2010年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVA一覧 69

あにこれの全ユーザーが2010年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月02日の時点で一番の2010年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
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77.6 1 2010年冬(1月~3月)アニメランキング1位
機動戦士ガンダムUC/episode1 ユニコーンの日(OVA)

2010年3月12日
★★★★★ 4.1 (1022)
5219人が棚に入れました
第二次ネオ・ジオン抗争、別名「シャアの反乱」の終結によって地球圏には束の間の平穏が訪れた。
それから3年後、宇宙世紀0096年。工業コロニー「インダストリアル7」において、とある謀議が交わされようとしていた。政財界に絶大な影響力を持ち、地球連邦政府を影から操る ビスト財団が、「袖付き」と通称されるネオ・ジオン残党軍に『それが開かれる時には連邦政府が滅びる』と言われる「ラプラスの箱」を譲渡するという。
一方、コロニー内に設置されたアナハイム工専に通う少年バナージ・リンクスは、オードリー・バーンと名乗る謎めいた少女と出会う。新たな戦争の火種となり得る箱の取引を阻止するべく、たった一人で行動を起こした彼女を手助けするうちに、日常に“ずれ”ているような違和感を抱いていたバナージは次第にオードリーに惹かれていく…。
ネタバレ

sinsin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

憎しみの連鎖。最後まで読んでくれたらうれしいです。追記。

総評
私がこの作品を通じて感じた事はバナージ、つまりこの作品の主人公は全編をとうして絶望と厳しさの世界の中で希望と優しさを求め続け模索してきたのではないだろうかと感じた。
{netabare} それは最後のほうのセリフからも汲み取れると思う。「人の持つ可能性を、おれは信じたい」終盤になって出てくるこのセリフからはまだ人間なんて捨てたもんじゃないっていうバナージの真摯なまでの愚直さが伝わってくる。
序盤からの敵軍人のジンネマンとバナージの心の交流はとても暖かく、敵でも味方でも話をすれば分かり合える可能性を示唆し終盤のジンネマンとマリーダのやり取りの中でたとえ人工的に作られた人間であっても本物の家族になりえる、いや、それ以上にわかりあえる可能性を提示したと思う。コレは秀逸なエピソードであると同時にたとえニュータイプでなくとも物分りがよければ人間なんてわかりあえてしまうもんだなんてのも皮肉なものだと感じた。
そんな可能性を目の当たりにしたバナージだからこそそんな心境に至ったのであろうと。

ガンダムUCの世界観。
厳しさ、絶望=フルフロンタル、リディ。
対比。バランス=バナージ、ミネバ。
優しさ、希望=マリーダ、ジンネマン。
今回はかなりすっきりしてるなぁと感じる。フルフロンタルは人類の未来に対して信用していないというか、そもそも人類の本質などは未来になっても変わりようが無いように信じている節がある。その先から生まれたものがサイド共栄圏であろう。この文の筆者である私などの俗人もそうでこの時代宇宙世紀の戦乱の根幹にあるのが連邦の歪んだ支配体制だとすればサイド共栄圏いいじゃないか。と思ってしまうのである。
単純に宇宙と地球が不干渉になれば戦争はなくなるだろうという考えなのだろう。それも一理ある。がしかしグリプス戦争時代のグリプスみたいな連邦直轄サイドもいくつかあるようなのでそれはそれで茨の道で、フルフロンタルが石碑を手に入れた場合また紛争は起こるだろうと思える。しかも宇宙世紀ガンダムサーガの中でもUC150年ぐらいまでは戦争は続くのだろうからいろんな意味で報われない。いかにアクシズショックを起こそうとも。
リディはガンダムシリーズ定番の承認欲求キャラクターで認められない事を世の中に逆恨みして人を世の中を恨むようになる。誰しもそうなってはいけないと思う。だから希望を信じて優しさで自分を見失うなと。
この辺の表現はとてもよく出来ていて意味不明な富野節で語られるよりもよほど秀逸で良いと思った。まあ、ここら辺は好みの世界であろうが。
マリーダ、ジンネマンのやり取りにはホントに感動させられた。文字どうり人間捨てたもんじゃないと。いい話なのでこの辺は本編観て確かめてほしい。
この作品のテーマは「絶望の世界でも自分を見失わずに絶望を未来に残すんじゃなくて希望を未来に託すのが生きる意味」みたいなものじゃないかと思った。
それは、4話での絶望を残されたジオンの残党の悲しい末路に答えがあったように思える。そう考えるとガンダムUCという作品のテーマ性の上で4話は非常に大事なエピソードであるとうなずける。そんな経験を得てバナージは最後の結論に至るのであるから。確かこんなセリフもあったと思う。ゲーム中のバナージセリフなんだが。
「一方的にそちらの絶望を押し付けてもらっては困る」
コレはいろんな意味でバナージを表現したセリフなんだと思える。

ガンダムUCの作画。
細かい事は、下記の各話ごとの感想で表記しているがざっくりいう1,2,3話は凄い量の線画のMSがよく動く。
特に3話はカメラワークも工夫されていて凄い出来であった。
一方、4,5,6話は会話中心の文芸ドラマ作品の色合いが濃い。あまりアクションシーンで楽しむアニメではなくなっている。
一方変わって7話はMSはこれまでに無いくらいよく動いた。
私がガンダムUCの作画に対して総評として言えることはやはりこのロボットのデザインはアニメ向きではないと感じた事。そのことによっていろんな制約があったと感じざるを得ない。正直もっとロボットのディテールを減らせばものすごいメカアクションできたんじゃないかって思ってる。枚数が必要な殺陣シーンも凄く少ないと感じた。いや、逆シャアと比べた場合であるが。
キャラクターの作画は本当に多少、ちょっと顔が違うかなって思った程度のシーンがちょっとあるだけで殆ど気になる事はなかったと思う。勿論そこら辺は特に注力したところであるからまあ、当然かといったところか。人物の表情演技も良かったおかげで実写ドラマ映画と遜色は無いと感じた。いや、最近の若手俳優よりかいいと感じた。
あと人物の挙動とかはやっぱジブリなんかと比べるとやっぱ堅い。そこら辺はしょうがないと思うが。ところどころ良い滑らかなシーンもあった。
でも、吉田さんの原画やったエウレカセブンと比べると見劣りしてしまうシーンもあったかもと感じた。次期富野監督の作品が吉田さんやってるという事なのでその辺は期待したい。
ウーン、ガンダムUC作画は逆シャアが凄かった分、同じようなテーマ性を踏襲した分比べると88年作品に見劣りしてしまうという物足りなさは感じた。逆シャアは何気に滑らかで動画の質がよかった事に気づかされてしまう。そこが残念だが全て足を引っ張ったと思えるのは線の多すぎぎるロボットデザインと活字しかイメージしにくくビジュアルをイメージしにくい脚本家主導のアニメによくあるデメリットであるから仕方ない。
だってガンダムUCは脚本とメカデザインが売りだったから。

追記。
最近は良くガンダムUCを暇なとき見直しているんだけどこれが面白い。
初見だった頃は意味不明のセリフ多かったけど、最後まで観てから見直すと細かいところのキャラクターまでテーマである「希望を託していく」とか「憎しみを残すな」とかのメッセージが表現されていて驚かされる。
そう思うと、ニュータイプも一つの可能性でありその可能性も否定できるようなものじゃないと気づかされる。
私は元々ニュータイプなどという認識能力の拡大が平和へと続くといった言葉には懐疑的で否定論者である。
根本的に人はニュータイプであってもなくとも優しくなければ分かり合えないと思っているからだ。

でもニュータイプであるならもっと分かり合えるのかもな。と7話をみて考えさせられたから不思議だ。
ニュータイプが本質的に優性だといったザビ家の考えは、ただのエリート超能力者選民思想の間違った考えであると言い切れる。しかし、ダイクンのそれは少し違うような気もする。
元々宇宙世紀憲章の石碑にその新人類の誕生が記されていたとしたらニュータイプは呪いであってはならない。人類の希望であり祝福でなくてはならないと言った主張は個人的には理解できるのだ。

各話感想。
1話。
今、ガンダムUC観たのですが凄いですね。背景画、人物画ともにアナグロニズムを感じます。
オーバーパースも多いです。
お話もなんだかラピュタ、コナンみたいで謎の少女の伏線があります。期待感膨らみますね。ロボットの作画も最高級。なめらにアレだけのディテールのものがよく動きます。
遺産ですよ。
人物描写もゴーグよりもやや硬い表情かもしれないですが総合的には買ってると思います。
アレを批判できるのは私よりも遥かによく作画知ってる人でしょうね。
ジオンと連邦の描かれ方もいい。
理想を掲げるジオン?とどこか信用のおけない連邦。素晴らしい。
テーマ性でも凄いですね。
でもファンネルの軌道は逆シャアの方がよかったかもですね。

2話。
とりあえず凄い戦闘シーン。アレだけの線画のロボが凄い枚数でよく動く。でも逆シャアと比べてしまうとちょっと地味かなぁ。
変身すると強くなるってのもお決まりだけどガンダムでこうやって見せるとリアルな感じがする。
元々ロボットだし、機械的な変身であるし比較的リアルなガンダムである事も助かって荒唐無稽さが少なく感じる。
ドラゴンボールだと変身って言ったって髪の毛が代わるだけなので。
ガンダムで変身をやったアドバンテージは凄く大きいと思う。

それにしてもスペースノイドあんなに虐げられていたのか。選挙権がないとか。アレじゃ切れるよね。
ジオンがなくならないことを後ずけ設定で巧く作ってるね。
それにしてもラプラスの箱って何?
スペースコロニーの外観は正直古臭く感じるのだが、室内装飾、コロニーの内部構造は凝りに凝っていると思える。

3話
まあ、凄い映像美を感じたよ。いや地味な宇宙空間なんだけど、人間の裸が出てきたり電波的なね。
マリーダさんとかが住んで多少惑星とかも3DCGで作ってカメラをフォローして写すと凄い説得力あるね。
今まではこういった演出は、背景動画しかなかったけどとにかくこの3話に関してはフォローが多いね。
巧く演出として昇華してる。フォローを。
そういったこともあってか3話はコレまでで一番派手で奇抜な絵コンテだった感じがした。
それでいて、小惑星の全体を写したショットも多くアニメ的な感じがする。
そうか、この絵コンテは3DCGをふんだんに効果的に用いる事を考えた絵コンテだったのかもナ。
とみのっぽい電波セリフもなんか少し富野監督よりも理屈っぽいね。
普通、あのぐらいの少年あんなしゃべり方しないよ。
なんだかUCガンダムは心だ。とか訳がわからない事言ってたね。軍人さん。死んだね。

そうかなんとなくわかったような気がする。バナージしかり、理屈っぽい人とオカルトって凄く相性いいんだ。
コレが富野監督のオカルトアニメの面白さの秘密なんだ。
アムロしかり、コスモしかり、ショウしかり、勇しかり、みんな理屈っぽいから。

4話
宇宙移民も連邦も人の希望、善意で始まってのくだりから宇宙移民者の生きる為の希望。アイデンティティジオンと連邦が相容れる事はできないような事からつながって。
連邦とジオンの間に生まれた衝突によって憎しみの連鎖を生み出して、次の世代がその憎しみの連鎖を繰り返す。
人は何も知らない人間。子供まで何故に憎しみを植えつけようとするのか。
私も今住んでる実家もそういった土地の縛りとかあるよ。
土地を減らしちゃいけないとか荒らしたらいけないとか。
そういうのってのろいだよなぁ。

バナージはだからいつも自分で選べって言ってるんだよ。

リディ少尉アホか。血の縛りからは逃げられないとか。そんなのオカルトでしょう?
自分が弱い事正当化しようとしているだけだと思う。
どんなことでも自分で責任もって選ぶ。コレが大人の最低条件だと思う。
それにしても4話は正直美術的にはコレまでと比べて弱かったけどテーマ性の上ではすばらしい出来でしたなぁ。

