2019年冬(1月~3月)に放送されたTVアニメ動画一覧 55

あにこれの全ユーザーが2019年冬(1月~3月)に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の2019年冬(1月~3月)に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

66.5 26 2019年冬(1月~3月)アニメランキング26位
ルパン三世 グッバイ・パートナー(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (24)
175人が棚に入れました
今回ルパンが狙うのは、海底に隠された“タイムクリスタル"。全世界を混乱に陥れるスーパー量子コンピューター。起動の“鍵"を手に入れたルパンの前に、最強の敵・次元大介が立ちはだかる。仲間であるはずの次元の裏切り…。そしてルパンと共謀した罪で逮捕された銭形警部の運命は!?

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、諏訪部順一、寿美菜子、塩田朋子、小山剛志、上田燿司、内田莉紗、内田夕夜、佐々木省三、内野恵理子
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最先端とロマンの激突

アニメ『ルパン三世』のテレビスペシャルシリーズ第26作。2019年1月25日に放送。
好きなアニメ監督が手掛けておられたので視聴しました。

TVスペシャルだけあって全体的なクオリティが高く見やすい作品です。
物語は多数の題材を扱っているため詰め込み感はあるかも。そうした理由が見つけられるとお気に入りになると感じました。
全体的に穏やかで優しい雰囲気なので、アダルトな雰囲気のルパンが好きな人は物足りないかな?

個人的に気に入ったのはコンテ・演出の巧さも理由です。導入からOPがとってもいいですよ!
嫌味な感じもなくてオススメな作品でした。

【総評】
グッバイパートナー、最先端とロマン・レトロの激突ってのが面白いですよね。
様々な題材をこれでもかと詰め込んだ理由はここにある気がします。
{netabare}
ロイにとっては古い形のあるものは全てガラクタ。実物の腕時計をロマンと言った不二子とは対照的に描いている。アリサや音楽家にとって歴史的価値のあるものに対してもロイは興味がない。

面白いのはロイの部下・加藤の最先端AIへの恋はむしろロマンである点ですね。
AIエミルカはショパンの夭逝した妹をモデルにしていて、心でも持ったかのように振る舞い最後にはボディを獲得する。ショパンコンクールファイナルの観客席に加藤と共に座っているのですよね。
美しいと感じたアリサのピアノを聞くことが、AIエミルカが最初に抱いた願いだったのかと思うと、AIエミルカも存在自体がロマンです。

そして西部劇さながらのシチュエーションで次元が早撃ちでロイを葬るシーンもロマン。不可能を技で可能にする五右衛門は言うに及ばず。
ルパンも不二子も最先端を上手に扱い目的を果たしており、作品内で最先端が悪いとかいう描写ではないんですよ。でもその対立のお陰で、次元とロイの両極端な姿が浮かび上がるのは世界観構築の妙と言えるかなと。

ルパンⅢ世という歴史ある作品には通底するテーマなのかもしれません。現実における技術の発展を作品世界に巧く織り込んだ作品だったのではないかと思ます。
濃くて面白かったです。{/netabare}


【ツイッター感想】
{netabare}
バディものとしてルパンと次元が対立→相棒に戻るのがメインの流れ。次に印象強い二人組が不二子とアリサ。ラストでアリサの演奏を聞く加藤とエミルカかなあ。

冒頭のルパンの盗みのシーンから演出良いし、音楽が流石だなと。劇伴は勿論ピアノ楽曲とEDも。音楽のことはさっぱりだけど凝ってるのはわかる。
キャラデザがかなり好み。不二子が良い女タイプの悪女なので、さっぱりした感じよく合ってたと思う。人種の描き分けしっかりしてるのも好きだなあ。

不二子のロイ評が良い。不二子とロイは相手を利用してるのはお互い様なのが楽しい。

浮き輪がビックリドッキリメカみたいなのが面白い。他にも船とか戦闘機とか要塞とか遠距離砲とか誰の発案なんだ…?って思ってしまった(笑)
反面レトロ車への愛情もハンパない。手描き車は愛嬌あって良いよね。

五右衛門がちょっと和みになってるの良いよね。
ルパンって作品ごとに性格が少しずつ違う感じがあるけど、川越監督作品だと全体的に優しいキャラになってる…?

次元の昔の恋人のお話、語りすぎずこの位で納めるのが粋ですな。
カリオストロオマージュで次元が手品を失敗するのも朴訥さがにじみ出ていて良い。

旧ドイツ軍の列車砲ドーラに対して、ルパンの「バカだねえ~!!」が素敵な演技だなあと。
レトロとロマンは使い様・創意工夫と経験による応用で化ける。積み上げられてきた文化と遺物への敬意。

ロイの小物感、野望は大きいけど終わり方はさらっとしているのは狙っているんだろうな。

「影武者とは古風な」と五右衛門が言った時皆が彼の方を見る。(古風なのはお前だろ…)と言わんばかり。最後に馬に乗って帰るのも(笑)。ロマン・レトロの愛おしくなるような滑稽さ、五右衛門の剣技に内包された底の見えなさと奥深さ。

ED曲のカランコエ良かった。{/netabare}
(2022.1.1)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

66.2 27 2019年冬(1月~3月)アニメランキング27位
みにとじ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (62)
217人が棚に入れました
少女たちの日常は戦ったり戦わなかったり?TVアニメ「刀使ノ巫女」とスマートフォンゲーム「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」のキャラクターがちいさくなって大集合!

声優・キャラクター
本渡楓、大西沙織、和氣あず未、木野日菜、松田利冴、鈴木絵理、茜屋日海夏、石原夏織、五十嵐裕美、藤田茜、沼倉愛美

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ファンサービスたっぷりな短編アニメ。とじみこ・とじともが好きな人は必見です。

2019年冬アニメ。5分弱の短編アニメで全10話。
アニメ「刀使ノ巫女」とスマホゲー「刻みし一閃の燈火」のキャラが両方登場するため、どちらかは視聴orプレイしていたほうが良いと思います。
時期はアニメ1クール終了時(折神紫に憑いた大荒魂との決戦の後)ですね。
アニメ本編終了後も同じ形式で作ってくれないかな~。

全体的に可愛くほのぼの系。ラストの提供絵(?)もまた可愛い。私はTVアニメしか見てないので半分くらいのキャラはわからないけどとりあえず可愛いからいいや。

キャラデザがちょっと古い印象もあるんですけど、それもかえって良い味出してる。時間が短いのでギャグのテンポがよく、ほのぼのありしんみりあり。
TVアニメの訳アリキャラとかも違う一面が見られたりして面白かったです。

それにしても薫は美味しいキャラすぎるw

作品への愛がしっかり詰まっていて、キャラものとしても優秀でした。とじみこととじとものどちらかでも好きなら、きっと楽しめますよ。
(2019.3.25)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「この番組はうら若き公務員たちの提供でお送りいたします」

『刀使ノ巫女(とじのみこ)』のメディアミックスの中核はアニメよりも
どちらかと言えばスマホゲームアプリ。

アニメの主要キャラ六人に加え、ゲームにはそれとは別の主要キャラ五人+αが暗躍。
さらには一応の敵方・折神家の一味などについても別途、掘り下げられたりしていて、
私もアニメの裏側で展開すると言う物語目当てでたまに、
主にメインストーリーだけ(三周半遅れくらいでw)プレイしたりしています。

本作はそのスマホゲームに集結した刀使(とじ)たちの
ほぼ全員集合キャラアニメの性格が強いショートアニメ。

アニメだけの方が見たら誰コレ?ってキャラもいるとは思いますがw
私としてはメガネな先輩・木寅 ミルヤと、チチエこと瀬戸内 智恵。
晴れて映像化されたゲームの両お姉さんキャラがどうネタにされるか等を
期待しながら挑みました。

アニメ本編では消化しきれなかったキャラ設定などを、
ここぞとばかりに放出する、ちびキャラショート作品の文法は踏襲されていて、
おおよその人物相関を抑えていた私にとっては毎回楽しい視聴となりました。

本編で発現したキャラクター性の深刻化、変質も典型的で……

{netabare}薫ちゃんのサボりグセも、彼女をこき使う上司のパワハラ?がもたらす、
とあるブラック公務員悲話へと進化w
(ゲームでは編成外の刀使カードを全国各地に遠征に出し、放置してアイテム獲得するモードもあって、
薫の沖縄遠征を恒常化させているブラックプレイヤーの私には他人事とは思えませんでしたw)
世の中ブラックと言うと、とかく民間企業ばかり釣るし上げられますが、
真の魔境は労働三法が無効化される官にあり。
本編では薫のグ~タラぶりを憂えていた私ですが、本作では流石にチョット可哀想になってきました。
本当に{netabare}フランダース{/netabare}になってしまう前に、
戦う公務員・薫にどうか有休を、連休をお与えくださいませ~~。{/netabare}

その他にも……

{netabare}愛しの可奈美が姫和といちゃついている間に、重量化した舞衣の沙耶香に対する溺愛とか、
刀使(とじ)養成校の交流の中で生まれた格差がもたらした、
“ほらいぞん同盟”と言う名の分断。{/netabare}

などネタも充実していて、最終回は、もう終わっちゃうのか~って感じで意外と寂しかったです……。


レビュータイトルは可奈美と美炎。アニメ&ゲームの両主人公が歌う本作のOP曲名よりw
ややブラック風味の外面ですが、中身は愉快な?キャラクターソングです。
“日常垂れ流してどうすんの?どうすんの?”といった感じでノリも良く、妙な中毒性があります。

その症状緩和に是非、楽曲ダウンロードを……。
と思ったら主題歌CDは本作ぶるーれい初回生産版との抱き合わせ。

アニメファンへのブラック搾取はんた~いw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

みんなの「にちじょう」、ときどき「じけん?」

この作品は、2018年の冬から2クールで放送された「刀使ノ巫女」のスピンオフ的な位置付けの作品です。
アニメ本編では、前半の胎動編と後半の波瀾編の大きく2つの物語があり、波乱万丈のイベントの目白押しでしたが、この作品では刀使の皆さんのちょっぴりゆる~い日常に着目しているのが特徴です。

まぁ、アニメ本編では登場人物の皆さん忙し過ぎでしたから、こういうのんびりした展開も悪くありません…というより、これまでとは違った一面が見れて個人的には良かったと思っています。

完走して思ったことが2つあります…
まず一つ目は、この作品はアニメ本編を視聴していないと、この作品の面白さが理解できないこと…
だから一見さんにはとても厳しい内容になっています。
もっとも、スマホのゲームをプレイしている方も話の展開についていけるようですけど…

そして二つ目は、この索引が作り手の方々に愛されているということ…
勿論、作り手に愛されている作品は山ほどあると思います。
キャラの魅力を切り口を変えて余すことなく表現するために、敢えて本編の続編という形を取らなかったのは、ある意味挑戦であり英断だったのではないでしょうか。

何故なら、視聴者が望むのはまず間違いなく本編の続編だと思うんです。
でも物語の展開上、必ずしも続編が成立する訳じゃありません。
この作品の本編も物語は綺麗に纏まっていましたから…

それでも作り手の皆さんは挑戦しました…
だからじっかりと感じられたのは、キャラに対する作り手の方々の愛情です。

可奈美、姫和、舞衣や沙耶香といったお馴染みのメンバーはもちろん、折神 紫を中心とした親衛隊の皆さんも良い味を出していましたね。
個人的に嬉しかったのは、いのりん演じる燕 結芽…アニメ本編では不憫な立ち回りでしたが、この作品ではツッコミ役として元気一杯の姿を見れたことです。

そして今回外れクジを引いたのは…薫とねねでしたね。
刀使は国家公務員ですから、ある程度は仕方無いのでしょうけれど、何の仕打ちかと思うくらい本来好きな任務と真逆な仕事に勤しんでいましたから…

作り手の愛と遊び心の詰まったこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、衛藤可奈美(本渡さん)&安桜美炎(茜屋さん)の「この番組はうら若き公務員たちの提供でお送りいたします」
この曲は円盤の特典になっているみたいです。

1クール全10話の物語でした。5分枠なのでサクッと視聴できる作品です。
尺は短いですが、起伏の無い単なる日常を描いただけの作品ではありません。
物語にもしっかり動きがありました。
最終話のテロップは「またね」でしたが…再会を期待しても良いのでしょうか?
それなら嬉しいですけれど…

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

65.8 28 2019年冬(1月~3月)アニメランキング28位
不機嫌なモノノケ庵 續(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (101)
438人が棚に入れました
「妖怪祓い」とは、本来すむべき「隠世(かくりよ)」から、何らかの事情で「現世(うつしよ)」に留まる妖怪たちを「隠世」へと送り届ける仕事である。ある日、妖怪にとり憑かれた高校生・芦屋花繪(あしや はなえ)は、偶然、見かけた連絡先を頼りに、妖怪祓いを行う「物怪庵(もののけあん)」を訪れる。そこにいたのは不機嫌そうな主・安倍晴齋(あべの はるいつき)だった。わけあって、そのまま芦屋は物怪庵の奉公人(アルバイト)として働くことに……。芦屋と安倍の妖怪祓いコンビと妖怪たちの物語が幕を開ける。

声優・キャラクター
梶裕貴、前野智昭、高垣彩陽、大谷育江、諏訪部順一、日笠陽子、橋本ちなみ、下野紘、遊佐浩二

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

完全に続編、2期目からの新規の視聴は厳しいかも?

== [下記は第1話視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第1話を観ました。『不機嫌なモノノケ庵』の続編です。

基本的なお話としては、現世(うつしよ)に現れて悪さをしたり隠世(かくりよ)に帰れなくなってしまった妖怪を隠世に送る仕事をしている「物怪庵(もののけあん)」や、妖怪の住処である隠世にまつわるお話です。

人間と妖怪が交流を持つという意味では『夏目友人帳』などと方向性は近いかもしれません。

とりあえず第1話では、W主人公といえる物怪庵の主である安倍晴齋(あべの はるいつき)と妖怪が見えることなどがきっかけで事件に巻き込まれ晴齋の奉公人となった芦屋花繪(あしや はなえ)の他、花繪になついた妖怪のモジャ、隠世の住人で晴齋の上司である立法、立法の妹であるシズクなどが出てきました。

OPを観るにお寺の娘でやはりモノノケが見える藤原禅子(ふじわら ぜんこ)、禅子と暮らす妖怪のヤヒコなども前作から継続して出てくるようですが、少なくとも第1話の段階では登場人物の説明や過去のエピソードなどに関する回想などのフォローはなく、いきなりこの「續(つづき)」から観るのはいかがなものかといった感じでした。

前作を観ていれば、継続して観るのは悪くないとは思います。
== [第1話視聴時レビューここまで。] ==

2019.4.1追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。

2期目では晴齋の上司である立法の他に、司法と行政も登場。隠世は三権分立のようで、それぞれの長には権力が集中しているのだろうか…。

そもそも妖怪が見えている時点で芦屋くんが只者ではなかったことはある程度わかってはいましたが、この2期目では花繪の能力が開花し始め、またこれまで不明だった父親である栄(さかえ)についての情報も明かされ始めました。キミ、やっぱり凄いんやん…。

そして妖怪と人間の間にあった不幸な出来事と、その出来事への栄の関わりなども明かされました。いろいろ知ってしまった晴齋は花繪を守ることができるのでしょうか、とめっちゃ気になるところで終わってしまいました。

さらなる続編は制作されるのでしょうか…?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

妖怪ファースト

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1期視聴済み。1期は結構退屈な作品だったのですが、、、あれ? 2期はなんだか面白いぞ!? ちょっと驚きましたw

「妖怪あったか物語」という作風はあまり変わらないけど、1話完結の要素が強かった1期に比べて、12話かけてちゃんとストーリーが流れていたので、飽きずに観られました。

あと、EDがやたらとオサレ(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
優しい世界観はそのままに、しかし、1期に比べてテンポが早くなり、ギャグも挟むようになったからか、あまり退屈さを感じずに視聴できた。また、優しいだけの一期は、まるで素うどんのような味わいだったが、そこに七味唐辛子的な刺激、つまり「闇」「怖さ」を描いたのが良かった。

その「闇」「恐さ」は、行政の部分であったり、逆に、人間の方が妖怪から恐れられていたり。異なる種族としての、相違点や共通点を、上手く描けていたと思う。

一期は「妖怪そのもの」にスポットを当てたが、二期は「妖怪と接する人間」=「安倍(あべの)・芦屋」にスポットを当て続けたことで、芦屋の成長や安倍との絆の深まりを描けた。また、謎解き(伏線回収)の要素もあった。ハナエの出自とか、まだまだきになることがありますね。

3期、わりと観たいかも(笑) 1期よりも2期の方が楽しめる作品ってのも、珍しいね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ん? なんとなくだけど、テンポがよくて、一期より良い感じ? ED、やたらオサレだな(笑)

2話目 ☆3
芦屋と安倍のケンカが微笑ましくて良かった。安部はツンデレだな~。

3話目 ☆3
隔世より現世の方が優れている点、教育水準の高さはは現世の方が遥かに高いんだね。芦屋は可愛いな~(笑)

4話目 ☆3
ヤヒコの優しさや、子供っぽい、ワガママをチラリ。キナコも可愛かったな~。感動回。

5話目 ☆4
立法、行政、司法の関係性が分かりやすい。行政の恐ろしさが、作画や演出によって上手く表現されていたと思う。そして、モノノケ庵に癒される(笑)

6話目 ☆3
さっき、モブサイコ2 の5話を観たけど、内容的には近いのに、この差(笑) 逆に癒されるなw すげぇ人気ある写真部。威光? ストーリーが流れてきたな。アベノさんからの慰謝料だよ~(笑)

7話目 ☆3
怒った立法は、怖そうだな。なんか、良い話。

8話目 ☆3
挿入歌、なんなんw あまりにも優しい世界で、やや退屈。1期は、こんな感じ話ばかりだったな。あ~、良い最終回だった(笑)

9話目 ☆3
いよいよ、ハナエの出生の秘密だね。

10話目 ☆3
現世は、人間だけのものなのか、という問題提起。猫だったの?

11話目 ☆3
普通に、良い話。1期のテイストだな。

12話目 ☆3
完全に泥棒だしな。ひと波瀾あって、終わり?

13話目 ☆3
最後、親父が出て来て終了か。わりと、3期観たいな。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

芦屋と安倍の妖怪祓いコンビと妖怪たちの物語が再び幕を開ける。

この作品は、2016年の夏に放送された「不機嫌なモノノケ庵」の続編となっています。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

物怪庵の二代目主である安倍 晴齋は、「妖怪祓い」を生業としています。
「妖怪祓い」とは、何らかの事情で現世に来てしまった妖怪を本来住むべき「隠世」に送り届ける仕事です。

この物語の主人公は、高校1年生の芦屋 花繪。
彼は、1期開始早々にモジャに取り憑かれてから妖怪が見えるようになり、物怪庵の奉公人としてバイトをすることに…

様々な妖怪と触れ合ううちに、妖怪は決して怖いだけの存在じゃないことを知り、手を貸そうと必死に頑張っていたのが1期の頃の芦屋だったんですが、思い返すと随分成長していたんですね。

少し夏目友人帳に似ている感じがします。
もし、夏目が名取さんと一緒に仕事をしたら、きっと晴齋と芦屋の様な関係に見えるのかもしれません。

夏目と芦屋は性格はまるで真逆…だと思っていましたが、改めて考えるとベクトルが合ってきているように感じるのは私だけでしょうか。
名取さんは晴齋の様に怒りんぼじゃありません。
けれど、有事の際には自分の大切を守ることを全てにおいて優先する…
そんなところは似ていると思うんですよね。

元々妖怪に接する原因が根本から異なるので、似て非なるモノだとは理解しています。
でも、人間と妖怪の間に感じる優しさ…人と人の触れ合いにおける優しさ…
そう、お互いの作品が持つ優しさとか心地良い雰囲気が似ていると感じさせてくれるのかもしれません。

今回の物語から、芦屋と晴齋の周りが少し騒々しくなります。
二人が何かした訳ではないのですが、特に隠世における二人の立ち位置に変化の兆しが訪れるんです。

個人的には1期の物語の方が好みだったかも…
理由は明確…1期はモジャが沢山登場してくれたからです。

モジャ…どうしてあんなにも愛くるしいんでしょう。
普段の目つきは鋭く、芦屋がピンチの時には身を挺するのだって厭いません。
でも、あの短い尻尾をフリフリしながら、赤くなったり優しい顔になったり…
そのギャップが堪らないんですよね。
もう、1期で芦屋に懸命にしがみ付いていたモジャが忘れられません。

そういえば、wikiではモジャの声優さんが諏訪彩花さんと記載されていますが、公式HPには声優さんの記載はありませんでした。
確かに今期は一度も喋らなかったと記憶していますが、1期ではちゃんと台詞ありましたのに…

でも、2期での物語の構成から考えると、これから先に進むにあたって、どうしても避けては通れない道があるという事なのでしょう…
現にその布石は打たれましたから…
楽しいだけが人生じゃありませんからね。

この先、どんなに理不尽と思えるような事態が二人を待っているかは分かりません。
ですが、乗り切って欲しいと思います。
そのために費やした努力は、絶対に裏切らないと思うから…

オープニングテーマは、mono palette.さんの「ロングタイムトラベラー」
エンディングテーマは、ウォルピスカーターさんの「1%」
エンディングの爽やかさが印象的でした。

1クール全13話の物語でした。
1期に引き続き安定した面白さを発揮した作品でした。
この作品も続きが楽しみですね。
2期が制作されたんですから、3期も期待しています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

65.6 29 2019年冬(1月~3月)アニメランキング29位
ガーリー・エアフォース(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (208)
807人が棚に入れました
突如出現した謎の飛翔体、ザイ。それは、人類の航空戦力を圧倒した。彼らに対抗すべく開発されたのが、既存の機体に改造を施した「ドーター」と呼ばれる兵器。操るのは、「アニマ」という操縦機構。それは——少女の姿をしていた。鳴谷慧が出会ったのは真紅に輝く戦闘機、そしてそれを駆るアニマ・グリペンだった。人類の切り札の少女と、空に焦がれる少年の物語が始まる。

声優・キャラクター
逢坂良太、森嶋優花、大和田仁美、井澤詩織、白石涼子、Lynn

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

中途半端でちっとも面白くない

完走はしましたが、やっぱり最後まで面白くなかったですね。何をテーマにしているかわからないし、未回収の伏線・謎も多く(さりとて別に興味もわかなかったけど)、何もかもが中途半端。いろいろ欠けているものは多いのですが、致命的だったのは「アツさ」が全くないこと。日常系ではなく、まがりなりにも戦闘を描くわけですから、胸が熱くなるシーンがないと、じゃあ何のために命張ってるの?という冷ややかな気持ちになります。

1. 不必要・不十分なキャラ
そもそも、その登場人物必要だった?という登場人物が多い印象です。中国人の幼馴染とか、ギャグなの?って感じのウィークリーすっぽかされキャラだし、F-2も無理矢理登場させる必要はなかった。F-4の嫌な奴キャラが払しょくされたとはいいがたいし、F-15はパッパラパーのまま。F-18もなんだか未消化のまま散ってしまうし、ずいぶんと扱いが雑だなあという印象です。

2. 結局、なんやねん
謎の敵が謎のまま終わる…かつて幼稚園の頃に見た戦隊モノの敵のようですね。その出自も、正体も、目的も、能力もよくわからないけど、とにかく「敵」なんだ、と。ここらへんはせめてもう少し明らかになっていくのかと思っていたら、まさかの最後までほったらかし。

3. 残念ドッグファイト
同時期にやっていた【荒野のコトブキ飛行隊】、こちらも似たような感じで雑なストーリー×ドッグファイトでしたが、あちらはせめて実機への愛着とか、空中戦を描くこだわりとかがありましたが、本作は子供向けのどきゅーん!ちゅばーん!な感じの繰り返しで、リアリティもないし、わざわざ変な塗装と「それっぽい」だけのデザイン改変をしてるので、手抜きな感じ。別に空中戦を見せたかったわけじゃないのかな…じゃあ、見所はゼロじゃん。

4. やはり中国推しが気持ち悪い
もともと中国に住んでいて、中国人のガールフレンド(モブ)がいて、上海奪還とか言っちゃって、一体どうして中国をそんなに推すのか…。ここまでリアリティ放棄したんだからもう架空の国でも何でもよかったはずだし、やはり嘘でも自衛隊機を扱う以上、その相性の悪さはまるで牛乳と納豆のように喉元にまとわりつきました。

5. 作画は最後まで耐えきった
作画(キャラ)だけは、際立って良いとは言えないものの、最後までギリギリの線で踏ん張った感があります。結構危うい感じだったけど、そこは沢山のスタッフさんの努力で崩壊を免れた。もしそこを投げてしまっていたら、正真正銘のクソアニメになっていたところ、耐え抜いたプロ根性には敬意を表します。

---以下は5話時点での中間感想---

なぜグリペン…なぜ中国…
まだ5話までしか見てないので、メモ程度に。
●なぜグリペン…いや、好きだけど…好きっていえばビゲンが…じゃなくて、どうして航空自衛隊でいきなりグリペンなのさ!?(そういえばF-Xの出来レースで当て馬にはされてたっけ)さすがにF2なりF35なりにすべきだろ。
●百歩譲ってドラケンにするなら、せめて中身もスウェーデン人美女にしてくれ。
●実機の特性を活かした擬人化かと思えばそうでもない…では必然性がない。
●人物画は今のところギリギリ大丈夫だけど、常に崩壊しそうな危うさを感じる作画。このまま頑張ってくれ!
●ドッグファイトや航空機の機動に関しては全くリアルじゃない。「これは特殊なアニマという機体だから」という言い訳をしたいんだろうが、苦しい言い訳だ。特に番組にACE COMBAT 7のCMなんか挟まれた日には、本編のショボさが引き立つ。
●特にこういう軍事(自衛隊)モノで中国(人)という名前すら聞きたくない。反吐が出る。仮想的国だぜ?そこは最低限のマナーじゃない?必要性や必然性も今のところ認められず、中国の金が入ってるの?非常に違和感があって邪推したくもなる。
●せっかく実在の戦闘機だすのに、どうしてこんな手抜き塗装なんだ…戦闘機としての良さが台無しじゃないか。幼児向けの玩具かよ…。
●DTホイホイのキモイ展開、どうか勘弁してほしい。裸とかキスとか、鳥肌が立つ。
●まったく自衛隊感がない。だったらいっそ、全て架空の設定にすればいいのに。
●空自といえばやはり「まそたん」。陸自ならGATE。ああいうガチ自衛隊モノが欲しい。

※現時点では評価はせずにおきますが、低評価を付けたくてうずうずするw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

されど気になる軍事合理性

原作未読


エアフォースカテゴリー。未知なる異能の敵(ザイ)への対抗手段として開発されたのが美少女でしたよ、っと。
どれくらい異能か。対抗馬の美少女については本編かどこかのあらすじをご参照ください。

空戦ものと触れ込みの本作。それとは別に次のお楽しみが待ってます。

 1.快活幼馴染み娘との日常を愛でる
 2.ポンコツ萌え娘を愛でる

少し影のあるグリペンちゃんが正妻枠だと思うのですが、二兎を追って空中分解した印象です。グリペン(CV森嶋優花)でもミンホア(CV Lynn)でもそれ以外の子でも引っ掛かりがあればキャラ萌えで押し切れるかも。なお、私は墜落です。
フォローするとしたら、けっこう雑な作りがむしろ安心材料となり気楽に鑑賞できることくらい。
このヒロインもそうですが主人公の鳴谷慧(CV逢坂良太)も幼馴染みのミンホアちゃんもけっこう重たいものを抱えてます。そしてその重たい設定を全く活かせない展開が続きますので、物語なし!萌えなし!されどキャラ特化型の作品として楽しめるかどうか。
この二人の女の子たち以外の子も順次投入されていきますのでその色は強まっていきます。繰り返しますが、“安心で雑な作り”です。気楽に観れちゃうのです。


■いっそファンタジーオンリーならよかったのに
現実との中途半端なリンクのさせ方をします。

{netabare}・中国は内戦中なのか“東シナ海上海脱出船団”のテロップから始まるアバン
・自衛隊小松基地、第七艦隊など実在する名称が登場
・大陸からの敵に対して「台湾と半島が健在だから」と地政学的な言及あり
・グリペン、イーグル、ファントムⅡ、そしてF-Ⅱと実在機は言わずもがな{/netabare}

中途半端と評したのはそこで描かれたあれやこれやが荒唐無稽なので。

{netabare}・そもそも敵国または政情不安定な国に長期間滞在、かつ同伴者ありで入国した人間を国籍を有しているからといって入隊(厳密にはゲストだが・・・)させる軍隊はありません。
・グリペンの所望でほいほい基地に入れるはいいとして(良くないが・・・)、内通の可能性を否定できないミンホアには監視付けるでしょ?
・グリペンってジャミング(妨害電波)に優位性のある機体だと思ってたが逆にやられてない?まあグリペン側は見破ってたので気にしなくてもいいか。
・人間せいぜい8Gが限界でF-Ⅱでもそれくらいでる。アニマの変態的機動なんて即死レベルでしょ、普通。
・ただし一点、アメリカ軍のお粗末さ。「馬鹿でヘタレでやるときはやる」の前二つ部分について的を得た描写になってるのは良い。{/netabare}

他にも突っ込みどころに事欠きませんが割愛します。それなりに説得力のある描写でした、とはいきませんでした。
本題としたいのはそこに見え隠れするラノベ原作のメリットデメリット。


 作者は取材を一切してないでしょ?


