2002年秋(10月~12月)に放送されたアニメOVA一覧 9

あにこれの全ユーザーが2002年秋(10月~12月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月24日の時点で一番の2002年秋(10月~12月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

67.3 1 2002年秋(10月~12月)アニメランキング1位
マクロスゼロ-MACROSS ZERO(OVA)

2002年12月1日
★★★★☆ 3.7 (249)
1219人が棚に入れました
1999年7月、後にマクロスと名づけられる監察軍の宇宙戦艦が地球へ落下した。この艦よりもたらされた様々なオーバーテクノロジーの奪い合いに端を発する争いは、やがて統合戦争と呼ばれる世界大戦に発展する。
戦争末期の2008年。統合軍パイロットの工藤シンは、反統合同盟軍の可変戦闘機SV-51に乗機を撃墜され、今なお伝説が生きる南海の孤島マヤン島に流れ着く。そこで彼が会ったのは島の巫女サラ・ノームだった。一方、落下した宇宙戦艦と同様のエイリアン反応を示す物体がマヤン島付近の海底に沈んでいることが判明し、統合軍と反統合同盟軍は新型可変戦闘機VF-0 フェニックスとSV-51を配備した回収部隊を派遣する。マヤン島を舞台に戦争が始まり、伝説に謡われた「鳥の人」が目覚めて「滅びの歌」を唄う時、世界は破滅の淵を覗うことになる。

ふもふも さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

これぞヴァルキリーの戦い。

 時系列的には最初のマクロスより前の話。また、マクロスフロンティアとはかなり深い関係あり。フロンティア見る前に、こっちを見たほうがいいです。


OVAだけあって映像がすごい。ヴァルキリーが可変機能を駆使して動くわ動くわ。これぞ可変機どうしのドッグファイトって感じです。特にスカルリーダーでおなじみ、(若い)フォッカーさんがすごい。昔からかなりのものだったんですね。


映像美を楽しめる名作です。「フロンティアは見たけどこっちはまだ」、「これからフロンティアを見ようと思う」といった方に是非の作品です。そんなに長くないですし。


それにしても昔フォッカー、肌の〇ろが違いすぎです(笑)。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

コンパクトに纏まった「マクロス」本編の《前日譚》

先に、マクロス・シリーズの第1作『超時空要塞マクロス』(初代マクロス)のレビューで、同作は初見者にとって視聴を続けていくためのハードルが非常に高い、と指摘しました。
それでは、同作の続編であり、それぞれ人気作として定評のある『マクロス7』、『マクロスF』の方を先に視聴すべきか?というと、それもまた問題がある(※具体的に言うと、『初代マクロス』のシナリオとの繋がり具合・重なり具合を無視したまま視聴してしまうと、それらの楽しみ具合そして受け取る感動の度合いが半減してしまう惧れが高い)と思います。

では、一体どうしたら良いの?

・・・と考えあぐねていたら、需要あるところに供給ありなのか、丁度マクロス・シリーズ・ビギナーにお誂(あつら)え向きの作品があるじゃないですか!

その名も『マクロス ゼロ』

※以下、本作の良い点を列挙していくと・・・

(1) 作中の時代設定が、『初代マクロス』(西暦2009~10年)の丁度1年前(西暦2008年)である。
(2) 『初代マクロス』では第1話の冒頭にチラっとしか語られなかった、異星人の製造した巨大宇宙戦艦の地球飛来・墜落(西暦1999年の出来事)とその後に起こった統合戦争の一局面が描かれている。
(3) 『初代マクロス』では、統合戦争の英雄の一人であり可変戦闘機VF-1のエースパイロットとされるロイ・フォッカー少佐の、統合戦争当時の活躍の一端が描かれている。
(4) 同じく『初代マクロス』では結局ゼントラーディ人達の会話の中で曖昧にしか語られなかった「プロトカルチャー」の担い手(あるいは運び手)について、かなりの程度明確な描写がある。
(5) 制作時期が2002-04年と新しく、尚かつ特典用(※つまりオマケ)ではなくマニア向け販売用OVAであるため、作画もシナリオも出来が良い(※とくに戦闘機同士のバトルシーンが圧巻)。
(6) さらに、全5話(※但し1話は30~34分程)でTVシリーズに換算するとだいたい半クール(約6.5話分)と短く、視聴にかかる負荷がさほど大きくない。
(7) そして、何といっても本作は、マクロス・シリーズのお約束である「少年パイロット×タイプの違う二人の少女」の三角関係が、コンパクトながらも確り描かれている!!