5,6,7話
やはり正直最後まで観た感想は特に4話以降5,6とMSが殆ど動かなくて出てこなくなっていったといった感じがアル。
当然、5話なんかは殆ど室内での会話のショットばかりで、まあ、細かい駆け引きとかは面白かったんだが。平凡なシーンであるのでカメラワークはかなり工夫しているように感じたが。
コレはロボットアニメですよねぇって感じがした。
それともう一つ感じたのがやっぱガンダムってのはMS戦の高軌道も見せ場なんだよなぁと。
ファンネル戦とかも物足りなかったし、MSの殺陣シーンも物足りなかったなぁ。全般的に感じる事は地味だってこと。
7話でのネルアーガマのカタパルトデッキの攻防なんかも見せ場なんだろうけど地味だね。
逆シャアと比べると遥かに地味だね。殺陣とか。ファンネルの高軌道とか。
最後のシーンも地味だね。
逆シャアだとみんなの意思が集中してサイコフレームがオーバーロード起こしたんでしょ。敵のギラドーガまで。
だからこそ迫力と説得力があったのにね。
このがっかりした感覚はちょっと残念。それまで箱の中身はなんなのかで6話まででさんざん期待させておいて。
やっぱがっかりだなぁ。何のひねりも感じないから。絵的にも遥かに逆シャアに劣ってる感じもするし。
クリエイティブな感じがしないんだよなぁ。なんか。
それは、脚本とかセリフは全部凄いのはわかる。全部心に響いてくるセリフだから。
でもどっかで聞いた事あるようなセリフなんだよなぁ。でもそれまでの富野作品のセリフよりかは洗練されていて芯をついてくる鋭さがある。だから凄いのは認めるんだ。
終盤、フルフロンタルの言ったサイド共栄圏には個人的に私は大賛成なんだ。
宇宙と地球が独立する。フロンタルの理屈から言えば地球が独立するという事か。だって地球が宇宙に依存してるみたいな事言ってたから。
ここで一つ疑問が…。じゃあ何で一年戦争のとき宇宙から降りてきてすぐマ・クベ鉱山作った?あれ?宇宙の方が資源あるんじゃないの??何で?「私の送った資源でジオンはあと十年戦える」みたいなセリフありましたよね。
それに、このサイド共栄圏ぐらいの発想ならできる政治家、TVに出てくる評論家たくさんいると思う。
言論の自由無いのか。
いや、シャアだって多分そのくらい考えていたと思う。戦後政策として。
でもそれじゃそれぞれのサイドが一つにまとまらないから宇宙に住めばニュータイプ論が出てきたんじゃないか?
だって、Zの頃のグリプスってそうだろう。アレはティターンズつまり連邦直轄のサイドで市民はみんな連邦の社員みたいなもんなんじゃないのか?
そんなサイドがいくつかあったらサイド共栄圏なんて夢のまた夢なんだけど発想的にはダイナミズムも無い。
そこで人身を掴み取る為のスペースノイド優性化政策としてのニュータイプ論ですよね。勿論。

福井さんの文芸としてはやっぱり何かを未来に託すってのがテーマだと思う。
その為初期の頃に血の呪縛や憎しみの連鎖を描いたのであろう。リディさんで承認欲求も行き過ぎたら危険な独占欲、恨みにしかならないみたいなのものもちゃんと丁寧に描いたと思う。
果たしてバナージは後世に憎しみを伝えるのか人の優しさを伝えるのか?
答えは言わなくともわかると思う。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

すっかり悪者あつかいのあの人が不憫でならない

ガンダムは1stとZまでしかきっちりとは見ていません。
(OVAなら0083とか08MS小隊とか)
最近になってオルフェンズ、レコンギスタと見てからの視聴です。

もう6年も前の作品なんですね。
名前だけは聞いていたけど、ガンダムという偶像に興味を失っていました。

それは、富野版ガンダムで徹底していた“絶望の中からしか希望は生まれない”とか、
“醜悪な中からしか美は生まれない”といった普遍的なテーマを、よりにもよって
子供たちに体現させるという、鬼のような作品に惹かれたからでもあります。

それからのガンダムは名前が先行しているイメージで、いくら友情や愛を語ろうが薄っぺらく思えたし、
それを語るのが子供であるから重みもなくて、どこか軽薄、大人のおもちゃだなと感じていたからです。

この作品については、1stガンダムを彷彿させる雰囲気があるとのことで、期待もしましたし、
実際に5話まではすごいなぁ~、力作だなぁ~、と楽しめました。

ですが、、、

以下ネタバレです。
あんまりいいこと書いてません。
{netabare}
連邦とジオンの対立設定はわかりやすく、それは終わらない地球人対スペースノイドを意味しています。
地球20億人、スペースノイド100億人。
100年たっても支配構図は変わらず、地球のために100億の人間が犠牲になっています。

自治権はあるけど、投票権も参政権もない。
これは植民地支配と変わらないわけですが、当たり前すぎるのか、誰もあまりつっこみませんね。
これを認めてしまえば容易に立場が逆転しまうからで、連邦は認めないでしょうし
だから戦争が起きるわけですが、それでジオニストを単なるテロ犯扱いしてよいのか、でもあります。

そのあたりを1stとZは主人公の出自を連邦関係者にして、戦争に巻き込まれる中で、
現実を目の当たりにして歴史が教えてくれない真実や連邦側が伏せている理由など、
主人公たちに意識改革を迫るところもみどころです。

普通の少年のはずが、実はとても恵まれた環境での普通だった。
みたいな感じか。

それをうまく表現できたガンダムはおもしろいガンダムになりやすい
のかなと思うのですが、どうでしょう。
見ていてもわかりやすいですしね。

U最新作のオルフェンズでは視点を変えて、純粋なスペースノイド、それも最下層の貧民視点でつくられました。
まさに搾取される側の立場で弱い存在です。
それも少年であること。

彼らは強制労働同然の環境で働き、日々殴られ蹴られしても耐えるしかありません。
また、人身売買から人体改造までの非人道的な行為も蔓延していて、ついに積年の恨みや怒りから
立ち上がりました。

でも、それって特別なことでもなんでもなくて、UC歴シリーズでも孤児をさらっての
強化人間プロジェクトがありましたからね。ほぼ似たようなものだったのはわかります。
逆にコロニー建設に忙しくて人口は爆発的に増え続けたのだろうし、支配が確立して間もない
混迷期だったと思えば、法の整備も追いつかず、実体はもっとひどかったのかもしれません。

Zだったかで「スペースノイドは息する空気すら買わないとならないんだ」
と嘆くセリフはいまも覚えています。
カミーユの頭がおかしくなったのも歴史の重みに押しつぶされたと思うほうが自然でしょう。

ただ、歴史は勝者が語るものだし書き換えるものでもあります。
物語序盤でUC歴についての講義がありましたが、であれば本作の主人公もエウーゴとティターンズ
の対立やその理由はわかっていたと思うんですが、なぜか語られるのはジオンの悪事ばかりで、
教えていないのかどうなのか。そこは不自然さが残りました。
なぜあのときスペースノイドの改革が失敗したのか、ですね。

今作の主人公バジーナが魅力的に思えないのは、序盤はミネバの腰巾着で自分の意思が感じられず、
中途からは殺し合いを否定する気持ちだけで、戦場にたつべき人ではないと思えたからかもしれません。

自分の見える範囲くらいは守りたい、みたいなセリフを語るアニメがありましたが、まさにあれですね。
でも、戦争でそれをやられると、見えないところでもばったばったと人は死んでるわけで、
そこは気にしないの?という矛盾を感じずにいられないんです。

その点、シャアという男は、常に何かと対峙してきました。
ザビ家への反抗から連邦への挑戦、そして地球人の意識改革などなど、
はじめは私事から戦争に参加し、最後は議員にもなり大枠でとらえる男になっていきます。
実は一番成長してる? だから魅力的なんですよね。

スペースノイドの連合の実現に向け、まずは選挙への投票権を獲得したいと考えますが、
それがどうして頭のおかしな人の考えになるのか、自分にはよくわからんです。
(手段がよくないのだとしても、ミネバにこきおろされるシーンは納得いかない)

そのミネバですが、対話重視の世界平和の実現へ向けて、言葉と意識を重視して、
武力による争いを放棄します。
たしかにそれも立派な道だと思いますが、それはあくまで両者が対等な立場でなければ
実現は難しいことだと思われます。

連邦に匹敵する力をもつ組織でもあって、そこがミネバに味方するといった展開にでもならないと
搾取する側の意識は変わりようがないでしょう。
でも、そんな組織も国家もありません。地球と宇宙。それだけですからね。

いまの連邦に乗り込んでいってどれだけの支援と議席を確保できるのか。
そもそもスペースノイドに参政権がないのだから自分たちの意見を発表できる場すらありません。

スペースノイドから搾取してきたこの100年の歴史の重みを考えたい。
エゥーゴは戦争に勝利しました。
しましたが、スペースノイドの自立を夢みた試みは頓挫し失敗し、ロンドベルへと姿を変えました。

連邦が力を増してきたこの局面で、10代の少女はどう立ち向かうのか。
残念ながら可能性というフレーズだけで100億の人たちから信頼される指導者になれるとは思えない。

せっかく壮大な歴史に残る作品も、きちんと結末を描けなければ駄作です。
厳しい言い方をしますが、上辺だけの言葉で締めくくられては、
この戦いで命を落としていったキャラたちが報われないでしょう。
{/netabare}

福井さんの発言を聞いての追記
{netabare}
某まとめ記事を読んでいて福井さんの“最近のアニメはバカみたいな話”ばかりが多くなってしまった発言がちょっと引っかかりました。
お粥に例えて、かまずに飲み込める作品が増えたと言っています。

まぁ、ガンダムと比べれば恋愛要素(ハーレム)が多くて、一見するとくだらなく思えるかもしれませんね。
はじめから無敵で最強の主人公で敵なぞいないし、世界を破滅寸前のところで救うテーマが多いのもわかる。
一言でいえば大味。

でも、それならガンダムは違うのかといえば、そうでもないでしょとも思います。
ガンダムそのものが無敵ですしね。ガンダムにやられたザクのパイロットの戦死者数は何人になるのだろうか。
ニュータイプだからすべての危機を察知できるなんてご都合主義でしかないわけで、
あのシャアだって一度も勝ててないですからね。
いかに無双してるかです。

敵の新型モビルスーツもどんどん送り込まれるけど結局かなわずかませ犬で終わることが多い。
鼻息荒く初回登場してやられてスゴスゴ引き換えした天才パイロット気取りの新キャラが何人いたことか。

美女だらけのハーレムが気になるなら、それがロボから女性に代わっただけともいえます。
ガンダムを中心にモビルスーツを美女に例えたら、いったい何人の美女が登場したことになるか。
男の子だから女性よりロボを愛せ!なんてヤボなことは言いっこなしです。
それを言い出すと時代に取り残された老害となってしまう。

このレビューでも冒頭にガンダムの偶像崇拝的なことを書きましたけど、
個人的にはZ以降のガンダムは美味しいコンテンツに群がる寄生虫にしか思えませんでした。
あの手この手でその時々の視聴者や市場にすりよったのはガンダムも同じです。
ガンダムだけがひとり硬派を貫いたわけでもない。
それがみっともなく思えたもので、自然と離れていきました。

まぁ、廃れてしまうものは仕方ないんですよ。それも時代です。
あの当時の世界にはまだ米ソがあって緊張関係もあり、ドイツにはベルリンの壁もありました。
それがいまはもうありませんからね。
スパイ小説やスパイ映画の真実味がぐっと減って、かなりマイナーな存在になったのも仕方ありません。