俺が脳内で考えた素敵なプロット・・・止まりなんですよね。あくまで自分がラノベを読まない人なので事実誤認あったらごめんなさい。
時に天才的な作家が現れ傑作を残すこともあるでしょう。その人の経験値が作品に反映されるのなら、読書を通じて咀嚼した疑似体験を筆に込めることだって多いはずなのは理解してます。
ただし、新作を練る時には作品に合わせて経験や知識を再構築/再構成しなければならず、それに合わせて不明点を埋める作業つまり取材をするものです。異世界やファンタジーものなら隠せるかもしれませんが、現実世界の成分多めの作品にするなら最低限の取材をすることは読者への礼儀でしょうね。
それで本作を捉えると、ネットからつまみ食いしたネタを切り貼りしてるかのような横着な印象を受けます。浅さが透けて見えると作品に没入するのは難しい。横着すると往々にして人物描写もたかが知れてくる。これはきっと原作が悪いのではないかと思われます。
下手に実在のオブジェクトを持ってこなかったほうが良かったのでは?


■そうは言っても完走しちゃうぜ
中途半端な現実とのリンクには閉口しましたが、いったんそれを横に置くと、迸るB級の波動を満喫することができます。
{netabare}・幼馴染の扱いがとことんひどかった。
・あのガラスがパキンパキンの最終回がめっちゃ唐突。
・ザイこの後どうすんねん?{/netabare}

「ははは、しょーがないなー」と「ダメだこりゃ」の二択であれば前者になります。
あまりにも変だと不思議と愛着が湧くものなのかもしれません。

リアタイとしては同クールの『コトブキ飛行隊』と女子の戦闘機乗りモノ系列の比較対象があるなど、リアタイ組ならではの楽しみもありました。
クールで誰しもが必ず一つは巡り合う?愛すべきポンコツ枠みたいなもんかしら。オススメはできませんし評点も低いですが、わりと自分が好きなダメさ加減でした。
ダメさを睥睨することに快感を覚える隠れSタイプの方にはお薦めです。



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2019.09.10追記


視聴時期:2018年1月~3月 リアタイ視聴


原作小説第1巻 - 第3巻と第8巻の一部を時系列順に再構成した内容となっている。(wiki引用)



2019.04.03 初稿
2019.09.10 追記

投稿 : 2024/12/21
♥ : 49
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

戦闘機を取り扱っているのに、空戦は見どころではない不思議な作品

原作未読。最終話まで視聴。

【中国押しが気持ち悪い】
{netabare}主人公の彼女をはじめ、終始中国押し。
本編最後のセリフも中国絡みと、とにかく中国押しが気味が悪い。
中華アニメでもあるまいし・・・。{/netabare}

別に中国が嫌いって訳じゃないんですけどね。

【ツッコミどころ満載のガバガバな設定】
{netabare}多くの人がレビューに書いているので、今更ですが・・・。
主人公の少年が国家機密レベルのメンバーに加わった経緯も大概。
”国家機密”が自由に基地を出入りできちゃう不思議・・・。
挙げればきりがない。

リアルとSFを中途半端にくっつけるから、色々と矛盾が生じるのでは?{/netabare}

細かいことを気にしなければ、とりあえず最後まで視聴出来るレベルの作品。
間違っても、他人様にお勧めできるレベルの作品ではありません(笑)。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 27

65.6 29 2019年冬(1月~3月)アニメランキング29位
明治東亰恋伽(TVアニメ)(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (76)
305人が棚に入れました
「不思議な世界があなたを誘う――今宵はストロベリームーンライト」赤い満月の夜、女子高生の綾月芽衣は、妖しげな奇術師チャーリーのマジックに誘われ箱の中へ。目を覚ますと、そこは明治時代の「東亰」だった!戸惑う芽衣を助けたのは、森鴎外と菱田春草。言われるがまま馬車に乗せられ、着いたところは鹿鳴館。高官たちが集う華やかな舞踏会の場で、泉鏡花、川上音二郎、小泉八雲、藤田五郎といった歴史上の人物たちと出会う。この世界では、日没から明け方の「朧ノ刻(おぼろのとき)」に、「物の怪」たちが姿を現す。その姿を見ることができる者は「魂依(たまより)」と呼ばれ、芽衣もこの力を持っていた。慣れない生活の中、彼らと触れ合い芽生えていく恋心。「魂依」の力は、芽衣と彼らをより強い絆で結びつけていく。しかし、現代に戻るチャンスは一か月後の満月の夜。芽衣が選ぶのは現代か、それとも……少し不思議な明治の東亰で、時を越えた恋の物語が開花する――

声優・キャラクター
諸星すみれ、浪川大輔、KENN、鳥海浩輔、岡本信彦、福山潤、立花慎之介、細谷佳正、森川智之

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

明治のイケメン偉人大集合!?

いわゆる「乙女ゲー」、つまり女性主人公がイケメン男性に囲まれるタイプのゲームが原作のようですね。もちろんプレイ経験などありません(笑)。

お話としては、現在の女子高生(霊視能力あり)が明治時代にタイムリープして、そこで当時の有名人とお知り合いになってどうこうなる感じのお話です。主人公である綾月芽衣(あやつき めい)の霊視能力とレギュラー男性陣のストーリー中での関連は第1話目時点では良くわかりませんでした。

ストーリーというか、ゲームの設定上の特長としては男性陣が実在人物をモデルにしており実名で出てくるところですかね。第1話目で親切にも名前をスーパーで表示してくれたので把握できたのは下記の人たちでした。

森鴎外(もり おうがい): 本名は林太郎。言わずと知れた明治の文豪で、軍医であったこともわりと知られていると思います。

菱田春草(ひしだ しゅんそう): 本名は三男治(みおじ)。後に大画家として知られることになりますが、作中年代では画学生のようです。

川上音二郎(かわかみ おとじろう): 自由民権運動の闘士や「オッペケペー節」という歌の作詞者として日本史的には有名人。記事を書いて何度も投獄されていますが、作中年代では川上音二郎一座という劇団の主宰です。

泉鏡花(いずみ きょうか): 本名は鏡太郎(きょうたろう)。後に小説家として知られることになりますが、作中では森鴎外の書生のようでした。(← これの史実については知りません、悪しからず。)

藤田五郎(ふじた ごろう): たぶん新撰組にいた斎藤一(さいとう はじめ)なんだと思います。アニメ第1話を観ただけでは良くわかりませんでしたが、警官やってましたし…。

小泉八雲(こいずみ やくも): 『遠野物語』の著作で知られる、ラフカディオ・ハーンの帰化名。作中年代では東京帝国大学の講師です。

岩崎桃介(いわさき ももすけ): 後の福澤桃介で、電力事業で大成功するはずの実業家です。実在ベースの登場人物の中では知名度は一番低そう…。

あと、芽衣のタイムリープに関与したと思われる奇術師がいますがこの人のことは良くわかりません。(架空の人物でしょうし…。)

第一印象では、『ニル・アドミラリの天秤』と同程度には楽しめる気がします。一応ストーリーっぽいものはあるんじゃないかと思いますが1話目だけでは良くわかりませんでした。

2019.4.5追記:
観終わっていましたが、レビュー更新が遅れてしまいました。男性の私でもわりと楽しく観れたのですが、それはたぶん芽衣ちゃんが可愛かったからでしょう。

アイドリッシュセブンで紡(つむぎ)ちゃんが可愛かったから観れたのと似たような感じ。

それと、一応いろいろなキャラのルートと思しきエピソードは各キャラに関してあったのですがほぼ本命ルート固定でストーリーがフラフラしなかった点も良かったと思います。

乙女ゲーム原作にしては面白い方だったと思いました。ただ、時間を無理やり捻出してまで頑張って観なくても良いとは思いますね…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ここは自分らしく、居られるところ…。

この作品の原作ゲームは未プレイです。
あにこれでこの作品のジャケットを見た時、一目で女性向きと分かるキャラデザだったので、視聴するか迷っていましたが、ヒロインのCVを諸星すみれさんが演じると知り視聴を決めた作品です。

諸星さんに対して改めて思うこと…
芸歴がとても長い声優さんなんですよね。
初出演が何と7歳…
その後、2012年に「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」の鷹ノ宮ありさ役を演じているんですが、その時って諸星さん中学1年生なんですよね…
中学1年で深夜アニメのキャラを演じるってアリなんでしょうか…なんて思ったり?

諸星さんは色んな役を演じられていますが、個人的には天真爛漫で明るく元気な女の子役が好きです。
「ハイキュー!!」の谷地仁花、「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」のニーナ・ドランゴ、「ボールルームへようこそ」の赤城真子などが挙げられます。
そう、この作品と同時期に放送された「約束のネバーランド」のエマは絶対に外せませんね。
これだけの経歴を持つ諸星さんはまだ弱冠20歳…今後の活躍が楽しみです。

諸星さんの事となり、少しヒートアップしてしまいました^^;


赤い満月の夜、女子高生の綾月芽衣は、
怪しげな奇術師チャーリーのマジックに誘われ箱の中へ。
目を覚ますと、そこは明治時代の「東京」だった!

戸惑う芽衣を助けたのは、森鴎外と菱田春草。
言われるがままに馬車に乗せられ、着いたところは鹿鳴館。
高官たちが集う華やかな舞踏会の場で、
泉鏡花、川上音二郎、小泉八雲、藤田五郎といった歴史上の人物たちと出会う。

この世界では、日没から明け方の「朧ノ刻(おぼろのとき)」に、「物の怪」たちが姿を現す。
その姿を見ることができる者は「魂依(たまより)」と呼ばれ、芽衣もこの力を持っていた。
慣れない生活の中、彼らと触れ合い芽生えていく恋心。
「魂依」の力は、芽衣と彼らをより強い絆で結び付けていく。

しかし、現代に戻るチャンスは一か月後の満月の夜。
芽衣が選ぶのは現代か、それとも…
少し不思議な明治の東京で、時を超えた恋の物語が開花する…


公式HPのIntroductionを引用させて頂きました。

諸星さん演じるヒロインの綾月芽衣…
少し流されやすい面もありますが、芯の強く優しい女の子です。
そして何より明るく、困っている人を放っておけないタイプ…

一方、森鴎外を始めとする男性陣は、これまたイケメン揃い…
この頃の男性は大きな髭を生やし、この作品を始めとする女性向け作品からはかけ離れた容姿だったんですけどね…

そういえば、戦国時代モノにおいても「ちょんまげ」「着物」「槍や刀」といった当時の基本3点セットから大きく逸脱しているキャラがたくさんいますからね…
まぁ、写真や肖像画のキャラがそのまま出てきても困ってしまいそうですけれど…

この物語は芽衣がこの一か月の期間を経て何を選択するか…という物語です。
普通なら間髪入れずに現代に帰りたいと思うでしょう。
現代の方が間違いなく生活しやすいですから…

でも、その状況を額面通りに受け止められない事情が芽衣にあったのも事実です。

だから迷い…躊躇する…
そんな揺れ動く芽衣の心情が綺麗に描かれています。
それもそのはず…明治時代の芽衣の立ち位置はイケメンに囲まれた逆ハーレム状態なのですから…

特に芽衣に対して良くしてくれた森鴎外の芽衣の呼び方は「子リスちゃん」…
いやいや、そんな恥ずかしい台詞、誰も言いませんから…
その手の台詞を臆面も無くサラっと聞いたのは久しぶりだったのではないでしょうか?

でもイメケンという要素だけで芽衣の気持ちが揺れるかというと別問題…
彼らは優しさを兼ね備えているんです。
それだけじゃありません。
「あななだけに見せる特別な優しさ」を皆さん醸し出すんです。

それでも、芽衣の歌う挿入歌「星屑の詠み人」を背景に紡がれた物語は、優しさが溢れていて見ていて胸が熱くなりました。
ラストの纏め方も良かったのではないでしょうか。
芽衣がどんな未来を選択するのか…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「月灯りの狂詩曲(ラプソディア)」
エンディングテーマは「星屑の詠み人」「メロウな夜に踊りましょう」「宵や、酔いや 〜Yoiya Yoiya〜」

個人的には挿入歌に軍配です。
エレキテルショー・ダンサーズによる「エレキテルショー」
綾月芽衣(諸星すみれ)による「星屑の詠み人」
特に芽衣の「星屑の詠み人」はお気に入りになりました。

1クール全12話の物語でした。
「迷ったら見る!」
これを実践してホントに良かったと思えた作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

みたらし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

明治の偉人よりどりみどり…

原作は乙女ゲー。時代モノの逆ハーレムアニメ。
この手の恋愛作品は、壮大なストーリー展開があるわけでもないので
感情移入できるか、共感できるか否かで自分は好き嫌いが分かれるのですが
結末が好きじゃなかった…。ヒロインの決断に共感してあげれなかった。
ヒロイン成長譚として見てたら別だったかもしれないのですが、
端から恋愛アニメとして見てしまっているので、
恋愛を軸に考えて、逆ハーレムまで作っておきながらこの結末、誰得?
ってなってしまった。そこ以外は好きでしたよ!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

64.8 31 2019年冬(1月~3月)アニメランキング31位
マンガでわかる!Fate/Grand Order(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (23)
146人が棚に入れました
「マンガで分かる!Fate/Grand Order」は、ゲーム「Fate/Grand Order(通称FGO)」の公式サイトで連載された作品。「FGO」を始めた主人公が、所長やマシュ、サーヴァントらを相手に、メタ発言も交えながらやりたい放題する様子を描き、ゲームの魅力を掘り下げる。

声優・キャラクター
金田朋子、高橋李依、米澤円、坂本真綾、能登麻美子、斎藤千和、丹下桜、野中藍、小見川千明

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

回れ回れずっと、虹がかかるまで

元はスマホゲーム「Fate/Grand Order(FGO)」の遊び方を指南する解説マンガという位置づけのマンガが原作です。
2018年大晦日の特別番組として放映された15分程度の短編アニメで、現在、FGOのYoutube公式チャンネルで視聴可能です。

ストーリーもへったくれもなく、FGOの女主人公と男主人公が、(主に詫び石つぎ込んだ)ガチャで引いたサーヴァントにセクハラかましてドン引きされる展開となります。
それまでのFGOアニメは全く踏襲されておらず、設定上の存在は藤丸立香も本作の男主人公も一緒ですが、本作の男主人公はアストルフォきゅんの下半身に妄想たくましくするHENTAI野郎です。
人類救済のために特異点を旅する立香よりも、ある意味ではプレイヤーよりな人格ですね。

タイトルは"まんがでわかるFGO"となっていますが、本作を観てもFGOは絶対わからないです。
本作の主人公は、例えば3Dメガネを以て、"ヒロイン視点で自分をめちゃめちゃにすることに興奮する" という特殊性癖を持っており、FGOのプレイヤー=変態という認識を持ってしまう危険性があります。
ただ、ぶっちゃけたところ大抵のFGOプレイヤーはアストロフォの股間の才能に興味津々なので、その認識はあながち間違いでもないのかなと思ったりもしますが、一般論にしてしまうと怒られそうですね。

FGOのゲーム紹介やキャラ紹介、ストーリー解説等は無く、アニメに未登場のサーヴァントも続々登場します。
ぶっちゃけ私もFGOやったことなく、過去アニメとキャラだけ知ってる感じですが、FGOのストーリーよりもキャラ知ってるだけ、ゲームシステムざっくり知ってるだけの方が楽しめると思います。
キャラはデフォルメされて等身が低く、女性キャラでも頻繁に裸になりますが、全く興奮しません。むしろドン引きです。
FGOキャラっぽい糞全裸が「おほおおぉぉ!」とか叫びながら蠢く痴態を観て楽しむFGOです。

以上は本作に関しては賛辞ですね。メタメタなひどいアニメですが大好きです。
ゲームを含め、スタッフが楽しんで作っている感じが伝わってくる作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

63.5 32 2019年冬(1月~3月)アニメランキング32位
NHKバーチャルのど自慢(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (19)
60人が棚に入れました
あの「のど自慢」がバーチャル化!?
「明るく!楽しく!元気よく!」をテーマに毎週日曜お昼に全国各地から生放送でお届けしている「NHKのど自慢」。今回お邪魔するのはバーチャル空間。バーチャルキャラクター化した小田切千アナウンサーの司会のもと、人気VTuber(バーチャルYouTuber)が次々に登場して、自慢の歌を競い合う。果たして初代VTuberのチャンピオンが決定するのか!?お楽しみに!
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメじゃないけど、ブイチューバー紹介レビューしてみるよ!!(1/10再放送)

再放送が決定しました!!
日時:2019年1月10日(木)夜11:55~0:40
チャンネル:NHK総合


人気番組「NHKのど自慢」を使いドワンゴの川上量生が仕掛ける実験的な番組。今回の企画はドワンゴが制作しているアニメ『バーチャルさんはみている』に因んだもので、そちらの放送開始も楽しみです。

バーチャルさんはみている公式サイト
https://virtualsan-looking.jp/

【バーチャルYouTuber(Vtuber)とは】
YouTubeで活躍する3Dや2Dアプリのキャラクターたち。生まれてから2年ほどで企業から個人まで数多くのバーチャルユーチューバーが活動を開始し、グッズ展開やイベントの開催、テレビ出演など、2019年現在では一般的にも認知される大きな業界になりました。2017年あたりに、可愛いキャラクターだけど見たことが無いと不思議に思った人も多いでしょうか。かく言う私も“可愛いキツネ娘”だと思ったら中身が“コンビニ店員のおじさん”だった美人局(?)に合いました。

YouTubeは他の動画サイトと比べオタクコンテンツが活発で無くユーチューバーが広く認知された後も敬遠している層は一定数存在しました。この背景の中で仮想現実のキャラクターがYouTube活動を始めたことは大きな転機だったように思います。はじめは3Dアバターを使い個人でYouTubeやその他の動画サイトで活動するだけだったものが、企業の参入により高クオリティーな動きや表情を見せるキャラクターが登場し、他企業や個人も挑戦していくうちに今まで現れなかった才能や特技をお披露目できる場として盛り上がりを見せていきました。バーチャルタレントをプロデュースする会社も多く誕生し、今や個人から企業までが期待を寄せる業界に成長しているのです。

NHKへの出演ということでバーチャルユーチューバーの中でも知名度や歌唱力の高い面々が選ばれました。全く知らない人向けに少し紹介してみましょう。

キャラクター紹介と歌った順番・曲名は以下の通り(紹介は伏せます)

【ミライアカリ】曲:『学園天国』
{netabare}Mirai Akari Projectの「ミライアカリ」は初音ミクのイラストレーターKEIがデザインしたキャラクター。プロデューサーである「アニメ娘エイレーン」は音声合成ソフト「CeVio」を用いた2Dキャラクターで、プロジェクトが始まる前まで動画を投稿していたクリエイターでした。ある時、ミライアカリプロジェクトのために6000万の借金をして企画を立ち上げ、ミライアカリ誕生のタイミングで裏方へ回りチャンネルはミライアカリプロジェクトへと移行されました。昔制作していた作品で組んでいた立案者に逃げられ、行き着いた海外で職を失うというハードな人生を送っている彼女(設定ではなく本当の話)は、帰ってきて欲しいというファンの声もあって現在は別個の活動に復帰しています。そしてのど自慢に参加したミライアカリは、露出の高い衣装が目立つ金髪サイドテールの記憶喪失キャラクター。シモネタを連発する“近所のHなお姉さん”と揶揄される発言や行動は、Pに指示されたわけではなく自主的なもので、バーチャル四天王と呼ばれる圧倒的な人気を誇るキャラクターの1人。イベントやグッズ展開も多く、年末の週刊ヤングジャンプで巻末グラビアを飾った時はスゴイ時代が来たなと思ったものです。エイレーンが仕掛けたバラエティー豊かな企画へ挑戦する動画がメインで、今回歌った学園天国のような曲以外にキャラクター性と反対の格好いい曲も投稿しています。ハロー!ミライアカリだよ♪(ピロリンッ){/netabare}
アクセル/ミライアカリ【オリジナル曲】
https://youtu.be/7StwGkAKDEA
ミライトミライ/ミライアカリ【オリジナル曲】
https://youtu.be/ZbYn9J_cuW8

【剣持刀也】曲:『HOT LIMIT』
{netabare}剣持刀也は「にじさんじプロジェクト」所属の男性Vtuber。「にじさんじ」は「いちから株式会社」が提供するVtuberの人気を二分する集団。会社は元々アプリ開発を主にしていて、いちからが開発したにじさんじアプリは2Dキャラクターの表情を動かすためのもので界隈でも採用者の多いアプリとなっています。定期的にオーディションを行っていて剣持刀也はその2期生。現在60人以上の大所帯に膨れ上がりもう少しで新メンバーも加入する上に海外メンバーもいます。某アイドルグループのような増え方に面喰らいましたが個人活動が多かった業界のチーム活動が多くなるきっかけでもあって「いちから」を真似て大人数のバーチャルライバーを育てる企業が増えていきました。AbemaTVの番組「にじさんじのくじじゅうじ」レギュラーでもある剣持刀也は、配信中に生まれる強烈なワードやコメント欄のファンとプロレスするような強気な発言と裏腹なイジられやすさがギャップになって男性ファンに“カワイイ”と愛される、ラップが得意な剣道部所属の高校生。女性中心の業界を個性とトーク力でのし上がった稀有な存在である彼は残念ながら歌はあまり得意ではなく鐘の音は鳴りませんでしたけど、そんなところも可愛いという(野太い)声も多数。{/netabare}
【ラップバトル】MCトウヤVS月ノ美兎
https://youtu.be/FfjZmhu3GQY

【ばあちゃる】曲:男と女のラブゲーム
{netabare}ばあちゃるは馬のかぶりものをした自称世界初の男性バーチャルユーチューバー。「ウマ」「ウビバ」の愛称で呼ばれ、現実のイベントに生身で出てきて司会をするようなネタ枠の彼は「電脳少女シロ」と後輩である「アイドル部」のマネージャー。現実と仮想現実の境界が曖昧な彼に関しては雑に扱うことが正解なので、鐘の音もひとつしか鳴っていませんでした。ファンには不名誉な二つ名を山ほどプレゼントされ、いつもからかわれていますがとても愛されている有能マネージャーです。でも次に行きましょう。 {/netabare}

【月ノ美兎、樋口楓、静凛】曲:キューティーハニー
{netabare}にじさんじ所属「JK組」と言われるこの3人は、にじさんじ1期生、プロジェクトの象徴とも言えるメンバーで、それぞれ委員長・関西弁・先輩のオーソドックスなキャラ属性を持ち、活動の中で見えてきた性格や特技によりさらに人気が出た3人。中でも「月ノ美兎」は産声を上げた時から存在感を発揮していました。清楚な委員長キャラでありながら好きな食べ物は「モツ鍋とビール」と答えかけて「ムカデ人間を観たか」という質問に対して“肛門と口を繋げられる映画”だと表現するような、キャラ設定なぞ守るつもりのない魂のぶっ飛び加減が話題を呼びVtuberの知名度向上に貢献した1人です。他にも、ニコニコ動画を黎明期からずっと追いかけていたと公言し、LINEニュースのしょうもない記事を読むことが日課で自身のラジオコーナーに採用。実写のシュールなアドベンチャーゲームを実況するような着眼点やトーク中の頭の回転は語りきれません。それまでビジュアルや歌唱などを中心に人気が出た界隈に違った楽しみ方を渡来させたキャラで、「バーチャル業界のおかげで発掘できた貴重な才能」の代表格なので興味があればまとめ動画を探してみてください。樋口楓、静凛も歌やゲームの特技があって関係性も面白いのですが今回は泣く泣く割愛。{/netabare}
クリスマスイブのお歌配信
https://youtu.be/t0S2LWCVQXg

【道明寺ここあ】曲:『愛をこめて花束を』
{netabare}道明寺ここあは、「ゲーム部プロジェクト」に所属する道明寺晴翔の妹でYouTubeチャンネル「ここあMusic」のキャラクター。ゲーム部プロジェクトは3Dキャラクター達が学校の部活でゲームをしながらYouTube活動をするというコンセプトで始まったチャンネルで、4人のメンバーは各自得意なゲームを持っていて極めたゲームは界隈でもトップクラスの腕を誇ります。設定が崩れやすいVtuberの中では異色の存在で、ゲーム実況の他にも部の日常が描かれるショートストーリー動画を投稿することが特徴です。ドラマチックでバカバカしい物語を展開する彼女たちを演劇部と呼ぶこともあり、道明寺ここあは、彼女たちの活動を見て自分もはじめたいとYouTubeをはじめました。ゲーム部に所属はしていませんが動画には何度か登場しています。圧倒的な歌唱力により数々の歌系イベントに呼ばれるプロジェクトの歌姫は兄の晴翔に溺愛されている歌うことが大好きな中学生の女の子。魔法科高校の劣等生「Rising Hope」や東京喰種トーキョーグール「unravel」を始めとした難度の高いアニメソングもいくつか投稿しています。番組ではフル尺で歌えませんでしたが放送後に本人がフル尺で歌った「愛をこめて花束を」の動画を上げてくれましたので興味がある方は聞いてみてください。{/netabare}
【バーチャルのど自慢】愛をこめて花束を 歌ってみた【Superfly/cover】
https://youtu.be/yOYEKiiFJCw

【富士葵】曲:『ラヴ・イズ・オーヴァー』
{netabare}富士葵はその名の通り、日本の素晴らしい文化を世界に発信する目的で活動を開始しました。コンセプトは「キミの心の応援団長」。美しい歌声で日本の名曲をカバーする彼女は、当初の素朴な3Dモデルから、クラウドファンディングで資金を募りモデルチェンジを行ったことでも話題を呼び、その金額は1000万円。昔のモデルがいいという声もちらほらと聞こえますが大幅なグレードアップで可愛くなりました。歌系イベントには必ず呼ばれる歌姫の1人でメジャーデビューもしています。西日本豪雨、ならびに北海道胆振東部地震の復興支援のためのチャリティーイベントでは大トリをつとめ、山下達郎の「希望という名の光」を歌い多くの人の心を打ちました。透き通った声は和を感じさせる曲やバラードとの相性が抜群です。反面、発言の天然さと個性しかない謎の踊りは、天は二物を与えないのだと私達を悟らせてくれます。(そこがカワイイともいう)ピアノ弾き語りをした「君の名は。」の「なんでもないや」をきっかけに知られていった彼女を紹介するのは、自身のチャンネル動画ではないですが、サントリー公式ブイチューバー「燦鳥ノム」と、のど自慢にも参加した「ときのそら」の3人で歌った「ゲキテイ」の動画をオススメしておきます。{/netabare}
檄!帝国華撃団 by燦鳥ノム・富士葵・ときのそら【歌ってみた】
https://youtu.be/35fKzdDH654