・・・ということで、これから初めてマクロス・シリーズを見ようという方には、うってつけの作品のように私には思えました。

※因みに、本作のサブ・ヒーローであるロイ・フォッカー少尉は、前述のとおり『初代マクロス』にそのまま登場しますが、本作のメイン・ヒーローである工藤シン少年(主人公のパイロット)も、『劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ』の終盤に少しだけ登場します。
※そして、本作のWヒロインの片割れマオ・ノーム(※妹の方)は、『マクロスF』のWヒロインの片割れ(シェリル・ノーム)の祖母という設定で、同作の回想シーンにチラリと登場します。
※そして、本作の第三章「蒼き死闘」のあの海中の注目シーンといえば『マクロスF』の第10話!!(※ランカ・リーの・・・)

・・・ということで、本作は『初代マクロス』だけでなく『マクロスF』との繋がりも深い作品なので、やはり、マクロス・シリーズの真っ先に視聴するのが吉!!!です!!!!


◆制作情報
{netabare}
原作・監督      河森正治
特技監督       板野一郎
脚本         大野木寛
キャラクターデザイン 齋籐卓也
メカニックデザイン  石垣純哉、宮武一貴、河森正治
音楽         蓜島邦明
アニメーション制作  サテライト{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=========== マクロス ゼロ (2002年2月-2004年10月) ========
{netabare}
第一章 海と風と ★ 1999年8月の災厄、工藤シンのマヤン漂着(2008年)、VF-0(バルキリー試作機、通称“ゼロ”)と「鳥の人」伝承
第二章 地上の星 ★ フォッカー少佐のシン・スカウト、空母アスカ内のエイフォス、文化人類学者(アリエス)の島上陸と風の巫女(サラ)の反発、聖なる泉の奇跡(サラの歌) ※挿入歌「ANKAN」
第三章 蒼き死闘 ★★ 人類プロトカルチャー干渉仮説、魚の人(マオ)の宝物、反統合同盟の「鳥の人の胴体」奪取作戦、島を包む砲火、PC仮説と島の伝承の証明 ※挿入歌「ANKAN」「yanyan」
第四章 密林 ☆ ハスフォード博士の野心、サラ&シン逃亡、フォッカーのアリエス救助(地雷)、マオ回復、気化爆弾投下・密林炎上
最終章 鳥の人 ★ サラの罪、シンのサラ救助失敗、「鳥の人」の目覚め、滅びの歌 ※第四章との繋がりが雑なのは×、挿入歌「HOROBI NO UTA」{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)3、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.1

OP ※なし
ED ※各章で変わる
  第一章&最終章「ARKAN」
  第ニ章「Life Song」
  第三章「yanyan」
  第四章「Forest Song」

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

作画は頑張ってるのはわかる

2002年の作品でこの作画は大したもんだと思います。
ですがストーリーは面白いかと言われると、どうも微妙なラインですね^^;
つまらなくはないですが、どうも盛り上がりに欠けます。
マクロスの弾幕描写はやはりマクロスプラスのような絵のほうが迫力があると思います。
まぁすっきりして見やすくはなりましたが、その分目をみはる絵というのはなくなってしまったように思います。
この作品で描かれたことがもろにマクロスFで話に出てきますので、Fから入ってきた人はこれのことかと感じると思いますし、初代から見てきた人は作中の時代の経過をFで感じることができると思います。
こういうのはシリーズを見てきたファンにとっては嬉しい要素ですよね。
ですので、シリーズとしてはそこそこの価値のある作品です。そういう面では面白いですね。
ただやっぱり、単体としての評価は微妙なところですけども^^;

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

66.6 2 2002年秋(10月~12月)アニメランキング2位
アニメーション制作進行くろみちゃん 日本のアニメは私が作る!(OVA)

2002年9月25日
★★★★☆ 3.8 (43)
187人が棚に入れました
アニメ学校を卒業し、念願のアニメ業界に就職することになった大黒みき子は、初めての職場「スタジオプチ」に出社、そこで「制作デスク」である追浜の手厚い歓迎を受けることになる。しかし、その追浜は大黒みき子に「くろみ」というあだ名(名字と名前の「黒み」の部分をとって命名)を勝手に付け、社内を一通り案内したあと、突然胃潰瘍で倒れて救急車で運ばれてしまう。

