2005年秋(10月~12月)に放送されたおすすめアニメ一覧 62

あにこれの全ユーザーが2005年秋(10月~12月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月31日の時点で一番の2005年秋(10月~12月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

88.5 1 2005年秋(10月~12月)アニメランキング1位
ARIA The ANIMATION(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1824)
9590人が棚に入れました
ARIAシリーズ第1期のアニメ作品。地球(マンホーム)出身の水無灯里(みずなしあかり)は、一人前の水先案内人(ウンディーネ)になることを目指し、AQUA(アクア)へやってきた。現在は先輩のアリシアと猫のアリア社長のいる ARIAカンパニーで、半人前としてゴンドラ漕ぎと観光案内の練習をする日々を送っている。
ネオ・ヴェネツィアの優しい風景の中、成長していく灯里とその周りの人々の四季折々の生活を描く。

声優・キャラクター
葉月絵理乃、斎藤千和、広橋涼、大原さやか、西村ちなみ、皆川純子、川上とも子、水橋かおり

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私の中でこれ以上の良作アニメは存在しません(´;ω;`)☆

☆究極の癒しアニメです☆


ARIAの世界観は西暦2300年代の未来。
「アクア」と呼ばれている、テラフォーミング(惑星地球化改造)して水の惑星へと姿を変えた火星が舞台です。

ARIAの世界では、地球は「マンホーム」と呼ばれています。
ARIAでの地球は、便利さや合理性を追求しすぎた結果、環境が悪化。住めなくはないにも決して美しい星ではなくなってしまいました。
アクアはいわば、「人工的に創りだした人類の理想郷」なのです。

そして本作の舞台は、アクアに築かれた都市「ネオ・ヴェネツィア」
水に沈んでしまったマンホームのヴェネツィアを寸分違わず再現した観光都市です。
水に沈む前に、ヴェネツィアの建物をほぼ全てを移転させているため、再現というよりは街ごと引っ越した感じです☆
また、ネオ・ヴェネツィアの近くが日本人の入植地ということもあって、日本文化が少し浸透していたりします☆

そのネオ・ヴェネツィアでも、有名な観光名物でもあるゴンドラは凄く人気で、地球のヴェネツィアと唯一違うのは、ゴンドラの船頭を男性ではなく女性が担い観光案内をしているところです。
彼女たちは「ウンディーネ(水先案内人)」と呼ばれ、ネオ・ヴェネツィアの観光の支えになっています。

そしてこの作品では、ウンディーネの卵でマンホーム出身の主人公、水無灯里(みずなしあかり)とその友人たちが、一人前のウンディーネ「プリマ・ウンディーネ」を目指しながら、ネオ・ヴェネツィアでの日々をのんびりマッタリ過ごしていく姿を描いたヒーリングアニメです☆

ヒーリングアニメではありますが、ストーリー性もハッキリしていて、癒されつつ先が気になってくるアニメでもあります☆

アニメ放送後もあまりの人気に、最終的には3期まで制作されて、OVAを合わせると54話ほどになりました!!

ARIA作品の魅力は、世界観とヒーリング要素でもありますが、なんといっても今までと違った意味で泣いてしまうようなアニメだというところです(^^)
優しい気持ちになりすぎて涙を流してしまうといった感じかな?

時間の流れもゆるやかに流れていき、見ているとまるでARIAの世界に入ってしまったのではと思うほど見入ってしまいます♪

もちろんラストも、しっかりと感動が押し寄せてくるような構成です!

その感動をより強くしているのがARIAの作中で使われる様々な曲やBGMです!
ほんとうに素晴らしい曲やBGMばかりで、曲を聴くだけでも十分癒されるのに、映像と一緒になることで心に響く感動の相乗効果が凄いです!!

私はこの作品を見て、映像から得る本当の癒しというものを知りました(*^。^*)!!

この作品は、今後も私の中では不動の作品になるとおもいます(●^o^●)

レビューを読んでARIAに少しでも興味を持ち、そして見てもらえると本当に嬉しいです(^^)!!

最後に作品を見る順番ですが

ARIA The ANIMATION

ARIA The NATURAL

ARIA The OVA 〜ARIETTA〜

ARIA The ORIGINATION

の順番で見て下さい!!(*´ω`*)

見終わった時の、癒され感や終わってしまう・・・などの寂しさは、全シリーズ見た後でしか味わえないです(*^_^*)

本当におすすめの作品で、私の大好きな作品でもあります!!

ここまで読んでいただきありがとうございますッ(#^.^#)!!



※このアニメを見たら絶対にヴェネツィアに行きたくなります。


2012/6/1

2013/4/22 更新

投稿 : 2024/12/28
♥ : 171

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

一番大好きな作品です♪だから沢山の人に知って欲しいのです(*^o^*)

■ARIAの世界へようこそ♪
改めて、ARIAの見所をまとめてみようと思いレビューを更新させて頂きました♪
まず、ARIAの歩き方なのですが、3期まであってどれから見たら判らないと言う人もいるかもなので、これから視聴しようと思っている人は、覚えておいてくださいね♪
①ANIMATION(13話) ⇒ ②NATURAL(26話) ⇒ ③ARIETTA(OVA1話) ⇒ ④ORIGINATION(13話+1)
という順番で見てくださいね♪
 
★「ARIA The ANIMATION」を視聴するにあたって♪\_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
舞台は現実に存在するイタリアでもっとも美しい町と言われている、水の都「ヴェネツィア」をモチーフとして作られているのですよ。
テラフォーミングされた火星(アクア)の都市『ネオ・ヴェネツィア』で、水先案内人(ウンディーネ)を勤める少女達の成長を描いた物語なのですよ♪あっ水先案内人って言うのは「ゴンドラ漕ぎ」です!
※テラフォーミングとは・・・・・・・人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造すること。
 
そしてこの「ARIA」って言う作品は、ほかのどの名作アニメとも違う感動の涙を流す事ができますよ♪
ARIAでしか味わうことが出来ない物凄い感動の波が押し寄せて来ます♪
ただね、その大きな感動を得るために、ちょっとだけ心に留めて置いて欲しいことがあるのです♪
最大の感動の波は、3期の「ORIGINATION」で訪れるのですよ(・o・)ノ ハーイ!!
その場面に辿り着くまでは、リアルな現実に疲れた私たちの心を癒してくれる「ヒーリングアニメ」だと思ってもらっても良いかも知れませんね☆ミ
運河に流れる水のように、ゆっくりした時間の流れの中で、四季折々に綴られて行く『ネオ・ヴェネツィア』の美しい情景とファンタジーあふれる物語。そして、この街に関わる温かい人々と共に、主人公の灯里(あかり)ちゃん達の成長を微笑ましく見守ってあげて欲しいのです♪
 
大きな流れとしては、1期で街並みや人々の温かさに触れ、2期でその街並みや人々の心に惹かれ、OVAで秘話を知り、3期で惚れるって感じでしょうかね♪
ほんの一握りの幸せを、見ている私達にも分けて貰っている感覚にだんだんなっていきますよ♪
その、小さい幸せがだんだん大きくなっていて、気付くとどっぷりARIAの世界に浸かっている事となるでしょう♪
イタリアに旅行に行った事のある方は、その時の写真やガイドブックを片手に見て頂くともう一度旅行した気分になれますよ♪
 
あっ眠いときに視聴すると確実に気持ち良く寝れますww
眠くない時のご視聴を推奨しますよ~♪
 
あと恥ずかしいセリフを言えるようになりますよ♪(*v.v)。ハズカシイ。。。。
 
 
■MUSIC♪
ARIAの優雅で優しい世界観を際立たせてくれているのが音楽だと思うのです♪
ARIAという作品のなかで、「河井英里」「窪田ミナ」さんの影響力は大きかったですね。
「窪田ミナ」さんについてはORIGINATIONのレビューに書き足すとして・・・∑('◇'*)エェッ!?
ARIAを観たら「河井英里」さんをまず知ってもらいたいのでちょっと紹介です♪
 
【河井英里】
若くして肝臓がんで亡くなられた「河井英里」さんはARIAシリーズから切っても切り離せないくらい貢献してくれたアーティストだと思っています。
Adiemus[アディエマス]の音楽性を継承しているかのようなヒーリング・ミュージックを数々手掛けていて、本作品でも牧野由依さんに歌詞を提供していたり、自らもアテナさんが歌うカンツォーネを見事な歌声で歌ってくれてました♪
透き通った美しい声で折り重ねるように歌い上げるレイヤードボーカルは、Adiemusの荘厳な重みではなく、天使の歌声で優しく包み込んでくれる感覚なんですよ♪
 
※Adiemus[アディエマス]とは \_(*゚▽゚) チョットダケオボエテネ♪
クラッシックを土台にトライバル(民族的)なボーカルとエスニック風なリズムを融合させた音楽に「造語」で作られた歌詞をのせて歌い上げるヒーリング・ミュージックなんですよ♭
 
 
OP曲『ウンディーネ』
 【作詞】河井英里【作曲・編曲】窪田ミナ【歌】牧野由依
 ゆったりしたリズムに牧野さん独特の可愛らしいウィスパーボイスが心地よいですね♪
 
ED曲『Rainbow』
 【歌】ROUND TABLE feat. Nino
 アコースティックギターの音色と優しい歌声で癒されるナンバーです♪
 
挿入歌『バルカローレ』
 【作詞・歌】河井英里【作曲・編曲】窪田ミナ
 アテナさんが歌ったカンツォーネの曲なのです!
 河井さんの曲らしい造語の歌詞でしっとりと優しい気持ちにさせてくれる癒しの曲です♪
 アテナさん役の川上とも子さんと舟謳役の河井英里さんがこの世にいないのは寂しいですね(>o<")
 
挿入歌『シンフォニー』
 【作詞】伊藤利恵子【作曲】北川勝利【編曲】桜井康史 【歌】牧野由依
 ROUND TABLEが提供した曲に牧野さんの歌声と言うコラボは他にはなくて貴重なんですよ♪
 しっとり聞かせるポップなナンバーですね♪
 
挿入歌『Just For You』
 【歌】ROUND TABLE feat. Nino
 ARIAシリーズ唯一といってもいいくらいのアップテンポで心躍るナンバーなのです♪
 ARIAの曲の中で知らない人が多い隠れた名曲です( ̄∇ ̄+)♪
 
 
2011.10.05・第一の手記
2011.11.15・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 167

トゥットゥルー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なんだろう、この気持ち

現代社会にストレスをかかえてるそこのあなたに必見!
衝撃的な展開や感動などはありません。
ですがこの心地よさはなんでしょう。
普段、退屈や平凡だと思っている現実。
このアニメをみることによって、今している仕事はどれだけ素晴らしいことなのか、人と人との繋がりはこんなにも素晴らしいことなのか。
今まで過ごしてきた現実への見方が180度かわります。

このアニメは、一流のゴンドラ漕ぎを目指す少女たちの成長を描いた物語です。ちなみに自分のお気に入りは「はひっ!」でお馴染みの灯里ちゃんです!とってもみていて微笑ましいし可愛いですよ!
他のキャラもそれぞれ良さがあっていいです♪

1話目のはじめは???と思いましたが、すぐに世界観を理解できます。
仕事や学校で疲れ、身も心も癒したい。
そんなとき、寝る前などこの作品をみてはいかがでしょうか。
自然と顔の表情が柔らかくなり、明日も頑張ろうという気になれると思います。
癒しなんかいらない!驚くようなストーリーがみたいんだ!と思っている方には合わないかもしれません。
ですがとてもオススメの作品です。
一度みてはいかがでしょうか(*&acute;&omega;`*)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 48

87.6 2 2005年秋(10月~12月)アニメランキング2位
蟲師(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1970)
10562人が棚に入れました
「蟲」(むし)は作者の創作であり、我々が一般的に知っている「虫」いわゆる「昆虫」ではない。「蟲」とは、我々の世界でいえば幽霊や妖怪のような存在がそれにあたり、霊能力者を「蟲師」(むしし)という「蟲」専門の医者、かつ研究者、退治者としている。
時代設定については「鎖国を続けた日本」、もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」といった所との事。ゆえに作中においては、登場人物は主人公を除いて全員和装をしており、登場する風景も日本の原風景を思い起こさせるようなノスタルジックなものとなっている。
本作は、「蟲師」である主人公ギンコが「蟲」により引き起こされる様々な謎を解き明かしていく物語であり、基本的に一話完結で物語が構成されている。

声優・キャラクター
中野裕斗、うえだゆうじ、土井美加

pniblue さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

蟲の世界がきれい。

蟲という妖怪とか精霊のような、より生命の源流に一番近い存在と人や動物。
人間に寄生して害を及ぼす蟲もいれば、上手く共存している蟲もいる。蟲師でもどうしようもない蟲もいて、人は害蟲は排除したいと思うかもしれないけど、蟲だけが必ずしも悪いわけじゃない。現代では人が圧倒的に強いけど、物語中では人は必ずしも蟲より優位な存在ではなく犠牲になる場面も多い。生について考えさせられる話。
作画、音楽もきれい。ストーリーは全体的にシリアスで切ないというか、より本来の生命界のしくみに近い奥までつっこんだ話。蟲という独特の世界観で、そういうのもありだなと思える。主人公のギンコは、蟲を排除するのではなく、うまく共存できる方法を探している。だいたい1話完結型だけど、夢中になって全部観てしまいました。なんでもっと早くに観てなかったんだろうと(笑)もう一度みてじっくり考えてみたいアニメです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

疑いの余地なく名作。全話秀逸!もっと評価されるべき!

まず、この作品を見る前に実写映画版を見ていた私ですが、実写映画には酷く失望させられたものでした...しかしながら、このアニメは本当に素晴らしかった。出会えたことに感謝すら覚えるような出来でした。


まず、このアニメの評価ポイントのひとつに、映像、特に背景にあると思います。テレビアニメでここまでの完成度を誇るものはそうないと思います。
毎回毎回短編の映画作品を見ているような感覚を得られるような出来で、たとえるなら、ジブリ作品のクオリティが毎回続くような感覚だと思ってください^^古き日本のノスタルジックな雰囲気が随所に感じられます。

私の勝手な憶測ですが、夏目友人帳が好きな人は絶対はまれる気がします。夏目ほどギンコのビジュアルは良くないですが、そこがいいのです^^w
もちろんそのほかの方にもオススメしたい!


ここでいう"蟲"とは、現実の"虫"のことではなく、精霊や妖怪、生命の根源にあたるもので、簡単に言ってしまえば怪異の類です<世界観が深いので一口にそうは言い切れないのが苦しいところですが>
そして、今までに存在した怪異もののアニメとは多少異なる新しい創作物だと私は感じました。


そして"蟲師"とは"蟲"の医者かつ退治者、研究者といった意味合いで使われますが、主人公のギンコは研究者側に位置しているのかなと思います。
異端である"蟲"を悪しきものとせず、隣人として共存しようとするギンコの懐の深さに魅力を感じ、共感でき、癒されました。
そして声優さんの雰囲気も非常に合っていると思います。


軸として1話完結で物語が展開されていきますが、1話1話丁寧にテーマを持って描写がなされており、感動する話からやるせない話など話のギャップがとても良く、1話から26話までハズレの回が1回たりともなかった。
バリエーションの豊富さがハンパじゃないです。心をえぐるようなメッセージが1話1話こめられています。
ここまで全話のクオリティが全て高い作品は他に私は知りません。全体ランキングで1ページ目にきてもいいくらいの出来だと思っています。


実写版の蟲師は正直言ってがっかりですが、アニメ版は違います!見るたびに静かな癒しを頂いていました。


評価は文句なしの星5つで^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 51

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

素晴らしい再現度

私は原作の大ファンですが
上記の点数は原作と切り離しての評価
原作好きの方なら+αしてよい出来栄えです

原作ファンの中にはアニメ化など不要と考えている方や
実写化された映画を見て懲りてしまった方などもいらっしゃるでしょう
しかし、この作品は原作ファンのために作られたものだと思ってよいです

通常原作物のアニメといっても尺の関係などもあり
原作の一部をカットしたり設定を変更したり
あるいはアニメオリジナルのものを付け加えたり
といった改変が加えられるのが当然ですが
この作品は見事なまでに原作そのままです
原作にない(あるいは一部しかない)要素である
音声・色使い・動きといったものも
原作の雰囲気を損なわないものになっています
特に「緑」の使い方が実に素晴らしい
原作のファンの方にはこの色の持つ重要性を理解してもらえることでしょう
スタッフの原作への愛情が感じられる作品です

とはいえ問題点もいくつか

一話完結形式で50話ある原作の1~26話を放映しているため
最後まで見ても一つの作品を観終わったという満足感が得られません
地上波放映の最終話にあたる20話はラストにふさわしい内容だと思いますが
BS放送最終話の26話はどうも最後の締めに持ってくる話という気がせず
どうせならここで終わらせず2期をやってくれないものかと思いもしますが
原作完結からずいぶん経ちますしそれも望めそうにありませんね
(注:2011年当時の話です)

もう一つはキャラの書き分けに関して
ギンコやその周辺の数人を除いて
どの人物も一つの話にしか出てこないため
登場人物の合計人数がすごいことになっています
ちゃんと名前のある役だけでも3ケタ近いのではないでしょうか
結果、非常に似通った造形の人物がたくさんいます
別の話に出てくるだけなので話の混乱などが起こるわけではありませんが
後半になるほどどっかで見たような人が増えていきます
もともと原作も一話限りの登場人物を
あまり特徴的に描き分けようとしていないきらいがありますが
アニメ版ではどうしても動かせるレベルにしなくてはいけないため
それが一層顕著になってしまっているのでしょう

しかし、それでも原作ファンならばこれを観ない手はありません
なんとなく敬遠している方は是非視聴してみてください
原作を知らない方は割と好みが分かれる作品だと思いますが
文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」にて紹介上映された
第一話「緑の座」
アフタヌーン四季賞の四季大賞を受賞し、商業誌デビューのきっかけとなった
第二話「瞼の光」(原題「蟲師」)
の二つくらいを見て合うかどうかを決めてみるとよいと思います

追記:
巷で酷評されっぱなしの実写版を視聴
うん・・・これはひどい
アニメ版からはスタッフの愛が伝わってきますね

追記2:
ついに続章開始しました!
一体何年待たされたことか・・・

投稿 : 2024/12/28
♥ : 53

86.5 3 2005年秋(10月~12月)アニメランキング3位
灼眼のシャナ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (3038)
17535人が棚に入れました
御崎(みさき)市で平凡な日常を過ごしていた高校生・坂井悠二は、とある一人の少女の出現と共に非日常の世界に巻き込まれた。
その少女、名もなき『炎髪灼眼の討ち手』は、人知れず人を喰らう異世界人『紅世の徒(ぐぜのともがら)』を探し討滅するフレイムへイズの一人。そして、その少女は、悠二にこう告げた。
「おまえはもう【存在】していないのよ」と…。
彼女は、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、訳あって『紅世の徒』から狙われるようになった悠二を護る事になる。そんな彼女に悠二は、彼女の刀「贄殿遮那(にえとののしゃな)」から「シャナ」という名前をつける。
2人は反発しながらも、少しずつ惹かれ合っていく…。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、江原正士、川澄綾子、櫻井智、生天目仁美、岩田光央、諏訪部順一、こやまきみこ、野島裕史、野島健児、近藤孝行、小林由美子、田村ゆかり、白石涼子、三宅健太、伊藤静、渡辺明乃、小西克幸、菅生隆之、鈴木達央、斧アツシ、岡村明美、皆川純子、宝亀克寿、飛田展男、加藤奈々絵、大原さやか、能登麻美子
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

《異能バトルもの》の傑作にして、ジャンルを超える名作

※1-3期全部含めたレビューです。

『涼宮ハルヒの憂鬱』と同じく、ラノベ原作&いとうのいぢ氏イラスト原案で、2000年代後半に大人気を博したアニメ作品です。
そして個人的には『ハルヒ』よりもこっちの方がずっと好きで、お気に入り棚にもあにこれに来た当初からずっと入れ続けている作品なので、贔屓目の評価点数とレビュー内容になっていると思います。

◆総評

「人智を超えた特殊な「力」を持つ者達が互いに争ったり、共通の敵に立ち向かう」シナリオを持つ作品のことを《異能バトルもの》と呼ぶそうで、アニメの中でも毎期最も多くの作品が作られ、かつ人気作も多く輩出しているメジャー・ジャンルですが、個人的にはレビュー・タイトルに書いたとおり、今後このジャンルで本作以上の作品に出遭う可能性はまずないのではないか?と思えるくらいの傑出した作品と思っています。
(※勿論、作画は本作の特に第1-2期はイマイチ怪しい箇所も多いのですが、全体を通してのシナリオの見事さ、という意味で本作以上の作品を考案するのはちょっと無理っぽく思える、ということ)

ファンの方には大変申し訳ないけど、正直いって、今秋から続編が放送予定の『とある魔術の禁書目録』とか、本サイトの総合順位で第10位という非常に高い評価を得ている『鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST』(※どちらも長編《異能バトルもの》)なんて、本作に比べればシナリオ面では全く太刀打ちできない凡作にしか見えません。


◆第1-2期は学園ラブコメ要素も強いが、第3期は《フレイムヘイズvs.紅世の徒》二大陣営の総力戦に急変

本作の初見当時は、第2期を見終えた時点では、

①確かにキャラクターは、相当魅力的(特にシャナと一美のダブルヒロインが◎)だけど、
②肝心のシナリオは、そこまで褒めるほどのものではないかな?(特に第2期)

・・・と思っていましたが、第3期に入ってからの怒涛の展開に肝を潰してしまいました笑。

これ、《異能バトルもの》によくある「個人vs.個人」とか「戦隊vs.戦隊」という小規模な単位での戦闘(※本作でも第1-2期はその範囲に終始していましたが)では全然なくて、「フレイムヘイズvs.バル・マスケ」という二大陣営の激突を、その始まりから結末までを詳密に描き尽くした《ガチの組織戦もの》ですよ。

両陣営が、互いの持つ数量的資源と戦略・戦術を駆使して死闘を繰り広げる様は、一般に《架空戦記もの》とか《頭脳バトルもの》の良作とされる『グランクレスト戦記』『アルスラーン戦記』『天鏡のアルデラミン』あたりよりも遥かに本格的で見応えがあります。

・・・そして、その点だけでも見事なのに、実は本作の本当の魅力はそこではありません(下記)。


◆当初はヒロイン(シャナ)の協力者に過ぎなかった一見平凡な少年(坂井悠二)の選択→そして彼は“{netabare}男マドカ{/netabare}”になる!

