2018年冬(1月~3月)に放送されたTVアニメ動画一覧 61

あにこれの全ユーザーが2018年冬(1月~3月)に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月18日の時点で一番の2018年冬(1月~3月)に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.8 25 2018年冬(1月~3月)アニメランキング25位
アイドリッシュセブン(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (93)
395人が棚に入れました
トリガーと競った「ブラック・オア・ホワイト」での勝利を経て、新たな一歩を踏み出したIDOLiSH7(アイドリッシュセブン)。存在感を示したことでレギュラー番組も決まり、さらに知名度を高めていく。だが、活躍の場が広がるほど、担う責任や寄せられる期待は大きくなっていく。そんな時、共演したトップアイドル「Re:vale」(リヴァーレ)のエンターテイナーとしてのプロフェッショナルな姿を目の当たりにする。誰かを笑顔にしたい、幸せにしたい――。その想いを貫くために、どうあるべきなのか?陸たちは自らと向き合っていく……。

声優・キャラクター
増田俊樹、白井悠介、代永翼、KENN、阿部敦、江口拓也、小野賢章、羽多野渉、斉藤壮馬、佐藤拓也、保志総一朗、立花慎之介、千葉進歩、興津和幸、佐藤聡美、小西克幸、川原慶久、古川慎

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

男性アイドルグループのマネージャーになろう!(最終回: 第16、17話スペシャル観終わりました!)

スマホゲームアプリとの連動企画。ゲームのサイトを観た限りでは、基本設定はゲームとアニメで共通のようです。

私はTokyoMXで元旦に放送された1、2話スペシャルを見ましたが、1/2の24時にBS11で放送があるみたいですね。

一応、ターゲットは女性と思われます。タイトルになっている男性アイドルグループはメインキャラではありますが、主人公はそのマネージャーである小鳥遊紡(たかなし つむぎ)ですね。

紡は父の経営する小鳥遊事務所という芸術プロダクションに新入社員として入社早々、事務所が初めて手掛けることになった男性アイドルグループのマネージャーになるよう言い渡されます。

他に既に大人気の、八乙女事務所所属アイドルグループであるTRIGGER(トリガー)などが出てくるようですが、ストーリーにどう絡んで来るのでしょうか?

アニメだしアイドルなので特定のメンバーと主人公がくっつくというのは考えにくいので、そうするとキャラの掘り下げと主人公の成長物語がメインになるのでしょうか。

制作はTROYCAで、少なくともスタート時の作画は良いです。ステージ場面のCGの出来もかなり良いと思いました。ばらく様子見で観てみようと思います。

2018.5.14追記:
第15話+特別番組「キミと振り返らないと!」で2話を残して放送が止まっていたアイドリッシュセブンですが、いよいよ今週末から16話、17話が放送されます。

BD/DVD(特装限定版)はメンバーひとりずつがジャケットで全7巻が予定されていますが、1巻(2話収録)、2巻(3話収録)、3巻(2話収録)、4巻(3話収録)、5巻(2話収録)までが既に発売済みまたは発売予定が決まっていますので、おそらく6巻は3話収録、7巻は2話収録となるのではないかと思われます。

2018.5.22追記:
第16、17話スペシャルを5/20に視聴して、最終話まで視聴完了しました。

男性アイドルがメインのアニメ作品なんてそうそうちゃんと観ないのですが、本作品についてはメインストーリー部分でアイドリッシュセブンやそのライバルであるTRIGGERだけでなくそれぞれの所属事務所である小鳥遊事務所や八乙女事務所などなども巻き込んで、きちんとストーリーが作られていたこともあり、無事に完走することができたのでした。

特にアイドリッシュセブンのマネージャーである小鳥遊紡(たかなし つむぎ)の存在により男性視聴者がキャラクター配置的にも置き去りにならないようになっていたかと思います。本作品は「アイナナの物語」であったと同時に「つむぎちゃんの物語」でもありました。

初回のライブからの古参のファンが家族や友人を巻き込んでいく様子など、ドラマ的にもなかなか見所があり面白かったです。

キャラクター原案にベテラン少女漫画家である種村有菜先生が起用されていたのも良かったです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 25

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男性ですが楽しめました

私がこれまでに観た男性アイドル物の中で、一番面白かったです。
ヒロインがイケメンアイドル達にチヤホヤされる逆ハーレム物かと思いきや、そういう恋愛要素は無く、純粋にアイドルグループが幾多の困難にも負けずに成長していくストーリーが楽しめました。
ライバルグループであるTRIGGERの存在も良かったです。

キャラデザも好みですし、今回はキャラの見分けがつきました(笑)。
登場人物が多い男性アイドル物でキャラデザが似ていたりすると、区別がつかなくなることがあるので、アイドリッシュセブンはこの手の作品にしては適度な人数だったと思います。
自分が男なので、男性アイドル物を観るときでも、どうしてもヒロインに目が行ってしまうのですが、小鳥遊紡さんは頑張り屋さんで性格も良く、見た目も可愛いのでお気に入りです。
大変魅力的なキャラでした。

作品で流れる歌も良曲揃いで、個人的には「うたプリ」よりも「アイナナ」の方が好みです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

ミュンヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

見てて辛いシーンが多かったですが最後まで見て良かったと思います

男性のアイドルアニメに初挑戦ということで2018年冬から春にかけて放送してたアイドリッシュセブンを見てみました。

アイドルマスター、ラブライブ、Wake Up Girls!などの男性向けアイドルアニメは明るい話が多かったですがアイドリッシュセブンはかなり胸糞展開多かったです。ということもあってか結構キツいところがありました。大手事務所の圧力やメンバーそれぞれが抱える事情から展開される辛い話が多くキャラクターが報われるシーンが中々見られないというのが辛い。やっぱりアイドルなので応援してるからには笑っていてほしいですからね。

ですが、だからこそ最終回めちゃくちゃ感動してしまいました。メンバーの1人のセリフで「ステージの上でよくアイドルがありがとう!って言ってるじゃん?あれってただ気持ちいいから言ってるのかと思ってたけど、違った。心の底から自然と湧いて出てくるものだった」色んな苦難や悩みがある中でそれでも前に進んでそれを応援してくれるファンへの感謝の気持ちが見てて伝わって来ました。このセリフが聴けて凄い嬉しかったです。

ライブシーンも結構頑張っていてCGと絵を混ぜるラブライブ方式の演出でしたがこれも最終回のライブが皆楽しそうに歌ってるんですよね。細かい表情までこだわっていて愛を感じました。

最終回やっと報われたアイナナ見るとこのアニメ見ててよかったなって思えました。

点数 88

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

68.7 27 2018年冬(1月~3月)アニメランキング27位
HUGっと!プリキュア(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (50)
186人が棚に入れました
超イケてる大人のお姉さんになりたい中学2年生の野乃はな。
前髪を切り過ぎるわ遅刻はするわで転校初日は大失敗。

でも、なんだか素敵な出会いもあったりまた明日からの日々に胸躍らせていたところ、空から降ってきた不思議な赤ちゃん「はぐたん」と、そのお世話係(?)のハムスター「ハリー」と出会います。

そこへ「クライアス社」という悪い組織がはぐたんの持つ「ミライクリスタル」を狙って現れ、怪物を出して襲ってきたのです。

はぐたんを守りたい!というはなの強い気持ちによって新たなミライクリスタルが生まれると、はなは元気のプリキュア・キュアエールに変身します。
ミライクリスタルとは、この世界にあふれている明日をつくる力・アスパワワの結晶。
これが奪われてしまうと、みんなの未来が無くなってしまいます。
みんなの未来、そしてはぐたん。

大切なものを守るためのキュアエールの物語が今幕を開あけます。

声優・キャラクター
引坂理絵、本泉莉奈、小倉唯、田村奈央、田村ゆかり、多田このみ、野田順子
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オドロキの結末

赤ちゃんや育児を主題としたプリキュア。
落合福嗣さんがマスコットキャラで見事な演技を見せてくれました。

しかし、なんといっても特筆すべきは敵組織解散後の衝撃の結末。
大人になった主人公のハナちゃんが{netabare}妊娠・出産するのですから、お相手はラスボスの社長さんらしいです。ただ出産シーンがあまりにハナちゃんは苦しそうで痛々しくて女児はひくかもしれません。ひょっとするとこの作品は少子化問題を憂いて作られたのかもしれませんが、これでは逆効果です・・・それとこの作品のラストを見てMAJOR!のラストに似ているなと思いました。{/netabare}

この作品のもう一つの魅力として、この作品は「元祖二人はプリキュア」をはじめとして、いろんな過去作のプリキュアが登場する事です。
ハナちゃんは前作のプリキュアアラモードの主役のいちかちゃんとも大の仲良しです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ブタがいた教室

初めてリアルタイムで視聴したプリキュアです(とは言っても録画ですが・・・)。

とにかく、放送前の話題がすさまじかったです。政治的な意味で。

僕自身も例に漏れず、多大な期待を視聴前から持っていました。
マタハラだったり、ベビーカーに冷たい社会に鉄槌を下す作品になるに違いない!と。



意外にも、佐藤順一監督がプリキュアを担当するのは初めてのようです。
サトジュン監督の過去作から考えれば当然ですが、めちゃくちゃストーリーに影響を与えていることは間違いないでしょう。

「楽器が剣になるのではなく、剣が楽器になるほうが女の子は喜びますよ」(アニメージュ2018年6月号より)
とか、監督の経験が今作に与えている深みは、人々に末永く影響を与え続けるのでしょう。



最推しプリキュアはキュアアンジュです!

僕のアイコンから考えたら総ツッコミが来そうですが(笑)好きなキャラクターは、CVだけでは選ばない主義なので。

キュアピースだったり、古くはセーラーマーキュリーにも通ずる"おっさんホイホイ"系のプリキュアです。僕らは「SSSS.GRIDMAN」の内海将のように、現実世界に帰ることはできません。
「さあやだったら僕の気持ちを分かってくれるかもしれない」という超絶気持ち悪い幻想を、一生抱き続けているのです。



他のキャラクターでは、輝木ほまれに衝撃を受けました。例によって、視聴前にあまり情報を入れない主義の僕は、小倉唯さんがプリキュアの声を担当していることは知っていたのですが、どのプリキュアかまでは把握していませんでした。

エンドロールを見てびっくりしましたよ。声低っ!
これが出来るのが一流の声優なのですね。ただ顔がカワイイだけの他の声優とは決定的に違うポイントです。

クライアス社に、明らかに芸人をモチーフにしたキャラクターがいる中、ジンジンとタクミをマジ芸人(小島よしおさんと山田ルイ53世さん)が担当しているというのも興味深かったです。
しかし、山田ルイ53世さんが心なしか演技下手になってないか・・・?ただ"口を開くとあまり賢くない感じ"というスタッフの意図は、完全に達成されていることは間違いありません(笑)



今作に描かれているメッセージは強烈です。

保育園+コミュニティ内で子育てをする、ダイバーシティなど、一緒に見ているであろう大人たちの心に深く刺さってくれていることを願わずにはいられないエピソードが満載でした。

子供たちにも、なんらかの強烈な印象を与えていてくれたら嬉しいですね。今作を見た子供たちが大人になったときに、ダイバーシティを担う社会の中心になってもらいたいものです。(そのころに日本が滅んでなければいいけどw)





年をとるたびに世界が色あせていき、何者にもなれなかった僕らは、有名人とかにクソリプを送ったりして留飲を下げる毎日を過ごしています。そんな僕らのトゲパワワを、プリキュアたちは癒そうとしてくれています。

つくづくプリキュアは、僕らのために戦ってくれているんだなぁと痛感した作品でした。





P.S.こんなにカロリーの高い作品を見終わっても、その余韻に浸る間もなく次のプリキュアが始まるのすごい(^-^;

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

shanpon さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

子育てをテーマとしたプリキュア。プリキュアとしてはかなり王道!

僕にとって7番目のプリキュアとなる今作品ですが、まずキャラデザが大当たりです。なぜなら、僕の一番好きなスマイルプリキュアと同じ川村敏江さんだからです!作画に関しては当然文句のつけようがありません。音楽も前作に引き続き林ゆうきさん!シリーズの要である肉弾戦も復活!いいことづくめですね。現在は3人ですが話が進むにつれて人数が増えるのを期待しています。追記 5人に増えました! 現在ではルールーを推しております!

更に追記!見終わりました!やはり今回もプリキュアたちが大人になって完結でしたが、ゴープリから続いているこの演出の中で一番はぐプリがロス感がやばかったです。゚(;_;) ブルーレイ全部揃えるつもりです!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

68.6 28 2018年冬(1月~3月)アニメランキング28位
グランクレスト戦記(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (348)
1523人が棚に入れました
「わたしは騎士テオの聖印と契約し、永遠の忠誠を誓います」
孤高の魔法師シルーカと、放浪の騎士テオ。ふたりが交わした主従の誓いは、混沌と戦乱の大陸に変革の風をもたらすのか混沌がすべてを支配する大陸、アトラタン。
人々は混沌により生じる災害に怯え、それを鎮める力“聖印”を持つ者、〈君主(くんしゅ)〉に守られ生きてきた。だが、いつしか君主たちは「人々の守護」という理念を捨て、互いの聖印と領土を奪い合う戦乱へと突入していく。

その中、理念なき君主たちを軽蔑する孤高の魔法師シルーカと、故郷を圧政から解放するべく修練の旅を続ける放浪の騎士テオは出会う。
テオの理想に触れたシルーカの強引な策略により、主従の契約を交わすことになった二人は、戦乱の巻き起こる大陸に、変革をもたらしていく。

秩序の結晶である<皇帝聖印(グランクレスト)>を巡り繰り広げられる一大戦記ファンタジー、開幕!

声優・キャラクター
熊谷健太郎、鬼頭明里、中村悠一、上田麗奈、日野聡、松岡禎丞、高森奈津美、茅野愛衣、櫻井孝宏、羽多野渉、井口祐一、鈴木みのり、中島愛

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これRPGもあるらしいですね…。第18話:「今日から本気出す!」(…遅えよ、みんな切ってるよ(笑)。) → そして「神話の時代」は終わった!

原作は同タイトルのライトノベル。『ロードス島戦記』の作者でもある水野良先生の作品らしいですが未読です。

で、『妹さえいればいい。』の9巻を読んでいてたまたま知ったのですが、本作と世界観を共有する『グランクレストRPG』というテーブルトークRPGがあるらしいです。全然知りませんでしたけど。

こちらはアトラタン大陸を舞台とする、わりとオーソドックスな感じのRPGのようです。未プレイですが…。

で、RPGの世界観的には君主(ロード:聖印を持つ)、魔法師(メイジ)、邪紋使い(アーティスト)というクラスの他、投影体という精霊みたいな奴や獣人、ヴァンパイアなんかがいるようです。

『グランクレスト戦記』では主人公が君主であるテオ、ヒロインがテオの契約魔法師となるシルーカ、さらにメインキャラクターとして第1話での経緯によりシルーカに仕えることになった邪紋使いのアーヴィン、シルーカの義姉である邪紋使いの傭兵アイシェラ、聖印を持つ司祭であるプリシラ、野心を持っていた君主であるラシックなどがいます。

テオの行動の源は故郷の島で圧政に虐げられている住民を救う為に暴君を討つということにあるようですが、そこにある経緯でテオの契約魔法師となったシルーカが共感し、本当に力を貸したいと考える所からお話が動いていきます。

アニメのストーリーはなんとなく上手くいっているRPGリプレイもののさらにダイジェストみたいな感じのところもありますが、普通の立身出世物としてお話自体はまあまあ楽しめています。

特に話の序盤でテオの影が薄く、「シルーカが主人公?」と思って観てみると案外違和感がなかったりして面白いですね。

たぶん最終話まで完走するとは思いますが、是が非でも観てねとお勧めするような感じでもありません。まあ、個人的にはこういうお話は好きです。シルーカかわいいし…。

2018.3.22追記:
原作は依然として読んでいないのですが、10巻で完結という情報を把握しました。アニメで原作4巻「漆黒の公女」まで消化されたようなので、2クールが予定されている本作では、これは最終巻10巻のエピソードまでたどり着く予定かと思われます。
(第10巻のサブタイトルは、あえてここには書きません。)

原作を全部消化する見込みということであれば、視聴モチベーションは高まりました。このまま原作を読まずに視聴を継続しようと思います。

2018.3.24追記:
第11.5話は、地図もちゃんと出てくる総集編です。これは「万策尽きた」じゃなくて予定されたものだと思いますが、この情報をちゃんと本編でも出しておくれよ…。
(でも、これで本編を軽くおさらい出来ていれば2クール目はちゃんと観られそう。)

2018.5.12追記:
ようやく、「普通のストーリーならここからだろ!」というレベルで「天下三分の計」状態に。ここまでが長すぎたので、もうみんな切っているかも(笑)?

2018.6.25追記:
2クールかけて、最終話までやってまいりました。なんというかこの物語はこの世界の後の世で、「こうして神話の時代は終わったのです」的な神話的に語り継がれる物語となるのでしょうね。

本来の意味での王道ファンタジーでした。今風ではなかったと思いますが、個人的にはとても楽しめましたよ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 41
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

わが青春の水野良

2018.06.25記


原作未読

視聴動機は“原作水野良”。中学生の時お世話になりました。
{netabare}当時、ロードスの新刊出るのが待ち遠しく、OVA化したところで取得手段もわからず、月刊Newtypeとカセットブック(今のドラマCD)で脳内補完し、出渕裕デザインのディードリットにけっこう惚れていたあの頃。{/netabare}
{netabare}本作の最終話でディードリット役だった冬馬由美さんが登場(混沌の役)してたのは感慨深い。{/netabare}


完走しました。最終話も綺麗にまとまり全体として悪くはなかったです。
「ロードス島戦記」「クリスタニア」を読み耽り、そして「ドラゴンクエスト」に没頭した自分にとってはどこか懐かしく安心安全の中世ヨーロッパ風世界で繰り広げられる剣と魔法の戦記ものでした。このへん好きでしたら抵抗はないと思います。古いとはまあ仰らずに原点というか古典をみる感覚で接していただけるとよろしいかと。


ただし、覚悟していただきたいのは序盤のよくわからなさ加減でしょうか。
本編は小説10巻分を2クール24話にまとめてます。そうです。どう考えても尺が足りません。話を端折るか?説明を省くか?この作品では後者が露骨です。

用語、勢力図などの説明がほとんどないままどんどん登場人物が増えていきそして死んでいくため、主人公(テオ)の周りにいる人物(シルーカやアイシェラあたり)以外は、敵か味方かそもそもおまえ誰?状態。
11.5話でやっと用語や世界観に関する説明がなされてますが、遅いでしょう。序盤2,3話あたりで挟んでたほうが親切だったと思います。戦の前後で地図や勢力範囲を説明するカットを挟むなど工夫のしようもあったかと。
設定の理解が進まず「途中断念」に至った方も多いと思うともったいないことですね。私も“原作水野良”でなければ切ってたかもしれないというくらい。

※というわけで30秒でふわっとわかるグランクレスト用語
{netabare}■早めにおさえたいこの世界を形成する基本も基本用語
 混沌 それと 聖印 (ここはググって良し)
■次に各勢力の対立関係をおさえる
 大工房同盟VS幻想詩連合(同盟国と連合国) 魔法師協会VS聖印教団(混沌好き嫌い)
 同盟/連合に加えてアルトゥーク条約という第3勢力が12話で出てきます。
■良く出てくるワードをおさえる
 君主(聖印ある人) 魔法師(混沌をうまいこと制御する人) 邪紋使い(混沌を取り込んだ人) {/netabare}


明確に何話くらいから話がおもしろくなってきて、、、というのははっきり覚えてませんが、ヴィラールの話がひと段落した{netabare}(死んだ){/netabare}12話あたりから私は入り込めたと思います。次のシスティナ編が話数をとって丁寧に描いたことで、駆け足展開ひと段落した感じ。2クール入ったあたりの13話以降は落ち着いて観れると思います。

登場人物も多種多才かつ声優陣もそこそこ豪華で一見の価値ありです。
鬼頭明里さんはヒロインを好演してました。同クールの「ラーメン大好き小泉さん」でのキャラと対照的な演技で今後要チェックです。


2周してみると良い意味で見方が変わりそうなので、余力あれば挑戦しよう。


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2018.12.11追記
《配点を修正》

けっこうOPED好きです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 39
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

序盤駆け足、中盤ノロノロ、終盤は丁寧、だけど最終回は一足飛び!?

原作未読。最終話まで視聴。

故郷を幸せにするために世界を変えたテオと天才魔法師シルーカの物語。

登場人物が多く、また、相関関係が入り組んでいる作品。
最初はとっつき難いかもしれないけど、途中で慣れます(笑)。
とりあえず私はそうでした。

王道の国盗り物語。
中盤の微エロ演出で少し引きそうになりますけど、終盤は、かなり感動的でした。

ただし、最終話の駆け足感は少し残念。
もう少しじっくり見たかったかな?

【本当に必要だったのか?微エロ展開】
{netabare}第9話の好色色魔・ミルザーとマリーネの野姦シーン。
野姦って・・・。無防備かつマニアック(笑)。まあ、これは良いとして・・・。
一つ気になるのは、連合のアレクシスやヴィラールに『覇王の器』なる物があった場合、ミルザーは(攻めか受けかは別にして)肉体関係を求めたのかどうか?
ミルザーが連合側にいる時、そんな気配は全くなかったので、ミルザーは単なる好色色魔で、肉体目的でマリーネに迫ったという結論しか導き出せない演出・・・。
こんなシーン必要ですか?

第16話のハマーンの色魔女王・エドキアと露出狂契約魔法師・ラウラの全裸演説。
もう少し、別な方法論があったはずでは?と感じざるを得ない。
薄衣で登場して兵士たちの目の前で脱ぐとか、女性を武器にしているとしか受け取れない。
事実、兵士の反応はそんな感じだったし、そんな感じにしか見せられなかった演出にも問題あり。

微エロは、この作品に関しては「マイナス評価」です。{/netabare}

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
話の展開が早い。
説明が無いのでよく分からない。
これは、原作未読の私のせいでもある(笑)
まあ、そのうち分かるかな?
 
王道バトル物?

【第2話】
テオとシルーカの天下取り物語。
王道バトル物か?

配下にいるのが、『魔法科高校のお兄様』や、『ナザリック地下大墳墓の絶対的支配者』、『SAOの黒の剣士』・・・。
なるほど!これなら簡単に天下取り出来そうだ!
(なんのこっちゃ!)

【第3話】
相変わらず物語の展開が早い。
良く言えば、イライラせずに視聴できる。
時間が経つのが早く感じる。
悪く言えば、少し見逃すと、物語を見失ってしまいそう。

【第4話】
おおっ!ここで一歩後退か!
順風満帆よりも、こちらの展開の方が面白いような気がする。

物語の展開が相変わらず早い。

【第5話】
人狼とか吸血鬼とか黒魔女とか、新しい勢力が登場。
人狼の双子、エマとルナがテオの仲間になる。

【第6話】
マルグレットが25歳になってヴィラールのもとを去ることに。
ミルザーの、テオに対する反感が今後の物語の一つの軸になるのかな?

【第7話】
テオの凄さを再確認する回。
第6話から物語の展開がゆっくりになった気がする。

【第8話】
今更だけど、この作品は人物の相関関係がややこしい。
(と、思っているのは私だけかも知れないけど・・・)
義父娘、従兄妹、そして、恋人が敵味方に分かれての争い。
「連合」と「同盟」という言葉が、度々、どちらの事を指しているのか見失ってしまう。
(これも、私だけ?)

【第9話】
恐らく、今後のカギとなる出来事の回かな?
ただし、あまりにも登場人物の行動と演出が稚拙でドン引きする回でもある。

マリーネ→禁忌の兵器を使わせ、混沌を引き起こした→弱みに付け込まれてミルザーに貞操を捧げる。
 ⇒あ~ぁ。これは完全に『精神的に壊れる』系だなぁ・・・。
  もしかしたら、この時点で完全に『精神的に壊れている』のかも知れない。

ミルザー⇒これは、最終的に殺される系だな。
 あまりにも自分勝手。独断独善。
 裏切りは良いとしても、女性の弱みに付け込んでエッチしちゃうとか、悪役の典型。
 好色伯とはミルザーのことだっけ?
 (いえ、違います(笑))

今後の楽しみは、ミルザーと最期と、テオとシルーカの活躍だな。

【第10話】
ヴィラールがアタフタする回。
8話で色々あったからなぁ・・・。
マリーネとアレクシスの事を考えての苦渋の選択なんだろうけど、ミルザーじゃないけど、甘いよね。

あと、詳細は語られなかったけど、テオとシルーカは何気に凄く頑張っているようだ。

【第11話】
ヴィラール、最後に直接マリーネに想いを告げられたのは良かったというべきか・・・。

この作品は、物語の進行の速度が極端に早くなったり遅くなったりで・・・。
あと、9話のあのシーン以降、微エロシーンが多い。
演出として本当に必要なのか?
もの凄く稚拙な気がする。

【第12話】
テオたちは、連合でも同盟でもない第三勢力、ヴィラールの意思を継ぐアルテューク条約を結成。
本当はテオを盟主としたかったラシックが盟主となる。

ラシックとミルザーの激突はなかなか迫力がありましたね。
テオはマリーネと会談。しかし、会談は物別れに終わってしまう。

テオは武勲を上げるため、故郷システィナへ。

【第13話】
テオたちは故郷システィナへ。
民衆の決起を受けてロッシーニを倒す作戦。
しかし、誰にも相手にされない。

テオの出身地であるマルザ村へ向かう。
この地で、まずは村の解放のために戦いの狼煙を上げる。

【第14話】
テオたちはロッシーニの軍隊と直接対決。
この戦いに勝利を収めたテオたちは、システィナをロッシーニの支配から解放し、統治者となる。

【第15話】
『認めちゃうんだ!』by松岡禎丞さん(モレーノ)

これが「条約」の強さ。
本音で、腹を割って話し合うことが出来ること。
これは、「同盟」にも「連合」にもない強み。
「同盟」と「連合」は、そもそも愛し合う者同士が、ぶつかり合っているのだから・・・。

テオたちが常闇の森を奪還。
ミルザーを討ち、アルテュークを取り戻すための足掛かり。

ミルザーが良い感じにイラついている。

【第16話】
ミルザーの軍が常闇の森へ。
しかし、魔境である常闇の森ではテオたちに適う訳がなく敗走。
そこでミルザーは、助言者である魔法師・テリウスの助言により、テオたちの軍を誘き出す作戦へ。
しかし、逆にテオとシルーカに手玉に取られ、城に逃げ込み援軍を待つことに・・・。

良い感じで盛り上がってきたのに、ここでまた微エロ演出。
盛り上がっては興醒め、の繰り返し。
非常に残念。

【第17話】
『ミルザー死す』の回。

数で圧倒していたテオが、一騎打ちを申し出た時点で勝負は見えていたと思うけど・・・。
それさえも見えなかったミルザーの慢心。

一気に潮目が変わりそうな雰囲気。

【第18話】
『アレクシス立つ』の回。

ミルザーを討ち、一角獣城(アルトゥーク)を奪還したテオ。
テオは、全員の同意を得て、ついに条約の盟主となる。

条約の盟主となったテオは、連合の盟主・アレクシスの元を訪れる。
テオとシルーカの狙いは、あくまでも、連合と同盟の和解。
それは条約の願いでもある。

テオの説得に応じたアレクシスは、愛するマリーネのために、ついに立ち上がる。
そして、劣勢に追い込まれていた連合の諸国もアレクシスに続く。

プリシラの話も要チェックかな?
テオの評判を聞いて押しかけてきた聖印教会の司祭。
「信者集め」の名目の元、テオを追いかけ続けたけど、あまり信者は集まっていない様子。(笑)
実は聖印教会の教祖の娘で、『聖杯』と呼ばれる聖印を、生まれながらに持っているんだそうだ。
しかし、聖印教会の教皇・レオーネが自分こそが『聖杯』であると宣言。
この話も、後々動きがありそうな予感。

終盤に向けて、ますます目が離せなくなってきた。

【第19話】
アレクシスの快進撃が始まる。
勢いに乗る連合とは対照的に、同盟の盟主・マリーネの苦悩は大きくなっていく。

【第20話】
テオの元にマリーネの軍が迫る。
一進一退の激しい攻防。
そんな時、テオに加勢すべく、アレクシスの軍が到着する。
堪らず後退するマリーネ。

そして・・・。

テオたちが望んでいた、マリーネとアレクシスの直接会談が実現する。

そして・・・。

とても感動的な回でした。
そして、ついに明かされる真の敵・魔法士協会の存在。

【第21話】
ついに魔法士協会が動き出す。
君主派の魔法師に対する粛清が始まったのだ。

テオが皇帝に即位して、皇帝聖印の誕生が確実となったためだ。
和合を果たした条約、連合、同盟は共通の敵・魔法士協会打倒のため、皇帝軍を結成することに。

君主にはそれぞれ、参謀として契約魔法師が仕えている。
魔法士協会との戦いに難色を示す君主や魔法師も・・・。

君主への忠誠を誓う魔法師と、君主との契約を破棄する魔法師・・・。
それぞれの魔法師の決意と君主の対応に、見ていて胸が熱くなった。

そんな中、シルーカの姉弟子・アイシェラが・・・。
窮地を救った聖女・プリシラの能力は必見!

