2017年度に放送されたアニメOVA一覧 175

あにこれの全ユーザーが2017年度に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の2017年度に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

73.0 1 2017年度アニメランキング1位
RWBY Volume4(日本語版)(OVA)

2017年10月7日
★★★★☆ 4.0 (17)
100人が棚に入れました
人類の脅威である怪物 “グリム"を退治し世界を守護しているハンター。そんなハンターの養成学校であるビーコン・アカデミーで、主人公ルビー・ローズはワイス・シュニー、ブレイク・ベラドンナと姉のヤン・シャオロンの 4 人でチーム RWBYを結成し、ハンターを目指して日々を送っていた。しかし、楽しくも平穏な日々は反社会的組織ホワイト・ファングと謎の人物たちの暗躍により終わりを迎えてしまう。アカデミーが襲撃され、離れ離れになってしまったチーム RWBY の 4 人。失ってしまった人のため、まだいる人のため―――彼女たちは再び立ち上がる!

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、洲崎綾、豊口めぐみ、斉藤壮馬、前野智昭、井上和彦、てらそままさき、林原めぐみ、平田広明、堀内賢雄、釘宮理恵、甲斐田裕子、井上麻里奈、大川透、塩屋翼、大塚明夫、井上喜久子

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

【どん底から這い上がる鍵は家族の愛!】Let's Just Live! Day by Day【チームRNJRは行くよどこまでも~】

アメリカの一大ユーチューバー集団、Rooster Teeth(以下、RT社)が展開するWEBアニメとしては世界最大規模のムーブメントともいえる3DCGアニメシリーズの第4シーズン
2016年秋~2017年冬に掛けて公式サイトやYoutubeで公開されたものを日本の豪華声優陣で吹替し、196分の本編を劇場公開用に148分に再編集したものです


ちなみに再三お知らせしていますが英語版本編自体はようつべで無料で普通に観れます↓
https://youtu.be/IZKpkzPIRlw


そして196分を148分に編集、と言いましたがブルーレイ&DVDではノーカットの本編が収録されているのでこの劇場公開版はある意味貴重です
かなり美味しい良編集だと個人的には思ってます


前作までのあらすじ等は一切無いのでvol3までの予習は必須です
前作ラスト、シンダーの企みによってビーコン・アカデミーとCCTタワーは陥落、ピュラとペニーという最愛の友を二人も亡くし、ヤンは右腕を切断する重傷を負った
銀の瞳の力でシンダーとドラゴングリムに一矢報いたルビーだったが、ワイスは父親がアトラスに連れ帰り、ブレイクはメナジェリーに逃避行し、ヤンはパッチ島で床に伏せてしまった
ルビー、ノーラ、ジョーン、レンの4人は新チームRNJR(レンジャー)を結成し、シンダー達の次の標的と目されるミストラルのヘイヴン・アカデミーを目指すのであった…


まず新チームRNJRというこれまでとは一風変わった組み合わせのキャラ達の掛け合いが見所です
ハッチャケたルビーとノーラの女子二人と、その尻に敷かれるジョーンとレンの凸凹感をご堪能下さいw
一方でビーコン陥落の悲劇からいち早く立ち上がったが事態の全容を何一つ知らないルビーに対し、ピュラを救えなかったことを若干引きずりつつも全キャラ中もっとも急成長を遂げたジョーンが少し対比的に描かれてますね


そしてワイス、ブレイク、ヤンは各々別々の故郷でビーコンの戦いの傷を癒しています
愉快なRNJRとは対照的に、感傷的に描かれる3人のお話が同時並行的に進んでいく様は群像劇として良く出来ていますね
さらにここに5人目の主人公ともいうべき新キャラ、オスカーの物語が加わるわけですが…詳細は是非ご自身の目で本編をご確認下さい


さて、これまで西欧風の街並みだったヴェイルという国を離れ、アニマという大陸を西から東へ横断しミストラルを目指すわけですが、このミストラル周辺はもっぱらエスニック風の街並みが描かれていてかなり雰囲気の違いを感じれることでしょう
「クチナシ」「ヒガンバナ」「オニユリ」「クロユリ」など明らかな日本語読みも登場することからアジアを意識した設定のようです


その一方、既に名前だけは既出だった最果ての地、メナジェリーはその経緯も含めオーストラリア風の南国の島として描かれています
このように今まで設定上にしか存在しなかった『RWBY』の世界観が事細かに描写されるのも本作の見所の1つと言えるでしょう


さて、特に今回の物語上で重要なポイントになっているのが各々の家族の描写です
既に不仲であることが言及されていたワイスと父ジャックの確執
家出娘であるはずのブレイクを暖かく迎えるベラドンナ夫妻
ヤンの再起を少しずつ応援するタイヤンと娘を気にかけているのかいないのか解らず仕舞いで不干渉主義なレイヴン
最期の最期まで愛する息子を必死に守り抜こうとしたレン夫妻…
十人十色ならぬ十家族十色とでも言うべきそれぞれの家族の物語、今作で是非注目して欲しいところです


ところで今作から3DCGの質感がガラリと変わりましたね
前作まではPooserというソフトを主に使用していたのですが、日本のアニメをはじめ、世界的にアニメ制作の現場で使用されているPencilというプラグインの著しい進化を受けて、これに追従すべくRT社でもMayaというソフトへの完全移行を図ったためです
まだまだテクスチャなど煮詰める課題は多そうですが少なくとも表情に関しては以前より複雑で繊細な表現が可能になったようで、今作の重厚な人間ドラマを観応えあるものに仕上げています


そして、我が国の豪華声優陣の演技もそんなRT社の進化に一歩もたじろいだりはしてません
個人的には今回レンを演じる斉藤壮馬と幼い頃のレンを演じた…○○○○○さんの濃厚でアツいな芝居のリンクが最も素晴らしいと思ったポイントでした


さあ、実はWEB上ではVolume5が既にスタートしているんです!
暗躍する敵の謎、世界の謎、これにチームRNJRは打って出ることが出来るのか!?
そしてチームRWBYが再び一堂に会することが出来るのか!?
ますます『RWBY』から目が離せませんね!!!


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子
Emerald Sustrai(エメラルド・サストライ)井上麻里奈
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Adam Taurus(アダム・トーラス)中村悠一
Raven Branwen(レイヴン・ブランウェン)林原めぐみ
Qrow Branwen(クロウ・ブランウェン)平田広明
Taiyang Xiao Long(タイヤン・シャオロン)堀内賢雄
Salem(セイラム)井上喜久子
Arthur Watts(アーサー・ワッツ)大川徹
Hazel Rainart(ヘイゼル・レイナート)大塚明夫
Tyrian Callows(ティリアン・キャロウズ)塩屋翼
Oscar Pine(オスカー・パイン)釘宮理恵

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

チームRWBY再結成なるか?親玉登場、敵の狙いも明らかに!

 RWBYの続き楽しみ楽しみだったです。今回も、今まで同様長いアニメだったです。振り返ってみると、作画はCGゲームキャラからCGアニメキャラにさらに洗練され、内容が今までより濃くなったかなぁだったです。

 前回Volume3最後の方に出てきた、邪悪な親玉みたいな白塗りおばさんの正体も明らかになったです。やはり想像通りだったです。倒されたと思ったシンダーも言語障害みたいになりながらも生きているし・・・。

 ビーコン・アカデミーが前回の大規模な襲撃により陥落したところに、シンダー、エメラルド、マーキュリーのほかにワッツ、ヘイゼル、ティリアンらおっさん達と、遂に親玉セイラム登場だったです。

 前回結成の新パーティ、チームRNJRとともにミストラルをめざす、ルビー。いきなりグリムと激しいバトル。ジョーンの指示から、強力な連携をみせるルビー、ライ、ノーラたちが出てくるです。これに限らず今回のVolume4は、今まで以上にグリムを初め敵のレベルが高いです。

 チームRWBYの面々は、ルビー以外どうなっていて立ち直っていくのかが、見所の一つでもあるです。ヤン、ワイスも興味深いけど、ブレイクに立ちはだかる障害が面白いです。サンがブレイクをいつの間にか尾行してたです。ブレイクとサンの息のあったグリムとの海上バトル、ブレイクの両親の登場、立ちはだかるる陰謀を後半に知りブレイクはどうするのか?だったです。

 消えたオズピン教授はどうしているのか?陰から見守るクロウおじさん。シリーズの中でも比べ物にならない強さを誇る強敵がルビー達の前に現れ、ルビー達だけで手に負えない時、登場クロウおじさん強すぎだったです。この激しいバトルの行方、どうなるのか?これも見所です。

 これを機に伝説を中心として語られる{netabare}、銀の目の力など、この世界の真実とは?です。「知恵、創造、破壊、選択」というレリックという力を狙う恐るべき陰謀は、これまでのRWBYの物語が、一つの線につながるような{/netabare}重要な話だったです。

 ルビー達の行き先で、ライ、ノーラの過去と因縁のグリム登場も必見です。これらを乗り越えた先に何があるのか?だったです。無事、ミストラルにたどり着けるのか?見てのお楽しみです。

{netabare} 最後あたりも、陰謀漂うシーン、またもやまだまだ続くラストは、にくい終わり方だったです。Volume5いつ上映されるのか?分からなく、気になる気になるです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

間のお話

 映画館で観てきました。
 
 ちょっと仲だるみかな。Volume1~3を第1部とするなら、このVolume4は第2部の1話に過ぎない。そのせいで、特に大きく物語が進展する訳ではなかった。
 新たに登場人物を増やして、これからってところです。まだ第2部においては"起承転結"の"起"にあたります。正直面白さは感じませんでした。だけど、悪いとは思わなかったので下げてはいません。

 2時間40分くらい上映時間があったんだけど、長さは全く感じませんでした。理由としてはカット数が多いからだと思います。ひとつのシーンを分割して他のシーンと繋げて構成しています。そのおかげで長さは感じなかった。
 カット数が多い作品は必然的にテンポが良くなる。最近のだと「シン・ゴジラ」なんかは、カット数をめちゃくちゃ多くして、セリフを早口で言わせてるので、2時間の映画でも1時間ぐらいに感じる。
 これが長所でもあると思うんだけど、不満もあります。戦闘シーンを続けて観たいのに、他のシーンを入れられて、戦闘シーンで興奮していた気持ちが一度下がる。ドラマパートを分けるのはいいけど、戦闘シーンは続けて観たいかな。
 元々が劇場公開用の物ではないので、構成にうんぬんいっても仕方がないかもしれないですけど。逆にテレビシリーズでやられた方が嫌だけど。「この戦闘シーンの続きは来週です」とかやられたらもどかしい。まとめて観れたことを良しとしましょう。

 良いなと思ったのが音楽です。挿入歌と主題歌は抜いた音楽です。不気味なシーンとか、効果的に音楽を使用していて、凄く雰囲気が出ていました。カメラワークが良い所もあったので、それと相俟ったシーンは画面に飲みこまれました。逆に音楽を使わず、沈黙のシーンもあったので、それも良かったです。
 挿入歌と主題歌はあんまり好きじゃないです。ずっとサビみたいでやかましい。挿入歌そのものがあまり好きじゃないので、戦闘シーンの盛り上がるところでも、あんまり使ってほしくないです。ボーカル無しのが好きです。
 あと、バラード調の挿入歌もあったけど、いつものやかましい曲じゃなくて、逆に違和感があった。なんか凄く変に意識してしまった。

