1998年度に放送されたアニメOVA一覧 81

あにこれの全ユーザーが1998年度に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月23日の時点で一番の1998年度に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

74.6 1 1998年度アニメランキング1位
銀河英雄伝説 外伝(OVA)

1998年2月1日
★★★★★ 4.1 (139)
745人が棚に入れました
銀河英雄伝説シリーズの外伝。銀河系宇宙を舞台に、英雄たちの群像劇を壮大なスケールで描く。銀河帝国幼年学校を卒業し酷寒の惑星・カプチェランカに赴任したラインハルトたち。ベーネミュンデ侯爵夫人は彼らの抹殺をヘルダー大佐に指示する。

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

本伝含めた観る順番について

自分はネットの書き込みを参考に我が赴くは星の大海、新たなる戦いの序曲、本伝、外伝という順番で観ました。
全部観終わっての感想ですが、時系列順に外伝から観てもよかったかなと思いました。
いきなり本伝観ても問題はないのですが、外伝を観ておいた方が話に入りやすいです。逆に外伝が合わなかったら本伝は観なくていいです。
本伝の方が確かに面白いですが、外伝もかなり面白いです。
外伝を観てつまらないと思ったなら本伝観てもあまり感動はしないと思います。
これから銀英伝観る方の参考になれば幸いです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

銀河の歴史がまた1ページ。

アニメーション制作:ケイファクトリー
OVA外伝第1期 — 全24話(1998年2月 - 1998年)
OVA外伝第2期 — 全28話(1999年12月 - 2000年7月)


銀河英雄伝説本伝の前日談にあたる物語で全部で52話にも及びます。

銀河帝国で後に“金髪の英雄”として知られるラインハルトと、
彼の忠実な腹心にして“赤毛の親友”キルヒアイスが未成年だった頃の話。
彼らが如何に活躍して出世の階段を登っていったのか?

片や“エル・ファシルの英雄”となったヤン・ウェンリーが新たな任地に赴任し、
事件に巻き込まれたり、後の人生で関わることになる人達との出会いがあったり。

本伝では歴史を眺めるといった具合なのに対して、
外伝では登場人物の更なる掘り下げが行われている気がします。

本伝では既に艦隊を所有して、更には元帥府を開き、
後には最高権力者にまで登りつめてしまうラインハルトしか観られないので、
艦長やら司令官やら上官に敬礼する中間管理職なラインハルトが新鮮ですね。

そこでは下級兵士など様々な立場の人間に直に接することにより彼らの気持ちを知ることもあり、
孤高ではあるが、足もとを疎かにして前を向いて走ることしか知らなかったラインハルトが、
帝国の腐敗と問題点を認識する上で中々に重要なエピソードなのかもしれません。
(ラインハルトの圧倒的な才能と最高のパートナーのキルヒアイスの補佐で危機を切り抜けられますけどね)

にしてもオリジナルエピソード3部作は波乱万丈な気もしますがw

アニメオリキャラの美幼女伯爵令嬢(CV.大谷育江)が出てきたり、
某侯爵の娘(CV.榎本温子)が美少女だったり、
銀英伝にも萌えの時代が来たのか?という驚きが…w
ふたりとも、碌でもない父親に似てなくて良かったですねえ。

おおよそ、原作外伝に存在しているエピソードが中心なのですが、帝国サイドが殆どですね。
なかでもいちばん嬉しいのは本伝では第1部で退場したキルヒアイスの出番が主役並に多い事ですね!
本作品の中では人気の高い魅力的な人物であり、キルヒアイスファンにはたまらないことかと思います。
実際にキルヒアイスが主役のエピソードもありますしね!

逆に残念だったのは富山敬さんが亡くなられて、主役の一人のヤン役が変更されていることでしょうか?
二代目の声優の郷田ほづみさんも十分に実力のある方ですし、郷田さんの声も好きですけどね!

そういえば、ヤンが主役の捕虜収容所のお話以外ではヤンの出番が少なかったような?

同盟サイドではシェーンコップの出番が多かったですね。陸戦部隊の出番が多めですので、
コンバット物が好きな人には、ちょっと嬉しいかもしれませんね。

とりあえず本伝110話を視聴済みで、こっちをまだ観てない方には是非とも観ることをおすすめします。
時系列順に各話の関連性がありますが、それぞれを独立したエピソードとして楽しむことが出来ますしね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 36

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

本編が好きならこちらも是非

本編のビフォアストーリーで、主人公2人のサクセスストーリーです。


期間を置いてから製作されたため、声優さんが代わっているのが残念ですがそれを嘆いても仕方がない(お亡くなりになっているので)事なので受け入れましょう。
作画はキレイだし、雰囲気や粋なセリフも本編と遜色ありませんのでファンなら絶対押さえておくべきです。
話も面白い。


ただ、外伝だけあってちょっと陳腐なところは否めません。

いくらなんでも、真剣白刃どりはないだろw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

72.1 2 1998年度アニメランキング2位
銀河英雄伝説外伝/汚名(OVA)

