2017年度に放送されたおすすめアニメ一覧 547

あにこれの全ユーザーが2017年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の2017年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

69.7 123 2017年度アニメランキング123位
RWBY Volume3(日本語版)(OVA)

2016年12月21日
★★★★☆ 4.0 (30)
286人が棚に入れました
人類は元来持っているその強さと賢さによってダストという力を発見する。ダストによってグリムという脅威である存在を退けることに成功した人類は、ついに訪れた平和な時間を謳歌していた…。15歳の少女ルビー・ローズ(Ruby Rose)はグリムを退治する存在であるハンターに憧れ、ハンター養成所であるビーコン・アカデミーへと入学を果たす。ビーコンにてチームRWBY(ルビー)のリーダーとなった彼女に様々な苦難が襲い掛かるが、そんな苦難を仲間と乗り越えていくとともに徐々に成長していく。

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、伊藤静、洲崎綾、斉藤壮馬、前野智昭、中島ヨシキ、潘めぐみ、川澄綾子、甲斐田裕子、三木眞一郎、井上麻里奈、緑川光、中村悠一、井上和彦、浅野真澄、てらそままさき、平田広明、堀内賢雄、井上喜久子

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

When! It!! Faaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaalls!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2015年秋~2016年冬に掛けてyoutube他web上にて公開された米国Rooster Teeth社の3DCGアニメ『RWBY』の第3シーズン全12話
(現在も無料公開されています)
『vol2』に引き続き日本語版が制作されました
ちなみに前作までのあらすじとか無いので『trailer』『vol1』『vol2』までの視聴は最低でも必須です


2015年1月、我々『RWBY』ファンを深い悲しみが襲いました・・・
シリーズの産みの親であるMonty Oum監督が急逝されたのです
当然、製作現場では混乱があったようで、一時期は『vol3』の完成も危ぶまれました
しかしMonty監督の意志を受け継いだRT社スタッフの尽力によって『vol3』は日の目を向かえることが出来たのです


まず、勘違いの無きように留めておいてほしいのですが、Monty監督夭折の前に全体のシナリオ構想は既に完成していたようです
監督が亡くなったことでストーリーが迷走する、といったことは無いようですのでご安心を


しかし今作、アクションシーンのモーションに関してはやはり試行錯誤が見受けられます
『RWBY』のアクションシーンは、Monty監督のセンスの賜物によるものだったことが改めて思い知らされるわけです
具体的にはエピソード毎でアクションシーンの演出がだいぶ異なってくるのがこの『vol3』です
物語は『vol1』の時から散々言われていたヴァイタルフェスティバルのトーナメントに突入し、ほぼ毎話に戦闘シーンがあります
その演出や動きのテンポ感が話数によってだいぶ違うのです
どうも複数の制作班が同時並行式に制作しているようですね


ですがご安心を
物語の終盤に差し掛かる頃にはMonty監督をも凌駕せんというアクションをRT社のスタッフ達は見事にモノにしてきます
さらに技術的な向上もありエフェクトやカメラワークの類に至っては『vol1』や『vol2』を上回る完成度です
キャラクターは一気に倍に増え、モブや背景のディティールも作り込みもさらに細かくなっていく
(ちなみに動く必要の無いモブがモデリングではなく作画なのは『アルペジオ』でもやってましたね)


また、既に本国版BDを購入したファンの報告にはあったのですが、WEB版からBD版へのマスタリング時に施されたリテイクがかなり大量にあります
主にアクションシーンでのブラーの掛け方などのエフェクト類が綺麗に掛かっており、WEB版でイマヒトツかな?と思っていたシーンも迫力やスピード感が増していてほとんど別モノと言っていいです
オイラはCrow vs Winter戦やRWBY VS FNKI戦の印象がだいぶ変わりましたよ
楽曲の差し替えというか、少しアレンジとマスタリングとタイミングを変えたのも良かった
正直WEBで無料で観られるからいいや、で済ますのはもったいなさ過ぎます


ああ、ちなみに公式発表されてませんがチームFNKIの一人でローラーブレードとサイリウムヌンチャク(笑)で戦うNyan Cat(というYouTubeで謎の世界的ヒットを記録したボカロ曲)を擬人化したNeonタソの吹替声優は『響け!ユーフォニアム』で夏紀先輩を演じた藤村鼓乃美さんなので注目して欲しいところです


あとこれはvol1、vol2のページに書き忘れたのですが、この日本語吹替版は現在視聴可能な世界中全てのWEB版、米国公式BDパッケージ含めたどのどのバージョンの『RWBY』よりも高画質に収録されております
音声に至っては5.1ch化されており、吹替版はさらにリマスタリングされています
原語ver派もこの日本語吹替版BDは入手の価値あるわけです


お話も大きく動き、起承転結で言えば転、序破急で言えば破、『スターウォーズ』で言えば『シスの復讐』です
劇場でオイラは後半1時間涙が止まりませんでした;;
散々名前だけが語れていたCrowおじさん、Winterお姉さま、Taiyangパパも遂に登場します
そして、前作でビーコンにまんまと潜入したCinder一味がいよいよその悪しき計画を実行に移します
前作にも増してエピックでスペクタクルな展開にご期待下さい


ちなみに原語版は10/22よりいよいよ『vol4』の公開がスタートします
この機に『vol3』までチェックしていただければ、この『RWBY』というビッグウェーブに乗ることが出来るのです
乗るしかねぇ!この波にぃっ!!!


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ産休の為→代役 伊藤静
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Glynda Goodwitch(グリンダ・グッドウィッチ)浅野真澄
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
Penny Polendina(ペニー・ポレンディーナ)潘めぐみ
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子
Neptune Vasilias(ネプチューン・ヴァシリアス)中島ヨシキ
Emerald Sustrai(エメラルド・サストライ)井上麻里奈
Mercury Black(マーキュリー・ブラック)緑川光
Coco Adel(ココ・アデル)伊藤静
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Adam Taurus(アダム・トーラス)中村悠一


↓『vol3』からの新キャラ&吹替キャスト↓
Winter Schnee(ウィンター・シュニー)川澄綾子
Qrow Branwen(クロウ・ブランウェン)平田広明
Taiyang Xiao Long(タイヤン・シャオロン)堀内賢雄
Salem(セイラム)井上喜久子


ちなみにオイラのイチオシはココ姐さん、それとちゃんニオことニオポリタンです^^b

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これで終わりでじゃなかったんだぁ!です。

 お墓参りから始まって、ルビーのお父さん初登場だったです。この世界の天下一武闘会、ヴァイタル・フェスティバルトーナメントがついに開幕。

 チームRUBY圧巻の所詮も含めて、バトルシーンがまた更にパワーアップした感じだったです。ジョーンのチームの戦いも戦いの中仲間でもめ事してあっさり勝っちゃうし、サンとネプチューンのチームも水をよけて戦うネプチューンが受けるです。

 ルビーのおじさんクロウ、ワイスのお姉さんウィンターの登場から、このトーナメントの裏で何やら陰謀が渦巻く展開で、Volume2から登場のエメラルド、マーキュリー、Volume1から登場のシンダーが、本格的に動くです。

 トーナメントが順調に進むと思われたさなか、{netabare}とんでもない罠にルビーのお姉さんのヤオがハメられ、ジョーンのチームのピュラまでもが・・・・だったです。物語が、思いもよらない方向に進んでいき、グリムが乱入したり、ブレイクの元仲間のホワイトファングまで出てきたり、前回捕まったローマンが脱走して参戦するなど、ハチャメチャな戦争みたいになったのは、凄かったです。ビーコンアカデミーの生徒総動員で結束も見どころです。ローマン、ルビーと戦って押せ押せだったけど思わぬ展開であっけなかったです。

 ここまで来て学長のオズピンも、軍隊のおっさんも活躍意外と凄いなぁです。今回から話のあった妖精の力だか何だかが、このシーリーズのカギになるみたいな感じです。
 その力が、敵の手に落ちてしまいピュラが・・・・。それを見た駆け付けた{/netabare}ルビー、何かに覚醒した展開は、謎だったです。どうなったか?は見てのお楽しみ。

 この戦いで、チームRUBYがまさかの展開に・・・。これから、新しい出会い??チームがあって、どんな展開になるのか?気になる気になるです。最後のほうに出てきた悪の根源みたいなおばさんが、これから出てくるみたいで印象的で謎めいてたです。
 今回も話の長めなアニメだったけど、見入ってしまうです。今までのRUBYより、キャラに今までにない表情が多くあったのは、良かったでしたです。いつ上映されるかわからないVolume4、もっと凄くなるみたいで、ワクワクワクワクです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ネタバレ

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ここまでが序章

 「Volume1」と「Volume2」は視聴済みです。
  ()内の文は、別に読まなくても構いません。

 この「Volume3」はRWBYにおける転機です。アカデミーでわいわいやっていただけでしたが、ようやく物語が大きく動き出します。1と2観てハマらなかった人も3までは観て欲しいなと思います。

 一番伝えたいことがネタバレになってしまうので、最後に書きます。

 日本風のアニメーションを作ろうということで始まった今作。影響を受けている描写は随所にみられる。RWBYの好きなところをいくつか紹介します。

 まずは、キャラクターです。非常に魅力的です。個性がそれぞれにしっかりあるし、心理描写も"心の声"を使わずにしっかりと表現できています。
 (けっこう色々なレビューで言ってると思うけど、"心の声"大嫌いなんですよ。例外もあるけど、登場人物の考え・思いを説明する必要なんてない。登場人物の心理は人物の行動だったり、仕草、セリフ、表情なんかから、視聴者が読み取っていくべきもの。漫画はそれが制約されてるから、頻繁に使われるけど、映像は別。動きや声があるんだから、それで表現するべき。わざわざ入れてテンポ崩したり、説明的にするのは好きじゃありません。)
 登場人物の数は多いけど、視点はしぼってるから、割とまとまりはとれてます。覚えるべき重要人物の数はさほど多くないです。男性キャラクターも多くて、そしてまた、大人も多いのがとても良い。

 次にアクション。良かったです。けど、私自身が飽きてきたのかな。1や2程の驚きを感じなかった。でも、良かったです。

 そして、日本のアニメの真似をしてほしくなかったところが一つだけあります。盛り上がるシーンでボーカル付きの音楽をかなり流すところです。あんまり好きじゃない。重要なセリフとかは言ってないシーンだから良いんだけどね。(日本のアニメ、セリフとボーカル被せるから・・・)

 音楽は、そこまでかな、聞いてて良いなって思えるのは特にない。まぁ音楽は、完全に個人の好みだと思ってます。音楽の評価をマイナスにするときは相当な理由があったときだけです。

 声優は英語か吹き替えどちらを評価していいのか、わからないので、意見を述べるだけで。英語版はね、監督や脚本家、プロデューサーなんかがやってるから、あまりよろしくない。向こうの声優さんもやたら声作ってて気持ち悪いし。
 吹き替え版は良いと思います。早見沙織とか、似たような役しかやらないから、ルビーの演技は普段と違ってて好きです。日笠陽子は、今作では似たような役ですね。どれ観ても日笠陽子はワイスみたいな役やってるから、最近ちょっと嫌になってきた笑。

 最後にネタバレ。ストーリーについてです。
 {netabare}
 単刀直入に言うと、死人がでます。今まで、RWBYを観てても、「どうせ生き残るんだろうな」とか「なんやかんやで敵逃げるんだろうな」とか思ってて、緊張感が無かった。
 しかし、今作ではそれが生まれました。素晴らしい。

 ストーリーは、まぁまぁって感じです。スタッフ曰くまだ序章なんでね、登場人物死んで、ようやく、主人公側も敵側も本格的に動き出すよってところです。
 これからに期待。
 {/netabare}

 最終評価は 6 / 10点です。

 DVD借りてもらうと、特典結構あるので、興味があったらどうぞ。ただ、本編最後まで観てから、特典観てね。めっちゃネタバレしてるから。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

69.7 123 2017年度アニメランキング123位
KUBO/クボ 二本の弦の秘密(アニメ映画)

2017年11月18日
★★★★☆ 3.8 (25)
108人が棚に入れました
 三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという不思議な力を持つ少年・クボ。幼い頃、闇の魔力を持つ祖父に狙われ、助けようとした父親は命を落とした。その時片目を奪われたクボは、最果ての地まで逃れ母と暮らしていたが、更なる闇の刺客によって母さえも失くしてしまう。 追手である闇の魔力から逃れながら、父母の仇を討つ準備を進めるクボは、道中出会った面倒見の良いサルと、ノリは軽いが弓の名手のクワガタという仲間を得る。やがて、自身が執拗に狙われる理由が、最愛の母がかつて犯した悲しい罪にあることを知る―。

声優・キャラクター
アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、ルーニー・マーラ、レイフ・ファインズ
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

折り紙侍

トラヴィスナイト監督作品、
制作は「コラライン」「ボックストロール」など、
パペットアニメーションで世界を魅了する、
スタジオライカの時代劇ファンタジー。

海辺の僻地に母と暮らす少年クボ。
彼は三味線の音色で折り紙を自由に操る力があり、
村人に物語を語り継いでは日銭を稼いでいる。
{netabare}ある時、得体の知れぬ「闇の姉妹」に襲撃され、
命辛々かろうじて生き延びたクボは、
言葉を話す雌ザルとクワガタ武士を供に、
出生の秘密にまつわる旅に出かける。{/netabare}

ファンタジックな映像美の冒険譚。
最新のデジタル技術で撮影されたコマ撮りアニメ。
歌川国芳風、奇想の錦絵が動き感激ですね。
ユーモラスなキャラと迫力あるアクションシーン。
{netabare}ほのかな感動を呼ぶラストが心地良く、
クボの沈んでいた心が旅路の果てに出口を見つける。{/netabare}
丹精込めた手作りのアニメは素晴らしいです。

優しさに触れ優しさが芽生える。
家族の普遍的な愛を描いた昔々のお伽話。
大切なもので溢れています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 26

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

日本へのリスペクトは物凄く伝わる

この作品は、トラヴィス・ナイトが
初監督を務めたストップモーション・アニメ映画である。
封建時代の日本が舞台になっている。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
主人公のクボは、三味線で折り紙に命を宿し、思いのままに
扱うことが出来る特殊能力を持っていた。幼い頃、闇に
取りつかれた祖父に襲われたことがあり、父は彼を守るために
命を落としてしまう。その時に片目になったクボは、母と遠い
場所で暮らしていたのだが、祖父からの刺客に目を付けられ
母さえも亡くしてしまう。両親の仇を取るため、仲間になった
サルとクワガタと共に旅をするのだが…。

良いと思ったのは、ストップモーションアニメとCGによる映像美。
これは、ストップモーションなのかと一瞬疑ったほど。細部にまで
徹底した滑らかな動きに見とれてしまう人もかなり多かったのでは。

アクションシーンもかなり気合が入っており、緊張感を生み出す
ことに成功している。
個人的には、巨大な骸骨との戦闘がお気に入り。でも、
倒し方は結構呆気なかったような。
まあ、敵キャラの中では一番好きだったので、そこが
強く記憶に残っているだけなのだが。

だが、ストーリー構成は卓越したものではない。普通なのだ。
よく言えば王道だが、悪く言えば捻りがない。
後半に進むにつれて、尺が足りなくなってくる点は否めない。

特に終盤。主人公が黒幕と対峙するシーンは、かなり急展開だと感じた。
その際、主人公は「瞬きすら、してはならぬ」と言っていた
ような気がするが、あの結末では瞬きする人が出ても
不思議ではない。むしろ、瞬きしていない人を探す方が難しい気がする。
その上、全体的にテンポよく進まないので、退屈だと感じる可能性が高い。

劇中において、魅力的なキャラクターがいなかったのもきつい。
主人公は良くも悪くも普通な少年。要は、大衆にはない特殊能力を
持っているだけに過ぎない。
終盤においては、主人公の折り紙と三味線を組み合わせた
特殊能力が強すぎて、剣の存在が掠れてしまうほど。恐らく、
あの剣はサルとクワガタが、クボを守るための武器として配慮
されたのではないかと推察される。

サルとクワガタの正体も、勘がいい人ならすぐに気づきそうだ。
クワガタに関しては、一瞬「あれ?」と思ったがよくよく
考えれば拍子抜けするほどでもない。サルに至っては、丁寧
な前振りがついてくる有様。
気づていない人がいたら、それこそ瞬きしてしまいそうな
心境に陥るだろう。

黒幕の存在が、予想していたよりも薄っぺらいものに見えてしまった。
なぜ、悪の道に進んできたのかの説明が不十分なので、特に
記憶に残らないのだ。
異形の化け物に変身する場面が、一番の見所だという印象が強い。
道中で出てきた、巨大な骸骨や一つ目の化け物の方が感情が
見えない分、身震いしそうになる程怖い。彼らと比較しても
全てにおいて完璧に負けている。
彼に関してはもう少し描写すべきだった。本当に勿体ない。

映像に関しては、文句なしと言えるレベルで素晴らしかったのだが、
それにストーリーが追い付いていない作品だと感じた。
内容重視の方は、無視してみる必要はないだろう。
個人的には良作だと思う。

※2019年3月下旬に公開されたバンブルビーを
劇場で視聴したので、それに関する追記を。
トランスフォーマーシリーズの一つであり、ベイ・ハムでお馴染みの
マイケル・ベイが監督を務めたトランスフォーマーのスピンオフに
当たる。
バンブルビーを視聴済みの方なら、既にお気づきであろうが
バンブルビーの監督は、このアニメ「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」
と同じトラヴィス・ナイトなのだ。

意外とハートフルな作風になっており、伏線回収もされていた
良作であった。迫力溢れる爆発やカーチェイスの描写に定評がある
破壊大帝ベイトロンとは違い、トラヴィス・ナイトは
キャラクターの心情に焦点を当てていたように思う。
他のアニメ映画に例えるとアイアンジャイアントが一番近いと思われる。
アイアンジャイアントを視聴済みの方なら、ピンと来るかも?

ベイトロン版トランスフォーマーだと、終始、トランスフォーマー
が満員電車レベルの終結具合になり、ぐっちゃぐちゃな戦闘シーン
が多いのだが、トラヴィス版トランスフォーマーでは、中盤以降
無闇に主要ではないトランスフォーマーのキャラは出ておらず、
凄い見やすかった印象がある。

デザインがアニメに忠実だったのも大きなポイントだ。
物心ついた時に、80年代のトランスフォーマをよく見ていた方なら
直に引き込まれるであろう。私も見ていてオオッとなったのは事実だし。
只、ベイトロン版トランスフォーマーのデザインが嫌いという訳ではない。
かなり、ディティールに凝ったデザインではあるが、それはそれで
味があるという考えだ。

メガトロンや、ショックウェーブ、サウンドウェーブといった
ディセプティコンのデザインは今でもお気に入りだ。定期的に
見直したくなる程である。(但し、ベイトロン版の映画そのものを
支持しているという訳ではないので、そこは勘違いしないように)

雰囲気が80年代の映画に近いという意見を見て納得した。
実際、劇中でよく80年代の音楽流れるし。まあ、これに関しては、
自分が好む映画に80年代の作品が多いからというのも一つの理由だが。

少なくとも、今までのトランスフォーマー映画の中では一番出来のいい
良作であることに変わりない。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密が好きな方は勿論の事
従来のトランスフォーマーファンなら見る価値はある。
機会があれば是非。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人形、細工に魂を宿す

吹き替え版を配信レンタル視聴。

海外制作会社がストップモーションで構築した
封建時代の和風ファンタジー世界を舞台にした冒険活劇。


西洋人が好奇の目で日本を面白おかしく取り上げた
軽薄な諸作品とは一線を画した良品だと感心しました。

万物には魂が宿っている。意志を込めれば物に命を吹き込むこともできる。
日本という対象を咀嚼し、その精神性の深い所まで掘り下げて行く。
それらを、人形やセットを多角的に、丹念に一コマ一コマ撮影して映像化することで、
キャラクターや世界観を躍動させる撮影技術の根幹と共鳴させる。

こうして始まった折り紙に三味線の音色で紙細工としての命を与える少年の冒険譚。
結果、実現した映像美には目を見張る物がありました。
人形劇の弱点である表情描写も多彩なパーツで見事に表現されていて驚かされました。
あまりにも緻密で、時々、最近の海外CGアニメは綺麗だなぁ~といった感じで、
本作がストップモーション・アニメであることを忘れてしまう程ですw


永遠は完璧で不変だが冷淡。命は不完全で有限だけど温かい。
命は尽きても、他者の思い出となって継承されていく。
物語はいつか終る。けれどキチンと締めくくることで新たな物語が始まる。

物にも命を宿すことで、去りゆく存在の形見となり得る。
灯籠に願いを込めれば、刹那、死者との再開の夢も垣間見えるだろう。
ただ、それすらも永遠ではない。形ある物はいつかは壊れる。
だが、そこからまた新しい物が生まれ、魂が宿り、想いは連綿と続いていく。
かの地では魂を持った有限の万物が語り出すことで、物語が動き始めるのだ。

本作の撮影もまた、被写体となった多数の人形、道具が、
各々受け継いだ役割を完遂し、次にバトンタッチしていく
果てしない物語のリレーにより成立しています。
こうした部分でもストップモーションと日本が
共有する精神性が伝わり、感嘆の溜息が出ました。
特にEDアニメーションにて、一つの物が次々と変化し物語を紡いで行く演出に、
その真髄が表現されていたと思います。