 キャラクターデザインがちょっと変わったのか、わからないけど、顔が子供っぽくなった気がしました。特に子供の目が大きくて、はっきりいって異形でした。輪郭もちょっと違和感あったかな。

 一番の不満は過去回想のシーンがあったことです。別にそんなに興味深くもなかったし、わざわざ過去回想する必要があったかなと。テンポも崩れるし、あまりにも突然だったので、ちょっと嫌いなところでした。

 声優はいつも通り良かったです。
 CGの動きとカメラワークも凝ってて良い出来でした。

 最終評価は 5 / 10 点です。

 噂によると40分?ぐらい劇場公開用はカットされたシーンがあるとのことなので、時間があったらチェックしてみます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

71.7 2 2017年度アニメランキング2位
小林さんちのメイドラゴン 未放送 第14話「バレンタイン、そして温泉!(あんまり期待しないでください)」(OVA)

2017年9月20日
★★★★☆ 3.9 (120)
682人が棚に入れました
小林さんちのメイドラゴンBD&DVD第7巻に収録。

バレンタイン。トールは身も心も小林さんを手に入れようと、媚薬入りの特製チョコを作る。小林さんはトールのそんな下心を見抜き、見事に受け取りを回避するのだったが、ひょんなことから媚薬チョコを口にしてしまう……。
心機一転、今度は温泉旅行に向かう一同。エルマたちドラゴンと、才川や翔太君までみんなが勢揃い。そんな楽しい旅行の中、トールは小林さんへもう一度チョコを渡すタイミングを一人うかがっていた――。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

私は24時間365日小林さんのメイドドラゴンです

原作未読 全1話

小林さんちのメイドラゴン1期(1〜13話)の未放送分14話です。AT-Xで放送していましたのであんまり期待しないでw観てみました。

タイトルの通り、お話は2つに分かれています。

それぞれのキャラがそれぞれのキャラにチョコを渡して食べてもらおうとします。トールと小林さん、才川とカンナカムイとのやりとりが面白かったですね。

才川の一生懸命さがちょっと可愛く思えましたw

本当に2人ともそれぞれが好きなんですね。

エルマの勘違いもあいかわらずw小林さんも言っていましたが、トールの気持ちがなんとなくわかりますw

後半は温泉旅行のお話、卓球大会はそれぞれの個性が出ていましたねw

トールと小林さんとの絆がより深まった感じがしました。

OP/EDは1期と同じ曲でした。

最後に、温泉に入った後の飲み物は美味しいですね。(私は牛乳orコーヒー牛乳ですがw)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いつものノリでいつも以上の満足感

一期の特別編で、バレンタインデーと温泉回の二大エピソードを本編同様のノリで楽しめる内容となっております。

冒頭からチョコを作るトールの不敵な笑みが不気味でしたが、翌朝渡そうとして小林さんに死んだ魚を見るような目で詰問されるや怪しいチョコを渡すのを止めるあたりはらしさがありましたね。その怪しいチョコを巡ってちょっとしたドタバタがある一方で他のキャラ達のバレンタインの人間模様も描かれており、微笑ましかったです。

温泉回は他の作品だとサービス回重視になりがちなところ、そこはさすが京アニで温泉旅を満喫する小林さん達一行をほのぼのとした雰囲気で描いており、まったり楽しめる点は好印象でした。

特別編という事で本編のノリや雰囲気ながら満足感の高い出来だったと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

71.6 3 2017年度アニメランキング3位
ヤマノススメ おもいでプレゼント(OVA)

2017年10月28日
★★★★☆ 3.9 (102)
432人が棚に入れました
「天覧山に、高尾山、三ツ峠!」これまで登ったいろいろな山と、おもいでが詰まった写真を見ていたあおいとひなた。ふと、あおいの部屋にあった宝箱を開けてしまったひなたは、手作りで不格好のアクセサリーを見つける。それをきっかけにひなたは、あおいと一緒に過ごした、幼いある日のことに思いを馳せる――。

声優・キャラクター
井口裕香、阿澄佳奈、日笠陽子、小倉唯

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

どんぐりころころプレゼント

 今までのヤマノススメの回想に始まり、ここなから進んで、かえでちょこっと、あおいとひなたな展開だったです。

 「おもいでプレゼント」というだけあって、思い出がメインとした展開だったです。

 かえでちゃん楽しみにしていたお母さんとのお出かけが、その日はできなくなちゃったけど、そのおかげでお母さんとの思い出に浸ることができ、「これでいいのだ!」だったです。

 あおいとひなたは、相変わらずみたいだったけど、あおいの部屋で見つけたある物をきっかけに、幼い頃を思い出すひなたな展開だったです。その思い出に触れたとき、ひなたはどうだったか?あおいはどう反応するのか?は、見てのお楽しみです。

 ここな、ひなただったなぁです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

飯能は、きっと天国

このアニメを見ていると、時間の流れがとてもゆっくりに感じられます。

普段は、仕事→野球観戦→プリキュア→睡眠時間の確保、のサイクルに追われる毎日ですが、
そんな殺伐(?)とした気持ちが一瞬にして洗われる、魔法のような時間を感じることができます。

はっきり言って内容は無いようって感じなのですが、不思議と何度も見たくなってしまいます。



参考動画

↓サンキュータツオさんの熱弁をご覧ください(笑)

https://youtu.be/J2nj3pJEfWI?t=54m50s





P.S.飯能市立図書館はものすごく評判の良い施設なので、いつか行ってみたいものです

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ここなちゃん・・・、エエ娘やなぁ(笑)

【ここなの8月31日】
夏休み最後のこの日、ここなは一人で、飯能を散策しつつ、母親との思い出を巡る。
本編20話の「飯能大冒険」を彷彿とさせる話。
ここなちゃんの母娘の繋がりに心温まる作品。

【ひなたの10月28日】
あおいの部屋で、どんぐりを使った手作り髪飾りを見つけたひなた。
それは・・・。
あおいとひなたの過去、そして現在へと繋がる友情物語。

それにしても、あおい&ひなたとここなちゃんが{netabare}『過去に、すれ違っていた』{/netabare}演出って、本編の”ホタルの回”以来、個人的にツボです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27

71.5 4 2017年度アニメランキング4位
この素晴らしい世界に祝福を! 第12巻 OAD付き限定版(OAD)

2017年7月24日
★★★★☆ 3.9 (97)
699人が棚に入れました
2017年1月からのTVアニメ第2期を記念して、三嶋くろね描きおろしイラストのボックスに、原作小説12巻+TVアニメでは放送されないオリジナルアニメを収録した限定商品の発売が決定!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

転生者の願いとは

原作未読 30分枠

この素晴らしい世界に祝福を!2期のOADです。AT-Xで放送されていたので観て観ました。

カズマ、アクア、めぐみん、ダグネスといつものメンバーと冒険者ギルドの受付嬢のルナと新キャラが出てきます。

カズマが、あることでルナ嬢に無理やりあるクエストを受けるお話です。

ダグネスは相変わらずクエストでも役に立たないですねw

オチもあって楽しく観れました。

OP・EDは2期と同じです。

最後に、この世界の女の子の衣装は露出多めですねw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

71.1 5 2017年度アニメランキング5位
夏目友人帳 陸 第4巻 特別編「鈴鳴るの切り株」(OVA)

2017年9月27日
★★★★☆ 3.9 (46)
191人が棚に入れました
七辻屋まで買い物に出掛けた夏目とニャンコ先生は道に倒れていた老人を助けると家まで送ることに。
その老人は妖で住まいは隣町のお宮の参道にある銀杏の切り株で先日の雷で倒木してしまったと言う。
さらに夏目はズズナルの樹と呼ばれる妖の話を聞くと、間もなく土に還る時が迫ってきているが、
昔に人間と約束したことを忘れてしまい思い出すまで暫く水やりに通って欲しいと頼まれ……。
ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

割と悲しい話

夏目が途中で会った木のジジイの妖怪に人間との約束を思い出すまで毎日水やりを頼まれる。

{netabare}
【ネタバレ】
お祭りのおかげで人間のことを思い出した妖怪は、人間が20年前に会ったパン屋女の子で別の女の子を心配していたことを思い出す、夏目はその情報を頼りに探そうとするが、たまたま聞いた花屋の女性からパン屋はなくなっていることを知る、詳しい事情を聞くと、実はその子は既に亡くなっていてその花屋の女性こそが20年前女の子が心配していた子だと知る、次の日そのことを妖怪に知らせるとそこに花屋の女性が現れ、亡くなった女の子からもらったイチョウの押し花を渡される、その押し花こそ妖怪が女の子にあげたイチョウだった。
{/netabare}


結構悲しい話だった。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あまり「特別」感はない特別編

TVシリーズ『夏目友人帳 陸』のBD&DVD 第4巻に収録されているOVAです。

上記パッケージを買わなくても、「あにてれ」という有料配信サイトで視聴可能ですが、この二つ以外の視聴方法は調べてないので知りません。

さて、夏目友人帳TVシリーズの各話ストーリーは基本的ないくつかのパターンに類別可能です。本作「鈴鳴るの切り株」は下記でいうとパターン3.で、本編エピソードとして作られていても違和感はない感じのお話ですね。

1. 友人帳に名前が記載された妖怪が名前を返して欲しいと訪ねてくる。

2. 夏目の霊力目当てに妖怪が襲ってきて、それに単独もしくはニャンコ先生との協力などで対抗する。およびこれの変形で的場一門などが絡んでくる。

3. 単純に霊能者としての夏目に対して「見えているなら助けて欲しい」と妖怪が言ってくる。およびこれの変形で名取さんなどに協力を求められる。

特にパターン3.では相手が人間であることで妖怪側が直接手を下せないために協力を求められることがほとんどですが、本作もそういう感じのお話です。

ただし「特別編」というくらいで、観ていなくても以降のTVシリーズのエピソード視聴にはあまり影響しません。基本的にパターン3.は「いい話」風に終わることが多く、その意味では観ていて安心ですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

約束

約束を懸命に守る者は美しい。
それがよぼよぼのおじいさんであろうとも、妖怪であろうとも、誰であろうとも…
それを感じさせる物語でした。


夏目はある日、道で倒れていた妖怪を助けます。
妖怪は鈴鳴るの木の精霊でした。
でも、木は切り倒されて切り株だけになり、間もなく来る死を待つのみです。

しかし、その妖怪は、人間と交わした約束を果たすまではなかなか死に切れません。
約束したのは20年以上も前だというのに…


今回も夏目のお人よしが良くわかる内容でした。

そして、最後に奇跡が起きます。
その奇跡は、人が起こす奇跡と妖怪が起こす奇跡とふたつあります。

それらの奇跡は、ほんのわずかな可能性を信じて夏目や妖怪が懸命に努力したからこそできた奇跡だと思います。

それらの奇跡は、ふたつとも素晴らしかったです。


ところで、風により大量の銀杏の葉がこすれると、まるで鈴が鳴っているように聞こえるそうです。
そう聞こえる人と聞こえない人とがいるそうですが、
鈴が鳴るように聞こえたら素敵ですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

70.7 6 2017年度アニメランキング6位
ゆゆ式 困らせたり、困らされたり(OVA)

2017年2月22日
★★★★☆ 3.8 (84)
424人が棚に入れました
ノーイベント・グッドライフ!あの情報処理部が帰ってくる!
『まんがタイムきらら』の人気作「ゆゆ式」の新作エピソードがOVAでリリース決定!

