1998年度に放送されたアニメOVA一覧 81

あにこれの全ユーザーが1998年度に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の1998年度に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
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年代別アニメ一覧

74.7 1 1998年度アニメランキング1位
銀河英雄伝説 外伝(OVA)

1998年2月1日
★★★★★ 4.1 (138)
743人が棚に入れました
銀河英雄伝説シリーズの外伝。銀河系宇宙を舞台に、英雄たちの群像劇を壮大なスケールで描く。銀河帝国幼年学校を卒業し酷寒の惑星・カプチェランカに赴任したラインハルトたち。ベーネミュンデ侯爵夫人は彼らの抹殺をヘルダー大佐に指示する。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ヤン・ウェンリーの事前譚『螺旋迷宮』だけは見る価値あり

リメイク作品が放送されていたので、ついでにほぼ未視聴のまま放っていた『外伝』の方もこの機会に完走してみました。

◆総評

タイトルに書いた通り、自由惑星同盟の軍師ヤン・ウェンリー(※本シリーズの主人公である銀河帝国の英雄ラインハルト・ローエングラム将軍のライバル)の「本伝」が始まる以前の経歴を描いた「外伝2」だけは見応えがありました。
逆に言うと、ラインハルトと彼の盟友キルヒアイスの「本伝」開始以前の軍歴を描いた「外伝3~4」は、さほどでも無かった、ということですが。
それでも『銀英伝』のファンの方なら見て損はない内容と思います。


◆作品別評価(外伝)

※なお、私が視聴したDアニメストアでは、「外伝1」は、劇場版3本のことなので、「本伝」の方に纏めてレビュー済みです。

(1) 外伝2 ★ 4.1 ※14話
(2) 外伝3 ☆ 3.7 ※16話
(3) 外伝4 ☆ 3.6 ※22話
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  総合  ☆ 3.7 ※計52話


◆制作情報
{netabare}
原作小説       田中芳樹
監督         石黒昇(総監督)
シリーズ構成・脚本  河中志摩夫
キャラクターデザイン 清水恵蔵(全編)、今泉賢一(「汚名」のみ)
メカニックデザイン  田中精美
アニメーション制作  ケイファクトリー{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 銀河英雄伝説 外伝2 【螺旋迷宮】 (1999年) ============
{netabare}
第1話 エル・ファシルの英雄 ★ ヤン・ウェンリーの生い立ち、初軍功
第2話 英雄の新しい仕事 ☆ ヤンの少佐昇格、環境の激変
第3話 英雄たちの横顔(プロフィール) ★ アッシュビー提督謀殺説調査、同盟軍諸将の様々な個性
第4話 過去へのささやかな旅 ★ ローザス提督宅訪問(アッシュビーの人物評)
第5話 時の女神に愛された男 〜第二次ティアマト会戦記I〜 ★ 続き(史上最大の会戦)
第6話 英雄の死 〜第二次ティアマト会戦記II〜 ★ 続き(アッシュビー最後の大武勲と戦死)、ローザス提督の突然死
第7話 喪服と軍服の間 ★ 提督の葬儀、諸将の戦後、ヤンの新しい赴任先(辺境惑星エコニア)
第8話 収容所惑星 ☆ 閑職着任(パトリチェフ大尉との出遭い)、捕虜の叛乱勃発
第9話 捕虜と人質 ☆ 続き(捕虜たちとの会話、収容所の腐敗、アッシュビー謀殺説の出所)
第10話 顕微鏡サイズの反乱 ★ 続き(コステア所長の謀略失敗、警備管区への報告)
第11話 エコニアの英雄 ★ 続き(ムライ監察官到着・裁断、ケーフェンヒラー大佐の釈放決定)、ヤンの帰還命令
第12話 過去からの糸  ☆ ケーフェンヒラー大佐の打ち明け話・死亡  
第13話 ひとつの旅の終わり ☆ 大佐の墓碑銘、アッテンボローの軍務開始事情、キャゼルグ中佐との再会
第14話 出口をさがす旅 ★ 大英雄アッシュビー提督を廻る真実の歴史(帝国軍の情報漏洩・・・ヤンの報告)、ローゼン提督の孫娘からの手紙、ヤンの作戦課配属命令{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)9、☆(並回)5、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.1


======== 銀河英雄伝説 外伝3 【白銀/叛逆/決闘/奪還】 (1998年) =======

 - - - - - - - - - - - - 【白銀の谷】 - - - - - - - - - - -
{netabare}
Kap.Ⅰ ★ 酷寒の辺境惑星カプチェランカ(ベーネミュンデ侯爵夫人の怒り、ラインハルト&キルヒアイス初軍務)
Kap.Ⅱ ★ 続き(ヘルダー大佐の裏切り、同盟軍との遭遇・交戦)
Kap.Ⅲ ☆ 続き(上官フーゲンベルヒ殺害、同盟軍の奇襲、ラインハルトの大功)
Kap.Ⅳ ☆ 続き(同盟軍基地強襲、ヘルダー大佐死亡){/netabare}

 - - - - - - - - - - - - 【叛乱者】 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
Kap.Ⅰ ☆ ラインハルト中尉昇進、駆逐艦ハーメルンツヴァイ勤務開始(航海長)、平民兵士の反感払拭
Kap.Ⅱ ★ 小惑星帯の交戦(艦長負傷、ラインハルトの指揮の冴え、ベルトラン副長との対立) 
Kap.Ⅲ ☆ 続き(副長の自沈方針、艦内造反、艦長からの指揮権正式委譲)
Kap.Ⅳ ★ 続き(脱走者阻止、艦外修理成功、副長殉職、宙域離脱成功)、ラインハルト大尉昇進{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - 【決闘者】 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
Kap.Ⅰ ☆ 首都オーディン帰還(軍務省内勤、帝国の腐敗)、ラインハルトの決闘代理人引き受け
Kap.Ⅱ ☆ 続き(ベーネミュンデ侯爵夫人の刺客)
Kap.Ⅲ ★ 続き(銃による決闘、剣による決闘、皇帝の裁断)
Kap.Ⅳ ☆ 刺客との再決闘{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - 【奪還者】 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
Kap.Ⅰ ☆ ランハルト中佐昇進・巡行艦ヘーシュリッヒ・エンチェン艦長着任
Kap.Ⅱ ☆ 続き(フェザーン回廊、ヘルクスハイマー伯亡命阻止任務、マルガレータ嬢確保)
Kap.Ⅲ ☆ 続き
Kap.Ⅳ ☆ 続き、ラインハルト大佐昇進決定{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)11、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.7


== 銀河英雄伝説 外伝4 【朝の夢/千億/第三次ティアマト/汚名】(1998年) ==

 - - - - - - - - - - - - - 【朝の夢、夜の歌】 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
Kap.Ⅰ ☆ 帝都憲兵隊本部出向、幼年学校生徒不審死事件
Kap.Ⅱ ☆ 続き(ラインハルト&キルヒアイスの洞察、学校の腐敗)
Kap.Ⅲ ★ 続き(父の訃報・葬儀、ラインハルトの憎悪の対象、第二の学内殺人事件)
Kap.Ⅳ ★ 続き(ラインハルトの罠、事件の真相、色盲者ハーゼへの激励){/netabare}

 - - - - - - - - - - - - 【千億の星、千億の光】 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 ヴァンフリート星域の会戦 ☆ ラインハルト准将昇進、老いぼれ上官とラインハルトの焦燥、戦線の混迷
第2話 三つの赤(ドライ・ロット) ☆ 同盟軍後方基地配属ローゼンリッター(帝国からの亡命者隊)とリューネブルク准将(同盟からの亡命者)の因縁
第3話 亡命者たち ☆ シェーンコップvs.リューネブルク
第4話 染血の四月 ☆ リューネブルクへの敵意(ラインハルト)
第5話 危険な男 ☆ 同盟軍基地攻防戦、キルヒアイスvs.シェーンコップ
第6話 混戦始末記 ☆ 同盟軍基地司令官拿捕(ラインハルト武勲)、最年少の少将昇進、キルヒアイスの昇進保留
第7話 初夏、風強し ★ 門閥貴族の反感、キルヒアイス少佐昇進、グリンメルスハウゼン大将のラインハルト評
第8話 伯爵家後継候補 ★ キルヒアイス帰省、ライハルトの襲爵問題(皇帝の配慮と大貴族の反発)
第9話 パーティーの夜 ☆ ヒルダ嬢登場、ラインハルト&リューネブルクの喧嘩(ケスラーの仲裁)、イゼルローン回廊の戦い
第10話 真実は時の娘 ★ 続き(ラインハルトの戦術試行錯誤、ヤン大佐の作戦立案(参謀長への進言)、両雄の初対戦)
第11話 第六次イゼルローン攻防戦 ★ 続き(ラインハルトの秘策成功、両軍の戦術優先による戦略的優位の確保失敗、リューネブルク戦死、ケトラー来訪)
第12話 千億の星、ひとつの野心 ☆ 続き(ロイエンタール&ミッターマイヤー両准将活躍、同盟軍退却){/netabare}

 - - - - - - - - - - - - 【第三次ティアマト会戦】 - - - - - - - - - - -
{netabare}
前篇 ☆ ラインハルト中将昇進、ヤン准将昇進、同盟軍ホーランド中将の作戦案採用(帝国軍苦戦、待機中のライハルトの忍耐)
後篇 ★ 同盟軍ホーランド艦隊の無謀な突出、ライハルト反転攻勢成功(キルヒアイス好サポート)、同盟軍撤退、ラインハルト大将昇進・キルヒアイス中佐昇進、旗艦ブリュンヒルト貸与{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - - - - - 【汚名】 - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
Kap.Ⅰ ☆ ラインハルトのローエングラム伯襲爵、キルヒアイスの休暇(カイザーリング退役少将救助、麻薬捜査協力)
Kap.Ⅱ ☆ 続き(カイザーリングの招待、不可解な捜査)
Kap.Ⅲ ☆ 続き(バーゼル退役中将との顔合わせ、キルヒアイス活躍、カイザーリングの告白)
Kap.Ⅳ ☆ 続き(バーゼルとの対決、事件の結末)、ラインハルト上級大将昇進・キルヒアイス大佐昇進決定{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)7、☆(並回)15、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.6

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

白銀の谷('16.5.2視聴) 第三次ティアマト会戦('16.5.5視聴)そして壮大なる叙事詩の幕が上がる・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
⇒(2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

前作OVA「螺旋迷宮」は、自由惑星同盟のヤンを主人公として物語が描かれていましたが、本作「白銀の谷」は、銀河帝国のラインハルトが主人公の物語です。
これで自由惑星同盟と銀河帝国の主人公がそれぞれ出揃った訳ですが、両者がぶつかるのはもう少し先の事のようです。

ラインハルトは元々下級貴族の長男として生まれ、5歳年上の姉であるアンネローゼがずっと面倒を見てくれてきました。
ラインハルトは友達を作りませんでしたが、それでも隣の家に住むジークフリード・キルヒアイス(以下、キルヒアイス)がラインハルトの唯一無二の親友でした。

清楚で気品があり、そして優しく温かい微笑みを二人に向けるアンネローゼは、二人にとってとても大切な存在・・・アンネローゼの作ってくれるおやつは絶品で、こんな時間がずっと続けばいい・・・きっとみんなそう思っていたのだと思います。

でも事はそう上手くは運びませんでした・・・アンネローゼが皇帝フリードリヒ4世の後宮に召されてしまったんです・・・
皇帝を激しく憎悪するラインハルト・・・精神的ショックで打ちのめされたキルヒアイス・・・
これまで何もかもが上手く回っていた歯車が音を立てて崩れ去ったよう・・・

ここで二人は誓い合います・・・現王朝を倒し帝国の現体勢を変えてアンネローゼを取り戻す事を・・・
二人はその誓いを最短で叶える事のできる軍人への道を選び・・・物語が動いていきます。

現王朝も帝国軍も規律から大きく逸脱していたのが実態で、元々下級貴族の生まれであるアンネローゼが皇帝に見初められたこと・・・皇帝の後宮を姉に持つラインハルトが特別待遇で少尉から軍歴を始めること・・・これら全てが面白く無い、と思う輩も少なくなかったのです。

今は150年にも渡る戦乱の真っ只中・・・優先事項は限られている筈なのですが、何故人間は面白くないと人の足を引っ張るのでしょう・・・^^;?
思いがけない出世を羨む事はあって良いと思います・・・同じ目標に進んでいるライバル同士なら尚更です。
でも、そこで迷惑をかけて恩恵を受ける人なんて、ひと握りだけなんです。
そのひと握りのために尊い犠牲を厭わないんじゃ、勝てる局面も勝てなくなってしまいます。

そんな渦中に放り出されたラインハルトとキルヒアイスですが、どんな逆境にも毅然と立ち向かいます。
彼らには誓いがありますから・・・それを成就するまで負けられませんから・・・
二人の行動と事の顛末は、是非本編をご覧下さい。
約束と純愛が随所に感じられる作品だったと思います。

視聴前のキャラデザから、個人的にはヤンの方が好みかと思っていましたが、この作品を視聴して軍配がどちらに上がるか、全く分からなくなってしまいました^^;

OVA全4話の物語でした。
もう少し視聴を進めたらキャラに対する見方に深みが出てくる事を期待しながら、次作の「叛乱者」を視聴したいと思います。

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あにこれに作品が登録されてなかったので、第三次ティアマト会戦のレビューをここに記載します。

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
⇒(9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」 (1) 「螺旋迷宮」

この物語はタイトル通り第三次ティアマト会戦が描かれた作品です。
「ティアマト会戦」は特に自由惑星同盟軍にとっては、思い入れのある戦いです。

ブルース・アッシュビー・・・士官学校を主席で卒業し、たくさんの輝かしい戦績を残した彼が僅か35歳の大将として挑んだ戦いが、先の第二次ティアマト会戦だったんです。
ですが、ブルース・アッシュビーはその戦いで自艦に被弾して戦死してしまいました。
生きていれば36歳で元帥という過去に類を見ない早さで昇進する筈だった彼は、今でも英雄として称えられています。

3度目のティアマト会戦・・・この戦いがどういう意味を持つか・・・国民が期待しているのは何か・・・
幕僚関係者には分かりすぎるくらい理解しています。
これまで帝国軍と同盟軍の戦いは一進一退の繰り返し・・・150年という戦争の歴史が、戦争の目的自体を「相手に勝利する」事ではなく「戦争を続けること」に変わってしまったのでは・・・と思えるくらい膠着状態が続いているんです。
そんな中、国民の苦しい生活を強いられているのでしょう・・・そんな国民が抱くのは「英雄の再来」による明るい希望そのもの・・・

でも、そんなにポンポン英雄が出て来る事なんて有り得ません・・・ブルース・アッシュビーが没してまだ4,50年しか経っていないんです・・・
それでも、同盟軍の荒ぶる獅子のごときポーランド中将がティアマトでの作戦を提案し・・・通算300回目の幕が上がっていきます。

第3次ティアマト会戦・・・ここでの教訓は、集団行動を行う時には仲間と蜜に連絡を取りつつ、常に余裕を持った行動をする事・・・だったと思います。
文字にすると、子供でも分かる簡単な事です。

でも、世の中にはその判断を鈍らせるトラップが張り巡らされていて、得てして気付けない時があるんですよね・・・^^;
「予想以上に上手く事が運んでいる時」なんかは最も典型的だと思います。
物事が一番見えていないのは当事者自身で、事が上手く運びすぎるとつい自分を過信してしまう・・・それが敵の罠かもしれないのに・・・
これを常に肝に銘じておき、人の話をちゃんと聴く耳を持っていればそんなトラップには引っかからないのですが・・・

今回の会戦で一番得をしたのは、殆ど働いていないラインハルトでした。
戦いにおけるポイントをしっかり押さえた結果だったので当然と言えば当然ですが・・・
第三次ティアマト会戦の具体的内容については、是非本編でご確認下さい。

OVA全2話の作品でした。そろそろラインハルトとヤンの直接対決の雰囲気が色濃くなってきましたが、一方で外伝と劇場版も残すところあと僅かです。
もしかしたら二人の真剣勝負は本編に持ち越しなのかもしれません・・・
OVAとしての続編は「汚名」になるようですが、時系列的には間に劇場版「わが征くは星の大海」が間に入るようなので、次は劇場版を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

よっしゃー。これでコンプリート?