同様に積極的に宇宙開発が叫ばれた時代が終わりを告げたわけでもあります。
石油の枯渇が警告され、水資源も枯れるといわれ、増え続ける人口に食料危機が叫ばれ、
あの時代はいろんな危機が言われたけど、結局40年近く経過してどれも当たっていません。

いつか地球は荒廃して人はいつか宇宙に住むことになるだろう。
現実味はなくとも、100年、200年後にはそうなるかも。
そう思っていた人々も現実に引き戻されたわけです。
いまは温暖化であるとか、原発などによる環境破壊の方が説得力あるけど、これもどうなることか。

あるかも、いつかそうなるかも、と思えたガンダムの描く未来は少なくともうん百年ありえない
とわかってしまったわけです。

迷走するガンダム。今後どうすべきか。
なぜヒットしたか、その理由を考えて欲しい。
どんな感性に訴えるのが一番なのか。
間口は広い方がいいんです。
あえてニッチなところに行く必要もない。

歯向かい抗う人々を描くのは簡単だけど、統治する人々を描くのは大変です。
青臭くうそ臭い政治談議は描かない。
キャラも人間です。きちんと悩み考えさせましょう。
若き主人公を支える大人の存在の必要性も考えてください。

世界観も設定もシンプルに。
視聴者が感動し、作品と一体感をおぼえる仕組みのおさらいを。
動機付けは大事。

それはメカだろうが恋愛だろうがスポーツだろうがすべて同じです。
だって人間が中心に描かれているんですからね。と。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

個人的には《宇宙世紀シリーズ》全体へのマイナスイメージを、かなり救った作品となりました。

※episode1~7全部含めたレビューです。

◆総評

1.(主人公){netabare}バナージ・リンクス →歴代Gパイロットの中で一番マシな性格をしており、割と素直に感情移入できる。{/netabare}
2.(ヒロイン){netabare}ミネバ・ザビ →歴代ヒロイン(Gパイロットの相手役)の中でも格別に気高くて凛としていて、こちらも感情移入の度合いが他作品の比ではない。{/netabare}
3.(敵役){netabare}フル・フロンタル →シャア本人ではなく、その遺伝子から製造された複製人間という設定から、シャア本人にあった激しい復讐心にとらわれた人物特有の暗さ&執念深さがずいぶん希釈されており、非常に達観した印象でイヤミがない。{/netabare}

・・・ということで、戦闘シーンの見事さと相まって、個人的にはそれまで何とか我慢して視聴し続けてきた《宇宙世紀シリーズ》全体へのマイナス評価を、かなりの程度思い直す結果となりました。


◆制作情報
{netabare}
原作小説       福井晴敏(角川書店『ガンダムエース』2007年2月-2009年8月)
監督         古橋一浩
シリーズ構成     福井晴敏(ストーリー)
脚本         むとうやすゆき
キャラクターデザイン 安彦良和(原案)、高橋久美子
メカニックデザイン  カトキハジメ、佐山善則、石垣純哉、玄馬宣彦、明貴美加、小倉信也
音楽         澤野弘之
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}

◆視聴メモ
{netabare}
・エピソード1視聴終了時点
作画・演出は流石に良く、シナリオもドラマチック&ロマンチックで期待できる出来。
とくに《ジオンの姫×彼女を護るGパイロット》の組み合わせを中世期の「貴婦人と一角獣(ユニコーン)」のタペストリーの絵柄と重ね合わせた演出が好印象)。
・エピソード2視聴終了時点
戦闘回として、これまで観たアニメの中で最高に格好いい出来(★★★(神回)評価)。
・エピソード3視聴終了時点
前回に続きバトル回として◎。
加えて、ラプラスシステムの謎解きの面白さが描かれ始める点も高評価したい。
・エピソード4視聴終了時点
この回もバトルシーンは迫力の展開で、巨大MAシャンブロの迫力は『鉄血のオルフェンズ』の武人殺戮機ハシュマルをも大きく上回る出来(※2度目の★★★(神回))。
なおこの回から、Gパイロットの看取り人=ブライト・ノア大佐(ロンドベル所属戦艦ラー・カイラム艦長)登場。
・エピソード5視聴終了時点
この回もデラマチック展開で◎だが、偽装船ガランシェール&戦艦ネェル・アーガマのケーブル接続に苦闘中のバナージにオカルト現象発生(※戦死したギルボアの亡霊出現)は不必要な演出であり、出来の良い回が続いているだけに白けて非常に残念。
・エピソード6視聴終了時点
多数の登場キャラの行動理由を一人ずつ確り読み取る必要があるので、非常に理解に難儀する回だが、3周目でようやく★★(優秀回)認定。
・エピソード7視聴終了時点
悪くない出来ではあるが、“精神感応”でとにかく“分かり合える”という設定が安直に思えて、どうしても評価が今ひつつになってしまう。{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

※「逆襲のシャア」から3年後(宇宙世紀0096年)の物語

========= 機動戦士ガンダムUC (OVA) (2010年3月-2014年6月) =========

episode 1 ユニコーンの日 ★ {netabare}宇宙世紀(U.C.)開暦セレモニー中の事故、ラプラスの箱を託す者、バナージとミネバ(偽名オードリー)の出遭い、インダストリアル7騒乱、ガンダムUC起動{/netabare} (2010年2月) ※約58分
episode 2 赤い彗星 ★★★ {netabare}フル・フロンタル大佐機ネェル・アーガマ強襲、ジオンの姫の覚悟、ガンダムUCvs.シナンジュ、資源衛星パラオの一幕{/netabare}  (2010年10月) ※約59分
episode 3 ラプラスの亡霊 ★★ {netabare}RX-0奪還作戦(連邦軍)、リディ少尉&ミネバ地球へ、NT-D発動実験(対キュベレー再戦)、強化人間マリーダ(プルツゥエルヴ)、ラプラス(旧首相官邸)残骸での再実験、ダグサ中佐戦死、ギルボア戦死、大気圏突入{/netabare}  (2011年3月) ※約59分
episode 4 重力の井戸の底で ★★★ {netabare}連邦首都ダカール騒乱、マーセナス家の真実、ビスト財団暗躍、ジンネマン船長との砂漠横断、ジオン残党の怨念、巨大MAシャンブロ暴走、カークス少佐戦死、ロニ・ガーベイ少尉戦死、バンシィ降下{/netabare} (2011年11月) ※約60分
episode 5 黒いユニコーン ★★ {netabare}調整されたマリーダ、ブライトの画策、ガランシェール隊のガルダ突入、ミネバの選択(リディ拒絶、バナージとの再会)、マリーダ奪還、ネェル・アーガマとの合流成功、連邦軍ゼネラル・レビル来襲、フル・フロンタル来援 ※オカルト現象は蛇足×{/netabare} (2012年5月) ※約54分
episode 6 宇宙(そら)と地球(ほし)と ★★ {netabare}ゼネラル・レビル撤退、ネオギオン軍のNA乗り込みと不和、フル・フロンタルの目的公表(サイド共栄圏建設&地球排斥、ジオン共和国解体を阻止するための“箱”奪取)、ミネバのラプラス最終座標暴露、艦内騒乱、フル・フロンタル退去(ミネバとの決裂)、NAインダストリアル7へ、バンシィ出撃(リディ搭乗){/netabare} (2013年3月) ※約59分
episode 7 虹の彼方に ★ {netabare}ガンダムUC同士の激突(バナージvs.リディ)、ネィル・アーガマ防衛戦(対ネオジオンMS隊)、マリーダ戦死、再びビスト邸へ(サイアム・ビストとの対面、“箱”の正体(宇宙世紀憲章の失われた最終条文))、ネオジオング(フル・フロンタル搭乗)vs.G2機、大佐の魂の昇華、財団&連邦幹部のシャイアン基地集結・コロニーレーザー照射、G2機のレーザー直撃阻止、ミネバ演説(“箱”の秘密公表){/netabare}  (2014年5月) ※約90分
-------------------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)3、★(良回)2、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.5 

※総計439分=7時間19分≒18.5話(1クール半)に相当

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16

68.9 2 2010年冬(1月~3月)アニメランキング2位
けいおん! 番外編 「ライブハウス」(OAD)

2010年1月19日
★★★★★ 4.1 (206)
1402人が棚に入れました
第1期DVD、Blu-ray Discの第7巻に収録。

第14話に当たる。

唯たちのバンド「放課後ティータイム」は、大晦日にライブハウスで開催される「年越しライブ」に参加することに。

はじめてのライブハウスにドキドキのメンバーだが・・・。
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

放課後ティータイムが年越しライブでドキドキ…!?

こちらは「けいおん!」の地上波では放送されていない番外編です。
唯たちのバンド・放課後ティータイムは,大晦日にライブハウスで開催される「年越しライブ」に参加することになります。
初めてのライブハウスにドキドキのメンバーだが…―っていうあらすじです。
今までの活動は学校内だったけど,初めて学校の外で活動することになるんですね。
わたしは澪ちゃんと同じくびびっちゃうタイプだなぁ。
でも,みんなが居るから心強いね★
{netabare}自分たちより1歩も2歩も先に進んでいるバンド達と一緒にライブをするっていうのは引け目を感じちゃいそうだけど,先輩バンドの皆さんが分からないことだらけの放課後ティータイムを助けてくれます。
ライブハウスってあまり行ったことがないのだけど,ライブする側のことがいろいろ知れて興味深かったです。
リハではみんなで転んで「大丈夫か!?」って感じではあったけど,なんとか無事にライブハウスでの初ライブを終えることができます。
そしてみんなで年越し!!
でも,年越しの瞬間に起きてたのは律ちゃんと澪ちゃんだけでした(^▽^;)
そして年が明けて唯ちゃんに起こされたみんなは初日の出を見にいきます。
眠いし外は寒いし「いいや~」ってなるよね。
でも,みんなで過ごす年越しは後から思い出したらすっごく幸せな思い出になるんだろうなぁって思いました。{/netabare}

この番外編で放課後ティータイムは一回り成長したかもしれないけど,メンバーは相変わらずほのぼのとしていて,楽しんで観れたしなんだか羨ましくなるアニメでした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あったか♡あったか♡

{netabare}
冬休みの大晦日、放課後ティータイム
ライブハウスデビューのお話しです。

客席から見るとそうでもないけど、ステージから見ると
客席がとても広く見えますよね。
ライブを経験した人なら誰もが感じるドキドキ感が
とてもよく伝わります。

憂ちゃん、純ちゃん、和ちゃん、さわちゃん先生も応援。
お姉ちゃんに貰った憂ちゃんのお魚マフラーがまた
可愛いいんです。

ドタバタありながらも無事ライブを終えて、
平沢家で憂ちゃんお手製の年越しそば。
さわちゃん先生までガッついてるし…
年越しまで生徒と一緒にいるって、する事無いのかな?
でも、やっぱりこの子達が大好きなんですね。

初日の出を律、澪、紬、唯、梓で見るシーン。
さわちゃん先生は寝ています。
朝日に照らされた5人の横顔、とても素敵です。
これだけでも観る価値あります!
あずにゃんのトラ耳にも萌えちゃいます♡

私も学生時代、部活のメンバーと初日の出を見た
あの感動を思い出しました。

これといってお話しに起伏は無いけれど、(いつもの事?)
寒い冬の日でも温かな気持ちさせてくれる作品です。
あったか♡あったか♡
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 34

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

けいおん!第1期番外編② 一瞬でずっとの青春を感じる良い1話

原作未読。アニメ1期視聴済み。
番外編(#14話)のレビュー。

バンド「放課後ティータイム」としてはじめて、年越しライブに参加するお話。

初ライブへのドキドキ感と緊張の中での嬉しさや成長が描かれたお話でした。もっと各々のライブへの気持ち描いてもいいのかなーとも思うくらい、メンバーたちは相変わらずのゆったりふわふわな感じでした。

