2000年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 27

あにこれの全ユーザーが2000年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月13日の時点で一番の2000年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

74.1 1 2000年夏(7月~9月)アニメランキング1位
劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード(アニメ映画)

2000年7月15日
★★★★☆ 4.0 (226)
1680人が棚に入れました
小学6年生になったさくらは、まだ小狼の告白への返事をできずにいた。そんな時、エリオルの家の跡地に建てられた友枝遊園地で、ばったり小狼と苺鈴に遭遇。喜ぶさくらたちだが、町では町の中にあるものが次々に消えていくという奇妙な現象が起こっていた。そしてその現象はさくらたちの下にも及び、さくらの持つさくらカードが次々に消え始める。それは、名前のないクロウカード=無のカードの仕業だった。異変を止めようとするさくらだったが、相談したエリオルから無のカードを封印するには「大切な人への想い」を代価にしなければならないと聞かされる。動揺するさくらだが、無のカードは刻々と威力を発揮し始めていた。果たしてさくらはカードを封印し、小狼への本当の想いを伝えることができるのか。

声優・キャラクター
丹下桜、くまいもとこ、久川綾、小野坂昌也、緒方恵美、岩男潤子

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「カードキャプターさくら」の真のラスト

 劇場版一作はそれほどでもなかったが、本作は原作にもない「カードキャプターさくら」の真のラストと言っていい大傑作。


 絵柄は、劇場版ということでなのか今までより少々ねっとり濃厚気味である(劇場版ウテナを思わえせる)。しかし、あくまでいつものさくらのラインを越えない程度で、全体的に丁寧な作画で素晴らしい。


 色々語れることはあるが、なんといっても本作の魅力はラストの鮮やかさに尽きる!。テレビでは、お別れの時に二人の気持ちが通じたかな?ってところで終わりであり、原作では直後に未来へ飛んじゃうエンドで正直悪くはないけど…、
というようなキレの悪さがあった。


 しかし、本作のラストの真っ直ぐで勢いのある「だ~い好き!」エンドで、全てが吹っ飛ばされるほどに感激させられてしまった。優しく囁く小虎、闇に支配されていた町に日が昇る、同時にバーンと流れる主題歌、小虎へ飛びつくさくら、そしてシンプル過ぎる告白「だ~い好き!」。今までいじらしい二人のためにもどかしかった気持ちが、ここで一気に爆発するのだ。


 ラスト偏愛主義気味な自分としては、ラストで作品全体を見事に締めてくれるような作品が大好きなので、本作も必見の一作と言わざるをえない。「カードキャプターさくら」を見ていた人なら、本作を見てないなんて勿体無過ぎる!と言いたい。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

本当の想いを胸に、さくら最後の封印解除!

この作品は、サクラカード編の後日譚を描いた物語です。
物語の内容に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

小学4年生だった桜たちは、小学6年生に進級していました。
振り返ってみると、これまで色々ありました。
桜はみんなの力を借りながら、やっとの思いで全てのカードをサクラカードにすることに成功しました。

一連の騒動が収束して…リ・シャオランは香港に帰っていきました。
シャオランは、きっと山ほど後ろ髪を引かれたと思います。
でも自分が日本に留まる理由が無くなったのもまた事実です。
きっと自分で自分の首を絞めた…或いは自らの手で居場所を無くした…
そう考えてもおかしくはありません。
でも、そんな自分の気持ちより優先したい事がシャオランにはあったから…
残していったクマのヌイグルミが何よりもその気持ちの証…

そういえば故郷に帰ったのはシャオランだけではありませんでしたね。
柊沢エリオルもかつてクロウ・リードが住んでいた頂きの洋館を離れてイギリスに帰っていきましたっけ…

シャオランが香港に帰って4か月…友枝町は街ぐるみで行う「なでしこ祭り」の開催を控えてみんな大忙し…
桜たち6年2組のメンバーは劇をすることになり、連日練習に励んでいました。
そんな中、エリオルが昔住んでいた洋館が取り壊されて遊園地が建てられたのですが、その完成とほぼ時を同じくして友枝町にまた摩訶不思議な出来事が起こり始めるのです。

クロウカードは全てサクラカードに変換して超常現象が起こる元凶は無くなった筈なのに…
たまたま訪れた遊園地でバッタリ再開したシャオラン、メイリンと一緒に原因の究明と対処にあたろうとした矢先、桜の耳に事態を収束させられる唯一の方法が届くのですが、それは桜が絶対選択できない方法だったんです。

何故なら、その選択をするとどんな結末を迎えるかを知っているから…
かつて経験した闇より深く暗い世界が、この先無限に広がっていくなんて…
でも、桜の今度の相手は微塵の猶予も与える事無く襲い続けてくるんです。

桜の大切が両手から次々と零れ落ちていきます。
理由が分からないのに相手を攻撃するなんてできないよ…
桜の悲痛な叫びが胸に突き刺さります。

それでも相手の攻撃は激しさを増すばかり…
そして変化の矛先は、いよいよ桜の周りの人々に向き始めるのです。
大切な友達や家族を優先するか…
それとも絶対選択したくない方法を選ばなきゃいけないのか…

荒れ狂う嵐に舞う木の葉の様に桜の気持ちは揺れ動きます。
本当に他に選択肢は無いの…?
視聴している私も本気でそう思いました。

でも運命の神様は本当に残酷です。
願いも思いも半分も言っていないのに勝手に歯車を回してしまうのですから…
たくさんの思いがかき消されていく中で何が起きるのか…?
桜の大粒の涙と悲痛な叫びの行方は…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

約1時間40分の作品でしたが、この作品を視聴してサクラカード編だけでは物語が完遂していない事を実感しました。
サクラカード編とこの劇場版を視聴して、初めて大切なモノが繋がった気がします。
事の顛末が気になる方も多いと思います。
劇場版なので尺の関係上、若干速足のところもありましたが、きっと一番綺麗な形で桜の思いが届いたのではないでしょうか。

これからクリアカード編が始まります。
監督やスタッフ、そして当時のキャストがほぼ再結集して制作されるのだそうです。
ここまでこの作品を愛した人たちがぞ続編を紡いでくれる…これほど嬉しい事はありません。
今は放送の始まる前までに何とか過去作が完走できて良かったと思っています。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

限界のない可能性がここにある この手に・・・

2000年公開のカードキャプターさくら さくらカード編の完結編

小学生の女の子の小さな恋の物語。

封印の代償は「大切な人への想い」

さくらは無の力の前に次々と目の前から消えていく仲間たちを見る。

今、

忘れられない大切な想いが、

この、十二点魔方陣を見よ!

Im'a dreamer ひそむパワー

私の世界 夢と恋と不安で出来てる でも想像もしないもの 隠れてるはず
空に向かう木々のようにあなたを まっすぐ見つめてる
みつけたいなあ かなえたいなあ 信じるそれだけで 超えられないものは無い

20世紀最後の魔法少女アニメ「カードキャプターさくら」の最終編

その瞳に焼き付けるべき名シーンがここにあります。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

72.1 2 2000年夏(7月~9月)アニメランキング2位
BRIGADOON[ブリガドーン] まりんとメラン(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (161)
821人が棚に入れました
時は1970年。大阪万博の開催まで一年をきったある日、東京下町の長屋に住む平凡な少女浅葱まりんは突如空に現われた異世界「ブリガドーン」からやってきた謎の生体兵器(モノマキア)に襲われる。その時、根津神社に御神体として祭られていたアンプルの中から別のモノマキアが現れ、まりんを救う。彼の名はメラン・ブルー。まりんを守るのが任務だという。二つの世界の運命をかけた戦いが始まる。
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

もっと認知されるべき

東京下町の長屋に住む13歳の少女まりんと
まりんを守る任務を負った謎の生体兵器(モノアキア)メランとの交流がメインのお話。


タイトルからほのぼのとした内容がイメージされるけど、実際は非常に重苦しい鬱展開が多い。
主人公まりんが肉体的にも精神的にも追い詰められる展開が続きます。
13歳の少女に対する仕打ちとしては、ちょっと脚本家の悪意を感じるレベルですが
ちゃんと救いは与えられてるし、どん底から這い上がる展開にカタルシスも感じられます。

{netabare}ただ、終盤のまりん失明→チートアイテムによりあっさり回復、更には新能力まで身につける・・
という展開に関しては、ご都合主義にも程があって正直擁護不能w{/netabare}

アクションシーンも満載で、やたらと流血表現が多いです。(グロって程じゃないけど)

また、伏線が多く張られていて、ラスト数話でドドーッと一気に回収する感じ。
肝心な部分はボカされていて、色々と想像の余地が膨らみます。考察好きにはたまらないかも。


主人公まりんはちょっとテンションがおかしな娘(笑)なので
最初は受け入れ難いものがあるかもしれません。
基本は明るく前向きな性格で、最終的には物語の主役に相応しいと思えるようになります。

そんなまりんの強さの源になってるのが、まりんの周辺の人物達。
長屋に住む人達は、血の繋がり、国籍、そして種族の垣根すら超えた深い絆で結ばれていて
まりんにとっての支えであり、家族であり、帰るべき場所です。
1969年という時代設定が良いんですよね。
地域間の繋がりが希薄になりつつある現代ではどうしても嘘臭さが出てしまうでしょうから。


最初に述べた通り、メインはまりんとメランの心の交流。互いの心を通わせていく過程です。
その点に関しては見事としか言い様がなく、ラストシーンの2人のやり取りは本当に感動的。

それにしても、本作はマイナーにも程がありますね。
放送年が2000年で古めってのもありますが、当時WOWOWで一度放送されたきりで
地上波での放送が一度もないというのが一番の理由だと思います。
もっと評価されるべき、というよりも、まずもっと認知されるべきです。本当に。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 28
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

夢の中の熱き純情。9話から観ちゃイカン。

原作監督・米たにヨシトモ、構成脚本・倉田英之

オープニングのフォルクローレな民族調歌声、すごく物語にあっていて伝承性が増して気持ちが惹きつけられますね。何度も飽きずに聴けてしまった。

ある日空からの謎の落下物とともに、頭上にはブリガドーンなる空中都市が浮かぶようになっていた。地上の下町に住むまりんは、神社の祠でロボットのような生き物を目覚めさせる。「生体兵器メランブルー」と名乗る彼が付き従うようになり、まりんは二つの世界のひずみに巻き込まれてゆく…。