【電脳少女シロ】曲:『Let it go』
{netabare}電脳少女シロは、初音ミク先輩を尊敬しアイドルを目指すAI。ファンからはバーチャル四天王の1人として認識されていますが、活動開始から半年はVtuberの数も少なくコンテンツはほとんど世間に知られていなかった時期で、キズナアイと共に不遇な開拓時代を過ごした1人です。語学が堪能で海外ファン向けに英語で喋った動画を投稿することもあって海外へのアプローチが出来る業界を広げる存在。のど自慢で歌ったLet it goも原曲を選択していました。引き笑いがイルカの鳴き声に聞こえることから“シロイルカ”の通称で呼ばれ、かわいい見た目に反したバイオレンスなゲームの趣味や発言の物騒さから「戦闘用AI」だと誤認識されています。デビューから毎日コツコツと動画を投稿しており、奇想天外な発想とは別に真面目で努力家なところもファンを掴む理由。彼女を慕う後輩の「アイドル部」は動画投稿がメインのシロと違い生放送が中心の女の子たちで、マネージャーの「ばあちゃる」がプロデュースをしています。全員カワイイですがシロの系譜として恥ずかしくない狂気を孕んだ、一癖も二癖もある子たち。後輩との絆も見どころなので、箱推しファンは見る範囲がどんどん増えていきます。新作ゲーム「ヴァールハイト」の宣伝大使で、ラジオ共演したことがきっかけに絡むことの多くなった杉田智和やマフィア梶田とレギュラー番組で共演しています。{/netabare}
2018年 NG集・未公開シーンを大公開!「見ないでぇえええ〜」
https://youtu.be/A-kxIPhxiCs

【ときのそら】曲:『空色デイズ』
{netabare}ときのそらはホロライブ(hololive)と言われるVtuberの動画・LIVE配信サービスのキャンペーン第一弾キャラクター。配信サービスと共に会社がプロデュースもしていて、ときのそらを始めとしたホロライブは王道アイドル路線を育てる会社として人気で、後続キャラたちが数多く出ています。今や2期生まで増え大所帯となったホロライブの象徴的な存在は、ブレること無く王道アイドル路線を走り続けている代表的なキャラクター。早くから活動を始めていて人が集まらない時代を経て今がある苦労人。このような下積みエピソードも王道アイドルらしく、キャラクターデザインも茶髪のセミロングにヘアピンをした何の変哲もない女の子は「ときのそら」の名前通り空色の制服を着用。優しい声色で視聴者からママと呼ばれている18歳の元気いっぱいな高校生。明るさの反面、涙もろい努力家でもある。動画や配信のスタイルはhololiveの機能を使い様々なアングルから撮影できる3Dの自由度が売り。企業Vtuberはマネージャーをマスコットキャラクターとして連れているケースがあり、「かしこまり」「富士葵」「YuNi」などにも相方として付く。ホラーゲームが好きでマネージャー(友人A)を相方にゲームや企画をやる、歌系企画には必ず呼ばれる1人。{/netabare}
【侵略されて】エイリアンエイリアン 歌ってみた - ときのそら【踊ってみた】
https://youtu.be/NT6Pf28eCgQ

【ピーナッツくん、ぽんぽこ】曲:『おどるポンポコリン』
{netabare}ピーナッツくん!オシャレになりたい!、甲賀流忍者!ぽんぽこの二人は個人のVtuberで、元々ピーナッツくんが主人公のアニメを投稿していたところにバーチャルブームが来て、ピーナッツくんの制作兼声を担当していたぽんぽこのお兄さんが、やってみたいという妹の願いを叶えデビューさせた。(とてもややこしい)エッジと毒の効いたピーナッツくんのアニメと、バーチャルの域を超えた「まるで実写のようなクオリティーの狩猟動画や料理配信」が人気のぽんぽこ。(というかまんま実写)兄妹が互いを嫌がりながら一緒のことをやっている微笑ましさが人気で、面白いのは勿論ですが真骨頂は企画力と行動力。企業や個人を超えた何十人ものVtuberが集まる業界のターニングポイントともいえる24時間生放送企画を2回も成功させています。行動力で知名度を得て、Vtuberキャラクターが出演するTVアニメ「バーチャルさんはみている」に個人で参加も決まっている業界内で知らない人はいないマスコット的な二人。実はピーナッツくんのアニメを追加登録しようかと何度か考えたのですが、界隈が好きな人以外にはシュール過ぎてオススメもし難いなと思い断念しました。話数が多くカオスですが結構好きです。今回は24時間放送で出来た曲のMVを載せておきます。{/netabare}
【MV】言の葉のうた - 甲賀流忍者ぽんぽこ(Prod.n-buna)
https://youtu.be/oN5cAoM8Acg

【バーチャルゴリラ】曲:『なごり雪』
{netabare}バーチャルゴリラは今回のバーチャルのど自慢で初代チャンピオンに輝いた歌のうまいゴリラ。アニメにもでます。これ以上語りようが無いですが、『天魔機忍ver.G』という個人ブイチューバーユニットの一員で、黎明期からのファンは胸が熱くなる名前です。年末に嬉しいものを見ましたが、マニアックなので割愛。なごり雪の“ごり”を強調してしまい、小林幸子さんに(台本で)怒られていました。{/netabare}
ゴリラ×乾伸一郎オンステージ「Lovers Again/EXILE」
https://youtu.be/GnDdFe5-u3g

【YuNi】曲:『Precious』
{netabare}YuNiはバーチャルタレント支援プロジェクト『upd8(アップデート)』に立ち上げ時から参加する歌唱系ブイチューバー。編集や選曲にもこだわる歌一筋のYuNiの動画は、曲だけでなく画面作りもこだわっていますので一見の価値有りです。一緒にいるユニコーンの名前は「乙女丸」で、こんな名前ですがオッサンのマネージャー。この子や次のヒメヒナは特化型なので言葉で説明するよりMVや【歌ってみた】を聞いてもらうのが一番でしょうね。大きな歌イベントに必ず出演する歌姫の1人です。「透明声彩」はオリジナル曲。{/netabare}
YuNi MV 「透明声彩」
https://youtu.be/BnH6RiFm9f4
【息継ぎ必死】シャルル 歌ってみた(生歌) – YuNi
https://youtu.be/LjkDJHk2KrE
太陽曰く燃えよカオス 歌ってみた(生歌) - YuNi
https://youtu.be/6TcYk_qGshM

【田中ヒメ・鈴木ヒナ】曲:『ライオン』
{netabare}田中ヒメ・鈴木ヒナの二人は、元々田中ヒメが活動していたチャンネルに少し経ってから鈴木ヒナが参加しました。ヒナが来ることがわかっていたのでヒメ1人で活動している時は歌を披露することはありませんでしたが、のちに投稿した歌動画では完璧なユニゾンと歌唱力でファンを沸かせました。多分、参加が遅れたのはモデルが出来てなかったとかそんな感じ。のど自慢のトリに相応しい二人だったと思います。歌以外の動画だとテンションの高いヒメと、おっとりド天然のヒナで漫才みたいな会話をしています。この二人も歌が一番紹介になると思うのでそちらをどうぞ。{/netabare}
【ヒメヒナMV】劣等上等(Cover)【本気モード入った】
https://youtu.be/il4cAeVzZwI
【ヒメヒナMV】太陽系デスコ (Cover)【セクシー】
https://youtu.be/DdqEdO4EOuU


ゲスト枠は「キズナアイ」と「小林幸子」。小林幸子さんはニコニコ動画を通じてネットユーザーに支持を得た方で、キズナアイのLIVEでゲスト登場したことやドワンゴプロデュースの番組であることが関係してオファーがしやすかったのでしょう。芸人枠で登場した「アメリカザリガニ」も似た理由だと思われます。

【キズナアイ】曲:『おもいで酒』
{netabare}2016年に活動を開始した「キズナアイ」が「YouTube活動をするバーチャルな存在」として初めて「バーチャルユーチューバー」の言葉を使い始め、コンテンツとして活発になった2017年に登場した4人のキャラクター「電脳少女シロ」「ミライアカリ」「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」「輝夜月」をはじめとした後続が言葉を定着させます。この4人のことをファンが、通称「バーチャル四天王」と呼んでいて、キズナアイがこの中に入り「5人揃って四天王」になる場合も多いですが、今はアイちゃんの事を「おやぶん」と呼び、4人のことをバーチャル四天王と呼ぶことが多い気はします。ライブやテレビ出演にCMなど、メディアへの開拓とアプローチはすべてこの子がやっているような状況で、脅威の稼働率。矢面に立ち何も知らない人間から悪意を持って叩かれることも多いので、いくらAIといえど大変でしょう。のど自慢では「おもいで酒」を選曲していました。上手かったですね。世界一人気なユーチューバー『PewDiePie』の動画に出演して反響を呼び、日本政府観光局の訪日促進アンバサダーに就任したり若年層向けにノーベル賞の解説(聞き役)になったりと、何かと「顔」になることが多いブイチューバーの代表的存在。Kizuna AI × 中田ヤスタカのコラボ楽曲「AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)」が来春リリース決定。TVアニメ「バーチャルさんが見ている」の曲となっています。{/netabare}
【新年の挨拶】初日の出を観に行ってきました!【お正月】
https://youtu.be/N3lZDUfZeQw


YouTube内では今回のバーチャルのど自慢のようにテレビ企画に落とし込んだものも開催されていて、年末には紅白を模した『V紅白歌合戦』や『年越しVR歌合戦Count0(カウントゼロ)』等の大規模イベントも開催されました。普段は個人個人の活動をするVtuber達が一堂に会するイベントは知名度の低いキャラクターを知る場になるため、短い歴史の中でターニングポイントとして語られることが多いのです。全ては書ききれませんでしたが今回は「歌」括りということでVR歌合戦Count0にて発掘され知名度を上げたキャラクターを紹介して終わりましょう。

花譜(かふ)
花譜 #09 「心臓と絡繰」 【オリジナルMV】
https://youtu.be/hcm1LGOxJbc


未来を見据えた新しいコンテンツ「バーチャルYouTuber」に、少しでも注目していただけるきっかけになればと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 28

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

攻めるNHK(笑)!(1/10夜の再放送決定!)

日曜日の昼間に放送されている『NHKのど自慢』のフォーマットをベースに、有名VTuber(バーチャルYouTuber)が一堂に会してとり行われた「NHKバーチャルのど自慢大会」(という体で制作された)番組であります。

「NHKのど自慢」司会は小田切千(おたぎり せん)アナウンサーですが、この番組では「バーチャル小田切千アナウンサー」としてご本人出演でした。

できれば鐘奏者の秋山気清(あきやま きせい)さんにも出演して欲しかったなあ…。(←「NHKのど自慢」ファンとしての意見)

画面は常ににCGですし、普段活動しているVTuber達がそのまま出てくる感じですので通常の意味合いでの作画や声優、キャラといった評価は意味をなしません。

内容的にはいわゆる「バラエティー番組」に近い物ではあるので、これまた一般的な意味合いでの「物語」という評価は難しいのですが、視聴していて誰を合格にするかなどや何を話すかなどについて「恐らく台本はあるだろう」という想定の下で番組自体は面白かったので「評点: 4」とさせていただきました。

また音楽ものど自慢という番組の性質上、特に専用のものとしては合格時の鐘のメロディーくらいなわけですが、あえて「評点: 4」をつけてみました(あんまり意味はないですね)。

毎週放送されている「NHKのど自慢」のフォーマットでは出場者20組、プロの歌手のゲスト2組となっていますが、「NHKバーチャルのど自慢」では出場者は13組に減らされその代わり一組辺りの歌唱時間が長めに取られていましたね。

また「プロ歌手」枠にキズナアイ親分と、バーチャルグランドマザー小林幸子が収まっていました。

観てて思ったんですけど、VTuberってけっこうちゃんと歌える人が多いんですね。そこら辺の二流タレントよりもタレントとしてよっぽど有能なんじゃないでしょうか…。

……などと益体もないことを考えつつ、番組はけっこう楽しめました。出場者が被りそうという危惧はありつつも、またやって欲しいかも。

2018.1.4追記:
見逃したとお嘆きの皆様、さっそく再放送が決まりましたよ!

[NHK総合] 2019年1月10日(木) 午後11:55~午前0:40(45分)

このカオスかつエポックメーキングな番組を見逃すな(笑)!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33

木村天祐 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

これアニメ枠じゃないでしょ

え?なんでこれあるの?アニメじゃないでしょ。開いた口が塞がらないんですけど。
最近人気のバーチャルYouTuberののど自慢大会だけの内容です。
しかもこれNHKなんですよね・・・。

当然物語もクソもないので最低評価です。
CGが自由にモーショントレースするだけで、作画も特にないので最低評価です。
声優ではないですがそこそこ上手い人もいるので普通評価です。
音楽はのど自慢で当たり前なのですが、ちょっとだけ評価高くしました。
物語はないですが、キャラはいっぱい出てくるので評価は普通です。

裏番組も見ました。
百花繚乱、司会うまいですね・・・。

バーチャルさんはみているは薄ら寒くてゴミでしたが、これは普通ののど自慢でした。
最後にもう一度いいますけど、アニメじゃなくて、CG歌番組ですよね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

63.1 33 2019年冬(1月~3月)アニメランキング33位
グリムノーツ The Animation(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (120)
468人が棚に入れました
人々は生まれたとき1冊の本を与えられる。生まれてから死ぬまで"運命の書"に記載された脚本の通りに生きる宿命。そんな中、空っぽの脚本である“空白の書"をもって生まれたエクスは、同じように“空白の書"をもった仲間、レイナ、タオ、シェインと出会い、自らの役割を見つける旅に出る。これは繰り返し読まれた童話の物語。

声優・キャラクター
逢坂良太、上田麗奈、江口拓也、久保田未夢、水島大宙、上坂すみれ、種田梨沙、悠木碧、間島淳司
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

じゆうー↓なあ↑そー↓らあ↑え~~~↓

OP、めっちゃ竹達さんって感じで大好きw


童話をはじめとした様々な物語の世界(e.g.:『赤ずきん』,『シンデレラ』)に入り込んで、なんやかんやするというお話。
同期の『ぱすメモ』とどことなく似ていたけど、私はこっちの方が断然面白かったと思う。

1、2話では困惑することも多かったが、3話で色々と説明してくれた。

展開は意外と盛り上がっていたし、普通にキャラが可愛かった。
{netabare}特にアリス編は萌えボイスが飛び交っていて耳が幸せ。{/netabare}
キャラが可愛ければ、ゲームを始めたいと思う方もいるだろう。

{netabare}でも5話で水着バージョン出てきたのはさすがに笑った。{/netabare}
まあソシャゲアニメでも、これぐらい露骨にやってくれれば全然観られるかなって。

擁護できないところは、
{netabare}・変身すると誰が誰だかわからなくなる(これ誰だって考えてると内容が頭に入ってこない)
・変身ヒーローの定型台詞がちょっとウザイ
・途中からキャラの顔面が乱れ始めた
・ラストでカーリー(混沌の巫女)を完全放置{/netabare}
…くらいかなー(笑)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

ばぶえたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゲームやってない人は、わかるかな?

ソシャゲからのアニメ化です。
ゲームはリリース直後からずっとやっていて、結構好きだったので見たのですが…

ゲーム未プレイの方には、世界観やその他の設定が分からないのではないかと思いました。
え?なにこれ??え??とならないかなぁ?と。

ゲーム同様、キャラも良いし、音楽と世界観も綺麗なのでもう少し見てみようと思います。

(ちなみに、ゲームは今の「リ・ページ」より、その前の方が良かったです)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

さぁ、キリキリ調律しなさい

1話感想{netabare}
“ミリオンアーサー”の続きかと思った。
・未来のことまで書かれたクロニクルに記された筋書き通りにしてくれないと(クロニクルをしたためた立場から見て)過去改変が起きて大変だ→改変を起こす原因をやっつけるぞ
って流れはミリオンアーサーと同じなワケで…弱酸性が無い分こっちのがインパクトに欠けるような?
そんなことをボーっと思いながら見てたら、なんか赤ずきんが錬金アーサーに見えてきたゾ。
スクエニ似たもの作りすぎじゃね?と思わなくもないけど、作品数これだけ多いとこうならざるを得ないのかなぁ。
違う点としては制作がJCスタッフじゃなくてブレインズベースで、こっちのがクオリティ高い?
キャラ数がぐっと減ったと思ったら、お付き妖精が居ない代わりに全くの別キャラに変身(憑依?)するみたいで実質1人格2キャラみたい。
主人公の男が変身するとアリスになって、口調まで女言葉になるところがこの作品の“売り”なんかね?
あとはモチーフとなるおとぎ話ごとに「世界」が区切られてるっぽい、「今度は○○の世界へ出発だー」みたいなのになると今期“ぱすてるメモリーズ”と被りそうな予感。

と、世界観の確認はこんなところで1話感想。
「お前は本に書かれてる通りにしてりゃいいんだよ」と言わんばかりなオチで、それでいいのか。
錬金ア…もとい赤ずきんは1話限りのゲストキャラかと思ったら公式や左上のサムネにも居るのでまた出てくる?{/netabare}

2話感想{netabare}
既存の作品世界へ飛び込むって設定は今期“ぱすてるメモリーズ”と似てて「なんで被っちゃうかなぁ(といいつつ前期やってたらミリオンアーサーと被ってしまうが)」と思ってたけど、2話で違いが見えてきました。
主人公一行は既存作品の内容を知らないみたい、これはぱすメモと大きく違う点かな。
そして前回ツッコんだ「NPCはNPCらしく本に書かれた通りに行動してりゃいいんだよ」ってことに異を唱えるのが敵側の狙いっぽい?

しっかし2話、この作品世界の説明と、今回舞台になった想区(ドン・キホーテ)の説明と、説明しなきゃいけないことを詰め込み過ぎて雑になってる感が否めない。
自分はたまたまドンキホーテ知ってたから飲み込めたけど、知らん人は「?」って部分が多いのではなかろうか(別に偉ぶる気は無いゾ、どうせ今後知らん作品モチーフの回あるだろうし)。
作画も一気にダウン…1話頑張りすぎたか。
1話でアリスに変身後女言葉に変わってたので、変身はてっきり記憶は共有してるけど別人格──降霊みたいなもの──だと思ってたけどなんか違う予感…赤ずきんからは別に「使っていいですよ」と許可得てないよね?
ってかやっぱり赤ずきん推しなのか、錬金アーサーといいソレ系好きねぇ。
この内容だったらむしろサンチョー呼び出しが捗りそう…ってか待て、サンチョは確か文字読めないハズだぞ、運命の書読めるの?ってかサンチョは鎧着てないだろー。
麗しのドゥルシネアが実在してて「こいつが今回の怪人か?」と思ったら騒動の火元はドンキホーテだったってオチは良かったのだけど、果たして今回主人公達の介入は必要だったかどうかは疑問。
そこら辺濁す作りなのかな?「実はロキの言い分の方が正しい」みたいな展開になったりして。
必殺技にそのうち「シンデレラは振り向かない」(メドヘンネタ)が出そう。
アルドンザと対面するシーン見たかったなぁ、俺もなぁ。
風車巨人は先にOPに出てて、オズの魔法使いかな?と睨んでたらドンキホーテだったのか…ってか何でオズで巨人?何のイメージだ?{/netabare}

4話までの感想{netabare}
運命の書ってものがあって、そこに書いてある通りの生活をしてればそれでいいと信じられてる世界では、運命の書が白紙の存在が居たらそりゃあ疎まれるだろう。
なんせ自分の演技を乱す可能性が高いワケで…殺さなかっただけでもエクスの両親は優しい部類に思える。
シンデレラもなぁ…2話のドンキホーテでも思ったけど、その想区の「主人公」よりも「将来酷い目に遭うことが記されてる憎まれ役」の方にスポット当てた方のが自分好みかなぁ?
継母は嫌がらせを嬉々としてしたのか、内心申し訳ないと思いつつも運命の書でそう書かれてるから仕方なくやったのか…とかね。
どうせ王子にはフラれるのが分かってるんだし舞踏会行くのイヤだなぁと思ってたりとかね。
完全に書を信奉してて疑うことを知らないってならそれはそれでいいけど。

それにしても、エクスが女性キャラにホイホイ変身するのはちょっとキモい。
ってか変身した後も口調は男言葉で良いと思うのだが…他の方も指摘してるけど、ネカマのなりきりを見させられてる気分。
今後納得できる理由明かしてくれるならそれでいいけどね。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
ああ、やっぱそういう方向に行くのねー、↑で指摘した展開になってきてその点に関しては満足。
運命の書で貧乏クジ引かされる役に当てられた人物はそれで納得できるのか?って件。
(まぁ別に予想もナニも元々1話からそういう匂いはさせてたので当たったから自分は偉いってことではなく、期待した方向に向かって良かった良かったって話ね)
5話は宝島、6話は白雪姫の想区の話でその問題が加速。
それぞれ主人公側が「テラー(作者)の用意した筋書き(運命の書)通りにしていれば本当に幸せなのだろうか」と疑問を抱き始める。
特に6話タオファミリーは白雪姫想区に不満を露わにしてて、7話でそういう問題に反抗してるのがカオステラー側の目的っぽいことを明かす。
ここら辺は…今期似た設定のアニメ“ぱすてるメモリーズ”では元ネタとなる作品は最近のもので内容にダメ出しすると問題が発生してしまうのに対し、こっちは好き勝手言える利点を生かした…と言えるのかな?
今後、調律は本当に正しいのか?実はカオステラーの方が正しいのではないか?って展開になるのかなぁ…だったら良いなぁ。
“メルヘンメドヘン”でシンデレラの原書を「シンデレラは振り向かない」に書き換えるのは是か非か、みたいなやつね。

ところで7話でカオステラー側で登場した新キャラのカーリー、これは演技じゃなくて実際に盲目?
盲目ゆえに自分の運命の書が読めないことがカオステラーになった動機だったりして。

で、誉めるのは以上で以下ツッコミ。
とにかく絵がショボい、崩れないように頑張ってはいるけどそれだけで「見せ方」はイマイチ。
7話前半ゲルダの表情が固かったって口では言うけど絵からは全然説得力が無い。
そこから引っ張られてなのか演出?コンテ?レイアウト?何が悪いんだか分からないけど間の取り方が変に見える。
一番キツいのは性別の変わる変身になんら躊躇いの無いことだけどね。
この件掘り下げないのが不思議に思えるくらい、一応エクスが初めて変身する時戸惑ったけどそれだけだし。
カオステラー「うわ、恥ずかしくない?」エクス「むしろこれがいい」なんて展開があったら神なんだが…。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
あれ?終わっちゃった。
スマホ原作のアニメって完結しないでオレたたエンド(オレ達の戦いはこれからだエンド)になることが多く、それでもある程度ひと区切り付くようになってるものだけど、これは明らかな投げっ放しエンド。
「続きが気になる方はゲームで」ってことで仕方ないとは思うけど、あれ?この最後って…。
主人公達が絶体絶命のピンチでさぁ大変ってところに謎の超TUEEEEE奴(グリム)が突如現れ解決、その後「アイツは一体何者だったんだ」を匂わせて〆って…ミリオンアーサーじゃーん!
前からミリオンアーサーっぽいと思ってたらオチまで被っちゃってるじゃ~ん、ありゃまぁ…。
ってかジャバウォックの居る前で「力が欲しいか?」みたいな展開は狙ってか?つい笑ってしまった。
更にはアリス世界でグリムがTUEEする姿は…“アリス輪舞曲”でアリスロワイヤル参加者とアンデルセンロワイヤル参加者では原作力の違いで後者の方が圧倒的に強いって設定を思い出し、ルイスキャロルも散々だなと笑っちゃいました。

グリム登場については、その前にジャンヌが登場してて「あれ、実在した人物もOKなのか。まぁ史料であっても脚色はされるしなぁ」ってことで違和感は緩和されてたけど、なんで強かったのかを考えると…やっぱり原作力なのか?
こうなってくると空白の書持ちが物語書いたらどうなるの?ってのがちょっと気になる。
まぁ一番気になるのは「レイナの想区ってどんなん?」ですけどね。
他のメンバーは出身想区の紹介をしたけどレイナだけ無い、アリスの物語が普通に読まれてる世界みたいだし、調律の能力持ってるのはレイナだけみたいだし。
…。
「そこら辺知りたかったらゲームやってね」ってことなんだろうけど、ぐぬぬ…。

と、誉めた(誉めてるよね?)ところで以下ツッコミ。
なんといってもキャラの変身についていけない、口調や性格まで変わるのはどうなんだろう。
しかもシンデレラの声がレイナと同じで、エクスがシンデレラに変身した回があったかと思えば別の回ではレイナがシンデレラになったりと、回によって誰がどれに変身するかもアベコベで把握し切れない。
最終回でロキがアラジンになることで「うわぁ、これで一番怒るのはレイナだろうなぁ」とは思っても実際画面で怒ってるのはアリスで、「あ、この回でレイナはアリスに変身してたんだっけ」と再確認することでやっと理解が追いつくという…な、なんか面倒臭い。
せめて誰がどれに変身するかは固定しといて欲しかった。
1話で話を前倒しさせてでも赤ずきんを持ってきたのは「赤ずきんを推したいんだろうな」と思ってたのだけど最終回で出ない…あれ?
更にはOPであれだけ目立ってた風車巨人も全然出ない。
そこは最終回でジャバウォックと巨大怪獣バトルするんじゃないんかーい!!
結構期待してたんだぞ…予算か?予算なのか??
そうそう、それとジャバウォックがロキの軍門に下った理由はアリス世界で詩で歌われただけの存在で「居ること認めろよオラアァン!」て感じなのだけど、これってドンキホーテのドルシネアと同じポジなのよね。
なので対比する話にしても良かった気がするのだが…風車巨人もドンキホーテ想区なんだし、やっぱり出せよとオルレアァン!
というか最終回は途中からカーリーなんて居なかったかのような扱いにもなってるし、なんか奇妙な感覚を覚える。
急遽内容差し替えたような…そんなことって1クール作品であるのか?


総評
「これ見て気になった方はゲームやってね(はぁと」
宣伝としては間違っちゃいないんだろうけど…間違っちゃいないんだろうけどどうにも消化不良。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

63.0 34 2019年冬(1月~3月)アニメランキング34位
エガオノダイカ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (203)
704人が棚に入れました
地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。日々を彩るのは、忠実な家臣たち。教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団長ハロルド、そして……幼馴染の側近、ヨシュア。「ユウキ!気合と根性さえあれば、何だってできる!」「……もうっ。またそれ~!?ヨシュア、もっと貴族らしくしてっ!」ステラは十七歳、有能かつクールな軍人。けれど微笑みはいつも絶やさない……笑顔は生きるためには、欠かせないから。これは、遠い星に生まれた、二人の少女の物語。

声優・キャラクター
花守ゆみり、早見沙織、松岡禎丞、佐藤利奈、神奈延年、置鮎龍太郎、小市眞琴、榎木淳弥、松山鷹志、長久友紀、増田俊樹、石谷春貴、白石稔
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

笑った私は素敵でしょう・・・ね?どう?どや!素敵でしょ?

