アニメアンチ2号 さんの感想・評価
3.6
プロジェクト【バビロン】始動!
●ありげーたー迷惑な話
冒頭部分の映像で確認できるのは{netabare}【✡】と「ラッパの吹きの7天使」
【プロビデンス目】、【バベルの塔】などであります。{/netabare}
いつもの【プロビデンスの目】でありますので、この物語が
我々の将来に起こる出来事を暗示しているということなのかもしれません。
2話にして世界観や世の中の状況が朧げに見えて参りました。
「ハプナ」=鎮痛剤には{netabare}比喩的な意味合いが込められているようであります。
機能不全に陥った国連は、世界の絶望的混乱の状況を表していまして
貧富の格差が広がり、弱者は希望を失い生きることに伴う苦痛を和らげるために
「鎮痛剤」=ドラッグに嵌るということなのかもしれません。
メリケンTVショーで何気なく映し出された
会話の意図するところを考えてみます。
「See you later, alligator!」
「In a while, crocodile!」
小粋なメリケン界隈ではお決まりの文句みたいなやり取りなのでしょう。
さて、何気に出てきた「クロコダイル」でありますが
これはロシアの若者に大流行したドラッグ(=デソモルヒネ)の通称でもあります。
「注射した部分の皮膚が緑に変色して鱗のようになる。」
「壊死した部分がまるでワニに噛まれたような傷口になる。」
ということが名前の由来なんだとか。
人を喰うドラッグであり、致死率が極めて高いドラッグのようです。
「ラザロ」には苦しみぬいて惨めに死んだ貧困者という意味合いもあるようです。
「ラザロ」を見殺しにしたのは「ファリサイ人」、ユダヤ教の祭司であり
勝ち組の富裕層であります。
ファリサイ派に対して信仰についての論争を挑んだのが(ナザレの)イエスであり、
後にファリサイ派の謀略に掛りローマ帝国による十字架刑に処せられるわけであります。
「ハプナ」の元ネタはやはり「ハープ」以外に思いつきませんので、その路線で解釈しますと
ダビデ王の「ハープ」を意味し、呪われた「サウル王」にとってはハープの音色に
精神安定剤の効果があったということで、そういうことを表しているのではないか
と考えることができるのかもしれません。
堕落の都【バビロン】で(ドラッグに溺れる以外道がない)貧困層(=ラザロ)に
救いの手を差し伸べようとしない勝ち組富裕層に対する憤りから博士はテロを
引き起こしたのかもしれません。
小林なる借金まみれ男も負け組(の日本人)を表しているのでしょう。
(恐らく自殺未遂騒動は伏線でしょうか?)
一見すると博士は人類選別の試練=「ハルマゲドン」を無理やり引き起こそうと
しているようにも思え、悪趣味極まりないとしか言いようがないですが、実は
救済ありきのテロ計画なのでしょうか?
現段階ではハプナの普及率がどの程度かもわかりませんが
もしかしたら、「逆に」救われるとかいうオチなんでしょうか??
ラッパ吹きの天使でさえもまるで守護天使かの如く扱われているようにも見えてしまいますが
よもや本作でも「バビロン天使の詩」の世界観を表現しようとしているのかもしれません。{/netabare}
ムスコ大佐は言いました、
「【バビロン】は滅びぬ、何度でも甦るさ!」と。
「ラピュタ」とは【大淫婦バビロン】のことであります。
大いなる【バビロン】とは我々人類の都であり、始まりのルーツであります。
そうして、7番目のラッパ吹きが現れる時【バビロン】の終焉が暗示されるのであります。
7番目のラッパとは「黙示録」の最終局面を意味しておりまして、{netabare}圧倒的多数の人類が
この世からフェイドアウトしてしまうことが預言により示されるのであります。
「バビロニア・シティ」と掛けまして「ハプナ」と解きます。
その心は、恐らくは「ハープ」なんでしょう…か?
ハープとは「High Frequency Active Auroral Research Program」
「略称:HAARP」というものでありまして、「高周波活性オーロラ調査プログラム」
なんだそうです。
陰謀論界隈ではこれを「電磁波兵器」であると解釈しているようでありまして
また、酸化グラフェンなどの化学物質に電磁的作用を与えることができる
なんて言われております。
全人類規模で摂取した例のm-RNAチクワンには酸化グラフェンが入っており
強力な電磁波を浴びせると体調不良になるとかならないとかいう説があるようであります。
例えばそのような感じで体に変調が出る人が続出し、その対策として鎮痛剤が
活用されるとするなら、まぁあり得ない話でもないということになるでしょうか?
ビルゲイツが予言する「猿痘」の薬であれ、m-RNAであれ、医薬品の認可というのは
実はザルでありまして、当局は安全性の審査をほぼしていません。
なので薬害は当たり前のように出ます。
むしろ過去に出まくって来たのが人類に歴史であります。
必死になってネットで調べると薬害の話や医薬品に対するネガティブな論文の数々など
いくらでも出てきますので、今更遅いかもしれませんが確認しておいて損はないかと思います。
いずれにしましても「バビロニア・シティ」の話ならば
終わりと始まりに纏わる物語になるのでありましょう。{/netabare}
恐らく本作が今期の大本命であろうと目されます。
鉄板枠、作画を含め総合力が高いものと言えるでしょう。
Dr.ストーンと対極にあるようなキャラ設定、世界観には
大いに期待が持てそうな予感がいたします。
シリアス路線のサスペンスドラマみたいな感じでしょうか?
事前予想ではありますが、今のところ減点要素が見つからないような気がいたします。