2004年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVA一覧 19

あにこれの全ユーザーが2004年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番の2004年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

65.9 1 2004年夏(7月~9月)アニメランキング1位
MEZZO FORTE International Version(OVA)

2004年7月23日
★★★★☆ 3.7 (96)
502人が棚に入れました
ハリウッドが認めたジャパニメーションの最終兵器=クリエーター「梅津泰臣監督」が放つ最新作にしてTVシリーズ初監督作品OVA「MEZZO FORTE」VOL.1、VOL.2を、インターナショナルバージョンとしてバージョンアップし登場!! [R-15] ※.このアニメはR18「メゾフォルテ」時のHシーンをカットしてあります。 暴力的な表現があります。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画、キャラデザが最高。A KITEより分かりやすく痛快です。

 アダルト版のアダルトシーンをカットした作品です。「A KITE」の梅津泰臣氏が監督、キャラデザ、脚本、作画監督をやっています。
 本来、キャラのを描くにはアダルトな部分も含めてですので、見る機会があるならやはりカットが無いバージョンをお勧めします。

「A KITE」の方がストーリー・キャラに深みがあるし、ほれぼれするような少し暗い色合いが本作の方がビビッドになっています。また話やキャラの深さも荒唐無稽感が強くなっています。{netabare}ヒロインが超能力的なものを持っていたり、人間と間違えるレベルのアンドロイドがいることなどです。{/netabare}

 ですが60分という短さのわりに話は展開が多くて、90分程度の映画のような充実感があります。そして痛快なアクションシーンも多くなっています。荒唐無稽感とストーリー、キャラが上手くバランスしていました。
 何より印象的な美少女2人が魅力的なので、それほど満足度が低くなるわけでは無いです。何より視聴後感は圧倒的に本作の方が爽快でした。

 私はアダルト版の円盤を「A KITE」も本作も持っています。まあ、見てもらえればわかりますが、本作におけるアダルトシーンは「A KITE」と違って、あまりヒロインのキャラの深みにつながっていないし、そもそも {netabare}白日夢と身代わりのアンドロイド でヒロイン本人の性行為では{/netabare}ではありません。かなりシーンは短いですし「それ」目的のような中身でもないです。

 すごいのは作画とキャラデザです。とにかく全アニメの中で「A KITE」が一番好きですが、それに準ずる形で本作もいいです。特に敵役の少女が最高でした。

 氏のキャラデザと作画は、肉体性がある存在感が奇妙なリアリティを産み出しています。男性から見た女子に対する目線そのままをデザインしたような現実感、エロさ、強さと弱さ、そして不気味さがあります。その少女の作画を楽しむだけでも本作見る価値があると思います。
 この点において、本作のアダルトシーンカットは話には関わりませんが、不満が残るところ。ヒロインの総合的な魅力はそういうところも含めての人間性です。

「A KITE」の世界観とのつながりがあるような感じで、前作ヒロインが一瞬だけ映ったり、銃が同じだったりしますが、あまり関係はなさそうです。ただ、ヒロインの素性として同じ組織で訓練を受けていたような気はします。

 ということで、ストーリーに深みはないですが満足度は高いです、4点。キャラも造形も想像で補うと面白いですがそこまでは読み取れないので4.5、更にアダルトシーンカットでヒロインの魅力を落としているので4とします。作画は文句なしの5。声優は4、音楽は3.5とします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

これぞエンターテイメント!

舞台は、現代からそう遠くない未来。
人型のロボットが実用化され、治安は悪化、混沌としたそんな世の中。
合法非合法を問わず危険な仕事の代行を生業とする危険代行業
DSA(ディーエスエー)の3人が主人公。

なんだろう? 観終わっての爽快感がハンパない。
随分と残虐な殺し合いしたり、撃たれた頭から血がドロドロ
滴り落ちたりするのに、ぜんぜん不愉快にならない。
って多少はそういうアクションを見慣れてるせいもあるかもだけれど、
不思議な軽快さと明るさがあるのは、
ストーリーにキレがあるのと、テンポのいいアクション、
それに何より、各キャラの立て方が素晴らしいということ。
短い時間の中、気持ち良いくらい無駄のないシナリオとキャラ立ち。
見せ場たっぷりのアクションシーンがめいっぱい詰め込まれている。

中でも際立っていたのは、黒川のおっちゃん。
懲戒免職処分を受けた腹いせに、警察内部の実情を暴露本にして
出版をしている元刑事なのだけれど、この人の声は
今は亡き広川太一郎さんが担当していて、
昔から彼のお得意だったセンスのいい駄洒落やオヤジギャグが満載。
きっとあれはほとんどアドリブなんじゃないか?と思うほどだった。
そして彼の存在がなければこの物語、面白さは絶対に半減しただろうと思う。

アクションも、これぞエンターテイメント!とも言うべき派手さで、
リアリティなんかどうでも良くなるなぁって笑ってしまうほどのドンパチ。
コンクリート脆すぎだろ~ってツッコミたくなるくらいに
みんなして頭やら手やら突っ込んでる。

DSAの3人組の中の紅一点であるみくらのキメ台詞も、
見事なカンフーも、のびのびやっててとても魅力的。
また彼女と互角の勝負だった桃実のキレっぷりも最高だった。

と、褒めすぎても何なので、唯一個人的な好みを言わせていただくと、
女の子の瞳の色が明るすぎたのだけ、ちょっとだけマイナス。
でも逆に言えば自分的な難点はそれだけ。

この作品、エロシーンが元々あったからアダルトアニメとされていたようだが
それらをカットした本作でも、物語に支障はまったくないので
アクションものが嫌いじゃなければ、いろんな方にオススメできる作品。

ちなみに「メゾフォルテ」とは音楽用語で言うところの
「やや強く控えめに大きく」という意味。
この作品を観終えてみて、納得のタイトルだった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

固定観念に縛られるな!良作はタイトルだけでは判らない

AVだから・・・・って思ってるそこのあなた!その偏見を捨てましょう!!

内容や作画ともにスンバらしいデキでした。こういうアニメってやっぱり最近ないのかな?なんにせよハリウッドに大きな影響を与えたこの作品はもっとアニメファンの人々に見て貰う必要があるように思えました。特に最近のアニメばっかり見てる人に。

ルパンやカーボーイビバップのような迫力のあり、熱くなるようなアクションは本当に必見。
ストーリー展開も明るく、スピーディーで飽きることなくすぐ見れます。
二話構成でこれだけの展開は(王道だが)、本当に良く出来てるとしか言いようが無いですね。

私はR指定の方を見たんですが、エロイシーンが嫌いな方はカットされた編集版があるので、そちらの方を。
しかし、私個人としてはR指定の方を見て欲しいですね。なんというか、二つのエロシーンはサービスという概念だけでなく、ストーリー自体に直接的に関連しているように思えました。一つ目のエロシーンは愛情を、二つ目は本能を、表現していると、私は感じました。
しかし、エロロイドの(名前もそうですが)性能って凄いですね・・・苦笑

あと、キャラも素晴らしかった!
判りやすい性格だったものの、皆個性たっぷりで独特な雰囲気を出していました。作中で「はげおやじ」と言われていた黒いおっちゃんが私は個人的には好きでしたが(セリフが面白いw)、ヒロインも普通にめちゃカワイイ!

