2022年度に放送されたおすすめアニメ一覧 347

あにこれの全ユーザーが2022年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月09日の時点で一番の2022年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

69.6 101 2022年度アニメランキング101位
勇者、辞めます(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (298)
989人が棚に入れました
魔王軍の侵攻から世界を救った勇者レオ。 しかしその強さは平和な世を迎えた人間にとっても脅威となり、ついには聖都から追放されてしまった。 地位も名誉も居場所も失い、彷徨う勇者が行き着いた先は――ボロボロの魔王軍!? 人への恨みか自暴自棄か、魔王に正体を隠しつつ、四天王と共に軍の立て直しに挑むレオ。 引退勇者の大仕事、その先に待つものは......?
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

定年退職 次いで再雇用

原作未読

勇者を辞めて魔王側に鞍替え職替えするお話。ちょっと何言ってるかわかんないです。

 ハイスキルのフリーランスが競合で似たような仕事請け負うみたいな
 スクエニが任天堂でなくプレステでFF出すような

モラルやら商習慣的にどうよ?って疑義が残るのと、引き抜きではなく求職側の売り込みであることに現実味がなく「掴みはOK!」とはいきません。
それでも挽回したのかどうにか潜り込んでやってたことが

 日系大手からスタートアップベンチャーに転職しました
 バリバリ外資からレガシー企業に転職しました

けっこう面白い転職奮闘記でした。整った企業から未整備の企業へ。
DRIVE共有当たり前の時代に紙帳簿で頑張ってる姿を目の前にして、抵抗するリテラシー低めのおっさんを説き伏せたり、せめてEXCELぐらいはできるようになろっか、と段階に合わせ環境を整えていきます。
環境だけではなく仕事の進め方もですね。マネジメントが上手くできてない中間管理職の改善指導なんてのもありました。中身そのものは第二新卒くらいまでが対象の分かりやすさです。

転職の成功例なんだと思います。
未整備なところへ行くと、これまで当たり前に出来てたり環境が整ってたり用意されてたりしたものが無くなるわけでして「○○(前職)ではこうだったのに~」いわゆる“ではの神”と化して周囲と溝が出来ることもあるそうです。
ハードな環境に嫌気がさして年収を下げる転職してしまうと楽できると勘違いしたり、なんて失敗例を念頭に置いとくと、元勇者レオ・デモンハート/オニキス(CV小野賢章)が根っこでは真摯に立ち振る舞っているのがわかり好印象です。
そしてまた彼が失敗しない理由は良くも悪くも超ベテランサラリーマンだったという後半のネタ明かしと合致します。いろんなモデルケース見てきたはずの彼ならではの納得感でした。

やや強引な設定を嫌味なく消化して落ち着かせてからの後半での転回というのもあっての全12話。
1クールアニメの起承転結はおおむね2/3経過第8話くらいにあることが多いのですが、本作は前倒し{netabare}(第6話){/netabare}してます。ロングスパートが吉が出るか凶と出るかは観てのお楽しみ。
きちんと一定の結論は出してるし、全12話の中でも起伏があったりと好印象の佳作でした。



※ネタバレ所感

■ロングスパートの結果
凶と出ました。

{netabare}端的に勇者レオの自殺願望からのバトルと生き直しの意味を見出すまでのロングスパートでした。意外性があったこと、一定の結末を得てること、凶と出たと言っても酷評するほどではありません。
こりゃイマイチだなぁと思った点2つ↓

1.クライマックスのバトルが茶番
 {netabare}賢者の石のある土地に出向くつもりが…実は仕込みでした、はい。ここに至るまで託せる相手の見極めをしていた伏線回収はお見事です。
ただし不死3000年を倒してもらうにしてもレオが抵抗しなくてもなかなか倒せない設定であったはず。だからなおのこと、前半の日常パートがお仕事アニメ以上でも以下でもなかったのがもったいない。
レオの指導で戦闘力上がった具体的なネタをあらかじめ見せといて最終バトルで再現するなりしたら、ベタでも深みが出たのに。せっかくの『最終試験は俺を斃せ!』が茶番に見えた。{/netabare}

2.ピーク前倒し
 {netabare}6話で現代日本的な時代に魔物が溢れてきて…っちゅう時間軸が出しちゃった後がね。
7話。機械文明の遺物マシンゴーレム出す都合上6話以降である必然性あるんだけど、せっかく変化あった後に巻き戻しちゃった感ある。
8話。レオの成り立ちとインプとの交流は機械文明崩壊の流れを汲んでるので必然。
そして9話。「勇者、辞めたい」サブタイでタイトル回収重要回かつ本作のピーク。で続くバトル。

せっかく6話で変えた流れを戻す7話。ただし最後は外の変化球で打ち取りたいからいったんインハイ投げとくかの目線ずらしと見れなくもない。問題は10話以降のバトルですね。中身については前述してます。そんなのが尺も十二分にとるもんだからダレてました。{/netabare}{/netabare}


似たようなこと繰り返し言ってますがそういうことです。嫌なんじゃなくて惜しいなぁという感覚。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 25
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

いつもの、よくある、異世界ものではありませんでした^^

原作未読 全12話

勇者を辞めて、魔王軍幹部をサポートしながら魔王軍に入隊するために頑張っているお話です。

序盤から中盤までは、コミカルなお話が多くいつものよくある異世界ものと思って観ていました。

終盤になって序盤や中盤に撒いた伏線を回収しつつ次第にシリアスな展開になってきます。

あれ〜こんな作品でしたけwと実は観ていて急にシリアス展開になったので戸惑いましました。

何故勇者を辞めたのか、そして魔王軍に入ろうとするのか、そして主人公は何を望んでいるのか、結構深いお話でした。
{netabare}
3000年、ほぼ1人で生きるというのは、想像もできませんね。
{/netabare}
もし、観る機会がありましたら最後まで観て欲しい作品です。

OPは鈴木みのりさん、EDは東山奈央さんが歌っています。

最後に、展開がガラリと変わる異世界ものというので印象的だったのは慎重勇者以来のような感じがします。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 24
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

勇者の志望動機

【感想】
これから面白くなるってところで終わったのと勇者のエピソードに時間かけすぎなのが残念ですが、面白いアニメでした!
というか、これから面白くなりそうなアニメでした!

第一話時点では今期ワーストクラスでしたが、だんだん面白くなった期待値以上のアニメでした
最初はなんで?おかしいでしょ?っておもうことが多かったけど、6話で勇者の過去の話を聞いてからだいぶ面白くなりました
{netabare}
やっぱりなんでそうしているのかがわからないまま話が進むより目的がわかってたほうが感情移入しやすいですね
主人公はストレートに相手に伝えずにあえて回りくどい方法をとって相手を誘導するのが面白いと思いました、例えば7話は、部下にパワハラ上司の典型みたいな姿見せていた竜将軍に、あえて同じことをやって悟らせるなど、なかなか考えて話を作っていると思います

ただ勇者の過去話が始まってからそっちに話を持っていかれて魔王軍を再建する話から脱線していったのは残念で、勇者の身の上話に時間をかけすぎで魔王軍を本格的に再建する話がお預けになったのは物足りなく感じます、でも最後の締め方はよかったです

たぶんここから本格的に面白くなるのかつまらなくなるのか分かれるのでしょうね
最後入団して終わりじゃなくて魔王軍に入った状態で1つ2つ魔王軍の正式メンバーとして活躍する何らかのエピソードが欲しい
それには1クールでは中途半端なので、連続2クールでやっていればよかったと思います、
{/netabare}
【設定があまり生かせてないかも】{netabare}
魔王軍再建については設定が斬新ですが、やっていることは普通であまり設定を生かせてない感じはします
せっかく魔王軍の内政なんて面白い題材なのですから雑務とか資源とかじゃなくて、魔物の進化や指揮系統とか城内のトラップを見直すとか、人間の町に密偵を送るとか、陰で戦争を扇動するとか、がっつり暗躍する魔王軍の裏側を見せてもよかったんじゃないでしょうか?

{/netabare}
【シナリオ】{netabare}
魔王ってなに?勇者ってなに?正義ってなに?って疑問を視聴者に考えさせる話だと思った
勇者は魔王を倒すために、人類を守るために生まれてきた、それじゃあ魔王がいなくなって平和になった時に存在意義がなくなる、それでも生きるしかない
必要な時にだけ頼られて、必要なくなったら見向きもされなくなる、これはファンタジーの話ですが、現実にも言える問題だと思った

一つ残念なのは民衆が勇者を怖がって腫れもの扱いする理由が弱いとこでしょうか?
命を助けてもらっておいてあの反応はないでしょ
{/netabare}

【主題歌】
OP「Broken Identity」なかなか良いです

投稿 : 2025/02/08
♥ : 23

69.6 101 2022年度アニメランキング101位
ロード・エルメロイII世の事件簿 魔眼蒐集列車(れーるつぇっぺりん) Grace note 特別編(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (56)
236人が棚に入れました
2021年12月31日(金)に放送されるFate Projectの年末特別番組「Fate Project 大晦日TVスペシャル2021」にて放送。

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

魔術同窓会

原作未読 約50分ほど

ロード・エルメロイII世の事件簿の特別編です。事前にテレビ放送の1~13話を観ることをおススメします。

2021年の年末にあったFateスペシャル中で放送されていたのを観ました。

ロード・エルメロイII世の学生時代の同窓会の前後で魔術を用いた事件を解決するお話です。またまた色々なことに巻き込まれてしまっていますねw

ロード・エルメロイII世になる前のウェイバー・ベルベットが魔術協会時計塔の学生時代のお話が中心に描かれていました。

ロードの弟子のグレイとアットのコンビに、妹のライネス・エルメロイ・アーチゾルテがメインで出ています。

結末はとても切なく、そして前向きになりそうな感じでした。この作品は他のお話も切なさが残りますね。とても良いお話でした。

EDはテレビ放送と同じくASCAさんが歌っています。

最後に、fate/zeroから繋がる物語、まだまだ他のお話も観たいですね^^

投稿 : 2025/02/08
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

Fate Project 大晦日TVスペシャル2021

この作品の原作は未読ですが、2019年に放送された「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」は視聴済です。
また、「Fate/Grand Carnival」より2nd Season収録エピソードの一部が初放送されましたが、こちらは「Fate Project 大晦日TVスペシャル2020」にて放送された1st seasonのレビューを書き忘れていたようなので、再度1st seasonから回りたいと思います。

本編が放送されたのは今から2年前…
記憶がハッキリしているうちに、続編を放送して貰えるとは嬉しい限りです。

物語の主人公は、英霊イスカンダルと共に第四次聖杯戦争を戦ったウェイバー・ベルベット…
もう聖杯戦争の頃の幼い面影は微塵もありません。
麗奈ちゃん演じるグレイを配して探偵業に勤しんでいる…

そしてこの特別編においても基本的な立ち位置は変わりませんが、今回は探偵の依頼を受けて動く訳ではありません。
まぁ、でもこれは性分なんでしょうね…
結局は足を突っ込んで探偵っぽいことをやる羽目になるんですから^^;

ウェイバーはすっかり葉巻煙草の似合う大人になりましたが、今回の物語の仕掛けによりウェイバーを違った角度から見ることができます。
私にはその発想は無かったので、逆に新鮮さを感じてしまいました^^;

それとグレイは今回も平常運転でした。
相変わらず麗奈ちゃんの声質が抜群にハマっていて、見ているだけで心地良さを感じましたよ。

そして、今回登場頻度が高かったのが、いのりちゃん演じる義妹のライネス・エルメロイ・アーチゾルテです。
wikiのキャラ紹介欄には、自他ともに認めるほど性格が悪いと記載されていますが、確かにちょいちょい毒舌っぽい口調の時はありますけれども、基本いのりちゃんなので性悪っぽさの中にも可愛らしさがちゃんと感じられるんですよね。

アニメーション制作は本編に引き続きTROYCAさんなので、クオリティの高いアニメーションをまた見ることができる、という姿勢で視聴に臨んで全く問題無いと思います。

主題歌はASCAさんによる「君が見た夢の物語」
梶浦さんが楽曲を提供しているので格好良きですよ^^

1話50分強の物語でした。
しっかり尺の中に物語が纏められており、とても見応えのある作品でした。
前作視聴済の方なら、きっと楽しめると思います。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

憧れに続く軌跡とノイズとファン向けのサービス

2019年放映されたワンクールアニメ「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」の特別編。
2021年の大晦日の特別番組内で放映されました。

"魔眼蒐集列車"は、原作小説でウェイバー・ベルベットが挑む5つの事件のうちのひとつです。
原作は未読ですが、本作中では続編に続くような示唆などはなかったように思いました。
全13話のアニメの、タイトル通り特別編ポジションで、ワンクールアニメのキャラは紹介なしに登場する形となっています。
そのため、視聴前にはワンクールアニメの方は観ておく必要あります。
また、主人公ウェイバー・ベルベットは、Fate/Zeroのランサー陣営のマスターの成長した姿であり、特別編の本作ではその時の姿が中心的です。
よってFate/Zeroも視聴必須、さらに言えばFate/ZeroはFate/Stay nightのスピンオフなので、Fate/Stay nightを知っていた方が楽しめる作品となっており、そういう意味でTYPE-MOON作品のコア向けの作品と思います。
「ロード・エルメロイII世の事件簿」自体が、TYPE-MOON作品同士をつなぐ架け橋的なポジションなので、当然といえば当然な気がしますね。

時計塔の君主・エルメロイII世(ウェイバー・ベルベット)の元に、時計塔の同窓会のお知らせが届きます。
ウェイバーは、血統が劣っており、仲間からもバカにされていた過去の自分を振り返ります。
そんなある日、ウェイバーは突然10年前の姿に若返ってしまう。
実生活にも支障がでるどころか、肉体が人格に引っ張られてしまうことを懸念したウェイバーは、その事件の犯人の目的を探るため動き出す、という展開です。

過去の作品同様、ハウダニット、フーダニットには重きをおかず、ホワイダニット(何故やったか)を重要視して事件解決を目指す、相変わらず難しい内容でした。
また、事件の重要人物として蒼崎橙子が登場します。橙子さんまた何してはるんですか。
視聴まで登場は知らなかったので嬉しい出演でした。
TYPE-MOON作品のファン向けには楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 2

69.5 103 2022年度アニメランキング103位
かぎなど シーズン2(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (54)
224人が棚に入れました
――これは、小さな奇跡の物語。
本来ならば決して出会うことのなかった、違う世界、違う時間に生きる数多の綺羅星たち。はたしてどんな運命のイタズラか、そんな星々が集うことになった空の名は、『私立かぎなど学園』。
そこで待っていたのは、毎日がお祭りのような、愛と夢と希望がいっぱいの学園生活。
不思議な出会いと交流は、星々に新たな輝きをもたらします。
そして、その輝きの果てにあるものは……?

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ここがずっと続けばいいなぁ~

全12話 1話5分枠のショートアニメ

keyの作品に出てくるキャラがミニキャラになって一堂に会し、学園生活を送るハチャメチャギャグ作品です。

声優さんも当時の声優さんを起用しているので豪華です。

AngelBeatsのゆりっぺを中心としたお話でしたね。でもなかなかうまくいきませんw

キャラも多くお話も全然まとまらないので、keyのキャラを懐かしむ人向けですね。

主題歌はLiaさん、ショートアニメなのにこちらも豪華ですねw

箸休めにどうそ~

投稿 : 2025/02/08
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Keyの20周年メディアミックスプロジェクト作品 パート2

この作品の基になっている原作ゲームは未プレイですが、「Kanon」「AIR」「CLANNAD」「リトルバスターズ!」「Rewrite」「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」は視聴済です。
「planetarian~雪圏球(スノーグローブ)~」と「リトルバスターズ!EX」は滑り込みで視聴したんですけどね^^;


――これは、小さな奇跡……を破壊する物語?

また異なる世界より『私立かぎなど学園』に現れたのは新たな綺羅星なのか、
それともきらめく星々を覆い尽くす暗雲なのか。

彼女たちは否定する――この世界を。
彼女たちは抗う――この世界を作った何者かに。

だが、彼女たちが世界の秘密に触れる時、この世界を愛する者たちが立ちはだかる。
今、世界を揺るがす戦いがはじまる――!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

物語らしい物語は無いのですが、兎に角登場人物が豪華すぎてカオスの領域に達している感じ…
ただ、それぞれの作品が輩出されてから時間が経過していることを改めて感じずにはいられませんでした。

一番はやっぱり川上とも子さんかなぁ…
「AIR」の神尾観鈴、「少女革命ウテナ」の天上ウテナ、「ヒカルの碁」の進藤ヒカルなど川上さんならではの作品が数多くありました。

そんな川上さんの演じた神尾観鈴役を引き継いだのは、真田アサミさん…
これまで「魔法少女リリカルなのはシリーズ」のヴィータや、「デート・ア・ライブ」の時崎狂三を演じてこられた方です。
個人的にはヴィータも狂三も超が付くほど大好きなキャラですし、この作品でも神尾観鈴の出番は相当多かったですけど違和感はありませんでした。

重度の「鍵っ子」の方なら違和感を感じるのかもしれませんが、私はそこまででは無いので、この作品を視聴して良かったと思うに留めておきたいと思います。

その代わり、物語の中で感じた違和感を挙げておきたいと思います。
それはヒロインのパジャマパーティー回です。
メインヒロインと、準メインヒロイン的な立ち位置の二つに分かれてパジャマパーティーが開催されるのですが、そのメンバー構成に違和感を感じました。

実際、メインヒロインとヒロインの見分けがつかない作品って沢山あると思います。
それに誰を推して視聴するかでも変わってくると思いますし…
視聴した皆さんがこのパジャマパーティーを視聴して感じたことが気になるので、後ほどレビューを拝見させて頂きたいと思います。

それと、「リトルバスターズ!EX」は先に視聴しておいて良かったと思いました。
これだけキャラが揃っているのでEXで描かれたキャラの出番は少ししかありませんでしたが、それでも気付くことが出来たのは個人的に嬉しかったり…^^;
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

1クール全12話の物語でした。
ラストの締め方は抜群だったのではないでしょうか。
もしかすると続きがあるような終わり方も高評価です。

物語はカオスなんですが、それでもキャラを愛でられるのはKey作品ならではだと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

なんだかカオス

相変わらずKeyのキャラクターをかなり大量にぶち込むので、途中誰だったか思い出すのが大変だった。
作品自体は短いので、適当に見ていたらすぐ終わる。

1話2話聞いたことあるぶっ壊す的なオープニングを2回繰り返す。
スタート時の正座でお叱りタイムは謎。
不憫キャラの登場には頭下げるしかない。

作品には全く寄り添わず全く関係ないことして
奏ちゃんの圧倒的な強さを示しただけ?
生徒会選挙して何故か全員同じ票数とかいう結末と見せかけて投票していない奴がいる。というか立候補者が多すぎてよく分からなくなってしまった。
負けヒロインたちの自虐がすぎる。

終わり際は出番少なかったキャラクターを怒涛の出演という。
一番最後も良い感じで終わらそうとしたのに、ぶち壊すというね。
すっきりさせようよ。

最後のゆめみさんの発言は結構、意味深かな。
人気があれば続き作るかもと聞こえてしまう。


主題歌がLiaによるちいさなキセキは変わらず。
1回だけ鳥の詩のハミングバージョンが流れた。見ていたときのことを思い出します。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
--これは、小さな奇跡……を破壊する物語? また異なる世界より『私立かぎなど学園』に現れたのは新たな綺羅星なのか、それともきらめく星々を覆い尽くす暗雲なのか。 彼女たちは否定する--この世界を。 彼女たちは抗う--この世界を作った何者かに。 だが、彼女たちが世界の秘密に触れる時、この世界を愛する者たちが立ちはだかる。 今、世界を揺るがす戦いがはじまる--!?


1. 後半戦スタートーーの前になど
『えー、その程度で不憫ですか?』 何事もなかったかのように再開される物語。いつの間にやら実家のような安心感を覚えるこの世界だけど、しかし、そんな世界に不満を覚える者は前期最終回に登場した彼女たち以外にもいたのである。

2. 死後の学園など
『オペレーション--スタート!』 新しい世界のキャラたちも登場し、いよいよ『かぎなど』第2期スタートです。どうか2期もよろしくお願いします。え? 前回の話? ……神の悪戯ではないでしょうか? そんな神に反逆する物語の幕開けです。

3. マスコットなど
『ここに音無さんだけのマスコットがいます』 時に人の心を癒やし、時に作品の象徴となり、時にキャラクターグッズで莫大な収益を生み出す……それがマスコット。無くてはならない存在だけに、それを利用しようとする魔の手も時に伸びる……。

4. トラウマなど
『ありがーとぉー、いわなーいよ~』 学園祭も準備が楽しいように、旅行も目的地につくまでの時間が楽しいもの。海へ向かうかぎなど学園ご一行の道中もきっと楽しいはず……なのだが、その移動手段はバス。そう、Keyの世界でバスというものは決して安全なものではなく……。

5. うみなど
『ちくしょーーーですわーーー!』 青い空、白い砂浜、きらめく海、そして水着! おしゃれで可愛い水着でヒロインたちも着飾ります。しかし、そんな楽しい海で野望に満ちた目をした者たちが……。

6. 歌合戦など
『間違いない……神よ』 時代を超えて語り継がれ、心を震わせる旋律……人はそれを名曲と言う。そして誰もが皆、その域を目指して己の歌声を響かせる。その場所がどんなに高く、遠くとも--。かぎなど歌合戦、開演です。

7. 最強など
『さあ、始まりましたKey1グランプリ!』 人は誰もが最強を夢見る……だがしかし、世界が変われば強者もまた変わる。そしてここは、様々な世界が交わる場所。多くの猛者たちが今、作品という看板を背負って最強への舞台に立つ!

8. ヒロインなど
『そう、秘密の花園です』 パジャマパーティ……それは男子禁制の秘密の花園。ヒロインたちが、身も心も軽くして、 本音を語らう可憐な空間。少し大胆に、でも恥じらいを忘れずに。ヒロインたちが語る出会いや恋心、そして過酷な運命……。

9. 生徒会長は神など
『なるほど、恐怖政治ですね』 前期から地味にネタ振りしていた生徒会長選挙編スタート! フィクションにおいてはまさに神に等しい存在として描かれる生徒会長を目指し、神に抗う者たちが立ち上がる。しかし、当然のようにライバルたちも多くて……。

10. 混迷の生徒会長選挙など
『落ち込むぐらいならやめなさいよ……』 増え続ける候補者たちによって引き起こされる選挙戦は、かぎなど学園の全生徒を巻き込んで、まるでお祭り騒ぎの様相に。そんな中、絶望の淵に追い込まれた少女の元に現れた救世主とは……?

11. 清き一票を君に……など
『お願いだからボクのこと……』 生徒会長選挙編、決着! 一票の重みがのしかかる中、この世界を否定していた少女の心にも変化が? そして、生徒会長の座は誰の手に? 様々な世界の者たちを巻き込んだお祭り騒ぎは、いよいよクライマックス。

12. 奇跡のカタチ……など
『たのしかった』 生徒会長選挙も終わり、普段の日常に戻るかぎなど学園。そう、どんなに楽しいお祭りも、いつかは必ず終わるもの。願わくば、願わくば。その記憶がいつまでも色あせぬ、楽しいものでありつづけますように--

投稿 : 2025/02/08
♥ : 5

69.5 103 2022年度アニメランキング103位
ちみも(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (43)
107人が棚に入れました
「ちみも」、それは、変幻自在に動き回る12匹の謎の生き物たち。 彼らは、<地獄の使者>と名乗る鬼の形相をした「地獄さん」と共に人間界に現れた魑魅魍魎(ちみもうりょう)のこと。 ちみもと地獄さんがやって来た目的はなんと、人間界を【地獄】にすることだった! 人間界地獄化計画を実行するため、その目的を隠しながら、「むつみ」「はづき」「めい」の三姉妹が暮らす鬼神家に居候することに。 コロンとした見た目の謎の生き物・ちみもたちと、見た目はこわいけどちょっと間抜けな地獄さん、強烈キャラの三姉妹が繰り広げる、笑えてほっこりする日常。 果たして、人間界地獄化計画はどうなるのか!?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

地獄さん、地獄から地獄へやってきた

【紹介】
人間界を地獄にするために地獄から鬼が眷属を連れてやってきて生きづらい人間界でのんびり三姉妹と一緒に生活するゆるふわ日常ギャグアニメで、夕方に放送されてそうなアニメ

【感想】
クスリと笑える感じのギャグが心地よく、とてもかわいくて面白かったです!
ゆるいアニメ見たいならオススメ!