ぐりんぐりんの目玉、13才には見えない眼鏡っ娘まりんのあんまりありがたくないパンチラネタ、設定の1960年代風味な駄洒落、アハーン?って口癖に閉口しつつも、何だか気になる勢いで始まりました。
メランブルーは全身タイツ姿の肢体の端々にメカがくっついたようなデザインで、ハイヒールのような脚の耽美さに反してストイックな堅い奴です。(´・_・`)お腹と尻は出しといていいのか。

まりんを囲む長屋の憎めない面々のキャラクターも、芸が細かく和ませられます。その手厚さに、てっきりまりんはこの世界における愛されキャラなのかと思いきや、次第に「みなしご+謎の武器用心棒持ちの貧乏少女」として学校で迫害を受け始める。
しかし登校拒否になったまりんに、まっすぐな優しい言葉を向ける長屋の婆さんのセリフ、ちょい百合入ってそうだったモエちゃんとの熱い友情、かっこいい先輩のセリフ…4話にて、これは善いアニメだ!!と断定しました。なんていうか…それぞれのキャラクター、脇役に底力を感じます。


しかし、9話のヤーラシサってばどう〜なんですか。
この回から見たら絶対、違う目的のアニメだと思われるでしょう…~_~;
{netabare}
( 銭湯でまっ裸 + 泡と縛りの攻撃 + 味方メカ「ポイクン」の運転方法…。
乗り物になる亀型生体兵器ポイ君、内部に生えてる
弾力のありそうな有機的突起ブツをギュッて握って運転するんすよ。子供が考えそうなデザインでしょ?って見た目で、ああいうことする…。意味わかる方がやらしいとでも言いたいんかーオイッ!){/netabare}


そして10話以降の不幸の連鎖には、すべての中心点にまりんがいるのは物語だから仕方ないのか?、虚構が時に冗談のように束になって襲ってくる、ユメウツツ。

それでも先が気になるのは、主人公たちの主張や心情が吐露される時の、本気の純情さにグッとさせられるからです。ここは冗談にしないで頂きたい、と見守るしかない。もっとも、一話ごとに展開が早いのでひとつの苦しみが解決されるのも手早く、次への引きも上手いのですが。宵越しの銭はもたねェぜ( ´Д`)y━・~~的な感じで、話をまたぐ鬱はもたねェぜ(T ^ T)という甲斐性(解消)ありです。

{netabare} そして16話での、メランの理性的な説得の中に想いが滲んでいる様子にはジワジワ泣かされましたよ…。またメラン、いい声なんす。定められたと思われた絆を一旦不確定なものとして揺さぶるところがシビアなドラマでした。

そんでもって17話以降のさらに怒涛の、世界の崩壊の連鎖と逆恨みにあてこすられるまりん。やりすぎなような、ここまでやらないとみなしご様式美として意味ないのか。
救っては落とし救っては落とし救っては落としの夜店の金魚状態。生き抜くのに必死な昭和の時代の苦労ドラマ成分を目一杯盛り込んであるのか?、避難した人達の生活や群像心理など、いやに生々しく執拗な描写もあるし。
けれど、まりんを助けた先輩はカッコ良く善い人だったし、逆恨みしたり差別した人の後の扱いもきちんと考えてあったと納得。あと、崩壊後の世界だからこそ自分のあり方に立ち返ったキャラもチラホラいて、悪くなるばかりじゃないな、とも。
先に書いたように、苦難にぶつかってもまりんは脱出する糸口に恵まれていたと思います。だからやっぱり夢のあるお話。{/netabare}

面白いのがトリックスターのように現れる、猫のようなブリガドーンの奴ら。全てを知って誘導しているかのようで、翻弄されつつ、どこか憎めない。こいつらのおかしみで、重い展開もどこか安心して観られました。


20話を越えると、まりんは顔身体つきは変わってないちんちくりんなのに、妙に女性っぽく見えるのが不思議です。苦労は女を磨くんでしょうか。
メランの同期で女性型のエリュンにも「あの女のために強くなったのか」って、あのオンナ呼ばわりされてましたが。全体的に飛ぶ戦闘の切れ味がよく、とくにエリュンとメランの戦闘シーンがカッコ良かったです。

最終話まで行って特別意外な結末でもなかったのですか、壮大のちに全てを大事にして終わった、熱く優しい話でした。
まりんとメランのラブストーリーがロマンチックに締められるなか、私が感動していたのは、登場人物たちのその後を描く中で、子供を失って逆恨みした人を最後まで忘れずに一瞬ですが描いていたところ…。(;_;)こういうところがとても響きます。



物語の舞台となっている1969年(昭和44年)はどんな年か
{netabare} テレビでは「サインはV」「8時だョ!全員集合」「ひみつのアッコちゃん」「サザエさん」放映開始、リストに「海底少年マリン」なんてタイトルもありましたがまりんとマリン?
漫画はドラえもん連載開始。
学生運動で安田講堂でブイブイ、アポロ11号で初月面着陸、高度経済成長の盛りで地方の過疎化と公害問題がいろいろ。そろそろカラーテレビが一般に出回る時代、作中に出てきたテレビはまだ白黒でしたね。
原作者の方は、人情味溢れるまりんたちの暮らしの時代から先を分岐点と表現したのでしょうか。 {/netabare}


この作品を知り観てみたいと思っていたきっかけは、 {netabare} ちょっと古いアニメ好きな人なら結構名作扱いしていることと、以前「ノエイン」感想サイトさんで地味に推されていたからなのです。

そう言われれば、異世界から来た訓練された大人型の守護者と、世界の鍵を握る子供の組み合わせってところ、共通ですね。守護者が感情表現が下手なところも。エリュンとコサギ姐さん似てるし。あと真面目な顔で全身タイツなところも。


端々のデザインの冗談みたいなぬくぬくした垢抜けない感じや、まりんの目玉のデカさのおかげで、オススメされていなかったら観なかったと思います。観て良かったよ、もちろん。観返すと思います。 {/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

愛と絆のハートフル(?)SFラブロマンス

主人公「まりん」は空に現れた異世界「ブリガドーン」からやってきた謎の物体に次々と襲われる。
神社に祭られていたアンプルから出現した生体兵器「メラン」が「まりん」を守り続ける・・・
というサンライズらしい激しいバトルも多い作品ですが、
基本的には少女と生体兵器という種を越えた愛と絆を描いた物語です。
1969年の東京を舞台にしているので、昭和ネタが満載。

子供向けらしくほのぼのかつフリーダムな展開に思えるのですが
主人公のまりんをいじめ抜いているのが特徴的で、鬱成分がちょっと強めなので要注意。
理不尽にしか思えない雑な鬱展開には、あまり良い印象はないですが
まりんがかなりハイテンションで前向きな女の子なので、そこまでは気にならないでしょうか・・・
まりんとメランやその家族の絆が、際だって魅力的に見えるという意味では良いのかなと。

波乱ばかりのストーリーですが、伏線が張り巡らされていて終盤まで明らかになりません。
とくにワケの分からない前半はほぼ全部伏線で、後半から尻上がりで面白くなる類のアニメ。
唐突すぎる超展開が多く、終盤で一気に伏線を回収する点も良いか悪いか微妙なところですが、
まりんとメランの絆の深さで全てが素晴らしく思えます。

主人公のまりんは「あっはーん」とか変な妄想を度々するので、あまり好きじゃなかったのですが(笑)
そんな彼女をボロボロになりながらも、必死で守り続けようとするメランは本当に良いキャラでした。
メランがまりんを通して徐々に人間の心を理解していき、終盤ではもう人間より人間らしくなる。
一番の見所はやはり最終回にある屈指の感動の名シーン。
それを見るためだけでも見る価値はあると思いますw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

68.5 3 2000年夏(7月~9月)アニメランキング3位
映画 おジャ魔女どれみ♯(しゃーぷっ)(アニメ映画)

2000年7月8日
★★★★☆ 4.0 (28)
297人が棚に入れました
 1999~2000年にTV放送された「おジャ魔女どれみ」「おジャ魔女どれみ#(しゃーぷっ)」の劇場用作品。TVアニメ版をもとに、魔女見習いとなった小学生の女の子たちの騒動を描いたオリジナルストーリー。怪しげで美しい花“ウイッチークイーンハート”。それは魔女界の不思議な花で、願いごとをなんでも叶えてしまうという。この花が咲く花園にたまたま入ったぽっぷとハナちゃん。ふたりはこの花に眠る魔力に気づくことなく、持ち帰ってしまうのだが…。

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ぽっぷ&どれみの物語

この映画の主人公はぽっぷです。ある日ひょんな事からぽっぷは親に愛されているのかが不安にまります。その理由とは何か?ご自身の目で確かめて下さい。映画といっても30分でサラッと観ることができますので是非。PS…この作品は♯40話の話を観る前に観ることをお勧めします。感動が増しますよ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

65.9 4 2000年夏(7月~9月)アニメランキング4位
サウスパーク/無修正映画版(アニメ映画)

2000年8月12日
★★★★☆ 3.7 (24)
98人が棚に入れました
全米ケーブルテレビで史上最高の記録を打ち立て、アメリカ中を熱狂させたテレビアニメの映画版。小学生グループを主人公に、彼らの過激な言動をシニカルな笑いで包んでゆく。かわいい顔をした少年たちから発せられる、下品でアブないセリフに爆笑。コロラド州サウスパーク。スタン、カイル、ケニー、カートマンの小学生4人は、カナダのコメディ映画で覚えた下品なセリフを使いまくっていた。それに不安を覚えたPTAは、映画を制作したカナダを糾弾。アメリカ対カナダで全面戦争に突入する。

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

チンコ マンコ クリトリス

チンコ マンコ クリトリス ゲイ アナルセックス
なんて素敵な響きだろうか。とは思えんがこんなもので気を悪くする必要は無い。
ルネサンス時代の幕開けはデカメロンというエロ本だった。卑猥な言葉と人間復興は同じ事だ。キリスト教が世界の中心にあった中世では現世とは神がこの世界を創り最後の晩餐による裁きが行なわれるまでの苦行である。我々人間は現世では幸せになってはいけない、あくまでも天国に行くための過程でしかなかった。

ルネサンス時代の価値は肉欲的なものの増加、性に対する人間の動物的な欲望が存在する事とそれを認めることから来る思想革命だと思う。しかもそれが反転して欲求から理性へと還る過程がルネサンス時代にはある。
時代の名画はその肉欲の中に人間の理性が入りこんでいる。

サウスパークが行なった事は現代のルネサンス革命・作中ではレジスタンス運動と言っているがもう一度人間に還ろうと言う事だ。

今の日本も全く同じ。児童ポルノ法が可決されそうだが何処まで適用されるのか?二次元にも法が適用されればアニメ・漫画業界はある程度の自粛を余儀なくされるだろう。こんな法律いらないと個人的には思う。世の中って規制はあっても緩和はなかなか無いし、他のものも規制対象になって行くのだろう。マジでチンコ・マンコ・クリトリスなんもかんも駄目に成ってきている。

規制する事はもしかしたら正しい事なのかもしれない。単純に知らない事によって純潔であるのは分る。知らなければ出来ないから人間は。だけれども一番良いのは自分達がちゃんと子供たちを見ている事じゃないのか?