さわちゃん先生が昔のメンバーに会った時の、変わってないねに対する「だって、私あの子たちの先生してるんだから」っていうセリフは凄く良かった。凄くエモみ感じた。
何年かぶりに昔の友達に会った時のあの感覚と、紛れもない時間の流れを感じるあの瞬間。放課後ティータイムの5人も、これから過ごしていく時間がずーっと残ると思うと今の瞬間が青春だよな…って凄く思った。

#13冬の日の方が好きだけど、この1話もさわちゃん先生の一言が入るだけで物凄くいい1話になってるなって思いました。満足。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11

65.2 3 2010年冬(1月~3月)アニメランキング3位
機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションII エンド・オブ・ワールド(OVA)

2009年12月22日
★★★★☆ 4.0 (40)
364人が棚に入れました
西暦2312年。ソレスタルビーイングと、国連軍との最終決戦から4年。地球連邦政府を樹立した人類は、さらなる国家の統合、人類の意思統一を目指すべく、連邦正規軍とは別に、独立治安維持部隊『アロウズ』を組織する。しかし、その実態は、統一に名をかりた反政府勢力や主義、思想等への非人道的な弾圧であった。夢を叶え、ルイス・ハレヴィとの約束を守るべく、宇宙技術者の道に進んだ沙慈・クロスロードも、否応なく連邦政府の改革に巻き込まれていく。一方、4年前の最終決戦で生き延びた刹那・F・セイエイは、ソレスタルビーイングによって変革を促された世界の行く末を見つめていた。監視者、アレハンドロ・コーナーを倒し、争いのない平和な世界になることを夢見て。しかし、彼が目の当たりにしたものは『アロウズ』によって作られた弾圧という名の平和、歪み続ける現実であった。彼は再び戦う決意をする。世界を変革出来うる力、ガンダムと共に。再び動き出す世界で刹那や沙慈の進み行く先はどこに向かうだろうか?2ndシーズン前半を再編集した特別版!

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

テレビシリーズ視聴済みの方が見直すことが目的の場合は十分役割を果たせると思います

ガンダムダブルオー総集編の2作目。
セカンドシーズンの1話目から13話までをまとめたもので、1台目のメメント・モリ破壊に成功するところまでとなっています。
ファーストシーズンをOVA1本に凝縮した1作目よりは余裕のある構成になっていて、さすがに1作目に比較するとまとまっていると感じました。
テレビシリーズ視聴済みの方が見直すことが目的の場合は十分役割を果たせると思います。
ただそれでも端折られている部分は多くあることに加え、1作目がアレだったために総集編で視聴となると話についていけないと思います。よって、未視聴の方にはおすすめできません。

1作目同様、カット箇所、残留箇所は配慮が感じられました。
有名なト裸ンザム空間についてはノーカットで繰り広げられ、また、リボンズと接触するために潜入したパーティーのティエリアの女装シーンも残されています。これには思わずニッコリです。
ただし、その間の刹那とルイスの邂逅シーンはなかった気がします。
なお、スメラギさん再着任時のパッツンパッツンの制服シーンはカットされています。これには憤怒。
OVAなのでむしろ過激にするくらいがええんやないかと思ったり。
あと、細やかにカットがされているので、ルイスと沙慈のすれ違いのシーンが少なくなり仕方ないのですが物語の深みがテレビ版に比較すると薄いと感じました。
コーラサワーやグラハム・エーカーなど、個性的なキャラ達もそのキャラクター性が薄く感じられました。
テレビ版時点で結構濃い作品だったため、ここは仕方のないところかもしれません。

総集編関係ないのですが、ダブルオー初出撃のシーンはやっぱりいいですね。
ダブルオー出撃とメメント・モリ破壊はなにげに一番好きなシーンかもしれません。
総集編としてというより、ダブルオーという作品が名作なので、そういった意味で楽しく視聴できました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

アニメ2期前半の総集編

2時間ほどでサックリ見られるので

時間がない方におススメです

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

64.6 4 2010年冬(1月~3月)アニメランキング4位
機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションIII リターン・ザ・ワールド(OVA)

2010年2月23日
★★★★☆ 3.9 (33)
296人が棚に入れました
西暦2312年。ソレスタルビーイングと、国連軍との最終決戦から4年。地球連邦政府を樹立した人類は、さらなる国家の統合、人類の意思統一を目指すべく、連邦正規軍とは別に、独立治安維持部隊『アロウズ』を組織する。しかし、その実態は、統一に名をかりた反政府勢力や主義、思想等への非人道的な弾圧であった。夢を叶え、ルイス・ハレヴィとの約束を守るべく、宇宙技術者の道に進んだ沙慈・クロスロードも、否応なく連邦政府の改革に巻き込まれていく。一方、4年前の最終決戦で生き延びた刹那・F・セイエイは、ソレスタルビーイングによって変革を促された世界の行く末を見つめていた。監視者、アレハンドロ・コーナーを倒し、争いのない平和な世界になることを夢見て。しかし、彼が目の当たりにしたものは『アロウズ』によって作られた弾圧という名の平和、歪み続ける現実であった。彼は再び戦う決意をする。世界を変革出来うる力、ガンダムと共に。再び動き出す世界で刹那や沙慈の進み行く先はどこに向かうだろうか?2ndシーズン後半を再編集した特別版!

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

マリナ姫が不憫

ダブルオー総集編OVA作品の3作目。セカンドシーズンの14話からラストまでが収録されています。
このあたりは本放送時にも重要なシーンが連続していて、個人的な感想ではカットができないタームだと思います。
そこを一時間半強におさめているため、2作目以上に短縮に無理のある部分が多かったように感じられました。
一方でラストにカットの追加があり、テレビ放送時とは演出の異なるラストとなっています。
そこ以外にも追加はあるのですが、主にカットしたしたことによるシーンのつなぎ目的のため、ラストの追加カットだけは本OVAシリーズを見てきた方へのご褒美のように感じました。

2作目でカタロン襲撃シーンがまるっとカットされていたことに関連し、マリナ・イスマイールのシーンがガンガン減っています。
マリナと孤児の子どもたちによる平和の歌が存在ごとなくなり、そのためもはや彼女がなんのためにいるのかわからなくなっています。
個人的にはマリナ姫は好きでも嫌いでもないキャラなのですが、少し不憫に思いました。
また、王留美のシーンも大幅にカットされています。
マリナ姫もですが、王留美もスペシャルエディションではほとんど出番がなく、実のところ大して重要な役割でもなかったのかなぁと。お兄様に至ってはスペシャルディションで発言したシーン自体、記憶にありません。
また、先にも書いたとおり、ラストが少し違っています。刹那とリボンズの最終決戦のあとです。
どちらかというと、総集編のほうがいい終わり方と思います。
こういった追加シーンはいいですね。単にテレビシリーズをなぞるだけではなく、追加シーンがあると嬉しくなります。
なお、テレビシリーズで話題となったライルとアニューの服を着たままベッドシーンは、本OVAでも服を着たままです。FxxK!!

ダブルオー自体が名作のためスペシャルエディションも楽しく見ることはできましたが、全編を通してOVAに収める事情からやむを得ずに必要なシーンもカットされているのが残念に感じました。
再視聴でも、テレビ版をよっぽど何度も見て内容を覚えているという方でない限りは、テレビ版を見ることをおすすめします。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

内容を気にせずMS戦だけ見たい方にはオススメ

OO事態が元々激しいMS戦ばかりの作品であり
それがさらに短縮されているのでほぼ戦闘シーンです。
なので内容とかどうでもいいからカッコいいMS戦だけ見たいという方にはオススメ

内容にはあまり期待はできません。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

アニメ2期後半の総集編

1時間半ほどでサックリ見られるので

時間がない方におススメです

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

64.4 5 2010年冬(1月~3月)アニメランキング5位
装甲騎兵ボトムズ 幻影篇(OVA)

2010年1月1日
★★★★☆ 3.8 (12)
76人が棚に入れました
夫婦となったバニラとココナは、別れを告げることもなく去ったキリコとの思い出の地を巡っていく。ウド、クメン、サンサとキリコとの再会という淡い思いを抱きながら旅する彼らを待ち受けるものとは? 1983年に放送され、そのミリタリーテイスト溢れるメカ設定や、主人公・キリコを取り巻く過酷な物語の魅力もあいまってリアルロボットアニメの金字塔と名高い『装甲騎兵ボトムズ』。その人気はTVシリーズの放送以後、後日談やサブエピソードがOVAや劇場版、小説などで描かれ続けているほど。本作はTVシリーズから約30年後、OVA『赫奕たる異端』及び小説『孤影再び』以降を舞台したOVA作品。高橋良輔監督はじめ、TVシリーズのスタッフが再集結したことでも話題となった。

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

過去の清算

幻影編に関してレビュー少ないですね。見てない方多いのでしょうか?

 ボトムズなんて見た事無いという方、幻影編から見ても訳が分からないのでスルーしてください。
ボトムズってシリーズは本編の話を幻影編に至るまでずっと引き摺ってますので、見るなら本編からです。そして、今の時代のアニメに慣れた方はきっと古臭くてツラい筈。最新の幻影編ですら若い世代に迎合しようという気が全くないのがボトムズってもんです。


本編からova含め全部見てきた方で、幻影編見てない方へ。

・相変わらずカオスなウドの町
・内戦終結後のクメンとポタリア
・老いたゾフィー
・モンテウェルズ法王との因縁の結末
・本編以来お久しぶりなあの方との対決。

ここまで書くとほぼネタバレな訳ですが、ボトムズ好きなら面白い面白くない別にして興味持たざるを得ない話な訳で。
私は見た方がいいと思います。

 私は正直、もうボトムズに関しては見て面白い面白くないという次元で語ろうとは思えないんですよね。言葉にするの難しいですが、高橋良輔監督が続ける限り、私は最後まで付き合おうと思ってます。

こんなシリーズ他にないと思います。
ガンダムは作品ごとに主人公も時代も情勢も変わっていく。視聴者に対しても巧くアレンジしながら時代に合わせてます。
ボトムズのアストラギウス銀河は停滞した世界であり、やってることは本編から変わらず。軸はキリコと神からブレてない。
もう、私らボトムズ信者しか相手にしてないとしか思えません。それに私達を失望させる程ヒドイ作品に落ちぶれた訳でも無い。
ならば最後まで付き合うのが義理ってもんじゃないかなと。

まぁアニメって義理で見るものか?と問われたら違いますけどねw

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

62.6 6 2010年冬(1月~3月)アニメランキング6位
うる星やつら ザ・障害物水泳大会(OVA)

2010年1月29日
★★★★☆ 3.7 (23)
97人が棚に入れました
週刊少年サンデー50周年と高橋留美子連載開始30周年を記念して催された「高橋留美子展」用に制作された新作オリジナルアニメ。監督は劇場用アニメ「ザ☆ドラえもんズ」シリーズや「Dororonえん魔くん メ~ラめら」などで活躍する米たにヨシトモ。脚本には「機動警察パトレイバー」でデビューして以来、「ヒカルの碁」、「NARUTO -ナルト-」、「BLEACH」、「侵略!イカ娘」などの数々の人気アニメで活躍する横手美智子。テレビシリーズは当初、原作ファンからのバッシングや低視聴率に苦しんだが、後に高視聴率を挙げ絶大な人気を博した。今作において初めて、主人公・諸星あたる役の古川登志夫のクレジットがトップとなった。茹だる様な暑い夏。イベント好きな友引高校で、宿題免除の特典付きの障害物プールサイドまで辿り着け大会が開催される。“温泉マーク”らの教師陣が用意した障害を乗り越え、どうにかプールまで辿り着くと、今度は爆弾ボールを使った球技大会へと移行。宿題免除の他、校長の口吻と言う何とも拒否したい副賞に悩みながら勝ち残って、いざ決戦。そこにラムを訪ねて遊びに来た弁天、お雪が加わり、事態は最終局面へ…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やっちゃったみたいね♪

週刊少年サンデー50周年と高橋留美子連載開始30周年
を記念して作られた作品。2008年12月23日~上映。
ソフト販売は2010年1月29日?