本編を観た勢いでこちらもコンプリートなう!
いやー、長かった、長かった。外伝なのに何時間あるんだよ…

■アニメとしてはこっちのほうがベタな意味では出来がいい

 アニメとしては、こちらのほうが「普通」のアニメになっていたな、というように思います。というか、キャラクターの人格表現や、話の盛り上げ方とかは、こっちの外伝のほうが、オーソドックスな意味ではよくできいた、と言ってもいいように思います。基本的に2話~12話完結の短編がオムニバス方式で並べられているものなので、起承転結が短いターンでよくできてたな、っていう印象が残りました。
 ラインハルトとか、もはやただのツンデレじゃないかとか、キルヒアイスとラインハルトはどんどんとやおいネタ一直線じゃないかとか……まあ、そういう配慮もこちらでは前面に押し出されつつ。
 ラインハルトや、ヤン・ウェンリーの人格的な統一性は、こっちをみたほうが本編をみる前にはよかったね。

■本編の異質さがあらためて際立った

 なんか、こっちを観たことで、逆に本編の話の構成のさせ方の異質さがあらためてきわだって感じられた、という気もしました。
 本編のほうって、ヤン・ウェンリーとかは「名言」がとても多いのだけど、それが物語構成上のクライマックスにはなってないんですよね。つまり「民主主義における軍隊というのは云々~」とか、いくつかの名言は、物語においてクライマックスが登場したあとに、解説のようにして付け加わる。
 でもこれって、ベタな物語作法から言えば、クライマックスを盛り上げるために、主人公たちがどういうジレンマを抱えているかを先に書いたほういいわけですよ。
 本編ではいくつかのジレンマがあるけれども、ジレンマがクライマックスにいたる前の「仕込み」として、ジレンマ状況を説明するための認識って示すのが普通なわけですよ。でも、クライマックスが終わったあとに「解説」として言葉を付ける。何なんだ、これが、ということを思うわけです。
 一応図式化しておくと

 【ジレンマ状況の説明】→【対立のクライマックス】
 
 というのが普通の物語作法。この方法によって、クライマックスのときに、登場人物たちが何に歯ぎしりしているのかを視聴者は共感して見ることができるわけです。

 【対立のクライマックス】→【ジレンマ状況の説明】

 という形を、銀英伝の本編はとっています。

■銀英伝は、物語作法ではなく、論説文の作法を採っている

 まあ、クライマックスの前の説明がないわけじゃないんだけれども、クライマックスが終わった「後」の解説がふつうの物語よりもかなり多いのですよ。
 この「ジレンマ状況の説明」が「ヤン・ウェンリーの名言」なのですよ。これは、けっこう不思議な構成で、物語のなかのポジションとしては、エピローグみたいなところに入るのが普通でしょう。これって。なんだけれども、エピローグに入り込ませられるべきものが、本編のなかの途中途中で、入り込むことになっています。
 「ジレンマ状況の説明」を、クライマックスの前ではなくて後にもってくるという作法は、物語作法というよりも、エッセイとか論説文を書くときのノウハウ。物語を最初に紹介することで、そのあとに続く抽象度の高い議論を理解するための補助線にする、というのはエッセイとかではよくやる技法です。
 これは、ヤン・ウェンリーが歴史学者としての側面をもっているキャラだからこそ…というのもあるのでしょうけど、物語が終わった「後」に説明をするからこそ、何か抽象度の高い議論にもみえるし、銀英伝は分析的な思考をかきたてるのにも、面白い物語になっているのでしょうね。

■各シリーズごとレビュー

螺旋迷宮:★★★☆
ヤンがエル・ファシルの英雄として帰還してからの14話。某老人の人格描写はちょっとおもしろかったかな。

白銀の谷:★★★
極寒の地で生き延びろ!ラインハルト少尉!のはなし。お前ら強すぎだろう。

叛乱者:★★★★
宇宙船からの生還だ!ラインハルト中尉!の巻。これは、クライマックスの作り方がうまかった。物語技法的には、一番ベタにしっかりとしていた。銀英伝そのものの良さとは別方向だけれども、エンタメとしては出来がよかった。

決闘者:★★★
今度は決闘だ!ラインハルト!の巻。なんかハウス食品劇場もののアニメを観ているような気分になった。ラインハルトせんせい、つよすぐるよ…w

奪還者:★★★☆
今度はスパイだ!ラインハルト!の巻。これは外伝全体のなかでは三番目ぐらいによかったかな。こういう話は比較的好きですよ。

朝の夢、夜の歌:★★★
今度は探偵だ!ラインハルト大佐!の巻。なんかベタな探偵物だった。

千億の星、千億の光:★★★
今度は地上戦だ!ラインハルト少将!の巻。銀英伝らしいかんじのはなし。これは本編の雰囲気と比較的連続性がたかいと思う。

第三次ティアマト会戦:★★★☆
今度は艦隊船だ!ラインハルト中将!
これは、本編+αといえる内容。組織の無能なやつへのいらだちの表現とか、よかったですよ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

72.1 2 1998年度アニメランキング2位
銀河英雄伝説外伝/汚名(OVA)

1998年1月1日
★★★★☆ 3.9 (19)
160人が棚に入れました
田中芳樹原作のスペースオペラで、人気OVAシリーズの「銀河英雄伝説」外伝第4弾。銀河系宇宙の国家間で繰り広げられる英雄たちの群像劇を壮大なスケールで描く。第四次ティアマト会戦の終結後、休暇でクロイツナハIIIにやってきたキルヒアイスは、滞在先のホテルで暴漢に襲われた老人を救うが、その事件をきっかけに麻薬密売組織と関わりを持ってしまう。当地の治安責任者に麻薬密売組織の摘発を依頼されたキルヒアイスは……。脚本は、シリーズ全編を通して河中志摩夫が執筆を担当。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

失われた時に愛惜を込めて・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
⇒(11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

この物語は、キルヒアイスがラインハルトより一足先に休暇に入り、訪れた休暇先で事件に巻き込まれる・・・そんなキルヒアイスを主人公に据えた物語です。
これまでのOVAや劇場版は、当然ながらラインハルトやヤンを主軸に置いていましたが、外伝丸々1作分を占めてキルヒアイスが描かれる・・・という事はよほど彼の人気が高かった事の証なんだと思います。

でも、この作品は何故本編より外伝やを後から制作したんだろう・・・と素朴な疑問が湧いています。
外伝だけでも相当な情報量があります。この情報が無くても本編は堪能できるように制作されているとは思いますが、時系列で視聴した方が頭に入りやすいのに・・・と個人的には思ったりもしています。

物語の方ですが、キルヒアイスは休暇先のホテルでチェックインをしていたところ、初老の男性が巨漢の男に襲われそうになっているのを見て助けるのですが、その男性・・・自身が中将として指揮していた先のアルレスハイム星域での大敗北の責任を糾弾され、少将降格の上退役となったカイザーリング男爵だったんです。

アルレスハイム星域での戦闘において、カイザーリングは同盟軍を奇襲するため待ち伏せしていたところ、攻撃のタイミングの前に艦隊が突如暴走して一斉射撃を行うという、前代未聞の出来事が起こったのです。
こんな有り得ない事が起こるなんて・・・何か理由があったに違いない、と誰もが思った事でしょう。ですが、彼は被告席で頑ななまでに沈黙を貫いた結果、「無能な卑怯者」という汚名を被る事になってしまったんです。

それでは、何故彼はそこまで頑なだったのでしょう・・・?
それは彼が一生独身を貫いた事にも関係があるのですが、彼なりの哲学があったようです。
どれだけ時間が過ぎても色褪せることのない想い・・・
そんな風に人の事を想える事自体はとても素敵な事だと思います。
でも、時間の積み重ねに伴い、その重さに心が耐え切れなくなり、結果的に正しい判断が出来なくなってしまったら・・・それはとても不幸な事だと思いますが、これは誰にでも可能性がある事だと思います。
だって・・・ずっと笑っていて欲しいじゃないですか・・・その笑顔を曇らせたくないじゃありませんか・・・

しかし、負う責任の重さが重くなるほど一個人の感傷は捨て去らなければいけないのかもしれません。
きっとその時は身を切るより辛いと思います。でもその決断によって忌まわしい連鎖が止められるのだとしたら・・・選択せざるを得ないんでしょう。
それが例えこれまでの自分を支えてきた全てであっても・・・

物語の内容的には心にズッシリくる感じなのですが、ここで引き立つのがキルヒアイスの優しさと礼節を重んじる姿勢です。
普段はラインハルトの後ろに控えていますが、そこに収まる器じゃ無い事は確かな様です。
これからの彼の活躍には期待したいですね^^

OVA全4話の作品でした。これで52話のOVAと2作の劇場版を視聴した事になりますが、人気のある有名作品である事を肌で実感しました。
まず、物語が面白いから作品の古さ自体はあまり気になりませんし、慣れてくるとこの作画が一番しっくりしている様にも思えてきました。
何よりコンピュターも無く殆どが手作業だった頃に、これだけの大作を作り上げるなんて・・・
ただ感服するばかりです。

でも完走の感動はOVAより本編の方がきっと大きいと思います。
全110話の作品なので、まるで大海原に乗り出すような不安感はありますが、しっかり堪能させて頂きたいと思います。
それでは、引き続き本編を視聴します。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

やっぱりストーリー凄い!

原作小説。未読。

ストーリーは相変わらず文句無し!
リアルな因果相関の描写に舌を巻く。
あとBGMがオーケストラっていうのが凄くイイ!

さすがに1998年(約20年前!)製作なので作画などは古さは感じる。
だって連絡が固定電話だよ(- -;)
でもわりとキレイだったかな。

気になったのが、その当時のアフレコってボリューム一定、滑舌よく、って感じ?とても聞き取りやすいけど一本調子でイマイチ感情移入しにくい。
でもこれって、昭和元禄落語心中観たからかな?

リメイクされるのか理想だけど、何にせよ全話完走したいなぁ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

想われることより自分がどう想うかが大事

第四次ティアマト会戦後
ラインハルトより一足先に休暇でクロイツナハIIIにやって来た
キルヒアイスはある事件をきっかけに麻薬密売組織の摘発を依頼される



原作未読 外伝1期 全24話
・白銀の谷 全4話
・朝の夢、夜の歌 全4話
・『汚名 全4話』
・千億の星、千億の光 全12話

時系列
「螺旋迷宮」
「白銀の谷」
「叛乱者」
「決闘者」
「奪還者」
「朝の夢、夜の歌」
「千億の星、千億の光」
「第三次ティアマト会戦」
「汚名」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

72.0 3 1998年度アニメランキング3位
装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ(OVA)

1998年3月19日
★★★★☆ 3.9 (40)
243人が棚に入れました
1988年3月19日発売のOVA作品。時間軸上最も古いエピソードで、『ザ・ラストレッドショルダー』の前日譚に当たる。劇伴音楽は乾裕樹による新作。オープニングアニメーションはアニメアールの吉田徹の絵コンテによる新作が予定されていたが、スケジュールの都合により本編カットを抜粋し構成したダイジェストが使用された。

声優・キャラクター
郷田ほづみ、小林清志、塩沢兼人、中尾隆聖、池田勝、大塚周夫

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キリコの地獄巡礼行一番札所。

「突然の転属命令・・・・名も無くありふれたメルキア機甲部隊兵士の生活が終わり、
オレは旅立っていた・・・・・・・地獄に向かって・・・・」
メルキア方面軍第24戦略機甲兵団特殊任務班X-1(通称レッドショルダー、以下RS)にキリコが赴任
するところから始まる本作は、ボトムズシリーズの時系列中最初のエピソードになります。

本編中でも度々話題に上った吸血部隊RSの実態が描かれた本作のテーマは、「異能の証明」
遺伝確率250億分の1、遺伝的に生存を保証された、死なない個体「異能生存体」は存在するのか?
果たしてキリコは、RS指揮官ヨラン・ペールゼン大佐の探し求めた死なない兵士なのか?
ちょっとPTSD気味のキリコに繰り返し襲いかかる様々な試練で、その不死性が実証されてゆきます。

カスタマイズされたRS仕様ATやリーマン機のパイルバンカー、「ブースタンドだぜ!」、RSマーチ等々、
相変わらずキリコ機と他のATの判別に苦労しつつ、ファンは喜んで「むせる」ことができるでしょう。
特に第3次サンサ攻略戦におけるリーマン少佐とキリコの「共喰い」は、これぞATバトル!
(易易と貫通する銃弾で、ATが撃破されるより前に、中の人が出血多量で意識混濁とか・・・
どれだけ装甲薄いんだよAT!)