性知識とか知ると試したいかもしれない。売春が流行った理由には売春という情報を社会が流した事だろう。でも重要なのは売春に対してそれがいけない事だとちゃんと伝えなかった事だし、大人が子供たちの事をちゃんと見てあげなかったからではないのか。クレヨンしんちゃんをPTAで取り上げる暇があるなら自分の子供に目を向けてやれよ。

この作品は意図している事は社会は臭いものに蓋ばかりしているけど蓋したら社会の発展は無いし、それよりも社会がちゃんと一人一人を見てあげなきゃいけない。

それと下ネタが多いからこの作品駄目なのは分るけどそれを評価のように言うのはおかしい。この作品の下ネタは下ネタではない。。別に表現の自由って言葉に置換えても良いんだろうけど堅苦しいし意味が無い。あえてちんこ マンコ クリトリスという言葉を使用することでそれを自由を表現している。最後に汚い言葉が敵を倒すのは自由によってああいう奴(サダム・フセイン)を倒す=自由主義の勝利を表している。と思う。

最後にサウスパークの作り手殺害予告とかされているからそれも評価して欲しい。ある意味自由に対しては一貫していて何でも許されるスタンスでいる。だからこそ宗教や個人に対して攻撃するし逆に自分達が攻撃されても気にしない。動画も無料で配信されていてその辺もなんでもござれの考えかたしている。作品自体が個人の思想よろしく!だから嫌いな人も多いし自分も理解できない話も多いがそれも含めた評価をして欲しい。

日本ではあまり見られていないが見るべきアニメ映画ランキングでは必ず上位に来る名画でもあるのでぜひ観てください。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 20

Ютеру さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

想像を超えた作品

下品さ、ストーリー展開、軽快さ、ブラックジョーク、社会風刺の全てが、想像を超えるレベルでバランスがとれていて驚異的です。すごいの一言につきます。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

65.4 5 2000年夏(7月~9月)アニメランキング5位
劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI(アニメ映画)

2000年7月8日
★★★★☆ 3.6 (139)
988人が棚に入れました
美しい高原の街「グリーンフィールド」に父親のシュリーと共に暮らすミーという少女がいた。

ある日、父親が遺跡の調査中に行方不明となった。父親が残した奇妙なカードをミーが並び替えた時、謎のポケモン「アンノーン」と共にエンテイが現れた。

一方、サトシたちも旅の途中で「グリーンフィールド」を訪れていた。突如グリーンフィールドがクリスタルで囲まれたことに困惑するサトシ達の前にエンテイが現れ、偶然現場に居合わせたサトシの母親を連れ去ってしまう。

サトシは母親を救うため仲間と共にグリーンフィールドの中心に出来た結晶塔へ向かう。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

虹がうまれた日

あるお屋敷の女の子、ミイはお父さんが大好きなのだけれど仕事が忙しくなかなか遊んでもらえない。
お父さんは考古学者でアンノーンの研究をしていた。
その日も貴重な遺跡が見つかったとの情報が入って急遽、現地に行かなければならなくなった。
「なるべく早く帰るよ。」と約束を残して出て行ってしまったきり、戻ってはこなかった。
彼は遺跡調査中にアンノーンに取り込まれてしまったのだった。
アンノーンは独りになってしまったミイの寂しさにも反応した。
その力は凄まじかった。ほとばしる力は波状に広がっていく結晶により辺りは凍結してしまった。
結晶は部屋を覆い、扉を抜け、屋敷全体を覆ってしまった。
まさに花のようだった。
左右対称に造られた屋敷の両端の塔のように伸びた部分は2本のめしべであり、
それを中心に大きく広がる結晶は色も赤くとてつもなく大きい花弁のように見えた。
アンノーンの力は屋敷をミイだけのものにし、さらに父親としてエンテイを造った。
彼は言う。「ミイが望めば何でも手に入るよ。」ミイは母親を望んだ。
それにエンテイは応えなんとサトシのママを連れ去ってしまったのだ。
サトシたちははたしてママとミイを助けることができるのでしょうか。

話の骨子について{netabare}
このお話の題材が冨樫義博さんの漫画『レベルE』で用いられていた1920年代イギリスで起こったロバート一家の事件に似ていました。
この事件が本当にあったかはわかりませんが、まあ似ていましたw
ロバート一家は夫と妻、そして6歳の女の子のごく普通の三人家族。
ただ一つ異質なのは夫と妻の仲がすこぶる悪いということ。
ある日の夕食前にまた夫婦喧嘩勃発かと思ったら急に夫が消えてしまった。
あまりの出来事に驚きながらも妻は警察に届け出たがもちろんとりあってもらえず
数日がたち妻も少女も憔悴しきったところに突然夫が消えたときと同じ姿で現れ彼女らを抱きしめ号泣し始めた。
妻は夫をなだめながらどこに行っていたのか聞くと夫は「娘の心の中にいた」と答えた。
「娘の心の中で自分と妻がどれだけ恐ろしく醜くいがみあって見えていたのかを思い知らされた。」

極度のストレスによって引き起こされた超能力現象です。
6歳の少女が父親を潜在意識内に移動させたというお話です。
骨組みはほとんど同じですね。なにか元になっているものがあるのかな。{/netabare}


本作はポケモン映画第3作目です。
この映画は一つの分岐点だったと思います。
これ以降のポケモン映画の多くの伝説のポケモンは小さく可愛くなって、
さらになんだかよくわからないマシーンにやられてそれをサトシ達が助けるといったストーリーに変わります。
だからポケモンバトルがメインになっていて作品として見応えのある面白いものはミュウツーと本作だと思います。
それも今みたいにCGをばりばり使って技を綺麗に見えるようにするのではなくて
カメラワークなんかを工夫しながらポケモンをグッと動かしてよりイキイキとみせくれます。
そこがこの映画の醍醐味の一つです。

本作は雰囲気も非常に良いです。
雰囲気、空気感とでも言いましょうか、綺麗でありながら切ない印象を与える結晶を背景に繰り広げられていく物語、
ときにはアンノーンの力で空想を現実に持ち込んできてしまう、この入り組んだ世界観がなんとも心地良いです。
話の作りも決して雑ではないので飽きたり、辟易することはありませんでした。

op,ed共に良かった!
やっぱりopは主題歌をバックにバトルですね!ここは変えないで欲しい。
edは曲は少し悲しさ含んでいて、アニメーションはサトシ達の旅のゆったりとした情景です。これも変えないで欲しいw

ファンタジーに包まれた少女の苦悩の解放を描いた物語。
悪くない一作です。


{netabare}

独りよがりな考察

結晶に包まれた屋敷は花がモチーフになっていました。
2本のめしべはおそらくそれぞれ失ってしまった父親と母親を示しているでしょう。
屋敷内で父親としてエンテイを求めたことそして母親を求めたことから
話が進むにつれて閉じていく花弁がすでに屋敷内に欲望を満たすものが揃ったことを語っています。
構造だけ見れば「花」そして「人を寄せ付けない水晶」は『Sleeping Beauty』のような気もします。
水晶は満たされた屋敷内の時空間凍結のメタでもあると思います。永遠のひととき。
本作はこれまでのポケモン映画の中ではなかったほどに幻想的特色を帯びた作品でした。
ミイの服装もおそらく意図的でしょう。青と白のドレスと言えば、アリスです。
ディズニーがアニメーション化したことで広まったこのイメージ。
本作ではファンタジーの世界に入るということでこれを借りてきたのでしょう。意味もなくあの服装ではなかったということです。


話の方も構成はとても良かったです。
戦いばかりにならず、話し合いばかりにならず、しっかりと柱を建てつけたストーリーでした。
リザードンかっこよかったです!いや、ホントかっこよかった。
ちょっと涙が滲みましたw サトシのためにはるばる飛んでくるなんて。ヒトカゲの頃から知っているからグッときてしまいましたw
タケシやカスミの先に行け的なシーンも良かったです。僕は好きでした。
ミイの前に立ちはだかる2人が急に人が変わったように見えるほどかっこよかったです。ちょっとドキッとしました。
ぜんぜん関係ありませんがカスミは髪をおろした方が可愛いですよねw

アンノーンは一体何だったのでしょう。
ポケモンの謎には好奇心がくすぐられます。


{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 9
ネタバレ

セレナーデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

全アニポケ映画短文感想

うっかり全部観てしまいましたので、まとめて評価したいと思います。1~5点で採点。以下常体。

{netabare}第1作 ミュウツーの逆襲 4.5点
追加シーンの入った完全版があるけど、作品としては通常版の方が好き。
やっぱりオープニングシークエンスは10分以上あるとダレる。

第2作 ルギア爆誕 3点
観光客に肉体労働させる理不尽な祭りの儀式に強制参加させられて文句ひとつ言わないサトシさんマジイケメン。
ヒールが後半空気だけど、サトシさんの行動の目的が「宝を集める」に一貫されてるのでカタルシスはある。

第3作 結晶塔の帝王 5点
芯が通った作品は面白い。

第4作 時空を越えた遭遇 2点
タイムスリップ要素の押しが弱い。ヒールも実は過去からやってきたくらいの設定はあってもいい。

第5作 水の都の守り神 3点
手堅い出来。「心の雫」なるキーアイテムが終始物語の動向を支配してたのは、キーアイテム然としててよろしかったかと。

第6作 七夜の願い星 4点
今年のアニポケ映画がこれくらい面白くなりますように。

第7作 烈空の訪問者 2点
キャラ多すぎ。欲張って面白みを増やそうとするからこうなる。作画もこれがシリーズ最低。
半ばにあった機能停止都市でのサバイバルはB級映画の雰囲気でワクワクした。