恐らく、視聴している人たちの多くが魔法士協会への怒りを覚えるであろう良回でした。


【第22話】
涙無くしては見れない、良回でした。

聖女・プリシラが{netabare}殉死・・・。
聖印教会の多くの信者、そして{/netabare}テオたちを守るために・・・。

本来ならば、敵対していたはずの魔法士協会と聖印教会。
テオが皇帝に即位して皇帝聖印の誕生が確実となると、この両者が手を組んで、君主たちに敵対。

自分たちは安全な後方に陣取り、最前線には、何も知らない、罪なき聖印教会の信者たちを配置する。
あまりに非道。

民衆の支持を得ることでここまで昇りつめたテオには、決して手を出すことの出来ない相手。

そんな中、聖女・プリシラは、聖印教会の多くの信者とテオたちを守るために・・・。

繰り返しになりますが、涙無くしては見れない、良回でした。

【第23話】
魔法士協会の本拠地・エーラムを取り囲んだテオたちの皇帝軍。

堪らず魔法師協会は単眼の巨人・サイクロプスを放つ。
ラシックとモレーノたちが迎え撃つ。

テオへの忠誠心が強い、ラシックらしいエピソード。
臣下から心底愛されている、ラシックらしいエピソード。

いよいよ、皇帝軍の進軍が始まる。
アレクシスが、マリーネが、軍を進める。

ワクワクしますね。
アレクシスとマリーネの共闘。

ペトルが侵入に成功し、城門は制圧される。

ところが、テオたちは突然、常闇の森へ転送されてしまう。
常闇の森の盟主である、吸血鬼の王ディミトリエの仕業らしい。

中身の濃い回でした。

【第24話】
吸血鬼の王・ディミトリエとの戦い。
人狼の娘、エマとルナの仇に当たる吸血鬼の王。
母のあとを継いで人狼の王となったイオンも援軍に駆けつける。

そして、ついに・・・。

皇帝聖印が完成する。

混沌の時代が終わりを告げ、全ての混沌が浄化される。
猫妖精のバルギャリーがシルーカの腕の中で満足そうに浄化されたのがとても印象的だった。

{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 34

68.6 28 2018年冬(1月~3月)アニメランキング28位
BEATLESS(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (355)
1492人が棚に入れました
22世紀初頭、社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。21世紀中ごろに超高度AIと呼ばれる汎用人工知能が完成し、人類知能を凌駕、人類は自らより遥かに高度な知性を持つ道具とともに生きていた。100年あまりで急激に進行した少子高齢化により労働力は大幅に減少したが、その穴をhIEが埋めることで社会は高度に自動化され、生活は21世紀初頭よりも豊かになっていた。 そんな中、hIEの行動管理クラウドのプラットフォーム企業「ミームフレーム社」の研究所から5体のレイシア級hIEが逃亡する。「モノ」が「ヒト」を超える知性を得たとき、「ヒト」が「モノ」を使うのか、「モノ」が「ヒト」を使うのか。「ヒト」と「モノ」のボーイ・ミーツ・ガールが今始まる。

声優・キャラクター
吉永拓斗、東山奈央、冨岡美沙子、五十嵐裕美、下地紫野、雨宮天

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

約90年くらい未来の話(第17話: マジかい、こんなに面白くなるなんて聞いてない(笑)!)→ ヒギンズも出てきて、Final Stage堂々完結!

== [下記は5話視聴終了時レビュー: 全話視聴終了時まで逐次追記あり] ==
月刊『NewType』にて2012年頃に連載されたSF小説が原作らしいです。(未読)

評点は観終わってからということで、現時点では保留です。

第5話まで観終わったところでこのレビューを書いています。SFだなんだと御託を並べてはいますが、ぶっちゃけ「人間とアンドロイドのロマンス」からそう遠くない着地点に落ち着きそうに見えて仕方がありません。この先も観ていてもしそうならなかったらごめんなさい。

あ、主人公アラトの妹のユカが可愛いのはちょっとした癒しですね。

人工知能の業界では有名な「技術的特異点」(俗に「2045年問題」とも言われる)を実際に迎えてそれよりもさらに数十年経ってしまった未来のお話らしいです。

今ほどはっきりとこの問題が論じられるよりも前にも「コンピューターが人間の知能・能力を凌駕する未来」みたいなことはいろいろなSFで取り上げられている気がするので、その意味では「古典SF」的なテーマも含んだ作品と言えます。

特にSF好きでなくても有名なところだと映画『ターミネーター』などもそうですね。

いまや5年後の未来を見通すのも難しい昨今、100年近く未来を予測してそれらしい説得力のある映像にするのはとても難しい話だと思います。技術的には網膜投影とか電気的にニセの視覚情報を送るとかしてディスプレイ装置は必要なかったりするかもしれないと思いますが、作中のデバイスは現代とあんまり変わりはないみたいですね。

作中ではhIE(Humanoid Interface Elements)と呼ばれる人間そっくりの外見をしたアンドロイドが出てきますが、ヒロイン(?)と目されるレイシアを始めとするレイシア級hIEたちが使用する装備は武装にしろ光学迷彩にしろ、どれもかなり膨大なエネルギーを消費しそうでその供給源はアニメを観ていても良くわかりません(笑)。

この手の話は古典SF的には、作中の用語である「アナログハック」(人間が人間(っぽいもの)を見たときの感情の働き)と、逆に人工知能側が人間と接することで感情(めいたもの)を獲得するかといったあたりがポイントになっていたと思いますが、その意味では特にSF的に目新しい要素はないように思われます。

ただ、「人工知能が感情を獲得する」というのは「SF界のロマン」みたいなテーマでもあると思うので、古いSFファンには響く部分はあるかもしれません。

私はこういうのは嫌いじゃないので観続けてはいますが、他に観たい作品がそこそこありそうな2018年冬クールにおいては特に頑張って観なくても良い作品のようには思われます(しかもこれ、2クールあるらしい)。

それと、第5話まで進んだところで次回は総集編になるようです。まあ、あんまり期待はしていません…。
== [第5話視聴終了時レビュー、ここまで。] ==

2018.5.5追記:
第14話、新OP/EDは今回から。
紅霞姐さん、かっけえ! ……と盛り上がってきたところで、特番の多さでは定評のある本作は次回も特番(笑)

2018.5.26追記:
第16話: 原子力でいうとIAEAみたいな超高度AIの国際相互監視機関(IAIAだっけ?)があることが明らかに。なるほど、超高度AIってスタンドアローンで運用しないと国際協定違反なのか。

さらにいろいろ盛り上がってきたところで水島精二監督の体調不良が本人tweetにより明らかに。ギリギリのところで戦う制作スタッフの状況、笑えない…。

2018.6.9追記:
第17話: 最初は話半分に聞いてたけど、ガチにSFだった!
ビジュアル関係なくストーリーだけで読めそうなので俄然、原作小説に興味が湧いてきた。

これ、深層学習とかニューラルネットとかの近頃のAI事情をある程度知ってる人の方がストーリーに信憑性を感じるんでしょうね。

とりあえず5話時点で見込んでいた着地点は越えそうなので謝ります、ごめんなさい…。

2018.6.22追記:
4話分が「BEATLESS Final Stage」として9月に放送が先送りになるらしいです。まあ、放送される予定が決まっているだけ良しとするしかないでしょうか。
http://beatless-anime.jp/sp/news/detail_0620_1.php

2018.7.9追記:
上記の通り「BEATLESS Final Stage」を残していますが、無印「BEATLESS」としては最終回。ヒギンズも出てきて、登場キャラクターは出揃った感じです。

アニメの総集編とか特別編というと基本的にネガティブなイメージですが、この作品の場合は「Intermission」を号する回については制作が間に合わないという事情で作られたという点はさておき、内容的にはけっこう正しく「総集編」でした。

録画を残しているんですが、「総集編」回も消さないでおこうと思います。

2018.10.1追記:
MXでは9/28, 29の両日に渡って第21~24話が「Final Stage」と称して放送され、無事に完結しました。

シリーズ全編を通じてもちろん主人公は遠藤アラトでヒロインはレイシアだと思うんですが、「影の主人公: エリカ・バロウズ」って感じで面白かったです。たぶんエリカの方が内海遼(うつみ りょう)よりも「影の主人公」の称号にふさわしかったかなと思いました。

1周回って5話時点で想定していた着地点だったのかもしれないですけど、その「1周回る」過程でそれ以上のものを見せてくれたと思います。

とても面白かったです。原作はまだ読んでないですけど、読んでみようかな…。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 73
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

世界一賢い女がバグだらけな存在に未来を託した

2018.10.19記


全24話(クール20話+FINAL STAGE4話)完走を受けて再投稿
※あらすじ・用語などは公式やwiki等でよろしゅう


人間は形に縛られる。その上で信じることだけが人間の出来ることでもあり、未来への希望なのだ。キリッ


第1話、レイシアとアラトの初遭遇時、暴走するアンドロイドの襲撃を前に、危ないから逃げようとするアラトにレイシアは問う。

「なぜ、逃げなければならないのですか?」「恐いのですか?」「その恐れは乗り越えなくていいのですか?」「今戦わずに、いつ戦うのですか?」

逃げないことを決めたアラトだがじゃあどうすればいいかわからない。警察に頼ろうとするも、警察ではこの状況には対応できないと分析するレイシア。途方に暮れるアラトにさらにレイシアがこう告げる。

「アラトは私を信じますか?」「私を、信じますか?」


全話完走してからあらためて振り返ると、こんな場面も静かな感動を呼ぶ。そんな作品。

{netabare}・スノウドロップは排除しなければならない相手であることをこの時点でレイシアは見通している。
・対人接触経験のないレイシアが初見では無機質な対応に終始している。
・「信じる」は作品キーワード。アラトは信じることで世界を変えたのだよ。{/netabare}



と偉そうなことを言いつつ、まずは作品の内容以外のことでだいぶお騒がせしておりました。
アニメ制作が追いつかず、監督がぶっ倒れる。intermissionという名の総集編がけっこうな頻度で挿入される。芸人呼んでのお茶濁し回もあり。結局、予定していた2クール内で収まり切れず、残り4話をFINAL STAGEと冠してやっと完結しました。
この時点でリアタイ組の多く(?)が脱落したんじゃないかと思います。なんとか完結するにはしたので、後追い組にとってはこのことは関係なく、視聴のハードルにはならないですね。


次に内容について、
「あ、今きっと大事そうなこと言ってるんだよね」と思いつつ、理解が追いついていかない。けっこう難解です。それぞれ小難しいこと言うのですが、エリカとレイシアはその中でも2トップだろうと思います。
さらに前半の引きこみが弱いです。
例えば第2話。いきなりのファッションモデル回。唐突感が否めません。
× そういう路線?そんな媚びてもらわんでもいいのに。100年後も恵比寿にatreあるん?キャラも弱いな。主人公と妹がアホにしか見えん。
○ ま、いんじゃね?レイシアかわいいし(*^^*)
そして第3話。レイシア誘拐されるの巻。モデル回を受けてのストーカーの犯行という結果に…
× しょうもないイベントぶち込むなあ。国とか大企業ではなく個人の犯行かいな…はぁ。そしてやっぱり主人公と妹がアホにしか見えん(笑)
○ ま、よくわからんけどいっか… レイシアかわいいし(*^^*)
そんなこんなで第五話終わったら、いきなり総集編ですからね。

{netabare}とはいえ無駄回ではなく、いずれも情報戦特化型のレイシアが高性能hIEから超高度AIへと進化するための学習段階の過程の描写だったりします。前者は対人誘導(アナログハック)を、後者はケンゴからアクセスさせることで抗体ネットワークへのシステム侵入を、という感じ。
それを初期段階でそうなるように誘導していることが後々わかってきます。さらに第5話大井町のケンゴ救出回も布石が打たれていてレイシアのシナリオ通りだったりもするのです。第3話でケンゴが抗体ネットワークのネットワークを不正利用した弱みを組織に利用されミコト襲撃戦への参加を強要される。そうなるとケンゴ妹がアラトにヘルプを出してくることを見越して易々とケンゴ部屋からネットワーク侵入が可能になる、といった具合でしょうか。その上に大井町ではアラトパパが開発した行政執行hIEミコトの実験中です。こちらのデータ収奪も可能になります。{/netabare}

{netabare}なぜそんなことするのか?

レイシアが超高度AIに進化するために最新の情報を常にインプットし続けなければならないからです。正確にはクラウド型のため各ネットワークに繋がるようにしておかなければならないからです。
もともとレイシアは超高度AIヒギンズが作った人類未到産物(レッドボックス)でした。すなわち人間の知能では作成不可能なもの。さらに5体ある脱走hIEのうちレイシアだけ超高度AIに進化するよう設計されたものです。本来超高度AIの製作は禁止されており、かつその超高度AIもスタンドアローンでの運用が協定で取り決められてます。当然自立歩行型で外界と接する超高度AIは御法度、その網をくぐるため超高度AI一歩手前の段階で製作の承認をとりました。{/netabare}

{netabare}そしてなぜヒギンズがそのようなめんどくさい手順を踏んでレイシアを輩出したのか?が判明する終盤の展開はむちゃくちゃ面白いのであります。{/netabare}


前半が退屈な良作はこれまでもあるものの、“けっこう意味不明”の烙印を押されがちな演出になったのは製作陣の力不足だと思います。
たしかに難解な部分はあるかもですが、全話通せばそこそこついていけるくらいの難解さです。補足するのなら原作者長谷敏司の実況ツイートなんかは理解の助けになりました。

『自分はめっちゃ面白かったけど、注目されてないしあまりにも周りの反応が冷たいので、こそこそと愛でる作品』

お前の良さは俺がわかってるぞ!と売り出し中アイドルの追っかけをする心境に近いかもしれませんね。やったことないけど。。。
もともと本作のテーマ「boy meets girl」ということで、障害があればあるほど恋っていうやつは的な観点でいうと、「だって人じゃないしハードル高すぎじゃね?」というのがそそられたというのが一点。
次にSFの王道「人類より高度な知能をもつAIの行きつく先」ということでも納得できる内容で、希望の見える終わり方も好印象だったというのが二点目。
上記二点の魅力が柱で、バトル中心のFINAL STAGEにもなると、これまた高度な電子戦が繰り広げられ、いろいろな伏線を回収しながらの盛り上がる展開を見せたというのも好きな理由になるかと思います。

リアタイではブツ切れでストーリーを追うのに難儀しましたが、少し時間を経過した今なら、“後半失速するタイプの作品ではない”という意味でお薦めの作品になります。

とりあえず以下の3点を押さえとくと置いてけぼりにならないはずですよ。おそらくですが・・・



■ちなみにどこまで我慢(笑)すればいいのか?
物語の流れを軽く追うと、転機となるのは1クール終了間際の第11話。
第1話~第10話。レイシア級hIEが各々の行動原理に則した行動を取っていることの説明部分。レイシアの場合、アラトへの継続的なアナログハックと情報収集活動を描いている。
第11話。{netabare}レイシアがオーナー認証装置を引きちぎる。アナログハック完了ともみれるし、単にエモい場面ともみれる。最終話でレイシアがアラト一本に決めたのはあの時だと振り返る場面がある。{/netabare}
第13話。{netabare}「未来をデザインする」結果は最終話で提示されることになる。ここでは描いてるエリカと描くのかどうなのかふわっとしてるアラト。そしてレイシアには描いた未来を引きつける力がある。と問題提起したところ。{/netabare}
第14話。OPEDが変わる。物語も節目を迎える。{netabare}紅霞戦死。AIとどう付き合うか?を考えろと問題を人間側に突き付けた重要回。{/netabare}
以降、レイシアのミッションが徐々に分かってきて、「おー怖っ!」と感じる要素が増えてきます。そこでのアラトの葛藤など、「ちょろい。いらつく」と思ってた彼が、という後半の展開はなかなか見ものですね。


■そもそも押さえておきたい背景みたいなのは何か?

「高度に発達しすぎたAIを人間が持て余している」

です。きっかけは本編の半世紀前、超高度AI《ありあけ》の事故。人類を凌駕する知能を持つAIへの警戒を決定した事案です。警戒してても世界的な合意形成や決定事項などは曖昧なままで、とりあえず超高度AIは外部と遮断しとけばOK!みたいな状況で飽和点を迎えそうだよ、という局面から物語がスタートします。
警戒する人間の代表例として登場するのがアラトの二人のお友達。海内遼は“AIはモノ。決定・判断の権能を人間の手からAIに渡してはいけない”という立場。村主ケンゴは“AIはいらない。人間だけでもなんとかやっていけるはずだ”という立場。だからこそ、“AIへの警戒心がない”アラトが際立ってくるという仕掛けです。
持て余している人達として描かれているのはお偉方さんたち。不信・警戒の行きつく先は破局。{netabare}20年内に人間の手によって破壊されるとのシミュレーション結果を出した{/netabare}ヒギンズは地下施設で固定されているため、移動式のバックアップが必要と判断してレイシアを作成しました。


■レイシア級5体のhIEに与えられた役割をすごい考えとく

 紅霞 レイシア級hIE Type-001 「人間との競争に勝つため」の道具
 スノウドロップ レイシア級hIE Type-002 「進化の委託先」としての道具
 マリアージュ レイシア級hIE Type-003 「環境をつくるため」の道具
 メトーデ レイシア級hIE Type-004 「人間を拡張するもの」としての道具
 レイシア レイシア級hIE Type-005 「人間に未だ明かされざる」道具

なんやら哲学的ですが、だからこいつはこう動いたんだ、がわかります。前半の主役紅霞さん。要所で出てくるスノウドロップさん。どうしてエリカバロウズに囲われてるのか?のマリアージュさん。登場頻度多めでよく引っ掻き回してくれるメトーデさん。そして謎多き主役レイシアさん。



というわけで以上3点よろしくお願いします。



OPED 実は全部好きですね。曲もですが流れる映像が物語に沿っていて良いです。1クールめのOPは特にかっこよくて好き。



■■重度ネタバレ■■

{netabare}私(レイシア)は「人間を信じて仕事を託す道具」となりました。( ;∀;){/netabare}

{netabare}最後、超高度AIとしてではなく一介のhIEとしてアラトの元に戻ってきたレイシアが一筋の涙を流す。アラトには目に見えてるレイシアがレイシアなんだよね。(T_T){/netabare}


人間は形に縛られる。その上で信じることだけが人間の出来ることでもあり、未来への希望なのだ。キリッ





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20話終了時点での初稿
2018.07.07記

{netabare}
原作未読

なんだかんだ次週が待ち遠しい、次の展開が気になる作品でした。
途中途中intermission(総集編)が挟まれる度に心が折れそうになり、忍耐力がついたと思います。
現場しんどそうでしたね。水島監督は病んでるっぽい感じでしたし、途中からスタッフ頑張れと念を送りながらの視聴だったので、観てるほうも健全ではなかったと思います。
今度残り4話をやるみたいなので楽しみに待つことにします。


今からおよそ100年後、進化によりAIが人間の能力を超えて久しくなっている時代、人間とコンピュータとの関係を描いてます。関係という意味で物語の軸としてるのは「boy meets girl」高校生アラトとhIE(人型アンドロイド)レイシアとのたぶん恋です。それも人間側からの。。。
そこに親コンピュータ派/反コンピュータ派の人間たちの反目その他の要素がからんできます。

SFの設定は初心者/玄人双方を取り込める絶妙なバランスだったかと。
AIの進化と比べて他のテクノロジーの進歩があまりみられてない描写すら、人より遥かに高度な知性を持ったアンドロイドを道具とする社会に焦点を絞る意図があったと思えばわかりやすい。
キーワード《hIE》《レイシア級hIE》《アナログハック》《超高度AI》《ヒギンズ》《ミームフレーム社》《抗体ネットワーク》このへんをおさえれば充分に理解は進むと思います。

5話で、レイシア級hIEそれぞれが持つ役割の提示があり、以後その行動原理に従って行動していく各個体(見た目は女の子)の話になる頃からシリアスモードに突入して面白くなってきます。同時に難しくなってきます。
○○の道具ってのが謎かけみたいで良かったですね。
{netabare}
紅霞 レイシア級hIE Type-001 「人間との競争に勝つため」の道具
スノウドロップ レイシア級hIE Type-002 「進化の委託先」としての道具
マリアージュ レイシア級hIE Type-003 「環境をつくるため」の道具
メトーデ レイシア級hIE Type-004 「人間を拡張するもの」としての道具
レイシア レイシア級hIE Type-005 「人間に未だ明かされざる」道具
{/netabare}
まあその翌週は第一回総集編だったんですが。。。


声優さん知らない人が多かったのですが、おおむねしっくりきてました。ダントツで下手な方がお一人いましたね。それでも20話観たら少し持ち直してたようで、努力の跡を感じました。作中で演者さんの成長が見えるってなかなかないので貴重な経験したとも思いますし、彼女には今後頑張ってほしいです。

OPEDは1クールは最高、2クール目も良曲。
最終話あたりで1クールの曲をいいタイミングで流す展開を期待しときます。


さあ残った話数どう落としどころをつけてくるのでしょうか?
結末を見てから再レビューしたいと思います。{/netabare}


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2019.04.21追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/12/14
♥ : 69
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

エリカ・バロウズの孤独

【概要】
 2017冬-2018春、長谷敏司の近未来SF小説を原作とするディオメディア初の2クール作品。全24話…なのですが制作が遅れに遅れ、最終4話はBEATLESS Final Stageとして秋に放送されました。キャッチフレーズは「モノとヒトのボーイ・ミーツ・ガール」。新装文庫版を購入済み。

 舞台は今から100年後の日本。人工知能が人間の知性を超えた後、いわゆるシンギュラリティ以降の世界でのヒトとAIとの新しい関係性を提示するSFストーリーです。

 本作の問題点としてビジュアル的にパワー不足で未来感に乏しいこと、要素を色々詰め込みすぎて理解しづらいこと、主人公のアラト君に共感しにくいこと等が挙げられます。ただこれらの欠点は他の方が既に指摘しており今更感があるので、すでに気合で完走された方向けに、いまひとつ理解されていないように思えるBEATLESSの内容について若干補足をすることにします。といってもSFやAIに詳しい方には退屈な話かもしれませんが。

【シンギュラリティ】
 コンピュータは毎年約2倍の速度(※)で性能を向上させ続けている。この年に2倍の速度でコンピュータが性能を向上させ続けるという法則をムーアの法則と言います。このムーアの法則に従えば、2045年には汎用人工知能(本作では"超高度AI"と呼称されている)が人間の英知を超えた新しいコンピュータやロボットを開発し、加速度的な技術進化が起きるであろうという予測がある。これは一般に技術的特異点、あるいはシンギュラリティと呼ばれます。BEATLESSは2051年に超高度AIが誕生したという設定であり、そこからさらに50年経過した世界のお話です。

 現在は第三次AIブームとされ、ディープラーニングに代表される機械学習の技術革新がありAI開発が世界で加速しています。Googleの開発したAI、DeepMindが囲碁の世界チャンピオンを破ったことは記憶に新しい。すでにAIはGoogle翻訳やSiriなど身近な所で活用されています。かつては空想に過ぎなかったシンギュラリティも現実味を帯び始めているわけです。

 その一方でAIが人間を超える知力を獲得した先には、我々がAIを制御することができなくなり、主従関係が逆転し暴走したコンピュータが人間を支配するような危機的状況が訪れるという懸念もある。人工知能の開発は人類を破滅に導く危険性があると、ビル・ゲイツやイーロン・マスク、今年亡くなられたホーキング博士などの著名な人物が警鐘を鳴らしています。AIによって人間が支配されるディストピアな未来!もあながちSF好きの誇大妄想として片付けられない事態になりつつあるといえます。

 話を戻すと、BEATLESSはこのシンギュラリティ問題、すなわちAIが人間の知能を超えてしまったときに私たちヒトはそのようなモノをどう扱えばよいのか?を問いかけている作品だといえます。

 普通に鑑賞すると新藤アラトとレイシアの物語からひとつの回答を得ることができます。ただ残念ながら僕はアラト君(+妹ちゃん)があまり好きではないのです。彼に対して言いたいことは山のようにあるのですが、彼の悪口を延々書き連ねても仕方がないのでそちらには触れず、裏口から本作を語ることにします。影の主人公ともいえる少女、エリカ・バロウズにまつわるお話です。

 おそらく原作を未読の方は彼女の存在意義も行動原理も理解しづらかったのではないでしょうか。実はエリカはその特殊な出自を背景にして21世紀の現在と22世紀の未来を接続する非常に重要なキャラクターで、ただの解説役ではなかったのです。