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゆる~い感じで観られます。TVシリーズ観ていた人は楽しめるはず。

TVシリーズで人気だった、三上小又先生のまんがタイムきらら連載の4コマ原作アニメのOVA。
新作エピソードということで楽しみにしていました。
実際数年経っているとは思えないほど違和感なく視聴できました。

ゆずこ・ゆい・ゆかりの仲良しJK3人組の日常を描いた作品。
1話だけなのが勿体無いくらいクスっと笑える作品でした。
ゆずこ・ゆかりのボケに対するゆいのツッコミが気持ちいいです。

OP・EDも新曲になって新鮮でしたが、こちらもいい曲です。
種田さんが復帰して良かったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今日も元気な「唯ちゃん困らし」に、癒される♪

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ゆゆ式は、今日も元気に通常運転です♪ ゆゆ式好きなら外れないし、嫌いなら当たらないっすね。作画とかテンポもまんまで、嬉しかったな~。


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一番笑ったネタ→「誰だ! 敵か? それともパン派か!?」「どんな二択だよ!」

流石というか、感心したツッコミは→「愛してるから困らせるんだよ~」に対して「DVの人か」。「一度で良いから~」に対して「悪い男か!」

あんなバカな感じに見せといて、帰ってすぐ勉強している ゆず子の、微妙に歪んだ感じがたまらなく好きです。

何気に、あいちゃん&岡ちー&ふみおちゃん、のトリオ好きなんだな~♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「しゅぽーん…」←この作品の特徴を良く捉えた台詞だと思います。

この作品は、ゆゆ式1期の続編に位置するOVAです。
物語が3人の女子高校生の日常を中心に描いているので、この作品から視聴しても問題無いと思いますが、キャラの説明などは何一つ入らず物語が始まった途端、この作品の世界にどっぷり浸かっていく感じなので、作品をより堪能したい方は1期からの視聴をお勧めします。

このOVAのタイトルは「困らせたり、困らされたり」…という事で、主要登場人物である野々原ゆずこ(CV:大久保瑠美さん)、日向縁(CV:種田梨沙さん)、櫟井唯(CV:津田美波さん)の3人が学校の休み時間を過ごす過程で発生した展開なのですが、この作品の持つ「ほんわか感」も相まって、タイトルの意味を額面通りに受け取ってはいけない作品…だと思いました。

何故なら、困らせようとする言動の一つ一つを見ると、正直殆ど困らないモノばかり…
多少のウザさは感じるモノもありますが、普通に考えて許容範囲の内容ばかりなんです。
それでも、このタイトルが採用されたのは3人が3人ともお互いの事が大好きで、一緒にいる時間をとても大切にしているから…そして普段の当たり前の一つ一つを決して忘れない思い出に昇華させようとしているから…こんな風に感じました。

会話の展開としては、まずゆずこがボケて、縁がそのボケに乗っかり唯が突っ込む…この三角形が見事な調和を醸し出しています。

ゆずこのボケ…ハッキリ言って中々凄いと思います。何故なら「火の無いところに煙は立たぬ」というコトワザがありますが、ゆずこは火の無いところに煙を立たせるに止まらず、消火用の水まで用意するレベルなんですから…
ゆずこの頭脳明晰な一面を垣間見れる点だと思います。
そして大切な思い出に…と思って行動するのはゆずこも縁も一緒です。

それでは、唯が二人とベクトルが異なっているか…というと決してそんな事はありません。
唯が突っ込み役に徹しているのは、恥ずかしがり屋の性格も手伝って二の足を踏んでいるからだと思いますが基本的に一般人だから…
頭脳明晰なゆずこのボケのタイミングとテンポの速さは抜群なので、そのボケに乗れなくても全然おかしくありません。
でも唯の良いところは、目の前の出来事を自分なりの解釈を加えて反芻するところ…

唯が反芻するのもきっと彼女の性格のせい…
だから自分がボケるタイミングは、きっとこれまで数多く失ってきたんだと思います。
口には出さなくても唯なりの胸への落とし方…つまり彼女なりの昇華方法があるのが第3者の視点で見ると良く分かります。

この作品を視聴したのは2013年の春なので今から約4年前…当時は感動系の作品ばかり視聴していて、日常系の作品はあまり馴染みがありませんでした。
でも色んな日常系の作品を経て改めてこの作品を見ると、このゆったり感に堪らない心地良さを感じます。
本レビュータイトルの「しゅぽーん…」を含め、食いつきたい点のある方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「きらめきっ!の日」
エンディングテーマ「青空のつくりかた」
どちらも主要登場人物3人で構成している「情報処理部」が歌っています。

30分1話のOVAでしたが、彼女達の「らしさ」が30分に凝縮された作品だったと思います。
この作品で気になったのが…種田さんの動向です。
病気療養に伴う代役にこの作品が入っていなかったこと…
2016年の11月に上映された「きんモザ」の様に休止前に収録が完了している訳でも無さそうですし…
これはいよいよ種田さん復活の兆しと考えても…などと一人で勝手に盛り上がっています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

70.3 7 2017年度アニメランキング7位
ブレードランナー ブラックアウト2022(Webアニメ)

2017年9月26日
★★★★☆ 3.8 (38)
202人が棚に入れました
『ブレードランナー2049』へ至る、空白の30年間。2022年に起きた大停電<ブラックアウト 2022>とは?

「ブレードランナー」から「ブレードランナー2049」の橋渡しとなる作品。

視聴はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=MKFREpMeao0

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「今」の日本

「マクロスプラス」「カウボーイビバップ」「サムライチャンプルー」「残響のテロル」の渡辺信一郎監督が、たった15分のブレードランナーの短編アニメに監督の演出センス抜群の傑作として仕上げている。

いやはや驚きである。まだまだ現役ということか。

ブレードランナー2022はアニメーションと言うよりは「映画」である。コンテの切り方、画面の構図、人物の動きは「マンガ」ではなく「実写」のそれであり、このまま俳優を置いて撮影できるだろう。そこが、「アニメ」ではないリアリズムで、どちらかといえば、アメコミやバンドデシネの世界である。そもそもブレードランナー自体がフランスの漫画家ジャンジローメビウスの世界観であり、名作SF「エイリアン」やデビットリンチの「デューン」、「アバター」などのジェームズキャメロン作品のコンセプトであり、世界的に有名な漫画家である。あの士郎正宗、大友克洋や宮崎駿は彼の影響下にある。映像を目指したことのある人間はその名を聞いたことのない人はいないだろう。

汚れた未来と言ってしまうと古いイメージなので、現代の日本の状況と照らし合わせてみてほしい。情報ネットワークの異常な発達、AI問題、アダルトビデオ問題、少子化、独身率の高さなどをとってみても「現代」がブレードランナーの世界とリンクしているのだ。

そういった意味でも、このアニメ作品はたった10分という枠の中でありながら2017年年間通してもトップクラスなのである。そうそこには我々の社会そのものが描かれている。

あとがき:本編はアカデミー賞の視覚効果賞と編集賞を受賞。どちらの賞もハリウッドベテラン勢が受賞したのでそこまで目新しくはない。どちらかといえば、ギレルモ・デルトロ監督の「シェイプオブウォーター」の作品賞を含む4部門受賞の方が驚きであり、ハリウッドでキワモノ扱いされてきたような映画がその年の作品賞をとることは、アメコミや特撮ブームもあって世の中が変わったのかもしれない。アメリカでもいまやコミックや日本のアニメ漫画はネットの普及で若者を中心に広まっているので、世界的にオタク化の方向に向かっているのかもしれない。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

人類へようこそ!

映画「ブレードランナー 2049」の公開に先駆けて制作された15分の短編アニメ。

レプリカントと呼ばれる人造人間達の苦悩、人類への反抗を描きます。

舞台となるのは1982年に公開された実写映画「ブレードランナー」から3年後の地続きの世界、人とレプリカントの対立構造がより苛烈になった2022年のロサンゼルス。原作に当たる「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とは直接関係のないパラレルワールドを描いた作品となっています。

「ブレードランナー」と比べると、ショートフィルムの割に物語のスケールが大きく、その必然として展開は急ぎ足、作風はアクション偏重。人間ではなくレプリカント視点からディストピアを捉えている点にも大きな違いがあります。

アメリカンコミックから飛び出した様な荒い画のコマ飛び映像を交えて語られるプロローグは冒頭の2分間くらい。本編ではCG(トゥーンレンダリング等)をふんだんに駆使した美麗なアニメーションが展開されます。息をのむほど精密に作られた最高級のムービーは一見以上の価値あり。レプリカント少女トリクシーの儚くも華麗な舞に注目されたし!

ただ物語については良くも悪くも生粋のハリウッド印なので、過度の期待は禁物です。
{netabare}
SF設定についてもEMP攻撃に絶大な威力を持たせている点がややマンネリでお約束気味(汗)EMP対策は現代でも着々と進んでいる様ですし、未来社会の大企業ともなれば、より堅牢なデータの保護措置が取られているはず。ネット黎明期では通用するネタだったのかもしれませんが、これについては時代錯誤な印象を受けました。ブラックアウト-レプリカントに関する大部分のデータを消去する=物語を振り出しに戻す-の手段として手っ取り早く、分かりやすい方法だったのかも知れませんけど(汗)

元ネタは色々と挙げられると思いますが、わたしはやや古めの映画「エスケープ・フロム・L.A.」を真っ先に思い出しました。(だってLAだし‥笑)

※:高高度で核爆弾を爆発させて、そこで発生した電磁パルス(放射線)を利用し地上の電子機器に広範囲に打撃を与える戦術の事。
{/netabare}
本作の他に、その後日譚に当たる「2036:ネクサス・ドーン」と「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」というショートフィルム(この二つは実写)も公式からYoutubeとかにアップされていますので、劇場版に備えてそれらで予習しておくのもよろしいかと。

おさらいに時系列に沿って並べたものを以下に。

2019年:ブレードランナー(通常版、ディレクターズカット、ディレクターズカット最終版)
2022年:ブラックアウト
2036年:ネクサス・ドーン
2048年:ノーウェア・トゥ・ラン
2049年:ブレードランナー 2049

「ブレードランナー 2049」の日本公開日は今月27日。もう目と鼻の先ですね。前作で主人公を演じたハリソン・フォードが今回もリック・デッカード役で続投するそう。作中でも30年が経過しているので、おじいちゃんハリソンでも違和感無し(笑)活躍が楽しみです。

それにしても新作映画の宣伝の為に本作の様な高品質なアニメも含めたショートフィルムを3本も撮るとは、流石ハリウッド、度し難い(汗)おかげでブレードランナーの名を冠する映像作品が一気に7本に増えてしまいました。

2つで充分ですよ!‥とかはくれぐれも言わないよーに(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25

ダークフレイムマスオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

13分ですが世界感の魅力は伝えられるかな。

アンドロイドは電気羊の夢をみるか。一応原作はこれなんですが1982年公開のブレードランナーはほぼ別物。ストーリーは説明省略。その30年後の世界がブレードランナー2049なんですがそのプロモーションビデオですが緊迫感や散り際なんかよくまとまってるなと。

検索すればすぐ視聴できると思います。
〇〇は☓☓か?のパロは40年前にはやったんですが秋アニメでまさかこれがでてくるとは・・・
ちょっとした気分転換にでも見てください。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

69.8 8 2017年度アニメランキング8位
バジャのスタジオ(OVA)

2017年10月28日
★★★★☆ 3.9 (26)
75人が棚に入れました
 ぼくの名前は、バジャ。みんながそう呼ぶから、たぶんバジャ。
 アニメーションをつくっているスタジオで、大きな人みんなから可愛がられている。みんな好きだけど、一番好きなのは、外の池にいるアヒルちゃん。お話ししたことないけど、たぶん一番好き!
 でも、みんながいなくなった夜に、ネコがアヒルちゃんを襲っている!早くはやく、助けなくっちゃ!