う~ん、私にしてはベタ褒めですな・・・汗
しかし、それだけ私を熱くさせるような作品だったと言うことでw

この作品、冒頭にも書きましたが、エロが入るからって見るのをやめないで欲しいですね。時間も掛からなくて、手軽に見られるので悩むことはありません。
この作品を気に、古い良作を色々見てもらいたいですね^^

ちなみに、この作品のタイトル、international versionって素で凄いと思いますw
今まで国際使用のアニメなど見たことがありませんでしたwまぁ日本のアニメは国際レベルで見られていますが、案外、日本人より昔のアニメにはまっていたりするもんですよ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

65.3 2 2004年夏(7月~9月)アニメランキング2位
炎の蜃気楼 みなぎわの反逆者(OVA)

2004年7月28日
★★★★☆ 3.8 (16)
128人が棚に入れました
『炎の蜃気楼』(ほのおのミラージュ)は、桑原水菜による小説。TVアニメは2002年にキッズステーションで放映。
現代に怨霊となって甦る戦国時代の武将(怨将)を調伏して冥界へ送る使命を科せられ、400年間他人の体を奪いながら(換生)生き続けてきた者たちが主な登場人物。
彼らの戦いと愛憎を軸に物語は展開していく。その今までにない卓越したストーリー性と、予想を超える展開で、若い女性たちを中心に絶大なる人気を博している。主人公は、仰木高耶(おうぎ たかや、上杉景虎)で、副主人公は、橘義明(たちばな よしあき、直江信綱)。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これ・・BLモノとは別物だと思う

今回、以前投稿したレヴューを加筆再編集しています。

桑原水菜による小説を原作にした、3話構成のOVA作品です。

世界史、日本史など歴史はけっこう好きなので、
こちらの本編を視聴したのがきっかけで、この作品も視聴しました。
内容的には本編を知っていたほうが、人物関係など把握できるので
本編を先にご覧になるほうが良いでしょう。

この物語は、現代に怨霊となって甦る戦国時代の武将(怨将)を調伏して
冥界へ送る使命を上杉謙信から科せられ、400年もの間、
他人の体に換生しながら生き続けてきた者たちが主な登場人物です。

イメージ的には、木村拓哉さんと北野武さんが織田信長と豊臣秀吉
としながらも現代人の格好のままドライブしていて、
そこに少年の姿に生まれ変わってる伊達政宗がやってくる・・
っていうCMが最近流れていますが、ちょうどあんな感じですw

当然、歴史上の人物がゾロゾロ出てきます。
主人公の上杉景虎をはじめ、彼に仕えていた直江信綱、
織田信長や北条氏照などなど。

このOVAで主軸となるのは、
本編で景虎としての記憶が甦った高校生仰木高耶と、
景虎の力に対する直江の嫉妬と忠誠心が交錯した固執が明かされ、
本当はお互い必要とし合っているはずが、景虎のほうが直江を素直に
受け付けることができないことをきっかけに、
記憶を自分で封じてしまった原因がなんとなくわかってきて・・・
というところでしょうか。

命を主君に預け、忠誠を誓う戦国時代での信頼関係と、
嫉妬と複雑な愛憎が入り乱れた直江の想い。
現代では、忠誠心から上司に自分の命をかけるような人は
ごく一部の業界を除いてあまりいなさそうですし、
そういう信頼による男同士の絆を描くとすぐBL扱いしてしまうのは。
ちょっともったいないな・・と僕は思っています。
ってだいたい、このDVDのパッケージイラストが誤解の元ですよ~

ただ・・ほんの数秒ですが性模写もあるため、
BL系に分類されてしまうのは仕方がないかもしれませんが、
一般的なBLモノとはまったく違うし、
それ以上に重厚な歴史的事実が流れているので、
逆にBL系を期待してご覧になった方には不評なんじゃないかと。

それより、戦国時代の武将が現代の人間に憑依して
馬ならぬバイクや高級車を乗り回していたり、
携帯を駆使していたりすることのほうがなんだか楽しいし、
いろんな想像が掻き立てられます。

欲を言えば、直江のセリフというか言い回しが
キザじゃなければ良かったかもって思いますが(苦笑)
とにかく、大人向けな物語です。
2004年の作品なので、作画など少し古さも感じますが、
物語の背後に流れる壮大なストーリーで、けっこう引き込まれました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

63.9 3 2004年夏(7月~9月)アニメランキング3位
機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場(OVA)

2004年8月27日
★★★★☆ 3.7 (55)
400人が棚に入れました
C.E.(コズミック・イラ)70、新人類“コーディネーター”によるザフト軍と“ナチュラル”たる地球連合の確執は“血のバレンタイン”事件によって、ついに武力衝突へと発展。戦火の中、中立地域ヘリオポリスに住むコーディネーターの少年キラ・ヤマト(保志総一朗)は、ナチュラルの友人たちを守るためストライクガンダムに乗り、かつての親友アスラン(石田彰)と敵対することに…。人気TVアニメーション『機動戦士ガンダムSEED』全50話の3部作総集編第1部。TVの第1話から21話までを新作カットも交えて再編集、アフレコも新たにやり直している。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本編未視聴であれば違和感ないのかもしれません

ガンダムSEEDのテレビ版総集編作品。
ガンダムは劇場版で総集編をやることが多いのですが、本シリーズはOVAで、全3巻となっています。
1巻目である本作では、テレビ版のPHASE-21まで、アークエンジェルが北アフリカに流され、アンドリュー・バルトフェルド率いる部隊をストライクが退けるシーンまでとなっています。

2巻目、3巻目に比べると収録されている話数が最も多くなっています。
その割にはエピソードのカットは少なく、強いて言えば、アフメド・エル・ホズンの死や砂漠でサイとキラが喧嘩をするシーン、そして、1巻と2巻の間にあたるエピソードですが、インド洋でのモラシム隊との戦いがカットされています。
その他、各PHASE間のつなぎ、ちょっとした合間のシーン、回想シーンなどがちょいちょいとカットされ、全体的に短縮した形となっていますが、大きなカットはないため、余り違和感は感じずに視聴できます。
SEEDを手っ取り早く視聴したい方にはありかもしれませんが、私的にはテレビ版の視聴をおすすめします。
過去のガンダム総集編も然りですが、やはり総集編は駆け足で再生されている感じがしてしまいます。本編未視聴であれば違和感ないのかもしれませんが。
なお、サイとの喧嘩シーンがカットされているので、有名な「やめてよね。本気でケンカしたら、僕にかなうはずないだろ」のセリフはカットとなっています。この点は残念なポイントです。

種々の事情により、声優も一部変更となっています。
ニコルの声優が朴璐美さんになっているのは良しとして、アイシャの声優がビビアン・スーから平野文となっています。
正直テレビ放映時、ビビアンの声は浮きまくりでしたが、あのミステリアスなキャラに下手くそなビビアンのアテレコはハマり役だったと思うので、私としては変えてほしくなかったです。
追加カットもありますが、特筆するほどの量ではなかったと思います。
序盤ラスティのカット、セリフの追加があるくらいです。
本編視聴済みの方があえて見る必要のあるほどのボリュームの追加、改変はないと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

時間のない人のためのSEED。3部作の1話目。

テレビシリーズ全50話を再構成し、一部に新作カットを追加
した特別総集篇。PHASE-01 - 21までを描いた「虚空の戦場」、
同22 - 40までの「遥かなる暁」、同41 - FINAL-PHASEまでの
「鳴動の宇宙(そら)」の3部作で構成されている。

画面アスペクト比は4:3のままで16:9ワイド状になるよう原画
の上下部分をクロッピングしている4:3レターボックスで新撮。

数人の声優が諸事情から変更され、サブキャラクターの兼任
などから一人二役以上を担当するキャスティングも増えて、
その後の関連ゲーム作品では本3部作版のメンバーでアフレコ
されているものの方が多い。

続篇の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の回想シーンでは
一部採用されている。

ストーリーは大幅な短縮が図られ、一部には本編とは全く異
なるシーンへと新規カットで差し替えられたり、存在自体が
省略されていたりする。

一応唯の再編集ではなく、大幅カット等による印象の変化等
にもある程度の対応がされているようです。

50話も視てられるか!という人には充分楽しめる内容かも?