見た目は子ども向けのゆるふわだけど、ネタは大人向けなので疲れた大人向けの癒し系アニメかな?
慣れない人間界の暮らしに四苦八苦して三姉妹におびえる地獄さんが面白い

このアニメみてると人間界って理不尽なことだらけで、地獄とは何か?を考えさせられます
仏教の教えで「四苦八苦」この世はあらゆる苦に満ちているという話がありますが、もしかしたら現実こそが地獄なのかも?
そういう世の中のおかしなことをゆるーく風刺されていて、面白いアニメだと思いました

投稿 : 2025/02/08
♥ : 12
ネタバレ

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ちみも役の声優に驚かされた

面白かったです。ほのぼのとしてとても心温まる作品でした。
内容的に深夜帯よりも、NHKのEテレで夕方に放送した方が良さそうですが。

可愛い物好き、マスコットキャラ好きの私にとって、本作を気に入った一番の理由はちみもの存在です。
特に第8話のちみもがお気に入りで、助けた子猫を匿うために猫の形に変形したり、必死に頑張っているちみも達が可愛くて可愛くて。
もし主要キャラが三姉妹と地獄さんだけだったら、そこまで気に入ることは無かったと思いますが、ちみもがいたことで私の評価はかなり上がりました。ちみもグッジョブです。

それから本作で衝撃的だったのが、ちみもの声優ですね。
てっきり女性声優のどなたかと思っていましたが、まさかの {netabare}諏訪部 {/netabare}さん。
特番でこの事実を知った時はマジで驚きました。
プロ声優さんって本当に凄いですね。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 5

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

かわいくて、この子達ともっと過ごしたいと感じた

なんとなくで見始めたけれど
ちみもと言う謎生物との
生活は面白おかしく
癒しでもあって
見終わった時に
ほんのりこの話が終わってしまうことを
寂しく感じたので

埋もれてしまう作品の一つだとは思うのだけど
私にとっては大切にしたい作品だったなと

投稿 : 2025/02/08
♥ : 4

69.4 105 2022年度アニメランキング105位
グッバイ、ドン・グリーズ!(アニメ映画)

2022年2月18日
★★★★☆ 3.7 (69)
211人が棚に入れました
東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。
周囲と上手く馴染むことができないロウマは、
同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。
その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。

「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」

高校1年生の夏休み。それは新たに"ドン・グリーズ"に加わったドロップの何気ない一言から始まった。
ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、
無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。
ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE”生き方を一変させる大冒険へと発展していく。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

幻想的な世界へ

この物語は少年たちの宝探しの冒険。その冒険で彼らは、大人への階段を一歩、一歩と上っていきます。少しずつ成長していきます。

物語の舞台は山に囲まれた田舎町。夜になると暗闇に閉ざされる寂れた場所です。
主人公のロウマは農家の倅。学校から帰宅すると毎日農作業をしています。
そんなロウマの唯一の友達だったトトは東京の高校へ進学しましたが、夏休みだけ戻ってきました。
そしてロウマとひょんなことで知り合ったドロップ。
その三人で失くした大切な物を探す冒険をするのですが…、

ところで、子供の頃に誰もが持っている宝物って、一人ひとり違いますよね。
そして、成長していくと誰もが、”ものとしての宝物”と”ものではない宝物”があることに気づくようになります。
その”ものではない宝物”を、彼らは冒険中に見つけます。
やがて、冒険はアイスランドへ…


いしづかあつこ監督の作品は、言葉が心に響きます。そしてその響きが感動を呼びます。
それは『宇宙よりも遠い場所』のときと変わりません。

但し、映画の短い時間だと、背景が詳しく説明されていないために感情移入しづらいのが残念です。
この作品は、ワンクール12話でやってほしいですね。
そうすれば必ず涙がでるほど感動するでしょう。

ところで、
茨城県にある国営ひたち海浜公園では、毎年春になると約450万本のネモフィラが丘一面を水色に変えます。
空の青と重なって幻想的な世界に浸ることができます。
機会があれば、一度は行ってみてください。きっと感動しますよ。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 34
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ネモフィラの群生からてんとう虫を見つける

アニメーション制作:MADHOUSE
監督・脚本:いしづかあつこ
キャラクターデザイン:吉松孝博
美術監督:岡本綾乃、音楽:藤澤慶昌

学校のクラスという閉じられた社会では、
理不尽な差別やいじめが普通に起こる。
とても狭い価値観が主流になることもある。
ロシアや北朝鮮のように「国」という大きな社会でも
ひとつの価値観を持つことを強要され、
従わなければ殺されたりするわけで、
小さな社会のなかでも当然のように起こり得るのだ。
そんなときに、自分の住むちっぽけな世界から飛び出したい。
気の置けない仲間たちと冒険をしてみたい。
と誰でも1度くらいは思ったことがあるだろう。

この作品は田舎の閉塞感から逃れ、
大切なものを探す3人の少年の物語だ。
いしづかあつこ監督のオリジナル作品ということで、
「宇宙よりも遠い場所」を想起する人が多いだろうし、
実際、宣伝でも大きく表示していた。
よりもいの大ファンの私としては、
大きな期待感を胸に映画館に足を運んだ。

結論から言うと、優れた良い作品だったと思う。
オリジナル作、地味な作風という売れない要素に加え、
同時期に人気作があったという悪い条件が重なり、
興行成績はかなりの低調になるだろうが、
映画の完成度は高かった。
映像の美しさには目を瞠るものがある。
この作品の裏のテーマには自然の美しさという部分も
あったのかもしれない。
昔は自然の景観なんかを見に行くことの
何が楽しいんだろう?と思っていたが、
美しい景観や自然が放つ特別な「何か」が
人の心に良い影響を与えることがあるということくらいは、
理解できるようになった。

ストーリーの大半が森の中の出来事。
日常から離れ、3人の仲間たちが旅をすることで
今まで見えなかったものも見えてくる。
昔から思い込んでいた「正しさ」が
実は間違っていたことに気づくこともある。

この作品を観て、スティーヴン・キング原作の映画
『スタンド・バイ・ミー』を想起する人は多いだろう。
私もそのひとりで、懐かしい気分になった。
地味な作風のため、初めて『スタンド・バイ・ミー』を鑑賞したとき、
作品の魅力が、すぐには心に入ってこなかったが、
少し時間が経ってから、良さが沁み込んでくる感覚があった。
傑作ではないが、思い起こすと、じわりと響いてくる。
『グッバイ、ドン・グリーズ!』にも似たような
魅力があると思う。

ただ、やはりマイナス要素に感じる部分もある。
私が思い出したのは、『ブルーピリオド』で
大場講師が告げたセリフだった。
「焼き回しだもん。鮮度がない。挑戦も工夫もない」

挑戦や工夫は、この作品にはあったと思うが、
よりもいの焼き回しとされるのは、
仕方のないところだろう。
閉塞した街から思い切って飛び出す子供たち。
{netabare}大切な人を亡くすことの辛さ。
奇跡のようなメッセージを発見したときの喜びと悲しみ。{/netabare}
人生において何が大切なのか。
作家という部分では、ぶれていないのだろうが、
やはり1本のアニメとして考えると既視感がある。

とは言え、鮮烈に脳裏に残るシーンもたくさんある。
それは、やはりこの作品が優れているということだろう。
{netabare}ドローンからの花火の映像。
ネモフィラの青の群生から見つけた小さな赤いてんとう虫。
アイスランドの大自然で発見する友人の想いの痕跡。{/netabare}

テーマははっきりしていて心地良い。
世界は広く、つながっている。
友人と時間を共有すること。
大切な人とつながることは、
かけがえのない宝物なのだ。
(2022年3月21日初投稿)

投稿 : 2025/02/08
♥ : 26
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

【辛口コメント】世界や自分の大きさを受け止めて少年は成長していく

【物語 3.0点】
1クールアニメ企画を劇場版に押し込んだような窮屈な構成。


少年期の悩みの大半は、理想とする自分と現実とのギャップから来るのだと思います。
踏み出せないのも、世界の大きさに直面し、自分の矮小さを思い知るのが怖いから。


田舎の男子高校生3人組"ドン・グリーズ”による、夏のある日の冒険を通じて、
共感できる葛藤を掘り起こす。

その他、永遠に思える少年時代とリアルでは有限な時間など、
興味深い青春要素が宝箱の如く詰まってはいるが、整理しきれず。

エピソードをメイン3名から、さらに主人公ロウマ1人の視点に絞って突破を試みるも、
半端に示唆した他キャラの過去等が未消化感を残す。
(トトの東京デビューの現実など、掘り下げ不足と感じる要素は、スピンオフ小説に回る。)

アイルランドだの、アイスランドだの、スケールのデカイ話を勿体ぶりつつ、
近所の裏山よりは遠い場所を徘徊する”冒険”が、
キッカケ程度ならまだしも、メインエピソードとしてダラダラ続くのも微妙。

この何気ない掛け合いの積み重ねこそが青春ということなのでしょうが、
1クールの1話の中でやるならほどよい脱線でも、
1本の映画の中でやられるとストレスが溜まります。
終盤{netabare}アイスランド編やそこに至る過程{/netabare}が短すぎたので余計に。
{netabare}「きらきら星」{/netabare}合唱シーンに尺を費やすくらいだったら、
例えばロウマが資金作りのために牛糞処理に精を出すシーンでも詳述してくれた方が、
私はまだ感動できたと思います。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・MADHOUSE

背景美術はリアル志向。
主要な冒険の舞台となった森林は、夏でも緑の色彩が控えめな本邦のジメジメした雑木林。
田舎って本当に道から数歩外れると原始林に迷い込むので危ないですし、クマも出ます。

この土台の上に終盤、満を持して披露される{netabare}アイスランド・黄金の滝{/netabare}は圧巻。


その他、適宜CGも交えて躍動するチャリンコ、キックボード、安物ドローンなどが、
免許取る前のガキンチョの目一杯を体現。

表情描写も口には出さないけど微妙だと思ってる、ノリ気じゃない。
漏出する本音も捉える上々の作画。


【キャラ 2.5点】
中途半端にサブに残したヒロインが主人公の焦点をぼかす。


理想の自分を大きく持ちすぎて黒歴史を重ねて来たトト。
(例えば{netabare}タイトル回収{/netabare}とか)
自分を卑下しすぎて他人に見えている長所を見逃しがちなロウマ。
(ユグドラシルのお浸し……是非、賞味したいですw)
二人に心のままに生きるよう背中を押すドロップ。

メインの少年キャラ3名はシンプルにまとまり良好。


ノイズに感じたのがロウマとトトの中学時代の同級生・チボリ。
過去のマドンナポジションとしてはありだと思いますが、
広い世界を意識させる存在がドロップと被ってしまうのが難儀。
サブの少女が眩しすぎて、メインのドロップがかすんでる感。

監督・脚本・いしづか あつこ氏によると、
当初、憧れのヒロインを助ける少年3人のプロットを構想したが、
男の子ならではの話を書こうと思い、思い切ってヒロインをメインから外したとのこと。

であれば、さらに思い切ってドロップかチボリ。
“ヒロイン枠”はどちらかに集約して欲しかったです。


【声優 4.0点】
ロウマ役・花江 夏樹さんVSトト役・梶 裕貴さん。
繰り広げられるトークは、傍から見れば森に迷い込んだ少年たちの奇声なのでしょうが、
当人たちは真剣に人生に迷って叫んでいる。
よく通るCVで葛藤を好表現。

転機をもたらすドロップ役の村瀬 歩さん。
女声の如き天使の少年ボイスで二人を導く。

サブに回されたヒロイン・チボリ役には花澤 香菜さん。
先駆けて旅立った世界から、少年と鑑賞者の心を溶かす甘いボイス。

……そうか、結局、俺はこの冒険に女っ気がなくて、
ざーさんボイスの女の子と冒険したくて、文句を垂れているだけなのか?(苦笑)


【音楽 4.0点】
劇伴担当・藤澤 慶昌氏。
これ!と決めた明快なメインフレーズを散りばめて、刷り込んで、
ここぞの場面でガツン!と回収して決めに行く、清々しい構成。

その他、ふんだんに挿入される英語詞のバンド曲群にも、
チャリンコ全力疾走をクライマックスに押し上げる勢いがある。

ED主題歌は[Alexandros]「Rock The World」
サビの歌詞でメインテーマをジャストミートする優秀な主題歌。

ここまでなら4.5点以上ですが、
{netabare}「きらきら星」{/netabare}合唱したのでやっぱり0.5点減点で(←しつこいw)


【感想】
『よりもい』スタッフ陣の作品とのことでしたが、
また違った物を見せてくれた時に『よりもい』引きずって鑑賞して折り合えなかったら嫌だなと、
『よりもい』の記憶はなるべく消しての鑑賞。

が、スタッフが想像以上に『よりもい』意識したと思われる構成で、否応なしに『よりもい』を参照せざるを得ず。
終始ぬかるみに足を取られたような劇場鑑賞でした。

ですが絶景に青春解明の一説と心には残りそうな一本。
観るのであれば、音響共々、劇場じゃなきゃ絶対に後悔するのは間違いないので、
興味のある方は、劇場へ急ぎましょう。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 25

69.3 106 2022年度アニメランキング106位
異世界美少女受肉おじさんと(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (238)
789人が棚に入れました
「行くぞ神宮寺」 「あぁ、俺たちで魔王を倒す」 「「俺たちが、互いに惚れる前に!!」」 平凡なサラリーマン生活を送っていた幼馴染の橘日向(32)と神宮寺司(32)。 二人はとある合コンの帰り道に、女神を名乗る謎の存在によって異世界に飛ばされてしまう。 そこで神宮寺が目にしたのは、金髪碧眼美少女の姿に変わり果てた親友の姿だった…!? 美少女の姿になった橘を見て、あまりの可愛さに戸惑う神宮寺。 女性の身体になったことで、神宮寺のかっこよさにグッと来てしまう橘。 しかし元は親友同士。この関係を壊さないためにも、一刻も早く魔王を打倒して元の姿に戻らなければならない。 そう、お互いがお互いを好きになる前に――。 これは、おっさんと元おっさん美少女の、絶対に惚れてはいけないラブコメディー
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

美少女なら、中身が元オッサンでも萌えれるか? という挑戦状w

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
異世界転生ギャグアニメ。

本作をラブコメと捉えた序盤は少しキツかったのですが、純粋なギャグアニメだと思えてからは毎週楽しめました。

ギャグはなかなかブラックなネタが多く、好みでした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ギャグアニメの場合、勿論、原作由来のネタの面白さも大切だけど、アニメ化する際のテンポ感や魅せ方もすごく大事だと思っていて、本作はそれも優秀だったと思う。

かなり笑ったのは、2話の村長のクダリとか、5話の童貞三大浪漫とか、8話のナイトプールとか、バカみたいなネタが良かった。頭使わずシンプルに笑えたな。

ただ、萌えの面はやっぱり無理でした。私的には、幼女戦記も萌え0でしたし、本作もムリだったし、やっぱり設定って大事だなと思った。

まあ、ギャグアニメなんて自分が笑えれば勝ちなんで、あんまり書くことないですね(笑)

あとこの作品、「ファビニク」って略すんですね。どうでも良いですが、ファミマの黒豚肉マンって、超旨いよね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
女性不信か。この設定は、、、キツいな~。ギャグベースだとしても。まあ、ギャグ自体は、悪くないけど。

2話目 ☆4
ギャグのレベルは、高いな(笑) 段々、ギャグアニメとして観られるようになってきた。村長!(笑) さて、どうストーリーを展開していくか、だな。

3話目 ☆3
エルフ娘の泣き方(笑)

4話目 ☆4
バイオハザード(笑)

5話目 ☆4
童貞三大浪漫って何だよ(笑)  グラムは結局戻ってこないの?

6話目 ☆3


7話目 ☆3
イカ、怖い(笑) 

8話目 ☆4
ホモじゃねぇか(笑) ナイトプールじゃねぇか(笑) 水着美女にアルゼンチンバックブリーカー(笑)

9話目 ☆4


10話目 ☆3
グラム、ちゃんとすげぇな。

11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 22

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おっさん×元おっさんのギャグアニメ

サラリーマンで友達同士が異世界転生して、片方が美少女になってお互いに惹かれてしまう。
この気持ちがどんなものなのか? 惚れてしまう前に急いで魔王を倒すため旅をするおっさんと元おっさんによるギャグアニメ。

ギャグ一直線でシナリオもキャラもそれに合わせているので、ギャグが楽しめるかどうかでしょうか?

最初は二人がお互いに相手に惚れてないふりをするところだけかぐや様にちょっと似てますね。中身おっさんですが。

中身がおじさんでも外見が美少女の女性を男は愛せるか?
中身がおばさんでも外見がイケメンの男性を女は愛せるか?

私は無理。
どっちかというと中身のほうが大事かな。

男性のほうは逆転裁判に出てきそうなキャラデザですね。別作品だと鬼畜メガネとか呼ばれそう。
サメの歯みたいなギザギザした歯が最初は気になったけどすぐ慣れました。

美少女のほうは元おじさんにしてはちょっと女々しいような。
身体の女性ホルモンの影響を受けて性格も女っぽくなっているのかもしれませんね。
たぶんこれ、二人がラブラブだったら気持ち悪いって思うかもだけど、お互いラブラブになるのを避けようとしているからギャグアニメとして見れますね。

30代ってそんなにおじさんって感じしなくて、まだまだ若いと思う。
個人差はあるかな?

めっちゃ面白いってわけじゃないけど、最後まで雰囲気が良くて楽しめました。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 22
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

絶妙

2022/05/31 初投稿・加筆


面白かったです!


冒頭のナレーションの通りラブコメの括り,ギャグ寄りのコメディーで設定が秀逸です。

同性の幼なじみで親友同士が異世界に転生
片方の神宮寺はそのまま万能イケメン(関係ないけど,昔やったゲームの名探偵にイメージが被るw),もう一方の橘は女性に変化,しかも有り得ない美人でロリ,魅了スキル的な物も有しているw

お互い油断していると,相手に惹かれてしまう(特に神宮寺のほうがその傾向が強い)。「かぐや様」の告白したら負け的な内容と近いテースト!
でも,元の関係や相手への同性としてのこれまでの感覚があるので,それは受け入れられないw
この絶妙な設定から展開されるコメディーがなんとも言えず面白かったです。
さりげなく「性別は体に宿るのか?心に宿るのか?」的な,なんとなく深そうな名言ぽいセリフまで挟み込んで来たりしますw

絵的には,ちゃんと橘はカワイく描かれています(ギザ歯w),それでいて全体的に絶妙に安っぽい感じの作画で内容とのバランスが絶妙でした。特に,ビーム熊やイカのデザインがかなりいい感じに安っぽいです。EDではワヌを加えた3匹がノリノリで踊っています。

個人的には過去の二人の関係を掘り下げすぎて,そこはちょっとくどく感じました。
あとは,終盤の{netabare}橘が神宮寺の元を離れるエピソードは,なんか違う感じがしました。まあ,メカビーム熊が出てきていい味を出したので帳消しにしたいと思いますw{/netabare}

加筆部分
そういえば,聞き間違いから盛大な誤解をしていました。
1話冒頭の神宮寺のセリフ「姿にだまされてはイカン,中身は『荒沢』のオッサンだ!」と聞こえました。
荒沢のオッサンw
語感から40~50代のゴツゴツでしわが寄って,やや頭髪が薄くなったそんな中身を連想しましたw「あしたのジョー」のトレーナー的なイメージです。そんな感じで見ていたら,なんか違ってた…
「荒沢」ではなく「アラサー」でしたf(^^;

そもそも32才ってオッサンか?
まあ今だと18才で成人で,プラス14才だからおっさんかなぁ~?
日本人の平均年齢って47.4才だとか(2021年)平均より15才も下だけど
それだけ,日本の少子高齢化が深刻なわけか^^;

投稿 : 2025/02/08
♥ : 20

68.9 107 2022年度アニメランキング107位
盾の勇者の成り上がり Season2(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (353)
1293人が棚に入れました
立ち止まるな──災厄は、想像を超える。
『盾の勇者の成り上がり』シーズン2

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生、内田真礼、井上喜久子、原奈津子

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

残念ながら響くものが見当たりませんでした

このタイトル「盾の勇者の成り上がり」は一期ではまさにそのとおりで、心に強く響いたのですが…
残念ながら二期では、響くものが見当たりませんでした。

なぜ一期が人気があったのかというと…
主人公の尚文(なおふみ)がどん底まで追い落とされて、必死に這い上がろうとしても何度も邪魔されてしまう。
それでもめげずに、しぶとく生きる術を学びとり、ようやく這い上がったからではないでしょうか?

それじゃ二期はどんな苦渋があったかというと…
また別の異世界に飛ばされてラフタリアやフィ―ロと一時、離れ離れにはなりましたが、その間も新しい仲間がいたので尚文は孤独ではありませんでした。
それに、すぐにラフタリアやフィ―ロと再会できたので、苦労と呼べるほどのものではありません。
しかも、女性の仲間はどんどん増えてゆくし…、まるでハーレムみたいになってしまいました。


私は一期のエンディング 藤川千愛さんの歌が大好きです。あの歌は物語を端的に表現した心の叫びのようでした。
藤川千愛さんは歌の作詞もされています。
きっと藤川さんは物語を何度も何度も読まれたからこそ、心に響く歌詞をつくられたのだと思います。

しかし、二期の藤川千愛さんが歌うエンディングは、残念ながら私の心には響きませんでした。
歌が悪いわけではないのです。歌詞が悪いわけでもないのです。
物語に響くものが見当たらなかったため、歌を聴いても感じないのです。

アニメと歌とは最高のパートナーだからこそ、物語の評価が歌にも影響するのでしょうね。

一期が大人気だったからといって、安易に二期をつくるのはどうかと思います。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 35
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

盾の勇者が成り下がる

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
異世界転生、なろう系の中では、かなり面白かった方の部類に入る、1期。

を、引き継いでの2期。正直、う~ん。なんか、普通のなろう系になっちゃったな~という感じ。

本シリーズは、もっとダーティーで際どいところを突いて欲しいんだけどな。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作で、唯一、「おっ!」と思ったのは、ナオフミとキョウの立ち位置の違い。

リアルのナオフミは、転生後と変わらぬ容姿(わりとイケメン)。大学生であり、ゲームはあくまで趣味のひとつ。楽しく人生を過ごしていた。

リアルのキョウは、デブのキモヲタ。引きこもり。ゲームの中では無双して崇められる。チャットを荒らしていたのがバレて、自殺。

これ、普通の「なろう」なら、キョウが主人公ポジションですよね。そして、イケメン強キャラに生まれ変わり、心を入れ換えて世界を救い、美少女にウハウハされ、元リア充を駆逐していく。

しかし、本作では、キョウが悪役。転生前の弱者(悪者)が、転生後もそのままクズとして描かれるのは、強烈なアンチテーゼ。ある意味、なろうを破壊している。

この対比は新しかった。ここをもっと掘り下げて欲しかった。

他のレビューでも書いているけれど、私は「転生前に悪人だった人が、転生してチートになったら善人になる」という展開には疑問をもっていて。

悪人に、法も抑止も及ばない力を与えたら、更なる悪を働くだけでは? むしろ、善人だって、悪を成す確率の方が高いと思う。少なくとも、もし私がその立場になったら、、、あ~んなことや、こ~んなことは、しちゃうと思う(笑)

大体、ネトゲの戦力なんて、=課金額×(インできる時間+ゲーム知識)+頭の良さ、であり、本質的な人間力とは比例しないことも多い。なのに、強い人は確かにチヤホヤされるからね。転生後の世界で、それをまた「リアル」に味わいたいという気持ちは分かる。

転生前の勝者が、変わらず勝者で、転生前の敗者が、変わらず敗者であるという、救いようのない現実。

この作品は、そういう「タブー」に挑戦してこそ、魅力的になると思っているのだが、キョウの過去から死亡まで、わずかの1話。かなりもったいなく感じた。

この設定以外は、正直、ただのなろう系。ナオフミ、ダークヒーローが格好よかったのに、ただのヒーローになっちゃったら、もうダメですよ。賢者タイムなのかな?

まあこれが、(その展開は流石に望まないが)例えば、ラフタリアが惨殺されて、更なる闇堕ちの前フリだとしたら、アリだと思うんだけどね。どうだろ?

3期は、、、あるのか? このままナオフミがただの勇者になっていくなら、あんまり観たいとも思わないけどね。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 28

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

作中最強のヘイトを集めるキョウさん

1期目が2クールあったのに対して今回は1クール。

まあ、アニメの終わりはコミカライズ版の進展具合とほぼ同じ辺りで話の区切りとしてはちょうど良かったんじゃないかと思います。

2期目から観ようって人はあまりいないとは思いますが、1期目を未視聴な方はここでとりあえずさようなら…。



さて、1期目の第2クールで「波」が複数の世界で共有されている現象であることがグラスなどの言により判明していますが、今回は「世界間の利害関係」みたいな話がフォーカスされます。

それとこのSeason 2を盛り上げてくれるキャラとしてはオスト・ホウライとキョウは外せません。

オストさんは世話焼きな感じでありがたい人でしたね。

キョウについては、三バカ(尚文以外の四聖勇者3人)は単なるバカなのに対してキョウは一身にヘイトを集めてくれるわかりやすいキャラでした。

話の軸はわかりやすいですが同じクールに本作以上に楽しめる作品があったため個人的にはインパクト低めな感じでした。

ただ、前作を観ていたなら今作も観といて良いんじゃないかなとは思います。あ、ラフタリアの変化はちょっと意外性があって良かったかな。あと、リーシアが最初と最後で別人(笑)。(← 良い意味で)

投稿 : 2025/02/08
♥ : 28

68.9 107 2022年度アニメランキング107位
うたわれるもの 二人の白皇(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (93)
363人が棚に入れました
「頼んだぜ、アンちゃん。」帝の崩御から始まったヤマトの動乱。ヤマトの皇女・アンジュの毒殺未遂の嫌疑から追われる身となった右近衛大将・オシュトル。彼は戦いの末、仮面<アクルカ>の力を使い果たし、肉体と魂は世界の一部と化した。その別れ際、友であるハクにアンジュとネコネの未来を託す。オシュトルから仮面と意思を託されたハクは、ハクとしての人生を捨て、唯一事実を知るネコネを除いた皆に正体を偽り、仮面とともにオシュトルとして生きることを選んだ。そしてエンナカムイに逃れ、回復の兆しを見せたアンジュは、父である帝が残した皇女の地位を取り戻したいと立ち上がる。一方、ヤマトでは混乱に乗じて、八柱将であるライコウが偽の皇女を擁立し、国を掌握しようとしていた。やがてヤマト軍の侵攻は、本物の皇女を排除すべくエンナカムイへも及び……。ヤマト全土を巻き込む戦乱が、幕を開ける。「うたわれるもの」シリーズ最終章。全ての謎が、今解き明かされる。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ひとまず、完結には感謝!

