2002年秋(10月~12月)に放送されたアニメOVA一覧 9

あにこれの全ユーザーが2002年秋(10月~12月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月03日の時点で一番の2002年秋(10月~12月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

67.3 1 2002年秋(10月~12月)アニメランキング1位
マクロスゼロ-MACROSS ZERO(OVA)

2002年12月1日
★★★★☆ 3.7 (249)
1219人が棚に入れました
1999年7月、後にマクロスと名づけられる監察軍の宇宙戦艦が地球へ落下した。この艦よりもたらされた様々なオーバーテクノロジーの奪い合いに端を発する争いは、やがて統合戦争と呼ばれる世界大戦に発展する。
戦争末期の2008年。統合軍パイロットの工藤シンは、反統合同盟軍の可変戦闘機SV-51に乗機を撃墜され、今なお伝説が生きる南海の孤島マヤン島に流れ着く。そこで彼が会ったのは島の巫女サラ・ノームだった。一方、落下した宇宙戦艦と同様のエイリアン反応を示す物体がマヤン島付近の海底に沈んでいることが判明し、統合軍と反統合同盟軍は新型可変戦闘機VF-0 フェニックスとSV-51を配備した回収部隊を派遣する。マヤン島を舞台に戦争が始まり、伝説に謡われた「鳥の人」が目覚めて「滅びの歌」を唄う時、世界は破滅の淵を覗うことになる。
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

タイトルなし

超時空要塞マクロスの前史に当たる作品らしい。地球が異星人ゼントラーディとの戦争(第一次星間大戦)に巻き込まれる7か月前、2008年の南海の孤島マヤンを舞台に、現代文明と伝統文明の相克、人類創生の秘密が描かれる。本作の物語がシン・工藤の伝記とされ、『マクロスF』第10話「レジェンド・オブ・ゼロ」ではこれを原作とした映画「鳥の人」として、劇中劇が登場し、一般市民にも広く知られた物語となっている。

東南アジアの人っぽいのが出ているなあと思っていたら、舞台となるマヤン島は、タイのピピ島をモデルにしていた。人々は豊かな自然のもとで漁や採集を中心で、古の「鳥の人伝説」を信じる島民が伝統社会を守ってきたが、徐々に現代文明に染まりつつあり、発電機や衛星アンテナも置かれている。{netabare}ジュースとかで掟破って禁忌である採血をされることもしばしば。{/netabare}
男性がヤリウェイと呼ばれる長さ1mほどの木製の棒をそれぞれ形を工夫して作り、好きな女性に見せ、夜になって男性が女性のもとを訪ねて行ったときに差し入れる風習がある。女性は気に入った男性だとそのままふたりでデートをするが、マヤン島で目覚めたシンは知らずにヤリウェイを武器として携行し、目の前に現れたサラに突き付けて凄んだために、周囲にはおかしな光景として見られた。マオはラブレターのようなものだと説明し、シンはラブスティックと呼ぶ。本来は男性が作るものだが、サラは副業としてヤリウェイを数多く作り、生計の足しにしている。

この作品でも三角関係は少し描かれている。マヤン島の古代文明を守る風の導き手で16歳のサラ・ノームと妹のマオ・ノーム11歳。サラは恋なんてしないというスタンスだったけど、{netabare}シンとマオがキスしていることに嫉妬しているような描写が。亡き父ウガリより教わった島の古い掟をかたくなに守り、よそ者のシンを警戒していたけど、徐々に惹かれあって最終話のキスは切なくて印象的。両想いなのに報われないとは。マクロスのメインヒロインがほぼ死と同じ選択をする作品は他にない。{/netabare}マオは元気で快活で泳ぎが得意。サラと同じアルファ・ボンベイという稀少な血液型で
{netabare}同じ血液型である「鳥の人」の体液を輸血され、さらにマヤンに伝わるプキヌハの儀式によって生まれ変わり、カドゥンを感知し、鳥の人と干渉した。{/netabare}マクロスFでは、プロトカルチャー研究の第一人者といわれ、さらに、シェリル・ノームはマオの孫娘らしい。マクロスFをしっかり見返したくなる。

他に印象的だったキャラクター
アリエス・ターナー
{netabare}
文化人類学者。26歳。フォッカーのかつての想い人で、大学時代の先輩。フォッカーのもとを去ってオックスフォードのDr.ハスフォードに師事し、師が唱えた、人類が異星人の干渉によって進化したとする「人類プロトカルチャー干渉仮説」の検証のため統合軍の嘱託として空母アスカに乗艦し、マヤン島に上陸。住民に対して健康調査の名目で採血を行い、サラの非難を受けるも意に介さず、戦闘に巻き込まれても「鳥の人」の行方を追って島に残る。助けに来たフォッカーと旧交を温めるが、反統合同盟の手に落ち、「鳥の人」の目覚めによって生じた破壊で致命傷を負い、フォッカーの腕のなかで息を引き取る{/netabare}
ノーラ・ポリャンスキー
{netabare}
反統合同盟の女性パイロット。25歳。階級は大尉。
統合軍兵士に家族を惨殺され、自身も陵辱・拷問を受けたことをほのめかし、胸には無惨な傷痕が残っている。そのため、統合軍に対して異常なまでに憎しみを抱いている。2度にわたりシンを撃墜するが、最後の戦いではシンに執着するあまり「鳥の人」の射線上に入ったことに気がつかず、直撃を受け戦死{/netabare}聞いたことある声だと思ったら高山みなみだった。


ED
ARKAN 歌 Holy Raz
Life Song 歌 福岡ユタカ (Yen Chang) with Holy Raz
yanyan 歌 南里侑香
挿入歌
HOROBI NO UTA 歌 Holy Raz・大貫史朗
歌はよく分からなかった。ARKANはすごくきれいな歌声なんだけど、歌詞がよく分からない。