第8作 波動の勇者 2点
評判いいから期待してたけど全然フックにかからなかった。テーマは明確でも、話にメリハリが足りない。
具体的に言うと中盤に展開がない。アーロンさんがルカリオさんをかばってたことなんて冒頭ですぐ分かるのに、道中ルカリオさんは「アーロン様は裏切った、人間信じられない」とか言って同じフラグを立てまくる。終盤までずっと「アーロンは実はいい人」とだけ言い続けられてるようで、いい加減しんどくなってしまった。
あと「時間の花」なる便利アイテムで過去の出来事を発表していくのも機械的で面白みに欠ける。

第9作 蒼海の王子 4点
販促ハンデに負けずよく丁寧に作りあげた。
一見なんとかレンジャーの登場で低年齢層向け臭がキツいけど、心情表現は直截的なそれを避けており、キャラのリアクションに情緒ある余韻を生み出している。
これはこれで、考えて脚本書いたんだなという感じがした。全体の構成もよかったと思う。
ただし最後の舞空術はやりすぎ。

第10作 ディアルガvsパルキア 3点
お話はあれだけど、雰囲気がいい。控えめで、不気味で、厳かな音響演出にシリーズ異色の味わいがある。
それだけで、割と好きと言えてしまったりする。
キャラの掛け合いもけっこう好み。

第11作 氷空の花束 3点
お話はあれだけど、今度はシェイミさんのキャラがいい。生意気で、図々しくて、ツンデレな性格にシリーズ屈指の愛嬌がある。
しかし変身能力は正直要らない。見れば見るほどなんだあのデザイン。

第12作 超克の時空へ 2.5点
微妙に面白くない。なによりアルセウスさんが意外に非力で肩透かし。創造神たる存在が水銀で溺れ死にかけるとかどうなの。美輪さんだったら水銀くらいオーラで蒸発・無毒化させると思う。ていうかアレは水銀なのか。

第13作 幻影の覇者 2点
要素盛りすぎ。もっと添削できる。開幕のスポーツの件はいらない。スパイのねーちゃんもいらない。三犬は絶対いらない。
残るのはセレビィさんとゾロア親子だけど、なんならこれもどちらかひとつに絞れそう。
ゾロアのかわゆさだけが救い。

第14作 黒き英雄(白き英雄) 1点
ぶっち切りでつまらない。話はなかなか動き出さないわ、動機作りは突貫工事よろしくの粗雑さだわ、ヒールは若気の至りで世界を滅ぼしかけるただの迷惑な青二才だわ、なんでこんな箸にも棒にもかからない仕上がりになってしまったのか、現在事件事故の両面から調査中です。

第15作 キュレムvs聖剣士 3点
思ってたより悪くなかった。ポケモンの擬人化が濃厚で低年齢層向け臭は特にキツいし、もっと面白くできたとも思うけど、シリーズの中ではテーマがブレてない方。ケルディオさんが一人前になるまでの物語にひたすらプライオリティを置き続けてくれたので、カタルシスを得ることができた。
そういう意味で、サトシさんにクライマックスを任せなかったのはいい判断だったと思う。

第16作 神速のゲノセクト 2点
副題詐欺。
ビル街でのバトルはちょっとよかった。けど、それだけ。

第17作 破壊の繭 2点
なんちゃってもののけ姫。こっちのシシガミ様は考えなしに人をヒョイヒョイ助けるから困る。

順位
一位 結晶塔の帝王
二位 ミュウツーの逆襲
三位 蒼海の王子
四位 七夜の願い星
五位 ディアルガvsパルキア
六位 水の都の守り神
七位 氷空の花束
八位 ルギア爆誕
九位 キュレムvs聖剣士
十位 超克の時空へ
十一位 烈空の訪問者
十二位 時空を越えた遭遇
十三位 波動の勇者
十四位 幻影の覇者
十五位 神速のゲノセクト
十六位 破壊の繭
十七位 黒き英雄

■総評とか

なんて懐古厨の血にみなぎった採点。

けどやはり『結晶塔』と『逆襲』が頭ひとつ抜けてると思った。シナリオ・演出ともにハイクオリティで他とは格が違う。

中でも、シナリオが、私的面白作品の十分条件である「描きたいテーマの明確さ」を高い水準でクリアしてたことがポイント高い。『結晶塔』だと「ミイの”家族”への渇望」がドラマの中心となってた。脇役のバトルやリザードンさんの救援など様々な面白みがあるけど、それら全て「ミイの”家族”への渇望」のドラマの土台の上で展開されている。ミイが持つドラマの影響を受けずに役割を与えられてるキャラは一人もいない。全てが、家族を慕う余り作り上げた虚構にミイが気づくまでのドラマの一部であり、そのスタイルが徹頭徹尾貫かれている。そういう意味で、『結晶塔』と『逆襲』は芯が強い。だから面白かった。

あと、冒頭をナレーションに任せなかったところも地味に感心した。他の作品だと、運昇さんのナレーションだけで、サトシさん一行が目的地へ赴く動機や、登場人物のバックボーンをペラペラ説明して勝手にストーリーを進めることがある。だけどこの2作は、事件の発端はきちんと風景で表現して、かつナレーションは最低限に抑えており、ナレーションで不要にストーリーを進めることはない。この手法が「ツカミの巧さ」に繋がってると思ったし、作品の満足度自体にも少なくない影響を与えてるとも思った。

一方、不満で終わった作品は近年のものに集中した。やはり、テーマがブレてたり余計なドラマが多かったりと芯の軟弱さを感じたものが多い。結局何を言いたいのか分からない。明らかに主役ポケモン(伝説のポケモン)を無理に複数採用するスタイルが祟ってる。原作ゲームのイベントの一環とは言え、作品のクオリティが下がるのは恨めしい。

順位について。
四位と五位の間にはかなり開きがある。二位と三位の間にも開きがあるけど、それ以上。
五~九位は五十歩百歩。形だけでも『ディアパル』がTOP5入りしたのは自分でも意外。
十一位~十四位もどんぐりの背比べ。
「良」と「悪」のボーダーラインを設置するなら九位と十位の間。{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ポケモン映画 第3弾

アニメレビュー 懐かしシリーズ

この作品も小学生時代ポケモンにハマってた時期に公開された映画

個人的にはミュウツー>エンテイ>ルギアといったところ

エンテイ、アンノーン...名前見ただけでほんと懐かしいです

内容はほぼ覚えていませんがなかなかだったと思います

エンテイのぬいぐるみをお気に入りにしてたのは恥ずかしい思い出(笑)


ED「虹がうまれた日」個人的に良曲です^^

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

65.4 5 2000年夏(7月~9月)アニメランキング5位
ルパン三世 1$[ワンダラー]マネーウォーズ(OVA)

2000年7月28日
★★★★☆ 3.7 (76)
434人が棚に入れました
1カラットもない安物の指輪、マルケスの記念指輪がニューヨークのオークション会場に出品された。呆れ返る衆人をよそに、一人の紳士が百万ドルの値を付けるが、1$差でバンク・オブ・ワールド頭取のシンシアに競り負けてしまう。 そこへ銭形警部が現れた。 シンシアと競り合っていた紳士の正体はルパンだったのだ。 ルパンは指輪を奪い逃走しようとするが、シンシアの部下ナビコフに奪われてしまう。指輪には、持っているだけで世界の王になれるというブローチの所在を示す秘密が隠されていて、シンシアもそのブローチを狙っていたのだ。 ルパンと次元は、宗教にのめり込む五ェ門と共にバンク・オブ・ワールドに忍び込んだ。
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
「世界の王になれるブローチ」をめぐる頭脳バトルと殺し合い。

【成分表】
笑い★★★★☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★☆☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳☆☆☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル12作目(2000)、ルパン中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。ハラハラドキドキ系ルパン。

【あにこれ評価(おおよそ)】
64.3点。

【個人的評価】
一番スタイリッシュでカッコいいと思ったルパン。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 アルカトラズコレクションと似てる、と思ったら連番でした。
 よくわかっていなかったけど一番「かっけえ」と思ったルパン。
 「ルパン死んだかと思ったランキング」でも上位。

 幼い私には「こいつは対人地雷でなあ、動いたら蜂の巣だ」という発言の意味が分からず、「たいじん?ぎらい?この四角い箱はこの人たちのことが嫌いだから、なんかまあ動いちゃいけないんだな。この箱が蜂の巣に変形して襲ってくるのかな」と思っていた。
 でも今思い返すと、多分その箱はクレイモアだった。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 6

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ルパン TVSP12

2021.8.7 視聴完了。

オークションで安物の指輪を1ドルの差で競り負けたルパン。
その指輪には実は秘密があり・・・
と、物語は始まる。

それなりに面白かったし
何よりもシンシアの演じた小山茉美さんが素晴らしい。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ビジネスです

手に入れた者は世界の王になれると言われている幸運のブローチをめぐってストーリーが展開。
経済をテーマに駆け引きや交渉をメインとして楽しめる内容でした。
ラストシーンがすごくかっこいいです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

65.1 7 2000年夏(7月~9月)アニメランキング7位
風を見た少年(アニメ映画)

2000年7月22日
★★★★☆ 3.6 (10)
63人が棚に入れました
作家C.W.ニコルの同名原作をアニメーション映画化した、ファンタジー・アドベンチャー。不思議な力を持つ少年が繰り広げる、愛と闘いのドラマを描く。空や海、緑の大地など雄大な自然を描いた映像美、そして主人公・アモンが身を任せて空を舞うシーンは感動的。声の出演に安達裕美、前田亜季、戸田恵子、夏木マリ、内藤剛志。不思議な力を持つ“風の民"の末裔、アモン。闘う事を知らない無垢な少年は、独裁者プラニックの野望を打ち砕くため、封印された“力"を解き放つ。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

知ってほしい名作。

この映画を観たときに、なんて面白い映画なんだろう!って思った。
けれど2,3日してから「あにこれ」を覗いてみても、レビューは一件もなくてすこし残念だった。
この映画がそれほど有名な作品ではないのか、はたまたつまらないのか。
どちらにしろあまり話題にならないことが僕にはうまく信じられない。心の底から面白いと思うのですが。

