Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.7
RPGのキャラたちがアドリブ劇でシナリオ改変!? 汚名返上系ドタバタコメディー!
この作品の原作は未読です。
完走後にwikiをチラ見して知ったのですが、原作は小説で漫画版も発売されたものの、1巻発売後に打ち切られたんだそうです。
バクマンを視聴したので、この漫画家の道の厳しさは知っているつもりでしたが、打ち切りの情報を見ると改めてこの世界の厳しさを肌で感じた気がしました。
配信元はTwitterのようですが、私はdアニメで視聴しました。
無事にエンディングを迎えた、とあるRPGゲームの世界。
世界を救ったパーティーの一員・賢者マリウスは、勇者リーディスの頼みで、あることを調査していた。
それは、エンディングまでプレイしてくれたユーザーからの、このゲームの評判。
ところが、マリウスの調査結果は…このゲームの評判は「クソ」です!!見どころナシのクソ盛り合わせです!!特にシナリオの評判が悪いと知り、騒然となるリーディスたち。
何とか評判を覆すため、彼らは奥の手の「編集モード」を使うことにした。
これを使えば、キャラクターがシナリオを無視して自分たちの意思で動き、物語を作ることができる。
ただし、ユーザーに疑われないよう、すべてを矛盾なくアドリブで納めねばならない!!ゲームの評判を「クソ」から「神」へと覆すべく、
勇者たちの抱腹絶倒の楽屋裏の冒険が始まる!!
公式HPのあらすじを引用させて頂きました。
ゲームのキャラが、自分たちのゲームの評判の悪い事を知り、何とか面白くしようとあれこれ画策する、という設定は新鮮味があり個人的には面白かったと思います。
ですが、あくまでもショート作品の範疇での話…
これが30分アニメになったら、きっとネタと勢いが持続しなかったと思います。
色々とぶっ飛んでいたり、少しくらい破綻しているのもショート作品の醍醐味なのではないでしょうか。
だから色々とツッコんだら負け…という感じの作品ですが、
ヒロインの扱いの雑さも面白さに拍車をかけていたと思います。
1クール全12話の物語でした。
dアニメでは第1話~第6話、第7話~第12話までの全2話で放送されていました。
6話分が纏まっているので、私の様に一気見する人にとっては優しい仕様だと思いました。