以下は話の全容
{netabare}
1999年7月、のちにマクロスと名づけられる異星人の宇宙船が地球へと落下した。この艦よりもたらされたさまざまなオーバーテクノロジーの奪い合いに端を発する争いは、やがて統合戦争と呼ばれる世界的な戦争に発展。

戦争末期の2008年。地球統合軍の戦闘機パイロット工藤シンは、反統合同盟との交戦中、人型に変形する新兵器、可変戦闘機SV-51に乗機を撃墜され、今なお伝説が生きる南海の孤島、マヤン島に流れ着く。そこでシンは「風の導き手」と呼ばれる島の巫女サラ・ノーム、その妹で都会にあこがれる少女マオ・ノームと出会う。マオとの関わりのなかで、心を閉ざしていたシンは笑顔を取り戻し、かたくなに島の掟を守り、よそ者を警戒するサラとも次第に打ち解けてゆく。

一方、落下した宇宙船と同様の反応を示す物体がマヤン島付近の海底に沈んでいることを察知した統合軍は、「AFOS(エイフォス)」と呼称されるこの古代の遺物を回収すべく、可変戦闘機VF-0を配備した特務部隊を派遣し、反統合同盟はこれに奇襲攻撃を仕掛ける。両者の争いに巻き込まれたシンは統合軍に合流し、ロイ・フォッカー少佐が率いる可変戦闘機部隊「スカル小隊」に配属され、機種転換訓練を受ける。そしてシンは、フォッカーの大学時代の先輩で、AFOSとマヤン島民の調査のために艦隊と同行する文化人類学者アリエス・ターナーの護衛任務を与えられ、マヤン島に戻ることになる。

シンは森のなかで、サラの歌に反応して花が開き、周囲の岩が宙に浮かびあがる光景を目撃する。これについてサラは、争いが島に持ち込まれたことで、マヤンの伝説にうたわれる人類の創造主にして、終末の日に「滅びの歌」を歌うとされる「鳥の人」の目覚めが近づいている兆候だと話す。シンとサラが接近したことで、ふたりの仲が気になるマオは、シンを海底に連れていき自分の「宝物」を見せる。正体はAFOS、すなわち「鳥の人」の首で、反統合同盟は統合軍に回収された胴体と、この首を狙って動き出す。シンはマオの頼みを受けて「鳥の人」の首を奪還するが、反統合同盟の攻撃によりマヤンの村は火の海と化し、シンの機体は撃墜され首も所在不明となる。戦闘に巻き込まれ幼児退行を起こしたマオはアリエスの指示により、統合軍の研究チームに引き渡される。

シン、サラ、アリエスは反統合同盟に捕らえられ、そこへアリエスの師、Dr.ハスフォードが姿を現す。ハスフォードはかつてサラをそそのかして島の掟を破らせたことで「鳥の人」の秘密を知り、これを呼び覚まそうとしていた。その言葉にサラが心の傷をえぐられ悲鳴をあげると、「鳥の人」をかたどった岩が飛来し、シンとサラはこれに乗って脱出する。掟を破ったせいで島に災いを招いたと自分を責め、傷ついた森を癒すために歌うサラに合わせ、シンはサラの心を癒すために歌い、やがてふたりは口づけを交わす。一方、人の血液と同じ組成をもつ「鳥の人」の体液を輸血され、マヤンの儀式によって巫女の力に目覚めたマオは災いの到来を感知し、ほどなくして反統合同盟によりマヤン島に気化爆弾が投下される。

森が焼き払われたことによって発見された「鳥の人」の首、そしてサラとアリエスは反統合同盟の手に落ちる。シンとフォッカーはそれぞれの大切な女性を救うためVF-0で出撃し、立ちはだかる反統合同盟のパイロットたちと激戦を繰り広げる。しかし、サラの眼前でシンの機体は撃ち落とされ、その悲しみに呼応して「鳥の人」の胴体と首が結合し、覚醒を遂げる。サラを取り込んだ「鳥の人」は、銀河に進出する力を持ちながら争いを続ける人類を消し去るべく「滅びの歌」を歌い、絶大な力で両陣営への攻撃を開始する。シンは怒りにとらわれて「鳥の人」を攻撃しようとするが、マオの言葉を受けて武装を解除し、サラを信じて呼び掛け正気を取り戻させる。しかし統合軍は「鳥の人」を破壊すべく「オペレーション・イコノクラスム」を発動し、反応弾を発射する。サラは島を守るため「鳥の人」のバリアを展開して爆発する反応弾を包み込み、そのまま空の彼方へと消え去る。アリエスを救えなかったフォッカーはその最期を看取り、機体が破損し脱出不能となったシンは、サラとマヤンの民の歌声を耳にしながら、金色に輝く海に没する。そして、シンの機体が海中から光に包まれて浮上し、天高く飛び立ってゆく光景が描かれ、物語は終わる。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

コンパクトに纏まった「マクロス」本編の《前日譚》

先に、マクロス・シリーズの第1作『超時空要塞マクロス』(初代マクロス)のレビューで、同作は初見者にとって視聴を続けていくためのハードルが非常に高い、と指摘しました。
それでは、同作の続編であり、それぞれ人気作として定評のある『マクロス7』、『マクロスF』の方を先に視聴すべきか?というと、それもまた問題がある(※具体的に言うと、『初代マクロス』のシナリオとの繋がり具合・重なり具合を無視したまま視聴してしまうと、それらの楽しみ具合そして受け取る感動の度合いが半減してしまう惧れが高い)と思います。

では、一体どうしたら良いの?