ここが本作の肝(きも)なので、詳しくは書きませんが、
第1期の1番目ED「夜明け生まれ来る少女」が

{netabare}I'm just 夜明け前の暗闇が/一生を運命づける
大丈夫 少女よ 今こそ/悔やみ恥じることはない Far away …
十字を背負い 死ぬ気で炎を駆けろ!!{/netabare}

とあるように、ヒロイン(シャナ)を鼓舞する歌詞だったのに対して、
第3期の1番目ED「I'll believe」の歌詞は

{netabare}「I'll believe..」孤独も因縁さえ Yeah, yeah/灼熱の記録の欠片(かけら)/現在(いま)を映すbrightness/Can see your light
あなたを照らした光彩が/わたしの記憶(なか)にも在るなら/I'm sure that we can go/全てを証明していこう{/netabare}

とあって、明らかに少年(坂井悠ニ)の心情を謳った歌詞に変化しており、
私にはこれが、奇しくも本作第3期と同じく、2011年に制作・放送されたあの名作『魔法少女まどか☆マギカ』の

{netabare}(1)暁見ほむらの果てしなく続く報われない奮闘 → (2)鹿目まどかの決断と救済{/netabare}

・・・という流れとダブって見えてしまいました。

しかもTVシリーズ計3期72話という尺をフルに活かしたことから来る《一過性ではない感動》付きで。
(つまり本作は単に《面白作》であるばかりでなく《感動作》でもあるということ)


◆第1-2期に貼られた膨大な伏線の怒涛の回収も見所

また、伏線回収という点で本作ほど見事な作品も見たことがありません。
なんせ・・・
{netabare}
①第1期第2話で消滅した本物の平井ゆかり嬢への悠ニの復活の願い
②第1期第3話以降にバラまかれた「屍拾いラミー」の目的と結末
③第1期第13話以降にバラまかれたマージョリーとシュドナイの因縁の対決の決着
④第1期第5話以降に頻繁に描出される一美の想いの結末
⑤第1期第14話以降にやはり繰り返し描出されるヴィルヘルミナの想いの結末
⑥第1期以来繰り返し描かれるバル・マスケ三柱臣(ヘカテー/ベルペオル/シュドナイ)それぞれの願いや想いの結末
⑦その他、調律師カムシンや悠二のクラスメート(田中・佐藤etc.)それぞれの想いの結末{/netabare}

等々が律儀にひとつづつ確り回収されて終わっているんですから。
ここまで一人ひとりの登場キャラの想い・願いを大切に扱って描き切った作品というのも珍しいです。

・・・ということで、本作は個人的には特に力を入れて《一気見》を推奨したい作品となりました。


◆作品別評価

(1) 第1期(無印)  ★★ 4.5 (24話) ※2005年
(2) 第2期(II)    ★   4.2 (24話) ※2007年
(3) 第3期(Final)  ★★ 4.8 (24話) ※2011年
-----------------------------------------------
  総合       ★★ 4.6 (計72話)

※以下はシナリオの本筋に関係のない外伝OVAおよびアナザーストーリー(ファン向け)

(4) OVA1(SP)   ☆   3.6  (1話) ※2006年
(5) 劇場版      ☆   3.8      ※2007年
(6) OVA2(S)    ☆   3.6  (4話) ※2009年


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       高橋弥七郎(『電撃文庫』2002-2012年刊)
監督           渡部高志
シリーズ構成      小林靖子
脚本           小林靖子、佐藤勝一、白根秀樹、犬飼和彦、水上清資、砂山蔵澄、ヤスカワショウゴ、
キャラクターデザイン いとうのいぢ(原案)、大塚舞
音楽           大谷幸
アニメーション制作   J.C.STAFF{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ 灼眼のシャナ (2005年10月-2006年3月) ==============
{netabare}
 - - - - - - OP「緋色の空」、ED「夜明け生まれ来る少女」 - - - - - -
{netabare}
第1話 全ての終わり、一つの始まり ★ 突然壊れた日常(御崎高校入学1週間目)、炎髪灼眼の討ち手
第2話 灯る炎 ★ “狩人”フリアグネ(紅世の王)、平井ゆかり消滅、贄殿の遮那(シャナ命名)、
第3話 トーチとフレイムヘイズ  ★ 存在の割り込みと学校への敵襲、“屍拾い”ラミー&“弔詩の詠み手”マージョリー・ドー来市 ※本シリーズのラストに繋がる悠二の個性が見えてくる回
第4話 惑いのフレイムヘイズ ★  シャナの苛立ち、戦闘狂マージョリーvs.シャナ、シャナ惨敗
第5話 それぞれの想い ★ 悠二&一美の美術展デート(ラミーと悠二の遭遇)、マージョリーvs.フリアグネ
第6話 交錯・発動・対決 ★★ “都喰らい”発動阻止(フリアグネ討滅)、紅世の秘宝“零時迷子”
第7話 二人のフレイムヘイズ ☆ 悠二の特訓開始、マージョリーの仇“銀”、ラミー追跡
第8話 麗しのゴブレット ★★ マージョリーvs.シャナ再戦(“蹂躙の爪牙”マルコシアス顕現、シャナ&悠二の共闘成功)、ラミーの正体(紅世最高の自在師“螺旋の風琴”) ※この回自体も面白いが、第三期への伏線満載な点が◎
第9話 恋と欲望のプールサイド ☆ ※初のクラスメート日常回(水着回)
第10話 絡まる想い ★ シャナと一美の恋の鞘当て ※この回で本作は意外と日常回も面白いことに気付くはず
第11話 悠二とシャナとキス ★ 続き(“愛染自”ソラト&“愛染他”ティリエルの“贄殿の遮那”略奪計画が同時進行)
第12話 ゆりかごに花は咲いて ★★ 続き(一美の恋心噴出、愛染兄妹vs.シャナ)
第13話 校舎裏の宣戦布告 ★★ 続き(シュドナイvs.マージョリー、愛染兄妹死亡、シャナからのご褒美)
第14話 偉大なる者 ★ "炎髪灼眼の討ち手"誕生譚(天道宮での“万条の仕手”ヴィルヘルミナとの生活){/netabare}

 - - - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「紅の静寂」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第15話 炎の生まれた日 ★★ 続き("天壌の劫火"アラストールとの契約完遂)
第16話 炎髪灼眼の討ち手 ★★★ 続き(vs.天目一個、vs."虹の翼"メリヒム){/netabare}

 - - - - - - - - - - - OP「being」、ED(変わらず) - - - - - - - - - - -
{netabare}
第17話 新たなる序章 ☆ “儀装の駆り手”調律師カムシンの一美接近、バル・マスケ(仮面舞踏会)蠢動
第18話 砕ける願い ★★ みさご祭りの夜、一美の動揺(悠二のトーチ)、"探耽求究"の仕掛け発動 ※個々のキャラの感情描写の的確さに感嘆◎
第19話 戦いの中で ★★★ 続き、クラスメート達の真実、一美告白、御崎市の調律成功、傷心のシャナ ※前回に続き《キャラ心理》の描写が◎
第20話 非情のヴィルヘルミナ ★ マージョリー退去、ミステス破壊の危機 ※シナリオの繋ぎ方の巧さは〇
第21話 遠ざかる想い ★ お焚き上げの罠、バル・マスケ来襲、シャナの自己犠牲・悠二拉致 ※シャナの恋心に気付かない悠二が〇
第22話 揺らぐ炎 ★ "頂の座"ヘカテーとの器合わせ("存在の泉"出現)、シャナに託される願い
第23話 星黎殿の戦い ★★ 悠二とヘカテーの相互干渉、マージョリー来援
第24話 紅蓮の想い ★★ ヘカテーの心の間隙、“天壌の劫火”顕現(天破壌砕)、秋学期スタート ※挿入歌「緋色の空」{/netabare}{/netabare}
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★★★(神回)2、★★(優秀回)10、★(良回)11、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価  ★★ 4.5


=========== 灼眼のシャナ II -Second- (2007年10月-2008年3月) ========
{netabare}
 - - - - - - - - - - - OP「JOINT」、ED「triangle」 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 再びの刻 ☆ 秋学期の異変(フリアグネ、愛染兄妹の悪夢)、微力の徒“戯睡郷”メア(※『シャナⅢ』の第13話に再登場)
第2話 全ての序章 ☆ 悠ニの特訓、シャナと一美の弁当作りバトル、零時迷子の"戒禁"、メア討滅、ラストで近衛史奈転入
第3話 疑惑の転校生 ★ 史菜の正体探り、駆け出しの徒"駆掠の礫"カシャ撃滅
第4話 憂いの少女たち ☆ シャナ&一美の戸惑い・苛立ち
第5話 家族の食卓 ☆ ヴィルヘルミナの手料理
第6話 試練の前夜 ★ 佐藤宅勉強会、マージョリーの恋のアドバイス ※日常&コメディ回として〇
第7話 池速人、栄光の日 ★ 遊園地グループデート、悠二の親友・池の告白未遂(一美へ)
第8話 過去への扉 ★ マージョリーの昔話(1930年代のニューヨーク、"穿徹の洞"アナベルグとの戦い) ※「大地の四神」の一柱初登場
第9話 悲しみのマイルストーン ★ 続き(シュドナイの脅威、未熟者"魑勢の牽き手"ユーリーの犠牲)、悠二の封絶("銀"の炎)
第10話 帰って来た男 ☆ 悠二の父・貫太郎帰国、学園祭準備進行
第11話 約束の二人 ☆ 続き、零時迷子の創り手"彩飄"フィレス接近
第12話 清秋祭始まる ★ 仮装パレード、シャナのグランプリ選出、フィレス降下
第13話 収束、そして兆し ★★ マージョリー暴走("銀"発見)、零時迷子の"戒禁"の変質、学園の被害修復
第14話 永遠の恋人 ★ 一美のフィレスへの申出、零時迷子誕生の秘密(ヨーハンの願い)、フィレス本体降下、"銀"の腕の一撃("壊刃"サブラクの自在法発動)
第15話 覚醒 ★ "大命詩篇"の目論見、"偽りの器"史菜の零時迷子への刻印、ヘカテーの史菜回収、ヨーハン一時出現、フィレス退去{/netabare}

 - - - - - - - - - - OP「BLAZE」、ED「Sociometry」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第16話 つきせぬ想い ★ "闘争の渦"御崎市、フィレスの一美への託し物(宝具フィラルダ)
第17話 それぞれの道 ★ アウトロー(フレイムヘイズ支援拠点)の混乱、田中&佐藤の決断、悠二の鍛錬進展
第18話 錯綜の悠二 ★ 悠二の母・千草の体調異変、"聚散の丁"ザロービ接近
第19話 言えなかったこと ★ 悠二の鍛錬の成果(ザロービ撃滅)、シャナの“吼号呀(こうごうが)”ビフロンス撃滅、ラスト御崎市の異変
第20話 茜色の死闘 ★ “壊刃”サブラク来襲(自在法スティグマの脅威、ヴィルヘルミナ苦戦)
第21話 合わさる力 ★★ 続き(スティグマ破りの自在法、悠二のサブラク本体見破り・全員の協力、サブラク撃破) ※挿入歌「JOINT」
第22話 クリスマス・イヴ ★ 千草おめでた、一美&シャナの恋の決戦申込、池の告白・失恋、Xmasツリー前の待ち合わせ、ヘカテーの零時迷子奪取
第23話 危難の胎動 ★ バル・マスケの大自在式"大命詩篇(=盟主の代行体創生)"遂行開始(時計塔の変形、フレイムヘイズ突入、"敷の立像"出現)
第24話 守るべきもの ★★ 続き(ヘカテーの一瞬の躊躇、"暴君"破壊、零時迷子回収)、悠二の選択 ※ED「sense」{/netabare}{/netabare}
-------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、☓(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


=========== 灼眼のシャナ III -Final- (2011年10月-2012年3月) =========
{netabare}
 - - - - - - - - - OP「Light My Fire」、ED「I’ll believe」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 失われた存在 ★ 予告なしの悠二消失、冬学期、シャナ&一美の希望、悠ニの盟主代行体承諾、盟主登極
第2話 来たるべきもの ★ 上海アウトロー壊滅、"震威の結い手"ゾフィーの忠言、盟主の諸将謁見・大命布達、佐藤と悠二のニアミス
第3話 旅立つために ★ 悠二とシャナの再会
第4話 再会と、邂逅と ★ 現世の名「坂井悠二」・真名"祭礼の蛇"(紅世の創造神)、"銀"の正体判明(マージョリー戦線離脱)、悠二vs.シャナ、シャナ拿捕
第5話 囚われのフレイムヘイズ ☆ 星黎殿に幽閉されたシャナ、進む軍議と不安要素(バル・マスケ陣営)
第6話 掌のなかに ☆ ゾフィー総司令の戦力調達進行、“輝爍の撒き手”レベッカ・リードのヴィルヘルミナ加勢、最強の自在法(シャナ)、ヘカテーのシャナ襲撃
第7話 神門 ★★ 一美&カムシン再会(一美の望み、カムシンの過去話)、"大命詩篇"第二段階・創造神本体奪還作戦開始(悠二&トリニティ他"久遠の陥穽"への出立)
第8話 開戦 ★ 天道球浮上、開戦(東京)、戦線拡大(東西で陽動戦)、レベッカ&カムシン星黎殿奇襲 ※ここから両陣営の頭脳戦本格化
第9話 星黎殿へ ★★ シャナ救出作戦、天目一個出現・シャナ自由回復、クリプタ破壊(星黎殿隠蔽解除)成功
第10話 交差点 ★★ シャナvs."駝鼓の乱囃"ウアル、レベッカvs.“哮呼の狻猊”プルソン、“螺旋の風琴”とヴィルヘルミナの取引、星黎殿帰投命令(デカラビア)、星黎殿強襲(ゾフィー本隊)、シャナ開眼
第11話 聞こえる、想い ★★ シャナ隊"久遠の陥穽"へ、マージョリー回復、デカラビア陣頭出撃・戦死、バル・マスケ援軍到着
第12話 誓いの言葉 ★★ サブラクvs.ヴィルヘルミナ/カムシン/レベッカ、"祭礼の蛇"本体封印解除、アラストール離脱・シャナとの合流、シャナ大見え切り(第1期第15話の伏線回収)
第13話 狭間へと、狭間から ★★ サブラク消滅、神門破壊失敗、"祭礼の蛇"帰還{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - OP「Serment」、ED「ONE」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第14話 大命宣布 ★★ 新世界“無何有鏡(ザナドゥ)”創造宣言、FH撤収戦開始(悠二の呼び掛け(FHの大義崩壊)、FH軍壊走)
第15話 雨中の敗走 ★★ 続き(大地の四神“晧露の請い手”センターヒル参戦、ディアマンテス&センターヒル戦死、撤収成功) ※挿入歌「u/n」
第16話 再び、戦いへ ☆ 大敗の後のこころの整理、シャナの腹案、百鬼夜行召集、星黎殿御崎市へ
第17話 誰が為に ★ シャナと「大地の四神」の残り三神接触、悠二と一美の再会・依頼、一美の承諾
第18話 闘争の渦 ★★ “大命詩篇”最終段階開始(ヘカテーの使命遂行)、御崎市最終決戦
第19話 彩飄(かぜ)が呼ぶもの ★ 一美のフィレス召喚、ヨーハン離脱・干渉、百鬼夜行出現 ※挿入歌「赤い涙」
第20話 世界の卵 ★ ロフォカレの予言、戦線混乱、シャナの大命詩篇(自在式)撃ち込み成功
第21話 一つの理 ★ シャナ達の目的(新世界の改変)、大地の四神の目的、ヨーハンの目的
第22話 異邦人の夢 ★★ ダンタリオン教授死亡、マモン死亡、両陣営の切り札開示
第23話 神の夢 ★★ “導きの神”シャヘルの神威召還(両界の嗣子)、悠二の神威召還(新世界ザナドゥ創造)、徒達の出立、カムシン消滅
第24話 涯てより開く ★★ ユストゥス誕生、悠二の望み、螺旋の風琴の自在式発動、それぞれの出立 ※挿入歌「緋色の空」、ED「光芒」{/netabare}{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)12、★(良回)9、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.8

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※以下はシナリオの本筋に関係のない外伝OVAおよびアナザーストーリー(ファン向け)
{netabare}
====== (OVA1) 灼眼のシャナ SP「恋と温泉の校外学習」 (2006年12月) =====

全1話 ☆ 3.6 {netabare}※温泉ドタバタ回だがサブ・サブキャラ(緒方真竹)に注目{/netabare} ※約23分

OP 「緋色の空」
ED 「夜明け生まれ来る少女」


================= 劇場版 灼眼のシャナ (2007年4月) ===============

全1話 ☆ 3.8 {netabare}御崎市「都喰い」阻止戦(vs.“狩人”フリアグネ)のアナザーストーリー{/netabare} ※約86分

主題歌 「天壌を翔る者たち」
挿入歌 「赤い涙」


============ (OVA2) 灼眼のシャナ S (2009年10月-2010年9月) ==========
{netabare}
第1話 リシャッフル ★ 夏休みの出来事(悠二&シャナの心身入れ替わり事件) ※ドタバタコメディ回
第2話 ドミサイル ☆ 秋学期、シャナの不審行動、ヴィルヘルミナの大切な日
第3話 オーバーチュア 前編 ☆ 悠二に出会う前のシャナの"徒"討滅活動(寄木市)
第4話 オーバーチュア 後編 ☆ 続き ※overture(序曲、導入部、予備交渉)・・・という意味でラストに『シャナF』への繋ぎシーン有り ※挿入歌「portamento」{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)3、☓(疑問回)0 ※個人評価  ☆ 3.6

OP 「Prophecy」
ED 「All in good time」{/netabare}


(※以上、2018.8.29 レビュー内容をⅢに併せて全面書き換え)

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(※以下、過去のレビュー)
{netabare}
※第Ⅰ期・第Ⅱ期・第Ⅲ期(FINAL)・劇場版すべて含めた感想です。

このアニメは、日本刀を抱えた炎髪灼眼の美少女シャナが、人の“存在の力”を喰らう異世界の魔物“紅世の徒”と激しい戦いを繰り返す、という美少女バトルものの傑作ですが、
それだけに留まらず、魔物を討伐するシャナの戦いに偶然に巻き込まれた平凡な男子高校生の坂井悠二が、

{netabare}
①困惑し受身に終始してシャナから厄介者扱いされていた状態から、
②次第にシャナの戦いを支える重要なパートナーとなり、
③次いで彼女の心をも支える存在になり、
④そして第Ⅲ部では、本人の強い意志により“紅世の徒”の盟主と一体化し、その強大な力を得て、表面的にはシャナと対立しながらも実際には彼女を含めたフレイムヘイズおよび人間側と“紅世の徒”との果てしない対立の悲劇を終結に導く戦いを主導する大きな存在となっていく、
{/netabare}

という、少年の成長物語、
そして、それらの過程を通じて
少年と少女の心が融和していく恋愛物語

という、この作品の隠されたテーマを次第に明らかにしていく、意外に内容の充実した良質なアニメとなっていると私は評価します。


※期別の個人的評価(5段階)

第Ⅰ期(シャナと悠二の出逢い、シャナ誕生の物語)★★★★ 
第Ⅱ期(“紅世の徒”側の盟主復活の謀略)★★★
第Ⅲ期(フレイムヘイズVS.“紅世の徒”の全面戦争)★★★★★

従って、総合評価として★★★★(5段階で★4つ)とします。

また、この作品の私的な好感ポイントとして、
{netabare}
①人間を救おうとするシャナなどフレイムヘイズ(元人間の異能者)側=善
②シャナと対立して新しい世界を創造しようと画策する“紅世の徒”側=悪

という有り勝ちな単純な善悪二元論ではなく、むしろ人の“存在の力”を喰らう②“紅世の徒”側の事情に対して、第二主人公(悠二)が憐憫の情を持ち、シャナと対立してでも彼らを救済しようという強い意志を抱くに至る点、
{/netabare}

それから、シャナ(=メイン・ヒロイン)だけでなく、
{netabare}悠二と同級生で彼に恋しながらも、シャナと悠二の特別なパートナーシップに、時に嫉妬しつつ二人を陰ながら支えようとする一美(=サブ・ヒロイン)の側の感情推移も過不足なく描かれている点
{/netabare}

の2点を挙げておきます。

その他、この作品の難点として、上記のように第Ⅱ期のシナリオの出来がいま一つ(特に前半の学園生活パート)なために、ここで退屈して視聴を打ち切ってしまう懸念があることを挙げておきます。
しかし、本作品の本当の面白みは第Ⅲ部にこそあると私は考えるので、ここで打ち切るのは勿体ないです。


【総評】
美少女バトルものというジャンルのアニメは非常に沢山あり、また現在も毎期多数の新作が制作されている人気分野ですが、この作品はそのジャンルの最高峰にして、かつ、ジャンルを大きく超える魅力を持った作品であると私は評価します。

このアニメの作画・演出自体は、第Ⅰ期(2005年)、第Ⅱ期(2007年)、第Ⅲ期(2011年)の制作であるために、特に初期の2作は今後さらに陳腐化が進むと思いますが、ストーリー面でこの作品を凌駕する内容を持つ同ジャンルの作品は、これからもなかなか登場しないのではないかと考えます。
(美少女バトルものは、キャラ重視でシナリオは後付けのチグハグなものが大半だが、この作品はキャラが魅力的な以上にシナリオの一貫性が高い=シナリオ重視)

※なお、劇場版「灼眼のシャナ」は第Ⅰ期の最初の数話のフリアグネとの戦いのエピソードを別シナリオで描いたもので、TVアニメよりもラノベ原作に忠実な内容といわれていますが、TVアニメの方がシナリオの出来が良く、特にこちらを視聴する必要はないと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 52

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『釘宮病 S型』

『灼眼のシャナ』はラノベ原作、2クール(24話)の学園、アクションファンタジーアニメです。


シャナは釘宮病の起源とされるS型ウイルスとして一部では有名でとあるサイトには『予防法はない。』という悲惨な事が書いてあります。そんな私も既に末期患者。
L型、N型、T型という非常に強いモノのがあるので気を付けてくださいまし。

この作品を観て第一に思った事は登場人物の目が自棄にキラッキラしているところ。その違和感は甚だしいものでした。

この第1期は一応原作通りの流れですが、原作とアニメを比べてみると異なる点や除かれた話、説明不足等が結構存在します。これはラノベ原作と言う事で仕方の無い事なのですが、それでも初見の人でも問題なく見られると言う点で話の抜粋は良かったと思います。 ヴィルヘルミナとの出会い方が変わったり、ダンタリオンとの戦闘が想像していたよりもチープになっているのが少々残念。

炎髪灼眼のフレイムヘイズが誕生する過去編は完全と言ってほど原作に忠実。終盤のオリジナルのストーリーはオリジナルにしてはなかなか面白かった。ただ、最後のシーンが劇場版と混同してしまうのは私だけなのか...。
オリジナルストーリーにおけるサービスシーンらしいところは製作スタッフの悪戯心?


