pear さんの感想・評価
2.8
かわいいアイス達の日常2
アイスクリームタウンで暮らす
色んなアイスフレーバー達の日常のお話。
今回はまた新しいキャラクターが登場して
中には宇宙人?やらこれアイスなのかというキャラも
登場してた。
pear さんの感想・評価
2.8
アイスクリームタウンで暮らす
色んなアイスフレーバー達の日常のお話。
今回はまた新しいキャラクターが登場して
中には宇宙人?やらこれアイスなのかというキャラも
登場してた。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.1
【物語 3.5点】
シナリオ自体は良くも悪くも王道。
臆病な森の子・ミューンが旅の中で、
月の守護者としての使命に目覚めて一皮むけていく、
典型的なファンタジー冒険譚。
海外ファンタジー映画でありがちな、
(※核心的ネタバレ){netabare} 死んだと思ったヒロインが生き返る{/netabare} クライマックスは、
私はあまり好きではないので0.5点の減点要因となりましたが。
見どころは圧倒的かつ独創的な世界観。
この惑星では、元々、真っ暗で何もなかったが、
力持ちが太陽を引っ張って来て、光に包まれた昼と生命を育み、
異次元の夢の世界から月が引っ張り込まれ、夜と夢を育む。
太陽と月は聖獣と呼ばれる超巨大生物の“神殿”がくくりつけて管理。
二体の巨大聖獣が、各々、星の対極でノッシノッシと闊歩して、太陽と月を“輸送”して、
昼と夜をバランス良く供給している。
天動説ともまた違う、天体アドバルーン説?が超展開。
太陽も月もバルーンサイズの光体である以上、
掴み取って入手することも可能。
月の守護者ミューンの自己肯定感の無さなど未熟さから月は夢の世界へと喪失し、
太陽が冥界の王に太陽が盗み出されることで物語は動き出します。
奪われた昼夜を取り戻すことが今回の冒険の主目的。
サムネにもある「ツキも自信もありません。」とのキャッチコピーがオヤジギャグな?
ポスターにて、主人公ミューンが青い月を抱きかかえているビジュアルがあって。
これ、よくできたイメージ画像だな~と思っていたら、
実際、本編にこういう構図のカットがあって度肝を抜かれます。
ヘボヤン、フィリポン両監督は、制作の際、
作品ごとに神話を創造する宮崎駿監督や、
主人公視点でキャラをスクリーン中に躍動させる細田守監督から、
大いにインスピレーションを得たとのことですが。
アドバルーンな太陽と月なんて発想は日本人にはまず浮かばないでしょう。
地動説が、天動説の上に立脚した神の教義を脅かすとの警戒と分断の歴史を抱えた、
欧米文化圏じゃないと出てこない神話だと思いました。
(余談ですが、秋アニメの『チ。―地球の運動について―』楽しみです。)
私が物語が案外フツーだなと感じたのは、
右脳がバグりそうになるくらいのイマジネーション溢れる世界観を浴びて、
左脳が物語を咀嚼するだけの余力が残っていなかったからかも?
それくらい受け手の想像力を消耗するアニメーションだったとの余韻が、
劇場鑑賞から2年経った今でも残っています。
【作画 4.5点】
上記の神話、世界観を描写する美術を背景に、
はつらつと動き回るミューンらのキャラクターは基本3DCG制作。
デフォルメや人物の動きは、リアクション、ジョークのツボも含めて如何にも欧米アニメで、
『ミニヨン』とか苦手な人はダメかもしれません。
が、一方で、日本アニメなどセルルックや、往年の手描き制作へのオマージュ精神も旺盛な本作は、
CGにも手描きタッチの主線を加えるなど、
新旧の良さを織り交ぜたアニメーションを追求。
神話を語るシーンや、夢の世界の描写では2Dセルルックの画面も展開され、
主線の荒々しいかすれ線が演出する躍動感には、
前世紀のバトルアニメのような懐かしさも感じます。
ヒロイン・グリムは蝋で出来ていて、昼の日光で溶けて、夜の寒風で固まる設定。
カロリー消費の激しいキャラ描写も丹念で、手間がかかっているな~と感心します。
【キャラ 4.0点】
ワンパクないたずら小僧だが、優しく小心物で、
なかなか勇気を持って使命を果たす冒険に向き合えない主人公の森の子・ミューン。
ヒロイン・グリムは好奇心旺盛で、結構図太いが、
何せ蝋の身体というハンデが重しに。
溶解、凝固のリスクを恐れる親父からは外出を止められて親子喧嘩しちゃいますし。
親父さん{netabare} 肝心な時にずっと凝固してましたねw{/netabare}
琥珀の頑強な肉体を持ち、自信過剰な太陽の守護者候補・ソホーンは、
もう少し柔らかくなることも覚えた方が良いプレイボーイ。
三者三様に欠点を抱えたメインキャラが、
凸凹と絡んで、補いながら使命を果たしていくことで、
多様性も意識させる性格設定は定番のキャラ構成。
が、人間が一人も出てこない生態系は刺激的かつ、
その生物的特徴は、性格を強調する上でも有用でした。
【声優 4.0点】
※日本語吹替版を鑑賞。
主演・ミューン役には『アイカツ』声優でもある大橋 彩香さんの少年ボイス。
太陽の守護者・ソホーン役には小野 友樹さんのナルシストボイス。
とメインを声優陣で固める吹替布陣で異国制作のキャラクターを伝達する上々の吹替。
ヒロイン・グリム役の武藤 志織さん。
モデルでも通用するルックスを誇り、
出てきそうで出てこない女性声優のまま最近見かけなくなった?