残されたくろみは、追浜の後釜として社長からいきなり制作デスクを任されてしまう。しかも、追浜が残した仕事、『タイムジャーニーズ』の第2話はまともに原画が上がっておらず、放送ができるかどうか微妙という最悪の状態。新人にしていきなり制作デスクを任されたくろみは、果たして無事にこの苦境を乗り切ることができるのだろうか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「シロバコ」前にあった数少ないアニメ制作アニメ

「シロバコ」前にあった数少ないアニメ制作アニメ(シロバコ以上にギャグ大目)


大地監督らしいテンション高い笑いと、しっかりした力量に裏打ちされた人間描写。


みゃ~もりの前身といっても過言じゃないくろみちゃん(共通点多し)。他のキャラもみんな濃くて原色で描かれており、ペラペラな薄さや出オチどまりとは無縁なキャラ愛がある。


すでに行われていた理想としてのクオリティーと現実としての納期の戦い。


「必要悪なんて必要ありません!」


カッコイイ有能な女先輩のチャーミングなとこなんて萌えるにきまってるだろ!。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

65.4 3 2002年秋(10月~12月)アニメランキング3位
サクラ大戦 神崎すみれ 引退記念 す・み・れ(OVA)

2002年12月18日
★★★★☆ 3.8 (35)
169人が棚に入れました
 セガから発売された人気ゲーム『サクラ大戦』の人気キャラクター・神崎すみれを主役にしたOVA。帝国歌劇団のトップスターとして、また闇から帝都を守る華撃団の一員として戦い続けてきた神崎すみれ。しかし、いつしか戸惑い悩む姿が増えるようになっていた。そして悩んだ末、誇りを胸に彼女が選んだ結論は「引退」。歌劇団の舞台からも、華撃団として戦うことからも、潔く身を引くことだった。 突然のことに衝撃を受ける仲間たち。しかしすみれの決意は固く、引退が覆ることはない。誰もが心にいろいろな思いを抱えたまま、「神崎すみれ引退記念公演」の開演の時が迫る……。製作総指揮の広井王子をはじめ、これまで「サクラ大戦」シリーズに携わってきたスタッフが集結。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

神崎すみれの決断…

公式HPに「2001年の東京ゲームショウにおいて衝撃的に発表された神崎すみれの引退。」と記載されていました。
私は後追いで作品を視聴しているので、時系列上、劇場版に続く出来事であることは知っていますが、当時リアルで視聴されていた方やファンの方には相当な衝撃だったのではないでしょうか。
私もずっとこのシリーズを視聴してきて「何故今なの…?」という思いで一杯です。


帝国歌劇団のトップスタアとして、また闇から帝都を守る華撃団の一員として
戦い続けてきた神埼すみれ。
しかし、いつしか戸惑い悩む姿が増えるようになっていた。
そして悩んだ末、誇りを胸に彼女が選んだ結論は、「引退」。
歌劇団の舞台からも、華撃団として戦うことからも、潔く身を引くことだった。

突然のことに衝撃を受ける花組の仲間たち。
しかしすみれの決意は固く、引退が覆ることはない。
誰もが心にいろいろな思いを抱えたまま、「神崎すみれ引退記念公演」の開演の時が迫る。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。
きっと誰もが最前線で戦い続ける事はできない…それは分かっているつもりです。

日本屈指の財閥を持つ神崎家の一人娘で、長刀を得意とし、神崎風塵流免許皆伝の腕前。
一見すると非常にプライドが高く勝気なお嬢さんというイメージがありますが、実は優しく決して努力を怠らない…
彼女がいたからこそ、今の帝国歌劇団があると言っても過言ではありません。

これまで彼女に兆候らしい事出来事は見られなかったと思います。
こういうのって突然やってくるものなんでしょうか…?
きっとこれが彼女の悩みの根源…
そしてもう取返しのつかないことだということを彼女も十分過ぎるくらい分かっているのでしょう。