また、原作における専門用語の羅列に苦しむ事が殆んど無く観られたのが非常に良かった。一応、BD-BOX等で付いて来るなぜなにシャナたんというコーナーで簡単に解説してくれるのですが...。
何はともあれ、この作品にはとても思い入れがあるので評価は高めにしておきます。面白いかどうかはその人の主観b

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

T*なす茶*K さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シャナカッコ良い!

乱菊さんやシュラ様とか、剣を使って戦う女子キャラはやっぱカッコ良いわ♪
しかもシャナは↑の2人とは対照的で小さくて貧乳wで落ち着きがない!
ここがまた可愛いんだなぁ~(´Д`*

いとうのいぢさんのキャラデザは素晴らしいです。
ハルヒと言いななついろと言い、のいぢさん特製キャラクター!
ただの長髪キャラじゃないんですよね。
前髪や目のつりあがっているとこ、資料を参考にするまでなかなか描けなかったものです。
シャナは巻数がたくさんあるので本屋で並べてあるのを見ると美術館みたい・・・ってかこれアニメのレビューじゃないなぁ(((

戦う→勝つ→次の敵と戦う→勝つの繰り返しだったら絶対観るのやめてましたが1話見始めると止まらなかった・・・早く次が見たい!って思わせられる。
敵キャラもただの人間じゃないんですよね。
皆見事に違う!同じ年齢層のキャラでも全然違うんです。

長々と語ってしまいました。
あ!最後に、
くぎゅの演技も最高です。
「あああああああああああああああああああああ」って叫んでるとことかくぎゅとシャナが一心同体!((

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9

79.9 4 2005年秋(10月~12月)アニメランキング4位
魔法少女リリカルなのはA’s-エース(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1018)
5496人が棚に入れました
次元世界を揺るがした「PT事件(プレシア・テスタロッサ事件)」からおよそ半年後の12月。高町なのはは戦いを通じて得た絆を胸に魔法の訓練を続けていた。

ある夜、そんな彼女の下に「所属不明の魔導師が急速接近中」との警告が響く。不穏なものを感じながらも、それを迎えるべく家を出るなのは。それが、後に「闇の書事件」と呼ばれる、ある冬の悲しくも優しい出来事の幕開けだった。

声優・キャラクター
田村ゆかり、水樹奈々、植田佳奈、水橋かおり、桑谷夏子、高橋美佳子、久川綾、松岡由貴、釘宮理恵、清水愛、一条和矢、天野エリカ、緑川光、白石涼子、佐久間紅美、氷青、谷井あすか、小林沙苗、清水香里、真田アサミ、柚木涼香、鈴木菜穂子、長克巳、松来未祐、平井啓二、柿原徹也、Donna Burke、Kevin J England、Alexandra Haefelin、檜山修之

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

なのはシリーズ【最高傑作】

なのはシリーズ【最高傑作】と呼び声の高いこの作品!
声優陣はこの上ない程の超豪華面子が連なります♪♪

シナリオ・声優・音楽・キャラとどれを取っても非の打ち所がありません!!
そんな中でも特に目を引くのは、音楽とキャラの2要素!

まず、音楽に関して以下の通り↓
オープニングテーマ「ETERNAL BLAZE」水樹奈々
エンディングテーマ「Spiritual Garden」田村ゆかり
田村ゆかり、水樹奈々と声優界きっての2人が歌います。
これはこの上ない贅沢と言っても過言ではないでしょう!!

個人的に、水樹奈々の大ファンと言うこともありますが、
それを差し置いても、彼女の歌唱力と【なのは】に合っているという点は、
誰もが認めるものだと断言します!!

そしてキャラは、【なのは】【フェイト】の2大勢力を中心に素晴らしいとしか言えません!
個人的には、フェイトが好きすぎる~~↑↑
完全なる偏見ですが、【なのはの半分はフェイトでできています】ww
と、それくらい個人的には【フェイト】の存在が大きかったです♪

なのはシリーズ【最高傑作】との、呼び声に恥じぬ素晴らしい作品!!
是非、ご視聴あれ♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

スワン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

第2期ですね(*^_^*)

第2期では、新キャラが魅力的です♪
特にヴィータがw服装もさることながら、性格も好きですね。登場早々つえーのなんのwwって言ってもまだ観てない人にはどれかわからんねw(赤い髪のちっこいやつです)
シグナムもかっこいいし(*^^)v(←シグナムはピンクの髪の人ですw)

第1期と比べると対象とする年齢層を上げてきたのかなって印象です。
ストーリー自体も少し厚みを増し、こちらも大変いい作品です。特にヴィータがw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

優しさで出来ているバトルアニメ

1期のクライマックスから半年後のお話、第2期になります。
数々の辛苦の果てに信頼と友情を築いた、なのはとフェイト。
2人の魔法少女の前に現われる謎の敵(?)。
新たなロストロギアに纏わる戦いがまた、始まります。


正直、かなり贔屓目でレビュー書いてますw
1期の視聴ですっかりファンになったオッチャンとしては、もう健気なこの子達が可愛くて仕方ないんです、ハイ^^
なので、フェイトがなのはの横で微笑んでいるのを見るだけで、感慨で胸が熱くなってウルッと来ちゃいます。
両雄並び立つ。
魔法少女に対して”雄”という表現が適切かどうかはアレですが、まさしくそんな感じ。
2人が肩を並べているのを観られるだけでもう充分。
OPの映像を見ただけで、かなり満足しちゃいました。

まあ、個人的な嗜好は置いておいても、この2期は世間一般での評判も概ね良好。
贔屓抜きにして、1期に引き続きご満足頂ける良作だと思います。


リリカルなのはの最大の見所であるバトルも健在。
序盤からもう、ブイブイと跳ばしまくってきます。およそ人気のあるバトルものの”お約束”要素が満載です。
強力な敵の出現、ピンチと敗北、パワーアップ、互いを切磋するライバル関係、主要キャラ総出のラストバトル。
そんなのがまぁ、アツイことアツイこと。
意地悪な見方をすれば、予想どうりの予定調和なのですが、丁寧に定番を外さない骨太な構成は、わかっていても魅了されるものがあります。
ドキドキし、ハラハラし、ワクワクして、ホッとする。
エンターテイメントの基本がしっかりしている作品です。


そして何よりキャラクターが秀逸。
なのはやフェイトが良い子なのは語るまでもありませんが、登場人物がみんな優しさや何らかの想いで溢れているのが本作のとってもいい所。
悪意のある嫌なキャラが一人もいません。
それでいて、めいっぱい本気でぶつかり合う一進一退の熱の入った戦いには抜かりがなく、気持ちが込められているからこその真剣バトル。
それぞれの譲れない事情から争いや事件になっていくのが切なくもあり、爽やかでもあり。
やっぱりこのコらみんな大好きだ。と思わせる魅力に溢れています。

1期がフェイト・テスタロッサの物語だとするなら、
2期は八神はやてと守護騎士達の物語。
対抗勢力のキャラに感情移入して泣けてしまうのは、この作品の素敵なセールスポイントだと思います。
大事なのでもう一度いいますね。
悪意のある嫌なキャラが一人もいません、みんな大好き。


とまぁ、ベタ褒めしてますが不満がないわけではありません。

不満というか希望に近いのですが・・・2クールでもよかった。
13話で破綻なくきれいに構成されているので、1クール作品としてまとまってはいるし、そこが不出来というわけではありません。ですが、深堀して広げられるところが沢山あったのに勿体無い!というのが率直な感想。

クロノの父親のこと。
ロストロギア「闇の書」の過去。
フェイトとリンディのこと。
はやての生い立ちのこと。
レイジングハートとバルディッシュの復活劇。
なのはとフェイトの特訓。
ユーノの恋バナ。

バトルやドラマに厚みを持たせるために思いつくエピソードは枚挙に暇がありません。
ラストにしても、もっと尺をたっぷり使って盛り上げて欲しかった。
全体としてはフェイトの活躍が目立ちますが、主人公のなのはを中心にしたエピソードが少なく、その点でも物足りなさは否めません。
まぁ、番組枠などは大人の事情も絡むので仕方ないと飲み込むしかないのは理解してますが・・・・やっぱり勿体無いなぁ。
贅沢を言えばキリがないのは承知のうえで、「もっと観ていたい」という願望からのささやかな苦言です^^


ともかく、アツくて善良な魔法バトルアニメ。
当然、お子さまに見せても全然おKな良質&高品質の深夜アニメです。
自信を持って、オススメ!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 27

77.1 5 2005年秋(10月~12月)アニメランキング5位
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man(OVA)

2005年9月23日
★★★★★ 4.4 (13)
80人が棚に入れました
“笑い男事件“とは、2024年におきた”セラノ・ゲノミクス社”社長アーネスト・瀬良野氏の誘拐に端を発するマイクロマシン製造メーカー、医療機器メーカーなどが脅迫を受けた企業テロ事件。脅迫された企業の数は戦後最大と言われている。

この事件の犯人と目的も、電脳化や義体化に敵対する過激派説、企業陰謀説、単なる金目当ての恐喝説、国籍、性別、年齢はおろか、単独犯なのか複数犯なのかすら特定できなかった。わかっていることは“笑い男”が特A級のハッカーであることだけだった・・・。

ある日、公安9課トグサの元に「笑い男事件」の捜査員山口から連絡が入る。だが、山口はその直後に不審の死を遂げる。そして、その数日後、不祥事謝罪のための警察の会見中継が、「笑い男」にジャックされるという事件が起きる。沈黙を破った姿なきハッカー「笑い男」の狙いを探り、公安9課が動き出す。

© 士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

76.3 6 2005年秋(10月~12月)アニメランキング6位
BLOOD+ ブラッドプラス(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (986)
6273人が棚に入れました
沖縄県沖縄市コザに住む高校生・音無小夜は一年以上前の記憶を持たないものの、家族である養父宮城ジョージや義兄弟宮城カイ・リク、そして友人に囲まれて平和な日々を過ごしていた。
しかしそんな小夜の日常は、生き血を喰らう獣・翼手に遭遇した事で終わりを告げる。襲い掛かってくる怪物に成す術もない小夜は、辛くもハジと名乗る美貌の青年に助けられる。そしてハジに口移しで彼の血を飲まされるや一変、刀を手にし、たちまち翼手を切り伏せてしまう。そんな自らの能力に困惑する小夜だが、全てを知るハジは多くを語ってはくれなかった…。
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これから見る人は覚悟がいるかも

過去に視聴した記憶を掘り起こしながら書いてるので間違いあるかもですけど
ご容赦下さいませ。(なんか違ってたらそれとなくツッコんで頂けると幸いです)

確かSEED DESTINYの後番だったので、そのままの流れで当時視聴しました。
最初は軽い気持ちで見てたんですけど、見ていくうちにどんどん重い話になっていって、色々と考えさせられる作品でした。

敵が強いので戦闘はかなりハラハラします。
中盤の見所である{netabare}小夜の血を分け与えたイレーヌが死んでしまう{/netabare}シーンでは泣きました。
見ていて辛かったです。
{netabare}シフに感情移入すると{/netabare}割と心をへし折りにきます。

当時、自分はちょっとアニメから離れかけてたんですけど、
この作品で色々と思わされて、その後も色んなアニメを大量に視聴を続けてますねw
そういう意味では私の中でターニングポイントのアニメです。

OP/EDも素晴らしいです。4曲ずつ合計8曲あります。
OPは青空のナミダが、EDはThis Loveが好きです。
カラオケで映像有りなので割と入れるんですけど、若い人からは
「このアニメってなんのアニメですか?」って言われるんですよねぇ…悲しい
(思いっきり映像にタイトル名出てんじゃんと心の中で思いながら)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

らびえぬす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いい作品ですね

ちょっとグロテスクなシーンが多いことや、話が長すぎて中だるみしてしまうところがマイナス評価になる本作品ですが、、、、

血を題材にしているとこから、ある程度はやむを得ないかと思う。

あと、長編すぎるとの批判もあるが、例えると小説のようなストーリーなので、これもOK。 物語には起承転結があって然り。途中のスローな展開があるから全体が引き締まっていると思う。
全編、盛り上がりっぱなしの作品なんて、変化が無くて興醒めする。

要はストーリーが全部纏まっていることが重要だと思う。
本作品の場合、全ては無理なく一点に集約しており、完成度が高い作品と言える。

最後の静かな終わり方も後味が良くていい。 この後がとても気になるが、あえて完全なFINにしていないとろなど、観終わった後も楽しめる作品だと思う。

元ちとせのEDが最高にマッチしていて、最終話は不覚にもちょろっと涙が・・・・

唯一の汚点は、続編?『BLOOD-C』
アレを先に観てしまうと、本作品を観なくなる人が出てくると思う。そういった意味であれは、闇に葬って欲しい。

あ、、、『C』が好みの方にはすみません。 あくまで個人的な感想なので許してください。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

長い長い歴史の中を旅する2人

2005年から2006年にかけて4クールで放送された全50話。
2000年に劇場公開された『BLOOD THE LAST VAMPIRE』での
「少女が刀を使って翼手(怪物)を斬る」というコンセプトを継続しつつ、
キャラクターもストーリーも一新して製作された作品。

主人公は一年以上前の記憶がないという高校生の女の子・小夜(さや)。
養父や義兄弟とともに沖縄で平和な日々を送っていたところ、
人間の血を栄養源にする翼手という怪物が引き起こす事件に巻き込まれ、
その際に出逢った謎の青年ハジとともに翼手と戦いつつ、
やがては小夜の壮大な背景を含む出生の謎やハジの秘密を追いながら、
世界各国をまわっていくというロードムービー要素もある物語。

沖縄に始まり、ベトナム、ロシア、フランス、イギリス、アメリカと、
長い長い旅の中、史実なども交えたスケールの物語になっている上、
次々現れる登場人物のキャラもそれぞれ立っていて、
リアルタイムで視聴していた当時、毎回グイグイ惹き込まれていた。
子どもの頃からヴァンパイアものは好きでよく観ていたくせに、
ハジが小夜と出逢う回はなかなか強烈で、時間帯的に子どもも観る時間だし
大丈夫なのか?なんて大人になってしまった自分が思っていたのが可笑しかった(笑)

旅の最中では、謎の歌姫ディーヴァを守るシュヴァリエ達や、
太陽の下に出られないシフなど、怪物スタイル以外にも、
美しい人間の姿をした吸血鬼モチーフの魅力あるキャラが登場。
圧倒的な力で戦いを挑む小夜も、その度に大切な諸々を失い疲れ果てていく姿や、
ディーヴァとの因果関係にも、切なさや哀しみなどの心情が細かく描かれ、
単純なバトルものとは違う奥深さがあった。
そして家族や家族愛というものもいろいろ考えさせられた。

また、4回に渡って改変されたOPやEDもさることながら、
ディーヴァの唄う歌が素晴らしく、ハジの弾くチェロも含め、
音楽面でも楽しめた作品だった。がしかし、リアルタイムで観ていても
中盤少々ダレ気味になったので、一気に観ようとするとさらに飽きる恐れはある。

でも、チェロ、オペラ、執事、ゴシック、ヴァンパイアアクションなどの
キーワードがお好きな方にはオススメ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 66

76.1 7 2005年秋(10月~12月)アニメランキング7位
闘牌伝説アカギ 闇に舞い降りた天才(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (830)
4199人が棚に入れました
昭和33年。チキンランで生き残った少年・赤木しげるは初めて打つ麻雀でも異才を発揮し、ヤクザ相手の勝負に次々と勝利を収めてゆく。なかでも盲目の雀士・市川を破った夜は伝説となる。昭和40年“神域”と称され、天才の名を欲しいままにするアカギは、権力を利用して巨大な富を築いた怪物・鷲巣を狩るため、生き血を賭けた大勝負に挑む。

声優・キャラクター
萩原聖人、小山力也、玄田哲章、中田浩二、高木渉、田中秀幸、風間杜夫、古谷徹

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これは名作ですよ・・・完結すれば゚。(*^▽^*)ゞ

■『闘牌伝説アカギ ~闇に舞い降りた天才~』ってどんなアニメ?( ^ー^ )/圜 一発自摸!
「逆境無頼カイジ」でお馴染みの福本伸行さん原作の作品!
裏社会に彗星のごとく現れた天才『アカギ(赤木しげる)』が数々の伝説を築き上げていく姿を描いたストーリなのです♪
僅か13才で賭博麻雀と出合い、その才能故に数々の勝負を請け負うことになっていくのです!
 
 
■総評
福本作品「カイジ」よりも前にアニメ化された作品なのですね♪
本作品もカイジ同様に人間の内面を緻密に描いた心理描写が絶妙で、対戦相手との命を賭けた心理戦が最大の魅力だと思います(*^-^)
ナレーションはガンダムのアムロ役でおなじみの「古谷徹」さんがキャスティングされているので、カイジよりも静かで落ち着いた雰囲気で緊迫感を醸し出していますね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
 
また、「カイジ」は強運を引き寄せる才能に長けているのに対して、「アガギ」の場合は、危険察知能力、洞察力、判断力等が常軌を逸している程に長けているのです。
「死」に対して恐怖も未練もなく冷静沈着に相手の心理を読み、相手の戦意をなくすように完膚なきまで叩き潰すことから『悪魔』と呼ばれるほどなのです♪
 
とにかく麻雀を少しでも知っている方なら、ちょっと見ただけでのめり込む事間違いなしだとおもいます。
超心理戦のアカギ伝説の数々は何度見ても色褪せる事のない名作だとおもってます♪
 
最後に残念なのは、鷲巣麻雀編が原作がまだ完結していないので、その影響でアニメの方もとっても中途半端な所で終わっている点なのです・・・Σ(^∇^;)えええええ~
1クールも使った鷲頭麻雀編・・・早く続きが見たいんですけど( #` ¬´#) ノコラ!
 