タツノコプロ創立55周年企画オリジナルアニメーション、とのこと。


そのまんま『笑顔の代価』となるのでしょう。好物である不穏な展開が待ち受けてそうなタイトルが視聴の決めてでした。鬱展開カモン(^^)

王国と帝国。二つの勢力に別れての戦争もので主力兵器はロボットという世界が舞台です。キービジュアルからは想像つかないですけどね。王国側の王女ユウキ(CV花守ゆみり)と帝国側の一兵卒ステラ(CV早見沙織)のWヒロインになります。
戦争の原因は資源エネルギーに絡んでと妥当な理由でした。
タイトルから“笑顔は何と引き換えなのか?”
OP映像から“ユウキとステラはどう絡むのかなぁ?”
そんなところが気になる序盤です。


観終わって、、、そこそこ期待した通りの“不穏さ”ではありました。
エガオにまつわるオチのつけ方やたぶん監督が描きたいであろうテーマも伝わってきます。ただわかりづらい。

戦争もののくくりで本作を捉えるとして、陣営の違う二人を主人公に据える場合、まずはお互いの関係を決めてくれると楽だったのです。
 ・一番手っ取り早いのは二人をライバルにしちゃうことでしょう。
 ・次に考えられるのは敵味方を超えた友情物語にしちゃうことでしょう。
これがどちらでもなく関係性は不明のまま。
ただそれ自体は悪くないことです。後半に結びついてこればいいだけの話。

次に早い段階で二人が会うなり相手を認識すること。接点を作ってあげないと一つの作品のなかで別個の物語を追うハメになるからです。これもないため、視聴者は二つを追いながらの集約待ち状態が続きました。これもそれほど悪くないことです。
代わりかどうかは知りませんが、同じ事柄を王国視点で次は帝国視点でと交互に見せる演出が何回かあって理解を促してました。
おもしろい演出でしたが、《話の進行速度》を代価として払った感じですね。終盤近づいてももやもやが依然として残ります。
{netabare}9話以降、クラルスとは何ぞや?が解明されたあたりから物語は加速していきますが、{/netabare}どうしても終盤慌てて畳んだような印象です。

 尺不足ではなくこれは脚本が悪いです。

並行で物語を進行させる場合、興味を引き付ける要素を要所で挿れないと置いてけぼりになります。その悪い見本。
最終盤はいろいろ繋がって作品のメッセージも受け取りましたが、それまでの組み立てのしょっぱさから{netabare}ラストカットのユウキとステラの二人に{/netabare}感情移入できた方がどれほどいたでしょうか?私は2週めでやっとおぼろげながら見えてきた感じでした。

 『その笑顔のためにどんな代償を二人は払ったのだろうか?』

ここに注視する必要がありそうです。鬱展開は好物です。ただしそれは人間の根っこ部分を摑まえてこそ。メッセージ性があるものの根っこが弱い、もったいない作品でした。
テロップ挿入ありのOP。「笑った私は素敵でしょう」とストレートなED。OPはムービーがネタバレやんと思いつつ、両曲とも作品世界に合っており肝いりだったことがわかります。


※以下ネタバレ所感
■笑顔の意味
ヒロイン二人の笑顔には別々の意味がありました。
{netabare}ユウキ:幼くして両親を失う不幸に見舞われながら周りの助けもあり、愛情を注がれて育った娘の笑顔。
王女らしく笑顔の対象は自国民だったり『公』に向いている。しかし次々と愛する人(家臣含む)を失っていき、笑顔は消えていく。愛する人を失わずに済む日が訪れた時に笑顔は取り戻せるのだろう。{/netabare}

{netabare}ステラ:幼くして両親を失う不幸に見舞われ里子に出されても厄介者扱いで、愛情を注がれずに育った娘の笑顔。
自己防衛ありきで笑顔の対象は自分『私』に向いている。仮の居場所(軍)を見つけ必要がなくなり、笑顔は消えていく。在りし日のかすかに残る記憶。人と人との繋がりを取り戻せた時に心から笑える日が訪れるのだろう。{/netabare}

{netabare}ユウキは民を統べる者としての自覚が芽生え、その責任を全うしようとすることで。
ステラは戦災孤児や隊の仲間の温もりに触れ、居場所を見つけようともがくことで。
クライマックスに向けて両者の心の変化みたいなものが集積していき、ラストピースをレイラさんが埋める。そして繋ぐ。ここはちゃんと筋が通っているんですよね。{/netabare}


■メッセージ
非戦反戦であることは明確です。王国にも帝国にもそれぞれ兵士たちには愛する者がいて、と。両陣営の視点で描かれているので狙いはある意味分かり易い。戦争なんてろくなもんじゃない。その通り!
なんだけど、物語の収束のさせ方が自分には刺さらない刺さらない。受け取ったメッセージに共感するまでには至りませんでした。

{netabare}作中でも再三指摘されてましたが、動力源(クラルス)を失えば、新たな争い生まれないわけないでしょうに。自覚あるだけマシと言えなくもないが、クラルス停止の正当性の根拠に持ってきたのが住環境の維持、すなわち環境破壊の阻止です。しかも1000年後。
これは問答無用でグレートリセットすればなんとかなる、のテロリストの発想ですよ。クラルス停止してもいいようにエコ手法を周知徹底するロードマップを敷くとか代替エネルギー研究するとかまじめな議論すっ飛ばすやり方はどうも性に合いません。そんな真っ当なツッコミに対しての反論が{/netabare}

{netabare}『気合と根性さえあれば、なんだって出来る…』
ヨシュアの伏線回収です。 ダメだこりゃ (*´▽`*){/netabare}

賢明な皆さんならもうお気づきでしょう。既視感のあるプロパガンダ臭がプンプンで胡散臭いったらありゃしないのです。
エンタメはエンタメで楽しみたいのでこういうのいらんかなぁ。リアリティの欠如した作品は今の時代ウケませんよ、タツノコプロさん。
GO!GO!がコンセプトの55周年企画なそうですが、これが非難轟々にならないことを切に願います。


■オマケ
1.CV花守ゆみり
ユウキが野営のキャンプで食事にありついてるシーン。もうすぐ冬ですね。
※出典:寒い季節にキャンプを楽しむアニメ
2.役名リリィ
仲間が戦死する度にこのフレーズが耳から離れない
「さよならはやってくるけれど ずっと先だって思ってた」
※出典:ゾンビがアイドルするアニメ

お粗末さまでした。



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2019.08.25追記

視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴

ED『この世界に花束を』のフレーズ。「笑った私は素敵でしょう」
これ放送中は気にならなかったのですが、最終話を観終わって、

 「素敵って言えや、ゴルァ!」

と迫られてるかのように感じました。作中のメッセージが押しつけがましかったのが理由です。お姫様は自分は良いことしてる!って信じて疑ってないですよね。だいたいこの手の方って人の話聞かないんですよ。



2019.03.29 初稿

投稿 : 2024/12/21
♥ : 46

pikotan さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

残念

ネットの評価が散々なので、逆に気になりdアニメで視聴。
なるほど叩かれるだけのことはある作品だなと納得。
たぶんクラルスは原発をイメージしていますよね。
これに戦争も絡めて現実世界へ問題提起しているのだとは思いますが、ストーリー展開が悪過ぎます。
10話目まで観たときは「これ2クールだったかな?」と思ってしまうほど遅々とした展開の後、11~12話で一気にまとめましたね。よくあるけど。
ラストでは敵だった人間同士が何事も無かったかのように仲良くなってるし…。
そんなに簡単に気持ちを切り替えられますか?
観ているこちらの気持ちが追いつきませんでした。

キャラクターで何よりイライラさせられたのは、王女であるユウキです。
子供だからと言えばそれまでかも知れないけれど、腐っても王女ですよ。
普通は王女就任の前に、内政や外交の状況についてレクチャーを受けるのでは?
国の状況を隠していた周りの大人に問題ありです。
状況を知ってからも変わらない言動が、更にストレス溜まりましたけど。

意外だったのはヨシュアの早期退場です。
てっきりヨシュアは近衛兵的役回りで、最後までユウキのそばにいると思っていたので、まさか第2話であんなことになるとは、ここだけ展開早かったですね。

これがタツノコさんの55周年記念作品とは、何とも残念です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

驚きの雑さ

【良い点】
・ロボのバトルシーンが綺麗
・OPが良い
・一応物語が終わる。

【悪い点】
・稀に見る雑さ
・キャラがうざい
・不明部分多すぎ

主人公はwikiによると、王国の王女、帝国のステラ、この2名らしい。
王国vs帝国の戦争もの。ロボを使ってのバトルアニメ。
OPの曲と歌はいいですし、最終話にはちゃんと物語としてきちんと終わります。
そんな良い部分をあっさり潰してしまう程の雑さ、そしてコロコロ手の平返しをするような主張や言動と感情面。後々浮彫になってくる設定内容の為、アニメ全体の半分まで見ないとほとんどが分からない内容。

具体的にどういう事かというと、以下の内容です。
{netabare}
【雑なところ】
・人間が移動する際、移動の仕方がスケートのようにスィ~。
・ロボに乗ると周りの大きさが人間サイズ基準のものに変化。
・死なせ方が雑で、フラグ立てて「取り合えず死んで感動して貰おう」という感じ。
・重要施設、一般人でも簡単に入れる程の何もない。捕虜部屋は見張り1名で鍵も無く外にあっさり出れる。
・王女がロボ内のモニターに顔出し命令。戦争中、前が見えないっ!!邪魔っ!!ありえんっ!!
・「300m先で我が軍の部隊が敵に囲まれてる」ロボ目線で300m!?目と鼻の先じゃないかよ!!

【キャラがうざい】
・王女の主張が『味方だけでなく敵にも犠牲を出したくない』。結果、味方だけ犠牲が増え続ける。それを見かねた偉い人が、反論するも「私はこういうやり方しかできないのぉー!」無能!!
・側近眼鏡女「争いを止めたいとおっしゃられましたね。ならば懸命にお考え、それが出来ないのであればあなたは無力のままです」王女に戦争中である事を隠してたお前が言うのかよ!!


【不明部分】
・戦争している理由が分からない。
・ロボの性能、強さ、武器等が全く分からない為、王国と帝国の戦力差等が不明。
・新型が出ても、どれが新型か分からない上、性能差も全く分からない。
・新兵器の威力を見せるが、比較対象が無い為、凄さが分からない。
・主人公が誰か分からない。
・地図が何度か出て来るけど、それがどこなのかが全く分からない。
{/netabare}

このアニメは、ロボでの戦闘シーンが見どころだと思います。
ストーリーは一応ありますが、どうでもいい死亡フラグの会話と、女王の心情を表す会話が多々あり、ストーリーが全く頭に入って来ません。
しかも、6話の終盤までは不明部分が多すぎて「彼ら彼女らは一体何を言ってるんだ?」という状態に陥ります。
これを楽しむ為には、この作品の基礎知識が必要みたいな気がしまくります。
かといって、2周目を見る気にはなれませんでした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 28

62.9 35 2019年冬(1月~3月)アニメランキング35位
フライングベイビーズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (25)
83人が棚に入れました
「こりゃぁ、たまりませんなぁ」「まぁ、今日のところはいいんじゃね。問題点を把握したってことでさ。はぁ~しかし、この足湯最高だな」――いわきの温泉街の中学に通う1年生のすずとクラスメイトのふみは、思いつきでフラ部を結成するが、すぐに勢いが失せ、毎日ゆるーく過ごしていた。そんな彼女たちは、フィンランドからの転校生モナが入ったのをきっかけに仲間を集め、コンテストへ出るためフラダンスに青春をかける。

声優・キャラクター
佳村はるか、山口立花子、三森すずこ、佐々木未来、ブリドカットセーラ恵美、豊田萌絵、伊藤美来、うえだ星子、國米天麻美、春咲暖、八重畑由希音、和泉七瀬、大賀眞帆、廣瀬亜梨沙、冷水優果、祖山桃子、小堀友里絵

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くせのあるショートアニメ。とてもユルいです。

テレビ東京系で放送されていた「A応Pのあにむす」という番組内の1コーナーとして放送されていたショートアニメです。

舞台のモデルとなっているのはスパリゾートハワイアンズ(旧「常磐ハワイアンセンター」)があるいわき市。

作品の画像で想像はつくかもしれませんが、一応は中学生が部活としてフラダンスをやるというお話です。が、作中でまともにフラダンスを踊るシーンはほとんど描かれません。

とてもポップで色彩的に目に優しくない独特の絵柄なので、作画については評価しにくいため評点3.0としています。

ストーリーは一応部活物の王道を踏襲しているとは思うのですが、とにかく画面も会話の内容もユル過ぎてあまりまともに頭に入ってこないかもしれません。こういうファンシー文房具みたいなキャラクターデザインが好きなら観ても悪くはないかもしれません。

なお出演声優陣は、もしかしたら内容に不釣り合いと揶揄されかねないくらいに豪華です(笑)。

毎回きっちり流れるA応Pが歌うOP主題歌に対して、特定のED主題歌はなくてEDはウクレレ漫談みたいな奴なのですが、うっかりするとこれが一番面白かったりするかもしれません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あ~っかるくよ~きにいきましょぉ~♨♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
女子中学生がフラダンス部を立ち上げて、、、という、日常系のショートアニメ。と同時に、日本のハワイこと、福島県いわき市のご当地アニメにもなっています。

絵柄が独特なので、それさえ受け入れられれば、問題なく楽しめるかと思います。

あと、OP,EDが非常にレベルが高い。OPはA応Pが元気一杯に歌い、EDは毎回変わる、(芸人の)ぴろきさんのウクレレ漫談。何気に、一番楽しみにしていたのが、EDでした(笑)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これ、作画とキャラデザをちゃんとやれば、30分枠で1クールいけたんじゃ? というのが、感想。王道でね。

ストーリーは、短いながらも実に王道でしたね。創部→ライバル登場→仲間(顧問)集め→初舞台→いさかい→仲直り→最終舞台。

きれいに流れていたし、まとまっていた。この流れの中で、サッカーとかサブキャラ深めることもやってるしね。構成は良かった。

惜しむらくは、1話では完全にボケキャラだった主人公のスズが、次第に消えていってしまったこと。

モナという大ボケキャラが来たことて、ツッコミ(常識人)になったかと思えば、ナギサという格好良い(そして福島弁が大変に目立つ)キャラが来たことで、ほぼ主役も奪われ、没個性化。ラストは、暴走からの仲直りでやや活躍したものの、やはり、1話のようなスズとフミのダラッとした日常を軸にして欲しかったとは思う。

う~ん、やはり勿体ない。フラガールに近くなっちゃうけど、アニマエールみたいに作れば、平均以上の日常系アニメになっただろうし、いわき市や、JFAアカデミー福島の良いPRになったと思うんだよな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ゆるいな~。フラダンス部か。これ、作画ちゃんとすれば、普通に30分でいけるんじゃね? ED(笑)

2話目 ☆3
フラ部→腐愛部(笑) ナイスツッコミw 毎回ネタ変えるのは、良いね♪

3話目 ☆3
良いテンポで進んでいくね。へ~、ブリドカットセーラ恵美さんって、福島のいわき出身なんですね~。ネイティブだ(笑) ただ、昔、いわき出身の友達いたけど、語尾は「~だっぺ」だったのに、使わないのかな?

4話目 ☆3
神社のシールで乳首隠し(笑)

5話目 ☆3
別に、下手でもなんでも、女子中学生5人がフラダンス踊ってたら、オッサンや、ジジババにはウケそうだけどな。EDネタ、今までで一番笑ったわw

6話目 ☆3
漫談もなかなかおもろい。ジャンフラ、いい発想じゃん。

7話目 ☆3
ちゃんと、震災にも触れるんだね。

8話目 ☆3
サッカーの軸も作るんだ。悪くないな。

9話目 ☆3
色変わる演出良かったし、最後のユニフォーム交換とか、ちょい感動。

10話目 ☆3
この作風の中で、ケンカまでやるんだ。

11話目 ☆3
シンプルに良い話だな。

12話目 ☆3
キッチリ最終回。エライ!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

明るく陽気に、いきましょう。

佳村はるかさんと三森すずこさんの演技がみたくて視聴し始めた4分台アニメだったんだけど、狂気の作画でビビった。

{netabare}
物 理 法 則 ガ ン 無 視

分 裂 す る 身 体

口 か ら 背 景
{/netabare}

作画崩壊しても絶対バレないじゃんw

でもキャラがいっぱい出てきたことで、途中から出てきたキャラが誰が誰だかわかんなくなっちゃった。

EDでネタを披露している芸人さんは、この作品の雰囲気とイイ感じにマッチしていて良かったと思う。

あとエンドロールで気づいた。
声優の伊藤美来さん、『五等分』の「三玖」と並行して、もうひとつ「みく」ってキャラ演ってらしたんですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

62.8 36 2019年冬(1月~3月)アニメランキング36位
サークレット・プリンセス(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (105)
358人が棚に入れました
AR技術の発展によるMR-ミックスド・リアリティ-システムを応用したインフラが普及した社会。MR技術を応用し、女子高生を中心とした新しいスポーツ、その名もサークレット・バウト。人気スポーツとなったサークレット・バウトは学園だけでなく、地域を巻き込んだエンターテイメントに急成長し、スター選手は国民的人気者になるほど盛り上がりを見せていた。一方、今や部の存続すら危うい弱小チームと化したかつての強豪校、聖ユニオン学園に一人の転校生が現れた。サークレット・バウトに魅せられ和歌山の山奥からやってきた、彼女の名前は佐々木優佳! 果たして、優佳は聖ユニオン学園の救世主になれるのか!?

声優・キャラクター
長妻樹里、中島沙樹、生天目仁美、水橋かおり、後藤麻衣、種﨑敦美、平井祥恵、相川奈都姫、立石めぐみ、谷口夢奈、近村望実、丸山有香、藤田彩、櫻井浩美、湯浅かえで
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

キャットファイトで町おこし

ゲームは発売前(放送時点)


例によって懲りずにゲーム原作!?に手を出してしまう私。

仮想空間とMR技術が発達し、そこから生まれたEスポーツ「サークレット・バウト」(CB)が地域の繁栄を左右する重要な要素となった未来。(wikiより)
とありますが、意訳すると

“キャットファイトで町おこし”

ということなんですかね。
そこで期待した男性諸氏には忍びないですが、高校の部活動でサークレット・バウト部があるくらいなのでガチのキャットファイトではございません。学校の許可が下りないと思います。武器をもって一対一で戦う格ゲー(女子限定)みたいなものでした。

なぜか肩口ぱっくりですし、コスチュームは露出度高めで、体のラインぴったりのしか着てないしで、ターゲットどこらへんに置いてるかもわかりやすいですね。なぜか毎話のように入浴シーンもあったりします。

面白くはありませんが、こういうシンプルなメッセージを発信してくれる作品は嫌いじゃありません。
サークレット・バウトの試合を見せたいはずなのに、その試合作画がびっくりするほどテキトー。B級感もハンパなく、けっこうこういうの好きな人いるんじゃないかな。
全方面で作りこみが甘いためB級好き以外にはおすすめできません。余力のある時にネタ枠として観ていただくのがよろしいかと思います。


{netabare}物語としては唯一のひっかかり部分。第一話で優佳との替え玉騒ぎに巻き込まれた相手がユニオン学園の総代さんだろー?の件はどういう回収のされ方をするんだろう?{/netabare}
{netabare}あの時に替え玉にされてたことで実は総代さんを救う結果となっていた、という予想ではありますが、ぜぇっっったいぃ、、雑な回収になるはずなのですごい観てみたい気がしますが。。。{/netabare}


性懲りもせず手を出しときながら、4話で途中撤退です。成長しませんね。


■みどころは声優さんか?
他のレビュアーさんに教えてもらいましたが、ゲーム原作だと直近で出演作の少ない中堅の声優さんが出ることが多いとのこと。あーあの人!的な懐かしい出会いが本作でもありました。

佐々木優佳(CV長妻樹里):最近「たまこマーケット」観たばかりですが、大工の娘かんなちゃん役がはまってました。本作ではうってかわってきゃんきゃん吠えてる(褒め言葉)ヒロイン役です。
相沢歩(CV水橋かおり):みんな大好き!?まどマギの巴マミ役の印象がとにかく強い方です。お元気そうで何よりです。


主役女子高生5人組を演じられてるのは40代か若くても30歳を超えてるお姉さま声優の皆さんでした。でよくよく見たら、ゲームは通常版とR18指定版の2種類出す予定みたい。
なるほど、、売出し中の若い子は事務所的にNGとか大人の事情も垣間見えるところです。

となると最強の女王役藤村千景(CV種﨑敦美)はゲームにも出演されるんでしょうか?

もうアニメそっちのけでこちらが気になります。そしてゲームはやらないと思います。



-----
2018.03.26追記
結局6話まで引っ張りました。


-----
2019.08.23追記
《配点を修正》 -0.1


視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴



2019.02.01 初稿

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

謎スポーツアニメ

OP曲は冬クールで一番好きだった。

「サークレット・バウト」という未来スポーツで覇を争う部活ものなんだけど、最後まで観ても勝敗基準がわからない…。
{netabare}中でも最後の千景戦は超次元すぎた。{/netabare}
そして、肝心の試合シーンに迫力が無さすぎてなんだか哀しい気持ちになってくる。

ストーリーはゲームに繋がってるのかな?
ゲームにR18版があるということで、CVを務める声優さんは私の知らない方ばかりだったので、キャラクターの声が新鮮に感じた。良い意味で。
歩ちゃんの喋り方が可愛かった。

他には、鷹森の「えらそうな人」と「こわい人」がお気に入り。


[4/30追記]
4/18にゲームがリリースされましたが、意外と面白かったのでまったり続けてみようと思います。
ただ、アニメの内容で積み上げてきたものが完全にリセットされていたのと、キャラクターの性格や過去が微妙に違っていたのはちょっとガッカリでした。
そして、鷹森のキャラがまだ実装されていない(怒)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

変に世界の平和とかを背負っていなさそうなのが良い。

DMMがリリース予定のゲームと同じ世界観を持ったアニメらしい(アニメ放送がゲームのリリースに先行)です。

適当に観ているだけなのですがとりあえず近未来のお話で、VR(バーチャル・リアリティ)技術の延長上にあるMR(ミクスト・リアリティ: Mixed Reality)技術で実現された「サークレット・バウト」という武器使用型の近接格闘タイプのスポーツ(?)が成立しているようです。

主人公の佐々木優佳はスポーツ部活物にありがちの「経験はないが才能はある」タイプのようですが、見たところストーリーの骨格としては弱小校が勝ち上がっていくタイプの定型的な高校スポーツ部活物の体裁なので、突飛さはないように思います。

目標となる高みにいる選手(藤村千景)がいたり、実力を測る目安になるライバル校(鷹森学園)が出てきたりと王道中の王道を行く感じなので、目新しさもないですが大失敗もしないだろうという感じでキャラクターの良さが出てくればある程度伸びる感じの作品だと思います。

女子高生が戦っていてゲームが関わっているというと『バトルガールハイスクール』や『スクールガールストライカーズ』などもあるのですが、これらは人間じゃないものと闘う特命女子高生(笑)みたいな感じなので、人間同士がスポーツとして戦う本作の方が気楽に観られるという感じはあります。

おまけ: 同じ聖ユニオン学園の黒田さんの使用武器が「槍」っていうのはやっぱり狙ってやってるんですかね、「黒田」だけに…。
おまけその2: 設定として「応援が力になる」が入っているんですね。支持する観客数が多いと攻撃の威力も増すみたいです…。

2019.3.28追記:
「型通り」という言葉がふさわしい競技系の部活物の王道展開でした。MRに関して物理フィードバックとかどんな風に実現しているんだろうとか、素朴な疑問を感じつつもストーリー的には良くも悪くも特筆すべき点は無く無難に終わった感じです。

相沢親子の関係も、この手のストーリーでの科学者ないしは技術者にありがちな感じでしたしね。

競技時に身に付けているボディースーツみたいな奴を見ていて、『アイドルメモリーズ』のVRステージに入るときのスーツを思い出しました。そういえばあれは観客にだけ衣装が見えていたのか、本人たちにも見えていたのかが謎だな…。

ギャラリーを味方に付けて人気がある方が有利になるあるという競技設定は面白いですね。これはゲームでも実装されているんでしょうか?

ということで、つまらなくはありませんでしたが特にお勧めはしません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29

61.7 37 2019年冬(1月~3月)アニメランキング37位
B-PROJECT~絶頂*エモーション~(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (25)
143人が棚に入れました
業界大手のレコード会社「ガンダーラミュージック」で、 A&Rとして働く主人公・澄空つばさ。担当アイドルユニット「B-PROJECT」のメンバーとともに、 様々なアクシデントを乗り越え夢のJAPANドームライブも大成功!次のステージへと向かうつばさと「キタコレ」「THRIVE」「MooNs」、 そして訪れる「KiLLER KiNG」との出会い。「B-PROJECT」のemotionalなnext stageが今、 幕を開ける――!

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、小野大輔、岸尾だいすけ、豊永利行、花江夏樹、加藤和樹、上村祐翔、柿原徹也、森久保祥太郎、大河元気、増田俊樹、西山宏太朗、八代拓、千葉翔也、江口拓也、興津和幸、浪川大輔

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

OPだけ好きかも 63点

少なくとも、2期以降の作品だと思います。

序盤の方は人間関係が全くついていけなかったです。

1話ごとに各キャラ又はコンビへとスポットを当てていく流れは、登場キャラが多いタイプのテンプレかもしれません。

良くも悪くも乙女ゲーなので、女々しいく見えてしまうか、スタイリッシュな印象を受けるかは好みかと思います。

全体的に静止画が多く、キャラのヴィジュアルが売りであればこそ、こだわって欲しいところかと思いました。

ハマりはしないですが、完走することは苦にならないです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

60.2 38 2019年冬(1月~3月)アニメランキング38位
W'z《ウィズ》(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (79)
286人が棚に入れました
荒城ユキヤ、たぶん14歳。普段はひとりでDJやってます。親の影響で、小さい頃からハウスミュージックを聴いてたから…… プレイ動画もちょこちょこアップしたりして。誰かに何かを伝えたい。認められたい、必要とされたい。けど、傷つくのは怖い。どこか噛み合わない日常…… ある日、視聴数を稼ぎたくてやったことが、取り返しのつかないことになってしまった。『あの世界』からの生放送。それをきっかけにボクは狙われ、人の願いと、想いの渦に巻き込まれていく。自分ひとりではどうにもできない状況…… でも、誰かと一緒なら 。

声優・キャラクター
福原かつみ、増田俊樹、武内駿輔、江口拓也、山上佳之介、浪川大輔、福山潤、藤田茜、水瀬いのり、種﨑敦美、高橋未奈美、日笠陽子

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これ、「ハンドシェイカー続編」ってことで良いんですよね? ダンス要素が気になります!(神ってガチで「神」なんですか!?)

事前情報をまったく把握しないまま第1話を観たのですが、とりあえず『ハンドシェイカー』最終話から10年後のお話ということみたいです。

とりあえず前作『ハンドシェイカー』からは、「ハンドシェイカー」という能力を持つペアが手をつなぐことで「ジグラート」と呼ばれる異空間に入ることができ、「ニムロデ」と呼ばれる固有の異能を発揮してただ1ペアが勝ち残るまでバトルし、勝ち残ったペアが望みをかなえることができるという設定がそのまま引き継がれているようです。

…が、まあそんなことはわからなくても一応ストーリー進行で「ジグラート」や「ニムロデ」のニュアンスはわかると思うので『ハンドシェイカー』を観ていない人を完全に相手にしていない作りではないとは思います。

荒城ユキヤ(主人公)の能力の特殊性も、おそらくは前作準拠といった感じでしょうか。ヒロインと目されるミドリの方は良くわからないですけどやっぱり前作同様、普通の「ハンドシェイカー」ではなさそうな感じでした。

なお、ユキヤも前作登場人物の関係者と思われます。

前作との差別化要素としては、ダンスミュージックという辺りなのかなと思いました。ビート、グルーヴといった用語が聞こえてきた気がするのですが、ダンス要素がストーリーにどう絡むのかはちょっと興味があります。

ちなみに私は前作『ハンドシェイカー』のレビューにて書いた通り、「続編があったら観ます」なスタンスでとりあえず視聴継続なのであります。
(実は前作も嫌いではなかったですし…。)

2019.1.13追記:
第2話の冒頭で「バベルの塔」の話が出て来ましたけど、じゃあ「願いをかなえてくれる神」っていうのはガチであの「汝の主たる神」なんですかね?

