Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
('21.3.14追記)愛姫アニメーション第3話完成! 愛姫生誕450年記念事業アニメーション
2019年の春アニメとして第1話を視聴したっきりになっていましたが、最終章となる第3話まで完成したことを知り早速視聴しました。
「愛姫MEGOHIME 再会の滝桜」は第1話のタイトルです。
第2話は「追憶の梅花」、第3話は「三春の光」というタイトルが付けられています。
三春町では、伊達政宗の正室で三春出身の「愛姫」の生きた戦国時代の軌跡を辿りながら、「愛姫の里」としてPRを図っていくことを目的に、愛姫PRアニメーション「愛姫MEGOHIME」を制作したんだそうです。
第1話では、奈央ぼう演じる愛ちゃんと福圓さん演じる木下ネネとの間にどうして確執があるのか、さっぱり分かりませんでしたが、第3話まで視聴するとその理由と全体感が良く分かります。
物語の纏め方も綺麗で三春町の方々が地元を誇らしいときっと思える作品になったのではないでしょうか。
こういう地元愛溢れる作品はウェルカムです。
しっかり堪能させて貰いました。
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あにこれの「2019年春アニメ」のラインナップを何気なく見ていた際に目に留まった作品です。
私は奥州伊達62万石の地である仙台に所縁があるので、愛姫の名前に思わず反応してしまったという訳です。
愛姫は、ご存知戦国武将伊達政宗の正室でした。
もともと愛姫は、戦国大名である田村清顕公の一人娘でしたが、田村家の存亡をかけて政宗13歳、愛姫12歳の時に伊達家に嫁ぎました。
愛姫が生まれた三春は、「日本さくら名所100選」に選ばれるほどの桜の名所です。
中でも、本作品にも登場しましたが、樹齢推定1000年超のベニシダレザクラ(紅枝垂桜)の巨木である「三春の滝桜」は、国の天然記念物にも指定された日本五大桜または三大巨桜の1つです。
愛姫は、米沢城の伊達政宗に嫁いだのち、時の政権と良好な関係を保つため、京都・大坂・江戸と遠方の地を転々とする人生を送ることとなります。
そのような折であっても、愛姫の気丈で繊細な振る舞いは、時の政権者からも一目置かれ、伊達家の正室として丁重な扱いを受け、独眼竜として戦国の世に名を馳せた政宗の生涯を支えたと言われています。
まさに柔と剛を併せ持つ「武家の妻の鑑」と言える人物であったと考えられます。
福島県三春町公式HPから引用させて頂きました。
10分弱の作品なので、歴史や愛姫に興味のある方がサクッと視聴できる作品になっています。
アニメの内容は正直良く分かりませんでした…^^;
歴史に登場する戦国武将の正室が近未来でスマホを使った戦を繰り広げるような感じ…
戦国時代でクローズアップされるのは戦国大名ばかり…
その奥方に焦点があてられることは殆ど無いので、作品の視点としては面白いと思いました。
でもこの作品…ちょっとただ者ではありません。
アニメーション制作はガイナで、制作スタッフも実績のある方ばかり…
何より声優陣が半端ありません。
愛姫役が何と奈央ぼうで政宗役に下野さん、それに福圓美里さんや徳井 青空さんらが出演しているんです。
地方の…しかも10分弱のアニメにこの布陣って凄いですよね。
これだけでも視聴する価値は十分にあるかと…
こういう企画って町興しの一つとして見ても面白いと思います。
これまで日本人が紡いできた歴史はこれだけじゃありません。
私たちがこれまで常識と考えていたことも、見方や切り口を変えてみると、また違った視点が生まれてくるかもしれません。
そう考えると、後に続く企画がでてきたもおかしくないと思います。
三春には愛姫ゆかりの地が、今でも幾つか残されているようです。
三春城址や愛姫生誕の碑など…
きっと歴史好きの方には堪らないんでしょうね^^