おわり!v(´ー`)o圄圄圄回回回圀圀圀囚囚囚團團o パタリ
 
 
2011.10.23・第一の手記

投稿 : 2024/12/28
♥ : 29

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

裏社会 伝説の雀士

カイジでお馴染みの福本伸行の代表作であるこの作品。
原作は近代麻雀で1992年から連載開始されていて現在も連載中です。
10年以上かけて連載された作品を全26話に収めているので完全に原作通りというわけにはいきませんでしたが、それでも完成度は素晴らしかったです。
福本作品は細かい心理描写や強烈な人間描写が特徴で最大の魅力です。
また、この作品の特徴としては女性キャラが一切登場しません。
福本さんは生命を賭けた極限の男達の勝負描くことが多いので女性キャラが出てくることが少ないのですが、一切登場しないというのはアニメ作品としては珍しいです。

ストーリーはヤクザや賭博といった裏社会に突然現れたアカギ(赤木しげる)の伝説を築き上げていく姿を描いたものです。
賭けとしての麻雀が当たり前、イカサマや暴力もありの裏社会でアカギがのし上がっていく姿は凄まじいです。
アカギの凄さは何といっても天性の才能です。また相手を呑み込む洞察力や判断力、そして死をも恐れない精神力などアカギの凄さを言い出したらキリがありません。
それぐらいこのアカギという男は常軌を逸していて周囲からは『悪魔』と呼ばれています。

物語の構成としては主に矢木編、市川編、浦部編、鷲巣編の4つに分かれています。
矢木編はアカギがその場で麻雀のルールと役を覚えただけで戦う姿に注目です。
市川編と浦部編はアカギの天才ぶりが存分に発揮されてるので、自分はこの2人との闘いが大好きです。
そしてこの作品の肝でもある鷲巣編ですが、正直に言いますと引きのばしすぎです。
アニメではおよそ1クール、原作も鷲巣編だけで10年以上連載中です。
アカギにとっての最強の相手なので話数を割くのは仕方ないとは思いますが、いくらなんでも長すぎるってのが正直な感想です。
原作も終了してないのでアニメでも決着はつかないのですが、もう少し終わり方を変えてほしかった気がします。
あまりすっきりしない終わり方でした…
自分は原作がどうやって終わるのかに注目しています。

この作品には名言と言いますか自分がとてもかっこいいと思ったセリフや描写がたくさんあります。
中でも自分が一番好きなのは浦部戦の「その牌には魔法がかけてある」というセリフとそのシーンです。
ここでアカギの常人じゃないほどの観察力を垣間見ることができます。
単なる確率ではなく理に適っているんです。
まさに究極の心理戦です。
大げさかもしれませんが、それほど自分にとってこのシーンは衝撃的でした。

主題歌についてですが、OPはまさに昭和といった曲でした。映像、音楽ともに作品の雰囲気に見事にマッチしていて哀愁の漂う曲でした。
EDは前期後期と2曲あるのですが、正直後期の曲は覚えていませんw
前期EDであるマキシマムザホルモンの『アカギ』の印象がかなり強いです。
なんだか耳に残る曲で自分は結構好きでした。

この作品は麻雀を知らない人にはあまりおすすめできません。
そして、賭博やイカサマなどが嫌いな人にもおすすめできません。
福本作品は好き嫌いが分かれると思います。
劇画のような作画、角ばった顔、尖った顎、鋭い鼻などかなり独特です。
自分も初めは抵抗がありましたが見ているうちに慣れました。
絵で敬遠しているけど麻雀が好きって人はぜひ見てみてください。
きっと好きになると思います^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

真剣勝負というものは技量にかかわらずいいものだ、決する瞬間互いの道程が花火のように咲いて散る

点数計算もよくわからないし役もうろ覚え、そんな残念脳の自分ですが
岡目でも何となく伝わる勝負の駆け引き、緊張感、
さらに運が大きく作用するゲームで勝負を決する分水嶺を作者がどこに置いているか
そんな勝負ごとに対する作者それぞれの美学、哲学みたいなのが
うかがえて麻雀に限らずギャンブル物は好んで見ちゃいます。
{netabare}
麻雀というゲームは運の要素が強く例えばスポーツものなどにある
練習や積み重ねといったものがあてになりにくい
(まぁそんな中でも強い人はいるわけでそんな人がいわゆる玄人なわけだが)
とにかく不確定要素が多すぎるなか自分の判断を信じるメンタリティが要求されるわけで、
しかも今作では一回の勝負で大金が動き後々の人生まで大きく左右されるゆえ生じる
ひりついた緊迫状態とそんな重大事を水物であるのギャンブルで決めるという
矛盾、だからこそ躍起になざる得ない極限まで圧縮された時間
不条理が生み出した特異な空間。

それに主役のアカギ本人の根本の部分から
強い心、鋼の精神が引き寄せる謎めいたカリスマ性と牽引力
そんな諸々が融合し刹那的で破滅的ですが思わず
魅入られてしまう招き寄せられてしまう妖しい魅力を形成してると思います。


作画は常に暗めの色調、BGMも一貫して緊張感のあるシリアスなもので
光の当たらない深海の世界でのやりとりみたいな世界観を形作る好アシストになってるし
何よりナレーション、ガンダムのアムロ役で有名な古谷徹さんですが見物人が説明したりすると
緊張感が削がれ冗漫になってしまうであろう所を張り詰めた空気を保ったまま的確な状況説明
ベテランの仕事、たっぷり堪能させていただきました<m(__)m>
それにアカギ自身は戦略を組み立てているだろうがそんな独白をあえてカットする
ワンピースのルフィでもそうですがそうすることによって偶像性を高めてますね
(ニセアカギは頭の中でごちゃごちゃした確率を計算してる演出だったのでそこらへん対照的ですね。
彼もそれなりに優秀だったが魑魅魍魎がうごめく世界ではそれでは足りなかった、恐ろしい世界です)
時に絶体絶命な場面でもガタガタ騒がず身を削ることも厭わないブラフで流れを引き寄せる
黙って行動や背中で語る、かっこいい男はそうでなくちゃ。

あ、でも浦部戦の後でアカギは自分の手の内を明かしてたか、でもあそこは
このアニメの総決算ともいえるシーンで即ち人を観て癖を見抜きその裏に罠を隠せ
その理念があったればこそ代打ち矢木戦で小技を仕掛け迷いを誘う
こすいやせた考えを逆手に取り今度は自分がハメられる側だと思い込ませ勝負から降ろす
市川戦では合理的打ち回しの陰に牙を潜ませたった一筋の細い勝ち筋に狙いを絞り
喉を食いちぎる、浦部戦ではそれに加えて自分の情報を悟られないようにし
浦部自身の経験に頼らざる得ないよう誘導する
100%のオカルト麻雀ですがだからこそ色濃く炙り出されるアカギの活きた理、そして

圧倒的・・・悪魔じみた・・奸計っっ・・・!


勝負の中で避けようもなく晒されるその人の
奥底に息づく地金を看破する、なんだか
ハンターハンターでメルエムがそんなこと言ってたような気がします、
多面張の待ちの計算すらもたつく前提すらおぼつかない自分にとっては
雲の上のレベルですが何事も天上の域に達すると同じ結論に至るようですね
とにかく勝負事に関しては王と同等の境地のアカギさん
マジぱねぇっす

全編を通じて感じたことはなにより自分の頭で考え続け思考回数を重ね対策を練る
万物に通じる道理を刹那的快楽の極地
ギャンブルの世界で出会えたのは何とも不思議な心地でした。
しかしまぁそんな芸当を方程式が通じない、変わり続ける状況の中で人相手に
やってのける憑依するほどの洞察力と判断力、いやはや憧れちゃいます。

一番好きなシーンは一話の南郷に取引を持ち掛けるとこです
あそこは漫画ではもうちょっと詳しく描かれていて厄介ごとを
避けるためアカギを引き渡そうとする寸前なとこだったんですが
頼れる人が誰一人いない、それも本人が一番ひやひやする
そんな状況で取引の材料を用意する、独力で道を切り開く真の意味での
無頼。

タイトルにある言葉はこのアニメにも通じるものがあると思い
幽遊白書から引用させていただきました。厨二乙

あ、鷲巣編は・・・色々あるけどやっぱり適切な長さって大事だね(/・ω・)/
あと南郷さん借金背負ったダメ男で途中でフェードアウトするのにキャラ濃すぎませんかね・・・{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

75.6 8 2005年秋(10月~12月)アニメランキング8位
ソルティレイ Solty Rei(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (736)
4209人が棚に入れました
12年前にブラストフォールと呼ばれる原因不明の大災厄が発生した。これにより、多くの人々が一瞬にして亡くなった。
その災厄以来、行方不明になった娘を探し続ける賞金稼ぎの男ロイは、ある日、突然空から落ちてきた機械の少女と出会う。 災厄以降、心を閉ざしていたロイだったが、不本意ながらも少女と同居することになり、それを機にロイは少しずつ心を開いていく。
未登録市民のために盗みを働く義賊のローズや、ハンターズオフィスの所長ミランダとその娘カーシャ、リゼンブルマニアのユート、さらにこの都市の大企業であるR.U.Cを巻き込んで物語は少女と出会ったその日から、今までの生活は大きく揺れる。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

君は「GONZOの奇跡」を見たか?

西暦2000年代前半~中頃にかけて幾つもの感動作を世に送りだして「GONZOの奇跡」という評判を取ったアニメ制作会社GONZOの代表作の一つ・・・ということで、だいぶ前に私も視聴してみたのですが、

(1) 全24話で中盤過ぎに少し盛り上がったかな?と思った以外は、最終回を迎えてもそんなに凄い見どころがあったとも思えず、これは「外れ」を引いちゃったかな?と思って視聴を終えようとした、その瞬間
(2) 「あ!!!!」と叫んでしまう展開。

なるほどねえ、これが・・・噂のミラクル・・・。
評判は嘘じゃなかったんですね。

2005-06年の制作ということで、今見ると、西暦2010年以降に制作された作画もシナリオも余り隙がない本当の意味での「名作」「感動作」に比べると流石に色々と甘い部分が目立つのですが、それでも本作を確り最後まで完走することによって得られる「思いがけない感動」は、やはりそうそう何度も経験できるものとは思えません。

「GONZOの奇跡」というと、もう一つ、『カレイドスター』という作品の方が本作よりも有名かつ高名ですし、それはそれで私も当然の評価だと思いますが、同作は50話以上もある一大長編(プラス外伝的OVA複数あり)で、初心者がこれから見始めるには躊躇してしまう作品ではないか?と思うので、より気楽にGONZOの評判を確かめたい人は、本作の方を先に視聴してみるとよいと思います。

※なお、以下の各話評価は2周目時点のものです。

◆制作情報
{netabare}
原作          Shuzilow.HA、GONZO(企画原案)
監督          平池芳正
シリーズ構成・脚本   木村暢
キャラクターデザイン  Shuzilow.HA
メカニックデザイン   海老川兼武
音楽          大森俊之
アニメーション制作   GONZO×AIC{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= SoltyRei (2005年10月-2006年3月) ===========
{netabare}
第1話 オーロラの降る街 ★賞金稼ぎロイと全身リゼンブルの少女の出遭い
第2話 新しい朝。 ★ 12年前の大災害(ブラストフォール)、ミランダ所長護衛、R.U.C.警備局(プロシード)との接触、ソルティの保護者
第3話 青の少女 ★ ソルティの健康診断(ユート登場)、義賊アンダーソン兄弟の襲撃(ローズ登場)
第4話 friend ★ ソルティの初めての友達(迷子の少女メリル)
第5話 ウォーターサイド・パニック ★ ローズとソルティの接近、エメラルド争奪戦、アシュレイR.U.C警備部事業部長登場
第6話 愛娘 ☆ ロイの娘捜し、お尋ね者ヴィンセントと娘リタの事件
第7話 小悪魔の訪問 ☆ ローズのロイ宅来訪、ソルティ盗賊スカウト
第8話 リベンジ ★ 続き、ローズと仮面の男(アシュレイ)の出遭い、ローズの仇討ち
第9話 乙女達の休日 ★ プロシード4人娘の休日、ローズ&アシュレイの初デート、ソルティの手作り料理 ※日常回として◎
第10話 トレジャー&レスキュー ☆ ソルティ&ローズの地下都市閉じ込められ事件
第11話 バースデーゲーム ☆ 連続爆弾魔(ホゥ・チュウ)のロイへの怨恨、ソルティの鼻歌、ローズ誘拐
第12話 決着の果てに -na-mi-da- ★ 続き ※ローズが・・・というのはやや伏線不足×
第13話 distance  ★ ジェレミー(ユートの友人)の無謀な実験(ミニブラストフォール)、ローズ死亡?
第14話 心覆う闇のために… ★ やさぐれロイの暴言、ソルティ家出
第15話 たどり着いた場所 ★★ ソルティの介抱者ジョセフ&飛行機作りの少年ウィルとの出遭い、戻った笑顔と事故
第16話 冗談です、半分 ★★ ロイの立ち直り、ソルティの立ち直り、ローズ再登場
第17話 LADY ☆ ソルティ帰宅、プロシード新上司(ローズ)の実力、旧メンバー切り捨て・シルビア刺殺
第18話 おかえりなさい ☆ プロシード3名(セリカ/インテグラ/マキシマ)の逃亡、人柄の変わったローズ、セリカ銃撃
第19話 全員集合! ☆ ローズとロイ&ソルティの再会、アシュレイの計画進行、ロイのR.U.C.警備部乗り込み
第20話 訪レル災い ☆ アシュレイのソルティ(ディケ)接触・機能停止、インテグラのアシュレイ襲撃失敗、ジョセフの打ち明け(プロシード誕生の秘密、星への移民)
第21話 真実の刻 ☆ 続き(移民船)、エイウノミアの代行者R.U.C.、アシュレイの目的(ローズを使ったエウノミア・ハッキング)、ソルティの記憶回復、リゼンブルの叛乱、アクセラ暴走(移民船乗っ取り)
第22話 わたしと彼女と、少女の想い ☆ 続き(ローズvs.アクセラ)、移民船爆発
第23話 Final message(最後の言葉) ★ アシュレイの過去(移民船とR.U.C.設立、ブラストフォールの真実)、イルミナからの伝言、エウノミア停止、町の平静回復、エウレネ落下の危機
第24話 これから ★★ 続き、5年後、さらに時は流れて{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)11、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「clover」
ED 「Float 〜空の彼方で〜」

投稿 : 2024/12/28
♥ : 22

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

パパ大好き!

これは名作中の名作、特に最終回の評価は高いですね
最終章三話連続放送ということもあったからでしょうか
とりま、自分の中の、「これだけは見とけ」なアニメです


作画は悪くないと思います、戦闘シーン、というかアクションシーンも生き生きと描かれてますし
カメラワークもうまいですね、動きで魅せてきます
CGが多用されてますが、メカなんかは若干違和感があります
まぁレーザーやミサイル、爆発のエフェクトは最高ですが

複雑な設定に絡みつく伏線の数々、何度見ても楽しめるオリジナルアニメーションです
説明くささもなく、ほんとに巧いです
ただ終盤の超展開の連続とも言えるような駆け足具合
最終的に綺麗にまとめられているので良いんですが・・・
ローズの性格変わってないすかこれ、うざくなってた
まぁそれでも、最終回の感動は本物ですよ
6話「愛娘」や16話「冗談です、半分」も個人的オススメ回ですね

中田譲治斉藤桃子がメインです、桃ちゃんは萌える声ですね
ホウ・チュウ役に芳忠さんは吹きました、そな、安直なw
RUCいらない娘部隊の声優はグッドですね、広橋涼伊藤静田村ゆかり能登麻美子
カーシャ役の桑谷夏子も負けず良い、翠星石寄りなしゃべり方ですが
あぁキャスティングは全体的に良いです

さぁ出ました神曲、OP「clover/meg rock」
ねぇ今まで知らなかった~♪おとぎ話の続き~♪
meg rockの歌声は癒されます、いやほんと
何気に挿入歌が多い印象ですね

偏におしりッ(ry
ソルティちゃんの髪型すさまじいポテンシャルっすね
濱川修二郎氏によると"この髪型ならソルティだ"と分かるようなデザインを目指したそうですが・・・
それから、一番の萌え要素といったら、ロイのおっさんでしょうね
反則級の可愛さです、グラビティを感じます
あとは、インテグラさんと、カーシャ、かな・・・


序盤はハードボイルド展開、終盤はSF展開、どちらも目を離せません
GONZOアニメは当たり多いですわ
”GONZOの奇跡”ことストパンや”GONZO最高傑作”ことカレイドスターや
今作は、瀬戸花みたく、AICと共同制作な訳ですが
間違いなく名作です、全24話+EX1話

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

遠い遠い星空のもとで家族愛をうたった物語

この物語はSFを描いていますが、親子の愛をしっかりと感じます。
あなたも親子の暖かい愛情を感じてください。
最後はハッピーエンドとなる素晴らしい物語です。


物語は遥かはるか未来、ある惑星での出来事
12年前に『ブラストフォール』という大災害が発生して多くの人が亡くなり、さらに多くの人が重傷を負います。

主人公のロイは、犯罪者を捕まえて警察に売り渡す『ハンター』を生業とする荒くれた中年。彼はブラストフォールで行方不明になった娘をずっと捜していました。
ロイは娘が大好きで大好きで、死んだなんてこれっぽっちも思いたくなかったのでしょう。

ある日、ロイが凶悪犯から殺されそうになったとき、偶然空から落ちてきた謎の少女に助けられます。
その少女には過去の記憶がありません。自分の名前も思い出せません。
ロイは少女を養女として引き取り、ソルティと名付けます。
それからロイとソルティとのコンビによるハンター稼業が始まります。

やがてソルティにローズという友達ができます。
ローズは美しい少女ですが、荒くれのロイですら「親の顔が見たい」と言ってしまうほどの我儘娘でした。
やがてロイはローズの親の顔を知ることになるのですが…
{netabare}実は、ローズはロイが長い間捜し続けてきた娘だったのです。誰よりも大切な最愛の娘でした。{/netabare}


物語前半は一話完結の捕り物劇です。
ですが、第十二話あたりから大きな出来事が起こり、物語が急展開します。
ここからがこの物語の本編です。
長い間捜し続けてきた娘の死に直面したロイが、悲しみのあまり荒んだ生活に逆戻りします。

ソルティは懸命にロイを励ますのですが、ロイはソルティを見向きもしません。
(私だって、あなたの娘なのに…)おそらくソルティは、そう思っていたでしょう。
でもそんなことは一切口に出さず、ロイのために尽くします。
しかし、ロイは自暴自棄となり、ソルティが傷つくことをつい言ってしまいます。
{netabare}「お前に何がわかるというんだ。お前みたいな機械人形に!」
実はソルティはロボットだったのです。{/netabare}

そしてソルティも深い悲しみに覆われて、家を飛び出します。
このときの二人の悲しみが痛いほど私の心に伝わってきました。


やがて、時が経ち、この星の地下街がつくられた理由が明らかになります。
そして…、みんなが不幸になる事態が訪れます。

そのときソルティは、みんなの未来のために、ある決意をします。
それはソルティにしかできないことですが、とてもつらい決断でした。

このときロイがソルティに語った言葉が、心にしみます。
それは、不器用なロイが懸命に考え抜いて選んだ行動でした。

ロイは、ソルティのことを自分の娘のように愛していたのです。
ソルティだけを不幸にさせることなんて、できやしない。
ロイは、ソルティの幸せを…、娘の幸せを、誰よりも願っていました。


この物語は、まさに最終話(第二十四話)のエンディング後の最後の1分のために作られたようなものです。
決してエンディングの途中で見るのを止めないでください。
大きな大きな感動が待っています。

Openingは、meg rockが歌う「clover」 とても素晴らしい歌でした。
幸せはこの手で積み重ねてゆくものです。
待っているだけでは幸せは決してやってきません。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 41

71.4 9 2005年秋(10月~12月)アニメランキング9位
ローゼンメイデン トロイメント(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (705)
3975人が棚に入れました
生きたアンティークの人形とその下僕となった中学生の少年の不思議な戦いを描く。ジュンは二学期から登校するため勉強中。一方ドールたちは、以前と変わらず賑やかな日常を送っていた。そこに薔薇水晶と名乗る新たなドールが現れ、闘いを仕掛けてくる…。

声優・キャラクター
沢城みゆき、真田アサミ、田中理恵、野川さくら、桑谷夏子、森永理科、後藤沙緒里、志村由美、力丸乃りこ、倉田雅世、小野大輔、櫻井孝宏

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『くんくん探偵』萌え

ローゼンメイデン2期となる本作。
1期の続きとして始まる。

新たに2人のドールを加え
アリスゲームという宿命に抗うドール達。
ジュンとドール達が心を通い合わせる。
そんな物語。

アリスゲームの絡みではシリアス系、
その合間にドール達の微笑ましい日常。
シリアスな話と日常をからめて
ジュンとドールの心情を描いている。

シリアスと笑いのバランスが非常にいいと思う。
そして、終盤へ向け徐々にシリアス展開へ加速していく。
微笑ましく、そして切ない。

ドール達はアリスゲームという宿命へ
どう立ち向かうのか。
是非、アニメを観て確認していただきたい。

1期に引き続き魅せられてしまった。
個人的には1期以上にシリアスで重厚な
ストーリーに魅せられた。

キャラの魅力もよく出ていた。
それぞれのキャラがクローズアップ
されていて非常によかった。
個人的にはその分、真紅の出番が減って残念なのだが。

音楽も相変わらずいいでき。
ALI PROJECTのOP曲もいい。
(そういえばPhantomのEDもそうだったなあ)

若干ではあるがラストに微妙さを感じたものの
全体的に満足いくできだったと思う。
個人的にお気に入り作品に入ったのは間違いない。

また、原作は、アニメとは違っているようなので
是非、原作も読んでみようと思う。

と、まあ色々書いてきたが
何が言いたいかというと

『くんくん探偵』を観てる時のあなたの姿が好きです♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ローゼンメイデン 達が、戦う事でしか生まれない存在なら 間違ってる!