決してネタに困窮して、奇をてらって日本に手を出したのではない。
ストップモーションの心技を極めた先に
万物に神が宿る日本の精神性と鉢合わせた。
日本である必然性を終始感じた有意義な鑑賞でした。


私も精神を疎外し、能率を優先する現代物質文明に毒され、
墓参りとかネット墓地でいいんじゃないか?
などと自堕落な戯言をのたまう今日この頃ですがw
本作を観ていると、やっぱり命ある物は大事にしないといけないな。
祖先には感謝しなければならないな。
と日本人として正気に戻った気分になります。

1週間の平均制作尺3.31秒。制作期間94週。途方もない時間を費やしたことで、
人形やセットに取り憑いた魂が、日本人の心の琴線にも触れる逸品です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

69.6 128 2017年度アニメランキング128位
夏目友人帳 伍 第四巻 特別編「一夜盃(ひとよさかずき)」(OVA)

2017年3月22日
★★★★☆ 3.8 (39)
191人が棚に入れました
妖力を強くする湧き水をめぐり、一本角の妖怪に襲われていた夫婦妖怪ヒヅチとハツナを救った夏目。レイコを知るこの夫婦妖怪は旅をしながら盃を作っているという。夫婦が作る盃は、注いだ飲み物が極上になることで評判だったが、一晩で消えてしまうことから『一夜盃』と呼ばれていた。次の日、一夜盃で酒を飲みたいニャンコ先生と共に、夏目は夫婦のもとを訪れる。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最期まで支え合って生きていける幸せ

夫婦で盃を造りながら旅をする妖怪が登場します。

この妖怪がつくった盃でお酒を飲むと、とても美味しくなるとの評判です。
きっと神秘的な技術力があるのでしょう。もしかして努力を重ねてその技術を修得したのかもしれません。
まるで製造業の職人のような妖怪です。

でも、その妖怪は年老いているので、若いのときのように優れた盃を造ることができなくなってしまいました。

人間よりも遥かに遥かに長い寿命を持つ妖怪でも、年をとると人間と同じように老いてしまいます。
昔は簡単にできていたことができなくなる。
それは寂しいことです。

でも、この妖怪夫婦はお互いに支え合って生きています。生活しています。
この営みは人間と何ら変わりません。

こんな夫婦のように、いつまでもお互いに支え合って生きて行けたならば、幸せです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

69.6 128 2017年度アニメランキング128位
劇場版総集編 オーバーロード 漆黒の英雄(アニメ映画)

2017年3月11日
★★★★☆ 3.8 (26)
117人が棚に入れました
人気アニメ「オーバーロード」の劇場版2部作の後編。2015年7~9月に放送されたテレビシリーズ全13話の総集編で、現実では冴えない青年が仮想現実体感型オンラインゲームの世界で最強の魔法使いとして活躍する姿を描くダークファンタジー。オンラインゲーム「ユグドラシル」がサービス終了を迎えた瞬間、骸骨の姿のアバターのまま異世界へと転移してしまった主人公が、見知らぬ世界で奮闘する。原作は、WEB小説として発表されて人気を博し、大幅な改稿を加えてKADOKAWAから書籍化されたライトノベル。声の出演は日野聡、原由実、上坂すみれ。

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、五十嵐裕美、白熊寛嗣、子安武人、M・A・O、渡辺明乃、村瀬歩、谷育子、ゆきのさつき、悠木碧、稲葉実、興津和幸、花江夏樹、田村睦心、竹内良太

69.5 130 2017年度アニメランキング130位
僕のヒーローアカデミア 第14巻OAD付限定版(OAD)

2017年6月2日
★★★★☆ 3.8 (33)
191人が棚に入れました
「僕のヒーローアカデミア Training of the Dead」あらすじ

ある日、雄英高校ヒーロー科1-Aの授業に勇学園の生徒4名が特別に参加することに。その中には、梅雨ちゃんの中学時代の親友・万偶数羽生子(声:内田真礼)の姿が。2人が再開を喜び、そして勇学園の藤見露召呂(声:木村良平)と爆豪がいきなりにらみ合いに・・・。屋外でのサバイバルをテーマにした合同授業が始まると、爆豪は次々と生徒たちを捕獲していき、いよいよ藤見とぶつかり合う。一方、出久やお茶子、轟、梅雨ちゃんらが周辺の様子を探っていると、謎のガスが辺りを包んでいた。すると、そこからなんとゾンビになった爆豪や飯田たちが出現!藤見の"個性"「ゾンビウィルス」でゾンビに変えられてしまったのだ!噛まれた人間もゾンビになってしまう恐ろしい"個性"。そしてゾンビの中には羽生子の姿も・・・!必死に呼びかける梅雨ちゃん!果たして、出久たちはみんなを救えるのか!?

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最後のオチが可愛い

時系列的は、2期の職場体験後、期末テストまでの間の話らしい。他校生が授業に参加するストーリー。
つゆちゃんのお友達が出てくる。
めっちゃ見た目のインパクトが強いキャラだった。

ゲスト声優が内田真礼、木村良平で豪華だなと思った。

ストーリー的には結構なコメディ寄り。
後半はほぼめちゃめちゃだった。
かっちゃんがのびのびとかっちゃんしててかっちゃん好きは見てて楽しいと思う。食い気味に喧嘩買う感じが面白かった。かっちゃんの声優がしこりんで本当に良かった。凄くキャラが生きてる。

ヒロアカの学生同士のやり取りを楽しく見れたので満足なストーリーだった。みんなキャラ性ぶれないから素晴らしいねヒロアカ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

69.5 130 2017年度アニメランキング130位
夏目友人帳 陸 第5巻 特別編「夢幻のかけら」(OVA)

2017年10月25日
★★★★☆ 3.8 (43)
174人が棚に入れました
名を返すため福音の森へ来ていた夏目とニャンコ先生は女子高生のタマミと出会う。
そこは人間が滅多に入ることができない異界の森。
夏目はタマミを森の出口まで送ろうとするが、タマミは白いフクロウに頼まれてここへやって来たという。
その白いフクロウとはタマミが数日前に助け、足に付けていた赤い石のリングをつけ直す前に飛び去ってしまったが、昨夜見た夢の中に現れたフクロウから森まで石を返しに来て欲しいと言われ……。
ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

普通の話

普通の人間では入れない妖怪の森でニャンコ先生はエビフライの匂いに誘われうっかり人間タマミの前で喋ってしまう、タマミは助けた白いフクロウに指輪を返すためにこの森へ来たのだという。

{netabare}
【ネタバレ】
夏目とニャンコ先生は森の主に名を返すために来ていた、タマミのフクロウ探しも手伝うため一緒に行動する、森の主を見つけた夏目は先に名前を返すがその森の主が白いフクロウだった、夏目は何で人間のタマミを来させたのか問い詰めるが自分からは外に出れず、本来なら人間は生かして帰さないが特例として記憶を消すから大丈夫だと言う、フクロウの姿でタマミと会ったがその印としてタマミに指輪の欠片を渡す。
{/netabare}

タマミの声が違和感あるぐらい。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

夏目友人帳の魅力に溢れた不思議の国のタマミ

23分の特別編で、これほどの感動作をつくってくださった原作者、監督、スタッフの方々に感謝します。
しかも、主人公が夏目でないところが新鮮でした。


お人よしの女子高生タマミは、ある日、枝に釣り糸で絡まった白フクロウを助けます。
助ける際、白フクロウが足に付けていた装飾品を返し忘れるのです。

その装飾品は福音の森の主の大切なものでした。

タマミはシロフクロウに装飾品を返すために妖怪が暮らす森に入ります。

偶然にも夏目とニャンコ先生も森の主に名前を返すためにここにきており、
タマミはニャンコ先生の指導を受けます。


まるで不思議の国のアリスならぬ不思議の国のタマミです。
タマミにとって夏目たちや森の主と過ごした時間はふわふわ温かく、心地良い時間でした。

装飾品をシロフクロウに返す際、シロフクロウは大切な装飾品をわざと砕き、一部をタマミに渡すのです。
きっと森の主は、タマミに助けられた恩や危険を顧みずに装飾品を返しに来てくれたタマミの優しさに心をうたれて、思い出として渡したかったのでしょう。

森を抜けると、タマミは昼間の記憶が全くありませんでした。
シロフクロウを助けたことも、夏目やニャンコ先生の顔も思い出せません。
記憶を消し去ること。それはこの森の掟だったのです。

でも、手の中に握り締められた装飾品のかけらを見ると、なぜかタマミの心は温かくなるのです。
森の主が本当に渡したかったのは、装飾品のかけらに込められた優しさだったのですね。


PS:速水奨さんの声がすごくステキでした。(^_^)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

じーんとくる

たった一話だけでもぎゅっと詰まったアニメってすごい。

明るい、暗い、儚い、切ない、温かい いろんな要素を
たった一話で感じられるんだから、やっぱり好きだなー。

この絵のタッチも良いんだと思う。
熊本のあの田舎のおだやかな雰囲気と切ないような感覚。
主に緑と自然がメインで描かれているし、そこに中性的なキャラと妖怪。

今回のかわいい素朴な女の子が混ざっても全然違和感がなくて
夢の世界のような現実っぽくない雰囲気が少し少女マンガっぽい
作画と合わさって美しくかわいく描かれていた。

サザエさんのように進まずずっとあの世界を見続けられたらいのに。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

69.4 132 2017年度アニメランキング132位
ストライク・ザ・ブラッド Ⅱ OVA Vol.4(OVA)

2017年5月24日
★★★★☆ 3.7 (95)
658人が棚に入れました
<作品紹介>
世界最強の吸血鬼と剣巫の少女が織りなす物語が今、再び始まる! !
三雲岳斗氏による電撃文庫の人気作品がTVシリーズに続き、OVAシリーズとして帰ってきた! !

魔族特区“絃神島"。そこに暮らす少年・暁古城(あかつき こじょう)は、
伝説の中にしか存在しないはずといわれている世界最強の吸血鬼“第四真祖"であった。
その彼の監視および抹殺の任務を命じられた少女・姫柊雪菜(ひめらぎ ゆきな)は、
古城をめぐっておこる様々な戦いを、彼と共に乗り越えていった。
そして新たな物語は、アルディギア王国を巻き込んだ事件の後、
場所は“絃神島"の隣に作られた新たなリゾート施設“ブルーエリジアム"から始まる---

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OVA2期を締めくくる物語は「咎神の騎士篇」です。

OVA2期の最終章となる本作品…
Vol.3以上に登場人物が増えるのが特徴です。

Vol.3のラストに登場した全裸の少女も気になるところですが、個人的に気になったのは浅葱ご一行様…
この物語の舞台が絃神島じゃないこと…も気になる要因ではあるのですが、最大の原因はご一行様の面子です。
コンピューターにはめっぽう強い浅葱ですが、道中次々と現れるのは魔獣の群れなんです。
コンピューター捌きで魔獣に太刀打ちすることはできません。
そしてそんな浅葱の心強いパートナーが、浅葱と同じく人工島管理公社に雇われているフリーランスのプログラマーで、そのパートナーの名は、くのちゃん演じるリディアーヌ・ディディエ…通称「戦車乗り」呼ばれる少女…

確かに戦車という分厚い装甲の中は安全かもしれません。
でも相手が悪い…だって魔獣ですもん…
事実絶体絶命のピンチが浅葱を直撃するのですが、そこで登場しピンチを救ったのが、イブリスベールという褐色の肌の少年…
それだけじゃありません…
この神縄湖周辺に凡そ似つかわしくないディミトリエ・ヴァトラーも登場するからビックリです。
しかも、トビアスとキラというヴァトラーの側近を務める貴族の吸血鬼まで一緒…

獅子王機関に自衛隊…
それにヴァトラーまで引っ張り出すなんて、この神縄湖に隠された秘密が気になりますよね。
でも、次の瞬間、翼竜に乗った謎の騎士が襲い掛かってきたのを見てハッキリした事が一つ…
隠された秘密とか、儀式とか…今回の一件にはそれ以上の思惑や策略が張り巡らされていたということです。

高まる緊張感…
でもストブラはそれで終わる作品じゃありませんよね。
戦闘シーンもさることながら、このVol.4は戦闘の合間の休息シーンもなかなかです。
特に、山小屋みたいな場所での休息中、唯里が思わず突っ込まざるを得なかった古城と雪菜の掛け合い…
これまで二人を追いかけてきた私ですら「あれ、こんなにだったっけ?」と思いましたから…
そんな光景を始めて目にする唯里の反応はごく自然だったし、叫びたくなるのも理解できますよ。

物語の内容については伏せておきますが、着々と古城が眷獣を使いこなせるようになっている、とだけ付け加えておきます。
そして物語は次の布石を残しながら終幕に向けて動いていきます。
物語は一応キリの良いところで終わりましたが、半端無く気になる布石を残して終わったので、早速続きが気になっています。

3期…「見ない」という選択肢はありませんが、いつ視聴するかはまた悩みそうです…

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

咎神の騎士篇のⅡとⅢ

相変わらずの主人公最強系ハーレム作品。

咎神の騎士篇の解決篇。
{netabare}Ⅱの終盤。古城と雪菜が登場する当たりから、物語が加速していきます。{/netabare}
今更ながら・・・。{netabare}そういえば、浅葱って古城が第四真祖だってことを知らなかったねぇ。{/netabare} すっかり忘れていた。(笑)

姫柊雪菜は相変わらず可愛い。

そう言えば、雪菜役の種田梨沙さんの復帰が発表されましたね。
(『体調を考慮しながら・・・』って事らしいけど)
益々のご活躍を期待しています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

69.4 132 2017年度アニメランキング132位
きみの声をとどけたい(アニメ映画)

2017年8月25日
★★★★☆ 3.6 (117)
522人が棚に入れました
湘南・鎌倉の海辺の町を舞台に繰り広げられる、少女の悩み、葛藤、夢、そして届けたい“声(想い)”の物語。
将来の夢が見つからず少し焦っている16才の少女・行合なぎさは、幼い頃に祖母からきいた「コトダマ」言葉には魂が宿るという話を、ある出来事により信じている。
ある日、なぎさは何年も使われていないミニFMステーションに迷い込み、軽い気持ちでDJの真似事をする。すると、放送されたコトバは 思いもかけない人に届いていて―。

声優・キャラクター
片平美那、田中有紀、岩淵桃音、飯野美紗子、神戸光歩、鈴木陽斗実、三森すずこ
ネタバレ

おぼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

これぞ王道の青春感動映画!こういうのが見たかった!/レビュー追記(8.31)

女子校生達がラジオ局を復活させようとする話。
見ててスッキリできる青春映画の良作でした。
(以下ネタバレほぼなし)

( 'ω'o[総括レビュー]o
{netabare}
ことだまとラジオを巡る青春物語。
(詳しい内容は自分で確認推奨)

全体的に分かりやすい展開で、最後まで飽きずに視聴出来たと思います。
キャラの性格も個性豊かで、ちょっとクッスっとしたりうるっとしたりの連続で楽しかったです。

その他にも全体的によく出来ていると思ったのが「音楽」
ラジオ局の話なのでもちろん色々な挿入歌が出てくるのですが、全てを曲が素晴らしかったです。

特に良かったのが最後の曲。
詳しい内容はネタバレになるので言いませんが、皆の思いが重なってからのあの曲は完全に涙腺をやられましたね。

少し不満を言うとすれば、ラジオ局の復活課程をもう少し詳しく描いて欲しかったかなーと思います。

まとめとしては、いい意味での王道の展開で最後にはしっかり泣かしてくれる。普段アニメをみない人にも遠慮なく勧められる良作でした。

是非1度劇場へ!{/netabare}

総合点数【86点】

投稿 : 2024/11/16
♥ : 31

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

随分と舐められたものだ

打ち上げ花火のフィーバーに追いやられ気味の青春ものオリジナルアニメです。

最近、何処かのコラムサイトで脚本は小学校3年生レベルで書いている。小学校4年生になると難しいと言われるみたいな話題を目にしましたが、これも例外では無いのでしょうか。

高校生が主人公なのに、やっている事はまるで小学生のようです。
絵柄も何だか小学生の頭に高校生の身体がくっついているようで終始気になってしまいました。

子供向けにするのであれば、やはり主人公の年齢を下げるのは必須かと。
きっと最近は、女児向けアニメでも高校生というのが一般化しているから感覚が麻痺しているのでしょうが、あれはあれで結構大人向けの内容だったり、子供向けの内容であっても、こんなお姉さんになりたい!と思わせるのが殆どかと思います。

安い感動ばっかりに時間を割いて、時の経過はナレーションが主とか視聴者を舐めすぎじゃありませんか?

うるっと来ちゃったことは認めますけど…
三森すずこの迫真の演技のせいです。流石に上手い…

新人声優が多かったとの事ですが、他のキャラも以外と上手かったですし。
音楽も良かったですし、音響は頑張った感じがありました。

背景は繊細でしたが、何回か使い回されている事が明確。
劇場クオリティってこんなものでしたっけ?
制作マッドハウス・東北新社、どんな格好良いものが出てくるのかと期待してたのに、残念です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

想いを声に

海沿いの街で出会った、女子高生達のひと夏の友情を描く物語。

「言霊(ことだま)」として語られる作品のテーマ、「声に出すことの重みや大切さ」を、ミニFMという地域ラジオを通じて、リアルタイムの生の声を届ける事で伝えようとしています。

明るく真っ直ぐな主人公をはじめ、それぞれに良さが描かれる7人の女の子達が、目指す目的のために、協力していく様子は微笑ましく和みます。
クライマックスでは、彼女達の素晴らしいパフォーマンスに魅せられ、爽やかな感動も待っています。

(客観的じゃない個人的なマイナス感想なので一部伏せます)
{netabare}
しかしながら、深夜アニメを少々観てきた私にとっては、インパクトの薄いアッサリした内容だなと言うのが正直な印象。

ストーリーは、多少のツッコミどころ{netabare}(本名やメールアドレスの公開放送にオイオイ大丈夫?!なぎさの母親って?など) {/netabare}は気にならず、自分的には観やすく分かりやすい素直な展開なんですが、逆に驚きも深みも少なく淡白に感じました。

作画も安定してるものの、劇場版ならではと言えるほど美麗さは感じない。

キャラクターデザインも、日曜朝の女児向けアニメの様なスッキリさで、サービスシーン等の萌え的要素はありません。
(作風的には当然のつくりなんですが・・^^;)
{/netabare}

音楽は、「響け!ユーフォニアム」の松田彬人氏が担当されており、劇中歌は良曲揃い。
3000人のオーディションから選ばれた新人声優さん達の歌声も非常に上手く心地いい!
この歌唱だけは劇場観賞の満足感がありました♪
(私、アイドル系のアニメジャンル、ほとんど観た事無いんですが、キャラに入れ込めて、この映画の様に歌うシーンを観たら楽しいんだろうな~と納得できる)


声優さんについては、新人声優さんでメインキャストを固めてる割にはそつなく感じました。
(もちろん三森すずこさんは別格の安定感)
主人公なぎさ役の片平美那さんの新人らしい初々しさは、感情表現としてはやや物足りなさを感じましたが、リアルな高校生らしさを出すよう狙った演技なのかもしれませんね。
乙葉ちん役の鈴木陽斗実さんの歌声が美しくてインパクトありました♪
いずれの皆さんも、今後の活躍に期待です!


最後に

個人的アニオタ目線で、ややマイナスな感想も述べましたが、本作は嫌みの無い後味の良さで、爽やかな青春ストーリーの好きな方にオススメの良作です。
深夜アニメに馴染みのない、小学生から高校生くらいまでの子や孫と、その親か祖父母が一緒に観に行くのにも適してると思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

69.3 134 2017年度アニメランキング134位
恋愛暴君(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (406)
2114人が棚に入れました
ある日突然、男子高校生・藍野青司のもとに任意の二人を強制的にキスさせるという
不思議アイテム「キスノート」を持った死神風の少女・グリが現れ、
“24時間以内にキスしないと書いた者(グリ)は死に、書かれた者(青司)も
一生童貞のまま生涯を終える"と告げ・・・。
愛のキューピット(?)グリと青司とその仲間たちが“キスをする相手"を求めて
繰り広げるハイテンションラブコメディにあなたもきっと恋がしたくなるはず(!?)。

声優・キャラクター
青山吉能、小野賢章、沼倉愛美、長野佑紀、原由実、檜山修之、大塚芳忠、子安武人、堀内賢雄、内匠靖明、高橋李依

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1話:「このパクり具合からすると…」

オマエ、作中でそれを言うのか(笑)!
(何が「パクり」かは第1話でご確認ください。)

という訳で真に「ラブコメディ」。いや、「むしろコメディのためにラブはある」みたいな異常作品。他作品に優先して観るほどではないですが、けっこう笑えます。

いや、原作マンガはまったく存じませんでしたが…。切っても惜しくはなさそうなのに、なんとなく観るかも。

→とりあえず完走しました。また改めて更新します。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 28
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

変化球なラブコメ…最初の設定は何処へ? 