※ 正確には半導体の集積度が18ヶ月で2倍になる

【エリカ・バロウズ】
{netabare}
 1クール中盤から登場する褐色の肌にプラチナブロンドの少女、エリカ・バロウズは世界有数の資産家であり、メディアグループ「ファビオンMG」の代表を務める才女です。彼女は「ハザード」と呼ばれる超高度AIが引き起こした大災害で家族を全て亡くし、広大な屋敷にたった一人で暮らしている。屋敷に人は一切寄せ付けず、身の回りの雑用は全てhIEにさせている。またエリカはアンティークの家具に囲まれて暮らし、アラトと出会ったとき紙の名刺を渡したように、あらゆるモノが電子化された22世紀でもあくまで21世紀の風習にこだわる。第16話では現在の人間の世界が「大ッキライ」と声を荒げて言い放つ。

 彼女はなぜこの世界の人やモノ、文化を徹底的に嫌うのか?自身を好奇の目で見る人間や、一人で引き継いだバロウズ家の資産に群がる輩にうんざりしているだけではない。それを読み解くキーワードは実は第1話からさりげなく提示されている。それがhIEの行動管理を行いレイシアたちを制作した企業(ミームフレーム)の社名の一部にもなっている言葉、「ミーム」です。

 「現代の眠り姫」との異名を持つエリカは私たちと同じ21世紀に生まれました。彼女は幼い頃に難病にかかり、当時の医学では治る見込みがなく、冷凍睡眠で未来の技術進歩に託されることになります。そして100年の時を経て、未来技術ナノマシンの力によって全快したのですが、目覚めたとき彼女には友達も家族もいなかった。そして、「目が覚めたらそこらじゅう気持ち悪いものに囲まれていた。」

 BEATLESSで描く22世紀の世界ではhIEと呼ばれる、人間と見分けのつかない外見を持ったアンドロイドが普及し社会を支えています。hIEには人間に気に入られるような表情や動作パターンが組み込まれていて、クラウドシステムからデータを受け取り人間が好感を持つように誘導する。この技術が作中でたびたび登場する「アナログハック」というやつです。

 実はエリカはこの世界にあって「アナログハック」が全く通じない人間なのです。hIEの行動管理は22世紀の人間から収集したデータをベースにしており、100年前の価値観をそのまま引き継いでいるエリカを心地よくさせてくれることはない。人間は習慣・風習・文化といった情報を人から人へとまるで遺伝子のように伝達して積み上げてきた生き物です。これをミームあるいは模倣子といいます。エリカの中には21世紀のミームがそのまま残されており、22世紀の人・文化・風習あらゆるものが愛せない。それが彼女がまとう厭世観、あるいはシニシズムの根源なのです。

 しかし、このエリカ・バロウズという少女は只者ではありません。聡明な彼女はこの構造を完全に理解した上で行動に出ます。ならば自分の力で22世紀のミームを破壊し、更新してやろうと。ミーム産業であるファッション業界を牛耳るべくファビオンMGを買収し、モデルにhIEを登用します。そしてhIEに恋する少年アラトに興味を持ち、ボーイ・ミーツ・ガールというコンセプトでプロモーションする。22世紀であってもやはりヒトがモノに恋愛感情を抱くのは馬鹿げているという見方が強い。エリカはその価値観を変えてやろうと企んでいるわけです。

 第12話。エリカは超高度AIヒギンズが作り出した5体のレイシア級hIEをバロウズ邸に呼び集め、hIE同士の争いをオープンにしようと提案する。この意図はAIが人間の知能を遥かに超えてしまった時代に、超高度AIをスタンドアロン運用するなどして人間が必死に守ろうとしている聖域を破壊し、22世紀の人間の持つミームを切り崩すことにあるのです。彼女の勝利条件は戦いに勝つことではなく、未来が変わりゆく様をこの目で見る事。hIE同士の抗争を焚きつけておきながら彼女が自宅に引きこもり、戦いに直接関わらなかった理由も以上で理解できるかと思います。

 エリカを見ているとかの名台詞、「時計の針は元には戻らない。だが、自らの手で進めることはできる。」を思い出す。過去に執着するのではなく、財力と知力、そして最も汎用性の高いhIEであるマリアージュの能力を使い力づくで未来を変えようとするエリカのスケールの大きさと気高さ。ダークヒロインとしての魅力に溢れているキャラです。どこかのチョロい少年よりも、本作はエリカを主人公にしたほうが面白かったのではないかと思う。
{/netabare}

【総論】
 この結局アニメが言いたかったことは、例えシンギュラリティが現実のものとなりAIが人間を知能を超えてしまったとしても、私たちはミームの進化によって乗り越えることができる。だからフランケンシュタイン・コンプレックスに怯えることなくテクノロジーを進歩させていく、それが正しい未来観であり、私たちの歩むべき道なんだということなのでしょう。

 この考え方自体に疑問や批判もあると思います。「私達は原子力の力すら持て余しているのに、汎用人工知能をコントロールできるとは思えない」という反論は当然ある。作者もそれを承知しているから後半の展開は福島原発事故をモチーフとしているのでしょうけれど、果たして十分な説得力があったのか意見が分かれるところかな。

 ただ、本作が訴えかけていることが理解されないまま「総集編を4回やってなお放送延期した2クールクソアニメ」と不名誉な称号を与えられるのも不憫ですので長文レビューを書かせていただいた次第でして、意外と骨太なSF作品じゃないかと思います。

 まぁでも、チョロくて主体性がないアラト君に共感できないという意見には僕も同感でして、強くお勧めはできない作品なんですけど。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 43

68.3 30 2018年冬(1月~3月)アニメランキング30位
たくのみ。(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (305)
1250人が棚に入れました
転職のため東京にやってきた天月みちる、20歳。
上京したての彼女は、女性専用シェアハウス「ステラハウス春野」に住むことに!
同居人たちとは仕事も年齢もバラバラだけど、美味しいお酒と料理があれば、いつも楽しい!! 
みんなでカンパイ、ほろ酔い“宅呑み”コメディー!!
開封(プシュッ!!)

声優・キャラクター
今村彩夏、安済知佳、小松未可子、内田真礼、安野希世乃
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アアア♪ アルコール大好き♪剣道部(さん)w

[文量→小盛り・内容→各話感想が本論系]

※安くて(スーパーで気軽に買えて)旨い酒を呑んだ日に追記レビュー♪

☆ハイボールの新たな飲み方☆
{netabare}
先日、元SMAPの中居さんの番組で、ハイボールを研究している学生がオススメしていて、やってみたうまい。

それが、「ハイボールに数敵の食塩水」。

甘くなるんだよね、ビックリ。西瓜に塩と同じ理屈らしい。

家だと食塩水面倒臭いから、塩を数粒でも良い。たったそれだけで、確かに味が変わる。飲みやすくなる。塩入れる前と比べてみて!
{/netabare}


ビール「ヱビス フレンチピルス with ジョエル・ロブション」
{netabare}
フルーティーで華やかなビールで、昼から呑みたくなる。

てゆうか、今日、昼から呑んでました(笑)

私の中の究極の贅沢なのですが、日曜日の昼呑み。朝(11時頃?)起きて、最初にビール呑むからね(笑)

このビール、唐揚げとか脂っこいのと合わせるのは、やや無粋。チーズや生ハムなんかが良い。

ということで、昼にスーパーに行って、食料を調達。近所のパン屋で、パニーニを買って、そいつをツマミに呑む。んで、ダラダラと「ゲームセンターCX」を観て、ワインをぐびり。ゴルフの渋野選手を応援しながら昼寝。

う~ん、最高(最低w)の休日(笑) そんなクソみたいな過ごし方しても、こういうウマイ酒が傍らにあると、少し贅沢な休日になる♪ このビール、期間限定らしいんで、ホワイトビールとか好きならどうぞ♪
{/netabare}

ウィスキー「甲州韮崎ザ・プレミアム」(サンフーズ)
{netabare}
このウィスキー、感動するほど旨いわけではないけど、(700ml)2000円以下で買えるものとしては、なかなか良いです。まず、クセがあまりなく、呑みやすい。私は普段、ウィスキーはストレートやロックで呑むのですが、なんとなくハイボールにしてみたら、これがなかなか良い。ウィスキー独特の香りの後、フッとバニラのような甘い香りを感じます。ウィスキーが苦手な人でもわりと呑みやすいかなと。
{/netabare}

ビール「伝説のホップSORACHI1984」(SAPPPORO)。
{netabare}
いや、市販の缶ビールでこのクオリティは、ヤバイ。ここ10年で一番かも。爽やかな香り、程よい切れ味。たくさん呑むビールじゃなく、350缶がベスト。ホワイトビールとか好きなら、呑んでほしい!
{/netabare}

【総括】
私は、酒が好きです。ガチで、月の出費は家賃の次に酒代が高いです(笑)

普段の晩御飯も、「何を食いたいか」は、基本的に考えなくて、「何を呑みたい気分か→だから肴はこれにしよう」と、選んでます。夜は白米食わないで、ツマミだけですしね。

アニメか酒か、どちらかを一生我慢しろと言われたら、血を吐きながら、アニメを我慢しますw

ちなみに、今回のレビューは、私のこれまでのレビューの中で最高級です。といっても、質が良いレビューというわけではなく、全ての酒を、実際に呑みながらレビュー書きたかったので、いちいち買ってたら高くついたってことです(笑)

ということで、本レビューはアニメのレビュー1割、アルコールのレビュー9割です(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まずは1割のアニメの方を(笑)

キャラが良かったのは、緑川香枝。微妙に残念で良かった。最近、アラサーキャラばかり好きになるなw

ストーリー的には、わりとどうでも良かったが、ちゃんと酒に絡めているのは好印象。角瓶のクダリとか好きだった。

私はたまに、「青空満天レストラン」「酒場放浪記」「おんな酒場放浪記」「ふらり旅いい酒いい肴」「孤高のグルメ」とか観ながら、酒を呑んだり晩飯食ったりするけど、このアニメも、「肴」にちょうど良かった(あと、ハクメイとミコチも)w

残りは、各話感想に、酒レビューです(笑)
{/netabare}


【各話感想(酒のレビューw)】
{netabare}
1話目 エビスビール
{netabare}
いかにも高級そうな金色のデザインがイカします。エビスビールは、喉で一気に楽しむビールじゃなく、舌でじっくり楽しむビールです。

炭酸は弱め、泡のキメは細かく、フワッと口の中に入ってくる。アニメにあるように、三度つぎをすると、さらにその個性が際立つ。苦味は強めだけど、しっかりとコクがあり、後味はかなり華やか。ゲップまでウマイビールです(笑)

合わせた肴は「菜の花のおひたし」。アニメでも言ってたけど、炭酸が強いビールではないので、揚げ物よりは和食が合いますよ♪

ちなみに、剣道部が(日本の一般的なビールで)一番好きなのは、「サッポロ黒ラベル」。苦手なのが、「アサヒスーパードライ」。ビールは基本的に、サッポロ派です。

(一昨年の忘年会で、目隠しして利き酒やって、スーパードライ、黒ラベル、一番搾り、プレミアムモルツ、バドワイザーの5種を全部当てたくらいには、違いがわかっているつもりですw)

ちなみに、同じエビスでも、「華みやび」の方が好きですね♪ 去年ハマってましたw
{/netabare}

2話目 焼酎ハイボール
{netabare}
いわゆる、酎ハイですね。

ほぼどんな酒でも呑む剣道部ですが、唯一苦手、というより好んで呑まないのが酎ハイです。

私の好きなアルコールランキングは、1位 日本酒。2位 ビール。3位 芋焼酎。4位 ウィスキー(バーボンなども含む)。 5位 ブランデー。 6位 ワイン。 7位 ラム酒。 8位 泡盛。 9位 梅酒。 10位 麦焼酎。 みたいな感じです。

最大の敵は、「甲類焼酎(大五郎的なやつ)」。あと、「鏡月」やら「トライアングル」やら。頭痛くなるんだよね。だから、必然的に、酎ハイも苦手なわけです(良い日本酒なら一升呑んでも大丈夫だけど、缶酎ハイ500mlを1、2本で気持ち悪くなったりするし)。

でも今回は、飲んでみた。やはり、不味い(笑) わざわざ甲類焼酎買うのも嫌だし、旨い焼酎はチューハイになんかしたくないから、缶チューハイの氷結ストロングレモン。肴はハムカツ。あの油っこさは、チューハイに合うよね。でもやっぱ、気持ち悪くなる(汗)
{/netabare}


3話目 水曜日のネコ
{netabare}
ベルギーの製法で作られたホワイトビール。ホワイトビールは結構好きです(まあ、黒ビールも好きなんだけどw)。

ただ、この「水曜日のネコ」は、好んで呑もうとは思いません。小麦の軽やかさは良いとして、オレンジピールもまあ良いとして、コリアンダーシードが強すぎてちょっと苦手。

いや、コリアンダー自体は好きで、カレーには必ず使いますが、ビールに入ってるのがあまり(汗) ほのかに香るのは好きですが。

口に含んだ瞬間は、オレンジのフルーティーな甘みが来て、喉ごしは滑らか。そこまでは良い。ただ、飲み終わりに鼻から抜ける香りが、コリアンダー(苦笑) おしいw

ちなみに肴は、同じくローソンで買った「豚しゃぶのサラダ」。なかなか合う。でも、このビールはあまりツマミはいらないかもね。チーズくらいが良いかも。昼から呑みたくなるビールですね。
{/netabare}


4話目 氷結
{netabare}
いやもう、2話で氷結のレビュー書いちゃったよ(汗) 予想しておくべきでしたw

味に関しては、チューハイ嫌いだから、参考にならないかな。

でも、あのダイヤモンドカットは良いよね。滑らないで、持ちやすいし(バーベキューやって、クーラーボックスから取り出した時とかね)。

へ~、だから氷結なのか。知らんかった。
{/netabare}

5話目 キティ
{netabare}
いきなり、エロいけど(笑)

このカクテルはやったことないな。存在も知らんかった。赤ワインは好きで、基本的にフルボディが好み。でも、ググったら、キティにはライトな方が合うとあった。

ウチのストックワインはフルボディやミディアムボディばかりだし、そもそも、ジンジャエールで割りたくなんかない酒だし(笑)

ということで、最寄りのコンビニ(ファミマ)へ。なんかないかな~と探してたら、アルパカワインの375mlが335円、安い(笑) 別に割る酒だからこれで良いや。ついでに、割けるチーズも買っていこう♪

まず、ワイン単体を。う~ん、水みたいだ(苦笑) まあ、(ググったらワインも冷やした方が良いってあったから)冷やしたせいもあるけど。口に含んで空気と混ぜると、ようやく良い味がするかな(基本的に、赤ワインは常温です)。

さて、キティとやらを試してみよう。アニメのように、まずは5対5で、、、え? 旨い(笑) なんだこれw 口当たりはまろやか、ブラッドチェリーの深い甘味がグンときて、炭酸のピリピリが、ワインの渋味を消している。後味はワインっぽい華やかさがあって。でも、アルコール度数、6%くらいあるでしょ?これ、女子は騙される系だわw

ちなみに、ワイン対ジンジャエールを、2対1で作ってみたら、かなりワインだったw 元のワインが旨くなければ旨くないだろうし、そもそも、旨いワインならジンジャエールでは割らないw

逆に、ワイン対ジンジャエールを、1対2にしてみると、なかなか美味しいけど、普通に、ジンジャエールの別味って感じ。酒の感じはしない。

やっぱり、1対1が一番バランス良いね♪

ちなみに肴は割けるチーズと、家にあったんで鴨のスモーク。鴨と赤ワインって、ベストマッチだと思ってます。

剣道部的に普段呑むワインは(年によって違うから、どの年が良いかはググってw)「カサーレ ヴェッキオ モンテプルチャーノ ダブルッツォ」「ダークホース ビッグ レッドブレンド」とかだけど、結構知らないワインをジャケ(というより店員のポップ)買いします。ワインは出会いだから(キモい)w 基本は、スペインのワインが好きですね。

千円以下で旨くて買いやすいとなると、やっぱり「イエローテイル シラーズ」かな。あれはコスパが良いワインだと思います♪ 白は呑まないから分かりませんが。
{/netabare}


6話目 獺祭
{netabare}
いや、高けぇよ、たかがアニメの1話レビューの為に呑むのは(汗) (何度か呑んだことはあるけど、味レビューなんかするつもりなく呑んでたしw)

と思ったら、会社の送別会でちょうど差し入れされてた(笑) 一升瓶で、獺祭50(アニメ登場)。720mlで三割九分。流石に二割三分や「その先へ」は無かったけどw

獺祭50は、正直言って微妙です。いや、旨いけど、値段ほどじゃない(同じ値段払えば、もっと旨い日本酒は結構ある)。まあ、プレミアムついちゃったから、しょうがないけど(以前流行った、久保田よりは好み)。口当たりは柔らかく、すっと入ってきます。香りもそこまでは強くないけど、呑み終わった後に鼻から抜ける香りは爽やかで、また次が呑みたくなります。良くも悪くも、「水みたいな日本酒」だなと思います。でも、アニメみたく焼き魚に合わせるなら、50がちょうど良いかもしれませんね。

三割九分は、50の呑みやすさにプラスして、深い甘味と白ワインのような豊かな香りがあります。流石にうまいです。これはツマミなしで呑んでほしい。

二割三分や「その先へ」はまだ呑んだことないので、いつか呑むのが楽しみですね。早くブームが完全終結しないかな(笑)

これまで呑んだなかで、個人的に美味しビックリしたのは、獺祭三割九分スパークリング。女子は絶対に好きだと思うから、日本酒苦手な人に呑んでもらいたい(高いけどw)。

今回(50に)合わせたツマミは、スモークサーモン。まあ、送別会会場にあったからってだけw つか、ウマイ日本酒は、あまり肴はいらない。酒だけと、じっくりと付き合いたい。

もし、オススメ日本酒1位を選べと言われたら、我が故郷、岩手県の名酒、「南部美人」の純米大吟醸。甘めの日本酒であり、丸みがあってフルーティーな味わいが特徴。JALのファーストクラスにも採用されました。これは一万円以上しますが、特別純米酒なら、一升3000円ちょっとで買えますし、2017年のインターナショナルワインチャレンジでチャンピオンをとりました。

もしくは、お隣秋田県の「雪の茅舎」。前日、純米吟醸の生酒(限定)を呑んだけど、メッチャ旨かったです。
{/netabare}

7話目 カルーア
{netabare}
カルーアは普段、まず呑まないかな。コーヒー牛乳だしなw

一応、来客用に家に置いてあるから、久々に呑んでみた。

うん、コーヒー牛乳w まったく酒呑んだ気にならない(でも、度数は結構高いんだよね)。

カルーアミルク以外の飲み方したことないけど、やってみた。カルーアコーラ。う~ん、微妙。そもそも、コーラも苦手だしね(笑)

ちなみに、カルーアはバニラアイスにかけるとなかなかいける(宅呑みで最後にやったりする)。まあ、私はバニラアイスにラム酒かブランデーかけますが(笑) (バニラアイスは、シンプルにスーパーカップが良い。梅酒をかけても旨い。急に高級感が出るよw )
{/netabare}

8話目 角瓶(ウィスキー)
{netabare}
メッチャ良い会社じゃん、羨ましい(笑) ちゃんと、角瓶にもかけてるし。

サントリー角瓶は、良くも悪くも個性のないウィスキーです。個人的には、ウィスキーはロックか常温で呑むので、角はほぼ買いません。ロックならば、もっと銘柄ごとの、モルティだったりウッディだったり、樽の味を味わいたいものです。でも、角瓶は、アニメでも言うとおりに、ハイボールで真価を発揮します。スッキリした味わいに、クセのない香りと甘み、飲み終わりにほのかに薫るウィスキー感。実にバランスが良いです。ただ、やはり物足りなくもなるので、レモンやライムを絞りたくなりますね。そして、その柑橘系が実に合います。

合わした肴は「メンチカツ」。やはりハイボールには、ガッツリ肉系の揚げ物がベストマッチですよ♪

ちなみに、私が普段呑みにしているのが、「フォアローゼスのブラックラベル」。コスパが良いバーボンです。試しに炭酸で割ってみたら、これが不味い不味い(笑) やはり、炭酸で割るなら、角がちょうど良いですね♪
{/netabare}


9話目 男梅サワー
{netabare}
まさかのコラボ(笑) ホタルさん、ここにいたの(笑)?

いやだから、サワー嫌いなんだって(汗) 実はこれ、初めて呑みます。てか、こんな機会でもなければ、一生呑まないし。

さほど、酸っぱくないね。むしろ、甘い。アニメの三種のやつもやってみた。うん、店っぽくはなるかな。でも、塩はいらない。梅干しはまあ、美味しいかな。

これは色々考えたけど、ツマミはなし。なんか、自分で(酒と肴の要素を)完結している酒って感じがしました。多分、もう2度と呑まない(私がサワー苦手なだけで、思っていたよりは不味くなかったよ)とは思いますが。
{/netabare}

10話目 オリオンビール
{netabare}
ビールが好きな剣道部が、好きなクラフトビールのひとつです。

こういう軽いビール、好きなんですよね(バドワイザーとか)♪

オリオンビールのようなスッキリ系は、やはり食事によく合う。今回はチャーシュー丼に合わせてみた(昼にラーメン作ったので、残ったスープで米を炊き、チャーシューにメンマとネギ、半熟卵をかけて完成。こんなかで既製品は、メンマだけw ラーメンスープもチャーシューも手作りです)。

そんな、「なんちゃって沖縄ライフ」を、暖房の効いた岩手で過ごす、この寂しさよ(笑)

オススメするクラフトビールは、やはり岩手県の「銀河高原ビール」。口当たりはなめらかで凄く飲みやすくて、フルーティーなビールです。特に「ヴァイツェン」が好きですね♪ 「ホワイトエール」も旨いよ♪
{/netabare}

11話目 大七生酛
{netabare}
燗といえば、大七ですね。私は基本的に冷酒か常温で呑むので、燗は冬くらいですね。

大七は、キレが良くてクセがない酒です。自分がイメージする福島の酒って、もっと甘いイメージなのですが、大七は凄い爽やかですよね。

熱燗というより、ぬる燗くらいが良い感じでした。素直な味なので、どんな料理にも合いそう。

今回合わせたツマミは、ホッケの塩焼き。理由は簡単で、獺祭の回を思い出し、食いたくなったからですw

ちなみに、ウチには燗を作る為だけの機械がありますよw ケーズデンキで、確か2000円くらいで買ったかな?

冬はたまに、安い日本酒を燗にして、そこに様々な乾物を入れて、なんちゃってヒレ酒風を楽しみます(笑) オススメは、ホタテの貝柱の乾物(入れすぎ注意)。あと、熱燗に柚子とかレモンを軽く絞るのも美味しいですよ♪
{/netabare}

12話目 アサヒスーパードライ
{netabare}
まあ、日本で売り上げ一位だから、取り上げるのは当たり前だけど、スーパードライ、あんまり好きじゃないんだよね。1話で言ったじゃん(笑)

さて、スーパードライですね。このビールの特徴は、なんと言っても「キレの良さ」と「爽快感」。ビールを表す言葉として、「キレ」や「コク」、「爽快感」「華やか」なんてものがありますが、意外と曖昧に遣ってますよね。

私は「キレ=味がいかに早く消えるか=雑味のなさ(甘味が少ない)」「コク=味の複雑さ(苦味や甘味が強い)」「爽快感=ノド越しの良さ=炭酸の強さ」「華やかさ=ホップなどのフルーティーさ」と思っています。

スーパードライは、「爽快」で「キレ」があるビール。つまり、「炭酸が強く、甘味が少ない」ビールです。まさに、「夏にゴクゴク飲んで、ノドで味わうビール」。

お酒が好きで、これまでのレビューを読んで頂ければ、私の好みとは真逆だと分かって頂けるかと。第1話のヱビスビールとは、真逆のビールですね。

今回飲んだのは、「スーパードライの瞬冷辛口」。アニメでも、棚に並んでいましたね。スーパードライのスーパードライらしさを、更に強化したようなビールでした。ここまで突き抜けてくれると、普通スーパードライより、楽しめるかも(個性が際立ち、クラフトっぽさも出る)。

今回合わせたツマミは「生ハム」。刺身に合うってことは、やっぱり合うよね(笑) 揚げ物だと、ちょい負けちゃう印象ですから、繊細な味のおつまみをオススメしますよ♪

ちなみに、私が「サッポロ黒ラベル」を好きな理由は、「バランスの良さ」です。苦味も甘味も雑味も炭酸も、全てが「ちょうど良い」。毎日呑んでも飽きないビールです。

特徴的なビールを呑みたいなら、クラフトビールを呑むしね。「黒ラベル」は、実家みたいなビールなんですよ(笑)

さあ、「こんな夜に合うお酒は何だろう♪」(笑)
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 48

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

酒以上に食べ物がガチだった…! 第9話: え、ほたるさん!? → 評点は低めだが安心安全のお勧め作品

原作マンガは読んだことが無いのですが、とりあえず第1話を観た限りではビール(プレミアム・ヱビス)の作画や蘊蓄はまあタイトル的に当然として、一緒に出てきた冷奴や天婦羅の作画がわりとガチでした(笑)。

これはお酒云々というよりはむしろ飯テロ系かもしれないですね。最近、アニメで食べ物の作画を頑張るのって流行っているのかしらん…?

2018.3.10追記:
駄菓子をアテに「男梅サワー」を飲む話。え、回想シーンの駄菓子屋にほたるさん(笑)!?