原作 漫画 未読

2期

全12話

1期のエンディングで、 更正の兆しを見せた主人公 ジュン。
{netabare} この2期の始まりでは、2学期から登校できるよう、夏休み中、毎日 夜遅くまで勉強しています。
頑張ってる姿には、ちょい感情です。^^
それに、ちょっと性格も丸くなっています。(&acute;&omega;`)
{/netabare}

序盤は、新しく登場した金糸雀(カナリア)や、雛苺、翠星石達の騒々しい日常なんですが、中盤以降 アリスゲームがメインとなり、次第にシリアス展開です。

{netabare}
このカナリアが、雛苺と精神年齢が近く、二人よく似た姉妹に見えました。
二人でクレヨンで絵を描いてる姿は、微笑ましかった~(=&acute;&omega;`)
もう一人、新しく登場するのが、薔薇水晶 と云うドールなんですが、この子はちょっと感情が欠落した感じで、可哀想にも見えました。

個人的に、気に入ってるキャラは、翠星石です。(*^&omega;^*)
典型的なツンデレで、口が悪く素直じゃなくて・・・
でも、本当は優しくて妹思いの良いお姉さんなんです。

ジュンと契約を結びたいけど、ツンデレなもんだから素直になれなくて・・・
この件は良かったな~ (●&acute;&omega;`●)

あと、TVの「くんくん探偵」に夢中になる真紅達も可愛かったです。
特に、いつも大人びて見える真紅が、このアニメ番組にはまってるのには、ギャップでうけました。
(^ー^; )

1期のアリスゲームで、真紅に敗れた水銀燈が、ローゼン(正確には、自称ローゼンの弟子で、名前は槐)によって治され、再登場します。
水銀燈は、柿崎めぐ に、一方的に契約を結ばれます。
この めぐは、心臓に難病を抱えており、自らをジャンク(壊れた子)と言い、早く死にたいと願う 悲しい子です。

そして、新しく 槐(えんじゅ)によって造られた薔薇水晶に、アリスゲームですべてのローザミスティカ(ドールの魂)を集めて めぐ にそれを与えれば、病は治るとそそのかされた水銀燈は、めぐの病気を治す為、積極的にアリスゲームを仕掛けてきます。
健気だ・・・(@&acute;▽`@)

蒼星石が水銀燈に敗れ、動かなくなった件
雛苺が、前の主人である柏葉巴の腕の中で眠りにつく件では、悲しくて涙がでました。 (TдT)

ラストで、水銀燈が薔薇水晶の不意打ちにより敗れてしまうのですが・・・
ここも、観てて やっぱ悲しかったですね~。

その後、真紅が薔薇水晶にとどめを刺す瞬間! ジュンが止めます。
その隙に真紅が薔薇水晶に刺されてしまい、敗れてしまいます。
真紅のローザミスティカが奪われるシーンは辛かった・・・
゜(゜&acute;Д`゜)゜

なんでローゼンは、姉妹であるドール同士の戦いを望むのか?
真紅、翠星石、蒼星石、雛苺、金糸雀・・・みんな本当は戦いなんてしたくないのに・・・
ジュンじゃないけど、観ててローゼンの考えが理解できなかったです。

そう思ってたら、ドールのお父様である、ローゼンだと思ってた 槐(えんじゅ)は、実はローゼンの弟子だと分かり・・・

真紅達のローザミスティカを取り入れた薔薇水晶は、その力に体が耐えられなくなり崩壊、嘆き悲しむ槐と共に光に巻き込まれて消えます。

ジュンは、動かなくなった真紅を抱きかかえ、何処かにいるであろうローゼンに訴えます!
すると、ローゼン?が現われ!? ドール達のローザミスティカが元にもどり・・・

なんか、夢か幻か?あやふやなシーン。

真紅が目覚めます。
ローゼンの言葉に「アリスゲームだけが、アリスになる方法じゃない」と、教え聞かされる訳だけど・・・

真紅が目覚め、元に戻ったのは素直に嬉しかったけど。。。

なんか腑に落ちないラストと云うか・・・何と云うか・・・
ローゼンにも、いろいろ突っ込み入れたいし・・・
こう思うのって、自分だけかな~? (。-`&omega;&acute;-)
{/netabare}
今回は、1期と比べて萌える所は少ない印象でした。
{netabare}
中盤からアリスゲームがメインとなり、バトルばかりでシリアス展開です。
個人的には、バトルより真紅達の日常をメインで、ジュンの学校復帰、その後のお話にして欲しかったです!
(`・&omega;・&acute;)キリ
{/netabare}
それでも、1期の続きで、また真紅達を見れたのには嬉しかったです。(●&acute;&omega;`●)ゞ

あと、余談なんだけど、{netabare}1期で、姉の のり に想いを寄せる山本が、この2期でも出てたんだけど、たった2回、しかもほんのチョイしか出て来なくて、当然 全然進展しないくて残念でした。
しかも、やっぱり不幸なキャラでした。^^;
{/netabare}

1期を楽しめた方、沢城みゆきさん、ゴスロリ、クーデレ&ツンデレがお好きな方には オススメです^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 42

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

平穏な日々と戦いとの天秤

2004年版ローゼンメイデンの続編です。
「トロイメント」とはドイツ語で「夢見るように」の意味。

1期レビュー→http://www.anikore.jp/review/463515/

1期での戦いで、真紅はトラウマを心に抱えてしまった。
そんな中、ドールたちの戦いが本格的に始まろうとしていた。
真紅は何を選択するのか。


2期は焦点がドールたちの心に当てられています。
戦いの運命、姉妹としての平穏な日々、ドールたちはどちらを選択するのか。
それが物語のテーマとなっています。

物語の前半はギャグの多いエピソードで、平和を象徴しています。
ところが、後半に進むにつれ、シリアスな展開が増えていきます。

そんなギャグとシリアスのギャップがテーマを深いものに変えてくれます。
日常シーンが楽しければ楽しいほど、シリアスなシーンの重みが増します。
つまり、日常シーンでのドールたちのやりとりをどれだけ楽しめるかに、物語の面白さが左右されます。

なお、くんくん探偵はスパイスを話に加えています。
すると、彼は影の立役者なのでは……?


ALI PROJECTの歌うOPテーマ「聖少女領域」もイメージによく合っていますし、1期が楽しめた私は、2期も十分に楽しめました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 56

71.2 10 2005年秋(10月~12月)アニメランキング10位
地獄少女(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (814)
5091人が棚に入れました
最近、巷に或る都市伝説めいた噂が流れていた…。
深夜0時にだけアクセスできる「地獄通信」に怨みを書き込めば、どこからともなく「地獄少女」が現れて、憎い相手を地獄に堕としてくれる。晴らせぬ怨みや世に不条理はつきもの。納得できない理由や状況に抗えぬままに悲惨な運命を辿る者は多い。
地獄少女=「閻魔あい」は彼らの悲痛な叫びを聞きとげ、依頼主に契約の証である藁人形を渡し、「地獄流し」へ至る方法を語る。ただし、「その代償として自分自身も死後は地獄で永遠に苦しむことになる」とも言う。
地獄少女は全てを見通すかの様な涼やかな瞳を相手に向け、ただ一言告げる。「あとは、あなたが決める事よ」と…。

声優・キャラクター
能登麻美子、松風雅也、本田貴子、菅生隆之

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

いつの世も人の恨みの連鎖は消えません。だから私は流します。貴方の恨み、地獄へと

とても暗くて重いお話。基本鬱アニメです。苦手な方は視聴を避ける事を強くお勧めします。


そんな作品ですが、私はこの作品がとても好き・・・。そして閻魔あいさんがとても好き・・・。何故って? それは人の心を写す鏡の様なお話だから。人の心を覗いて、人の怖さを思い知る。そうして自分の気持ちを考える。あんまり見ていてスカッとする様なお話では無いけれど、こういう作品もあって良いと思うのです・・・。


(はじめに)
2005年に最初に放送されたTVアニメです。少し古いですね。
主人公の閻魔あいさんの声を担当されるのは能登麻美子さん。彼女の代表的な作品と言っても過言ではありませんね。儚く悲しげな雰囲気をもつ閻魔あいさん。能登さんはその声を、”か細く”、そして”囁く様”に話す事で表現しました。とても雰囲気にあった素晴らしい演技だと思います。私はこの作品から能登麻美子さんのファンになりました^^


(ストーリーについて)
基本コンセプトは必殺仕事人の世界の表現です。
とっても憎くて悔しくて、そして自分ではどうにもならない恨みやつらみ・・・。そういったものを地獄少女である閻魔あいさんが代わりに晴らしてくれると言う物語。
恨みやつらみを持つ依頼人は、地獄通信と呼ばれるインターネット上のwebサイトに、地獄送りにしたい相手の名前を書き込みます。だけど地獄通信は興味本位でアクセスしても開きません。本当に強い恨みを持つ人だけがアクセス出来るのです。そして無事に地獄通信に相手の名前を書き込む事が出来た依頼人は、地獄少女である閻魔あいさんから”藁人形”を渡されます。藁人形の首に巻かれた真っ赤な糸。この糸を引けば相手を地獄に流すことが出来るのです。但し古の昔より言われる通り、”人を呪わば穴二つ・・・”。相手を地獄に送った依頼人には大きな代償を求められます。その代償とは、自分も死んだら同じ様に地獄に流されると言うこと。生前は地獄行きを約束する刻印を胸に押され、常に死の恐怖を感じながら生きる事になります。そうして死んだら、今度は自分が閻魔あいによって地獄へと流されるのです・・・。


自分の地獄行きと引き替えにしてでも晴らしたい恨み・・・。本当に相手と差し違える覚悟が必要ですね。地獄行きへの恐怖を感じながら、依頼人が赤い糸を引くまでの心の揺れ動きの描写が素晴らしいです。
お話は26話構成。それぞれの回では”恨みの内容”こそは異なりますが、基本は依頼人の恨みを閻魔あいさんが地獄に流して解決するという構成になります。なので連続して見ると途中で中弛みを感じてしまうかも知れません。但し、物語は中盤から少しづつ違った展開を見せてきます。
地獄送りを繰り返す閻魔あい。その行動をある少女が垣間見る事が出来る様になるのです。そしてその少女と父親は閻魔あいの謎を追い始めます。閻魔あいは誰なのか?どうしてこんな事を繰り返すのか?そして何が彼女の目的なのか・・・。少女と父親はいつしか閻魔あいに翻弄され、そして閻魔あいの悲しい過去と正体を知ります。とても悲しく衝撃的なラスト。必見だと思います。


(私なりに考えてみたよ)
閻魔あいさんはとても美人。真っ白な透き通る様な肌に、真っ黒でサラサラの長い髪。日本人形の様に美しい彼女。だけどその目はとても悲しげ。そして見開いた瞳は人の心を見透かすかの様です。
地獄送りにする相手は基本的には恨みを買うような悪い人。だけど人の恨みって言うのは、いつ、何処で誰から買うのかは解りません。例えば良い行いをする為に悪人を懲らしめる。そうしたらその悪人の子供は親を懲らしめた相手を恨みますよね?コレが人の恨みの連鎖・・・。いつまでも消える事の無い悲しい恨みの鎖。だから閻魔あいは時には良い人さえも地獄へ流します。悪人も、良い人さえも、依頼があれば地獄へと流してしまうのです。閻魔あいは決して正義の味方では無い・・・。何が悪で、何が正義かなんて、当人同士にしか解らない事だから・・・。
だからかな。彼女の目はいつも悲しげ・・・。自分の感情を押し殺し、心の扉を閉ざして地獄送りを行います。そこに正義や悪を考える余地はありません。ただ黙々と地獄送りをこなすのです。彼女は悲しみを知っています。人の業を知っています。それ故に彼女は全てを背負う事が出来るのかも知れません。


そんな彼女がたった1度だけ、物語の最後で自分の感情を爆発させます。私はこの時の閻魔あいさんがとても好き。普段は人形の様な彼女だけど、彼女が見せる初めての感情。変な表現ですけど、彼女にとても親しみを感じ、そして包み込んであげたい愛おしさを感じました。

彼女が見せる涙・・・。どうして泣いたのかは作品は語りません。だから私は作品を観終わった後でも時々思い出すのです。彼女の悲しげな顔と涙を・・・。そして、人間らしい閻魔あいさんをとても愛おしいと思うのです。


今宵も閻魔あいさんは誰かを地獄に流しているのかも知れません。誰かの恨みを小舟に乗せて・・・。


さぁ・・・「あなたの恨み、地獄へと流します・・・。」


投稿 : 2024/12/28
♥ : 43

たま。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

鬱アニメ

 最近世間で、ある都市伝説めいた噂が流れていた。「午前零時にだけアクセス出来るホームページ『地獄通信』に晴らせぬ怨みを書き込むと、地獄少女が現れて憎い相手を地獄に流してくれる」 。 しかし、その噂は真実だった。。。

 1クール目は一話完結型で話が進みます。水戸黄門のような勧善懲悪ものもあれば、ドロっとした居たたまれない話もあり、しっかりとした内容です。2クール目も一話完結型で話は進むのですが、ところどころにはじめちゃん&つぐみが現れ、地獄少女について調べていきます。この展開がかなり面白い。特にラストの話の鬱具合と言ったら。。。
 私は当時はちょっと泣きました。



投稿 : 2024/12/28
♥ : 18
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

素直に名作と言える作品群です。

*別のところにも書いた文章ですが、なんだか、地獄少女を最近、四期の影響で見始めた人たちに「長い」とかいう批判が出てきたので反論と考察を長文でつらつらと書きます。

10年近く前のアニメたる地獄少女は三期までは一期につき「2クール×2=26話」が三期(計78話)続いたわけですが、それを今更、自分たちの基準で文句を言うのはどうかと思います。
この作品に限った事ではなく、最近のアニメ全体についてですが、「最近、アニメに対してせっかちな人が多すぎる」と思います。
最近のアニメは季節ごとの1クール作品主流ですが、たかだかそんな短い話しでも「展開が遅い」だの「中だるみする」だの文句を言う人が多すぎます。
そして2クール作品だと「長すぎる、1クールにまとめるべき」みたいな意見が出ます。
昔のアニメは基本的には4クール(一年)でしたし、ヒット作品や原作が長い作品だと二年以上(100話以上)やるなんてザラでした。
最近のアニメ視聴はたかだか一話や二話。たわいない話しや息抜き回があったくらいで騒ぎになり批判の嵐で「切る」とか言い出す人がいますよね?

なんだか、最近は「1クールアニメが基本」になってる人も多いようで、それを前提に批評している人も多すぎですね。
私は好きなキャラや作品が少しでも長く続くのは好きなので、長期アニメ肯定派です。
それに長期アニメなら多少、出来の駄作・凡作回、遊び回があっても、それはそれで「まあ、こんな回があっても良いか」と許容できる利点もありますしね。

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さて、作品の論評です。

個人的にはテレビシリーズのアニメとしては最高峰ともいえますし、
一部の作品は何度でも繰り返して見られます。
能登麻美子をはじめとした声優さんたちの怪演も良かったです。

強いて難を挙げると全ての回が傑作というわけではなく
「イマイチな回」が幾分あったというのが欠点ですか

まあ、それも2クール×3期という長丁場なので
イマイチ回があるのは仕方ないと言えない事もないです。

一期で個人的ベストは「硝子の風景」ですね。ただしいつもの地獄少女の構成を崩した異色回です。そういうのに良い話しがあるってのは実は結構よくある事だったりします。
他に「高い塔の女」「トモダチ」「袋小路の向こう」「縛られた少女」「病棟の光」なども好きです。
逆に一番、つまらないと思った話しは「優しい隣人」です。今更の盛り上がらない話しでしたね。

個人的には四期以降も作って欲しいですが、
それは難しいですね。と思ったら2017年7月から新シリーズが放映されるようです。

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特報です。
>「アニメ小冊子つき 地獄少女 傑作選 ~花鳥風月~
2017年7月より『地獄少女』新アニメシリーズが放送スタート!この新アニ>メの設定資料が入った小冊子を付け、『地獄少女』コミカライズシリーズの>人気ストーリーを集めたオムニバスを刊行。」

いやー、実に八年ぶりに新シリーズ実現とは・・・・
能登さんの声も大分変っただろうけど(悪く言えば劣化(?))、
幸い、閻魔あいはキャビキャピしたキャラではないので
能登さんが40になろうと50になろうと比較的。問題は少ないかもです

公式サイトでも発表されました。
http://www.jigokushoujo.com/

ただし、我々が期待していたようなものとはちょっと違っていて、
既成作の総集編六話+新作六話の一クールという事で、新作部分はわずか六話の短編ですね・・・
うーん、これでは早くも五期期待ですね。
とはいえ、これを応援しないと「本格的な地獄少女シリーズ」も始まらないので応援したいです。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

蛇足の考察
{netabare}「異色回ですが、そういうのに良い話しがある」について

全く関係ない知識披露ですが、
そうなんですよね。例えば推理小説などでシリーズ探偵が出てこない話しが代表作と言われるのはよくあるケースなんですよ(もしくは処女作=最高傑作になるケース)。
例えば探偵ポワロや老婦人探偵ミスマープルで有名なアガサ・クリスティですが、最高傑作はこの二人が出てこない「そして誰もいなかった」だったりします。
エラリ・クイーンも一番多く書いた「エラリー・クイーン探偵もの」ではなく四作しか出さなかったYの悲劇など悲劇シリーズが有名になってしまった。
ディクスン・カーもクロフツも同じ、シリーズ探偵ものが代表作とはならなかった。
名探偵シャーロック・ホームズで有名なコナン・ドイルは推理小説自体を「文学とも言えない低次の娯楽作品」とみなして、自分が「シャーロック・ホームズもので有名な推理小説家」と言われるのを非常に嫌ってた。
江戸川乱歩の場合、肝心の本格推理小説はあまり評価されず、子供向きに書いた「二十面相もの」が一番有名になってしまったという皮肉ぶり。
こういうケースって結構多いのです。
一生をかけた探求してきたものよりもちょっと目先を変えた番外的なものが評価されるのは作り手としてはさぞや不本意な気がします。
原因を考察すると「ノンシリーズものは構成に縛られず話しが自由に作れる」からかもしれません。{/netabare}

余談
普通、声優のキャスティングはオーディションで決めますが、閻魔あい役に関しては原案者のわたなべひろしさんが「この役は能登麻美子さん以外、考えられない」とオファーを出したそうです」

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23

70.6 11 2005年秋(10月~12月)アニメランキング11位
ノエイン もうひとりの君へ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (672)
4657人が棚に入れました
15年後の世界「ラクリマ時空界」は、もう1つの世界「シャングリラ時空界」と恒常的な闘争状態にあった。
地上は荒廃し、人々は地下での生活を余儀なくされている。「竜騎兵」たちは超常的な戦闘能力をもって、シャングリラから送り込まれる兵器・遊撃艇を撃破する。しかし、ラクリマの劣勢は誰の目にも明らかだった。かくして竜騎兵に、シャングリラの侵攻を防ぐ切り札『龍のトルク』の奪取が命じられる。
現在、夏。函館に住む小学6年生上乃木ハルカは、友人たちとともに残り少ない小学生生活を満喫していた。唯一の気がかりは、中学受験を母親に強いられ、ストレスで押し潰されている幼なじみ後藤ユウのこと。
そんなハルカの前に、黒いマントをまとった一団が現れる。彼ら――ラクリマから転移してきた竜騎兵たちは、ハルカを『龍のトルク』と呼んで付け狙う。その1人カラスは、他ならぬユウの15年後の姿であった。

声優・キャラクター
工藤晴香、瀧本富士子、中井和哉、宮田幸季、千葉紗子、名塚佳織、喜安浩平、小山力也、本田貴子、白石涼子、鈴村健一、三宅健太、岡村明美、田中敦子、大原さやか、藤原啓治、中原麻衣

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

未来は僕等の手の中

本作で最も秀逸な点は、ズバリ、巨大な仏像を模した遊撃艇のデザインでしょう(笑)
あの常軌を逸した気色悪さは正直クセになるw
子供の頃に見てたら一生もののトラウマになってたかもしれませんw

でもこの作品、子供にこそ観てほしいなぁと思ったりもする。
ストーリー自体は言われてるほど難解じゃない。
量子力学を扱っている作品なので
馴染みのない人にとっては聞き慣れない専門用語が飛び交いますが、スルーしても問題ない。
寧ろ知識が一定以上ある人の方が、粗が気になって楽しめないかもしれない。
ただ「シュレディンガーの猫」の理屈は何となくでも抑えておいた方がいいかも。
(箱の中の猫は、観測者が中身を認識するまでその生死は確定しないっていう例のアレ)

ストーリーは基本的には小学生の子供たちの目線で描かれます。
舞台となる函館の美しい風景と、子供たちのリアルな日常描写が素晴らしい。
子供たちは様々な「未来」と干渉する。
その多くが悲惨極まりないものだったりするけど
それは未来であって未来じゃない。あくまで可能性の一つに過ぎない。
「確定した未来なんてクソ食らえ、未来は何が起こるか分からないからこそ面白い」
いいじゃないですか、夢があって。
登場人物が、まだ将来への選択肢の幅が広い小学生だからこそ説得力も生まれる。
運命論ってやつを真っ向から否定してくれる作品です。


○絵

この作品に対する作画評価は
その人にとってアニメの作画に何を求めてるかを判別するリトマス試験紙のようなもの。
本作の作画、とにかく安定しない。絵柄も回によってコロコロ変わったりする。
個人的には面白い試みだと思うし、作風にも合ってるので良いんじゃないかと。
戦闘シーンは圧巻。派手なエフェクトと大胆な崩し。輪郭線までも荒く歪ませています。

○音

壮大かつ荘厳なオーケストラ調のBGMは迫力満点。OPも歌詞、曲、映像いずれも素晴らしい。
またSEの作り込みも特筆すべきでしょう。
作画ばかり注目されますが、それと同じくらい音響への拘りも感じられます。


難点を挙げるとすれば、後半の展開がやや単調。盛り上がるんだけどあっさり気味。
単純な面白さという意味では、第12話がピークだったような気がします。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 41
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

量子力学をテーマにした本格派SF

制作はサテライトのオリジナルアニメです。
ジャンルはSFラブストーリーです。


上乃木ハルカは終わりかけの夏休みを友人たちと楽しんでいた。
気がかりは、彼女の幼馴染である後藤ユウが受験にまつわるストレスでつぶされそうだったことくらい。
そんな中、ハルカは一人の男と出会う。
なんと彼は15年後の「ユウ」であった…


本作は音楽が秀逸です。
劇場版仕様な重厚感のあるサウンドを楽しめます。
OPも良し。
作画は戦闘シーンでわざと崩すことで迫力を演出しています。
でも全体的に安定はしていないですね。
小学生が主人公、かつ「萌え」一切皆無な絵柄なので人を選びそうです。