このタイトルを見たとき、けっこうハード(重厚な)なラブコメなのかな?と思っていたら、別の意味でハード(ヤンデレ)でした。

主人公の青司がヒロインたちの騒動に巻き込まれる、いわゆるハーレム系なんですが、ヒロインたちが強烈すぎです。
メインヒロインのグリ。{netabare}天使と悪魔のハーフという、設定そのものが変化球。天使なのに確かに見た目が悪魔っぽいからなにかあるのかな?と思っていたら…。でも悪魔バージョンのビジュアルはなかなかのものでした。{/netabare}この子の存在そのものが騒動に巻き込む原因ではあります。

もう一人のメインヒロイン茜。こっちの茜は超ヤンデレ。青司のためなら殺傷も厭わない…行き過ぎであると思った。青司が本気で好きなのはよく分かるんですけどね…。それにしても今年、茜が多すぎな件。まぁ、いろんな茜がいるから良いのですけどね。

茜の腹違いの妹柚。茜好きすぎだけど、実は一番まともな(?)子だった。従妹の樒。ちょっと恐い、サイコすぎ。この子が最後にまともには…まぁいいか。

グリが天使悪魔なら、ヒロインたちは本人もバックがとんでもないという、変化球。話の内容よりも、キャラを追いかけた方が楽しめるように思いました。最後の感動系、この作品に必要かどうか、難しいところです。ドタバタ系のラブコメが好きな人にお勧めします。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27
ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なかなかに良いアニメに出会った?

この手のアニメは失速するのが常なので期待はしておりませんでした……が。
次回最終回というところまで観終えて失速は感じさせられない、なんとなんと!!(ノ゚ο゚)ノ
思い返してみると、最初からけっこう衝撃ありました。
ヒロインと主人公が「キス」というのは、たいてい御法度だと思ってた。もしくはラストのシーンにもってくるとか。
{netabare}それがいとも簡単に段階を乗り越えてしまった……驚 {/netabare}というところから始まり、それからは何となくグリちゃん面白い子だな~かわいいな~(しかもヤンデレっ娘と百合っ娘つき)という感じで、まあでも大体飽きてくるだろうなと思いつつ、それが暇つぶしにはグットチョイスな作品だったのである。
OPの感想は、正直「なんかびみょ…」だったのだけれど、サビ入ると「なかなかにいい!」ってな感じで好きです(Wake Up, Girls!だったか!)。

なかなか良い作品(グリちゃんがかわいい)ですのでおすすめですよ。

(ふぅ、賢者タイムにでも観るか( ̄。 ̄)―)←冗談です

追記
ヒロインのキャストさん方これからブレイクしてほしいですね!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 36

68.9 135 2017年度アニメランキング135位
ID-0(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (266)
1036人が棚に入れました
Iマシン―― それは極限環境での作業を行う大型ロボットの総称である。
連盟アカデミー学生のミクリ・マヤはIマシンを使用中に事故に巻き込まれるが、
Iマシンに乗り海賊同然のオリハルト掘削を行うエスカベイト社の宇宙船に助けられ、
その一員として働かされるはめになる……。
かつて『無限のリヴァイアス』『スクライド』を生み出した
『コードギアス 反逆のルルーシュ』の谷口悟朗監督と、
『機動戦士ガンダム00』の脚本・黒田洋介が再びタッグを組んだ『ID-0』は、
深宇宙の彼方を舞台にした、かつてないロボットアクションだ。
 アニメーションキャラクター原案は『LAST EXILE』の村田蓮爾、
メカニックキャラクターデザインは『機動戦士ガンダム00』の海老川兼武が手がける。
制作はセルルック3DCGの表現で高い評価を得るサンジゲン。
フル3DCGで表現される、キャラクターとIマシンの魅力、
誰も見たことのない深宇宙のスペクタクルな風景は本作の見どころだ。
 一癖も二癖もあるメンバーの中で過ごしながら、マヤは“人間”とは何かを知っていくことになる。

ー失くした記憶に潜むのは、希望か絶望かー

声優・キャラクター
興津和幸、津田美波、松風雅也、大原さやか、小山力也、金元寿子、小澤亜李、皆川純子、上田麗奈
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

シドニア以来の本格的なSFを期待してましたが……

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
う~ん、評価が難しいです(すごく好きで楽しめたけど、なんか、こう惜しいというか)。

私はこのアニメのレビュータイトルを、途中までは「本格SFをライトな作風で」としていました。その頃(7話目くらいまで)は評価を4にしていて、その後、下げてしまいました(その時点でサンキュー下さった方、申し訳ありません)。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
エバートランサーやIマシンといった設定は面白く、また、SFにつきもので、もはや説明すらいらないような「ワープ」を「ミゲルジャンプ」と呼称し、それが「武器」「運輸」など様々なことに応用され、「経済」を支えているという設定は素晴らしいです。正に、「世界を創造」しているなと感心しました。これだけいろんな事柄をカチっとリンクさせ、しかもそれを説明臭くならないよう、エンタメの中で魅せられる手腕には脱帽していました。本当に、力があるスタッフが集まったのだな~と。

……だからこそ、終盤のドタバタには残念さを感じてしまいました。

SFアニメにおいて、大きな展開で始めて、小さな展開に落ち着いてしまうのはどうも苦手です。

イド(主人公)の正体、は確かに作品のストーリー上の縦軸で、それが宇宙の謎や危機と繋がっているのは王道なんですが、なんかこう、ケイン有栖川の部分に踏み込んでから(8話以降)は人間ドラマになってしまい、それをこんな本格的なSFを背景で行うのはもったいないと感じました。

イドの正体とか過去の贖罪とかよりも、普通に「格好良い宇宙海賊が世界を救う」というエンタメの方が観たかったかなと。そのぐらい、キャラが良かったとも言えます(リックとか特に)。

終盤は特に駆け足で、いったい、何がどう解決したのやら。

最終的に頭に残っているのは、子安さんの「怪演」っぷり(まあ、私の中で子安さんと言えば、ガンダムWのゼクスなんで、もっと落ち着いた格好良いイメージなんすけどw)と、謎の「ソーラン節」なんですよね(汗) もっとも、各所で話題沸騰、主に不評のソーラン節ですが、超個人的には好きでした。というのも、なんか「ターンAガンダム」を思い出したので、違和感が少なかったからだろうと思います。男の作業というか、なんか「太古感」「壮大さ」「芸術的センス」は感じましたよ。ただ、「色々ぶち壊し」という意見は理解できるし、客観的に観ればそうだよな~と共感できます。あれは、素晴らしいED(やはり影山さんはレベルが違う)とのギャップが悪い方に出たんだな、と。

とにかく、このアニメ、惜しむべきは一期の尺しかなかったということですね。この優秀なスタッフならば、あと12話あれば、各キャラの背景を更に掘り下げつつ、設定や世界観をカッチリ説明し、イドの人間ドラマと世界の危機を、もっとドラマチックに演出出来たはず。多分このアニメ。制作が表現したいことの半分も出しきれなかったのかな、でも我慢して、プロ集団らしく、きちんと完結までもっていったのかな、と、そう思います。

う~ん、名作の予感は感じてたんだけどな~……。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
{netabare}
ご丁寧に、世界観の説明から。最終的には、宇宙の神秘とか人類の存続の危機に立ち向かいそう。深みありそうなSF設定にライトな作風、テンポも良いし。なかなか期待できるな。途中のクイズは笑えた、銀河英雄伝説パロw Cパートにサービスシーンあり。
{/netabare}

2話目
{netabare}
これ、エスカベイト社の面々、実際の身体を失っている感じなんですね。気になるのは、MTSし、iマシンが壊れた時、その間の恐怖の記憶が「失われる」というもの。失われた記憶はどこへいくのか。ひょっとすると、それが純粋な記憶の塊になり、宇宙を漂い、どこかに蓄積され……とかね。途中に見えた記憶が、イドのものなのか、オリハルトに蓄積された誰かの記憶なのか。やはり、クイズは面白いw
{/netabare}

3話目
{netabare}
あれ? 世紀の迷作「コメットルシファー」的な展開ですか(笑)? ボブソンジャンプ連発ですねw ずいぶんペラペラと説明してくれる親切な敵キャラw あの隕石群を操ってるのはあのネコミミ少女だろうね。今回はエヴァパロで〆w
{/netabare}

4話目
{netabare}
お~、物理シールド、逆に新しいw 中尉さん、完全に仲間になる流れだ~(もしくは軍に戻って間接的に協力するか)。それぞれの能力を最大限に活かしてのチームワーク、胸熱だね。Cパート、団体芸w
{/netabare}

5話目
{netabare}
たまにある、ちょっとしたサービスシーンはなんだろう(笑) イド、格好良いな(他にも知りたがってる奴がのクダリ)♪ なんか、リック、最後はアマンザを守って逝くのかなぁ、スレッガーのように……。人間だから出来ること、Iマシンだから出来ること。Cパート、グレイマン可愛いなw クイズはシュール系w
{/netabare}

6話目
{netabare}
なんか、あんまり人間ドラマにはもっていってほしくないというか、世界を狭めてほしくないな。と、思ってたが、イドの過去とセカイのヒミツが良い感じに交わりそうだね!
{/netabare}

7話目
{netabare}
リックの格好良さが際立っていましたね。なんか、謎の真相に触れた感じ。大きい要素(SF)と、小さい要素(仲間との絆)を同時に深めていく、良いアニメを展開ですね。
{/netabare}

8話目
{netabare}
戦闘シーンもなかなか面白かったです♪ 裏切り、あるのかな?
{/netabare}

9話目
{netabare}
なんか、人間ドラマになってきたな。あまり世界を小さくしてほしくないんだけどな。同じエバートランサーでも、事情は四者四様ですね。
{/netabare}

以下、書いたのに、保存前に消しちゃった(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 35
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正解するイド

4話までの感想
{netabare}最初はダイバージェンスイヴみたいに難しい話なのかな?と思ったらそうでもないみたいでひと安心。
そして見続けること第三話でちと違和感が。
なし崩し的にマヤは海賊に協力することになってしまったけど、3話目にしてナビ?役をやってて馴染むのが早すぎのような?
もしこれが枠を4クール取っていたら、マヤは軍に保護されるのを目論んで海賊たちを裏切ろうとするエピソードを入れたハズ。
う~ん、けど他に描きたいネタは山積みみたいだし、そっちを優先させて泣く泣くカットしたんだろうなぁ…と思うとマイナスポイントにしてしまう気にはなれない。
と思ってたら次の4話、捕虜としたアマンザ中尉がその位置に。
おお、やっぱりコレだよ、「協力してもらう分には心強いけどいつ裏切るか分かったモンじゃない」、イデオンでいうギジェ的ポジションが同乗してこその犯罪宇宙船モノよね~。
といいつつ通信可能宙域に出たらすぐに下船しそうではあるけど。

とりあえずマヤが海賊に馴染むまでの間をスッ飛ばしてでも描きたかったであろうエピソードはこれから。
イドや謎の少女の正体やら敵の目的やら、それとニューリンク…じゃなくてトランスシステムだっけ?それも単に人命の安全ってだけではなさそう。
ちゃんと風呂敷畳んでくれればいいけど、果たしてどうなるのかなー。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
面白かった。
面白かった、が、雰囲気で誤魔化されて細かい部分の理解は不十分のままだったり。
一番分からないのはアリスの病気、意識が拡散するとかなんとか、どういうこっちゃ?
それとこの世界におけるクローン+マインドトランスによる個の不死化は完全ではないらしい。
普通の人間は記憶の継承が30%落ちるそうな。
それを理由に(劣化しない記憶継承方法の研究を名目に)アダムスはスポンサーを得てたっぽい。
これは人間の意識を抽出(データ化・バックアップ)する段階で100%ではなくなるのか、ツルツルの脳味噌(または別個体)に意識を乗せる時に「馴染まない」のか。
リックはどうやら前者っぽいのだが、ケインの場合は肉体が特別(常人とは違う天才の脳味噌と解釈してる)で劣化を起こさないみたい。
ど、どっちなんだ?
10話でイドがケインの肉体(クローン体)に戻された時に記憶を一部戻したので両方?
これが分からないのであらすじめいたものを書こうと思ったけど無理だと諦めました。
スタッフはちゃんと考えてるし調べれば分かるんだろうけど、あくまで作中からの情報のみで理解したいところなので調べる気力沸かない…。

それと2話冒頭のケインのプレゼンシーンでは「(意識データは)移送前にバックアップしてるので万が一アイマシン(ロボ)を失っても意識データを消失することはありません、作業中のちょっとした記憶が失われるだけです」と言ってるのだが、それを生かした展開(ロボが破壊されてそっちの方で取得してた記憶が飛ぶ)はありませんでした。
てっきりやると思ったんだけどね。
そうそう、やらなかったといえば「危機的状況からの脱出策をマヤが思いつくとイドも同じことを考えてた」って展開が序盤繰り返されるので、じゃあ最後はイドも思いつかない作戦をマヤが打ち出すのかな?と思ったらそれも無し。
マヤはあくまで「この世界で何が起きてるのか」の傍観者であり主役ではなかった…視聴者の代わりとしてそういうキャラが配置される作品もあるのは知ってはいるけど、それにしちゃあ前半妙に中心っぽく扱われるので紛らわしい。

と、先に不満に思う部分を書いてしまったけど、逆に言えばツッコミどころはその程度で、全体からしたら非常に良作です。
一番感動したのは最後、イドがラジーブ側の世界に行きかけたのを「お前はケインじゃない」とアダムスに否定されて戻って来れた所。
自分的にはマヤの呼びかけよりもそっちのが決定打に感じて…否定されることで(イドとしての)アイデンティティが確立するとか、なかなか粋じゃな~い?
それと先に分からない所を書いたけど、複雑な設定の割には理解しやすいように気を使ってたのも感じます。
10話なんて前半は記憶を戻したイドと情報の刷り合わせとして、後半はマヤを目撃者として子安が丁寧に丁寧に解説してくれます。
何もそこまで…と感じなくはないけど、こうでもしなきゃ12話に収まらなかった事情もあったのかも?
あとキャラの声は人格に合わせて声優を充ててました。
複雑にしようと思えば肉体準拠にすればいいし、むしろそっちのが自然だと考えると、これも気を使ってくれたんじゃないかなーと思ったり。
逆にこれだけ親切に尽くしても先の2例(アリスの病気とクローン継承の件)の解説は詰め込めなかったかー。

やっぱり記憶喪失ネタをやるのであれば、喪失前の人格と喪失後に新たに形成された人格、両者には違いがあってそれが明らかになった時、本人や周囲はどう戸惑うか・葛藤するか、そして納得させるかを見せるのは重要だと思います。
これはそれがちゃんと描かれてたんじゃないかな。
一応書いておくと記憶喪失前のイド…ケインはオリハルトには物凄い危険性があると予知しつつも研究を優先してそれを隠していた。
そのうちオリハルトは人類の生活には欠かせないまでに普及したところで研究仲間のアダムスに危険性とそれを隠してたことを知られる。
その危険性とは人類の90%が死ぬって内容で、なんで隠してたんだとアダムスに問い詰められてもケインは「90%死ぬ程度いいじゃないか」と返すマッドサイエンティストっぷり。
更にはアリスはアダムスにとってはお荷物としか感じてないだろうと思ってたり、まぁ兎に角極悪人、ってかサイコパスっていうの?
一方、そんな人間が記憶喪失起こして(させられて)新たに形成された人格のイドは仲間思いのイイ奴…なハズ。
かつて助けられる確率7%で「見捨てられても仕方ねーや」ってところを助けに行ったことがあるらしく…なんだけど、このエピソードのせいで余計にマヤの存在理由が薄くなってしまったような?
マヤと会ってから真人間になった訳ではなくなってしまうので。

アダムスは性格破綻者のケインに激怒しつつもその才能に嫉妬というか羨望してる部分があって、更には英雄志向持ち、これはケインに対する劣等感からそうなったのかも?
オリハルトの危険性を知りながら人類を何とも思ってないケインに、当時はまだ研究段階だったマインドトラストを行ってケインを流刑送りにする。
ケインはケインで「万が一のために」意識を避難させるIマシーンを秘密裏に作ってて、それがのちのイドのボディとなる。
このボディの制作秘話みたいな話も見てみたかったなぁ…何十年も前のロボなのに現行の軍のロボと性能は遜色無いみたいだし、設計すればあとは勝手に機会が組み立ててくれるのかエンジニアは必要なのか…後者だったら口封じに始末したのかな?とか。
ここら辺の「え、掘り下げずに先行っちゃうの?うわぁ勿体無い」と思わせるのは同監督が次に作った“リヴィジョンズ”に通じる。
そういうハッタリを利かすのが上手いだけなのかも知れないけど、2クール以上かけてじっくり描写して欲しかったと思わせるのが上手い。

最後はラジーブ(既に滅んだ異星人文明の置き土産、オリハルトを回収せよとプログラミングされててそれを実行してるだけ)のプログラムを身と呈して書き換えて英雄にならんとするアダムスに対し、別の回答、映画ウォーゲームみたいに学習させて手を引かせる方法を示すイド。
繰り返しになるけど、ここでアイデア出しするのがマヤだったらもっと良かったと思うんだけどなぁ。
よく突っ込まれてるソーラン節だけど、自分は本当はヨイトマケの唄のような炭鉱夫の歌を入れたかったけど権利だなんだでダメで渋々差し替えたのかな?と思ってて。
ってことで自分は良いとも悪いとも言えない感じ、真相は知らないけどねー。
けど漁の歌ってのはやっぱりなんか違う気がする、いくらラジーブが最後サザエみたいな形になったからといっても、ってかソーラン節に合わせてサザエ型になるように設定したように見える。


総評
リヴィジョンズを見た後、そういえばこっちの感想が途中までだったわと見返したのだけど、やっぱり共通する部分多いですね。
リヴィジョンズの主人公の性格はアダムスと通じるんじゃないかな?ってかアダムスをより深刻化させたのがリヴィジョンズの主人公か?
そして一番強く感じた共通点は「2クール以上やってくれよ」。
掘り下げたら面白そうな設定が沢山あるのに、それをスルーして話を完結させられた印象。
完結しないよりは全然良いのだけど、どうしても勿体無いって感情が湧き上がる。
ホント勿体無い…悪く言えば設定過多になるのかな?
SF好きなら見て損は無いかと。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

オリハルトとかいう鉱物…(ちゃんとSFだった)

アレ、絶対なんかアカン奴や…!
設定とストーリーに、古典SFっぽい匂いを感じる。これは、観よう!

2017.4.19追記:
2話目まで視聴。この、直接的な説明じゃなくて会話の内容や絵で設定が見えてくる感じは凄く良いですね。作画で「けものフレンズ」がダメだった人にも大丈夫そうだし。事前チェックはしてなかったけど、次回が楽しみで仕方がない(笑)!

…まあ、あんな風に流行るわけではないと思いますが。

2017.6.26追記:
久しぶりに「SFアニメを観た」という満足感を得ました。わかりやすい異星文明との接触ではありませんでしたが、広い意味で「ファーストコンタクトもの」でしたね。ううむ、宇宙は広い…(笑)。

一部のIマシンのデザインがやや痛々しかった気もしますけど、それはストーリーにはあんまり影響しないのでまあいいです(笑)。

Iマシンの設定としてMT技術を前提にしている以上、人型ロボットであることにも必然性はありましたしね。

本当の意味で危機が去ったんだか去らなかったんだかはハッキリしないという終わり方も、その後のストーリーを想像する余地や続編を作る可能性を残していて良かったです。

本編とは直接関係ないはずなのですが、Blu-ray&DVDの宣伝という名目(笑)のあの謎のクイズ形式CMは面白かったです。円盤の映像特典に「PV&CM集」って書いてあるから、あれも入ってるのかな…?