1998年1月1日
★★★★☆ 3.9 (19)
162人が棚に入れました
田中芳樹原作のスペースオペラで、人気OVAシリーズの「銀河英雄伝説」外伝第4弾。銀河系宇宙の国家間で繰り広げられる英雄たちの群像劇を壮大なスケールで描く。第四次ティアマト会戦の終結後、休暇でクロイツナハIIIにやってきたキルヒアイスは、滞在先のホテルで暴漢に襲われた老人を救うが、その事件をきっかけに麻薬密売組織と関わりを持ってしまう。当地の治安責任者に麻薬密売組織の摘発を依頼されたキルヒアイスは……。脚本は、シリーズ全編を通して河中志摩夫が執筆を担当。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

失われた時に愛惜を込めて・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
⇒(11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

この物語は、キルヒアイスがラインハルトより一足先に休暇に入り、訪れた休暇先で事件に巻き込まれる・・・そんなキルヒアイスを主人公に据えた物語です。
これまでのOVAや劇場版は、当然ながらラインハルトやヤンを主軸に置いていましたが、外伝丸々1作分を占めてキルヒアイスが描かれる・・・という事はよほど彼の人気が高かった事の証なんだと思います。

でも、この作品は何故本編より外伝やを後から制作したんだろう・・・と素朴な疑問が湧いています。
外伝だけでも相当な情報量があります。この情報が無くても本編は堪能できるように制作されているとは思いますが、時系列で視聴した方が頭に入りやすいのに・・・と個人的には思ったりもしています。

物語の方ですが、キルヒアイスは休暇先のホテルでチェックインをしていたところ、初老の男性が巨漢の男に襲われそうになっているのを見て助けるのですが、その男性・・・自身が中将として指揮していた先のアルレスハイム星域での大敗北の責任を糾弾され、少将降格の上退役となったカイザーリング男爵だったんです。

アルレスハイム星域での戦闘において、カイザーリングは同盟軍を奇襲するため待ち伏せしていたところ、攻撃のタイミングの前に艦隊が突如暴走して一斉射撃を行うという、前代未聞の出来事が起こったのです。
こんな有り得ない事が起こるなんて・・・何か理由があったに違いない、と誰もが思った事でしょう。ですが、彼は被告席で頑ななまでに沈黙を貫いた結果、「無能な卑怯者」という汚名を被る事になってしまったんです。

それでは、何故彼はそこまで頑なだったのでしょう・・・?
それは彼が一生独身を貫いた事にも関係があるのですが、彼なりの哲学があったようです。
どれだけ時間が過ぎても色褪せることのない想い・・・
そんな風に人の事を想える事自体はとても素敵な事だと思います。
でも、時間の積み重ねに伴い、その重さに心が耐え切れなくなり、結果的に正しい判断が出来なくなってしまったら・・・それはとても不幸な事だと思いますが、これは誰にでも可能性がある事だと思います。
だって・・・ずっと笑っていて欲しいじゃないですか・・・その笑顔を曇らせたくないじゃありませんか・・・

しかし、負う責任の重さが重くなるほど一個人の感傷は捨て去らなければいけないのかもしれません。
きっとその時は身を切るより辛いと思います。でもその決断によって忌まわしい連鎖が止められるのだとしたら・・・選択せざるを得ないんでしょう。
それが例えこれまでの自分を支えてきた全てであっても・・・

物語の内容的には心にズッシリくる感じなのですが、ここで引き立つのがキルヒアイスの優しさと礼節を重んじる姿勢です。
普段はラインハルトの後ろに控えていますが、そこに収まる器じゃ無い事は確かな様です。
これからの彼の活躍には期待したいですね^^

OVA全4話の作品でした。これで52話のOVAと2作の劇場版を視聴した事になりますが、人気のある有名作品である事を肌で実感しました。
まず、物語が面白いから作品の古さ自体はあまり気になりませんし、慣れてくるとこの作画が一番しっくりしている様にも思えてきました。
何よりコンピュターも無く殆どが手作業だった頃に、これだけの大作を作り上げるなんて・・・
ただ感服するばかりです。

でも完走の感動はOVAより本編の方がきっと大きいと思います。
全110話の作品なので、まるで大海原に乗り出すような不安感はありますが、しっかり堪能させて頂きたいと思います。
それでは、引き続き本編を視聴します。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

やっぱりストーリー凄い!

原作小説。未読。

ストーリーは相変わらず文句無し!
リアルな因果相関の描写に舌を巻く。
あとBGMがオーケストラっていうのが凄くイイ!

さすがに1998年(約20年前!)製作なので作画などは古さは感じる。
だって連絡が固定電話だよ(- -;)
でもわりとキレイだったかな。

気になったのが、その当時のアフレコってボリューム一定、滑舌よく、って感じ?とても聞き取りやすいけど一本調子でイマイチ感情移入しにくい。
でもこれって、昭和元禄落語心中観たからかな?