と気になってSNSで近況を探ってみた所、
現在は舞台脚本家・女優として劇団グループの主催もされているとのことで。
グリムのキャラクター以上に好奇心の赴くまま、
自由にマルチな才能を使っているなと羨ましく思います。
最近の武藤さんのSNS投稿「脳みそが5つ欲しいです」
入手のあかつきには、私にも1つくらい分けて下さいw
【音楽 4.5点】
劇伴担当はブリュノ・クレ氏。
『ウルフウォーカー』では繊細な民族音楽による世界観演出が目立っていましたが、
本作では壮大なオーケストラで、文字通り月と太陽を振り回すスケール感を下支え。
日本語吹替版の主題歌には中国のシンガーソングライターJulieに
「Resucue me 」を日本語歌唱させるインターナショナルな起用。
2015年の東京アニメアワードフェスティバル・長編アニメーション優秀賞受賞から、
日本劇場公開まで7年を費やしている本企画。
良作であっても、海洋を超えるプロジェクトはひと筋縄ではいかない。
主題歌アーティスト選定にも色々と苦労もあったのだろうかと穿ってみたり。
褐色の猪 さんの感想・評価
5.0
公開:2022年4月19日
監督:アレクサンドル・ヘボヤン、ブノワ・フィリッポン
脚本:ブノワ・フィリッポン
原案:ブノワ・フィリッポン
製作は2014年フランス
東京アニメアワードフェスティバル2015コンペティション部門優秀賞受賞
漸くの公開となりました。
2D 3D自由自在の映像表現、素晴らしきアートアニメーション
壮大なファンタジックワールドに擽るラブロマンス、
日本語吹替えもバッチリ嵌まり
グリムがメッチャ可愛い!
鸐 さんの感想・評価
3.8
パシリム、シェイプオブウォーターのギレルモ・デル・トロが作ったピノッキオ。
ディズニーとは違う雰囲気だが、原作とも違うようで、様々な媒体から要素を抜き出して再構築されているものなのだろう。
ディズニーピノッキオに慣れ親しんだ私でもあまり違和感を感じないストレートな解釈だなと思った。(ま、ギレルモ・デル・トロの名前である程度予測がついてたからかもしれないけど。)
映像的には、コマ撮りとはにわかに信じがたい表情(特にリップシンク)の豊かさと生命としての肌感を持つ人形のディティールが素晴らしい。
今でも実はリップシンクだけCGを使っているんじゃないかと思っている。
もちろん技術的には部分的にトラッキングやVFXなどの使用はあるだろうけど、アメリカのアニメの基準厳しいからちゃんとやってるんだろうな。
エンタメとしての映画ではなく、高尚な芸術作品を見ているような気分。
高畑勲のかぐや姫以来の気持ち。
これはこれでありかな。
ねごしエイタ さんの感想・評価
3.9
学校通っていた頃に見ていた「超魔神英雄伝ワタル」TV放送から約22年後になるか、新年明けて期間限定劇場上映となった今作のワタルです。web配信再編集版でアフレコも改めてやり直したそうであるです。webは、見ていないのでどこが違うかはわからないです。幼い頃、ワタルもワタル2もリアルタイムで見ていたです。当時ものすごくお気に入りで見ていたです。
上映序盤新年早々、着物を着たバァさん登場ワタル、虎王の声優さんです。ファン同様にワタルに対する強い思い、今作に携わった思い入れのワタルや名シーンなど、熱く語ってくれたところが良かったです。やや長く感じた前置きのあとの本編上映だったです。
創界山が、謎の敵ドワズダーに危険にさらされるです。クラマもその障気いつもの姿に展開です。ワタルも呼びざされシバラク、ヒミコともにいきなり魔神で戦ったです。刃が立たず取り込もうとされ、龍神丸が身を犠牲にワタルを助けたです。
龍神丸が、夢の中でワタルに助けを求めた先、逆さの創界山、無創界山に青龍妃の導きでいくことにです。昇竜子も虎王になってヒミコもいったです。龍神丸を救うため、龍神丸のかけら七魂を集めに行くお話だったです。
{netabare} 最初はいつもどおりのワタル展開からその先、2話目シバラクと合流3、4話何だか省略みたいで、5話目海火子合流だったです。
この先で、ワタルと虎王の展開、ワタルと龍神丸展開とそこだけは、やや重要な感じだったです。
毎回変わるワタルコスチューム、7種類の龍神丸もどきも見所です。
なぜか?終盤、急にクラマ登場と{/netabare}なんだかんだワタルキャラ勢ぞろいもあるです。
虎王から見たワタル、龍神丸が抱いていた理想の力とその時歪んだ思いが印象的です。