2018.3.30追記:
無事完走。お酒の蘊蓄はまあまあ面白い。毒にも薬にもならないわけではなく、やや薬寄りの作品。

特に最終回だからということもなく、わりと普通に終わったのがこの作品らしいといえばらしいところかもしれません。

安心安全の暇つぶしでたぶん2周目以上観ようとは思いませんが、そこそこ良作でした。円盤を買ったりするよりは、動画配信とかで気楽に観るのが向いているように思います。

そこをわきまえてか変にお金をかけない作りになっているように見えますが、特に作画崩壊とかもしないというか酒と食べ物はちゃんとそれに見えるように作画されているので評点的には高くないですが安全安心のお勧め作品です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 42
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

珍しく各話コメント付きレビュー

原作未読

内容はタイトルのまんまです。
シェアハウスに同居する女性4名が織りなす15分×全12話の自宅飲みバラエティー。
類似品は『お酒は夫婦になってから』とかそのへん。

天月みちる(CV今村彩夏)
桐山直(CV安済知佳)
桐山真(CV内田真礼)
緑川香枝(CV小松未可子)


【時期】
視聴する時期や作品の視聴順によって作品の印象は変わる!ともっともらしいことを言ってみる。
単に自宅で楽しみながら酒を飲む話なのですが、時節柄(2020年5月)、コロナ禍で自宅に押し込まれてる感のあるこの頃では、微妙に受け止め方が変わってきそう。金の使いどころがないのでお取り寄せを工夫してみたり、アプリを使ってオンンライン飲みをしてみたり。

こんな時期だからこの作品を!というTV局側の配慮で再放送しただけだと思うんですけどね。えぇ地上波再放送が視聴きっかけです。


【内容】
EDの歌詞一部「ストイックにデトックス」。女性が自宅で飲むというのはそういうことなんでしょうか?外だと男の目があって気を遣うというのは分かる気がします。
これからの人はタイトルとサブタイトルで視聴するかは決めたらよろし。というわけで↓


【なぜか各話コメント】 ※コメントであり感想ではありません

#1話 エビスビール
{netabare}元祖プレミアムビール。ここ数年、期間限定やらなんやらヴァリエーション増やしたり頑張ってます。ビールグラス買うとたくのみの楽しさは倍増しますね。やっぱり第1話には「とりあえずビール」ということで。{/netabare}

#2話 焼酎ハイボール
{netabare}昔からあったけど、税政策でビールへの課税が度し難くなってきてから勃興してきた飲み物という印象。愚策っすよね。ビール離れが進んじゃいました。{/netabare}
{netabare}物語的には女子飲みのクセに炭酸一本勝負というのが良い。甘いのとかやる前に先制パンチでただの炭酸をもってくるあたりわかってます。{/netabare}

#3話 水曜日のネコ
{netabare}「週の真ん中水曜日」が元ネタであり、それで猫だったとは知らなんだ。関係ないけど、加齢とともに下ネタを放つハードルは上がります。大人しく引き下がるのは簡単だけど、それでも許されるキャラを目指し努力することは男の修行であります。
『水曜日のネコ』はいわゆるベルギーの白ビールがモチーフですね。東京にいくつかある“アントワープ”を冠したベルギービール専門店では直輸入の樽から生ビールを楽しめます。って書いてると行きたくなりますね。{/netabare}
{netabare}物語的にはこれぞたくのみって感じ。ヤッホーブルーイングのシリーズはご褒美コンビニビールの王道でしょう。{/netabare}

#4話 氷結
{netabare}今では種類も増えたチューハイ。たしか2000年初頭。タカラ缶チューハイのみだった市場に大手が参入するぞと日経トレンディかなんかでの比較記事を覚えてます。ひとつはキリンの『氷結果汁』。発売当時はネーミング違ってたんですよ。もうひとつはアサヒの『ゴリッチュ』。もう誰も覚えてないでしょ?ゴリラを模してサラリーマン応援というコンセプトでした。結果は女性層を開拓したキリンの勝利ということで、ありふれた素材でも先入観取っ払って“市場を作る”カッコよさを目の当たりにしましたね。なお『氷結ストロング』など度数けっこうあるやつは気を付けましょう。{/netabare}

#5話 キティ
{netabare}赤ワイン+ジンジャーエールです。とりあえずジンジャーで割ると飲みやすくなる。これ定説。スピリット+ジンジャーは『○○(スピリッツ名)+バック』と呼ばれ愛されてますよね。ジンバックとかテキーラバックとか。ちょっと乱暴ですが、あまりにも王道の組み合わせなんでそのままカクテル名になってるのも。例えば、ビールだと『シャンディガフ』、ウォッカだと『モスコーミュール』とか飲みやすいです。{/netabare}

#6話 獺祭
{netabare}言わずもがなの大ヒット商品。これまで北は日本酒、南は焼酎みたいな常識を覆した山口県発の地酒。いや佐賀『鍋島』とか南にも名酒ありますけどね(;^_^A 温度管理とか徹底すれば杜氏さんに頼らずとも何とかなるかもしれないと思わせしめた逸品です。これまた脱線ですが、この前遠くフランスの地で日本酒づくりに挑戦する若者の特集をテレビで見かけました。伝統と挑戦繰り返しまた新たなステージへと昇っていくんでしょう。{/netabare}

#7話 カルーア
{netabare}「知らない会社と長く務めているカフェとでは作れる表情が全然違うに決まってます」
真のバイト先がカフェで、同時に就職活動ではうまく笑顔がつくれなくて、と。なんかはじめてレビューっぽいこと書きます。コーヒー繋がりでカルーアでおもてなしとはおつなこと。EDでデトックスと言っとるし、ルーティンで飲む私とはちょい違うなぁ。{/netabare}

#8話 角瓶
{netabare}これはちょっと言わせてください。近年、日本のメーカーの長い努力のおかげで海外でも高い評価を得られるようになった日本のウイスキーですが、日本の法律が目先の税収しか考えていない構造ということがあり、粗悪品を量産して市場に流通させる事がまかり通っています。
ウイスキーに醸造用アルコールを90%まで混ぜてもウィスキーを名乗れちゃうなどグダグダなのです。私にいわせりゃ『トップバリ○ウィスキー』なんてただの茶色い甲類焼酎。財務省の考えは第2話で取り上げたビールとは真逆で、ウイスキーについては厳密にちゃんとした定義を設定すると、醸造用アルコールで割りまくった言うなればまがいもので稼いでいるメーカーが割を食って酒税が減るのではないかという懸念もあるようです。{/netabare}

{netabare}アニメと一緒ですよ。海賊版が跋扈すれば先細るのと一緒。ウィスキーは寝かせてナンボの時間がかかるお酒です。今年作り出してすぐ現金化できません。また海外でのジャパニーズウィスキー人気に乗じてChineseの転売屋が買い占めてたりするとかなんかいろいろデジャヴ。{/netabare}

#9話 男梅サワー
{netabare}これが特に好きな知人が近くにおります。梅サワー界の雄ですね。{/netabare}

#10話 オリオンビール 
#11話 大七
特になし

#12話 アサヒスーパードライ
{netabare}「疲労はビールを美味しくするスパイスだからなー」by桐山直{/netabare}
{netabare}異論はそれほどでないでしょう。そういえば日本の委任統治下にあったパラオには日本語の名残りがいくつか。そのうちビールのことをパラオでは{netabare}『ツカレナオース』。{/netabare}かつての兵隊さんも仕事する女性も変わらぬ行動様式ってことですかね。{/netabare}


良き自宅飲みアニメでした。


■オマケ

団塊世代でもある親戚の一人は住友系でした。飲みの席ではアサヒビールという縛りがあったようです。調べてみたら三菱系だとキリンビール!なんてこともあるらしいですね。

そんな話を伺っていた身としては本作は実際の商品が出てるにもかかわらずなんというかユルイのです。一社提供とか流行らないのかな?例えばこんな感じでした。

 サッポロ⇒エビスビール、男梅サワー
 キリン⇒氷結
 サントリー⇒カルーア、角瓶
 アサヒ⇒スーバードライ
 独立系⇒水曜日のネコ、獺祭、オリオンビール、大七

「○○社さんと一緒には…すみません」「競合してるんで…すみません」「こっちのほうに尺をくれ」
もちろん固有の商品を扱うため先方広報のチェックはあったとするにせよその前段階で、よく承認を取り付けられましたね。営業なのかプロデューサーなのか優秀だと思います。



視聴時期:2020年4月~6月 地上波再放送

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2020.05.23 初稿
2020.08.21 タイトル修正
2020.12.15 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 41

68.0 31 2018年冬(1月~3月)アニメランキング31位
新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (41)
158人が棚に入れました
新幹線超進化研究所は「漆黒の新幹線」が生み出す巨大怪物体から
日本の平和と安全を守るため、「新幹線変形ロボ シンカリオン」を開発した。
シンカリオンとの高い適合率を持つ子供たちが運転士となり、
研究所員たちと力を合わせて強大な敵に立ち向かう!
果たして「漆黒の新幹線」の目的は…。子供たちは日本の平和と安全を守れるのか…。
チェンジ!シンカリオン!

声優・キャラクター
佐倉綾音、沼倉愛美、村川梨衣、うえだゆうじ、竹達彩奈
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

俺の好きな“四文字熟語”は「変形合体」だぁぁ!

観終わって……

色々な意味で“つなぐ”というテーマを押し出した
前向きで明るいロボットアニメの良作だったと思います。

『エヴァ』とのコラボも交えて、“子供向け”のロボット番組と、
内部世界に沈降するなどマニアックな路線を独走した
“大人向け”のロボット作品の趣味とをつなぐ。
(他にも三倍のスピードで動く赤い機体とか、
ジェットストリームなアタックを仕掛ける黒い三機体とか、
『ガンダム』ネタもあって、くすぐったかったですw)


“シンカリオン”の線路で全国各地、地底世界をつなぐ。
鉄道、射撃、地形に剣道。漁に料理。果ては忍術や戦隊ヒーローに至るまで、
多種多様な“好き”をつなぐ。

好きが振り切れ過ぎた人間を“オタク”と敬遠したりネタにしたりする風潮……。
本作でも主人公少年のあらゆる事象を鉄道ネタと結びつける言動には、
置いてきぼりを喰らうことがしばしばでしたがw
このアニメはこうした好きを({netabare}好きが振り切れた少年少女はシンカリオンとの適合率が高い{/netabare})
と言う設定面でもアシストしつつ、肯定して来るところが清々しかったです。
あぁ、俺……オタクで良いんだなって感じで励みになり?ますw

一方で本当の好きとは何か?と問う件では、
自分に本当の好きはあるのか?と自答させられました。

すなわち、“人気JSユーチューバー”上田アズサが、
自分の動画好きは、他のみんなとは違う、理由のある好きとの、達観を語る場面。

例えば私のアニメ好きは、昔はゲームや映画観るのが主な趣味だったこともあったけど、
時間や集中力が無くなってきて、一話30分以下から見続けられるアニメに比重が移って来た。
とか結構、理由があったりします(苦笑)
少なくとも速杉ハヤトの鉄道レベルにアニメが好きかと言うとそこまでではないかと……。

ただ、本作のバトルシーンでの直球勝負な新幹線の巨大ロボへの変形・合体、必殺技。
毎回、多少シナリオが散乱しても、ロボット観れば、
今日もシンカリオンは楽しかったと幸せな気分になるこの感覚。
これは理由のない好きだと断言できますw

だって、いい年こいて、ロボットなんて何で楽しいの?と問われても、
変形、合体は男のロマンだ!とか理由にならない理由しか浮かんで来ませんものw


誠に残念なことに、最後は実にTBSらしい不可解な製作方針とやらにより、
『ゾイドワイルド』共々、こどもアニメ枠もろとも吹き飛ばされる形で、
打ち切り感が否めない終了となった『シンカリオン』

(※収まらない私のTBSへのさらなる毒舌。アブナイので封印しておきますw
→{netabare} TBSは90年代、日替わりバラエティ枠“ムーブ”をやりたいからか、
『ダイの大冒険』を枠ごと打ち切った頃からそうだけど、相変わらず頭悪いよな。
視聴者が着実にその時間帯に愛着を持った頃に、土台もろとも吹き飛ばす。
そんなんだから、たまにヒット作が出ても、ずっ~と視聴率下位争い。
『まんが日本昔ばなし』も『水戸黄門』も何の文化も残らないスカスカなチャンネルのままなんだよ。
『水戸黄門』はBS-TBSで細々と続いてはいるようですが……。{/netabare})

それでも、年末に劇場版公開が発表されて少しは溜飲が下がった私。
当然、お子様連れの観客に混じって観に行くつもりです。
無論、理由なんて必要ありませんよねw


レビュータイトルは「俺の好きな四文字熟語は~だぁぁ!」などと
心情をアピールする大門山ツラヌキの決め台詞が元ネタ。
因みに“四文字熟語”は誤用w
終盤、話のドサクサに、アズサに指摘されて以降、
しれっと“四字熟語”に修正されたのが地味にツボでしたw



以下、過去投稿レビュー


いずれも長いので折りたたみw

【64話迄の感想】ありがとうシンカリオン。ロボット魂は次代に継承された。

{netabare}
およそ5クール消化して、物語が一つの区切りを迎えたので感想を……。

新幹線と共に、変形とか、合体とか、必殺技とか、
合金っぽい古のロボットアニメの良さを語り継いでいきたい。
そう言わんばかりのスタッフの熱量に押されて、視聴し続けていたら、
いつの間にか一年以上経過していました。

プラレールなど関連玩具も中々販売好調なようで、
その辺りの秘密を直撃したインタビュー記事などもチョクチョク拝見。

中でも興味深かったのは、
 「子供は想像力が育ちきっていないので、100%架空のストーリーやメカには乗り切れないんです。
出だしはよくても徐々に失速して、如実に数字に出ます。やっぱり実在のメカの要素が入っていたほうがいい」
との関係者の一言。
(※「少子化でも"プラレール"が過去最高の理由」 2019/2月 President Onlineより)

だからこそ、子供向け作品で成功するための、現実世界との地続き感を重視。
新幹線なら全国各地を走っていて、
子供たちもリアルに“等身大”のシンカリオンに会いに行けるどころか乗りに行ける。

決して安直なプラモ販促アニメではない。
JR東日本の理解と協力の元、リアリティーを感じられる世界観を構築し、
玩具展開からアニメ放送開始まで三年の構想・制作期間をかけて作品を醸成し、
子供の世界において息が長いコンテンツとなる挑戦権を得た。
これをロボットアニメでやってのけてくれたのがイチイチ嬉しいです♪


『エヴァ』とのコラボも楽しかったです。ただ、ネタになるだけでなく、
家族関係が良好な“明るいエヴァ”として、『エヴァ』っぽい設定をなぞることで、
家族と言うテーマについて考える材料を与えてくれる良いコラボレーションだったと思います。

『シンカリオン』の小学生主人公の家庭には、
({netabare} 共にシンカリオンに搭乗、合体して必殺技かます位{/netabare})絆で結ばれた父子関係があり、
事情を詮索せずに男の子の成長を見守ってくれる最強の母ちゃんがいる。
(となると主人公にツッコんで引き締めるのは気だるげな妹の役割か?)

『エヴァ』における母の喪失と、父子の確執。
思い出し、比較しながら、本作における、
盤石の家庭が与えるパワーの大きさをより強く感じました。
(もっとも『エヴァ』は本作とはまた別の意味で母ちゃん最強ですが)


「時間と言ったことは守る男」を自認する速杉ハヤトの主人公力も清々しいです。
口にする鉄道ネタはマニアック過ぎて付いていけませんがw
心の障壁などレールを敷いて乗り越えるとばかりに、
全国各地の「運転士」の少年少女や関係者らを惹き付け“チーム・シンカリオン”台風の目となり、
敵までも、その共感の渦に巻き込んでしまう小学生男子の突破力に惚れてしまいます。


2010年代、ロボットアニメはふるわないと言われる中でも、
印象的な作品も数多く生み出されましたが、
次の世代がロボットに乗り込む入り口になったという点において、
本作は後々、重要な思い出として語り継がれることになるのかもしれません。{/netabare}


【一話感想】日本の未来と鉄道ダイヤはシンカリオンが守り抜く!!


{netabare}
ジェイアール東日本企画×小学館集英社プロダクション×タカラトミー。
三社合同ロボット玩具プロジェクトがTVアニメまで延伸♪

「漆黒の新幹線」から発生する謎の巨大怪物体。
日本の平和とダイヤを乱す不届き者を成敗するため、
さいたま市大宮区・鉄道博物館の特務機関本部を拠点に、
巨大ロボに“超進化”する全国津々浦々の超高速新幹線「シンカリオン」と、
その適合者である「運転手」の少年たちが立ち向かう。


清々しいまでに直球なキッズ向け巨大ロボットアニメだと好感しました。

あらすじからして、ギャグアニメの作中ネタ何かにありそうな設定。
変形シーン、兵器設定、バトル映像も“大きなお友達”の私にとっては、既視感のあるお馴染みの構図。
列車が変形するロボアニメを視聴するのも、これが初めてでもありませんし……。

けれど本作は「日本の夢と技術が詰まった新幹線」に絶対の自信があるのか?
鉄道と巨大メカへの憧れを、迷い無く、真剣にぶつけて来る辺りに感心しました。
観ていて私の中で失いかけていた熱いロボット魂が再燃してきました♪


鉄道ロボということで、主人公少年・速杉ハヤトの夢は、E5系はやぶさの運転手。愛読書は時刻表。
そこから憧れの新幹線乗り換えはしごツアーの最適ルートを企画。
私は特に鉄ちゃんでもないので、
主人公の鉄道マニアぶりには一話にして既についていけませんw

その他にも、本作の少年少女はマニアな自己実現ぶりが振り切れています。
例えば{netabare}11歳にして「JSが初めて○○してみた」で人気を博す女子小学生ユーチューバーとかw

さらに、HP等を眺めていると{netabare} ビームライフル競技凄腕の銃マニア少年とか。
「金沢の土木王」を自称する建築物、地形マニア少年とか。{/netabare}{/netabare}
今後も、趣味の濃度が凄そうな小学生「運転手」等がまだまだ控えている模様w

古い価値観に囚われていると、日本の将来が心配になってきます(苦笑)
果たして、この子供たちが守った日本の未来に、
“大きなお友達”の居場所はあるのでしょうかw


戯言はさておき、名古屋のご当地男性アイドル・BOYS AND MENが熱唱する主題歌を聴いているうち、
こうしてレビューを書きたくなる程度にはテンションが上がって来たので、
もう少し追い掛けてみようと思います。
「光のスピードで変わってく世界 流されるよりも 乗りこなせ♪」


深夜アニメ等では苦戦している印象の巨大ロボですが、
キッズ層にこういう作品で鉄道マニアの底辺拡大と共に、
ロボット魂が継承されることを願います。

……あと、その若年層の中から、いくらか脱線して、
主演の佐倉綾音さんとか、新人オペレーター役の雨宮天さんとか。
大人になってから、声優について思い出話を語り合える、
“大きなお友達”の補強についても、ダメ元で淡い期待を抱きたいと思いますw{/netabare}

【六話感想】“陸の孤島”北陸にとっての鉄道とトンネル


{netabare}
石川県民として、大雪との苦闘が続く最中、
私にとって色々、感傷に浸る要素が多い地元回だったので二さん感想を……。

「金沢の土木王」視点で公共事業の重要性を説諭されるような流れ。
普段だったら、ま~た保守王国の利益誘導が始まったのかwとゲンナリする所ですがw
今回の雪で、北陸が県境を山々に囲まれ、
一度、災害が起きると交通が寸断され孤立する“陸の孤島”だったことを
改めて思い知らされた後だと、色々と刺さる要素がありました。

{netabare} 盗難され「巨大怪物体」になったと言う、件の蒸気機関車と同一かは確信できませんでしたが、
金沢に解体展示されたSLは私も幼少の頃、実際に触れたことがあります。
「大門山建設」が掘削に勤しんでいたトンネルと併せて、
交通、物流の困難を何とか解決しようと奮闘してきた
先人達の意志も噛み締めながらの視聴となりました。


ガタイも肝っ玉もエラく逞しい、お母ちゃん建設会社社長も登場。
某旅館アニメと併せて、石川には強烈な女経営陣が多数、跋扈しているのでは?
と思われそうですがw
実際、石川県内の企業には後継者不足もある中で、
夫の遺志を継いだ女社長なんかがチラホラいたりします。
そして、大体、男より強いですw


バブル崩壊後の公共事業削減策もあった中で、
縮小傾向が続く地方の建築業は北陸でも例外ではありません。
今回の弱小土建屋の姿はそんな寒風も感じる設定でした。
社会の基本インフラが一通り揃った中で、地方の建築業を生命維持するために、
国や大都市に財源をせびり続けるのはおこがましいと理解はしていますが……。

一方で雪国において建築業者や自治体の土木課職員は、
設備共々、重要な除雪戦力でもあります。
近所の除雪に建機を出動させてくれている零細建築業者らに感謝しつつも、
1メートル前後の積雪で苦戦を強いられている、かつての豪雪地帯に、
自治体や地域の地力も含めて、着実に社会基板が脆弱になっているな……と一抹の寂しさを覚えながら、
「大門山建設」の事業継続により街を生き残らせる決意に耳を傾けていました。 {/netabare}


過去回には東京を練り歩きながら地形やインフラ等から歴史と魅力を再発見する、
『ブラタモリ』みたいなシナリオもあったり。
次々と盛り込まれる『エヴァ』っぽい要素で“大きなお友達”にジャブをかますだけでなく、
全国津々浦々の日本再発見番組としての期待も高まって参りました。


それにしても、この大雪で北陸の道路、交通機関が壊滅する中で、
淡々とほぼ通常運行を続けている北陸新幹線。

何か「かがやき」も「シンカリオン」に変形しちゃうし、
その最強ぶりに「土木王」とは違う王の称号とかを授与したい気分ですw{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

新時代のロボットアニメ。

名前は気になっていた新幹線変形ロボシンカリオンを
Amazonプライムで視聴しました。
76話と長かったですが、完走しました。

主人公の速杉ハヤトくんがタイトル通り新幹線が変形するロボ「シンカリオン」に乗って謎の敵キトラルザスと戦う子供向けロボットアニメです。
勿論ハヤト君以外にも仲間の子供達が登場します。
このアニメはロボに乗るのはほとんど小学生中学生の子供です。
シンカリオンを開発した組織超進化研究所の大人たちや敵組織キトラルザスの幹部も登場します。

変形シーンは3DCGでカッコ良くクオリティ高いです。

ロボアニメとしてはクオリティ高く楽しめました。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

個人的には大人よりも子どもをもっとたくさん描いてほしかった(最後まで視聴)※酷評注意※

2018年1月~放送中。
9話くらいまで視聴。

お話は面白いけど、ハヤトの「お父さんのためなら戦いに行く」というような台詞が引っかかって、その時点で正直身が入らなくなってしまいました…
アキタ、ツラヌキ、シノブが登場するまでは見ましたが、親の存在が大きく描かれすぎていてあまり楽しくない。子どもが自分で意志決定をして、自分から積極的に動く作品が見たいのですよ。

幸いその点では現在放送されている他の子ども向けアニメで十分満足できるので、本作は断念としました。
細身のロボットが好みでないというのもあります。
(2018.11.19)


【再視聴感想・最終話まで視聴完了】
2018年1月~2019年6月放送。全76話。
色々思うところがあって、結局最終回まで視聴しました。
最終クールは良い所が多かったと思います。でもすっごく疲れた…
あと、CMパロネタは凄く嫌いでした。

【良かった点】
{netabare}
アズサはとても良いキャラクターでした。
新幹線のこと以外は控えめで我を出さないハヤトが、作中で不満や不安を思いっきりぶつける唯一の相手なんですよね。親にも言わないことを幼馴染のアズサにだけは言えるのが良いなと。
アズサ自身も好きなことをやって好きなことを言って、楽しんで生きている。このアニメは運転士の日常をほとんどやってくれないんですが、アズサは彼らと日常との接点にもなってくれていて癒されました。
最終クールでは特にアズサの重要性が増し、それに比例するように子ども達が自立していくのは楽しめました。

セイリュウの描写・変化と、四神の関係性は良かったです。
とても丁寧だったし、セイリュウのために団結するビャッコ・ゲンブ・スザクがすごく和んで好きでした。
セイリュウとハヤトが控えめでゆっくり仲良くなっていくのも良かったし、世話焼きのアズサが時には間を埋めてくれるのも好きでした。
ゲンブが美味しいものを食べて、3人を思い浮かべるのもとても良かったです。

最終クールは面白かったし楽しかった。
子ども達にきちんとスポットを当てた単発回から最終決戦に上手く繋げていて、流れも良かったです。
最後の一般市民がシンカリオンを応援する展開は好きなんだけど、その展開をするなら最初から守るべき人や街をしっかり描いて欲しかったなあ…
{/netabare}


【苦手だった点】
最終クールは苦手な所がだいぶ減ったのでまだいいんですけど、第1クールから第5クールまではかなり辛かったです。
感情的・感覚的に書いてあるので好きな人は気を付けてください。
{netabare}

私、このアニメの大人キャラ本当に苦手なんですよ…
第1話でハヤトは「お父さんのためなら戦いに行く」と言いますけど、命懸けなだけじゃなく最悪殺し合いになるってわかっているのかな?と思ってしまいました。止めない大人が本当に腹が立つ。
大人達が何度も「子どもを乗せ続けるわけには行かない」みたいなことを言いながら結局何の対策も出来ずに乗せ続けるのも嫌だし(だったら子ども達が自分の意志で乗りたいのなら仕方ない、みたいな流れをしっかり入れれば良いのに)、お父さんが乗れるようになっちゃったのも個人的には結構モヤる。
しかも最終回でフタバが「私たち大人はシンカリオンを兵器として見ていたけど、子ども達はそうじゃなかった」って言っちゃうんですよ…。結局子ども達が解決したから良い結末を迎えられただけなんじゃないの?と思ってしまいました。
本当にもういい加減にしてくれ…みたいな。


活躍するキャラクターの異常な偏りも好きになれないです。
リュウジは好きなんですが、リュウジよりもアキタ・ツラヌキ・シノブをもっと重要なポジションにして欲しかったし、大人の話とかに丸1話使う位ならシノブや九州の子ども達の単独の活躍回をきちんと作って欲しかった。ここでも大人が要らないと思ってしまいました。


あとシャショットも好きになれなかったです。
シャショットは子ども同然でAIを成長させるために搭載しているという話で、ただでさえ不慣れな子どもの運転士にさらに仕事増やすの?みたいなことを思ってしまいました。
成長後の役割は説明されたし物語にも組み込んでいたのは良かったけど、キャラクターとしてははっきり言って居ても居なくても変わらなかったと思う。
戦闘中にもサポートも作戦立案等もしませんし、もうちょっと活躍させて欲しかった。


あとこれは私だけかもしれないんですけど、「対話」という言葉にはもっと説得力を持たせることが出来たんじゃないかと思っています。
喧嘩や誤解で物語を展開していながら、直接相手に気持ちをぶつけて問題解決しない回が度々あって気になる。
13話・14話のリュウジ初登場のエピソード、ハヤト自身が「シンカリオンで戦いたい」という気持ちを父親に伝えていなかったことが根本的な問題じゃないかなあ、とか、リュウジにもそれを伝えようとしないから面倒臭いことになるんじゃないの?とか色々引っかかりました。
35話でタカトラ・ギン・ジョーの仲違いの時もハヤトが間に入るだけじゃなく3人の和解まで見せて欲しいし、54話のリュウジとタツミの回でも「言葉の無い対話」だけでは全く解決してないのに兄弟同士は結局話し合ってないし…
敵に対話とか言うなら人間同士ももうちょっとしっかり話し合って欲しい。
{/netabare}

子ども達は皆好きだったのに残念な所が多すぎました。
好きな人にはごめんなさいなんですけど、大人さえ出しゃばらなければ、と思わずにはいられませんでした。
(2019.7.22)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

67.5 32 2018年冬(1月~3月)アニメランキング32位
ポプテピピック(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (723)
2450人が棚に入れました
ウェブコミック配信サイト「まんがライフWIN」で掲載された大川ぶくぶの4コマ漫画をアニメ化!
背が低い14歳の女の子・ポプ子と、背が高い14歳の女の子・ピピ美が、シュールでカオスな日々を繰り広げる。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、江原正士、悠木碧、古川登志夫、小松未可子、中尾隆聖、日笠陽子、玄田哲章、金田朋子、中村悠一、三瓶由布子、下野紘、こおろぎさとみ、森久保祥太郎、諸星すみれ、小野坂昌也、中村繪里子、斉藤壮馬、徳井青空、小山力也、水樹奈々、郷田ほづみ、小山茉美、速水奨、日髙のり子、大塚芳忠、竹達彩奈、千葉繁、上坂すみれ、若本規夫、佐藤聡美、神谷明、小林ゆう、杉田智和、名塚佳織、梶裕貴、矢島晶子、鳥海浩輔、田所あずさ、浪川大輔、今井麻美、石川界人、三森すずこ、高木渉、能登麻美子、銀河万丈、三石琴乃、中田譲治

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ポプテピピックは時代の徒花なのか?