リメイクされるのか理想だけど、何にせよ全話完走したいなぁ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

72.0 3 1998年度アニメランキング3位
装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ(OVA)

1998年3月19日
★★★★☆ 3.9 (40)
245人が棚に入れました
1988年3月19日発売のOVA作品。時間軸上最も古いエピソードで、『ザ・ラストレッドショルダー』の前日譚に当たる。劇伴音楽は乾裕樹による新作。オープニングアニメーションはアニメアールの吉田徹の絵コンテによる新作が予定されていたが、スケジュールの都合により本編カットを抜粋し構成したダイジェストが使用された。

声優・キャラクター
郷田ほづみ、小林清志、塩沢兼人、中尾隆聖、池田勝、大塚周夫

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ラストカットのキリコがカッコ良すぎ

 時間軸的には、シリーズ史上最も古い時期を描いた作品のようです。キリコがレッドショルダーに在籍していたころのエピソードなので、戦闘シーンが盛りだくさんで大興奮でした。

 そもそも僕は、ガンダムシリーズ(というかロボットアニメ全般)における戦闘シーンには全く興味がありません。乱暴な事を言ってしまえば、戦闘中に有益な会話が無ければ早送りしても良いとさえ思っています。しかし、ボトムズでは不思議とそうは思いませんでした。

 特に今作では、ATが基本全て同じ規格なところが最高に燃えます。ヘルメットも同じなので、正直戦闘中は誰が誰なのかいまいちわかりませんでしたが(笑)、それこそがリアルな戦場でしょう。

 声優陣では、ペールゼン閣下がとにかくカッコ良すぎでした。大塚周夫さんのお声に魂が震えること間違いなしです!

 なんだか、ガンダム派からボトムズ派に乗り換えそうな勢いです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

69.0 4 1998年度アニメランキング4位
銀河英雄伝説外伝/千億の星、千億の光(OVA)

1998年10月21日
★★★★☆ 3.8 (17)
136人が棚に入れました
遠い未来、銀河を舞台に描かれる英雄たちの壮大な叙事詩。田中芳樹原作のSF大河ロマンを忠実に再現したOVA「銀河英雄伝説」外伝の第2弾。帝国暦485年3月、ヴァンフリート星域において帝国、同盟両軍が対峙していた。初陣の功績で准将となっていたラインハルトだが、諸般の理由から戦闘に出ることも功績を挙げることもできず、鬱屈した毎日を送っていた。上官への進言も無視され、膠着状態の戦況と対面したまま何もできずにいるラインハルトは、戦績をあげることのできない現状に苛立ちを強めていったが……。制作は『藤子・F・不二雄のSFシアター』『うる星やつら 完結編』などを手がけたマジックバスが担当。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男たちの野望が・・・銀河を駆ける

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
 (5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
⇒(8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

この物語では、2度に渡って帝国軍と自由惑星同盟とが激突します。
ヴァンフリート星域での会戦と、第6次イゼルローン攻防戦です。
物語は、主にラインハルト側帝国軍の視点で描かれており、所々で自由惑星同盟が登場する・・・という形で描かれています。
勿論、ヤンも登場します^^

でも、この物語がこれまでと大きく異なるのは、ラインハルトとキルヒアイスばかりではなく、ラインハルトをライバル視する帝国軍周辺の存在にも、きちんと焦点が当てられて描かれている事です。
その存在はリューネブルグ准将・・・ラインハルトの物語の中に大きく彼が食い込んできた事によって、物語の幅は広がったと思います。

物語は、ラインハルトが先の戦闘の功績が評価され准将に昇格したところから始まります。
准将にもなると200隻もの艦隊の長になる訳ですが、果てしない野望を抱くラインハルトにとっては中途半端な通過点にしか過ぎません。

そしてラインハルトは実感する事になります・・・階級が上がるにつれ自身の保身の事ばかり考える古狸の集団になっていき、やっている事はまるで化かし合い・・・
そんな老骨ばかりの所に18歳の若者が紛れ込んだら・・・思考、文化、育ってきた環境が著しく異なることから、対話にすらならないでしょう・・・
同年代という横の広がりの中でも分かり合うのが難しい世の中です・・・年齢という縦の広がりが加わったら、より難易度が上がるのは明白です。

それに加えラインハルトは誰よりも聡明であると共に、野心でギラギラしているんです。
保守とは対極に位置する彼は、より交わり辛い存在であった事でしょう・・・

ですが、ラインハルトの快進撃に待ったをかける存在が出現します。
それがリューネブルグ准将でした。年齢は35歳とラインハルトより17歳年上ですが、階級が一緒な彼は、ヴァンフリート星域の海戦で近傍の惑星に降下する指令を司令官から艦隊が受けた際、ラインハルトを自分の配下において降下する作戦が提案・受理され、ラインハルトの武勲をも我が物にしようと企んだんです。

これまで何度か邪魔されたり、時には命を狙われたりもしたラインハルトですが、自分の挙げた武勲を取り上げようとする輩との出会いは初めてでした。
ラインハルトは相当怒っていましたけれど・・・^^;

これは・・・私ならどうだろう・・・
仕事の一環で色んな開発に従事してきましたが、利益や権利は基本的に会社に帰属する事が分かってるので、あまり何も感じないかもしれません・・・^^;