因みにちょちょいと修正を加え綺麗にしたHDの方が良いかも?
ディスティニーもSEEDもHDリマスターがある。
本作の追加差し替え等のシーンがHDにも使われている様です。

SEEDもDestinyも中間に総集編が入っているので・・余程の
ファン以外は視ない作品かもしれない?

私的には高画質化と色彩の差異が微妙ですがHDリマスターを
全話視たほうが良いかなと思ったり・・

私はSEEDシリーズが大好きなので全て視たし・・逆に古いの
も可也視たけどw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

フェイルン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

復習用

2024年1月末に時系列的にはSEED DESTINYの後の話を劇場版としてやるので復習として観ているところ。

TV版・スペシャルエディション・スペシャルエディションHDリマスター版と同じ作品でも令和の今では種類が増えている。
HDリマスター版を観てからTV版をみるとかなり映像や音の差を感じる。
ただし、HD化において原画から上下部分をカットしているのでやや違和感ある構図もある。

テレビシリーズ全48話を3部作に再構成した特別総集編の1番目。HDリマスター版がある。
TV放送のPHASE-01~21で構成された第1作「虚空の戦場」、PHASE-22~40で構成された第2作「遥かなる暁」、そしてPHASE-41~FINAL PHASEで構成された完結編「鳴動の宇宙(そら)」の3部作。本当はDESTINYのスペシャルエディションのように4部作にしたかったようだが、大人の事情からか3部作になっている。

BS12でやっていたので、重い腰を上げて観た。

TVシリーズに新作カットを加え、全編新アフレコ、ビスタサイズで再構成された特別総集編。キラとアスランといったキーパーソンとなるキャラが戦火の中で紡ぐドラマに新たな魅力が凝縮されている。
スペシャルエディションにした時点で幾つかの追加シーンあり。ラクスとキラとの情事あたりも追加されているようだ。TV版を1から観るより観やすくなっていて良いかもしれませんね。

逆にサブキャラについてのドラマは時間的な制限からかなり省かれているので、気になる人はTV版を視聴するのが良いかもしれない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

63.9 3 2004年夏(7月~9月)アニメランキング3位
GANTZ 〜the first stage〜 全13話ノーカットバージョン(OVA)

2004年8月25日
★★★★☆ 3.7 (12)
48人が棚に入れました
フジテレビの規制により一部シーンがカットされ、本来の13話分を11話に再編集されており、一部、残酷シーンなども修正が施されている。

それらはDVD化の際に補完された。

62.8 5 2004年夏(7月~9月)アニメランキング5位
ルパン三世 盗まれたルパン ~コピーキャットは真夏の蝶~(OVA)

2004年7月30日
★★★★☆ 3.6 (67)
348人が棚に入れました
フランスのバスティーユで、トラックに積まれていたブルボン朝の財宝がトラックごと奪われた。銭形は犯人をルパンだと思いトラックの追跡を始める。しかし、犯人はルパンではなく左腕に蝶のタトゥーを入れた金髪の少女だった。そこにルパンがやってきてトラックに潜入するが、次元の前でトラックごとさらわれてしまう。\n\nルパンをさらったのは、マルコヴィッチというかつてアルカトラズ連邦刑務所から脱走した男で、不二子を人質にとり、世界一の警備を誇るグラン・バトー博物館にある、手に入れた者全てが謎の死を遂げるという魔の宝石ブルズ・アイを盗んで来るようルパンに要求する。

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、増山江威子、井上真樹夫、納谷悟朗、中田浩二、青野武、八奈見乗児、浅川悠、品川徹、入江崇史、水内清光
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ルパンシリーズの中でもトップレベルに可愛いゲストヒロイン

ルパン三世は、他のアニメとは一線を画している(格が違う)ので、展開やキャラには文句の言いようがありません。

(だから面白い、と言いたいのではなく、ルパンはもはや1つのジャンルとして確立されているということ。アニメで言うならば、アンパンマンやドラえもんと同格。映画ならば、「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」みたいなもの。ルパンの大筋云々を論じるのは不粋というか、だったらルパンを観るなよと。時代劇観といて、予定調和を批判してもしゃーないって感じ。だから私は、ルパンやらドラえもんやらを評価する場合は、どーしても、「味付けの部分だけの評価」になってしまいます。)

その上で本作の見所は、ゲストヒロインのベッキーの可愛さにあると思います。少女(17歳)であるベッキーがゲストヒロイン。このベッキーが、とにかく「いじらしい」。

(いじらしい→弱いものや子供が、一生懸命に努める有様や心根が、いたいたしくあわれだ。共感して可哀想がるほど健気だ。健気で可憐だ。の意)

とにかく、一生懸命なんですが、全てにおいて未完成で、不安定で、至らなく、でも純粋で、だからこそ可能性があって……。ホント、17歳の少女の表現(未熟な眩しさ)としては完璧だと思ってます。

正に、日本人の古のDNAに訴える可愛さ(笑)

そして、普通はこんな魅力的なヒロイン、アニメでは良い思いをするのですが、そこは流石に(五右衛門以外はw)大人なルパンファミリー。大人の余裕で軽くあしらうところが、たまらなく格好良い。(ルパン三世には、大人の格好良さが詰まっています)。

正に、峰不二子と対極にいるキャラクター。

ストーリー的にも、裏切りに次ぐ裏切りで、最後まで飽きない構成がされており、これまた秀逸。さあ真の黒幕は誰だ? といった、エンタメ要素も強い。

様々な意味において、ルパン三世シリーズの中ではやや異色な本作品。でも、私はルパンの中でもTOP5に入るくらい好きです。是非、視聴してみて下さい!