・・・と考えあぐねていたら、需要あるところに供給ありなのか、丁度マクロス・シリーズ・ビギナーにお誂(あつら)え向きの作品があるじゃないですか!

その名も『マクロス ゼロ』

※以下、本作の良い点を列挙していくと・・・

(1) 作中の時代設定が、『初代マクロス』(西暦2009~10年)の丁度1年前(西暦2008年)である。
(2) 『初代マクロス』では第1話の冒頭にチラっとしか語られなかった、異星人の製造した巨大宇宙戦艦の地球飛来・墜落(西暦1999年の出来事)とその後に起こった統合戦争の一局面が描かれている。
(3) 『初代マクロス』では、統合戦争の英雄の一人であり可変戦闘機VF-1のエースパイロットとされるロイ・フォッカー少佐の、統合戦争当時の活躍の一端が描かれている。
(4) 同じく『初代マクロス』では結局ゼントラーディ人達の会話の中で曖昧にしか語られなかった「プロトカルチャー」の担い手(あるいは運び手)について、かなりの程度明確な描写がある。
(5) 制作時期が2002-04年と新しく、尚かつ特典用(※つまりオマケ)ではなくマニア向け販売用OVAであるため、作画もシナリオも出来が良い(※とくに戦闘機同士のバトルシーンが圧巻)。
(6) さらに、全5話(※但し1話は30~34分程)でTVシリーズに換算するとだいたい半クール(約6.5話分)と短く、視聴にかかる負荷がさほど大きくない。
(7) そして、何といっても本作は、マクロス・シリーズのお約束である「少年パイロット×タイプの違う二人の少女」の三角関係が、コンパクトながらも確り描かれている!!

・・・ということで、これから初めてマクロス・シリーズを見ようという方には、うってつけの作品のように私には思えました。

※因みに、本作のサブ・ヒーローであるロイ・フォッカー少尉は、前述のとおり『初代マクロス』にそのまま登場しますが、本作のメイン・ヒーローである工藤シン少年(主人公のパイロット)も、『劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ』の終盤に少しだけ登場します。
※そして、本作のWヒロインの片割れマオ・ノーム(※妹の方)は、『マクロスF』のWヒロインの片割れ(シェリル・ノーム)の祖母という設定で、同作の回想シーンにチラリと登場します。
※そして、本作の第三章「蒼き死闘」のあの海中の注目シーンといえば『マクロスF』の第10話!!(※ランカ・リーの・・・)

・・・ということで、本作は『初代マクロス』だけでなく『マクロスF』との繋がりも深い作品なので、やはり、マクロス・シリーズの真っ先に視聴するのが吉!!!です!!!!


◆制作情報
{netabare}
原作・監督      河森正治
特技監督       板野一郎
脚本         大野木寛
キャラクターデザイン 齋籐卓也
メカニックデザイン  石垣純哉、宮武一貴、河森正治
音楽         蓜島邦明
アニメーション制作  サテライト{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=========== マクロス ゼロ (2002年2月-2004年10月) ========
{netabare}
第一章 海と風と ★ 1999年8月の災厄、工藤シンのマヤン漂着(2008年)、VF-0(バルキリー試作機、通称“ゼロ”)と「鳥の人」伝承
第二章 地上の星 ★ フォッカー少佐のシン・スカウト、空母アスカ内のエイフォス、文化人類学者(アリエス)の島上陸と風の巫女(サラ)の反発、聖なる泉の奇跡(サラの歌) ※挿入歌「ANKAN」
第三章 蒼き死闘 ★★ 人類プロトカルチャー干渉仮説、魚の人(マオ)の宝物、反統合同盟の「鳥の人の胴体」奪取作戦、島を包む砲火、PC仮説と島の伝承の証明 ※挿入歌「ANKAN」「yanyan」
第四章 密林 ☆ ハスフォード博士の野心、サラ&シン逃亡、フォッカーのアリエス救助(地雷)、マオ回復、気化爆弾投下・密林炎上
最終章 鳥の人 ★ サラの罪、シンのサラ救助失敗、「鳥の人」の目覚め、滅びの歌 ※第四章との繋がりが雑なのは×、挿入歌「HOROBI NO UTA」{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)3、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.1

OP ※なし
ED ※各章で変わる
  第一章&最終章「ARKAN」
  第ニ章「Life Song」
  第三章「yanyan」
  第四章「Forest Song」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

こんなに面白いアニメだったっけ?と再評価。サラ最高です。

 こんなにいい話だったっけ?というのが再視聴した感想です。それぞれのキャラクターのバックグラウンドにあるそれぞれの経験や想いがストーリーと良く絡んでいました。

 マクロスFの中でサラ役の子が嫌味で完全にやられキャラだったので印象が変わってしまいましたが、今回見直してサラはシリーズ屈指のキャラだと思います。

 文明の侵入と伝統・掟の狭間で苦悩する。しかし、肝心の自分は過去に…という悔恨。そしてシンへの想いです。巫女としての化粧が雨で流されて素顔になる瞬間がありますが、あそこで女になった感じです。最高の表現でした。

 逆にマオってもうちょっとなんかなかったっけ?と思っていましたが、キスシーンだけでしたね。三角関係としては弱かった気がします。マクロスFの印象ですっかり誤解していました。

 ストーリーは、プロトカルチャーのSF的な謎感とスピリチュアルな感じがいいです。サラの歌とあいまって幻想的な場面、そして最後につながる説得力を産み出していました。

 戦争の悲惨な要素とか目的のために手段を問わない科学者の要素がありましたが、ここについてはそういう振舞いをした人間には因果応報があるところがスッキリする反面、もうちょっと捻れなかったかなあという気もします。