ハヤカワ文庫JAからノベライズ版も出てるようですが、これはアニメだけ観れば満足ですかね…。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 40

68.9 135 2017年度アニメランキング135位
僕のヒーローアカデミア 第13巻OAD付限定版(OAD)

2017年4月4日
★★★★☆ 3.7 (33)
241人が棚に入れました
DVDに収録されるのは、集英社主催による招待制のアニメイベント「ジャンプスペシャルアニメフェスタ2016」にて上映されたオリジナルアニメ「救え!救助訓練」。

同作は堀越先生自らがストーリー原案を担当した、アニメ第1期と第2期の間に位置するオリジナルストーリーとなっている。
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

USJ襲撃事件から4日後のお話

1期にあったUSJ襲撃事件から4日後、もう一度USJにて災害救助訓練をするお話。
ちょうど1期と2期にあたるもので、メインストーリーと関係はないがそこまで外れたものでもなかった。
内容もメインであってもおかしくないクオリティだった。
ジャンプスペシャルアニメフェス2016というもので上映されたものみたい。

{netabare}前半は普通に救助訓練で後半はヴィランとの戦闘。
最初は気づかなかったが途中でオールマイトだと分かった。
オールマイトの気持ちもわからんことはないが、事件からまだ4日しか経ってないのによくやるよ。
ところどころ、ジャンプフェスネタが入ってたのはご愛嬌。
今思うと、轟くんってこんなんだったんだな…{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

1期と2期の間のオリジナルストーリー

1-A組の生徒が授業の一環としてUSJで擬似救助訓練をする話。
時期的には、1期のヴィランUSJ襲撃から数日後の出来事として描かれている。

主人公の人たらし感溢れてる。
あと、ライバルであるかっちゃんとの相変わらずのバチバチも見れる。
原作のストーリーでも思うけど、デクくんのかっちゃんへのリスペクトというか、絶対的な信頼みたいな2人の絆が垣間見えて、この2人の関係性熱いな〜と思いました。

先に2期を全部見てしまってから見てるので、まだ各キャラが一皮むけてないのでちょっと物足りなかった。見る順番は気をつけなきゃいけないね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オリジナルアニメ「救え!救助訓練!」

救助訓練をやり直す1期と2期の間のオリジナルアニメ。

緊張が続いた1期の後にこういう
和気あいあいとした話を観られるのはいいですね‪(*ˊᵕˋ* )
程よい息抜きになりました♬.*゚

NO.1ヒーロー、平和の象徴と呼ばれるオールマイト、
そういったポジションは近寄り難いイメージですが
この話が入ることで1-Aのみんながオールマイトに
親しく接していることがよく分かります。

担任ではないから出久くん以外のクラスメイトは
オールマイトと仲良くなるきっかけって
あまりないと思うのでこういうの大事ですね!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

68.9 135 2017年度アニメランキング135位
機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER(アニメ映画)

2017年11月18日
★★★★☆ 3.8 (36)
240人が棚に入れました
 イオとの死闘を制したダリルは、ジオン残党軍の一員として地球にいた。彼は奪われたサイコ・ザクの情報を得るための諜報任務に就いていたのだ。一方、新たな仲間と共に「サンダーボルト作戦」に参加したイオの前に、南洋同盟国境守備隊隊長を名乗るペール中佐が立ち塞がる。

http://www.gundam-tb.net/information/index.html

声優・キャラクター
中村悠一、木村良平、古川由利奈、逢坂良太、杉田智和、行成とあ、大原さやか
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

水陸両用MS活躍活躍

 前回のガンダムサンダーボルトの続きの話で、舞台が地球になるお話です。

 フルアーマーガンダムとの死闘を制したサイコ・ザクが、南洋同盟というカルト教団に奪われていて、ダリル達ジオン残党軍、地球連邦軍の三つ巴展開なアニメだったです。

 アッガイ、ゴッグ、ズゴックの活躍が凄かったし、懐かしのモビルアーマー グラブロなんかも洗練され登場するです。

 捕らえられたイオも復帰し、アストラルガンダムという何か貧弱に見えるも新たな機体で、ジャズを聴きながら活躍するのです。水陸両用で結構強いです。今回のジャズは、思ったほど激しくない感じです。

 地球連邦軍とジオン残党軍の戦闘は、氷上や水中における戦闘で、ゴッグ、ズゴックに有利な環境で凄いと思ったです。イオも負けてなかったけど。

 一方でアッガイを操縦するダリル達。性能を最大限に引き出しているというのか?あの丸く短足な機体で初期のアッガイとは比べ物にならない、動作性能だったです。ダリル、サイコ・ザクでなくてもニュータイプな感じです。

 最後の方では、イオにとっての思わぬ再会や南洋同盟の秘密にも触れることとなり、思わぬ展開に発展するようだったです。{netabare}まだ次作いつになるのかあるらしいです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

JAZZと戦争

前回のDECEMBER SKYでは、1年戦争の末期であったので奮い立つ若者たちの様子から真実を知って絶望する姿が描かれていた。
今作は1年戦争の7か月後を描いた作品なので、悲しみの感情が強く描かれていたと思う。
家族を失ったやり場のない怒りを敵勢にぶつける少佐がいたり、手足を失ったダリルの生身で走り回っていた時の記憶であったり。戦死した者たちを弔う描写がしっかりと描かれていたり。
ファンタジーなのになんてリアリティのある作品なのだろう。
カルト宗教の台頭という話の流れも、ごく自然かもしれない。
作品自体も前作より落ち着いていて、前作の感じで視聴したら若干物足りなくも思ったが、作品づくりの点においてものすごい拘りを感じる。

映像は相変わらずのクオリティでロボットは手書きなのかCGなのか分からないけれども、セル時代のアニメーションのような独特な色合いを感じた。

劇伴も相変わらずの豊富さでジャズを中心に、ポップス、民謡まで幅広いジャンルを展開して、劇画・セル画タッチの本編に負けず劣らずの存在感をもつ。
映像と音楽とがセッションしてるみたいで面白い。まさにJAZZという感じだ。

ガンダムはあまり詳しい訳ではないのだが、この作品は素直に面白く、凝っていると感じる。ガンダムを切り離しても多分面白い。ヴィンテージ・アンティークっぽい雰囲気なので、ハマる人も多いと思うのだが…OVA作品だけに知名度が低いのが残念。
もっと多くの人に観て欲しい。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サンダーボルトの第2シーズン。なんだかマイルドになったような...。

脚本家代わりました?サンダーボルト独特の苦味が無くなってしまったような。とってもしんぱーい(^_^;)まあ第3シーズンに向けた助走と思いましょう。

ダリルとイオの闘いの舞台は地球に移ります。ダリルは地球のジオン軍残党として、イオは地球連邦で不穏な動きをしてる南洋同盟の鎮圧目的で宇宙から新しい部隊に編入されて来ます。そう、ジオン、連邦以外に南洋同盟の三つ巴になってるんですね。

今回は地球が舞台と言う事で水陸両用MSが活躍します。特にアッガイがめっちゃ活躍するのでファーストガンダムファンも満足出来ると思います。
ダリルもイオも新たな仲間を得て第3シーズンへと繋がって行きます。

サンダーボルトと言ったら戦闘中の音楽ですが、今回は字幕がちょこちょこ入るし日本語の歌が結構あって私はイマイチでした。演出的には第1シーズンの方が良かったです。

サンダーボルト独特の戦争の容赦なさがちょっとマイルドになっちゃって少し拍子抜けです。安心させといて次のシーズンで突き落とすのかな?期待して待ちたいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

68.9 135 2017年度アニメランキング135位
夏目友人帳 伍 第五巻 特別編「遊戯の宴」(OVA)

2017年4月26日
★★★★☆ 3.8 (39)
175人が棚に入れました
変わった趣向の宴会に上機嫌で出かけていったニャンコ先生。宴会の様子が気になって後を追った夏目は、たどりついた廃れた屋敷で傷だらけの妖怪「遊蔓」を見つけ、声をかける。すると、遊蔓は「次は私が鬼だ」と言い、屋敷中に妖怪たちのはしゃぐ声が響く。聞けば、あの屋敷「回遊亭」では、谷の覇権をかけて何日も続くゲームをしているという。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

話の分かる妖怪

夏目が妖怪たちの遊び『かくれんぼ』に巻き込まれる話です。
話の分かる妖怪の長(おさ)遊蔓(ゆうづる)が登場します。


変った趣向の宴会にでかけていったニャンコ先生の後を追った夏目は、荒れ果てた屋敷「回遊亭」で妖怪たちのかくれんぼに巻き込まれてしまいます。

実は回遊亭では谷に住む妖怪の長である遊蔓の発案で、谷の覇権をかけて3日間かくれんぼをしていました。勝ったものが次の長になるようです。

夏目は幼い頃は孤独で、友達とかくれんぼをした経験がありません。
だから妖怪たちがかくれんぼをするのを、ちょっぴりうらやましく感じてしまいます。


ところで、かくれんぼで谷の覇権をきめることを妖怪たちに認めさせた遊蔓は、
争いごとが嫌いなだけではなく、相当に強い妖怪なのでしょう。もしかしたら、みんなから信頼されている妖怪かもしれません。
そうでなければ、皆を納得させることなどできないでしょうね。

遊蔓は、人間である夏目の頼みを聞いてくれる話の分かる妖怪でした。
こんな妖怪もいるのですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

68.8 139 2017年度アニメランキング139位
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ映画)

2017年8月18日
★★★★☆ 3.3 (463)
1784人が棚に入れました
物語の舞台は、夏休みのある一日。花火大会をまえに「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」の答えを求め、町の灯台から花火を見ようと計画する少年たち。一方、クラスのアイドル的存在・なずなに想い寄せる典道は、時間が巻き戻る不思議な体験のなかで、なずなから「かけおち」に誘われることに……。何度も繰り返す一日のなか、なずなと典道を待ち受ける運命は? そして、果たして花火は下から見ても、横から見ても丸いのか?

声優・キャラクター
広瀬すず、菅田将暉、宮野真守、松たか子、花澤香菜、浅沼晋太郎、豊永利行、梶裕貴
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夏の日の少年少女

繰り返す、夏のある一日。
とある海辺の町。
花火大会を前に盛り上がる典道と友人たち。
花火って横から見ると丸いの!?平べったいの!?

90年代、新進気鋭の映像作家として名を上げた、
岩井俊二監督の同名実写映画にして出世作。

人生の選択の分岐点をテーマに、
1つの物語で2つの結末を描いています。
{netabare}「なぜ時間が巻き戻るのか」{/netabare}
これは物語を成功へ導く最も重要なファクターだ。

舞台は茂下町、風力発電機が立ち並び、
渡り鳥が羽を休める憩いの渚。
幻想的な夕景と海の上を走る電車。
美しい景観に圧倒されます。
上手く表現できない好きと言う感情。
思春期の少年少女に突きつけられる厳しい現実。
{netabare}「もう1度やり直せれば」と願った先に、
時間の巻き戻しという幻想的な奇跡が起こる。{/netabare}

これは典道が望んだ世界でしょうか?
僕にはヒロインなずなの世界にも思えます。

自転車で駆け下りる海辺の坂道。
飛び込んだプールの水飛沫と夜空に咲く花火。
数々の夏の風物詩が眩しい、
美しくも切ない余韻を残す夏の物語。

これは恋の物語ではなく、
思春期の試練と決別を描いたのではなかろうか。

花火が上がるとき、恋の奇跡が起きる。
涼やかな夏の物語、楽しんで下さい。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 91
ネタバレ

YwJje43950 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

打ち上げ花火 ”もしも玉”

{netabare}”もしも玉”というものが時系列的に一番最初に確認されたのは、なずなの、死んだ父が海で手に持っていたところだったと思うんです。
取り敢えず1回観ただけなんだけど、この”もしも玉”とは何だったのか、というのが掴めない。メタファー的な意味でね。
それがあると、最後の方の、歪んだ、されど理想的なあの空間と、その崩壊・消失に意味を持たせられる気がするんだけれど。
頭良い人に何かしら、良い感じのをこじつけて貰いたいところだ。皮肉じゃないよ。
より良い解釈を示して欲しいという、頭の良い他人の頭で感動したいという、楽したいという気持ちです。いちから解釈するには、少々難解な部分の多い作品だからね。

岩井俊二が脚本の会議段階で提案した”もしも玉”というアイデアは、元々のオムニバステレビドラマにおいて前提とされた『If もしも』という、物語の基礎の説明という役割を担わせるという目的があったようだ。
パンフレット内の”もしも玉”に関しての言及といえば
『いろんな人たちの”もしも”っていう思いが凝縮された何かなんだろうっていうところに固まっていって、玉ということで花火と対極としてひとつのシンボルにもなる...』
というものと、他には劇中のあらゆるキーワードの紹介をしているページ。
私としては、最終的に2人が行き着いた閉鎖されている感のある例の歪んだ世界では、まるで”もしも玉”の中にいるかのようではなかったか?と思ってたんですけど、その【キーワード集】を読むと、制作側もやはり、なずなと典道の行き着いた歪んだ空間のデザインは、”もしも玉”の中に居るようなイメージでコンテを描いたとのことだ。
ただ、『(そうすると)きれいかなと思って、...』という、文脈なんですけど。
花火と対極的な玉の形をもって、”もしも”という思いが凝縮された、”もしも玉”。
なずなの父は、生前使っていたのかな。
それとも、父の思念的なものが生んだのかな。
劇中、これに関してヒントはあったのだろうか。
ここまで書いておいてなんだけど、1回観て分かるほど私は頭よくないよ?


ところで、あの歪んだ空間は、まるで”もしも玉”の中であるかのようだったけど、あの町を囲うドーム状の歪んだ壁は、典道の空想・妄想の限界なのではなかろうか。
言い換えれば、典道の”もしも”の限界だったのではなかろうか。
町の外の事を、子供の彼らはまだ何も知らないからね。
そういうふうに意味付けるとどうだろう。
出来事の順番を忘れたけど、どこかのタイミングでドーム状の歪んだ壁は消失した。
彼は、周りより一歩先に大人に近づいたという事かな?
だから最後のシーン、クラスに典道は居なかったのかもしれない。
追記:海中のシーンで、2人の顔が大人になってるというツイートを見まして、確かめたい気持ちが強まりますよ〜。
あと、コレうろ覚えだったもんで書かなかったんですけど、劇中、電車に乗って、海の上を走って、結果何処へ行きましたっけ?
何処にも行けずに戻ってきたと記憶しているのですけれども...。
これってやはり、上で書いた”もしも”の限界によるものではないかなと思うのです。
”もしも玉”が砕けて、彼らに降り注ぐのは外へ飛び出していった彼らの可能性。
やっぱりあの夜って、彼らが大人になる劇的な瞬間だったのでは?
あぁ、記憶力よ。もどかしい。
追記2:”打ち上げ花火”と同じくシャフトの作品である、”まどかマギカ”の、劇場版、”叛逆の物語”ってあるでしょう?
{netabare}劇中の、ほむらの生んだ魔女空間と、”もしも玉”の空間とは似てるっていうレビューを読んで、正直、あまりピンときてなかったんですけどね、コレの意味が遅ればせながらようやく分かりました。
そういえばアレも、バスに乗って街の外へ行こうと試みて、行けなかったんですよねぇ。
何故なら、ほむらはその行き先の街並みを知らないから、再現のしようもないという。
たしかに、”もしも玉”空間とそこは同じですよね。
{/netabare}

打ち上がった”もしも玉”が花火のように破裂して、その欠片に、選択によってはあり得た”もしも”の世界が映り込む。
その一欠片を手にした事で生じるのは何だったか。
海の中での一連の出来事の意味は?
今作品の最初のほうのシーンで、なずなが玉を拾ったのと、歪んだ空間内のラストとが同じ場所であることは何を意味するか。
あの脱ぎ捨てた服だって、思い返すと最初のほうに伏線があった気がするぞ?
いやぁ、うろ覚えだ!1回観て語れるようなものではないわ!

追記:あにこれのレビューを改めて読んでいたら、ストライクさんの、今作のラスト、典道がクラスに居ない事についての解釈、良いなぁなんて思いました。
”男の典道は、願望の世界に浸るロマンチストなのかもしれない。”
でも、それだとハッピーエンドでは無いよなぁ...
典道のほうはその夏の恋に囚われちゃうって事でしょう?
"秒速5cm"的な関係でしょう?言いたいこと分かります?
やはり私としては、”もしも玉”空間の壁が砕けて外の世界へ飛び出していった彼らの可能性が降り注ぐあの演出を思い出すと...
でもね、いずれにせよ私の中で正直、未だに完全に納得いく解釈は得られてないんですよね〜。
まぁ、このよく分からない感じも好きですけどね、夢見心地で。

グダグダと書きましたが、この作品について簡単な感想としては、
シャフトには向かない題材ではないか、という事。
これは正直観る前から思っていた。
だからある程度、滑る覚悟はしていたりもした。
実際、賞賛するようなものでは、たしかに無かったと思う。
話が難しい以前に、例えば不自然なCG。冒頭の自転車等の動きなんか気になってしまった。
元の作品の人気、アニメとしての粗もところどころ見えてたし、また、分かりやすい感動!の物語を求めていた、脳の動かない人の多さも、大衆に向けた広告があっては仕方なく。
批判の多さも妥当かと思う。
でもね、ネット上のこの作品に対する批判はどうも(この作品に限らないけど)誠実でないものが多い。
後半の展開が原作と違うという点がお気に召さず、ただ叩きたいだけの価値のない批判をしてるブログが、少なくとも今、私がこの文を書いている時は検索上位にあったりして、嘆かわしい限り。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

視聴者をタイムリープさせる映画

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
中学生の恋愛をテーマにしている。青春アニメって感じ。

原作は、1993年にフジテレビで放送されたドラマで、その後1995年に実写映画化。そして本作は、2017年にシャフトによってアニメ映画化。米津玄師さんの作った歌が、かなり耳に残ります。

シャフトらしさは残しながら、一般受けするように演出は控えめにしている印象。作画は流石の劇場版クオリティ。

私は本作の評価を☆3(普通)にしましたが、☆3の中でもやや低評価です。良さもある作品だと思うので、レビューでは、その両面に触れたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
つまり、「可能性はたくさんあり、自分の行動、言葉選び、そういう選択によって変化する可能性があるのが、未来」であることと、「それでもどうしようのないこと、変えられないことはあって、その現実の中でどんなかたちであって前に進んでいくこと」を表現したかったのだろう。

それは、相反することではあるけれど、人生というものは、そういう矛盾を孕んでいる。

それを、少年少女が実感し、体得するための装置が、あの丸い球。

人が、なぜこれほどまでに花火を愛するかというと、花火には華やかさと儚さがあるから。パッと咲いてサッと散る。その美しさが心の中に残るから、また観たい、また感じたいと思う。求める。

でもそれは、完全なかたちでは叶わない。

同じ様な花火はまた見られるけれど、全く同じ花火はもう二度と見られない。それは、青春時代(思春期)にも似ている。

美しくて、儚くて、もどかしい。「あの時ああしていれば、ああしなければ、今、どうなっていただろう」というある種の後悔はつきものである。丸い球が砕け散ったとき、様々な「あったかもしれない未来」を見ることで、ようやく一歩を踏み出した少年少女。ある者は長年伝えられなかった愛を叫び、ある者は海の中でキスをして別れを伝える。

アニメという美しい世界の中で、そんな眩しい青春時代を擬似的に追体験できるのは楽しい。

でも、どんなに美しい花火も、常夜灯のようにそのまま一年中夜空に開きっぱなしなら、逆にウザくなってくる。クソ、眩しいんだよ、と。だから多分、実際は思春期なんて、大人が回顧するほど美しいものではないのだろう。アニメで懐かしむくらいでちょうど良い。

「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」という印象的なタイトルは、「恋」の捉え方なのだろうか。

美しい「花火」=「恋愛」を、「下から見る(見上げる)」のは、「恋に恋する」状態を指す。ようは、1周目の状態。好きだけど、素直に言えない。好きだ好きだと言いながら、いざ実際に付き合うことになると、ビビって逃げてしまう。駆け落ちとか無謀なことを言う。「横から見る」は、恋を自分の現実として受け止めている状態。最後はみんなこの状態になった。うまくいかないことも含めて、相手との付き合い方を考えられる。

少年少女達は、下から見上げるだけではその正体を掴めなかった花火を、高い位置から見る(自分が成長する)ことで、その全貌を掴んだのだ。

シャフトの幻想的な演出、美しい映像、米津玄師の印象的な歌によって、こういう切なさを表現したかったのだろう。それは、ある程度は成功していて、挑戦的だ。

と、ここまであえて、詩的で難しい言葉を連発しながらも、あまり中身のない、「この作品のような」誉め言葉レビューを書いてみたが、要約すると、「綺麗だけどつまらない」(苦笑)

クオリティ的には悪くなかったが、作品全体を俯瞰すると、やはり失敗している部分が目立つ。

まず第一に、この物語には「ドラマ」がない。

シャフトの演出を抜き、タイムリープという装置を取っ払うと、ただ単に、「好きな人が転校しちゃう」というだけの話だ。中身が空っぽなのを、どれだけ華美に装おうと、かえって虚しく見えてしまうものだ。

中身、というのは例えば、二人がお互いを好きになる過程や理由だ。二人は小学生からの付き合いのようなので、まあ、きっとなんか色々あったのだろう。でも、映画の中だけで分かることは、典道はナズナの「顔」が好きだということくらい(まあ男子中学生なんてそんなものだが)。ナズナに関していえば、典道のどこをそんなに好きなのかが全く分からない。他の男友達に比べ、典道が何か特出しているわけでもないし。あれだと、「母親への反抗」の為に、「好きでもないのに好きになった」感じすらする。(実際は純愛なのだろうが)そう感じさせてしまうこと、視聴者が典道を好きになれないことが、この作品の「無理矢理盛り上げてます感」に繋がっているように感じる。

てか、両思いで、ただ転校するだけなら、LINEでもテレビ電話でも、毎日繋がれる。90年代の中学生なら、転校なんて「永久の別れ」に近いものを感じたかもしれないが、今時の学生なら、「そんなにおおごとか?」と思うのではないだろうか。

また、映画のターゲットが誰なのかも不明。

主役の2人に、旬の若手俳優を使う時点で、我々のようなアニメ好きに照準を合わしたわけではなく、一般受けを狙ったのだろうが、だとしたら世界観が複雑で、演出も(シャフトにしてはシンプルだとしてもまだ)クドすぎる。あれなら、小学生には理解できず、中高生なら中身の空っぽさに気付く。親子で見るにしては、ちょいエロもあって、気まずい。

ちなみに主役の2人は、俳優の中ではマシな方で、特に広瀬すずさんは頑張ってた(菅田将暉さんは微妙)と思うが、当然、プロの声優には及ばない。普通に、花澤香菜さんと宮野真守さん(か、梶 裕貴さん)がやってれば、これだけアニメ好きに叩かれはしなかっただろう。