2019.4.1追記:
観終わってみれば、間違いなく『ハンドシェイカー』の続編でした。『ハンドシェイカー』を観ていて「投げっぱなし」と思っていた話はいろいろと回収された感じですが、新しく謎は生まれたかもしれません(笑)。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

プラネットウィズとは関係ない

1話感想{netabare}
なんじゃこりゃ、“ハンドシェイカー”の続編じゃ~ん!
(しまった、前作ハンドシェイカーの感想途中までしか書いてないや)
前作はいわゆる「オレ達の戦いはこれからだエンド」で、行方不明の親はどうなったのか謎だわ神様の正体も不明だわ、そもそも神様の言ってることは本当なのかどうかを訝(いぶか)しんだ段階での終了で非常に中途半端で「なんじゃこりゃ?」だったのだけど…。
要は自分は前作は「残念な形での未完結作品」としてクソ判定を下してまして、うう~ん?続編ありきの構成だったってこと?
だったらハナから「続きは2019年に~」と言えば良かったのに…決して前作の人気を受けての続編ってことではなかろう、最初から“ウィズ”を作ることは想定されてたんだよね?
不思議不思議、なんで自ら評判落とすようなセールスしてたんだろう。

で、本編の“ウィズ”ですが、さすがに前作「目が痛い」って声が多かったのを受けてか、そこまでキラキラ・ギラギラしてない。
これだけでもかなり見易くなった?
主人公の能力は「特定の人物である必要なく・それこそ誰でも」ハンドシェイカーの相方にできてしまう特殊なものって話かな?
しかもその能力で相方にされた場合は「神様からの声」が聞こえなかったり、ジグラートでの記憶は残らない、って感じっぽい。
今まではそうだったのにハルカは違ってて──って展開だろうか。

と思いつつキャラの名前調べに公式ページ見に行ったらひっどいネタバレ食らったあああああ!
気をつけろ、公式見に行ってはいけない、2話終わったら大丈夫かも知れんけど現段階ではアカンわアレ。

面白いかどうかは不明だけど“ハンドシェイカー”世界の顛末はどんなのか見届けたいので見る予定。
これでまた未完で終わったらどうしてくれよう。{/netabare}

2話感想{netabare}
よし、もう書いて大丈夫かな。
↑で「公式でネタバレ食らった」ってのは、キャラ紹介のところに前作のキャラがドバーっと載ってて、外伝というより続きですよと明かしちゃってて。
2話でコヨリに頼まれた内容が今回の主人公達の目的になるのかな?
ツダケンとマユリの探索…前作の重要キャラクターですしおすし、やっぱ外伝ってよりは続編と見たほうが良さそう。
ってか両親の捜索はどうなったんだ?
また前作から10年後って設定の割にはあんまハイテク化が進んでないような?1話のファミレスのシーンでも全自動給仕システム見せなかったし。
あと前作「一番核心に迫ってる重要キャラ」のツダケンが口下手設定で、肝心の謎明かしパートのテンポが非常に悪かったのだけど、今回も重要キャラっぽい(中の人が浪川だし)のが「何を言ってるのかわからない」だってさ。
あーもう、そういうので時間稼ぐの止めて欲しいのだが…まぁこれはちゃんと出てくる(もう出てる)ようになってから判断か、イヤな予感しかしない…。

でもって2話感想。
ユキヤの両親ってハンドシェイカー1話の鎖マンか。
ってかこっちの1話で出てたマサルって前作の「ましゃるー」か、覚えてないワケじゃないけど思い出すのに時間かかった。
研究室?で振舞われるのはシュウマイじゃないのか。
そして主人公の能力は1話感想で書いた通りのものでいいみたい、その一方ハルカはトボけてるのか本当に記憶無いのか…。
でもって前作ではちょっと期待しつつもやってくれなくてガッカリしたことがありまして。
「ハンドシェイカー敗退してジグラートに入れなくなった奴によるサポート」、特にコドモ店長がそれを「やる」と言ったのにその後それらしいシーンは無く「なんだやらないじゃないか」と突っ込んだもんだけど、今回はやってくれる、かも?
主人公の能力でこっち側の機材をジグラートに持ち込めるみたいだし、サポート役として前作のキャラ達が登場するって流れ…かも知れない。
これは期待していいのかなぁ…?{/netabare}

3話感想{netabare}
うーんうーん、どこまで前作情報書いていいのやら。
知らなくても通じるような作りにはしてると思うので、そこで語られてない「前作のあの件はどうした?」について言うのは…良いのかな?
遠慮せず書いちゃうと、前作の流れとしては(超ネタバレ注意)
{netabare}
・コヨリとマユミはジグラート生まれの双子で、先天的なハンドシェイカー
・幼いハンドシェイカーは格好のカモとして常に狙われ安息の日が無い→どうにかしなくてはと親父教授(これもハンドシェイカー)が闇堕ち→神にまみえる、と残して妻共々行方不明
・行方不明から1月後、コヨリとマユミは心と臓器の一部を「持ってかれる」※→居なくなった両親が神に頼んでそうさせた?
・「こんな仕打ちあんまりじゃないか、なんとかならんのか」と教授の教え子のマキハラとツダケンが方法を巡って仲たがい、ツダケンはマユミを連れて行方不明
・※の時、臓器亡くして死ぬところを提供して生きながらえさせてくれたのはタヅナ(前作の主人公)の妹→そんな「縁」でコヨリとタヅナはペアになれた(と思う、これは個人的解釈)
・一方ツダケン側はマユミに薬物投与して洗脳して強引にペア化させてた
(更にネタバレ、これは読まなくても良い){netabare}
・「これに勝てば神様に会える(根拠はナシ、当人が勝手にそう感じるんだそうな)」としたタヅナペアvsツダケンペアは引き分けに→それぞれ相方を救う手段を探すぜエンド→その中に「神とまみえる」の選択肢は残ったままで、おれたたエンドにしか見えない{/netabare}{/netabare}

で、この流れだったら教授は一体何考えてたの?・神様にどんな願い言ったの?・そもそも神ってマトモなの?ってのは気になると思うんだよねぇ。
もっと突っ込めば、コヨリマユミの体質が正常になってくれない限りは(もしくは、どうにもならない理由があるならせめてその理由を明かしてくれない限り)スッキリしない話でして──。
ってことで今作はそこら辺の「問題」を解決してくれる展開だったら良いなぁ~と見てるのですが

3話、ハンドシェイカー同窓会が開かれて色々と話がされて…ユキヤがジグラート生まれと明かされる。
うおっ、これはキタか?
コヨリマユミの謎と直結するんじゃないか?
しかもコヨリは歳をとってないそうで、完全な体質改善はされてないらしい(ってかその体質はコドモ店長もかかってるだろw)。
ってかユキヤを鎖マンに預けたのは浪川だろこれ。
前作最後、てっきり「まだまだハンドシェイカーは居る」って設定だと思ってて浪川もそのうちの一人だと解釈してたのだけど、普通に本当に神様?
また預けたタイミングは前作の一連が終わった後っぽい、まさか親父教授の生まれ変わりってオチじゃないだろうなぁ?(コヨリに心を魅かれるのは親子の情愛が加味されてたから、って展開よくありそう)
ってかコヨリ、お前無防備過ぎだろw
ユキヤにツダケン・マユミの探索お願いしちゃってスイマセンした直後なのに思わせぶりな態度取っちゃってまぁ…同窓会メンバーも言ってやれよとw
ハルカとのNTR展開になったらクッソ笑えるけどそんなことは無いだろう。
ハンドシェイカーが身バレした時の危険性はコヨリが身をもって一番知ってそうだが…心は戻ったけど記憶は戻ってないんだっけ?どうだったっけ?
そして新たな謎、ユキヤは10年前赤ん坊だったのに現在14歳という不思議な現象、これは伏線でしょう、まさかスタッフのウッカリってことはないと思う。

それにしても…やっぱこれ前作見てないとキツくない?
いきなり新キャラどばーっと出て、しかもそいつらの会話ばかりがダラダラ続いて…。
鎖マン「あいつ(ユキヤ)はお前とは違う、オレともユキネとも、あいつと同じヤツは…」と言ってコヨリに目をやるシーンがあるけど、この流れの意味分かる…のか?(答え:{netabare}コヨリはジグラート生まれ{/netabare})
また、この流れで同窓会メンバーはコヨリの事情を承知してることも明かされてて、前作メンバーは情報を共有してると見ていいのか?それにしちゃあコヨリは鎖マンとユキヤのこと知らなかったみたいだが。
更に言うとコダマヒビキペアは出番無いかも?公式のキャラ紹介に載ってない。
なんだかんだで1クールって長いので、そのうちW'z新キャラがメインの話が続くようになるとは思うけど…天文台ペアがメインの回が自分的には辛そうな予感。


独自の呼称をしちゃってるので追記、な、直したほうがいいかな?
鎖マン→レイジロー
ツダケン→ナガオカ
浪川→フミユキ
コドモ店長→チヅル{/netabare}

4話感想{netabare}
うわぁこうなるか、大丈夫かな?
タヅナとユキヤどっちが主人公なんだよ?ってなりかねない予感が…タヅナ早々に退場するかね?
ってか前作キャラが出張ってきて、マジで今作から見始めた人篩にかけてない?大丈夫??
現在戦ってる相手はそのうち共闘関係になって、コンポーザーと芥川教授のスポンサーとユキヤ預けたヤツと神様(一部はイコール?)と対峙してく展開になるんじゃないかな。
そこまで行けば今作からの新キャラしか分からなくてもイケると思うが…。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
主人公の座をタヅナが食ってしまうんじゃないかと不安視してたけど、それより先にヒロインの座をコヨリが食っちゃってないか?w
キャラグッズとかコヨリのほうが売れそう…今後巻き返すのかなぁ?
レズコンビと天文台ペアの扱いは予想通り。
それよりも7話、ユキヤと親父の会話で「別にコヨリの時のような生きる死ぬって問題じゃないからハンドシェイカー対戦は降りてもいいんだぜ?」みたいな話が出て「おおっ!?」とビックリ。
前作で不満を感じて突っ込んでた問題じゃーん、やっぱ作ってる側も自覚してたのねw
そういう話は1期でやって欲しかった…が、まぁ回収?してくれただけでもありがたいのかな?
そしてユキヤとハルカがかつてジグラートで何があったのか、それをどう認識してるか(心にしまってるか)の話になって…。
ちょw
若気の至りで粗相をした後「あれは酒の勢いでつい…スマン無かった事にしてくれ」「う、うん」みたいな感じなのね。
なにその気まずい関係ww
ってかそんな関係で1話から途中まであんな親しく接してたのか、ってか1話そんな関係でいながらジグラート連れて行ったのか。
その時はそうまでして再生数稼ぎたかったってことなんかな?
コヨリを巡ってタヅナに嫉妬したり、ユキヤって結構闇が深い?{/netabare}

10話までの感想{netabare}
8話、ハルカが突然ヘソを曲げた理由が分からない。
9話はそれが原因で転校までして奥池グループに加担するって流れだけどどうにもピンと来ない。
まぁそのうちちゃんと理由は明かされるだろう、と待ってたら10話で明かしてくれたのだけど…え、そんな理由?
「ユキヤが女子から悪口を言われてるのに言い返せなかった自分がイヤ」ってことらしい。
…?
自分はてっきり女子らは「今まで気にもしてなかったけど学祭の姿見て興味が沸いた」という、好意的な話をしてるんだと思った。
わ、悪口だったのかあれ…。
もしろユキヤの良さが他人にバレちゃった・独り占めできなくなったと思ってしまった自分が許せないとかの方がまだ自然じゃない?
そんな複雑な心情はアニメじゃ描けないって?いや描けるだろー。
ユキヤもそれ聞いて「そんなこと」呼ばわりしたが、それはこっちの台詞、ナガオカとマユミの件そっちのけで話数跨ぐ話かよーー。
ってかさ、今期のユキヤを巡る一連の騒動の発端って1話のジグラートでのライヴをネットに上げた軽率な行為に因るもので、そっちを理由に気に病んでるでも良かったんじゃ?
1話の段階ではハルカはジグラートは知らない体を貫いてたので、止めようと思えば出来たのにしなかった自分を責めるとかさぁ。

なんか恐ろしくなってきたぞ、今作も中途半端に終わらせてまた続編作るつもりだったりして?{/netabare}

11話感想{netabare}
うぅ~ん、前作に引き続きまたこういう系かぁ。
コンセプトとしては「良い奴ばかりで悪い奴はどこにも居ない」だとは思うんだ。
それが良いっていう人が居るのも分かる。
だけど自分としては…その方向性自体は構わないのだけど、それでいて対立・戦闘をするって展開をやる上でスタッフの取る手段が「誤解が元」「意見交換ができてなかった」ばっかり。
毎度毎度戦った後で「話したら分かってくれた」オチ。
いやまだそれでも構わないのだけど、じゃあ「話すことのできないよっぽどの事情があったのか?」というと、無い。
前回のユキヤの「そんなこと」呼ばわり以上に、10話のナガオカマユミが音信不通だった理由・浪川がユキヤの目的を知らなかった理由、ここら辺はもう何なんだよと。
ナガオカの口下手、浪川は何を言ってるのか分からないという設定を見た瞬間にイヤな予感はしてたけど、残念な方向で当たっちゃいました。
お互い良い奴で、意見交換もしっかりして、だけど主張の違いで対立ってのはないのかな?
タイトルからたまたまイジっただけではあるけど“プラネットウィズ”はそうだったじゃん?
一応次ミドリとの対決っぽいからそこでやるのかな?
ってか浪川「探してる人も見付かったしもうお前の望みは叶ったな、じゃあ能力消えてもらおうか(じゃないとミドリに何されるか分からない)」にならんのか?

というかだ、天文台ペアが子供のころキャンプで引率を務めた先生がナガオカとマキハラで、けど「これ前期見てなくて気付いた人ってどれだけ居るんだろう?」と凄い勿体ぶった描き方(「マキなんとか先生」としか呼ばなかったり、ナガオカも名前言われるのはサラっと一度だけ)で、そこら辺を伏線・ナガオカの居場所を見つける手がかりに繋がるのかと思ったら全然関係ないでやんの。
これじゃあ天文台ペア自体要らなくね?
ナガオカとマユミがジグラートで暮らしてる理由はやや肩透かし感はあるけどまぁいい、現実出たらナガオカ死んじゃうからね。
ただその…歳取らない状態で何年分一緒に暮らしてようが子作りしちゃうのはやっぱ抵抗を覚える。
ユキヤはコヨリの甥ってことになるけど、↑の「3話感想」で書いたように「弟じゃないか?」って予想は簡単についてしまうので、それを外そうとしてこうなっちゃったのかな?
ってかコヨリの両親の件はどうなったんだ?あえて無視してる感じもするが。
奥池グループが芥川教授の研究のスポンサーだったって繋がりはあるのでそっちで明かしてくれるのかね?
それとタヅナとコヨリの「願い」の内容とコヨリが年取らない理由か、まだ明かされてない謎は。{/netabare}

12話感想{netabare}
キキキ、キターーー!
こういう展開を待ってた。
いわゆる「動機や目的に生き死にがかかった」話…別にかかってなくても良いのだけど、じゃあそれに代わる切実さを視聴者に説明できるほどのものを用意できるか?といったら難しいだろうし話数も食うだろうしで、ある意味お手軽ともいえるけどこれで良いんだよこれで。
更に前回の感想で指摘した『「悪い奴はどこにも居ない」をしたくて戦闘(対立)の理由が「誤解が元」「意見交換が不十分だった」ばかり』『お互い良い奴で、意見交換もしっかりして、だけど主張の違いで対立ってのはないのかな』につぶさに答えてくれたかのような展開。
なんだやればできるんじゃーーーーん!!!
ってそれは7話の会話見りゃ分かってるけど、くそう遅いよ、次で最終回?
あーもう、ホントもう、こういう展開を4話くらいでやってくれよと、できないワケじゃないんだからさぁ。
というか…逆に1期を見てなかった方はいきなりグロい話になったと面食らわないか?
体の一部が宝石化してえぐり取られるって…前作知ってればコヨリも似たような目に遭ってるので驚くことでもないんだけど。

一応内容のおさらい。
奥池グループのトップのミドリはジグラートから物質を持ち出すことのできるユキヤ・ハルカの能力が欲しい(→実は真の目的ではない、あくまで手段)。
断ったらジグラートでニムロデを壊せば勝利確定という穏便な手段ではなく現実世界で実力行使をされかねない(この手段は前作で芥川教授もやってたねぇ)。
ミドリが神様に会って願いを叶えれば目的も果たせるだろうとして、ユキヤ・ハルカは出来レースを持ちかける。
出来レースの内容は、ニムロデ内に以前敗退したハンドシェイカーを召還できるので、そいつらにワザと負けてもらうことでミドリに勝ち星を与えて神様に会わせようというもの。
が、実はミドリはとっくに神様に会って願いを叶えていた。
願いの内容はジグラートから物質を持ち出すことにご執心で芥川教授のスポンサーになってた父親が、芥川教授の失踪に伴い精神的に追い詰められ、そんな父を救おう・どうにか認められようと「この身に変えて(ジグラートから物質(情報も可と言ってる)を持ち出す)」なーんてことを言ってしまったもんだからさぁ大変。
本当に体の一部が別の物質(ジグラート産の何か)になってしまい、そして父親は喜んで摘出しまくる鬼畜っぷりを披露。
結果的に児童虐待状態となり、それを見かねたセパはミドリを救おうとしたが、これまた結果的にミドリを父親殺しにさせてしまう。
こんなことになってしまったのはそれもこれも神様やハンドシェイカーシステムのせいだ、として復讐するのがミドリの真の願いだった…ってことかな?

神様っていうのがWiz6のコズミックフォージ(願いは叶うけど良い結果にはならない)とまではいかないけど意地悪というか、お前AIかよ?ってくらい字面通りの叶え方をしてしまう。
芥川教授の願いも言葉の綾でコヨリマユミにあんな影響を及ぼすことになったってことかのう?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
お、終わった、終わったぞ!?
どうしても前作同様投げっ放しエンドで終わるんじゃないだろうなぁ?という不安が払拭できずに居たのですが、これ、ちゃんと完結した、でいい…よね?
「あの件はどうした?」というのもあるけど、一応想像で補うことはできるレベル。
芥川教授がどんな願いを神に言ったか?だけど、具体的には分からないまでも言葉の綾で娘双子にあんな災い(一期でしか触れてない)が降りかかったというのは分かる。
最後「背が伸びた」と言ってて解除されたっぽいからね。
具体的にどんな文言で誤認識された?のは気にはなるけどねー。
教授夫妻の行方だけど、これは直接神様とは関係の無い理由かなぁ?
ジグラートではなく現実の世界でハンドシェイカーを手にかけてるので(これも一期でしか触れてない)、登場させてもそこら辺の償いしなきゃならなくなるし、頭狂ったまんまどっか行っちゃったってことでもそこまで投げっ放しではない、かと。
ああ、神様やジグラートってそもそも何だよ?ってのは気にしてはいけない、それは創作物における最初の嘘ってヤツでしょう。
まぁ掘り下げるなら掘り下げるで続編作ればいいし、「ハンドシェイカー→ウィズ」のストーリーとしてはひとまず完結したと見ていいでしょう。

序盤完結させるつもりあるんだろうなぁ?と不満抱いてた時期もあったけど、ほほうこうなりましたか。
ユキヤはナガオカが親父であることは知らずに終わるかと思ったら、ちゃんと知ることできました。
つまりコヨリは叔母に当たると知ることにもなるのだが、これで序盤抱いた恋心?も踏ん切りがつけられたのかな。
画面には出ないけどヒビキコダマも最終決戦の舞台作りに協力してた模様、一期知らんと誰ソレ?になりそう。
復讐を原動力にしてたミドリは梯子を外されて喪失感半端なさそう、ってかハンドシェイカーの力無しで奥池グループの存続大丈夫かね?
浪川だけがハンドシェイカー能力を維持してるのかな、もし続編あるとするなら(無いと思うが)ここら辺が中心になりそう。

不満点が無いワケじゃないけど(ミドリが関わってくる展開はもっと早くからやって欲しかった、予告も逆効果じゃないかな?)、終わってみれば前作ハンドシェイカーの仇を討ったというか、不満を解消してくれて「ああ良かった」って感じ。
ひょっとしたら前作を強く不満に思った人ほどカタルシスがデカいかも?
…。
バンドリといい、最近そういうの増えて来てるのか?

恐らくテーマはアバンでバベルの塔について語ってるように、「言語が変わった→意思疎通が困難になった→それによる誤解・対立」で、「話せば分かってくれる」相手にしっかりと話さなかったがために戦闘に発展って展開が多く、個人的にはイラっとくることが多い。
そんなん先に言えよって感じでね。
テーマなんだからしょうがないといっても、もうちょいやり様があったんじゃないかなぁ。
また「音楽は言語を超える」ってのをやるのかなぁ?と思ったが、作中そう思わせる描写は見当たらない、見落としてるだけかも知れないけど。
ハルカのニムロデなんてギター型でありながら使い方は鈍器だしね。{/netabare}

総評{netabare}
前作の投げっ放しエンドを不満に思った人への救済作品。
前作不満に思ったとしてもオチではなく絵や演出がダメって方は見てもしょうがない気がするし、前作知らずにウィズだけ見てもキャラが理解できるかどうか怪しい。
誰得作品?と考えると非常にニッチなような…。
ついでに放送前の宣材などではハンドシェイカーの続編には見えず、更にはBL作品っぽい印象を与えるものばかりで、ホント何処を狙ったんだ?
スポンサーに企画通す時にブラフかました?今そういうのってあるんかな?
もしそうだったらそこまでしてハンドシェイカーの顛末に決着をつけてくれたのはありがたい。
これから見ようという方は前作ハンドシェイカーを先に見ることをお勧めします。
あ、見る時は部屋を明るくしてTVから離れてね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

問題点を改善し見所を増やした「ハンドシェイカー」続編

2019年冬アニメ。全13話(+BDに前日譚1話)。

2017年冬アニメ「ハンドシェイカー」の正統な続編です。
前作に比べてほぼ全ての要素をバランスよく改善しています。
第1話から見所を作り解りやすくする、映像の方向性はそのままにメリハリを付けて見やすくする、台詞を簡潔にして画と演出で理解させる、特に質の高かった音楽を新しい見所に加える、など。
問題点を改善するのはなかなか出来ることではないと思うけど、それをきちんとやっているので魅力が増しています。

【良かった点】
{netabare}
脚本の全体の流れが「ハンドシェイカー」に比べ、かなりスムーズに。王道で良い話が多いのでとても安心して見られました。
ただ台詞回しが回りくどかったりしてちょっとわかりにくい所も。

前作と同じく音楽が良質で、さらに主人公の核となる要素に設定することで新しいウリに。音楽の流し方も細切れにしないのが個人的に凄く好みです。
サントラも買いましたがとても良かったですよ!

前作では見にくかったビジュアルも大分改善されています。
バトルシーンが凝ってるのは相変わらずですが、メリハリを付けるようになって大分見やすくなりました。
止め絵を効果的に演出に使っているので、かえって映像の作り込みや美しさがしっかり見られるようになった印象。
シーン毎に光の具合とか意識してるのも面白い。屋外と室内で全体的に色味が変わるのが好きなんだけど、時々見にくく感じるかも?{/netabare}


【キャラクター】
この作品、相変わらずキャラクターとパートナーの描き方に優れています。
{netabare}
ユキヤとハルカが良いですよね。和む。
相手と一緒に居ると自分もここに居ていいんだと思える。そういう関係が前作から一貫して描かれてきたパートナーの在り方で、ハンドシェイカーをリタイアしてから皆願いが叶っているのも同じ。
その点が前作よりもさらに解りやすくなり、続編としての質を高めた印象でした。

今回の新キャラに共通するのが世間や学校で浮いていること。
孤独感の強さと人間性の芯となるものが描写されていて、どこか共通する気質があるように感じられます。過去の回想が短いながらとてもわかりやすくて良い。

前作キャラの活躍のさせ方も秀逸。
パートナー同士で皆幸せになっているのも嬉しいし、能力を失っていることで新キャラの活躍を喰いすぎないように配慮されています。
ユキヤに対しても胸が温かくなるような関係が多くて良いなあと。会話シーンからもユキヤの特殊性が解りやすくもなっています。
コダマとヒビキが登場しなかったのだけが残念…。

特に親子関係はグッときました。
ユキヤが一番信頼している相手が養父母だったり、コヨリに実母の面影を見ていたり、細かな描写が好き。
奥池家のエピソードもラストに持ってくるのに相応しい内容でした。ミドリが幼い頃から求めていた父親の愛情、あるいは生きる意味を、ミドリから生きる意味を与えられたセバが今度は与える側になる、ということなのかなと思いました。父親を殺したあの瞬間からもう一度やり直すという演出も良かった。{/netabare}


【個人的に勿体無いと感じた点】
{netabare}
タヅナ達が神にまみえた件には触れられておらず、全体的な設定の甘さは変わらず。
ジグラートやハンドシェイカーについての解説が作中でされないのが、初見さんにはマイナスかも。公式サイトにはあるんですが…
ただこれはハンドシェイカー達の生き様・関係性を最重要視した展開上、意図的に省いたように感じました。描きたい内容の取捨選択は理に適っていると私は思ってます。

異能バトルものとしては前作の方が興味深かったかも。
キャラの能力が前作の方が多様だったのは確かです。これも敢えて解りやすくした印象がありますね。{/netabare}

あとさあ…女の子こんな可愛いのに何で最初から売りにしないのでしょう?w
男性キャラも魅力的だったけど、女の子好きとしては最初スルーする所だったよ…;;


【BD1巻収録・未放送話について】
{netabare}
ユキヤの養父母・荒城夫妻(ブレイク・チェイン、バインド・チェイン)の過去編。
前作「ハンドシェイカー」第1話直前、ハンドシェイカーになった際のレイジロウとユキネのエピソード。ちょっと齟齬が出た部分もありますが、チェイン組の掘り下げが前作で無かったのが残念だったので、その意味ではとても良かったです。
レンタルでも見られるので気になる人にはおススメ。{/netabare}
(2019.5.30)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

59.5 39 2019年冬(1月~3月)アニメランキング39位
バミューダトライアングル ~カラフル・パストラーレ~(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (68)
203人が棚に入れました
光り輝くスポットライト。キラキラふわふわ、かわいい衣装。笑顔輝くダンスに魅惑のチャームボイス。まばゆい光が照らすのは、水中を自由自在に泳ぎ踊る マーメイド。“マーメイドアイドル"が活躍するのは、光あふれる海の中――。そんな大都会から遠く離れた、片田舎の静かな海で始まるものがたり。

声優・キャラクター
武田羅梨沙多胡、平栗萌香、紡木吏佐、遠野ひかる、進藤あまね、日髙のり子、井上喜久子、松井恵理子
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

豆生田To Lieあんぐる

1話感想{netabare}
はよイーカラ持って歌わんかい、と思ったら提供タカラじゃないじゃーん。
絵がへちょいのは前作(前作ではない)のぴちぴちぴっちをを意識してのことでしょう、うん。
前作(前作ではない)ではブラックビューティーシスターズが出てからが本番なので、こっちでもそれに相当するのが出るまでは当分退屈展開が続くのかな?
…出るよね?{/netabare}

3話感想{netabare}
やっべぇ、予想以上にシュール。
1話で海中のハズなのにお茶入れたカップが出てぎょっとしつつ、まぁいいやと流してたら──。
3話で水槽(金魚鉢)にクラゲ入れてて…ツッコミ通り越して爆笑w
この世界どうなっとるんじゃああ。
ってかアザラシの脇の下ってww
↑の感想でブラックビューティーシスターズ、つまりはライバルとなるグループの登場を期待してたのだけど、歌唱合戦って展開にはならない?
てっきりアイドルモノだと思ったんだが…映画館直してからそっち方向へ行くのかね?{/netabare}

5話までの感想{netabare}
あっれ?正直最初は「なんじゃこりゃ?」だったのに、段々クセになってきてる?…脳がやられてる??
4話…まではメインキャラの紹介って感じかな、フィナとセレナがメインの回。
それよりも5話ですよ。
最初ひじきサンドに群がる少女達って絵面にゲラゲラ笑ってたんだけど、あ、あれ?スポンサーを同じくする“バンドリ2期”でテーマに据えてると思われることをやり始めて…。
映画館の映写機が直って上映会するぞとなったはいいものの、いざそれをするとなるとやることが多くて大変って流れ。
上映日決めたり映画館の名前決めたり宣伝するにもチラシ貼ったり放送の原稿考えたり。
特に大量にあるフィルムの中からどれを上映に使おうかってことで悩み、結論は「みんなで時間を共有するのが大事」みたいなことになって。
あっれー?ポピパが主催バンドになってさてどうしようって展開をしているバンドリとネタ被りというか…追い越しちゃったような?
そして実際に上映した映画は…メリーポピンズかこれ?あっぶねええええ!
しかも作中作(上映内容)をガッツリ尺使って映すって、ちょっと珍しいんじゃない?
無声映画だったので次回声当てする話になるのかな?または別の映画になるのかな?
そうそう、それとスタッフ証作ったのが前回の話を踏まえての流れになってるのもポイント高い。
そして今回も水の中(のハズ)なのに風呂に入るというシュールシーンも健在。
おいおいどうした、普通に面白いぞ?{/netabare}

6話感想{netabare}
の前に5話感想の追記、作中作の映画について考察というか内容の確認。
雲同士を虹の橋で繋いだ「雲の上の国」ってのがあって、そこの住人の少女Aがある日地上(海底だが)に遊びに来て、地上では歌を歌ってた少女Bが居て、AとBは親しくなる。
想像・雲の上の国へ帰るには虹の橋が地上まで伸びてないといけない。Aは降りて来たはいいけど地上まで延びた虹の橋が消えてしまい戻れなくなってしまった。
今度橋が地上まで伸びたらAは帰ってしまうことを知り、別れたくないBはAの交通手段である傘を奪ってしまう。
そんなひと悶着あったけど、雨の日(海底だが)に傘を差してやることで仲直り。
雨が上がり虹の橋が地上=海底まで伸びる。
二人一緒に雲の上の国へ向かってエンド。

うん、非常にベタでありきたりだけどフツーにいい話、元ネタあるかどうかは知らない(羽衣伝説のいち類型?)。
作中作で、しかも無声でここまで内容分かるくらい描写するのはこれはこれで手間かかったのでは?