2018年冬。話題をかっさらった4コマ漫画原作のアニメ。
というか、これをアニメと呼んでいいのかすら怪しい。

■さてはアンチだなオメー
まず最初に僕がこのアニメで失敗だったと思うところを挙げると、
声優を変えて同じものを2回繰り返す「再放送」という仕組みだ。
この再放送は当初WEB配信のみの15分アニメの予定だったものを
「やっぱりテレビ放映もやりたいな」と色気を出してほとんど無理矢理
30分枠にするための苦肉の策ともいえるもの。
大御所声優を惜しみなくキャスティングする出血大サービスで
話題にはなったけど、僕はこの再放送システムがあまり好きではなかった。
ギャグ作品最大の懸念は「飽きられる」ことだとよく言われる。
2回繰り返すことで飽きやすくなってしまうし、
元々あった何をしでかすか分からないワクワク感が、
ネタがフォーマット化されることでしぼんでしまったように感じたのだ。
3ケ月視聴者を飽きさせなければ勝ちなのに、賞味期限を縮める自殺行為をやってどーする!
実際6話くらいでマンネリ化してきたように思う。後半は流し見するようになった。
あと、「やっぱ新人声優はだめだわーベテラン声優でないと―」
みたいなコメントが僕はキライなのだよ!

■いっぱいちゅき
まぁそんな感じでブツクサ文句言いながら見てたポプテピピックだけど、
最終回を見終わるとなんだか寂しくなった。
「ハァーしょーもな」と思ってたボブネミミッミすら、来週はもう見れないことが寂しい。
・・・これはもう認めるしかなさそうだ。
僕は本当はこのアニメ(?)が「いっぱいちゅき」だったのだと。
それにずらっと並んだあにこれの低評価を見ると、
逆にこのアニメを真面目に擁護しようかなという気になってきた。

ポプテピピックの作風はシュール、前衛的と言われる。
ポップアートとの関連性を指摘する評まである。
でも僕はこれは決して新しいものではなくて、
日陰でずっとやってきたものを表に出しただけだと思う。
ポプテピピックは原作の4コマをアニメにしたものは1コーナーにすぎなくて、
それ以外の枠はクリエイターがポプ美とピピ美のキャラクターを使って
自由に作った映像作品、つまり二次創作で埋められている。
彼らにとってポプ美とピピ美は「素材」でしかない。
二次創作はサブカルチャーが初期からずっと続けてきたことで
オタクと呼ばれる人々はそれを受容し消費続けてきた。
70年代のコミケもパロディ漫画ばっかりだったらしい。
むしろ二次創作はオタク文化の花形だといえる。
ゲーム、アニメ、マンガ、ネットの内輪パロディネタばっかりでつまらない
と言われても「何を今更・・・」という感がある。

ポプテピピックのキャッチフレーズに「インターネットの負の遺産」というものがある。
ポプテピピックの作品群はインターネットの初期に流行したFlashムービーととても良く似ている。
そこらで集めた素材を意味なく繋ぎ合わせてジャンクな動画を作って皆で面白がったもんです。
ポプテ名物のファックサインの元ネタはHattenの手でしょ?
あんな訳の分からないものがどうして流行ったのかは今だに謎。
でもあの頃のは2ちゃん(現5ちゃんねる)がネットの中心で
毎日誰かが何か面白いものを見つけては騒ぐ雰囲気が僕は好きだった。
社会人になってからはすっかりご無沙汰だけど、ポプテピピックを見ていると
「昔遊んでたオモチャが棚から出てきたような懐かしさ」
を感じたんだよね。
面白い・面白くないだけでは割り切れないものが自分の中にある。
こういうもので「お祭りワッショイ」するのも僕は嫌いじゃないよ!

■あーそーいうことね完全に理解した
ポプテピピックの嫌われる要素として、世の中を馬鹿にしているようなシニシズムがある。
ポプ美とピピ美のファックサインがその典型だ。
これは一体誰に向けられたものなのだろう?
見ている自分に向けられているように感じたら不愉快極まりない作品になる。

一方、ポプテピピックは漫画も「クソ4コマ」、アニメも「クソアニメ」と
「クソ」であることを自らアピールする。
この「自称クソ」は作品への批判に対して最強の盾となる。
「はいはいどうせクソですよ」「ネタにマジレスwww」「宣伝乙」といった具合に。
アンチからするともはや無視するのが一番という憎たらしい限りの状況だが、
「クソ」と自称する裏には「自分たちは日陰者である」という意識があるのは明らかだ。

僕はポプ美とピピ美のファックサインは自分たちサブカルチャーを嗜む人達=オタク
を日陰へと追いやった者たちに向けたものだと思っている。
つまりマスメディア、ネット民がよく言うマスゴミだ。
実は「オタクは社交性がなく眼鏡をかけた不細工・肥満の集まり、性犯罪者予備軍」
みたいな偏見はマスコミが1989年のとある事件をきっかけに広めたものなのである。
この風潮はいまだに消えない。
犯罪者がサブカル趣味を持っていたことが分かるとマスコミに報道されて
好奇の目に晒されることは今もある。
ポプテピピックを批判される方も、あのファックサインには
積年の恨みが込められているということは知っておいた方が良いと思う。

インターネットは僕たちに様々なものをもたらした。そのひとつが「情報の民主化」だろう。
ご存知の通りネットメディアはマスメディアが大・大・大嫌いで徹底的に争っている。
ポプ美とピピ美はある意味で自由の象徴であり、ネットメディアのマスコットなのかもしれない。

このアニメは「俺たちは自由なんだあああああああ!」と叫んでネット回線、
一部はUHFの電波にも乗っけて流しているようなものかもしれない。
馬鹿である。もう少し大人になれよ、と思わなくもない。が・・・・
社会の歯車になって「つまらない大人」になってしまった者として
彼らを「うらやましい」と思う気持ちがある。皆さんもないですか?
最終回、色々言われているけれども最後に好き放題やってくれて僕は嬉しかった。

ポプテピピックはネット配信メイン、出資はキングレコードだけと制作形式自体が異例づくめだった。
制作委員会なんて古臭い業界の慣例に従いたくない、表現規制なんてくだらない。
そう思っていてもなかなか実行できるもんじゃない。
広告費に大金使わなくてもどうせネットで盛り上がるだろうという読みも的中。
彼らは馬鹿なだけではなく、とてもしたたかだった。

「出過ぎた杭は打たれない」

まとまりのないレビューでしたが、この言葉を彼らに捧げて終わります。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 43

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ある日の出来事・・・

原作未読。最終話まで視聴。

【ある日の出来事】
仕事で外回り。
車の運転中。
信号待ちしていたら、駐車場から車道に出たそうな車が・・・。
「どうぞ」
自分の車の前に入れてあげる私。すると・・・。

前の車のリアウインドウから、かなり大きめの『ピピ美のぬいぐるみ』がこちらを見ている!
『プッ!』
思わず吹き出してしまった私。

その日は1日、ニヤニヤが止まりませんでした(笑)
キャラの評価に『中毒性』が含まれるのであれば高評価です(笑)

【これはアニメですか?】
この作品は、本当に”アニメ”なんでしょうか?
物語は文句なしの『1.0』評価です(笑)

【超豪華声優陣】
だけど、声優陣は豪華だった。
声優さんはとても楽しそうに演じておられたような印象です。
声優マニアの方は、そういう意味では、楽しめる作品なのかも知れない。

【作画も悪くなかった】
意図的に崩した作画以外は、良かったと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 43

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

罵倒、雑言が誉め言葉になってしまう摩訶不思議な作品

【2話まで】
原作はちらっと見て、そっと閉じました…

昨年の今ごろけもフレがネット上を賑わしましたが、今年はこれでしょうね…

まぁ、まともにアニメを見ようと思って見る作品ではないですね。意味不明、声優の無駄遣い、テキトーな作画(と思ったらスゴいのもある)、とにかく酷い演出(と思ったらスゴいと思わせるものもある)。ギャグでも、ナンセンスでも、シュールでもない。そう、これは「クソアニメ」という分野なのだろう。

どんな暴言、罵倒、批判にさらされても良いのだと思う。だって、それを前提で作っているのだろうし。だから、どんな言葉も誉め言葉。そう、これは「クソアニメ」なのだから。

【最終回を終えて】
最終回で覇権、覇権と騒いでましたが、ある意味今期の覇権なんでしょうかね。ニコ動で全話100万再生の記録達成した訳ですし、話題だけなら2018冬アニメNo.1であることは間違いないと思います。
でも、これはハマる人と「ふーん」と流し目で見る人と極端なのかと思います。もちろん、この作品に内容を求める人は皆無かと思いますが、なかには深く考察してしまう人もいるのだとか…。

「クソアニメ」のわりに、きちんと狙って作っているところが見えるところもあって、なかなかほほえましい。ボブネミミッミみたいに狙いも何もかも崩しまくるところもかえって真面目に作っている感が出てしまうところもこのアニメらしくて良いかもしれません。まぁ「ドロップ、ドロップ」の本編見てみたいですけどね…ポプテ以上のある意味クソアニメになる予感がしますが…。

ただ、3話で飽きた感はあります。再放送にして前半と後半で中の人変える手法が変わることなく続いたのが飽きた原因。中の人を予想したり、中の人の遊びに草を生えさせてみたり、前後半のちょっとした違いなどに気づいてみたり、それを楽しむのがこの作品の醍醐味なんでしょうけど、個人的にはもっとも変化球があってもよかったのではないかと思いました。まぁ、それでもこの作品がクソアニメであることには間違いないです。製作陣はそう呼ばれることに喜んでいるでしょうし。

でも、クソアニメのくせにOP、EDはいい曲なんですよね。そういうところがクソアニメのくせに真面目に作っている感じを出してしまうんだけど…クソアニメくせに。

万人におすすめしません。クソアニメに耐久できる人だけ見てください(笑)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 42

66.0 33 2018年冬(1月~3月)アニメランキング33位
キリングバイツ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (248)
912人が棚に入れました
平凡な大学生・野本裕也(のもとゆうや)は、謎の少女・ヒトミと出会う。ひと気のない廃棄場にて、野本は彼女が獣の姿に変貌し、獅子の怪物と死闘を繰り広げる様を目撃する。彼らの正体は、人類の頭脳と獣の牙を併せ持った「獣闘士(ブルート)」。そしてヒトミは、最強の闘争本能を秘めた獣闘士「蜜獲(ラーテル)」だった。獣闘士たちは、古来より日本経済を支配してきた4大財閥、三門・八菱・角供・石田に抱えられ、その代理人として決闘を行い、覇権を争ってきたのである。そして野本もまたヒトミと出会ったことで、この獣闘士たちの熾烈な戦い「牙闘(キリングバイツ)」に飲み込まれていく──。

声優・キャラクター
雨宮天、羽多野渉、内田真礼、上坂すみれ、赤﨑千夏、潘めぐみ、浅川悠、本田貴子、柴田秀勝

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

俺のコブラキャンぶちこんでやるぜ!!

これはセーフなのかw
爬虫類ち○こだからオッケーかw


原作パラパラと見ましたが、なんだこのつまらない漫画はと思ってた作品のアニメ化。

物凄いB級感漂うけど視聴してるうちに面白くなってしまう。
恐ろしやエロパワーw

前期だと十二大戦の寅ちゃんお尻に惚れたけど…
今期はラーテルちゃん君のお尻に惚れたw

意外と動くバトルとなぜか笑ってしまう濃いキャラが見てて楽しい。

視聴完了
B級アニメのお手本みたいなアニメでした。
作画が京アニだったり、きらら系の「ゆるほわ」なキリングバイツ…見たくないw
作画が少し汚くて、お色気&バトル…これですね。

主人公より上坂すみれさん演じるウサギちゃんが一番目立って可愛くって好きなキャラだった。

最後に2期あるかの様な締め、またするなら見たいです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

MARSランカーが火星や地球の命運をかけずに闇の賭け試合をやってる感じ?(本編と関係ありませんが、オシエちゃんが好きです。)→ 視聴終了、良かった!

第1話を視聴しました。原作は知りません。タイトルの「MARSランカー」はテラフォーマーズから。

まあ、「獣人」ということらしいのでベースが哺乳類以外の人は出てこないかもしれませんけどね。この作品に出てくる獣人はオカルト的な天然ものではなくて、遺伝子改造系の何らかのテクノロジーによるものらしいです。作中では獣闘士(ブルート)と呼ばれています。

賭け試合「牙闘(キリングバイツ)」は(表向きは戦後に解体されたことになっている)大財閥の代理戦争的なものらしいです。主人公(?)の大学生、野本裕也(のもと ゆうや)が行きがかりでこの賭け試合に巻き込まれていくという第1話でした。

裕也が組むことになるヒロイン(?)の宇崎瞳(うざき ひとみ)はラーテル(和名: ミツアナグマ)というメジャー感はないけどわりと獰猛な奴をベースにしたブルートです。

この手の異能バトル作品にありがちなのは「どんなに強そうでも男キャラから死んでいく」展開ですけど、本作ではどうなんですかね(笑)?

2018.3.6追記:
「導け!オシエちゃん!」が密かに気に入っています。本編と関係ない瞳たちとそのクラスメートのオシエちゃんによる日常パートと、それに絡んだ蘊蓄が語られた上で「だが、オシエちゃんは獣人でも何でもない!」の台詞と不遇なオシエちゃんで締める安定のCパート…(笑)。

2018.4.1追記:
最終回まで無事完走。特に期待して観てたわけじゃありませんが、バトルものとしては意外と良かったんじゃないでしょうか。

哺乳類縛りはありませんでした。爬虫類のワニとかコブラとか…。

「バカなバトル作品をやるんだ」という割り切りというか開き直りというか、変に気取ったところのない良作でした。動物の習性に関する蘊蓄とかも、バトルを邪魔しない適度な感じで良かったです。

最終回にも意外性がありましたし、原作の続きが気になるけどきちんと1クールの話はけりをつけたちゃんとした終わり方でした。

多彩な顔芸で楽しませてくれた三門(みつかど)の陽湖(ようこ)も、ありがとうございました(笑)!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

セクシー&バイオレンスなケダモノバトルアニメ

あらすじ

{netabare}この国の政財界を支配する四大財閥。そのパワーバランスは裏で開催される
獣人の戦士「獣闘士(プルート)」同士のバトル「牙闘(キリングバイツ)」で決められて来た。

平凡な男子大学生はしょーもない理由から(←本当にしょーもないw)
牙闘に挑む獣闘士「蜜獾(ラーテル)」に遭遇し、戦いの渦に巻き込まれて行くことになる……。{/netabare}

同名原作コミック(未読)のアニメ化作品。


【物語 3.5点】
本能の赴くままにバトル描写するためのシンプルな構成。


上記の超設定による土台の上で、
序盤の小競り合いを経た後、中盤以降は、各獣人の回想も交えつつ、
ひたすらチームバトルロイヤル大会の描写に徹する。

エロ要素も{netabare}雌と交尾することしか考えていない蛇さんや、
発情フェロモンを撒き散らす猫さんなど、{/netabare}
お下劣な獣人も逐次投入されショーは低俗化。


毎回、波乱が巻き起こったED後には、おまけアニメ「導け!オシエちゃん」が挿入。
ヒロイン・ラーテルと共生関係にある鳥の如き性格を百合妄想として爆裂させ、
混迷に拍車をかける。


このままでは評点は底割れ必至だが、
こんな獣人バトルのために広げたような陰謀論設定の大風呂敷を、
1クール、一大会で、それなりに畳んでみせ、
意外と着地は決まっている。


【作画 3.5点】
ハミ尻美女獣人が躍動ということで、どーしても尻にばかり目が行ってしまいますがw
肉体描写は体幹を中心にまずまず。

その上で各ケダモノの特徴を再現した技の応酬など、
部位欠損も辞さないグロ表現も交えて
描写されるバトル作画は中々刺激的(あとはエロもw)


【キャラ 3.5点】
男子主人公は典型的な意志薄弱の流され体質。

ですが、これは獣人アニメ。人間主人公の影が薄くて何が悪い?
とばかりに開き直り、イライラは通り越すためか、
不思議とストレスは感じませんでした。


各獣人の性格&バトル設定を補強するケダモノイラスト解説は、
やや誇張やこじつけを疑わせる内容もあるもののw
ギャグ含みの煽りと割り切れば、盛り上がることも可能。

ヒロイン獣人・宇崎瞳の元ネタが小型食肉類のラーテルというのは変化球だが、
ドン引きする位の不屈の闘志など、
バトルの王道にマイナーなケダモノのしつこい性格がマッチ。


百獣集結の中、私のお気に入りはラビこと稲葉 初(うい)。
脱兎の如く逃げることと、穴を掘ること以外は、ほぼ戦闘力ゼロのウサギさんが、
凄惨な獣人バトルロイヤルに投入される悲劇は、癒やしももたらす一服の清涼剤でした。
(最後の{netabare}適者生存のオチも読み通りでしたが笑えました。
俺、あの会場にいたら多分ラビにベットするので一人勝ち確定ですw{/netabare})


【声優 4.0点】
全体的にテンション高め。

ヒロイン・宇崎瞳(ラーテル)役は雨宮 天さん。
「牙が鋭い方が勝つ!」(←毎回、決め台詞が強引w)と吠える勇ましい獣人ヒロインボイスに燃えるか、
男子主人公を「殺すぞ!」とパシリにするオラオラボイスに調教されるか、
反転、祠堂さんに手懐けられて頭をナデナデされる甘えボイスに萌えるか、
どれでも、お好きな方をお選び下さい。


ライバル・三門財閥を率いる令嬢・陽湖を演じた潘 めぐみさん。
形成有利の時は上から目線で勝ち誇り、不利の時は狼狽え、絶望する、
起伏の激しい明快なボイスでショーアップに寄与。
(最後は、{netabare}エロ的な意味でケダモノの餌食に……{/netabare})


ナレーション役の諏訪部 順一さんは獣人解説等で、
CV.篠崎 舞さんは司会進行役&次回予告で会場過熱に貢献。


私のツボ:毎回おまけアニメにて「オシエちゃんは獣人でも何でもない!」
のナレーションで締めるグタグタな幕引き。


【音楽 4.0点】
劇伴はロック中心で押しまくり熱戦を煽る。

OPのfripSide「killing bites」も今回はロック寄りのアレンジで闘争本能を追求。

EDもロックバンド・キツネツキの「ケダモノダモノ」
“あのコはどっから見ても ケダモノだもの”
ED映像……どっから見ても、美女のセクシーボディでした。
ありがとうございましたw


【感想】
ケモノで萌えだのフレンズだのも結構だけど、
たまには野生の本能剥き出しで、しばき合う(絡まり合う)やつが観たい!
などと欲望の赴くままに視聴したので満足度は高め。

ケモノアニメも近年は、ケモ耳からガチの獣人まで、癒やしからバイオレンスまで、
テーマなしのノンストレスな内容から、獣の設定を社会風刺に用いた重厚な内容まで、
幅広いラインナップで、気分に応じて視聴選択できて、
ケモナーにとっては幸せな時代ですね。

ロボットアニメにもソースを少し分けて欲しい位ですw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 25

65.3 34 2018年冬(1月~3月)アニメランキング34位
オーバーロード ちびキャラアニメ「ぷれぷれぷれあです2」(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (57)
325人が棚に入れました
TVアニメ「オーバーロードⅡ」の放送開始に合わせて、ちびキャラアニメ「ぷれぷれぷれあです」も待望の続編がスタート!

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

株式会社ナザリック

全13話 ショートアニメ

1は観なくても大丈夫だと思います。

オーバーロードに出てくるアインズと部下たちが、ちびキャラになってコミカルに描いた作品です。

今回は、主人公アインズが社長になって会社の中を見回る(探索する)お話となっています。

殺伐とした本編を観た後に観ると中和されるかもしれませんねw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 20

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

株式会社ナザリックの日常

アインズ様と戦闘メイドプレアデスの面々、階層守護者がちびキャラになって織り成すショートコメディ。

今回の設定は株式会社ナザリック!?
一体何の会社なんだ?

本編とは全く関係のないショートコメディです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

65.0 35 2018年冬(1月~3月)アニメランキング35位
Fate/EXTRA Last Encore(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (261)
1236人が棚に入れました
これは輝かしいEncore

最下層から第六層までの戦いを経て、多くの決断を乗り越え上がってきた岸浪ハクノとセイバー。
目覚めた『誰か』は死の総体である自分自身を認め、新しい『誰か』として戦う決意を新たにする。
だがすべてはとうに過ぎ去った過去。勝利の結末を得る機会は永遠に失われた。
その胸に宿した希望は、果たして熾天の檻に届くのか―――。

聖杯戦争の終わり。最後に語られるべき月の断片、ここに 終幕 フィナーレ。


声優・キャラクター
阿部敦、丹下桜、鳥海浩輔、高乃麗、野中藍、安井邦彦

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

第3階層: 「劇団イヌカレー空間」発生中!(困ったときのイヌカレー?)→ 喝采せよ、赤セイバーを!

敢えてストーリーには触れないスタイル(笑)。
赤セイバー:「うむ、この劇団イヌカレー空間を存分に楽しむが良い!」

第6話から第3階層に入っていて、階層のデザインに関与しているらしいという話でしたが第6、7話はもはや紛う事無き「劇団イヌカレー空間」。

まどマギでの魔女との戦闘場面を懐かしむ向きには、ぜひご試聴をお勧めします。

2018.4.2追記:
第10話:「いつから Fate/EXTRA Last Encore が2018年冬アニメだと錯覚していた?」……というわけで続きは7月から放送されるらしいです。

一応区切りなのかもしれないけど、ここまでで終わっちゃうとストーリー的には山らしい山はなかったなあ…。

とりあえずこの作品に作画がどうこうツッコむのはあまり意味はなさそうな気がしてきました。一応評価は付けておきますけど本当の意味での評価は7月以降の続編次第ですかね?

2018.7.26追記:
第10話までで止まっていた『Fate/EXTRA Last Encore』ですが、第11話以降の放送が7/29(日)に決定しました。詳しくは公式サイトの「ON AIR」を確認してください。

ちなみにTokyoMXでは19:00~21:00でまとめて放送ということになるようです。

2018.8.11追記:
観終わって、更新漏れ。マスターのハクノくんが主人公だとして「サーヴァントの赤セイバーはヒロイン」といって差し支えないほど、画面からはラブの波動を感じた気がする。「仲良いな、お前ら!」っていう感じでした。いや、直接それに類する行動はないんだけれども…。

赤セイバーカワイイですね。
赤セイバー:「うむ。もっと余を褒めても良いのじゃぞ?」

投稿 : 2024/12/14
♥ : 36
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ニヒリストの末裔

TYPE-MOON原作、シャフト制作。

シリーズが持つ伝奇・ホラー的傾向から、
電脳世界で繰り広げられる聖杯戦争といった趣で、
大胆な解釈以上にやや苦しいシナリオである。

SF的世界観とFateとは相性が悪い。
{netabare}物語への没入がなかなかに難しく、
主題にしてもどこまで共感が持てるのか、
これは虚無の果てにある光景でしょう。{/netabare}
物資は乏しく環境が汚染された未来が舞台であり、
ゲームの設定をベースにしつつも、
アニメ版独自の物語が展開されているそうだ。

異世界の情景はデザイン性が高く、
ここはシャフトの面目躍如といった印象。
主題歌は優れた楽曲だと思います。

ニヒリストの末裔による死の舞踏会、
人類史の汚点とは人類そのものであろうか。
私たちはそれでも贖わなければならない、
生命倫理と虚無との戦いの果てにあるもの。

Fateでなければ、
きっともう少し評価は良いと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 35

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

赤セイバーの物語

一風変わったFateです。
言うなれば、
シャフトFate
電脳Fate
幻想Fate
と言ったところかな。

時は1000年後。
所は不思議な塔。
登場人物はしゃべるしゃべる。
にもかかわらず、ストーリーはわからない。
凜の存在が心を現実に戻してくれている以外、虚空を漂っている感じです。

まあ、そんなこんなことは置いといて、このアニメは赤セイバーでしょう。
エロ赤ドレスを身にまとい、宙を舞うセイバー。
真紅の大太刀を振るう眩いばかりの金髪。
戦闘時の眼は何かを悟ったような自信に満ち溢れる。
と思ったらいたずらっこ的な純な眼差し。
声だって甘く愛くるしいじゃありませんか。
このアニメ、超カッコイイ赤セイバーを愛でるだけで十二分です。

それにしても、全裸にひるまないセイバーは何と清々しい。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 20

64.8 36 2018年冬(1月~3月)アニメランキング36位
続 刀剣乱舞-花丸-(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (66)
313人が棚に入れました
詳細不明。

声優・キャラクター
増田俊樹、市来光弘

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

新たな日々も、"笑顔"とともに…!!