あと、走って電車に追い付く中学生集団には噴飯し、ちょっと絡まれたくらいでよく知らない中学生に顔面パンチし放置して帰る、ナズナの義父と、それを咎めない母親にはドン引きした。あんなクソ親の下で過ごすなら、そりゃナズナも家出したくなるわな。むしろ、あのクズ義父と暮らすナズナの身を案じてしまう。

本作、私は正直、3回寝落ちして、その都度巻き戻した。もしこれが「視聴者をタイムリープさせる演出」だとしたら、脱帽する(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 26

68.8 139 2017年度アニメランキング139位
Rewrite 2nd Season(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (347)
1759人が棚に入れました
「Kanon」「AIR」「CLANNAD」といったPCゲームで知られるKey/ビジュアルアーツが2011年に発売したPCゲームを原作とするアニメ。身の回りで不可解な出来事が起こり始めた主人公・天王寺瑚太朗が、オカルト研究会や知り合いを巻き込んで謎の調査へ乗り出す様子を描いている。7月から9月にかけて1stシーズンが放送された。監督・シリーズ構成が原作ゲームのOPアニメを手がけた天衝さん。構成・脚本協力は原作ゲームのシナリオライター・田中ロミオさんと「CLANNAD」のシナリオを担当した魁さん(ビジュアルアーツ)の2人で、キャラクターデザインは「グリザイアの果実」でメインアニメーターを務めた野中正幸さん、アニメーション制作はエイトビットが担当している。

声優・キャラクター
森田成一、斎藤千和、篠宮沙弥、喜多村英梨、すずきけいこ、朝樹りさ、花澤香菜

郷音 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

……やり直すんだ。そして、次はうまくやる。

PC用恋愛アドベンチャーゲームのアニメ2期。

1期は前半日常で後半飛び飛びだったため、不評だった。

その悪評を覆すかと思ったが、今回もかなりテンポが早かった・・・

原作組曰く、カットしてるシーンに大事な場面が数多くあり、

それがあればラストも感動するらしいが、アニメ組の俺にはさっぱりでした・・・

元々サイキックラバーがこれの曲を歌っていて、それを聞くのを期待していたが、結局一回しか流れず・・・

まともに話として面白かったのはヤスミン初登場回くらいでした・・・

この回はアニメ組の俺でも結構グッときました

もう少し出来がよければじゃあゲームもやってみようってなったけどこれだとなぁ・・・

ただゲームはほんとに感動作らしいのでみなさん是非やってみてください。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

篝火が導くたった一筋の道を歩む男の物語…世界観が壮大なだけにもったないと感じるアニメ

【二期開始前に】
この正月、一期の集中放送があり、改めてこの作品を視聴しました。思ったことは、この作品は一気見した方が圧倒的に面白いということでした。特に後半は展開が早くて、一週待たされるごとに先週の記憶は薄れ、ついていけなくなることがあったように思います。
一気見だとストレスなく視聴でき、ストーリーや相関関係が分かりやすくなっています。ただ、一気見だと謎もさらに多くなったように感じます。瑚太郎の能力、瑚太郎と小鳥の本当の繋がり、胡太郎に残る篝の記憶、瑚太郎の過去を知っていそうなガーディアンの連中、サクヤとは何者なのか、篝の存在理由、月とおぼしき場所の篝等々キリがありません。これらを解決することなく終わったのが一期で、二期に全部持ち越しです。最初から二期ありきの作りだったのでしょう。
一期で評価を落として、二期をスルーした人が多かったというリトバスと同じ流れになっている気がします。リトバスは二期の方が断然面白いのですが、一期見て二期を積極的に見たいと思う人はkeyが好きだという人に限られてしまったように思います。Rewriteもたぶん二期の方が圧倒的に面白いと思いますが、一期でついてこれなくなった視聴者を呼び戻すことができるのでしょうか?

ただ心配なことが…これをまた1クールでまとめるというのでしょうか。かなり複雑で、世界観が大きいから心配です。好きな内容なだけになおさらです。

1話…ヒーコーの威力を再認識
{netabare}いきなり小鳥が篝を撃とうとする場面から始まります。それを阻止しようとする瑚太郎。静流が篝を撃ち場面が転換します。今度は静流と瑚太郎が別れる場面。二人は恋人っぽい。場面がまた変わり今度はちはやと恋人っぽい。その後も瑚太郎が経験した世界が語られる。その途中では別の世界にいる篝に殺されまくる瑚太郎。
瑚太郎は様々な世界線を生きては篝のそばに来ることを繰り返していたのだ。篝に近づこうとする瑚太郎。拒む(というより興味がなさそう)篝。多くの世界を見てきた胡太郎は核心に近づく。そしてコーヒー飲まないか?と誘う瑚太郎。興味を示した篝はコーヒーを飲む。それも三杯も。そして壁は取り払われ、篝と接触に成功。篝の紡いでいた場所へ入るのだった。

原作を理解していないとかなり難しい展開だと思います。一期で謎だった瑚太郎の記憶の一部が分かりました。つまり一期はいろんな世界線の一部だったということだったんですね。二期初回で見たルートはゲームで確認してね、という感じです。
どうなんんだろう、これに至るまで一期は必要だったのか?と思います。正直、この1話の方が一期全話以上に面白いです。とはいえ、一期がなければ登場人物や全体の構成が分からないので必要性はあったのでしょうけど…
moonからterra、物語の本筋がようやく始まりました。{/netabare}

2話…瑚太郎の決断
{netabare}瑚太郎の一人語りが始まる。篝の存在、篝の行っていること、この世界とは、自らの存在が自問しながら、確認しながら明らかにされていく。途中で魔物化して篝に刺されるが、以前とは違い、篝も瑚太郎の存在が近いものになっている。瑚太郎が篝を守るべき存在と認めたとき、魔物が襲う。聞いたことのある声、加島桜だった。加島は人間そのものが忌むべき存在と考え、この世界の篝も消そうとしていたのだ。胡太郎は戦いながら気づく。自分も本来は篝を消すために生まれてきた存在だったと。しかし、今は守り、篝を消そうとする存在と戦うこと決断した。
瑚太郎一人では戦えない。瑚太郎は思う、みんなが必要だと。部屋のドアが開く。そこには小鳥が立っていた。促されるように外へ出た胡太郎のもとに吉野たち、そしてオカ研メンバーがいた。ここから真のルートがスタートする。

原作知っていないと本当に理解しがたい物語です。特に加島桜と瑚太郎は一期で全く絡んでいないのでアニメだけだと?になっただろうと思います。一見さんお断りでよく通したと思って…。圧倒的に二期の方が面白いんだけど、深すぎて原作知っていても難しい内容ですし。感覚で楽しむのが一番ではないかと思います。
小鳥たちが現れた時、不覚にも泣きそうになりました。Keyのズルい作り方は相変わらずです。物語の後半に一人語りや重い話を展開させて、大事な人や仲間をポンと登場させるやり方、実に泣かせ上手。しかも、ずっと見ている人に効果絶大な手法です。kanon、CLANNAD、リトバス、Cherltte等々、同じ手法なのに泣ける。これぞKeyというしかありません。{/netabare}

3話…そして舞台は次のステージへ
{netabare}オカ研メンバーが揃い、篝の研究について話し合う。しかし、どれも結果は救済や破滅に向かい、なかなか道筋が見えない。瑚太郎がこれまでのルートを再確認していると、ふと空白の時間に気づく。それは瑚太郎が篝にやられそうになり小鳥に救ってもらった時間、10年という期間だった。
やがて篝のボードから弱弱しい線が消える。瑚太郎が何気にメッセージを書き記すと、そこから一本の道筋が現れる。これまでとはまったく違うものだった。これがひとつの機転となり、篝の研究に決着がつきそうになる。そこへ加島が総攻撃を仕掛けてきた。
瑚太郎たちオカ研メンバーと吉野が迎え撃つ。次々力尽きるメンバーと仲間、そこへサクヤが現れる。瑚太郎とサクヤは邂逅する。サクヤがすべてを込めて攻撃を仕掛ける、サクヤのもうひとつの姿となって。瑚太郎もなりふり構わず振り払う。そして救済(というより篝の回答が出て別の場所に向かうといったほうがよい)が始まる。瑚太郎と篝が別れの話しをする。瑚太郎が消える瞬間、今まで居たのが月で、地球の運命にこれから向かうことを悟る。

オカ研メンバー+吉野、サクヤまで現れて消えていく。とても切ない話が詰まった回でした。篝との話が決着したことで月編は終了です。次回から最後の話に向けて動いていきますね。詰め込んで見えますが、一期の終わりに比べたら内容も濃いし、十分に楽しめました。
ただ、話の中で「淘汰される」という言葉が何回か出てきましたが、このアニメ自体、視聴者がどんどん淘汰されていっている気がしますね…。{/netabare}

4話…そしてまた新たなアニメが始まった
{netabare}砂漠を走る車両の列。その中に瑚太郎がいた。狙われる車列、何だか戦闘に巻き込まれているいる感じだ。
場面は変わって瑚太郎の生い立ちが表現される。高校生になった瑚太郎は心が荒んでいた。わけのわからない心境に怒りをどこへぶつけていいのか分からない、思春期のそれのようだ。地球防衛と称して異物を殺しまくる瑚太郎だったが、森のなかで恐竜っぽい生物に襲われる胡太郎。そこを救ったのは若き頃の江坂たちだった。互いに本当のことを言わない瑚太郎と江坂。メル友になった。
瑚太郎の隣に住む神戸家の子供、小鳥。頭はいいのに無愛想で可愛くない性格。当然、瑚太郎とは合わない。それでも繋がっていく瑚太郎と小鳥だった。

いよいよ始まったテラ編。これまでの流れとはがらりと変わり、瑚太郎は心が荒んだ少年に描かれています。オカ研のメンバーは小鳥も朱音も子供、吉野も子供、今宮は高校生に、江坂も若いし、つまり、この段階はムーンで見た空白前のこと。時間軸の戻りではなく、新たに始まった物語と考えた方がいいでしょうね。
今宮が一期で「まっとうな高校生やってんだ」がここに繋がってたんですね。瑚太郎と小鳥の両親が出てきて、一期で分からなかった二人の関係も分かるし、どんどん繋がっていく感じです。瑚太郎の能力も次第に明らかになるでしょうし、ガイヤとガーディアンのことも分かってくるでしょう。見てきてモヤモヤしていた部分、きっちり回収させてもらいます。{/netabare}

5話…key作品なのに足りないものがあった
{netabare}瑚太郎はマーテルを抜けたいと考えていた。そんなとき、マーテルの重要人物である加島桜と面会する。加島の質問をうまくかわし、その後、江坂と会う。江坂からガーディアンへの誘いを受け、瑚太郎はマーテルを抜けてガーディアンに入ることを決断した。家を出るとき小鳥と会う。小鳥は家族と出かけるところだった。その時、突然頭の中で選択肢が現れる。出かけるのを止めるべきという選択肢が選ばれたが、止めることはできなかった。小鳥と祭りを一緒にまわる約束をして瑚太郎は別れた。
ガーディアンの戦士になるための半年間の訓練に臨む瑚太郎。そこに集まっていたのは同世代の能力の持ち主たち。瑚太郎と同じように力の持って行き方を分からずにいて、ガーディアンにスカウトされたもの達だった。知った顔もいた。中学時代の同級生の今宮だ。そこで訓練を受け、力のランク付けがなされた。瑚太郎は22人中の最下位、最高成績は三国(cv緑川光)だった。グループ分けされ、瑚太郎含む下位の四人が組むことになり、今宮、西九条、長居と一緒になった。その後、訓練期間は終了したが、長居は辞めていた。

今宮、西九条ときて、長居はツチノコ追いかけてて朱音のもとにいた津久野ですね。一期で謎だった今宮が胡太郎を知っている風だったのはそういう訳でした。一期の時は瑚太郎の記憶失っていて、今宮も西九条のことも覚えていないからあんな状況になったたと。一期での人間関係がよく分からなかった部分がどんどん明らかになっていきます。
瑚太郎に現れた選択肢は導かれているということなんだろうと解釈しました。小鳥はこのあと事故に遭い、大きく人生が変わっていきます。これを止めれば大きく流れが変わりますし。このあとも大きな選択肢が導いていくのでしょう。

key作品なのに足りないものがあった。それは「緑川光」。ここできたかという感じです。今回は斎藤ではなかったね。{/netabare}

6話…ここで分岐した
{netabare}訓練から風祭に戻った瑚太郎、スパイとして仮名「鈴木凡人」と名乗ることになった。今宮、西九条とともに森周辺の見張りと「鍵」を見つける指令が与えられ、任務に当たることに。今宮と西九条は這い上がりたい思いがあり、隣のグループのピンチを知り、行ってしまう。瑚太郎は脳内選択に従い、追いかけるが、途中、朱音の名札を見つける。慌てる瑚太郎だったが、三国たちが地竜と戦っているところに遭遇する。三国たちは地竜になす統べなくやられて死んだ。
瑚太郎は朱音を見つけるが、怪物が現れる。退治して朱音を救った瑚太郎は不思議な光の柱を見つけて寄っていく。そこには篝がいた、いわゆる鍵だ。ガーディアンにとって鍵は消さなくてはならない相手。しかし、瑚太郎は見逃した。江坂のもとに戻った瑚太郎は銃の扱いを覚えたいと訴え、本人いわく、逃げるように外国へ旅立った。

この回が本当の「鍵」でしたね。これまではここで瑚太郎は篝にやられて瀕死になり、小鳥に救われて10年間眠り、個別ルートに突入だったのですが、見逃した(篝に救われた?)ことで、これまでにはない展開へと移っていったということになります。実際に、篝と遭遇した時に小鳥がうろちょろしてましたしね。これでtella編の初回に繋がっていきます。{/netabare}

7話…見つけた居場所は
{netabare}傭兵として外国に行った瑚太郎。ガーディアンの組織内であったが、そこは差別があり、新入りで、しかも能力が劣る瑚太郎には厳しかった。初めて人を殺した瑚太郎はPTSDに陥ったが、親友となったルイスや地元の子供たちと心を通わすうちに救われていた。
ある日、魔物が現れ、魔物使いを退治する命が下り、瑚太郎も参加することに。敵を追い詰め、踏み込む瑚太郎とルイスの前に現れたのはヤスミンたち、瑚太郎が面倒を見ていた子供たちだった。愕然とする二人だったが、ヤスミンは生きていくために魔物使いになっていたと語る。瑚太郎たちは生き残った子供たちを救おうと逃げる。途中、部隊の相当作戦が行われ、逃げ切れる感じではなくなった。そこでルイスが槍を使って足止めを行う。ルイスは過去の過ちを語り、もう足を止めるのはやめることを決意したと瑚太郎に語りながら、消えていった。
ヤスミンたちを救った瑚太郎は成長した。ヤスミンたちを援助しながら、新たに魔物使い、能力者関係なく子供たちを救った。救った子供たちが元気に遊ぶ姿を見て、瑚太郎は新たな可能性を見ていた。そして江坂から連絡を受け帰国、ヤスミンに別れを告げた。

一期ではミドウの過去にちらっとだけ登場したヤスミンが登場です。もう完全なヒロインでしたね。瑚太郎に気を向く少女はツンデレが当たり前…。これでミドウの残酷な過去も無くなったということかな?
ルイスは大きな存在でした。ヤスミンとルイスは瑚太郎の人生に大きな影響を与えたということでしょうね。今回の話は泣きそうになりました。これから更に泣けそうな感じの話がありそうですけど…やっぱり泣きゲーの基本は変えないということかな?{/netabare}

8話…篝がまともにしゃべっている!
{netabare}帰国した瑚太郎は江坂と会う。鍵探索のために人手不足だったらしい。そのために呼び戻されたとのこと。
瑚太郎はヤスミンと鍵の実態を調べていた。そして、鍵と会う。鍵=篝は瑚太郎に地球の事情を話し、瑚太郎に地球が滅ぶことを止めるため「良い記憶」を残すように半ば命令した。その一つのとしてガイアとガーディアンの争いを止めるように勧める。
さっそく瑚太郎は実行に移した。今宮、西九条から自分達の役割を聞き、その役目が緩いことを知るとガイアに潜入し、魔物を使うまでになっていた。そして篝と再び会う。篝は焦っていた。ガイアの殲滅とガーディアンの壊滅を望むが、瑚太郎にたしなめられる。
瑚太郎はガイアの内部抗争を利用しようと考え、加島桜と対立する須崎に近づいた。その事を話そうと篝のもとに行くが、いない。篝を探すと、篝は歩き回っていた。篝を叱る瑚太郎に篝は驚きを隠せなかった。その夜、ヤスミンと情報を交換し、ヤスミンに更なる探索をお願いする。
篝のもとを訪ねると小鳥がいた。小鳥は事故で両親を失い、両親の蘇り(ゾンビ化)と引き換えにドルドイとなって篝を守っていたのだ。しかし、瑚太郎は小鳥を責める、死んだものは蘇らないのだと。小鳥は泣いた、優しくしてくれる人がいないと…。

重い、重いけど、篝と瑚太郎の会話にはクスッとするような話しも交えていました。篝と瑚太郎の関係はmoon編での流れを汲んでいるので分かりやすいです。
小鳥に冷たく当たったのは戦場での出来事があったからなのでしょうね。ルイスの死に、ヤスミンたちを巻き込んでしまった後悔。小鳥が巻き込まれるのを黙ってみていられなかったのだと解釈しました。
tella編、重い話が続きますが、本当に面白いです。ただし、流れが早い気がしないでもありません。また最後混沌にならないか心配なんですが、一期のようにはならないと思います。一本の道筋があるので、流れが急でも大丈夫だろうと思います。{/netabare}

9話…騙し、悟られ、さらに騙し、篝にはよしよし
{netabare}篝に同調してガイアとガーディアンの二重スパイとなった瑚太郎。とうとうガイアの中心人物、加島桜と対面する。その会話について篝に報告すると、篝は不満そう。自分が何とかするような話しぶりに、瑚太郎は篝の頭をなでるのだった。
そんなとき、朱音が森に現れる。なんでも昆虫採集(中身は魔物)で迷ったらしい。朱音を届けると、そこにいたのは長居だった。長居はガーディアンのことを覚えておらず、津久野と名乗っていた。朱音には友達(ちはやだ~)ができていた。
州崎のところへ行くと、加島と会っていたことを問い詰められる。瑚太郎は会話の録音を聞かせ、その場をしのぐ。そして、鍵のことを聞き出し、州崎が行おうとしていることを知る。州崎は滅びから人を救い出し、その者たちと生きていく、ノアの箱舟のような計画を実行しようとしていた。
江坂が海外へ行くことになり、江坂の店は瑚太郎が代理店長になることになった。瑚太郎は州崎と加島を争うような仕掛けを考えていた。
州崎は加島が朱音を聖女にすること、ガーディアンだった津久野を抱えた情報を手に入れ、加島を追い落し、さらに、朱音をさらってしまって、亡き者にしようと考えた。そこで、朱音の連れ去りを瑚太郎に依頼する。
ガイアの会議では、加島が先手を取った。朱音のこと、津久野のことを話し、出席者の同意を取り付けたのだ。瑚太郎の動向を探っていた加島の勝利だったが、瑚太郎はわざとそのように仕向けたのだった。瑚太郎には朱音を亡き者にすることができなかったのだ。
一連の出来事を篝に話すと、篝は感情が爆発した。人の行動が理解できなかったのだ。感情がないはずの篝が感情を爆発させる、それをとめる手段はなく、瑚太郎は篝にキスをした。動揺する篝、感情の爆発は抑えられ、その場を離れた。

「スーパータンク篝ちゃん」重くなるばかりかと思ったら、篝が篝であることで軽くなった感じです。それにしてもこの瑚太郎、小鳥といい、篝といい、一期の小太郎ならうまく立ち回れたと思うけど、この瑚太郎はこれまでにはない瑚太郎ということなのか?
瑚太郎の篝への気持ちは何故かはわからないと答えていたけど、月編での「再び会いたい」という愛情にも似た感情が受け継がれているんだろうなと思います。
う~ん、話が大きくなっているけど、後数話でうまくまとめられるのか?{/netabare}

10話…良い記憶とは何なのか?
{netabare}瑚太郎が動く。森に近づくガイアの魔物使いを抹殺、さらに篝を捜索するガーディアンの連中にも容赦ない。
餌かが帰国し、ガイアの要人である須崎を捉え、瑚太郎が抹殺。これによってガイアとガーディアンの全面対決は不可避となった。加島桜は滅ぼしの儀式を始め、篝がおかしくなり始める。
瑚太郎は全ての準備を整え、最後の戦いに挑むことを決めた。ヤスミンには感謝をし、小鳥にはツラくあたり分かれた。
ガーディアンは空から篝を探索、そして発見。瑚太郎はリライトしてルイスの技でヘリを撃墜。その行為に江坂が動き、瑚太郎の前に現れる。江坂と瑚太郎の対決は江坂が追い詰めたところで瑚太郎の血が槍状になって江坂を串刺しに、そしてとどめを刺す。瑚太郎は江坂に感謝と謝罪を伝え、江坂は瑚太郎の行動を後押しするのだった。