【蛇足(ベッキーという名前)】
{netabare}ベッキー、凄く好きなキャラですが、「ベッキー」という名前だけで、少々複雑な胸の痛みを覚えるのはきっと、ゲスのせいですねw 陣内さんのせいであの名曲が結婚式で歌われなくなったコブクロさん的な不遇を感じるのは、私だけでしょうか(笑){/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TVスペシャル第16弾(2004)

今回は珍しい回で、「裏切り」がテーマになっています。
「裏切り」は不二子の専売特許じゃありません(当然、不二子は裏切りますが・・・)。
もっと珍しいのは、ルパンは自分が盗みたいモノは盗まない回なのです。
愛する不二子を人質にとられ、「手に入れた者全てが謎の死を遂げるという魔の宝石ブルズ・アイ」を盗マサレルのです。
敵の狙いは「ルパン・コレクション」。
「ルパン・コレクション」が隠してあるといわれる村での大アクションは見ごたえ十分。
真の「ルパン・コレクション」とは何か?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

実に面白い内容でした

「手に入れた者は謎の死をとげる」といわれている魔石に関わる話。
この設定から繰り広げられるストーリーはしっかりとまとまっていて、非常に良い出来でした。
またルパンの女版を思わせるようなゲストキャラも魅力的で、ルパンとのやりとりは見ごたえがあります。
もし仮にルパンの作品に完結編なるものがあるとしたら、この作品がそう呼ばれてもおかしくないと思えるような内容でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

62.4 6 2004年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ストラトスフォー CODE:X-2(OVA)

2004年8月27日
★★★★☆ 3.5 (41)
188人が棚に入れました
美風たち4人は、大気圏へと落下を始めた第7オービタルステーションを空中で破壊するために出動する。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

結論。キャラアニメでした

CODE:X-1の続きです。
X1ではいつもの日常でしたが、ちょっとした事故があってこのX2ではちゃんと出撃します。
デカいミサイルを積んだ新型の機体を飛ばしますが、なかなかカッコイイ。ほんと、この航空機への描写の拘りはイイなぁと思えます。


えーと、で、肝心のストーリーですが伏線回収は皆無でした。
これはもう、次のOVAシリーズで回収されると思うしかないことしときます。


ただ、本作を見て、ストラトスフォーの作品として主軸は見えた気がします。
指令がよく言っていることですが、
「若者の未来のために我々のできることをする」
です。

つまり、ヒヨッコ達が夢に向かって成長するのがメインテーマ。
日常のコメディも、拘りのメカも、SF設定も、政治的陰謀も、宇宙生物も、そのための舞台背景にすぎない。
そう考えれば、TVシリーズを見て不満に感じていた陳腐な展開にも納得ができました。

やっぱりキャラアニメとして見るの正しいようです。


最終的には、主人公たちが夢を叶えるため決意を新たにし、行動しはじめた所で本作は終了します。

続きはこの後、「ストラトスフォー アドヴァンス」シリーズへ・・・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ちゃんと本編の続きなんで観ないと駄目かも

 この手のOVAの常の当たり障りのない後日譚かなと思いましたが、主人公達がメテオスイーパー候補生からコメットブラスターへ一歩踏み出すお話なので続くアドバンスを観る予定の方は省いては駄目です。
私、このX-1・2の2エピソードは飛ばそうと思ってたんですけどね(汗)

 治療・対処の描写が無いままの香鈴がそのまま美風・彩雲・静羽と一緒に居るってのも何か変な気がしますが、そういうこの仲良し四人の部分に突っ込み始めると途端につまらなくなっちゃう作品なので、スルーを推奨なのです。

 思うにそういうの女の子成分イラネって人の為に、同04年に戦闘妖精雪風のOVAが売られたんだと思うんですよねw
そう解釈しましょうそうしましょう。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

ななろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

X-1の続きです。

宇宙ステーションにデブリが衝突して事故が起こります。

その事故の救助のために極秘で下地島基地に来ていたコメットブラスターの二人に何故か召集がかかり…。

このOVAは、この事故の解決までがほとんどの内容で、TVアニメ版やX-1での組織陰謀の話は、次の「ストラトス・フォー アドヴァンス」に引き継がれます。

簡単にいえば、次へのつなぎ的なOVAですがこのアニメ自体は、楽しめます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

61.6 7 2004年夏(7月~9月)アニメランキング7位
ストラトスフォー CODE:X-1(OVA)

2004年8月27日
★★★★☆ 3.5 (41)
199人が棚に入れました
巨大彗星の衝突から地球を救った美風、香鈴、彩雲、静羽の4人は下地島基地に帰還。再び訓練とバイトに明け暮れるいつも通りの日常へと戻るかに思えたが…。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

TVシリーズの続き

TVシリーズの続編になります。
なんだか謎を色々残したまま終わったので、その続きの気になり見ましたが・・・何も解決してません。
つーか、伏線が増えてるw
まあ、その辺は追々わかってくるんだろう期待します。


宇宙での大仕事を終えて基地に戻ってきた日常を描いてます。
OVAってことで作画の質がちょっぴり上がってます。

OPは前作のままの曲を、そのまま使ってますね。(映像は変わってます)
あの歌、好きなんでこの点には満足。


うーん、
これでだけでは内容の評価はできません。CODE-X2に続きます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

浩平 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TVシリーズの続編です

この作品はTV版「ストラトス・フォー」の続編OVAです。物語はTV版最終回エピローグから始まります。

ぶっちゃけ、今回はあくまで次へ向けての繋ぎってところですね。それぞれの目標を改めて確認した者達が、新たな旅立ちの時を迎えるって感じです。

TVシリーズを見た方にオススメします!
まだTVシリーズを見ていないという方はTVシリーズを見てからの視聴をオススメします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

STRATOS4 return to that place

前作のラスト部分を描いてくれるのかなぁ?
それだとスッキリできていいんだけどなぁ・・・と
思っていたのですが・・・期待通りではなかった!
あらすじ通り、帰還してきちゃいました(ノ´▽`)ノ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

61.5 8 2004年夏(7月~9月)アニメランキング8位
GANTZ-ガンツ 地上波未放映篇(OVA)

2004年8月26日
★★★★☆ 3.5 (39)
206人が棚に入れました
人気漫画家・奥浩哉のコミックを原作にしたSFアクションアニメーション。物語は、謎の黒い球体「ガンツ」によって再生された高校生たちが宇宙人と戦う姿を描いている。本作では、GANTZの世界観を忠実に描いた結果、暴力的かつ過激な描写等の事由により、地上波放映時にカットを余儀なくされた部分を、全面的に復活させた内容となっている。地下鉄に引かれて生首が飛ぶシーンや、小ネギ星人の惨殺場面、さらにオヤジネギの復讐劇などが収録。原作ファンにとっては、満足する仕上がりになっている。

わしょい。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ムゴイけど、映画にもなったくらい内容もおもろいww

主人公玄野計は地下鉄のホームで
小学校時代の親友加藤勝を見かける。

正義感の強い加藤は線路上に落ちたホームレスを
助けようとするが、助けに入った玄野と共に、
やってきた電車に轢かれ死んでしまう..?