[文量→小盛り・内容→酷評系]

【総括】
1期26話。2期25話。3期28話。2006年から、足かけ16年、完走しました~。

面白さ的には、1期>3期>2期 でしょうか。色々と消化不良はありますが、とりあえず、完結までやってくれたことは、嬉しかったです!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
私が本作を好きな部分は、「戦記モノ」としてのパート。大国同士の戦い、集まる仲間、新たな歴史が作られる、、、熱い!

でもだから、1期も本作もそうだけど、序盤~中盤までは楽しく観られるのですが、終盤になるにしたがって、ポカーンなんですよね(苦笑)

だって、それを言っちゃあ身も蓋もないけれど、

「うたわれるもの」設定が不要だから(笑)

つまり、SF要素がいらない(汗)

せっかく仲間を集め、力を合わせて戦い、熱い命のやり取りをしながらも、、、仮面の力で怪獣バトルになったら、みんなで見守るだけ。

あれだけ数が多い登場人物の全員が、ウルトラ警備隊になってしまい、これまでがなんだったんだろうとなってしまいます。

古代の超文明的なものも、既視感しかなく、あってもなくても可。

という感じで、本作も最後の数話を観るのは結構しんどかったのですが、ここまで付き合ってきたので、投げ出しはしませんでした。

ラストは、、、う~ん、ダメではないけど、なんだか微妙。

ハクが死に、新たな人類のみの歴史が始まる、、、でもないし。

ハクが復活し、みんなで幸せに暮らしましたとさ、、、でもないし。

なんとなく、全体的に「封神演義」でしたね。ハクの性格や立ち位置を含め(私は、封神演義は大好きなのですが)。

まあ、1期のキャラが出てきてくれたのは嬉しかったし、ハクオロも報われたし、とにかく完結してくれて、良かったかな。制作の皆さん、お疲れ様でした!
{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 11

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

言わずと知れた、エロゲの大作ですね。

もちろんアニメ作品では、18禁要素は削除されていますw

この「二人の白皇」は、シリーズとしては3期となり、無印の1期、2期の「偽りの仮面」を視聴していないと話が見えてきません。
アニメ1期は2006年という事で、ストーリーは、ほぼ忘却の彼方へ飛んで行ってましたw
で、1期から見直したのですが、最後に主人公が、怪獣みたいなのになったな~しか憶えてなかったというw

しかし改めて見直して、エロゲ特有のご都合主義的な要素はあるけど、次々と事件が起きて一気に視聴できるほどの面白さでした。
こういう、ちょっと古いSF的な展開は、結構好きなんですよねw

終わってみれば、先が気になって、次回が楽しみな作品の一つでした。
あにこれでは、今一評価低いですけど、古いSFが好みの人にはお勧めです。

ぜひ一気見でw

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

シリーズ最終章。全ての謎が、今解き明かされる。

2006年に放送された「うたわれるもの」を第一部、2015に放送された「うたわれるもの 偽りの仮面」を第二部、そしてこの作品は三部作構想の中の最終作に位置する作品です。
前シリーズ未視聴の方は、物語の内容に繋がりがあるので、そちらからの視聴をお勧めします。
そして、本レビューは「うたわれるもの 偽りの仮面」まで視聴しているのを前提にしているのでご了承下さい。

まさか2006年に放送された物語と繋がりがあるとは思いませんでした。
何故なら、第二部の「偽りの仮面」には第一部のキャラは登場していませんでしたから…
でもこの作品を視聴していると懐かしい顔ぶれが次々登場するので、繋がりをしっかりと感じることができました。

正直、もっと早くに放送して欲しかったのが本音です。
偽りの仮面の最終話で、クオンが大号泣していたシーンは今でも鮮やかに記憶されています。

この布石を早く回収したかったのもありますが、もっと早くに放送されていたらハクを演じたのは藤原啓治さんだったのかなぁ…なんて思ったり。

別に利根さんの演技に問題があったとは思いません。
元々オシュトルの声優さんでしたし、物語の展開上、利根さんが演じる理由も納得しています。
それでも…って思うってしまうのは我が儘なんでしょうね^^;


2002年のシリーズ第一作「うたわれるもの」の発売から20年。
シリーズ累計売上本数100万本突破の大ヒットシリーズ、
「うたわれるもの」シリーズ最終章が待望のTVアニメ化!

「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」
獣のような耳と尾を持つ、様々な種族が暮らしを営むとある世界。
ある山奥ののどかな辺境の集落“ヤマユラ”に、
自分に関する記憶を全て失った仮面の青年“ハクオロ”が現れたことから物語は始まった。

「うたわれるもの 偽りの仮面」
“ハクオロ”と同じく名前も記憶も失った青年“ハク”は、
獣の特徴を持つ美しい少女・クオンに危機を救われる。
大國「ヤマト」を舞台に出会いが新たな出会いを呼び、
大きな戦乱の渦へ導かれていった。

「頼んだぜ、アンちゃん。」

帝の崩御から始まったヤマトの動乱。
ヤマトの皇女・アンジュの毒殺未遂の嫌疑から
追われる身となった右近衛大将・オシュトル。

彼は闘いの末、仮面<アクルカ>の力を使い果たし、
肉体と魂は世界の一部へと化した。
その別れ際、友であるハクにアンジュとネコネの未来を託す。

オシュトルから仮面と石を託されたハクは、
ハクとしての人生を捨て、正体を偽り、
仮面とともにオシュトルとして生きることを選んだ。

そしてエンナカムイに逃れ、
回復の兆しを見せたアンジュは、
父である帝が残した皇女の地位を取り戻したいと立ち上がる。

一方、ヤマトでは混乱に乗じて、
八柱将であるライコウが偽の皇女を擁立し、国を掌握しようとしていた。
やがてヤマト軍の侵攻は、
本物の皇女を排除すべくエンナカムイへも及び…

ヤマト全土を巻き込む戦乱が幕を開ける。

前二作で散りばめられた、全ての謎が解き明かされる。
「うたわれるもの」三部作、すべての結末へ。


公式HPのINTRODUCTIONと、ストーリー・イントロダクションを引用させて頂きました。

私は基本的にゲームはプレイしないので、2002年にシリーズ第一作が発売されていたのは知りませんでした。
私は本格的にアニメの視聴を始めたのは2012年で、第一部は初期の頃に視聴したと思います。
それでも完結まで10年待ちましたが、それでも少し長いと思っていました。
そうですか…足掛け20年って確かに長いですよね。

ですが、待っただけのことはあったのではないでしょうか。
今となっては待っていた時間をも愛おしい…そんな気持ちです。
全ては、全ての謎が解き明かされた展開そのものと…やっぱりクオンに纏わる物語は素晴らしかったと思います。

クオンを突然襲ったのは身を切るような痛みを伴う絶望…
ようやく前を向くことができると思った矢先、とんでもない事実を知ってしまいます。
ですが、その事実は声に出せず…もし自分の欲に任せて声にしてしまったら、全ては水泡と化してしまう。
そしてそれが分からないクオンでもありません。

ようやく口に出来て…思いの丈のほんの一端しか喋っていないのに、残された時間が余りにも短すぎました。
身を切るような痛みを伴う絶望に、人間は何度も耐えられるように作られていないんです。
溢れ出す悲しみが奇跡を呼んで…そして世界の一部へと還っていく…
物語がそれだけじゃ終わらないのを知っているのは、きっとクオンの執念の証なんだと思います。

最悪の厄災を撥ね退け、物語はまた新しい1ページを紡ごうとしています。
ただ、その代償があまりにも大き過ぎました。
一体どれだけ慕われていたと言うのでしょう…
これも理…だったと言うのでしょうか。

もっと一緒にいられたら…
美味なお酒に舌鼓を打ちつつ、最高の肴をつまみながらこれからの事をもっと話せたらどれだけ楽しかっただろう…
もっと…が未だこんなにも沢山残っているというのに…

はぁ、クオンには幸せになって欲しいと思っていたんだけどなぁ。
決してクオンが不幸になったと思っている訳ではありません。
でも、もっと違う形の幸せがあったと思いますし、その幸せはきっとクオンにお似合いだと思うので…
そんな幸福に満ちたクオンが見れなかったのが唯一の心残りかな。

もちろん、20年もの間、温め続けてきた結末ですから受け入れますけれども…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「星灯(ひかり)」
エンディングテーマは、「麗しき世界」
どちらもSuaraさんが歌っています。

第一部~第三部まで主題歌は全てSuaraさんが楽曲を提供して下さいました。
物語の終盤で、偽りの仮面の主題歌だった「不安定な神様」が流れてきましたね。
これにはしっかり痺れさせて貰いました。

2クール全28話の物語でした。
尺を少し伸ばしてもしっかり物語を描いて頂いたことには感謝しかありません。
また第26話を見て号泣してしまいました(*ノωノ)
普段は視聴をこなさなければいけない一面もありますが、こうして心に余裕がある時に視聴するとまた違った感動が得られるんですね。
20年間、本当にありがとうございました!

投稿 : 2025/02/08
♥ : 8

68.9 107 2022年度アニメランキング107位
コタローは1人暮らし(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (66)
233人が棚に入れました
「ブーッ」と部屋のブザーが鳴り、ドアを開けるとそこには小さな男の子が立っていた。手に持った高級ティッシュ箱をスッと差し出し、「203号室に越してきた、“さとう”ともうす。以後、おみしりおきを。」とある事情で『アパートの清水』に一人暮らしをすることになった、さとうコタロー、4歳。腰におもちゃの刀を携え、今日も一人買い物に出かける。その大人っぽくもあり、幼くもあるコタローの賢明な生き方は、周りの人に少しずつ影響を与えていく。両親と過ごせるその日のために、強く生きると決心した4歳児の物語――。

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

見る視点によってだいぶ印象が変わるとおもう。

また、当たり前の事をタイトルにしてしまった。

「そりゃ、そうでしょうよ・・・」

と言われてしまえば、面目ない・・・としか言えない。


この作品は、原作を知っていて、読んでいた作品になります。
いや、現在進行形で流し読み程度をしている作品となります(2022.10現在)。
ですので、内容については読者として割とよく知っているという事です。

さて・・・と。

アニメになったこの作品。

コタローかわいい~、けなげ~、やさし~、っていう視点で観るのも一つでしょう。
ただ、このコタローくんは、割と頑固です。
そして表情(目力)も特徴的です。もしかしたら、好き嫌いの要素になる部分かもしれません。
ただ、このコタロー君の特徴的な目には背負ってきた過去や傷が表現されていると思います。
そして、その目に光が宿るときに、観ている人はドキリとするのです。

また、そこまで深読みせずとも、1人暮らしをする子供を見守る優しい大人たち、といった日常系として見るのも一つでしょう。
コタロー君の頑固で、けなげで優しい所、秘めている強さに魅かれて応援してくれる多くの大人たちが登場します。
ここも、一つ非常に「ほっこりと」視聴できるポイントでしょう。
実際、観ているこちらも優しい気持ちになりますし、世の中こうだったらいいなぁ、と、こうだったら捨てたもんじゃないなぁ、といった気持にもなります。

実際、この作品に登場する大人たちも、当たり前ですがいろいろな事情を持ち、自分なりに日常を送っているのです。
そんな中でコタローくんと関わり合う事によってのあれやこれや、心が動く出来事が起こるのです。
まぁ、リアルの日常も丁寧にアンテナを張って振り返ってみれば「こういうもの」かもしれませんがね。


ただ、やっぱり俯瞰してみると、
コタローくんの背負っているバックボーンには重い過去や社会に確かにあるであろう、イタイテーマが潜んでいます。
このテーマがちらちらと顔を覗かせるとき、こちらのハートもモヤモヤ、チクリとしてしまうので、ほんの少しですが楽しみのボルテージは下がってしまいますね。

そして、この過去は本当に頻繁に想起させるシーンがあります。
このコタローくんの過去故に、彼がそういう行動をとるという事が明らかになります。
これは、優しい彼の原点でもありますが、少し物悲しいものです。

そして、コタローくんの最大の心残りであり、希望であり、夢であるお母さんとの関連性。
このポイントが、ある意味、コタローくんを見守る何人かの大人たちには現在~未来への「おもり」としてのしかかってきます。
「それを隠すか、伝えるか・・・、伝えるなら何時なのか・・・、いや、まだ気づかれてはいけない・・・」なかなかに、重いです。


ああ、これは「見方」を強制、指定しているわけではなく、そういう見方もあるよね、って事でご了承くださませw。

もちろん、もっとシンプルに一人の子供を主人公として見る日常系としてもみれると思いますし、深掘りせずに、例えば、どこかのチエちゃんのように、苦労人な子供の奮戦記と捉えることもできるかもしれません(ちょっと無理矢理感あるな…)。

さて、こんな話の後であえて私が印象に残った点と言えばw

前半に登場していた秋友観月(CV:早見沙織)でしたw。
ちょっと、今まで知っていたキャラと違った感じのイメージでとっても新鮮でした。
キャラクタとしても、ちょっとイイ感じのお姉さんで楽しく眺めていました。
やっぱり、根本的な声質は変わらなくても、イメージをガラリと変えれる声優さんってすごいなぁと思いましたねぇ。




さてと、この作品、現実問題として主人公のコタローくんにほんの少し「クセ」がありますので、合う合わないもあったりするかもしれません。
そして、ほっこりする中にも、ほんの少しモヤモヤする感じや、チクリと心が痛むポイントもあります。
でも私は優しい人が多く登場するので好きな作品でした。
話数が伸びていけば、もっと多彩な人が登場すると思うのですが・・・、さて、どうなりますか。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 13

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

コタローは一人暮らし?

4才、一人暮らし。
殿様ことばがマイブーム。
人前では決して泣くまい、笑うまいと心に決めている。
大人の事情に思いを致すことができる男の子。
一話目から色々なサインが、それも解り易く点灯してゆく。
昔懐かしい人情噺の世界の住人が脇を固める。
ほのぼのとした絵柄に被る現実を、あざとさとコメディのバランスを取りながら見つめてゆく。

(観終わって)
コタローくんを見守る人々の目線は、我々の今に、あるいは、鈍く痛み続ける過去の傷と重なることもあるかもしれない。
足らざる思いとお節介、繰り広げられるドタバタ。
それが、リアルな「とのさまん」に姿を変え、不器用に寄り添い続け、コタローくん諸共に、感情の歯車を動かす力となると信じたい。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

家族の喪失を救うのは地域コミュニティ。幸せをどう考えるかでしょうね。

 幼稚園児が一人でアパートを借りられるか等にリアリティを求めると本質を見失います。
 私が見たところ、恋人・夫婦そして血のつながった親子間の虐待やDVと血のつながらない疑似家族…隣人との接し方、地域コミュニティーをどう見るか、そして幸せとは?という話です。

 幼稚園児の一人暮らしにもちろんリアリティはありません。でもそれは舞台であり設定の話です。本作の意味に触れるには、そこは素直に受け入れたほうがいいと思います。
 それ以外の部分は逆に生々しすぎで胸が痛いです。{netabare} ティッシュやデンタルネグレクト、ゴム手袋などの話。そして墓参り等々。
 それがきつい事はきついですが、何がリアルって子供ってそれでも親を憎まないということですね。過去のいろんな事件が胸をよぎります。{/netabare}

 コタローの過度の大人び方ですね。感動ポルノと見るか。なぜ大人にならざるを得なかったのかという彼のバックボーンとプライド、そして両親への報われない愛情と取るか。彼の淡々としたしゃべり方が本当にきついです。

 そんな中でコタローには救済がありました。{netabare}出どころが分からなくて説明されないお金ですね。父の両親等の誰かの善意かと思っていたら…母親が残した財産か保険金を信託したということですよね。母はネグレクトではありましたが、お金を残したのは愛情はあったということです。母親に対して視聴者はどう感じればいいのか。彼女にも辛い過去が有りそうなのが何とも言えません。{/netabare}

 それでも虐待は許せない。それを言うのは簡単です。少なくとも私は虐待は受けていないので、初めはそういう言葉が安易に出てきそうですけど、本作を見ると本当にそんな単純な批判でいいのか?と思ってしまいます。

 そしてもちろんアパートのみんな。救いようがない底辺というのは簡単ですけど、今何が失われているかといえば地域コミュニティーですね。

 たまたま隣にいる人に優しくできるか。これが本作で一番大事なことでしょう。道徳…ともいえるしそうではないとも言えます。自分が属する地域の一番身近な隣にいる人に優しくできることが自分の幸福につながる社会。道徳ではない人間性としての利他が底辺だからこそ現れる。そういうアパートでした。

 核家族化と過度の個人主義により、人間性も逃げ場も無くして、狂ってしまった母親。不安と負担…育児の末の虐待やネグレクト。セーフティーネットである「地域」の喪失。それが「幸福度」を奪っているとも知らずに…ということになると思います。


 もちろん本作で出ているような話題は常日頃からニュースで流れているものばかりですが、幼稚園児の一人暮らしというデフォルメによって、何が生きて行く上で幸せなのかを再度考えさせられました。

 不満点です。キャバクラのお姉さんはもっと裏の感情や事情を見せてくれているとストーリーが活きてきたと思います。本作は10話ですからせめて12話くらいにして各キャラのエピソードを差し込んだほうがアパート全体のなぜ他人に優しくできるのか、不幸の先に見つけたコミュニティ感が出たのではないでしょうか。特に女性2人と母親の過去ですね。まあ、入れれば入れたで安っぽくなる可能性もあるのでなんとも言えませんけど。


 疑似家族ものはいっぱいあります。万引き家族とかそして父になる等が有名でしょうか。今期アニメではスパイファミリー、カッコウの許婚です。その他アニメではうさぎドロップスもそうですね。
 結局最後は血のつながりよりも、苦楽を共にすることと時間が大切なんでしょうね。つまり隣人に優しくなれるか。利他的な心を持てるか。そこが描けているかどうかが良作か感動ポルノかの分かれ目なんでしょう。

 変な言い方ですけど、見た後に割り切れないモヤモヤが残る作品ってアニメにもっとあっていいと思います。映画や文学に匹敵するカテゴリに進化して行くためには本作のような作品は貴重ですね。

 アニメ作品としてというよりも、疑似家族として幸せをどう考えるか、地域コミュニティーとは何か。隣人に優しくできるか、などを描けていました。変な言い方ですがはやりの家族もの映画…パラサイトとか万引き家族よりも私は日本人にはわかりやすいし、今の時代の問題提起になっていると思います。

 非常にレベルが高い作品だと思います。ネットフリックオリジナルにしては非常に良い出来だったと思います。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9

68.9 107 2022年度アニメランキング107位
スプリガン(Webアニメ)

2022年6月18日
★★★★☆ 3.6 (49)
160人が棚に入れました
かつてこの地球には、優れた文明が存在した。現代では到底及びもつかない知識や科学力を持っていたという超古代人の遺産が、今もなお世界の各所で人知れず眠っているという。高速の通信網が世界中を覆い尽くし、衛星のレンズが全ての秘密を暴き立てようとしている今、不可思議な“力"を持つその遺産の発掘・研究に大国の軍部が介入し、その争奪戦を開始した。そんな中、超古代文明の何者かがプレートに綴った『我々の遺産を悪しき者より守れ 』というメッセージを誠実に受け止め、超古代文明を封印する事を目的に活動する組織があった。その組織の特殊工作員を…スプリガンと呼ぶ。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

疾走する妖精たち

原作・漫画、たかしげ宙×皆川亮二。

超古代文明の遺産が世界各所で眠っている。
その優れた遺産の研究に大国の軍部が介入し、
世界では秘密裏に争奪戦が繰り広げられている。
特殊組織アーカムはスプリガンを擁し、
彼らの遺産を権力から守り平和維持に尽力する。

ミリタリー色の強い冒険活劇です。
主人公は天性の身体能力を持つ御神苗優。
{netabare}敵兵との迫真の格闘戦、銃撃戦は、
残酷なほどの描写で、身体は肉片と化し、{/netabare}
彼はかつて栄えた、超文明の遺産を巡り、
世界各地を探索し、遺跡の封印をして行く。

旧劇場版はノアの方舟を巡る物語ですが、
こういった考古学的な物語設定も魅力であり、
{netabare}富士山麓の祭壇、呪われた森と王の物語、
水晶髑髏など、幾多の遺産が登場します。{/netabare}

緩い日常もまた楽しいです。
陰謀に巻き込まれ奮闘する少年が、
普段は出席日数を気にする高校生である。

原作漫画も人気ある作品、
シーズン2も楽しみにしています。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 22

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

皆川さん作品は私の中2期から外せない。Netflixアニメ問題。

 「スプリガン」と「アームズ」といえば、私の中2期には欠かせない中2作品として青春の1ページでしたが、残念ながら映像化にはあまり恵まれてこなかった。故に本作には期待するところもあったが、正直日本発のNetflixオリジナルアニメには共通する問題点を抱えていることが多いので不安もありました。その不安はやはり的中してしまったと言わざるをえません。


 日本発のNetflixオリジナルアニメは、どういう風に予算を確保してリソースを配分してるか詳しくはわかりませんが、どうにも予算が潤沢とは思えないクオリティーの凡庸さが目立つ。しかも、共通してCGを多用したがるが、これまたレベルが低くて益々不安を募らせる。皆川さん作品の最大の魅力はなんといっても皆川さんの画力なのでそれが表現できていないのは勿体なさ過ぎる。


 昔の映画版も皆川さん絵柄じゃなかったし、アニメで表現するのには地味に向いてないタイプなのかな?という気もしますが(映画版は絵柄は違うとはいえ作画の力はかなりのものだった)。



 となると全然駄目なアニメ化なのか?と聞かれると個人的にはそうでもないのです。4話の「帰らずの森」は明らかに他とは違う気合の入りようで、特に好きな脇役キャラである暁と吉野が活き活きと躍動しているのは本当に嬉しかった。特に暁を、現在一番信頼できる声優な細谷さんがやってるのが最高すぎる!。あと、朧を映画版ではジャンを演じていた子安さんがやってるのもニヤリとさせられる。それだったら優も映画版と同じく「しょーなの!」こと森久保さんで良かったような。


 ただ、この6話だけじゃ全然もの足りない。こっから話数を重ねていくからこそ、彼等の物語終盤の展開が活きるのであってこれだけではなんとも言えない。昔の漫画だから人気作品とはいえそこまで膨大な巻数ではないが、いくらなんでも話が緒についたばかりで最後までつくっていただけなれば始まらない。あと、刃牙もそうだったけど、CGの使用は止めていった方が効果的ですので一考ください。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

古い作品のリメイクは良いですが、少年向け、古すぎるものは手を入れて欲しい。

 ネトフリの方向性として、古の作品を現代の技術でリメイクするのは悪くないと思います。人物の作画は丁寧だし、エフェクトもいいです。ちょっと室内の背景、家具等が安っぽいというか抜きすぎな感じもしますが、なかなかの水準で仕上がっていました。

 作品としては、とにかく古さは隠せません。バトルしながら自己紹介とか自分の武器を解説したり、作戦を個人に頼ったり。頭になんの防御もなかったり。
 要するにバトルとヒューマンドラマ的な何かがある、スーパーロボットアニメ的なものです。古いというのか少年マンガ的な展開というのかわかりませんが、ストーリーに理屈も論理性もない感じです。少年がちょっと年上のお兄さんの活躍のカッコよさを楽しむような作品に見えました。

 失敗は、少年向けのマンガを深夜アニメ(本作の場合はサブスクですが)にする場合には、若干ストーリー展開の理屈、キャラの行動原理、設定のチューニングを変えないと、視聴者層と内容が合わないということです。

 1話で出てきた言語学の教授を中心に、古代遺跡の発掘と解読をしながら、その辺をテーマに進めればなかなかのSF作品あるいはバトルアクション作品になると思いますが、1話でいなくなりますので、あれ?という感じでした。
 古代遺跡とか先史文明とか雰囲気はよかったんですけど。現状転戦しながら出会いがあって1話でサヨナラ、みたいな感じで進むので、謎そのものに魅力が作り切れていないので厳しいです。
 設定としてオーパーツというのは悪くないんですけど…そこに謎解きの仕掛けとかはなさそうです。

 とにかく主人公以外にメインキャラ、サブキャラがほとんどおらず、ゲスト制なので主人公に乗れなければ感情移入の相手先がいません。そこが辛い。朧というキャラがなかなか面白そうでしたが、あまり活躍しないまま終わってしまいました。


 総評すると、昔のコンテンツから金があるサブスクが丁寧にリメイクするという取り組み自体は悪くないと思います。結果的にアニメの出来はかなりの水準に仕上がっていました。

 ただ、過去のアーカイブから作品を拾ってくる場合のチューニングの仕方、アニメマンガの視聴者の年齢層が上がっているし、リアリティということに関しては昭和平成初期からは格段に目が肥えていることを考えて、もう少しいじってもいいのかな、という気がします。
 
 原作通りというのは誠実に見えて手抜きです。特に原作が今の作品ではない本作はなおさらです。平日の夜7時に1年かけて4クールでやるなら本作は優れた作品でしょう。が、そういう時代ではありません。時代に合わせて、あるいは視聴者に合わせて、作品をいじるのがアニメの魅力でもありますので、取り組みは継続しつつ頑張ってほしいところです。






 

投稿 : 2025/02/08
♥ : 7

68.9 107 2022年度アニメランキング107位
映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝 (アニメ映画)

2022年4月22日
★★★★☆ 3.7 (15)
46人が棚に入れました
ある日、野原家にしんのすけの“本当の母親”を名乗る女性とひとりの子供が現れる。その女性によると、5年前、産婦人科でしんのすけとその子が取り違えられたというのだ。俄かには信じがたい事実に戸惑うみさえとひろし。しかしその夜、謎の集団が現れ、女性としんのすけは連れ去られてしまった――。
二人が連れてこられたのは、人里離れた忍者村。そこでしんのすけは地球を脅かすとんでもない事件を目撃してしまう。
果たして野原一家はどうなってしまうのか!?
そしてしんのすけが見たものとは一体――!?!?