 そして、何といっても今回感じたのがレヴィストロース的な構造主義的な部分です。つまり、1960年代に我々は、西洋文明の進化の仕方が正しい訳でも、一番優れているわけでもない、と気が付いたわけです。過去、西洋から見れば未開と思っていた文化にもそれぞれ育んできた価値観がありそこに優劣はない、と。
 ただ、西洋文明の恐ろしさは、人間を堕落させる魔力があります。その部部分がサラとマオという存在によって対立軸が描けていた気がします。そこがストーリーに深みを出していました。

 それにしても綺麗なアニメでした。海も森も奇麗だし、女性キャラは美しいし。戦闘シーンを除いて…ですけど。年々アニメの戦闘シーンがどうでもよくなってゆく気がしています。
「水星の魔女」でも思ったんですけど、ロボットの戦闘はもう味付けでいいんじゃない?という気がします。以前はアニメならではの「ロボット」の戦闘には見るべきものがありましたが、今やCGで刺激的な映像などいくらでも作れます。手書きで無くなった時に一生懸命描写する意味性が無くなった気がします。
 ロボットアニメは、戦闘中の会話や独白に意味をのっけるという機能があるのでそれはいいんですけどね。もうあんまり戦闘シーンに時間割かなくていいよ、と思いました。

 dアニがもうじき期限とか脅してきたので、プラスとゼロを再視聴。プラスが思ったほどではないのに反して、ゼロは記憶よりもすごいなあと思いました。

 評価はそうですね。音楽と声優以外は5でいいかなあ。サラ…内面もデザインも彼女の生きざまも最高でした。再評価です。素晴らしいアニメでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

66.6 2 2002年秋(10月~12月)アニメランキング2位
アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!(OVA)

2002年9月25日
★★★★☆ 3.8 (43)
186人が棚に入れました
アニメ学校を卒業し、念願のアニメ業界に就職することになった大黒みき子は、初めての職場「スタジオプチ」に出社、そこで「制作デスク」である追浜の手厚い歓迎を受けることになる。しかし、その追浜は大黒みき子に「くろみ」というあだ名(名字と名前の「黒み」の部分をとって命名)を勝手に付け、社内を一通り案内したあと、突然胃潰瘍で倒れて救急車で運ばれてしまう。

残されたくろみは、追浜の後釜として社長からいきなり制作デスクを任されてしまう。しかも、追浜が残した仕事、『タイムジャーニーズ』の第2話はまともに原画が上がっておらず、放送ができるかどうか微妙という最悪の状態。新人にしていきなり制作デスクを任されたくろみは、果たして無事にこの苦境を乗り切ることができるのだろうか?

大滝政人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

社会人アニメ

アニメ業界のアニメですが、
本格的にアニメ業界するのは2になってから。

お話的には1はアニメ業界でなくてもよい感じです。
特に社会人になったばかりの人に観てもらいたいですね。

ちょっと古臭い絵柄ですが、
画質が良いのであまり気にならないかと。

ギャグとシリアスがテンポ良く、
たまに、ちょっぴりジーンときます。
BGMも抜かりありません。
しかも、速すぎてよく見えないアニメーションも、
1枚1枚ちゃんと描かれていて、びっくりです。

内容はというと、ちょっとネタバレっぽいですが、
少しでも観てみようかなって人は、
以下の文章は見ないでね。

会社に入社したはいいが歓迎されてない?
気合いれて取り組んだが空回りし失敗、挫折。
だが、頑張る人には助け船も訪れる。
こうしたパワーのある人は魅力があり元気を分けてもらえる。
みんなで本気になれば、出来ない事も出来たりする。
こんな感じです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

atsushi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

全2作

たまゆらとかを作ってるTYOアニメーションの元となったハルフィルムメーカーはARIAやプリンセス・チュチュで有名だが、もう一つのゆめ太カンパニーとはどんな会社だったんだろうと調べたら、唯一元請けで作ったのがこのOVAシリーズらしい。

スケジュールに追われた制作デスクと原画マンとのやり取りが主。

しかし、会社の規模を考えると、、、自虐のノンフィクションにしか思えない(笑)

一度やったら10年は使えなさそうなテーマだが、動画とか色塗りとか地味な作業じゃなくて、制作デスクに焦点を当てたあたりが面白い。

詳しいレビューは2の方で。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

こんな作品があったのですね。

こんな作品があったことは全く知りませんでした。

視聴のきっかけは、もちろん今現在放送されている”あの作品”からでした^^。
いろいろまとめサイトや某動画サイトさんをまわってるうちに本作を知り、視聴に至りました。

面白くて1も2も一気に見終えてしまいました。
1本40分程度なので時間かからずサクッと見れます。

ちょうど今から10年前くらいの作品なのかな?。
アニメ好きの方は1度気軽に見てみてもいいんじゃないかなあ?。
ちょっと古い時代を感じながら、今まで自分が見てきたアニメ作品達に感謝したくなってしまいました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

65.4 3 2002年秋(10月~12月)アニメランキング3位
サクラ大戦 神崎すみれ 引退記念 す・み・れ(OVA)

2002年12月18日
★★★★☆ 3.8 (35)
169人が棚に入れました
 セガから発売された人気ゲーム『サクラ大戦』の人気キャラクター・神崎すみれを主役にしたOVA。帝国歌劇団のトップスターとして、また闇から帝都を守る華撃団の一員として戦い続けてきた神崎すみれ。しかし、いつしか戸惑い悩む姿が増えるようになっていた。そして悩んだ末、誇りを胸に彼女が選んだ結論は「引退」。歌劇団の舞台からも、華撃団として戦うことからも、潔く身を引くことだった。 突然のことに衝撃を受ける仲間たち。しかしすみれの決意は固く、引退が覆ることはない。誰もが心にいろいろな思いを抱えたまま、「神崎すみれ引退記念公演」の開演の時が迫る……。製作総指揮の広井王子をはじめ、これまで「サクラ大戦」シリーズに携わってきたスタッフが集結。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