週刊少年サンデー50周年記念。
皆が集まる素敵なパーティー♪

はっじまり♪はっじまり~♪

季節は夏~って事で水着回ですが・・うる星ですから・・
普通の水着回のはずもなく・・障害物水泳大会なのです♪

タイトルコールまでの間、犬夜叉・かごめ・乱馬等登場。

日暮かごめ(雪野五月)
犬夜叉(山口勝平)
早乙女乱馬(山口勝平/林原めぐみ)

あら・・かごめの声ってフルメタのかなめだったのね・・

何故か現代設定で諸星家にエアコンがw
作画は当時のデザインを残した形でデティールに拘った?

水着といえば竜之介?いったいどっちを着るの?
全校生徒って事で・・何処かに色々混じってても解らない
ほど・・誰得か不明のサブキャラMOBキャラが盛り沢山。

あたると終太郎のむふふ描写?

新しいver・・俺は女子だ!

学校行事なので、出ないのかな?と思われた弁天・お雪
他にも色々でてきたりのオールキャストな感じ♪

又何かの切欠が有れば新作が出るかもね?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2010年新作!

TV版と見比べようと思って、Wikiで放送リストを調べたがそれらしいのが見つからない。
コミックスで内容を知っていたので、リメイクだと思って見たが、アニメ版の新作だったのか!
らんま、犬夜叉が序盤に友情出演するのはちょっと引いたが、やっぱりうる星は面白い。
どうせなら「最後のデート」(これは泣ける!)をやってほしいものだ。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これぞ王道

偏った評価すみません

10年前の作品ですが
TVシリーズとほぼ変わらぬ声優陣
どーでもいい話だけど
お約束祭りと
テンポの良さと
あぁいい作品を子供の頃に観てたなぁとしみじみ

作画は少しちがうけど
ありかなという感想でした

るーみっくワールド、素晴らしい

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

62.2 7 2010年冬(1月~3月)アニメランキング7位
名探偵コナン KID in TRAP ISLAND(OVA)

2010年1月1日
★★★★☆ 3.7 (12)
75人が棚に入れました
2010年のOVA作品。

怪盗キッドと少年探偵団の交流が描かれるアクションミステリー。

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

キッドと少年探偵団

アルテミスの涙を盗んだキッドと少年探偵団の交流がメインの話。

歩美ちゃんが鼻声。コナンの登場シーンが少ない。
蘭と園子の水着姿が見れる。

EDはHundred Percent Freeの「Hello Mr.my yesterday」

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

61.5 8 2010年冬(1月~3月)アニメランキング8位
GA 芸術科アートデザインクラス OVA(OVA)

2010年1月1日
★★★★☆ 3.7 (50)
209人が棚に入れました
まんがタイムきららCaratなどに掲載された、きゆづきさとこによる同名4コマ漫画を原作としたアニメ。テレビシリーズのソフト・リリースに合わせて発売されたOVAに収録されたTV未放映の1エピソード。収録されているタイトルは、GA1年の5人組のひとりである山口如月が青空の絵に憧れる「青空が描きたい」。OVAにはアニメ本編のほか、特典映像としてキャスト座談会も収録されている。初回限定版には、webラジオ出張版のCDなども付属。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

素描より素猫(※子猫でも読みスねこ)がいいな~♪

デフォルメの強い4コマ系。
ひだまりスケッチより美術
ネタが多めの内容。
微妙な空気感が特徴かな?

山口 如月(戸松遥)
野田 ミキ(徳永愛)
友兼(沢城みゆき)
大道 雅(名塚佳織)
野崎 奈三子(堀江由衣)

個性のあるキャラのギャグ
展開が多いけどマニアック
なネタが多いかな・・?

緩く見れる日常系とは少し
違うかな・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

二期やってほしいな

原作未読

ovaじゃなくて二期やってくれ。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

唯衣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトルなし

OVA全1話
2010年4月2日発売

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

61.4 9 2010年冬(1月~3月)アニメランキング9位
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 未放送エピソード「シンプルな人々」(その他)

2009年12月23日
★★★★☆ 3.7 (29)
147人が棚に入れました
DVD/Blu-ray Disc第5巻に付属される。

ウィンリィとホークアイ、2人の出会いと裏エピソードを綴ったストーリー。

いしゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

未放送エピソード2

あらすじは あにこれを参照ください。

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST の未放送エピソード2
先に 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST の視聴をお勧めします

ウェンリィのピアスと ホークアイ中尉の髪型の秘密が今回明らかに。

そんな理由だったのですね 12分の作品なので その目でご確認を

しかし エド 女心鈍すぎですね。

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

61.1 10 2010年冬(1月~3月)アニメランキング10位
文学少女 今日のおやつ 〜はつ恋〜(OVA)

2009年12月26日
★★★★☆ 3.6 (71)
355人が棚に入れました
『“文学少女”シリーズ』(ぶんがくしょうじょシリーズ)とは、野村美月著・イラストは竹岡美穂による日本のライトノベルのシリーズ作品である。本作は、『"文学少女"見習いの、傷心。』に収録されたOVA。

junior_ttm さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

美人な先輩と文芸部でふたりきりで過ごす放課後

ヒロインである先輩が本を食べる設定等、説明が不足している部分が多い
原作小説各巻の冒頭部分にあたる放課後の描写のみという趣が強く、原作小説の構成である「冒頭ほのぼの」「後半ドロドロ」という特徴の前半の取っ付き易い部分のみを映像化している

映像は原作絵の美しい光の表現を上手く再現しており、非常に綺麗

キャラクターデザインは原作絵を頑張って忠実に再現しようとしている努力はあるが、結局多少なりとも破綻が見えて残念

原作のほのぼの部分のみが好き、という人にはこの作品だけで十分かも
でもこの作品だけ観た人には、本作品が単なる青春モノっぽく見えてしまうのはどうなんだろう?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

楽しげに語る

さまざまな文学をケーキや料理に喩えては、
恍惚の表情を浮かべる少女、遠子。
彼女にはもうひとつの変わった癖があり・・・

遠子が部長を務める文芸部にはもうひとり、
彼女の癖を理解し、出されるどんなお題でも
小説にしてしまう男子部員、心葉がいて。

文学少女というタイトルどおり、透明感があって
なんとなく古風な雰囲気が漂う遠子の、
文学に対してのあふれんばかりの愛情を楽しげに語る様を
明るいタッチで描いた作品です。

ちなみに、サムネイルのジャケットにある絵とは、
キャラデザインだいぶ違います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

良かった

今作はとりあえず遠子先輩の可愛さを愛でる回
時間も短く、説明は大事なところを少しといった程度
大体は遠子先輩の魅力を存分にアピールしたお話ですね
花澤香菜さんの声もぴったしでした
彼女のハイテンションな声が聴けて満足です

特に観なきゃいけないとかではないですが、
劇場版観る前にチェックしておくと観やすくなるかもです

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17

61.1 10 2010年冬(1月~3月)アニメランキング10位
Fate/stay night TV reproduction Ⅰ(OVA)

2010年1月22日
★★★★☆ 3.6 (16)
131人が棚に入れました
劇場公開を記念して、大ヒットTVシリーズ「Fate/stay night」(スタジオディーン版)が特別版で登場。

2010年1月の劇場公開を記念して、TVシリーズを再編集した特別版が登場!

TVシリーズ前半(#1~12)を再編集し、全編再撮影による高画質化。オープニング/エンディングともに新曲制作。

新作映像によるオープニングアニメ収録。

曲はTVシリーズ本編のOPテーマである「タイナカ サチ/disillusion」を大胆にアレンジ&ボーカル新録音。

EDテーマも、この作品の為の新曲!前編は“樹海 feat. タイナカ サチ”、後編は“タイナカ サチ”がそれぞれ担当!

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ディーン版Fateの総集編第一巻

ディーン版Fate/stay nightの総集編。
全2巻の1巻目で、TVシリーズの1話から12話までをDVD1本、約60分に集約した内容となっています。

1話あたり20分と考えても3話分ほどの尺で12話分のストーリーを詰め込むとどうしても無理が出るのではと思いきや、これが意外にちゃんとしていました。
駆け足感が出てしまうのは否めないですが、以前見たUBW劇場版と比較しても、無理のない総集編だったように感じます。
ただ、元々前半1クールはゆっくり目の展開で、後半の2クール目で怒涛のサーヴァント死亡ラッシュがくるので、ただでさえ駆け足感あった2クール目がどうまとめられるかというと不安があります。

セイバー召喚、聖杯戦争の説明、バーサーカー戦、士郎の修行、ライダー戦とパラパラと画面が移り変わり、早送りで見ているような感じはありましたが、話のつながりは大事にされているようで、Fate編はこの総集編で入るでも問題ないかなと思うほどでした。
一方で、藤ねえやさくらの登場シーンは大幅に削られているかなと感じました。
Fate編においてはさくらは終盤まで出番はないし、藤ねえも箸休め的なキャラなので、いいんじゃないかなとは思います。
そういう意味では、後半は死亡ラッシュに加え、ラブコメ展開もあるので、2重でうまく収められてるのかなと。
本作は良かったですが、どちらかというと次回作が心配ですね。

なお、OPとEDは曲も映像も新規でした。
その手の総集編でOPの映像が新しいのは嬉しいです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

爺の悩み さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

総集編みたいな感じ

サクサク進むので初見はお勧めしない。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

60.8 12 2010年冬(1月~3月)アニメランキング12位
のだめカンタービレ 特別番外編(OVA)

2010年1月1日
★★★★☆ 3.6 (17)
108人が棚に入れました
原作者、二ノ宮知子のエピソード書き下ろしによる限定版コミックス24巻同梱のオリジナルアニメーション。舞台はパリ。千秋の作った料理にのだめが醤油をかけたことにより喧嘩になる二人。そこにリュカがデートの誘いの電話をしてくる。千秋に当てつける為にその誘いを受けるのだめだが。

momomax さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観られてないので、別のOVA感想^^;

特別番外編(24巻OVA)なのですね。
いつか観られると良いな~♪



別のものですが…
OVA DVDVol.1 オリジナル特典話 
「峰と清良の再会」
相変わらずの峰が見られます。
清良の可愛らしい面が微笑ましい。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

60.7 13 2010年冬(1月~3月)アニメランキング13位
遙かなる時空の中で3 終わりなき運命(OVA)

2010年1月3日
★★★★☆ 3.6 (15)
122人が棚に入れました
「白龍の神子」として異世界に召喚された春日望美は、九郎義経らと共に行動しながら、平家の生み出す怨霊を封じてきた。
しかし、幼なじみで同じく異世界にやってきた有川将臣は、平家の還内府として源氏と敵対する立場にあった。揺れる心を抑えつつ、仲間を守るため平家と戦う望美。だが、一ノ谷の合戦後、九郎は源氏の中で孤立してしまう。さらに、九郎には謎の刺客が差し向けられていた。
屋島決戦を迎え、望美たちが見たものとは…。

声優・キャラクター
川上とも子、三木眞一郎、関智一、高橋直純、宮田幸季、中原茂、井上和彦、保志総一朗、石田彰、桑島法子、置鮎龍太郎、川村万梨阿、浜田賢二、花輪英司、松田佑貴、鳥海浩輔