次の瞬間、彼らはマンションの一室にいた。
そこには、同じ様に死んだはずの人々が集められていた。

部屋の中央にある謎の大きな黒い球。
彼らは、その「ガンツ」と呼ばれる球に、星人を
「やっつける」ように指示され、
別の場所へと転送されていく…。

謎の物体「ガンツ」に集められた、死んだはずの人々。
理由もわからないまま、
彼らは謎の星人と戦わなくてはいけない。
彼らは何故戦わなくてはならないのだろうか。
そして、生き延びることができるのだろうか…。
((全26話)

映画より⇒アニメより⇒漫画かなw
漫画はちょっとしか読んでないけど
漫画が1番グロイwwwwwwww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

Moji さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

エログロでただの殺し合い パワーアップ

わけもわからず、ただ宇宙人を殺します。
地上波未放映とは、放送倫理に抵触するからでしょう。
とても人様にオススメできるような作品ではありません。

大抵の作品は2、3度は観てレビューを書くのですが、この作品はあまりにもひどかったので、1度目で書いてしまいました(↑)。
このレビューはさすがにひどいなと思ったので、ガマンして、もう一度冷静に観てみましたが、やっぱりこの作品からは何のメッセージも受け取れません。
ストーリーの流れ上、それらしいシーンはありますが、あくまでストーリーの流れの上。
やっぱり、ダメみたいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

エクスカリバー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

70点 インパクトはデカイ

グロさが抜き出た作品
夜中の町並みも無機質で生々しさを
より一層掻き立てている
原作の
ネギ星人編
田中星人編
仏像編
+オリジナル
といった内容
グロいのダメな人は見ちゃダメ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

60.4 9 2004年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ(OVA)

2004年8月28日
★★★★☆ 3.4 (54)
200人が棚に入れました
『The Soul Taker ~魂狩~』からのスピンオフ作品であり、DVD版映像特典として作られた短編連作「こむぎ大作戦」を原型としている。内容はいわゆる魔女っ子アニメのパロディ。
地球とは別次元にあるわくちん界で破壊ウイルスあんぐら~が脱走、次元を越えて地球へとやってきた。
それを追ってやってきたムギまるに地球の未来を託されたコスプレアイドル小麦ちゃん。アイドル生活と学校生活だけでも忙しいのに、それに加えて魔法少女としての活動もやらねばならず大変なことに…。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

小麦ちゃんが良いって言うなら・・・^^;

この作品は、「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前作を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。
また、この作品自体が「The Soul Taker 〜魂狩〜」のスピンオフ作品となっているので、更にこの作品を堪能されたい方は本編の視聴をお薦めします。

「邪道魔法少女」の一角を成すこの作品・・・思い返せば1期は色々ブッ飛んだ設定に驚きと・・・笑いを貰いました。
本編での敵味方入り乱れた混合部隊で繰り広げるグダグダな日常パート・・・そして、いざ魔法少女モードでは「これでもかっ!」という位タツノコプロとしての旨みが注入された戦闘シーンのオンパレード・・・
加えて期待して良いのか良く分からない・・・けれど格好だけは気合の入ったお約束のエンドテロップ・・・
1期を振り返って見ると、やはり面白い作品という感想です。

こうして2期の視聴を始めた訳ですが・・・
あれ、1期より少しパワーダウンしちゃった・・・^^;?
というのが正直な感想です。
1期が面白かっただけにハードルを上げ過ぎたのでしょうか・・・^^;

日常パートが少々長めに感じた上、蓋を開ければMEGUちゃんとの取っ組み合いの喧嘩ばかり・・・
この取っ組み合いの喧嘩自体は面白いんです・・・けれど、伝家の宝刀も抜きすぎるとご利益が薄れてしまうと思うのですが、ちょうどそんな感じです・・・

2期では物語の展開上仕方無かったのかもしれませんが、主人公の小麦ちゃんの出番が減った事・・・そして子役である琉奈ちゃんの活躍が少なかったのが少し残念です。
もともと6話かけて広げてきた風呂敷をたった2話で畳む・・・というところに、無理があったのかもしれませんけれど・・・^^;
でも、その分国分寺こよりちゃんの活躍はたくさん見る事ができます・・・それはそれで嬉しいんですけどね^^;

そして、この作品を視聴して気になったのは「小麦ちゃんは邪道魔法少女?」という点です。
「魔法少女なのに最後まで魔法を使わない」とか「魔法少女なのに変身しない」というキャラが魔法少女を名乗るのは少し違うようにも思いますが、小麦ちゃんは魔法も使うし変身もする・・・
それにパロディが邪道なら、現在は類似ジャンルの作品が結構あるので、個人的にはどうしても小麦ちゃんが邪道には見えませんでした^^;
何より小麦ちゃんの「大切な皆んなを守りたい」という熱い思いは本編から脈々と流れていますし・・・^^;
「邪道魔法少女」は、このジャンルにおける「「先駆者的存在」という賛辞なのかもしれません^^

と思っていましたが、作中で小麦ちゃんは「私は邪道・・・」と言い切ってましたね^^;
まぁ、小麦ちゃんが良いって言うなら構いませんけれど・・・^^;

全2話の作品でした。1期を視聴した方なら結末も気になると思いますし、1時間弱で完走できてしまうので、案ずるより視聴・・・した方が良い作品だと思いました。
2期まで完走して一番頭に残ったのは、1期で見せてくれた小麦ちゃんの「バード ゴー!」でした(//∇//)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ややパワーダウンですが滅茶苦茶なのは同じ B

ソウルテイカー(スピンオフ元)1話だけ視聴

前作のレビューですので、もしよかったらご覧になってください。
http://www.anikore.jp/review/350751

AT-Xで前作を録画し、本作の録画を失敗してしまったため、見ずに後悔しないように、レンタルで視聴しました。

今回は2話あって、大阪と東京中野が舞台でした。

続編なので、まず前作を見てない人はいないと思いますが、多分皆さんパワーダウンしたと思ったのではないでしょうか。
滅茶苦茶やっているのは大して変わりはないのですが、パロディーが多少控えめになったような印象です。
といっても、前作を視聴した人は、多かれ少なかれ感覚が麻痺していると思いますので、本作単体で見ればぶっとんでいるのは確かだと思います。

出してよいのやら?というキャラもちらほらと見えたり、敵方の次回予告とかタイムボカンの頃からのネタをやったりとか、パロディーもそこそこ盛り込まれています。

私にとっては、今回は2話目に中野が出てきたことが大きかったです。
昔よく中野の中古カメラ屋に行っていたので(←そっちかよ!)、一応ある程度馴染んでいる街でもあります。
知っている街がとんでもないことにされるっていうのは、見ていてなかなか強烈なものがあります。
ああ~ブロードウェイがー!!って感じで・・・w

大阪在住の人は1話目を同じように思うのかもしれませんし、前作の秋葉原なんかも多くの私を含め多くのオタの人から見ると強烈に映ってしまうのでしょう。

小麦ちゃんは本作でも勿論元気です。
第1話の冒頭ではスク水で登場するなど、貧乳キャラを生かしたツボをついた演出で、ファンにアピールしていましたw
眼鏡をかけたり、八重歯が見えたりと、他にもツボをつかれてしまいましたね。
とはいて、別に可愛らしさだけっていうキャラではなく、時には悪役真青の表情をするところも彼女の魅力です。

ストーリーとしてはほぼ無いも同然ですが、可愛らしいヒロインが滅茶苦茶に巻き込まれるアニメをご覧になりたい方は、ぜひ前作からどうぞ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

冒頭の水着脱がされでおっぱいにモザイクかけるとは

大阪対決だったり、安定の色々なパロディ

小麦とこよりお互いに変身ラストチャンスを迎える。
気持ち悪いキングギドラもどきにぷよぷよに。あっちょんぶりけは手塚プロ大丈夫か?

謎にループしてるようなシーンあるし、家政婦関係あった?