神崎すみれの決断…

公式HPに「2001年の東京ゲームショウにおいて衝撃的に発表された神崎すみれの引退。」と記載されていました。
私は後追いで作品を視聴しているので、時系列上、劇場版に続く出来事であることは知っていますが、当時リアルで視聴されていた方やファンの方には相当な衝撃だったのではないでしょうか。
私もずっとこのシリーズを視聴してきて「何故今なの…?」という思いで一杯です。


帝国歌劇団のトップスタアとして、また闇から帝都を守る華撃団の一員として
戦い続けてきた神埼すみれ。
しかし、いつしか戸惑い悩む姿が増えるようになっていた。
そして悩んだ末、誇りを胸に彼女が選んだ結論は、「引退」。
歌劇団の舞台からも、華撃団として戦うことからも、潔く身を引くことだった。

突然のことに衝撃を受ける花組の仲間たち。
しかしすみれの決意は固く、引退が覆ることはない。
誰もが心にいろいろな思いを抱えたまま、「神崎すみれ引退記念公演」の開演の時が迫る。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。
きっと誰もが最前線で戦い続ける事はできない…それは分かっているつもりです。

日本屈指の財閥を持つ神崎家の一人娘で、長刀を得意とし、神崎風塵流免許皆伝の腕前。
一見すると非常にプライドが高く勝気なお嬢さんというイメージがありますが、実は優しく決して努力を怠らない…
彼女がいたからこそ、今の帝国歌劇団があると言っても過言ではありません。

これまで彼女に兆候らしい事出来事は見られなかったと思います。
こういうのって突然やってくるものなんでしょうか…?
きっとこれが彼女の悩みの根源…
そしてもう取返しのつかないことだということを彼女も十分過ぎるくらい分かっているのでしょう。

でも「引退」が一番彼女らしい身の引き方なのかもしれません。
この出来事がどの位衝撃的だったかは、公式HPを見れば一目瞭然です(以下に抜粋して記載します)。


2001年に引退が発表となり、2002年新春歌謡ショウは、『神崎すみれ引退記念公演 春恋紫花夢惜別(はるこいしすみれゆめのわかれ)』として上演され、
連日満員、ファンの皆様と神崎すみれとの感動的な思い出の場となりました。
そして本作品は、神崎すみれの引退をうけて急遽作成が決定された本当の意味での特別版です。
『神崎すみれ引退記念公演 春恋紫花夢惜別』の前後を描きます。

幾多の戦いを共にくぐりぬけた大神をはじめ、
かけがえのない仲間達と共にすみれが迎える引退という舞台。
その感動的な一幕をぜひご覧ください。


花組のみんなの言動…加えて挿入歌で流れる「すみれチャチャチャ」に涙で前が見えなくなりましたよ。
彼女の「引き際の美学」をしかと堪能させて頂きました。
引き続き「サクラ大戦 エコール・ド・巴里」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

引退は切ないなあ

その日、大帝国劇場は祝花と満員の観客で埋めつくされていた。今日は引退公演、すなわち神崎すみれ最後の舞台。すみれは自分の身体の異常に薄々気付いていた。そんなとき、窓から吹き込む風で偶然すみれの花が散るのにふれ、自分の引き際を悟る。悲しむ花組メンバーたちを説きふせ、これからの花組を託して引退を決意する。そこには引退公演となる最後の舞台にのぞむすみれの姿が……。 新曲「すみれチャチャチャ」が流れ始めた。今、神崎すみれの輝かしいラストステージが、光あふれるセンタースポットのなかで始まろうとしていた……。というのがあらすじ。


富沢美智恵演じるすみれの歌声最高であった。
それに、引退のすみれ綺麗だった。あれだけいがみ合っていたのに、ずっとカンナが泣いているのも印象的だった。
引退すると決めたけれど、そこに葛藤がないはずもなく。
カンナに対して急に歩み寄っちゃうほど優しくなっちゃうんだもんな。
さくらに対しても物凄く優しい。
未練がありつつも、後進に託したという感じ。
そして、大神のモテモテさよ。すみれとハグして羨ましいぞ。すみれの思い出の大半占めている感じもするし。

すみれチャチャチャは個人的にかなり好きな曲。リズムが良い。
なやましマンボも明るいメロディで好き。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

-?- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

すみれ、チャチャチャ \(T-T サクラ大戦シリーズを見てなければわからない切なさ

サクラ大戦シリーズ
切ないです
すみれファン必見、最初から最後まですみれだらけです


物語:すみれの引退物語

音楽:とても切ないチャチャチャです


この作品はサクラ大戦シリーズを見てなければ
何が切ないのやらさっぱりわからない作品です
(すみれの歌ってるところ、光武の大神一郎とのシーンはたまらん)

サクラ大戦シリーズを見てきたことを非常にお勧めする作品です
(見てなければ見ないことだb)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

63.3 4 2002年秋(10月~12月)アニメランキング4位
ヨコハマ買い出し紀行 Quiet Country Café(OVA)