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

遥かシリーズは大好き

遥かシリーズの3番目。
声優は変わってないけど、キャラが前回と変わってて新鮮だった!
でもあたしはやっぱり初代派です笑笑

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

60.3 14 2010年冬(1月~3月)アニメランキング14位
課長の恋(OVA)

2010年1月1日
★★★★☆ 3.5 (16)
91人が棚に入れました
九州男児原作のボーイズラブ四コマギャグ漫画を原作とするフラッシュアニメ。原作コミックはリブレ出版から刊行されている。主人公・大宝和彦課長(33歳)は、彼女いない歴33年――そして根っからの男好きである。その大宝課長、新入社員の原田と付き合いだしてからというもの、持ち前の変態っぷりをいかんなく発揮! めくるめく超弩級どエロなボーイズラブワールドを展開させていく。ただし、本作はあくまでギャグ作品、大宝課長と原田の恋愛模様はエロと笑いを巧みに配合した、抱腹絶倒、爆笑必至の仕上がりとなっている。なお、本作のキャストはいずれも男性声優であり、雄汁つゆだくだ。まさに、腐女子の、腐女子による、腐女子のためのオフィスラブ作品なのである。

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ギャグ>ハードゲイ アニメ B+

原作未読

本作は、(私の見たところ)ハードコア・ゲイ&ギャグアニメです。あくまでもギャグが主体の作品なので、いわゆる腐女子と呼ばれている人々が好むものとはだいぶ違っているように思います。男性が見てもそれなりに楽しめるのではないかと感じましたが、BL(ボーイズラブ)というだけで拒絶反応を起こす人には無理でしょうね。

本作は、フラッシュアニメなので、動きには期待しないで下さい。というよりも、動きで面白くする、又は面白さが増すタイプの作品ではないので、フラッシュアニメで十分だと思われます。ネタのつくりと、声優さんの演技、この2つさえ揃えば、十分に作品として成り立ち得ます。

内容としては、地上派で放送するにはちょっと問題があるもので構成されていますので、一人で見ることを推奨します。間違っても、家族と一緒に見ないようにしてください。ハードゲイのあるあるネタが多いように思うのですが、その世界のことを詳しくしらない私にとっては、真偽のほどは良く分かりません。

ちょっと心配なのは、同性愛者への偏見が助長されるのではないかということです。当のゲイの方々はどのように思うのかについては、かなり興味があります。笑い飛ばしてくれる豪快な人も勿論いると思いますが、そうでない繊細な人だっているでしょう。その辺は異性愛者と変わりないように思いますね。

愛の形は様々なもの。様々なパターンがコメディ化されるのであれば歓迎するところですが、特定の方々に集中砲火を浴びせかけることのないように気をつけたいですね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 15

Gメン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ねーよ!いや、あるある?w

ゲイが、もしくはそれに詳しい誰かが作ったと思われる。
いろんなネタが散りばめられている。

実際のあるあるネタだったり、二次元での描写にはよくあるけど実際にはないようなネタまで様々。

ギャグで大部分が構成されているので始終笑えて気持ちがいい。
俺もゲイだから多分他のゲイに見せても笑える感じなんじゃないかと思う。不快感はなかったよ。
確かに勘違いを助長してる部分はあると思うけどw
でも面白ければいいの!
このセカイ、笑い飛ばさなきゃやってらんないもん。
ゲイバーのシーンめっさ吹いたしw
あれはあるある。

こういう作品が増えていくことは素直にありがたい。
何も知らないよりはゲイに対して親しみやすさが湧いてくるんじゃないかと期待してみるw
結局、ゲイなんて性のはけ口が同性ってだけで、やってることはノンケと変わんないからね。
え?同性ってところが問題なんだろ!って?
ダイジョウブ、ゲイでも相手は選ぶからw通り魔と勘違いされちゃ困る。


ちなみに、九州男児のブランド力が高いのはホント。
九州男児のブサメンよ、喜べっ!
ゲイにはモテるぞw

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

タイガー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

男です。

待って待ってwwww
何気なく見たら吹いたんだけどwwwww

30分のBLギャグアニメ

OVAってことゎ本編があるのかな?
わかんないけど30分で結構楽しんだ

ツッコミどころ満載なんよ笑
声優さんもしっかりしててさらに笑ったわww

思わぬ発見した作品

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

59.9 15 2010年冬(1月~3月)アニメランキング15位
べるぜバブ(OVA)

2010年1月1日
★★★★☆ 3.5 (14)
141人が棚に入れました
第4回ジャンプ金未来杯優勝作品『べるぜバブ』を映像化。制作はstudioぴえろ+。監督は「新・天地無用!」の高本宣弘。シリーズ構成は「のだめカンタービレ」「けいおん!!」の横谷昌宏。その凶悪さから“アバレオーガ"と呼ばれ、恐れられるヤンキーの“男鹿辰巳"。彼はひょんなことから大魔王の息子であり、人類抹殺の命を持った"べるぜバブ“を拾い、育てることになってしまう。

59.1 16 2010年冬(1月~3月)アニメランキング16位
赤い糸(Webアニメ)

2010年1月24日
★★★★☆ 3.4 (10)
26人が棚に入れました
奥下和彦の自主制作アニメ。出会いと別れを一本の糸で表現している。

スカルダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

赤い糸で繋がる

報道ステーションのオープニングムービー等を制作した、奥下和彦氏の大学の卒業制作作品。

2階調のポップな絵柄と、ポップな音楽がいいですね。

Web動画の広告なんかでよく聞くような音楽って、少し練習すれば自分でも弾けそうな感じがしてきた。

今度、一筆書きな仕事(なんだそれ)するので、話のネタとして覚えておこう。

アニメ以外の実写作品も面白い。
以下面白かったやつ。

We Are One
https://www.youtube.com/watch?v=MXoqjwfp4_s
m-floとのコラボ。198カ国の国旗がどんどん移り変わる。

報道ステーションのOPの曲I amは絶対弾きたい曲の一つだなぁ。

カンコー学生服のCM
https://vimeo.com/159021582
青春を作る会社っていいですね。

わたくしりとり
https://www.youtube.com/watch?v=jWlD5kjfmRA
センス良し。渋谷系の音楽がたまらん。

POST YOUR DREAM
https://www.youtube.com/watch?v=_nylfYoGDco
あ、いつもお世話になっております。Post itのCM。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

くまきっちん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

一筆書き

感覚としては一筆書きの用な感じです

タイトルの赤い糸がその一筆となり物語を作ります

人やモノ、時には誰かと誰かを結ぶものとなりいつまでもどこまでもつながっていく

そんな感じです

カンコー学生服が「赤い糸」というショートムービーを出していますがほとんど同じものです

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

59.0 17 2010年冬(1月~3月)アニメランキング17位
ムダヅモ無き改革(OVA)

2010年2月26日
★★★★☆ 3.4 (79)
345人が棚に入れました
沖縄での日米首脳会談後、第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュに麻雀を教えてほしいと頼まれたタイゾー。その流れでちょっと賭けてやってみようということになり初心者をカモにしてやろうと企むタイゾーだったが、すべてはジュンイチローをおびき出すための芝居だった。首脳会談の3日間麻雀を打ち続け大敗したブッシュはタイゾーを人質に、第89代日本国内閣総理大臣・小泉ジュンイチローに「点F-15」でリベンジを挑む。ここにアメリカ大統領と日本国総理大臣の麻雀勝負の幕が上がる。

waon.n さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

まさかアニメ化しちまってたか(できたのか)

【First impression】
 近代麻雀で爆笑の渦に巻き込まれたギャグ漫画であり、政治風刺という混ぜたら危険を思いっきり商業用でやっちまった作品。
 そのアニメ化とか聞いてないっす。偶然にAmazonプライムで発見したので観てみたら風刺の効いたギャグに腹を抱えた。チャップリンのライムライトで号泣した後だっただけに意味不明な感動も覚え情緒が行方不明に。

【Story synopsis】
 小泉ジュンイチローが各国のトップとマージャンで対決するって話。
 以上。

【Staff】
 制作会社       TYOアニメーションズ
 監督         水島努
 キャラクターデザイン 谷口淳一郎
 キャスト       ごっつ豪華
(森川智之、福山潤、伊藤静、有本欽隆、藤原啓治、生天目仁美、飛田展男、玄田哲章、大鳥三杉、高木渉、銀河万丈、納谷六朗、中田譲治、 内海賢二)wiki参照
 なんでこんなアニメにこんな豪華なキャストが? という疑問もさることながら、監督に水島努とキャラデザに谷口淳一郎のコンビというのも良いです。監獄学園を彷彿とさせてくれました。

【Review】
 こんなギャグで低予算感のあるアニメがまさかの豪華スタッフで制作されているという事実にまず驚愕するのですが、そこはまぁ置いておきます。

 開始5秒ほどで突拍子も無い展開を見せ、場面が一気に展開する。そこには麻雀卓が。しかし、そこでなぜ? とは思わせない。タイトルでそんなのは説明してるからいらないんだ。そう聞こえてくる展開力は、そんなこと思うよりも早く物語(?)は進んでいってしまう。おいて行かれないようにするのが精いっぱいだ。
 一度スピードが出たら降りることを許さないジェットコースターのようだ。しかもこのジェットコースター一番高い所からスタートで初速が最速なんですよね。そのまま止まらずに次の話へ突入していく。
 【この作品はフィクションです。実在の人物、国家とはかなり関係ありません】という注意書きこそあれ。もう実在の人物のイメージと名前を持ってきている時点で確信犯ですし、かなり風刺の効いた人物として誇張してかかれています。
 ただのギャグじゃないところがこの作品の素晴らしいところです。(多分)
 いや、もうこれ分からないです。そんな時間もかからないし面白いんで観てください。キャスト陣も超豪華で彼らの掛け合いがアニメで見れるだけでも貴重な存在として永遠に残るでしょう。
 個人的には“轟盲牌”をみることができただけでも満足です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ムダな時間などない!

小泉元首相が主人公の、麻雀もどきアニメ。

本作は、超豪華なメンバーが麻雀で外交を行うという変わったテーマです。
国士無双な男たちの争いって感じのストーリーのはずなんですが……。

1話数分という超短いOVAなので、麻雀シーンはかっ飛ばしだし、オリジナル展開です。
予備知識無しで見ると、なんかハイテンションに熱いことを言ってるだけの謎アニメに見えます。
短すぎて1秒もムダにできないんですもの。
OVAらしく、原作を知っている人のためのおまけ作品って感じですね。

とりあえず有名政治家たちがどのように記号化されているかが見どころでしょうか。
別にどの政治家の主張が正しいとか、全然そんな話はありません。
よくあるイメージがアニメキャラになるとどうなるか、って話です。

新しいキャラが現れるたびに笑っちゃう。

でもねー、麻雀シーンもゆっくり見せてくれないと原作の魅力が伝わらないですね。
{netabare}真面目な顔をして、牌を超握力で押しつぶして別の麻雀牌に物理的に変化させる{/netabare}とか、なんとも素敵なことをやってくれるので、そっちをじっくり見たかったなぁ。
天地創世とか笑うしかないので、ぜひ続きを作ってください(気になる方は検索)。

存在をすっかり忘れていたのに、思い出したら「ああ、あれ面白いよね!」と言っちゃう系の作品です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 27

wjgnl さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

たった今観終わった感想

水島努だから依頼されたというか、水島努にしか監督頼めそうにないような麻雀漫画をそこそこハイクオリティな作画でアニメ化。「政治(屋)風刺を全面に打ち出す闘牌」が楽しめる。駆け引きとか心理戦の要素はほぼゼロで全然そっち方面に力入れてない。パロディと時事ネタと貶し芸に特化した作風が笑える人には笑えるように作られてる感じ。貶す際に容赦ない描写で扱き下ろすのが特徴か。