最後に本当にワタルが、龍神丸を救った思いや力において、改めて互いの存在のあり方を考えさせられたときに見えたです。
2022年最初に見た劇場アニメは、公開初日「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-」になったです。これって思えば、結構「豪華声優陣だったんだなぁ」です。アナログで見ていたころに比べて、作画もやや綺麗に見えたです。
ウェスタンガール さんの感想・評価
4.0
紛うことなき“海外”アニメである。
もちろん“カギ括弧付き”のそれではあるが…。
監督の“ダイス”さんは、高校を出ると、“何か”を求めてアメリカに渡り30年、ルーカスフィルムの子会社を経てピクサーへ、大いなる野望を持って独立に至るわけだ。
“トンコハウス”は、日米両国に拠点を持つユニークな体制で、その日本側のスタジオが置かれているのが、私にとっての第二の故郷である金沢の中心地、古い町家の中に在ることを最近知った。
そんな訳で、堤“ダイス”大介監督の出自も併せて、タイトルに使わせてもらった“小景異情”、その作者であり、金沢出身の室生犀星に想いを馳せるのである。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」である。
これは犀星が郷里の金沢に帰郷したおりに作られた詩だそうだ。
東京で思うにまかせぬ暮らしを強いられ、懐かしい故郷に帰っても温かく受け入れてもらえない。その悲哀、郷里への愛憎半ばする思いが描かれているのである。
“ONI”の子供、その望郷の物語である。
内容は推して知るべし。
ぜひご覧あれ。
ピクサー退社時に“失敬”した(監督談)レシピで、尊敬する宮崎駿の世界を味付けしちゃいました的な作品と言ってしまうと身も蓋もない訳だが…^ ^、各話40分、絵に描いたような起承転結に、清々しい感情を持ってエンドロールを迎えることができること請け合いだ。
因みに、ダイス監督の奥様が、“となりのトトロ”のメイちゃんで幼なじみの初恋の人、宮崎駿が義理の叔父さんという嘘のような本当のお話(糸井重里との対談に詳しい)。
あと、天狗センセイのお声がジョージ・タケイという、トレッキーにとっては嬉しいサプライズ。
タイラーオースティン さんの感想・評価
3.8
もう雰囲気がいかにもNHKで昔から放送されている子供向けアニメやはたまた人形劇のような懐かしく暖かみを感じる作品に仕上がっています。
それでいて単なる子供向けではなく、ストーリーが進んでいくごとにややハードな描写もあったりでむしろ大人の鑑賞にも堪えるしっかりした内容になっていたんじゃないかなと。
育ての父親と主人公の関係がちと複雑な感じで主人公の素性の関係で終盤には村民(みんないわゆる妖怪たちなんだけど)らを巻き込んで暴動みたいなのが起こってたのはなんか我々人間にも通ずる怖さがあったかな。
ところで自然に暮らす妖怪達が人間によって住処を脅かされるシチュエーションて手塚治虫の「マンションOBA」という短編漫画を連想させられるが少なからず影響を受けているのかな。
やまげん さんの感想・評価
3.4
年始にNHKで放送していたものを視聴
ストップモーションで撮影したものをCG処理したのかと思っていたが、制作に関するインタビューなどを読んだら、当初はストップモーションで制作する予定が全編3DCGに変更されたらしい。ストップモーションのように見えるのは、要はコマを落としてストップモーションアニメのように見せている、ということのようだ
独特のちょっとカクカクした動きが見ていて楽しかった。また、森の中やおなりの部屋、教室の中などの映像も美しかった。茶碗などの小物の作り込みはすごかった。陰影も、かなり意識して制作されていたと思う
対して物語の内容は子供向けで、深いテーマはないように感じた。話数も短いし、これは仕方ない
映像美を楽しむ分には十分だと思う
褐色の猪 さんの感想・評価
5.0
2022年電影祭にて一部劇場にて特別公開された「雄獅少年 少年とそらに舞う獅子」
2023年5月26日題名新たに「雄獅少年/ライオン少年」として全国公開されました。
切り開け!運命。
中国の伝統芸能である獅子舞の演者を志す少年達の物語、
まるでジャッキーチェンの映画を緻密なストップモーションで再現したかの如き質感とスピード感素晴らしき3DCGアニメーションムービー
ハラハラワクワクホロッとジンワリ青春群像活劇動画
面白かった( ^ω^)