量子力学がメインで扱われており結構難しいです。
加えて序盤から伏線を張るタイプの作品なので、整理して見ないと何やっているのかいまいち分からなくなる可能性があります。
その割にはキャラの行動原理がわかりやすいので、感情移入は結構しやすいはず。
ユウのへたれっぷりに少々イラつきますが、そこは我慢。

舞台が函館、ラクリマ時空界、シャングリラ時空界の三つに分かれています。
それぞれの野望が主人公ハルカの周りで渦巻くというのが基本構造です。
なかなか登場人物が多いので把握するのは結構大変かもしれないです。


「認識」が重要な要素として出てきます。
「認識」することで事実として世界が確定する。
{netabare}ハルカはこの世界で唯一時空に干渉できる存在です。
それは「龍のトルク」を持っているからであり、これを奪うために各勢力が動いています。
彼女を一身に守り続けるカラスがとても印象的。
ラストではユウも格好良くなりましたね。{/netabare}


総括して、硬派系SFが見たいという方は楽しめそう。
なかなか見ごたえのある、良くまとまった作品です。
加えて「シュタゲ」好きならばやっていることは似ているので挑戦してみるのも良しです。
難点は舞台があっちこっちに飛ぶのが見づらい点、2クールで中盤ダレる点でしょうか。
どうでもいいですが、何気に著名声優陣のオンパレードですよ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 40

にゃにょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ありがとう!あにこれ

あにこれで自分の嗜好と似ている人を探してベスト10を見ていたら、数多くの方がこの作品をあげていらっしゃいました。
キャラデザが好みではなかったので悩んだのですが観てみました。結果、大当たりでした!
近未来SFという上質の衣をまとった純愛モノでした。
ストーリー・世界観はよく考え込まれていて文句なく面白かったと思います。
作画は所々で荒々しい感じになるのが面白かったです。アクションよく動いてたな~。兵器や遊撃挺など描き込まれていて凄く綺麗でした。
ただキャラデザが…。この話、本当にキャラデザで損をしていると思います!
ラスト素晴らしい音楽に連れられて臨場感を感じるところにまで行かせて頂けました。
途中、何度も泣かされました。
前半の難所(私の場合キャラデザとユウに対するイライラ…)を乗り越えるとイイ感じになりました。
そして悲哀を感じさせられる展開に入ってくるともう止まれない…(笑)
とても面白かったです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19

69.2 12 2005年秋(10月~12月)アニメランキング12位
MAJOR 第2シリーズ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (418)
3082人が棚に入れました
父の茂野英毅が再び横浜ブルーオーシャンズに移籍したことに伴い、4年ぶりに横浜へ帰ってきた茂野吾郎(旧姓:本田吾郎)。
しかし吾郎は右肩を壊していたことからサッカー部に入部する。だが、かつてのチームメイトである小森たちのいる三船東中学校野球部のすさんだ現状を見て入部することを決意する。吾郎は猛特訓によって、左投げに転向中であったのだ。友の浦中学校キャプテンとなった寿也とも再会し、順調にトーナメントを勝ち進む三船東中学。
その様子を見た高校野球の名門 海堂学園高校スカウト大貫の目にとまり勧誘を受けるが、寿也を巻き込んだやり口に反発した吾郎は自分の実力に天狗になっていたこともあり一蹴する。
だがその直後トーナメントで海道学園中等部と対戦しエースピッチャー眉村と海道学園中等部打撃陣の前に手も足も出ずコールド負けを喫してしまう。自分の身のほどを知った吾郎は寿也、小森と共に海堂学園高校のセレクションに挑戦する。

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

熱血度がアップした2期目

全部で6期まであるシリーズの2作目。とても面白かったです。
主人公の小学生時代までを描いた前作に続く、中学生時代から高校の途中までの物語になります。(途中と言っても、きちんと一つの区切りの場面で盛り上がって終わっているので尻切れ感はありません)
人間ドラマ的な部分も強かった1期に比べると、こちらはスポ根風味がかなり強くなり、熱血度合いがアップしています。少々現実離れした特訓のシーンなどは昔ながらの王道スポ根作品といった雰囲気。展開のパターンは結構ベタなので先が読める部分もあるのに、それでも楽しめました。
作画は人物描写は特に問題ないのですが、たまに背景画に違和感を感じる部分がありました。音楽は個人的には1期よりこちらのほうが好みでした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

nemuri さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

トシくん…

てなる…ただでさえキツイ立場やのに、ゴローちゃんが言う事コロコロ変わりすぎてトシくんが偉い目に合うのが見てて辛い…だけどそんなゴローくんが嫌いになれない、むしろ大好きなトシくん…野球というものを教えてくれた存在だからなのかな… こういうシーンがめちゃめちゃ出てくるのは第3シリーズやったか、区切りがわからなくなってる…

ゴローちゃんは中3でだいぶ小学生の頃の面影は消え、頭も蘭姉ちゃんみたいになって帰ってきますが、たまに出るおとぼけやギャグシーンで相変わらずだなって、安心します。うっそ〜ん!とかいう時の森久保さんの演技が好きです笑
あと地味に及川君が好きでした…

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

67.4 13 2005年秋(10月~12月)アニメランキング13位
AIR IN SUMMER[エアーインサマー](OVA)

2005年10月5日
★★★★☆ 3.8 (305)
1686人が棚に入れました
時は遡って1,000年前。翼人の守護の命を受けた柳也は、神の使いとされながら捕われの身のような生活を送る翼人・神奈と出会い、心を通わせるが…。"

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「では世はそなたに命ずる。母上の元まで、世をあないせよ。」でございます。

正八位下(しょうはいちげ) 左衛門大志柳也(さえもんふだいさかんりゅうや) 神奈備命が命。(かんなびのみことがめい。) 違えぬいたし事を制約いたし候。(たがえぬいたしことをせいやくいたしそうろう)

レビュータイトルは本編(AIR)の8話にて、神奈備命(かんなびのみこと)こと神奈様のお言葉。そして冒頭の台詞は衛者である柳也(りゅうや)様が神奈様に約束の誓いを建てる際の台詞でございます。柳也様、普段は神奈様に対してタメ口をきいておりますが、いざ主(あるじ)である神奈様からの命が下りますと、冒頭の台詞の様にいきなりのシリアスモードに突入するのでございます。このギャップが素敵・・・。ともかくカッコ良いのでございます。

本作はAIR本編の8話、9話で描かれる、1000年前の物語部分をピックアップした作品でございます。
っと申しましても、しょせん25分×2話の短いお話。翼人伝説を本格的に描いた作品と言う訳ではなく、本編8話で語られます神奈様と柳也様、そして裏葉様のお三方が神奈様のお母上に会うため、共に旅をするお話部分を補完した内容となります。
本作での魅力はなんと申しましても”神奈”様の可愛さを思う存分味わい、そして愛でられると言う点でございます。従いまして、AIR本編をご覧になられておられません方、本編の8話、9話に魅力をお感じにならない方がご覧になられましても、恐らくは理解することは難く、そしてご覧になって面白い作品ではないかと存じます。

AIRと言う作品における翼人伝説は物語の核でございます。物語におきまして、最後の翼人である神奈様は悲劇の結末を迎えることとなります。当然悲劇の結末であるが故に物語が成り立つのでございますが、そのままではあまりに不憫・・・。正に鬱になってしまいます。そこでと言う訳ではございませんが、本作品では神奈様の楽しい思い出部分。そう、母君を求めて3人で旅をする部分について、楽しくおかしく描いている作品なのでございます。

本編の尺の都合上、あまりにもあっさりと描かれてしまいました”旅”部分。実は色々なエピソードがございました。追っ手を避けながらも3人は家族の様に寄り添い、そして日常のなにげない事に幸せを感じていく・・・。そういう部分について、本作ではスポットを当てて描写しております。そうする事で、本編背景となる翼人伝説を補完し、神奈様の悲しい運命・・・そして彼女を慕い、命がけで彼女を助け様とした者達の”思い”をより深く伝えたいのだと存じます。

本作ではともかく神奈様の魅力を最高に引き出しております。高貴で世間知らず、そして無邪気で一途な思いを持つ神奈様。彼女が長年幽閉されていた社殿を飛び出し、追っ手に追われながらも慕ってくれる2人の従者(柳也様、裏葉様)と続ける旅。見る物全てが珍しく、そして体験する事全てが楽しい・・・。そういう感情を彼女の生き生きとした表情と仕草で上手に表現してございます。クスッとする笑いあり、そして意外や意外、神奈様の女の子な部分まで!
従者の裏葉様の可愛くお茶目な魅力も全開でございます! 柳也様の悲しい過去も語られます。そしてそのエピソードから、何故に柳也様が神奈様の為に命をかけるのか・・・の理由が明かされます。2話と短い作品ではございますが、その作画はAIR本編と同等、全く手抜き無しでございます。キャラクタの描写は逆に上回るほど。当然主題歌は”鳥の詩”でございます。本編8話、9話に感動を感じられた方、神奈様と言うキャラクタに魅力を感じた方、是非ご覧になって最高に愛らしい”神奈”様を愛でて下さいませ。そしてAIRと言う作品をより理解し、愛していただけるとワタクシも大変嬉しいと思うのでございます。

神奈様は翼人としてでは無く、一人の少女。普通の少女として生きていただきたかった・・・。彼女が笑ってくれるなら、彼女が楽しいと感じてくれるなら、それを守りたい。そしてその日常を命に代えても守りたい。ワタクシがもし彼女と同じ時を過ごすなら、作中の裏葉様と同様、この身をかけて彼女を守るのかも知れません・・・。そう思わせる魅力が彼女にはございました。 大好きでございます! 神奈様!

「力 風 我らの今こそ ものが受け継ぐ 星の見る夢 遠い悠久の ふさわしき羽に 魂にすべを」
受け継ぐべきでは無かった悲しい運命・・・。空に眠る一人の少女が見る夢が、どうか幸せであります様に・・・。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

1000年前の小さな物語をあなたは観ますか?観ませんか?

■視聴するかの判断はあなた次第ですよ  \_( ・_・)ハイ シンロケッテイシテクダサイネー
『AIR IN SUMMER』を観て良かったと思う人、別に見なくても良かったよーって思う人、意見が分かれ
ると思うのです!
以下のいずれかに該当する人は是非ご堪能してくださいね♪
ひとつも当てはまらない人は、本編だけでも十分『AIR』という作品の良さは伝わるので無理に見よう
としなくても大丈夫ですよ♪
 
【適正チェック項目】
・とにかくAIRが大好きな方、迷わずどうぞ♪
・本編ではなかなか見れなかった、無垢で幼さが残りつつもお茶目で生き生きとした表情を思う存分味
 わいたい神奈ファンの方♪
・計算高く毒舌でも、神奈の事を誰よりも理解し愛情を注いできた裏葉さんファンの方♪
・神奈に対する思いは裏葉と遜色なし、誠実で真摯な柳也の過去をちょっとだけ覗いてみたい方♪
・本編で描かれた1000年前の物語で旅の道中が気になってしょうがない方♪
・とにかくAIR作品のコンプリートを目指している方。
・暇で退屈で死んじゃいそうな方♪ (..)(・.)(: )(¨)( :)(.・)(..)ゴロゴロ
 
←(・_・┐)))チェック中(((┌・_・)→
※一つでも当てはまれば見る価値はありますよ♪
 
■総評
神奈・裏葉・柳也の3人の絆の強さを感じられる作品となっていましたね♪
本編で3人の結末を知っているので、ちょっぴり切なさを感じたりもしましたけど、3人の笑顔をたく
さん見ることが出来て、こういう関係って素敵だなって微笑ましく思えたりもしました♪
神奈ちゃんってこんなに可愛い子だったんだって思えるような物語ですね。
私は『AIR』も大好きですし3人とも大好きなキャラなので、『AIR IN SUMMER』を観れて本当に良かっ
たなぁーと心から思えました♪
 
■お・ま・け
OP/EDのLiaさんの歌声を聞いただけで本編が走馬灯のように思い出されました♪
やっぱり名曲ですね♪
 
2011.07.22・第一の手記

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

翼人の悲劇を描く幻想的ストーリー AIRよりこちらが本編

2005年放送のテレビアニメ 2話

原作 Key 監督 石原立也 構成脚本 志茂文彦 制作 京都アニメーション

同年1~3月に放送されたAIR本編の特別編として8~9月に放送された。
AIR本編は石原立也、山本寛、武本康弘、らの絵コンテによる挑戦的な作風で、
それはそれで凄いと思うんですが、物語としての魅力はほとんど感じられませんでした。
真面目にアニメ化すればクラナド同様の4クールくらいの分量がある原作の、
ダイジェストとして制作された大掛かりなPVと言うのが正解ではないかと思います。
劇中でも少し語られた過去編も映像化されず、観終わった後に唖然となるアニメともいえます。

そして、同年放送されたわずか2話の本作こそが、
AIRの本編であることに同意する人も居るのでは、と思います。
最低でも2クール、うち過去編が6話くらいあれば、
アニメだけでも楽しめたんでしょうが、相当調べない限り理解は無理です。
これは、同年公開された出崎統監督の東映版も同様です。

しかし、完全理解とか目指さずにアニメとしての完成度であれば、
このエアーインサマーは(当時としては)非常に優れています。
自分の意見としては、黙ってこの2話を観て、感動して終わりにしたらどうか、と言うものです。

この2話だけで幻想的ストーリーは完結していますし、満足できます。
逆に言えば本編だけ見てこちらを観ていない人は、迷い道から抜け出せません。
原作を知らないためアニメの感想でしかありませんが、
AIR本編は頭の変な少女を攻略するだけのギャルゲー映像化。
こちらは、そのバックボーンと言いつつ、物語として完結した作品。
という感想です。

AIR本編はKeyのPVであると同時に京アニのPVとして素晴らしい作品ですので、
そのつもりで観れば・・・何度も観れば、なんとか効果で泣けるのかもしれません。

この作品も完全に理解するのは無理ですが、
ファンタジー作品としては価値の高い物語と映像で筋が通っていて、
お勧めできます。
本編だけ見た人は急いで補完してください。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28

67.0 14 2005年秋(10月~12月)アニメランキング14位
capeta カペタ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (116)
676人が棚に入れました
幼くして母を失い、父と二人で暮らしている少年、平勝平太(たいらかっぺいた・通称カペタ)。仕事に明け暮れる父を気遣い、本心を押さえ込んでいたカペタは、何をやっても本気になれず退屈な日々を過ごしていた。
そんなカペタのためにある日、父は捨てられていた材料を使って手製のレーシングカートを造り、カペタに与えた。
早速走らせにいったサーキットで、実はそのカートはフレームが曲がったままのまっすぐに走らないシロモノであることにカペタたちは気づく。しかし初めてのサーキット走行で乗りこなした上に驚くべき才能の片鱗を見せたカペタは、以後公式戦という未知の領域で、その走りの資質をさらに研ぎすましてゆく・・・。

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

マシンは熱く、ドライバーはクールに

このアニメは・・・カペタ少年がレーシングカートと出会い
モータースポーツの世界に魅せられて行くスポ根作品である。

スポーツアニメ好きな自分にはたまらない作品なんdeath(視聴2回目、名作棚整理中)
熱いレースに心が躍り興奮しますdeath
とってもとっても興奮しますから、アナタ見るよろし。

自分のモータースポーツ物、最高峰は後にも先にも
新世紀GPXサイバーフォーミュラシリーズ。
この作品を超えるアニメは作れないだろう(長編&制作費を考慮)

■ヒエラルキー

★フォーミュラ1(F1)
SF(スーパーフォーミュラ)
F3(フォーミュラ3)
FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)
F4(フォーミュラ4)
S-FJ(スーパーFJ)
レーシングカート

野球だと

★メジャーリーグ(MLB)
AAA(トリプルエー)
AA(ダブルエー)
A+(アドバンスド・シングルエー)
A(レギュラー・シングルエー)
A-(ショートシーズン・シングルエー)
R+(アドバンスド・ルーキー)
R-(ルーキー)

個人の実力あっても、支援してくれるスタッフ・スポンサー・運が必要
誰でも彼でも始められるスポーツじゃない、大金の掛かる狭き門なんdeathね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

主人公を応援したくなる感動作

とにかく熱い!そして涙なくして見られない感動作です。

アニメは最後の方でオリジナル展開で終わってしまうので、気になって原作も読んだところ、原作マンガの方が曽田先生の画力が素晴らしく圧倒されました。

アニメ版の欠点を挙げるなら、小学生時代の声優が下手すぎることですね。
他の作品でも同じですが、子供キャラだから声も子供にやらせるというのは、絶対に止めて欲しいです。
棒読みか逆に子役にありがちなワザとらしい演技で一気に興ざめします。

小学生時代の声優だけ我慢すれば物語は面白いので、もう少し評価されても良い作品だと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

sweet1000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

見ごたえありの傑作です 良い話です 見てみて下さい!

見た事無い方はどうぞおススメです!!


お父さんが作ってくれた、

ちゃんとまっすぐには走らないオンボロゴーカートで

一生懸命走ろうとするカペタ君。

危ない!!

後悔するお父さん・・・

でもその時、

天性の運動能力と勘の良さがカペタ君のドライビングを

目覚めさせる・・・


ハラハラドキドキと感動のストーリー!!

親子愛 良い友達 良いライバル

握りこぶし握っちゃいました

もう感動!!

カペタ最高です!

原作買っちゃおうと思います

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

66.5 15 2005年秋(10月~12月)アニメランキング15位
舞-乙HiME(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (226)
1298人が棚に入れました
奨学金を得て、風華学園に転入することになった鴇羽舞衣は弟の巧海とともに、フェリーで風華学園に向かう途中、漂流していた美袋命を助けたことが縁で、楯祐一・宗像詩帆とも知り合う。
楽しい船旅はやがて、玖我なつきの襲撃で終わりを告げる。なつきの目的は美袋命だったが、場に居合わせた舞衣はHiMEとしての能力が発現し、なつきの攻撃を防御してしまう。舞衣の覚醒を目の当たりにしたなつきは、舞衣に学園に来ないよう忠告する。
舞衣はなつきの忠告の意味を理解できないまま、学園生活を満喫していたが、弟の巧海がオーファンというなぞの生物に襲われた時、チャイルド(HiMEの能力により呼び出されるモンスター)を召還し、巧海を無事に助ける。
しかし能力に目覚めたことで舞衣達は「HiME」や「オーファン」にまつわる事件に次々と巻き込まれていく…。

声優・キャラクター
菊地美香、ゆかな、小清水亜美、進藤尚美、千葉紗子、岩男潤子、栗林みな実、斎賀みつき、野川さくら、比嘉久美子、新谷良子、清水愛、松岡洋子、小西克幸、石田彰

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ファンサービス満点の良質エンターテイメント

舞-HiMEの後継作品。ネットスラング「ばっちゃが言ってた」は本作が元ネタ。
正式な続編ではなく、アニメでは珍しいスターシステム(キャラは共通だが世界観は別物)を採用している。

単純に物語を追うだけなら前作を見てなくても問題ないけど、
舞-HiMEのキャラがこっちではこんな風になってるのかーという楽しみ方ができないのは実に勿体ない。
「キャラアニメ」としては、前作視聴は必須でしょう。
主要3名は新キャラで(マシロは前作にもいたけど・・・)、旧作メンバーが脇を固めるという構図。

舞台は現代日本から近未来の西洋風の世界観に一新され、スケール感も大幅アップ。
前作での「HiME」は本作では「乙HiME(オトメ)」と呼ばれ、少女たちの憧れの職業であると同時に、
その人智を超えた能力は国家間の争いの火種にもなっている。

前作同様、中盤を過ぎた辺りから怒涛の展開となるわけですが
(後期OPの初見時の興奮は今でも忘れられない・・・舞衣の登場には震えた)
前半の明るい作風の中でも「対立」に至るまでの伏線が周到に張られているので唐突感はない。
ラストもご都合主義ではないし、その辺りの前作の問題点をきっちり解消してきたのは見事。

ストーリーの完成度は確実にこちらが上でしょう。
とりわけ素晴らしいと思ったのはマシロの成長劇。王女としての心境の変化がよく描かれている。
ただ前作に比べると、思わず画面に釘付けにされてしまうほどの張り詰めた緊張感であったり、
こちらの予想を上回るような展開はあまりなく、インパクトという面では若干不足している。
またキャラ数が前作以上なので、全員捌き切るのは流石にこのスタッフでも困難だったか・・・

それでも展開の盛り上げ方は流石サンライズということで上手かったし、梶浦由記の劇伴も最高。
オトメに変身するシーンも迫力がありますね。「マテリアライズッ!」叫びたくなること必至。
ローブのデザインがダサいのはご愛嬌(笑)

オトメ養成所であるガルベローベでの、下級生が上級生の身の回りのお世話する制度とか、
当時流行ってたマリみての設定リスペクトなんだろうか。いいですわね、この「乙女の園」感。
本当に色んな意味で美味しい要素を詰め込めまくった、サービス精神溢れる良質エンターテイメント作品です。

それにしてもスターシステムはもっと他の作品でもやって欲しいですね。
キャラデザを流用することで生みの苦労や労力の軽減になる・・・ってばっちゃが言ってた。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミスマリアもマテリアライズ♪

「舞-HiME」の後継作品。※続編ではない。
舞-乙HiMEと書いて「まいおとめ」

コンセプトはより明確に「私の乙女」
優雅に舞踏する様に戦う 優美な乙女=戦う乙女。

「スター・システム」を採用し、前作の登場キャラを
略そのまま登場させている為、パラレルワールド風
の仕上がりになっている。

また、其れ等の設定を活かした前作からの小ネタも
多く含まれ、如何にも関連性が有る様に描いてる。
※声優繋がりネタやキャラデザ繋がりネタの様に・・

舞台は地球ではなく何処かの惑星エアル・・あえる?