時事ネタに関しては2014年の今観ると当然タイムリー感がないんだけどノリに着いて行けないこともないし意外と当時の出来事も覚えてるもんだとは思った。制作当時観てたらどんな気分だったろうなとか思ったりもするが別にそれはどうでもいいです。最近コンビニで極厚タイプの原作漫画売ってたんで気にはなってたけどまさかアニメ化してるとは思わなんだ(←最高にむかつく、とのこと)。観た「感想」は「楽しかったし笑えましたね」です。

とりあえず右とか左とかでいちいち過剰な反応したりしない成人向けの麻雀バカギャグアニメってことにしておく。

テンション高くてくだらないのが好きならぜひご覧くださいよ。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

58.3 18 2010年冬(1月~3月)アニメランキング18位
ルパン三世 the Last Job[ザラストジョブ](OVA)

2010年2月12日
★★★★☆ 3.4 (60)
321人が棚に入れました
ルパン、次元、五エ門の3人はイタリアのローマに潜入し、「 地獄如来像 」を盗み出す計画を実行。大規模な警備をものともせずに像を盗み出し、銭形の追跡から逃れようとしていた途中、像を狙うモルガーナの戦闘ヘリに襲撃される。ヘリのミサイル攻撃からルパンは辛くも逃げ切るが、銭形は爆炎に巻き込まれてしまい、煙の中から彼のトレードマークの帽子だけが転がり出てきた。後日、銭形の葬儀がしめやかに行われた。ルパン達は自分達なりの方法で銭形の冥福を祈り、再び動き出す。地獄如来像は、本来のターゲットに至るまでの鍵の一つでしかなかったのである。一方、インターポールの女性捜査官でありながら風魔忍者の血を引く神楽坂飛鳥も、自らの目的を達成するために動き出す。

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

タイトルの意味は?

ラストジョブというタイトルから、いろいろな推測がされている作品。
ルパンが盗みをやめ完結となるのか?
それとも高齢声優陣の総入れ替えという意味なのでしょうか?

◆この作品の内容は・・・
ナチスドイツの保養所からヒットラーの遺産といわれる日本の国宝級仏像を狙うルパン一味。
そこに謎の忍者強盗集団が現れ、そして銭形警部が・・・。

◆この作品を最後に声優陣が変わるのか?・・・
個人的には今の声優陣はすごく気に入っているので変更してほしくないのですが、主要キャストの声優陣の年齢は50~80歳なのでこればかりはどうしようもないですね。
実際この作品での展開は年齢を考慮した上での配慮らしいし・・・・。
それでも劇場版の「風魔一族の陰謀」の時の二の舞だけはごめんです。
それはそうと今回のゲストヒロインの声優は「涼宮ハルヒを演じた平野綾」。
ストーリー自体は従来の作品に比べると面白みが劣るものの、彼女の声を聞いているだけでもこの作品は楽しめました。

◆追加レビュー・・・
どうやら石川五ェ門、峰不二子、銭形警部の三人の声優変更が決まったらしいです。
石川五ェ門 → 浪川大輔(君に届けの風早翔太)
峰不二子  → 沢城みゆき(ローゼンメイデンの真紅)
銭形警部  → 山寺宏一(エヴァの加持リョウジ)
この変更はルパンファンの私にとってかなり重大なニュース!
はたしてこのキャスティング交代はうまく成功するのか?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 8

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

TVスペシャル第21弾(2010)

納谷悟朗の銭形警部の声がイタイタしいなと思って見ていたら、序盤早々銭形警部は死んでしまった!(ウソだろおいっ!)
銭形の弔いを終えたルパンたちは、「ローマ」と「フーマ(風魔)」の謎のお宝を追う・・・。
銭形警部はどうなったの?気になる方はぜひ観ましょう。
で、ルパンの仕事ってなんだったの?気になったのは私だけ?

このところの「ルパン三世」は、アクションに切れがなく、ストーリーも中途半端になって、面白さがなくなってきている。
最近は特にクオリティの高い作品が多いので、このままでは見捨てられるのでは?

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ルパン以外の主要声優陣の衰えを感じた

日本を意識した柴犬&忍者というのも面白みがないし、いつも通りの展開で飽き飽きしています。五ェ門の格を下げる無意味な台詞や少年漫画のような敵とのやり取りは大人には受け付けないでしょう。近年多い適当なSFに偏りがちな脚本も頂けません。オープニングの攻防はぐだぐだで画が醜く何が起きているのかまったく解らない。ラストももっさりアクションで締めくくられています。銭形警部はまったく動かないし、峰不二子も動きませんでしたね。個人的にはストーリーは流しで見といて、平野綾さんの声を聞いているのがベストかと。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

58.1 19 2010年冬(1月~3月)アニメランキング19位
灼眼のシャナたん2dos(その他)

2010年2月26日
★★★★☆ 3.6 (12)
74人が棚に入れました
OVA『灼眼のシャナS』第II巻(Blu-rayおよびDVD特典)

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

今回は食べ物ネタがやや強めかな

メロンパンが好物なシャナが冒頭から悠二の頭の上でカップ麺を食べるパターンは初めてかも。どういう関係なのか分からないけど、今回は食べ物ネタが割と多かったかな。あと、前半はヴィルヘルミナが活躍していて吉田さんは中盤から存在感を発揮するといった感じでした。

パロディっぽいネタが見受けられた印象で元ネタを知ってるとなお楽しめるのかな。

個人的にはオランダのパンケーキのくだりは少し勉強になりました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

57.7 20 2010年冬(1月~3月)アニメランキング20位
Fate/stay night TV reproduction Ⅱ(OVA)

2010年1月22日
★★★★☆ 3.4 (15)
112人が棚に入れました
劇場公開を記念して、大ヒットTVシリーズ「Fate/stay night」(スタジオディーン版)が特別版で登場。

2010年1月の劇場公開を記念して、TVシリーズを再編集した特別版が登場!

TVシリーズ後半(#13~24)を再編集し、全編再撮影による高画質化。オープニング/エンディングともに新曲制作。

新作映像によるオープニングアニメ収録。

曲はTVシリーズ本編のOPテーマである「タイナカ サチ/disillusion」を大胆にアレンジ&ボーカル新録音。

EDテーマも、この作品の為の新曲!前編は“樹海 feat. タイナカ サチ”、後編は“タイナカ サチ”がそれぞれ担当!

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ディーン版Fateの総集編第二巻

ディーン版Fate/stay nightの総集編 2巻目。
TVシリーズの13話以降ラストまでが約60分に集約されたものとなっています。

1巻はまとまりがよく、駆け足感はあまり感じられませんでした。
ただ、元作品からして最初ワンクールは元々カットしやすい内容だったことに対し、2クール目は怒涛のサーバント消滅ラッシュがあり、短縮は厳しいのではと思っていたのですが、思っていたよりもまとまっていたのに驚きました。

確かに展開は急ぎ足な感じはあります。
サーバントが次々消滅する隙をつくように、士郎とセイバーはいちゃつき始め、桜、イリヤ、凛、と、ヒロインたちも次々やられてゆきその後出番もありません。
藤ねえなんてもはや存在すら抹消されていて、原作では看板キャラなのに不遇な感じがしました。
また、サーバントの消滅は回転が早すぎて、ライダー、アサシン、キャスターあたりは、いつやられたのか気づかなかったくらいです。
本作で入った方は結構集中して見る必要が出てくると思います。
そういった点を踏まえても、元々展開の早いアニメを良くここまでまとめたものかと、作成スタッフさんには拍手を贈りたいです。
場面切り替わりでぶつ切りになってしまう点もありますが、そこは仕方ないものと考えると、意外に総集編から入ったとしても違和感は感じないかもしれません。
作品の該当、大まかなストーリー展開を抑えるには十分な総集編だと思います。
どこぞのロボットアニメには見習って欲しいところですが、どこぞのロボットアニメはTV放映版時点でぎゅうぎゅう詰めの4クールを2時間とか3時間に圧縮しているので、無理もないかなと思ったりしました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

爺の悩み さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

総集編みたい

サクサク進むので初見は勧めない。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

56.2 21 2010年冬(1月~3月)アニメランキング21位
腐女子の品格(OVA)

2010年2月26日
★★★★☆ 3.3 (13)
81人が棚に入れました
腐女子を100倍楽しめる、話題の新感覚コミックエッセイがFLASHアニメで登場です!!“腐女子ライフ”に共感すること間違い無し!このアニメを見た貴女は、はたして「品格ある腐女子」になることができるのか!?腐女子のことをもっと知りたいっ!と考える、男性諸君も必見だ!!

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

腐女子の「腐」の字はどう書くのっ? B+

原作未読

私は、以前、「腐女子の品格」というベスト10を作成しました。その後、この作品の存在を知り、ぜひ見なければと思い視聴してみました。

【腐女子】BL(ボーイズラブ;男性の同性愛)を好む女性の自虐的呼称です。広義には、オタクな女子全般を含める場合(アニメ「海月姫」のケース)もあるようですが、この作品では狭義の意味で使用しています。

この作品の位置づけはというと、腐女子向けの作品というよりは、腐女子のことを良く知らない人向けの入門篇といったところです。腐女子ならば常識であろうことが多く出てきていると思うので、入門篇と考えたのですが、実際のところ私は余り詳しくないので、内容にどれだけの真実味があるのかはちょっと不明です。ただ、入門篇といっても、一般の方が手にとって見るというのは、誰かに勧められたという事情でもない限り、ちょっと想定しがたいので、ある程度アニメ好きの人(~アニメオタク)に向けた作品であると思います。

レンタルで借りたDVDを再生してみて、いきなりびっくりしました。まず衝撃の映像が目に飛び込んできたのです。「えっ、ハードゲイ!?」・・・と思ったら新作紹介でした。人によっては視聴を止めるレベルの作品紹介だったので、本編再生前に置くのは考慮が必要なのではないかと思いました。ちなみに、「課長の恋」という作品で、ハードゲイ・コメディーのようです(あにこれにまだ登録されてません)。まあ、この作品も見てみるつもりですが(笑)。

閑話休題。

さて、実際の内容はごく大雑把にいうと、新米腐女子の「ふじょこ」が、職場の先輩腐女子「貴代」に、腐女子として様々な指南を受けるというものです。

この貴代ですが、腐女子としてのレベルが高いというだけでなく、成熟した大人としての品格も持ち合わせている人間として描かれています。趣味は趣味として極めつつ、周囲に上手く溶け込むことができ、かつ、「できる」人間であること、これを称して「品格」と言っているのだと思いました。

これに対して、ふじょこは、時に上司の前で同人誌設定を熱く語るという、よくアニメで見るステレオタイプ的な腐女子です。では、ふじょこが、「品格」を身に着けるためにはどうしたらよいのかが描かれているのかと言うと、必ずしもそうでもありません。あくまでも腐女子としてのレベルアップ(又は四方山話)に終始しているといった感じです。

ですから、このアニメのタイトルとして「品格」の言葉があることは、余り適切ではないのではないか、と考えてしまいました。ただ、余り堅苦しく考えることなく、単に語呂がよかったり、印象的な効果を狙ったものと考えた方がよさそうです。私が同一タイトルのベスト10を考えたのはそんな理由ですから。

なので、余り気負わず気軽に見るのが良いと思います。用語解説もちょくちょく出て来るので、見進めるにあたって特に障害はないでしょう。腐女子に関する知識を得ていく入門篇としての内容のほかにも、2次元オタとして共通話題(コミックマーケットに関して)もあったり、オタクじゃない人でも共感できる話題(秘蔵本の隠し場所)も入っていたりしますので、共感できることもあるのではないでしょうか。。

