褐色の猪 さんの感想・評価
4.5
台湾の女流実写映画監督による長編アニメーション作品
東京アニメアワードフェスティバル2018(TAAF2018)長編コンペティション部門グランプリ獲得。
2018台北電影獎、100万元大賞、アニメーション賞、観客賞の三冠受賞。
台湾での初公開は2018年1月5日です。
アメリカや日本にて実写映画の作成を学んだ女流実写映画監督;宋欣穎(ソン・シンイン)氏、アニメーションによる表現の可能性を見出し幾つか短編アニメーションを作成、手応えを感じ本格的に長編アニメーションを作成されたそう。(短編の「幸福路上」も幾つかyoutubeなどに上がってます)
作成方法も実写映画方式だったそうで、その辺も構成や物語から滲みます。(特に短編を観た印象と長編を観た時の印象は大分違いました)
心温まる良い物語です。おすすめ^^
20180506 ----------
20180721 ----------
台湾文化センターでの特別上映会にて再視聴
一回目とまた印象が違いました、三世代となる女性達の物語、台湾の歴史、父親の存在感など作品に深み生んでますね。
今回は最初からラストまで暖かな涙溢れる観賞、
やはり良い作品です。
20191120 ----------
「幸福路のチー」として11月29日公開決定!
試写会にて再々鑑賞、
3回目にして漸く全貌を少ながら把握、
ちびまる子ちゃん風味の絵面に惑わされてはダメですね、
今敏氏の作品を何度も見返し演出を研究されたというソン監督、
序倒置、チーを軸に三世代となる女性達と父親や夫の存在感、台湾の歴史など絡ませバラバラにされた時間軸、静かにゆっくりピースが収束、確信成す希望の終幕、
まだ完全把握には至らず、
凄い作品です。