時系列的に最初のエピソードなので、他のOVA作品群よりは比較的、初心者にも難易度低め。
OVAということもあり、本編より作画が向上していて現在の視聴にも何とか・・・・・・耐える!
「ボトムズ観てみたいけど作画古そうだし、いきなり52話もある本編はちょっと・・・・」という方が
60分でボトムズワールドにお触りしてみるのにちょうどいい作品かもしれません。

また、近年制作されたOVA「ペールゼンファイルズ」は時系列で本作直後のお話であり、
テーマ、ミリタリー色の濃いストーリー、女性キャラが登場しない(笑)等、共通項が多いので、
本作と合わせて1セットとしてご覧になるのもよいかと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ボトムズ好きにすら賛否両論に割れた作品

 いろんな方書かれてると思いますが、この作品でペールゼンが何故キリコという男に執着してたのかが描かれてます。

死なない男

斬新すぎますw
まぁ昔のアニメでは死なない主人公なんて当たり前の時代で御座います。
イデオンとかダンバインは置いといて。
この話でも何故キリコは死なないのかは明確に答えが出ないまま、ペールゼンファイルに続く訳ですが・・・

無双の強さな訳でも無く、怪我もする。時には瀕死の重傷にも。
乗ってる機体が普通のロボット物みたいな主人公スペシャルな機体かというと、汎用品。乗り手の技量と乗り手自身がミッションディスクに構築した機体の動きのプログラムのみってのがボトムズ世界のルールです。
スペシャルな機体が出てきても、せいぜいヘビー級の新型ATの先行試作機程度のもんです。

でも死なないんだなw
目の前で拳銃打たれても、ATのコクピットに敵弾が貫通して跳ね回っても。
殺す気満々の人に首絞められても。

キリコが特別な人間だって事は、本編の終盤の流れから皆理解はしていたものの「死なない」って言われちゃうとね(汗)
ってのが、ボトムズ好きでも意見が割れた理由なんでしょうけどね。

私は受け入れました。だってボトムズの続き見たかったもん。
結果論ですが、これが有ったから赫奕たる異端もペールゼンファイルズも話が成り立つ訳ですしね。

という事で作品のレビューとしては何言ってんの?って感じですが、本編見てた世代なら必見、本編なんて古すぎて知らねぇよという方は見なくて正解です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ラストカットのキリコがカッコ良すぎ

 時間軸的には、シリーズ史上最も古い時期を描いた作品のようです。キリコがレッドショルダーに在籍していたころのエピソードなので、戦闘シーンが盛りだくさんで大興奮でした。

 そもそも僕は、ガンダムシリーズ(というかロボットアニメ全般)における戦闘シーンには全く興味がありません。乱暴な事を言ってしまえば、戦闘中に有益な会話が無ければ早送りしても良いとさえ思っています。しかし、ボトムズでは不思議とそうは思いませんでした。

 特に今作では、ATが基本全て同じ規格なところが最高に燃えます。ヘルメットも同じなので、正直戦闘中は誰が誰なのかいまいちわかりませんでしたが(笑)、それこそがリアルな戦場でしょう。

 声優陣では、ペールゼン閣下がとにかくカッコ良すぎでした。大塚周夫さんのお声に魂が震えること間違いなしです!

 なんだか、ガンダム派からボトムズ派に乗り換えそうな勢いです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

69.0 4 1998年度アニメランキング4位
銀河英雄伝説外伝/千億の星、千億の光(OVA)

1998年10月21日
★★★★☆ 3.8 (17)
134人が棚に入れました
遠い未来、銀河を舞台に描かれる英雄たちの壮大な叙事詩。田中芳樹原作のSF大河ロマンを忠実に再現したOVA「銀河英雄伝説」外伝の第2弾。帝国暦485年3月、ヴァンフリート星域において帝国、同盟両軍が対峙していた。初陣の功績で准将となっていたラインハルトだが、諸般の理由から戦闘に出ることも功績を挙げることもできず、鬱屈した毎日を送っていた。上官への進言も無視され、膠着状態の戦況と対面したまま何もできずにいるラインハルトは、戦績をあげることのできない現状に苛立ちを強めていったが……。制作は『藤子・F・不二雄のSFシアター』『うる星やつら 完結編』などを手がけたマジックバスが担当。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男たちの野望が・・・銀河を駆ける

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
⇒(8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

この物語では、2度に渡って帝国軍と自由惑星同盟とが激突します。
ヴァンフリート星域での会戦と、第6次イゼルローン攻防戦です。
物語は、主にラインハルト側帝国軍の視点で描かれており、所々で自由惑星同盟が登場する・・・という形で描かれています。
勿論、ヤンも登場します^^

でも、この物語がこれまでと大きく異なるのは、ラインハルトとキルヒアイスばかりではなく、ラインハルトをライバル視する帝国軍周辺の存在にも、きちんと焦点が当てられて描かれている事です。
その存在はリューネブルグ准将・・・ラインハルトの物語の中に大きく彼が食い込んできた事によって、物語の幅は広がったと思います。

物語は、ラインハルトが先の戦闘の功績が評価され准将に昇格したところから始まります。
准将にもなると200隻もの艦隊の長になる訳ですが、果てしない野望を抱くラインハルトにとっては中途半端な通過点にしか過ぎません。

そしてラインハルトは実感する事になります・・・階級が上がるにつれ自身の保身の事ばかり考える古狸の集団になっていき、やっている事はまるで化かし合い・・・
そんな老骨ばかりの所に18歳の若者が紛れ込んだら・・・思考、文化、育ってきた環境が著しく異なることから、対話にすらならないでしょう・・・
同年代という横の広がりの中でも分かり合うのが難しい世の中です・・・年齢という縦の広がりが加わったら、より難易度が上がるのは明白です。

それに加えラインハルトは誰よりも聡明であると共に、野心でギラギラしているんです。
保守とは対極に位置する彼は、より交わり辛い存在であった事でしょう・・・

ですが、ラインハルトの快進撃に待ったをかける存在が出現します。
それがリューネブルグ准将でした。年齢は35歳とラインハルトより17歳年上ですが、階級が一緒な彼は、ヴァンフリート星域の海戦で近傍の惑星に降下する指令を司令官から艦隊が受けた際、ラインハルトを自分の配下において降下する作戦が提案・受理され、ラインハルトの武勲をも我が物にしようと企んだんです。

これまで何度か邪魔されたり、時には命を狙われたりもしたラインハルトですが、自分の挙げた武勲を取り上げようとする輩との出会いは初めてでした。
ラインハルトは相当怒っていましたけれど・・・^^;

これは・・・私ならどうだろう・・・
仕事の一環で色んな開発に従事してきましたが、利益や権利は基本的に会社に帰属する事が分かってるので、あまり何も感じないかもしれません・・・^^;

でも、リューネブルグ准将はこれだけでは済みませんでした。
事あるごとにラインハルトを陥れようと画策するんです・・・
その画策は・・・正直あまり好きにはなれませんでいた。
自分より権力の大きいモノの力を借りて突き落とそうとしたり、ロクに実態を知りもしないのに相手を侮辱したり・・・
正直こういう事をする人とは仲良くなれないと思います。

今の私の身の回りにはリューネブルグ准将の様な人はいませんが、俯瞰してみたらきっとどこかにはいるんでしょうね・・・

物語が進むにつれ、色々な事が明らかになっていくのですが、印象的だったのはラインハルトが少将に、キルヒアイスが少佐に昇進した事と・・・同じく少将に昇進したリューネブルグは決して幸運な人生を歩んでこなかった・・・という事です。

そして色んな問題が拗れたまま、物語は第6次イゼルローン攻防戦に突入していきます。
この攻防戦も激しい戦いになりました。
それでも、これまでの攻防戦と明らかに違ったのは、ラインハルトとヤンが「相手の中に切れるヤツがいる」という事をお互い認識した、という事です。

ラインハルトは少将、ヤンは大佐なので艦隊全てに与える影響力はありません。
ですが、戦局を見て相手の出方を予測しながら次の一手を講じる・・・2人の才能が徐々に認められてきた証なんだと思います。

一方、リューネブルグ少将の件も落着するのですが・・・想定外の悲しい結末だったと思います。
でも、人の情って凄い・・・例えどんなに関係が拗れても・・・例え敵味方に別れてしまってもその尊厳を大切にし、ちゃんと相手を偲ぶ事ができるんです。
辛く悲しいことが連続しましたが、最後に救われた気持ちになりました。

OVA全12話の物語でした。これからラインハルトとヤンの攻防は静かに幕を開けていくのだと思うと楽しみで仕方ありません。
戦争をしているのですから、全く血を流さない訳にはいきません・・・
けれど、戦争で悲しむ人を一人でも減らして欲しい・・・そう思います。
引き続き、「第三次ティアマト会戦」を視聴します。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「千億の星、ひとつの野心」

ヴァンフリート星域において帝国、同盟両軍が対峙していた
初陣の功績で准将となっていたラインハルトだが
諸般の理由から戦闘に出ることも功績を挙げることもできず
鬱屈した毎日を送っていた
上官への進言も無視され
膠着状態の戦況と対面したまま何もできずにいるラインハルトは
戦績をあげることのできない現状に苛立ちを強めていったが…。


原作未読 外伝1期 全24話
・白銀の谷 全4話
・朝の夢、夜の歌 全4話
・汚名 全4話
・『千億の星、千億の光 全12話』

時系列
「螺旋迷宮」
「白銀の谷」
「叛乱者」
「決闘者」
「奪還者」
「朝の夢、夜の歌」
「千億の星、千億の光」
「第三次ティアマト会戦」
「汚名」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

千億の星、千億の光

ヴァンフリート星域で准将となったラインハルトだったが、
功績を挙げる機会がなく彼の苛立ちは深刻化という状態から始まる。

短編OVAよりも、全12話だと見応えがあって面白かった!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

68.7 5 1998年度アニメランキング5位
ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~(OVA)

1998年7月24日
★★★★☆ 3.8 (73)
510人が棚に入れました
時価二千億とも言われる徳川家の財宝。それは今でも東京のどこかに眠っており、その在処は徳川慶喜を写した2枚のガラス乾板、通称「巽の慶喜」と「乾の慶喜」に記されているという。月曜日、さっそくルパンは、若き実業家・マイケル・スズキの依頼で銭形が運搬担当している「巽の慶喜」を狙うが、銭形の機転で計画は失敗。火曜日、次元に協力を求めたルパンであったが、次元は虫歯のために銃を撃つのもままならないありさま…。協力を断られたルパンは、仕方なく単独で行動を開始した。一方、銭形のもとには雑誌記者のまりやが取材に押しかけてくる。取材攻勢にあいながらもガラス乾板を届けた銭形は、マイケル・スズキが造ったテーマパーク「アクアポリス」の警備を命じられてはりきっていた。銭形の警備のもと、残る「乾の慶喜」をトラックで輸送することを知ったルパンは、輸送中にガラス乾板を盗む作戦を実行する。
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
東京を舞台に、ルパンが実業家の陰謀を暴く。予知能力を持つ女性と銭形がいい感じに……。

【成分表】
笑い★★☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★★☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★★☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル10作目(1998)、銭形中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。ハラハラドキドキ系ルパン。銭形ファン必見。

【あにこれ評価(おおよそ)】
67.9点。

【個人的評価】
トップクラスに好きなルパン作品。ヒロインの可愛さと悪役の腹黒さがトップクラス。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 
 ルパン作品を書き散らした結果、私はどうやら年代で言うと世紀末付近のTVスペシャルと、それ以前の映画版が好きだったらしいということが分かりました。思い返せるほか作品との違いとしては作画か。そのあたりで丁度作画が急成長したかもしれませんね。で、その直後にセル画じゃなくなって、作画の面白みが無くなって低迷したのかな。
 無垢な私は作画でアニメを観てたのか。今は作画はあまり重視してないなあ。

 これもすごく印象に残っている好きな作品。でもこの作品のとっつぁんですら、すこしかっこよすぎると感じていた。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TVスペシャル第10弾(1998)

世界を股に駆けて盗みを働くルパンだが、今回の舞台は東京、お宝は徳川の埋蔵金。
虫歯で銃を撃てないガンマン(次元)と剣を盗まれた剣士(五ェ門)を相棒にどうする?ルパン?
前回、怪我でお休み(?)だった銭形警部が活躍する回でもある。
その他、いろいろ見所あり。
・中島誠之助氏「いい仕事してますねぇ」。
・とっつぁんの下の名前{netabare}「幸一」{/netabare}が登場。
・この11年後対決するコナンの後姿がOPに登場!(灰原哀は声のみ出演。)
 「ルパンvsコナン」の伏線か?(そんな訳ねぇ~だろ)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

銭形警部がメイン

ルパン作品の中でも、今回は珍しく日本が舞台。
この作品の見どころは、何といっても銭形警部にスポットが当てられたことです。
次元と五エ門は完全に脇役です。
そしてもう一つの見どころが、ゲストヒロイン役で声優を務める「林原めぐみ」の演技。
銭形警部とゲストヒロインの役所を十分楽しんでほしい作品です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

68.6 6 1998年度アニメランキング6位
銀河英雄伝説外伝/朝の夢、夜の歌(OVA)

1998年1月1日
★★★★☆ 3.8 (17)
126人が棚に入れました
田中芳樹原作の人気シリーズ「銀河英雄伝説」外伝の第3弾。大佐に昇進したラインハルトは、キルヒアイスとともに研修で帝国軍幼年学校を訪れたが、旧態依然とした学内の雰囲気に嫌気がさす。さらに幼年学校から帰還した直後に発せられた新たな辞令が、彼の意にそぐわない憲兵隊への出向と知り、彼の憂鬱はますます増すばかりであった……。一方、幼年学校では、成績の振るわないライフアイゼンが、厨房関係者の横領の噂を聞いて、それを暴いて尊敬する先輩ラインハルトのように実績を得ようと食料倉庫に忍び込んでいた……。堀川亮、富山敬、佐々木望ら「銀河英雄伝説」本編と同様の豪華キャストで送るOVA。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

銀河には、未だ語り尽くせぬ歴史がある・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
⇒(7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

これまでの戦績からラインハルトは大佐、キルヒアイスは大尉に昇進しました。
帝国軍幼年学校を卒業してたった2年・・・ラインハルトの出世の早さは最早常軌を逸しているといっても過言ではないでしょう。
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの2人の新たな勤務先ですが、ちょっとビックリ・・・なんと憲兵隊に出向する事になってしまうんです。

でも、これには事情がありました・・・二人が卒業した幼年学校内で在校生が亡くなる、という事件が発生したんです。
この幼年学校は軍の息のかかった施設・・・不祥事をおおっぴらにできない手前、学校の卒業生であるう2人に白羽の矢が立つ事に・・・