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

モノボケの術、親心、ドサクサの術、なんでもかんでも忍法

 ちえみが、息子ちんぞうを連れて忍びの里から逃げてたです。野原家に行き人ちんぞうを守るため人形を操り、しんのすけを自分の子と偽り接触したため、野原家が巻き込まれるお話だったデス。しんのすけ奪還に奮闘するひろし、みさえがやっぱり面白いです。ひまわりも活躍実は、していたことがわかるです。 かすかべ防衛隊いつもの面々も、らしかったです。
忍者に対してその場しのぎ?しんのすけらしいいい加減適当な行動が忍術において、ここではすべて通用してしまうところが、どこか面白おかしいです。
 ここでの、ポイントはニントル、地球のおヘソ、もののけの術になるです。これが終盤でどういうなるのか?注目です。また、個性的な名前の悪者も相変わらずな感じです。

 でもやっぱり、野原一家の家族愛といった点も面白おかしながら、どこか時にはジンと来るところもあったのが良かったです。しんのすけを思うひろし、みさえの親心も見どころの一つだと思ったです。
 子供向けアニメとして、十分楽しめる内容だったと思うです。2023年上映予定は、具体的にわからないけど、クレしん初となるかもしれないしん感覚かもしれないです。
 OPのパペット、EDの何気ない子供らしさのあった演出は、悪くなかったです。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 2

68.8 112 2022年度アニメランキング112位
可愛いだけじゃない式守さん(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (297)
951人が棚に入れました
最高の“イケメン彼女”現る!不幸体質の男子高校生・和泉くんの彼女は、同級生の式守さん。笑顔が素敵で優しくて、和泉くんと一緒にいるときはいつも幸せそう。可憐で可愛い、愛情たっぷりの彼女だけど、和泉くんがピンチになったりすると……最高にカッコいい、“イケメン彼女”に大変身!可愛い×カッコいいに溢れた式守さんと和泉くんや仲良しフレンズによる楽しい日常は止まらない!尊さ1000%ラブコメ、いよいよスタート!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

不幸と良縁を引き寄せるのは主人公らしいのかも

【紹介】
不幸が降りかかる体質の守ってあげたい系男子?と強くてカッコいい美少女彼女が守ってあげる優しいゆるラブコメ

【感想】
春アニメは結構面白いアニメが多かったので、同期のアニメと比べて推したいものは特にないですが、ダメなアニメではないと思います

式守さんあまりカッコいい感じじゃないけど、可愛らしくて魅力的なキャラクターです

主人公の不幸を引き寄せる体質がかなり行き過ぎていて気の毒だけど、周りが優しいキャラクターばっかりで嫌な気持ちにならないラブコメ
やはり主人公がちょっとナヨナヨしすぎなのは気になりますが、ただ守ってもらうだけの人じゃないのでだんだん良さがわかってくるタイプの主人公

不幸だけでなく、人の縁も引き寄せるようですね
雰囲気が良くてストレスなく視聴できていいアニメです

【主題歌】
ただ、OPテーマはあまり好きじゃないです

なんか僕よりも彼氏みーたいっ♪

このフレーズがどうにも気になってしまって、彼氏視点の歌詞だと思うのですが彼女がカッコいいってうっとりしてるのがちょっと・・・
もっとしゃきっとしてください

【変なところ】 {netabare}
3話で式守さんを家に送ってたけど、主人公の不幸体質と式守さんの強さ考えれば送ってもらわないといけないのは主人公のほうでしょ。
帰り道一人で帰ってますが、その間に車突っ込んできて死ぬんじゃないですか? {/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 29
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OPの「待て待て」が頭の中で繰り返す。

動画工房さん、大変でしたね。
穴を埋めるのに四苦八苦。
少し押したけど何とか終わって良かった。
「可愛いだけじゃない」ラブコメ、全12話です。

もちろん、主人公は式守さん。
不幸体質のあの人はいなかったことにしましょう。

ラブコメとしてはどうなんだろう。
インパクトが足りないっていうか。
カッコイイ式守さんの見せ方も露骨。
もっと内面からあふれ出るものが欲しかったです。

それでも、式守さんは可愛かった。
カッコイイだけじゃなく、人間くさい所もまた良し。
意地っ張りで負けず嫌い。
いったい何に嫉妬してるんだか。
頬を赤らめながら膨らます。
それって「可愛いだけじゃん。」って思ってました。

このアニメを盛り上げていたのは脇役の存在と思います。
特に、どこを見てるか分からないハチミツ。
淡々としたツッコミはいちいち笑えます。

それに、物静かな狼谷さん。
彼女が登場すると妙に落ち着きます。
{netabare}さっぱりした狼谷さんと優しい式守さんの絡みはさわやかでした。{/netabare}

大半が日常系アニメ。
式守さんの鋭い目つきが唯一の非日常でした。
やっぱり、式守さんは可愛いだけじゃないですね。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 19

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

なんだろなー、なにを見せられてるんだろうなー

これ見てどないせいっちゅうんじゃー。


失礼しました、見せられているわけでは無いですね、自分の意志で観ました。
変な言いがかりをつけてゴメンナサイ、大変申し訳ないです。


ただ、合わなかったなーーー。
どうしても、合いませんでした!!申し訳ない。


事細かに合わなかったってことをクドクド述べるとネガティブな事ばかり書くことになってしまうので、ウダウダ書かないことにします。

一言だけにします。


主人公も式守さんにも魅力を感じませんでしたーーーーー。
(個人の大感想です、作品を否定するつもりはありません~~~‼)


唯一、興味が湧いて観察していたのは八満 結です。
八満がからんでくるエピソードは割と面白く観れました。
それと最終盤は少しだけ共感度がUPして視聴できたかな。


あとは、ちょっとイライラしながら、最後までは観よう!という訳の分からない責任感wでの視聴でした。







期間別の作品評価ではそこそこの評価の様子。
やはり、合う合わないが顕著に出たケースだと思います。


あくまでも「※個人の感想です」という事で、悪しからずご了承くださいませ。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 18

68.8 112 2022年度アニメランキング112位
天才王子の赤字国家再生術(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (291)
926人が棚に入れました
覇権国家の脅威に晒される弱小国家・ナトラ王国。 若くして国を背負うことになった王子・ウェインは、補佐官のニニムに支えられながら、才能を活かした見事な手腕を発揮し始める。 でも、この国……めちゃくちゃ詰んでる! 内政に手を入れようにも金がない。 よそから奪おうにも軍事力がない。 まともで優秀な人材は他国に流出してしまう。 「早く国売ってトンズラしてえ」 ウェインの願いは、とっとと隠居して悠々自適の生活を送ること。 大国に媚びを売り、国を売れば夢が叶うはず。 しかし、外交も軍事も予想外の方向へ転がってしまい……!? 知恵と機転で世界を揺るがす 天才王子の弱小国家マネジメント、ここに開幕!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

天才ではないが人間としての大切な点はわきまえている王子かも

この物語は父親が急病のために16歳で急遽、摂政として国政を任されることになったナトラ国の王子、ウェインの物語です。
真面目に見ようとすると呆れますが、気楽に見ると、けっこう楽しめます。


ウェインは国政に興味ありません。国を売却してそのお金で余生を過ごすことのみ考えています。
隣国との戦が起きた際は、ちょこちょこと小競り合いをした後で休戦協定を結ぶ目論見でした。
しかし、予想に反して勝ってしまった。部下たちが予想以上に頑張ったためです。

部下たちの多くは、この勢いに乗り進撃すべきだと主張し続けます。
戦が好きでないウェインは、部下たちに撤収を発言させるため、絶対に勝つ見込みが無い金鉱脈を次の目標とします。
これで部下たちが猛反対して軍を撤収する目論見でした。
しかし、部下たちはこの目標を決めたウェイン王子を『先見性に優れた王子』と尊敬し、この金鉱山を攻略するのです。結果として勝利して自国の領土と資産が拡大します。

こんな感じで、この物語では、楽してどんどん領土が拡大していきます。
『天才王子』とありますが、そんな天才ではありません。仲の良い妹の行動すら予測できない平凡な王子です。

第一話や第二話は、稚拙な戦の話なので笑うことはできますが、頭脳戦を期待されている方は、内容を知ると呆然とするでしょう。

しかし、
ウェインは、人間としての大切な点をわきまえています…多分(^_^;)

一つは5千人もの兵士の顔と名前を憶えている点です。
一兵卒の部下の名前を呼び、気さくに話しかけます。
王子から名前を呼ばれて話しかけられた兵士は、おそらくそれだけで感激するでしょう。
王子のために精一杯頑張ろうと思うはずです。
ナトラ国の兵士が強い理由の一つは、これだと思います。


私達は学校や職場で、どれだけの人の顔と名前を覚えるでしょうか?
おそらく、200人程度? でしょうか?
名前を呼んで相手の顔を見て話しかける。これは基本中の基本ですが、私たちは、つい見落としがちのようですね。

そしてもう一つ、ウェインは友達を大切にしています。
ウェイン王子の側近にニニムというフラム人の女性がいます。ニニムはこの物語のヒロインなのですが…
フラム人は多くの国々で差別を受けており、奴隷としてこき使われたり、娯楽の対象として狩りで殺されたりしています。
しかし、ウェインはフラム人を差別しません。それどころかニニムの頭脳と優秀な剣技を認め、側近として雇っています。

ウェインがカバリヌ王国を訪問していた時、その国の王が「狩りをするためにフラム人を提供してほしい。一緒にフラム人狩りをしよう」とウェインにもちかけます。
このとき、ウェインは{netabare}怒りに任せてその王を殺します。{/netabare}
その話を後で聞いたニニムは、呆れます。
確かにウェインがしたことは、王子としてあるまじき行為でした。
でも、ニニムは心の中では凄く嬉しかったはずです。自分をこんなに大切にしてくれていると感じたはずです。

ウェイン王子とニニム、この二人はお互い愛し合っていますが、身分・血統などのしがらみで決して結ばれることはありません。しかし、ウェインはニニムを誰よりも大切にしています。


また、この物語は後半になると多くの登場人物が個性を発揮します。
その一人がウェインの妹のフラーニャ。
フラーニャは幼くてとても可愛いのですが、すごい頑張り屋さんです。
{netabare}兄のウェインに代わって特使として他国へ趣き帝国の王子たちに挨拶したり、商都ミールタースの市民議会に何度も足を運び、その仕組みを学んだり、戦乱に巻き込まれたミールタース市民を一人の死傷者も出さずに避難させたりと…、{/netabare}
もしかして兄のウェイン王子よりも凄いのでは?と思ってしまいます。

確かにフラーニャには兄のような知識がありません。しかし、覚えようと懸命に努力する姿は、思わず応援したくなります。
それは私達も見習うべきですね。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 28

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ん~、タイトルで損してないかなぁ・・・。

って思ってしまいました。


意外と面白かったなぁ。
続きが気になる感じ。


天才王子という部分はそう思うけど、赤字国家再生術かぁ。
良い意味で、内容とズレている印象を受けました。
赤字を解消したいとか、なんなら国を高く売り払いたい的なセリフがポツポツ飛び出すので、確かに経済的な側面を印象付けたいかなぁ、とも思うが、実際はそれなりに国家的危機を乗りこなしていっている感がある。

「天才」の発想を生かすために、多少ご都合主義的な側面があるのはご愛敬だけれども、国と国、人と人の関係を程よく描いていて面白かった。


ご都合主義を踏まえた上での、流れに乗ってみていけば、今後の展開も気になってくる感じ。
続きが気になった形での終了です。


作画は個人的な感想ですが、シャープな線で好みでした。
キャラクタの造形も割と好きな方でしたね。
色恋路線も、現時点ではそこまでも過剰に煽っていない感じで、今後が気になる感じです。
どうやら、ニニムが一番人気なのかな。
私的には、ほんの少し、声優さんがあっていないかも、と思うポイントがありました。
すこうし気になった程度ですが。

私的には
1.フィシュ・ブランデル
2.ロウェルミナ・アースワルド
3.ニニム・ラーレイ

って感じでした(何が?)

関係ないですねwスミマセン。



さて、この作品。
少々ネタ的なタイトルとは違って、いい感じで物語感、国家のやり取り、人間のやり取りが描かれています。
天才を引き立てるために、すこうしだけご都合主義ですが、それほど違和感はなかったです。
きちんと、流れにそって、国家の命運を握る王子の活躍が描かれていました。
私的には、続きがどうなるんだろう?と気になる作品になりました。

機会があれば、ご覧くださいませ。



ちなみに・・・、ほんの一瞬、ほんの一瞬だけ頭をよぎった作品。
「無責任艦長タイラー」w
この作品もちゃらんぽらんな感じで、国家間に振り回されるようなシーンがあった作品でしたねw。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 20

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白いけど、ウェインが天才王子かどうかには異論があるかも…?

ライトノベル(GA文庫)原作は未読です。11巻まで刊行されてまだ継続しているみたいなので、それなりの人気原作なんでしょうね。

「天才王子かどうかには異論があるかも」については、物語での描かれ方としてウェインが為政者として必ずしも突出した頭脳の持ち主ではないように思えるってことですね。

作中で一番優秀なのがSクラス、そこからA、B、C、Dクラスみたいに順番に評価をつけるとウェインはSクラスに入っているんだろうけど一人Sクラスってわけじゃないって感じでしょうか。

ウェイン以外にもニニム、ロア、ソルジェスト王あたりはSクラスっぽいし、ゼノはたぶんAクラスくらいの感じだけどウェインもそんなゼノにしてやられるくらいの差で、ウェインは作中で突出した頭脳の持ち主ってわけではないんですね。

物語のパワーバランス的には面白くなる要素だと思うんですが、タイトルとは合っていないかも。

ニニムやソルジェスト王みたいな若干フィジカル超人っぽい人物はいても、超常現象的な魔法・魔術的な物は出てこないようなので、内政ものとか架空戦記的なものとして観ている分にはけっこう楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 20

68.8 112 2022年度アニメランキング112位
それでも歩は寄せてくる(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (193)
640人が棚に入れました
将棋初心者・田中歩は八乙女うるしに一目惚れして将棋部へ。「勝ったらセンパイに告白する!」と意気込むが実力は遠く及ばない。一方、歩の“攻めの姿勢”にうるしは内心タジタジで…2人しか部員のいない将棋部では今日も盤上と盤外の駆け引きが展開され…!?「からかい上手の高木さん」山本崇一朗が仕掛けるムズきゅん“盤外戦”ラブコメディー!!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一歩一歩詰めてくる幸福

【紹介】
からかい上手の高木さん作者で将棋部の先輩後輩のラブコメ作品

【感想】
評判は良くないみたいですけど、私はかなり好きです!

歩に振り回される先輩がちょっとかわいそうだけど、思い通りにいかなくてぐぬぬってなる先輩が可愛くてほのぼのします
面白さはあまりないけど、見ていて優しい気持ちになれる作品
{netabare}
まるで将棋の王手のように、ビシッと先輩の心をわしづかみにするようなことをしながら、最後の一歩は踏み出さず逃がし、また詰めて王手をかけては逃がし、延々と王手をかけ続けるような話
(女の子の気持ち考えるとかなり酷い男です、マネしてはいけません、早くチェックメイトしてあげてください)

先に悪いところを書くと、話が全然前に進みません
ずっともたもたやってる感じ
「歩」は将棋だと一歩ずつしか前に進みませんから、詰め将棋のようにゆっくり恋愛も進めるつもりなのでしょう
恋愛を楽しむアニメじゃなくて、二人と二人を取り巻くキャラ達のくっつくかくっつかないか微妙なこそばゆい関係を楽しむアニメだと思います

原作のほうが面白く感じます
マンガと時間の流れやテンポが違ってアニメは常に時間が流れていて一話の枠もマンガとは違うので、マンガだと面白かったネタがアニメにしたことでつまらなくなることはよくあります、コメディ作品の難しさですねー
でも声のついた先輩はとても可愛くていい!

この作者のアニメはみんなちゃんと予算ついていて作画も声優も◎
安定したクオリティでシリアスな展開なんてないので安心して見れる良質のラブコメです

からかい上手の高木さん以上に二人の両想いはあからさまなので、どうくっつくかどうイチャイチャするかってだけの話なんですが
そのただイチャイチャするだけのアニメが私は好き
{/netabare}

【キャラクター】{netabare}
歩は酷い男ですよね、ほぼ好きって言ってるのと同じような甘いセリフ連発して先輩がドキドキしてド天然でかわすっていう酷いしうち
絶対これわざとやってるでしょー!
好きなのバレバレだけど、それでも歩は気持ちを伏せてくるんですよね、寄せてくるのは態度だけです

早く好きっていいなさいよって思うけど、高木さんと一緒で「もう好きって言っちゃいなよ」を楽しむ作品なのでこれでいいのです
{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 24
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

微笑ましい関係が心地いい

将棋部を舞台にした学園ラブコメです。
先輩に勝って告白したい歩。
歩に攻められて照れる先輩。
互いの気持ちを知ってか知らずか、大抵この構図です。

質実剛健、謹厳実直な歩が淡々かつ正直に寄せてくる。
迎え撃つ先輩がピュアで免疫がないので、どぎまぎと。
たまに先輩は攻撃に打って出るけど、あえなく歩にナチュラルに撃退される。
真っ赤になる先輩が可愛いことこの上ないです。

もう一方の主人公といってもいいのかな。
歩の同級生のお二人が楽しいです。
傍から見ても明らかに好意を持っているタケル。
タケルの気持ちを知ってか知らずか、タケルを思いのまま操る桜子。
桜子ののほほーんとした口調もあって、温かい気持ちになれます。

{netabare}最終的にちょっとだけ歩と先輩の関係は進展した模様。
でも歩の大願成就まではまだまだ。
まあ、これも時間の問題なんでしょうけど。{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 16

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

将棋だけに一手一手、一歩一歩でしたねぇ。

なんだか素直気持ちで見ていられるラブコメ作品。
歩がド直球で攻め手を打ってくるからかもしれない。
それにしても将棋に勝つまで告白しないとは、面倒な決心をしたものだ。
どこかの恋愛頭脳戦とは別ベクトルで苦労しそうだね、これは。

そして、その「ド直球の攻め」を受ける側の八乙女うるしも、なかなかに面白かわいく、楽しかった。
とにかくいろいろと反撃も試みはするのだが、大抵の場合そのままド直球に押され負けしてしまったり、照れながらも素直に受け入れてしまう。
この辺は将棋とは勝手が違うみたいですな、そこが面白いんだけど。
特に私が気に入ったのは、歩のド直球ワードにいちいち見せるリアクションだった。

これは秀逸だったと思う。
もう「恋愛リアクション芸」と言ってもいいのでは。くらいの勢いで楽しませてもらっていた。
どこかの出川も顔負けだ。

原作マンガでも当然こういうシーンは何度も何度も登場するだが、間といい声のトーンといい(私にとっては)キャラのイメージどおりに仕上がっていたものでね。


この原作者さんの作品は「~高木さん」「くノ一」とみさせてもらっているけど、一番スッキリとみれた感じがした。

高木さんは高木さんでひねりが効いていて面白かったんだけど、恋愛と言う部分においては、ある意味では変化球の連発と言っても良かったと思う。

くのいちは私自身が主人公のツバキをちょっと苦手としていたという点がありまして・・・。

それでの今作。
ひねりや大きなイベント事、大きな感情の起伏やもつれはあまりない感じではありましたが、その分真っすぐに、ほっこりと落ち着いて観れた気がしました。
歩もどこかの風早君とは少々方向性は違いますが、ちょっと不器用で頑固で男気がある感じでした。
嫌味が無い感じで好印象でしたね。

あと、タケルと桜子の恋愛ラインも気になってしまいました。
こちらも徐々にですが、いい感じになっているようで羨ましい事です。
タケルもいい奴でしたし、桜子ちゃんもユニークな感じですが可愛らしかったですね。恋愛方面については、さすが女子!しっかりとうるしと歩の事も察していますし、タケルよりはよっぽどしっかりとしているかもしれません。


個人的には、いつもニコニコしているマキちゃんも割と気になったりしているのですが、またの機会に何かエピソードが披露されればいいと思っています。


私的には、この作品好きでしたねぇ。
前述したように、大きな波風が立たたない、いい人ばかりが出ている感じの作品なので、物足りないという方もおられるかもしれませんが、私的に逆に見ている側にストレスが無いので、何度もリピしながらキャラクタの表情を楽しんだりできそうな気がしています。

きっと、流し見、適当見なんかも含めると何度も観てしまう気がしています。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 14

68.8 112 2022年度アニメランキング112位
後宮の烏(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (154)
443人が棚に入れました
孤独な烏妃の知られざる正体とは━━ シリーズ累計発行部数100万部を突破。原作・白川紺子が描く中華幻想譚、ここに開幕。 後宮の奥深くに住んでいる、妃でありながら夜伽をしない特別な妃・烏妃(うひ)。その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。 烏妃の名前は寿雪(じゅせつ)。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという。 時の皇帝・高峻(こうしゅん)は、ある依頼のため寿雪の元を訪れる。二人の巡り合わせは、歴史をも覆す「秘密」を暴くことになる……。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

貴方は誰が一番この物語で救われたと思いますか?

この物語は一見中国の後宮にまつわる物語のように感じますが、原作者の白川紺子さんは「中国」とは言ってられません。だから大昔の中国に似た異世界の物語のようです。
そして主人公である柳寿雪(りゅうじゅせつ)は「烏妃」(うき)と呼ばれる特別な妃。
人知を超えた異能者であり、決して皇帝の夜伽をすることが無い妃です。

この物語の魅力は、烏妃の異能力と美貌と可愛らしさ、そして烏妃と皇帝との心温まる漫才のような掛け合いです。


後宮には絶えずドロドロとした色恋沙汰による権力闘争があります。
殺す側のものは邪鬼に取りつかれていたり、亡くなったものは幽鬼としてさまよったりと、絶えず薄暗い闇が後宮に蔓延(はびこ)ります。
その後宮の闇の問題を解決するのが烏妃の役目。

烏妃は見かけ以上に幼く、ときとして子供じみた振る舞いをしますが、
その烏妃をいつも守り助けているのが皇帝の夏高峻(かこうしゅん)。
皇帝と烏妃とのやり取りは、漫才を見ているようでもあり、友情物語を見ているようでもあり、時として純愛物語をみているようでもあり、面白くて心が温まります。

物語の最初の頃は後宮の奥で孤独に暮らしていた烏妃でしたが、やがて彼女の館(やかた)には多数の友達(?)が集まるようになり、笑い声と笑顔で満ち溢れるようになりました。

烏妃は後宮で皆を邪鬼や幽鬼から救ってきましたが、一番救われたのは烏妃だったのかもしれませんね。


エンディングはkrageが歌う「夏の雪」
美しくもあり寂しくもあり壮大でもあり、不思議な魅力を持った歌です。

この物語の唯一の不満はオープニング。
えり好みしてすみません。でも私には、どうしても合いませんでした。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 38
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

あなたの心を救いたい

【紹介】
中国アニメかと思ったけど日本の中華風アニメみたいです、原作は未読
不思議な力を持った美少女が王宮で起こった悲しい事件の犠牲者の魂を呼び寄せて事件の裏に隠された真実を明かしていくちょっと切ない中華風ファンタジーアニメ

【感想】
ちょっと切ない感じのストーリーで、悲しいけど傷ついた人達が過去に向き合うことで心が救われた気がして良かったね・・・ってなる優しく切なく美しい物語

世界観が美しく儚く繊細で、とても面白かった!

