさらに燃え上がらせるが......同時に皇庁内では帝国の内通者「純血種・被検体E」が暗躍し、帝国の「特務・女王捕獲計画」が動き出そうとしていた。 否応なく引き裂かれようとするイスカとアリスは、その運命に抗うことができるのか——。

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あまりにも普通に始まったなぁ

1期はそれなりに楽しんで見た記憶があります。
しかし時間が空いてのニ期。
えーと、4年前か。
かなり忘れていましたが、2期を見たらなんとなく思いしだして来ました。
そうだったそうだった。
総集編とか特番を挟んで欲しかったですが…。

作画は…
こんなものでしたっけ。
まあ前回もそこまで良くはなかったと思うのでこんなものだったかもしれません。

内容は普通に真っ当なファンタジーですね。
ヒロインが可愛らしくハーレム状態な、普通にラノベらしいラノベ作品だと思います。

タイトルは長いですがなろう系の内容をただだらだら説明するだけの下品なタイトルではなく、格好良いフレーズを使っているので良いと思います。

というわけで基本的には気に入っているし、1期は見たのだから見るつもりです。

とはいえクオリティは低めだなぁ…。
まあ、見るつもりですが止まってしまう可能性もあります。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ちょっとパワーダウンかな

一期を観て、これはラブコメだなと感じましたが、二期もそれ同様に高貴なヒロインが主人公にデレデレしていて、立場上はそんな仲睦まじくしていてはいけない関係ながら、なんかデートみたいなことしていて、ちょっとびっくりするものがありました。

それでも、主人公はやる時はやる奴て感じでバトルの時は面目躍如な活躍をしていたかなと思います。

もっとも、全体的なクオリティ的には普通かなぁ。女性キャラはそれなりに魅力的ながら主人公がちょっと押しが弱い感じなのが。あと、安易なラッキースケベなのが無いのは良い事かもしれないけど、ちょっとパンチに欠ける気がします。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

63.1 24 2025年春(4月~6月)アニメランキング24位
Summer Pockets(TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (22)
165人が棚に入れました
主人公の鷹原羽依里は、亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して一人で鳥白島にやってきた。 一日数本しかない連絡船を下りたとき、一人の少女と出会う。 彼女は潮風に髪を遊ばせながら、遠くを……海とも空とも言えない境界線をただ眺めていた。 気がつけば少女はどこかへ行ってしまい、羽依里は狐に摘まれた気分になりながら、祖母宅へ向かう。 そこではすでに親戚の叔母がいて、遺品整理を行っていた。 祖母の思い出の品の片付けを手伝いながら、初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。 都会暮らしでは知ることの無かった自然とのふれ合い。 忘れていた懐かしい何かを、思い出させてくれるような、そんな生活だった。 海を見つめる少女と出会った。 不思議な蝶を探す少女と出会った。 思い出と海賊船を探す少女と出会った。 静かな灯台で暮らす少女と出会った。 島で新しい仲間が出来た── この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 蝶々、鳥、ブラウン管、水泳での何か。救済なのか成仏なのか。

1話 いつものKey作品、麻枝芸にとどまるのか、期待をいい意味で裏切るのか。

{netabare} なんていうかKeyだなあ、という作品です。キャラデザ、キャラの性格設定、演出、セリフ回し、背景美術、音楽はほぼ「シャーロット」です。2025年にそれをやるか?という共感性羞恥を感じるくらいのKeyです。「ひと夏の物語」のスタートなんだろうなという分かりやすさもあります。夏休みの学校のプールというのも青春の安い演出です。「イリアの空」を思い出しますが、同作は2005年ですから、20年前ですね。そしてEDに至ってはユウニ湖ですからね。まあ、keyテンプレ、ゼロ年代ラノベアニメテンプレのオンパレードです。

 ただ、そこはKeyなんだからいいとは思います。ちょっと不思議な生物が出てきてファンタジー感があり、主人公に競泳に関する何か挫折があったんだろうなという過去も明示されます。なんとなく遺品整理で倉庫をかたずけるというのも、島の過去的な何かに関連するのでしょうか。全体としては「Air」的な名作を作りたいという意図はわかります。

 どうでしょうね。「Air」「シャーロット」「神様になった日」あるいは「イリアの空」そういうものの要素をミックスしてどうなるか。そういう再生産というのは、ウエルメイドな作品は作れますが、再生産故に感動のスケールが小さくなります。「いつもの」「芸」になると名作、傑作は生まれない宿命を背負います。つまり、悪い意味での「いつものKey」「麻枝芸」でとどまる気もします。似た雰囲気の作品でもう少し頑張っていれば秀作になりえた「ATRI」が残念な結果だけに、本作にはいい意味で期待を裏切ってほしいなあ。