殺人事件かもしれないと噂されているこの事件・・・本来であれば、本職の方に調査していただくのが自然な発想だと思いますが、事を隠蔽したがる軍の体質・・・最前線や本部だけでなく、学校の様な教育機関にまで浸透してしまっている事の裏返しです。

ラインハルトとキルヒアイスは事件解決の命を受け・・・物語が動いていきます。

完走して振り返ってみると、これまで視聴した作品の中で一番人間の本質を深掘りしている作品だと思いました。

「人間は差別をせずにはいられないのでしょうか・・・?」
「自分より弱い者、自分とは少し違うというだけでその相手を攻撃し、それによって自分の優越感を満たす・・・」
物語の中でこんな会話のやり取りがあります。

相手を攻撃する事はありませんが、誰かと何かを比較した時に自分の方が優位だと感じた事は無いでしょうか?
比較して・・・優位に立っていると感じる事そのものが優越感だとすると、我々は生存競争の中を生きているので、決して綺麗事だけでは片付けられません。
もちろん、私も身に覚えがあります・・・学生の頃だったら「あの人より良い点数を取りたい」とか「励んでいる部活動で目標にしている人に勝ちたい」と思って努力し、それが達成できた時には優越感を感じていたと思います。

こんな事が出来るのは様々な自由が守られているからだと思います。
でもラインハルトの住む世界は、腐りきった軍や王朝の存在だけでなく過去の遺産の様な軍規やしきたりだけが蔓延している・・・そして常に利益を貪るのは一部の特権階級の人ばかり・・・
当然不平不満も出ると思いますが、それを縛り付ける社会そのものが、弱き者・・・小さな声を拾い上げてくれないんです。

だからこのやり取りには続きがあります。
「個人の差別や優越感すら支配され、差別されるシステムの一部に取り込まれている事だと気付かず・・・」
「地を這いずりまわり似通った境遇の者と共食いをする事でしか幸福を追求し得ないのが人間の本質だとしたら・・・」
歪みきった社会は人間の本質すら変えてしまうのかもしれません・・・
この警鐘は、まだほんのさざ波程度・・・何の効力もありません。
ですが、いつかこの声が大きなうねりに変わり・・・時代が変革していく様を期待せずにはいられません。

今回は事件と犯人には物語の性質上触れませんでした。気になる方は本編でご確認下さい。
悪い事をしたら裁かれなければなりません・・・でも、それをも考えさせられる内容だったと思います。
せめて、努力が報われるように・・・理不尽に負けないように祈るばかりです。

OVA全4話の作品でした。今回はこれまでの作品とは少し異質でしたが、十分楽しむと共に我々が普段決して表に出さない裏側に痛みを伴う作品だったと思います。
このシリーズ・・・相当面白くなってきました。作画の古さで敬遠するのが勿体無い作品です。
今度は「千億の星、千億の光」を視聴したいと思います。

○独り言○
GW中に結構視聴進むかな・・・と思っていましたが、レビューを書きながらだとあまり進まない事がわかりました。
マイペースで出来るところまでやってみようと思います^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「凶器はこれか」

憲兵隊に配属先が決まった
大佐に昇進したラインハルトと大尉に昇進したキルヒアイスに
帝国軍幼年学校生徒の変死事件の捜査の命令が下る


~感想~
原作未読 外伝1期 全24話
・白銀の谷 全4話
・『朝の夢、夜の歌 全4話』
・汚名 全4話
・千億の星、千億の光 全12話

時系列
「螺旋迷宮」
「白銀の谷」
「叛乱者」
「決闘者」
「奪還者」
「朝の夢、夜の歌」
「千億の星、千億の光」
「第三次ティアマト会戦」
「汚名」


まさか憲兵隊にも配属されているとは思いもよらなかったです
いろんな場数を踏んでいるのだと感じました

この外伝にてラインハルトの父セバスチャン死去している
父に対して嫌悪していたので重い話にはならず
物語に流れの出来事のような感じです

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

67.5 7 1998年度アニメランキング7位
ヨコハマ買い出し紀行(OVA)

1998年3月1日
★★★★☆ 3.7 (110)
479人が棚に入れました
 講談社「月刊アフタヌーン」に連載され、四季賞、星雲賞など数多くの賞を受賞した芦奈野ひとしの同名コミックスが原作。98年に制作され、好評だった前作を受け、新たにスタッフを一新しストーリーを再構築した本作。エッセイのような語り口でノスタルジー漂う独自の世界観を描く。喫茶店のオーナーは、カフェ・アルファをロボットのアルファに任せてどこかへ旅立ってしまった。お店を経営しながらオーナーの帰りを待っていたアルファだが、ある夏にやってきた台風によりお店は大破。アルファはカフェ再建の資金を稼ぐため、ちょっと長めの旅に出ることにした……。声の出演は椎名へきる、陶山章央、寺山幹夫、中川亜紀子ほか。
ネタバレ

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

衰退する世界と文明の斜陽、その日暮れ時。終焉にある美しさが垣間見せる静けさとのんびりした時間を描いた作品。

栄枯盛衰の言葉通り、経済が衰退して力が失われているヨコハマ。国家は日本というものではなく、都道府県の呼び名であったものが国という形式で語られている。例としてカマクラも1つの国として数えられる。
道路は海からの潮で削られ崩落。水位の上昇により街は海に沈み、夜には誰のためにあるでもない街灯が水中で幻想的な灯りを燈し、水の中に住む人たちが建てたかのような街並が見る者の眼下に広がる。
子供が大人になったころには陸が海に飲まれてしまうので風景が一変するのだ。住んでいた人にとって、日を追うごとに見慣れたはずの景色も変わっていく。
ヨコハマは田舎となっていた。そこにはいつ人が来るかもわからないガソリンスタンドで、のんびりと生活しているおじさんの姿が。
近くで釣りができるほどひと気のない、葦が生い茂る草原の中に、白塗りのペンキで塗られた米風の一軒家があり、玄関にはカフェ・アルファの看板が掛けられている。
カフェ・アルファの「ロボットの人」、女性であるアルファさんは、オーナーである初瀬野さんを待ちつつ経営している。
コーヒーの半分くらいは自分で飲みながら。
近所には二人しかいない子供がアルファさんに顔をあわせるためにやってくる。近所の人たちは皆常連。半年ぶりに来ようが、一年ぶりに来ようが、たいていは常連だ。
知られているヨコハマの喧騒とは遠い、静けさとのんびりとした時間が流れている。
そんなアルファさんは、コーヒー豆が品切れする時、隣の国へと買い出しに向かうのである。バイクに乗って行くアルファさんにとっては、ちょっとした旅行だ。
それがヨコハマ買い出し紀行というわけだ。

世界観について(原作の設定部分も紹介として記載)
アルファさんは、「ロボット」というより、「ロボットの人」という形容が正しい。そこに住む人達も、他のロボットの人たちが会社で働いていようとも、物扱いするようなことはない。アルファさんの友人となるココネに対しても、恋心を抱く店員さんや、一緒に食事にでかけるOLなどもいる。アルファさん自身も、食べ物に苦手があったり、お酒が入ると陽気に踊ったり。
素朴な人たちの温かさや、ゆったりと流れていく時間がこの物語にはある。
攻殻機動隊の概念を持ち出せば、一体残らずロボットにゴーストがある世界であるし、なまじ人間よりある意味人間臭さがある。





今回、思い切り感想で。
{netabare}
原作漫画とアニメを比較検討することはあったにしても、アニメ作品は1つの作品として位置づけられるべきであるし、独立した評価にしなければ原作とアニメの評価ではなく、混同してしまうことになる。
作品の位置づけとしてよくあるのが、アニメ化される時、原作とは異なったコンセプトを位置づけて制作する監督がおり、賛否両論という形になる。よくすれば、リスペクトしつつも新しい視野を取り入れた作品ということができるし、悪くいえば、改悪した不出来な二次創作と評価することもできる。
今作品は、ベクトルとしては原作に忠実だという印象を受けた。つまり、原作を忠実にアニメ化しようとして制作されている。
にも関わらず、原作のようにヒットし、続編がどんどん作られていくことがなかった。つまり、原作は購入者側に受け入れられたが、アニメはそうでなかったということになる。
同じベクトルであり、同じ思想で作られている。では何が明暗を分けたのか。
音楽はARIAと同じ人たちが演奏してくれているし、(CDも購入)作りもかなり忠実に再現してくれている。
癒し系の音楽という意味では、何かがはずれていたのかもしれない。原因がいまひとつはっきりしないのだ。
自分は漫画はおろか、ポストカードやアニメまで購入したほどのヨコハマ好きなのだが、ひょっとすると声優さんがあっていなかったのだろうか。
IG辺りで、きちっと作り直してくれないだろうかな。
演出家の人も、原作が嫌いか好きかでいえば、好きだと思う。
原作を読んでいない人たちだけなら、ちょっと流石に売れない作りになってしまった。
歯軋りするほど残念だ。
原作の漫画を一式そろえることを是非お勧めしたい。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

1日中 コーヒーと向き合っていられる贅沢

芦奈野ひとしによる漫画作品を原作として制作された全2話のOVA作品。
「ヨコハマ買出し紀行」というタイトルとパッケージの絵から
横浜をショッピングする女の子のお話かと思ったら、まったく違っていた(笑)
でも嬉しかったのは音楽がGONTITIだったこと。
横浜の風景によく似合っていた。

主人公はアルファという少女型のロボット。
オーナーが彼女にカフェを任せたまま、長い外出をしているという設定。

午後から夕方にかけて変化していく空の淡い色合い。
やがて赤みが増し、紫色のグラデーションから徐々に深い青へと変わる夕刻。
住居らしい住居がほとんど見当たらない景色は静まり返り、
時間が止まっているわけではないけれど、
何かの時間が止まっているような、そんな感覚。

江ノ島を遠くに見る場所だから、鎌倉、湘南あたりだと思うのだが
キラキラと輝く波の音、カモメやトンビの鳴き声を少し遠くに聞きながら
ゆったり、まったりとした時間を過ごすアルファの暮らし。
ただそれだけなら、よくある癒しの風景なのだけれど、
アルファが意外なものを携帯していることと、
中型以上のビルの高層階が水面から飛び出している、という風景は異様。
何があったのだろう?って感じで引き込まれていくが
この作品では多くを語ることなく緊迫感もなく、ただひたすらのんびりしている。
水底から浮かび上がる美しい夜景や、誰にも使われなくなった歩行者用信号機が
水面から顔を出して点滅しているのが見えたりすると、なんだか切ない。

人々が行き交うような街の光景もなく、だけど彼女は孤独に見えず、
ただただぼんやりとコーヒーを半日かけて淹れ、
夜になるまでコーヒーカップを目の前にして、物思いにふけっている。

日々、忙しいとこんな時間が欲しくなったりもするけれど、
さすがに毎日続くとなると、普通は退屈になっていくのが人間で。
充実しているように見えるアルファの贅沢な時間を見ていると、
ほんの少しだけ羨ましく、でもやっぱり自分は忙しいほうが
性に合ってるなと思ったりする。

とにかく、細かな風景の描写は本当に美しかった。
空だけでなく、風の強弱、雷雨、部屋に差し込む光の筋や
コーヒー豆の香ばしい香りがしてきそうな時間の流れとか。

ついクセで、いろいろ深読みしそうになってしまうが、
「今、この時間に情報は必要ない。この風景をゆっくり眺めよう?」
そう囁いているような作品だった。
のんびりしたい時に観るにはいいが、忙しい人が観るとイラッとくるかも。
少なくとも、原作を知らないのでそうとしか受け取れなかった。

観る人によっては眠くなると思うので、お休み前にオススメ。
あ、でもそれやると電源消し忘れるかもです(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34
ネタバレ

底辺生活者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

癒し系に見えて、実は恐ろしい世界

カフェ系超癒し漫画をアニメ化したもの。

◆実は恐ろしい、「ヨコハマ買い出し紀行」の世界

しかし「癒しマンガ」と言っても、実は、このマンガの世界は…{netabare}「地球温暖化で水没が進んでいて、人類の滅亡が目の前という、とても恐ろしい世界なのだ。

この「ヨコハマ買出し紀行」で漫画になっている部分は、地球にとって、「夕凪の時代」と呼称され、次に来る、「人の夜」という時代は、地球の陸地がほとんど水没し、人間がほとんど地球から居なくなっているという設定らしい。{/netabare}


私はこの「ヨコハマ買い出し紀行」の原作の超大ファンだったので、OVAもさらっと見ました。

アニメ版、普通に良く出来てたと思う。とても原作に忠実に描いてある。

でも、3.8点にしてしまうのは、やっぱり、原作の方が好きだから。

--------------以下余談

◆ARIAとヨコハマはかなり違う

昔からなのだが、「ヨコハマ買い出し紀行」と「ARIA」を並列して語る人を多く見かける。私のオタク友達もそうなのだが…
「ヨコハマ好きなら、ARIAもオススメ!」とか「ヨコハマ好きなら、ARIAも読むべき!」と、高確率でマンガ好きの人達から言われる。

しかし、「ARIA」と「ヨコハマ買い出し紀行」は、私個人は、全然違うと思ってる。

とにかく、雰囲気も絵も物語内容も、全てが違うと思うのだが…(私は「ARIA」は好きになれず途中で購読を止めている。)

「似てる」といわれてしまうのは、{netabare}ARIAのキャラ達が住む世界が水没した世界で、ヨコハマの世界も水没しつつある世界だから{/netabare}、「似てます」と言われるのかなあ?