中国が舞台なので名前とか用語が耳慣れなくて誰のことを話しているのかわからなかったりするけど話がすっと入ってきて見やすかったです
中国アニメは話が難しくてすぐには理解できないことが多いので、やっぱり文化の違いって大きいんでしょうね
2話で完結するエピソードが多くてちょうどいい尺で一区切りされるので見やすかった

【シナリオ】{netabare}
王宮はドロドロしていて心の傷を抱えた人がいっぱいて、死んだ人は生き返らないし、起きたことはなかったことにならないし、心の傷が消えることはない・・・でも、人は生きているから、過去だけをいつまでも見ているわけにはいかない

この作品は死者が生き返るとか過去の過ちが消えるなんていう都合のいい奇跡は起きない、でも過去に向き合って真実を知って前を向いて生きていく生者と、残された大切な人の想いを受け取って成仏していく死者、両者の最後の心のやり取りがとても切なくて綺麗でした

成仏して消えていく死者が最後に何か言葉をしゃべっているけどそれが何かはわからないのが、言葉にするよりも直後の晴れやかな表情がすべてを物語っていていい演出!
生き返らないならせめて最後にいっぱいお話させてあげてとか思ったりしたけど、百の言葉を語る時間はなくても、最後の瞬間に大切な人と思いを通わせる時間ができたら幸せなのかなって思った

中盤あたりから今度は主人公の烏妃や帝自身の話もちらほら出てくるようになって、それぞれが抱える過去や苦しみの話が出てきます

烏妃、冬の王の話はとても残酷で身勝手で悲しい話。。。

愛しているから後宮にいながら決して帝の寵愛を受けず独りで生きる境遇を受け入れたって言ってて昔の人の価値観はわからないけど、一度しかない人生、そう簡単に受け入れられるものなのかな?
わたしだったら自分のことを見て欲しいし、一方通行な愛を一生ささげるなんて耐えられないから共感はできないけど、だからこそ美しく、せめてその想いが通じて欲しいって思った

{/netabare}

続きがとても気になります!

投稿 : 2025/02/08
♥ : 30

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

中華風幻想ミステリーの良作

舞台は昔の中国によく似た異世界のある国のお話
後宮の奥深くに住む「烏妃(うひ)」と呼ばれる特別な妃の寿雪(じゅせつ)と皇帝高峻(こうしゅん)を中心とした中華風幻想ミステリー・・かな。

原作は集英社オレンジ文庫全7巻で既読です。(面白かった♪)

奥深さを感じられる世界観は良いなと思ったんですが、その反面、独特の用語(大家ターチャ、烏漣娘娘ウレンニャンニャン)などが結構多くて
原作未読の方だと何言ってるのか分かりにくいところがちょっともったいなかったです。

OPの世界地図を見ててなぜか十二国記を思い出しました。
女王蜂「MYSTERIOUS」は後宮のおどろおどろした雰囲気ともの悲しさを感じられて作品に合ってたと思います。
ED krage「夏の雪」も情感込めてしっとりと歌われてて結構好きでした。

昔の出来事の再現映像は中国の紙芝居とかなんでしょうか。こういう細かい演出は嫌いじゃないです。

世話好きで感情豊かな侍女の九九(じゅうじゅう)、寿雪の護衛をしている宦官のまじめな温螢(おんけい)と軽めな淡海(たんかい)のコンビ、喋れないけど絵がとても上手な蘇紅翹(そこうぎょう)などなど・・
話が進むにつれて寿雪の周りに彼女を慕う人たちが増えていき、にぎやかになっていくところが好きでした。
皇帝の高峻を含む彼らとの会話のやりとりも原作読んでた時も感じてましたが、なんかほっこりするんですよね。

あとなんといっても主役の寿雪が魅力的でした。キャラ絵もかわいいですけどツンデレ気味で美味しい食べ物に弱いところもかわいいですね♡

アニメは原作の2巻までの内容でいったん幕を閉じましたが、この後も様々な謎が解明されたり驚きの関係が分かったりと面白いのでぜひ2期やってほしいですけど、最後までやるとなると3期まで必要なので無理・・かな。
興味を持たれた方は原作おすすめします♪

投稿 : 2025/02/08
♥ : 29

68.8 112 2022年度アニメランキング112位
羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (35)
120人が棚に入れました
人間たちの自然破壊により、多くの妖精たちが居場所を失っていた。森が開発され、居場所を失った黒猫の妖精シャオヘイ。そこに手を差し伸べたのは同じ妖精のフーシーだった。 フーシーはシャオヘイを仲間に加え、住処である人里から遠く離れた島へと案内する。その島に、人間でありながら最強の執行人ムゲンが現れる。フーシーたちの不穏な動きを察知し、捕えにきたのだ。戦いの中、シャオヘイはムゲンに捕まってしまう。 なんとか逃れたフーシーたちはシャオヘイの奪還を誓い、かねてから計画していた「ある作戦」を始める。一方、ムゲンはシャオヘイとともに、人と共存する妖精たちが暮らす館を目指す。シャオヘイは、新たな居場所を見つけることができるのか。そして、人と妖精の未来は、果たして――


声優・キャラクター
シャオヘイ:花澤香菜
ムゲン:宮野真守
フーシー:櫻井孝宏
シューファイ:斉藤壮馬
ロジュ:松岡禎丞
テンフー:杉田智和
シュイ:豊崎愛生
ナタ:水瀬いのり
キュウ爺:チョー
館長:大塚芳忠
花の妖精:宇垣美里(特別出演)

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

やれてるね<55>

普通にデキはよかったけど、夏休みに子供を狙ってという感じのマスを取りに行くプロダクト映画としてのデキの良さ。
なので、もうちょっと年齢層上の細田・新海も見に行かない身としては響くものがなかった。
映像表現としては日本産に伍してやれるということで後はアニメ文化の成熟度でしょうな。
関係ないけど、3DCG映画の雄獅少年とやらがスタックリストのこの作品があった位置に積まれました。

ロシャオ・ヘイ!ヘイヘーイ!<59>
1話視聴。
今まで日本で放映されてた予算絞った2級品チャイナアニメとは違う本気でリソースかけたやつとしてスタックリストの下の方にはあったけど、未見。
1クールまで薄められてたらいつか映画で見ようからの忘却だったろうけど、5話ということなんでTV版で視聴、それでも映画観たほうがいいんだろうけど。
影少なめ線太めで動かすための絵を、背景やエフェクト等で映画の域にといった画作り。動きはキレてる。
元が映画だからか、サイレントの長めの導入部を絵で見せてたけどTV版初回としてクォリティを表すのに効いてた。
この先どうなるのかというところで終わってたし、TVアニメとしても今のところ上々。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 1
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

良質な雰囲気アニメ

{netabare}
映画をTV放送版として再編したもの。
地味ではあるけど、雰囲気が良く、話の持って行き方も丁寧で良作だったと思う。

最初は1話冒頭のような経験もあってか人間を恨んでいた小黒が、ムゲンとの旅を通じて人の優しさにも触れて行って心変わりしていく、そんな話。
ムゲンに対して警戒心強めで逃亡を常に画策してた序盤から、ムゲンの優しさに触れて猫の姿じゃなく人間体で頻繁にコミュニケーションを取るようになっていたり、段々と二人の仲が深まっていく過程とかかなり丁寧。

テーマは人間との共存なのかな。
ありきたりと言えばすごくありきたりな話ではあるけど、頻繁に人間か妖精どちら側に着くか葛藤するシーンがあったり、人間社会の光の側面と影の側面が所々で描かれたり、とにかく話の作り方が丁寧だからこそ共感できるというか。
環境破壊などの観点から人間を嫌う妖精と、新たな発明を生み出すという点で人間に興味を示す妖精の存在があったりね。
否定しつつも妖精も人間社会が生み出したものを色々と利用していたり、一概に人間社会が悪と言えない状況。
この作品は妖精と言うファンタジー要素がありつつも、結局のところそういう現代社会のを光と闇、環境問題を描きたかった作品なのかなって個人的には思う。

テーマの部分は良かったけど、バトル展開は正直いらなかったかな。
まあ、戦闘も日本アニメじゃあまりみない作画でかなり面白かったのは確かだけど。

さて、後番の万聖街はどんな感じでしょうか。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
背景作画すごい。これ何アニメ? 作画はすごいな。
雰囲気はいいけど結構退屈。
中国アニメの方が先に期待できそうなの悲しいわ。EDいいな。

2話 ☆9
喋れるんかよ。持ってません。
徐々にシャオヘイの警戒心がなくなっていく感じがいいね。
人間体になったのもそれの現れ? 作画すごいな。
小黒連れ去った目的はよくわからんね。この手に限る。
退屈な名作系かと思ってたけど、普通に面白さもある。
こんな古風な見た目なのにスマホ持ってんのかw
ムゲン何がしたいんだ? ヴァニタスのEDの人か。

3話 ☆8
ダイジェスト 人間と妖精の関係にスポット当てた話か。
あの街中での出来事で主人公は人間を恨んでる?
強盗に巡り会う強運。現代社会の闇と光的な。
人間に好意的な妖精、否定的な妖精、そしてその逆全員揃っているのが面白いね。
そして、妖精に優しく接する人間と悪意を持って接する人間。色んなパターンの妖精や人間が対比的に描かれてていい。

4話 ☆8
要所要所だけが動いててなんか違和感ある。櫻井かよこれ。

5話 ☆8
作画すごい。まあムゲンを選んだってことで。
バトルアニメに傾倒しすぎでは。モブサイコじゃねーか。
なんか無難な締めだったもう少し何か欲しかった感少しある。
僕が選ぶ未来ってここにも掛かってるのね。ED下ネタにしか聞こえんw

ED「Unity」☆9
5話ED「」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 1

68.7 117 2022年度アニメランキング117位
宇崎ちゃんは遊びたい!ω(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (186)
725人が棚に入れました
大学3年生の桜井真一は、ウザ絡みしてくる後輩“宇崎ちゃん”こと宇崎花に振り回されながらも、何だかんだ退屈する事のない夏休みを過ごしたが……宇崎ちゃんはまだまだ遊び足りない! 秋は学園祭、冬にはクリスマスとイベントが盛りだくさん! さらに今度は、愉快な宇崎ちゃん一家も加わってますます賑やかに……!? 見守られたり、もてあそばれたり、背中を押されたり。“ただの先輩と後輩”な2人の日常に少しずつ変化のきざしが見え始める!? ウザさもカワいさもωな“ウザカワ系”後輩との青春ドタバタラブコメ、再びスタート!


声優・キャラクター
大空直美、赤羽根健治

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

原作者は引き延ばしたい!∞

【紹介】
ω この記号はWと読むみたいです。
Wがついてないものが1期でこれは2期なので先に1期からご覧ください

【感想】
最初に言うけどこのアニメ好きです!

イケメン先輩とうざかわいい系女子のイチャイチャをずっと見せつけられるアニメ
「もう付き合っちゃいなよー」が延々と続くので高木さんとか長瀞さんとか苦手な人はたぶんこれも無理、わたしは全部好き

どうみても付き合ってるけど、くっつきそうでくっつかないのでもどかしい
この距離感って本人たちも見てるほうもニヤニヤして楽しいけど、それがずっと続くので飽きる人は多そう

宇崎ちゃんが都合のいいところで子供っぽくなる(恋愛を進展させないための道具にされてる)のでもどかしくてもどかしくて。。。

延々と進展しない友達以上恋人未満イチャイチャを見て楽しめる人ならオススメ

わたしはこういうの好きだけどちょっとは進展して欲しかった

投稿 : 2025/02/08
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

宇崎ちゃんちは賑やか家族!

原作未読 全13話

宇崎ちゃんは遊びたい!の2期です。関係性から1期から観ることをオススメします。

大学3年生で1人でいるのが好きな主人公 桜井 真一(さくらい しんいち)に、同じ大学で高校からの後輩である宇崎 花(うざき はな)がウザがれながら絡んでいくラブコメ作品です。

今回は宇崎ちゃんの家族がメインで出てきます。色々と勘違いする母、大阪弁で家族を思いすぎる父、身長にコンプレックス抱いている弟、好奇心が強く洞察力の鋭い妹と宇崎一家はかなりの個性的です。

桜井の家族も出てきますが、父親も変わっていましたねw

基本、桜井くんと宇崎ちゃんの恋愛話が中心なのですが、進展しそうで進展しないwラブコメではよくあることですね~

キャラが多くなったの要因でしょうか、宇崎ちゃんを1期よりウザく感じられなかった2期でした。

OPは鹿乃と宇崎ちゃんが1期同様歌っています。EDはMKLNticさんが歌っています。

最後に、高木さんもですが、両想いなのになかなか付き合っていない(付き合いの定義にもよるとは思いますが)、ラブコメあるあるでしょうねw

投稿 : 2025/02/08
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

見守られたり もてあそばれたり 背中を押されたり。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


大学3年生の桜井真一は、
ウザ絡みしてくる後輩“宇崎ちゃん”こと
宇崎花に振り回されながらも、
何だかんだ退屈することのない夏休みを過ごしたが……
宇崎ちゃんはまだまだ遊び足りない!

秋には学園祭、冬にはクリスマスとイベントが盛りだくさん!
さらに今度は、愉快な宇崎ちゃん一家も加わって
ますます賑やかに……!?

見守られたり、もてあそばれたり、背中を押されたり。
“ただの先輩と後輩”な2人の日常に
少しずつ変化の兆しが見え始める!?

ウザさもカワいさもW(ダブル)な
“ウザカワ系”後輩との青春ドタバタラブコメ、
再びスタート!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

すっかり大空さんの声質が花ちゃんに馴染みましたね~^^
花ちゃんみたいな元気系キャラと愛称が良いと思っているのは、きっと私だけじゃないと思います。

という訳で第2期の放送が始まった訳ですが…
原作が未だ続いているからなんでしょうか、物語が全くと言って良いほど動きませんでしたね。
強いて言えば人間関係の幅が少し広がったくらいでしょうか。

今回、桜井と花ちゃんというより、宇崎家の皆さまが渦中の中心にいたと言っても過言ではありません。
宇崎家の家族構成は以下の通りです。

父親:宇崎 藤生(CV:石川英郎さん)スポーツクラブのインストラクター。
母親:宇崎 月(CV:はやみん)かなり若々しく見た目は小柄。
 弟:宇崎 桐(CV:三瓶由布子さん)宇崎の弟で柳の兄の高校二年生。
 妹:宇崎 柳(CV:加藤聖奈さん)宇崎と桐の妹で中学二年生。

はやみん演じる月さんが何故かとっても魅力的に見えるのは私だけでしょうか。
いえ、きっとそんなことありませんよね^^;

物腰も柔らかい月さんは、物語の中で色々と勘違いをするのですが、勘違いをしてしまう理由が分かるくらい若々しいですので…
公式サイトのキャラ紹介欄では43歳と記載されていましたが、同時に「年齢からは想像できない若々しい見た目をしている。」と記載されているくらいです。
キャラの雰囲気と、はやみんボイスの組み合わせも最強過ぎてヤバい感じです。
個人的にはこの作品で一推しかも(*ノωノ)

妹の柳ちゃん、良き感じのキャラでした。
普段は前髪で目が隠れているのですが、きっと花ちゃんみたいなパッチリお目目をしているのでは…
と勝手に思っていますが、この第2期で真相が明らかになることはありませんでした。
花ちゃんと柳ちゃんは見た目も同じくらいなので、きっと柳による入れ替わり作戦みたいな展開が待っていたら面白そう…なんて思いながら見ていました。

弟の桐は、高校で水泳部に所属するスポーツ好きですが、母親の遺伝子を色濃く受け継いだのでしょう。
身長が162㎝と小柄なのを本人は気にしています。
まぁ、見た目を気にしない人ときっと巡り合えると思いますので…^^

そして時として宇崎ちゃん以上にウザかったのが父親の藤生さんでした。
見た目は相当ゴッツイ感じで、花ちゃんと柳ちゃんが母親似で本当に良かったと思いましたよ。
まぁ、子供たちを溺愛する気持ちは分からなくもありませんが、度を超えるとキモイだけですので…

という宇崎一家と桜井の絡みは、第2期の大きな見どころとなっています。
正直、この見どころが無かったら、物語が殆ど進展しないので、評価はグッと下がってしまったことでしょう。
これからの絡み方にも期待できる感じだったので、物語の幅が広がったと考えるのがちょうどよいのかもしれません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、鹿乃さんと宇崎ちゃん(大空直美さん)による「いちごいちえ Celebration」
エンディングテーマは、MKLNticさんによる「はっぴーらいふ」

1クール全12話の物語でした。
物語の中でちょいちょい出てくる変顔のネコがいますよね…
公式サイトを見て気付いたのですが、あの猫に名前がついていたみたいです。
「クソキャット」という名前だそうですが、何故この名前になったのかは正直謎です。
第3期くるのかなぁ…
来てくれたら良いなぁ…という感じで気長に待っていますね!

投稿 : 2025/02/08
♥ : 14

68.7 117 2022年度アニメランキング117位
うる星やつら(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (211)
621人が棚に入れました
「でもうちは、やっぱりダーリンが、好きだっちゃ。」地球“最凶”の高校生・諸星あたると、宇宙から舞い降りた“鬼っ娘”美少女ラム。二人の出会いからすべてが始まった…!今なお第一線で活躍する高橋留美子による鮮烈のデビュー作「うる星やつら」。小学館創業100周年を記念し、選び抜かれた原作エピソードを4クールに渡ってテレビアニメ化!(第1期2022年放送予定)監督は『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』を手掛けた髙橋秀弥・木村泰大、シリーズ構成に『はたらく細胞』の柿原優子、キャラクターデザインに『おそ松さん』『映像研には手を出すな!』の浅野直之、アニメーション制作は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ、『炎炎ノ消防隊』のdavid productionが担当。そして、主人公の“ダーリン”こと諸星あたると、ヒロイン・ラムという稀代のカップル役を神谷浩史と上坂すみれが演じる。大胆不敵、恋にも全力、でもどこか切なくて…あたるとラムのボーイ・ミーツ・ガールを、銀河中から集結するキャラクターたちが彩るラブコメディ。目を見て「好き」と言えない今だからこそ届けたい。ゴージャスでタフ、クレイジーな“やつら”の青春がかけめぐる!

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

否定も肯定もできなかった・・・。

とりあえず、一通りは視聴しました。
「あーこんな話あったなー」っていう感想でした。

どちらかと言えばフラットな感想、それと自分が高橋留美子派閥では無かった事を思い出しましたw。

もちろん、うる星やつらのアニメ放送時にいわゆる多感な時代を過ごしていた私としては、当時はラムちゃんを可愛らしいと思ってはいましたし、嫌いでは無かったんです。
(最初は、あんまり可愛くなかったですよねぇwww釣り目、猫目がちで、それがだんだんきれいに、グラマラスになっていったのを覚えています)
それに、あれだけ長期間放送し、映画も複数作られていましたしね、こちらも一通りは見ているクチになりますので、やっぱり嫌いでは無かったと思います。

でもなぁ、かなりどーでもいい話回もいっぱいありましたし、好き勝手つくってんじゃねぇかって話回もありました。
その中からユニークなクリエイターが輩出されてきたって言うのも事実だと思うのですが・・・。

そう言う意味では、スッキリと有名なエピソードばかりを見れるって言うのは悪くはないと思っていたのですが、実際観てみると思惑が外れた感じでしたね。

多少は懐かしいという思いもあったのですが、いまこのリメイク作品を観ても面白かったとは言えないなぁ、って感じです。
今作でも、やっぱりラムちゃの可愛い要素は感じたのですが、それも限定的なものでした。
自身が年食ったのもあると思いますし、ちょっとやはり時代的な差分もあるんでしょうかねぇ、今の時代には合ってはいないと思ったかなぁ。


ただ、今の時代の若い視聴者が見るとどんな風に思うのかな、って気にはなりました。

そもそも、このタイミングでのリメイクは、当時を知る人がある程度のポジションになって、もう一度ラムちゃんに会いたくなったのかな、って思ったりもしています。
ま、個人の妄想ですが。


作品自体は、物語はものすごくでっかいところではあると思いますが、基本考える必要は無いですよね。その都度のキャラクターのドタバタを楽しむっていう感じですから。
固定されたキャラクタが活躍する際には、まぁ、物語性も少し強くはなるかなって感じです。
声優さんは、先代作品からの声優さんをリスペクトしたのかな、きっちり話題性も含めて配置し、主要キャラもイメージを先代どおり引き継いだ感じでした。
がらっと変えてみても良かったっと思うけど・・・。
最近、ちょっと今風の作品を観たのを思い出して、そんな風に思いました。(リコリスの事です。)
何なら「~だっちゃ」さえ変えてみても良かったくらい位に思いました。
もう少し軽いノリにしても良かったのかなと・・・。

音楽は、いい感じに作ってあったとは思いますが、私の好みでは無かったです。これは好みの問題ですね。

キャラは、長らくお目にかかってはいませんでしたが、どのキャラも見知ったキャラでした。ここに文句を言うレベルなら観ていないでしょうw。
ああ、ちょっと声優さんの方で変化した感じも見たかったって書いてましたねw文句というより、そう言うのも見てみたかったという興味と捉えていただけれ幸いです。


いろいろ書きましたけど、結局、思い出補正もありますし、作品自体がビッグネームだというのもあります。
また、この作品をガッツリあれこれ言うのはアニメ史の一刻にケンカを売るようなものなので・・・と言う思いの中で、今作、べた褒めもダメ出しもできませんでした!

なので・・・評価はフラットにオール3です。


あーあえて言うなら、今作のマンガチックな演出はあまり好みでは無かったかなぁ。
それと、ポイントポイントで出るレインボーの演出。
そちら系のジャンキーに刺さるのかな?
それともパチンコとかパチスロ案件狙ってんのかなーなんてwww。
ま、既にいくつも出ていますけどねー。

と、数年前にそちら系は完全に引退した私の感想です。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

♪あんまりソワソワしないで あなたはいつでもキョロキョロ よそ見をするのはやめてよ 私が誰よりいちばん♫

この作品の原作は未読…では無いと思いますが、きっと完走はしていないと思います。
原作の連載時期がだいぶ昔なので、視聴した当時の記憶が相当曖昧になっています。

それはアニメについても然り…
当然第1話の鬼ごっこについては視聴した記憶が鮮明に残っています。
ですが、それ以外は特に印象に残っていなかったり…というか、実は殆ど見たことないんですよね^^;

レビューを書くためにwikiをチラ見したところ、こう書かれていました。
その内容の斬新さと魅力的なキャラクターは1980年代のみならず以降の漫画界とアニメ界に衝撃を与え、当時の若者たちの圧倒的支持を受けて一大ブームを引き起こし、若者文化にも影響を与えた。

…だそうです。
少なくても私はその当時の恩恵には微塵もあやかることはできませんでした。
従って、今回がほぼ初見になります。

こうしてリメイクされなければ、きっとずっと視聴する機会は無かったと思うので、その機会をくれた作り手の皆さまには感謝です。


でもうちは、やっぱりダーリンが、好きだっちゃ。

地球“最凶”の高校生・諸星あたると、宇宙から舞い降りた“鬼っ娘”美少女ラム。
二人の出会いからすべてが始まった…!