でもって6話感想。
今回は「ちょっと不思議な感じ」の話。
昔、病弱で屋敷から出られない少女がキネオーブをビデオレター代わりに使ってて、そこに宿ってた残留思念?が嵐によって顕現したって話…かな?
本体の少女がその後どうなったのか、大人達は何か事情知ってそうな素振りではあるけどそれが何なのかは触れない。
誕生日が来るたびに思い出すナニか、意味ありげに背景に貼ってあったポスターと関連があるのか…この話は今回で終わりなのか続くのかすら分からんので、まー不思議だねぇって以上の感想は難しい。

それよりもあの世界のクラゲ(こっちの世界ではネコみたいな扱いか?)の名前ってメメクラゲっていうのか、医者はどこだ。
もっと前から明かされてたかも知れないけど、1~4話までは流し見に近かったので聞き逃してたかも?
そして相変わらずのひじき推しwなんでやねーん。{/netabare}

8話までの感想{netabare}
なるほど、方向性がなんとなく分かってきた。
外れてるかも知れないけど、これ“けもフレ”を意識してるんじゃない?
けもフレ(一期)がヒットした時、「今後模造作品生まれるんだろうなぁ」みたいなことを仄めかしたことがあるけど、TVアニメって企画から放送まで1・2年かかるんだよね?
時期的に考えても「とうとう来たか」って感じ。

そう感じさせたポイント、あるいは注目する点としては「けもフレがウケたのはいいとして、じゃあどんな部分がウケたんだ?」の分析を企画者?クリエイター?はどうしたのか。
これがズレてると所謂劣化コピーって言われちゃうワケで。
で、思うのが「ヘボい絵で、ヘンチクリンでゆるい世界で、1から10まで説明しないで適当なところではぐらかす」がウケた要素だと睨んだのでは?
↑で書いた様に6話、キネオーブの少女は現在どうなってるん?ははぐらかしたままだし。
7話は「世間知らずなお姫様(今作はアイドルだけど)が城を飛び出して下町の人情に触れて、一回り成長して帰っていく」っていう非常にテンプレな内容だけど、最後の映画機材故障の時、どうやって切り抜けたかは敢えて見せない。
これは狙ってじゃないかなー?
ってかね、それ考えると5話の「映画はヒジキサンドなんだよ(=映画館という同じ場所・上映時間という同じ時間を、皆で共有するのが楽しい)」も、けもフレフィーバー時の盛り上がりを表してる気がしてならい。

そんなことを思いながらの8話、地上に出る回。
塩ゼリーなるものを作るのは地上でないとダメらしく、岡上がりをして足を生やす。
…。
……。
コイツらノーパンじゃーーーーん!!!!!
靴よりもそっちが気になって仕方ないぞwww
ずっと地上で暮らしてるグラディスだけパンチラがあったせいで余計引き立つ、上級者向け過ぎひん?
地上では機械を装着してないと上手く発声できないとか、妙なところで設定の拘りを見せる。
でもって濃霧の時は火を焚いて座礁を防ぐって…おい、人魚(セイレーン)がそれやるんかい!
人 魚 が ソ レ を や る ん か い !?
逆じゃーーーんwww
また、この星には地上で暮らすヒトが居るんだ?とか、グラディスの過去には一体何が?ってのは匂わすだけではぐらかす。
昔は座礁事故がよくあったと話してるし、それこそ以前は伝説の様に座礁するのは人魚のせいだとされてたけどグラディスの働きによって誤解が解けたとか、そんな展開があっても良いなぁと妄想が捗る。
まぁ伝説で言ったら最後泡にならなくて良かったねってのが先に来るのかね?
そのうち不老不死を求めて人魚狩りする人が登場とか…無いよね?さすがに。

因みに島の全景からしてあそこ(砂浜)で火を焚いても他の場所で座礁しそう、霧が立ち込めるのがそこだけってことで納得はできるけど。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
9話、イワシストームw
なにそのデストロイアンドサツジンみたいな名称ww
映画よりもそれを撮ったドキュメンタリーのほうが人気出たりして?
なんてことを思ってたら10話はパーレル村のドキュメンタリーを撮るという話に。
村の成り立ちや祭りを紹介し出して、アレだ…例えが古くて恐縮だけど「素晴らしい世界旅行」だったか「兼高かおる世界の旅」だったか、自分も記憶曖昧でどっちがどっちだか分からんけどそれを彷彿とさせた、“えんどろ~”の「カルダード祭り」以上に。
撮影機がソナタの興味のあるものしか作動しないというもので、当初目指してたのはお堅い歴史資料みたいなものだったのに、実際出来上がったのは住民の息遣いが聞こえてきそうな密着型になり、けど「これはこれで価値がある」ということでメデタシメデタシって話…なんだと思う。
前からそうだけど、映画館内のシーンでは背景にコーダ専用VIP席がちょくちょく映ってて結構笑える。
11話~最終回はカノン絡みでわちゃわちゃしつつ、最後はみんなでアイドルをやるという展開。
10話最後の「パーレル村の伝説にはまだ続きがあって~」が何なのか気になってたんだけど、そういうことね。
あの段階は過去の話で、そこから時間が経ってキャロ達がアトランティアに行ってアイドルやってるのを現在として語ってたってことだろう。
1話の段階でアイドル目指すのは仄めかしてたけど、こういう展開だったかー。{/netabare}

総評{netabare}
これ言うと角が立ちそうで怖いんだけど同期に放送してた“けものフレンズ2”や“ケムリクサ”よりよっぽど“けものフレンズ”に近い作風だったと思う。
作ってる側もそれを目指したんじゃないかな?
危険だか安全だかもよく分からん世界で、そんな中で住人はのんびり生活してて、たまに外部(人魚の生活圏外)の情報をチラ見せして、妙なところで妙な拘り(マーメイドフォントやコーダ専用席とか)を見せる。
また、海底なのに雨が降ったり紅茶淹れたり風呂入ったり、ここら辺は3話くらいまで見れば「ワザとやってる」のは明白で突っ込むのは野暮というか…強烈なパンチ(矛盾)で頭クラクラさせて不思議な世界・フワフワした世界へ強引に引き込む手段だったようにう思える。
実際殴られ続けてパンチドランカーになるのか、ずっと見続けてるとそういう「おかしなところ」がむしろクセになる。
OPとEDも中毒性高いです。
まぁ洗脳の手口なんですけどね、正常な判断能力を奪うっていう。
これにハマってしまうと絵がヘボいのも敢えてじゃないかな?とさえ思えてきたり。
とはいえ自分も4話まではナメて見てて、見方が変わったのは5話。
実際一番のお勧めは5話、8話もイイゾ。

偉ぶるつもりもないし人を馬鹿にする気もないけど“けものフレンズ”を1話切りせず、例えバズらなくても見続けてたよって人はこれも楽しめるんじゃないかな?
「なんだこれ設定がおかしいじゃないか」って気になる気持ちも分かるけど、素直にパンチを浴びるものたまには良いかも?{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「何が起こるかわからない世界」は少女たちにとって自由な世界

2019年冬アニメ。
なんだか今季の自分、不思議系ばっか見てるなあw

このアニメは、カードゲームであるヴァンガードのうっす~らとした世界観を使った派生作品。
「バミューダ△」はヴァンガードのクラン(いわゆるデッキテーマ)のひとつ。なので、ハッキリ言って世界観ガバガバなのは仕方ない部分もあるんですね。
私はカードゲームやらないのでちょっと設定を知っている程度。以下受け売りですが気になった人は読んでみてください。

【ヴァンガードにおける設定】
「カードファイト‼ヴァンガードwiki」より引用。
{netabare}
・バミューダ△(バミューダトライアングル)とは
(惑星クレイの)海洋国家「メガラニカ」の深海で活動している、世界的に大人気のマーメイドアイドルグループ。(後略)

全てのカードの種族がマーメイドであるが、一部のカードのパラレル版イラストでは、人魚ではなく普通の人間の姿となっているものも存在する。
これは、「トゥインクル・パウダー」を使用し、尾ひれが人間の足に変化している為である。体の構造が変化しているので声を出すことができなくなるが、「プリズムパール」という真珠を身に着けることで声を発せられるようになる。このため人間の姿となったバミューダ△達は、全て身体のどこかに真珠のアクセサリーを身につけている。


・惑星クレイとは
地球と似た形の惑星。神や悪魔、ドラゴンや妖精の存在が忘れ去られず、魔法と科学が共に研究され、技術として確立された世界である。
独自の文明を発達させた国家が、各大陸を支配している。

このゲームに登場するユニットが住まう惑星であり、(中略)しかし基本的にゲームそのものと無関係な背景設定だけに、公式サイトにも深い説明はないが故に、惑星クレイの設定に関しては不明瞭な部分も決して少なくはない。
 「惑星クレイ」の実情はフレーバーテキストや「今日のカード」における数多の文章から断片的に窺える程度(後略){/netabare}



【8話までの全体的な印象】
まず、見始めた理由はシリーズ構成が横手美智子さんだから。
音楽とその使い方が凄く良いのが最大の長所かも。OP、EDも結構好きだし綺麗。でもそれ以外はかなり粗が多いですし…せめて5人の個性を序盤でもう少しはっきり描いてほしかった…良い部分が見えてくるまでには辛抱も必要でした。
{netabare}
最初の印象は正直良くなく、3話まで見た感じではユルい雰囲気が合わず違和感が半端ないw
私は設定ガバガバなのは割と流せる人間なので水中の描写については「そういうもの」で済ませられるのですが、引っかかるのがターゲットが誰なのかサッパリわからないってこと。

絵柄や大人組の服飾デザインは萌え系に感じる(キャラクター原案はさらにもっと萌え系です)、背景や小物の可愛らしさは女性向けっぽく感じる、やたら女の子がベタベタしたりフェチっぽいのは男性向けに感じる、情緒面の描写が丁寧であったりするのは子ども向けに感じる、みたいな…
…頼むからハッキリして;

そんな感じで断念しようか迷っていたら、4話の小さな子を交えた内容で初めて面白いと思い継続(脚本青木由香さんじゃーん)。起承転結がスムーズで内容も簡潔、キャラクター同士のやりとりも温かく、コンテ・演出も良かった。
5話で5人の頑張りがきちんと描かれたこと、6話で過去のフェルマと会話するファンタジックで意外な展開が来たことで興味が継続。7話は物語は好きなんだけど前半がユルすぎて苦手…。
一話完結形式でバラエティに富んでいるのは良いことだけど、私の好みに対しては打率5割くらいw

8話は素直に良かったです。脚本は横手さんと青木さんの連名で、どう役割分担したかは不明ですが展開・会話・回想の入れ方などなかなかでした。
カードゲームの設定(トゥインクル・パウダー、プリズムパール)も使いつつ、ちょっと切ないミステリアスな内容で、脚や靴の演出も良かったと思います。
このくらい出来の良い回が3話あたりまでに一回あれば、視聴継続してくれる人ももう少し多かったかなと…
{/netabare}
6話と8話で顕著ですが、この作品では「何が起こるかわからない」楽しさを発見できた気がします。大人世代・少女世代・子ども世代の描き方、世代間のやりとりにも厚みが増してきました。
…キャラクター描写が萌え系っぽくないほうが個人的には嬉しいんだけど…まあそれは無理よねw

短所が多いので、完走するとは思いますが全体の評価はあまり高く出来ないかもしれません。自分で見所を整理しながら全体の纏まりや繋がりを見つけていけたらと思います。(2019.3.7)


【最後まで視聴して】
{netabare}
「5人でアイドルになる」というラストは意外というか、個人的にはあまり好きでない方向性になりました。

ただまったくわからないというわけではないです。
5人は長命な人魚の人生を決断する段階にはまだない少女たちであり、パーレルへの愛情とともに、外の世界にも興味を抱く物語はここまで描かれていました。5人が復活させた劇場も、時間と空間を超えてパーレルと外界を繋げ、少女たちが新しい世界を知るギミックとして機能してきました。
「何が起こるかわからない世界」は惑星クレイに生きるキャラクター達にとっても同じ。大人世代でも一度パーレルを出ながら戻ってきたアルディもいますし、パーレルから出たヴェラータ、パーレルでずっとアクセサリー店を営むマルトレ、都会に出たマルトレの弟子のマルタがいたりする。何が起こるかわからない世界だからこそ、彼女たちは自由。
パールバールが真珠だけでなく「真珠とクラゲのお祭り」なのは、砕け散ってクラゲになった輝きがパーレルに縁のある全ての住人を指すからかもしれないとも感じました。

アトランティアに出るそれぞれの理由についても、カノンの気持ち、キャロの積極性、第4話で描かれたセレナの経験を伴う好奇心といった点を考えると、この3人の動機は納得できます。他の二人についても一言で良いので言及して欲しかったとは思いますが…。
5人で歌う描写ももっと入れておいて欲しかったけど、第7話のチェルの来訪が「歌で観客と喜びを共有する」物語だったことは納得してます。 {/netabare}

もう少しラストに向け細かな描写を追加してくれれば良かったとは思いますが、全体としては自分なりに楽しんだみたいですw特に楽しめたのは4話、5話、6話、8話、9話、10話でした。
EDが劇中歌としても効果的に使われていたのも良かったです。
もしも続編があるなら、個人的には大人になった5人がどんな人生を選んでいくのかが見たいですね。
(2019.4.22)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

のどかな村に集ったマーメイドたちが織りなすちょっと賑やかで、色とりどりな日々のものがたり…

この作品は、オープニングを歌っていたのがPastel*Palettesだったので、カラフル・パストラーレとパスパレが私の脳内で同一グループだと誤変換していました。

そのため、ずっと「BanG Dream!」のスピンオフだとばかり思っていたのですが、先ほどレビューを書くために公式HPを初めて訪れたところ、HP右下に「ヴァンガードch」というボタンがあるじゃありませんか…

頭の中にあるのは「BanG Dream!」だけ…
「これ、何だろ…?」
と思ってそのボタンをクリックしたら、これまでに見たことのない世界が広がっていたんです。
まさか元ネタの作品が「カードファイト!! ヴァンガード」だったなんて…
ヴァンガードの本編って一度も見たこと無いのに、いきなりスピンオフから…?
と思っても、もう後の祭りですよね^^;
もう自分で自分を嘲笑するしかありません…^^;


光り輝くスポットライト。
キラキラふわふわ、かわいい衣装。
笑顔輝くダンスに魅惑のチャームボイス。
大都会のステージで、まばゆい光が照らすのは、
水中を自由自在に泳ぎ回る"マーメイドアイドル"

そんな大都会から遠く離れた、
のどかなバーレル村に集った少女たち。
自分たちが将来そんなきらめく姿になるとは想像もしていない彼女らは、
今日食べるおやつのケーキひとつで大騒ぎ。
そんな、毎日に一生懸命なマーメイドたちの賑やかな日々のものがたり。

「カードファイト!! ヴァンガードで人気を誇るきらびやかなマーメイドアイドル集団
「バミューダΔ」が、カードゲームの世界を飛び出して、テレビアニメ化!

今や大人気アイドルユニットとしてカードゲームに収録される、
チーム「カラフル・パストーレ」の5人が、
どのように出会い、アイドルを目指すことになったのか…
キラキラなステージの裏で紡がれる、
ふわふわな日常をお届けします!


公式HPのIntroductionを引用させて頂きました。
…全部書いてありましたね。
確かに、アニメを視聴していて不思議な展開があったとは感じていました。
特にラストの展開はいきなりだなーとは思っていましたが、まさかこんな設定になっていただなんて…

アニメ本編視聴後に公式HPを見てこんなに腑に落ちたのは初めてかもしれません。
やっぱり足が人魚である時点で違和感に気付くべきでした。
最近、色んなモノが擬人化されているから人魚への擬態にも何の違和感も持たなかったんですよね。
個人的にこれくらいの改変はアリかな…くらい^^;
周りにアニメ談義のできる人がいなくて、ホントに良かったと思いましたよ。
まぁ、お恥ずかしい限りです(〃ノωノ)

バーレル村では、ソナタ、フィナ、セレナ、キャロの仲良し4人組がおやつを食べたり遊んだりといつも一緒…
そこに都会からカノンがやってきて、同世代同士ですぐ意気投合し物語が動いていきます。

日常のゆるふわ系ではありますが、5人は目的を持って行動しているので、何の抑揚も無い日常系作品とは一線を画しています。

5人は見ていて微笑ましいほどに大の仲良し…
だからこそ、その関係が時には枷になる時もあるんですよね。
だから思わず抱え込んでしまう…
ですが、その言動が思わぬ事態を招くことになるのです…

原因を深掘りし推察する…
僅かな綻びも見逃さない…
そして解決の糸口を手繰り寄せる…
友達としての本領発揮…彼女たちの全力全開は決して侮れません。
彼女たちの導き出した答えは…キラキラで眩しかったです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Pastel*Palettesの「Wonderland Girl」
エンディングテーマ・挿入歌は「シャボン」
エピソードごとにキャラが入れ替わりながら歌っています。

個人的にはオープニングが好きでした。
だってパスパレですし…
これが間違いの全ての元凶だったんですけどね^^;

1クール全12話の物語でした。
尺の中に綺麗に纏まっていた作品だったと思います。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

59.1 40 2019年冬(1月~3月)アニメランキング40位
ぱすてるメモリーズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (110)
374人が棚に入れました
オタク文化の聖地と言われたアキハバラも今ではオフィス街となり、アニメや漫画の記憶も忘れていって、専門ショップも閉店していき数少なくなってしまった。作品世界を支えているのは、人々の心にある作品の『思い出』。でもウイルスに作品世界を破壊されると、みんなの記憶や思い出からその作品が消えてしまう。私たちが戦うのは、みんなが好きな作品との『大切な思い出』を守るため! アキハバラの片隅にある、小さなお店「うさぎ小屋本舗」で働く12人の女の子の物語。ウイルスを倒してアキハバラを元の楽しい街に戻すため、私たちは頑張っています!

声優・キャラクター
新田ひより、鳥部万里子、内山夕実、藤井ゆきよ、村川梨衣、大空直美、山本亜衣、小倉唯、花守ゆみり、久保ユリカ、戸田めぐみ、小岩井ことり、森永千才、たかはし智秋

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

他作品を思い出しながら笑う(or 嗤う)アニメ?(第12話(最終回)まで視聴済み: あ~、エヴァかあ…。)

== [第5話まで視聴時レビュー] ==
スマホゲームが原作らしいですが、こんなの作って大丈夫なのか…(笑)?

普段はメイド喫茶「うさぎ小屋本舗」で働くアルバイト、しかしその実態は作品世界の破壊を目論む組織「ブラックエリート」の手から作品世界の思い出を守る戦士である12人の女の子と、彼女らを作品世界に送り込む手引きをする「ねじれウサギ」によるお話です。

作品世界に人を送り込んだりウイルスで汚染できたり、またそれを退治できたりする仕組みについては完全に「ファンタジー」な作品です。

どうやら12人は3人ずつで1チームになっているようで、計4チームということみたいです。変身時の基本的なコスチュームは「きららファンタジア」などと似ているかも。武器は剣、ナイフ、メイス、銃などがありキャラクターごとに違います。

第1話は設定の説明を含むイントロダクション、本格的な作品世界内での戦闘は第2話以降となっています。

登場メカなどはありませんが、やっていることは基本的に「タイムボカンシリーズ」ですね。行先の世界の歪みを是正して帰ってくる感じ。たまに「メモリアルチェンジ」という衣装替えで、作品世界と同化してそのサポートを得て強くなることもあるようです。

第5話まで、今のところ原作のマンガやライトノベルがあるもののアニメ化された作品ばかりです。今後オリジナルアニメが元ネタになることはあるのでしょうか…?

各回で危機を迎える作品世界の元ネタは元の作品を知っていればサブタイトルである程度想像がつき、本編を観れば確実にわかるように作られています。つまり視聴者が元ネタを知っていることにかなり依存した作りになっていて、知らなかったらおそらく面白くもなんともないと思います。

そういう作りなので、ここまで元ネタになっている作品はみんな知名度が高い物が選ばれていますね。

この作品ならではのオリジナリティはあまり感じません。何かあるとしたら敵幹部である摩耶に、なにかブラックエリートに入る動機みたいなものがあってそこに共感できるかといったあたりでしょうか。

と、ここまで本作をまともに褒めるようなことは一つも書いていないのですが、私自身はこういう作品は嫌いじゃありませんのでなんとなく視聴は継続しています。

なお舞台の秋葉原については闇市(さすがにこの時代は知らない)→電気街(かつて電子部品やパソコンを買いに行っていた)→オタク街(現在)となっています。

そして近年ではUDXやダイビルなどが起点となってオフィスフロアを持つビルの建設が進んでおり、作中の「近未来におけるオフィス街化」というのはまったく荒唐無稽な話でもないのかなとは思います。だからといって、作品世界を忘れてしまうというのは飛躍があり過ぎますけどね(笑)。
== [第5話まで視聴時レビュー: ここまで] ==

2019.2.12追記:
第6話を視聴終了。

「リボンちゃん」→「うどんちゃん」は、あんまりといえばあんまりじゃないですかね? ヘケッ?

今回ネタ元の「怪獣映画と同時上映の劇場版」についてはミニハムずのデビュー作で、来場者特典に「ゴジハムくんキーホルダー」があったのは覚えていましたが、ゴジラの方の作品名は覚えていなかったのでググって調べてみたら、同時上映作品は『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』でした。

[さらに続く余談]
ちなみにミニハムずは上記『~ハムハムランド大冒険』(2001年)の他、『~ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス』(2002年: 同時上映は『ゴジラ×メカゴジラ』)、『~ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪!』(2003年: 同時上映は『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』)の3回登場していて、それぞれミニモニ。が「ミニハムず」名義で主題歌を歌っています。

ちなみに上記の『ゴジラ×メカゴジラ』は釈由美子がメカゴジラを操縦してた、アレですね。

…どこにもぱすメモ本編の話がないというオチでした(笑)。

2019.3.27追記:
後半のエピソードからは元ネタを複数作品にしていくストーリーが目立ちました。第9話みたいに『ミスター味っ子』と『美味しんぼ』が混ざったりすると、シュールですねぇ…。

第10話は『聖闘士星矢』を含む複数の車田正美作の漫画作品の他、『はじめの一歩』など複数作品が混ざっていました。そういえば『リングにかけろ』も『風魔の小次郎』もアニメ化はされているんだった…。

最終エピソードは第11、12話での前後編。秋葉原にある何店舗かは実名が出てきていましたし、エンディングにもクレジットされていましたね。

第11話のサブタイトル元ネタはもちろん「決戦、第三新東京市」ですよね。主人公搭乗ロボ出なかったけど(笑)。

第12話に出てきたロボが、いろいろとカオスでしたね。巨大でじことか。「目からビーム」出るんかい(笑)!

なんでしょう、繰り返し観るようなアニメじゃないですし敢えてお勧めする感じでもありません。個人的には嫌いじゃなかったですけど。変身後のコスチュームのデザインはわりと好きでした。

余談: 『ご注文はうさぎですか?』が元ネタである第2話に問題があると判断されたらしく、お蔵入りとなった模様です。配信の停止とBlu-ray&DVDへの収録が見送られることが決まりました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 35

たるおつ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

パクリ問題で5.9億円の損失を出した救いようのないアニメ

パクリ問題だとかいろいろあって発売予定だった円盤が出荷できず、
フリューに約5.9億円の特別損失をもたらしたアニメ。

これはもうクソアニメという度を越している。
結果的にソシャゲをサービス終了に追い込んだ。
はっきり言って、「ざまぁ」としか言いようがない(笑)

それはさておき…

ソシャゲで人気になった勢いで
ついつい調子に乗ってアニメにも手を出しちゃった感じ。

「アキバ文化を取り戻す」と都合よく言い放ち、過去名作に喧嘩を売ってぶっ壊していくスタイル。
これは賛否両論だろうけど正直見てて気持ちが悪い。

まず作画がダメ過ぎる。
動かない髪の毛、無駄に揺れる下品な胸。
いろいろなアニメを見ていると、今期作品の中でも飛び抜けて低レベルなのがよくわかる。

1話で一気に大量のキャラクターを投入し、非ソシャゲユーザーを混乱に陥れる。
ゲームをプレイしていない人に全く配慮が無いというか、
非ソシャゲユーザーに対して視聴規制でもすべきアニメではないかと思う。

良い点は声優くらいかな。


さすがに疲れたから4話まで視聴して切りました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

パロディ世界へGO!

クソアニメ。

"良い"クソアニメだと感じていた方もいらっしゃるようなので、駄作とまでは言わない。
しかし断言する。これはクソアニメ。
一度は2話切りかましたった。

{netabare}ウナギ化とか関係無く、普通にココアが可愛くなさすぎて絶望。
大方、色んなジャンルの作品に合わせやすい絵柄になっているんでしょうね。{/netabare}

それと、その2話・{netabare}『ごちうさ』{/netabare}の回ですが、なんか問題があったようで削除されちゃいました。
そんな消されるほどではないよなとは思ったが、まあ関係者がダメって言うなら仕方ない。
メジャーなパロはやらかすとなんちゃら(笑)

再度観始めようと思った理由は、パロディ作品の中になんだかんだ気になってしまうものがあったこと。
{netabare}『ロウきゅーぶ!』{/netabare}と{netabare}『りゅうおうのおしごと!』{/netabare}に釣られた。
まんまと策略に嵌まって、結局最後まで観ちゃったよ!