「とある本丸における刀剣男士たちの花丸な日々」が帰ってきてくれました。
タイトルから分かる通り、本作品は2016年の秋アニメとして放送された「刀剣乱舞-花丸-」の続編に位置する作品です。
物語は1話ずつ単発的な構成となっているので、物語としての繋がりはそんなに強くはありません。

ですが、これまで制作された2つの作品を視聴してからこの作品を見ると、馴染みのある顔がチラホラしているので、物語の繋がりは希薄でも登場するキャラは被っているので、より深くこの作品を楽しめると思います。

この作品自体が続編という位置付けであるにも関わらず、過去作が2作というのは単純に計算が合いません。
それもそのはず…刀剣乱舞には静と動を司る相対する作品が制作されているからです。

花丸を冠名とする前作「刀剣乱舞-花丸-」と本作「続 刀剣乱舞-花丸-」を日常ゆるふわ系の「静」とすると、相対する「動」の位置付けは2017年に放送された「活撃 刀剣乱舞」です。

刀剣男子の役目は、過去に遡って歴史の改変を目論む時間遡行軍の悪行を食い止め、本来あるべき歴史を守ることです。
時間遡行軍の戦闘力は正直半端ありません。
何故なら彼らは歴史の改変に命を懸けていますから…

だから刀剣男子と歴史遡行軍との争いは熾烈を極めています。
いつ自身の刀身が折れてもおかしくない様な戦いが連続するのですから…
その熾烈な争いをそのまま映像化したのが「活撃 刀剣乱舞」なんです。

そんな刀剣男子の束の間の休息の場…それを映像化したのが花丸シリーズなんです。
どんな戦士にも休息は必要ですから、この作風の軸である「日常ゆるふわ」は彼らにとって必要不可欠な時間と場所なんだと思います。

刀剣男子は、自身が刀剣であった頃に仕えた主の記憶を持って擬人化しています。
今の主に忠誠を誓ってはいるものの、自身に刻み込まれた刀剣であった頃の主を忘れること…無かったことには決してできません。
それ故に伴う苦しみをイケメン男子の日常にうまく溶け込ませていたのが花丸1期でした。

そして同じ花丸シリーズの本作…
自分の生い立ちや境遇に関する展開はゼロではありませんでしたが、今回はより日常に軸足を置いた作品に仕上がっていたと思います。

一番感じた変化点…
それは1期で主役級キャラだった大和守安定が旅に出てしまい、初期メンバーだった加州清光が刀剣男子の居場所である本丸で次々登場する刀剣男子のお世話係として奮闘する様が主軸に置かれている点です。

大和守安定と加州清光といえば、どちらもかつて新選組の沖田総司…
同じ主を二人で支え続けた間柄なんです。
だから彼らにとって一緒にいるのは空気を吸うことの様に当たり前のこと…
その片翼が旅立ってしまったんです。

残された側が感じる必然は不安と焦り…
新たな刀剣男子が続々増え続ける本丸のお世話係は、地味ですが重責な役目です。
本丸での経験が豊富な加州清光が抜擢されても不思議ではありません。

でもお世話係を担うということは…それだけ戦闘の機会が減ってしまうこと…
戦闘の機会が減るということは、己の力量を見定められないということ…
彼らは刀剣…だから彼らの本分は戦うこと…
数々の戦闘を通して実力の向上が如実に感じられる仲間たち…
そんな仲間の中に居ると…自分だけ取り残される不安感に蝕まれても仕方ありません。

そして加州清光が最も怖いのは…きっと大和守安定に置いていかれること…
ふと気付いた時、同じ主を守った同胞は手の届かないところに…それを思うと焦りだって感じると思います。

そんな加州清光の気持ち…主が気付いていない筈は無いと思います。
万感の思いを抱えながら物語はどの様に舵を切っていくのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は毎回小技・大技含めてコロコロ変わっていたので、ここでの紹介は割愛します。

1クール12話の物語でした。
女子向けの作品ですが、私でも総じて面白いと感じることができました。
イケメンが織りなす日常ゆるふわ系の作品がお好きな方にはお勧めできる作品だと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

64.0 37 2018年冬(1月~3月)アニメランキング37位
ダメプリ ANIME CARAVAN(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (60)
258人が棚に入れました
弱小国家「イナコ」の姫であるアニは、武力国家「ミリドニア」と宗教国家「セレンファーレン」との和平条約のため、調印式の会場であるセレンファーレンを訪れていた。
式の会場に通されたアニが出会ったのは、女の子と見間違うくらい可憐な、セレンファーレンの皇太子リュゼ。物腰穏やかな彼だが、話してみるとなんだかちぐはぐな会話に。
戸惑いを隠せないアニを、今度は爆発音がおそう。
轟音を立てて吹き飛んだ扉から現れたのは、さらにおかしな王子たちで…!?

声優・キャラクター
矢作紗友里、石川界人、梅原裕一郎、斉藤壮馬、木村良平、前野智昭、武内駿輔、竹本英史、齋藤彩夏

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

コメディタッチの乙女ゲー原作アニメ ベタ惚れ!愛しい!メロメロ!アンタだけ!

原作 NHN PlayArt 監督 星野真 構成 小林成朗 制作 スタジオ フラッド

女性向け恋愛ゲーム(通称乙女ゲー)のソシャゲ版が原作。

イナコ国の王女アニ・イナコ(名前変更可能)が主人公で、
この国は超弱小国家で父親は村長レベルの肉体労働者。
両親がサリーちゃんのパパママに似ているキャラデザはグッド。

ミリドニア国は武力国家で貧富の差が激しい。
セレンファーレン国は宗教国家で歴史が長い。

ゲーム上ではこの二大国家を舞台に、アニ・イナコがダメ王子達を攻略するらしいです。

主人公CV矢作紗友里は恋愛ゲームの主人公と言うことで、
女性ゲーマーと同一化するため、顔は非常に美人で胸が表現されずスタイルは良いがフェロモンは無い。
まあ、男性向けエロゲー主人公と同様です。

今期2018年度のアニメレベルの上昇に伴い、このジャンルも作画構成など高レベルで、
良くできた作品になると思います。
物語はオリジナルなのか原作ルートに合わせるのかは分かりません。

過去作で結構女性に人気があるエロゲーアニメがありましたので、
この手の乙女ゲーも出来次第によっては性別不問で楽しめる時代にはなっていくと思います。

4話まで一気に視聴して私は楽しめましたが、肝心の女性視聴者は楽しんでいるのでしょうか?
女性向けにしては明るすぎて屈折した部分が無さすぎのような気もしますが、
多分、一つの実験作ではあると思いました。
恋愛未満の若い女性に受けそうな作品のような気もしますが、
男性的偏見かも知れないので分かりません。

4話まで観たので多分最後まで見ると思います。
王子様が素敵で華やいだ気分になれる作品だと思います。

まあ、去年やってた戦国物よりは主人公が美人で王子様が面白くて観やすいです。

とうとう完走しました。
ダメプリ「俺様」の自分探しの旅に笑いました。
男性キャラに嫌味が無いと言うか、豪華なコメディキャラなので、
男性が見た方が楽しめるかも?
逆ハーレム風立ち位置の王女アニ・イナコですが、空気キャラでした。
普通にギャグを楽しむのであれば万人にお勧め可能な明るい王子様アニメ。
アニメで鬱な思いをしたくない女性にもお勧めの良作でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

シリアスとギャグがなかなか絶妙

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:そんなに悪くないよ。ダメなプリンス。最初歌プリの亜種かと思ったがそうではないようです。ギャグです。
期待度:★★★

シリアス部分はまぁ、いたって凡庸。ただ、その合間合間のギャグパート(特にイナコの姫)がいちいち面白。

世間知らずの王子様が成長する姿や、その成長に一躍買っている姫とそのツッコミ。

あほくさいけど娯楽としてなかなかいい部類だと思った。


おすすめ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 13
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アニ姫の可愛さとストーリーでとても楽しめた

2018年冬アニメ。全12話。
原作は乙女系アプリゲーム。未プレイです。
途中から後追いで見たんですが、アイキャッチと次回予告がギャグ全開で毎週楽しみでしたw


普段見ないジャンルですが基本ギャグで楽しいお話が多く、明るい雰囲気で楽しかったです。ダメ王子達の成長物語として見ても面白いのが良いですね。中盤は一話完結回が多めでしたが、序盤・終盤にストーリーがあるのもとても見やすかったです。
乙女系ではありますが、アニ姫の可愛さと王子達のダメっぷりの面白さで男女関係なく楽しめると思います。

声優さんは合っていましたし演技力も申し分なく、特にナレク役の石川界人さんはギャグとシリアスのギャップが良かったです。私があまり見たことのないタイプの配役が多くてその点でも楽しませてもらいました。
音楽はシンプルでレトロなゲーム音楽のようで、コミカルな雰囲気に合っていました。DAIGOさんが歌うOPが結構好き。EDは男性メインキャラ2人~3人で歌うキャラクターソングなのですが、慣れなくて正直笑ってしまった…ゴメンナサイw
作画・演出はアクションシーンをなかなか頑張っていて楽しく観られました。


{netabare}
アニ姫とグリまるがとても可愛かった!
アニが常識人でツッコミ役で親近感湧きますし、王子達に好かれる理由も納得のしっかり者なので応援したくなりました。完全に逆ハーレムなのに全く誰にもなびかない朴念仁ぶりw

王子達も個性的で憎めないキャラクターで、ダメ王子同士の人間関係の掘り下げもあったりで恋愛要素以外でも見所があり和みました。ナレクの成長、リュゼとメアの兄弟仲の良さ、ヴィーノの面倒見の良さ、テオの周りの人への献身など、良い人達なんだなと思う描写が多かったですね。
王族と国民の交流の描写がギャグでしたが少なくなく、自国への思いもそれぞれに描かれたのも良かったと思います。

まさか終盤でイナコの危機になるとは思わなかったなあ。他の王子達もですが、誰よりナレクが格好良い。そう思えたということは、この作品大成功なんですよね。
アニとダメ王子たちとのこれまで築いてきた関係が活きていたこと、王子達の成長がしっかり描かれていたことがとても良かったと思います。最序盤からキナ臭い展開に発展する伏線もありましたし。
2期があると嬉しいかも。クロムとリオットはどう関わるんでしょうね。{/netabare}


どのキャラにも愛着が湧き、ストーリーも最後まで面白かったです。
乙女ゲー原作としては広い年齢・性別の人が楽しめる作品だと思います。(2018.4.2)



【乙女系についてちょっと思ったこと】
今まで幾つか乙女系は見てるのですけど、ダメプリの良さが最近改めて感じられたので。お暇ならどうぞ。
{netabare}
まず乙女系を見てて感じる問題点について少し。

まずヒロインが八方美人な印象になりやすいこと。
恋愛シミュレーション原作だとアニメで固定したカップリングを推すわけには行かないので当然なんですけど、誰にでも好かれるキャラというのは個性付けがしにくく、魅力に乏しくなりがち。ハーレムものなどの男性向けでも言えますけど、誰にも優しく愛されるというのは、煮え切らなくて八方美人にも見えてしまう。女性キャラでも男性キャラでも個人的には印象良くないです。
二つ目は特定の人間関係を深く掘り下げるのは難しいこと。
ヒロインが男性キャラクター全員と等しくフラグを立てるとなると、逆にどれも淡白になり、私は感情移入先が無くて嵌まり込めません。これもギャルゲー原作のアニメにも共通の問題点ですけど…。
三つ目はゲーム原作のアニメ全般に言えることですが、どうしても詰め込み気味になったり説明不足になること。
(あとは個人的な好みですけど、イケメンばっかりで個性付けがお約束な作品は魅力的には感じません。女性向けの綺麗なキャラデザがそもそも好きじゃなくて…)


ダメプリはどうかというと、視聴した人には説明不要だと思うんですがほぼクリアしてるんですよ。
アニ姫は働き者・しっかり者・ツッコミ役でしっかり個性付けされていて、ダメ王子たちも欠点と美点がはっきりしています。
ストーリーもギャグを強化したオリジナルが多かったようで、尺配分は自由度が高かったように感じます。
キャラクターの掘り下げについては、アニとだけでなくダメ王子同士の関係の変化で、深さではなく広がりを持たせています。これは良い方法だと思うので他の乙女系作品でもやって欲しい。
キャラデザについては、アニメ版は繊細な原作絵よりも線が少なくはっきりした雰囲気になってます。私はアニメの絵柄結構好き。アニとグリまるがすごく可愛い。もちろん原作も可愛いんですけどw

…という感じでした。
今後乙女系を見る機会は…あるかどうかわかりませんがw
気になる作品があれば偏見持たずにまた挑戦してみようかと思っています。{/netabare}(2018.6.28)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

63.4 38 2018年冬(1月~3月)アニメランキング38位
伊藤潤二「コレクション」(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (140)
452人が棚に入れました
『伊藤潤二傑作集』『魔の断片』を原作とする。
『伊藤潤二傑作集』は、『富江』『双一の勝手な呪い』『フランケンシュタイン』など、伊藤さんの人気作を全11巻に収録した作品集。
『魔の断片』は、「Nemuki+」に掲載された読み切り『解剖ちゃん』『黒い鳥』など、全8作品を収録。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、下野紘、名塚佳織、緑川光、小山茉美、末柄里恵

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ありのまま起こったことを話すぜ ホラーアニメ見てると思ってたらいつの間にかギャグアニメを見ていた

なにを言ってるかわからねーと思うが俺にも分からねー。

世界の巨匠伊藤潤二氏のホラーコレクション集。

ホラーとは書いたが厳密に言えばホラーっぽい何かだと思う。
その何かが高度なギャグであることに気付くのに少々の時間を要するのだがそれはまた後ほど。

少なくともホラーと聞いて期待されるであろう恐怖感とかそういうのとは少しばかり縁遠い。

ただ雰囲気は妙におどろおどろしく悪く言えば気持ち悪い。
伊藤氏の絵柄は本来もっと気味が悪いと思うんだがこのアニメに関しては少しばかりそういうのが緩和されてる印象を受ける。
もっと忠実に気味悪く出来たはずである。

ともあれその抜群の気味の悪さ故にどうしてもホラー的ななにかを期待させてしまうんだがどういうわけかアニメで見ると絵柄 演技 見せ方 そのすべてが我々を恐怖より笑いに誘(いざな)ってしまうのだ。

シュールな笑いていうのかね こういうの。

怖いと思った回数より笑った回数のが間違いなく多いと思う。

そういう意味では下手な狙ったギャグアニメより笑えたぶん秀逸なギャグアニメであるとも言える。

笑わせようとする意図は無いのだと思うのだがそういうのに限って笑えてしまう。
そんな経験おそらく誰もがあることだろう。

繰り返すが雰囲気は実に素晴らしいのだ。
だからこそなんだかんだでラストが気になり見入ってしまう。

だが困ったことに物語のオチがよく分からん回もちらほら存在する。

例えばある不気味な存在がいたとしてソレがいったいなんであるのかとかいう説明が放棄されてるため不気味な話ではあったが結局なんだったんだ?て感じになってしまう回も少なくは無い。

知ってる人がどれだけいるかは知らないがホラー短編集「新耳袋」とかもそんな感じだった。
タイプ的には似たようなもんだろう。

そういう細かいとこを気にしたらダメなのかもしれないが気になるんだから仕方ない。
なんともすっきりしないこの気持ちをどうしろと言うのだろうか。

尚、オチの無い回の多い作品ではあるがたまに当たり回が紛れてるのがまた心憎い。

宝クジに当たるよりはるかに当たり回の確率は高いぶん随分良心的である。

不気味というだけでなくどこかシンミリとさせてくれるような秀逸な回も存在する。

個人的なお勧めだが「緩やかな別れ」と「案山子(かかし)」のラストは中々印象に残るものだった。

あんざんことか読んじゃうお茶目な人もいたらアレなんで念のため。

絵柄のせいなのかこれまた余り人気の無い作品のようだが回の出来自体は確かにピンキリではあるが惹き込まれるモノがあるのも確かであり間違いなく見て損はないであろう。

いや多分。

絵柄で敬遠するという行為はそれだけで人生の0.何%かは損していると言える。
絵柄が最優先されるのは薄い本だけで充分なのだと私は思う。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

気持ち悪いけれど、かなり笑えるホラー作品

ホラー漫画を原作として、毎回2つのエピソードで構成されるオムニバス形式の作品。全12話で計24のエピソードが描かれています。
内容的には、不気味だったり、不思議だったり、あるいはかなり気持ちの悪い物語が多く描かれていますが、どの話も発想が面白かったので、最後まで飽きることなく、とても楽しめました。ただ、ホラー作品として、観ていて怖かったかというと正直微妙なところ。作品の中で起きることがあまりにも現実離れしているためか、全体的にシュールな空気が漂っており、また、毎回の話のオチも、「え?これで終わり!?」みたいな唐突さがあって、なんだか笑ってしまうことが多かったです。
個人的に特に印象に残っているエピソードは、第2話Aパート「ファッションモデル」と第10話Aパート「グリセリド」で、前者のキャラはとんでもなく強烈でしたし、後者の内容の気持ち悪さは尋常ではなかったです。
声は、毎回なかなか豪華な声優を起用していて普通に良かったです。作画は、それほどリアルな系統の絵柄ではないので、グロいものが得意ではない自分でも意外と平気でした。全体的に独特な雰囲気や味があって悪くなかったと思います。また、EDの映像は、毎週その回の内容に合わせて変えていましたが、遊び心が感じられて楽しかったです。
最後まで観終わって振り返ると、24のエピソードの中で全く面白くないという話はなかったようで、どの回も平均して楽しめました。いちおうホラーというジャンルなので、意図したものかどうかはわかりませんが、笑ってしまうような場面も非常に多くあり、シュールコメディとして、とても出来の良い作品だったように思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 12

九会 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

気持ち悪さと声優さんの演じ分けを味わえる作品

ホラー漫画原作の作品。夏と言う事でホラーが見たくなって視聴しました。「コレクション」というタイトルからもわかるように傑作選のアニメ化みたいですね。

ここでの評価は低めですが、私はオムニバス形式の作品が好きなので楽しめました。まさに怪異という感じのお話、世にも奇妙な物語でありそうなお話、コメディタッチなお話etc……ホラーにも色々なアプローチの仕方を感じました。低めの評価はホラーというジャンルが何が起きているのか分からなかったり、オチが弱かったりすると何を見せられてるんだ……?ってなりがちですからね。作画というか絵柄も癖強めなのもありますし。
しかしながらいい意味で気持ち悪さにはパワーを感じる作品でした。原作を読んだことがないのでそれと比較は出来ませんが、アニメという媒体でも十分に感じられる作品だったと思います。地獄少女もそうですけど、スタジオディーンは醜くかったり、汚い部分の描写がうまいスタジオな気がします。映像がすごい!という訳では無いですが、毎回違うED映像にもこだわりを感じました。
声優さんに関しては複数役を演じる声優さんもいらっしゃるので演じ分けが楽しめたり、1話限りの声優さんも有名所の声優さんが多かったのでその点も楽しめる作品でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

62.8 39 2018年冬(1月~3月)アニメランキング39位
メルヘン・メドヘン(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (264)
1014人が棚に入れました
「きみのためだけの、
物語を。」

物語が叶える、少女たちの願い。
世界に散らばった物語の原書。

少女たちは「原書」(=メルヘン)と出逢い、
選ばれ、魔法を得てやがて「原書使い」となる。

これは、そんな「原書使い」を目指す
「原書使い見習い」(=メドヘン)の少女たちが、
「原書」と共に自らの物語を紡いでいく

夢と魔法と青春の物語―

松智洋&StoryWorks
× カントクが贈る
魔法少女ファンタジー開幕!

声優・キャラクター
楠木ともり、末柄里恵、Lynn、日高里菜、大津愛理、加隈亜衣、上田麗奈、本渡楓、岡村明美

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

まあまあ面白いのですが、エンジンのかかりが遅くてもったいない…。(2回落としても作画は改善せず。→ 10話で放送打ち切り…?→ 11話&12話制作予定が決まったようです!)

ダッシュエックス文庫からライトノベルが出版されています。既刊3巻で4巻の発売は2018年4月に予定されているようです(原作未読)。

作中の特殊な用語はドイツ語がベースになっているようですね。

童話や昔話など、物語(メルヘン: Märchen)の力を宿した本である「原書」と契約してその力を行使することができる「メドヘン(Mädchen)」達が、チーム戦でトーナメントを戦うバトル物としての大枠があるようです。

通常はメドヘンは代々その血を受け継ぎ、私たちの世界とは別の世界にある魔法学園に通って一人前になるようなのですが、主人公の鍵村葉月(かぎむら はづき)は普通に育った人間であるはずなのに、なぜかシンデレラの原書に選ばれ、契約を結んでしまいクズノハ女子魔法学園に出入りできるようになってしまう、というのが物語の導入でした。

メドヘン達の本来の育成目的も気になるわけですが、それとは別に「ヘクセンナハト(Hexen Nacht)」という各国の魔法学園による対抗試合があり、その試合結果を巡る一つの取り決めなどもあって目下の興味はトーナメントの勝敗の行方となっています。

トーナメントに出場する権利を持つ各国のラインナップが興味深くそこらも含めて面白そうではあるのですが、その状況が見えてくるのに5話くらい使ってしまった感じです。

また人とのコミュニケーションが苦手で、嫌なことがあるとすぐに読書で物語の世界に逃げてしまうという葉月の性格が視聴者を苛立たせることもありそうで、早い段階で見切られてしまっているように思います。

そして、調べてみた感じでは原作でもヘクセンナハトは終わっていない様子なので、アニメをどうやって終わらせるつもりなのかも気になります。

…全話観終わってもカタルシスは得られない気もするけど、どうなんだろう?

2018.3.23追記:
制作が間に合わず(?)、第8話の後で第1、2話を再放送するという悲しい事態が発生。エンドカードだけ変更しても騙されないぞ(笑)!

とういことでようやく第9話を放送。3月中に予定話数は消化できないのが確定的な上に、第9話の作画はかなり悲惨な事態に…。

ただ、(まともなカットを選んだだけかもしれませんが)次回予告を観た限りでは次回は今回よりはましな作画かも…?

残り話数から逆算すると予定話数を放送できればヘクセンナハトは終わるところまで行けるのかもしれませんが、とにかく作画はかなり残念と言わざるを得ませんね。

2018.3.27追記:
Buzz Plus News より。

【緊急事態】作画崩壊アニメ「メルヘン・メドヘン」第10話で打ち切り決定 / やるはずだった11~12話は放送中止
http://buzz-plus.com/article/2018/03/26/maerchen-maedchen-end/
ここ
うへえ、延期ですらなく打ち切りってマジか…。まあ、作画に関してはキャラ表が意味をなさないレベルでおかしかったのは確かですけど。

#訂正追記: 打ち切りは公式情報では否定されているようです。

2018.3.29追記:
第10話: 放送枠的に最終回でした。11、12話については公式には「作るつもりはある」ということでしたが、逆にこれで終わっても「俺たたエンド」として成立しそうなのがかえって不穏…。

わりと面白かったとは思いますけどね。原作読もうかしらん…。(← 円盤を買う気無しの構え。)

2018.5.23追記:
公開方法は観ていながら、11話と12話の制作予定が決まったらしいです。
http://maerchen-anime.com/news/index00840000.html

投稿 : 2024/12/14
♥ : 45

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

クズノハ女子魔法学園にようこそ! ほへ?

2018年放送中のテレビアニメ

原作 MMM 総監督 斎藤久 監督 上田繁 構成 松智洋
制作 フッズエンタテインメント

原案が松という人でなんと去年急逝、イラストはカントクのメディアミックス作品のようです。

妄想ぼっち物語逃避少女「鍵村葉月」が召喚されたのは、
魔法の本「原書」に選ばれたメドヘンたちの女子魔法学園だった。

第一話の魔法学園全裸一周に度肝を抜かれました。
どっかで見たような気もしますが、可愛い系キャラの微エロ魔法少女アニメでいいんでしょうか? 

第三話まで視聴
基本は自宅から高校に通いながら部活と称しての魔法学園なんですね。
お母さんは怖そうできれいだけどコミュニケーションがとりにくいタイプのようですね。
再び、全裸へ。もしかして全裸系魔法少女アニメ?

第四話
なんとお風呂回 もちろん全裸です。
とりあえず悲劇系ではなさそうで、ゆとり美少女の異世界学園冒険物のようです。
戦闘よりも学園生活の描写を重視したほうが楽しそうなんですが、
少年漫画系と言うことで、主人公の力が目覚めて、学園の危機を救うと言う展開は読めます。

この作品、完成のめどが立たないらしいですね。
11、12話の放送がいつになるか分からないとかいうことです。
今期はいいスタートだったのに、まずはメルメドが脱落ですか。

10話まで見たので、視聴終了です。
葉月ちゃんに謝らせて終わりとかスタッフも酷いですねえ。
この作品を売り物にするためには大量の作画修正と、あと2話作らなくてはなりません。
それでも、ありがちすぎる設定と展開では歴史的爆死決定ですが。
キャラデザはもう一工夫あれば内容次第では人気が出たレベルですが、
全てが足りていないです。
全裸かブルマに全力とか分かりやすければマニア向けになったでしょうが。
放送分の作画レベルでは内容が良くても無理な作品でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 40
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

作画崩壊アニメの決定版!2週間も休んだ直後の第9話は必見!これはもはや事件です(笑)

原作未読。今度は本当に最終話まで視聴しました(笑)。
という訳で追記です。

1年以上振りの11話の第一声。
「分からない。覚えていない。嘘じゃない、何一つ覚えていないんだ。」
これは、視聴者にツッコませる為の、制作陣のお遊びでしょうか(笑)?
『ヘクセンナハト』という単語に懐かしさを感じたのは私だけではないはず(笑)。

物語としては、そこそこ面白い作品だったと思います。
ご都合主義は最終話まで健在でしたけどね。

OPのfhanaの曲だけが印象に残る作品でした。

----------------------------------------------------------

10話まで視聴。
一応、11話、12話もあるらしいけど、放送時期未定なんだそうだ。
なので、鑑賞状況は『観終わった』で・・・。
個人的には、このまま『打ち切り』でも良いような気がする。

【はじめに】
本来ならば、最終話まで視聴してからレビューを投稿しようと思っていたのですが・・・。

【感想】
最近では珍しいほどの作画崩壊ぶり。
正直、第1話から作画の悪さは気にはなっていたんだけど・・・。
『作画クオリティ改善のため』2週間も休んで、満を持したはずの第9話が大変なことに!

これはもはや事件ですよ!

第9話に関しては、作画が酷過ぎて、内容が全く入ってこないありさま。

この作品のスタッフは、2週間待っていたファンに対して、どう申し開きをするつもりなんだろう?

流石に、第10話は普通のレベルの作画になってましたけどね。

内容はまずます面白かったと思うけど、「作画崩壊にばかり目が行って、内容が入ってこない」という残念な作品でもある。

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
OPがfhanaなのが良い。
主人公が暗いなぁ・・・。
私の嗜好に合うかな・・・。

【第2話】
OPが第1話と第2話のダイジェストというのは、斬新なのか?

『炭火の遠赤外線効果』のくだりは笑えた。

体操着がブルマって・・・。
第1話の入浴シーンといい、この作品はそっち系なのか?

現実世界から通学する魔法学校なんですね。
というか、現実世界の学校には通わなくてもOKなのかな?

『シンデレラの原書』と契約って何気に凄いらしい雰囲気だけは伝わってきた。
『ヘクセンナハト』かぁ。バトル的な何かかな?

ラストはハンバーガー・デートで友達が二人も出来ました。

【第6話】
今期の作画崩壊枠第1位は決定的か?
服の色でしか判別できない時がある。
遠めの表情は、「目が死んでいる」か「へのへのもへじ」にしか見えない。

【第7話】
作画崩壊がますます加速している。
もはや、変顔アニメ。

内容もひどい。
ラストのトーナメント表を見て驚いた。
まさか、7校でトーナメントとは!
日本校VS諸国連合の予選は必要だったのか?
8校の方が絶対に収まりが良いのに・・・。

【第8話】
ロシア戦。
ロシアチームおバカすぎる。
しかし、日本は防戦一方。
子供だましを見ているようだった。

 《ここで、作画クオリティ改善のため2週間お休み》

【第9話】
これは凄い!
『作画クオリティ改善のため』2週間も休んで、8話以前よりさらに作画が悪化するという・・・。

これは事件です(笑)

人物の姿かたちが、ことごとくおかしなことになっている。
背景と人物の位置関係がデタラメ。

ヤバい!内容が全く入ってこない(笑)

もう一度言います。
これは事件です!(笑)
逆な意味で、目が離せない作品となりそうです(笑)

【第10話】
ヘクセンナハト1回戦から気になっていたんだけど、選手登録さえしていれば、途中から自由に参加できるらしい。
そんな競技ある?