◆ARIAとヨコハマの違い

{netabare}・「ARIA」は、ゴンドラに乗って働く女性の水上ツアーガイドたちの話であり、まったく、カフェ経営の話ではない。

・「ARIA」の世界観は、水の都フィレンツェを参考にして作られている。

・「ヨコハマ」は、まさに日本のド田舎が背景に使われている。

・「ヨコハマ」に出てくるアルファさんたちは、ロボット。主役のアルファは一人でいることが多い。静かなストーリー。

・「ARIA」に出てくる女性達は、生身の人間。

・「ARIA」と「ヨコハマ」は全然、絵柄も違う。

・「ARIA」の方は奇妙なコスチュームを着た女性ら(ツアーガイド達)がワイワイ出てきて、とても雰囲気が騒がしい。華々しい。

・「ヨコハマ」は、なんか陰気くさい (- -;)(人類滅亡カウントダウンの世界だから) {/netabare}

画像検索してみて、ヨコハマとARIAの絵を見比べただけでも、かなり雰囲気が違うのがわかる。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

67.2 8 1998年度アニメランキング8位
A KITE [カイト](OVA)

1998年7月25日
★★★★☆ 3.6 (123)
650人が棚に入れました
女子校生と殺人請負人、2つの顔を持つ美少女・砂羽。表と裏の世界を巧みに使い分ける大人達の淫靡な呪縛から逃れられず、泥沼の世界に生きる砂羽が唯一心を許せる存在は、同じ世界に生きる謎の少年・音不利のみであった。二人はお互いに同じ性を感じながら、惹かれ合う。ある時、砂羽は組織と決別しようとする音不利の始末を命じられ、音不利に銃口を突き付けるが…。儚いと知りながらも愛情を育むか、それとも殺し屋の掟を優先するか。やがて物語は、冷酷なクライマックスを迎える。そして、砂羽の行方は…。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アダルトですが、作画も内容もかなりの高水準です。

 一応アダルトなんでしょうね。ただ、アダルトパートはほんの4、5分くらいでちゃんとストーリーになっています。

 本作で特筆すべきは作画です。アニメで人間をリアルに描いている点においては最高水準だと思います。普通のシーンは若干止め絵などで工夫していますが、バトルシーンの関節の動きとか、身体の震えとか、どういうダメージを受けて、どれくらい痛いとか、そういうのが伝わってきます。
 ヒロインのキャラデザについては淫猥でありながら可愛くて秀逸でした。

 これは低予算でアダルトアニメを作るのに慣れているから?肉体表現の蓄積があるから?それにしても1998年のこのアニメの出来は尋常ではありません。同時代ではないですが、初めて見たときは鳥肌が立ちました。

 そしてヒロインが何と言っても魅力的です。キャラデザはもちろんですが、ちゃんと普通におしゃれをして、コンビニの駄菓子を食べながら、同年代の男の子のオブリとくつろいでいます。かと思えば、大胆な性行為でちゃんと感じているところが描写されています。冷酷な殺しをすると思えば、無関係な人を巻き込んで落ち込んだりします。

 彼女のそういう描写で、彼女の内面はお仕着せの道徳では計れないということを表していました。彼女の価値観の普通からもっともダークな暗殺者までの幅の広いレンジで、そのどれもが彼女の真実である、という気がします。過去の不幸な出来事があるので、余計そう思えるのかもしれません。
 目的のためなら平気でなんでもするクールで且つ熱くてどろどろしたものという二律背反的な部分も感じ取りました。
 テーマ性は弱いですが、キャラとしてヒロインに深みがあるのでそこが注目ポイントだと思います。

 これが非常に丁寧なアニメ描写と、若干テンプレですが起承転結がある面白いストーリーでまとめられています。結末は現代風ではありませんが、それ以外の結末はないと思います。あのシーンがないとかなり凡庸になると思います。
(追記 なお伏線がありましたね。 {netabare} バスケットボールで服を汚されたシーンで、オブリは道を歩いているときは油断しているということがわかります。そして、バスケットボールが破裂したとき、ツイン三つ編み女の子は顔を手で庇いましたが驚いていませんでした。つまりあの女の子は訓練を受けているということです。後釜は見つけてあるとも言っていました。この一見意味の無い描写が実は関係してくるところがクリエーターの力量を表しています。{/netabare})


 今、配信サイトで見られるのは性描写カットのインターナショナル版になると思います。これについては、単なるアダルトアニメと括って性描写をカットしていいかといえば、ちょっと疑問符が付きます。

 ヒロインの彼女は殺し屋仲間のオブリとは2人きりになってもセックスしません。それが女子高生としての恋愛する時の顔になります。一方で雇い主というか飼い主である刑事の男とはセックスして喘ぎます。この描写が何を意味しているかを考えるからこそ深みがでると思うのですが。

 ただ性行為を完全に隠していない本当の無修正ですからやむを得ないですかね。もちろん、インターナショナル版でも十分以上に面白いと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

このクールさはフィルムノワールを感じさせる

女子高生と殺し屋、2つの顔を持つ女の子、砂羽が主人公。
始終、一貫して冷酷な展開を見せる今作は、
原作、脚本、キャラクターデザイン、絵コンテ、監督を
梅津泰臣によって手掛けられた1998年の作品。

弾が体内で破裂するような仕掛けのピストルとか、
手に千枚通しのようなものを仕掛けてたりと、なかなか面白く、
この梅津監督らしい派手なアクションにも一貫性があって楽しめた。
とにかく、見せ場が満載だったと思う。

舞台は一応日本となっているが、殺し屋たちのアジトやその近辺、
アメリカあたりのスラム街のように見える。
そんな無国籍な雰囲気が、このダークな展開を見せるストーリーに
リアリティを持たせる効果を感じた。
1998年の作品とのことだが、
フランスやアメリカ映画で流行したフィルムノワールの影響を多大に
受けていると思える展開とラストは、好みが分かれそうで、
でも僕はけっこう懐かしい気持ちで観ていたので、
こういうのもアリかなと。

もちろん、後味が良くて心から楽しめた作品は、
同じ梅津監督作品である『MezzoForte』のほうだけれど、
この『KITE』は、1940年代から1950年代にかけてのギャング映画に
よくあったような救いようのない主人公の退廃的悲壮感によって、
観終わった後しばらく虚無感に襲われるような、ズッシリとした重さがあり、
でも、それが現実的でもあるので、どこか納得してしまう。
だって、もともとインモラルな内容なんだしね(苦笑)
{netabare}
主人公の砂羽に関しては、すごく同情するし、
プラトニックな愛情をひそかに育んでいた音不利が始末されるのは、
砂羽をさらに孤独と奈落の底に叩き落すであろうことは
わかりきっているのだが、音不利にとっては、ある意味解放とも
受け取れるのではないかなと思ったりした。
そして、銃声の後に落とした買い物袋からキャットフード缶が転がる、
という、間接的な見せ方が秀逸だった。

砂羽がいつも身に着けているピアスにいち早く気づいて綺麗と言い
ピアスをしていない日の砂羽を無言でなぐさめた音不利と、
「あんなもの片方あればいいじゃないか」と実際は踏み潰していた赤井
との対比も、砂羽の心が音不利に急速に傾いていった気持ちが
わかりやすく描かれていて、なかなか良かった。

それだけに、2人で手を取り合って幸せに・・というラストを
予感したいところだったが、ダークに統一された展開を全うして
赤井が言っていた「代わりの新しい殺し屋」を最後に登場させ、
もしかしたら続編に繋げようとした?のかもしれない。

そしてこの物語は何よりも砂羽の復讐劇。

復讐するためにあえて、犯人である人間の意のままになり、
殺し屋となって殺しの手ほどきを受ける・・っていう彼女の
深い執念と哀しみは、何度か生々しく描かれる性描写以上に、
観終えたあとのほうが強く伝わってくる。
そして観るものにその想いを強くさせるには、ハッピーエンドじゃなく
彼女が孤立無援にならないといけなかったよなと。
観終えてしばらく経った今でも僕はそう感じている。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最後が少し気になったが、それ以外は期待通り。古いからと言って舐めてはいけません。秀作です。

梅津泰臣が初めて監督として製作された作品です。
個人的にはMEZZO FORTEの方が好きですが、この作品も十分楽しめます。というか、普通にそこらの最近放送されてるアニメよりよっぽど面白いです!

MEZZO FORTEのレビューでも書きましたが、最近のアニメしか見ていない人程、見てもらいたい作品ですね。

この作品もまたR指定なんですが、偏見で見る前からこの作品を断念することはやめてもらいたい。エロシーンは実に生々しいものの、逆に最近の新しいアニメばかり見ている者から見たら斬新でもあります。

MEZZO FORTEより少し暗い雰囲気を醸し出している今作品はかなり刺激の強いアニメになっていますが、その刺激が良い。

前述したその二要素、生々しさと刺激。これらは昔の作品だからこそ感じられるものだと思います。
最近のアニメはあまりにも美化されすぎている。

この作品は(MEZZO FORTEも含む)アニメ本来の面白さ、刺激、感動を与えてくれます。非現実的な設定やストーリー展開ながらも視聴者にスッと入り込む世界観。
こういうアニメは最近ないんじゃないかな~。


ここからは物語の話を・・・
冒頭に書いたように個人的にはMEZZO FORTEの方が好きです。なんといっても後味がね・・・・
果たして、最後のシーンは必要だったのか?主人公を不幸に陥れる、この方法をとった場合作品がハッピーエンドで終わるのどどういった違いが得られるのか。ここがポイントでしょうね。
私が思うに最後、音不利(本当に変な名前だと思うw)が死ぬことで得られるポイントは二つ。サプライズと一貫性です。
一貫性とは、まぁつまり本編が最初からずーっと暗い話で続いているから最後まで暗くする、ということです。要は物語を全体として安定させることが出来ます。
それから、サプライズ。視聴者に幸せの予感をさせながら、最後のその期待を裏切るというものですね。この点に置いては、正直MEZZO FORTEの方が一枚上だと思いますが。
こう書いていると、最後に音不利が死ぬ必要があったのか本当に判らないですね。
それとも赤井が言っていた代わりの殺し屋の伏線を回収する為だけに音不利は殺されたのでしょうかw
ここはもう一度見直さなければいけないですね。

見直すと言えば、主役である砂羽と赤井がMEZZO FORTEに出ているとのことなので、もう一度MEZZO FORTEを見ようと思っています。

今作品はMEZZO FORTEと同じくストーリーもさることながらアクションも素晴らしく、1時間を費やすには十分価値に値する作品です。
未視聴の方は是非、見てもらいたいですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

66.9 9 1998年度アニメランキング9位
ポケットモンスター ピカチュウのふゆやすみ(OVA)

1998年12月1日
★★★★☆ 3.7 (11)
72人が棚に入れました
作品の出発点となったゲームの世界だけでなく、愛らしいキャラクターやコレクター性が話題を呼び、アニメや関連グッズなどでも世界的に大人気キャラクターとなった、ポケモンことポケットモンスター。TVアニメは1997年より放送され、2002年には『アドバンスジェネレーション』、2006年からは『ダイヤモンド&パール』が制作され、長期のTVアニメシリーズとなっている。本作は、アニメ版ポケモンの世界を踏襲した1998年のクリスマスシーズン限定で発売されたOVA。サトシがクリスマスケーキを買いに行っている間、ポケモンたちだけでクリスマス・パーティの留守番をすることになった「クリスマスであそぼ!」、一面の雪景色を見たピカチュウたちとガルーラ親子との交流を描いた「雪であそぼ!」の2本を収録している。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ポケモンの可愛さが詰まったショートアニメ

初期ポケモンのOVA。
この頃はアーティストや芸能人とのタイアップも無く、純粋にポケモンの魅力を堪能できました。


OP主題歌は子供達の合唱でEDはプリンが歌うなど、子供向けを意識した作りで傑作です。


1話目の『クリスマスであそぼ!』は
サトシ達が出掛けた間にピカチュウ達がクリスマスのパーティー会場ではしゃぎまわるお話です。

ポケモン達に合わせた目線で、細かな所にクローズアップされた演出が丁寧だと感じました。


2話目の『雪であそぼ!』は
サトシ達が訪れた別荘のような所に付いてきたピカチュウ達が雪景色の中ガルーラ親子と交流するお話です。

ガルーラの子供はまだ幼いため他のポケモンに慣れていなくて、そんな彼をピカチュウ達が優しく受け入れる描写がほんわかします。


このアニメの最大の特徴はサトシ達人間の顔が映らないことです。

これによってポケモン達が主役であることが強調されて、より話に入り込めます。

小人や小動物がメインのアニメでもよく用いられている、おなじみの手法です。


ポケモンの動きと声だけで構成される分込み入った話にはなっていませんが、シンプルイズベストの素晴らしさを実感しました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

pppp さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

昔に見た

すごいほのぼのとしていたと思う

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

66.8 10 1998年度アニメランキング10位
青の6号(OVA)

1998年10月25日
★★★★☆ 3.5 (184)
992人が棚に入れました
近未来。地球の人口は膨れ上がり、環境は劣悪を極めていた。世界各国は人類最後のフロンティア=「海」に希望を求め、新たな世界を築こうとしていた。そのために設立されたのが、会場及び海中の安全を守る超国家組織「青」。各国は協力して自国の潜水艦を「青」に派遣することになった。日本の自衛隊から「青」に送られた潜水艦も6号艦として「青」の任務に就くことになった。しかし、そんな折、海洋開発のリーダーでもある天才科学者ゾーンダイクが突然反旗を翻し、凶悪なテロで世界を恐怖に陥れる。海洋テロ結社を築き、人類殲滅を宣言したゾーンダイクの野望とは?ゾーンダイク率いるキメラ兵器たちと、それを阻止せんと立ち上がる「青」の潜水艦隊。人類の存亡を賭けた戦いの火蓋が、今、切って落とされた!
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

GONZOの名を世に知らしめた名作

観始める前はSF・艦隊と聞き、ハードボイルドで哲学要素があり、社会に問いかける攻殻機動隊のようなイメージを連想していたのですが、小難しい話はなく、抽象的な世界を徐々に明らかにしていき最後に大きなテーマを抱えて待ち構えている構成で見ごたえがありました。

映像に関しては、1998年の作品と言うことですが、デジタル制作なので映像が観やすく、絵柄も落ち着いた感じなので古さは全然感じませんでした。
それどころか、優秀なアニメーターさんたちが携わっていることもあり、話数が進むにつれてどんどん迫力のある映像になっています。
今見ても見ごたえのある映像になっているかと思います。


物語
前述したように、抽象的な世界から始まり徐々に情勢が明らかになっていくので1話はよくわかりません。
2話は状況説明が主となります。
丁寧に世界を構築したおかげで3話4話の惹き込みはすごいです。
難しい話になりそうだったのでメモを取りながら視聴していたのですがいつの間にかメモを取ることを忘れていましたw

1話BLUES
あらすじ
戦いに飽きて隠遁生活を送る身勝手な主人公速水は、戦艦"青の6号"の乗組員である紀之真弓を助け操舵手に復帰する。そして久々の出撃で人類の敵である半獣達の一人、赤い目のミーティオを助けたのだった。

タイトルBLUESは憂鬱な気持ちを歌で表現する突飛なメロディの曲です。
ということは、キャラが憂鬱な気分に浸っていたということでしょう。
まずはヒロインの紀之真弓。青の6号の命令で速水を探しに来ましたが、身勝手な彼の態度はさぞかし憂鬱になったことでしょう。
次に主人公の速水、戦いに飽きたというそぶりでしたが、出撃時には前へ出るなど、案外隠遁生活にも退屈していたのかもしれませんね。