今なお第一線で活躍する高橋留美子による鮮烈のデビュー作「うる星やつら」。
小学館創業100周年を記念し、選び抜かれた原作エピソードを4クールに渡ってテレビアニメ化!(第1期2022年10月放送予定)

監督は「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」を手掛けた髙橋秀弥・木村泰大、
シリーズ構成に「はたらく細胞」の柿原優子、
キャラクターデザインに「おそ松さん」「映像研には手を出すな!」の浅野直之、
アニメーション制作は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「炎炎ノ消防隊」のdavid productionが担当。

そして、主人公の“ダーリン”こと諸星あたると、ヒロイン・ラムという稀代のカップル役を
神谷浩史と上坂すみれが演じる。

大胆不敵、恋にも全力、でもどこか切なくて…
あたるとラムのボーイ・ミーツ・ガールを、
銀河中から集結するキャラクターたちが彩るラブコメディ。

目を見て「好き」と言えない今だからこそ届けたい。
ゴージャスでタフ、クレイジーな“やつら”の青春がかけめぐる!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

今回色々と改めて知ることができました。
1980年代に放送されたアニメは、約4年半に渡る超大作だったそうです。
それに加えて6作の劇場版と12作のOVAも制作されたんだとか。

個人的にはどちらかと言うと高橋留美子先生の「めぞん一刻」の方が好きで、単行本を全巻持っていた上、当時のテレビ放送を全話録画して持っていました。
あの頃はVHSビデオで録画していたので、今となっては再生方法も謎ですが、そもそも現在進行形で行方不明なので、きっともう二度と出会うことはないんだと思っています。
因みに、「めぞん一刻」は約2年間全96話が放送されたそうです。

こうしてみると、昔の作品って長寿ですよね。
今ほど対象となる作品が無かったからなのか、アニメーション制作スタジオそのものが少なかったのかは分からないですけれど…^^;

一方、物語の方は日常系の作品ですが、ちょいちょいSFチックな要素が散りばめられている感じで、宇宙人が出てこようがUFOが出てこようがあまり皆さん驚かず、色んなものが壊れたとしても、次の物語の時にはすっかり元通りになっていたりなど、いささかご都合主義的な一面はありますが、当時はそれも含めてご愛敬なのでしょう。

現に、現在の作品でも次の瞬間には元通りなんて作品はいくらでもありますからね。
そういう意味で行くと、この作品はコメディ設定の先駆けなのかもしれませんね。

それと個人的には声優さんの配役が素晴らしいと思いました。
諸星あたる:神谷浩史さん
ラム:すみぺ
面堂 終太郎:宮野真守さん
三宅 しのぶ:まややん
サクラ:みゆきち
テン:あおちゃん
ラン:香菜ちゃん

この中でも特に面堂役を演じた宮野さんと、ランを演じた香菜ちゃんには大絶賛を送りたいと思います。
コロコロ変わるキャラを見事演じられていました。
特に狂暴になったランをここまで豹変させられるのは最早香菜ちゃんの天性の才能と言っても過言ではないでしょう。
ランにはこれまであたるとの接点は微塵もない、サブキャラとうい立ち位置でしたが、個人的には一推しだったかも…

1980年代の作品に触れることはできませんが、今視聴しても十分面白と思えました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、美波さんによる「アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti」と、asmiさんによる「アイワナムチュー feat. asmi, すりぃ」
エンディングテーマは、花譜さんによる「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」と、yamaさんによる「アイタリナイ feat. yama, ニト。」
元々、「ラムのラブソング」は今思うと中毒性のある楽曲だったと思いますが、今回の主題歌の中毒性も
中々のモノだったのではないでしょうか。

2クール全23話の物語でした。
元々、全4クールの前提で制作されていたので既定路線ですね。
第2期は2024年に放送されるそうです。
昔の記憶が殆ど無いので、この物語の顛末を楽しみにしています。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 16

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

納得のリメイク版

昭和を代表するドタバタラブコメのリメイク版です。
十分知られている作品なので、物語に関してはノーコメントです。

一番気になったのが、ラムちゃんの髪の色。
緑がパステルチックなエメラルドグリーンに変更されています。
最初は違和感だったけど、その鮮やかさに今やお気に入りです。
そして、ラムちゃんのスタイルが良いこと。
究極の女性美ですね。

声優さんは豪華絢爛です。
それぞれのキャラの魅力を存分に引き出しています。
なかでも、テンちゃん役の悠木碧さんの声が意外でした。
七色の声音といってもよいでしょう。

うる星やつらの主題歌と言えば、「ラムのラブソング」です。
ラストに流れた時には、「やっぱりこれこれ」と思いました。
ただ、リメイク版もあなどれません。
OP、EDの4曲とも、センスを感じる今風なポップな楽曲です。
難しい歌ですが、ヘビロテするほど中毒性があります。

後半クールは2024年とのこと。
個人的な注目は結末です。
ドタバタか感動か。
興味津々です。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 15

68.7 117 2022年度アニメランキング117位
魔入りました!入間くん 第3シリーズ(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (70)
235人が棚に入れました
第3シリーズでは、入間たち問題児(アブノーマル)クラスに新たな試練が課される―― それは魔界の巨大ジャングルに分け入り食物確保を競う 1 年生最終バトル「収穫祭」。 クラスメートたちが互いにライバルとなり迫力の肉弾戦&謀略のバトルが繰り広げられる!? 若き魔王を決める、収穫祭が始まる!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

若き魔王を決める、収穫祭が始まる!!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第2期までは視聴済です。

ようやく2022年秋アニメの視聴も終盤に差し掛かってきました。
2クール作品なので、実質放送が終了したのは23年3月なんですけれど、ここまで視聴とレビューが遅延したのは初めてかもしれません。

NHKの作品なので視聴を始めたら面白いのは折り紙付きなのですが、ついつい視聴を先延ばしにしちゃっていました。

これからもリアルで追い続けられる作品は減るかもしれませんが、忘れずに視聴させて頂きたいと思っています。


魔界の大悪魔サリバンの孫となり彼が理事長を務める悪魔学校に通うことになった
人間の少年・鈴木入間の、悪魔学校での奮闘と成長を描くアニメ「魔入りました!入間くん」

第3シリーズでは入間に次なる試練が——
それは魔界の巨大ジャングルに分け入り食物確保を競う<収穫祭>!

クラスメートたちが互いにライバルとなり迫力の肉弾戦&謀略のバトルが繰り広げられる!?


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

この賑やかな作品の次のステージは収穫祭…!?
何でも1年生としての成績を決めるイベントのうちの一つなんだとか…
基本的にはジャングルの中で食材を確保し、その確保した食材の総得点を合計して一番ポイントの高い人が優勝するという、ルール自体はシンプルなイベントです。
勿論、一筋縄ではいかない巧妙なトリックと学生同士のやり取りがみんなの行く手を阻むことになり…物語が動いていきます。

完走して振り返って思う事…
入間が友達や自分の居場所を想う気持ちは大切で大事だと思います。
ですが、入間の設定自体が人間の領域を遥かに凌駕しています。

普通の人間ならとっくに命を落としている様な局面でもピンピンしていますので…
これがあの悪食の指輪の効力なのか、はたまたこれまで過酷な環境で生き抜いてきた強運の持ち主だからなのか…
最近、入間君を見ていると人間と悪魔の境界線が希薄になっている気がしてなりません。
でも、それが入間君にとって良い事なのだから、これも結果オーライなのでしょう。

食材の確保の仕方は人それぞれです。
皆さん、自身の強みを最大限発揮して食材の確保に奔走します。
でもそんな学生の足を引っ張る者や、食材を奪い合ったりという展開が次々に起きるので、中だるみすることなく、あっという間に視聴が進んでいく感じです。

でも、それだけじゃありません。
何とどんでん返しの奇跡を起こせる隠しイベントもしっかりと用意されていました。
まぁ、超が付くほどの無理ゲーなんですけどね。

私のお気に入りは、今回の表舞台に出る機会がありませんでしたが、はやみん演じるアザゼル・アメリ一択でした。
普段は生徒会長として凛として威風堂々とした立ち回りなのですが、乙女モードのアメリがメッチャ可愛いんです。
しかも、普段でもこれまでより入間君の事を気にしている言動が増えてきている気がしますので、これからも目が離せないキャラのトップクラスであることに間違いはありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、FANTASTICS from EXILE TRIBEさんによる「ギリギリ Ride it out」
エンディングテーマは、水曜日のカンパネラさんによる「鍋奉行」

2クール全21話の物語でした。
次回以降、1年生の最後のイベントである音楽祭の始まる前に、トンデモ展開が待ち受けていそうな気がしてなりません。
ラストに不穏な空気をメッチャ残して物語が終幕しましたので…
NHKの作品なので中途半端で終わることも、順当にいけば無いと思いますし、次回以降の放送も期待しています。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 11

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

参りました!収穫祭!

原作未読 全21話

両親から悪魔に売られた鈴木入間、悪魔の学校バビルスに通うことになり、問題児たちのクラスに入れられそこで様々なトラブルも乗り越えて後に嫌々ながらも注目を浴びる存在となり、交友も増えて学友たちと一緒に成長していくコメディ作品の3期です。

今回はランクを上げなければならないことがあって、そのために位階昇級試験である収穫祭で上位に入ること目指すためにそれぞれが修行する前半と、本編である収穫祭がメインのお話となっています。

修行はみなさんかなり大変でしたねw それぞれ特徴があって面白かったです。

そして修行の成果が出た収穫祭、特に入間くんには色々と試練がありましたね。

ランクアップのためには同じクラスでも関係なくポイントの取り合いがありました。

結果、ランクアップしたものいればポイントを取られなかったものもいました。

でも最後はみんな協力して問題を解決していましたね。

また、最後に不穏な感じのお話がありました。もし4期があればそのお話がメインになるのでしょうか。

OP 水曜日のカンパネラさん、EDはバビルズのみなさんが歌っています。

最後に、クララの修行は個人的には似合わないと思ってしまいましたw

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

3期もデビ楽しくて6666分もあっという間でした!

1期と2期はレビューを書き始める前の頃に観てたので
まだレビューは書いていないのですが、
魔入りました!入間くんシリーズは大好きな作品です♡

こんなに登場キャラが多いのに
それぞれに焦点を当てたストーリーだから
モブのような扱いをされる子がほとんどいなくて、
テンポも展開も心地いい作品です。

3期が綺麗な教室から始まったことで
アブノーマルクラスだという事を忘れそうになる、、
かと思いきや。
そんな隙を与えずに1話目からしっかり
目を覚まして現実に引き戻してくれましたね!w

{netabare}あのオンボロ教室や環境を思い出させることで{/netabare}
みんなが頑張る理由を1話目の序盤から提示してくれる
とても親切丁寧なお話の始まり方です。

また新キャラが増えましたね!
{netabare}入間くんの師匠を務める
パシリやワガママ性のあるバチコ師匠の声優さんが、
NARUTOでイタズラ放題していたうずまきナルトと同じ
竹内順子さんという事でイメージぴったりꉂꉂ(ˊᗜˋ*){/netabare}

そして声優さんといえば入間くん担当の村瀬歩さん!
3期でも村瀬さんならではの
あの高い声が上手く使われています。

#6で入間くんが{netabare}「収穫祭って美味し〜い!」と
呑気に幸せそうにムシャムシャしてる姿は、
競い合いの殺伐とした空気の中で何とも微笑ましい。{/netabare}
"収穫祭"を真の意味で楽しんでますねw

#7の{netabare}「イルマち捕獲♡」と言うクララちゃんに
ズッキュンした人は少なくないはず!!
特訓により本人の意思とは関係なく女子として
一皮むけたクララちゃんが可愛すぎました(*ノωノ)ポッ{/netabare}

#9では私の念願が叶って大満足。
{netabare}そう、アスモデウスの悪周期です!
この2人の強さを特訓後のクラスメイトと
どう差別化するのかと気にはなっていましたが
なるほど、悪周期のコントロールとは素晴らしい。

そしてアスモデウスが悪周期から脱する際の合言葉、、
パートナーのサブノックが「入間ーーーっ!」と
叫んだ瞬間やっぱりなー!と声に出して爆笑でしたwww{/netabare}

#12で入間くんの心境に大きな変化が!
{netabare}今まで魔界に連れてこられたから
人間とバレて食べられないように嫌々仕方なく
生き抜くように過ごしていた入間くんだったけど、
ついに「僕は、魔界で生きてやる!」と
自分の意思で魔界での暮らしを望んでくれた事が
たまらなく嬉しかったです。{/netabare}

#15で{netabare}クララちゃんのトラウマピンチで
入間くんとアスモデウスの3人が久しぶりに再集結して
特に大好きな3人組だから激アツでした。
アスモデウスが「おともだち」って言うの凄く好き。{/netabare}

何でもなさそうだった事が
収穫祭の最中に役立っていて、
{netabare}バチコ師匠の専属メイドで身につけた歌踊りや
会長へ読み聞かせしていたトキメモが{/netabare}
若干の伏線になっていたとは思わずクスッとしましたw

収穫祭は#18で終了。
{netabare}入間くんとリードの2人が優勝し
2位の男と呼ばれていたオロバスは3位に。

1期と2期では敵という存在がいましたが
今回の3期ではアブノーマルクラスが団結というより
それぞれライバルという形での収穫祭だったので
そういう敵は現れないのかと思いきや、
いましたね〜しっかり影に潜んだ謎の敵と思しき男。

そして入間くんが服に取り付けられた盗聴器から
人間ということが敵側にバレちゃった、、{/netabare}
一番最初に誰が気づくのか気になってた点ですが
これは望まぬ展開や!ハラハラしちゃう(´°‐°`)
もうこの時点で既に4期希望です!w

最終話では{netabare}友達なのに隠し事(人間)をしてしまっている
と悩んでいた入間くんにアスモデウスのお母さんが
友達には隠し事しちゃいけないのかと問いかけていて
とてもしっくりくる言葉でした。
本当、子供たちに観てほしい作品です。

そして自分たちのクラスに
まだランクベタの生徒がいることを指摘されて終わり!
んんん〜気になる!いた!?いたっけ君!!
これで1期を観直す理由がまた1つ増えましたw

最後にみんなが音楽会用の衣装(?)を着た
集合シーンが映って終わるのですが、
ここのアスモデウスがセクシーすぎて胸熱です。{/netabare}

主題歌は今回もDAPUMPでノリノリなのかな〜
と勝手に思い込んでいたので少し残念でした。
EDは収穫祭のテーマにマッチしていて良かったです!

投稿 : 2025/02/08
♥ : 5

68.6 120 2022年度アニメランキング120位
くノ一ツバキの胸の内(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (200)
587人が棚に入れました
人里離れた山の奥深くで、とあるくノ一集団が暮らしていました。その集団の名は、あかね組。個性豊かなくノ一たちが複数の班に分かれ、互いに切磋琢磨しながら己の術を磨いていたのです。そんなあかね組には、“男性との接触禁止”という、絶対に破ってはならない鉄の掟がありました。 あかね組・戌(いぬ)班の班長である見習いくノ一のツバキは、組の長(おさ)も認める忍術の使い手で、周囲からも信頼を寄せられる筆頭格でした。 しかし、ツバキにはどうしても気になることが。それは、これまで見たことも、触れたこともない“男”のこと。一度、お会いしてみたい――考えれば考えるほど、止まらない胸のうずき。あぁ、このキモチ、どうしたら良いのですか!? 『からかい上手の高木さん』の作者・山本崇一朗が送る、“男子禁制”くノ一コメディ漫画が、待望のアニメ化! 純情可憐なくノ一たちの、ほのぼのキュートな日常、はじまります。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

でこ美少女量産中

【感想】
とても面白かったです、序盤は微妙でしたが、質の高いキャラ萌えアニメだと思います
それにしても見事なまでにでこの広い子ばっかりですね!作者の執念を感じます

話は中身なくて、美少女達がわちゃわちゃやってるだけのアニメです
すごく良かったけど中身ないのでたまに見るくらいがちょうどいいですね
萌え以外は特になにもないので萌えに興味ない人は切りやすいと思います

やたらと男子男子言ってますが、見たことも会ったこともない子ばっかりなのでイメージで勝手に言ってるだけ、耳年増ってやつでしょうか?
ツバキは男子を見ずに育ったなら男子って言われてもイメージわかないですよね、なのになんで姿もわからない男のイメージだけで思春期のドキドキ?があるのでしょうか?これはさすがに変じゃないかなー?

たぶん、男妄想ネタはすぱっと捨てたほうがスッキリして評価もされやすかったと思います

キャラ多すぎでみんな似たような顔で、みんな花の名前なので名前覚えるのが至難の業です


【作画】
ちゃんと予算がついていて作画が素晴らしいし色使いも良い
キャラクターはもちろん、和風な背景もとても綺麗で、綺麗な作画でよく動く良いアニメです

【主題歌】
欲を言えば和風な曲が良かった、OPはテンポのいい軽快な良曲、EDは萌えアニメって感じの曲ですね

特にEDは各回の主役になる子たちをピックアップしての毎回特殊EDなので、EDアニメが毎回違っているのでEDアニメを見るのが楽しみで、とても良いです!

【キャラクター】
この作者、おでこの広いヒロインが好きなのか本作もでこが目立つキャラクターが多いですね
幼いキャラクターが多くてツバキがなんかお母さんみたいな立ち位置なのが微笑ましい

【シナリオ】
特に見どころはないです、アホな話ばっかりです
でもそこが魅力で、可愛い女の子たちがわちゃわちゃやってるの見てるだけで和みますねー

投稿 : 2025/02/08
♥ : 28
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

旅館の部屋のお名前

原作未読


タイトル通り。椿・山茶花・朝顔・竜胆…と旅館の部屋名みたいなキャラがわんさか出てきます。
男子禁制である「あかね組」の里で繰り広げられるくノ一たちの日常譚(wiki)。

旅館はともかく宿泊部屋までは覚えてないのと同じで、終わってみればツバキ以外覚えていない私。
劇場版にまで辿り着き一定の評価を得ている『からかい上手の高木さん』と同作者さんということでチェックしましたが合いませんでした。

 ・低い等身のお目々パッチリキャラ(いわゆるアニメアニメしたやつ)
 ・女の子だらけでわちゃわちゃする(いわゆる鑑賞系作品)
 ・持ち回りのキャラソン(いわゆるアニメ声歌唱)

ニーズはありますのでアンテナに引っかかるようでしたらどうぞ。
私は『高木さん』も一度断念してそれでも持ち直した成功体験があったため最後まで見届けましたが、要は巻き返しワンチャンあるかもと期待したのですが、良くも悪くも一定のトーンのままでした。

 日常+α

これがないと食指が動かない私にとっては“+α”が無い本作の良し悪しを判断できかねます。
…とここまで身も蓋もない感想となってますが“+α”の萌芽は無きにしも非ずでした。男子禁制で男を見たことないツバキが抱える

 已むに已まれぬ男への憧憬

この点は続編待ちか原作見てねってことなんでしょう。もう一つ

 {netabare}男子禁制の里の秘密

先生がなにか思わせぶりでした。{/netabare}

いずれもそれらを進展させちゃったら作風変わっちゃうし痛し痒しなところではあります。原作どうなってんでしょうね。


※余談

■原体験としての“棒涸しの蛍”

なんでしょうね。くノ一といえば色仕掛けなんですよ。忍者いわば工作部隊のスパイと定義すれば、男女で工作内容の得意不得意があって、運動能力に劣る女性の役回りってあると思うのです。男がゼロとは言わんけどハニートラップ仕掛ける側って圧倒的に女性でしょ?
この作品からは女スパイが活躍する局面や工作内容の代表格みたいなところから逃げてる印象を受けます。言わば日常劇を見せるための舞台装置として“くノ一”設定を持ってきただけに過ぎない。実際そうなんでしょうけど。。。

くノ一に対する個々人のイメージに依るものかもしれません。※やや下品な内容含むので閉じます
{netabare}お題の“棒涸しの蛍”は『花の慶次』という漫画の登場人物。
立派なくノ一に育てるためにはたっぷり情をかけ(※ここでいう“情”の中身は察してね)離れられなくするもんよ、と男女の機微に踏み込んだお師匠とモブ下忍とのやり取りが当時ティーンの私には衝撃的でして、なにが衝撃的かっていうと、ハニトラの技術向上目的なのは当たり前で、裏切らないように体に仕込む(※ここで言う“仕込む”の中身も察してね)行為におそろしく説得力があったわけであります。今だと少年誌ではNGかかりそう。
くノ一のイメージが出来上がったのでありました。{/netabare}

いちいち目くじら立てるなよって話なのですが、一応作中でも工作内容のひとつとして色仕掛けにも触れてるのよね。そしてエロいの見せろよって話でもないです。前置きくどくなりましたが以下本題↓

{netabare}ツバキが抱く男への興味って単に見たことないものへの憧憬とかじゃないんですよね。『進撃』アルミンの「海を見たい」好奇心と決定的に違う。はっきり申し上げると子宮が求めてると思しき感情描写ばかりなのであります。いや俺は男だけどそこはまぁ…

 見たことも触れたこともないものに性的衝動を抱くわけないじゃん

くノ一に抱くイメージとのギャップに加えてどうにもこのもやもやが晴れないのでありました。{/netabare}


萌えアニメを鑑賞する才能が自分に不足していることは自覚しております。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 21

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

あれー???

あれれ?

なんか、私には合いませんでした。
ちょっと残念です。


物語も、女子ワチャワチャ系コメディとしては面白そうだし、事実、悪くないんだろうなとは思うのです。

作画もきれいな方だと思います。

声優さんも大丈夫。

音楽も和風な雰囲気を纏わせ、頑張っている、工夫している感が感じられました。

キャラも、悪くは無いとは思うのです。


それでも、私には合いませんでした。
★の評価は、意識して出来るだけフラットにしてみた私の感想です。


何が合わなかったのかなぁ。
・・・観ている最中に感じたネガティブなポイントをあえて言うと、
主人公のツバキが「男、男」言うのがウザかった・・・、
お品が無く感じられてしまった ⇒ からの、可愛げを打ち消してしまった。

くノ一の里という舞台を正当化するための、装置としての「男隔離」であれば、別にいちいち言わなくても良かったような気がする。
原作かなんかで、この後にも男側と絡むエピソードとかがあるのかもしれないけど(だとしたら、スミマセン。原作とか知らない者の言いぐさです)。



※少しだけ冷静になっての追記。
合わなかったなぁ、と言う所感は変わらないものの、その所感の多くは主人公のツバキである事に思い至った。

女子ワチャワチャ系のくノ一日常アニメとしては、もう少し評価をあげてみようと思う、と思い声優さんとキャラクターに星を0.5追加。
ついでに、気に入ったキャラでも書き留めておこうと思ったw。

・サザンカ:ツバキLOVEのくノ一。賑わし、弱百合、ロ〇方面かな?
・アサガオ:食べ物LOVE系、ちょっとゆる~いが観ていて楽しい。
・リンドウ:新入り、ボクっ子、男について知っているギャップ萌え系?
・タチアオイ:メタな話「私」と共感する点多しw悩めるリーダーw。
・アジサイ:悩める可愛がられ役w本人も自覚しているが抜け出せない感じw
・フキ:なんか容姿が割と好きw。
・ヒナギク:中盤以降のカワイイ騒動での姿が面白かった。
・ベニスモモ:クール(を装う)キャラ。割と好感が持てた。
・ミズバショウ:罠担当大臣。割と好みのキャラw
・モクレン:なんでも断り切れない系wビターンの治療術がおかしいw。

・・・結構いたわw。
もちろんこの他のキャラクタもフツーに楽しかったと思う。

あれれ???
私ってば、意外と楽しんでいたのかな・・・?