でも、リューネブルグ准将はこれだけでは済みませんでした。
事あるごとにラインハルトを陥れようと画策するんです・・・
その画策は・・・正直あまり好きにはなれませんでいた。
自分より権力の大きいモノの力を借りて突き落とそうとしたり、ロクに実態を知りもしないのに相手を侮辱したり・・・
正直こういう事をする人とは仲良くなれないと思います。

今の私の身の回りにはリューネブルグ准将の様な人はいませんが、俯瞰してみたらきっとどこかにはいるんでしょうね・・・

物語が進むにつれ、色々な事が明らかになっていくのですが、印象的だったのはラインハルトが少将に、キルヒアイスが少佐に昇進した事と・・・同じく少将に昇進したリューネブルグは決して幸運な人生を歩んでこなかった・・・という事です。

そして色んな問題が拗れたまま、物語は第6次イゼルローン攻防戦に突入していきます。
この攻防戦も激しい戦いになりました。
それでも、これまでの攻防戦と明らかに違ったのは、ラインハルトとヤンが「相手の中に切れるヤツがいる」という事をお互い認識した、という事です。

ラインハルトは少将、ヤンは大佐なので艦隊全てに与える影響力はありません。
ですが、戦局を見て相手の出方を予測しながら次の一手を講じる・・・2人の才能が徐々に認められてきた証なんだと思います。

一方、リューネブルグ少将の件も落着するのですが・・・想定外の悲しい結末だったと思います。
でも、人の情って凄い・・・例えどんなに関係が拗れても・・・例え敵味方に別れてしまってもその尊厳を大切にし、ちゃんと相手を偲ぶ事ができるんです。
辛く悲しいことが連続しましたが、最後に救われた気持ちになりました。

OVA全12話の物語でした。これからラインハルトとヤンの攻防は静かに幕を開けていくのだと思うと楽しみで仕方ありません。
戦争をしているのですから、全く血を流さない訳にはいきません・・・
けれど、戦争で悲しむ人を一人でも減らして欲しい・・・そう思います。
引き続き、「第三次ティアマト会戦」を視聴します。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

68.7 5 1998年度アニメランキング5位
ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~(OVA)

1998年7月24日
★★★★☆ 3.8 (73)
512人が棚に入れました
時価二千億とも言われる徳川家の財宝。それは今でも東京のどこかに眠っており、その在処は徳川慶喜を写した2枚のガラス乾板、通称「巽の慶喜」と「乾の慶喜」に記されているという。月曜日、さっそくルパンは、若き実業家・マイケル・スズキの依頼で銭形が運搬担当している「巽の慶喜」を狙うが、銭形の機転で計画は失敗。火曜日、次元に協力を求めたルパンであったが、次元は虫歯のために銃を撃つのもままならないありさま…。協力を断られたルパンは、仕方なく単独で行動を開始した。一方、銭形のもとには雑誌記者のまりやが取材に押しかけてくる。取材攻勢にあいながらもガラス乾板を届けた銭形は、マイケル・スズキが造ったテーマパーク「アクアポリス」の警備を命じられてはりきっていた。銭形の警備のもと、残る「乾の慶喜」をトラックで輸送することを知ったルパンは、輸送中にガラス乾板を盗む作戦を実行する。
ネタバレ

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TVスペシャル第10弾(1998)

世界を股に駆けて盗みを働くルパンだが、今回の舞台は東京、お宝は徳川の埋蔵金。
虫歯で銃を撃てないガンマン(次元)と剣を盗まれた剣士(五ェ門)を相棒にどうする?ルパン?
前回、怪我でお休み(?)だった銭形警部が活躍する回でもある。
その他、いろいろ見所あり。
・中島誠之助氏「いい仕事してますねぇ」。
・とっつぁんの下の名前{netabare}「幸一」{/netabare}が登場。
・この11年後対決するコナンの後姿がOPに登場!(灰原哀は声のみ出演。)
 「ルパンvsコナン」の伏線か?(そんな訳ねぇ~だろ)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

68.6 6 1998年度アニメランキング6位
銀河英雄伝説外伝/朝の夢、夜の歌(OVA)

1998年1月1日
★★★★☆ 3.8 (17)
127人が棚に入れました
田中芳樹原作の人気シリーズ「銀河英雄伝説」外伝の第3弾。大佐に昇進したラインハルトは、キルヒアイスとともに研修で帝国軍幼年学校を訪れたが、旧態依然とした学内の雰囲気に嫌気がさす。さらに幼年学校から帰還した直後に発せられた新たな辞令が、彼の意にそぐわない憲兵隊への出向と知り、彼の憂鬱はますます増すばかりであった……。一方、幼年学校では、成績の振るわないライフアイゼンが、厨房関係者の横領の噂を聞いて、それを暴いて尊敬する先輩ラインハルトのように実績を得ようと食料倉庫に忍び込んでいた……。堀川亮、富山敬、佐々木望ら「銀河英雄伝説」本編と同様の豪華キャストで送るOVA。

67.6 7 1998年度アニメランキング7位
A KITE [カイト](OVA)