かなり飛ばした感じです。一気に核心どころか、クライマックスになってしまいました。結局、良い記憶とは何なのか、そこです。最終回で明らかになるのでしょうけど、どうも鬱っぽい最後になりそうです。
小鳥への冷たい態度は瑚太郎なりの愛情なんだろうね。巻き込みたくなかったのと、小鳥は自ら不幸な方向へいってしまいそうだったから、瑚太郎が歯止めになったと。
原作ではちはやとルチアの少女時代は出てこなかったらしいのですが、ファンサービスみたいなものなんでしょう。
いよいよ最後か…。最終回終えたら、もう一度moon編から見直して見ようと思います。多分、見過ごしてきたような大事な部分が多そうなので。{/netabare}

11話…その結末は「残された明日」
{netabare}加島による「地球救済」が始まる。そこに向かう瑚太郎に今宮と西九条が襲う。そこをかわして先へ進むとガーディアンがやってくる。再び今宮と西九条と対峙するが、瑚太郎は二人に未来を託し進んでいく。
加島の化身とも言うべき地竜が瑚太郎を待っていた。上書きを重ねて退治する瑚太郎はすでに人の形を保てなくなっていた。
救済は進み、このままではひとつの道筋さえも失いかねない展開で、瑚太郎の前に成長した姿の篝が現れる。瑚太郎をねぎらい、そして告げる「最後の仕事を果たしなさい」と瑚太郎は篝を刺した。これが残された可能性だったのだ。救済は止まり、瑚太郎は人ではなくなった…
救済から免れた人々は元気に生きているのだった。数年後、朱音、小鳥、ルチア、静流、ちはやの五人は巨大な木の前に立っていた。使い魔を呼び出すためだ。出てきた使い魔は五人の言うことを聞かない。しかし、何でもできると言う。五人を連れて月に向かう使い魔。月に到着すると使い魔は高校生姿の瑚太郎になっていた。そこにはたった一人で待っていた篝が立っていた。「また会いたい」その約束を果たしたのだった。

そうまとめたかという感じでした。またも最後は飛ばしましたが、きちんと伏線を回収していったので、まずは悪くない感じです。月での約束を果たすなんて、けっこうきれいに締めたなと思います。最後までみてみると、結局この作品は「篝ルート」といるのかもしれません。原作にはない展開になっていた1期後半の作り、ムーンとテラ、最後は5人のヒロイン揃った中で篝とキスですからね。嫌いじゃないですよ、この話。{/netabare}

個人的に高い評価になりました。

1期に比べ、物語性の強い内容と展開になった感じです。特にテラ編は瑚太郎がこれまでの瑚太郎とはまったくの別人格のような感じで進行したせいで、ぜんぜん違う作品にさえ感じたほどです。ともあれ、まとまってよかったなと思います。

この作品見て、やっぱりKeyの作品は好きなんだと感じました。どの作品もそうなんだけど、綺麗にまとめるんですよね、途中がどうであれ。かなりごまかされているのかもしれませんけど…。この作品もまた、なんだかんだ言いながら、綺麗に終わっています。
ただ残念なのが、やっぱり話数が少なすぎです。壮大なだけに、もうちょっと丁寧に描かないと、ついていけません。最後まで残ったのはKey好き、原作好き、一部視聴者のみだったように思います。テラ編なんて、あと5話くらいあったら、もっと評価が上がった気がします。それくらい内容自体は面白いものでした。

万人受けする作品ではありまえんでしたが、それなりに楽しめる作品だと思います、特にKeyが好きな人には。あえて言うなら、シャーロットが面白かったと思った人にはお勧めできると思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 39
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

さあ、翻弄されろw

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
レビュータイトル、偉そうですいません(笑) ただ、「翻弄」→「全てが繋がった時の快感」が半端ないアニメだったので♪

「Rewrite」の2期目にあたり、前作を観ていないと「更に」難しいと思います(前作を観てたって意味fume、ゲフン、難解なんだからw)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
今までそういうアニメの見方はしたことなかったんですが、序盤(14~16話)は1話視聴する度にまとめサイト等を覗き、補完しながらの視聴でした(置いていかれ過ぎ、考察どころか、このままでは流石に作品を楽しめないと判断したため)。(なので本レビューは、100%私の発想、というわけではありません。テラ編はかなり自力ですが、ムーン編はほぼ他力です)。

1期からを時系列にまとめると(原作未プレイだから、自信はないですが)、

①地球滅亡(アニメには描かれない、1期のずっと前に前回の救済、地球の資源がガチで尽きかける)。

→②篝はアウロラ(生命エネルギーの塊のようなもの)を持って月に逃れ、生命が地球で生き延びる可能性を探り始める(アニメには描かれない、2期の前)

→③篝はアウロラを用いて、人類が滅びる前の状況を月に再現し、人類が滅びない可能性(色々な攻略ルート)を試す(1期の内容→「通称 枝世界編」。つまり、1期の内容は全て月の仮想現実で行われていた篝による実験だった)

→④瑚太郎のヒント(もう一度会いたい)により、篝が、人類が滅びない可能性を発見する(2期の序盤14~16話「通称 MOON編」)

→⑤アウロラを地球に返し、その可能性を、実際に地球で試す(2期の40億年程前であり、我々の生きる世界・文明・生命の始まり)(ただし、ぶっつけ本番でやり直しがきかない)

→⑥人類は順調に進化していき、現代に至る。瑚太郎はじめ、ヒロインズ誕生(2期4話目以降「通称 TERRA編」)。

→⑦瑚太郎は、「マーテル(ガイア)」を脱会し、「ガーディアン」に入隊する。

→⑧風祭市の作戦で、篝に遭遇。ここで篝を確保、あるいは殺害しようとすると、逆にやられ(1期冒頭)、小鳥が瑚太郎を助け、瑚太郎にアウロラが入り込んでしまい、10年間の昏睡の後に目覚め、オカケンを設立(枝世界編突入→どのルートを選んでも、世界は滅ぶ)。しかし、篝を見逃した(MOON編で篝が見つけた新たな可能性を実行した)ため、1期の枝世界編とは別のルートに突入する。

→⑨中東に行き、「ヤスミン」や「ミドウ」達を助ける。ここで瑚太郎が、「魔物使い(ガイア)と超人(ガーディアン)が協力し合う組織」を作る。

→⑩日本に帰り、篝と再会。ガイアとガーディアンの二重スパイになる。

→⑪ガーディアンVSガイアの死闘(ここで、瑚太郎の暗躍により、双方に壊滅的なダメージを与える)。

→⑫ガイア(加島桜)による、滅びの計画が発動。

→⑬篝に「良い記憶」を、見せることには成功するが、時すでに遅し。世界の崩壊(救済)が始まる。

→⑭瑚太郎は、篝を殺すことで、世界の崩壊を先に引き伸ばす。瑚太郎はリライト能力の使いすぎにより、人間をやめ、大樹となる。

→⑮(瑚太郎の計画通り)ヤスミンにより、ガイアのもつ「魔獣」とガーディアンのもつ「超人」の知識(ノウハウ)が全世界の人類に公開される。

→⑯人類は、自らの生命を資源として、「魔獣」や「超人」の力を駆使し、なんとか生き残っていく。

→⑰3年が経過し、成長した「オカ研」メンバーが、「大樹」を用いて人型の魔獣(瑚太郎)を生み出す。

→⑱瑚太郎は「オカ研」メンバーを引き連れ、月にいき、「MOON編」で別れた篝と再開する。

→⑰作品には描かれていないが、おそらく人類は魔獣瑚太郎の力で、惑星間移民を行う(2期の後の話)。


複雑なのは、1期の扱い。時系列的には2期の前なんだけど、視聴者の感覚的には2期の後という時間の捻れ。この辺が作品を難解にすると同時に、作品に深みを与えていると思います。

最終話、「良い記憶」とは何か? ということに対して、篝本人から解説がありました。篝曰く「未来を切り開くための意思と力。たとえ母星を食い潰してでも人類は広がっていかなければならない」というものです。

思えば、ガイアもガーディアンも、根本的には未来を切り開く「意思」がありませんでした。ガイアの基本理念は、「地球(資源)のために、人類は死すべし」(加島派)と「地球(資源)が滅んだ後、限られた人類だけが石の街で生き残れば良い」(洲崎派)ですし、ガーディアンにしても「救済(人類のリセット)を行う鍵(篝)やガイアを殺し、限られた資源を大切に使いながら、現在の人類が出来るだけ長生きする」ことを考えています。極論を言えば、ガイアは「一気に滅べ」。ガーディアンは、「ゆるやかに滅べ」。一見対立する主張に見えますが、「根本的に」人類を救おう(未来を切り開こう)としていないという点では共通していたのですね。

だから、篝は両者を認めなかったわけです(22話?で朱音らを助けた瑚太郎に篝がキレたのも、「人間は今が良ければそれで良く、未来を切り開くためにベストを尽くしてない」という内容でしたし)。

そんな時、第3の選択肢を示したのが瑚太郎でした。瑚太郎の計画とは、①ガイアとガーディアンを倒す。②人類を全員、超人か魔獣使いにする。③そんな新人類の力により、惑星間移民を実現させる。

というものだったのでしょう。②は恐らく、他の惑星に行った時に、そこを開墾し、生き残っていくだけの「力」を全人類に与えたかったのだと思います。ただし瑚太郎は、本当は①の段階で、未来を切り開こうとする自らの「意思」を(地球の)篝に見せ、それが良い記憶となり、篝含め、皆が生きている状況で、②、③に進みたかったものと思います。しかし、間に合わなかったので、次善の作である「篝を殺し、救済を先送りにし、その間に②や③はオカ研メンバー(や、西九条達)に任せる」という選択をしたのが、最終話の(地球の)篝を殺したシーンだと思います。

でも実はこれ、多分、(月の)篝の狙った通りの展開なんですよね。

2期の最初(moon編)では、瑚太郎の「もう一度、君(篝)に会いたい」から、(月の)篝が発想を得て、一気にアウロラの選択肢(枝)が広がりました。あれは多分、「瑚太郎がもう一度自分に会うためには、瑚太郎が月に来る、つまり惑星間移動の能力を身に付ける必要がある=人類が惑星間移民により、生き残る可能性がある」ということなんだと思います。だから、瑚太郎がrewrite能力を使いまくり、人間の限界を超えて大樹となり、その間に瑚太郎が広げた可能性(オカ研メンバーやヤスミンら)により、魔獣として復活、惑星間移動能力を持って会いにくるまでが、(月の)篝の計画だったのでしょう。

いや、計画と言っては印象が悪いですね。「可能性に賭けた」というところでしょうか。

そう考えていくと、全てが1本の筋に繋がります。

そして、そんなことを抜きにしても、ラストシーンは、40億年ぶりに、月で再び出会う恋人同士、という非常にロマンチックなシーンに感動することができます。

難解どころか、多分、アニメだけで内容を把握することは不可能なアニメでしたが、充分に見応えのある、考察しがいのあるアニメだったと思います(ただし、アニメだけでは正解に辿り着けないので、5はつけられません)。

2期を前提した1期というのはよくあるけど、そういうのとはまた違う、「2期を前提とした1期」だったのだと実感しました。今作を観たことで、もう一度1期を観直してみたくなりました。そういうアニメは稀有だと思います。

というよりも、2期を観た後に1期を観た方が楽しめるのでは? とすら思いました(それが、1期の「原作組はしっかり楽しめた」という感想の要因かと)。それって、あにこれにいる私達のように、何百とアニメ観てる人にとっては新しくて良いけど、そうではない視聴者にとっては著しく不親切だよな、と思ったり(汗)

今作ですが、はっきり言って序盤(14,15,16話)は、1期から通しても一番は難解な話で、多くの視聴者が振り落とされていくと思います(私も一度折れかけました)。

そこは、雰囲気だけつかめれば良いので、理解できない人は(というか、2期から入った人で、アニメしか観てない人で理解できる人間なんて絶対いないw)我慢して下さい(笑) 最悪、飛ばしてもなんとかなります。中盤、17話からは、別の話と言っても過言ではない展開で、グッと観やすく、面白くなります。

中盤以降は、「グリザイアの果実」とか好きなら、合うと思いますよ♪

正直、そこだけでも平均点以上のアニメだと思います。

ただ、やはり深みを感じるためには、1期から全部観ていかないとね(正直、しんどい時もあるけどw)

オススメの視聴順は、1期→2期→1期→2期序盤 です。何周観させんねん!って感じですが、そのくらい、「噛めば噛むほど味わいが増していくアニメ」です♪

(1期のレビュータイトルを「隠れ家的名店のようなアニメなのか?」としていましたが、正にそんなアニメでした。流石はKeyって感じです♪)
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
時系列を掴むのが難しいがようは、2期序盤→1期→2期中盤以降 という流れ。実は箒の本体は月で40億年も瑚太郎を待っていて、ラストは魔獣となった瑚太郎が惑星間移動の能力を身に付けて、地球人を他の惑星に移住させるというもの。1期は、そこに辿り着けなかった失敗の歴史(ルート)。2期中盤以降は、全て、惑星間移動を成功させるために必要だったこと。そういうストーリー。

良い記憶、とは、生きる意志。なんとしてでも生きたいていう瑚太郎の強い気持ちが、奇跡を起こした話。
{/netabare}

【各話感想】
{netabare}
14話目
ん? 一期の続きじゃないの? 別の世界線? いきなり意味不明なんだが(笑) 各ヒロインとの結末は、各ルートのおさらいってこと? う~ん、やはり意味不明w

15話目
なんだか、哲学? ただ、結論を用意しない哲学的な問いは、単なる雰囲気作りですよ。なるほで、つまり篝は、「ムリゲーを攻略するためのバグを探しているプレイヤー」なわけですねw

16話目
なんだかよく分からないけど、面白い!、、、ような気がするw まだ3話なのに、なんだこの、ラスト1話前感w

17話目
おい、観るアニメ間違えたかと思って、タイトルに戻ってしまったじゃないか(笑) 剣道部が防具つけて外走るたと? あり得んw なるほど、瑚太郎の過去編か。

18話目
なんか、超グリザイアしてるんだが(笑)

19話目
今回、凄く重要な回でしたね。ここからが、ある意味では本編かな。

20話目
すごい密度。あっという間の30分。感動的な回でした。分かりやすい死亡フラグ&それを覆したキャラも○。

21話目
時系列的にはmoon編の(45億年w)後だから、少しは記憶があるのかな? シリアス内のギャグ、笑えるw 二重スパイやるんですね。

22話目
GPSか、何かの布石かな。世界を救うのは、個人の愛情、というのは定番ですな。

23話目
二重スパイの特性をうまく使っているね。だんだんヒロインが退化していく感じは、KANONと似ている。原作をショートカットでやりつつ、それでも全部見せないっつ感じ? 会話の間とか適当すぎ。無理しすぎ。「卑劣なことは弱者でもできる。勝つことは強者しかできない」。真理だね。

24話目
う~ん、最後の最後で尺不足? なんか場面が色々とすっ飛んだ気がする(加島桜との最終バトルとか、朱音とのやりとりだとか)。ただ、パワープレイではあるが、感動はした。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30

68.8 139 2017年度アニメランキング139位
劇場版 トリニティセブン 悠久図書館と錬金術少女(アニメ映画)

2017年2月25日
★★★★☆ 3.6 (143)
892人が棚に入れました
ある日、“魔王因子"を持つ魔王候補・春日アラタが、トリニティセブンの一人・浅見リリスの魔道書『ヘルメス外典』に何の気なしに触れた瞬間、眩い光に包まれ、目の前には謎の少女が姿をあらわす。「リリム」と名付けられ、アラタとリリスを親と慕う少女。だが、少女の出現と同時に、世界に異変が―。目覚める禁忌の“悠久図書館"。そこには、錬金術の究極の産物―人の手によって造られし"白き魔王“が封じられていた。“白き魔王"は、真の魔王へ至るため、アラタとトリニティセブンたちの抹殺を企てる。かつてない強大な力を持つ"白き魔王“を前に、世界の崩壊と、絶体絶命の危機がアラタたちを襲う―。アラタとトリニティセブンたちは、この世界を守れるのか?彼らの最後の戦いが今、始まる―!

声優・キャラクター
松岡禎丞、原由実、内田彩、佐倉綾音、日笠陽子、柚木涼香、村川梨衣、東山奈央、洲崎綾、釘宮理恵、諏訪彩花、三木眞一郎、福原綾香、赤﨑千夏、日高里菜、島﨑信長、M・A・O、南條愛乃

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「深夜アニメの劇場版」らしい作品です。

『トリニティセブン』のTVシリーズが終わってから3年くらいだったか(良く覚えていない)で劇場公開された作品です。

私は映画館ではなく、「あにてれ」(テレビ東京が運営するアニメ系動画配信サイト)で会員向けに無料公開されていた奴をPCでネット視聴しました。初見は数か月前ですが、レビューを書く前に再視聴しましたよ。

ちなみに「あにてれ」ですが、テレビ東京系列で放送中のアニメの見逃し配信のほか、有料会員だと『ロストユニバース』とか『スレイヤーズ』とかの意外と懐かしい人には懐かしいかもしれない作品が観られたりします。

で、本作ですが冒頭5分弱はTVシリーズのダイジェスト兼キャラクター紹介に充てられています。残りの45分くらいが本編、そしてEDクレジットが5分くらいでその後に1分くらい次章プロローグ的な映像があります。

TVシリーズ以上にナチュラルにメインキャラクター全員で男女混浴とか、本作品の特長を前面に押し出した作りになっています。そして普段はアラタと一緒に学園にはいないキャラクターたちとの一時的な共闘とかは劇場版らしいと思います。その他お約束の合体技とか、実にお祭りっぽい楽しい作品ですよ。

まあ、でも劇場に観に行ったりはしなかったわけですけどね。TVシリーズ本編が好きなら、ぜひどうぞ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ファン「なら」必見?

[文量→中盛り 内容→感想系]

本編のアニメは視聴済み。ただ、大分前に見たんで内容はうろ覚え。そんな視聴者のために、冒頭で本編のおさらいをサラッとやってくれるので、ありがたかったです。

【総括】
エロい要素は健在で、ハーレム中二バトルのど真ん中って感じでした。劇場版らしく、作画は良いです。これは続編もある、のかな?

【視聴終了】
{netabare}
相変わらずの、不必要なエロ展開。まあでもそれがこの作品の個性なんで、必要な展開と言えます(ただ私は、この作品を映画館で見る勇気はありませんw)。

かなりバトルシーンが多くて、勢いで一気に押しきった1時間って感じ。

リリムの消滅というのが感動させどころであったのでしょうが、正直、ポッと出たキャラにそこまでの感情移入は……。まあ、劇場版らしいけど。

アラタの新たな力、パラディンフォームのデザインは、格好良い……のか(汗)? 最初、「鬼の手」かと思った(笑)

個人的にはこの作品で好きだったのは、「風間レヴィ」のキャラと、「不動アキラ」の戦闘スタイルだったのだけど、そこが薄味で残念。

あと、これは間が開いているから仕方がないのだけど、専門(作中)用語の連続で、頭に???が浮かびまくっていました。

と、別に酷評しているわけではなく、そもそもテレビシリーズでそこまでハマっていない人間が、劇場版にとやかく言ってもしょうがないんですよね。元から、「ファンが観る」前提で作られているわけですから。

そう意味では、劇場版らしく派手でポイントを押さえていて、ちゃっかりストーリーも進めていて、まずまずの出来だったとは思います。

ただ、個人個人の呪文詠唱が長すぎて、かなりダラケました。やはり、複数ヒロインの劇場版は難しいですね。どのヒロインにも見せ場作らなければいけないし。正直、あの連続呪文詠唱させるくらいだったら、序盤でリリムとアラタの交流に尺を使えぃと思うのは、多分みんなそうでしょうね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

KYY23 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

美少女と神秘的な音楽♪

U-NEXT動画見放題配信により1080P画質で視聴しました。テレビ放送版も視聴済みです。
テレビ放送同様、期待通りのハーレム的シーンも一部登場、女の子の可愛さ全開です。

若干、本編は短く感じましたが・・・

あと、BGMや、キャラソン良すぎ!低音がすごくて、BOSEのウーハーやスカルキャンディヘッドホン クラッシャーワイヤレスで聴くとノリノリになれます。

TUTAYAディスカスでオリジナルサウンドトラックのCDをレンタルし、カーナビのメモリーに入れて聴くときもあるくらい好きです!
本作は音楽にも力を入れていることが解ります。神秘的なサウンドトラックで作品の良さを引き立てます♪

家族からは「恥ずかしいから車で聴くのは止めて!」と言われ、ラジオやテレビに切り替えられてしまうこともありますが(;^_^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

68.8 139 2017年度アニメランキング139位
夜明け告げるルーのうた(アニメ映画)

2017年5月19日
★★★★☆ 3.7 (119)
449人が棚に入れました
寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。

ある日、クラスメイトの国男と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。

しかし、古来より日無町では、人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう。そして訪れる町の危機。カイは心からの叫びで町を救うことができるのだろうか?

声優・キャラクター
谷花音、下田翔大、篠原信一、柄本明、斉藤壮馬、寿美菜子、大悟、ノブ
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

音と色彩の癒し

湯浅政明監督作品、脚本吉田玲子。
アヌシー国際アニメーション映画祭最高賞受賞。

古来より人魚の災い伝承を持つ日無町、
この漁港では否定的に人魚が語られている。
主人公カイは学校では無気力な中学生ですが、
自宅では趣味である打ち込み音楽を、
動画サイトにアップしていた。
これがきっかけで同級生からバンドに誘われ、
渋々ながら「セイレーン」に参加することになる。

事件は人魚島での練習中に起きる。
素敵な「音楽」に反応した「声」の持ち主は、
小さなかわいい人魚だった!?