やっぱり、合わなかったのは「ツバキ」だったのかもしれないな・・・。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 19

68.6 120 2022年度アニメランキング120位
オリエント 淡路島激闘編(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (52)
148人が棚に入れました
淡路島激闘編、ここに開幕――! 鬼神の襲来により、人ではなく“鬼”が覇権を握る日ノ本。“最強の武士団”結成を誓い、故郷を飛び出した武蔵と鐘巻小次郎は旅の途中で出会った服部つぐみと3人で「鐘巻武士団」を結成。鬼を倒す唯一の武器である「鬼鉄刀」を手に入れ、夢への一歩を踏み出した。 そして播磨で、武蔵たちは上杉竜臣率いる大武士団「上杉武士団」と出会う。彼らの目的は、淡路島を飲み込んだ巨大鬼神“砲戦竜八岐大蛇”の討伐。そこには武田尚虎率いる「武田武士団」や武蔵と同年代の武士である島津秋弘や尼子勝巳たちどこか浮世離れした人見知りの姫・猿渡みちるの姿もあった。さまざまな思惑が渦巻くなかで、武蔵たちも鬼神退治に参戦する。 対する八岐大蛇は、“一度も傷ついたことがない”鉄壁の鬼神。武蔵たちの新たな闘いは、いまだかつてないほど苛烈を極めようとしていた――。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

作画さえ良ければ

【紹介】
マギ作者の新作アニメ「オリエント」の2期
熱血系主人公が気持ちの強さで突っ走るけど自分の弱さに気づいて挫折して仲間と支えあいながら成長していって強い敵に挑むといういかにも少年漫画っぽい話です

【感想】
キャラクターも増えて賑やかになりました、キャラクターが苦悩するシーンが目立つので好き嫌い分かれそうだけど見やすい話で面白かった
タイトル通りの緊迫した戦闘が続く激闘編でしたが、相変わらず作画は酷い
作画さえ良ければ・・・もったいない作品です

キャラクターの多くは実在の戦国武将をモデルにしているみたいですが、あんまり忠実にモデルにしてる感じではないかも
シナリオは良くも悪くも単純で人を選びそうだけど信念をもって戦うキャラクターがとても良くて私は好きです

【キャラクター】{netabare}
一番好きなキャラは小次郎
最初はもっと冷たいキャラかなって思ってたけど意外と面倒見いいし直情的な武蔵のいい相棒って感じでカッコ良くて頼りになって最高です
あとはつぐみ、武田団長、直江兼竜も好き

武蔵は無鉄砲なところが目立った一期と比べると仲間を助けるために一生懸命になるところが目立って
だいぶ成長しましたし、以前は敵対していた人とも協力して敵と戦うシナリオは熱い

みちるの父は最後に間違いに気づいて改心してくれたけどあれだけひどいことしといて取り返しのつかないことしてから改心してもなんか納得いかないかなー
アニメのキャラに怒ってもしかたないけど、ホントに倒さなきゃならない悪って感じで不快でした

みちるはなんかそのまま仲間になっちゃうような話の展開だったけどこのパターンで仲間にならないってウソですよね・・・
つぐみも似た話の展開で仲間になったから絶対仲間になるやつだって思って疑わなかったのでとてもショックで呆然としてしまいました

でも救いのない壮絶な人生を歩んできて最後に武蔵と出会えたのはせめてもの幸せだったと思う
こんなことになる前に改心してほしかったです・・・

みちるの心からの笑顔が見れたのは良かったけど、武蔵達と一緒に旅をするみちるが見たかったなー
それだけが残念だけど、守りたいものを守れない挫折と悲しみを味わった武蔵はきっとまた強くなると思います
{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 16

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦っている一人一人の心が丁寧に描かれている群像劇

この物語をひと言で述べるとすれば、多くの登場人物が活躍する群像劇。
私の親しいキャッチさんから推薦してもらいました。
これは「オリエント」の続編なのですが、この淡路島激闘編のほうが何倍も面白く、しかも感動できます。
現在、GW期間中なのでYouTubeにて無料で視聴できますよ。

鬼に統治された世界から人間を解放するために戦う武士団。
その武士団の一人が主人公のムサシ。
でも、このアニメではムサシの活躍だけでなく、多くの登場人物の心が丁寧に描かれています。

その中でも特に、この物語のヒロインであるミチルの宿命には、思わず心を揺さぶられました。
父親から失敗品の烙印を押されて、今まで全く期待されなかったミチル。
父親に認めてもらいたい。父親に褒めてもらいたい。それが彼女の願いでした。

その彼女に与えられた今回の使命、それがムサシの暗殺。
でもムサシにより生きることの楽しさ、人の優しさをいつの間にか教わってしまう。
そして、ムサシが誰よりも大好きになってしまいます。
だからミチルは悩みます。

そんなミチルの葛藤をあざ笑うかのように、鬼と武士団との戦いは苛烈を極めていきます。
そしてそんな中でも、ムサシの正義感と優しさは、多くの人の心に共感します。

ミチルは心に大きな風穴があいた少女。
親から相手にされず、妹たちからも馬鹿にされる悲しい少女。

かたやムサシも、かつては心に大きな風穴を持っていた少年。
幼くして両親が亡くなり、親戚一同から冷たくあしらわれた少年。

だからこそムサシはミチルの苦しさがわかる。ミチルの悲しみが理解できる。
ミチルと一緒ならば、お互いの心の風穴を埋めることができるとムサシは信じていました。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 16
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

最初で最後の自由 ~幸せな時間~

淡路島編ですね。
個人的には好きなエピソードです。
キャラが一気に増えるのがこの淡路島編ですね。

主人公のムサシは優しい人間だけど
{netabare} 彼は戦闘経験もが浅く知識が乏しかった。
だから、島津のやり方が横暴だから従えず反発するけど、戦い方を知らなくて……

実は自分が不貞腐れていただけだと気づく。
少しムサシの気持ちはわかるかな……
こんな時って不思議と周りの人が全員が自分を見下してるように見えるのかもしれません。

勿論、全員がそんなふうにも思ってないけどムサシから見たら、そう感じるのでしょうね。
作中でもムサシを心配する声はあるけどムサシは全員から馬鹿にされてると感じてたみたいですしw

だから、中々自分からは仲間に声を掛けられずにいたけど、カツミに声を掛けて貰えたのは、ムサシはかなり救われたんじゃないかな?
確かに彼は何も知らなかったけど、知らない事は恥ずかしい事じゃないし教えて貰えばいいだけですもんねw {/netabare}


ミチルの境遇は悲しいものです。
{netabare} 父から作られた彼女……自分は名前を与えられて作られた特別な存在で価値がある。
だからこそ父に価値を認めて貰い続ける為に期待に答え続けなきゃいけない。
彼女は期待に答える為にムサシを殺さないといけない…… {/netabare}

でも、ムサシは、ミチルに笑いかけてくれて名前も呼んでくれる。

ミチルが言うには{netabare} 「なんの価値も示さなくても、役に立つ事をしなくても、無条件で笑いかけてくれた人」なんだそうです。

きっと、ムサシは別に特別な事をしたわけじゃない。
家族や友達や仲間に接するように変わらず接しただけの事です。

家族や友達や仲間は価値があるから一緒に居るわけではないし、役に立つから一緒にいるわけでもない、普通に笑いかけるものです。

当たり前であり当然なんですが、彼女にはそれが新鮮で特別だった。
そうした事を当たり前にしてくれる人が居ると言う事を初めて知った。{/netabare}

何故なら、ミチルはそうした者とは無縁の世界で生きて居たからです。

だからこそ、ミチルに心境の変化が産まれる。
{netabare} ムサシに恋心を抱いてしまう。
ムサシを殺したくない。{/netabare}

しかし、そんな中…

{netabare} 鬼から奇襲を受けミチルの正体がバレてしまう。
知られたくない人に知られてしまう。
任務の事も正体も……

彼女は涙を流しながら「お父様の信頼を勝ち取りたくて貴方を傷つけようとした。そんな事してはいけなかったのに、誰かに必要とされたいからって、どんな酷い事をしていい理由にはならないのに」と話します。

彼女は元々解っていたのだと思います。
自分のやろうとした事が間違えなのだと……
でも、多分解っていても彼女にはそれが出来なかった。 {/netabare}
それでも、期待に答えたかったのだと思います。

だから、ムサシはミチルを連れて逃げ出す。
{netabare} ムサシ「親の期待に答えたいと思うのは間違えじゃねー」と彼女の手を引っ張り走り出す。
{/netabare}

此処からは上杉武士団の強さを見せる戦いであり、敵が明確になる戦いですね。

そして、ミチルとムサシの前に父が現れる。
{netabare} ミチルは父と戦おうとするムサシを止めたて、父の期待には答えたいけど、ムサシも殺したくないから父を説得しようとするけど……

腹を立てた父はミチルを石に変えてしまう……
その後、元に戻すのですが……記憶を喪失させた。
子供には人格は必要ない親に忠実であるべきだと……だから記憶を消したとの事。

父はミチルを失敗作と呼び、親の役に立てない子供に存在価値はないと言う。 {/netabare}

こんな奴は父親と名乗る資格すらないと思うし
正直、私には、ミチルがどうしてこんな屑みたいな父に、酷い事を言われて、酷い事をされて、それでも期待に答えようとする気持ちは私には理解出来ません。

でも、酷い事を言われようが扱われようが、やっぱり彼女には父親なんだと思います。

{netabare} ミチルの記憶の中に父親の「また、失敗作だ、どうして僕にはガラクタしか作れないんだ!クソ!」と言う父の自分を悲観する言葉で出てきます。

この言葉を聞いて打ち捨てられたミチルの眼に光が宿るのですが……

私は、ミチルは信頼を勝ち取りたかったと話して居ますが、このシーンをみた時に、ミチルは本当は父に自分に自信を持って貰いたかったのかな?と感じました。 {/netabare}

彼女は優しかった。
{netabare} だから、その悲観するセリフを聞いて、もしかしら自分が父の期待に応えられたら父親が、もっと自分が作り出した者に自信が持てるようになる。

そうして、父は兄弟にも引け目を感じてるし弱い弱いと馬鹿にされてるシーンもあるくらいなので、そう言う意味でも自信をつけて欲しかったのかな?って感じました。

そうして、父が自信がつければ産まれてくる存在が、自分の様にガラクタだと捨てられなくなるかもしれない。{/netabare}

そうした事が心の奥底にあるのではないかと思いました。
この辺りは私の完全な想像なんですが、優しい彼女なら有り得るのかな?って。

そうであるなら、ミチルの気持ちを知ろうとも知らずに考えずに酷い扱いをするのは本当に許せないですね。

そして、ミチルを奪われたムサシと痛手を負わされた上杉武士団の仲間を助ける反撃が始まる!

戦闘シーンはね。
それぞれの戦いに見せ場がありました。
ムサシはね……なんか凄く成長しましたね。
最初は常に突っ走て周りなんてあまり気にしない感じがしてたけど、しっかり仲間を一人一人を意識してる感じがしました。

島津はね……
アキヒロって見ていると自分勝手な奴にしか見えないんですよね。

{netabare} でも、彼には兄貴分が居て兄貴分のハルヒサを本気に兄貴のように慕ってて、でも自分の方が武士としてはクライの高い赤橙武士……
それでも、自分には無理だと言い続けて否定すればするだけ兄貴分を傷つける事になる。

でも、鬼の角を折る事が出来る赤橙武士はアキヒロにしかなれなくて、覚悟を決める不器用だけど仲間達が島津の家で認めて貰えるように厳しく仲間に接したり悪役を演じてみたり、仲間から恨まれても自分が死んでもいいから仲間が島津で認めて貰えるって。

ハルヒサは……アキヒロを邪魔に思ってた事もありました。
アキヒロが居なくなれば自分が1番になり兄貴分の立場に戻れると……

でも、アキヒロのピンチに駆けつけたハルヒサは兄としてはカッコイイですね。
確かに武士の色や役目が上でもアキヒロは心の中ではハルヒサが兄だったんだなぁ〜ってw
役割や色とか位とかじゃなくてハルヒサとして尊敬してるんだなぁ〜ってw {/netabare}

で、ミチルは父により刀にされて戦わされます。
でも、彼女は泣いてしまう。
ムサシと刀を交える為に。

ミチルはね。
ムサシの事を覚えているんですよね。
{netabare} 確かに記憶はなくなった。
多分人間、記憶を失っても心には残っているのかな?と思います。
その時に感じた感情を心に。

だから、ムサシの名前を呼ぶと心が暖かくなるのだと思うし、父の役に立ちたい心と、間違えに気づけた心が葛藤する。

でも、ムサシと心で会話して彼女は自分で選びとる。
ムサシと共にある為に!父親を倒す為に!

黒曜の女神を解放したムサシはかっこよかったですねw
今までの苦戦は何だったのかとw
無事に核を破壊する。 {/netabare}

最後にミチルは父と会話をした。

彼女は自分の気持ちを伝える。
{netabare} 多分彼女の幸せは親子としてあり方。
単純に親子がする事をしたかっただけ……
ただ、親子になりたかった。

でも、父はミチルの心を否定してしまう。
最後に父は気づく……ミチルを分身だと一心同体だとか言っていたけど、ミチルはミチルで個人である事に。
父が最後に何を言いたかったのかは解らない……間違えに気づいてから……

もしかしたら、父は自分の分身だからって理由でミチルを見下し道具として扱っていたのだろうか?
だとしたら……ホントは自分で自分を見下していた事になる。{/netabare}

後日、ミチルはムサシとデートする。
{netabare} 自由を許されなかったミチル……
彼女の最初で最後の自由……
凄く楽しそうな彼女はホントに幸せそうでした。

私は最初はミチルは仲間になるんだと思いました。
EDにあった様な金巻武士団にはいって4人で旅をするんだと……
でも、彼女にはホントはあまり時間がなかった……
最後まで笑顔でムサシの前から消滅する。

消滅は悲しいし怖いけど、ムサシが作った時間がホントに楽しかったんだと思う。
そうした物全てを描き消してしまうくらいに……そして涙を流すとムサシが中の最後のミチルが涙顔になってしまう。

ムサシがくれた物へのミチルが返せる1番の物が笑顔だった。
貴方がくれたものが私を笑顔にしたんだよって。 {/netabare}

実は、原作ではこの後
{netabare} ムサシが泣くんですよね……
アニメではカットされてますが、そのシーンがなんか切なくて…… {/netabare}

アニメは3期やりそうだけど現時点では原作の進み具合的には無理な気がしますね。
どこまで進んでるんだろ?

投稿 : 2025/02/08
♥ : 7

68.5 122 2022年度アニメランキング122位
現実主義勇者の王国再建記 第二部(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (200)
712人が棚に入れました
異世界に召喚された相馬一也は、エルフリーデン王国の王位を譲られて以来、辣腕を発揮し、王国の政治・財政を立て直していった。そして、三公の反乱とアミドニア公国の侵略を鎮圧したソーマは今、新たな問題に直面していた。 アミドニアの首都ヴァンを失い敗走した公太子ユリウスが復権を狙い、人類宣言の盟主たるグラン・ケイオス帝国に助けを求めたのである。始まる女皇マリアの妹ジャンヌ・ユーフォリアを代表とする帝国との交渉。それはエルフリーデン、アミドニアだけではなく、大陸全体の運命をも左右するものとなろうとしていた――。

声優・キャラクター
ソーマ・カズヤ:小林裕介
リーシア・エルフリーデン:水瀬いのり
アイーシャ・ウドガルド:長谷川育美
ジュナ・ドーマ:上田麗奈
ハクヤ・クオンミン:興津和幸
トモエ・イヌイ:佳原萌枝
ポンチョ・パナコッタ:水中雅章
カルラ・バルガス:愛美
ロロア・アミドニア:M・A・O
マリア・ユーフォリア:金元寿子
ジャンヌ・ユーフォリア:石川由依
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

第22話は心に響きました

この物語は第二部です。第一部が未視聴の方は、先に第一部を視聴してください。

この世界に召喚された現代人の相馬一也(ソーマ)は、エルフリーデン王国の王位を譲られた後、国の政治や財政を現代に沿った形で立て直しています。

第二部では、ソーマは多くの人達と知り合いになり、国はますます豊かになってゆきます。
その中でも異色の脚本として私の心に響いたのは第22話でした。
政治の基本は人を幸せにすること。それをつくづく感じる内容でした。


第22話の主人公はジンジャー・カミュ。ソーマは最後に少ししか登場しません。

奴隷商人のおじいさんが亡くなった後、カミュは奴隷たちを養う責任者となりますが、彼は奴隷商を続ける気がありません。奴隷商としての知識もありませんでした。

当時の奴隷たちは消耗品の道具と同じような扱いを受けていました。
粗末な衣服や不十分な食事しか与えられず、奴隷の親子・兄弟は別々に売られてゆき、二度と親子や兄弟が再会することはありません。
(これはリンカーンが奴隷解放をするまでは、実際にアメリカでも行われてきたことです)

奴隷の中にサンという少女がいました。彼女は勇気を振り絞って「奴隷を売る際は親や兄弟を離れ離れにしないようにしてほしい」とカミュに願い出ます。
当時は奴隷が主人に口答えするのは厳禁です。おそらくサンは鞭で打たれるのを覚悟のうえだったはずです。
どんなに鞭で打たれようが、家族の絆を引き裂かれる奴隷の苦しみを失くしてほしかったのでしょう。

サンの話を聞いたカミュは、{netabare} その願いをかなえます。必ず親子や兄弟が一緒でないと奴隷は売らないと約束{/netabare}します。
{netabare}それだけでなく、彼は奴隷たちの衣服を普通の人たちが着るものと同じにします。
「みすぼらしい服を着ていたらひどい扱いを受けやすいが、立派な服を着ていたら大切にされるはず」それが彼の考えでした。
さらにカミュは、奴隷たちに読み書き計算を教えます。
「付加価値をつければ高く売れる」それがサンへの説明でしたが、それだけではないことは明白です。
彼は奴隷たちに幸せになってほしいと願っていました。
だから彼は奴隷を買いたいと言ってくる人たちを必ず面接します。
どんなにお金を積まれても奴隷を大切にしそうにない人には決して売ることはしません。{/netabare}

カミュが奴隷たちを手放していく様子は、まるで孤児たちに里親を斡旋するように愛情が感じられました。


カミュのこの行動は、やがて大きなできごとに発展してゆきます。国の制度に変革をもたらします。
やがてその変革は、近隣諸国にも波及してゆきます。

たった一人の行動が国の制度を大きく変えるのです。多くの人が幸せになるのです。
奴隷の境遇を改善したカミュも立派でしたが、危険を顧みず意見を言ったサンの勇気も見事でした。
この二人が幸せになることを願います。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 21
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

君主論信者の王国粛清記

同期に放送している天才王子~と内容が完全に被っているのですが、作画やデザインは天才王子のほうが出来がいいので見た目で負けています。
ただ、天才王子のほうは天才とは名ばかりなので、中身はこっちのほうがまともかも。

現実主義勇者は高校生の秀才が国動かしていて、周りがそれに合わせて無能になっている感じ
天才王子は凡人が国動かしていて、周りがそれに合わせて無能になっている感じ。
五十歩百歩?

1期と良いところも悪いところも一緒。

良いところはヒロイン可愛いのと、国の内政や外交を自由に動かせる立場で王国再建するという設定が面白い

【悪いところ】
作画以外は天才王子よりマシですが、やっぱりこんなんでうまくいくわけないっていうのがあるので素直に見れないところありますね。

・困難はいっぱいあるけどあまりにもうまくいきすぎで、シミュレーションゲームのイージーモードを見ているみたい。
・作画がかなり悪い。
・テンポが悪い
・主人公は頭良いと思うけど、知識の応用とか経験から学んだこととか考察とかがなくて、マキャベリの君主論をそのまま引用するだけで創意工夫がないところなど見ても一生懸命教科書読んで勉強しましたーって感じがするんですよね。

君主論を崇拝しているのはわかったから、ソウマ自身はどうしたいの?ってコト。
君主論に操られているようではとても英雄にはなれない。

こういう人は天才じゃなくて秀才って言う。
よく勉強してて偉いねーっておじいちゃんおばあちゃんから褒めてもらえるやつ。
天才として描きたいなら、「教科書」の枠を出ないと無理だと思う。

{netabare}
・腐敗に関わった貴族の粛清が最後は雑すぎたかな。
今までの内乱も裁判も貴族の腐敗が根源にあるとわかっていて、なんとかするために1クール以上使って動いてきたのに
最後の最後に「斬れ」の一言で片づけていました。
君主論に出てくる残虐性を見せるパフォーマンスとしての意味が強かったと思うけど
そんな強引な粛清ができるなら、腐敗を調べさせてもっと早くやれば良かったのでは?

・他国の君主に説教するところは主人公の株まで下げたかな。
一応は国のトップ同士の交渉なので、挑発や説教は権威を下げるだけかと。
恰好はラフだったし最初から貴賓との会談っていう気持ちはなく見下していたんだろうと思いますが。
そうなると主人公の人間性に共感できなくなってくる。
{/netabare}
・安易にハーレムになるのでラブコメの面白さがない。
可愛いヒロインいるんだから、そっちをもっと大事に扱えばいいのに。

【シナリオ】
わかりやすくて見やすいのはいいと思いました。
{netabare}
でもヴァン領土を1期の時に手に入れた時の感じから、今後帝国が干渉してきて返還することになるけど、主人公の統治のほうが良かったってなって問題が噴出する流れかな?と思っていたら、長い時間かけてだいたいその通りになってひねりがないなあって思った。{ne {/netabare}


【感想】
シナリオは主人公の有能さがあまり感じられず残念ですが、滅亡寸前の王国を立て直すというコンセプトは面白いですね。
細かいことを気にしなければ普通に面白いアニメだと思います。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 19
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

現在の国際情勢からも、考えさせられる21話目

あにこれはアニメを楽しむサイトなので、あまり政治的なことは書きたくない(し、書いてきていない)のですが、流石に今回は看過できないですね。

本作の21話目。東西の争いを寓話的に表していました。レビューではアニメ内の寓話を要約して引用し、私感を述べます。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
東の神様は言いました。世界は平等なのだ。人間よ、同じ分働き、同じ作物を得なさい。

西の神様は言いました。世界は自由だ。人間よ、自由な時間に働き、自由に作物を採りなさい。

困ってしまったのは、その境界付近の国々です。その2つの神様を信じる国々が争ったら、真っ先に被害を受けるのは自分達だからです。

そこで、3つの取り決めをしました。

1つ。武力で国境線を変更するのはやめましょう。

1つ。それぞれの国の民族に自分のことは自分で決められる権利を与えましょう。

1つ。東西の国の文化交流をはかって仲良くなりましょう。

この寓話の結末は、東の神の勢力が力を失い、全面戦争にはなりませんでした。しかし、後に多民族国家で、ある民俗が独立をはかります。これを認めれば、「武力による国境線の変更」を認めることになり、認めなければ「民族自決の原則」に反する。この矛盾に、ルールを定めた国々は身動きがとれなくなります、、、。


このアニメでは、主人公の国が人類宣言に加盟していないため、人類宣言加盟国から侵略され、撃退したことで1都市の統治を獲得。しかし、大国の要請によりそれを変換。後に、返還後の圧政に苦しんだその都市が主人公サイドの治世を求めて国を変える。それに他の都市も連鎖的に主人公サイドに流れ、結果として、国家が併合されてしまいます。

アニメが放送されたのは、一昨日の2月27日。

びっくりするくらい、今のウクライナの情勢に近いんですよね。ただし、プーチンには正当性が全くなく、単なる侵略戦争ですが、本作には、主人公サイドに正義があり、併合される国の国民もそれを望んでいるように描かれている点が違いますが。

これは、アニメの制作サイドも気を遣ったのだろうと思います。あまりにもタイムリー過ぎる上に、主人公が(結果的には)ほぼロシアと同じことをしているのだから。

資本主義と共産主義の戦いなんて、目には見えないものの戦いなんだから、紙とペンで存分に行えば良い。議論をすること自体は悪いことではない。

ただし、それを暴力によって押し通そうとした時点で、言論や思考の戦いは放棄した=負けを認めた ということになる。

「暴力とは弱さの1つの形である」D・ロシュトー

フランスのサッカー選手の言葉だが、真実を捉えていると思う。それが戦争であれ、私たちの身近な人であれ、暴力に訴える人は本質的には弱い。

それは間違いのない真実だが、暴力の恐怖というのはその理不尽なまでの威力にあって、いくら自分が正しいことを言い、相手が間違っていたと証明しても、ナイフで刺されたら死んでしまう。死んでしまっては、いくら正しくたってなんにもならない。まさに、今、ウクライナの方々はそういう理不尽さと戦っているのだと思う。

今回の戦争は、ロシア国内でも批判されているという。そりゃそうだ。ロシア人でも戦争を望まない人の方が多数ではあるだろう(と信じたい)。

私の知り合いに、柔道で全日本3位になった人がいて、昔、プーチンと練習試合をした(リアルに)。プーチンも全く弱いわけじゃなかったが、全日本選手権に出たら1回戦負けかなという感じだったらしいが、結局彼は投げることは出来ず、判定で負け(てあげ)たらしい。

やはり、こういう状態が良くないんだと思う。

「人間の行為のなかで、何がもっとも卑劣で恥知らずか。それは、権力を持った人間、権力に媚を売る人間が、安全な場所に隠れて戦争を賛美し、他人には愛国心や犠牲精神を強制して戦場へ送り出すことです」

「何百年かにひとり出現するかどうか、という英雄や偉人の権力を制限する不利益より、凡庸な人間に強大すぎる権力を持たせないようにする利益のほうがまさる。それが民主主義の原則である。」

「民主共和政治の建前──言論の自由のおかげである。政治上の建前というものは尊重されるべきであろう。それは権力者の暴走を阻止する最大の武器であり、弱者の甲冑であるのだから。」
 
「戦争の90%までは、後世の人々があきれるような愚かな理由で起こった。残る10%は当時の人々でさえあきれるような、より愚かな理由で起こった。」

全て、「銀河英雄伝説」の「ヤン・ウェンリー」の言葉です。彼の言葉を借りるのなら、正に今、「残る10%」の戦争が行われているわけです。

「私は少し歴史を学んだ。それで知ったのだが、人間の社会には思想の潮流が二つあるんだ。生命以上の価値が存在する、という説と、生命に優るものはない、という説とだ。人は戦いを始めるとき前者を口実にし、戦いをやめるとき後者を理由にする。それを何百年、何千年も続けて来た……」

1日も早く、この戦争が終わり、ウクライナに、そして世界に平和が訪れることを願っています。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
交渉になかなか見所があった。引かないところは引かない。交渉だけで1話使うのは、転スラ2に通ずるな。アニメスタッフの気概は感じる。

2話目 ☆3
ジャンヌ、以外に抜けている。普通、魔族が魔獣を食べた段階で、2つの種族が異なる、もしくは主従の関係にあることくらい分かるだろ。魔族は少数民族。結局、現代無双はあるな。

3話目☆3
アニメだからだが、即決即断だな。王女、恋のライバルかな(笑)? 

4話目 ☆3
あの王様、やり手なのか? ちゃんと死んだ? 実は生きてる感じかな。

5話目 ☆4
ガッツリ殺したな。残虐の使い方。そしてラブコメ(苦笑)

6話目 ☆2
これは、、、かなりチートが進みそうだな。

7話目 ☆3
ジーニャの存在は、この作品のバランスを崩しそうだな。あ、逮捕案件だw まあ、今併合しなくても、結果的に3国と国境は接するわけだから、とりあえずもらえるもんはもらっといた方がデメリットは少ないわな。人材活用は良いけどね。

8話目 ☆4
人材を集めるのは良いけど、わりと使い捨てなのがな。資本主義と共産主義の争いと、そこに挟まれた国。狙ったわけじゃないだろうけど、ウクライナ問題にタイムリーだな。んで、今回ウクライナが最大の被害者であり、どう考えても無理筋なロシアの言い分なのに、拒否権でそれを通せるという、絶望感。やはり、大国の枠組みだけで物事を決めると歪みがでるよな。

9話目 ☆


10話目 ☆
ちょっとあれだな、抗生物質とかまではご都合主義になるな。北斗(笑)

11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 17

68.5 122 2022年度アニメランキング122位
継母の連れ子が元カノだった(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (220)
691人が棚に入れました
まだお互いに、好き同士。そんな元カップルが――親の再婚できょうだいに!? 第3回カクヨムWeb小説コンテスト大賞受賞の人気ノベルをコミカライズ! 一つ屋根の下で繰り広げられる、ひたすらに甘くて焦れったい悶絶ラブコメ!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラブコメに見た目と雰囲気は大事だってわかった

【感想】
絵がキレイだし雰囲気のいいアニメなのでお気に入りです!