でも「引退」が一番彼女らしい身の引き方なのかもしれません。
この出来事がどの位衝撃的だったかは、公式HPを見れば一目瞭然です(以下に抜粋して記載します)。


2001年に引退が発表となり、2002年新春歌謡ショウは、『神崎すみれ引退記念公演 春恋紫花夢惜別(はるこいしすみれゆめのわかれ)』として上演され、
連日満員、ファンの皆様と神崎すみれとの感動的な思い出の場となりました。
そして本作品は、神崎すみれの引退をうけて急遽作成が決定された本当の意味での特別版です。
『神崎すみれ引退記念公演 春恋紫花夢惜別』の前後を描きます。

幾多の戦いを共にくぐりぬけた大神をはじめ、
かけがえのない仲間達と共にすみれが迎える引退という舞台。
その感動的な一幕をぜひご覧ください。


花組のみんなの言動…加えて挿入歌で流れる「すみれチャチャチャ」に涙で前が見えなくなりましたよ。
彼女の「引き際の美学」をしかと堪能させて頂きました。
引き続き「サクラ大戦 エコール・ド・巴里」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

63.3 4 2002年秋(10月~12月)アニメランキング4位
ヨコハマ買い出し紀行 Quiet Country Café(OVA)

2002年12月18日
★★★★☆ 3.5 (49)
203人が棚に入れました
 盛夏―。ラジオが颱風の接近をつげる中、老朽化したカフェアルファを心配したおじさんが、アルファさんをガソリンスタンドに連れていく。不安な気持ちで一夜を過ごした颱風一過。戻ったカフェアルファは大破していた…。これをきっかけに、アルファさんはカフェ再建の資金稼ぎのため、ちょっと長めの旅に出る決心をする。タカヒロやおじさんに別れを告げて、一人徒歩の旅に出立。

63.1 5 2002年秋(10月~12月)アニメランキング5位
殺し屋1 THE ANIMATION EPISODE.0(OVA)

2002年9月27日
★★★★☆ 3.5 (34)
201人が棚に入れました
1998~2001年に「週刊ヤングサンデー」に連載、01年には三池崇史監督で実写映画化もされた、山本英夫のバイオレンス・アクション・コミックをアニメ化。ストーリーは映画版のクライマックスからスタート。そこから、原作では語られることのなかった殺し屋「イチ」の過去が明らかにされていく。監督は『東京魔人學園剣風帖 龍龍(トウ)』の石平信司。イチ役を鈴木千尋が演じるほか、映画版の監督を務めた三池崇史が安生組の若頭・垣原を熱演。そのアフレコ初体験の様子は、映像特典で見ることができる。
 新宿歌舞伎町で、安生組の若頭“ピアスのマー坊”こと垣原との対決を果たしたイチ。新宿のマンションでの殺人事件を捜査する警察は、容疑者イチの深層心理を探り、彼の謎めいた過去を引き出そうとする。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

究極のサディスト誕生、戦慄の狂気

OVA一巻。

原作の漫画の方も読んだんですが、えぐすぎるので最後まで見れておりませんw
エピソードゼロということで、殺し屋イチが誕生するまでの秘話(?)です。
かなりグロい上に異常なまでに変態的、尋常ではない狂気を描いた作品ゆえ、
人にはお勧めするなどもってのほか(笑)ですが、その鮮烈な映像は記憶に焼き付いて離れない。
こんなに終始イカれたアニメはそうそうないとは思います。

いじめられっこのイチが究極のサディズムに目覚める。
サディズムを理解出来る人でなければ、嫌悪感しか持たれないでしょうが
キャラの異常な性癖をかなり精密に描いてます、本当に。
バイオレンスなシーンもひたすらバイオレンスで顔歪めてしまうほどのものがある。
猫がぐちゃぐちゃになったり、顔が潰れたりしますw
インパクトという面では他を寄せ付けないものがありますし、ただエログロとはわけが違いますね。

その秀逸な狂気の演出で終始目が離せない、非常に濃厚かつ良質な作品です。
ただこの作品を楽しめる人はごく限られてくるのは間違いないので、気軽には見ない方が良いですw
意外とリアルに異常犯罪者を描かれるので、見るに耐えないと言う人がほとんどだと思います。
オチもなかなか面白いオチだったですけど、まぁ好みは分かれそうではあるw

非常に危ない作品なので若い人は絶対に見ないでください。
冗談抜きで確実に悪い影響を与えますので。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