OP
しゅーてぃんすたー☆ 中原小麦(桃井はるこ)
ED
おやすみ 中原小麦(桃井はるこ)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
街中で悪さを働くウイルスを退治するため、魔法のバトンでまじかるナースに変身するコスプレアイドル中原小麦。それを邪魔するまじかるメイドの正体は、クラスメイトで大親友の国分寺こより。実は彼女の中には、ウイルスの親玉あんぐら~が隠れていたのだった。二人の魔法少女の、最後の戦いの火蓋が切られる。


おぺ.1 再燃!超まじかるバトル・灼熱の大阪夏の陣!!
新人コスプレアイドル・中原小麦は、同僚の櫻井明日香が主演の映画「FAKE2」にチョイ役で出演するために大阪へ向かった。撮影中、オフを利用して大阪観光でハシャギまくる小麦だったが、明日香は沈みがちだった。その一方で、大阪を総地球ウイルス化計画のターゲットに定めたまじかるメイドこよりが暗躍していて…。

おぺ.2 家政婦は寝ていた!?小麦ファイナルウォーズ
今一度変身し、そしてあんぐら~を捕獲できないと99歳のババァになってしまうと、「わくちん界」の女神・マヤから最後通知を受けた小麦。一方、まじかるメイドこよりの活動限界が近づいていることを知ったこよりは、ネットを使って世界中にウイルスをまき始める。そんな中、変身することを戸惑う小麦だったが…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

58.9 10 2004年夏(7月~9月)アニメランキング10位
REキューティーハニー(OVA)

2004年7月24日
★★★★☆ 3.3 (28)
93人が棚に入れました
庵野秀明が総監督を務め、永井豪原作「キューティーハニー」に新設定を加えて放つアニメシリーズ第1弾。近未来、武装集団“パンサークロー”によるテロが多発する中、謎の美少女“愛の戦士・キューティーハニー”がパンサークローに立ち向かっていく。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

愛の戦士、キューティーハニーさ!

「RE:」です。
1970年代に放映された伝説のアニメのリメイク、まさにRE:
リメイクといっても、3話のOVAですから、それなりに主要なところだけ掻い摘んでまとめられています。
製作はガイナックス、庵野秀明が総監督としてスタッフに名を連ねている21世紀版キューティーハニーです。


いきなり余談ですが、初代以降にキューティーハニーがアニメ化されたのは、本作で3回目。
1994年に、初代の100年後という設定でOVA版『新・キューティーハニー』が、
1997年に、セーラームーンの後番組として少女向けにリメイクされたTVアニメ『キューティーハニーF(フラッシュ)』が作製されています。
いずれも割と好評だったようで。
アニメじゃないですが、TVドラマや実写映画にもなっていますね。(監督庵野秀明、主演 佐藤江梨子、主題歌倖田來未)
何度もリメイクされるのは、名作というより長く人々の記憶に残り当時子供だった人達にまた見てみたいと思わせる快作だったといえます。


さて、4代目となるこのアニメ。
用語などを現代的にアレンジし年齢が高め(高校生じゃなくハニーはOLです)になっていますが、キューティーハニーの正体としての設定は初代を踏襲しています。
ただし尺の関係か、正体に関するドラマは思いっきり端折ってあり1話から正体が判明している状態でのスタート。
短いなりに、肝となる部分には重点をおいたストーリー。一般大衆からの蔑み、人間の心、友情、などをテーマにしてあり、キューティーハニーとしての核、テーマ性については初代と比べてもそんなにブレがありません。永井豪作品の特徴がよくわかってらっしゃる。

作画は色彩のコントラストの強いアメコミ漫画調の雰囲気ですが、キャラクターそのものは原作の絵柄にかなり近づけてあります。
コミカルにしてセクシー、ですが動きがあるときは迫力や恐怖を感じさせる豪ちゃんの画風を見事に再現。
敵キャラやモブのギャグ漫画っぽい絵の雰囲気と、ハニーの裸に目を奪われがちですが、アクションとしての動きの魅せ方はかなり秀逸。戦闘シーンも多くて見応えはタップリです。もちろんお色気もタップリw
短くて物足りないですが、”アニメ”としてはよくできていたと思います。


流石というか、庵野監督が関わっているだけに、色々と拘りを感じる作品でした。
初代を御覧になっていた人が懐かしむだけでなく、新作アニメとして視聴しても充分。
(設定がちょっと理解しにくいかもしれませんが)
埋もれさせておくには、ちょっと惜しい一作です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

庵野ブランドはエヴァ以降なにも生み出さなかったのかなあ…

 なんといいますか、映像表現がエヴァをそのまま引きずっているような感じでしたね。モブは永井豪をデフォルメした感じで、そこに過剰なデザイン化された演出をのっけた感じです。正直いえばキューティーハニーを見ているという喜びが感じられなければ、見るに堪えないレベルかもしれません。

 テーマ性も深みもあまり感じなく、友情とか親への想いがテンプレで描かれているだけです。敵キャラも、敵である以上の役割があまりありませんでした。

 どうもキューティーハニーのリメイクありきで作られた感じがしてなりません。見る価値があるかと問われるとうなってしまいます。映像だけ楽しみたいなららどれでもいいから1本見ればいいでしょう。動画サイトだと、有料しか残って無さそうですし。

 同時期にグラビアアイドルの実写版と同時に作られたんですよね。そちらも見たことありますが、まあ、面白さもエロさもどちらも中途半端です。アニメ版のキャラデザは、人体がコミック的でエロさもあんまり感じません。実写はサトエリという古(いにしえ)のグラドルが好きなら見てください。私はちょっと好みではありませんでした。
 MVとしてOPEDの映像が印象的でこれの出来は良かったと思いますが、それだけです。

 なんといいますかエヴァの呪縛から解き放たれた今振り返ると、庵野ブランドって、エヴァ以降って何か生み出したのかなあ、と思います。そういう作品でした。まあ、ここのサイトのレビューの少なさを見ればわかりますよね。


 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

キタキツネ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

これってハニー?

庵野監督のハニーという事で期待してみましたが・・・
これはハニーなんでしょうか?
原作に対する敬意やキャラ愛は全く感じません。
この内容なら無理にハニーをリメイクする必要が全く無いんじゃないかしら?
作画は好みもあるでしょうけど、こちらも「これじゃない」感が強いです。
もともとハニーの背景は割と独特なシュールな背景でしたが、悪い意味で真似ようとして失敗している様に思えます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

57.2 11 2004年夏(7月~9月)アニメランキング11位
低俗霊DAYDREAM(OVA)

2004年6月25日
★★★★☆ 3.2 (26)
130人が棚に入れました
「月刊少年エース」(角川書店刊)に連載された奥瀬サキ原作の漫画作品、作画は目黒三吉。『低俗霊狩り』の続編にあたる。
東京のとあるSMクラブで女王様として働く崔樹深小姫は、ときどき口寄屋として都の生活対策課に協力していた。ある日、自殺者が出たマンションへ行くと…。

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

夜のお仕事は「SM女王様」と「低俗霊狩り」。

奥瀬サキ原作のOVA作品。前作「低俗霊狩り」と世界観を共通している。(低俗霊狩りは漫画とドラマCDだけ)