"かつてここには「風の民」がいたんだ。彼らは空を飛んだんだよ。
アモンはハンベルの町に住む男の子。動物と話せることができた彼はそれだけでも十分特別だった。
彼の不思議な力に両親が最初に気がついたのは、街の路地裏で弱った動物を見事に回復させたときだった。
アモンのお父さんはこれを「光遊び」と呼び、研究者でもあった彼はその力の解明に没頭した。
それに目をつけたのは、総統のブラニックだった。この力は兵器に転用できると、そう睨んだ。
危機を感じた父フリッツは、息子と妻を連れて車で逃げ出す。しかし、すぐさまブラニックの武装親衛隊である金蛇隊が追ってくる。
必死に逃げる間、フリッツはアモンに言う。「他の人の前で光遊びはしてはならないよ。これは父さんとの約束だ。」
次の瞬間、山から下りてきた鹿の親子を前にフリッツはハンドルを切る。彼らを乗せた車は崖を深く落ちていった。
アモンだけが助かった。そして彼は捕えられた。

飛行船に乗せられている途中で語りかけてくるものがいた。
外に出ると一羽の黄金の鷲が飛んでいた。彼は言う。「自由になるんだ。」「お前には風の音が聴こえるはずだ。」
アモンは目を閉じて耳を澄ませる。「うん、風が唄ってるみたいだ。」
古の民が見た黄金色の風をアモンも目にする。その風は彼を包み込み、彼の体はやがてゆっくりと宙に浮いた。
だんだんと高度を上げ、飛行船から離れていくが、落ちてはいない。彼はほんとうに飛んでいた。
親を亡くし、故郷に居場所がなくなったこどもの冒険が幕を開けた。"


2000年の夏に公開された『風を見た少年』。
そのストーリーは、冒頭は上のような悲しいながらも、これからの物語の展開をわくわくさせてくれる形で始まる。
でも一般的な感動ものや少年の冒険活劇には終わらないのが、この映画が他の作品と一味違うところだ。
もちろん、少年アモンはこの物語の中で大きな成長を見せる。
初めは、気弱で、めんどくさがりで、腑抜けのようなこどもであったけれど、だんだんとタフな少年へと変わっていく。
それは彼の言動や行動にはっきりと表れてくる。信念を見つけ、だれかを助けてあげられるまでに、彼はたくましくなる。
たくさんの経験をし、成長していく彼の変化にはだんだんと好意を抱かずにはいられなくなってくるくらい、掛け値なしにアモンは良い子なのだ。

けれど彼の運命は過酷だ。
両親は殺された。飛行船から抜け出した後に彼が行き着く穏やかな村「イルカ岬」もブラニックの手により粉みじんにされる。
どこぞの者と知れぬガキを温かく迎えてくれた同年代の女の子マリーとその母親がいた村はもうない。マリーの母親も殺された。
この他にもまだまだたくさんある。それでもアモンはマリーの手を握って一生懸命に前を向く。
やっと手に入れることのできた自分の居場所を守るためにも。後に金蛇隊にさらわれたマリーを迎えに行くために。


僕らは、世の中の不条理なことはある程度受け入れていかなければならない。
しかし、理不尽な暴力(または体制やその権力)によって虐げられ、不等な立場に置かれることを黙って見過ごすわけにはいかない。
アモンは運命に身を焼かれながらも生き、必死に戦う。ブラニックを絶対に許すまいと、マリーを助けると心に決めて。
アモンとブラニックの間接的な接触で描かれてきたストーリーも、最終的にはこの2人に収束する。
アモンは英雄的行為を成す。しかし、それが決してハッピーエンドに終わらないところこそ、この物語が僕らに示す"なにか"なのだろう。
そう、少年の冒険活劇とは明らかに異なってくるのだ。この痛切な物語を僕はどう受けとめたらよいのか、非常に考えさせられる。

1人の少年の成長とその太陽のような心は、じんわりと胸に沁みる。
物語の中で、アモンの人間性なるものの推移は、この話の中でとても上手く語られている。
話の中に登場させる、実にいろいろなものや細かい出来事、脇役たちもこれ以上ないくらいに完璧だ。
この映画をどこかで分割することはできない。部分部分では描かれず、ひとつの作品としてくっきりと描かれている。
90分という長いスパンでたったひとつのことを語っている。アモンのことだ。
だからこそ、この物語は素晴らしいものとなったのだと思う。
僕らはその物語を、ひとつの世界の中で流れていくようすを、水を見るようにしてその総体を見、
また裏に渦巻くさまざまなことに、風の歌を聴くようにして耳を澄ませる。そうすることが正しいように思える。

この作品が、たくさんの教訓(ひとつでも構わないのだが)やテーマに伝えるだけの価値があったことも、物語の完成度が高いことももちろん評価できる。
でもやっぱり、そんなことを考えずともこの映画は感覚的にも、面白いことはもちろんです!絶対に面白い!
「少年の冒険」的視点で観てもらって一向に構いません。でも観終わった後に残る感触は違ってくる。それを感じてほしい。

このレビューを読んだ人で、実際に観てくれる人がいたらすごく嬉しい。もし同じように楽しめたなら、さらに嬉しい。
布教しているわけではないけれど、本当に面白いから興味と時間さえあれば観てみることをお勧めしたい。
一見の価値は十分にありますよ。






余談

この作品に登場するブラニックと金蛇隊にはモデルがいる。
ブラニックは総統であり、しかしそうでありながら軍人のような恰好しているとこを見ると、ヒトラーをモデルにしているだろうと思う。
また、彼の支配する金蛇隊、またブラニック自身の被る帽子にデザインされた雷マークは、ナチス親衛隊のマークによく似ている。
「ハンベル」の町も、おそらくドイツの都市である「ハンブルク」からとったのだろう。

原作者のC.W.二コル氏は、1940年7月17日生まれ、彼がまだ幼かった頃に起きた戦争によって父を亡くした。
当時は母親とイングランド東南部に住んでおり、ナチス空軍の襲撃に怯えていたという。
作中に登場するこれらがヒトラー率いるナチスによく似ていることは、二コル氏の体験に深く結びついていることは明らかだろう。
また、二コル氏はナチュラリストとしても著名で、積極的に環境問題に取り組んでいる。
彼の自然に対する愛は、アモンの手にした力や動物と話せるところに反映されていると見ていい。
僕らの世界にはいない動物や、「イルカ岬」の独自の文化の描写にもそれはある。
非常に辛い経験と豊かな経験がこの作品の土壌となっている。
まだイノセンスが剥き出しなままの1人の少年を通して描かれるのにも関わらず、
残酷で力強い物語であったのは、彼の人生そのものが厳しく、またアクティブなものであったからなのだ。
そう考えると納得できるし、良い物語であることは変わりない。ほんとうに良い物語だ。


{netabare}

夭折した少年は最後、飛行艇の爆発とともにもうひとつの太陽になる。
黄金の鷲は言う。「風の民はみんなの中に生きている」と。
「風の民」またはアモンとは一体何者だったのだろう。
動物と言葉を交わし、金色の風をみることができ空を飛ぶことができる。
そしてアモンは最後ブラニックの中に入り、愚かな行為に歯止めをかける。そしてブラニック(あるいはヒトラー)を殺す。
「風の民」またはアモンは、自然と一体となった存在だろうとも思うが意味合いとしては少し異なる。
物語の中での彼の意味まで考えると、正義の心そのものだということに思い当たる。
風の民はみんなの心の中にいるということ、その言葉が示すものを追及するところにその答えはありそうだ。
アモンは、街のみんなを助け、元気づけ、自由を勝ち取ることに力を貸したし、自ら危険なところに飛び込み、英雄となった。
正義とは、人の正しさとは、誇るべき行動というのは、こういうことだと体現したのはアモンだ。
怯えていてはいけない、人の好きなようにさせてはいけない、不等な立場に置かれることになれてはいけない、見てみぬふりをしてはいけないと、彼はこどもの貧弱な体一つで見せた。
マリーは最後、天国のアモンに向かってこう言う。「アモン。―私忘れないよ。」
アモンのことを忘れないということは、彼のしたこと成したことをいつまでも忘れないということ。
それは単純にアモンという1人の人間を忘れないという意味でも捉えられるが、ここにはもっと深い意味があるような気がした。
つまりだ、正義や善というのは非常に曖昧で、時代と環境によってその価値や意味が変化してしまうが、
それは少なくともこういうことだとアモンが示してくれた答えを忘れないということ、それが「風の民」がみんなの心の中にいて、マリーがアモンのことを忘れないと言った最大の意味なのではないかと僕は思う。
アモンのことを忘れないということは、その正義の振る舞いも忘れないことと等価なのだ。
「風の民」とは古来からそういった人種だったのではないか。何よりも守るべきものをちゃんと守ることのできる人達。
アモンもまたその一員だったのだ。そう思うと滅びた理由もなんとなく分かるし、すごく悲惨であったことを想うと辛くなる。
しかし、アモンは役目を果たし、大切な人を救うことも、ブラニックに救済してあげることもできた。
彼がこの街にしてくれたことを誰も忘れない。ぼくらはアモンが見せてくれた勇気ある行動を後世に伝える。
そうして脈々と受け継がれていく意志は絶対に死ぬことはない。またそれは象徴となって太陽の隣で彼それよりも輝いている。




{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 12

64.7 8 2000年夏(7月~9月)アニメランキング8位
エスカフローネ Escaflowne The Movie(アニメ映画)

2000年8月24日
★★★★☆ 3.7 (58)
345人が棚に入れました
生きる理由を見失っていた女子高生のひとみは、ある日異世界ガイアへと連れて行かれ翼の神と呼ばれるようになった。黒竜族と戦うアレン率いるアバハラキの一団と同行する事になったひとみは、黒竜族の総帥フォルケンの弟であり、竜の鎧エスカフローネを動かせる竜族の末裔バァンという青年と出会い惹かれるようになる。

ato00 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

TV版はリセットしましょう。それでも「んっ?」です。

TV版との違いが甚だしい。
TV版は「ちょっと」でしたが、こちらは「ちょっとちょっと」という感じ。

尺が短いためか、登場人物の「なぜこんなことを」な場面が多く、???状態です。
また、私にとってはグロ表現大もマイナス要因です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

テレビ版とは違うのだよ、テレビ版とは!