2002年12月18日
★★★★☆ 3.5 (49)
203人が棚に入れました
 盛夏―。ラジオが颱風の接近をつげる中、老朽化したカフェアルファを心配したおじさんが、アルファさんをガソリンスタンドに連れていく。不安な気持ちで一夜を過ごした颱風一過。戻ったカフェアルファは大破していた…。これをきっかけに、アルファさんはカフェ再建の資金稼ぎのため、ちょっと長めの旅に出る決心をする。タカヒロやおじさんに別れを告げて、一人徒歩の旅に出立。

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

たしかめたのは ふつうのことです

「要らないシーンは、ひとつもない。」
ぶつぶつと独りごちながら、不思議なカメラで取り残されたような景色を撮り、じっくり豆を炒り、うまそうにコーヒーをすするロボットの女。
店を構えてはいるが「80%は私が飲んでるわよね…」という。


椎名へきるの情感のある声の微妙な揺らぎが独特。
お友達ココネと「それでね、」って話すのがナチュラルに「そいでね、」ってなってるのがしっくりくる。

原作を思い返すと、その声があっているのかは微妙で、も少し安定感や透明感のある声の方が受けがよかったのかな?とも思うんですが

私はこの、妙な色気のある、どっちに揺れるのか読めない、ひらひら振れる蝋燭の炎のような声も面白いなと感じました。
歌はちょっと…聴いててハラハラする…綱渡り感かな。

ゴンチチの音楽ももちろん落ち着くね。
コーヒーカップを前に日が暮れる。夕方の茜がかった暖かげな空が、静かな青にとっぷりと浸かっていく。雲間から月が現れた瞬間、青の中から夜の造形がさーっと浮かび上がる、その移り変わりが美しいです。

世界は果てたようにおおらかで、アスファルトには雑草がみしみし生えたり、海水からかつての道路標識が顔を出したりしている。
構成する人物も少なく、そう心波立たせることも起こらない。


原作など個人的な記憶************
原作連載時、同じ雑誌内に他に惹かれる作品もあったので、チラチラと読んではいたのですが、落ち着いたモノを求める年頃じゃぁなかったので、嫌いじゃないけどイマイチどう読んだらいいのかがわからない作品でした。

今はというと、ぼーっとできてる質なので、あえて癒しやほのぼのな作品は(アニメに限らず)…これ以上スローになってどうするんだ、と逆に落ち着かなくなってしまう。結局ドラマ性のあるモノを求めているかもしれません。

この作品に出てくる店のような暇ーな店の番をしてる時に(しかも悪天候で滅多に人が通りかからない日に)観てみたんですが、さらにぼーっとに磨きをかけている彼女を見てると、
「何処かに変わらぬ蝶つがいのように、ああいう彼女が居てくれるのも、いいよな」と、
ふと日常生活のなかの行動の切り替えの際に思い返したりするのでした。

ぐうたらな私がいかんとも働かないといけない時は、何処かの最果てで、代わりにコーヒーを飲んで居ておくれ。
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OVA1つめのシリーズのほうは、アルファさんの変わらぬ日常を淡々と描き、2つめのシリーズ(Quiet Country Café)のほうは、変化を通して旅に出る様子、旅の顛末を描いています。
どちらかというと2つめのほうがワクワクするな、と感じてしまうのはやっぱりドラマを求めてしまう感覚なんでしょうかね。
2つめのほうは、漫画を知っている人向けな感じもあり、細かい人物設定がよくわからないけどね。



「♪たしかめたのは ふつうのことです…」
遠くまで来た先で、見返したカメラの画像。なんの変哲もなかった日常の数々。こんなに懐かしくなるなんて、ここまでこないとわからなかった。
すこしススまみれになった顔をぬぐって、エプロンをはたいて、それから。
「よしっ 帰ろう!うちへ」
どんな風にアルファさんは帰っていくのかな。今なら原作を読んでみたいと思います。

あ、アルファさんかわいいです!こんな人がコーヒーいれてくれる店だったら通いたい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

でんでん虫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

コーヒー2杯目

 BGMが『ARIA』と似てるなと思ったらどっちも「Choro Club(ショーロ・クラブ)」という人達が作ってたみたいだ。まったりのんびりした雰囲気も『ARIA』に少し近いし『さらい屋五葉』ともなんとなく似ているかな。こんな感じの雰囲気が好きな人は見てみるといいかも。私は結構好きだ。

 んで肝心の物語はというと、台風で喫茶店が壊れて、おじさんのGSに(もちろん一人で)一晩泊った後にやっと旅に出ることになる。そしてまたしてもゆったりまったりな旅道中。
 一方アルファが旅に出ている間に、同じロボのココネが喫茶店に泊ることになる。彼女はアルファのベッドで寝るのだが、やっぱり彼女は百合なんですかねぇ。枕撫でながら「アルファーさぁん」って…これもう完全にスーハ―してらっしゃいますね。はい。
 アルファはどのくらいの期間旅に出ていたのかよく分からないが、結局最後の方で喫茶店に帰ることを決める。

 この二つのOVAで馴染みの景色が無くなる悲しみや、誰かと知り合って少しずつ自分の場所が増えていく喜びが描かれているのは分かった。しかし『ヨコハマ買い出し紀行』の作品全体で何がしたかったのかは未だ不明だ。くそ、また一つ読みたい漫画が増えてしまった。

■その他
・今作はOVA1作目と作画が少し違う。私は1作目の方が好み
・続編はよ 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

まめ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

前作よりも王道寄り、マイルドなつくり

独特の世界観と、その表現はマイルドになり、
起承転結があって、いろいろイベントがあるので
前作より一般向けを意識したのかな?
というつくり。
色や間で語る部分が少なくなったというか。。。

特別なことはあまりなくても、
日々、気づくものがあるよ、っていうのが
この作品のいいところと思うので、
わかりやすい起承転結はないほうがよかったかなあ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