所謂ロストテクノロジー風に技術や文化が混在して
いるスチームパンク風の世界観のSFファンタジー♪

前作同様に、学園ラブコメ要素を含んでいるものの、
国家間や謎の組織等との抗争が軸になって展開する。

前作のようにエレメントやチャイルドを具体化する
能力ではなく、HiMEが武装化する。(一部例外有り)

新規キャラは萌度?が増した幼い感じのデフォルメ。
全体的に明るく陽気な雰囲気になっている感じ。
キメ顔や決めポーズ等は前作より圧倒的に丁寧な絵。
前作に登場したキャラ原型は成長から?綺麗に進化。
※前作とはキャラが被ってるけどあくまで別人設定。

学園も宝塚音楽学校風のシステムを意識した女子校。
前作でも百合傾向だったけど、百合度が増している。


「乙Type Highly-advanced Materialising Equipment」
※乙式高次物質化能力を持てるのは限られた少女だけ。

その中でも特に優れた者のみ「マイスター」という資格
を得て其々の国を代表する者の護衛職についていた。

マイスター1人で国を滅ぼせるほどの力があり・・各国
は優秀なマイスターを保有する為維新をかけてる。

結果的に各国に居るマイスターが全面戦争の抑止となり、
決闘等を行う事で秩序が保たれているという。

全世界の少女が憧れる職業「乙HiME」を目指して世界唯一
の、「乙HiME専門学校ガルデローベ」に集う少女達の物語♪


アリカ・ユメミヤ(菊地美香)
主人公で辺境自治区出身の典型的な元気印の田舎娘。
亡き祖母に育てられ出生に謎が多い天涯孤独の少女。

ニナ・ウォン(小清水亜美)
アルタイ公国出身で優秀な実力を持つ真面目な努力家。
所謂優等生で冷静沈着。ストイックな雰囲気が強い。

如何に相反する性格の二人は・・最悪の出逢いをする・・
といっても脳天気なアリカには自覚がなく・・何時も
一方的にニナが被害を被るのですが・・

そんな二人はヴィントブルームの街でビルから落ちて
くる謎の少女を偶然助けるが、傲慢で虚勢を張る少女は

マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム(ゆかな)
ヴィントブルーム王国の王女。15年前の王宮襲撃事件で
一度行方不明になったことから偽者の王女ではないか?
という疑惑を持たれている。

救出したのも束の間・・謎の敵の襲撃を受ける・・
巻き込まれる形で奮闘するものの・・情勢は不利・・
敵の戦力は圧倒的・・どうなる?

何だかんだでこの3人を中心に、色々な人との交流や
謎の組織や国々の謀略に翻弄されつつ成長していく様を
時にコミカルに時に深く悲しく描いていく。

キャストの声優から役どころが略ネタバレするので割愛。
兎に角・・前作以上に人気声優が多く出ています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

チョコ太郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ばっちゃの名言集がちょっとしつこい^^;

ストーリー的にHiMEの続編という訳ではないので、乙HiMEから見始めても問題ないと思います。

アニメでは珍しいスターシステムを使っているのでHiMEのキャラがそのままスライドしてきており、前作で好きだったけど活躍の場がなかったキャラも今作では大活躍だったりします^^

個人的にハルカに活躍の場があって嬉しかったですね^^

栗林さんのOPは前期・後期ともに良曲、特に後期は好きな曲です^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

65.6 16 2005年秋(10月~12月)アニメランキング16位
ふたりはプリキュア Max Heart2 雪空のともだち(アニメ映画)

2005年12月10日
★★★★☆ 3.9 (25)
144人が棚に入れました
皆で雪山へスキーにやってきたなぎさ・ほのか・ひかりが、闇の戦士フリーズン&フローズンから友達である伝説の鳥「鳳凰」のひなたを守るため立ち上がる。

声優・キャラクター
本名陽子、ゆかな、田中理恵、関智一、矢島晶子、池澤春菜、谷井あすか、草尾毅、檜山修之、千々松幸子、青野武、野沢雅子、矢口真里、清水佐紀

カズマ速報 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

本当の友達とは何か

この映画ではプリキュアシリーズお馴染みの友情がテーマです。

物語冒頭で喧嘩してしまうなぎさとほのか。
仲直り出来ないままに戦いに巻き込まれてしまう。

敵に心を凍らされて、プリキュア同士の戦いになってしまうしまうが…


当時この映画を観た子ども達の中にはプリキュア同士の戦いを直視出来ずに泣いてしまった子もいるらしい。
しかし当時子どもだった子も今ではおそらくプリキュアと同じ中学生になっていると思われる。
当時泣いてしまった子にこそもう一度この映画を観てほしい。この作品に込められたメッセージを今では容易に理解することが出来るだろう。本物の友達とは何か…

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

瞬間、心、重ねて

今作視聴前のプリキュアシリーズ視聴状況

完走:ふたりはプリキュア
未見:ふたりはプリキュア Max Heart





Max Heart未見なので特にコメントしていませんでしたが、ひかり好きかもしれない・・・。

そして莉奈から漂う大森ゆうこ感。

旅館のテレビに「パネルクイズ アタック25」の実写映像がはめ込まれてるのが地味に衝撃。



っていうか、野沢雅子さんがまた兼役やってる!?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

65.5 17 2005年秋(10月~12月)アニメランキング17位
ティム・バートンのコープスブライド(アニメ映画)

2005年10月22日
★★★★☆ 3.8 (22)
128人が棚に入れました
ヘンリー・セリック監督とのコンビで人形を使ったストップモーション・アニメ「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「ジャイアント・ピーチ」を手掛けたティム・バートン監督が、ロシアの民話を題材に描くダーク・ファンタジー・ラブストーリー。ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーターはじめ、豪華で多彩な顔ぶれが登場人物の声を担当。 19世紀ヨーロッパのとある小さな村。ビクトリアとの結婚を間近に控えた青年ビクターは、ある日森の中で地面から突き出ている人の指のような棒きれを発見する。彼は本番の練習のつもりでその棒に結婚指輪をはめ、誓いの言葉を述べるのだった。ところがそれは本物の人骨で、突然地面から花嫁衣装を着た白骨化した女性が現われるのだった。彼女はこの世に未練を残し亡くなった花嫁で、ビクターの言葉を真に受けて、死者の世界から舞い戻ってきてしまったのだった。そして恐れおののくビクターを強引に死者の世界へと連れ去ってしまうのだったが…。
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ティム・バートン監督のダークロマンス

「コープスブライド」
監督;ティム・バートン
配給;ワーナー・ブラザーズ

主人公のビクターは、没落貴族のヴィクトリアと
親同士が決めた政略結婚の話が進められていた。
最初は乗り気ではなかったが、ビクターとヴィクトリアは次第に惹かれていく。
そんな中、結婚式のリハーサルの時点で誓いの儀式が上手く出来ないビクターは
夜の森で練習しながら枯れ枝と勘違いし指輪をはめて誓いをたててしまう
枝だと思っていたのは“コープス・ブライド(花嫁の亡霊)だった。

花嫁の亡霊×ドジっ子主人公×婚約者の奇妙な三角関係の
ダークファンタジーロマンス映画
前作のフランケンウィニーよりコメディが強く
余韻の残る最後が素敵なのでこちらの方が個人的に好きです。
ティムバートンらしい奇妙だけど優しいキャラ達の表情や
ダークなのに何だかほっこりする映画、
(1~2秒間のシーンを作るために、12時間もかかったらしい(スゴイ!))

{netabare}過去にひどい目にあっていて、それが原因で成仏できず
肋骨が見えていて、ほっぺたの肉は一部腐って穴があいているし、片腕や片足は骨
お目めは取れちゃうし、肌が青白い花嫁の亡霊が一見怖いけど徐々に愛らしく見えてくるのが不思議!
主人公にベタ惚れで心優しく愛情深い彼女が大好きになりました!
(彼女に感情移入しすぎるとラストは涙腺が弱くなるので注意です( ;∀;))
婚約者のヴィクトリアもしっかりキャラの肉付けされていて
清楚で良い子なんですよね。(あぁ、私ならどちらも感情移入して選べないや(笑))

あえて、一つ言うとしたら
観た後あまり印象に残らないパッとしない曲が多いのが難点かな。
だけど、個人的にミュージカル好きなので
音楽が溢れているのが嬉しい(*´▽`*){/netabare}

76分と短くて手軽に観れるし
どちらの花嫁を選ぶか先の見えない展開にドキドキできるし
ダークな世界観だけどほっこりする感じとか
個性的なティム・バートン監督好きな方にはオススメですね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 36

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

サブカル臭さ満載(笑)

ティムバートンを語るとイヤミでお洒落なサブカル野郎に思えてくるかもしれないが、敢て「ナイトメアビフォアクリスマス」ではなく、こっちを押す。

ギレルモデルトロなどもそうだが、モンスター好き怪獣好きのナードなオタクたちにとって一度はゾンビ映画を撮ってみたいと思っているはずであり、念願かなってると思う。

最近のティムバートンはより大衆向けにディズニー映画を撮ったりしているが、僕からすると「バットマン」や「ビートルジュース」、「マーズアタック」「スリピーホロウ」のようなホラーなんだかコメディなんだかよくわからない独自のニヒリズム世界が好きである。

「シザーハンズ」も「チャーリーとチョコレート工場」も僕にとってみれば大衆向け。

こういった少しきついブラックジョークの方が楽しめる。

あと、粘土で作った人形を一コマ一コマキャプチャーした努力は素晴らしい。予算関係なく努力賞である。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9

64.5 18 2005年秋(10月~12月)アニメランキング18位
BLACK CAT ブラックキャット(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (293)
2181人が棚に入れました
「秘密結社クロノス」に暗殺者としての優れた才能を認められ、クロノスの精鋭部隊ナンバーズ特例の13人目として採用された、トレイン=ハートネットは、抹殺者(イレイザー)として暗躍し、裏の世界では、通称「ブラック・キャット」と呼ばれていた。

ある日、彼は掃除屋のミナツキ=サヤと出会い、彼女の影響から組織の暗殺者を辞めて、掃除屋として生活しようとする。しかし、それを快しとしないクロノスでの相棒・クリード=ディスケンスにより、サヤを殺されたトレインは掃除屋として、クリード率いる狂気の革命集団「星の使徒」との壮絶な戦いに身を投じていく。

GuiltyZero さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

観てる人割と少ない?

まず、私はあまりJUMP作品は好みません。
結局技のゴリ押しや、演出上の都合で負けそうになると強くなったりして、バトルの質がすごい低いからです。
ただこの作品は、飛んでくる銃弾を銃で撃ち落としたり、銃ではじいたりと、主人公はやはり強く設定されていますが、特殊な能力などが主人公に無い分バトルの質が高くなっている気がします。
戦闘シーンの作画も乱れず、割に迫力はあったりして良かったです。
世界観の理解もそんなに難しくないと思います。
主人公はイレイザー時代の方が好きだったかな。
終わり方はやっぱり少年漫画ぽかったですが、最初から最後まで楽しめました。

あと、あんまり知られてないかもですが、オープニングの「ダイアの花」は結構カッコいい曲です^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

64.0 19 2005年秋(10月~12月)アニメランキング19位
あらしのよるに(アニメ映画)

2005年12月10日
★★★★☆ 3.6 (131)
758人が棚に入れました
ある嵐の夜、1匹のヤギ(メイ)が、山小屋に避難してきた。同様に1匹のオオカミ(ガブ)も同じ山小屋に避難してきた。真っ暗な闇の中、かぜ気味で鼻の利かない2匹は、互いの正体を知らない(勘違いした)まま夜通し語り合い、意気投合する。そして「あらしのよるに」を合い言葉に、翌日再び会う約束をする。

翌日、2匹は互いの意外な正体を知ることになるが、喰う者(オオカミ)と喰われる者(ヤギ)の関係を超えて、2匹は「ひみつのともだち」となる。しかしそれは、互いの種族にとって、決して許すことのできない禁断の友情であった。ある時、ガブと逢う約束をしたメイに、友だちのヤギ・タプが心配だからと一緒についてくる。ガブにとってはメイは友だちだが、メイの友だちは美味しそうなエサである。結局、メイの友だちを脅かして逃がし、その場は事なきを得る。

しかしやがて、2匹の関係は、ヤギとオオカミのお互いの集団にバレてしまう。

声優・キャラクター
中村獅童、成宮寛貴、林家正蔵、山寺宏一、KABA.ちゃん、小林麻耶

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

☆ヤギと狼の友情

テレビ版も楽しですけどテレビよりも7年前のこの劇場版も楽しいです(*^^*)

カブ(中村獅堂)とメイ(成宮寛貴)が俳優さんで豪華ですけど特に
獅堂さんが良かったです(^o^)☆


何度もメイを助けるとこがいいですね♪欲望(欲求)よりハートが打ち克つみたいなテーマを楽しく作っていて素晴らしいアニメでした~.:*:・'°☆


暖かくてちょっとホロッとしました。


監督/杉井ギサブロー


制作/グループ・タック


主題歌 aiko


東宝:配給


2005年12月10日公開

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

63.1 20 2005年秋(10月~12月)アニメランキング20位
Paradise Kiss パラダイスキス(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (120)
740人が棚に入れました
進学校に通う、早坂紫は、ある日学園祭のショーのモデルを探していた矢沢芸術学院の生徒に声をかけられる。当初は彼らに対して偏見を抱いていたが、一緒に行動していく内に、自らも受験勉強以外に生き甲斐を見いだしていく。そして次第にジョージに惹かれていく。紫とその仲間が繰り広げる、恋愛青春ストーリー。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

夢を実現させようとするエネルギー

原作は随分前に読んで、実写映画版の後にアニメ版を視聴。

進学校である私立高校に通う優等生 早坂紫は
原宿で服飾学校の生徒から声をかけられたのをきっかけに、
新たな出会いが続々と重なり、生活が一変、
やがてはプロのモデルを目指していくことになる主人公。

デザイナーの卵たち、成績優秀な同級生の目指す夢。
プロとして活躍しているデザイナーでさえも、まだまだ先の目標がある・・
彼らからの刺激は大きく、紫にとって、偏見の目で見ていたはずの世界は、
自分の夢を実現させる世界へとなっていく・・というお話。

まじめで冷たい雰囲気のお嬢さんだった紫が、
デザイナーの卵の1人であるジョージと出逢って、
どんどん変貌していくあたりが見処かも。
また、彼らと繋がっている仲間達の友情や恋愛、葛藤など、
当時の青山、原宿界隈を背景としてリアルに描かれ
おしゃれなインテリアやファッションも、観ていて楽しかった。

業界的には傍から見ると、すごく派手に見える世界で、
ジョージの生活はすでに、かなり成功したプロの暮らしぶりだが、
その理由もちゃんと描かれ、ただの夢物語になっていないところは好感持てた。
登場する人物によっては、アパートでの地味な生活ぶりなんかも描かれ
観る人次第ではかなり共感を呼ぶのではないだろうか。

また、世界は違っても目指す夢がある限り、みんなそのあたりは同じだなと。
そして最終的には甘い恋に溺れることなく、
シビアな視点で前に進んで行こうとする彼らを応援したくなる。

ちなみに、主人公 紫の声をモデルの山田優さんが演じていて、
そんな部分でも当時話題になったのだが、
多少聞きづらさはあったものの、紫の性格には合ってたかもしれない。

個人的には、Tommy february6 の歌うOP『Lonely in Gorgeous』の
スタイリッシュな編曲と映像がお気に入り。

あと、ちょっとキザ過ぎないか?ってなジョージだけれど、
けっこうシリアスな場面なのに、
「その格好に そのバッグは合わないだろう」って紫に文句つけるシーンが、
おしゃれに24時間拘る彼の性質を一番表していて笑えた。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 39

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

Well do ya,do ya do ya, wanna!

「ご近所物語」の続編です。
・・・。+゚(pωq)゚+。エーン・・・
知らなかったので、こっちから見てしまいました;;

作品で取り上げられてる世界は馴染みがなくて
物語、音楽、作画など全体的に
「あ~こういう世界もあるのねw」と
すごく新鮮に感じられました^^

実写とアニメーションが合わさった部分は・・
物語とは関係なさそう?
雰囲気というかリアリティは感じられました^^

EDへの入り方が・・なんだろ??
気持ちが出ているというか・・・すっごくいいです^^

ヒロインの声は 山田優さんで、
少し違和感を感じるところもありましたけど、
EDの部分とかも含めてこれはこれで良かったのかな?
と思いました^^

最終話に近づくにつれて、「あ~やっぱり続編ぽいな~」「先に『ご近所物語』見てたら、このシーンもっと理解できてたのでしょうね~」とか思いました^^

さてと、これから「ご近所物語」みよ~~っとw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ノイタミナ第二弾。松本まりかさんを起用してる時点で神。

 超人気少女漫画家「矢沢あい」さん原作。全体的にシックで落ち着いた色合いと、品格をもったアニメーションの味わいが実にセンスがええ。なにより見てた当時は気づかなかったが、松本まりかさんが出てるだけで神!。あと、男の娘ならぬ、男の乙女なイザベラが素晴らしい。


見直したら、おんぷちゃんこと宍戸留美さんも「ご近所物語」から続きで出てるとは思わなかった。それにしても、見直すと恋愛ものというより「仲間」たちとの物語という面の方が強いように感じられる。感情が劣化している損得マシーンばかりの社会の中で、宮台さん曰く「社会という荒野を仲間と生きる」現在見ると違う感慨がある。


本作で一番感動的なのは、イザベラとジョージの子供時代の話。「放浪息子」のニトリんはジョージに出会っていたら違う人生が待っていたんだろうなぁ〜。「違う」ことを恐れない真の強さこそ、芸術家やクリエイティブな人間の真の価値だろう。


一瞬交わっただけど、その蝶が飛び去っていくのを、私は見送るのが心から愛おしかった。実らなかった愛でも、きっと意味があると。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

62.8 21 2005年秋(10月~12月)アニメランキング21位
かりん(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (168)
1283人が棚に入れました
椎八場市に住む女子高生・真紅果林には人に言えない秘密があった。それは、自分が吸血鬼一家に生まれた事だ。幼い時から吸血鬼の何たるかを教えられて育ったが、なぜか血が増える増血鬼として覚醒してしまう。
吸血鬼の弱点全てが通用しない代わりに特殊能力が全く使えない為、「落ちこぼれ」として兄や妹に馬鹿にされる憂鬱な日々を送っていた。ある日、彼女が通う学校に雨水健太という少年が転校してきた。彼を一目見た途端、果林の胸が大きく脈打った…。

声優・キャラクター
矢作紗友里、小西克幸、いのくちゆか、諏訪部順一、松本大、篠原恵美、野島裕史、高橋美佳子、久川綾

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

×吸血鬼 ○増血鬼・・・って?

全24話で吸血鬼学園ラブコメ。

ですが、ヒロインのかりんちゃんは吸血鬼ならぬ増血鬼。
普通の吸血鬼とは違い、血が増える特異体質のバンパイヤ。
作中とにかく血が飛び散る、吹き出るの大盤振る舞い!

血が苦手な方は見ない方がよろしいかと・・・。
しかしストーリーはキチンとしております。
色んな愛情について描かれており、ラストに向け収束して行き結構楽しめました。
最終話はちょいとショッキングですが、やはりコメディでした(笑)

2クールに納めなければならなかったためか、原作とはちょっと異なるところが多かった。
(原作はちょいとシリアスで大人向けの展開)

しかしながら、見て損はない面白いアニメです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ベタベタだけど単純すぎない

吸血鬼と人間との恋を描くラブコメです。
もうこれだけで大体ストーリーの想像は出来ると思います。
ただこの作品の凄い所が、キャラに無駄がないところです。
主要メンバーとして登場するキャラが非常にキャラとして定まっていて本当にブレがないです。
ハブられるようなこともありませんし、しっかりとストーリーに絡んできていて、皆なかなかいいキャラとして成り立っています。
終盤のシリアス展開もまいた種をしっかりと回収しているので、見苦しく思うところも見当たらないです。
キャラたちがいい働きをしてくれています^^;
ひとつ文句をつけるとしたら、ラストですかね。ちょっと強引だったかな、と思います。
個人的にはなかなか面白かったと思います。ラブコメの中ではなかなか上なんじゃないかと感じましたよ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

62.8 21 2005年秋(10月~12月)アニメランキング21位
エンジェル・ハート-Angel Heart(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (100)
473人が棚に入れました
台湾から来た殺し屋の少女と、新宿のスイーパーとの家族愛の物語。
新宿に現れた史上最強の暗殺者は、美しすぎる人間兵器だった。彼女(香瑩)のコードネームは「グラス・ハート」。彼女の仕事はまさに完璧だった。しかし、彼女の心は、任務を重ねるたびに軋んだ。暗殺は彼女の心を蝕み、とうとう彼女は自ら死を選ぶ。
しかし、彼女は組織の力によって、再び現世に呼び戻された。かつての冴羽?のパートナー槇村香の心臓を移植されて…。
香の心臓を移植したことにより、「グラス・ハート」と呼ばれた彼女の心に感情が生まれた。そして暗殺から手を引き、組織と対立する意思をもつ。そして香の心臓を持つことにより無意識に?と接触し、スイーパーとしてのシティーハンターの世界に入っていくこととなる…。

空知 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

今アニメ化されていたなら・・・と思うほどの名作

過去作はレビューしないのですが、なんとなく書いてみようかなと思いました。

私のアニメの原点だからです。


『エンジェル・ハート2nd』が完結してしまいました。

『シティハンター』からずっとファン。


この作品、北条司にとっては気の毒なアニメ化でした。

北条司は女性の美しさを描かせたら右に出る者はいないと言っても過言ではない実力ある漫画家。

『エンジェル・ハート』としてアニメ化された時は嬉しかったなあ。

ところが、北条を悩ませたであろうとことがいくつもありました。

*香を殺したことに対して、シティハンターのファンから執拗な攻撃がアニメ化されても続いていた(パラレルワールドだってば)

*アニメ化されたのはよかったのだが、作画崩壊が甚だしかった。
観るに耐えないと言ってよいほど酷かった(レンタル版のDVDではある程度修正されています。)

*ヒロイン役の声優が海外に留学してしまい、声優業に戻らなかったこともあり、2ndシーズンが創れない理由にもなってしまった


それでも、この作品は、心を振るわせてくれるほどの名作です。
今のアニメ技術があれば、大ヒットしたのではないかなと思うことがあります。

最近では見られないテーマぎっしり詰まっています。
こういうテーマ、今は好まれないのかな?