 2017年10月28日のファン感謝イベントで上映された、京都アニメーションのオリジナル短編アニメ。

 監督 :三好一郎

 バジャ:吉田舞妃

 ココ :田所あずさ

 ギー :田村睦心

 カナ子:金元寿子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

足跡

京アニ製作の短編アニメ
“監督”木上益治氏としてはおそらく遺作にあたる作品です。


エンドロール含めて20分ですのでお気軽にどうぞ

概要:放送時にNHKが差し込んだテロップをそのままご紹介↓

~~~~~~~~~~

この作品は「世界中の人々、とりわけ子供たちに
笑顔になれるアニメを届けたい」という思いから
2017年に京都アニメーションとアニメーションDoが、
制作したものです。
アニメスタジオで暮らすバジャと、
ひたむきにアニメを作る人たちの日々が描かれています。
夢にあふれた作品を、お楽しみください。

~~~~~~~~~~

冒頭、細かいカット割りで注意を引きつつ、落ち着いてからは1カットのフレーム内でキャラの動きを出すなど演出面での工夫も感じとれる作品。

バジャの言葉を借りて、スタジオのスタッフを指しこんなこと言ってます。

「毎日魔法の道具で画にしてる きっとみんな○○(キャラの名前)が好き」

アニメの語源はラテン語で“生命”や“魂”を意味するアニマ。
優しい視線で描かれた『生命を吹き込む人々』たちの日常ファンタジーでした。


※1話OVA(OAD)は原則として評価3.5点をデフォルト値としてます



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2019年11月3日 前日周知

件名:11月4日(月) AM8:15 NHK総合


{netabare}天下のNHKさまですから全国津々浦々視聴可能かと。

記事になってたので知ってる方も多いと思います。

7月の事件で犠牲となった木上益治さんが、
「三好一郎」名義で監督した2017年の短編作品。
もちろんTV初登場です。
あにこれの感想もわずか4件と注目度低めなのでご紹介。


ご興味あれば周辺情報は各自でどうぞ。


こうやって京アニの作品にスポットライトをあててくれたNHKには感謝したい。{/netabare}



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2020.6.25 追記

地上波放送やYoutube配信が一段落し、現在、本作に触れることのできる機会は京アニショップでのディスク購入のみとなってます。自社イベント用のオリジナルアニメ、つまり商用ではないため残念ながら今後も触れられる機会はそう多くないと思われます。

京アニの作品サイトはこちら↓
https://www.kyotoanimation.co.jp/baja/


2019.11.03 前日周知
2019.11.04 初稿
2020.06.25 追記

投稿 : 2024/11/16
♥ : 33

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

やさしいスタジオ

約21分

2017年10月28日のファン感謝イベントで上映された、京都アニメーションのオリジナル短編アニメ。先日、NHKで放送されていた(ツルネの1話と共に)ので観てみました。

主人公は郊外の小さなアニメスタジオで飼われているハムスターぽい生き物のバジャ、夜バジャしかいないスタジオで制作しているアニメのキャラクターが動き出し、パジャが巻き込まれる不思議なお話です。

作画は柔らかてあたたかく優しい感じ、バジャの役は子役の方のみたいですね。

色々なトラブルはあったものの、最後はみんなが笑顔で終わりました。ほのぼのとしていましたね。

EDは有名な「手のひらを太陽に」、杉並児童合唱団が歌っていました。アンパンマンの原作者、やなせたかしさんが作詞されていることでも有名ですね。

最後に、泣かせるシーンはないのに、観始めた時から涙が出てしまいました。こんなに優しい世界を制作した京都アニメショーンのスタッフ、絶対に風化させてはいないことだと改めて思いましたね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

その作品には、日常を優しさと輝きで彩る魔法がかけられていました…

この作品は、京アニさんの自主制作アニメです。
「とあるアニメーションスタジオ」が舞台になっているようですが、その場所は京アニさんの会社の外観にとても良く似ているので、京アニで働く皆さんの仕事っぷりを題材にした作品だと錯覚しそうになります。


「ぼくの名前は、バジャ。みんながそう呼ぶから、たぶんバジャ。
小さいとき外からここへ来た。生まれたときのことは、よく覚えていない。」

夢にあふれるアニメーションを作っている「KOHATAアニメスタジオ」。
バジャはこのスタジオで、アニメを作り人たちに育てられています。
スタジオの外には池に浮かぶアヒルの友だち。楽しくて、幸せなバジャの毎日。

人びとがスタジオからいなくなった夜。
バジャがふと外をのぞくと、アヒルの友だちが猫におそわれています。

バジャは友だちを助けることができるのでしょうか。
夜の不思議な冒険がはじまります!


公式HPの「おはなし」を引用させて頂きました。

モノづくりって、優しさだけじゃ絶対に成し得ないモノだと思っていました。
ただ単にモノを作るだけじゃなく、その仕事を通じて自分を成長させる必要があるからです。
ですが、この作品を視聴して気付いたのは「優しさと甘えを履き違えてはいけない」ということです。

バジャのコミカルな動きや、アヒルの友だちを助けるため奮闘している姿は確かに見応えがありました。
それにココなんて一目で京アニさんと分かるキャラデザでしたし…
ですが、私の心に一番響いたのは、モノづくりの最前線であるスタジオの中で奮闘している皆さんの仕事っぷりとスタジオ内の雰囲気です。
普通に考えたら、会社の中でファンタジーな出来事なんて起こる筈がありません。
でもこのスタジオの雰囲気だったら、そんな奇跡が起こっておかしくない…
そう思えてくるから不思議です。

きっと、作り手の皆さんが自分の働く環境が大好きで、そして育んできたキャラクターに目一杯の愛情を注ぎ込んできて…そんな気持ちの伝わってくる作品だったからではないでしょうか。

起用されている声優さんもひーちゃん、田村睦心さんに田所あずささんと旬な声優さんが声をあててくれています。

1話20分超の作品です。
京アニさんを違った切り口で見る事が出来る貴重な作品だと思いましたし、私の職場にも近しい雰囲気を作ってみたいと気付かせてくれた作品になりました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

69.7 9 2017年度アニメランキング9位
RWBY Volume3(日本語版)(OVA)

2016年12月21日
★★★★☆ 4.0 (30)
286人が棚に入れました
人類は元来持っているその強さと賢さによってダストという力を発見する。ダストによってグリムという脅威である存在を退けることに成功した人類は、ついに訪れた平和な時間を謳歌していた…。15歳の少女ルビー・ローズ(Ruby Rose)はグリムを退治する存在であるハンターに憧れ、ハンター養成所であるビーコン・アカデミーへと入学を果たす。ビーコンにてチームRWBY(ルビー)のリーダーとなった彼女に様々な苦難が襲い掛かるが、そんな苦難を仲間と乗り越えていくとともに徐々に成長していく。

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、伊藤静、洲崎綾、斉藤壮馬、前野智昭、中島ヨシキ、潘めぐみ、川澄綾子、甲斐田裕子、三木眞一郎、井上麻里奈、緑川光、中村悠一、井上和彦、浅野真澄、てらそままさき、平田広明、堀内賢雄、井上喜久子

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

When! It!! Faaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaalls!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2015年秋~2016年冬に掛けてyoutube他web上にて公開された米国Rooster Teeth社の3DCGアニメ『RWBY』の第3シーズン全12話
(現在も無料公開されています)
『vol2』に引き続き日本語版が制作されました
ちなみに前作までのあらすじとか無いので『trailer』『vol1』『vol2』までの視聴は最低でも必須です


2015年1月、我々『RWBY』ファンを深い悲しみが襲いました・・・
シリーズの産みの親であるMonty Oum監督が急逝されたのです
当然、製作現場では混乱があったようで、一時期は『vol3』の完成も危ぶまれました
しかしMonty監督の意志を受け継いだRT社スタッフの尽力によって『vol3』は日の目を向かえることが出来たのです


まず、勘違いの無きように留めておいてほしいのですが、Monty監督夭折の前に全体のシナリオ構想は既に完成していたようです
監督が亡くなったことでストーリーが迷走する、といったことは無いようですのでご安心を


しかし今作、アクションシーンのモーションに関してはやはり試行錯誤が見受けられます
『RWBY』のアクションシーンは、Monty監督のセンスの賜物によるものだったことが改めて思い知らされるわけです
具体的にはエピソード毎でアクションシーンの演出がだいぶ異なってくるのがこの『vol3』です
物語は『vol1』の時から散々言われていたヴァイタルフェスティバルのトーナメントに突入し、ほぼ毎話に戦闘シーンがあります
その演出や動きのテンポ感が話数によってだいぶ違うのです
どうも複数の制作班が同時並行式に制作しているようですね


ですがご安心を
物語の終盤に差し掛かる頃にはMonty監督をも凌駕せんというアクションをRT社のスタッフ達は見事にモノにしてきます
さらに技術的な向上もありエフェクトやカメラワークの類に至っては『vol1』や『vol2』を上回る完成度です
キャラクターは一気に倍に増え、モブや背景のディティールも作り込みもさらに細かくなっていく
(ちなみに動く必要の無いモブがモデリングではなく作画なのは『アルペジオ』でもやってましたね)


また、既に本国版BDを購入したファンの報告にはあったのですが、WEB版からBD版へのマスタリング時に施されたリテイクがかなり大量にあります
主にアクションシーンでのブラーの掛け方などのエフェクト類が綺麗に掛かっており、WEB版でイマヒトツかな?と思っていたシーンも迫力やスピード感が増していてほとんど別モノと言っていいです
オイラはCrow vs Winter戦やRWBY VS FNKI戦の印象がだいぶ変わりましたよ
楽曲の差し替えというか、少しアレンジとマスタリングとタイミングを変えたのも良かった
正直WEBで無料で観られるからいいや、で済ますのはもったいなさ過ぎます


ああ、ちなみに公式発表されてませんがチームFNKIの一人でローラーブレードとサイリウムヌンチャク(笑)で戦うNyan Cat(というYouTubeで謎の世界的ヒットを記録したボカロ曲)を擬人化したNeonタソの吹替声優は『響け!ユーフォニアム』で夏紀先輩を演じた藤村鼓乃美さんなので注目して欲しいところです


あとこれはvol1、vol2のページに書き忘れたのですが、この日本語吹替版は現在視聴可能な世界中全てのWEB版、米国公式BDパッケージ含めたどのどのバージョンの『RWBY』よりも高画質に収録されております
音声に至っては5.1ch化されており、吹替版はさらにリマスタリングされています
原語ver派もこの日本語吹替版BDは入手の価値あるわけです


お話も大きく動き、起承転結で言えば転、序破急で言えば破、『スターウォーズ』で言えば『シスの復讐』です
劇場でオイラは後半1時間涙が止まりませんでした;;
散々名前だけが語れていたCrowおじさん、Winterお姉さま、Taiyangパパも遂に登場します
そして、前作でビーコンにまんまと潜入したCinder一味がいよいよその悪しき計画を実行に移します
前作にも増してエピックでスペクタクルな展開にご期待下さい


ちなみに原語版は10/22よりいよいよ『vol4』の公開がスタートします
この機に『vol3』までチェックしていただければ、この『RWBY』というビッグウェーブに乗ることが出来るのです
乗るしかねぇ!この波にぃっ!!!