1998年7月25日
★★★★☆ 3.6 (126)
657人が棚に入れました
女子校生と殺人請負人、2つの顔を持つ美少女・砂羽。表と裏の世界を巧みに使い分ける大人達の淫靡な呪縛から逃れられず、泥沼の世界に生きる砂羽が唯一心を許せる存在は、同じ世界に生きる謎の少年・音不利のみであった。二人はお互いに同じ性を感じながら、惹かれ合う。ある時、砂羽は組織と決別しようとする音不利の始末を命じられ、音不利に銃口を突き付けるが…。儚いと知りながらも愛情を育むか、それとも殺し屋の掟を優先するか。やがて物語は、冷酷なクライマックスを迎える。そして、砂羽の行方は…。
ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハードボイルドエロアニメ

すみません私が観たのはR18指定の方ですね^^;)

エロパートが排除された「R指定のインターナショナルバージョン」でもハードボイルド志向のアニメとして充分楽しめるんじゃないでしょうか。

グロ耐性もちょっと必要かもしれません。

{netabare}
-----R18指定の方-----

25分x2本のOVAとしてはなかなかの力作。
ただエロシーンは少ないもののシリアスな内容としっかりした作画が相乗し感覚に訴えるエロ度が増してます。
ヒロインが好み^^

wikiによると
「アダルトシーンを削除し、アクション要素を強めたR指定のインターナショナルバージョン」
もあるらしいのでエロ嫌いな方はこちらがよいかと
エロパートを排除してもハードボイルド志向のアニメとして充分楽しめるんじゃないでしょうか。

グロ耐性もちょっと必要。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

AVをなめるな(笑)

OVA?
OAV?
いやいやw


MEZZO FORTEでも書きましたがハリウッドに多大な影響を与えたアニメーター【梅津泰臣】の監督作品


MEZZOの前身となる作品のため、当時の手塗りのセルの温もりを残した映像となった


ストーリーはMEZZOをエンターティメント性が強いとするならば、こちらはもっとダークネスでシリアス
ただちょっと厨二的カッコツケな演出が挟まれているのはご愛嬌


主人公も美少女という点が共通するが向こうは何でも屋でこちらはれっきとした殺し屋


世界観は向こうが欧米日を混ぜこぜにした近未来なのに対してこちらは日本と思しき描写がチラホラと


2作の間で多少好みが分かれるでしょうがそこは天才アニメタのうめんづですから、
アクションシーンの凄まじさは言うまでもなし
コンクリが発泡スチロールのように砕ける様は爽快
ガンアクション好きの方は必見ですね


ラストの爆発なんかも見所


オイラはこっちの方が好みかな

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

少女の3つの顔に魅了されるアダルトOVAを超えた名作

 24年9月再視聴。25年夏に「ヴァージン・パンク」なる少女ヒロインのアクションものが劇場公開されるとの発表を受け、改めて本作を見てしまいました。本作のリメイク的な意味合いが強い気がしましたので。

 50分程度の短編ですが、殺し屋の顔と女の顔、ほのかな恋愛をする少女の顔がコンパクトにまとまっており、そこを貫く復讐ものとしての出来と結末を含めて素晴らしい作品で私は名作だと思います。

 そしてヒロイン砂羽はアニメキャラの中で私がもっとも好きなキャラの1人です。砂羽にはアダルトシーンがあるものの女の顔と少女の顔のギャップが素晴らしいです。セックスのシーンと少年とのひと時のシーンの対比がいいんですよね。
 また肉体の快楽と内面との使い分けができる復讐に燃える女としての砂羽も魅力的です。配信版はアダルトシーンカットですが、アダルト版の見ごたえはありません。もちろん面白いですけど、かなり浅く感じます。

 そして結末ですね。復讐と引きかえの因果応報ととるべきなのか、極限状態での恋愛が偽物ということなのか、あるいは悲劇の示唆なのか。裏の組織の暗殺部隊の存在が示唆されますので、砂羽の死闘はこれからなのか。そういうオープンエンディングも含めて味わい深い結末になっています。

「ヴァージン・パンク」のトレイラーは驚異的な作画でした。内容も興味があります。しかしながら、「A KITE」の作品のもつ風合いとか限られたアニメ表現の中、情報量を描きたいことに集中した故の凝縮感がでるかどうかですね。
 本作は内容的にも余計なものをそぎ落としたシャープな作品です。設定もキャラも説明がほぼありません。ですが、ちゃんとキャラを読みとれます。

 以前は4.3にしていましたが、やっぱり名作ですね。音楽に関しては3→5と甘い評価になしますが、オール5にします。





21年10月レビュー

「アダルトですが、作画も内容もかなりの高水準です。」

 一応アダルトなんでしょうね。ただ、アダルトパートはほんの4、5分くらいでちゃんとストーリーになっています。

 本作で特筆すべきは作画です。アニメで人間をリアルに描いている点においては最高水準だと思います。普通のシーンは若干止め絵などで工夫していますが、バトルシーンの関節の動きとか、身体の震えとか、どういうダメージを受けて、どれくらい痛いとか、そういうのが伝わってきます。
 ヒロインのキャラデザについては淫猥でありながら可愛くて秀逸でした。