[文量→盛り・内容→系]

【総括】
テレビ版のスピンオフ、な劇場版。キャラの容姿や名前、世界観には共通点の多いものの、それぞれの設定は全く異なります。

テレビ版とどっちが面白いかとかそういう問題ではなく、これはもう、別のアニメですね。エスカフローネとエスカルゴくらい違います(あまり上手くないw)

テレビ版のファンが、別の味付けで楽しむ分にはアリだと思いますが、ご新規さんにはこっちからは入って欲しくないな~。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんとなく、テレビ版のエスカフローネはリアルロボットで、劇場版のエスカフローネはスーパーロボットっぽいという印象。作画の違いにより、重量感が増したことと、兵器としての運用というより、世界を救う神としての側面がより強調されたというか。テレビ版のフォルケンが結構好きだったので、劇場版はやや残念でした。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 7

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TVとは違うが、それはそれで!

私の場合、最初にこの「劇場版」を
見てから、暇な時にTV版を見たので、
どちらも十分に楽しめました。
この劇場版は、制作費をかけて
いるのでビジュアルや演出が凝っていて、
十分に見ごたえがある。
(異界を象徴する異人やその町並み)
エスカフローネは、ロボット物ではないが
ロボット物に近い設定が独特で、
その演出がこの劇場版のグレードを引き上げている。
(特にエスカフローネは竜型にも変形するので)

ただ、登場人物が多い分
それらの出番は少なくなる分
舌足らずになるのは否めない。
TV版との比較されるのは仕方ないが
単品としてはそれなりに楽しめる作品。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 6

63.7 9 2000年夏(7月~9月)アニメランキング9位
デジモンアドベンチャー02 前編・デジモンハリケーン上陸!! 後編・超絶進化!! 黄金のデジメンタル(アニメ映画)

2000年7月1日
★★★★☆ 3.6 (59)
369人が棚に入れました
夏休みにアメリカのミミの元へ訪れたタケルとヒカリ。しかし、突如ミミが消えてしまう。同じ頃、日本にいた太一やヤマト達も姿を消してしまう。アメリカから送られてきたヒカリの救済のメールで、大輔、京、伊織はアメリカへ行く。そこでウォレスという少年と、そのパートナー・グミモンに出会うが…。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

負の感情の権化―孤独―

ニューヨークへ遊びに来ていたミミとタケルとヒカリ。
ヒカリはそこでデジモンの泣く声を耳にする。
それと同時に突然ミミがタケルとヒカリの前から姿を消してしまった。
ミミを筆頭に他の選ばれし8人の子どもたちも次々と姿を消してしまう。
後に残るのは風の通り過ぎてゆく微かな音だけ。
「泣いているデジモン」はウォレスと対峙する。
彼が育ての親のはずなのに、探し人なのに、目の前にいるのが誰か分からず攻撃をする。
ウォレスのパートナーであるグミモン(テリアモン)はそいつから彼をを守るため戦う。
かくして急に去って行ってしまうデジモンにウォレスは言う。
「あの花畑―summer memory―で待ってるよ。」

小さい頃に観ました。怖くて、不気味な記憶しかありませんw
改めて今観ても不思議な映画です。子ども向きではないです。それにしてはあまりにも陰鬱です。
「デジモン映画」としては微妙、「アニメ映画」としてはそこそこ面白いな、と思いました。

観終わると茫漠とした余韻のようなものが残ります。
映像に適度な抑揚はありますが、基本はゆったりとした流れです。
バックにかかる音楽もギターを基調としたセンチメンタルなものが流れています。
今回の主人公のウォレスとグミモンもとてもゆっくりとしゃべります。
これらは本作がこの2人の要素を色濃く反映してるためではないかな、ってちょっと思いました。
主人公として際立たせるためでもあり焦点をブレないようにするために。
しっかりとした世界観を持った作品です。
そしてこの空気がどこか含みを持っているようにも、また悲しさを帯びているようにも感じさせ、
不思議な余韻を風の落し物のようにそっと置いていきます。ちょっと不思議な作品です。

ストーリーの構造は至って単純でしたが、この映画はどこか捉えどころのない世界観を含んでいました。
話が進むにつれてどんどんお花畑に近づいていくのと同時に「泣いているデジモン」の
内的な空間にも近づいていくことになり、「泣いているデジモン」とその空間が
ダイスケ達と同様に画面の外から観ている僕らをも混乱させます。
ふわぁーっとしてると「結局なんだったんだ。」となってしまいます。
でもそこは制作側の虚構の描き方の上手さを褒めるところです。
一見すると掴みどころがないような、そんなところが好きです。
なんか好意を持ってる女の子の好きなところを言ってるみたいな感想だなあw

本作の中軸を担うのは「泣いているデジモン」でした。
ある程度までは飼いならすことのできる感情も、閾値を超えてしまうと手の付けようがありません。
そうなってしまっては避けることのできない。
大きな津波が押し寄せてきて、淀みのない黒い闇になすすべもなく飲み込まれてしまいます。
心はもう奴らのもの。徐々にひびを入れ、腐敗させ、さらに身体への影響も怠らない。
頃合いを計ってとどめを刺す。大きな槌を振りかぶり、槌は無駄のない弧を描き一撃で心を叩き割る。
そうして人は鬼なる。
不条理な世界なために大事な人たちから暴力的に引き離されてしまった「泣いているデジモン」。
底のない恐怖にどれだけ泣き、苦しんだのかは今の姿を見れば一目で分かります。
それはまるで圧倒的な武力により虐殺された歴史の名の無い多くの人々の亡霊のよう。
負の感情に支配されてしまった「泣いているデジモン」。
そうして犠牲になったデジモンとウォレス、そしてダイスケ達の物語をぜひ観てほしいです。
大丈夫、救いはあります。




↓余談「孤独について」
興味ない人はタグを開いてはだめ。ほとんど関係ないことだよ。
それに一生懸命書いたけど稚拙な文章だし、なにより恥ずかしいからw
{netabare}
「絶対の孤独はこの世に存在しない」「人はみな孤独である」
たしかに人はある面ではみな孤独ではないし、孤独になりきることも不可能かもしれない。
しかし、またある面では人はほんとうに孤独である。これは真実である。
下の文章とは関係ない。



自ら独りになった。
彼らとの会話にどうにも価値が見い出せなかった。
くだらない話は好きだ。けれど彼らはどうも違った。歯車が噛みあわない。だから離れた。
数人を残してただ消費されていく時間をできるだけ少なくしようと努めた。水道の蛇口を閉めるように自然に行った。
われわれは人とのコミュニケーションが下手だと言われるがそれは違う。ただあなたとは話したくないのだ。
いささか人より疲れることを別にすれば表面を取り繕って話をすることくらいいくらでもできる。
しかし人は、それに見合うだけの価値が無いことに努力をしようとはあまり思えない傾向にある。
行き着く先が明確であれば尚更。つまりそういうことになる。無言の戦争。拒絶の反撃。
じゃあ何が楽しいんだって言われる。寂しい奴だとも言われる。しまいにはキチガイにだって扱われる。
われわれの周りには人が溢れ、物が溢れ、酒があり、セックスがあり、無能な政治家もいれば、戦争もあり、核兵器もある。
カフカの書いた処刑台もすぐそこに存在している。ずっと前から。
求めるものだって、たとえそうでないものだってその手の中にすでに収まっている。
そうさ!みんなあるのさ!なにも困ることはないさ!ほらほらグラスが空いてるぜ!
女だっていくらでもいるさ!トランクに好きなだけ詰めて持っていきな!
きみきみ泣くことはないさ。そういうときは買えばいい。性欲はいつだって不足している。それがこの世界なんだよ。
さあさあ笑いな!笑えばいい!僕らの悩みなんて宇宙からすればちっぽけなもんさ!
そうだ、肩を組もう!みんな本音で話そうじゃないか!いつだってぼくらは幸せさ!人類みんな兄弟さ!Love&Peace。
そうじゃないだ。僕が求めていることは普遍じゃない。安定でも保険でも、よりかかることのできるなにかでもないんだ。
いやそれらだって必要なのは分かってる。でも違うんだ。
それはもっと特別で、僕だけのものなんだ。
大切なのは信念だ。荒れ狂う海の上で役に立つものは少ない。
大砲なんて要らないよ。捨てちまいな。オールもいい、酒も全部流すんだ。いつも甲板に残るのは俺たちだけで十分さ。
嵐が止んだら西へ行こう。西だ。流されるままに行くんじゃない。西だ。俺が決めたんだ。
世俗から逃げるのとだって違う。どうしたってこの世界でうまく生きていかなくちゃならないさ。
もし僕が並列に走っている電車に飛び移れるならそうしたい。でもそれはできない。この世界だけなんだ。どうしたって。
分かってる。分かっているさ。そんなに怒鳴らないでくれよ。
でもさ普遍じゃないんだよ。聴いてるかい?普遍だよ。
生きるのは僕なんだ。君じゃない。同時に戦うのも僕なんだ。そうだよ、君じゃない。
遠くから姿の見えない雷が音を鳴らす。警告だ。ずっと前から鳴っているんだ。誰も気づかない。
僕らはあまりにも無防備だった。無関心だった。無計画すぎた。
おなかを叩くとポンと音がする。ああ、空洞だ。
肝要なのは僕だ。そして、君だ。骨子であり、核であり、中心だ。
いつもいつもホルスターに手あてておく必要はないよ。でもね、「考えて」ほしいんだ。
それは森の中だって海の底だってできることだ。どんなところでもできる。今できないことじゃない。
よーく考えるんだ。その集積の中に君はいる。もちろん僕はぼくの集積の中にいる。普遍じゃない。
なにか分かったかい?気が付くことはあったかい?よし、それならさっそく行動だ!
外に出ろ!スコップを持て!穴を掘るんだ!みんな自由さ!
ゆっくりでいいよ。時間をかけていいんだ。だってすぐにできることじゃないからね。
周りの言うことなんか気にするな!奴らはシステムに消耗されていくハイテクな人種さ!
石を投げられたって、水をかけられたって気にするな!泣きたい夜もあるけど今は耐えるときなんだ。我慢だ。
僕は夢を見る。掘り終わった穴の上に僕が立っている。そしてこう叫ぶんだ。
「勝者は僕だ!今ここにいる、ここに立っている僕なんだ!」
そのときの朝日はとびきり綺麗だった気がする。いや、そう信じたいだけかもしれない。