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ産休の為→代役 伊藤静
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Glynda Goodwitch(グリンダ・グッドウィッチ)浅野真澄
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
Penny Polendina(ペニー・ポレンディーナ)潘めぐみ
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子
Neptune Vasilias(ネプチューン・ヴァシリアス)中島ヨシキ
Emerald Sustrai(エメラルド・サストライ)井上麻里奈
Mercury Black(マーキュリー・ブラック)緑川光
Coco Adel(ココ・アデル)伊藤静
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Adam Taurus(アダム・トーラス)中村悠一


↓『vol3』からの新キャラ&吹替キャスト↓
Winter Schnee(ウィンター・シュニー)川澄綾子
Qrow Branwen(クロウ・ブランウェン)平田広明
Taiyang Xiao Long(タイヤン・シャオロン)堀内賢雄
Salem(セイラム)井上喜久子


ちなみにオイラのイチオシはココ姐さん、それとちゃんニオことニオポリタンです^^b

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これで終わりでじゃなかったんだぁ!です。

 お墓参りから始まって、ルビーのお父さん初登場だったです。この世界の天下一武闘会、ヴァイタル・フェスティバルトーナメントがついに開幕。

 チームRUBY圧巻の所詮も含めて、バトルシーンがまた更にパワーアップした感じだったです。ジョーンのチームの戦いも戦いの中仲間でもめ事してあっさり勝っちゃうし、サンとネプチューンのチームも水をよけて戦うネプチューンが受けるです。

 ルビーのおじさんクロウ、ワイスのお姉さんウィンターの登場から、このトーナメントの裏で何やら陰謀が渦巻く展開で、Volume2から登場のエメラルド、マーキュリー、Volume1から登場のシンダーが、本格的に動くです。

 トーナメントが順調に進むと思われたさなか、{netabare}とんでもない罠にルビーのお姉さんのヤオがハメられ、ジョーンのチームのピュラまでもが・・・・だったです。物語が、思いもよらない方向に進んでいき、グリムが乱入したり、ブレイクの元仲間のホワイトファングまで出てきたり、前回捕まったローマンが脱走して参戦するなど、ハチャメチャな戦争みたいになったのは、凄かったです。ビーコンアカデミーの生徒総動員で結束も見どころです。ローマン、ルビーと戦って押せ押せだったけど思わぬ展開であっけなかったです。

 ここまで来て学長のオズピンも、軍隊のおっさんも活躍意外と凄いなぁです。今回から話のあった妖精の力だか何だかが、このシーリーズのカギになるみたいな感じです。
 その力が、敵の手に落ちてしまいピュラが・・・・。それを見た駆け付けた{/netabare}ルビー、何かに覚醒した展開は、謎だったです。どうなったか?は見てのお楽しみ。

 この戦いで、チームRUBYがまさかの展開に・・・。これから、新しい出会い??チームがあって、どんな展開になるのか?気になる気になるです。最後のほうに出てきた悪の根源みたいなおばさんが、これから出てくるみたいで印象的で謎めいてたです。
 今回も話の長めなアニメだったけど、見入ってしまうです。今までのRUBYより、キャラに今までにない表情が多くあったのは、良かったでしたです。いつ上映されるかわからないVolume4、もっと凄くなるみたいで、ワクワクワクワクです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ネタバレ

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ここまでが序章

 「Volume1」と「Volume2」は視聴済みです。
  ()内の文は、別に読まなくても構いません。

 この「Volume3」はRWBYにおける転機です。アカデミーでわいわいやっていただけでしたが、ようやく物語が大きく動き出します。1と2観てハマらなかった人も3までは観て欲しいなと思います。

 一番伝えたいことがネタバレになってしまうので、最後に書きます。

 日本風のアニメーションを作ろうということで始まった今作。影響を受けている描写は随所にみられる。RWBYの好きなところをいくつか紹介します。

 まずは、キャラクターです。非常に魅力的です。個性がそれぞれにしっかりあるし、心理描写も"心の声"を使わずにしっかりと表現できています。
 (けっこう色々なレビューで言ってると思うけど、"心の声"大嫌いなんですよ。例外もあるけど、登場人物の考え・思いを説明する必要なんてない。登場人物の心理は人物の行動だったり、仕草、セリフ、表情なんかから、視聴者が読み取っていくべきもの。漫画はそれが制約されてるから、頻繁に使われるけど、映像は別。動きや声があるんだから、それで表現するべき。わざわざ入れてテンポ崩したり、説明的にするのは好きじゃありません。)
 登場人物の数は多いけど、視点はしぼってるから、割とまとまりはとれてます。覚えるべき重要人物の数はさほど多くないです。男性キャラクターも多くて、そしてまた、大人も多いのがとても良い。

 次にアクション。良かったです。けど、私自身が飽きてきたのかな。1や2程の驚きを感じなかった。でも、良かったです。

 そして、日本のアニメの真似をしてほしくなかったところが一つだけあります。盛り上がるシーンでボーカル付きの音楽をかなり流すところです。あんまり好きじゃない。重要なセリフとかは言ってないシーンだから良いんだけどね。(日本のアニメ、セリフとボーカル被せるから・・・)

 音楽は、そこまでかな、聞いてて良いなって思えるのは特にない。まぁ音楽は、完全に個人の好みだと思ってます。音楽の評価をマイナスにするときは相当な理由があったときだけです。

 声優は英語か吹き替えどちらを評価していいのか、わからないので、意見を述べるだけで。英語版はね、監督や脚本家、プロデューサーなんかがやってるから、あまりよろしくない。向こうの声優さんもやたら声作ってて気持ち悪いし。
 吹き替え版は良いと思います。早見沙織とか、似たような役しかやらないから、ルビーの演技は普段と違ってて好きです。日笠陽子は、今作では似たような役ですね。どれ観ても日笠陽子はワイスみたいな役やってるから、最近ちょっと嫌になってきた笑。

 最後にネタバレ。ストーリーについてです。
 {netabare}
 単刀直入に言うと、死人がでます。今まで、RWBYを観てても、「どうせ生き残るんだろうな」とか「なんやかんやで敵逃げるんだろうな」とか思ってて、緊張感が無かった。
 しかし、今作ではそれが生まれました。素晴らしい。

 ストーリーは、まぁまぁって感じです。スタッフ曰くまだ序章なんでね、登場人物死んで、ようやく、主人公側も敵側も本格的に動き出すよってところです。
 これからに期待。
 {/netabare}

 最終評価は 6 / 10点です。

 DVD借りてもらうと、特典結構あるので、興味があったらどうぞ。ただ、本編最後まで観てから、特典観てね。めっちゃネタバレしてるから。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

69.6 10 2017年度アニメランキング10位
夏目友人帳 伍 第四巻 特別編「一夜盃(ひとよさかずき)」(OVA)

2017年3月22日
★★★★☆ 3.8 (39)
191人が棚に入れました
妖力を強くする湧き水をめぐり、一本角の妖怪に襲われていた夫婦妖怪ヒヅチとハツナを救った夏目。レイコを知るこの夫婦妖怪は旅をしながら盃を作っているという。夫婦が作る盃は、注いだ飲み物が極上になることで評判だったが、一晩で消えてしまうことから『一夜盃』と呼ばれていた。次の日、一夜盃で酒を飲みたいニャンコ先生と共に、夏目は夫婦のもとを訪れる。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最期まで支え合って生きていける幸せ

夫婦で盃を造りながら旅をする妖怪が登場します。

この妖怪がつくった盃でお酒を飲むと、とても美味しくなるとの評判です。
きっと神秘的な技術力があるのでしょう。もしかして努力を重ねてその技術を修得したのかもしれません。
まるで製造業の職人のような妖怪です。

でも、その妖怪は年老いているので、若いのときのように優れた盃を造ることができなくなってしまいました。

人間よりも遥かに遥かに長い寿命を持つ妖怪でも、年をとると人間と同じように老いてしまいます。
昔は簡単にできていたことができなくなる。
それは寂しいことです。

でも、この妖怪夫婦はお互いに支え合って生きています。生活しています。
この営みは人間と何ら変わりません。

こんな夫婦のように、いつまでもお互いに支え合って生きて行けたならば、幸せです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

69.5 11 2017年度アニメランキング11位
僕のヒーローアカデミア 第14巻OAD付限定版(OAD)

2017年6月2日
★★★★☆ 3.8 (33)
191人が棚に入れました
「僕のヒーローアカデミア Training of the Dead」あらすじ

ある日、雄英高校ヒーロー科1-Aの授業に勇学園の生徒4名が特別に参加することに。その中には、梅雨ちゃんの中学時代の親友・万偶数羽生子(声:内田真礼)の姿が。2人が再開を喜び、そして勇学園の藤見露召呂(声:木村良平)と爆豪がいきなりにらみ合いに・・・。屋外でのサバイバルをテーマにした合同授業が始まると、爆豪は次々と生徒たちを捕獲していき、いよいよ藤見とぶつかり合う。一方、出久やお茶子、轟、梅雨ちゃんらが周辺の様子を探っていると、謎のガスが辺りを包んでいた。すると、そこからなんとゾンビになった爆豪や飯田たちが出現!藤見の"個性"「ゾンビウィルス」でゾンビに変えられてしまったのだ!噛まれた人間もゾンビになってしまう恐ろしい"個性"。そしてゾンビの中には羽生子の姿も・・・!必死に呼びかける梅雨ちゃん!果たして、出久たちはみんなを救えるのか!?

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最後のオチが可愛い

時系列的は、2期の職場体験後、期末テストまでの間の話らしい。他校生が授業に参加するストーリー。
つゆちゃんのお友達が出てくる。
めっちゃ見た目のインパクトが強いキャラだった。

ゲスト声優が内田真礼、木村良平で豪華だなと思った。

ストーリー的には結構なコメディ寄り。
後半はほぼめちゃめちゃだった。
かっちゃんがのびのびとかっちゃんしててかっちゃん好きは見てて楽しいと思う。食い気味に喧嘩買う感じが面白かった。かっちゃんの声優がしこりんで本当に良かった。凄くキャラが生きてる。

ヒロアカの学生同士のやり取りを楽しく見れたので満足なストーリーだった。みんなキャラ性ぶれないから素晴らしいねヒロアカ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

69.5 11 2017年度アニメランキング11位
夏目友人帳 陸 第5巻 特別編「夢幻のかけら」(OVA)

2017年10月25日
★★★★☆ 3.8 (43)
174人が棚に入れました
名を返すため福音の森へ来ていた夏目とニャンコ先生は女子高生のタマミと出会う。
そこは人間が滅多に入ることができない異界の森。
夏目はタマミを森の出口まで送ろうとするが、タマミは白いフクロウに頼まれてここへやって来たという。
その白いフクロウとはタマミが数日前に助け、足に付けていた赤い石のリングをつけ直す前に飛び去ってしまったが、昨夜見た夢の中に現れたフクロウから森まで石を返しに来て欲しいと言われ……。
ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

普通の話

普通の人間では入れない妖怪の森でニャンコ先生はエビフライの匂いに誘われうっかり人間タマミの前で喋ってしまう、タマミは助けた白いフクロウに指輪を返すためにこの森へ来たのだという。

{netabare}
【ネタバレ】
夏目とニャンコ先生は森の主に名を返すために来ていた、タマミのフクロウ探しも手伝うため一緒に行動する、森の主を見つけた夏目は先に名前を返すがその森の主が白いフクロウだった、夏目は何で人間のタマミを来させたのか問い詰めるが自分からは外に出れず、本来なら人間は生かして帰さないが特例として記憶を消すから大丈夫だと言う、フクロウの姿でタマミと会ったがその印としてタマミに指輪の欠片を渡す。
{/netabare}