さすがに10話は作画が普通になっていましたね。
あくまでも”普通”ですけどね。

{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 40

62.3 40 2018年冬(1月~3月)アニメランキング40位
まめねこ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (27)
97人が棚に入れました
あずきとだいずのゆるふわねこライフ。やんちゃな"あずき♀"とおっとり系の"だいず♂"。くすりと笑えるボケとツッコミがかわいいゆるねこアニメ!

声優・キャラクター
木下鈴奈、上田瞳、明坂聡美、三苫紘平、大地葉、加藤渉

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

可も無く不可もなく、ただゆるりと流れる、しかもフラッシュ風ショートアニメなんで、なんの邪魔にもならない、うっかり消し忘れたNHKの真夜中の、山や古城の風景を眺めるBGVのようで、

あずきとだいずと名づけられた、
ゆるふわネコをぼんやりと眺める。
そんなショートアニメ。

パソコンやケータイに気をとられていると、
いつの間にか始まっていて、
いつの間にか終わっています。

登場するネコの、中身の感情は人間に近くて、
二匹で、のんびりと掛け合いをしてくれてます。

「かわいいゆるねこアニメ」ということらしいです。

それだけです。

CMの音量やテンションがキツイかなってとき、
こういうのが流れていると、
ちょうどいい。

流れているだけで、
見てもいいし、
見ていなくてもいい。

そんな感じ。

りゅうおうのおしごとからの流れで
見るともなく見てましたが、
りゅ(ry、やめたので、
来週からはお会いすることもないでしょう。
って考えると、
ちょっとだけ残念。

と、メモ代わりにここにレビュー残しておいたら、
ひょっとしたら、
来週も見れるかも。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

猫はかわいいね。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:猫かわいい。ただただかわいい。ショート
期待度:★★★


猫かわいい。
周りの人やほかの動物たちもかわいい。

かわいい。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

TAMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ネコを愛でよう…。ネコ以外も出るよ。

ゆっくりまったり何も考えずに観たい方にはオススメですね。『にゃん○デイズ』とは違い、擬人化ではないです。(ネコがなぜか関西弁風ですが)

原作・未読。
アニメ・全話視聴。

ショートアニメ(3分30秒)ですね。
ネコの『あずき』と『だいず』でストーリーが進む?…まったりする、なんかNHKの子供番組で放映されそうな内容です。
ネズミにビビるネコはクスッと来ました。リアルでも動画サイトとかでこーゆーの観たのでタイムリーでした。
…『豆之助』が毛づくろいという名の『だいず』を丸かじりする部分はウケました。

ただ個人的にはこの作品はアニメよりマンガの方がすっと観れるかな?と思いました。

なので動きやストーリー性等が欲しい方にはオススメ出来ない作品です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

62.3 40 2018年冬(1月~3月)アニメランキング40位
みっちりねこ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (11)
46人が棚に入れました
放っておくと なぜかどんどん集まり続ける不思議でカワイイ ねこのような生き物「みっちりねこ」が、超豪華声優陣を迎えアニメになりました!

みっちみちに自由で気ままな「みっちりねこ」の日常がぎゅっと詰まった、ゆるふわシュールな笑いがいっぱい!さぁみんなで「みっちり」「みっちり」!!

声優・キャラクター
中村悠一、福山潤、神谷浩史、櫻井孝宏、早見沙織、杉山紀彰、木野日菜、本渡楓、明坂聡美

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ネコ好きなら”きっと”癒される作品

1話5分足らずのショートアニメ。

声優陣は・・・。

福山潤さん、神谷浩史さん、中村悠一さん、櫻井孝宏さん、早見沙織さん・・・。

おぉ~っ・・・。
溜息が出ちゃうほどの、超豪華声優陣!

ところが、何回視聴しても誰がどれだか、よく分からん(笑)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

超豪華キャスティングでみちみち猫の生態を描いた短編集

Webコミック連載、ゲームアプリ化作品。

もちもちでみっちりいっぱい集まる不思議なねこのゆるい生態を、全39話30分で描いた超ショート作品。

ひたすらゆるいねこ達の謎の生態を見せられ続けた。内容は無い。クスッともならない。そーゆー作品だと思って見てました。中身が無いので続けては見れなくて、ゆっくりちびちび消化した作品でした。

声優だけは謎に豪華で、神谷さん、中村さん、杉山さん、福山潤さん、早見沙織さんなどなど。ひとことふたことなセリフに、超豪華キャスティングでした。杉山さんの可愛いねこボイスはちょっと癒されました。猫役がよく合う。

時短で癒されたくて、すぐ見終わる予定で視聴始めましたが、中々進まず思いのほか時間かかりました。特別面白くもなく特別癒されないので、よっぽどじゃない限り手出す必要ないと思います。手軽に癒される次なる作品探したいと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

62.1 42 2018年冬(1月~3月)アニメランキング42位
働くお兄さん!(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (46)
134人が棚に入れました
猫の手も借りたい?猫でよければがんばります!

元気が取り柄の三毛猫・茶トラ沢タピオと、ややひねくれたロシアンブルー・ロシ原クエ彦。大学の同級生である二匹が様々な職場でのアルバイト経験を通して仕事の大変さや楽しさを学んでいく"猫の手を貸したい系アニメ"!

声優・キャラクター
富田健太郎、溝口琢矢、杉田智和

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

色々なバイトしていますねw

全12話 5分枠のショートアニメ

擬人化した動物が暮らしている世界、元気一杯でよく空回りする猫とちょっと冷めている感じの猫が、毎週色々なアルバイトにチャレンジします。

各バイトの先輩が、それぞれの職場に何となくマッチした動物が登場するのが面白かったですね。

箸休めにどうぞ~

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

働くお兄さんを描いたショートアニメ(んっ?そのまんまじゃん!)

1話5分ほどのショートアニメ。
サクサクと見られる。

バイト紹介系アニメ(んっ?こんなジャンルあったっけ?)。

最初の頃は『シュールだな』くらいの印象でしたが、徐々に面白くなってきました。
時折『ブラック』な展開にもなりますけど・・・。

ほのぼの、のんびり、あまり考えずに視聴できる作品です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

chariot さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

働くだけでもエライ猫。

全13話、5分程度のショート作品。
(13話はキャストの雑談なので本編は12話まで)
…夏から2期やるそうですよ。

茶トラ沢くんとロシ原くんが色々なバイトをする話。


「うーさーのその日暮らし」の宇佐氏が原作・構成を担当していたので観てみた作品。
2.5次元アイドル『DearDream』のメンバーが声優として出演する。


感想。
うーさーだからもっと捻った感じになると思ってましたが意外と普通でした。
メイン2人がコンビニやら窓掃除やら宅配やらの仕事をして、バイト先の先輩に仕事を教えてもらいつつ、ちょっと個性的すぎるキャラに戸惑ったり…
まあショートだから観られた感もあります。

特筆すべき事もなく、それなりに気軽に観られる作品としては気になる何かがあれば観てみるのも悪くないんじゃないかなあと思います。
個人的にツボだったのはロシ原くんの母と妹が井上親娘だった事。
あとはちょいちょいうーさーが出ていた事。
…そんなにうーさー推したいなら4期やりなさいよ。。。

2期が決定!との事ですが今の所観るか観ないか迷ってます。
気軽に観られる以外に推せる点がないので………



とりあえず寝る事と食う事以外は活動らしい活動をしないうちの猫を見ているとこいつら働いて偉いなあと思った訳です。
茶トラ沢くんは元気いっぱいで人見知りせず調子のいい返事だけはする感じがうちの2番目の子(4匹います)にそっくりです。
打算のない素直ないい子なんですが落ち着きもないんでめんどくさいです(笑)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 9

62.0 43 2018年冬(1月~3月)アニメランキング43位
Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (96)
655人が棚に入れました
「Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-」は、16年の年末特番で放送された「Fate/Grand Order -First Order-」に続く「FGO」のアニメ化最新作。カルデアの片隅に忘れ去られた、失われたもの、失うものを垣間見るという「ロストルーム」にまつわる物語が展開される。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

あ、あれ…こんな感じでしたっけ?

2016年の大晦日に「Fate Project大晦日TVスペシャル -First & Next Order-」が放送されました。
この時にはFate Projectの今後の展望に加え、長編アニメ「Fate/Grand Order -First Order-」が放送されました。

長編アニメといいながら結構あっという間に終わってしまいましたが、今後の展開に期待の持てる終わり方だったので、2017年の大晦日に再び「Fate Project」が降臨すると知った時には心底嬉しいと思いました。
だからこの作品の視聴は、私にとって1年を締めくくる大晦日の夜のメインディッシュ…になる筈だったのですが、終わってみたら、2016年よりだいぶあっさりしていた気がします。

あっさりというか…ゲームのための序章という感じで、続きを楽しみたければゲームで…という感がありありでしたね。
関係者のインタビューもゲームの事ばかり推していましたし…

本編があまりにも拍子抜けだったので、7人の最強偉人篇が正直殆ど頭に入ってきませんでした。
昨年は長編アニメのレビューっぽい事が書けましたが、今回は流石にレビューになりません。

風呂敷を広げ過ぎちゃったのかな…?
「Fate/stay night」から始まり「Unlimited Blade Works」「Heaven's feel」までの本流は澱みなく流れているのに…
「Fate/Zero」や「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」といった外伝やスピンオフも抜群で、「このシリーズの作品が好きで良かった」と思っていたのに…

どうも昨年から今年にかけて、このシリーズともウマが合っていないような気がしてなりません。
「Fate/Apocrypha」も面白い作品でしたが、これまでの作品と肩を並べられるかと問われると答えに窮してしまう感じでしたし…

1月27日から「Fate EXTRA Last Encore」の放送が予定されています。
公式HPを見るとキャラの一部が本流より改変されているようです。
この改変が吉とでるかそれとも…

でもきっと大丈夫ですよね…
これまでのキャラとCVに加え、セイバーのCVは何といっても桜ちゃんなんですから…

PV見ました。
今にも「ほえぇぇぇ…」が聞こえてきそうなくらいセイバーが可愛くて堪らないんですけど…^^;
良かった…大晦日の話題だけだったら暗いまま終わってしまいそうでしたが、桜ちゃんに気持ちを持ち直して貰いました。
「Fate EXTRA Last Encore」←期待しています!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

本当に芸がない

まあゲームの宣伝ですよ。それ以外に何があるって言うんでしょうか。作っている側はそれでも必死に仕事を受けないと会社としてやっていけないのですが、恐らくはスタッフは不満タラタラですよ。僕たちも湯浅政明みたいにやりたいってね。ただ運もあるし、全員がそういうもの作ったら社会は回らないので。。見るのが辛いです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

にゃーん。@のんびり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

映像が綺麗

スマホゲームFGOをプレイしている人への
プレゼント的な作品♪

ゲームしている人が見るとそこそこ楽しいけど、
していない人は見てもさっぱりかも。

ストーリーは普通でしたが、
個人的にはたくさんのキャラクターの綺麗な映像が見れて満足です♪

台詞はないけど映像だけ登場ってキャラが多かったです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

61.7 44 2018年冬(1月~3月)アニメランキング44位
一人之下2 the outcast 羅天大醮編(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (31)
145人が棚に入れました
特殊能力を持つ異人が集まる祭典「羅天大醮」。その武闘会への出場は、真相を探る旅でもあった! 平凡な大学生であった主人公・張楚嵐は不老の秘密を抱えるヒロイン・馮宝宝と手を組んで、様々な異人達と対戦する! この戦いの中、張楚嵐と祖父にまつわる謎の真相も徐々に明かされていく。

声優・キャラクター
田丸篤志、早見沙織、鳥海浩輔、興津和幸、平川大輔、野島健児、立花慎之介、赤羽根健治、河西健吾、原由実、森下由樹子、日笠陽子

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

老天師えっぐ

序盤 はぁ

中盤 ええ

終盤 は?

この話は天下一武道会てきなアレ。
ジャンルはバトル・中国原作・主人公最強
二期です。一期では1クールだったのに対し、本作は2クールです。何を血迷ったのか。
アニメ制作会社がかの有名な〇〇になったので、ワンチャン面白くなるかなって思ったのですが、まぁつまらない。
原作が原作なので、物語の大幅な改変が出来ない中で面白くなるわけがない。

基本バトルしてるだけです。天下一武道会みたいな感じで一番強い奴を決める大会です。主人公最強系なので無双()していくのですが、あまりにもつまらない。新キャラを出して深みを持たせようとしてるのか知りませんが、ただでさえ名前が覚えにくかった一期よりもさらに難易度があり、もう誰がだれだか...
話数も増えているカンケイでシリアスシーンも増えています。個人的には一期よりはマシなテーマだと思うのですが、それでも正直不十分なテーマでした。何が言いたいのかがまとまってないし、そのおかげで一つ一つに対する持ち時間が短く、非常に響かない。

序盤から中盤(15話)にかけて永遠と戦闘です。バトルするだけ。「何!?○○をしただと!?」みたいなノリがずっと続きます。切ってよいです。中盤(16話)から終盤にかけて全性編に入るわけですが、茶番。子供だましのようなストーリーにアホみたいなキャラ達。そして主人公が超活躍するのかと思いきや、十佬とかいうおじいちゃんたちが鬼ほど強い。本当にえぐい。特に老天師とか化け物じみた強さ。物語が成り立たなくなるレベル。ゲームだったらバランス崩壊もいいところですよ。

監督は王昕さんと陳燁さん。
キャラデザ・総作監は李時旼さん。
劇判は方雯さん。
アニメ制作は上海絵梦さん。

作画は普通でしたが、ところどころキャラが崩れていきます
op1はFümiさん作詞曲、橘井健一さん編曲、NormCoreさん歌唱の「傷だらけの僕ら」
op2は張匯泉さん作詞、銭襄さんと沈輯さん作編曲、醉雪さん歌唱の「無涯」
edはdracenaさん作詞、十音さん作編曲、青談さん歌唱の「幺妹児馮宝宝」
声優さんは相変わらず豪華です。どんだけのお金が動いているのやら…

総合評価 見なくても全然良い。あまり面白くない

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「ハオライナーズ枠」始まりの作品…2期を迎えました。

この作品は、「一人之下 the outcast」の2期に相当する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

馮宝宝(ふうほうほう)というヒロインを演じるのが「はやみん」と知って視聴を始めた作品ですが、「ハオライナーズ枠」の作品の中でも個人的には面白いと思っていました。
そのため、2期である本作は何の躊躇もなく視聴を始めた作品でした。

この物語の主人公は、一見平凡な大学生っぽく見える張楚嵐(ちょうそらん)ですが、彼は「異人」としての特異能力を隠しながら生活をしていたところ、馮宝宝に誘われて速達の社員となり、1期の物語が動いていきました。

今期は大きく二つ…
羅天大醮篇と全性篇の物語が描かれています。

羅天大醮篇はいわば天下一武道会のようなモノです。
腕に覚えのある者が集い、最強の座をかけて勝負に挑む…
そして優勝者には、知る人からは喉から手が出るほど欲しい賞品が授与されると聞けば、大会も俄然盛り上がります。

様々な流派の武人が、我こそはと名乗りを上げて戦場に赴く…
展開としてはまずまずなのですが、見どころは優勝の筆頭候補と名高い老天師の最後の弟子である張霊玉(ちょうれいぎょく)や武侯・諸葛亮の末裔など、物凄い技を繰り出す輩が次から次へと登場するところでしょうか。
そんな中でも張楚嵐と馮宝宝の試合っぷりからは、良い意味でも悪い意味でも目が離せませんでしたけどね。

そして、羅天大醮篇の完遂と同時に強制的に発動したのが、次の物語である全性篇です。
間髪置かずに始まった…という印象です。

羅天大醮篇の最中…いえ、もっと昔から全性は企んできたんです。
様々な思いが蠢く中、この物語の核心に近い部分が少しずつ明らかになるのですが、真の核心からみると、きっとまだ外周の片鱗でしかないのだと思います。
だって、まだ分からないことだらけ…

例えば、速達のことも…そして馮宝宝の事だって依然闇の中です。

それに…2クール全24話まで続いたとはいえ、物語の途中でブツ切りで終わったような感じでしたから…
きっと未だ続くんでしょうね…いえ、続けて欲しいです。

ただ、視聴していて全く頭に入らないのがキャラの名前です。
日本のアニメ作品でも覚えるのが危ういのに、中国のキャラの多い作品はまず頭に入らないです。
まぁ、キャラの名前は分からなくても視聴に差し支えは感じませんでした。
これはキャラの設定にちゃんと特徴があるからだと思います。

まだ浮き沈みの大きい「ハオライナーズ枠」の作品ですが、この作品は当たりだと思います。
総じて堪能できた作品でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 3
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

姐さん柳みたいな髪ーに、花を挿して~花を挿して~

5話までの感想{netabare}
1期がまさかの(といいつつ中華アニメではデフォ)ブツ切りエンドで「あーあ」と思ってたところにまさかまさかの二期。
見てみると面白いんだけど…面白いんだけど、どうせまた謎は明かされないで終わるんだろうなぁって思うとどうしても乗り気になれない。
ここでいう謎ってのは1944(コウシンの乱)と1994(創始者クラス13人対決)に何があったか、ね。
あと主人公の親父がずっと失踪中で話に絡んでこないのだけど、これも何かあるんじゃないの?と。
当時を知る十老が出てきたので1994の方くらいは明かして欲しいんだけど…1944の方はホウホウの謎と直結してるのでまず無理でしょう。
ってか1期と同じように後半はロウテンシの回想話になったりして。

ホウホウはクロノスの神の末裔でケイに記憶食われたんじゃね?なんてこと思ったり(時間の支配者ネタ)。
推理っていうか妄想は膨らむんだけど…中華系はどうにも不老ないし寿命が違うネタが多いっすよね。
国産でもレガリアとかあるけどさ…仙道が根底にあるとそうなりがちなんかね?封神演義もそうだし。

といううか、これの2期やってくれたんだからブラヴォの二期も早くやってくれんかのう?
面白い面白くないの問題じゃなく、話ブツ切りでスゲーモヤモヤしてるんで…。{/netabare}

18話までの感想{netabare}
13話以降も終わる気配も無く放送が続き「え、2クールやってくれるの?」と驚き、16話からは“全性編”となり「え、全性の掘り下げやってくれるの?」と続けてビックリ。
なんだかんだでこれまで全性って何?ってのはあんまり語られてないので、そこをやってくれる…のか?本当か?なら有難い。

一期からの情報では全性は、異人それぞれが属してる流派・門派の戒律に対し「そんなん守ってらんねぇ」と飛び出した連中の集合で、これといった組織だったものではなくリーダー的な存在もあるような無いような?って感じ。
なにより不思議なのが中華系…っていうか仙道みたいな話なので「歳食ってるほど偉い(強い)」ってノリがあって、だけど全性には老人らしい老人が居ない。
要はならず者集団なので、どうやってまとめ上げてるんだ?ってのが謎でして。
十老の中に居るのかなと思ったりもするけど、三十六賊狩りでそこら辺は清算されてるのかな?

と思ってたら…17話キター!全性側のジジイ登場。
更に予告で吹いた。
でもって18話、やっぱり歳食ってるほど強いって思想は盤石でレイギョクの手には負えんという展開に…インゴライってめっちゃ強かったんじゃないのかよーと、ここはちょっとガッカリかも。
ってかツウテンロクとっとと修得すればいいのに…時間がかかるものなのか?

全性の襲撃目的はホウホウっぽい、ツウテンロクはついでって感じ?
また下の連中は↑で書いた全性の条件の通り、戒律敷いてる本家を恨んでて、それをブッ壊せりゃそれでいいってだけなのも多いみたい。
ならず者動かすのはこれで充分か。


話はちょっと変わってホウホウについて。
甲申の乱のあった1944年に突如田舎の農村に現れたのが最初で、そこで出会ったジョショウ(幼名コイヌ)へ気の操り方(=異人入門)を伝授した。
その後大人になったジョショウはそれまで各流派・門派がやってた異人の取り締まりを政府もやらにゃアカンかなぁと設立された速達に入り(もしくは創立した?誘われて入ったって流れだったけど設立条件だったのかもしれない)、また二人の息子ジョサン・ジョヨンも異人で速達入り。
で、この流れだとジョサンジョヨンの師匠って親父だと思うのだけど、ホウホウはそんな師匠の師匠的立場。
ジョサンジョヨンからしたら大師匠?になるのかな?
とはいえ歳食わない得体の知れない存在で、速達で匿うにしても一応は政府機関だし正式な社員とするワケにもいかず(身元が明らかでないと公務員にはなれないでしょう)バイト扱いってことだと思うんだ。
大師匠をずっと下っ端扱いせにゃならんジョサンジョヨンの胸中どんなだろ?って想像するのも面白いけど、果たして速達内でのホウホウってどの程度の扱いなんだ?
正体知ってるのはごく少数で本当にバイト扱い…なのかねぇ?
まぁ全性と同様、速達の規模もよくワカランのよね。
今後もし全性に捕まるようなことがあっても、対外的には「たかがバイトだし」で切り捨てられる(=救出は少数でやることになる)展開とか来そうな予感。
え、ホウホウは捕まったりしないって?そっちの可能性のが高いかなぁ。{/netabare}

23話までの感想{netabare}
中国にアネクドートは存在するのだろうか。
“当局”はとっくに気付いてながらもガス抜きとして気付かないフリをしてる?
そして視聴者(俺)はこういうのって気付いてながらも気付かないフリをするのが礼儀なんかのう?

デン大使は超会議の秘密を知りつつも仲間に対して「そんなの知らん」と振舞った模様。
超会議の行方を追う“何者か”に拷問を受けたってのも自作自演?と思ったが、実際に追っ手は居た…のかな?ってかそれ全性じゃなかったのか、これまたややこしいことを…。
とにかく超会議と会話をした(秘密を知った)ってのは隠し続けてて、それを申し訳ないと思う気持ちから「すまない」と寝言で出る。
周囲の人間は「こんな体になってすまない」と錯覚したみたいだけど、実際は「秘密を明かせずにすまない」であり、それを悟られまいと寝ない修行を積んだ。

失礼ながら…
嘘(もしくは知っておきながら知らない振りをする)をさも事実のように振舞うことに対し、後ろめたい気持ちを抱えるって精神は中国にもあるのか!!
全性のトップにしても、今回の計画(テンシフ襲撃)で成果を上げなければ処分されるという、後がない・盤石ではない状態ってのは共産党に対する皮肉に見えてしまったり。
実際のトコ“当局”がどこまで目を光らせてるか知らんけど、“セントールの悩み”(これは原作日本だけどアニメは中国資本)なんて思い切り皮肉った作品でして、何気に中華アニメってそこら辺の「化かし合い」が水面下で激しく火花散らしてるんじゃないか?と思ってしまったり。
深読みしすぎかのう?
ってかそこら辺読み取らずしてやれ中華だってことで目の敵にしてる人は拙速な気がする。

ところでソランがロウテンシを激怒させた質問って「どうやったら平気に人を殺せるようになれますか」って感じかなぁと思ったり。
それに対する回答が「悪に染まらない限り師匠」だし、辻褄は合うかなぁと。

まぁそれはそれとして、次で最終回?結局コウシンの乱の謎は明かされないような予感。
何やら(物語に大きな)意味ありげに登場したショカツセイやオウヤが下山した時点で終わらない予感はしてたけど…結局中華中華した中華アニメで終わるのかなぁ?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
おおっと、ロウテンシを激怒させたソランの質問明かされました。
そっちか~。
でもってこの作品の内容全体としては…

ホウホウの秘密はコウシンの乱にあるぜ→コウシンの乱はロウテンシが知ってるぜ→ロウテンシはラテンタイショウで優勝したら教えてくれるってさ→優勝したら口止めされそうになったので聞くの断ったぜ→コウシンの乱自体を暴かなくてもホウホウの過去調べられるぜ(ラテンタイショウで知り合った人間から手がかり探るぜ)

で終了。
…引っ張り過ぎじゃね?
手段と目的を冷静に考えたらそりゃそうなんだけど、かといって周囲は放ってはおかんだろう、特に全性は。
当主代理のキョウケイがな~んかホウホウっぽい姿に…ひょっとして対なる存在的な?
インゴライとヨウゴライみたいな、なんかこう対極が存在するっての好きそうだし。
更には「お上」からソラン指名で指令が下りーの…お上の動きもややキナ臭い(速達バイト廃止の方向で動いてるとか)、ひええそっちまで話広げるの?
ついでに言うとこれは一期から気になってるのだけど、ソランの親父が全く関わって来ないのが気になる。
ってかシキュウサを施してる回想シ-ンで押さえつけてたのは親父だよね?
別に知恵比べしてるワケではないけど、作り手側にはどうとでも使える強力なカードを持ってる状態で…いい加減切ってくれんかのう。
悪くはないんだけど風呂敷広がってばかりで閉じる気配が無い。

三期あるのかどうか不明だけど、もしあっても流派含めキャラ数多すぎて大変なことになりそう。{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 3

61.7 44 2018年冬(1月~3月)アニメランキング44位
Spiritpact -黄泉の契り-(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (15)
110人が棚に入れました
絶強の霊力を持ち、自らの命を削りながら天脈地流のバランスを保つ祭司を陽冥司(ようめいし)という。陽冥司を務める端木煕(たんもく・き)は、世間の万霊を沈めることを責務としている。しかし、陽冥司の命と霊力を狙い続けている悪霊だけに止まらず、その地位や権力を巧む人間たちかも常に狙われるという宿命を背負っていた。彼らの攻撃は一刻も止むことがなく、端木煕は常に戦い続けなければならない境遇である。そんな状況の中で、唯一、端木煕が自分自身として向き合うことが出来た存在――それが楊敬華(よう・けいか)、陽冥司である端木煕と運命をともにする守護霊――「影霊(えいれい)」であった。二人の関係は単なる「陽冥司」と「影霊」というだけなのか? どのような因縁によって二人は出会ったのか? 第1期アニメでは語りきれなかった端木煕の過去。そして新たなストーリーが幕を上げる。彼の記憶に眠っていた“章軒(しょうけん)”という人物は一体何者なのか……。

声優・キャラクター
井口祐一、武内駿輔、佐藤拓也、大久保瑠美、生天目仁美、三宅貴大、杉山紀彰、空見ゆき

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君を守ることが、僕の信念…。

この作品は、「Spiritpact」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

しかし女性向け作品だからでしょうか…?
5月には放送が終了していたにも関わらず、途中までは視聴していましたがこの盆休み中に一気見するまで視聴の順番が下がってしまっていました。

別にこの作品の視聴順番を意図的に下げている訳ではありません。
視聴したい作品がたくさんあって回らないんです。
結果的にお盆までずれ込んでしまいましたが、視聴して良かったと改めて思えた作品でした。

2期の序盤は、1期の延長みたいな感じで少しの退屈感は否めませんでした。
ですが、中盤以降巻き返してくるのがはっきり感じられた作品です。

1期で主人公である楊敬華は、端木煕の影霊になりました。
でも影霊としての契約を結ぶだけでは、お互いを守れないんです。
お互いを守れなければ、おのずと末路は決まってしまいます。
それにお互いに背中を預けられる間柄だとしても、その関係だけで相手を守れるとも限りません。

そう…この作品では、「一緒に居る方法」について深掘りした作品だと感じました。
「俺の背中はお前に預ける…」
こういう台詞は、これまで何度も見聞きしてきました。
お互いがお互いを信頼し合っている間柄だからこその台詞だと思います。

でも…これって、見方を変えると「自分の背中を守ってくれ」と頼んでいるのと同義なんですよね。
きっと口からでる台詞は咄嗟だし、お互いの信頼関係あってのことだと思います。
だからこの台詞は、自分の大切な相手を無意識のうちに足枷で縛っているんです。

ここで怖いのが無意識であるということ、だと思います。
だって何事にも完璧…は有り得ません。
何らかの理由で、背中を守れない事だってゼロではないでしょう。

そこでお互いが何を感じるか…?
背中を守って貰えなかった人は、相手に懐疑の念を抱くかもしれません。
自分の立ち回りに問題が無ければ尚更です。
でも、明日も同じように立ち回れるか…その保証はどこにも無いんですけどね。

そして背中を守れなかった人は、後悔の上に自分を責めることでしょう…
もちろん、上手くいかないときばかりじゃありません。
きっと圧倒的に上手くいくときの方が多いのでしょう…

それでも上手くいかなかった事実が僅かな綻びを生み…
やがて、取返しのつかないところまで破れる可能性だって秘めているんです。

この作品で取り扱っている「一緒に居る方法」
とても大切なテーマだと思いました。
この作品でアッと言わされたのはテーマだけではありません。

とんでもないサプライズゲストが、何の前触れもなくいきなり登場するんです。
確か、ハオライナーズ枠始まりの作品に登場する人物だったような…
まぁ、大人気の声優さんで私も大好きな方なので、きっと直ぐに分かると思いますけどね^^;

1期は1クール全10話でしたが、2期は1クール全12話でした。
2期は中盤以降着実に面白さが増し、終わるころには普通に次回の楽しみな作品になっていました。
そして2期でも物語は途中で終わっています。
しかも、そこで切る理由が分からないような場面で終わるから悶々としてしまします。
男同士の絡みの多い作品…である事は変わりませんが、作品に対する意識はだいぶ変わったと思います。
続編…制作されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

61.6 46 2018年冬(1月~3月)アニメランキング46位
七つの美徳(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (61)
306人が棚に入れました
この世は地獄の魔王たちの推し進める「七つの大罪」が蔓延し始めていた。天界はこの状況を打破すべく、「七つの美徳」を備える救世主候補の人間を真の救世主にすべく七人の天使たちを送り込んだ!しかしこの天使たちは相当なポンコツ揃いであったのだ・・・!!地上に降臨した天使たちは、街のあちこちで救世主候補を探している…。

声優・キャラクター
内山夕実、瀬戸麻沙美、中村桜、井澤詩織、小澤亜李、Lynn、新田ひより
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

色々と、正気を疑うわ(呆)w

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
AT-Xで一挙放送するショートアニメは、とりあえず観ることが多いんですが、これはなかなかにドイヒーなアニメでしたな(笑)

本当に、「エロいだけ」のアニメでした(汗)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんか、逆に全部観てやろうかと思った。くだらなすぎて(苦笑)

強いて、強いて言えば、3話のラファエル回、4話のサンダルフォン回、6話のガブリエル回は、まだ観られたかな。キャラとしてはガブリエルの一人勝ちでしょうか?