素晴らしい色彩を持つ作品です。
色の配置が絶妙で心地良い。
疾走感と躍動感にあふれた展開、
アニメーションは「ポパイ」的演出で楽しい。
古びて寂しい港町の夏の情景も心に残ります。

物語の後半、
{netabare}お陰岩の呪いで町に打ち寄せる大波、
町を救うために奮闘する人魚たち。
かつて人魚によって母親を失い、
人魚を憎む祖父が咲かせた色彩々の日傘に、
心癒される感動があります。{/netabare}

音と色彩が心にどう影響を与えるのか。
きっと心を開放してくれるのでしょう。
日々を肯定すること、
小さくも希望を伝える素敵な夏の物語です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 60
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

やっぱポニョじゃねえかw

【あらすじ】
「お陰岩」によって日の光を遮られる町、日無町。日の光を怖がる人魚の伝説があるその町で人々は暮らしている。これからも、この先も。

【成分表】
笑い★☆☆☆☆ ゆる★★★★☆
恋愛★★☆☆☆ 感動★★★★☆
頭脳★☆☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
感動系、中学生、進路、ポニョ、君の名、震災

【こういう人におすすめ】
私。

【あにこれ評価(おおよそ)】
65.0点。ポニョかポニョじゃないかという議論。注目度は非常に低い。

【個人的評価】
ポニョだけじゃなくいろいろな「素材」を感じる作品だが、重要なのは私が、「元の素材」より「このアニメのほうが好き」だということ。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 「やっぱポニョじゃねえかw」と何回か画面に向かってツッコみましたが、「じゃあ駄作か」と言われると全然そんなことはなく最後まで楽しくみれました。……てかごめん好きだわ。お気に入りだわ。
 これが噂のタイトル詐欺ってやつです!すんません!

 ポニョだけじゃなくて、君の名とか震災とか、『元ネタ』と呼べるものを挙げるときりがないくらい様々な要素にインスパイアされています。しかしあれかね。新海さんの「星を追う子ども」といい、これといい、新進気鋭のアニメ監督は一回ジブリに喧嘩売っとくルールでもあるのかね。

 でもごめん。ポニョより君の名より好きだった。

 ストーリー展開も好きな感じで、見てて飽きなかったし、むしろ最初は「微妙かなあ」と思いながら見てたのにどんどん引き込まれて行って、終盤には「うおおおお」ってなりました。
 序盤に猛威を振るっていた「バンド」っていう要素を惜しげもなく使い捨てる感じや、メインメンバーの男女比、主人公がヒロイン以外になびかない感じ、あそこで猫じゃなくて犬を出してくるセンス(私は猫派ですが、最近各メディアの猫推しがウザい)、そしてストーリーとともに心に募ったモヤモヤがストーリーとともに温かいものを残して消えていく感じ。
 全部私の好みドストライクでした。

 今までは湯浅監督の良さは「原作選び」と「原作への理解の深さ」だと思ってたんですが、ちょっと違ったようです。湯浅監督は「素材を一度かみ砕いて、より"私"が好きな形にしてアウトプットする」人のようです。便利です。
 まあ逆に言えばやっぱ「素材」は感じちゃいましたね。次は本当に湯浅監督の中だけで育ったものをみてみたいなあ。誰も見たことがないようなものが潜んでる気がするんだけどなあ。


・作画と音楽について雑感
{netabare}  作画は最高ですね。キャラとか表情とかも好き。まあ、ヒロインはポニョでしたが。
 絵だけで泣ける新海監督、心が躍りだす石田監督、変化球の湯浅監督。作画に関して、アニメ映画の監督がイイ感じのバランスになってきましたね。細田監督は絵は普通だけど、今挙げた人たちと比べるとストーリーのオリジナル性は一歩抜きん出てるかな。頑張れスタジオ六花。
 いやあ、アニメ映画のカンブリア爆発を感じますねえ。

 音楽について。「デビルマン」と「夜は短し」でもちょっと思ったけど、湯浅監督って結構"音楽"好きなんですかね。「好き」っていうよりは、「音楽のチカラを信じてる」って感じかなあ。
 そういえば四畳半のOPとEDはアジカンとやくしまるえつこだし、ピンポンもOPとED良かったなあ。そしてこの映画のテーマ曲である「歌うたいのバラッド/斉藤和義」も良かった。1997年の曲なのか。かっこいいし全然古い感じしないですねー。これは一回斎藤さん全部聴いとかんとあかんなあ。 {/netabare}


 このままだと次の湯浅監督の作品もべた褒めしちゃいそうなので、一応言っときますけど、より厳しい目でみていきますよ私は!
 私が贔屓するのは世の中で人気ないものであって(それもあかんわ)、湯浅監督なんて今までもこれからも評価されまくるんだから私が贔屓する必要などないのです(笑)
 あ、そういえば「ケモノヅメ」は結構前に見てみたけど意味わかんなくて2話くらいで中断しましたわ!そういえばあれは湯浅監督がストーリー作ってるわ!やっぱやっぱ湯浅監督「素材」ないとダメじゃん!
 ……「ケモノヅメ」気になってきた……。もう一回ちゃんと見てみようかな……。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 30
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

No music No life かも

2017年5月公開映画ですって

うーん5月。陰暦で皐月。英語読みだとMayですね。


 姉{netabare}「ポニョだけど-!」{/netabare}

 妹{netabare}「ポニョじゃなかった!」{/netabare}


どう考えても某ジブリなんですけどある意味すごいな。ルーとは主人公の人魚の名前です。ついでに主人公のパパ人魚はト○ロと…いやなんでもない。
で、どう考えても某ジブリっていうのは外形だけで、終わってみれば似て非なるわけわかんない(褒め言葉)世界を堪能できる。そんなスパイキーな作品。

○○と比べて…の議論は不毛とはいえ一言。
両親を呼び捨てにするあっちの巨匠の作品はどうも受けつけません。以上。

その反動でこっちを高評価というわけでもありません。湯浅監督の作品は『夜は短し歩けよ乙女』に続き2本め。技術的なことはよくわかりませんが、

 あー同じ人のだ

直感が働きます。キャラのデザインとかではなく映像表現がです。
ちんけな物言いで申し訳ないが、圧倒される映像なのは確かに。


懸念事項は映像表現が凄いと画を追うことに一生懸命に。内容が頭に入ってこないことも。
本作は違います。凝った映像とは真逆のシンプルな脚本。クレジットに吉田玲子とありました。

親の事情で都会から田舎に引っ込んでふさぎがちな少年カイ(CV下田翔大)は、真っ直ぐとことんピュアなルー(CV谷花音)との交流を重ね徐々に心境に変化が…という大筋。
山あり谷あり。ファンタジーと相性のいい絵柄。利害関係の発生と筋を通すこと。それに相手を信じるということでしょうか。しっかり沈めてからの大団円。王道とも言えます。


107分あっという間でした。
若い時分、どっぷりその世界にハマれる映画鑑賞は趣味でした。5.1chサラウンドのホームシアターを構築する程度にはその時間だけは下界をシャットアウトしてた人。往時と近しい感覚を覚えた107分。
アニメだからこそできる表現。実写では陳腐になるだろう表現。それを観ることができただけでも価値はあったといえましょう。


なお私が特に良いなと思ったのはこれ↓

■ No music , No life

カイ達とルーを繋ぐのが音楽でした。作品に通底している音楽の存在。

{netabare}シンプルに音楽の力を信じてるのと、それを配信時代に生きる少年少女らがやってるのがよいです。
ピンチで急いで駆けつけようとする時にギター一本持って家を出ますか?イカしてますよ。

音楽が世界を救うみたいな勢い!ベトナム戦争かよっ!…って現代だからこその趣きがあるのです。{/netabare}

{netabare}それと選曲が斉藤和義『歌うたいのバラッド』ですからね。本職の方々も愛してやまない名曲。この曲を作品の軸に置いたことに思いを馳せたいところです。

カイの親父が聴いてたんでしょう。なんだかんだ反目してるようで親子というか地味に良かったです。{/netabare}


{netabare}“一個人として敬意を払う”みたいな深いお考えをもってかどうなのか、作品で親を呼び捨てにする演出をサクッとやっちゃう巨匠よりはだいぶマシですな。うむ…余計な一言でしたね。{/netabare}



視聴時期:2020年2月 

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2020.02.21 初稿
2020.09.19 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 39

68.8 139 2017年度アニメランキング139位
進撃の巨人 「Wall Sina,goodbye」(OVA)

2017年12月8日
★★★★☆ 3.7 (76)
314人が棚に入れました
 その日、アニ・レオンハートは兵舎で目を覚ました。非番の朝の完璧な目覚め。しかし、ささやかな解放感はすぐにため息に打ち消された。明日に迫った任務を思い出したために・・・・・・。
 「調査兵団の第五十七回壁外調査中に、エレン・イェイガーを捕獲する。」
 ”任務”を目前に控えた少女が体験する、誰も知らなかった物語。

 原作本24・25巻同梱のOVA。
 テレビシリーズの16・5話に該当。全2話 48分

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

外伝ながら「フィルムノワール」をしている

諫山さんの「進撃の巨人」は徹底して人間を「悪」であると捉えている。

それはキャラクターからにじみ出てくる一切の同情の余地を見せないエゴイズムの塊を見せられているからであり、

「デビルマン」はもちろんのこと「寄生獣」「エヴァ」「デスノート」とこういう漫画の分野にも思える。

原作における、「アルミンを助けるのか。エルビンを助けるのか。」問題も、「妹を犠牲にして、兄が生き残る。」問題も、リーマンショック後の不経済による2000代後半から浮上してた「囚人のジレンマ」そのものである。

キャラクターの行動も思慮深く、まるで1800年代のイギリスや、1930年代のアメリカのような暗く陰鬱で先の見えない感覚が支配している。

本作も外伝でありながら、原作の序盤の仕掛け人である雌型の巨人アニ・レオンハートの内面を表現しながらも、作品に漂う人間不信そのものは全くと言っていいほど変わっていない。

非常に複雑な構成のように思えるが、実は発想の奇抜さやダイナミックさよりも、理知的に冷静に社会を見据えているだけ気が楽というものである。

「進撃の巨人」も最初は奇抜な設定でウケていた気がするが、実は蓋を開けると理論的に構成されたテーマや設定が土台を覆っている堅実な作品だと思う。

その理知的な様子が本作でも生かされているので、深みがあるように思えます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9
ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

本編とあんまり関係なし

なぜかNHKで放送していたので視聴。

{netabare}見る前から、本編の出来事の裏側でアニがどうしていたか、を描く物語かなと思っていた。それはそれで間違いではないが、本編とはあまり関係ない火曜サスペンス劇場的なストーリーだった。

本編と関係があったのは、アニたちがマルコから立体機動装置を奪い取ったシーンが描かれていたことくらい。それで、アニがマルコの遺体に対してごめんなさいって謝ってたのかーと合点がいった。

アニの父親との関係の描写は、微妙な小出し加減ですっきりしなかった。{/netabare}

ED曲に聞き覚えがあるけど、この曲女性ボーカルだったっけ?と思って調べたら、曲はエレンが大岩を持ち上げて壁をふさぐときにかかっていた曲で、このときは男性ボーカルだった。アニが主役だったことに合わせて女性ボーカルバージョンを作ったということだろうか。歌詞の内容はアニの境遇や心情とは全然関係なさそうだが。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

68.7 144 2017年度アニメランキング144位
鬼灯の冷徹 第24巻 OAD付き限定版(OAD)

2017年3月23日
★★★★☆ 3.7 (19)
129人が棚に入れました
「花咲前線」と「三者三様の男」の2エピソードを収録。

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ゆるく見る、地獄的日常系アニメOAD版2作目。

原作既読。アニメシリーズ1期2期全て視聴済み。
鬼灯の冷徹OAD版4話。
「花咲前線」「三者三様の男」の2つの物語が描かれます。

前半パートの花咲前線は、昔話の花咲かじいさんとポチの話。後半パートは、昔話の金太郎と鬼灯様、白澤様の話。

アニメシリーズと変わらずのクオリティで、ストーリーもいつもと変わらずの地獄日常ギャグという感じ。笑えもしないけどつまらなくもないという感じ。

今作のゲストキャラの声優は、西村知道さん、宮田幸季さん、羽多野渉さんと豪華です。鬼灯の冷徹ってキャラ数多くて、登場する頻度高くないキャラでもキャスト豪華だからビビる。

物語的には後半パートは、お香姉さんと鬼灯様白澤様の3人でのシーンが多く、この3人の絡みが好きなのでいつもよりちょっと楽しめました。地味な嫌がらせする鬼灯様が子供っぽくて良い。

ゆるいので適当に見るのに丁度良かったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

68.6 145 2017年度アニメランキング145位
ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校 特集!春高バレーに賭けた青春(OAD)

2017年8月4日
★★★★☆ 3.8 (11)
62人が棚に入れました
春の高校バレー全国大会、通称“春高”。そんな春高に挑んだ選手たちの活躍を特集するニュース番組があった。宮城県代表校となった烏野を始めとする各高校のバレー部員たちへのインタビューを交えながら、バレーに賭けた青春と情熱を視聴者にお届けする。

68.5 146 2017年度アニメランキング146位
GRANBLUE FANTASY The Animation(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (371)
1481人が棚に入れました
父親の手紙に記された星の島・イスタルシアを目指すため、故郷の島ザンクティンゼルを発つ決心をした主人公は、エルステ帝国から脱走してきた少女・ルリアと出会う。ルリアを帝国から庇い重傷を負った主人公だったが、ルリアが自らの命を主人公の命とリンクさせ、一命を取り留める。主人公はイスタルシアを目指すため、ルリアは帝国の追手から逃れるため、ザンクティンゼルを飛び立った。

声優・キャラクター
小野友樹、東山奈央、釘宮理恵、沢城みゆき、平田広明、田村ゆかり、山路和弘、田中理恵、加藤英美里、杉田智和、伊藤かな恵
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

俺が欲しかったものはたった一つ…ルリアだ!!

2018.07.07記


ゲーム未プレイ

背景画がきれいで、ゲームもこんなきれいだったらいいよなーと思ってるうちにいつの間にか最終回。
RPGならではの仲間を集めていく過程とかイベント(クエスト)をクリアして進めていくところなどは王道といえば王道。いや、とても慣れ親しんだ世界です。

ただし、これ

「ゲームをやっていれば感情移入できるんだろうなぁ」

とはなっちゃいますな。

{netabare}これまで出てきてなかったキャラ達が勢ぞろいしちゃう12話とか、グランどこいっちゃんたの?の最終13話とかはアニメオンリーだと解釈難しいでしょうね。{/netabare}


私みたいな素人でもTHE販促アニメというのがわかってしまうほどの作品でしたが、不思議と嫌悪感のようなものは覚えませんでした。きっと露骨すぎて逆に微笑ましく思えたのでしょう。

なお、BUMPの主題歌はとても良い。


-----
2018.12.19追記


ルリアのスマホカバーしてる男の子を電車の中で2,3回見かけたことがあります。私は一時期パズドラやってたくらいなもので、ケータイゲームには本当に疎いです。きっとルリアちゃんもめっさ人気があるんだろうな。いい子だったもの。。。



-----
2019.11.03追記
《配点を修正》 ̟+0.1


※低評価は「そりゃないっしょ?」なオチだったから。
 いろんな作品観た今なら許せるかもしれませぬ。

2期始まりました!なんだかんだ観ます。だってきれいなんだもの…
そして2期の1話観てみたところいい感じで続編感が出てます。

この1期は最終話が別の意味で劇的ではありましたが、それ以外は1クール通して地道なRPGやってました。
無味無臭なのは否めないものの、クセもなく嫌味な感じはしない作品です。



視聴時期:2018年4月~6月 地上波再放送  

-------


2018.07.07 初稿
2018.12.19 追記
2019.11.06 追記/配点修正
2020.07.21 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 38
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

良い意味で、ソシャゲRPG原作らしからぬ、真っ直ぐで爽やかなアニメ

【文量→中盛り 内容→感想系】

【総括】
2期、視聴開始っす♪

ソシャゲRPG原作らしい作画の良さとキャラデザの格好良さ、音楽の素晴らしさ(特にOP)がまず際立つ。その上、ソシャゲRPG原作らしからぬ、しっかりとした王道のボーイミーツガールのストーリー展開が好印象。キャラも増やしすぎず、きちんと感情移入できるものになっていました。

素晴らしく面白い! とまでは言えませんが、観ても損しない、なかなかに面白い作品でした。

《以下ネタバレ》


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
※個人的経験と感情により皮肉っぽくなっていますが、基本は、誉めてますよw

私は基本的にソシャゲ嫌い、ソシャゲRPGはアニメに向かない、という考え方です(詳細はチェインクロニクルのレビューに)。

でも、本品は良かったですね。ストーリーこそ目新しさはないものの安定していたし、それ以外はいずれも高いクオリティだったかと(音楽とかすげぇ良かった。OPは今期(2017春)1位かも)。

個人的に一番の高評価は、カタリナのポンコツっぷりでした。3話とか、かなり萌えましたw ラカムもFFにそのまんま出てきそうwで、格好良かったですね。

あと、8話目のダンジョン回好きでした。1話完結でも魅せ所をちゃんと作り(バトル)、普段と雰囲気を変えたラブコメの要素(ルリアのアホ毛レーダーとか笑えたし、砂山を滑ってきてグランに抱きつくかたちになり、照れてるところとか萌えた)。その中で新たな仲間に出会い、新たな武器を手にするという、正道のファンタジー要素も忘れない。かなり優秀な回で、これは脚本が良かったのかな?

私は原作未プレイなので自信はないけど、課金によって得られるのは主に「武器」と「召喚獣」なんですね。だとすれば、アニメにするには都合良いのでしょう(キャラを増やさずにいけるから)。

と、思ったら12話は怒濤の登場人物連続出場でしたねw まあ、ここまでご新規さん向けに作ってきたから、最後に原作ファンへのサービスがあっても良いのかもしれませんね。

そして、ある意味超展開の13話(笑) まさか、ここまであんなに丁寧に作ってきたのに、根底から覆すとわ(笑) まあ、明らかに賛否あるでしょうが、個人的には好きですよ。13話ですし、円盤特典のOVAをタダで観られたと思えばお得です。てか、あにこれならこっちの方が評価上がりそうだと思うのは、私だけでしょうか(笑)

こういうソシャゲ原作なら、今後も観たいですね♪
{/netabare}


【余談1 ~グラブルへの一方的な逆恨み(笑)~】
{netabare}
自分が唯一ハマったソシャゲの運営がグラブルと同じなのですが、グラブルが売れるのと反比例するように、ウチのイベが雑になり、ガチャやゲームシステムも「重課金者から搾れるだけ搾り取ろう」という方向性に。そして、サービス終了。だから、グラブルには恨みしかないんだよな~w そして、それがソシャゲの本質。愛がないっすよ(涙)

ただ、グラブルへの個人的な逆恨みは、本作への評価には関係しておりませんし、グラブル自体が嫌いなわけではないので、悪しからず(むしろ、好きな世界観で興味あるんだけど、サービス終了になった「我がゲーム」に義理を通し、喪に服すためにもプレイすることはないでしょうw){/netabare}


【余談2 ~番組間のCMに物申す(笑)~】
{netabare}
ルリア「ねえグラン! 私たちの冒険がゲームでも出来るって知ってた!?」

……いや、アニメを観ている層で、グラブルがソシャゲだと知らない人って、どのくらいいるのかな?(笑)
{/netabare}

【先行放送 ザンクティンゼル編(自分用メモ)】
{netabare}
王道のボーイミーツガール。

初対面の少女を助けるために、帝国の正規兵と躊躇なく戦うとかw なんかこう、展開が早いというか、キャラに感情移入できないまま、ストーリーが進んでいく。グランはなぜ、ルシアを正しい者だと断言できるのだろうか? 美少女だからか?(笑)

後編、少年時代のグラン……まんまラピュタですやん(笑)

美少女と離れられないだって……!? 御褒美ですやん(笑)

てか、今期(2016冬)、釘宮さんのマスコット役多すぎないかいw
{/netabare}


【本編 各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ん? 先行放送の「ザンクティンゼル編」のまんまかな?

2話目
同上。

3話目
カタリナ、ダメ可愛いw 渋いオッサンキャラは鉄板の格好良さですな。

4話目
なんか、普通のRPGのようにストーリーが流れていて、ここまでは好印象です。

5話目
艦隊戦っぽさもあり、面白かったです。なるほど、これで次のエリアにいけるわけですね(ソシャゲっぽい)w

6話目
シェロの動きは、清々しい程の力業で解決。まあ、開き直られると何も言えないw

7話目
なんか、ドラマをやってたな。悪くはないけど、普通に主人公パーティの話の方が好きだな。

8話目
なんか、ギャグ&日常回? ルリアさんのアホ毛、そんなことできるの(笑) あの剣は、ミッションクリア報酬かな(笑)

9話目
シリアス? ここからストーリーをまとめにいくのかな? オッサン同士の会話は、良いね~。

10話目
カタリナは、ルリアの親代わりなんですね。

11話目
安定してるな~♪

12話目
なんか、いっぱい出てきたぞ~。オッサンがパーティーに二人って、良いね!