設定が変わってるのに普通のラブコメになっててなんのための設定なのかなって思うけどキャラデザかなりいいし、前向きなラブコメで雰囲気も良かった、主題歌もいい感じ
このアニメ、見た目と雰囲気の良さでだいぶ得してるとおもいます

主人公の水斗が理屈っぽすぎて好きになれないけど不快感はなくて、たぶん落ち着いたしゃべり方と顔がイケメンなのが大きいかな?
これで顔とか作画が微妙だったらたぶん不快感で途中で切ってたと思う

男性視点で水斗にちょっと都合が良い感じするのでどっちかというと男性向けかな? 不快なほどじゃないけど
ラブコメが好きならいいアニメだと思います!

おはなしに同居と元カノの設定をうまくいかせてたら良かったかも
話し方とかプライベートとかあまり高校生らしさがないかな?

【キャラクター】
{netabare}
好きなキャラクターはいさなと小暮、ツゴウガイイ感じがするけどいい友人キャラ

水斗は面倒くさい性格してるし打算的で理屈っぽくて嫌味ったらしいけど顔はイケメン
結女、いさな、暁月は性格は変だけど顔はかわいい
不快なキャラクターはいないけどみんな変な性格してて付き合ったらめんどくさそう
暁月は友人キャラだからいいけど、かなりアブナイ子でゾワッてなった、小暮君の将来がしんぱいです・・・
{/netabare}
【シナリオ】{netabare}
ふたりとも全然気持ち冷めてなくて特にゆめのほうは最初から主人公に気がある感じなので普通の同居ラブコメになってて
両想いだけどお互いの距離をどうしたいか探ってるだけの面倒くさいカップルでした
周りのキャラクターが二人の恋愛のために不自然な性格にされてることと、
サブヒロインもいるけどゆめの障害になってる感じじゃないのが残念
{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 21
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

違うんだ!こう言うのが見たいのではなくて( ᵕ̩̩ ᵕ )

絵が全体的に可愛らしく結構期待してましたが……個人的には微妙。
最初の最初は良かったです。

元カップルの2人が対立関係!イイネ!イイよ!コレはイイ!
でもさぁ、はぁ〜⤵⤵⤵
元カノは未練タラタラじゃない?
一応、未練タラタラな設定だけどタラタラ過ぎない?
いくらなんでもタラタラ出しすぎw
感情移入もイマイチしにくいかな?

普通、別れたら恋人なんて会いたくない!
それでも1つ屋根の下に暮らさなければならない!
それなら、極力関わらないようにしない?
それでも、裏ではとか内心ではってのがいいのに……

両親の前では普通の仲の良い兄妹として演じるってのはわかる。
{netabare} でも、なんで、わざわざ2人しかいない時に部屋に押しかけてまで、弟と妹はどっち?なんてショボイ口論しにいかなくてよくない? {/netabare}

なんで自ら関わりを持とうとするのかな?
私が期待してたのは、別れたら恋人が普段バチバチなんだけど、両親の前や友達の前では普通の関係を演じる中でお互いの魅力を再確認して少しづつ少しづつ心惹かれてくって展開なのよ!
なのに!なんで初っ端から元カップル設定のリアリティを崩しにかかるかな?

そうした心の変化を描いて欲しいのにデレが早すぎる…………
それなら、逆に2人は仲のいいカップルだけどバレないようにラブラブするとかの方が良かったと思います。

設定がイマイチいかせてなくて面白さが伝わらない作品でした。
キャラデザとか可愛くて本当にいいのになぁ〜

投稿 : 2025/02/08
♥ : 20

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ラブコメ・・・?コメってたかなぁ・・・特に序盤。

うーん・・・。

最初の所感はレビュータイトルのとおり。

物語は、まぁ、無さそうで、ありそうで、まぁ、あんまりないわなぁ(ってかほとんどないだろうなぁ、絶対とは言わないけど)ってシチュエーション。
そういう意味では、フィクションとして物語のカラーに据えるのは悪くないと思う。

作画は今風でとてもきれい。
キャラクターもすべてが自身の好みと言う訳ではないが、ちゃんとしていたと思う。

声優さんは、日高里菜さんのお声は好きなんだけど、今回のキャラクタ『伊理戸結女』はちょっとだけあってない気がした。

繰り返しになりますが、私はこの方のお声、ちょっと落ち着いた高貴な感じがして、高音部がピンと張った、なんというかクリック感のある様な感じがして本当に好きなのですけどね。
まぁ、違和感と言うほどでもないのですが・・・。
過去回の時のお声は割と聴きやすかったんですけどね。

その他は、特に普通に楽しめました。

音楽もフツーにマッチしていてよかったと思いました。

キャラクタは・・・そうですねぇ。
実は主人公の伊理戸結女よりも『南暁月』の方が活き活きとしてお好みでした。観ていて楽しかったですかねぇ。
ちょっと、そっち方面の香りを漂わせていたのも、まぁ、アクセントとしてはアリでしょう。

そして、さらにお気に入りだったのは『東頭いさな』でした。

作品全体での、
序盤のギスギスとは言わないまでも、ツンツンしたやり取りはなんだか、あまり面白いとも、楽しいとも、思うことなく「ラブコメっていう感じじゃないんだなぁ・・・」と思って観ていたところ『東頭いさな』が登場し始めてから、いろいろとザワザワし始め、おもしろくなってきました。

このユニークなキャラがいなかったら、コメディ色なんてほとんど出なかったのではないだろうか、とすら思ってしまいます。
ちょっと作り過ぎなような気もしましたが、とにかく、飄々としたところや、いろいろな欲求、表現に素直なところも面白かったです。
本人もいろいろと頑張ったり、無理したりという事にはなっています・・・。

たしかに、結女自身も作品の後半にかけて色々と思いの変化や気づきがあり、いさなとのアレやコレやな感情がぶつかり、面白みがアップしたという事もあるでしょうが。
とにも、かくにも、『いさな』がラブコメおもしろ部門のカロリーをあげたキャラである事は間違いないでしょう。


幸いなことに、尻上がりに面白みが増したという評価はできると思いました。
けどね、終盤はやっぱり序盤と同じような空気感になっちゃんたんだよなぁ・・・。
東頭さんが登場すると空気感が変わるので、やっぱりこの娘が重要なアクセントになっている気がするなぁ。


個人的には、序盤の「メンドクサイやり取り」を何とかやり過ごして、後半まで持ちこたえて下さい!と言わせていただきます。

悪くはないんだけどねぇ・・・。
何でか、スッキリ、サッパリとコメディ色は出てないですねぇ。
そもそもラブコメじゃないのかもw。

機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 18

68.5 122 2022年度アニメランキング122位
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final Season 浅き夢の暁(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (94)
407人が棚に入れました
2021年末の放送を予定しておりましたTVアニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON-浅き夢の暁-」につきまして、制作上の都合により、放送時期を2022年春に変更させていただくこととなりました。詳細な放送スケジュールに関しましては、アニメ公式サイト・公式Twitter等でご案内いたします。楽しみにしていただいておりますファンの皆様には御迷惑、御心配をお掛けする事となり大変申し訳ございません。何卒御理解の程、宜しくお願い申し上げます。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

願い、その向こうに――

この作品の原作ゲームは未プレイですが、「魔法少女まどか☆マギカ」という冠名を持つ作品なので、外伝についてもTVアニメ第1期と第2期は視聴済です。


願いの成就とひきかえに、人知れず戦い続ける魔法少女たち。
しかし環いろはは、自分の願いを忘れてしまっていた。

『魔法少女になった時、私は何を願ったんだっけ?』

日常の中にぽっかりと空いた穴。
失われてしまった大切ななにか。
理由もわからないまま、戦いつづける毎日……。

そんなとき、魔法少女たちの間で噂が流れはじめる。

『神浜に行けば、魔法少女は救われる』

魔法少女とウワサの集まる街、神浜市。
失われた願いを求める、環いろはの物語がはじまる――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…

この物語の展開と顛末は、本当に作り手の皆さまが完遂させたかったモノなのでしょうか。
原作未プレイなので、物語について云々言えるとは思いません。
でも、いくつか気になる点があったのも事実です。

まず尺について…
第2期が全8話、第3期が全4話という構成が気になります。
全3期という枠については、きっと当初計画通りなんだろうと思います。

ですが、今回の第2期と第3期を足すと、ちょうど1クール分の尺になるんですよね。
もしかすると大幅に物語の尺が削られた結果、今回のような構成になったのではないでしょうか。
第3期の全4話のうち、これまでのダイジェストに1話Aパートをまるまる使っているんです。

正直これまでのダイジェストなんて不要だったと思います。
だから、欠落した穴に無理矢理詰め込んだ感が否めないんですよね。

それに、物語の展開的に魔法少女に救いの手が差し伸べられないのにも気になりました。
原作ゲームをプレイしている方々は、これまでスマホの画面のみで展開されてきた物語が、どの様にアニメ化されるかは気になるところだと思います。

お気に入りのシーンがどんな風にアニメ化されるのかな…とか。

ですが、wikiをチラ見したところ、原作ゲームの物語とは結構展開が異なっていると記載されていました。
原作ゲームで登場した場面でキャラが登場しなかったり、結末も異なるそうです。

これを見て腑に落ちたことがありました。
最終章は出演者が勢揃いした展開が繰り広げられると思っていました。
ですが、蓋を開けたら違っていました。
個人的には見たかったキャラが見れなかったのが残念に思いました。

こんな事を考えていると、作り手が本当に作りたかった作品と違ったんじゃないかな…
と思えてくるのも仕方ないのかなと思えてきましたんです。

本当に作りたかった作品って、プレイヤーの心をブーストさせ、未プレイの方にも多数新規で始めて貰うことだったのではないでしょうか。
今回の3部作が上記に該当するかと問われると、正直答えに窮します。

見どころが無い、と言っている訳ではありません。
シャフトさんならではのアニメのクオリティは満喫できましたし、声優さんの演技にだって熱が感じられました。
でも、きっと本懐は遂げられなかったのかな…と邪推してしまう内容だったと思いました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

エンディングテーマは、ClariS×TrySailさんによる「オルゴール」
既に何度も繰り返し来ている楽曲です。
このコラボは個人的に新鮮に感じました。

1クール全4話の物語でした。
ゲームとしてはサービスが終了していないようなので、エンディングがアニオリとなるのは仕方ないと思っています。
ですが、第1話のAパートを過去放送のダイジェストで使用しつつも、残りの外伝本編はやたら展開が早かったように思います。
うーん…視聴したことによる満足感はあるのですが、個人的にはもう少し違う顛末の方が良かった気がしてなりません。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 9

やまげん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ぽかーん

原作ゲームはプレイしていたが、このFinalSeasonにあたる部分はプレイせずにやめてしまっていたので、この部分は内容を知らなかった。

良かったor悪かった、という感想ではなく、最後がよくわからなかったというのが率直な感想。久しぶりに、ぽかーんとなった最終回だった。最終話の前半まではついていけていたのだが…

もういちど見直せばわかるのかもしれないが、見直す気が起きないので、結局、あんまり良くなかったということなのかもしれない。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 4
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

2期よりは良かった。

前4話一挙放送という中途半端なFinal Season。
というか2ndが全8話だったし、作画が追い付かなくて延期した感じなんですかね。2期の最後の方作画死んでたし。

{netabare}
もはや2期何やってたかあまり覚えてなかったけど、見やすい構成になっていておいていかれることはなかった。
最初のうい、ねむ、灯火の過去回想は面白かったかな?
理論立てて魔女化への対策を練る話はいい切り口だったと思う。頭のいいキャラが考察していくのは見ていて楽しいし。
そこからの失敗→主人公らの記憶喪失につながるという流れもまあ説得力あった。

そのあとのVSマギウスはまあ、可もなく不可もなく。2期とは違って不快になる要素はなかったけど、結局街をフッ飛ばして魔法少女を守るってなるとなんかなぁって感想になる。普通にマギウスが実は正論で主人公もマギウスと共闘みたいな展開で良かったんじゃないかなってなる。
序盤の回想でマギウスの正当性を見せた後にこの展開はちょっと。

で、最後は結局何で解決したのかよくわからなかった。仲間を受け継ぐ力ってなんだったのか。ゲームやったらわかるんだろうけど、ソシャゲには興味ないので...。
とはいえストーリーに関して言えばそこまで引っかかる所はなかった。

ただ、キャラの扱いは少し雑だったかな。やちよとか完全に空気になってたし、アリナグレイは最後まで嫌いなキャラだった。
あと、2期でまどか達出す意味あった...?
やっぱ完全に別物としてやったほうが良かったのでは。

↓メモ
{netabare}
1/4 ☆9
何だこのシスコンw 人の願い勝手に教えるなや。
頭いいキャラが考察するの好きだわ。ほむらポジション。
何でもありじゃんw
いやまあほむらやまどかの願いも何でもありな感じだしね。
意外にも面白かった。

2/4 ☆7
てかマギウス正論じゃん。これOPあるってことはあれか。
夏に12話でやる予定だったけど4話分間に合わなかった感じ?
最後の方作画死んでたし。
忘れる対象が謎だな。全魔法少女に告ぐ。みたまかわいいな。

3/4 ☆6
何で街を破壊しようという発想になる。
てかまどか達どうせ出ないならなんで2期で登場させたんですかね。
アリナがうざすぎる。やちよどこ行ったの...
主人公クロエペアなのねw

4/4 ☆4
いろはこわ。うーんこのアリナとかいうキャラ...w
やちよ空気すぎだろ。??? 何が起こった? えっ。
{netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 3

68.5 122 2022年度アニメランキング122位
メガトン級ムサシ シーズン2(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (33)
79人が棚に入れました
飛行するシェルター『イクシア』は、異星勢力ドラクターへの反撃のため、
伝説の地『サンクチュアリ』を目指す。
一方、シェルターに入れなかった人々は、地上の集落『ソロン』で生きていた。
そこで、アーシェムは苦境に負けず強く生きる人々に出会い、
二つの星をひとつにするという希望に向かって動き始める…。

地球人と異星人、ひとりひとりの想いが交錯し、
新たな出会いと別れを経て、この世界の全貌が明らかになっていく。
ドラクター内で起きた革命による、新たな波乱の幕開け。
そして、シェルターイクシアを待ち受ける現実…。
更に巨大にて強大な敵を前に、ローグもまた進化を遂げる。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「スーパーロボット」を諦めない!

ゲームも作るレベルファイブの原作で、オンライン対戦もできるゲームとの同時展開のロボットアニメの2期目です。

テレビ放送もいまどき珍しい一社提供とか、直接本作の話じゃないんですが『マジンガーZ』のTokyo-MXでの再放送がレベルファイブの提供だったりとか、ゲームでのコラボでゲッターロボやマジンガーZが出てきたりとか、なんとか「スーパーロボット」という文化を滅びさせまいと抗うレベルファイブの気概みたいな物を感じます。

基本シナリオは「侵略宇宙人ドラクターから地球を奪還する」という王道で、その中で地球人・宇宙人双方に「不毛な戦いをやめて和解できないのか?」みたいな勢力が生まれるという物です。

作中で「ローグ」と呼ばれる搭乗タイプのロボットにはそれぞれ必殺技があり、それらを繰り出すときにはド派手な演出で魅せてくれます。

捻りがないっちゃあないんですけど、こんなスーパーロボットアニメをいまどき作ろうっていうその志を買っています。

王道なりに、けっこうストーリーはちゃんとしていてそこも買っていますよ。新型コロナの影響とかで最終章が放送延期になっているのは残念ですけど、それもこの2月には放送されるらしいので楽しみです。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

地球奪還 異星人に奪われた地球

この作品の原作はゲームの様ですが未プレイです。
基本的に若年層をターゲットにしている作品…だと思っています。
雰囲気とノリからそれを感じられる上、ゲームのレイティングも12歳以上となっているようですので。

そのため、中年が視聴するのに腰を上げるのも重くなりがちですが、一度腰を上げてしまえば、結構楽しみながら視聴のできる作品に仕上がっていたと思います。


飛行するシェルター『イクシア』は、異星勢力ドラクターへの反撃のため、
伝説の地『サンクチュアリ』を目指す。
一方、シェルターに入れなかった人々は、地上の集落『ソロン』で生きていた。
そこで、アーシェムは苦境に負けず強く生きる人々に出会い、
二つの星をひとつにするという希望に向かって動き始める…。

地球人と異星人、ひとりひとりの想いが交錯し、
新たな出会いと別れを経て、この世界の全貌が明らかになっていく。
ドラクター内で起きた革命による、新たな波乱の幕開け。
そして、シェルターイクシアを待ち受ける現実…。
更に巨大にて強大な敵を前に、ローグもまた進化を遂げる。


公式HPのストーリーを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…
確かに物語の展開自体や日常回のアニメとしてクオリティを見ると、そこまで諸手を上げて賞賛できるものでは無いと思います。

ですが、演じている声優さんが凄いことと、ムサシを始めとするロボットの格好良さには感銘を感じずにはいられません。

まず声優さんですが、ヒロインのアーシェム・ライア役をくろさわともよさん、他にもすみれちゃん、潘さん、あやちのところはご夫婦で出演されていましたね。
それに、ゆみりんやみゆきちも出演されているんですよ。

改めてゲームの販促力の大きさを感じます。
しかも、公式サイトではアニメが無期限公開されているんですよ。

これはアニメの儲け代よりもゲームの方が断然大きいということを示しているのではないでしょうか。
私もアサルトリリィのソシャゲをプレイしていますが、節約しようと思いながらも数万/月のオーダーで課金しています。

仮にアニメの円盤が1万円/枚と仮定すると、年間2~30枚の円盤を購入するのと同じ金額規模になります。

また、同じゲームでも重課金プレイヤーさんの強さは半端在りません。
運要素はあるものの、課金すればするほどゲームの中では強くなっていくシステムなので。
でも、一体どれだけ課金してるんだろう…という方をちょいちょい見かけます。
これらを勘案するとゲームの方が儲けが大きいという図式が成立しているのかもしれません。

とは言え、いくらロボットがぬるぬる動いたとしても、これ一辺倒ではお腹が一杯になってしまいます。
第1期は…もう忘れてしまいましたが、第2期は恋愛要素を加算することで、より面白みが増したと言っても過言ではないでしょう。

沢山の隔たりがあります。
当たり前です…私たちの日常ですら隔たりばかり…
ですが、そこで諦めるのと高みを目指すのでは着地視点に大きな差があることを実感できると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、松浦航大さんによる「英雄のうた」
エンディングテーマは、小林マナさんによる「迷える羊たちの挽歌」
この作品のエンディグを聴いた時、身体中に電気が走ったような気がしました。
しっとりとした曲調なんですけど、メッチャ格好良きです。
22年秋アニメとしてリアル視聴が出来ていれば、間違いなくBEST10に入る作品だと思います。

1クール全15話の物語でした。
wikiをチラ見して知りましたがインターネット配信版とTV放送版ではエンディングが異なっているんだそうです。
一気見は内容が理解しやすいですが、こういう情報に乗り遅れるんですよね~^^;
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 3
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

延期が多すぎる

{netabare}
1年越しの二期。
爆死確定作だけど、すでに決まっていた二期だから後にも戻れずという感じかな。
相変わらず内容も子供っぽくてつまらないけど、2期はそれ以前の問題。
何回延期を挟むんだよって言う。
結構展開が細かく動く系の作品なので、毎週見られないのは致命的。
惰性で見てるのもあって、延期のせいでストーリーが把握し辛かった。

話の方は一期同様、深刻さを感じない行動・危機管理・街の活気のせいで、シリアスなことをやっているのに子供のお遊びにしか見えない。
まあ、意図的に子供向けアニメ感を出している作品ではあるからこれで良いというのも分かりはするけど。
最後の方もちょっと雑。
部分部分で見ればいい点もあったけど、大まかなストーリーの方は強引に畳んだ感が否めない。しかも、綺麗に畳めていたかと言われると微妙。
主人公の死とか、もっといいように演出出来た気もするけど、なんかあっさりだったなぁと思う。
女王の死のシーンの方がどちらかというと感動的ではあった。
アーシェム達シドル側陣営が地球で暮らを通じての、現状に対する思いの変化の描写は丁寧だったと思う。

良かったのはそこと、挿入曲、特殊EDのクオリティが異様に高いことかな。小林マナさんすごい。


↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
ストーリーもう全く覚えてない。再放送見るほど面白くなかったし。
陰の実力者 記憶改変云々の設定がB級臭すぎる。3対1辞めてやれよ。
主人公のくせに卑怯な。

2話 ☆5
マジで置いてかれてる。謎の存在にまたシェルターが責められてるのね。地球の状態と今の敵星の状態が掴めん…。
守りたいんじゃなくて殺したいんかよw こいつ結局助からんか。

3話 ☆3
異星人との戦い十分に描けてないのに内部テロとかクソアニメ臭すごいな。てか内部管理ガバガバすぎて草。
なんでそんなとこに爆弾仕掛けられるんだよw
マジで管理どうなってる。
監視カメラも付けらてれるのガバガバすぎて草。だっさww
てか何で移送する? マジでもう話についていけてない…。
異星人ってどこ行ったん?
街ごと飛ばす技術とか洗脳技術あってもあかんのか。

4話 ☆5
このババアって追放されたんだっけ? 未だに内容を思い出せてない。
何に乗っているんだw 乗る意味ある?
てか戦ってる相手って異星人ってことでいいの?
誰だこのおっさん!?

5話 ☆5
話についていけてないし切ってもいいけど…。
銃持ってて逃げるなw 骨あんな割れ方したら死にそう。
そんなカタルシスもない再会。
とりあえずアーシェム確保したいことだけ分かった。

6話 ☆4
やっと進むのか。記憶操作とかいうアホらしい設定。
地球の置かれてる状況の割に街が明るすぎるのも中途半端に感じる理由の一つだと思うわ。
てかこの2人なんで地球人と馴れ合うようになってんの?
みらいちゃん!? 結局どこの無人機なんですかね…。

7話 ☆5
危害を加えた総本人がいる訳だがw 何のために裏切るんだよ。
襲撃予測できんのか?
朝アニメみたいなノルマ的なロボ戦がテンポ悪くしてるようにしか見えない。こいつヤクザなんだっけ。ラスボスおじさんじゃん。誰だよ。
これで地球に攻めたの? 唐突に世界観明かすじゃん、マジで唐突に。
まあけど、最後のシーンは良かった。

8話 ☆6
名前がダサすぎる。こいつこんなサイコパスだったか。
こいつ異星人孕ませて以降空気だな。
こんな状況でサブカル文化普通に機能してるの草生えますよ。冷却液。
まあ、異星人が段々と地球で暮らして戦争に疑問を抱いていくストーリーは。この挿入曲好き、2期でも流れてよかった。

9話 ☆6
あの作戦ほんとに上手くいくのかよw
いや、誘い出すにしてもちゃんと倒してから誘い出せよw
唐突な回想。もう和解しそうだけどw

10話 ☆7
お前父なんかよ、高校生ぐらいかと思ってたぞ。
一人ぐらい裏切りそう。祭りなんかやってる場合なんかw
曲が良すぎる。そんな年齢なのか?

11話 ☆4
放送飛び飛びすぎてもうストーリー訳分からんわ。
死人と同じようなキャラが出てくる展開すごいクソアニメ感あるな。
異星人絶許派か。謎の急変草。明らか怪しいだろ。
なんで銃じゃない、なんで不意打ちしない。ありがちな設定。
異星人との和解反対派じゃないんか? アンドロイドに痴漢は草。
マジで何がしたいんこのアニメ。
こいつはこの顔以外一切似てないアンドロイドを南さんと捉えてるの?

12話 ☆6
アホみたいな展開。
なんで外人顔のやつが日本の徳川家康を例に出すんだよw
何故地球にチャンスを与えた?w 侵略禁止とかあるのか?
これあいつが共通の敵となってテラーシュ特務パターンですか。
杉田合ってない。二重人格の安っぽい設定。

13話 ☆7
何故剣を使う。ガバガバ警備。設定が何でもありすぎるw
お前死ぬのか…? 歌詞いる? もっと周囲警戒しろw

14話 ☆6
本当にここで死んだら面白いのに。マジで死んだ? リョナいいぞ。
変形ロボか。子安やっと動くか。このアニメ曲よすぎない?
最終回前で主人公死ぬとは。

15話 ☆3
主人公ガチで死んだんかよ。エピローグって感じだな。
こいつ姿元通りになれるんかよ。生きてて草。意味わかんねぇ。
あの子供はやっぱ主人公交代フラグなのね。

曲評価(好み)
OP「英雄のうた」☆7
ED「迷える羊たちの挽歌」☆8
26話ED「Endless Way」☆6.5
27話ED「丘の上の小さな家で」☆9.5
14話IN「コズミックコール」☆8
18話IN「空よ、愛を伝えて」☆7.5
22話IN「METAL SAMURAI」☆7.5
23話IN「この宇宙で結婚しませんか」☆10
27話IN「最後の砦」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 1
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