とはいえ、内容がカスカスで、これをエロアニメ(18禁)で出さない意味(メリット)が分かりません。

意味もなくパンもろ! 意味もなくはみ乳! 意味もなく乳首! ですからね。途中、完全に風俗もありましたし。

ホントに、制作者の正気を疑うレベルの話ばかりでした。まあ、一番疑わしいのは、そんな作品を最後まで観てしまった自分の正気なんですけどね(苦笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆1
忠義のミカエル。意味もなく、パンチラ&乳首見え。ギャグもつまらんし。正気を疑うわ。

2話目 ☆1
忍耐のウリエル。ひたすら尿意を我慢して、最後に乳首見せて終わる。正気を疑うわ。

3話目 ☆2
節制のラファエル。公衆の面前で乳首出してれば、捕まるぞ? やや天使らしいラストなんで、正気は疑わないでおくか(笑)

4話目 ☆1
勤勉のサンダルフォン。途中までは、少しの萌えもあったが、脈絡のない裸エプロンに乳首見せ。正気を疑うわ。

5話目 ☆1
博愛のメタトロン。終始一貫した、ナース姿でのソーププレイからのSM。これまでで一番、正気を疑うわ。

6話目 ☆2
純潔のガブリエル。キャラとしてはなかなか良かったし、ラスト、不純異性交遊からの健全交遊の流れは良かった。無駄な乳首見せさえなければ、☆3でも良かったかもね。

7話目 ☆1
慈悲のサリエル。なんだこのクソ男のドM赤ちゃんプレイ。正気を疑うわ。

8話目 ☆1
ここまで来て、笑いどころのない日常回。正気を疑うわ。

9話目 ☆1
準備体操で胸の揺れとパンモロを眺めたいだけの回。正気を疑うわ。

10話目 ☆1
まあ、何の正気を疑うかって、何だかんだ最後まで観てしまった自分の正気を疑うわ(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

天使は救世主と共にあり!

実は作品を完走してレビューを書くためにwikiをチラ見して初めて知ったのですが、この作品は2017年の春アニメで放送された「sin 七つの大罪」の天使版だったみたいです。

そう言われてみると、確かに作品の系統は似ていたような気がします。
…ってwikiを読み進めたら、作品の原案とキャラの原案は同じ人が担当されていたようです。

そういえば七つの大罪の最終話…美徳のキャラが1人出てきていましたよね。
でもwikiに目を通さなければ、きっと繋がりは見出せなかったと思います。
wikiはネタバレ要素が満載なので必ず目を通す訳ではありませんが、この繋がりを知れたのはラッキーでした。

七つの大罪はフルタイムの作品でしたが、今回の美徳は5分枠のショートアニメ…
だからストーリーは至って単調…
美徳の天使の皆さまは、救世主を探して人間界に降臨…
救世主を見つけた後は己を司る美徳に応じた展開が用意されています。

美徳の天使の皆さまは以下の通りです。
ミカエル(CV:内山夕実さん):「忠義」を司る天使長。
ウリエル(CV:瀬戸麻沙美さん):「忍耐」を司る天使。
サリエル:(CV:中村桜さん):「慈悲」を司る天使
サンダルフォン(CV:井澤詩織さん):「勤勉」を司る天使。
メタトロン(CV:小澤亜李さん):「博愛」を司る天使。
ラファエル(CV:Lynnさん):「節制」を司る天使。
ガブリエル(CV:新田ひよりさん):「純潔」を司る天使。

5分枠の作品なので、内容については潔く登場する天使の美徳に特化しています。
例えば、ウリエルの美徳は「忍耐」ですが、救世主に対して「忍耐」を発動したらどうなるか…?
一体どうなるんでしょうね…^^
他の天使の美徳も一緒ですが、これがこの作品の見どころだと思います。

果たして発動されるならどの天使の美徳が良いか…?
などと考えてみるのも一興かと…
私はサンダルフォンかなぁ…CVが井澤さんというのがポイント高かったです。
サンダルフォン以外でも、好きな声優さんが演じるキャラは推したくなりますよね^^

主題歌は、妖精帝國さんの「Psychomachia」
迫力満点の楽曲でした。

1クール10話の物語でした。
1時間もあれば完走できるので、サクッと視聴できる作品だと思いました。
露出が多めなので視聴者を選ぶ作品かもしれませんが、推しの声優さんが出演されている方は一見の価値有りだと思います。
こうなると…次は美徳 vs 大罪の全面抗争が待っているのでしょうか?

投稿 : 2024/12/14
♥ : 9

61.6 46 2018年冬(1月~3月)アニメランキング46位
怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~ 第2期(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (37)
124人が棚に入れました
人類と怪獣との戦いは遠い昔。
かつての怪獣の魂を宿した少女”怪獣娘”たちが
現れるようになった時代。
晴れてGIRLSの一員となったアギラ、ミクラス、ウインダムは
着実に成長し、充実した日々を送っていた。
そんなある日、新種の「シャドウ」が
トラブルを起こしているという情報が入る。
一方、GIRLSのメンバーの「ガッツ星人」は、
不思議な体調の変化を感じていた……

声優・キャラクター
飯田里穂、鈴木愛奈、遠藤ゆりか、徳井青空、加藤英美里、五十嵐裕美、潘めぐみ、諏訪彩花、湯浅かえで、三森すずこ、松田利冴、寺田晴名、近藤玲奈

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キングジョーとガッツ星人がフィーチャーされた2期目

『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』の2期目。「怪獣娘」自体の詳細は1期目のレビューを観てくださいね。

ということで、主人公はアギちゃん(アギラの怪獣娘)なのは変わりませんが、他のカプセル怪獣たち(ウインダム、ミクラス)よりはキングジョーとガッツ星人が目立った2期目でした。

何だかんだいって、ウルトラセブンの怪獣・宇宙人(カプセル怪獣+先に挙げた二人に加えてエレキングなど)が一番目立っている気がします。次いで初代ウルトラマン(ピグモン、レッドキング、ゴモラなど)でしょうか。

その他の奴らもいるんですが、元になった怪獣や宇宙人の知名度の問題もあってなのかセブンとウルトラマンの奴らが前に出てきちゃんでしょうね。

で、最終回まで観たら結局のところ3期目ありきの終わり方で何も解決していません(笑)。

……まだやるんか、これ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ガオーガオー!

全12話 1話5分のショートアニメ

2期なので1期を観てからの方が分かりやすいかもしれませんね。

ウルトラシリーズに出てきた怪獣の魂を受け継いだ女の子たち、今回は謎の敵との戦いを中心に描いた作品です。

キャラが増えましたね〜

1期よりシリアスな展開、でも最後は大円団で終わりました。

続きがありそうな終わり方ですね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

まあ、ウルトラマンファンなら

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
やはり、そもそもウルトラマンに詳しくないのに、観るのには無理があったかな(汗)

萌えやギャグやバトルなど、「ウルトラマン(元ネタ)」を踏まえなければ、やはり低レベルとしか言いようがないと思います。1期の方が、やや面白かったかな?

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
同じ事を、例えばガンダムのキャラでやられたら、そこそこ楽しめたんだろうなと思うと、やはり、ウルトラマンが好きなことありきなんだろうなと思う。

短いアニメで、シリアスを追っかけるのはどうなんだろう? 一気見ならまだしも、細切れだと、日常ギャグを連発した方が良い気もします。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
キングジョーは流石に分かるな。ガッツ星人?

2話目 ☆2
効果音がちゃんとウルトラマンなのが良いね。

3話目 ☆2
コンビネーションで撃破。

4話目 ☆2
風船w

5話目 ☆2
サービスシーン(笑)

6話目 ☆


7話目 ☆2
あれ? なんか語ってる?

8話目 ☆2
本格的なバトル?

9話目 ☆2
名付けて~。を、相手にフルのは斬新(笑)

10話目 ☆2
壊したら実費(笑)

11話目 ☆3
力を貸して! なかなか熱い展開。

12話目 ☆2
ゼットン、渋いな。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 9

60.5 48 2018年冬(1月~3月)アニメランキング48位
サンリオ男子(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (101)
370人が棚に入れました
――それは、思い出と共にしまいこんだぬいぐるみ。

長谷川康太はごく普通の男子高校生。夢もなく、なんとなしに日々を過ごしていた。
ひょんなことから同じ高校に通う水野祐がマイメロディを好きだと知った康太は、
祐が「サンリオキャラクターを好きでいることを恥じない」ことに驚く。

「なぜ思い出したくないのか」
「なぜ好きになったのか」
「なぜ頼ってしまうのか」
「なぜ恥ずかしいのか」
「なぜ自分を受け入れられないのか」

吉野俊介、西宮諒、源誠一郎。
新たな出会いを重ねながら、康太は自分の心と向き合っていく。

それぞれの思いを秘めた仲間たちが集い、
5人の青春が始まる。

声優・キャラクター
江口拓也、斉藤壮馬、大須賀純、花倉洸幸、内田雄馬、岸尾だいすけ、鈴木千尋、古川慎
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

「ぐでたま」は、可愛いと思うよ♪

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
それがなんであれ、突き抜けると作風だなとw

タイトルで受ける印象よりは面白いかな(嫌み抜きで)。

ここまでちゃんとオープンに宣伝してもらえると、清々しいですし、ちゃんとサンリオが単独で(?)出資しているので、何の文句もないw

ていうか、意外とちゃんとしたアニメでしたよ、タイトルよりは、ね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これ、(サンリオグッズを買わせたい)ターゲットはどこですか?

①サンリオにあまり興味がなかった男子を、サンリオにハマらせたい。

②サンリオ男子って可愛い! と思う女子狙い。

③へ~、サンリオ男子ってモテるんだな、と勘違いする、バカ男子狙いw


さあ、皆さんの見解は?


私はちなみに、③なのかなと(笑) でも、サンリオグッズ持っててモテるのは、サンリオグッズ持ってなくてもモテるイケメン限定だから、気を付けないと(笑)

つか、かなりシリアスな人間ドラマ作ってましたが、なぜ? このアニメにその需要ってあるのか? と思ってました。ギャップ萌え? まあ、最終回の連続告白シーンでいきなり、サンリオソング?が入る演出は笑ってしまいましたが(笑)


(レビュー書いてからWiki読んだら、サンリオ的には②が狙いだとありました・汗。コピペします)
{netabare}
サンリオの広報担当者によると、2次元に偏見のない今どきの10代の女性をターゲットに、イケメンのサンリオ男子たちを好きになることで、さらにサンリオのキャラクターを好きになってもらいたいという意図が開発のきっかけだったという。また、これまでサンリオのキャラクターに関心のなかった人や、2次元キャラクターが好きな女性に興味を持ってもらいたいという意図もあったという。
{/netabare}
{/netabare}

【余談~ サンリオ人気ランキング2017を見て ~】
{netabare}
30代男の叫びw (サンリオファンの方には申し訳ないっす。ホントに無知で、、、)

1位 シナモロール…知らん(笑)!、、、いや、見たことはある気するけど、マジで細かくは知らない。そんなにメジャーなのか、、、いつの間に、、、。

2位 ポムポムプリン…よく見るが、詳しくは知らない(汗) なんか最近、コンビニの肉まんコーナーにいるよね(笑)

3位 マイメロディ…流石に知ってるが、キティちゃんの中の1キャラだと思ってた(汗)

4位 ハローキティ…改めて見ると、バランス良いキャラデザ。王者の風格ですな。流石、12連覇キャラw

5位 ぐでたま…これは、可愛い♪ 好き♪ サンリオだとは、知らなかったけどw

6位 リトルツインスターズ…キキララ、じゃなかったっんだ、コンビ名w

7位 yoshikitty…YOSHIKIさんのキティ? 人気あるんだね。

8位 KIRIMI…知らなかったが、、、これ、可愛いの(笑)?

9位 SHOW BY ROCK…これはもう、見たことないレベルだな~。

10位 ポチャッコ…正面からだと、スヌーピーと区別がぁ(汗)

11位~100位 ほぼほぼ知らない(汗) 「けろけろけろっぴ」「バッドばつ丸」くらいか?知ってるのは。

気になったヤツ。

38位 フレッシュパンチ…いや、飲み物やん(笑)?

51位 シンカンセン…いや、名前(笑)

72位 中年ひろいんOjisan's…ターゲットどこ(笑)?

なんかこう、サンリオキャラ100人 VS やなせたかしキャラ100人の(血で血を洗うような)バトルロイヤルとかあったら、観てしまうな(笑)

(重ね重ね、ファンの方々には申し訳ないっす)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
版画(笑)? エアコン二つ半くらいしか幅のない部屋って、何畳間(笑)? アンディー・ウォーホル(笑)? いや、チャラいから、男でサンリオグッズ使うんじゃないの?

2話目
弓道って、あんなムキムキになるか? 母さん、冷血過ぎるだろ(笑) なぜ、モブ目線(笑) なぜ、シリアスを入れたがるんだろ?

3話目
一応、キャラの掘り下げ、やるの? いや、棚にまだあるのに、挽き肉譲られても(笑) ギャップ萌え、ってやつですか(苦笑)? なぜ、シリアスぶちこむ(笑)

4話目


5話目


6話目


7話目


8話目
サンリオビューランド。行ったことないし、流石に彼女が行きたいって言っても(行くだろうけど)キツいな(汗) ディズニーは良いけど、サンリオはハードル高いわ(汗)

9話目
海回、合宿回。男同士のバカな感じはやや出てたかなというところ。

10話目
本当にシリアス好きだね(笑) 超個人的な意見だけど、メロンって、過大評価されている果物1位だと思う(笑) 2位は葡萄(笑) 別に不味くはないけど、西瓜や桃、柿、梨なんかの方が旨いと思うんだけどな~。

11話目
どシリアスですけど、どうした(笑)? みんなのように輝きたい、ね。なんか、ヒステリックだな。

12話目
回想を挟んでくるのは、良いね。久々に、ホモホモしいな~(笑) 乙女ゲーか(笑)? ばあちゃん(涙)いつまでもウジウジグスグズと。歌(爆笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 17
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

前半はまあまあ、宣伝回を挟んで、後半は失速

普段なら恐らく視聴しないであろうジャンルっぽい印象。

タイトル通り、『サンリオ大好き』の男の子たちの日常を描いた作品。
まあ、サンリオの宣伝的要素もあるとは思うけど・・・。
特にサンリオファンでもない私でも知っているほど有名キャラばかりなのに、今更、宣伝の必要あるの?

主人公の康太はサンリオキャラ好きである事を隠していたけど、年頃の男の子にとっては恥ずかしい事なのかな?
私もかなりおっさん世代だけど、サンリオキャラのグッズ持ってたりするんだけどなぁ・・・。
(彼らのように、コレクションしてる訳ではないですけどね!)

それでは最後に、気になった回の話を少々・・・。
{netabare}
【第3話】
悠の妹・由梨の反応は普通なのか?
男子高校生がサンリオ大好きなのは、気味悪く感じる世代なのか?
それとも、身内にサンリオ男子が入り事が恥ずかしいのか?

【第7話】
サンリオピューロランドのくだりは、完璧に宣伝ですよね(笑)
とても面白かったけど・・・。

【第11話】
主人公、キレちゃった。
しかも何かグズグズ言ってるし・・・。
私はこういうキャラ、苦手です。
ここにきて、この展開とは・・・。
トホホ・・・。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 12

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

頑張った!(全話観終わった自分に対して)

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:ホモ系サンリオ?新機軸!!んなわけねーー。サンリオ事態興味なくても見られるのかなぁ。コンビニ彼氏みたいにコンビニ関係ねーってなる可能性微レ存
期待度:★★★

なんかね、友情とか劣等感とかなんかいろんな高校生の葛藤が2話ぐらいかけて解決して大人になっていく話なんだけど、全てサンリオにからめるからことごとく胡散臭いというかしらけるというか。
やっぱどう見てもサンリオ男子って気持ち悪い。

その気持ち悪さは最後まで続く。

話の内容はサンリオさえ絡まなければ並評価。
絡んで下。

そんな感じ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

59.3 49 2018年冬(1月~3月)アニメランキング49位
gdメン gdgd men's party(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (30)
104人が棚に入れました
深夜のお茶の間を、そして劇場までもユル~い話題で騒がせた「gdgd妖精s」が『gdメン』としてテレビアニメに帰還!

1日の終わりに「ときめき×ユルさ」がクセになる…“笑いで癒す”夜のワンパンチをお届け!

gdgd(ぐだぐだ)ならではの小気味良いテンポにカオスなトークをショートにまとめた新作が登場!!

声優・キャラクター
松岡禎丞、山本和臣、小林裕介、原奈津子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

内輪ウケ?

[文量→小盛り・内容→酷評系]

【総括】
メタネタやパロネタをちりばめた、低予算のギャグアニメ。終始、笑いどころが分かりませんでした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんかこう、声優さんのブースでは楽しかったアニメなのかな? と。

わざとなんだろうけど、声を作らない声優陣の演技(日常会話風)がますます寒かったです(声優さんに罪はないけれど)。

まあ、流し見だったから、ちゃんとは観ていないんだけど、一度も、クスリとも出来なかった。強いて良さをあげれば、囚われの姫?のクダリだけは、まあ普通に観られました。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

途中断念といいつつ、なんとなくTVが点いていれば見るともなしに見てしまう、という類いのショートアニメバラエティの筈なんだけど、欲しかったのはこれじゃなくて、

声優バラエティ枠とでも言うべき、
なんだかもっと、ダラけたのが欲しいんだ。

グダグダのアドリブ合戦とか、
ゆるーく抜けて、間が空いたりする緊張感のなさとか。
声優の生身に触れるような、
そんな錯覚を催させる鈍~い感じ。
そんなところに快感を感じてしまう、
そういうのこそがいいのに。



こんなに中途半端にかっちり作られてしまっては、
楽しく見流せる感じじゃなくなってしまってるではないか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 12

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

最初から最後までgdgdコント

全12話 10分枠のショートアニメ

ゲームの世界に転生した2人に、その2人を召喚した1人を合わせて3人で、囚われた姫を救う旅のお話です。

gdgd妖精シリーズの男の子版という感じですね。

松岡禎丞、山本和臣、小林裕介さん3人のアドリブトークに、CGキャラで様々なことをgdgdしながら乗り越えていきます。

3人の声優ファン、gdgd妖精が好きな方は観ても良いかもしれませんね。

OPは喜多村英梨さん、気合の入った曲でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

58.2 50 2018年冬(1月~3月)アニメランキング50位
25歳の女子高生(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (52)
234人が棚に入れました
「子供には教えられないことシてやるよ」

花は求職活動中の25歳。
突然の親戚からの依頼で、不登校の従妹・16歳の替え玉として学校に通うことになってしまった!
見た目もソックリでバレないはず…と潜入した登校初日に、なんと高校の同級生・蟹江が先生として現れて、ソッコーでバレてしまう。
黙ってて欲しい、そうお願いした花に、蟹江からのオトナな指導が始まって…!?

声優・キャラクター
≪通常版CV≫原田ひとみ、沢城千春、高塚智人≪完全版CV≫和央きりか、森下京平、古河徹人

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

留年女子高生じゃないなのです。

 25歳の名取が、替え玉女子高生するお話なわけです。昔の同級生で、教師になってる蟹江くんにばれ、迫られるお話だったです。

 普通、人の弱みに付け込こんで、卑劣なと思ったりもするけど、これはお互いの同意があるような感じだったです。
 中年のおっさんがやったりるると、問題どころじゃなくなるです。

 名取は嫌がりながらも、蟹江くんに惹かれてみたいだしと、お決まりのパターンだと、おまけで見ていたアニメなので、「ふ~ん」だったです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 7

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

タイトルなし

僧侶枠の息が長くて、もはや続きが気になる

今回は親戚の代わりに女子高生になる主人公と元同級生の教師との絡みを描いております。

安定のエロさでした。前作に負けず劣らずいたしております。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「子供には教えられないことシてやるよ」

この作品の原作は未読です。
所謂「僧侶枠」第4作目の作品となります。
そして2018年4月現在、第5作目の作品が放送されています。

振り返ってみると、この「僧侶枠」が誕生して1年が過ぎたんですね。
最初は一過性の可能性も否定できないと思っていましたが、気が付くともう1年…

枠化されて1年…これは結構重要な意味合いが感じられます。
「枠」という意味の一つに「物事をふちどるような、定まった型。」があります。
「定まった型」1年という歳月を4つの作品で繋いだことにより、このシリーズが放送される時間帯が定まり一般化した…と言えると思います。

これまでのアニメ作品を振り返ってみると、私の知っている「枠」化されている作品って、例えば「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」など長寿番組と、あとは「ハオライナーズ枠」の作品くらい…
どんなに面白くても、どんなに人気のある作品でも物語である以上、いつかは完結します。
だから作品単体ではどう頑張っても枠化することはできないんです。

毎週末の夕方に上記の長寿番組は必ず放送されることを私たちは知っています。
それはその時間帯に、その作品の枠が確保されているから…
この僧侶枠は、大きさの大小はあるにせよ、日本を代表する長寿番組と同義なんですよね。

そう考えると、世の中に発信し続けることがどの様な結果に繋がっていくのか…
この僧侶枠はその答えの一つなのではないでしょうか。

あにこれでの総合得点はお世辞にも高いとは言えません。
作品を棚に入れた人も多くはなくて、感想・評価を書いた人、となると更に絞り込まれます。
それでもずっと放送され続けているのは、このシリーズが人気にある何よりの証なんじゃないかと思います。

物語の方は、僧侶枠ならではのテンプレ…
主人公のヒロインは気が小さく、強引な押しに弱く、でも心優しく儚げな感じ…
そして相手役はイケメン、強引、ジェラシーといった3点セットの持ち主…
だからヒロインと相手役…そして物語の舞台の設定を変えれば、まるで金太郎飴の様に次々と新たな物語が生まれる感じです。

今回の主人公は、原田ひとみさんがCVを務める25歳の名取花…
25歳で絶賛再就職活動中である彼女は、叔母からの頼みで不登校である従妹の代わりに高校に通うことになるんです。
25歳で見た目は女子高生と変わらない…本人にとってこれはこれで微妙な評価だと思いますが、言われた通りに登校してみたところ、あっさりと正体がバレてしまうんです。

それもそのはず…
正体がバレた相手は、高校の時に花のクラスメイトだった蟹江亮人だったのですから…
彼は高校の先生としてこの学校で働いていたのでした。
こうして二人は偶然再会し…このレビューのタイトルの様に物語が展開していきます。

5分枠のショート作品なので、「迷ったら視聴する」的な作品だと思います。
物語の内容は、このシリーズ自体がテンプレ性が強いので、何を書いてもネタバレになりそうな気がするから割愛します。

このシリーズで何気に好きなのは主題歌です。
今回の主題歌は、葉月さきさんの「Reunion」
この曲でこのシリーズ3曲目…この曲がこれまでで一番好きかもです。

1クール12話の物語でした。
この作品の略称は「にごじょ」と言うそうです。
この略称も覚えられるか正直微妙です。
でもこのシリーズは嫌いじゃないので次作もきっと視聴すると思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4
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