63.1 5 2002年秋(10月~12月)アニメランキング5位
殺し屋1 THE ANIMATION EPISODE.0(OVA)

2002年9月27日
★★★★☆ 3.5 (34)
201人が棚に入れました
1998~2001年に「週刊ヤングサンデー」に連載、01年には三池崇史監督で実写映画化もされた、山本英夫のバイオレンス・アクション・コミックをアニメ化。ストーリーは映画版のクライマックスからスタート。そこから、原作では語られることのなかった殺し屋「イチ」の過去が明らかにされていく。監督は『東京魔人學園剣風帖 龍龍(トウ)』の石平信司。イチ役を鈴木千尋が演じるほか、映画版の監督を務めた三池崇史が安生組の若頭・垣原を熱演。そのアフレコ初体験の様子は、映像特典で見ることができる。
 新宿歌舞伎町で、安生組の若頭“ピアスのマー坊”こと垣原との対決を果たしたイチ。新宿のマンションでの殺人事件を捜査する警察は、容疑者イチの深層心理を探り、彼の謎めいた過去を引き出そうとする。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

原作とは別の意味でマニア向けな一作

原作の漫画は先に読みました。
あの漫画を最初に読んだときの衝撃は言葉には表せません。
そういった衝撃がこのアニメを見たときには感じられなかったのは残念です。
※このアニメ、厳密には「殺し屋1」の前身となる漫画「1」をベースに作っていたようで、どうもしっくり来ない訳でした。1の方は未読なので今度読んでみます。


今作はエピソード0と銘打たれ、イチが殺し屋として働くようになった経緯・変態として目覚めた過程が描かれています。


キャラデザがまず、独特ですね。STUDIO4℃のようなデザインです。この時点で好みがまず分かれると思います。


また、話の時系列がバラバラに切り替わるのでちょっと分かりづらいです。狙いがあるにしてもやりすぎと感じます。


それから音楽です。BGMの一部およびEDテーマは人の声を編集した、惡の華ED的な仕上がりになってます。

音楽単体で聴くと個性的で面白いとは思いますが、正直アニメには合ってないと感じました。


声優さんは素晴らしい仕事ぶりです。
特にイチ役の鈴木千尋さんとみどり役の大原さやかさんが迫真の演技。
イチの感情的爆発、みどりの扇情的所作が群を抜いています。大原さんの淫語が聴けるのはこのアニメだけ?(笑)



物語の過程のみを映像化したものなので、原作の良さを十二分に引き出せていなかったと思います。

この作品だけは、原作を読まないと‘変態の美学’とか‘痛みのもつ苦痛と快楽の二面性’とか本当に面白い部分が見えてきません。

何より、もう一人の主人公である柿原がほとんどアニメには出てこないので。


一風変わった映像表現や音楽は評価に値する、という意味でマニアの方のみオススメします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

究極のサディスト誕生、戦慄の狂気

OVA一巻。

原作の漫画の方も読んだんですが、えぐすぎるので最後まで見れておりませんw
エピソードゼロということで、殺し屋イチが誕生するまでの秘話(?)です。
かなりグロい上に異常なまでに変態的、尋常ではない狂気を描いた作品ゆえ、
人にはお勧めするなどもってのほか(笑)ですが、その鮮烈な映像は記憶に焼き付いて離れない。
こんなに終始イカれたアニメはそうそうないとは思います。

いじめられっこのイチが究極のサディズムに目覚める。
サディズムを理解出来る人でなければ、嫌悪感しか持たれないでしょうが
キャラの異常な性癖をかなり精密に描いてます、本当に。
バイオレンスなシーンもひたすらバイオレンスで顔歪めてしまうほどのものがある。
猫がぐちゃぐちゃになったり、顔が潰れたりしますw
インパクトという面では他を寄せ付けないものがありますし、ただエログロとはわけが違いますね。

その秀逸な狂気の演出で終始目が離せない、非常に濃厚かつ良質な作品です。
ただこの作品を楽しめる人はごく限られてくるのは間違いないので、気軽には見ない方が良いですw
意外とリアルに異常犯罪者を描かれるので、見るに耐えないと言う人がほとんどだと思います。
オチもなかなか面白いオチだったですけど、まぁ好みは分かれそうではあるw

非常に危ない作品なので若い人は絶対に見ないでください。
冗談抜きで確実に悪い影響を与えますので。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

ダビデ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

好きな人が好きで観る作品で、人にはすすめられません。

ふと、グロは自分にとってどういうものかと考え、エルフェンリートやひぐらしのなく頃にでは、全くグロさを感じないのですが、グロさを感じた作品を思い返してみたところ、昔観た殺し屋1の映画(浅野忠信さん出演の)で衝撃を受けたことを思い出し、アニメもあったな~っていう感じで、視聴しました。

私的なグロさの感覚は、映画のハンニバルを観たときに、生きたまま豚さんに・・・のシーンでは、「へぇ~、そんな方法があるんだ~」というような感覚ですが、ラストの生きたまま頭を・・・からお弁当のおかずを子どもにあげるシーンでは、頭がむずかゆくなって、眉をしかめる感じです。

感想としては、あまり普通の人にはオススメできません。
原作を知っていて、好きな方向けですね。
そして、生々しい変態と性癖と暴力といじめの描写が問題ない方、むしろ好きな方向けですね。

なお、映画程のグロテスクさはありませんでした。

成分タグをご覧になって、お好きな方は是非。そうでない方はご覧にならないことをおすすめいたします。

ストーリーとしては、なんというか、マニアックな作品の本編に至る前の話で、マニア度合いが高いです!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