13話目
まさかの女性主人公編(笑) まあ、良いんじゃないでしょうか。ファンサービスとして。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 48
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

王道のRPG風。っていうか、13話どうした?

ゲームは未プレイ。最終話まで視聴。

とにかく作画がきれいな王道のRPG風の冒険もの。
島々をめぐりつつ仲間を増やし、目的地を目指す物語。

帝国軍が滑稽なほど弱々しいので、バトル要素は少なめ。

ラカム役の平田広明さん。SAOのクライン同様、こういう役ははまり役だと思った。
それ以外の声優さんも超豪華で申し分ない。

っていうか、{netabare}グレンで12話コツコツ積み重ねた話が、13話のジータのチートな話で吹っ飛んでしまった{/netabare}ような気がする。

まあ、個人的に主人公最強系は嫌いではないので、問題ないんだけど・・・。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 37

68.5 146 2017年度アニメランキング146位
ストライク・ザ・ブラッド Ⅱ OVA Vol.3(OVA)

2017年3月29日
★★★★☆ 3.6 (90)
566人が棚に入れました
<作品紹介>
世界最強の吸血鬼と剣巫の少女が織りなす物語が今、再び始まる! !
三雲岳斗氏による電撃文庫の人気作品がTVシリーズに続き、OVAシリーズとして帰ってきた! !

魔族特区“絃神島"。そこに暮らす少年・暁古城(あかつき こじょう)は、
伝説の中にしか存在しないはずといわれている世界最強の吸血鬼“第四真祖"であった。
その彼の監視および抹殺の任務を命じられた少女・姫柊雪菜(ひめらぎ ゆきな)は、
古城をめぐっておこる様々な戦いを、彼と共に乗り越えていった。
そして新たな物語は、アルディギア王国を巻き込んだ事件の後、
場所は“絃神島"の隣に作られた新たなリゾート施設“ブルーエリジアム"から始まる---

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

物語は、「逃亡の第四真祖篇」から「咎神の騎士篇」へ…

Vol.2に引き続き、Vol.3も物語が泣き別れする構成になっています。
もう何たる仕打ち…と思う方もいらっしゃると思いますが、今回は物語のタイトルが違っても物語の内容に繋がりがあるパターンなので、Vol.2ほどの違和感は無いと思います。
ですが、約3ヶ月の放置プレイ後の作品である事に変わりはないんですけどね…

物語は、那月ちゃんから発せられた予想外の言動から始まります。
間髪入れずいきなりトップギヤで動き出す物語を目の当たりにする事になるんだからビックリです。
きっとリアルタイムで視聴したVol.2の記憶を鮮明に思い出せるこの展開は、3ヶ月のタイムラグを埋めるには十分過ぎる効果があったと思います。

この「逃亡の第四真祖篇」で活躍するヒロインですが、雪菜はまぁ順当枠かと思いますが、今回は大穴のヒロインが視聴者を出迎えてくれることになると思いますよ。
大穴のヒロインは、是非本編を視聴してご確認頂ければと思いますが、雪菜の扱いが雑だったので補足すると、多分OVA2期の雪菜をずっと見てきて今回ほど格好良い雪菜はいなかったと思います。

那月ちゃんが言っていましたから…
雪菜の選択は、微塵の揺らぎすら致命的なリスクに成り得るとか…
それでも躊躇なくそれを選択できる…そして何をも厭わず実践できる…
雪菜の心の強さを垣間見えたシーンだったと思います。
そこにオーバーラップしてくる古城の一撃も見逃せませんけれどね。

こうして物語は、「咎神の騎士篇」へと移っていきます。
今度の物語の舞台は本土…牙城の実家である神緒多神社のある神縄湖周辺になります。
幾つかの布石を打ちながらの序章…という額面通りに位置する作品です。
何故なら、物語の進んでいる方向と作品のタイトルにギャップが有り過ぎですから…
もう少し物語が進展したらお互い交わるんだと思いますけれど…

そういえば、登場人物もこの辺りから一気に増えた気がします。
中でも獅子王機関の剣巫で、雪菜の1歳年上の羽波 唯里(CV:千本木さん)と、同じく獅子王機関の舞威媛で、雪菜の1歳年上の斐川 志緒(CV:本渡さん)は、大活躍だったのではないでしょうか。

特に唯里は、当時古城の監視役候補に名前が挙がったほどの実力の持ち主なんだとか…
雪菜のことを「ゆっきー」と呼ぶ唯里の言い方に新鮮さを感じちゃいましたよ。
この作品の登場人物の中で、ニックネーム的に呼称される人が少ないせいなのかもしれませんけれど。

魔獣の大群も押し寄せてきました…
ここから先に繰り広げられるであろうケンカの行方が楽しみで仕方ありません。

引き続き、Vol.4を堪能したいと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

68.5 146 2017年度アニメランキング146位
干物妹!うまるちゃん 第10巻OAD付き限定版(OAD)

2017年4月19日
★★★★☆ 3.7 (55)
289人が棚に入れました
描かれるストーリーは「うまるとタイヘイの誕生日デート」「干物妹からの卒業」という、ヤングジャンプ掲載時に大反響だった2つのエピソード。
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

この物語は、素直に良い物語だと思った

前半は、タイヘイの誕生日に、うまるとタイヘイが{netabare}デート{/netabare}をする話。

後半は、第1期の最終話の少し後の話。
うまると海老名ちゃん、切絵、シルフィンの4人が、プールで遊ぶ話。

前半の話でタイヘイから{netabare}「変に飾ろうとするな」 {/netabare}って言われたうまる。
うまるは、後半の話で、海老名ちゃんたち3人に{netabare}『”うまる”と”こまる”と”UMR”は同一人物だ』{/netabare}と打ち明ける決意をする。

ゆるくまったりとした中に、少しシリアスな所もある物語。
この物語は、素直に良い物語だと思いました。

ますます、第2期に期待が高まります!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

素晴らしい最終回でした♪→えっ?秋から2期スタート!?

原作コミックは1~4巻と本作の10巻を購読。

漫画でも好評だったというエピソード二つのアニメ化。

既に2期アニメ化決定した状況での視聴でしたが、
感想としては、もしこの回がテレビアニメシリーズの最終話だったら、
ギャグで荒れた流れが、愛情、人情絡みのキャラクター肯定で整理されて、
良い落とし所だったのに……。
使っちゃって大丈夫なの?という心配がまず浮かびましたw

それとも、この種のほっこりエピソードなら、
いつでも繰り出せる自信があるのだろうか?
そんな感じで、久々に原作10巻をめくってみて感じたのは、
『うまる』という作品自体がギャグ漫画から離れて、
人情成分多めな、まったり日常系に落ち着いてしまっているのでは?ということ。
2期ではむしろ、毎週、ギャグアニメの最終回ムードになるのでは?
との別の懸念が出てきました。

こうした傾向は、キャラ一巡後の連載ギャグ漫画においては、よくある流れですが、
元々グータラの向こう側を目指してゴロゴロしていたw
『うまる』の場合は、その作風の転換がかなり急激なようです。

私はうまるがゴロゴロしているのを眺めているだけでも、
ご飯三杯くらいはいけるので問題ありませんがw

TVアニメ2期では笑いを求めるより、
キャラ同士のゆるい掛け合いを眺めて、ほっと一息つく、
癒やし目的の方が、より楽しめるのかもしれません。


TVアニメ1期終了後は原作も追い掛けず、
7巻付属OADも未見だったので、うまるたちとの再会も、随分久しぶりでしたが、
主要女性キャラを演じる若手声優陣の上達ぶりには改めて驚かされました。

1期序盤では、実質一人二役以上みたいな複雑な役どころは、
若手には荷が重いのかな?という感じでしたが、
本作では、各々、まさに真綿が水を吸うが如く、
もうすっかり役に馴染んでしまっていて、
彼女たち以外のキャストはちょっと考えられないくらいに……。

若手の成長力怖え~~。

やっぱり声優さんのお仕事も、勉強や訓練より、
実際の経験がいちばん育成に有効なんだな……。
ふと、そんな感想も浮かんできたOAD鑑賞でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

68.5 146 2017年度アニメランキング146位
SUPER LOVERS 第10巻 プレミアムアニメDVD付き限定版(OAD)

2017年1月1日
★★★★☆ 3.9 (19)
80人が棚に入れました
原作第10巻の限定版にアニメ「SUPER LOVERS」1話分(約20分)を収録!

68.4 150 2017年度アニメランキング150位
BanG Dream!(バンドリ!)(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (466)
1690人が棚に入れました
幼い頃、星空を見上げた時に聴こえた「星の鼓動」のように、キラキラでドキドキなことをずっと探していた、香澄。高校に入学したばかりのある日、古びた質屋の蔵で出会った「星型のギター」に初めてのときめきを感じ、ずっと閉じ込めてきた気持ちが走りだす。同じように、輝ける場所を探していた4人の少女とともに。ひとりじゃ出せなかった音だって、5人ならきっと奏でられる。絶対ここで、ライブします!

声優・キャラクター
愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙、小山茉美、儀武ゆう子、尾崎由香、三森すずこ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

朗報:私はこのアニメを楽しめます!(そして、無事完走!)→ Poppin' on買っちゃった!

※初回視聴時レビューからはいろいろ変わっています。

これまでのこの作品の見方が間違っていました。「シチュエーションコント:ロックバンドあるある」だったのですね!

妙にカリスマ性だけはある超マイペース、そして技術は確かだがそれにひけを取らないマイペースによる変態ツインギター(笑)!

引っ込み思案なくせに食いついたら妙に前に出てくるベース。

育ちが良く、気がついたらバンドの金蔓にされているお人好しなキーボード…。

ドラムはまだ加入してませんが、担当楽器とキャラクターのバインディングは素晴らしい。実にマッチしています。

普通の意味での「ストーリー」を求めなければ、今後「ロックバンドあるある」を期待できそうです。やあ、なんか楽しみになってきた…!

ただ、ごめんなさい。曲やゲームやライブを売りたいんだと思うんですけど、私はたぶんそこには一銭も払わないと思います…。

2017.3.12追記:
ドラマー加入。「ドラマーが一番の常識人で苦労人」っていうのも「わかってる」なあと思います。だから面白いのですが、「アニメが好きな層」にそこが訴求するかというと、別にそれはしないんだろうなあ…。

2017.2.14追記:
ここにきてようやくロックっぽいエピソード。演奏と関係ないはずなのに急に楽器を持ち出してセッション始めるのは、実にロックなエピソード!
(おたえちゃん、生粋のロッカー気質やねんな…。)

2017.4.23追記:
初心者からの上達曲線やブランクからの復帰速度にリアリティはあんまりなくて、また楽器演奏の手元を描かないなど「ロックバンドなめるな」とかの声も聞かれた本作品ですが、個人的にはけっこう楽しめました。冬アニメTOP 10入りこそ見切りましたけど、実はけっこう楽しんだかも。結局、最後まで疑問を感じ続けたのはライブハウスでのサイリウム使用くらいだったかも。

このアニメは、そこそこ幸せな青春時代を送った人の方が楽しいのかも。

音楽を独りでやってるとどこかで煮詰まったりするところを「バンドやったり合同セッションしたりすると楽しいよね」という感じのメッセージを勝手に受け取っていました。皆さんはいかがでしたでしょうか…。


[以下は過去に書いたもの:記録として残しておきます]
タイトル:あの星はなんなの?→ 話中で解決しましたが…→ ようやくロックなエピソード!

拾った場面で最初は星形のピックなのかと思ったのだが、良くわからん。

ダメだ、未だに質屋の蔵にあったギターにたどり着けた合理的な理由が理解できない…。
→ 2話で解決しましたが、本作品を楽しむためには運命論者である必要があるのかも…。

ライブハウスでサイリウム振ってたり、出演バンドがガールズオンリーはさておき観客も女性しかいなかったりするのも謎。

とりあえず「BanG Dream!(バンドリ)」はブシロードが絡んだメディアミックス作品で、「ラブライブ!」みたいにスマホアプリのゲームがあったりコミカライズされていたりします。

いまのところ評価できるのは、「キャストが本当にロックバンドとしてライブで演奏する」ってところくらいでしょうか…。

ロックバンド絡みの作品で言えば、SHOW BY ROCK!!の方が好みだなあ。キャラクター造形は横に置くと、エピソードや演出にはロックバンドやそのコンサートっぽいリアリティがあるもん…。
→やっぱり、「典型的なロックバンドのライブ」にはあまり期待できそうにありません。少なくともそこに関しては、『風夏』の方が期待できるのかも…。

2019.2.3追記:
下記の前言を翻して、Poppin' Partyのアルバム『Poppin'on』を買ってしまいました。

> ただ、ごめんなさい。曲やゲームやライブを売りたいんだと思うんですけど、私はたぶんそこには一銭も払わないと思います…。

2nd season 3話の破壊力に負けてしまったせいかも?

2019.2.8追記:
『Poppin'on』Disk 1の1曲目が「Yes! BanG_Dream!」なのですが、本作放送当時に番組提供に入っていたESPのCMでのギターリフがこの曲の間奏だということにアルバムを聞いていて初めて気がつきました。

『BanG Dream TV』とか『BanG Dream STATION』とかもちゃんと観てたら、ライブ演奏を聞いててもっと早くに気づいていたかもしれないのですが…。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 67
ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

終盤そこそこよかったけれど、まあ黒歴史なのでは……

評価は8話時点のレビューから大幅Up。それでも大こけにはまあ納得。
総合評価2.3→4.1

本気出すの遅すぎってか、終盤でようやくバンドっぽいいい作画が見られた気がする。
あからさまな営業百合アピールはマイナス要素。でもすぐ抱き着いちゃう性格なのだから仕方ない?(~_~;)
ただそれにしてもメンバー5人集まると、香澄及びおたえの天然ボケに、有咲の突っ込みも本人突っ込んでるつもりかもしれないけど、お前もボケとんのかい!っていう視聴側としての素直な感想。会話飛び交うとこいつら本当に面白いわって感じw
ボーカルが歌えない分周りのメンバーでカバーしようっていうのは良かった。
それでPoppin' Partyとしてのらしさ、良さがまたさらに出るという。

演奏中は、とにかく作画に手間かかる部分はなるべく映さないスタイル。京アニも、全てを全力の作画でやるのは不可能。ただバンドリの場合は最初から手抜き感満載。低予算でやれるようにという一点張りだった。
制作側の意図→アプリの宣伝になりゃいいんだから金かけてらんないよ~

バンドアニメなら残念極まりないけど、ギャグアニメだしいいんじゃない?
だとしたら、作画は4.5くらいいいのでは~( ̄▽ ̄)そもそもそれならバンドシーン入れる必要もないしね。

とはいえ、10話以降の頑張りは讃えたい。

最後に、
切ろうかと思ったけれど、途中からは完全にギャグアニメとして楽しんでました。
(きらきら星のシーンがカットされた件を受けて)
このアニメのカットする場面はそこじゃないと思うんだよなー(;´・ω・)
逆にこの作品のキャラ以外での数少ない個性だったのではないかな。


以前のレビュー(読まなくていいです)
{netabare}『BanG Dream!』略して『バンドリ!』
タイトル時点でなかなかのセンスは感じさせられる。
考案した人はあっぱれ。

OPはキャッチーさでいえば放課後ティータイムの楽曲と比較しても遜色ないのではないだろうか。サビに入る瞬間とかかっこいいし、視聴者の心をつかむには十分だと思う。

噛み合わない会話、間合いも独特(笑)そこは何とも言えないけど癖になる。
テニスをするシーンがほとんどないギャグアニメのてーきゅうみたく、バンドは二の次でおバカなキャラを愛でるものとして観ればそこそこ楽しめる。
しかし、このアニメはバンドを前面に押し出し、ウリにしている。

それでいてあの演奏シーン(-_-;)

これが最先端のバンドの演奏シーンだと考えるとガックリきてしまう。
ほぼCG、なんの情熱もこだわりも感じない。
作画は良くも悪くもないけど、バンドアニメだとしたら1.0点。
この作品が売れるなら、今後手描きで描くの馬鹿らしくなるかもね。

ただキャラはそこまで悪くない。
個人的にキーボードの市ヶ谷ちゃんがツボ。キャラ的にも面白い。中の人の演技も好き。上手いかは全員微妙。
リードギターの花園たえは心底つかめない性格。
現実ではギターボーカルは一定数いるけど、ギターだけ弾く女子ってかなりレアな存在。(軽音部によっては多いのかもしれないけど)基本歌いたがる目立ちたがり屋が多い……今のは偏見(__)
ギタリストってやたらと機材(エフェクターやら)の知識があったりと、没頭するタイプ、職人気質なイメージが強い(根っからの音楽キチだったり)、もしくは荒くれ者(イケイケ)かの2タイプ。
女性よりは男のほうが何か一つの物事に没頭しやすい傾向があるから、現に男の方が向いてる楽器?
一方で、ベースは謎だけど女の子にも人気があったり、逆にキーボードは男少ないし。
花園たえは職人タイプ。ちなみにあずにゃんも職人タイプ。
いってしまえば物好き。だから変人が多いと分析。(梓は至って常識人だったけど、AngelBeatSの岩沢さんとかもかなり変人だったし(;'∀'))

話は逸れたけれど(^^;
他は正直まあいるよねぇってキャラ。

戸山香澄(実質主人公)はギター初心者で、一歩ずつギターの練習を始めるが、一転。
この子も実は平沢唯の血を受け継いだ天才だということが早々判明。
わずか数カ月足らずで流暢に弾き語りしてる。コード押さえるのも一苦労だったのに。
これまでのストーリーが何だか台無…。

とはいえ、現在視聴時点(8話)でストーリーとかどうでもよくなってる。
{netabare}ドラムの子も一回聴いただけで曲に合わせて叩ける天才だった。{/netabare}

☆個人的なハマり度
(※あくまでも目安です)
1話☆☆☆
2〃☆☆☆
3〃☆☆☆
4〃☆☆☆
5〃☆☆
6〃☆☆
7〃☆
8〃☆
9〃☆☆
10〃☆☆
11〃☆☆☆
12〃☆☆★
13〃☆☆★

投稿 : 2024/11/16
♥ : 52
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

青春と音楽ぅー、絆の物語ぃー♪

放送3ヶ月前くらいからやたらと宣伝していたアニメ。

気合いは入っているでしょうし、期待はしたい作品です。

1話~3話感想
{netabare}
とりあえず主人公落ち着こう。見ていてハラハラする。

ハイテンションなのはともかく、人の言うこと聞かないで勝手な行動ばかりしてるのはちょっと...。

そんな主人公になんだかんだ付き合ってる金髪の子は良いキャラ。

そして、3話のステージ上でのきらきら星は良くも悪くも印象に残りました。

見てるこっちが恥ずかしいとはこういうことなのかな。

今のところあまり良い印象はありませんが、良くなっていってほしいです。

OP曲は今期でも上位。
{/netabare}

4話目感想
{netabare}
今回もエンドレスきらきら星が発生。

主人公に対する「ちょっと変だけど全然変じゃないよ」はフォローになってないけど正しい。

成長スピードが割とゆっくりでリアル寄りなのは良い点。

宣伝していた割には、今のところは可もなく不可もない普通のバンドものといった印象です。
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
内容的には今までで一番面白かったんですけど惜しい感じです。

この作品に限ったことではないですが、上達が急すぎるのがなんかなぁと思ってしまいました。(今期だと風夏もですかね)

4話までは主人公の上達スピードがかなりゆったりでそこがこの作品の良い部分でもあったのですが...。

ギターやったことないのでわかりませんが、コツとかを掴めば上手いかどうかは別としてとりあえずは弾けるようになるのかな?

ひたすら練習をする感じも好きなんですけど、どうしても映像的に地味になってしまう点が厳しいのかな。

一応「4期目までの服案は既にある」とのことですが、今作は全13話らしいので尺的にもここら辺で成長させないとやれる事が限られてしまうので仕方ないのでしょうかね。

微妙に上手くない歌い方はリアリティーがありましたが。

「私の心はチョココロネ」はタイトルから「私の恋はホッチキス」を連想しましたが、良い感じでした。
{/netabare}

6話目感想
{netabare}
文化祭が近付く中で香澄は文化祭実行委員会に。けど一番頑張ってるのは副委員の沙綾。

沙綾は自分に責任感じてバンドをやらないと決めたのか。

その沙綾は香澄はどうやってバンドに引き込むのか。

OPからして加入することは確定ですしね...。
{/netabare}

7話目感想
{netabare}
沙綾ちゃんはメインキャラの中では一番まともなんだけど真面目すぎるから色々抱え込んでしまっているのか...。

旧バンドメンバーはいい子だなぁ。こっちのほうが主人公チームより好感持てそう。

放送後、8話用のCMまで作っていたりとやたら次回に気合いを入れてるみたいだけど期待していいのかな?
{/netabare}

8話目感想
{netabare}
ハードルを上げていた割にはって感じでしたが、バンドリの中では普通に良い回だったとは思います。

若干下手な感じで歌っているのはライブ感があって良いですね。

一度聴いただけで合わせられる沙綾は天才なのかな。

それと、描いていないところで練習してるという事なんだとは思うけど香澄はちょっと上手くなりすぎてるような...。

細かいとこを突っ込むと色々粗が見えてきてしまいますが、あまり気にしなければそれなりには楽しめる感じかなぁ。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8
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