 これは低予算でアダルトアニメを作るのに慣れているから?肉体表現の蓄積があるから?それにしても1998年のこのアニメの出来は尋常ではありません。同時代ではないですが、初めて見たときは鳥肌が立ちました。

 そしてヒロインが何と言っても魅力的です。キャラデザはもちろんですが、ちゃんと普通におしゃれをして、コンビニの駄菓子を食べながら、同年代の男の子のオブリとくつろいでいます。かと思えば、大胆な性行為でちゃんと感じているところが描写されています。冷酷な殺しをすると思えば、無関係な人を巻き込んで落ち込んだりします。

 彼女のそういう描写で、彼女の内面はお仕着せの道徳では計れないということを表していました。彼女の価値観の普通からもっともダークな暗殺者までの幅の広いレンジで、そのどれもが彼女の真実である、という気がします。過去の不幸な出来事があるので、余計そう思えるのかもしれません。
 目的のためなら平気でなんでもするクールで且つ熱くてどろどろしたものという二律背反的な部分も感じ取りました。
 テーマ性は弱いですが、キャラとしてヒロインに深みがあるのでそこが注目ポイントだと思います。

 これが非常に丁寧なアニメ描写と、若干テンプレですが起承転結がある面白いストーリーでまとめられています。結末は現代風ではありませんが、それ以外の結末はないと思います。あのシーンがないとかなり凡庸になると思います。
(追記 なお伏線がありましたね。 {netabare} バスケットボールで服を汚されたシーンで、オブリは道を歩いているときは油断しているということがわかります。そして、バスケットボールが破裂したとき、ツイン三つ編み女の子は顔を手で庇いましたが驚いていませんでした。つまりあの女の子は訓練を受けているということです。後釜は見つけてあるとも言っていました。この一見意味の無い描写が実は関係してくるところがクリエーターの力量を表しています。{/netabare})


 今、配信サイトで見られるのは性描写カットのインターナショナル版になると思います。これについては、単なるアダルトアニメと括って性描写をカットしていいかといえば、ちょっと疑問符が付きます。

 ヒロインの彼女は殺し屋仲間のオブリとは2人きりになってもセックスしません。それが女子高生としての恋愛する時の顔になります。一方で雇い主というか飼い主である刑事の男とはセックスして喘ぎます。この描写が何を意味しているかを考えるからこそ深みがでると思うのですが。

 ただ性行為を完全に隠していない本当の無修正ですからやむを得ないですかね。もちろん、インターナショナル版でも十分以上に面白いと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

67.5 8 1998年度アニメランキング8位
ヨコハマ買い出し紀行(OVA)

1998年3月1日
★★★★☆ 3.7 (110)
481人が棚に入れました
 講談社「月刊アフタヌーン」に連載され、四季賞、星雲賞など数多くの賞を受賞した芦奈野ひとしの同名コミックスが原作。98年に制作され、好評だった前作を受け、新たにスタッフを一新しストーリーを再構築した本作。エッセイのような語り口でノスタルジー漂う独自の世界観を描く。喫茶店のオーナーは、カフェ・アルファをロボットのアルファに任せてどこかへ旅立ってしまった。お店を経営しながらオーナーの帰りを待っていたアルファだが、ある夏にやってきた台風によりお店は大破。アルファはカフェ再建の資金を稼ぐため、ちょっと長めの旅に出ることにした……。声の出演は椎名へきる、陶山章央、寺山幹夫、中川亜紀子ほか。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

てろてろの時間を味わう癒し系アニメ

原作はアフタヌーンの漫画

癒し系アニメといえばこれ
どうやら原作ファンにはどうも評判がよろしくないようで。
原作をパラパラっと読んだことがある程度なので、比較は少し難しいのですが
このアニメは単体でも非常に良いアニメで、
癒し系アニメと思われるジャンルでは一番好きなアニメです。

ストーリーはまぁ無いに等しい、完全なる雰囲気アニメだが
ヒーリングビデオをみる感覚で見れば至高のアニメ。
窓から差し込む光、海面に浮かぶ街灯。滅び行く世界の美学。
軍艦島の廃墟の美学と似たような感覚がありますね・・・

しかし悲壮感といったものはなく、穏やかでとてもゆっくりした時間を味わえる
その幻想的な独特の世界観は本当に素晴らしいし、演出も非常に良かった
静寂な空気のなかで、ぽつりぽつりと主人公とつぶやく様も実に良い!
ほのぼの系や日常系が少々苦手な私でも随分と楽しめた希少なアニメです。

『ヨコハマ買い出し紀行-Quiet Country Cafe-』という続編がありますが
全然タッチが違うので、これもまた違う楽しみ方が出来るかも知れない
ただ個人的には98年版のこちらのアニメの方が確実に良いと思えました
この辺は個人の趣向の違いもかなり出てくると思われます。

何にせよ、癒し系アニメが好きな人ならオススメ出来る良作。
その空気感を味わいつつ、コーヒーでも飲みながら見てはいかがかと。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シニカルな絵本みたいなオハナシ