53.9 6 2002年秋(10月~12月)アニメランキング6位
フロム I"s アイズ もうひとつの夏の物語(OVA)

2002年12月9日
★★★☆☆ 2.9 (22)
79人が棚に入れました
『ウィングマン』『電影少女』『D.N.A2』などのヒット作を持つ桂正和の同名コミックスを映像化。日本初のコンビニエンスストア販売専用DVDとしてデジキューブから発売された作品。自らの道を行く二人の女性……、女優としての道を歩み始めた伊織と、造形家を目指して海外に留学したいつき。そして、そのふたりの間で揺れる想いを抱いたまま自転車でひとり旅に出た一貴。それぞれの目標に向かって歩み出した三人のひと夏のできごとを鮮やかなタッチで描く……。制作は数多くのヒットアニメを手がけたスタジオぴえろが担当。声の出演で吉岡美穂、磯山さやか、仲根かすみらが参加している。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

石田彰さんが出てる♪

2002年前編。2003年後編。日本初のコンビニ専用OVAとして
デジキューブよりDVDで販売。
2004年に前後編にメイキング映像を収録した3枚組DVD販売。
「フロムアイズ デラックス・エディション」※h.m.p

完全オリジナルストーリー。映画のようなOP曲にあわせた
感じで淡々とバラバラの映像が流れるが・・見た瞬間作画
の酷さにガッカリ・・本編開始?主人公は自転車旅行に・・
伊織は撮影の為ロケだったかな?

ミステリーとサスペンスを少し混ぜてファンタジックな
雰囲気もとりいれて・・基本サービスのファンディスク?
な感じのごちゃ混ぜだった。
音樂の使い方とかもミステリー風で・・なんだか違和感。

暴走族みたいのが出てきてサスペンス風だったり幼馴染の
「洋介」や「いつき」?との想い出の・・約束の・・
確か・・偶然を幾つもくっつけて・・幼少期の過去回想で

肝心の伊織のイメージビデオ的シーンの作画が・・アニメ
初期の頃のどうやったらこんな動きになる?ってLVで・・
当然デザインも崩れて酷い・・

物語は本当に単純な原作の後付的な内容。
ラストはそれなりに感動的かな・・桂正和さんの漫画の絵
少しだけ見たことあるけど結構綺麗で丁寧だったような・・
アニメはこの作品にしても別のにしても作画が酷いな・・

たぶんパケ見て興味持った人は泣くかも・・

声優は・・生徒C・・その他C・・犬役・・猫役レベル。


葦月 伊織  佐久間紅美 / 仲根かすみ
瀬戸 一貴  櫻井孝宏 / 吉岡美穂
秋葉 いつき 仲西環 / 磯山さやか
寺谷靖雅   私市淳
越苗 純   石田彰
ナミ     小林沙苗
森崎裕加   河原木志穂
市村洋介 一条和矢

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

シン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

もうひとつの夏の物語

原作もOVAも視聴した後に視聴しました。

ファンとしての視点だと、キャラの個性はそれなりに出ているが話が突拍子過ぎてしっくり来ない。

一般人としての視点だと、展開が謎過ぎ、なんでそうなるの?ってのが多くて物語が滅茶苦茶。

こんな感じになると思いますのでファンの方のみの視聴をお勧めします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

kiji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

キャラデザは好きだったやつだな

ウィングマンと電影少女は残ってるんだけど、アイズはオラの記憶には、ほとんど残ってない感じの、バイクに興味移ってた時期だなぁ

本編見ないと解からないものなのかなぁと

内容は浅く、キャラも弱弱の感じで書きようがの感じです。

前後編の1時間ぐらい 本編見てから書き直しかな・・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

計測不能 7 2002年秋(10月~12月)アニメランキング7位
こすぷれCOMPLEX ROUND 3(OVA)

2002年10月25日
★★★★☆ 3.4 (6)
25人が棚に入れました
こすぷれ甲子園を目前に、着々と準備を進めるチャコたち大泉東学園コスプレ部の面々。そんなある日、生地の買出しに出かけたチャコは、昨年のコスプレ甲子園優勝校、真宝塚学園コスプレ部員富井つかさと出会う。彼女はコスプレ部部長の鷹良蘭子と共に、大泉東学園コスプレ部との練習試合の為に訪れたのだった。圧倒的な実力を持つ相手に、大泉東学園コスプレ部は…!?

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

OVAにする必要があったのか?

前年度コスプレ甲子園優勝校との練習試合。
コスプレってさ、元ネタが解ってこそであるから、それ何だよ?が多すぎて…
わかりやすかったのはコスプレでなく、ある数カットが後藤圭二氏だったとかあそこは誰々が担当したとかそんなコアな部分のみで、結局オチてないし、OVAにする必要があったのか?です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

計測不能 7 2002年秋(10月~12月)アニメランキング7位
七人のナナ 補習問題(OVA)

2002年10月2日
★★★★☆ 3.5 (5)
20人が棚に入れました
DVD第7巻に収録。

サブタイトルは「お正月だよ!7×7=49人のナナ?」。

計測不能 7 2002年秋(10月~12月)アニメランキング7位
サンタVS.スノーマン(OVA)

2002年11月16日
★★★★★ 5.0 (1)
12人が棚に入れました
とある雪国でのこと。ひとりぼっちで孤独を募らせるスノーマンが、サンタクロースの村を発見する。クリスマスには世界中の子供たちから手紙をもらい、プレゼントを贈って喜ばれるサンタクロース。なぜ自分はサンタクロースではなく、スノーマンなのか。どうしてサンタは愛されて、スノーマンは愛されないのか。疑問を抱いたスノーマンは、嫉妬に駆られてサンタの村に大雪を降らせてしまう。
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