タマミの声が違和感あるぐらい。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

夏目友人帳の魅力に溢れた不思議の国のタマミ

23分の特別編で、これほどの感動作をつくってくださった原作者、監督、スタッフの方々に感謝します。
しかも、主人公が夏目でないところが新鮮でした。


お人よしの女子高生タマミは、ある日、枝に釣り糸で絡まった白フクロウを助けます。
助ける際、白フクロウが足に付けていた装飾品を返し忘れるのです。

その装飾品は福音の森の主の大切なものでした。

タマミはシロフクロウに装飾品を返すために妖怪が暮らす森に入ります。

偶然にも夏目とニャンコ先生も森の主に名前を返すためにここにきており、
タマミはニャンコ先生の指導を受けます。


まるで不思議の国のアリスならぬ不思議の国のタマミです。
タマミにとって夏目たちや森の主と過ごした時間はふわふわ温かく、心地良い時間でした。

装飾品をシロフクロウに返す際、シロフクロウは大切な装飾品をわざと砕き、一部をタマミに渡すのです。
きっと森の主は、タマミに助けられた恩や危険を顧みずに装飾品を返しに来てくれたタマミの優しさに心をうたれて、思い出として渡したかったのでしょう。

森を抜けると、タマミは昼間の記憶が全くありませんでした。
シロフクロウを助けたことも、夏目やニャンコ先生の顔も思い出せません。
記憶を消し去ること。それはこの森の掟だったのです。

でも、手の中に握り締められた装飾品のかけらを見ると、なぜかタマミの心は温かくなるのです。
森の主が本当に渡したかったのは、装飾品のかけらに込められた優しさだったのですね。


PS:速水奨さんの声がすごくステキでした。(^_^)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

じーんとくる

たった一話だけでもぎゅっと詰まったアニメってすごい。

明るい、暗い、儚い、切ない、温かい いろんな要素を
たった一話で感じられるんだから、やっぱり好きだなー。

この絵のタッチも良いんだと思う。
熊本のあの田舎のおだやかな雰囲気と切ないような感覚。
主に緑と自然がメインで描かれているし、そこに中性的なキャラと妖怪。

今回のかわいい素朴な女の子が混ざっても全然違和感がなくて
夢の世界のような現実っぽくない雰囲気が少し少女マンガっぽい
作画と合わさって美しくかわいく描かれていた。

サザエさんのように進まずずっとあの世界を見続けられたらいのに。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

69.4 13 2017年度アニメランキング13位
ストライク・ザ・ブラッド Ⅱ OVA Vol.4(OVA)

2017年5月24日
★★★★☆ 3.7 (95)
658人が棚に入れました
<作品紹介>
世界最強の吸血鬼と剣巫の少女が織りなす物語が今、再び始まる! !
三雲岳斗氏による電撃文庫の人気作品がTVシリーズに続き、OVAシリーズとして帰ってきた! !

魔族特区“絃神島"。そこに暮らす少年・暁古城(あかつき こじょう)は、
伝説の中にしか存在しないはずといわれている世界最強の吸血鬼“第四真祖"であった。
その彼の監視および抹殺の任務を命じられた少女・姫柊雪菜(ひめらぎ ゆきな)は、
古城をめぐっておこる様々な戦いを、彼と共に乗り越えていった。
そして新たな物語は、アルディギア王国を巻き込んだ事件の後、
場所は“絃神島"の隣に作られた新たなリゾート施設“ブルーエリジアム"から始まる---

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OVA2期を締めくくる物語は「咎神の騎士篇」です。

OVA2期の最終章となる本作品…
Vol.3以上に登場人物が増えるのが特徴です。

Vol.3のラストに登場した全裸の少女も気になるところですが、個人的に気になったのは浅葱ご一行様…
この物語の舞台が絃神島じゃないこと…も気になる要因ではあるのですが、最大の原因はご一行様の面子です。
コンピューターにはめっぽう強い浅葱ですが、道中次々と現れるのは魔獣の群れなんです。
コンピューター捌きで魔獣に太刀打ちすることはできません。
そしてそんな浅葱の心強いパートナーが、浅葱と同じく人工島管理公社に雇われているフリーランスのプログラマーで、そのパートナーの名は、くのちゃん演じるリディアーヌ・ディディエ…通称「戦車乗り」呼ばれる少女…

確かに戦車という分厚い装甲の中は安全かもしれません。
でも相手が悪い…だって魔獣ですもん…
事実絶体絶命のピンチが浅葱を直撃するのですが、そこで登場しピンチを救ったのが、イブリスベールという褐色の肌の少年…
それだけじゃありません…
この神縄湖周辺に凡そ似つかわしくないディミトリエ・ヴァトラーも登場するからビックリです。
しかも、トビアスとキラというヴァトラーの側近を務める貴族の吸血鬼まで一緒…

獅子王機関に自衛隊…
それにヴァトラーまで引っ張り出すなんて、この神縄湖に隠された秘密が気になりますよね。
でも、次の瞬間、翼竜に乗った謎の騎士が襲い掛かってきたのを見てハッキリした事が一つ…
隠された秘密とか、儀式とか…今回の一件にはそれ以上の思惑や策略が張り巡らされていたということです。

高まる緊張感…
でもストブラはそれで終わる作品じゃありませんよね。
戦闘シーンもさることながら、このVol.4は戦闘の合間の休息シーンもなかなかです。
特に、山小屋みたいな場所での休息中、唯里が思わず突っ込まざるを得なかった古城と雪菜の掛け合い…
これまで二人を追いかけてきた私ですら「あれ、こんなにだったっけ?」と思いましたから…
そんな光景を始めて目にする唯里の反応はごく自然だったし、叫びたくなるのも理解できますよ。

物語の内容については伏せておきますが、着々と古城が眷獣を使いこなせるようになっている、とだけ付け加えておきます。
そして物語は次の布石を残しながら終幕に向けて動いていきます。
物語は一応キリの良いところで終わりましたが、半端無く気になる布石を残して終わったので、早速続きが気になっています。

3期…「見ない」という選択肢はありませんが、いつ視聴するかはまた悩みそうです…

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

咎神の騎士篇のⅡとⅢ

相変わらずの主人公最強系ハーレム作品。

咎神の騎士篇の解決篇。
{netabare}Ⅱの終盤。古城と雪菜が登場する当たりから、物語が加速していきます。{/netabare}
今更ながら・・・。{netabare}そういえば、浅葱って古城が第四真祖だってことを知らなかったねぇ。{/netabare} すっかり忘れていた。(笑)

姫柊雪菜は相変わらず可愛い。

そう言えば、雪菜役の種田梨沙さんの復帰が発表されましたね。
(『体調を考慮しながら・・・』って事らしいけど)
益々のご活躍を期待しています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

68.9 14 2017年度アニメランキング14位
僕のヒーローアカデミア 第13巻OAD付限定版(OAD)

2017年4月4日
★★★★☆ 3.7 (33)
241人が棚に入れました
DVDに収録されるのは、集英社主催による招待制のアニメイベント「ジャンプスペシャルアニメフェスタ2016」にて上映されたオリジナルアニメ「救え!救助訓練」。

同作は堀越先生自らがストーリー原案を担当した、アニメ第1期と第2期の間に位置するオリジナルストーリーとなっている。
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

USJ襲撃事件から4日後のお話

1期にあったUSJ襲撃事件から4日後、もう一度USJにて災害救助訓練をするお話。
ちょうど1期と2期にあたるもので、メインストーリーと関係はないがそこまで外れたものでもなかった。
内容もメインであってもおかしくないクオリティだった。
ジャンプスペシャルアニメフェス2016というもので上映されたものみたい。

{netabare}前半は普通に救助訓練で後半はヴィランとの戦闘。
最初は気づかなかったが途中でオールマイトだと分かった。
オールマイトの気持ちもわからんことはないが、事件からまだ4日しか経ってないのによくやるよ。
ところどころ、ジャンプフェスネタが入ってたのはご愛嬌。
今思うと、轟くんってこんなんだったんだな…{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

1期と2期の間のオリジナルストーリー

1-A組の生徒が授業の一環としてUSJで擬似救助訓練をする話。
時期的には、1期のヴィランUSJ襲撃から数日後の出来事として描かれている。

主人公の人たらし感溢れてる。
あと、ライバルであるかっちゃんとの相変わらずのバチバチも見れる。
原作のストーリーでも思うけど、デクくんのかっちゃんへのリスペクトというか、絶対的な信頼みたいな2人の絆が垣間見えて、この2人の関係性熱いな〜と思いました。

先に2期を全部見てしまってから見てるので、まだ各キャラが一皮むけてないのでちょっと物足りなかった。見る順番は気をつけなきゃいけないね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オリジナルアニメ「救え!救助訓練!」

救助訓練をやり直す1期と2期の間のオリジナルアニメ。

緊張が続いた1期の後にこういう
和気あいあいとした話を観られるのはいいですね‪(*ˊᵕˋ* )
程よい息抜きになりました♬.*゚

NO.1ヒーロー、平和の象徴と呼ばれるオールマイト、
そういったポジションは近寄り難いイメージですが
この話が入ることで1-Aのみんながオールマイトに
親しく接していることがよく分かります。

担任ではないから出久くん以外のクラスメイトは
オールマイトと仲良くなるきっかけって
あまりないと思うのでこういうの大事ですね!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

68.9 14 2017年度アニメランキング14位
夏目友人帳 伍 第五巻 特別編「遊戯の宴」(OVA)

2017年4月26日
★★★★☆ 3.8 (39)
175人が棚に入れました
変わった趣向の宴会に上機嫌で出かけていったニャンコ先生。宴会の様子が気になって後を追った夏目は、たどりついた廃れた屋敷で傷だらけの妖怪「遊蔓」を見つけ、声をかける。すると、遊蔓は「次は私が鬼だ」と言い、屋敷中に妖怪たちのはしゃぐ声が響く。聞けば、あの屋敷「回遊亭」では、谷の覇権をかけて何日も続くゲームをしているという。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

話の分かる妖怪

夏目が妖怪たちの遊び『かくれんぼ』に巻き込まれる話です。
話の分かる妖怪の長(おさ)遊蔓(ゆうづる)が登場します。


変った趣向の宴会にでかけていったニャンコ先生の後を追った夏目は、荒れ果てた屋敷「回遊亭」で妖怪たちのかくれんぼに巻き込まれてしまいます。

実は回遊亭では谷に住む妖怪の長である遊蔓の発案で、谷の覇権をかけて3日間かくれんぼをしていました。勝ったものが次の長になるようです。

夏目は幼い頃は孤独で、友達とかくれんぼをした経験がありません。
だから妖怪たちがかくれんぼをするのを、ちょっぴりうらやましく感じてしまいます。


ところで、かくれんぼで谷の覇権をきめることを妖怪たちに認めさせた遊蔓は、
争いごとが嫌いなだけではなく、相当に強い妖怪なのでしょう。もしかしたら、みんなから信頼されている妖怪かもしれません。
そうでなければ、皆を納得させることなどできないでしょうね。

遊蔓は、人間である夏目の頼みを聞いてくれる話の分かる妖怪でした。
こんな妖怪もいるのですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

68.8 16 2017年度アニメランキング16位
進撃の巨人 「Wall Sina,goodbye」(OVA)