この文章の語り手の僕が私シェリングフォードと同一人物であるとは限らないです。
ただ孤独はおそらくこういうものではないかというひとつの仮説です。
未熟すぎて仮説にもなっていないかもしれないけれど。
孤独には、とびきり素晴らしい輝きがある反面で、人ひとりを犯すほどの毒となる面もあります。
でも僕はその良い面である前者を主張したい。
ずっと誰かといるだけでは気づくことのできないことがたくさんある。
まあ逆もそうなんだろうけど、こればかりはなかなか口では説明できないです。
どちらの方が良いというわけではないのだけれど、孤独には良い面だってありますよ。
でもわざわざなろうとする必要まではない。独りの時間を大切にできればそれでいいんじゃないかな。
大事なのは「いかにして大切にするか」ということなんだけどね。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

音にゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

えっと・・・・・

ん~たぶん、登場させるデジモンミスってる。

これを、02ではなく、デジモンの時にやってほしかった

ディアボロモンより、アドベンチャーのほうなら、こういった話が合っていた。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

63.7 9 2000年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ブラックジャック 空から来た子供(アニメ映画)

2000年7月1日
★★★★☆ 3.6 (10)
73人が棚に入れました
ブラック・ジャックの元に、最新鋭戦闘機「レポール」に乗ってベラド共和国の軍人ガガノフがやって来た。銃を向けながら高圧的な態度で息子アンドレイの治療をブラック・ジャックに依頼するガガノフ。アンドレイの体は、心室中隔欠損症に伴うアイゼンメンゲル症候群によって手の施し様がない状態に陥っていた。一度は治療を断るブラック・ジャックだが、目の前でアンドレイが倒れる姿を見て、医者としての本能が動き出す……。

62.6 11 2000年夏(7月~9月)アニメランキング11位
Di Gi Charat サマースペシャル2000(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (10)
57人が棚に入れました
先のTVシリーズで人気を博した『Di Gi Charat』が、季節毎の単発形式で復活したスペシャル第一弾。灼熱に包まれた夏の秋葉原。その地で働くデ・ジ・キャラット、通称でじこは頼まれたお使いの最中、謎の少女に後を付けられる。その少女の名はピョコラ=アナローグ三世、通称ぴよこ。かつて、でじこの住んでいた星を乗っ取ろうとした悪の軍団の首領なのだ。ぴよこはでじこに対して、誘拐しようとしたりライバル店舗を立ち上げたりと様々なちょっかいをかけてくるが……。放映を2回に分けて計4エピソードが制作されたが、それぞれに異なった著名なアニメ監督を配したことが話題を呼んだ。

62.4 12 2000年夏(7月~9月)アニメランキング12位
HAND MAID メイ(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (83)
450人が棚に入れました
ドラえもんのような「知能を持ったロボット」を生み出すことを目標に研究に励む、学生・早乙女和也の元に、とある事情で1/6サイズのメイドロボットである「サイバドール・メイ」が送られてくる。メイは、高い知能と人間と変わらない外観を持っており、住み込みメイドとして和也に尽くすことを自分の任務としていた。
一方、和也の下宿先の大家の娘・谷かすみも和也に恋心を抱いており、メイが和也と同居することで次第に関係が深まっていくことに複雑な思いを抱くようになる。物語が進みメイが人間と同じサイズとなると、メイ、和也、かすみの関係は本格的な三角関係になる。
また、人間とロボットの関係がどうあるべきかということが本作品のテーマとされているが、和也は人間とロボットを平等に扱うことを信条としているため、この三角関係も複雑なものとなっていく。

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

電子工学を志す大学生が1/6美少女ドールのメイドさんとキャッキャウフフするハーレムアニメ

ド◯えもんを作りたい!と研究する大学生、早乙女 和也の元に人間の1/6のサイズのメイド型ロボットが送られてくる。
整った容姿に、人と変わらない知能を持ったサイバードール。
そこからはじまる、小さな住み込みメイド“メイ”と、どんどん増えていくサイバードールや
その関係者達のドタバタハーレムラブコメディー。

ちなみに主人公がお茶の水工業大学・電子工学部電子応用学 に在学中(定番w
頭の悪いラブコメなのですが、WOWOWノンスクランブル枠でやっていたおかげか、この手のジャンルとしては良く出来ていました。

オトコの願望丸出しの設定なので、バカにならないと冷静になった時ツライんですけど、
登場人物がキワモノでありながら、ちょっとジーンとくる台詞やシーンもあり
90年代から2000年初期のラブコメの中でも異色だったかもしれません。
最近で言うとAngel Beats!、断裁分離のクライムエッジの平田雄三さんがキャラデザなので出来はいいです。
ただわかりやすいハーレムアニメなので勿論オススメなんてしませんw
(私は好きだけど・・

アイドル売りをしていたメイ役の山本麻里安さんが、顔出しでメイのコスプレしてましたね。
似合ってましたけど、大変だなあ・・と思ってました。

声優さんも今では人気の方々が沢山出てくるので楽しいですね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

健気で可愛い美少女メイドロボみんな欲しいよね

大学生で一人暮らしをしている主人公の元に、美少女メイドロボットの"サイバドール・メイ"が届けられる。人間とロボットのドタバタなハーレムラブコメディ。

物語が進むにつれ、続々と色んな属性の美少女サイバドールが登場する。ロリ、お姉さん、小麦肌、人妻系と幅広く取り揃えられている。
メインのキャラのメイも、頑張り屋さんで少しドジで、素直さがあって見た目も可愛いという完璧設定である。嫌味がなく可愛いので好感度は高め。おっぱいも揺れる。

そして何より、主人公がとってもまともな所が、良かった。素直にお色気に誘惑される所もあるけど、真面目で優しくて人とロボットを差別しない所がとても良かった。スケベに走りすぎない主人公が良かった。

20年も前のアニメだけど、作画もストーリーも割と楽しめた。昔から変わらず、美少女ロボットと一緒に住みたいという人間の夢は変わらないなーと思いました。20年たった今でもまだドラえもんもサイバドールも普及してないから、未来に期待だね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ただのロボと侮るなかれ・・・

全11話とちょと1クールに満たない話数ですが
しっかりまとまっていると思います。
内容としてはラブコメハーレムですが、思いやりとか思い出といった
心に通ずる物が、いかに大切な物なのかが、
描かれていて本編ラストはちょと感動できました。
そして、最後にぽろりと明かされる内容はさらりとイイ雰囲気で流されますが、
よくよく考えると・・・それって・・・
えええええええええええええええ!!!Σ(゚Д゚;)ってなりましたww

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

61.4 13 2000年夏(7月~9月)アニメランキング13位
ストレンジドーン - STRANGE DAWN(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (33)
207人が棚に入れました
ある日、異世界に飛ばされてしまったふたりの女子高生・ユコとエリ。
強い日差しの下、奇岩が立ち並ぶ荒野をあてどもなく歩き、川で休憩してるところへ突然、小さな生き物が襲ってくる。
それはこの異世界での「ヒト」であったのだ。シャルと名乗る辺境警備隊隊長によって助けらた二人はシャルの村に案内される。村では「魔人」と呼ばれ、救世主扱いされ村人総出の歓迎の祭が開かれるのだった。
そんな折、魔人が村にやってきたという情報を得た他部族が村に侵入して戦いが始まり、ユコとエリたちはそこに暮らす小人たちの戦争に巻き込まれてしまう。

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生が異世界に飛ばされるファンタジー

佐藤順一原作のアニメーションです。

女子高生が二人異世界に召喚され

その異世界で魔人と呼ばれ、異世界のヒト

たちの戦争に巻き込まれていってしまう

お話です。

異色のファンタジーって気がします。

戦争に巻き込まれるってどんな感じなんだろう

と思いました。

全13話の中にうまく入っているなと

思いました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10

chance さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【ガリバーFT】【ヒューマンドラマ】ファンタジーってそもそも逃避の文学って言われたし

小人だらけの異世界に召還された女子高生二人のシリアスファンタジー(ガリバー風)(ギャグほぼなし)

原住民からは魔人と恐れ崇められるものの、当人達は特異な力があるわけでもない唯の女子高生(いちおうデカイだけ)
”いや実際異世界に飛ばされても、ご都合能力が備わってなければ困る挙句不幸になるだけだよね”展開で、数多あるご都合ファンタジーに冷水をぶっかける様な対極作風です。

また主人公達含めリアリティある自己中人間描画は「俺こーいうタイプ嫌いなんだよね」キャラを数多く排出し、見応えあるドロドロのヒューマンドラマが楽しめます。
※社会人経験を積んだ人なら「あーいるいるこーいう奴」ってのに出会えるはず・・・って事は大人のほーが楽しめるアニメかも。

クライマックスはポカーンでしたが・・・

ご都合作風よりは、不快な人間心象描画があってこそ、物事は思い通りにいかず不幸がおしよせてこそのヒューマンドラマでしょと感じる人にオススメです。
あと、この作品を楽しむ上で、FTはあんまり関係ないです。たぶん。

ちなみに上記文は酷評ではなく私的褒め言葉です。面白いですよ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 6

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

大好きだ。

原作佐藤順一監督。

異世界に飛ばされてしまった女子高生ユコとエリ。
そこは小人が住む世界で戦争の真っ只中。
魔神様と崇められてしまう2人であったが…

ガリバー旅行記の小人の国だけを抜粋した感じだろうが、この作品の魅力はなんといっても主人公の女子高生がただの傍観者であるということ。
膝下くらいしかない小人なのだからちょい蹴飛ばしただけでも倒せるのにそれすらしない。
元々友達という仲ではない2人なので、意見の食い違いとか、トイレはどうしようや月1で来る女の子の日の相談とか、どうやったら元の世界へ戻れるのかだけ。異世界へ行ったら勇者とか英雄として大活躍するのは多数あるが、素直な行動というか、リアルで良いと思う。

横手美智子渾身の脚本と言えるのがこの作品で大好きだ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

61.2 14 2000年夏(7月~9月)アニメランキング14位
伝心 まもって守護月天!(OVA)

2000年6月23日
★★★★☆ 3.4 (29)
222人が棚に入れました
一人暮らしの中学2年生の少年・七梨太助のもとに、中国を旅している父親から手紙と一緒に支天輪(してんりん)という八角の輪が送られてきた。
その支天輪から現れた、月をつかさどり不幸から主を守る精霊、守護月天 小?(シャオリン 通称:シャオ)と同居することになる。
その後、同じく父親から送られてきた黒天筒からは慶幸日天 汝昴が、短天扇からは万難地天 紀柳が現れ、彼女たちとも同居することとなる。シャオと太助は次第に惹かれあい、シャオの守護月天としての封印は自然にとけてゆくことになる。