家族愛。人の優しさ。
何度も何度も涙して観たことを覚えています。


僕にとっては、原点となる作品です。

誰が何と言ってもいい。
この作品は名作・傑作です。

血は繋がっていなくとも、家族の愛は心を突き動かせてくれます。
これこそれが北条司の作家たるテーマだと僕は思っています。

シティハンターとは違う北条司の良さを発見できるはずです。

名作です。
よろしかったら、一度ご覧あれ。

最近の作品では感じることのできない感動を味わえるかもです。
ただ、これは好みの問題もあります。
観て損はない作品です。

*本当は、5.0にしたいのですが、今のアニメの水準からすると、
5.0は無理です。しかし、私の中ではアニメの最高峰と言ってもいい作品です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 24

62.5 23 2005年秋(10月~12月)アニメランキング23位
聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編(OVA)

2005年12月17日
★★★★☆ 3.6 (46)
192人が棚に入れました
教皇シオンより託された女神の聖衣を届ける為、冥界へ向かった星矢達。
地獄門の先で待ち受けていたのは冥闘士・天間星アケローンのカロンだった。
黄金聖闘士の思いを胸に冥界を舞台にした壮絶な戦いが、今 始まる!!

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

主要キャラの声優陣総入れ替え

ストーリーはほとんど原作に忠実。
しかしこの作品は声優陣の総入れ替えによって、新たな声優陣が受け入れられるかで評価は変わってくると思います。
私的にはTV版からもう何年も経過している事も有り、どんな声だったっけ?ぐらいにしか思えず、また覚えていても例をあげれば瞬役の「堀川りょう」はドラゴンボールのべジータという定着感の方が強い為、あまり違和感なく受け入れることができました。
ファンと制作会社との間ではかなり波紋がおよんだらしいですが・・・。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フェニックス一輝と言ってみる

聖闘士星矢 冥王ハーデス編のアニメ、漫画を見た時の率直な感想と、他作品との関連を踏まえ、OVA発売当時、友人達と語り合った会話を元にレビュー書かせて頂きます。

フェニックス一輝とは何者なのか?

ほうおう座の元、星に選ばれた聖闘士(セイント)である。幼少期から1万ボルトもの高圧電流に耐え、その不死性を顕現し、愛、友情、神をも恐れぬ大胆不敵、博識、神速、天下無双、それらを内包した漢の中の漢。それがフェニックス一輝。

彼を語るには多くの言葉を弄するに当たらない。

※1光速に近い速度の攻撃を回避出来る。
※2星々をも砕くとされる技、ギャラクシアンエクスプロージョンを受けても生存出来る。
※3死の淵から立ち上がる度にコスモを増大させる。
※4一度見た技、スピードを見切れる。あるいはそれを凌駕出来る。
※5異次元(平行世界?)に飛ばされても自力で元の世界に帰還出来る。
※6宇宙の塵となってもコスモがある限り強化再生出来る。

※1:作中でセブンセンシズと呼ばれる第七感によるもの。(第六感を思考、意識とし、第七感を潜在意識とする。光速に近い攻撃を肉眼で捉えて回避する事は物理的に不可能なので、未来予知の類と思われる。いつでも発現すると言う訳ではない。)
※2:星々を砕くだなんて、そんなの地球上で放ったら大変だ!聖闘士にありがちな大見得だと思われるが‥。
※3:小宇宙と書いてコスモと読む。スターウォーズのフォースみたいなもの。ガッツみたいにも思える。
※4:「聖闘士に同じ技は二度通じぬ。今やこれは常識。」とまで一輝は言い切っている。そしてフェニックス最大の謎「お前のスピードはさっきたっぷりみせてもらった。お前を倒すにはその上をいけばいい訳だ。」‥どうやって!? でもしっかりとスピードアップしてる。これもコスモのなせる業なのか‥。
※5:ポセイドン編でゴールデントライアングルに落ちた時。
※6:漫画版のジェミニのサガのギャラクシアンエクスプロージョンを受けた時。
※4、5、6:聖闘士星矢では何かと仏教モチーフの台詞が飛び出すので、色即是空の考えに基づいているのかも知れない。肉体ではなく心の問題である様な‥。本ハーデス編でも阿頼耶識とか言い出すし‥。

戦闘開始時に途方も無い程の実力差が有っても大抵は勝つ。あるいは必ず痛み分けにまで持ち込めるチート中のチートキャラで、神の如き存在ですら、あるいは神ですら、負ける事は無くとも負かす事は出来ない。どうしようも無く強いキャラです。

原作者の車田正美先生はよくぞこんな人物(本当に人間ですか?)を創出したものだと感心しきりです。必殺技の名前もカッコ良い!

「フェニックス幻魔拳!」「お前は楽しい幻を見たんだよ‥」「現実は‥ほら。」(映画版神々の熱き戦い)
「くらえ!!星も砕け散る フェニックスの羽ばたきを!!鳳翼天翔ッー!」(冥王ハーデス編)

他の台詞も十代の少年とは思えぬ貫禄ぶりを見せています。
「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんとは正にこの事だ‥。」
「どこへ行こうと俺の勝手。俺がお前等と共に戦うなどと勘違いするなよ。オレは群れるのが嫌いだ!」
「こういう場合、礼を言った方が良いのかな...フッ。」
「笑止な!お前如きが愛とか涙を口にするなど愛が汚れるわ。」

ツンデレである上に愛も語れる大人の男。正に最強の漢‥だと私は思います。

個人的な事ですが、この作品の視聴をきっかけに私は神話、天文学、延いては物理学、仏教に興味を持つに至ったのでした。人の運命とは数奇なものです。車田先生ありがとう。

フェニックス一輝を通して聖闘士星矢という作品の魅力を感じ取って頂ければ幸いです。

君は、小宇宙を感じた事があるか!?


※:以前「アニメの中で1番最強なキャラはだれ?」で投稿させてもらった記事の加筆、修整版です。
※:多くの言葉を弄するに当たらないとか言ってる癖に、結局の所、そこそこの長文になってしまいました。童心に帰ったと思って見逃してやって下さい。
※注釈ばかりの変なレビューで済みません‥(汗)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

62.3 24 2005年秋(10月~12月)アニメランキング24位
アニマル横町(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (59)
454人が棚に入れました
主人公の少女あみが引っ越してきた家の新しい部屋の床には不思議な扉があった。その扉は言葉を話す動物が暮らすなど謎に溢れた不思議な場所、アニ横―「アニマル横町」へと繋がっていた。毎日のようにその扉を通り、あみの部屋へ遊びに来る動物たちとあみとの少しおかしな物語である。

声優・キャラクター
江里夏、宍戸留美、永澤菜教、佐藤ゆうこ、堀内賢雄

62.2 25 2005年秋(10月~12月)アニメランキング25位
銀盤カレイドスコープ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (51)
333人が棚に入れました
桜野タズサは16歳の現役女子高生にして、日本屈指の実力を持つフィギュアスケート選手で、オリンピック日本代表候補の一人と言われている。だが、優れた美貌と素質と、同時に高飛車な態度と毒舌家ぶりもまた一流であることから、マスコミでは「氷上の悪夢」と陰口を叩かれていた。
そんな彼女だが、ある日行われた国際大会で惨敗し、意気消沈して帰国する。東京で普段と変わらぬ学園生活を送っていた彼女の耳に突然、どこからともなく一人の少年の声が聞こえてくる。不審に感じ、辺りを見回したタズサであったが、声の主と思しき人物の姿はどこにもない。なんとその声はタズサの頭の中から響いてくるものだった。声の主の名はピート・パンプス、タズサが大会に出場したその日に事故死し、幽霊となって彼女に憑依してしまったカナダ人の少年だった。
しかも、タズサに憑依してから100日後、彼女が出場を目指しているトリノオリンピックのフィギュアスケート女子シングルの、競技が行われる日の深夜0時にならなければ成仏することができず、その間ずっとタズサと一心同体でいなければならないのだと言う。かくしてタズサは、ピートとの奇妙な同居生活に戸惑いつつもトリノ五輪へ向け、練習に学校にマスコミの取材にと、多忙な毎日を送ることになる。

声優・キャラクター
川澄綾子、吉野裕行、小杉十郎太、鈴木弘子、斎藤千和、井上麻里奈、村井かずさ、千葉一伸、能登麻美子、岡本麻弥

sakurama61 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

氷の上で転ぶのはぜったい痛いですよね゚(゚´Д`゚)゚

フィギュアスケートのお話です

主人公はスケート選手のタズサです
高校生なのにオリンピック代表候補といわれるぐらい
すごい子なんですが
自分のことを100億ドルの美貌って言っちゃってマスコミの人などいろいろな人たちから嫌われてるんです(^^;)
でも明るい子なのでわたしはすきですねw


タズサがスケートの大会に出てたときに飛行機を操縦していたピートが事故死してしまいます
そのときにタズサにピートが憑依して一心同体に…
事故死したことはすごいかわいそうだけど、最悪ですねw

しかも100日間って…長すぎ!!
トリノオリンピック目指してるのに~
っていうか100日後ってトリノオリンピックの競技が行われる日だよ!…タズサついてなさすぎだーw

まじめに練習しなきゃなのにトマト食べてばっかだしw
いろいろグダグダでギャグアニメなのかな??

なんてはじめ観たときおもってました^^



でも一緒にいるうちにタズサが1人じゃつらい場面なんかもピートという味方の存在がいるということに安心できる気持ちになっていきました^^


けっこう前のアニメなので作画はいいとは言えないですけど
いやな感じに気になったりはしなかったです
それだけ説得力のある内容でした


ピートが憑依して100日後のことが気になった方はぜひ観て欲しいですw
どうなるにせよ…感動できることに間違いないはず!?w







あーやっぱり、もうちょっとフィギュアスケートの方に力を入れてほしかったなって思いました(;^ω^)
このままでもおもしろかったんですけど
原作が名作だって聞いたのでそれをいかしてほしかったですね

でもでも!声優さんは豪華でした(*´▽`*)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 45
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

内情がどうあれ私にとっては名作

2005年放映のTVアニメ。全12話です。
原作はライトノベル。未読です。

私がのめり込み始めたのは3話からでした。
序盤はタズサの周囲の状況が殺伐としているもののコメディ色が強く、後半は切なくシリアスながら爽やかな雰囲気がとても良い。
フィギュアスケートよりもタズサとピートのラブロマンスと、主人公であるタズサの成長を見る作品です。

ピートが憑依霊になる経緯には凄い無理があるので、ご都合主義に抵抗のある人にはお勧めできないですねw
展開に細かな粗がかなりあるので、そこも欠点です。
あと作画と演出はここぞというとき以外はとても大変そう。

高松信司監督は当時でも大変な現場をいくつも経験していたと記憶しているのですが、何がアラン・スミシーを名乗らせたのか気になる。制作環境が劣悪だったとはよく聞きますが…

二人で同じ目標に向かう過程と結末はしっかり描かれ、個人的には内情がどうあれ名作と感じています。
タズサの練習シーンや柔軟体操のシーンなどを多く描いていて、有力選手であることに説得力があるのも良いですね。
OP、ED、挿入歌は作品に合っていてとても良い曲でした。

【ストーリー】
タズサは16歳の美貌と才能に恵まれたスケーターで、トリノ五輪の出場を目指していますが、技術的に素晴らしいものを持っていながら表現することがとても苦手。 
基本的に結果を第一に考えていることが悪い方向に働いてしまい、試合でなかなか結果が出せず、歯に衣着せぬ発言も多く、マスコミには随分嫌われています。
そんな女の子が意図せずカナダ人の幽霊・ピートに取り憑かれ、奇妙で不自由な共同生活の中で次第に打ち解けていき、一緒に困難を乗り越え新しいプログラムを完成させ、タズサは表現することに目覚めていきます。
ピートが生前アクロバット飛行のパイロットだったという設定もきちんとストーリーに絡んできて、いい意味で驚きました。

【二人の関係について】
{netabare}
気が強くて口は悪いけれども不器用で頑張り屋のタズサと、人を乗せるのが上手く優しい大らかなピート。
身体感覚は共有していてもお互いに考えている事はわからないというのが本作の肝。ピートもタズサもお互いの変化には気付きますが、何を考えているかは本人が言葉にしなければわからないのです。

終盤、自分の消える時を迎えるのを恐れながらもタズサを気遣うピートも健気なら、彼に支えられて二人のプログラムを完成させることに邁進するタズサも健気で、特に10話くらいから泣きっぱなしでした。お話や演出で泣くのではなくて、自分が勝手に泣いてると感じたのは結構久しぶりな気がする。
この二人本当に可愛いんですけどw

1クールでまとめる上でタズサの精神的な成長に焦点を絞っているのがとても良かったと思います。年頃の少女としても表現者としても、恋はとても大きな成長過程ですから。
11話ではピートのモノローグ、12話ではタズサのモノローグが多用され、お互いへの気持ちが語られるため、二人の心が一つになっていると感じられてとても好きです。
最後までタズサに「好き」と言わせないようにしていたのも、ピートの優しさを感じてとても良かったです。
最後には二人の気持ちは恋から愛に昇華していたと思います。

五輪フリーでは素晴らしい演技で観客の反応は凄かったけれども、ギリギリでメダルを取れなかったというのもベストな落とし所でした。タズサはメダル以上に大切なものを得ていますし、脚本上で他の選手も大切にしていると感じられました。
現実のフィギュアでも観客にはしっかり伝わる演技でも点数が思ったほど出ないことはよくあります。ジャンプの成功失敗、技への加点、ステップ・ターンの難易度の高さなど、ポイントに反映される要素は経験者でなければわからないことも多いので。
ですので、個人的には急に変更したプログラムでタズサがメダルを獲得していたら納得できなかったかもしれません。
{/netabare}


【スケートシーンについて】
{netabare}
プログラムそのものをアニメーションにするのではなく、イメージ映像を多く入れることでタズサの心情や表現力の開花、二人の絆を描写するやり方は個人的にとても気に入りました。
コアな意見になってしまいますが、そのまま描くよりもイメージが膨らむと思います。

正直、フィギュアスケートをそのまま手描きアニメにしようだなんて正気を疑うほど無茶なので…。(あの「ユーリ!!!on ICE」の作画でさえ、スケートファンには納得していない人もごく少数いるようですし…)

タズサの最初のプロは大人っぽいもので、自尊心が強くキャリアを求める彼女が選びそうな曲だなあという印象でした。世界を意識しすぎて少々背伸びしすぎているようにも感じます。
可愛らしく溌剌としたジャズの新SPは等身大のタズサの少女らしさを存分に表現していて、しかもピートが初めてアクロバットを決めた曲というので感激。
爽やかに大空を飛ぶような新FPはピートとのフライトであると同時に、未来に飛翔するタズサの姿をイメージしました。
どちらのプログラムも、タズサが少女である今だからこそより魅力的に映るだろうと思います。
プログラム自体がどんなものかはわからなくても、どんな演技だったかは想像できる演出で見ていて楽しかったです。
{/netabare}

【リアルのフィギュアスケートについて】
興味のある方だけどうぞ。
{netabare}
私はバンクーバー五輪のシーズンから見始めたのでトリノの時期は詳しくは無いのですが、女子フィギュア報道は本当に過熱してたようですね。マスコミの酷さと無理解は耳に入ってきました。
あの伊藤みどり選手さえ現役時代、芸術性が無いなんて当時のマスコミには言われていたり(実際は満点に近い技術点よりも若干低い芸術点を付けられていただけで、ジャッジは伊藤選手の芸術性も高く評価していました)、その後のバンクーバー五輪の時期もマスコミは酷かったですけどね…

今はそうでもないですが、昔は国内よりも海外で熱烈に愛され「アウェーがホーム」と言われた選手のなんと多かったことか…タズサはそういったスケーターを彷彿とさせました。

あと、予定に無いジャンプを跳んでいたりするので設定上は旧採点かな?と思っていたら新採点採用前に原作が執筆されていて納得。

フィギュアスケートは技術と表現の二つの要素で成り立つ少々特殊なスポーツですが、私はどちらかと言うと表現を見るのが好きなほうです。
とはいっても、ジャンプが決まらないと表現まで気持ちを持っていけない選手も多いですし、表現にはそもそも技術が不可欠ですが。

フィギュアスケーターは今でこそ長く続ける選手も出てきていますが、それでもシニア時代は長くても10年ほどですし(ほとんどの選手は大学卒業と同時に引退してしまいます)、国際大会が少ない上に、プログラムも基本的には1シーズン通して一つのものを使い完成度を上げていくため、一人の選手が競技用として完成させられるプログラムは意外と少ないのです。

そのためもあってか、10代半ばで世界に出て行く女子スケーターはジュニアから脱皮するために大人っぽいプロを演じる事が多いので、タズサの歳相応の新プログラムに私は感激してしまいました。
逆に20代半ばの演技が成熟した頃に溌剌とした明るいプロを選ぶ選手も居たりして、見ている側としてはとても面白いものです。

余談ですが、私は鈴木明子選手と町田樹選手が好きでした。二人とも既に引退していますが、ストーリー性のあるものも無いものも独自の表現で滑りこなすスケーターで、プログラムに並々ならぬこだわりを持っていました。演技後の礼までプログラムに合わせた振り付けを用意していたのも大好きでした。
今後の活躍がとても楽しみだったり。
{/netabare}

2016.12.7


【原作との比較】
アニメ版の元となった原作小説の1,2巻を読了。
キャラクター造形はライトですが文章が上手で読みやすく、スケートに対しても理解が深く、タズサの葛藤はかなりリアルに描かれています。

{netabare}
文体はタズサの一人称なので、ピートの心理は深くは描かれません。
タズサがピートに支えられて競技にまい進するという流れはほぼ一緒ですが、色々と変更点があります。
原作とアニメ版とは方向性が少し違うので、原作ファンで抵抗がある人がいるのもわからなくはないですが、アニメも描きたいことは一貫しており、整理もされています。

原作はスポ根もので、アニメ以上に練習シーンが多く、他の有力選手のプログラムの描写もかなり凝っています。
マスコミへの丁々発止のやり取り、選手同士が時に牽制しあう場面も多く描写されています。
地の文はタズサの一人称で、タズサ自身が他の選手の失敗を祈るシーンや、五輪会場では地元選手のパーフェクトな演技の後に出てきた優勝候補のリアに一部の観客がブーイングを飛ばす描写があったりと、結構生々しい。

原作のタズサも気が強く、自分を曲げられずに苦労しています。アニメのタズサも強い女の子ですが、原作はむしろ男前と言った方がしっくり来るくらいw
ピートとの関係は、気の強さと素直じゃない性格のせいで最後まで好きと言えなかった感じですね。ピートが消える際のタズサの独白が「笑って見送るなど、とてもじゃないが、できはしない。」というのがアニメとの大きな違いと感じた点でした。
あとは原作では五輪メダルを逃したことを残念がっていること。
原作では弱い自分に打ち勝ち五輪のメダルを獲得することが最大の目標で、アニメの場合はピートと最後のプログラムを滑りきることが最大の目標になっていますから、最も変わった点ですね。

ピートは性格はそれほど変わりませんが、歳相応の男の子の印象が強く、天国に行くことにも葛藤は描かれません。
アクロバット飛行のパイロットという設定はアニメオリジナル。よって五輪フリーのプログラムは別物で、それが個人的にはかなり驚きました。

タズサが笑顔を作れない理由として、原作では「女の子は素直で従順という考えのくだらない大衆に対しての反発」というタズサの自意識の問題があります。
対してアニメでは、「どんな演技をするのか、何を表現したいのか」というフィギュアスケートというスポーツにおいて普遍性の強い理由に。
そしてどちらの問題の解決にもピートは大きな役割を果たしています。

アニメ版ではピートとフリーライター新田の出番が大分増えて高島コーチは割を食ってしまってますが、アニメのコミカルなコーチも好きw
{/netabare}

もしも小説とアニメをどちらも手にする機会に恵まれたら、アニメを先に視聴した方が両方の良さが感じられるかも知れないですね。
どちらも名作です。
2016.12.14

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

kiji さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

久々に新鮮味のある

レビュー見て引っ張ってきた作品で久々に完走
11作品宙に浮いてるよ。

フィギュアスケ~ト題材ってのも珍しいとゆうか初のような気がします。

時代が、なんだか姉妹?だとか真央ちゃん?だっけかなぁ
おそらく、その頃のものなんだろうか。

これ観るとスケ~ト全然興味なくても興味でてきて
フィギュアスケ~トのル~ルとか解からなくても
スケ~トが好きなると思います。

100億ドルの美貌と自ら言う強キャラすぎる主人公が
突拍子もなく憑依されて、1人でありながら2人で
オリンピックを目指していく物語。

でも憑依していられる期限が・・・・

かなり面白かったので見てください。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6
123
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