2017年12月8日
★★★★☆ 3.7 (76)
314人が棚に入れました
 その日、アニ・レオンハートは兵舎で目を覚ました。非番の朝の完璧な目覚め。しかし、ささやかな解放感はすぐにため息に打ち消された。明日に迫った任務を思い出したために・・・・・・。
 「調査兵団の第五十七回壁外調査中に、エレン・イェイガーを捕獲する。」
 ”任務”を目前に控えた少女が体験する、誰も知らなかった物語。

 原作本24・25巻同梱のOVA。
 テレビシリーズの16・5話に該当。全2話 48分

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

外伝ながら「フィルムノワール」をしている

諫山さんの「進撃の巨人」は徹底して人間を「悪」であると捉えている。

それはキャラクターからにじみ出てくる一切の同情の余地を見せないエゴイズムの塊を見せられているからであり、

「デビルマン」はもちろんのこと「寄生獣」「エヴァ」「デスノート」とこういう漫画の分野にも思える。

原作における、「アルミンを助けるのか。エルビンを助けるのか。」問題も、「妹を犠牲にして、兄が生き残る。」問題も、リーマンショック後の不経済による2000代後半から浮上してた「囚人のジレンマ」そのものである。

キャラクターの行動も思慮深く、まるで1800年代のイギリスや、1930年代のアメリカのような暗く陰鬱で先の見えない感覚が支配している。

本作も外伝でありながら、原作の序盤の仕掛け人である雌型の巨人アニ・レオンハートの内面を表現しながらも、作品に漂う人間不信そのものは全くと言っていいほど変わっていない。

非常に複雑な構成のように思えるが、実は発想の奇抜さやダイナミックさよりも、理知的に冷静に社会を見据えているだけ気が楽というものである。

「進撃の巨人」も最初は奇抜な設定でウケていた気がするが、実は蓋を開けると理論的に構成されたテーマや設定が土台を覆っている堅実な作品だと思う。

その理知的な様子が本作でも生かされているので、深みがあるように思えます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

本編とあんまり関係なし

なぜかNHKで放送していたので視聴。

{netabare}見る前から、本編の出来事の裏側でアニがどうしていたか、を描く物語かなと思っていた。それはそれで間違いではないが、本編とはあまり関係ない火曜サスペンス劇場的なストーリーだった。

本編と関係があったのは、アニたちがマルコから立体機動装置を奪い取ったシーンが描かれていたことくらい。それで、アニがマルコの遺体に対してごめんなさいって謝ってたのかーと合点がいった。

アニの父親との関係の描写は、微妙な小出し加減ですっきりしなかった。{/netabare}

ED曲に聞き覚えがあるけど、この曲女性ボーカルだったっけ?と思って調べたら、曲はエレンが大岩を持ち上げて壁をふさぐときにかかっていた曲で、このときは男性ボーカルだった。アニが主役だったことに合わせて女性ボーカルバージョンを作ったということだろうか。歌詞の内容はアニの境遇や心情とは全然関係なさそうだが。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

68.7 17 2017年度アニメランキング17位
鬼灯の冷徹 第24巻 OAD付き限定版(OAD)

2017年3月23日
★★★★☆ 3.7 (19)
129人が棚に入れました
「花咲前線」と「三者三様の男」の2エピソードを収録。

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ゆるく見る、地獄的日常系アニメOAD版2作目。

原作既読。アニメシリーズ1期2期全て視聴済み。
鬼灯の冷徹OAD版4話。
「花咲前線」「三者三様の男」の2つの物語が描かれます。

前半パートの花咲前線は、昔話の花咲かじいさんとポチの話。後半パートは、昔話の金太郎と鬼灯様、白澤様の話。

アニメシリーズと変わらずのクオリティで、ストーリーもいつもと変わらずの地獄日常ギャグという感じ。笑えもしないけどつまらなくもないという感じ。

今作のゲストキャラの声優は、西村知道さん、宮田幸季さん、羽多野渉さんと豪華です。鬼灯の冷徹ってキャラ数多くて、登場する頻度高くないキャラでもキャスト豪華だからビビる。

物語的には後半パートは、お香姉さんと鬼灯様白澤様の3人でのシーンが多く、この3人の絡みが好きなのでいつもよりちょっと楽しめました。地味な嫌がらせする鬼灯様が子供っぽくて良い。

ゆるいので適当に見るのに丁度良かったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

68.6 18 2017年度アニメランキング18位
ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校 特集!春高バレーに賭けた青春(OAD)

2017年8月4日
★★★★☆ 3.8 (11)
61人が棚に入れました
春の高校バレー全国大会、通称“春高”。そんな春高に挑んだ選手たちの活躍を特集するニュース番組があった。宮城県代表校となった烏野を始めとする各高校のバレー部員たちへのインタビューを交えながら、バレーに賭けた青春と情熱を視聴者にお届けする。

68.5 19 2017年度アニメランキング19位
ストライク・ザ・ブラッド Ⅱ OVA Vol.3(OVA)

2017年3月29日
★★★★☆ 3.6 (90)
566人が棚に入れました
<作品紹介>
世界最強の吸血鬼と剣巫の少女が織りなす物語が今、再び始まる! !
三雲岳斗氏による電撃文庫の人気作品がTVシリーズに続き、OVAシリーズとして帰ってきた! !

魔族特区“絃神島"。そこに暮らす少年・暁古城(あかつき こじょう)は、
伝説の中にしか存在しないはずといわれている世界最強の吸血鬼“第四真祖"であった。
その彼の監視および抹殺の任務を命じられた少女・姫柊雪菜(ひめらぎ ゆきな)は、
古城をめぐっておこる様々な戦いを、彼と共に乗り越えていった。
そして新たな物語は、アルディギア王国を巻き込んだ事件の後、
場所は“絃神島"の隣に作られた新たなリゾート施設“ブルーエリジアム"から始まる---

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

物語は、「逃亡の第四真祖篇」から「咎神の騎士篇」へ…

Vol.2に引き続き、Vol.3も物語が泣き別れする構成になっています。
もう何たる仕打ち…と思う方もいらっしゃると思いますが、今回は物語のタイトルが違っても物語の内容に繋がりがあるパターンなので、Vol.2ほどの違和感は無いと思います。
ですが、約3ヶ月の放置プレイ後の作品である事に変わりはないんですけどね…

物語は、那月ちゃんから発せられた予想外の言動から始まります。
間髪入れずいきなりトップギヤで動き出す物語を目の当たりにする事になるんだからビックリです。
きっとリアルタイムで視聴したVol.2の記憶を鮮明に思い出せるこの展開は、3ヶ月のタイムラグを埋めるには十分過ぎる効果があったと思います。

この「逃亡の第四真祖篇」で活躍するヒロインですが、雪菜はまぁ順当枠かと思いますが、今回は大穴のヒロインが視聴者を出迎えてくれることになると思いますよ。
大穴のヒロインは、是非本編を視聴してご確認頂ければと思いますが、雪菜の扱いが雑だったので補足すると、多分OVA2期の雪菜をずっと見てきて今回ほど格好良い雪菜はいなかったと思います。

那月ちゃんが言っていましたから…
雪菜の選択は、微塵の揺らぎすら致命的なリスクに成り得るとか…
それでも躊躇なくそれを選択できる…そして何をも厭わず実践できる…
雪菜の心の強さを垣間見えたシーンだったと思います。
そこにオーバーラップしてくる古城の一撃も見逃せませんけれどね。

こうして物語は、「咎神の騎士篇」へと移っていきます。
今度の物語の舞台は本土…牙城の実家である神緒多神社のある神縄湖周辺になります。
幾つかの布石を打ちながらの序章…という額面通りに位置する作品です。
何故なら、物語の進んでいる方向と作品のタイトルにギャップが有り過ぎですから…
もう少し物語が進展したらお互い交わるんだと思いますけれど…

そういえば、登場人物もこの辺りから一気に増えた気がします。
中でも獅子王機関の剣巫で、雪菜の1歳年上の羽波 唯里(CV:千本木さん)と、同じく獅子王機関の舞威媛で、雪菜の1歳年上の斐川 志緒(CV:本渡さん)は、大活躍だったのではないでしょうか。

特に唯里は、当時古城の監視役候補に名前が挙がったほどの実力の持ち主なんだとか…
雪菜のことを「ゆっきー」と呼ぶ唯里の言い方に新鮮さを感じちゃいましたよ。
この作品の登場人物の中で、ニックネーム的に呼称される人が少ないせいなのかもしれませんけれど。

魔獣の大群も押し寄せてきました…
ここから先に繰り広げられるであろうケンカの行方が楽しみで仕方ありません。

引き続き、Vol.4を堪能したいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

68.5 19 2017年度アニメランキング19位
干物妹!うまるちゃん 第10巻OAD付き限定版(OAD)

2017年4月19日
★★★★☆ 3.7 (55)
289人が棚に入れました
描かれるストーリーは「うまるとタイヘイの誕生日デート」「干物妹からの卒業」という、ヤングジャンプ掲載時に大反響だった2つのエピソード。
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

この物語は、素直に良い物語だと思った

前半は、タイヘイの誕生日に、うまるとタイヘイが{netabare}デート{/netabare}をする話。

後半は、第1期の最終話の少し後の話。
うまると海老名ちゃん、切絵、シルフィンの4人が、プールで遊ぶ話。

前半の話でタイヘイから{netabare}「変に飾ろうとするな」 {/netabare}って言われたうまる。
うまるは、後半の話で、海老名ちゃんたち3人に{netabare}『”うまる”と”こまる”と”UMR”は同一人物だ』{/netabare}と打ち明ける決意をする。

ゆるくまったりとした中に、少しシリアスな所もある物語。
この物語は、素直に良い物語だと思いました。

ますます、第2期に期待が高まります!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

素晴らしい最終回でした♪→えっ?秋から2期スタート!?

原作コミックは1~4巻と本作の10巻を購読。

漫画でも好評だったというエピソード二つのアニメ化。

既に2期アニメ化決定した状況での視聴でしたが、
感想としては、もしこの回がテレビアニメシリーズの最終話だったら、
ギャグで荒れた流れが、愛情、人情絡みのキャラクター肯定で整理されて、
良い落とし所だったのに……。
使っちゃって大丈夫なの?という心配がまず浮かびましたw

それとも、この種のほっこりエピソードなら、
いつでも繰り出せる自信があるのだろうか?
そんな感じで、久々に原作10巻をめくってみて感じたのは、
『うまる』という作品自体がギャグ漫画から離れて、
人情成分多めな、まったり日常系に落ち着いてしまっているのでは?ということ。
2期ではむしろ、毎週、ギャグアニメの最終回ムードになるのでは?
との別の懸念が出てきました。

こうした傾向は、キャラ一巡後の連載ギャグ漫画においては、よくある流れですが、
元々グータラの向こう側を目指してゴロゴロしていたw
『うまる』の場合は、その作風の転換がかなり急激なようです。

私はうまるがゴロゴロしているのを眺めているだけでも、
ご飯三杯くらいはいけるので問題ありませんがw

TVアニメ2期では笑いを求めるより、
キャラ同士のゆるい掛け合いを眺めて、ほっと一息つく、
癒やし目的の方が、より楽しめるのかもしれません。


TVアニメ1期終了後は原作も追い掛けず、
7巻付属OADも未見だったので、うまるたちとの再会も、随分久しぶりでしたが、
主要女性キャラを演じる若手声優陣の上達ぶりには改めて驚かされました。

1期序盤では、実質一人二役以上みたいな複雑な役どころは、
若手には荷が重いのかな?という感じでしたが、
本作では、各々、まさに真綿が水を吸うが如く、
もうすっかり役に馴染んでしまっていて、
彼女たち以外のキャストはちょっと考えられないくらいに……。

若手の成長力怖え~~。

やっぱり声優さんのお仕事も、勉強や訓練より、
実際の経験がいちばん育成に有効なんだな……。
ふと、そんな感想も浮かんできたOAD鑑賞でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

68.5 19 2017年度アニメランキング19位
SUPER LOVERS 第10巻 プレミアムアニメDVD付き限定版(OAD)

2017年1月1日
★★★★☆ 3.9 (19)
80人が棚に入れました
原作第10巻の限定版にアニメ「SUPER LOVERS」1話分(約20分)を収録!