でも後半はひとつもネタわかんなくて、寝落ちしまくってた。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

58.6 41 2019年冬(1月~3月)アニメランキング41位
臨死‼ 江古田ちゃん(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (50)
178人が棚に入れました
「月刊アフタヌーン」(講談社)にて連載されていた瀧波ユカリによる4コマ漫画をアニメ化。1話ごとに監督をはじめとした制作スタッフを大幅に入れ替えるという異色のオムニバス作品。「タッチ」「銀河鉄道の夜」の杉井ギサブロー、「装甲騎兵ボトムズ」の高橋良輔など総勢12人の名監督が競演し、それぞれの原作のお気に入りのシーンを再構築していく。自由な演出で描かれる主人公は、東京・練馬区の江古田近辺に住むフリーター・江古田ちゃん。原作では、テレオペやヌードモデルなどさまざまな職を転々とする、彼氏の「本命」になることは決してなく常に「都合のいい女」扱いされる、モテ女子は「猛禽(もうきん)」と呼び敵意を向けるなど、時代をナナメに走る江古田ちゃんの姿に共感の声が集まった。12人の名監督がどんなシーンを選び、またどのような演出で江古田ちゃんを表現していくのか、注目が集まる期待作。

声優・キャラクター
朴璐美、石田晴香、千葉千恵巳、巽悠衣子、三森すずこ、宍戸留美、小清水亜美、コショージメグミ、土井美加、伊瀬茉莉也、たむらぱん、小林愛
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ジジイ達の若々しいオ○ニー見せられてる気分。良くも悪くも。

[文量→中盛り・内容→各話感想系]

【総括】
レビュタイ、下品ですみません(汗) でも、○で隠したから許して下さい(苦笑)。自分的に、これ以上しっくりくるタイトルが思い浮かばなくて(汗)

なんかこう、「ワシもまだまだ現役なんじゃ~!」という感じ(が、あくまで、ひとりよがり)。ギラギラしたものを見せつけてくれて、嬉しくもあったけど、ちょっと引くわ~って感じもあって。

各話監督制を採用した、ギャグアニメ。

(私はAT-Xで視聴ですが)実質5分アニメであり、後は監督や声優さんのインタビューで尺を埋めてます。

個人的には、各話監督制の作品で、すごく楽しめた作品ってほぼ無い気がします(1位はスペースダンディかな?)。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話☆3(自己紹介回)→大地丙太郎 監督(ギャグマンガ日和・神様はじめました)。{netabare} テンポの良いギャグ展開がなかなかクセになった。カニを潰しまくるのは笑ったw{/netabare}

2話☆2(ピロートーク回)→杉井ギサブロー 監督(タッチ・キャプテン翼)。{netabare} 前話との対比を意識したのか、かなり暗めで深みがある演出。まあ、アニメで観る必要性を感じない。 {/netabare}

3話☆1(動物キャラ化回)→鴫野彰 監督(おそ松くん・ヤッターマン2期)。{netabare}ナンセンスを狙ったのかなんかのか分からないけど、単純に笑えなかったしつまらなかった。大体、監督の解説なけりゃ伝わらないのなんて、創作物として、ダメ。{/netabare}

4話☆2(浮気男回)→望月 智充監督(らんま1/2・バッテリー)。{netabare}つまりは、都合のいい女なわけだけど、なるほど、フタマタかけてて、彼女と別れたからといって彼女にしたいわけじゃないというのは、全く分からない感覚で、ちょっと驚いた。いや、フタマタ自体の経験がないからだけど、モテ男はそうなのか?みたいな。{/netabare}

5話☆4(ヤモリ回)→米たにヨシトモ監督(笑ゥせぇるすまん・食戟のソーマ)。{netabare}ショートらしいアニメ。ヤモリが蚊を食い殺すところとか、ブラックで笑えました。なんか、日本アニメ見本市の作品を観ている気分でしたね。{/netabare}

6話☆3(裸料理回)→高橋良輔監督(装甲騎兵ボトムズ・ガラサキ)。{netabare} 江古田には同期が住んでいたから、結構行ったよ。確かに、微妙な町ではあるけど、落ちついて良いところだよ。とりあえず、江古田にある、「麺や金時」は、ガチで旨いよ。池袋の名店と競っても、1位、2位だと思う。ああ、あの紙袋は、マジ?と思ったわ。てか、感想思い付かないくらい、インパクトがない。{/netabare}

7話☆1(赤い糸回)→三沢伸監督(こち亀、ぎんぎつね)。{netabare} いや、シンプルに、面白いか? ジジイの若々しいオナニー見せられてる気分。 {/netabare}

8話☆4(女の友情回)→小島正幸監督(あずきちゃん、メイドインアビス)。{netabare} 気だるさの中に漂う、あたたかな友情。作画も落ち着いていたし、アクがなく、多分本作が好きな人にとっては、物足りないんだろうね。私は好きでした。24歳というより、32歳だけど(笑){/netabare}

9話☆4(コールセンター回)→高橋丈夫監督。(狼と香辛料、まあゆう魔王勇者)。{netabare} 全編オウンビューで表現されている。お仕事アニメとしての面白さを生かしつつ、三人もの特異なキャラクターを上手く表現できていると思う。これは、上手い。面白い。{/netabare}

10話☆なし(アート回)→長濵博史監督。(蟲師・惡の華)。{netabare} だって、アニメじゃねぇし。現代美術とかよく分からんが、純粋に面白くない。変わったことをやるのは悪くないが、それがツマラナイなら意味がない。変わっていること自体に価値があるわけではない。これまでで一番、オ○ニーだった。オ○ニーofオ○ニー。{/netabare}

11話☆1(飲み屋で語る回)→コバヤシオサム監督。(Paradise Kiss・BECK)。{netabare} いや~、この監督、嫌いだわ(笑) まずアニメですが、「だから何なの?」という感想しかない。オシャレの押し売りが気持ち悪い。声優も素人なのが丸わかりで、物語に入れない。んで、インタビュー観て納得。なんだ、ただ身内で遊んでるだけのアニメか。だったら電波にのせるなよと思う。ちなみに、レビュー書くときにWiki読んだら、原作の良さを改編によってものの見事にぶっ潰した「魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~」の監督だと知った。妙に納得。{/netabare}

12話☆2(裸族を覗く回)→森本 晃司監督。(ストリートファイター仮・18if)。{netabare} なんか、変わったことをやろうとした結果、他の監督と大して違わない物ができたなと。「個性的なファッション」と言いつつ、結局、「個性的なファッションを集めたファッション誌」の域を出なかった感じがする。12話のラストを飾るには、微妙。{/netabare}


まとめてて思ったこと。

①現役バリバリで名作、話題作を手掛けるレベルの監督はほとんどいない。てか、作品みれば仕事が第一線ではない?理由がわかる。②その中で、やはり「メイドインアビス」の監督、「まおゆう」の監督は、流石だなと。③んで、基本的に、身内だけで楽しんでるような作品はツマラナイ。あと、声優さんは、やはりプロが良い。

もうさ、だったらラストに、細田守監督とか新海誠監督とか、宮崎駿監督(国民的な監督)に作ってもらえば良かったんすよ(暴論)w だって、宮崎駿監督の○○○ーだったら、ちょっと観たいと思いませんか?(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

イムラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

<2019/1/30 初投稿>

なんて言えばいいんですかね。

恋愛について。
私はそこまでハマるような経験も、そこまでひどい挫折というか腐敗というかも経験してないですし。
割と平坦で地味で真っ当。
それは世の中の多数派なのだと思います。

でも江古田ちゃんやマーくんに妙な親近感感じるんですよ

人ごととして笑いながらも「そうだよねぇ」とシンパシーも感じてしまう。

NHKドラマ「特撮ガガガ」とか漫画「腐女子のつづいさん」とかも不思議なシンパシーを感じてしまう。
自分は特撮オタでも腐女子でもないのに(つかオレ女子じゃねーし笑)

これら作品には私の心の奥底に響いてくる何かがあるのかもしれません。

評点は観終わったらつけます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

えりりん908 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ツラい苦しいもうやめて!!

配信サービスにアップしてたので、
なんとなく見始めてしまいましたけど・・・
これは厳しいです。勘弁してください(>_<)

昔、知り合いにダメンズウォーカー勧められて読んだときと同じ、
錆びた鉄を舐めてるみたいな
ゾワ〰って来る嫌な感じ。

そんな怪我、自分じゃしてない筈なのに
傷口を触られてるみたいで。

ギブアップです。
(/≧へ≦\)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

58.3 42 2019年冬(1月~3月)アニメランキング42位
雨色ココア side G(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (33)
142人が棚に入れました
とあるのどかな日。静けさを破り、一人の少女がカフェ『Rainy Color』の扉を蹴破る音が響く。 彼女の名は、天見ヨーコ。このカフェのオーナーである天見浩司の娘です。「約束くらい守れ!このクソオヤジーっ!」そう叫ぶ先にある姿は、騒動の元凶である天見浩司の姿でした。自分達との旅行をすっぽかしただけでなく、自分はハワイ旅行に行こうとしている浩司に、ますます怒りの度合いを強めるヨーコ。ですが、そこに現れた『Rainy Color』のマスコット犬であるレインの姿に、ヨーコが固まってしまう。実はヨーコは、犬が大の苦手だったのです。そして慌てて逃げた先には、浩司が荷物を詰めていたスーツケースが…。ガシャーン!スーツケースに足をひっかけたヨーコが盛大に転び、近くにあった浩司の壺が木っ端みじんに。そしてヨーコは、壺粉砕の罰として夏休みの間、『Rainy Color』の代理店長をする事になってしまうのでした…。ヨーコ達の奮闘とともに、人のために何ができるかを描く、ほっと一息つけるハートフルストーリーが始まります。

声優・キャラクター
松井恵理子、花井美春、山田麻莉奈、小見川千明、大森日雅、原奈津子、鈴木愛奈、堀川りょう

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

話の進みの遅さが致命的…。

カフェを舞台にした話であるはずですが、第1話での「Rainy Color(レイニー・カラー)」休業状態から始まり第4話終了時点にしていまだに開店せず(笑)。

たぶん本日2/5深夜放送の第5話で開店するとは思いますが、1クールだとしたらこの話の進みの遅さは致命的なレベルだと思いますね。残りの話数で何をするのでしょう…?

2019.4.1追記:
全話観ましたが、観終わってみて特に言うこともない感じのアニメです。気が付けばインターナショナル・メディア学院のCMに出てた堀川りょうの顔が思い出されてしまいます。まったくお勧めしません…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

カミヤ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

5期目がやってきた

雨色ココアはこの作品で5期目となりますが、今までに登場していた人物たちはほとんど全員解雇されたのでしょうか。分かりませんが、雨色ココアは多くを語らない作品なので何も言ってはくれません。
今までの作品を大幅に無視してレビューすると、ストーリーも一応あり、ワケのわからない感情も少なめかなと思いました。話の展開の仕方に雨色ココア節を多少感じることもありましたが、今までで一番まともなんじゃないかな?と感じました。それでもツッコミどころは多いですが、もはやツッコんでなんぼな作品な気もしますので、ご愛嬌ですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

謎のアニメ5期目、ガールズsideストーリー

アニメ1期~3期まで視聴済み。
1話2分のショートアニメ。
5期目の今作はsideGということで、主要人物が女の子に変更になっている。

物語は相変わらず唐突に始まり唐突に終わるし、2分の中で起承転結が難しいのは仕方ないとしても、1話を無理して12話に分割したのが分かる荒い構成。

今作品において物語は重視してないからまあいいとして、大きな変化点の女の子版というのは非常に良かったと思う。
見事に萌えアニメへと進化していた。セクシーなメイド服に水着回、そしてお風呂シーンと女の子にする事での花のある見所が増えていた。

声優は相変わらず新人なのか、上手くはないが平均点という感じ。演じる上でのキャラが定まっていない感じがあったのでその点は残念。

最初から期待は全然していませんでしたが、女の子にするだけでこんなに画面映えが違うのかという驚きはありました。
これでアニメ化されている雨色ココアシリーズは全て見終わりましたが、5期の今作が1番良かった気もします。可愛い女の子のパワーって凄いですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

57.8 43 2019年冬(1月~3月)アニメランキング43位
パパだって、したい(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (28)
136人が棚に入れました
家政夫バイトの大学生・阿澄が訪れた成瀬家。シングルファザーの成瀬さんと息子・壱佳の二人家族だが、この成瀬さんがあまりにも色っぽい…!! ノンケのはずなのについ意識してしまう阿澄。そして成瀬さんが欲求不満なことに気付くと、ついつい魔が差してしまい…。成瀬さん、子持ちのくせにエロすぎだろ…!

声優・キャラクター
山中真尋、寺島惇太、古木のぞみ
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

僧侶枠初のBL

ネタは一切なしのガチンコBL。登場人物がもうちょっとガチムチのほうが見やすいかもしれんと勝手に思っているわけだが、アニメや漫画でそういうのは少なくて、中性的な男が多い。正直、見ててきつかった。とか言いつつ、最後まで見てしまったのだが。

どこがノンケだよ。全く感じられなかったぞ。{netabare}男のオナニーの残骸を見つけても、ベッドに押し倒すことはないであろう。まして、キスしたり、しごいたり、舐めたり、挿入したりもするわけない。{/netabare}ファンタジーみたいなものとして見るのも一興ではある。成瀬は男というよりは貧乳でチ○コがついた女の子という感じ(意味不明)。
パパ成瀬も最初は阿澄との肉体的な繋がりを拒むけど、体は正直やった。これは{netabare}ホモガキが群がってしまう。{/netabare}

息子の壱佳が無邪気なこととギャップが凄い。ウホ。

8話しかなく、すぐに終わってしまったので、少し寂しくはある。でも、次回作はじょしおちみたいな男性向けらしいので、期待大。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

【BL】シングルファザーの恋模様を描いたガッツリBL作品

原作漫画未読。
1話5分のショートアニメ。BL作品。【オンエア版視聴】

家政夫として雇われた大学生とシングルファザーの恋を描いたBL作品。

たまにはBLをと思って軽い気持ちで見たらガッツリBL作品でした。頬を染めて常に発情してるようなビジュアルの父親と、ガツガツ押してくる自称ノンケの大学生の話。
出てくる子供が可愛いくていい子だったし、シングルファザーで恋することへの悩みとか相手が同性なことに対する悩みが割と真剣だったと思うけど、結局身体の関係を求めすぎなのがキモかったな。そういうエロ目的のBL作品だから仕方ないかもしれない。見といてあれだけど、映像で見るには中々きつかった。

BL作品を見たのが久々だったけど暫くは見なくていいかなという気分になりました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

57.5 44 2019年冬(1月~3月)アニメランキング44位
けものフレンズ2(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (324)
766人が棚に入れました
この世界のどこかにつくられた超巨大総合動物園「ジャパリパーク」。そこでは動物たちがヒトの姿に変化する不思議な現象が 。いつしか フレンズ と呼ばれるようになったけものたちは、パークで平和に暮らしていました。ある日、フレンズのサーバルとカラカルは、森の中でヒトの子供と出会います。お腹を空かしたヒトの子供はなにやら困っているようで、サーバルたちは一緒に旅をすることになりました。旅の途中で出会う個性あふれるフレンズたちに、パークの秘密や美味しいもの!そして、大地を揺るがすような大ピンチ!?新たなるジャパリパークの物語が、今はじまる!!

声優・キャラクター
尾崎由香、本宮佳奈、小野早稀、石川由依、小池理子、内田彩、佐々木未来、根本流風、田村響華、相羽あいな、築田行子、八木ましろ、菅まどか、山下まみ、前田佳織里、藤井ゆきよ
ネタバレ

CfrzK48306 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

いろいろ言われてますが何だかんだと楽しませてもらいました。それといかなる理由でも制作者への過剰な嫌がらせは許されません

放映前の感想

まだ始まってもいない作品にどうこう言うのもなんですが、
けもフレ2の新主人公のキュルルちゃんって、あまり可愛くないですね?
かばんちゃんの足元にも及びません。
こんなキャラデザをOKした監督、作画監督は何を考えているのでしょうか?
ついでにサーバルちゃんも蝶ネクタイが大きくなりすぎて、あまり可愛くなくなっている気がします。

けもフレ2のPVを見て、失望しました。
ニコニコ動画をはじめとしたその他の外部サイトなどはどう動くんでしょうか?
この出来では動いてくれないと思います。

テレビ東京で2019年1月15日から毎週月曜深夜26時5分~放送スタート!
だそうですが、そもそも深夜アニメである必要もないですし。
キラータイトルのつもりなら、もっとお金を出していい時間を確保できなかったんでしょうか?
「金は出さずに成功は欲しい」とか考えているのでしょうね。
多分、けもフレにトドメを刺す作品だと思います。
いや、前作の熱狂的信者の私がこんなネガティブな事を言ってはいけないのでしょうけど・・・

まあ、まずは1話を視てみましょう。

1話の感想
{netabare} Abemaテレビで視聴、予想したよりは面白かったです。
気になったのはヤヲヨロズとは縁が切れた筈なのに、チラッと影絵の一枚絵でかばんちゃんが出てきましたが、特別な許可でも取ったのでしょうか?
もう一度、ニコニコで見てみようと思います。

ニコニコで見て
やっぱりニコニコで多くの人たちと見ると楽しいです。どれくらい盛り上がるかが鍵ですね。
無印の続編なのかはまだ不明ですが、謎も多く、伏線も張りまくりでしたし。
カルガモさんは良いキャラで普通にギャグが面白かったです。レギュラーキャラではないようですが笑わせてもらいました。
キュルルちゃんは可愛さはイマイチですが、イラストが得意で「山下清のフレンズ」とか言われてました。
再視聴して気になったのはキュルルちゃんがすぐにフレンズを呼び捨てにする点ですね。
「さん」「ちゃん」は最初だけで、少し慣れあったら呼び捨てです。
サーバルがセルリアンをやっつける時に「引っ搔き」ではなく「パンチ」で攻撃するのはなんだか興覚めでしたね。{/netabare}

総じて、放送前やPVでの悪印象とは裏腹に1話目は好印象でした。これは期待できるかも!?

2話の感想
{netabare} 二種類のパンダのフレンズが登場、眠ってばかりのジャイアントパンダと親切だけど余計なお世話の親切をするレッサーパンダです。
遊具を作って皆で楽しみますが、またもやセルリアンが乱入します・・・
無印では最初の方と最後のほうくらいしかセルリアンが出てこなかったので、今回はよくセルリアンが出てくるのはメリハリがあります。
そして、追跡二人組も最後に出てきますがカルガモさんにあしらわれます。
まあまあ、面白かったです。アタマを空にして視れば・・・{/netabare}

それにしても、この内容でわざわざ深夜番組なのは解せません。せめて早朝にでもやって欲しいです。

3話の感想
うんうん、今回は面白かった。
なんだか、3話になって急に作画と話しが良くなった気がします。
そして、無印のウリの一つだった不穏描写が二つもあって先が楽しみになった。また、かばんちゃんがよくやってた「ヒトの叡智」も見られて満足。NHKの「ダーウィンが来た!」とのコラボも良かったです。
{netabare}やたらとキュルルちゃんが「ぼくはけものじゃないよ」、サーバルとカラカルが「この子はヒトだよ」とか連発しているのが返って怪しく感じてきました。彼女はもしかするとヒトもしくはヒトのフレンズではないのかもしれないです。
それとキュルルグループを追いかけているフレンズたちの黒幕も出てきて雰囲気満点。それにしても「待つのに慣れているフレンズ」ってなに? 犬?{/netabare}

4話の感想
うーん? 今回はなんなんだろう?
話しが動いたような動いてないような・・・面白さに関しても微妙・・・

{netabare}モノレールの線路が切れて、これ以上進めなくなったキュルルたちは徒歩でおうちを探しにいろんな場所を徘徊します。
みゆはんが声を当てたチスイコウモリは物語に全く関係ないオマケ要素。「ヒトを一度だけ見たことがある」と証言するアリツカゲラのフレンズ。
次回はヒトが出てくるらしいですが、森の人(オランウータン)というオチかもしれないです。
今回、特筆すべきは早くも追跡コンビがキュルル一行に追いついた事ですが、カラカルに脅かされて土下座する始末。全く脅威にならない連中でした。ただ彼らの黒幕は気になります。
何はともあれ「謎」だけはどんどん深まっていくのは評価できます。{/netabare}

5話の感想
今回は出来が良かったといっても良いと思う、重要人物も登場したし。

{netabare}仲の悪いワニが2種とヒョウが2種と彼らがボスと言って恐れるゴリラのフレンズ登場。
ヒトを侮るワニとヒョウたちと比べてゴリラはヒトが「かつてすべての動物たちを操り従わせた」と言い、その方法を聞き出そうとするゴリラに対して、キュルルは茶番の挙句閃いて、トントン相撲のゲームでワニとヒョウ達を夢中にさせます。
そこへ、謎の狂暴フレンズ登場(どうやらアムールトラのフレンズで確定らしい)、
そこにおなじみ火のついた飛行機がそして成人し、大人びた雰囲気・声・話し方など大きく一期とは大きく異なるかばんちゃんがついに登場します。
確かにかばんちゃん自体は一期のキャラクターデザインはともかくたつき監督・ヤヲヨロズの創作キャラではないので出して良いのでしょうね。
なにはともあれ、かばんちゃんの登場で一気に面白く興味深くなった感があり以降の展開も期待できそうです。

しかし大人(ハイティーンくらいかも)になって美しくなった「かばんさん(公式ではそういうらしい)」が女革命ゲリラ戦士みたいになってましたね。
そして腕は真っ黒で胸も結構出ていました。
かばんが「こっちへ逃げて」と大人っぽくなった声でサーバルやキュルル達に言いましたが、
狂暴フレンズに関してはかばんも制御できないようで、何故か不思議な事に動物が恐れる筈の火の付いた紙飛行機を追いかけていってしまい謎の存在です。セルリアンと同じく敵サイドの相手なんでしょうか?{/netabare}

6話の感想
まあまあ面白かった。
{netabare}かばんちゃんが大人っぽく美しくなってて、一人称も「わたし」に変化してた。声質も清涼感のある綺麗なものでした。「素敵な女性になった」とは言えると思います。
ただ、個人的には、もう1期のお馴染みの幼いかばんちゃんは居ないんだというのが残念にも感じました。
これで「一期の回収が出来た」とか言ってたら一期のファンに殴られますよ。
しかも、かぱんは予想に反して二週で離脱、いずれは再登場するだろうけども。

サーバルに関してはかばんとの記憶は全く無くなってて残念、どうやら海でセルリアンに食べられてフレンズとして復活したのが示唆されてました。
博士と助手も登場し、かばんの部下におさまってました。一期の威厳はどこにいった?
新情報としてあの狂暴フレンズは「ビースト」というものでした。フレンズ化できなかった化け物のような存在です。物語に絡んでいくのだろう?
なんだか、いろいろ新情報は出てきて興味深かったですが、サーバルのかばんとの記憶がないだけに虚しい話しでした。
救いは最後のカラカルとかばんのやり取りです。
かばんもサーバルに忘れられて寂しかったでしょうけど、あの暖かい言葉で少しは心が癒えたかな? 
そのうち、サーバルとの関係も取り戻して欲しいです。

途中の動物紹介やEDも変化してました。{/netabare}

7話の感想
{netabare}山場の5.6話後の箸休めの日常回でスピード自慢のチーターとブロングホーンとG・ロードランナー(オオミチバシリ)による競争話しでしたが、
信者の私の目にも恐ろしいほどつまらない話しでした。つまらないだけではなく矛盾や適当な描写が多すぎでした。あまり書く事はないです。
かろうじてトラクターを手に入れた点が前進でした。{/netabare}

7話感想に追加
面白くない話しかと思ってたら、急にG・ロードランナーが爆人気になってしまいましたね。ニコニコ百科で複数の項目が出来るほどに。
適度に可愛いのと、その卑屈さのギャップが人気の秘密のようです。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34692959

8話の感想
PPP回。なかなか面白いと感じた話しでした。相変わらず話しが動かないかと思ったら、最後の方で突如として話しが動いて面白かったです。
来週の展開に期待です。
{netabare}追跡コンビに拉致され檻に入れられて連れて行かれるキュルル、ニコニコでは大受けでしたが、こんな事を一期のかばんちゃんにやったら大ヒンシュクでしょうね {/netabare}

9話の感想
依頼人の話し。まあまあでしたね。
{netabare}暴れて檻を破壊し脱出するキュルルだけど、意外と暴れん坊ですね。まあ、それからも追跡コンビになだめすかされて依頼主のイエイヌの元に連れていかれる。ヒトの最大の友の犬のフレンズだから、非常に良いフレンズでした。襲撃するビーストからキュルルを傷だらけになりながらも守り感動させます。
一時はキュルルと別れたサーバルとカラカルですが、特にカラカルがキュルルの事を気にしまくりで現場に駆け付けます。サーバルにはかばんというパートナーが居たのだから、カラカルとキュルルを仲良しにするストーリーですね。
二人は守るものが出来た強さもあり、野生開放したのかビーストすら追い払います。ラストはキュルル一行を怪しく見る眼ですが、あれはやはりビーストの眼だと思います

犬フレンズが月を意味ありげに見ていたのはやはり人類は月に避難したのかもしれない。
{/netabare}

どうやら、この9話、世間では犬好きな人たちに喧嘩を売った結果になってしまい、まさにコテンパンに叩かれているようです。
まあ、せめてキュルルも急いで旅してるわけでもなし、皆で一泊でもしてあげるくらいのフォローはあった方が良かったですね。

ただ、犬については現実は世知辛い、実際に主人の危機を救ってくれる飼い犬は稀です。この動画を見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=J3QdxwSeB9A
ただし、特殊な訓練を積んだ犬はそうでもないかもしれませんが、それと犬は犬でも闘犬の類はどうなんでしょうね?