 ただ、本作がkey初体験か、過去作を見ているかで印象が違うかもしれません。昔と違いサブスクにアーカイブがありますし、アニメを卒業という時代ではないので再生産の評価が厳しい時代です。そういう点で過小評価になりがちですからね。そこはクリエータには可哀そうな気もします。
 後半での展開まで麻枝作品はわからないので、そこまでは様子見でしょうね。{/netabare}


2話 蝶々、鳥、ブラウン管、水泳での何か。救済なのか成仏なのか。

 シロハの冒頭のシーンは、父親からネグレクトされているとも取れますが、むしろ死んでいるとも取れます。燈台にいた黄色の髪の子も同様に何かありそうです。

 で、summer pocketsのロゴの真ん中が蝶々です。蝶々はいろんな象徴がありますが、アニメにおいては「魂」を象徴することが多いようです。「喰霊零」「すずめの戸締り」など。幼虫→蛹→成虫で、変化、成長でもあるのでどっちとも取れますけどね。

 ポケットは収納や隠すところという意味もありますが、サマーという形容詞と組み合わせると「夏の場所」「夏の空間」となりそうです。そうなると時間が経たない場所とか、お盆的な意味での夏を連想します。そうなると永遠に夏の島でループ構造とも考えられます。あるいはポケッツという複数系なのでそれぞれの個人的な隠し事とも捉えられますが。

 そうなると駄菓子屋のシーンでブラウン管テレビが出てきました。少なくとも2011年以前ですし、スマホを誰も使っていません。これは古い時代ということなのか、成仏に関することなのか。年寄りが結構な比率で出てくるのはなぜか。

 で、短期滞在なのに歓迎会をするという伝統、なんでこの島に来たのかわからない。なぜ主人公は蔵のかた付けをしないのか。

 冒頭のシーンがネグレクトなら黄色い髪の子の「やりたいことを探している」そして主人公水泳のシーンの何かの事故のような感じと合わせて、自分を取り戻す話とも取れます。しかし、Keyだしなあ…鳥も話題にしていました。蝶々同様、物語内においては聖霊や人間でない存在の象徴になることがあります(「パトレイバー2」など)。やっぱり成仏の話のような気もします。

 いや、keyにとらわれて考察してしまいますね。ブランドと言うのは厄介な。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 9

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ユニコーンの角

keyっぽいと思えばkeyだった
2018年のゲームのアニメ化らしい

OP・声を張り過ぎない鈴木このみも悪くない

始まった瞬間からkey節全開フルスロットル。青い空。青い海。イタいポエム。サムいギャグ。唐突な自己紹介。感情豊かというより情緒不安定。不思議で可愛いクリーチャー。なぜか不問のラッキースケベ。

水戸黄門同様に後世に受け継がれる様式美の伝統芸にツッコんでも野暮というもの。かわらないものがある。かえてはいけないものがある。過去の栄光をきちんと次世代に継承せんと現代の技術でまっすぐにコテコテのKey芸をやる気概はこれはこれでお見事。アニオリで変に捻って盛大に滑った麻枝氏は原案で、原作ゲームの脚本は別人らしいのでアンチ麻枝にも安心。

01
Keyです。以上。

内容は全部一緒なので現代の作画技術で観たい人には待望の新作かと。

かわいそう!泣ける!かわいそう!泣ける!で老廃物排泄してスッキリできる催涙動画。国民総障害者自己責任時代に必要不可欠なセルフケアの真髄。他者を信じればどうせ刺しコロすハメになる。

AI時代の適者生存。自己完結こそ生存戦略。他人を搾取するウェイは貧困に落ちぶれ、自己完結ユニコーンこそが次世代を謳歌する。スマホのかわりに自律人形。人命はAIよりも軽い。投げ銭するな貯金しろ。人類の夜明けは近い。

ゲームはフルプライスだがアニメはタダ。いい時代です。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

何か古くさい…。

 初回観てのレビューです。2025.04.10

 何だこのレトロな感じのアニメは!?一昔前のアニメを観ている様です。

 夏休み期間中、オバァの遺した屋敷の倉庫を整理するために田舎の島にやって来た主人公ですが、雑に美少女達に出会います。

 いくら田舎でも、こんなによそ者に警戒心の無い美少女がゴロゴロいるか?と、ツッコミたくなります。

 島中親戚みたいな濃い人間関係の中、よそ者がどうこう出来るわけ無いのですが、田舎者など半ばNPCなので、大丈夫なのでしょう。都会者の傲慢さを感じます。

 女がいないとエロゲにならんのですが、まぁ…どこかで観た様な展開です。サマータイムレンダみたいに、この島出身にすれば、まだ何とかって感じです。

 普通は新規に人間関係へ参入する前にタイムオーバーでしょうが、心に闇や隙を抱えた美少女達が主人公を待っている様です。

 視聴継続する?悩やましい感じというのが1話の感想ですね…。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