あにこれあらすじ
「エッセイのような語り口でノスタルジー漂う独自の世界観を描く。喫茶店のオーナーは、カフェ・アルファをロボットのアルファに任せてどこかへ旅立ってしまった。お店を経営しながらオーナーの帰りを待っていたアルファだが、ちょっと長めの旅に出ることにした (OVA『ヨコハマ買い出し紀行』のwikipedia・公式サイト等参照)」

あらすじにあるように、ロボットのアルファがちょっと長めの旅に出る話なのだが、旅と言っても何があるわけでもなく、わけがあるわけでもない。時代の果てにあるような荒廃した大地を、ただただ彷徨う話。何故ロボットなのか、オーナーはいつ帰ってくるのか、それもただ、分からずに、ぶらぶらとてろてろと、時間の概念なんて考えずに過ごしてゆく。その世界に黄昏て物思いにふけってポツリと呟く台詞。時々会う数人の知り合いと過ごす程度のオハナシ。

何て言うんでしょう。本作は人それぞれの感覚のそれ、に応じて違った角度に観えてくる作品に感じる。雰囲気自体が、エンディングテロップのような、物語そのものが余韻のような、特質したところとか、見所とか、そんなハッキリした輪郭なんてないような作品。でも、そんなところに何やら変な感慨を抱いてしまう。

ふと、絵本っぽいなとも感じた。よくあるじゃないすか、綺麗なのに皮肉が混じってる物悲しいやつ。ざっと言えばそんな感じ。ヘンテコと言えばヘンテコ。精巧と言えば精巧。どっちにも傾いてしまう危うさを備え、ある意味個性的な世界観を放ち、ある意味主人公アルファは無個性なのかもしれない。

無個性なアルファと取れば、この世界を映すものさしであるし、「私は多分、この黄昏の世をずーっと観ていくんだと思う」とのアルファの台詞が物語を閉口させ、半ば終わりを遠回しに伝え、物語は視聴者の中で膨張してゆき、アルファにも長い流浪の果ての悲しみを想像させる。簡略した情緒と、軽量なユーモア、シニカルな雰囲気。無駄ばかりあるようで、いらないシーンは一つもない。そんな美妙なオハナシ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31

シフォンアルティラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ARIAの雰囲気が好きな人にはお勧め

ARIAの原作者の天野こずえ先生が、こんな感じの漫画を描きたいとARIAが生まれた経緯がある本作。
原作では地球温暖による海面上昇、産業衰退、人口減少の社会も示唆されるが、本作は一昔前の懐かしい日常的な雰囲気が醸し出されてる。
音楽はOVAの続編では、ARIAの音楽を担当してるchoro clubなのでそれもARIAと雰囲気を似たものに感じさせるのだろう。
もし興味を持ったなら、全部でも二時間弱なので、寝る前に30分ずつくらいの軽い気持ちで見る事をお勧めします

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

66.9 9 1998年度アニメランキング9位
ポケットモンスター ピカチュウのふゆやすみ(OVA)

1998年12月1日
★★★★☆ 3.7 (11)
76人が棚に入れました
作品の出発点となったゲームの世界だけでなく、愛らしいキャラクターやコレクター性が話題を呼び、アニメや関連グッズなどでも世界的に大人気キャラクターとなった、ポケモンことポケットモンスター。TVアニメは1997年より放送され、2002年には『アドバンスジェネレーション』、2006年からは『ダイヤモンド&パール』が制作され、長期のTVアニメシリーズとなっている。本作は、アニメ版ポケモンの世界を踏襲した1998年のクリスマスシーズン限定で発売されたOVA。サトシがクリスマスケーキを買いに行っている間、ポケモンたちだけでクリスマス・パーティの留守番をすることになった「クリスマスであそぼ!」、一面の雪景色を見たピカチュウたちとガルーラ親子との交流を描いた「雪であそぼ!」の2本を収録している。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ポケモンの可愛さが詰まったショートアニメ

初期ポケモンのOVA。
この頃はアーティストや芸能人とのタイアップも無く、純粋にポケモンの魅力を堪能できました。


OP主題歌は子供達の合唱でEDはプリンが歌うなど、子供向けを意識した作りで傑作です。


1話目の『クリスマスであそぼ!』は
サトシ達が出掛けた間にピカチュウ達がクリスマスのパーティー会場ではしゃぎまわるお話です。

ポケモン達に合わせた目線で、細かな所にクローズアップされた演出が丁寧だと感じました。


2話目の『雪であそぼ!』は
サトシ達が訪れた別荘のような所に付いてきたピカチュウ達が雪景色の中ガルーラ親子と交流するお話です。

ガルーラの子供はまだ幼いため他のポケモンに慣れていなくて、そんな彼をピカチュウ達が優しく受け入れる描写がほんわかします。


このアニメの最大の特徴はサトシ達人間の顔が映らないことです。

これによってポケモン達が主役であることが強調されて、より話に入り込めます。

小人や小動物がメインのアニメでもよく用いられている、おなじみの手法です。


ポケモンの動きと声だけで構成される分込み入った話にはなっていませんが、シンプルイズベストの素晴らしさを実感しました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