「かばんではダメ」の件ですが、一期で「島の長」だと言ってる博士、助手が一目も二目も置くかばんを拉致してくるのは
相手があまりに偉大すぎて無理だと私は簡単に解釈してます。そんな事をしたら博士達が大騒ぎして相当まずい事になるでしょう。
思うにこの世界はやはり「優しい世界(セルリアン以外)」で意味ありげな行動をしているキャラたちも善意で行動しているようです。
かばん黒幕説が仮に事実だったとしてもかばんは善意で行動してるようですし、ビーストも最後は仲間になるかもしれません。
それもあってキュルルたちの行動が冷たく見えた点と探偵コンビがPPPに暴力をふるった点は酷い演出ミスです。

10話の感想
今回は今までで一番面白かったといって良いでしょう。いよいよ佳境。特に酷い部分も無かったし。
{netabare}とはいえ8話の意味ありげな月や人工衛星の設定が全く出てこなかった点が気になりました。
それに、声優かぶりのアラフェネコンビと探偵コンビの椅子の配列が画面が切り替わるごとに入れ替わっているようないい加減すぎる描写があった点も残念でしたね。
かはんたちが最近、発生しているセルリアンの正体を暴こうと実験するシーンがありますが、これも荒い実験でセルリアンを発生させて暴走させる始末、これに関してはキュルルの絵の効果が予想以上でつい強力すぎるセルリアンが出来てしまったという事でしょうか?
あと、今回の話しを見る限りではフレンズ型セルリアンを生み出していたのはキュルルの絵が原因らしいです。ていうか「フレンズ型セルリアン」って今回、突如として出てきた設定で1^9話までの展開はなんだったんだ? と思いました。{/netabare}

今回、出てきた「リョコウバト」のフレンズですが、リョコウバトは生物史上最も酷い悲劇が起きた鳥です。
かつて北アメリカに50憶匹も居た鳥ですが、人間の超絶乱獲で絶滅してしまった鳥です。
警戒心がなく簡単に撃ち落とせ味も美味なのでアメリカの旅人や開拓団が狩りながら食糧にして旅を続けたそうです。
つまり、旅行したのはリョコウバトではなく、リョコウバトを殺しながら旅した人間の方です。
しかし、食料にされたのはまだマシな方で、なんせ、昔のリョコウバトのハンティング大会の優勝スコアが5万匹とかいう凄いスコアで、そういう大会では死体は利用もされず適当に捨てられたそうです。

11話の感想
ちゃかちゃかと忙しい話しでした。こんなに急いで話しを進めるのなら、今までの話しでしっかりと話しを進めてほしかったです。

{netabare}キュルルの描いたフレンズ集合のイラストから生まれた大量のセルリアンとかばんが連れてきた2の今までのフレンズ総登場勢との決戦ですが、本来ならわくわくする展開の筈なのに非常に雑に処理された印象です。
多くのフレンズ型セルリアン(見分けはつかないが)が出てきますが、ザコ同然に簡単に処理されます。彼らは強い筈じゃなかったんでしょうか?
まあ、キュルルもまとめて描いたので「思い」があまりなかったのかもしれませんね。
例外的に強かったのはチーターセルリアンだけで、今まで無敵だったサーバル、カラカルを苦戦させますが、チーターにあっさりとやられます。
ただ、まだ「ビーストのセルリアン」が居て厄介そうです。そもそもなぜ、そんなものを描いたんだキュルルと思いました。{/netabare}

あと今回、好評だったのは「けもフレ2唯一の優良資産」とか言われて人気のゴマちゃん(Gロードランナー)が登場しセリフもあり、エリカダンスを見せたりと相変わらず愛嬌かありました。
ニコニコのコメントでいかにも可愛くて弱そうなブタのフレンズがモップを振り回しているシーンで「猪八戒」と揶揄されてるのには笑いました。

追加ネタバレ
{netabare}細谷Pのツイッターでの発言によると、最終回で全て伏線回収されるわけではなく、遠くない将来に続編があるというような示唆がありました。要するに「俺たちの戦いはこれからだend」なわけですが、この作品の場合、続編の確率が極めて高そうなとこが違いますね。{/netabare}

12話の感想
最終回。私が予想した通りの結末でした。
{netabare}様々な伏線の回収はほとんど無し、脚本のますもとさんが120話までの構想ができていると言った通り。この作品「けものフレンズ2、一期」でしかありませんでした。本気で「けものフレンズ2、十期」までやる気かは知りませんが、相当な長期企画を予定しているようです。今回の1クールは長い物語のただのさわりでしかなかったようです。

さて、最終回の内容でしたが、面白かったです。今までのフレンズの総出演でキュルルのイラストからなおも、どんどん湧き出すセルリアンとの決戦。
数の暴力で少々、不利になりかけますが、キュルルの機転でビーストを連れてきて、セルリアンを一掃します。
ラスボス的存在は海の巨大セルリアンでもビーストでもなく、サーバル、カラカルのセルリアン。強敵でしたがビーストが多くのセルリアンを倒している隙に「本気を出して」セルリアンを倒しました。
最後は全てのフレンズは避難しましたが、ビーストは置き去りにされて崩壊するホテルと運命を共にしたようでニコニコ動画では可哀想とか言われてました(まあ、続編では実は生きていたとか言って出てくるでしょうけど)
最後にかばんとサーバルの邂逅がありますが、相変わらず、サーバルはかばんの記憶が無いようでしたが、別れ際に「かばんちゃん」と言ったので、
将来的な続編では記憶は戻るかもしれません。 {/netabare}

キュルルの正体
ネット上の某所にあった考察ですが、うなづかされたので書きます。あくまで仮説ですので大外れかもしれないが参考に。{netabare}キュルルは実はラッキービーストのフレンズではないかという説です。機械のフレンズというと違和感がありますが、そう言えば・・・と感じさせる部分があります。
9話を見る限り、この予想は外れでやはりキュルルの正体はヒトのようです。追跡コンビはかばんはヒトと違うみたいな事言ってましたが、かばんは「ヒトのフレンズ」という扱いでしょうか?{/netabare}

かばん〇〇説ですが(超長文)
{netabare}
結論から言うと大間違いでした。

ふと思ったんですけど、
「かばん黒幕説」って話題になってるけど、素朴な疑問ですが何がどう黒幕なんでしょうね?
黒幕説の人たちは黒幕、黒幕・・・・・って興奮してアホみたいに連呼してますけど、
こんな、どうでも良い世界観で「黒幕」やる意味がないんですが・・・・・
うん、だから、かばんが黒幕であるとして、
なにが? どう? なんの? 黒幕なんだってことです。
「私はこの〇〇小学校四年二組の黒幕だ」っていうのと同じくらい無意味な黒幕です。

ちなみにニコニコで元になったかばん黒幕説の動画製作者もパート2で「ネタでした」と言ってます。
かばん黒幕説は五話、六話の脚本があんまりで、登場人物の行動が素っ頓狂なのと矛盾だらけで、
本筋が雑すぎ、もうかばんが黒幕で裏で手を回してるってことにでもしないと解釈できない事が多すぎる事から生まれたジョークです。{/netabare}

木村監督がついに重大告白
{netabare}木村監督はかばんが何がどうなってああなったか全く知らないそうです。キョウシュウエリアからかばんとサーバルらの旅がどうなったかという経緯も二人が何故別れたかという秘密もかばんが大人になるまでどんな人生送ってたかも一切知らないそうです。
これはちとショックでした。
http://kemono-friendsch.com/archives/78554#comment-940598 {/netabare}

製作者、作品叩きについて
下にも書かれている人がいるように、行き過ぎた製作者および作品叩きは反対です。
いえ、叩きも何も中には犯罪レベルの嫌がらせが横行しているようです。
中でも制作会社のトマソンへのメールアドレスを使って様々な登録をしたり学習教材を購入するといった行為はまごう事なき犯罪です。

ここに事件のあらましがあります。
https://togetter.com/li/1298076

他にも製作者たちに対する、批判や嫌がらせは行き過ぎてて、同じ「けもフレ信者」として恥かしいです。
9.25けもフレ事件でのたつき監督降板は確かに本当に残念でしたが、だからといって常軌を逸した行為をしてはいけないと思います。
こんな事だから、アニメファンが「常識のないオタク」とか言われるんだと思います。

作品の総評
私としてはそんなに嫌いではありませんでした。
ニコニコ上映会やAmazonでは史上最悪クラスの低評価ですが、それは9.25けもフレ事件でのたつき監督降板の怒り憎しみと「ネタ」の要素が強く。実際はまあまあの作品だったと思います。

正直好きです。
一期よりは確かに出来は落ちますが、まあまあ面白かったです。
続編ではよりクオリティの高いものが出来る事を祈ってます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

サピエンス全史

アニメから教わることもあります。
苦手、嫌い、先入観を捨てれば意外にも面白い。
記号のように張り付けられたキャラクターも、
多種多様な生物が存在し物語を盛り上げてくれる。

新しい冒険の始まりである。
{netabare}前回の大団円は陸地を目指し海を越えた。{/netabare}
他者を否定しない救済の物語は、
僕たちを癒してくれるのだろうか。
不思議な引力が働く、
けもフレの真の評価はそこにあるのだ。

5話・6話視聴追記。
サンドスターとセルリウムの研究で、
{netabare}フレンズ化されない凶暴なビーストの存在を知る。
時が経ち少女になったかばんが登場。
僕の好きな博士と助手も健在で何よりです。{/netabare}

10話・11話視聴追記。
けもフレ界隈が喧々囂々やりあっているそうな。
僕としてはかつての「けもフレ」にあった、
{netabare}純朴な生命の「善性」が見えないのは残念。{/netabare}

最終話視聴追記。
品質低下の「直接」の原因は、
{netabare}監督の更迭以上に、主役の交代にあるような。
世界に対する知恵を付けたことも大きい。{/netabare}

これからも応援はしたいと思います。
あにこれの評価点以上には楽しめました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 56
ネタバレ

NANA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期は本当に優しい世界だったのか?

1期と作風が大分違います。
長編アニメのようにキャラがゆっくり成長していく描き方なので、心情の揺れや戸惑いによるブレも垣間見え、前作のような“嫌われないキャラ”の作り方ではありません。決して嫌な子ではなく人間らしさの部分なのですが、何故かアニメでは嫌われがちですね。
また、前作ほど丁寧に説明されておらず、不確定要素が多く見る人によって受け取り方に違いが出てしまいがちです。不幸なことに、悪意を込めた解釈ばかりが拡がってしまっているのが現状です。2期が始まる前に公式のゴタゴタがあったせいで色眼鏡で見てしまうのも仕方ないのかもしれませんが。
あと、1期の“優しい世界”でないことを嘆く人が多いようですが、本当に1期は優しい世界だったのか?疑問に思います。
それ以外にも、1期と比較するとキャラの動きなど劣る点はありますが、減点方式で見るよりも2期は2期としてニュートラルに見た方が楽しめると思います。
ただ、2期は優しいだけの世界ではなく、人間が目を背けていたものまで見せて問い掛けるような内容を含んでいるので、けものフレンズにそんなもの求めてないよ!と言う人も多いみたいです。そして、1期は分かりやすく考察しなくても楽しめる作品であるのに対して、2期は行間が多く考察しないと理解し難い部分もあります。決して描かれていないわけでなく、あえて説明を省き画面から視聴者に読み取ってもらう描き方になっています。考察好きな人には楽しめる要素が沢山あると思いますが、誤解も生みやすいのでこのジャンルでは避けるべきだったのかもしれません。
尚、語らせ過ぎない作風は個人的には好みですし、1期よりも心に刺さりました。

とは言え、最初は自分もあまり楽しめていなくて、本当に1期と繋がるのか半信半疑で見てました。わりといい加減に見ていたと思います。でも、ネットの叩きがあまりにも酷いので、ちゃんと見てみようと言う気になりました。(天邪鬼なので)
結果、自分の中での評価は上がりました。あれ?意外と深い話かもしれないぞと。
考察好きとしては、興味深い描写が多くて噛めば噛むほど味が出てくる作品でしたね。

とにかく、ネットで叩かれているほど酷い作品でも、スタッフの悪意にまみれた作品でもないです。良作とは言い難いかもしれませんが噛み砕いて見てみるとけものフレンズとしての拘りを持って作られているのが分かります。
ちゃんと1期と繋がっていると思いますし、1期もリスペクトしていると思います。そして、1期よりも深い部分に踏み込んでいます。
この作品をこれから視聴する方は、ネットの評に囚われず、2期は2期として楽しんで欲しいです。




追記

とりあえず、かばんちゃんに関する考察だけ。(ネタバレあり)
サーバルがあんなことになったのは必然だったのかなと

{netabare}
・1期のかばんちゃんについて
1期では、かばんちゃんがミライさんの髪の毛から生まれたフレンズあると描かれていた。
1期最終話では、かばんちゃんはセルリアンに取り込まれ、結晶化(?)を経てサンドスターによりヒトのフレンズとして再生。何故か記憶が残っていたり、指先が黒くなっていたりと謎を残していた。

・空白の期間で何が起きたか
かばんちゃんについて1期ラストから2期が始まるまでの詳細は語られていないが、これまでの描写を分析し考察してみた。
結論としては、かばんちゃんはヒトのいる所(あるいはかつて人がいた施設)に辿り着き、そこでジャパリパークやフレンズについて知識を得て、フレンズ達のために出来ることをしようと戻って来たのだと思う。

・1期と2期を繋ぐ博士達との関係
2期で博士達と一緒にいるのは、1期の「ヒトを見つけたらすぐ帰って来るのです」という約束を守ったから。かばんちゃんはヒトに会った後真っ直ぐに彼らの元に帰って来て、そのまま一緒にジャパリパークの研究をするようになった。そして、カレーライスや辛い料理を作ってあげたのだろう。(6話「辛いものは癖になるのです」1期で食べたカレーがきっかけで辛い物好きになったらしい。)
大量のラッキービースト(腕時計状の物)はヒトから預かった物と思われる。

・何故サーバルの記憶がないのか
道中でセルリアンに食べられた可能性も考えたが、一番可能性が高いのはジャパリパークの外に出たことでサーバルは一度死に、記憶を失ったのではないかと。
アプリの設定では元々、フレンズがパーク外(サンドスターの効果外)に出るとフレンズ化が解除される(元の姿に戻る)らしいので、島を出た後間もなくフレンズとしてのサーバルは死んだと思われる。

・1期は本当にハッピーエンドだったのか?
1期の希望溢れるラストからは想像も付かない結末かもしれないが、不穏な要素がなかったわけではない。かばんちゃんの指先から手の色が変化していくのを不気味に感じた。ネットではスルーしてる人が多かったが、自分は不吉な印象を受けた。ハリーポッターのダンブルドアみたいに死期が迫っているのではないかと。実際、死んだのはサーバルの方だったが。
たつき監督があの続きをどう描くつもりだったのかは分からない。もしかしたらとっておきの隠し技があったのかもしれない。でも、アプリ版の制約通りならサーバルはジャパリパークを出るべきではなかったと思う。
1期でも博士が「慣れない地方での暮らしは寿命を縮めるのです」と言っていたし、アプリの制約は効いているように思える。
かばんちゃんとサーバルの行く手には希望の未来しかないと思えたのは、たつき監督が仕組んだミスリードだったのではないだろうか。少なくとも自分には、なるべくして2期がああ言う形になったと思えた。

・旅の果てに見たものは
1期ラストで二人が島を出た後、まもなくフレンズとしてのサーバルは死に、元の動物あるいはその遺物に戻ってしまったのだと思う。(アニメ的には結晶化かも?)何故かかばんちゃんだけはフレンズの姿を保っていたが、サーバルを連れて来たことを後悔したと思う。ヒトに会い、サーバルを元に戻せないか相談し、再生方法についても尋ねた。フレンズはパーク内でしか生きられないため、パークに戻ってからキュルルが最初にいた施設あたりでサーバルを再生したのではないかと思われる。
博士達はその経緯も知っていると思う。かばんちゃんはサーバルを再生した後、二人の思い出を胸に仕舞い、記憶を失ったサーバルの元から去った。

・2期でのかばんちゃんの変化
2期でサーバルと再会した時も、本当は自分のことを思い出して欲しかったが、事実を伝えても混乱させてしまうだけだし、あの子が幸せに暮らしてくれているだけでいいと、あえてそのことを話さなかったのだと思う。
かばんちゃんの一人称が変わったのは、ヒトに会ったことで自分の性別を知ったから。性格が変わったように思えるのは(スタッフ変更によるキャラ描写の違いはおいといて)、フレンズ達とヒトの関係を知り、ヒトとしての責任感や自覚が芽生えたからだと思う。フレンズ達をサーバルのような目に遭わせないためにも、自分に出来ることをしようと。

・幸せな未来への予兆
2期ラストの海のシーン、かばんちゃんが涙を堪えて「また会おうね」と言うと、サーバルが一粒の涙を零して微笑んだ。「うん。約束だよ。かばんちゃん!」
その理由は分からなくても、かばんちゃんと過ごした優しい記憶は確かにサーバルの中に残っていた。近い未来またあの頃の二人に会えるかも、そんな希望を残し1期のOP曲が流れた。エモい!
これで1期のアンチテーゼと言われる意味が分からない。1期をリスペクトしてるし、原点回帰(実際はアプリ版が原点ですが)を思わせる演出なのに。むしろ1期で犯したタブーを最高に美しい形で回収してくれようとしているのに、2期スタッフは理不尽に叩かれ過ぎではないか?近い未来、また幸せな二人が見れたかもしれないのに。(あれだけ叩かれたらモチベーション失くすよ)
2期ではサーバルはキュルルと一緒にいるけど、キュルルはカラカルと絡む(姉弟のよう)ことが多いので、サーバルのパートナーはやっぱりかばんちゃんなのだと思う。

・かばんちゃんは何故違うのか
ところで、イエイヌがかばんちゃんは違うと言った理由について一つの仮説を立ててみた。かばんちゃんがヒトでなくなっていたとしたら?
1期ラストでかばんちゃんの指先が黒くなったのは、サル化していたから。サーバルを助けるために木に登りセルリアンに飛び込んだが、その際にサル(遺伝子的に近いチンパンジーあたり)のDNA(あるいは記憶)が付着し、セルリアン内部でかばんちゃんの遺伝情報が一部書き換わった。(サルの木登り能力が備わった)セルリアン退治前後で、木登りの腕前が明らかに違うのはそのせいではないだろうか。
イエイヌはキュルルの匂いを懐かしい(ヒトの匂い)と言った。敏感な犬の嗅覚でサルの匂いを嗅ぎ分けたと考えると腑に落ちる。

{/netabare}

以上がかばんちゃんに関する個人的な考察です。真相は語られていないので真偽のほどは分かりせん。
(空白の期間の説明ぐらいはしておくべきだと思いますが)

キュルル、イエイヌ、アムールトラ(ビースト)、あとジャパリパークについて考察書けたら書くかも…余力次第…

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

56.8 45 2019年冬(1月~3月)アニメランキング45位
Dimensionハイスクール (TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (28)
87人が棚に入れました
次元高校に通う白山純平は、校庭である石を拾う。緑ヶ丘流星、黄川田 剛、水上ゆりおらと、教師・桃谷総司が行う補習を受けていると、拾った石が勝手に動き出し……しゃべり始めた!「君たちこそ、予言の勇者だ! 破壊の魔神を退治してほしい」 ―スプーディオ22世と名乗る謎の石のあまりに現実離れした発言に5人はついていけない。しびれを切らしたスプーディオが突然発光!目を覚ますとそこはアニメの世界だった―!?さらに、突如現れたスフィンクスによって、謎解きを強いられることに……。果たして、5人は3次元の世界に戻ることができるのか!?

声優・キャラクター
石井孝英、大塚剛央、橋本祥平、財木琢磨、江口拓也、諏訪部順一、染谷俊之

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「突き抜けたモノ」を笑って楽しめるならアリ

2019年冬アニメ。
このアニメ、3Dアニメーションと実写パートを組み合わせたちょっと独特な作品で、3Dはモーションキャプチャーを使用しています。モーションアクターも声優も(OPの歌唱も)俳優さん本人が担当しているのが面白い所。

ストーリーは、高校生4人と教師が2次元に行ってスフィンクスから出された謎解きをして、3次元の世界を守るというのが本筋です。正解すると無事戻って来られますが、不正解だと魂を食べられてしまい、後で運良く復活できたとしても「一番大切なもの」を失ってしまいます。
基本的にはおバカ系なんだけど、「一番大切なもの」が人間ドラマに反映されそうな気配が。


…なぜ見始めたかって?
「SDガンダムフォース」のアベユーイチさんが監督だから。
あと、昔の天才てれびくん(実写とアニメを併用したドラマを放映してた)感が懐かしいw

アベユーイチ監督はウルトラマンで実写作品、その他CG作品なども手掛け、実写とアニメの両方の経験があったためSDGFの監督を務めることになりました。SDGFはフル3DCGアニメであり、こちらもモーションキャプチャーを採用しています。(第3話で「違うんですよそーなんですよ~」って台詞が…ええと、もしやSDGFのセルフパロでしょうか?それとも他に元ネタがあるのでしょうかw)あと、レジャーランドのショーのお仕事などもされたことがあるみたいですね。
「ピングー in ザ・シティ」でも一度だけコンテ・演出で見かけましたが、ギャグ演出が凄く上手。SDGFはシリアス寄りだったのでちょっと吃驚したw

この「Dimensionハイスクール」でも、そういった経験から採用されたのだと思います。全体に目配りのできる監督という印象なんですが、脚本も今のところアベさん本人が書いていますね。第3話はテンポの良さやカメラワークの工夫が楽しく、キャラクターの面白さはちょっと癖になる感じ。低予算ゆえの工夫が楽しいと思えて、個人的にはさらに良し。

あにこれのユーザーにはちょっと受けないかもしれませんが、おバカ系B級作品を頭空っぽにして笑って楽しめる人には見て欲しいなあと、ひっそり思っていますw(2019.1.31)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3DCGで30分枠でやるナゾトキネ?

たぶん第1話の最初の実写パートは当面(もしかすると最終話まで)ないのでしょうが、要はキャラがクイズを解くことによる活躍でどこかが救われる的なコンセプトは完全に『ナゾトキネ』ですね。

個人的には『ナゾトキネ』はショートアニメだから観られたようなところもあって、30分枠で付き合うのはさすがに辛いので断念します。

世の中的にはある程度需要はありそうな番組コンセプトですが、たぶんあにこれのレビュアー層には支持されないと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

53.5 46 2019年冬(1月~3月)アニメランキング46位
バーチャルさんはみている(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (94)
308人が棚に入れました
「ミライアカリ」「電脳少女シロ」「月ノ美兎」「田中ヒメ」「鈴木ヒナ」「猫宮ひなた」ほかVTuber多数出演!

主題歌はキズナアイ✕中田ヤスタカでお贈りするTVアニメ『バーチャルさんはみている』
TOKYO MXほか1月9日(水)24時から放送スタート!

Dkn さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

バーチャルさんを――見ている!!!

ちゅめて ちゅめて♪

ふふふーん ふふふふん♪


ドワンゴォ!!


「バーチャルさんは見ている」は
バーチャルさん「を」見ている前提のアニメ(?)

バーチャルユーチューバー、
こと登場キャラクターを見てきていない人は
全くわからないネタが出てきますので、

・ブイチューバーが大好き
・ブイチューバーは知らないけど興味はあった
・「てさぐれ部活もの」「gdgd妖精s」のようなアニメが好き

これなら見てもいいかもしれないです。


私は今期で唯一、
前後にある特番含めリアルタイムに欠かさず観てます。

終わっても感想は書かないだろうな。

アニメファンに対しておくる言葉は出ねえよ…。


ひっそり楽しみます。ヒメヒナかっけえ~。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

ももも さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

構成要素が噛み合っていない上にクオリティが高くない

主にユーチューブで活躍するCGキャラによるユーチューバー、
バーチャルユーチューバー(以降Vチューバー)が出演することで話題になった本作。

CGキャラが動いているという点から?アニメに分類されていますが、内容はミニコーナーを無節操に詰め込んだコント集?のような感じになっています。gdgd妖精sをイメージするといいです。ウゴウゴルーガにも例えられてます。

現時点(2話)で、構成は2-3分のミニコーナーがひたすら詰め込まれており、その内容はアドリブもあるでしょうが、コント台本主体のようです。
gdgd妖精sのように、フリートーク主体で中の人のパーソナリティが活きるような構成にはなっていません。
最後の数分、お便りコーナーのみフリートークになっているようです。

最近少しだけVユーチューバーにハマっているため、ちょっとだけ期待していたのですが、、、今の評価はこうです。
・ストーリーはない
・作品のメインであろうコントが面白いと思えない
・Vチューバーの売りである内面の個性が、台本主体の作りのせいで殺されている

あまりにひどいのでスタッフ調べました。
監督 - 阿部大護
助監督 - 鎌田大志
構成 - ゆーやん、因幡大佑、ちゃんこ、ふかわげんき、山崎博

監督の阿部氏は、ニコニコ動画の社員さんのようです。
超会議などのイベントをプロデュースしたとのこと。アニメには無縁のようです。
鎌田氏については情報なし。(想像ですが、同じくニコニコの社員で実作業担当?)
構成(脚本)は全てお笑いやラジオの、比較的若手の構成作家のようです。

つまり制作側は、本作をVチューバーによるコント集にしたかったのでしょう。

Vチューバーは言ってしまえば仮想のきぐるみで、ミッキーのように中身が希薄なキャラクタで人気が出ている人もいれば、ふなっしーのように中身が漏れ出ているようなトークが魅力の人もいます。
お笑い芸人ではなく、(良くも悪くも)タレントです。
ここを勘違いしてコント作品を作ってしまったのは、致命的だと思います。


閑話休題。

本作放送前にニコニコ動画で特番をやっていたのですが、そのフリートークのほうが面白かったくらいです。
ここに貼っておきます(´・ω・`)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34454823

・シロさんが猫宮ひなたさんに笑顔で辛辣なことを言って周りが引くというシーンなのですが、1年位前?にモンハンをプレイしながら「弱ってる恐竜って可愛いよねw」と言っていたシロさん、多分今回のセリフは素で出ています。(元々猫宮さんに話題を振るという意図でしょうが、受けきれるかどうかを考えていないw)

・猫宮さんは銃で打ち合いをするFPS系のゲームが異常に上手く、ゆるい外見/喋りと相まって人気となったのですが、他の人とコラボをするととんでもないコミュ障っぷりを発揮します。お笑い適性は0と言っていいです。

シロさんと猫宮さんはこれとは無関係の放送で共演したことがあり、その時は緊張している猫宮さんをシロさんがフォローしていたんだそうで、不仲とかでは無いと思うのですが、シロさんの性格とかから来る相性が猫宮さん的には多分よろしくないのでしょうw
そういう人間関係も含めて、Vチューバーの面白さなんです。

せめてgdgd妖精sのフォーマット丸コピーなら、もうちょいマシだったと思うんだけどなぁ。

はーいっぱい書いた(´・ω・`)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

(昔の)アイドルバラエティ番組を観ているような懐かしさ?

…って、自分が具体的に思い浮かべたのは『ハロー!モーニング。』(略称:ハロモニ)なのですが、が、が。もう15~20年くらい前にテレ東系でやっていた番組ですが、知らない人が多数な予感(笑)。

ハロモニはモーニング娘。を中心にハロプロのメンバーが、ときにゲストを迎えて送るバラエティ番組でした。

番組枠は30分(ハロモニは45分だった)あるけど、ショートコントとかお便りコーナーなど、短いコーナーの集合体でできてます。

この番組はVTuberがちょうどハロプロのアイドルの立ち位置で、似たようなことをやってるなあと思って観ていた第1回なのでした。

というわけで、これをアニメと言って良いかは良くわかりません(笑)!
でも台本書いてコンテ切って作ってるし、一応はアニメなのかなあ?

余談:
1. OP主題歌に出てきたガーランド(メガゾーン23)みたいな、ロボットに変形するバイクかっこいい!

2. 「あの制服は!」って思ったら、ちゃんとスタジオカラーと庵野秀明がクレジットされてました。

2019.1.10当日追記:
コメント欄でのやりとりで似たようなイメージの番組として『ウゴウゴルーガ』というのを思い出したので、参考までに書き残しておきます。
(こっちの方がハロモニよりはわかりやすい例えだと思いますし…。)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 25

計測不能 47 2019年冬(1月~3月)アニメランキング47位
真夜中のボイトレ男子(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (7)
28人が棚に入れました
ボイトレ男子イントロダクション この世界のどこかに究極の発声法を伝授するボイストレーニングスクールがある。
"エンペラーボイストレーニングアカデミー"
通称、帝王ボイトレ。

そのスクールの玉座にはボイトレ界の帝王と呼ばれるカリスマボイストレーナーが君臨している。
2,000年もの長き歴史にわたり一子相伝で継承されてきた究極の発声メソッド、ボイスエデン第64代継承者、森山帝。
その声は大地を揺るがし、海を割り、天をも貫き、人体の構造まで変化させる。
神々の業に等しい力を持つ声によって人智を超えるボイストレーニングドラマが繰り広げられる。

森山帝のボイトレを受けるのはボイトレ用語を擬人化した6名のボイトレ男子キャラたち。喉飴・横隔膜・腹式呼吸・頭声・ビブラート・肺活量をそれぞれ擬人化した、イケメンボイトレ男子キャラたちが、それぞれに抱える声の悩みを森山帝と共に乗り越えていく。
レッスンは完全非公開で男子限定。

またレッスンを受けたものはレッスン中の記憶を失ってしまうため、ボイスエデンを知るものは森山帝ただ一人。
そこで行われている秘め事は誰もしらない…リスナーである子猫ちゃんのみ、扉の隙間から禁断のレッスン室を覗き見ることが出来る。

ボイスエデンへようこそ…

声優・キャラクター
森川智之、山本和臣、河本啓佑、汐谷文康、角田雄二郎、木村大樹、福原かつみ

計測不能 47 2019年冬(1月~3月)アニメランキング47位
アニ×パラ〜あなたのヒーローは誰ですか〜 episode6 視覚障害者柔道(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (6)
16人が棚に入れました
パラスポーツを、もっと身近に! もっと楽しく!
「アニ×パラ~ あなたのヒーローは誰ですか~」は、日本を代表する漫画家やアニメ監督などが、東京パラリンピックの公式競技をオリジナルの短編アニメで描きます。
第6弾は「視覚障害者柔道」
リアルな柔道漫画として人気を集めた「帯をギュッとね!」の河合克敏が、視覚障害者柔道を徹底取材! 綿密な取材をもとに描き出したテーマとは? 試練と向き合い、選手として、人間として成長していく、ひとりの少女の物語。

計測不能 47 2019年冬(1月~3月)アニメランキング47位
今日もツノがある(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (4)
12人が棚に入れました
ツノの生えた黄色いカエルの日常のお話。いつもワイワイ楽しくすごしてます。短い1分アニメです。

声優・キャラクター
八代拓、斉藤壮馬、石川界人、内田雄馬、蒼井翔太、堀江由衣

計測不能 47 2019年冬(1月~3月)アニメランキング47位
カワウソラボ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★★ 5.0 (2)
11人が棚に入れました
川のほとりにひっそりとたたずむ、ちょっと風変わりな風車小屋。
そこで行われているのは、好奇心旺盛なカワウソたちによる秘密会議!
“ウソ”のような”ホント”の毎日、今日も何やら事件の予感?
いたちーずワンダーランドの川エリアに暮らす、
のんきでまじめなカワウソオッティモとそのなかまたちの
にぎやかで楽しいドタバタストーリーです。
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