もちろんEDや挿入歌のブルース?ジャズ?な音楽にも注目です。

2話PILOTS
あらすじ
{netabare}基地に戻った青の艦隊たち。そこで行われたミーティングにより切り札として核爆弾を使うことが提案される。
その後速水は基地内で敵につかまり獣人に改造されてしまった昔の仲間と遭遇する。敵への復讐心を強めた彼は命令を反し一人で出撃、あえなく撃沈される。{/netabare}

1話では殆ど良くわからなかった敵の全貌、見方の内情が分かります。
タイトルのPILOTS、複数形ですから意味は
操舵手、艦長、種火、案内棒辺りが入るかなあと思います。
タイトルが物語にしっかりと食い込んでいるのがすごいです。

3話HEARTS
{netabare}あらすじ
撃沈された小型機から脱出した彼を助けたのは、以前助けたミーティオだった。速水はミーティオや巨型の人工生物ムスカと接するうち、獣人を作り戦を始めたユング・ゾーンダイクの真意を確かめたくなる。

HEARTSの意図について
最初はミーティオの恋心だけかなあと思っていたのですが、観ているうちに紀之真弓の恋心と、ゾーンダイクの心の内と言う意味でも使われているかもしれません。

海と陸それぞれのヒロインと共の立場から観てきた速水はいったいどんな結論を出すのか楽しみです~
ミーティオは魚を加えて速水に差し出すシーンが可愛いですね

それから、速水が海では助けられてばかりだということを繰り返し言っていましたが、振り返ると結構助けたシーンも多いです。ここは共生というテーマにもつながっているのかもしれません
{/netabare}

4話MINASOKO
{netabare}あらすじ
青の艦隊はいよいよ切り札の使用に乗り込む。
しかし、切り札を使ってしまえば敵だけでなく見方も巻き込んでしまう。そこで戻った速水はユング・ゾーンダイクの元へ赴き、真意を確かめたうえで実行してほしいと青の6号の艦長に頼み込む。
見方の援助のおかげで無事ゾーンダイクの元へたどり着いた速水は争いでは何も解決しないと悟り、ゾーンダイクからも希望を託され、青の艦隊に停戦を求める。
そして、獣人側の指揮をとっていたベルグと話し合いをして敵側も収めたのだった。

MINASOKO
水底に沈んだ銃が哀愁を漂わせています。
そして敵は人間を憎んでもゾーンダイクが帰ることはないと悟り、落胆して海の中へ消えました。
悲嘆にくれるベルグと速水への恋心を抑えベルグと共に海へ戻ったミーティオちゃんが気がかりですね。
戦いは終わっても共存は実現していないテーマの深さが浮き彫りになりました。{/netabare}


作画
1話ずつ制作しているみたいなので、最初はOVA初のデジタルアニメで手探りという感じだった作画が、話数を追うごとにグレードアップしていくのが目に見えて面白いです。

中でも一番の成長を感じたのはエフェクトでした。

1話の爆発はゲームの一マスに生えた草みたいで面白い形をしていたのですが、2話3話とナチュラルになり、形も変えてきているので話毎に見比べるのが面白かったです。

水の描写はかなり綺麗でした。場所によってはCGを使われているところと、手書きにエフェクトをかけたところがあったのかな?
1話の廃ビルから見下ろした水の景色がとても綺麗でした。

動きはCG手書き共に良かったですね。
CGでは2話の小型船が水面を滑走するシーン、迫力がありました。
手書きでは、ベルグがはやみんに殴り掛かるシーン、迫力があります。
ゾーンダイクがシャツのボタンをはずすシーン
それからベルグが沈んだ後、はやみんが「イーストセブンからイリアンジャヤ、何人も手にかけてきた、だけど、だけど初めてだったんだ。明るいところで、正面から」フッと笑いながら震えるシーン、そんなはやみんを紀之真弓がそっと抱きしめるシーン芸が細かいです。

音楽
主題歌の「みなそこに眠れ」
ジャズ?ブルース?な独特なテンポと色気のあるウィスパーボイスがいい味を出しています。
戦闘BGMも基本的にこんな感じです。
ピンチなシーンでもアップテンポな曲が流れるので、やや緊迫感にかけますが、カウボーイビバップでも同じような使われ方をしていますし、そういうテイストが楽しめる方は同様に楽しめると思います。


正直こんなに楽しめる作品だとは思っていませんでした。
あにこれの評価も賛否両論ありましたし。
残念なところはなくはないけれど、それ以上に良さが詰まった作品だと思います。
不朽の名作との呼び声の高さは妥当ではないでしょうか。

全4話、1話辺り30分ほどのアニメですので、是非見てみて下さい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

che さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Thou shalt love thy neighbour.

ワンコさんと良いアニメなのに酷評が多いよね、という話が出まして、
でも僕はこのアニメ好きなので、出来るだけ色々な人に観てもらおう思い、啓蒙も兼ねてちょっと書き直しました。
啓蒙出来る内容になってるかは別として、、、w

OVAだけあって、作画も内容も音楽もレベルが高かったと思います。
今時珍しくもないですが潜水艦等がCGで当時としてはかなり先駆け的だったような記憶があります。
作画も奇麗だし、音楽が特にアップテンポなJazzyな感じでcoolとても良かったです!

物語は、一人の狂気の学者が、南極の氷を溶かし始め、世界の大半が海に没してしまった地球が舞台です。
そこで人類は、謎の海洋知的生命体と生き残りをかけ争っているというのが概要です。
「青の6号」は主人公が乗り込む潜水艦の名前です。
潜水艦での海の中の戦闘なんですが、青の6号は最新鋭潜水艦で結構アクロバティックなマニューバを見せてくれるので面白かったです。
あと、海の中という特殊な空間での戦闘と言うのも僕は面白かったです。
テンポもよく、何より4話しかないのですぐに見れるしオススメですよ。

まあ、戦闘もいいけど、最後の科学者、ゾーンダイクだっけ?
の話は中々考えさせらる物があって僕は其れが有ったからこそこのアニメは面白いと言う評価になりました。
{netabare}
結局ゾーンダイクが南極の氷を溶かし出したのは、身勝手な理由なんですが、まあそれは置いておいて。
人類と戦いを繰り広げていた知的海洋生物(人間並みの知能だと思う)たちも彼ゾーンダイクに作られた存在なのですが、
彼らが人類と戦っていたのは結局ゾーンダイクの指示などでは無く、彼等の意志で彼等の父であるゾーンダイクのために戦っていたんですね。
ゾーンダイクは別にそんな事を望んではいないのですが、幼い彼等はそれが父のためなると思い戦いを始めた訳です。
最後にゾーンダイクの元に辿りついた、主人公2人との会話の中でこんな事を言っていました。

ゾ なぜ彼等(海洋生物)と戦う?

主 先に攻撃してきたのは彼等よ!

ゾ なぜ彼等と手を取り合おうとしない?

主 先に攻撃を仕掛けておいて、沢山の人を殺しておいてそんな事が出来るわけがない!

ゾ 彼等は幼いのだ、彼等は人類からみれば弟の様な存在だ、なぜ彼等を許し、手を取り合おうとしない?

こんな感じの内容だったと思います、すいませんハッキリとは覚えてないですがw
もちろん会話には続きがありますが、心に残ったのがこの辺りだったので、覚えていた感じです。

{/netabare}

アリエッティのレビューでも触れましたが、人類は他の種
とは本当に共存できない悲しい種だなと、このアニメを観た時初めて思いました。

彼等の先制攻撃で人類は確かに死んだかもしれませんが、それは人類の0.1%にも満たない数だと思います。
人類は彼らを許すことを考えなかったんでしょうか?
僕はそうではないと思うんですよ、きっと怖かったんだと思います、人類以外の正体不明の知的生命体が現れ攻撃してきた事、これがきっと人類にはどうしょうなく恐ろしかったんだと思います。
だから、反撃したんだと思います、そうやって死体の数と、憎しみが、比例し終わらない泥沼の戦争ってのが始まるんだと思います。

ある日の夜、一人歩いていると、UFOが下りてきて、宇宙人が下りてきました。
貴方の懐には、デザートイーグルがありますw
宇宙人にだってでっかい風穴が開くマグナムです。
貴方はその銃を抜かず、右手を差し出す事はできますか?
、、難しいですよね。
僕なら、いきなりぶっ放したりはしないと思いますが、銃は抜いてしまうと思います。
でも僕は、「右手を差し出す努力ができる人間」で有りたいと思います。

きっと人類に出来る限界は「その程度」だと思いませんか?
でも「その程度」できっと今より随分まっしな世界になると僕は思んですよね。
ま、そんな事を考えさせられたアニメでした。
さて皆さん、興味がでたかな?面白いアニメだから皆見てね~!


因にタイトルは「汝の隣人を愛せよ」という聖書からの引用です。
僕は無宗教ですが、イエスさんは偉大ですよね。
今より、もっと荒んだ時代にこんな言葉を人々に説いたんだから。

こんな人にオススメ

海の人
メカの人
人間の人
考える人
ダウントリム一杯に夢が一杯な人

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

1967年少年サンデー連載漫画が原作。

1967年~少年誌に連載されていた漫画を元にGONZOにより
1998年10月25日 - 2000年3月25日に全4話のOVA化された。
OVAとしては世界で初めてのフルデジタルアニメ。

航海の安全を守る組織「青」所属の潜水艦、「青の6号」と
国際テロ組織「マックス」との攻防を描く。海洋もの近未来SF。
原作は海洋冒険漫画となっている様ですがアニメを見る限り・・
マッドサイエンスもの・・冒険と言える部分が有るのか不明・・
作風が全く違うし製作時期が少し後になるけど冒険という意味
ではタイドライン・ブルーの方が良く出来ていると感じた。

原爆・生体兵器・人造生命体・・それらを絡めて人の醜さを
表現しつつ・・見境ない復讐と屁理屈・・そして復讐の連鎖。

なので・・大袈裟に派手に描いた割にはラストは・・へっ?・・
言いたいことは解っていたし 一応伝わるけど・・
4話で約2時間・・多少編集で削れば劇場版アニメ程度の時間?
でも・・そう考えるとエンターテイメント性に欠けている気が。
1967年に既に刊行されていた原作という部分にのみ素直に驚く。
この作者は凄いな・・海洋ものやSF絡みの著作が多いのかな。


全般には泥臭くアナクロな感じかな? 派手な3DCG等の戦闘
シーンなどはあるものの・・地味で盛り上がりに欠ける感じ。
そしてアメリカならそういう作品でもエンターテイメント性に
長けた面白い作品にしてしまうんだよね・・アニメぐらいは
頑張ってほしいな・・・日本のSFも・・

キャラデザはシリアスな作風を意識した作品の標準的デザイン
が8割以上 一部如何にも漫画的な個性の強いデザインも混在。
主人公は少し少年誌風でヒロイン他一部の女性キャラはアニメ
という感じのデフォルメ・・どうも3種類のデザインがあるよう。
ミュータントは実在する動物をベースに人造人間化された感じ。
眼が大きめのヒロインとか・・シリアスな作風だけに・・微妙
に感じた・・それほど大きいわけではなけど異質に感じた。

メカデザは如何にも近未来的な物が2タイプと生体兵器のような
物とで3種類あるようですが 世界観上違和感は感じない。
どの程度漫画のデザインを取り入れているのか不明ですが もし
このOVAが原作のデザインを重視したのなら漫画連載当時は相当
洗練されたデザインをしていたのかも?OVA作成時期のデザイン
なら・・それなりかな・・

声優は・・紀之真弓(ゆかな)が少し熱演気味のピーキーな印象で
他に数人聞き覚えのある声が居た・・ブライトとかひとみとか泥舟。
全般的に普通にキャラにあてはまってる感じでゆかなさんだけ極端。

作画は・・メカなどの3DCGとキャラとエフェクトで可成り違和感。
凄く拘って力が入っているのは解るけど・・癖の強い3Dとキャラ
の色彩や質感が融合していない・・エフェクトも凄くリアルを追求
したと感じさせ綺麗な仕上がりだけど・・同様に違和感が強い・・
カートゥーン処理ではなくリアルな質感などを追求した3Dだからか?
キャラなど如何にもアニメな色彩との折り合いがつきにくいのか・・
確かに凄いと感じさせる部分もあるけど・・あくまで単体として・・
作品全体としてみると・・何だかぎこちない動きが多い・・
1998年制作という部分ではそれなりに最先端でハイレベルなのかな。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

66.1 11 1998年度アニメランキング11位
クジラの跳躍 Glassy Ocean(OVA)

1998年11月14日
★★★★☆ 3.7 (14)
46人が棚に入れました
漫画、イラスト、アニメと多彩な才能をみせる絵本作家・たむらしげるの初の劇場作品。たむら氏による描きおろしの原画イラストに3DCGを合成し、透き通るガラスの海を表現した幻想的なデジタルアニメーション。ナレーションは永瀬正敏。ガラスの海に住む老人が遭遇したクジラの跳躍。時間軸が異なるこの世界では、クジラは空中に止まっているかのようにみえた。半日をかけてクジラの跳躍を見物する住民たち。そこで老人は、あることを思い出す。

sobako777 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

美しい絵本の世界に入り込んでも、イマイチ、心に響かない

大切な絵本を1枚1枚めくると、そこから美しい音楽と物語が静かに流れ出てくる・・・といった感じなのだが、なぜか心に響いてこない。とても深い言葉が確かに発せられるのに、その完璧な世界観の中で完結してしまい、こちらに響いてこないのだ。ふむ・・・この物足りなさは何なのだろう・・・。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

65.8 12 1998年度アニメランキング12位
地獄先生ぬ~べ~ 決戦!陽神の術vs壁男(OVA)

1998年9月21日
★★★★☆ 3.6 (11)
50人が棚に入れました
「週刊少年ジャンプ」にて連載され、TVアニメ化にもなった真倉翔原作、岡野剛作画によるコミックがOVA化。妖怪や悪霊を浄化する最強の手「鬼の手」を持つ霊能力教師・鵺野鳴介(通称・ぬ~べ~)の活躍が描かれる。 「壁男」と呼ばれる妖怪によって、生徒たちが消失するという謎の事件が発生。妖怪を退治しようとするぬ~べ~だったが、不意をつかれ壁に引き込まれてしまう。とっさに「陽神の術」を使い小学生の頃の自分の姿をした分身に作るが、そのとき事件に興味を持った生徒たちと出くわしてしまい……!?