68.4 22 2017年度アニメランキング22位
文豪ストレイドッグス 第25話 「独り歩む」(OAD)

2017年8月4日
★★★★☆ 3.7 (23)
105人が棚に入れました
「我が魂をかけて、この完璧なる予定をこなしてみせる!」。超重要案件が鈴生りとなったこの日、彼の意志は固かった。立ちふさがる武装探偵社の面々を払いのけ、相棒・太宰治の策にも弄されず、手帳に記したスケジュールを遂行せんと進む国木田独歩。だが、決して遅れられない列車に乗ったそのとき、黒いフードの男が少女に旅行かばんを手渡す光景が目に入る。頭をよぎる、爆弾魔の噂……。思わずホームへと飛び出した国木田に、番狂わせの一日が襲い掛かる――。

67.9 23 2017年度アニメランキング23位
エスカクロン(Webアニメ)

2017年11月3日
★★★★☆ 3.7 (31)
95人が棚に入れました
深い雪に被われた終末の世界、誰かがターミナルと呼んだその場所からやってきた不思議なふたりの少女たち。ひとりはクロン、真夏に咲くひまわりのような明るい笑顔が特徴で、なんにでも興味津々。ひとりはエスカ、夜明けに残った月のような柔らかで、神秘的な目が印象的。異なる雰囲気だが、どこか似ているふたり。ふたりはこの現代世界のことをトランジットと呼んでいる。ふたりがトランジットで触れる音楽や景色、様々な人々との繋がりなにかの変化をもたらしていく……。

声優・キャラクター
安済知佳、安野希世乃、羽多野渉、佐藤利奈

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この世界には、暖かな光と、たくさんの音が溢れていたんだね。

この作品は、2017年にOVAとしてアニメ化された作品なんだそうです。
2017年といえば、本格的にアニメを視聴していた時期になりますが…
恥ずかしながらこの作品の存在を知りませんでした^^;

先ほど、たまたまdアニメストアの新着欄をC/Kしていた時に目に飛び込んできた作品でした。
wikiをググってみると、昨日5月15日よりdアニメストアで配信が始まった作品だったんだそうです。

この作品は、「エスカクロンプロジェクト」の一環として、水島精二監督や声優のきよのん・ちかぺらが中心となって企画を進めてきた作品です。
2017年にOVAが制作されたものの、2017年の秋からAbemaTVとdアニメストアで1年間配信された以外は、イベント参加者など限定的にしか発信されなかったそうですが、21年の5月15日よりdアニメストアで再び視聴できるようになった…というのがこの作品の経緯になっているそうです。

この作品に気付けて本当に良かったと思いました。


深い雪に被われた終末の世界、
誰かがターミナルと呼んだその場所からやってきた
不思議なふたりの少女たち。

ひとりはクロン、
真夏に咲くひまわりのような明るい笑顔が特徴で、
なんにでも興味津々。

ひとりはエスカ、
夜明けに残った月のような柔らかさで、
神秘的な目が印象的。

異なる雰囲気だが、どこか似ているふたり。

ふたりはこの現代世界のことをトランジットと呼んでいる。

ふたりがトランジットで触れる音楽や景色、
様々な人々との繋がり
なにかの変化をもたらしていく…。


公式HPはリンクが切れてしまっていたので、21年2月時点のアーカイブのSTORYを引用させて頂きました。

クロンを演じるのがきよのんで、エスカを演じるのはちかぺ…
この二人が共演する作品も少ないのではないでしょうか。
だから、お二人の演技がとても新鮮に感じました。

キャラデザ原案は水無月徹さん…
これまでゲーム作品を多く手掛けられてきたようですが、作風に合っていて悪く無かったと思います。

でも一番心にグッときたのは物語です。
日常の一部を断片的に切り取った世界…
そこで、エスカとクロンと出会うことによって知り得た「気付き」が、とても丁寧に描かれているんです。

いつもなら気付かずに通り過ぎていました。
きっとそれでもこれまでの生活から大きく逸脱することはありませんし、大きな変化も無かったと思います。
でも、気付くことによってこれまで見えていなかった景色が…有ると思っていなかった選択肢が見えてくるんです。
これって、とっても大切なことだと思いませんか?

OVAは全2話で、今後の展開も発表されていないようですが、こういう作品こそ世の中に輩出すべきだと思います。
殺伐とした心に暖かさを感じさせてくれる作品です。

エスカとクロンの旅は未だ続いているようです。
二人の旅の続き…いつか描かれることを願っています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

拝啓 アルバートへ。人の繋がりは温かく柔らかいものなのですね。

少し優しい物語の詰め合わせセットはいかがっすか~!な物語。


ノンレビューっていっぽう昔ばなし以来ですな。
約25分の2話OVA。スタッフ&キャストについてはググってください。


エスカとクロンという少女が色々な場所を旅し触れ合う物語。2話しかないので劇中設定は少し含みを持たせた程度しか明かされてはいませんが、もっとたくさんのお話しがありそうで作品の将来を少し期待しちゃうかも。

この作品に興味が湧いたのはクロンが「冴えかの」の安野さんが演じられていてdTV無料だから。何かしらの機会が無いと触れることはないかもですね。アダルティボイス加藤恵の声でロリ役は当然合わないがあのふわふわした優しい声は癖になる。まさに納豆娘ここにあり!
OPEDも劇中歌もエスカとクロンが歌っているが「役」の声ではなく地声。役の声だと相当辛そう(笑)

自主制作に近いのか超綺麗な絵でヌルヌル動くわけではないがつまみ食い程度には全く問題ない。動画工房系の萌えなキャラデザだが長編化されるならばA-1 PicturesやP.A.WORKS、京アニのような制作会社が制作し、綺麗に人が動く絵に合わせて劇中歌を聴いて人の情景を楽しみたいものだ。


休憩にと思って見てみたのだが劇的なものは何もなく思いの外ホッコリ癒された。特に第2話「雪のあしあと」なんかは家族の触合いで大好物でしたね。
人目につかない、売れないOVAよりもオープンソースで公開し何とかビジネスチャンスを掴んでいただきたい作品でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

親愛なるアルバートへ

視聴前 さてさて

視聴後 これは…

この話は2人の少女の話
ジャンルは日常・愛
非常に曖昧でどう表現すればいいのか全く分かりませんが、結果を言うとしたら「面白かった」の一言です
全2話と話数が短く、1話完結型であるというのにも関わらず、充実した内容だったと思います

本作の特徴としては良い意味で日本じみてると思います
日本を語るほど日本に執着してませんし、日本を批評するつもりもないのですが、日本らしさを本作に感じました
あえて全てを語らない面白さ。
もちろん全てを語らない事が面白い、という訳ではありません。空をあえて利用することで拡張性を持たせながら、創造性を刺激し、個々の物語が展開(私は勝手に「自己流の最適化」と呼んでいます)されます。日本の小説だと割とこういう技法(?)は多いのです。が、アニメは絵も声も雰囲気も与えられ、小説のような独自性は欠けています。故にあまりこのパターンを見ていなかったので、本作は新鮮でした

最初から説明無し。全12話のうちの2話をテキトーに取ってきたかのような自然な流れと説明されない設定。
これを「説明を放棄した投げやりな作品だ」と批判する人もいるでしょうが、個人的にはやはり批判し難い作品です。
メッセージ性も強く、脳死ではもったいないです。
{netabare}本当に良いのが、アルバートとやらの不明確さと現実世界から逸脱した存在である二人の関係ですよね。あらすじには2人は現実世界をトランジット、いわゆる通過点と呼んでいるらしいです。
1話目の方でエスカを日本人のキラキラネームだと勘違いしたように、自己の知っている範囲だけを全てとする認識はその外側にいたることはないです。また2話目のように外からの訪問者という立場のように、他者からの視点が自分の認識を改めることだってあります。
本作は全体的に、「外」を意識してたように思えます。{/netabare}

総監督は水島精二さん。OOやUNGOなどの方ですね
監督は山口ひかるさん。
脚本は髙橋龍也さん。ネト嫁などの方ですね
劇伴は未知瑠さん。終末のイゼッタなどの方ですね
アニメ制作はLercheさん。ハマトラや暗殺教室などのところですね

作画は良かったです。特にキャラデザが好みです

総合評価 もっと評価されるべき

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

67.8 24 2017年度アニメランキング24位
ステラのまほう 新作OVA 「歌夜のたんじょうび(とちゅうまで)」(その他)

2017年2月24日
★★★★☆ 3.7 (17)
80人が棚に入れました
ステラのまほう BD&DVD第3巻に収録。

第1話の少し前、3月下旬のある日。SNS部の部室に椎奈、あやめ、歌夜の3人はいた。3年生が卒業して気が抜けちゃったと言うあやめ。なんだか歌夜もテンションが低い。歌夜がアルバイトに出かけて行った後、椎奈は歌夜の誕生日のお祝いをしようと思いつく。

67.6 25 2017年度アニメランキング25位
鬼平~その男、長谷川平蔵~(OVA)

2017年2月22日
★★★★☆ 3.6 (17)
75人が棚に入れました
悪党たちから“鬼の平蔵”と恐れられた長谷川平蔵が、いったいどんな人物なのか、謎の青年の目を通して、盗賊、密偵、家族ら平蔵周辺の人物に平蔵の魅力を問いかけ、彼らがそれぞれ熱く語るという野心的な構成・内容になっている。また、謎多き若かりし青年時代の平蔵にもスポットを当て、その魅力に迫る。

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

渋い時代劇作品見たい大人向けOVA

池波正太郎著の『鬼平犯科帳』を原作とするOVA作品。
原作小説未読。アニメシリーズ視聴レビュー済み。

アニメの方で活躍したメインキャラクターたちが鬼平について、思い出のように語るアニメ版の総集編のような構成で、既にアニメ版を視聴済みなので、目新しさがありませんでした。
唯一新キャラとして、女盗賊のえっちいお姉さんが出てきますが、多くは描かかれていないので、ただただエロでした。

おチャラけ担当の忠吾のビジュアルがアニメ版より痩せてた点が少し気になりましたが、その他気になる所はなく、映像も変わらず美しく丁寧な作画でした。

新しい物語が描かれる訳ではなく、アニメへの導入のような作品なのでアニメシリーズ見終わってからの視聴だと物足りなく感じました。かといって、原作未読アニメ未視聴の方だと、あまりにも総集編過ぎてOVA見て面白そう!ってなりにくいように感じました。
鬼平犯科帳の原作小説を知ってる方や、ドラマ版見たことある方なら、雰囲気やストーリーへの面白さを感じることが出来るかと思います。

OVA見ずともアニメ面白い作品なので、大人の方で渋い時代劇もの見たい方におすすめ作品です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4
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