yuugetu さんの感想・評価
4.1
子どもの想像力と創作意欲を育む良作
2019年4月26日公開、29年ぶりの「東映まんがまつり」の3作目。
「視聴者参加型」という点で4作品の中で最も優秀だと感じた作品。
映画を見た子が、「出来るかも?やってみたい!」と思えるような工夫が随所に見られる良作。入場者特典にヤマオリ(本当にシンプルで山折りだけで作れる)のペーパークラフトが入っているのがまた良い。
【スタッフ】
原作 coyote(コヨーテ)
監督・脚本 べんぴねこ
工作 ダンボールジョー
監督さんの代表作は「パンパカパンツ」。幼児向け・未就学児向けの小品の他に「モンハン日記 ぎりぎりアイルー村」とか色々あるようですね。
{netabare}
段ボールで作られた動物型の人形がキャラクターとして動くのですが、実写で工作する男の子の映像と人形の物語が交互に流れるのが肝。
段ボール人形のストップモーションアニメとCGを組み合わせたユニークで可愛い世界観は見ていて楽しかったです。
猫のヤマオリと犬のタニオリが宝物を探して宇宙のどこかにあるダンボール惑星へ赴き、うさぎ星人の案内で宝物のある神殿へ。
猫のヤマオリと犬のタニオリがとても可愛く、段ボールならではの展開があったり、ラストではベッドで眠る男の子の枕元に全部の工作人形があったり。
ラストまで夢のある内容で、とても丁寧に作られていました。 {/netabare}
これはNHKとかテレビ東京とかで長期的に展開されるべきじゃない?って思ってます。
(2019.5.23)