前作の“魔魅”がアダルトビデオのレビュアーバイトで、今作の“崔樹 深小姫”はSMの女王様。パイパンかつ処女で19歳な彼女は、人生の荒波にもまれて来た不健康そうでアルビノめいた容姿が特徴。前作の低俗霊狩りでは1994年にドラマCD「低俗霊狩り SADISTIC DOMINA」が発売されました。そこで登場した「彩樹ミサキ」(cv:林原めぐみ)が“崔樹 深小姫”のひな形になったといいます。

主人公の深小姫(ミサキ)が、幽霊(低俗な霊)に関する探偵業(のようなモノ)を生業としていて、自身の霊媒体質で解決していくストーリー。月刊少年エースで連載されていた「少年」とは名ばかりな、青年誌的漫画が原作のアニメ化。この作品がアニメ化された2004年は、ホラーで言えば「えすのサカエ」の“花子と寓話のテラー”が連載開始したり、他にも青年誌っぽい作品で“NHKにようこそ!”や“サムライチャンプルー”のコミカライズなど、この頃の少年エースは不定期連載の“新世紀エヴァンゲリオン”“強殖装甲ガイバー”含め読み応えがありました。(後にヤングエースや他の雑誌と区分けされましたけどね。)

ホラージャンルではあるのですが、どちらかと言うと人との繋がりを重要視したヒューマンドラマに近いです。

原作のミサキは皆に頼られるお姉さん(女王様)ポジションで、男勝りな性格と下品さに、細やかな感情を読み取る繊細さを持ち合わせた性格なのですけど、OVA版だと都会の喧騒にヤツレ人生に疲れた、30歳くらいの女王様な雰囲気で、少し女らしい。そこに浅野真澄さんの綺麗な声がつくのでかなりアンバランス。原作のアングラ感や、ドライな雰囲気が失われてる上にグロテスクなシーンやホラー演出が下手くそなんで、ホラーアニメとして期待してる方はガッカリします。ホラーでバトルシーンみたいなBGM流されてもなあ・・。もはや別モノなので、素直に原作読んだほうがいいかもしれません。


若手の頃の田村ゆかりや杉田智和が出演しているので初々しい演技が見られます。2人のファンは見ても良いかも。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

takumi@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

昔の『土曜ワイド劇場』みたいなC級ホラーサスペンス

低俗霊っていうタイトルからして、くだらなそうで
主人公がSMの女王様の仕事の傍ら、口寄せ屋を本業としており
東京都の生活対策課からの依頼に応えているという設定も
B級どころかC級作品だろうなとは思ったのだが、
モノ好きな僕は、もしかしたら面白いかもというわずかな期待で視聴(笑)

口寄せ屋とは、霊を自分に降霊(憑依)させ、霊の代わりに
その意志などを語ったりする人のこと。
ということでこのOVA全4話、さまざまな事件に絡んだ霊との対話あり対決ありで
事件を解決していくストーリー。

SMの女王様らしくさまざまなボンテージファッションが登場し
脱ぎまくり~のチラ見せあり~のシーンはある。
ボディラインは均整がとれたリアルな感じで良かったのだが、
なんせ、顔つきにも声にも口調にも、とにかく態度全体、
個人的には魅力をまったく感じず、萌えるなんてことは皆無だった。
女王様が好きな人は観てみたら良いと思うけれども、
エロ主体では全くないので期待しすぎは禁物。

で、特徴的だったのは事件の背景とか警察関係者のセリフや態度のリアルさ。
あと、車が湖にダイブしたらどんなふうに沈んでいくかとか
スピード出して走ってたらちゃんとスピード違反で捕まったりとか
そんなけっこう細かい部分のリアルさと、微エロありのC級サスペンスな感じが、
なんとなく昔の『土曜ワイド劇場』を観ているような錯覚に陥った(笑)
ありえないシチュエーションが随所に織り込まれながらも、
そういう部分がしっかりしているのは好感持てた。
主人公・ミサキの過去とかも描かれてはいるが、所詮4話なので
もう少し掘り下げて欲しかった感があるのは否めない。
でも、笑えるシーンも適度にあったりで気楽に観られた。
ただ、好みがものすごく分かれると思うので誰にもはオススメできない。

観た人にはわかると思うけれど、個人的にはミサキの秘密兵器が気になって仕方ない。
なんなんだ?あの紫のもの。その説明くらいは欲しかったかも。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

SM女王様兼口寄せ屋

主人公、崔樹 深小姫が口寄せ屋・SM女王の二つの仕事をこなしながら、心霊現象に関する事件を解決していく

内容は一昔前の深夜にやってそうな心霊ドラマみたいなノリ、コメディあり、エロあり、シリアスあり、アクションあり。変なバトルには少々笑ってしまうけど、それはそれでアリ。

エロシーン自体はまぁそこまで見所があるというわけでもない。衣装はエロいしヌードシーンもあるが、それ目当てで見ても大したことないかも。ストーリーは4話という限られた尺で考えるならば、しょうがないかも知れませんが、もうちょい話に深みが欲しいところですかね。エンタメとしても中途半端な感もあるかも知れない。

完全にB級作品だが、暇つぶしに見る分にはそこそこは楽しめるんじゃないでしょうか。悪くはないが良くもない出来で、ちょっと変わったアニメが好きな人にはおすすめできるかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

計測不能 12 2004年夏(7月~9月)アニメランキング12位
Wind -a breath of heart- Volume.1 「再会」(OVA)

2004年6月25日
★★★★☆ 3.7 (6)
29人が棚に入れました
「決して母さんを捜しちゃだめ」それだけ告げて母が突然姿を消した。丘野真とひなたの兄妹は、母の手がかりを求めて、幼い頃育った"風音市"に戻ってきた。幼なじみの橘勤や紫光院霞は、真たちを暖かく迎えてくれる。
だが夜になると風音市はその装いを一変させた。街からは人の気配が消え、無人の路面電車以外に動くものは何もない・・・。
真はそんな夜の街で一人の不思議な少女と出会うのだった。やがて春休みも終わり、真は勤たちと同じ風音学園に編入された。
その日の放課後、真はどこからか聞こえてきたハーモニカのメロディに思わず足を止める。記憶の中に蘇ってきたのは、幼い頃にある少女と交わした一つの"約束"。真はハーモニカの音色を探して思わず駆け出していた・・・。

計測不能 12 2004年夏(7月~9月)アニメランキング12位
機神咆吼デモンベイン(OVA)(OAD)

2004年7月1日
★★★★☆ 3.6 (5)
28人が棚に入れました
PS2ソフト『機神咆吼デモンベイン』DX版に同梱のオリジナルアニメ。

新聞記者リリィの視点からデモンベインの世界を描いたエピソードとなっており、アニメオリジナル魔術兵装のロイガー・ツァールはPS2版でも追加登場している。

後に発売された廉価版ソフト『KADOKAWA THE Best』にも同梱された。


アーカムシティに来たフリーの新聞記者リリィは、謎の巨人デモンベインのスクープを探すうちに大十字九郎と名乗る探偵に出会い、アーカムシティの闇の一端を垣間見る事になる。

計測不能 12 2004年夏(7月~9月)アニメランキング12位
モンキー・パンチ 漫画活動大写真(OVA)

2004年7月31日
★★★★☆ 3.5 (3)
17人が棚に入れました
WOWOWで毎月一回深夜放送、モンキー・パンチ原作の様々なジャンルの作品を収録

声優・キャラクター
桐本拓哉、竹田雅則、木村雅史、阪井あかね、岩崎ひろし

計測不能 12 2004年夏(7月~9月)アニメランキング12位
ヒットをねらえ!  新作エピソード 「やっほー!」(OVA)

2004年6月30日
★★★★★ 4.1 (3)
14人が棚に入れました
ヒットをねらえ! コンプリートDVD(4)に収録。


「超変身コス∞プレイヤー」撮影終了から数週間後。

メイキングビデオの完全版を完成させた大泉は、それを美月に渡すべく彼女の家に向かう。

だがそこに美月はいなかった。

4月からの新番組、「銀河変身ギャルバン」撮影準備真っ最中の宝竹撮影所にもいない。

テレビ太陽やm.o.e.、宝竹本社に行っても会うことはできなかった。

再び撮影所に戻ってみると、ようやく会えたと思った美月が、集まった面々にいきなり重大発表!