ぽ こ た ろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

レビュ-下手女子のレビュ-。

ちっ・・・。
ただのリア充か・・・。

けど広と郷子ゎ昔から応援してるカップルw

本当に小学生かよって程のリア充っぷりw
もう結婚しちまえよ(´・ω・`)


そして小学生ぬーべーも
イケメソですだよヽ(・∀・)ノ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

しーん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトルなし

2018
OVA、30分

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

64.9 13 1998年度アニメランキング13位
スレイヤーズえくせれんと(OVA)

1998年10月25日
★★★★☆ 3.5 (30)
181人が棚に入れました
神坂一原作の人気ライトノベルのOVA版第2作。美少女天才魔法使い・リナ=インバースととんでもない性格と格好をしている白蛇(サーペント)のナーガ、二人が織りなすドタバタストーリーが展開される。 リナとナーガ二人の出会いが描かれた第1話、超がつくほどワガママ娘・シレーネの護衛を依頼される第2話、美女たちが繰りひろげるファッション闘争に巻きこまれ、リナとナーガが対立する第3話と、短編ストーリー3本が収録されている。

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

やっぱり大好きなシリーズです

 監督はテレビシリーズの渡部高志さんからわたなべひろしさんに代わっているのですが、面白さのクオリティが落ちていることはありません。

 監督もそうですが、桜美かつしさんがコンテで参加しているなど、個人的に好きなスタッフさんがいるのもうれしくなりました。

 原作小説は、さすがにものすごい巻数なので読むのは難しいかもしれませんが、生涯の目標にしてみようかなと思ったりもしました。

 REVOLUTION以降のテレビシリーズと劇場版は未見なので、こちらも生涯の目標にしたいです。

 こういうオーバーリアクションなアニメ、またやってくれないかなぁ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

JBさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

全世界ナーガ化計画??

いやぁ~ナーガさん神懸ってました!
特に第2話は爆笑させてもらいましたw
さすがとしか言いようがないキャラですね♪
驚いたのは第3話
脇役のお針子さん、大原さやかさんがアフレコしてました@w@

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

二人の冒険はここから始まった

スレイヤーズシリーズOVA第2弾。
リナとナーガの出会いの話の他、わがままお嬢様やファッションに関わるエピソードを収録。
スレイヤーズファンなら見逃せない内容です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

63.7 14 1998年度アニメランキング14位
地獄先生ぬ~べ~ なぞなぞ七不思議ブキミちゃん(OVA)

1998年10月21日
★★★★☆ 3.5 (11)
50人が棚に入れました
子供たちの夢の中に現れるという妖怪・ブキミちゃん。噂によると、夢の中でハーモニカを持ってくるように命令されるが、ハーモニカのある場所には正しい道順を通っていかなければたどりつくことができないという。そして、一度でも道を間違えれば、その子は二度と目を覚まさない――そんなブキミちゃんが童守小学校の生徒たちの夢の中にも現れて……!?「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた学園怪談コメディがOVA化。鬼の手を持つ霊能力先生・ぬ~べ~と童守小学校の生徒たちが、妖怪たちの巻き起こす事件の数々に挑む!

ぽ こ た ろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レビュ-下手女子のレビュ-。

小学生くらいの頃観て、夜寝れんくなった。
道順覚えたりしてましたねー(´-ω・`)w



子供の頃のボク・・・(´・ω・`)


アホやなぁぁぁあああぁぁ(´ω`)!!


さいきん見直して 最後に号泣w

なんかさいきんすぐ泣いちゃうんですよねー (-ω-) 。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

しーん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトルなし

2018
OVA、30分

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

63.4 15 1998年度アニメランキング15位
万能文化猫娘 DASH!(OVA)

1998年9月23日
★★★★☆ 3.5 (10)
41人が棚に入れました
高田裕三のコミックを原作にしたアニメ作品。本作は1992年の旧OVA、1998年のテレビアニメに続いて制作された新OVAシリーズとなる。なお3つのシリーズは、すべて設定や世界観が異なっている。高校生・夏目龍之介の家に居候することになったヌクヌクこと樋口温子。ヌクヌクに恋心を抱く龍之介だが、実は彼女の正体は、猫の心を持つ戦闘用「アンドロボット」だった。そんな折、ヌクヌクを作った三島重工が、彼女を追って攻撃を開始。龍之介や町の人々を守るため、ヌクヌクはバトルモードに変身する……。ギャグ&ドタバタ路線が強かった旧OVA、テレビアニメから作風を変更。シリアスなストーリーや、ヌクヌクと龍之介の恋愛模様などを盛り込み、新たな展開を見せている。

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

時代を感じるシンセ音

 これまでのドタバタコメディーな感じが大好きだったので、シリアスな今作を楽しむことができるか不安でした。しかし、結論から言うと結構楽しむことができました。

 まず、OVAということもあって(笑)女性キャラクターがとてつもなく魅力的でした。明らかにスタッフに気合が入っています。僕は、スタッフの方たちとシュミが合いそうです(笑)。

 機会があるたびに言っていますが、僕は明るい演技をしている林原めぐみさんは大好きです。しかし某レイや某哀役のときの、機械的な演技はあまり好きではありません。今回は後者の演技だろうから、ヌクヌクの魅力も半減してしまうだろうなと勝手に思っていました。しかし違いました、どちらでもありませんでした。いわゆる"しおらしい"演技でした。僕は他の作品で彼女のこういう演技を聞いたことがなかったので、非常に新鮮でした。そして、めちゃめちゃ気に入りました。

 全体を通して、もっと多くの人に知ってもらいたいシリーズだなと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

61.8 16 1998年度アニメランキング16位
BLUE SEED2-ブルーシード(OVA)

1998年2月4日
★★★★☆ 3.3 (16)
77人が棚に入れました
ブルーシードの続編OVA。アメリカで復活した荒神を追って紅葉ら国土管理室のメンバーがサンフランシスコに乗り込む「奇稲田封滅作戦 Operation MITAMA PHASE1&2」と、アメリカから帰国して温泉旅行にでかけた国土管理室のメンバーが爆弾騒動に巻き込まれる。

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TVシリーズから2年後が舞台

この作品はTVシリーズから2年後となって、
また舞台も日本からアメリカへと移りましたけど、
尤も本作に付いてはTVシリーズで綺麗に完結してるので
OVAは正直に言って蛇足だったとは思うけど、
でもTVシリーズから2年後の紅葉や草薙、
それと国土管理室の面々の後日譚が見れただけでもそれなりに楽しめたし、
後は3話の温泉回とかは完全にサービス回だったけど(笑)、
まあ本作はOVAらしくファンディスク的な物としては楽しめました。

【評価】

75点・3B級

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

60.9 17 1998年度アニメランキング17位
ゲキ・ガンガー3 熱血大決戦!!(OVA)

1998年2月21日
★★★★☆ 3.3 (11)
53人が棚に入れました
元々は『機動戦艦ナデシコ』の劇中劇であったが、あまりの人気のためスピンオフして制作されたOVA作品。制作陣の70年代のロボットアニメに対する愛情とオマージュに溢れた一作。なお、ゲストとしてナデシコ本編のキャラクターたちが登場する。 地球征服を企むキョアック星人の魔の手を退けるため、国分寺博士は超古代縄文人が遺した設計図を基に、熱血ロボ・ゲキガンガー3を建造。3人の若者を操縦者に任命し、キョアック星人との熾烈な戦いを続けていた。そんなある日、宇宙から超古代縄文人が来襲。その恐るべき戦力の前に、ゲキガンガーとキャック星人のアカラ王子は共闘を余儀なくされる。

Mi-24 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

退屈で詰まらない

『超電磁マシーン ボルテスV』
をベースにして
『マジンガーZ』
『グレートマジンガー』
をくっ付けた、パロディ作品か?

内容はざっと粗筋を流す感じで、退屈で詰まらない。


最初と最後に少しだけ「ホシノ・ルリ」が出てくるが、それ以外は価値がない。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

58.4 18 1998年度アニメランキング18位
支配者の黄昏 TWILIGHT OF THE DARK MASTER(OVA)

1998年1月21日
★★★★☆ 3.1 (11)
39人が棚に入れました
新書館から刊行された漫画家・奥瀬サキの伝奇バイオレンスコミック『支配者の黄昏』を原作とする中編OVA。監督は『化物語』ほかの新房昭之が務めた。 近未来の東京は怪異な大爆発で壊滅状態となっていたが、都心部はネオ新宿として復興を遂げた。このネオ新宿で何者かに人間が食い殺される事件が発生。その犯人は角やキバを生やした鬼のような怪物だという。この鬼を「退治」する依頼を受けた私立探偵・紫擾津那美(しじょうつなみ)。実は彼こそ天敵たる鬼から人間社会を守って戦い続けてきた「守護者」だった。事件を追う紫擾津那美だが……。 本作の制作はマッドハウスが担当。主人公の紫擾津那美は関俊彦が演じた。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

きれいにまとまってはいる

この作品は、奥瀬サキ氏の漫画を原作としたOVAである。
OVA視聴後に原作を知ったため、原作に関してのコメントはできない。

鬼を題材としたアニメであるため、どこか既視感を覚えるなと
感じたものの、私は好意的に受け止められた。

先に良いと思った点を挙げる。
比較的テンポがよく、そこまで中だるみはしなかったこと。
ちょっと気になるなーと思う場面が少しばかしあったものの、
50分足らずの時間なのでこれで正解なのかもしれない。
味気ないと言われればそれまでだが。

声優も豪華なメンツで固まっているため、そういった点でも楽しめた。
他のホラーOVAの時でも感じたのだが、この頃の関 俊彦氏は
ホラー物に結構携わっていたように思う。

これは私だけかもしれないが、設定は好みの部類に入る。
製薬会社が開発した薬によって、人間を鬼へ変えてしまうと
いう設定で私が思い出したのはBLOOD+というTVアニメ。
支配者の黄昏における鬼の形相も、それに類似したようなもの
を連想させる。まあ、支配者の黄昏に出てくる鬼に
翼のようなものは流石についていなかったが。

また、サバトを摸したような場面も登場する。最初はどういった
ものなのか分からずに、一瞬目を凝らしてしまったが、
その手の作品に慣れている方なら何事もなかったかの
ように目を通すだろう。

支配者の黄昏とBLOOD+の関係性は今の所発見できては
いないが、BLOOD+の製作スタッフが支配者の黄昏を
参考にした可能性は十分にある。

ここからは気になった所を。
尺が足りないのが災いし、後半はかなり慌ただしい展開へ
と変わっていった。もう少しじっくり描いてもいいのになーとは
思ったのは私だけではないはずだ。

中盤に登場したジャンク屋や敵キャラクターの出番が
かなり短いのも個人的には気がかり。
それ故、印象に残るキャラクターが少ない様に感じ
感情移入がしづらくなってしまった。

咬ませ犬的なポジションである晃龍は、作中の中でも好きな
部類の悪役であり
「貴様ァー、死ねぇー!!」
「うるさい、貴様も消えろー!!」
といった死亡フラグを丁寧にレクチャーしてくれていたのだが、
退場するのがあまりにも早くとても切ない気持ちで
終わってしまった。彼の咬ませ犬っぷりをもっと見たかったなー。
まあ今更こんなことを呟いてもしょうがないが。

良くも悪くも無難といった印象の作品ではあるが、
グロテスクな描写にある程度耐性のある人ならば
特に問題なく視聴できるだろう。
自信のある人ならば昼食時や夕食時でも普通にいけそうなレベル。
個人的には良作だと思う。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

たぶん続編なんだろうけど

話単体は理解できるが、ストーリーはよくわらん、主人公は何者なのか?敵ボスとの前の戦いとは?というかこの作品自体作者のマンガ作品の続編、何でそんな作品を映像化したのか?せめて前作も映像化せえよ。

あのモブ女性二人がやられるとこは明確に描いて欲しかった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

おーいん君 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

美しいけど

割と内容は退屈だった

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

56.2 19 1998年度アニメランキング19位
聖少女艦隊バージンフリート(OVA)

1998年4月25日
★★★☆☆ 3.0 (12)
32人が棚に入れました
『サクラ大戦』『機動新撰組 萌えよ剣』などの近代日本をモチーフとした作品で知られる広井王子が原作・総指揮を担当したアニメ作品。『新機動武闘伝Gガンダム』『ジャイアント・ロボ THE ANIMATION』などで知られる今川泰宏が原作・構成・シナリオを担当した意欲作でもある。 大艦巨砲時代の日本をモチーフとした「我が国」を舞台に、超能力を持つ少女を集めた海軍特殊部隊「バージンフリート」候補生たちの奮闘を描く。ごく普通の女学生・海野潮風はある時、超能力「バージンパワー」の高さを見込まれ、新生バージンフリート隊の候補生となる。だが、お嫁さんに憧れる潮風は未婚を強いられるバージンフリートへの参加に思い悩むのだった。

田中タイキック さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

艦●れが糞アニメ?馬鹿言っちゃあいけねぇよ!!