そして、私が最も興味があったのが、腐女子の恋愛についてです。

腐女子の日常生活に彼氏(又は彼女)が入り込む余地があるのか。腐女子であることをカミングアウトするタイミングはいつが適切なのか、そもそもカミングアウトするべきなのか。二次元と三次元は比較するものではないということを、彼氏(又は彼女)が理解してくれるのか。萌えと恋愛は両立させることができるのか・・・。悩みは尽きないでしょう。勿論、万事解決させる方法が描かれている訳ではありませんし、そんなものあるはずもないことは、言うまでもないことだと思います。

私が思ったのが、この文章の「腐女子」を「オタク」と置き換えてみても、そのまま意味が通じてしまうことです。恋愛問題に関しては、腐女子に特有の問題ではなく、オタクにとっては普遍的なテーマではないでしょうか。私は変人の嫁を娶ったので全然問題ない(嫁は元アニオタでもありますし)のですが、現在、彼氏・彼女がいない人(いてもカミングアウトしていない人)にとっては切実です。このことを一緒に考えてみるというのも、本作の楽しみ方(悩み方)の一つなのではないかと感じました。

あと、この作品が直接に問題提示している訳ではないのですが、一つ重要だと感じたことがあります。我々オタク(この文章を読んでいる貴方も勝手ながら含めています)は、普通と自称する人々から偏見を持たれ、偏狭な態度をとられることがあると思います。浅い理解しかしていない人に、それがオタクの全てと思われることなんて、ざらにあるでしょう。ただ、普通の方々は、特定の物事にさほど執着しない(=深い知識を得る努力をすることが少ない)と考えれば、理解を求めること自体に無理があると言えるのです(私の偏見入りまくりですが)。

然るに、オタクである私たちも、腐女子に対して偏見を持っていないでしょうか。自分が一番嫌う行為を、自分自身がやっているのではないでしょうか。そうであるとするならばこれは差別内差別です。できれば、このような問題意識を持ちつつこの作品を見た方が、おかしな誤解が生じずに済むと思うのです。この作品は、興味を惹きやすいように面白おかしく描かれていますが、腐女子の実情はさらに深く、かつ千差万別であること。生理的に嫌だと思う気持ちがあればそれは止むを得ない面がありますが、それを以って蔑んだ目で見ることは極力避けること、などです。

長くなったのでまとめに入ります。

この作品は、コミカルに作られていますが、笑いがこみ上げてくるという程のパンチ力はなかったと感じています。ただ、なるほどと思ったり、一緒になって考えたりするような内容も含まれており、なかなかに興味深い作品ではありました。オタクの方は見てみる価値はあるのではないでしょうか。オタクでなくても、特定の物事に没頭することに理解を示す人にならば、勧めてみるのも一興かと思います。しかし、普通中の普通の人には決してお勧めできるものでははありません。偏見を助長するだけで、「キモイ」と言われて終わりでしょう。そういう人にはジブリを勧めてください。

最後に一つ疑問を。腐女子の方は、「矢追純一」にはピクっと反応するのでしょうか?

【やおい】男性同性愛を題材にした漫画や小説などの俗称。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11
ネタバレ

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

未体験ゾーン1

全てが完璧な『貴代先輩』。『ふじょこ』はそんな先輩に憧れる地味系・隠れ腐女子OL。
しかし、なんと先輩は私と同じ腐女子だったのですっ!

ジャンル:腐女子系ギャグ・Flashアニメ 時間:約30分

収録内容

「腐女子と文房具」「腐女子と時代劇」「腐女子と商談」「ふじょこのお部屋」「腐女子と手帳」
「腐女子と海外旅行」「聖地巡礼 シャチョの旅」「腐女子と貯金」「ふじょランチ」「腐女子とイベント」
「いけぶくろな休日」「腐女子と彼氏」+「おまけ 七色のシャチョ」

と、短い尺ながらボリューミーな内容となっております。

結構楽しめましたw
腐女子ってどういう生き物?どういう生活をしているの?(ぶっきらぼうな言い方でサーセンw)
などといった一般の方々が抱く素朴な疑問。そのあたりを面白おかしく解説してくれます。
Flashアニメならではのサクサク感もよかったですね^^

アキバ系が世間に認知されるようになって久しい今日この頃。
ブクロ系についても知りたいっという方は是非!きっと世界が広がりますよ♪

関連作品である『課長の恋』と合わせてご覧ください。



以下、実録!腐体験!

潜入!乙女ロード!

{netabare}池袋に立ち寄る機会があったので、作品中で紹介された『乙女ロード』に行ってみることにしました。
ナビ通り、首都高の下をくぐるとそこには・・・

いたっ!いましたっ!!

そう、ショップよりも先に目につくんです。異様な群集が。
店内はパンク状態なのか、入口は人で溢れかえってました。いつもあんななんでしょうか?

ホントは店内も見る予定だったのですが…絶対近づけませんw
オーラが物凄かったですw{/netabare}

案外いる!気付けば腐女子!

{netabare}バイト先。とある女性の話。
無口でクール。仕事をテキパキこなす彼女。…そう彼女は腐女子(ツワモノ)だったのだ。
それどころか、職場の女性は皆多寡はあれど、そういう経験を持っているという事実。
ビビった。日常にこんなに溢れてるとは思わなかった。
まあ、女子の萌えの歴史の方が長いので案外当たり前にいるものなのかもですね。

そんな彼女にBL本でイッパイの押し入れの写真を見せてもらった。(というか自慢された)
何冊あるのかもう分からないそーです。
‘銀さん’のこと想うと心拍数が上がるのだとかなんとか…仕事中にもかかわらず延々と話が続きましたとさ。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12

takumi@ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

たった30分では語れない世界がさらなる誤解を生むおそれ

なぜ腐るという文字をわざわざ使うのか以前から疑問に思っていた。
昔から自分が好んで読む文学小説や観る映画作品を誰かに言うと
「腐男子だったのか」と言われたりすることがあるので
この作品を観れば何か得るものがあるかと期待したが、それはなかった。

観終えてみて「オタク」という言葉が世間一般にかなり誤解され
偏見を持たれているのと全く同じだと思った。

なのにこの作品の中ではその「オタク」との違いを
「品格」としており、そこに違和感があった。

「オタク」も細分化し、それこそいろいろな価値観と個性に
溢れているのと同じように、「腐女子」の世界だって細分化し
強引にパターン化できない域に達していると感じる。

そしてBLを観ている人やイケメン好きばかりが腐女子ではないし、
それを好きな理由も、興味を持つ理由も十人十色。

「腐」といってもいろんな段階や好みが幅広く分かれており
女子だけのものと決められているわけでもなく、男子もけっこう多い。
それに、そういう趣味の人がみんな同じような生活をしているわけがない。

みんながよく使う「フェチ」や「萌え」の要素、属性が
それこそ幅広くあるのとまったく同じ。
一言ではまとめ切れない世界なのだ。

そこを世間一般にわかりやすく説明しようとした試みは
この作品の良い部分だと思うけれど、極端に偏りすぎていたし
「腐女子はキモオタと違うのだ」という根底に流れるテーマには
品格を感じることができなかったし、残念だった。

同属意識で共感を得るためなのか、
一般的に広くこの世界を認知してもらうためなのか
どういう視聴者を想定して作っているのかよくわからないけれど
いずれにしても、中途半端な内容だったなと思わざるを得ないし
偏った決め付け方をされるのを一番嫌いそうな分野のはずなのに
自ら偏ってどうするんだという感じ。

興味本位でさらっと観て、わかったふりをされるのは、
どんな属性の人だっていやなはず。
だからもし、これを観る機会があったとしても
ほんの一部に過ぎないことを前提に観た方がいいと思う。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 21

55.0 22 2010年冬(1月~3月)アニメランキング22位
いっしょにすりーぴんぐ(OVA)

2010年2月11日
★★★★☆ 3.2 (18)
64人が棚に入れました
大人気ヘルシーアニメ「いっしょにとれーにんぐ」に続くシリーズ第2弾!!

アニメの世界に住んでいるひなこと画面を通じて出会ってしまったあなた。いつのまにか、ひなこはスヤスヤと眠ってしまいます。

「あ、先に寝ちゃった。もう、こんな無防備なかっこうで…」

Baal さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これは一体なにに使えるのだろうか・・・

プリマステアによって発売されたOVA作品の

第二弾という作品です。

本編の映像そのものは約45分ですがそれを

組み合わせて様々な長さに変えることが

できるものです。

観賞用や眠れない時の睡眠導入、目覚まし代わり

もしくは夜のBGVとしてという使い道があるそうですが

どれも何とも言えない感じです。

登場人物が16歳の女の子で、さらにアングルは

あざといものがほとんどでした。まあ眠っていれば

関係ないものなのでしょう。

観賞用には僅かに使える人もいるのかな。

(私は違いますが・・・)

あと目覚ましも効果のある人が居るかもしれません。

(やっぱり私は違いますが・・・)

なんかどうでもいいときに見れそうな作品でした。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

せっかく見たのでレビューしますが…

 同じベッドで寝ているような体裁なのに映像は女の子がシングルベッドで一人で寝てるって何?これがまあニーズなのでしょうか。男が出てるAVは見たくねーみたいな。

 せっかく見たので一応レビュー残しておきますが、本作を見た事実は女性から「キモ」と言われても「ごめんなさい」しか言えません。

 dアニメ版の話ですが、露出の多い女の子がひたすら寝てる姿を3話、約1時間30分見られるかです。私は1話目の15分くらいのおパンツでちょっと正気に戻って、その後は30秒送りで一応どこが違っているか確認しただけです。が、本当に起きた時しか違わない気がします。確信が持てるほどじっくり見てないですが。

 少なくとも眠くはなりません。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

くまきっちん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

この考え方は新しい

アニメのキャラクターが画面越しにこちらに話しかけてきたりデート気分を味わうというのはゲームやアニメでもあります

しかしこの作品はキャラが寝るというアニメです

50分弱のアニメで下着姿の女の子が若干ながら話すシーンもありますがだいたい寝ています

添い寝をするような感じで寝始めます

夢や子守唄、夜食という感じでちょこちょこイベントを挟んできます

DVD・BD版で設定を帰ると再生時間を変更できる

アニメ終盤では目覚まし時計を鳴らして起きるシーンが有るため時間を合わせてその目覚ましで起きる方法もある

物語があるわけではないけど発想は新しく面白いと思う

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

計測不能 23 2010年冬(1月~3月)アニメランキング23位
クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者 映像特典 「やっぱりでちゃうよ♥ガイノス学園大暴れ!」 第8章(その他)

2010年1月22日
★★★★☆ 3.4 (8)
43人が棚に入れました
クイーンズブレイドの第2期のDVDとBlu-ray第2巻収録の特典映像OVA(レンタル版には未収録)。

タイトルは1期からの継続となる。

サブタイトルは「天才チビッコ教師ユーミルの受難」。

計測不能 23 2010年冬(1月~3月)アニメランキング23位
クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者 映像特典 「やっぱりでちゃうよ♥ガイノス学園大暴れ!」 第9章(その他)

2010年2月25日
★★★★☆ 3.4 (8)
43人が棚に入れました
クイーンズブレイドの第2期のDVDとBlu-ray第3巻収録の特典映像OVA(レンタル版には未収録)。

タイトルは1期からの継続となる。

サブタイトルは「熱血指導アレインコーチ」。

計測不能 23 2010年冬(1月~3月)アニメランキング23位
クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者 映像特典 「やっぱりでちゃうよ♥ガイノス学園大暴れ!」 第7章(その他)

2009年12月22日
★★★★☆ 3.4 (8)
43人が棚に入れました
クイーンズブレイドの第2期のDVDとBlu-ray第1巻収録の特典映像OVA(レンタル版には未収録)。

タイトルは1期からの継続となる。

サブタイトルは「ドキッ! 美闘士だらけのビーチバレー大会」。
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