59.4 15 2000年夏(7月~9月)アニメランキング15位
メダロット 魂(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (26)
249人が棚に入れました
コクリュウを社長とする新進企業が生み出した、新しいメダロット・「デスメダロット」。メダロット社に対する反発ともいえるデスメダロットは、ただロボトルに勝利することのみを目的とした攻撃的な存在であった。
また、デスメダロットには通常のメダロットにあった人間じみた感情が全くなく、イッキとメタビーのような絆など持ち合わせていない。しかし、子供たちはやがてデスメダロットの戦闘力に魅せられていく。

声優・キャラクター
堺雅人、吉野裕行、中尾隆聖、高橋美佳子、木内秀信、関智一

59.2 16 2000年夏(7月~9月)アニメランキング16位
とっとこハム太郎(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (63)
527人が棚に入れました
緑あふれる小さな町……。この町でくらす小学5年生ロコちゃんの家に住むハムスターのハム太郎。好奇心おうせいで元気いっぱい。ちっちゃい体でロコちゃんのためにがんばるハム太郎が、このアニメの主人公です。ハム太郎には、おおぜいのハムスターのなかまたちハムちゃんずがいます。ひみつの地下ハウスに集まって、いつも何か新しいことはないかな?おもしろいことはないかな?とワクワクキョロキョロ。おかげでときどき大さわぎをまき起こします。

Baal さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想?

見たのは小学生の時でした。

その当時は結構気に入っていて

毎朝早起きして見ていました。

(録画するものがなかったので・・・)

ハムスターが主体となって

いろいろするのですが戦う相手が

ハムスターならではといった感じだったのも

面白かった理由です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 8

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ハムスターの気持ち。

ハムスターの日常を描いた作品だと私は思います。主人公のハム太郎とその仲間たちは起用に飼い主がいないうちにゲージから抜け出し、ある場所で一緒に遊ぶと言う考えが面白かったです。
それぞれのハムスターにいろいろな個性があり、そのハムスターにあうボケがとても気に入りました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

58.5 17 2000年夏(7月~9月)アニメランキング17位
劇場版ポケットモンスター/ピチューとピカチュウ(アニメ映画)

2000年7月1日
★★★★☆ 3.2 (22)
175人が棚に入れました
長編映画『結晶塔の帝王ENTEI』の同時上映作品。サトシたちがやって来たのは大都会ミレニアムタウン。待ち合わせの約束をした時間までしばしピカチュウは仲間と別行動をとるが、そこで出会ったのはピチューの兄弟だった。アクシデントから街中を走り回るハメになる三匹だけど、果たしてピカチュウはサトシとの約束に間に合うのかな……? かわいい新ポケモン・ピチューのアニメデビュー作。ナレーションと主題歌は酒井法子が担当している。

nagi さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

この頃は。

ピチュー押しでしたね。
子供向け。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

ピチュー兄弟が可愛かった記憶あった。

あほ毛じゃないけど、ぴんとした毛は印象に残る

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

計測不能 18 2000年夏(7月~9月)アニメランキング18位
デジモンアドベンチャー3D デジモングランプリ!(アニメ映画)

2000年7月1日
★★★★☆ 3.4 (6)
57人が棚に入れました
デジモンたちが、ポッドレーサーに乗り白熱のレースバトルを繰りひろげる。 普段見ることができないデジモンたちのレーシング姿は要チェック!

計測不能 18 2000年夏(7月~9月)アニメランキング18位
劇場版 ケロちゃんにおまかせ!(アニメ映画)

2000年7月15日
★★★★☆ 3.3 (7)
54人が棚に入れました
『カードキャプターさくら』劇場版第二作目の同時上映作品として制作された短編アニメ。エリオルが従者のスッピーと一緒に木之本家へやって来た。さくらがおやつとして持ってきたのはケロちゃんの大好物であるたこ焼き。今まで食べたことがなかったため警戒するスッピーだったが、やがてその美味しさに夢中になってしまう。しかし最後に残った1個をめぐってケロちゃんとスッピーは大げんか! 本作のマスコット的存在である二匹をフィーチャリング。主題歌も作られ、それぞれの声優がデュエットしている。

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

劇場版カードキャプターさくら封印されたカードの同時上映。

同時上映作品としてはまあまあの作品。
ケロちゃんことケルベロスとスピネルの微笑ましい小競り合いというか、たこ焼きをめぐるギャグ作品。10分程度の小品ながらケロちゃんとスピネルのコンビが好きな人は見てほしい逸品。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

食物の恨みは・・

ケルベロスのケロちゃんがメインの約10分の作品。

スピネルさんも出てもふもふっとしたコメディ。
さくらは猫スリッパと手と後ろ姿だけ登場♪
その他のキャラは一瞬何処かで・・あ・・二人
は結構出てるか・・顔は山崎くんだけかな?・・

たこ焼きを廻り壮絶なバトルが繰広げられる。

意外と面白い♪

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

計測不能 18 2000年夏(7月~9月)アニメランキング18位
おじゃる丸 約束の夏 おじゃるとせみら(アニメ映画)

2000年7月15日
★★★★★ 4.6 (2)
31人が棚に入れました
「おじゃる丸」初の劇場版。NHKで放送され、子どもから大人まで大人気となった犬丸りん原案の癒し系アニメ。主題歌を歌うのはTVシリーズも担当した北島三郎。熱い夏が大嫌いなおじゃる丸。みんなが太陽の下で遊んでいても自分は日陰のなかから動こうとしない。そんな彼の前に少年・せみらが現れる。夏が大好きなせみらは、おじゃる丸をどんどん外に誘い出す。はじめは夏もせみらも嫌がっていたおじゃる丸だが、次第に気持ちが変わりはじめ…。

声優・キャラクター
小西寛子、岩坪理江、渕崎ゆり子、生駒治美、上田敏也、一条和矢、南央美、うえだゆうじ、こおろぎさとみ、野沢雅子

計測不能 18 2000年夏(7月~9月)アニメランキング18位
それいけ!アンパンマン 人魚姫のなみだ(アニメ映画)

2000年7月29日
★★★★★ 5.0 (1)
29人が棚に入れました
劇場版「アンパンマン」第12作。ゲスト声優として南果歩、中山秀征が出演。うずまき城に住む人魚姫のサニーは陸の世界に憧れて、人間になれるという“紅色ヒトデの髪飾り"を海の魔女から盗み出してしまう。人間となったサニーはアンバンマンやしょくぱんまんたちと仲良しになり、楽しい日々を過ごす。しかし“紅色ヒトデの髪飾り"には恐ろしい呪いがかかっており、ばいきんまんは呪いの力で封印されていた怪獣・ゴロンゴラを目覚めさせてしまう。

計測不能 18 2000年夏(7月~9月)アニメランキング18位
ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの(アニメ映画)

2000年7月15日
★★★★★ 4.3 (3)
25人が棚に入れました
世界中で愛され続けている永遠のキャラクター、“くまのプーさん"と100エーカーの森の仲間たちの活躍を描いた、ディズニー長編アニメーション。森一番の元気者のトラ、ティガーを主人公に、プーさんやお馴染みの仲間たちの友情と冒険が繰り広げられる。ある日突然、自分に家族がいない事に寂しさを感じたティガー。彼はどこかにいるはずの家族を探して、100エーカーの森の奥深くへと旅立ってゆく。

計測不能 18 2000年夏(7月~9月)アニメランキング18位
それいけ!アンパンマン やきそばパンマンとブラックサボテンマン(アニメ映画)

2000年7月29日
★★★★★ 5.0 (1)
24人が棚に入れました
やなせたかしの絵本が原作のアニメーション。10年以上に渡ってTV放映されており、人気キャラクター、アンパンマンの活躍ぶりは子供から大人まで人気が高い。町へ食料を運ぶメロンパンナちゃんとやきそばかすちゃん。そこへばいきんまんが現れ、ふたりを襲う。通りすがりのやきそばパンマンの協力によってばいきんまんを追い払ったが、ばいきんまんは巨大化したブラックサボテンマンを使って、再びメロンパンナちゃんたちに襲いかかってきた。

計測不能 18 2000年夏(7月~9月)アニメランキング18位
The AURORA 海のオーロラ(アニメ映画)

2000年8月5日
★★★★☆ 3.5 (2)
19人が棚に入れました
2033年。南鳥島沖の海底4,200m で、新しいエネルギー資源の掘削作業が行われていた。ところが、その基地に銃を携えた女性生物学者の王春露と少年・野良が潜入し、計画を中止させようとした。春露によると、このまま掘削を続ければマントルに閉じ込められた太古のバクテリアが蘇り、生態系を崩すと言うのだ。しかし、富と名声に目のくらんだエンクリスが掘削を続行。バクテリアを蘇らせてしまう。マントルから流出する原始バクテリア、それはまるでオーロラのように美しかったが、その裏には金属を溶解させるという恐ろしい力を持っていた。しかも、更にそれは海上の支援船“はるやま”や救助にやってきた潜水艦を次々に破壊。掘削チームは逃げ道を失い、海底に閉じ込められてしまう。この事態に、チームのメンバーであるヒロシは、実は原始バクテリア研究の第一人者で“科学者の独裁者”の異名を持つ王玉竜ののクローンだった春露と協力し、バクテリアの浮上を防ぐべく液体窒素でそれを休眠させる作戦を決行する。多くの犠牲者が出る中、バクテリアの休眠に成功するヒロシと春露と野良。その後、3人は海中ロボットで無事海上へ帰還を果たす。

計測不能 18 2000年夏(7月~9月)アニメランキング18位
タイタンA.E.(アニメ映画)

2000年8月12日
★★★★★ 4.3 (3)
18人が棚に入れました
「アナスタシア」のゲイリー・ゴールドマン&ドン・ブルースが描く、超大作SFアニメ。セルアニメと3DCG融合による、体感映像を見ているようなライブ感覚が秀逸。声の出演にマット・デイモン、ビル・プルマン。西暦3028年。エイリアンに地球を破壊され、奴隷として生きる人類。そんなある日、宇宙孤児のケールは、人類救済のカギとなる宇宙船“タイタン号"の秘密を知り、旅立ってゆく。
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