計測不能 12 2004年夏(7月~9月)アニメランキング12位
火の鳥 羽衣編(その他)

2004年7月17日
★★★★☆ 3.6 (5)
13人が棚に入れました
京都の駅ビルの中にあった手塚治虫ワールド(2011年1月16日閉館)の中に300インチシアターという劇場があり、そこで上映されていたオリジナル短編アニメ。生きるために山賊になったズク。山中で出会った不思議な少女に松の浜辺に行くよういわれる。浜辺には、光る羽衣を巻いた女性「トキ」が倒れていた。出会いを経て、ズクとトキは一緒に暮らし始め、やがてふたりの間には「イチ」という子どもが生まれる…。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

火の鳥の中の異色作。原作の解釈をどうしたかを確認しました。

 前から見たいと思ってたらアマプラにありました。というのは羽衣編というのは異色作でお芝居のような視点で表現された実験的な作品だった事と、いわく付きというか内容に問題があって書き換えられた経緯があって話題になっていたからです。

 書き換えられた内容というのは、本作は羽衣伝説の形式でスタートしますが、{netabare}女性の羽衣を男が奪い一緒に暮らすことになって、結果的に子供を作ります。その子供をめぐってオリジナルでは放射能汚染云々という話になっていてそれが問題だとして、{/netabare}違う展開になっています。

 その辺をどう表現・解釈するのかというのが気になっていたので、早速見ました。うーん、どうなんでしょう?まあ、説明したいことは女性がどこから来てどういう素性なのか?という事だけですので、そこは描かれていました。

 火の鳥の宇宙編の望郷編に出てくる女性はイブのような存在として近親相姦を繰り返しますが、そこを意識したような話にはなっています。なお、本作は望郷編の前日譚だったとのことで、それも想起させるシーンがカットインしていました。おトキつまり「時間の人」ですから、猿田彦と対になる永遠の母のイメージでしょう。
 
 時間と生命の循環のようなものも入っていましたし、それとは別に「業」のようなものもあったのかもしれません。鬼という言葉で人の心の中にある生存本能と人間であることの葛藤のようなものは非常に直接的に描いていました。ピノコっぽい姿になった火の鳥が解説してくれます。

 ですので、火の鳥であることには間違いはないのですが、非常に寓話的であり、説明的過ぎるかなあという印象です。「まんが日本昔話」のような非常にわかりやすいと言えばいいのでしょうか。
 SF的な整合性は正直取れていない気がしますが、それは含意優先ということでいいでしょう。

 工夫した点は、火の鳥は猿田彦が永遠の輪廻をさまよう地獄のような業の物語です。そして原作では本作主人公のゾクは猿田彦の造形をしていません。つまり、ゾクは猿田彦ではないと思います。生まれてきた子をどう見るかでした。
 ですが、本作ではゾクの造形は猿田彦です。話の結末からいって、{netabare} トキの息子はゾクだった{/netabare}という表現になっていました。そこが手塚プロとしての公式見解なら「へー」だったし、うまい話にした気がします。

 ですが、評価ですけど面白くないです。そしてサプライズがあるとすれば結末ですけど、火の鳥全体の流れを知っていないとポカーンとなると思います。
 正直言うと、羽衣編は原作が面白くないのでそこはあまり気になりません。原作書き換えと実験的な表現方法、そして他作品とのつながりが気になっていたので見ましたし、その点ではふーんという感じで悪くはなかったです。

 評価のしようがないので、オール3にします。ヒロインの造形は非常に良かったですが、ピノコモドキが良くなかったので相殺してやっぱりオール3です。









 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

見た人が限られるレア作品

KYOTO手塚治虫ワールドのシアターのみで上映されたオリジナルだそうです
https://www.youtube.com/watch?v=vPpC_UtYkhY
主要キャラ2名、鳳凰編の我王と速魚を思い出しますね
さてどうでしょうか、見てください

原作の観劇する描き方やストーリーはだいぶ違ってますが、違ってても面白い

キャラデザがどこか今っぽい
前年の「どろろ」のほうが手塚っぽかった気がする

ヒゲおやじはダミ声の声優さんでお願いしますよ
だってヒゲおやじだもの

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

計測不能 12 2004年夏(7月~9月)アニメランキング12位
くまのプーさん 完全保存版II ピグレット・ムービー (OVA)

2004年8月6日
★★★★★ 5.0 (1)
13人が棚に入れました
ピグレットは彼のスペシャル・スクラップブックの最終仕上げをしていると、プー、ラビット、イーヨー、ティガーがはちみつを取る作戦を決行しようとしているところに出くわす。ピグレットが「皆の力になろう」と手伝いを申し出ると、「これは大きな作戦だから、小さな君には無理だよ。」と言われ、寂しさを感じ自信をなくし一人ぼっちでどこかに去って行ってしまう。

一方、作戦に失敗しハチに追いかけられたプー達は、ピグレットの家に逃げ込む。そこで見つけた思い出がいっぱい詰まったスクラップ・ブックを読むうちにピグレットが居なくなったことに気づく。さらに、そこに書かれていたピグレットの皆に対する愛情にプーと仲間たちは感動し、スクラップブックを頼りに彼を探しにいくことに。

計測不能 12 2004年夏(7月~9月)アニメランキング12位
せんせいのお時間 ご〜るど(第1巻)(その他)

2004年8月4日
★★★★★ 4.1 (2)
12人が棚に入れました
せんせいのお時間 第1巻 映像特典 留学生と興津暗黒街の巻
DVDには、TV未放送で原作漫画にも描かれていない内容で、ラジオ版CDドラマ同様にオリジナル色の強い『せんせいのお時間 ご〜るど』が各巻に付き1話収録されている。

計測不能 12 2004年夏(7月~9月)アニメランキング12位
せんせいのお時間 ご〜るど(第2巻)(その他)

2004年9月1日
★★★★★ 4.1 (2)
11人が棚に入れました
せんせいのお時間 第2巻 映像特典 体育祭スペシャル! の巻
DVDには、TV未放送で原作漫画にも描かれていない内容で、ラジオ版CDドラマ同様にオリジナル色の強い『せんせいのお時間 ご〜るど』が各巻に付き1話収録されている。
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