原作とは別の意味でマニア向けな一作

原作の漫画は先に読みました。
あの漫画を最初に読んだときの衝撃は言葉には表せません。
そういった衝撃がこのアニメを見たときには感じられなかったのは残念です。
※このアニメ、厳密には「殺し屋1」の前身となる漫画「1」をベースに作っていたようで、どうもしっくり来ない訳でした。1の方は未読なので今度読んでみます。


今作はエピソード0と銘打たれ、イチが殺し屋として働くようになった経緯・変態として目覚めた過程が描かれています。


キャラデザがまず、独特ですね。STUDIO4℃のようなデザインです。この時点で好みがまず分かれると思います。


また、話の時系列がバラバラに切り替わるのでちょっと分かりづらいです。狙いがあるにしてもやりすぎと感じます。


それから音楽です。BGMの一部およびEDテーマは人の声を編集した、惡の華ED的な仕上がりになってます。

音楽単体で聴くと個性的で面白いとは思いますが、正直アニメには合ってないと感じました。


声優さんは素晴らしい仕事ぶりです。
特にイチ役の鈴木千尋さんとみどり役の大原さやかさんが迫真の演技。
イチの感情的爆発、みどりの扇情的所作が群を抜いています。大原さんの淫語が聴けるのはこのアニメだけ?(笑)



物語の過程のみを映像化したものなので、原作の良さを十二分に引き出せていなかったと思います。

この作品だけは、原作を読まないと‘変態の美学’とか‘痛みのもつ苦痛と快楽の二面性’とか本当に面白い部分が見えてきません。

何より、もう一人の主人公である柿原がほとんどアニメには出てこないので。


一風変わった映像表現や音楽は評価に値する、という意味でマニアの方のみオススメします。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

53.9 6 2002年秋(10月~12月)アニメランキング6位
フロム I"s アイズ もうひとつの夏の物語(OVA)

2002年12月9日
★★★☆☆ 2.9 (22)
79人が棚に入れました
『ウィングマン』『電影少女』『D.N.A2』などのヒット作を持つ桂正和の同名コミックスを映像化。日本初のコンビニエンスストア販売専用DVDとしてデジキューブから発売された作品。自らの道を行く二人の女性……、女優としての道を歩み始めた伊織と、造形家を目指して海外に留学したいつき。そして、そのふたりの間で揺れる想いを抱いたまま自転車でひとり旅に出た一貴。それぞれの目標に向かって歩み出した三人のひと夏のできごとを鮮やかなタッチで描く……。制作は数多くのヒットアニメを手がけたスタジオぴえろが担当。声の出演で吉岡美穂、磯山さやか、仲根かすみらが参加している。

計測不能 7 2002年秋(10月~12月)アニメランキング7位
こすぷれCOMPLEX ROUND 3(OVA)

2002年10月25日
★★★★☆ 3.4 (6)
25人が棚に入れました
こすぷれ甲子園を目前に、着々と準備を進めるチャコたち大泉東学園コスプレ部の面々。そんなある日、生地の買出しに出かけたチャコは、昨年のコスプレ甲子園優勝校、真宝塚学園コスプレ部員富井つかさと出会う。彼女はコスプレ部部長の鷹良蘭子と共に、大泉東学園コスプレ部との練習試合の為に訪れたのだった。圧倒的な実力を持つ相手に、大泉東学園コスプレ部は…!?

計測不能 7 2002年秋(10月~12月)アニメランキング7位
七人のナナ 補習問題(OVA)

2002年10月2日
★★★★☆ 3.5 (5)
20人が棚に入れました
DVD第7巻に収録。

サブタイトルは「お正月だよ!7×7=49人のナナ?」。

計測不能 7 2002年秋(10月~12月)アニメランキング7位
サンタVS.スノーマン(OVA)

2002年11月16日
★★★★★ 5.0 (1)
12人が棚に入れました
とある雪国でのこと。ひとりぼっちで孤独を募らせるスノーマンが、サンタクロースの村を発見する。クリスマスには世界中の子供たちから手紙をもらい、プレゼントを贈って喜ばれるサンタクロース。なぜ自分はサンタクロースではなく、スノーマンなのか。どうしてサンタは愛されて、スノーマンは愛されないのか。疑問を抱いたスノーマンは、嫉妬に駆られてサンタの村に大雪を降らせてしまう。
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