63.0 25 2025年春(4月~6月)アニメランキング25位
小市民シリーズ 第2期 (TVアニメ動画)

2025年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (15)
145人が棚に入れました
わたし、知りたかったの。 恋とはどんなものかしらって。 たがいに助け合う“互恵関係”を解消した、高校二年の小鳩くんと小佐内さん。 小佐内さんは、新聞部一年の瓜野くんとつきあいはじめる。瓜野くんは在学した証しを残し、小佐内さんにいいところを見せるため、市内で起きた放火事件を学内新聞で取り上げようと奮闘する。 一方、小鳩くんはクラスメイトの仲丸さんとつきあいはじめる。平穏な日々を過ごすなか、河川敷で放火現場に遭遇し......。小鳩くんと小佐内さんの小市民としての再出発は、はたしてどうなるのだろうか。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 今回が秋事件の本質だと思います。読み解きましょう。

第1話 古今東西稀に見るクズヒロインと主人公に戦慄しよう

{netabare} 原作はシリーズ全部既読です。ネタバレはもちろんしません。盛り上がってきました。やはり小説原作はストーリーのボディがしっかりしていて、面白いです。推理小説なのでテーマ性よりも何を楽しむかが問題になります。そこは春夏である程度提示されています。

 結末まで知っていなくても春夏を知っていれば、アニメにおける2人の言動や表情、演出には納得感があります。サブキャラ達も一癖も二癖もある描写がなかなかいいですね。ギスギス感にワクワクします。

 ただ、古今東西でここまで非人間的(クズともいう)なヒロインと主人公はいないだろうな、というくらいの2人です。特に春夏で小佐内の悪魔性を堪能したと思いますが秋はどうなることやら。そこがお楽しみポイントですね。哀れな子羊たちは太刀打ちできるのでしょうか。

 やなぎなぎさんのEDは素晴らしいです。{/netabare}


2話 今回が秋事件の本質だと思います。読み解きましょう。

 クレームブリュレとマロングラッセ。「禁断の喜び」と「上辺が本性にすり替わる」。小佐内ゆき…恐ろしい子…です。このセリフの真意こそこのシリーズの本質と言っていいでしょう。そして、何を見せられているんだという比較的分かりづらくも親切な説明でした。

 そして、小鳩組ですが「今はいろいろ知ってるけど」は小佐内組の「手もつないでない」の対比ですね。仲丸にとって小佐内は「可愛いには可愛いけど地味」らしいですが、小鳩にとって仲丸は「いい子」らしいです。その辺もどうやって読み解くかです。

 ここがアニメ版において、原作での小鳩と瓜野の推理活動がかなり省略されている理由だと考えられます。つまり「事件の犯人は」よりも、なぜそこに2組のカップルがあるのか?ですよね。そこを「小市民」シリーズとして味わうのが良いと思います。

 この味わいが本作の根底に流れる「動機」だとしたときに、必死になる瓜野の承認欲求の表現がちょっと淡泊な気もします。アニメ作中で一応頑張っている表現にはなっていますが、原作ではもっと丁寧に推理・現場活動をしています。それと小鳩の推理を開示したい欲求が、仲丸が理解してくれない故に満たされずストレスが溜まってゆく様子の描写がないですね。そこもマイナスポイントですね。

 この作品の本質を理解している故の省略だと思いますが、その一見無意味っぽい描写に味わいがある作品です。この省略によってそれぞれのキャラ理解とこの作品の「真の謎」つまり「なぜそこに2組のカップルが誕生したのか」が弱くなる気もします。

 あと1期1話の冒頭で小鳩が「小佐内が洋菓子派」という原作にはないセリフを付け足した意味がここにきて破綻しています。なぜあのセリフを足したのか疑問がまだ解消しません。小鳩が和菓子屋ということで何かのアナロジーなんでしょうか。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 6

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

また日々を<53>

1話視聴
1期の終盤大オチ用の事件でやっと面白くなったという印象だけど、また日常的なのに回帰されると不足気味ではあり。
自転車泥棒通報せずに厨二な暗黒微笑で通してたり、起こることがお話のための強引さがあるって印象。
なので放火という比較にならない重罪でもまた適当で強引な流れにもってくだけとちゃいますの、的な。
一期の主役コンビバラしてポッと出と付き合わせてるあたりも描写が薄くてとりあえず感がでてるなぁ。
そういや1期で不評だった唐突な場所移動にしか見えない心象描写は初回では出てこなかったが・・・

投稿 : 2025/04/19
♥ : 0
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