1998年4月25日~1998年10月25日
全3話

『サクラ大戦』『魔神英雄伝ワタル』の広井王子と
『Gガンダム』『ジャイアントロボ』の今川泰宏がコンビを組んだOVA作品
このどうやったって混ざらなそうな二人が原作ということで気になり
さらに聖少女艦隊バージンフリートというタイトル
少女?艦隊??んんっ!?
私の中の羅針盤が行けと命じたような気がしたので視聴しました


時は世界戦争末期の1923年
敵である連合軍の圧倒的な物量によって「我が国」の本土、横浜に上陸されそうになる
絶体絶命の危機に立たされた「我が国」は切り札として
処女のみで編成されたバージンフリート隊を投入し、彼女たちが使う未知の能力"バージンエネルギー"の威力によって連合軍は撤退
連合軍とは休戦条約を締結し、大戦は一応の集結を迎える

それから15年後、「我が国」は来るべき再戦に備えるため
バージンエネルギーを使える処女を育成する施設「海軍中野女子分校」を設立
物語の主人公、海野潮風(うみの しおかぜ)はその分校に入学することになった


以上のあらすじを冒頭2分程度の回想と簡単な説明で済まし物語は始まります
(ズキッ…うっ何か既視感がっ…)

最初の説明の不親切さと尺の短さも手伝ってストーリー展開は非常にわかりづらい
「女の子のみの隊」で「処女の女の子の力」を使うっていうエロゲみたいな設定なのにエロ展開はほぼ無し
メインの女の子も3人と少なく、みんな明るくて良いんだけどギャグ展開が多く
性格がいまいち掴めないままストーリーはどんどん進んでいく


主軸となる「バージンエネルギー」にしたって一体どういう力なのかまるで分からない
説明はほぼ無く映像で感じろってことなんだろうけど出てきた描写といえば
『ピカッと光を放ったと思ったら敵艦隊をやっつけていた』
『ピカッと光を放ったと思ったら撃墜された飛行機が飛べるようになっていた』


な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をしたのかわからなかった…
超能力だとかそんなチャチなもんとしか思えなかった
もっと恐ろしいものの片鱗を味わいたかったぜ…

っていう感じでいまいち盛り上がりに欠ける

2話でけっこう衝撃的な終わり方をして、お!?ってなるんだけど
3話でその衝撃的な展開が無かったことになるみたいな締め方をして
キャラクターたちはすごいハッピーエンドみたいな空気出してて…
見てるほうは物凄く肩透かしを食らってしまいます
(ズキズキッ…うっまた何か既視感がっ…)

あとフリートなんてタイトルに入ってるもんだから
迫力の艦隊戦を見せてくれるものだと思っていたんだけど
そういう描写も見当たらず…


【総評】
バージンエネルギーの設定も、キャラクターも、世界観も、
何一つ活かせて無くなにか突き抜けた物も無く
ただひたすら退屈なお話でした

キャラデザと声優さんはよかったよ
主題歌も最近には無い感じで面白かったし

タイトルにも書いたけどいろんな意味で艦これのプロトタイプというか
お姉さん的な位置の作品だと思うと面白いのかなーという印象
(お話が残念な面も含めて)

dアニメストアで配信中

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

rocknlol さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

3話分のプロローグ

サクラ大戦の広井王子の作品だけあって、少しダサいOP曲からして同類の匂いが漂う。

サクラ大戦でもそうだったが、この広井王子なる人物からは乙女に対するただならぬ執着を感じる。もちろん私も乙女は好きだが、この作品の問題は「乙女が好き。ただそれだけ」という点にある。
ヴァージンなどとご大層な単語を用いている割には、その手のエロ描写はまったくなく、パンツはおろか水着まで一切出ない。入浴シーンさえも。
そうだ。ただ「美しい乙女を愛でるだけ」の作品なのだ。パンツはもちろん、ポロリさえも珍しくなくなった昨今の作品と比べるといまいち刺激にかける。まぁ、これは変態な私の感想なので一般人の方々はさほど気にならないだろう。

では、一般人の方々にも楽しんでいただけるようストーリが興味津々なのかというと、いや、全然そんなことはない。
サービスシーン好きな私なのだが、私がアニメを見る第一の理由はエロではない。その方面には18禁アニメの方がずっと役に(何の?w)立つ。私を含めみんな、基本的にアニメには面白さと感動を求めているのだ。
しかしこの作品はそのどれも備えていない。

始終盛り上がりに欠ける展開:淡々というより延々と続いていると言った方
が正しいくらいの日常パート。健全というより常識的過ぎてあくびしまくりのギャグパート。フリートなのに艦隊戦などは全くなく空中戦一色の戦闘パート。とにかくつまらないの一言に限る。
戦争の冷たい現実を突きつけられる2話のラストにはさすがに興味が沸いたが、結局はめでたしめでたしで片付けてしまうむなしさ。
極めつけは「我々の物語はこれからだよ!」と言わんばかりのしまりのないラスト。

わけの分からない設定:ヴァージンエネルギーという未知の力がこの作品の核心のようだが、それが最後まで未知の力である。ざっと念動力+都合のいい万能の力なのだが、これは未知と言うよりわけの分からないと言った方が正しいかも。しかも処女ではなくなると使えなくなるという何と面倒くさい設定までついている。さすがにこれには何も期待できまい。また「36歌仙12官女」という言葉が始終聞けるが、これに対する説明も無いに等しい。これはもはや不親切ではなく安普請だろう。


そして、ウィキペディアで検索してみてようやく納得した。
そうだ!そもそも期待していた私が間違っていたのだ。これは後に発売されたゲーム版の販促用デモだったから。
アニメ版でファンを集めてゲーム版で一儲けするするつもりだったんだろうけど、アニメ版がこれじゃ逆効果だったに違いない。

一般的にアニメに対して「必見の価値あり」、「見ない方をオススメします」、「まあまあかな」などの評価があるが、この作品に対しては「見なくても(大いに)結構」です。うむ、ぴったりだ。



最後に一つ。作品性とは別に関係ないかもしれないが、主人公は16歳なのに声が老けていて聞くたびに少々イタかった。どう見てもあれは精精30後半だろう。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3
ネタバレ

境界線の観測者 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

結婚しません、勝つまでは!!

世界大戦の最中、超常の力を持った未婚の少女で
結成された海軍特殊部隊バージンフリート隊が存在した。

「我が国」は来るべき時に備え「バージンエネルギー」を持つ少女達を集め
バージンフリート隊の復活を目指し少女達を集めていた。

時代を鑑みれば作画は良い。

設定は面白いけれど、扱い切れていない。
ストーリーが致命的に面白くない。
キャラクターに欠片も魅力がない。

ないない尽くしのOVA。

時間的制約を鑑みても駄作の域。
OVA 30分×3話=90分の短い時間でも魅力的で面白い作品はいくらでもある。

アニメ的SF演出の面白さと説得力を出せずうまく調理「出来ていない」

正直見る価値はないかもしれないが絞り出すのなら
少女×超能力×軍隊(兵器)の先走りアニメ的な存在ではあるのだろうから
知識として知っている、見ている分には話のネタにはなると思われる。



自分用メモ

第一号作戦 初体験
{netabare}

「子供は国の宝物」

模擬艦隊と連絡不通
艦橋にずらずらと出てくるのは笑うよね

今のは実弾!!

いかれぽんち ふるーつぽんち

実弾使っておいて「誰がそこまでしろって言った―!!」

あのバージンエネルギーがあふれる初体験の快感が ⇒ は?

若本規夫さんがキャストにいるくらいしか価値を見出せない一話であった
{/netabare}
第二号作戦 五月の雪
{netabare}

なぜだー!!(迫真)

こわーい職業の人

糞みたいな茶番で尺がもったいないレベル

「強いバージン……あなただったのよ」
作戦に穴があるってレベルじゃないんですけど(笑)

これは戦争なんだよ、だから死ぬよね。
{/netabare}
第三号作戦 初夜桜
{netabare}

結婚しよう。

敵、爆撃王。

「我々は軍人であるぞ」
「それまでは女を守るのも男の役目」
女々しい嫌がらせしてるキャラに言わせるセリフではない

そんな勝手は許されない!!

茶番。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
クイーン・エメラルダス(OVA)

1998年6月5日
★★★★☆ 3.5 (8)
50人が棚に入れました
「大宇宙の魔女」と呼ばれ、飛行船型の宇宙船「クイーン・エメラルダス号」に乗って宇宙を駆ける女海賊エメラルダス。彼女がなぜ宇宙を旅しているのかは誰も知らない。手製の宇宙船で宇宙に飛び出した少年・海野広は火星の衛星・ダイモスのアルギューレ北方の峡谷に墜落してしまう。広は重傷を負い病院に運ばれるがそこを抜け出し、戻ってきた墜落現場でエメラルダスと出会うところから物語は始まる。
ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中途半端感が拭えない C

地球を発つ交易船に密航し、惑星ダイバランを目指す海野広。密航中の船が戦闘艦に襲われるが、ドクロの旗をつけた船に助けられ、なんとかダイバランに到着する。自分の宇宙船を持つ夢をかなえるため、酒場で働きはじめた広だが、トラブルに巻き込まれ殺されかかったところを、顔に傷をもつ美しい女に救われる。女は、ドクロ旗の船の持ち主で、“大宇宙の魔女”エメラルダスだった。(WOWOWオンラインより)

クイーンエメラルダス。顔に傷を持つ美形の女海賊です。
彼女が主人公なのは間違いないはずなのでえすが、この作品では、海野広という少年が準主人公として登場しており、話によってはエメラルダス以上の活躍を見せます。
1話、2話はエメラルダスが主人公、3,4話は実質的に海野広が主人公でエメラルダスは脇役になってしまっています。

(※)このOVAは当初2話製作の予定が、8話までに変更された後に、最終的に4話までしか製作されなかったという経緯があります。
このため、海野広の活躍にスポットを当てた3、4話で話が途切れてしまったようです。
そんな理由があるとはいえ、主人公が活躍しない話で終わるっていうのは何か違和感を覚えます。

第1話、第2話は、酒場で広が海賊アルフレスに絡まれたことにエメラルダスが助力したのをきっかけに、海賊アルフレス対エメラルダスへと話が展開していきます。
{netabare}この話でエメラルダスとメーテル(銀河鉄道999で主人公星野鉄郎と旅をする女)は双子だったことが判明。ちなみにエメラルダスが姉。 {/netabare}

第3話が体が半機械化した殺人鬼の話。

第4話がかつてトチローを虜にし殺そうとしたサイレン(ギリシャ神話のセイレーンのような能力を持つ女)との戦いです。
{netabare}エメラルダスが顔に傷を負った理由がここで明らかにされていますが、わが青春のアルカディア無限軌道SSXで描かれているのとは違っているようです。 {/netabare}


トチローという名が突然出てきましたが、キャプテンハーロックの幼馴染であり盟友、ハーロックの船アルカディア号を造った人物です。
エメラルダスとの間柄は恋人・・・になるのかな。
この作品において重要なポジションを占めているので、最低限その名前くらい知っておかないと視聴しても「?」だと思います。

また、松本零士の作品にはよくあることなのですが、他の作品と登場人物を共有化しているのに、微妙に設定が異なることがあります。
なので、話違うじゃねーかよー、ということがあっても大目にみる寛容さも必要です。
件のトチローも、作品ごとに設定が違っているようです。

で、結局のところ面白かったのかというと、正直中途半端感があってあんまり・・・です。
海野広を主人公として、エメラルダスがその成長を見守るというストーリーなら、まあ納得がいくかも。
あ、ひょっとしてそういう作品だったのかな?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

gkc さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

女性宇宙海賊

松本零士の作品の中では、ヤマトでも999でもなく、ハーロックと、このエメラルダスが好きな作品です。

僕の知る女性キャラクターの中では、最もかっこいい女性ではないでしょうか。

物語の中での社会では「海賊」であり「悪」とされていますが、実際の中身は半端でない正義であります。

手足が細く長く、もちろん容姿端麗ではありますが、悪を憎み、勇敢であり、友、義を重んじる、正義の人であります。

最近おしゃべりな主人公も多いように思いますが、寡黙で凛々しいです。

ところが、女性らしい優しさも兼ね備えています。
男女を超えてその存在感はすごいものがあります。

キャラクターの魅力だけでも見れる作品だと思いますよ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

顔の傷の由来

クイーンエメラルダス、美人なのに顔と背中に巨大な傷跡がある。なぜ傷ができたのか本作を観れば分かります。
海野ひろしという少年が夢に向かって冒険に出るわけだが、危機に立つとエメラルダスが現れ助けてくれる。エメラルダスは海野に全宇宙に五丁しか存在しない戦士の銃まで与えるわけだが。そこまで海野に親切にするわけは海野がエメラルダスの元恋人のトチローに似てるからなのか。
物語は1~2話と3、4話のエピソードが独立していて、冒険物としての興奮もバトル物としての迫力も普通程度。作画はそれなりに良いので松本零士ファンなら観る価値あり。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
今日から俺は!! 第9巻 ワンス・アポン・ア・タイム・イン千葉(OVA)

1997年12月21日
★★★★☆ 3.7 (8)
45人が棚に入れました
『今日から俺は!!』(きょうからおれは)は、西森博之による少年漫画作品。またそれを原作にしたOVA作品。千葉の架空の高校である軟葉高校と、その周辺地域を舞台にした「ツッパリ格闘漫画」でありギャグ漫画。主人公・三橋貴志と、相棒の伊藤真司の2人が様々な敵と戦ったり珍事に巻き込まれたりする。

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
今日から俺は!! 第10巻 極道のつまはじき達(OVA)

1997年12月21日
★★★★☆ 3.7 (8)
44人が棚に入れました
『今日から俺は!!』(きょうからおれは)は、西森博之による少年漫画作品。またそれを原作にしたOVA作品。千葉の架空の高校である軟葉高校と、その周辺地域を舞台にした「ツッパリ格闘漫画」でありギャグ漫画。主人公・三橋貴志と、相棒の伊藤真司の2人が様々な敵と戦ったり珍事に巻き込まれたりする。

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
エルフ版下級生 あなただけを見つめて…(OVA)

1998年9月3日
★★★★☆ 3.1 (7)
44人が棚に入れました
主人公の長瀬トオルと、ヒロインの結城瑞穂と神山みこを中心に話が展開していき、南里愛、佐竹晴彦などの面々が話に加わっていく。主人公が寮を追い出されるというOVA版独自の設定があるが、卯月学園、指切り神社、ガーデンプール、世界一公園、ボウリング場、喫茶店土下座、フラワーショップカトレアなどの舞台設定は、ゲーム原作にほぼ忠実である。『エルフ版 下級生~あなただけを見つめて~』というタイトルで、ピンクパイナップルから発売。全4話で構成されており、第4話は一般版と15禁版の2種類が存在する。なお、タイトルに「エルフ版」と付いているのは、これに先んじて1995年にピンクパイナップルが(OVA版『同級生』のヒットに便乗する形で)「下級生」のタイトルを付けたOVAシリーズを独自に製作・販売していた為。ちなみにその内容は、本作とはキャラクターや舞台設定も全く異なる、無関係なものであった。

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
同級生2 テレビ編集版(OVA)

1998年7月2日
★★★★☆ 3.5 (9)
40人が棚に入れました
98年7月~8月、「同級生2」のR指定部分を除いた編集版が第一章~九章まで、9週にわたって放映。

おその さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

エルフ全盛期のもはや化石アニメ

テレビ用に全年齢対象に再編集した全9話

正直つまんない

ヒロイン全員をいい感じに落としつつ(?)結局はメインヒロインルートで終る

アマガミみたいに一人につき1ストーリーで行けばそこそこ面白いかも知れないのに

てか、エルフってまだあったのね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
火宵の月(OVA)

1998年4月1日
★★★★☆ 3.4 (8)
39人が棚に入れました
鎌倉時代末期の物語。陰陽師である土御門有匡の元に、火月と名乗る妖が現れ、有匡の子を産みたいと告げた。有匡は相手にしなかったが、あることをきっかけとして2人の絆は深まっていく…。

ちょっとななめ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

なぜ?

原作はとても面白いのに。。。
内容が、とんでもなく中途半端。
原作が面白い分、台無しにされた気分。
なぜ?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

つまらない

1話でギブアップ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0
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