66.8 10 1998年度アニメランキング10位
青の6号(OVA)

1998年10月25日
★★★★☆ 3.5 (184)
994人が棚に入れました
近未来。地球の人口は膨れ上がり、環境は劣悪を極めていた。世界各国は人類最後のフロンティア=「海」に希望を求め、新たな世界を築こうとしていた。そのために設立されたのが、会場及び海中の安全を守る超国家組織「青」。各国は協力して自国の潜水艦を「青」に派遣することになった。日本の自衛隊から「青」に送られた潜水艦も6号艦として「青」の任務に就くことになった。しかし、そんな折、海洋開発のリーダーでもある天才科学者ゾーンダイクが突然反旗を翻し、凶悪なテロで世界を恐怖に陥れる。海洋テロ結社を築き、人類殲滅を宣言したゾーンダイクの野望とは?ゾーンダイク率いるキメラ兵器たちと、それを阻止せんと立ち上がる「青」の潜水艦隊。人類の存亡を賭けた戦いの火蓋が、今、切って落とされた!
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

花と銃と知性を携える それが平和への道しるべ

原作はなんと、1967年の連載だったそうだ。
思えば、戦後まだ20年程だったからこその物語だったと言える。

舞台は劣悪な環境を極める近未来。
海へと希望を見出した人類は、新たな世界を築こうとしていたが、
海洋開発のリーダーであり天才科学者ゾーン・ダイクが反旗を翻し、
世界を恐怖に陥れる・・・そんな冒頭から始まるお話。

まず、アップテンポの音楽が小気味良い。
特に気に入ったのが、YUKARIEが歌うEDの『みなそこに眠れ』
しっとりした雰囲気と囁くようなヴォーカルが、人魚を連想させる。
タイトルも面白いよね・・「皆 そこに眠れ」なのか「水底に眠れ」なのか
きっとどっちもなんだろう?なんてクスッと笑える。

そして潜水艦をはじめとする3DCGIがとても美しい。
海面なんて実写かと思うほどリアルで、リアル以上に光沢が綺麗。
艦内の赤、海中のさまざまな青、蒼、碧、藍の濃淡。
また静の間合いと、動の迫力ある戦闘シーンのバランスがいい。
そのほか、幽霊船や高速艇の凝ったデザイン、
巨大な鯨のような生体兵器ムスカなども、独特の世界を作り上げている。

人類の未来をかけた青の作戦に、一躍買うのが主人公の速水。
{netabare}
敵側であるミュータントを助けたことも、後々彼を助けることになり
その事実からまたさらに、奥深く広がっていく展開。{/netabare}
原作をご存知の方からは、不満の声もあるようだが、
全4話と短いながら、なかなか見応えある作品だったと思う。

ゾーン・ダイクやムスカ、速水の言葉がとても深く考えさせられ、印象的。
{netabare}
「なぜ 私たちに知性を与えたのか」

これは、知性があればお互いの言葉が理解できるじゃないかという
深い思いから投げかけられた一言に違いない。

「陸を歩くもの、海を行くもの、対立する2つの殺し合い。
 だが、未来を変えるのは俺達次第だ」

「言葉を交わせ。まず会話をしろ。言葉がわかるのだから」

「俺達は 互いに理解しあえる隣人だ」

「いつも海では、助けられてばかりだ」 {/netabare}

これらはどれも、隣人を助け、助けられるという揶揄。
知性を持ち、言葉を交わし、理解し合い助け合う。それこそが平和。
これが、この作品の一番のテーマなんだと思う。

取っ組み合いのケンカ程度で済んだ両者の憤りの後、
速水がつぶやいたセリフも、すごくいい。

{netabare}
「今までいろんな場所で戦い、人を手に掛けてきた。だけど
 明るいところで正面から対話して闘った。初めてだった」 {/netabare}

戦闘モノかと思って観た作品だったけれど、実はいかに戦争などせずに
どう平和であるべきか・・ということがテーマだった。

ラスト近くで、すごく心に残ったのは、
黄色い花と銃と書物が、地面に並べられていた映像。
花を愛でるやさしい心、大切なものを守るためにある銃、
そして知性の象徴である書物。これらがおそらく、
平和のための3種の神器ということを言いたいのかもしれない。
観て本当に良かった!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 49

あーるぐれい さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

みなそこに眠れ。

人為的な環境変動で荒廃した未来を舞台に、
人類と狂科学者と、彼が作り出したミュータント達を巡る物語。
全4話構成なので、設定やストーリー展開を描ききれていない部分があるのが残念なところです。

一番の魅力はフルCGで描かれた潜水艦戦でしょう。
近未来的デザインの『青の6号:りゅうおう』と、高速艇グランパス、
『幽霊船:ナガトワンダー』、鯨のような生体兵器ムスカなどなど、
作りこまれたCG潜水艦が、水没したビル街で、南極の氷の下で、
ぐりぐり動くバトルシーンは素直にカッコイイ。

EDの「みなそこに眠れ」は、色っぽいヴォーカルにサックスとパーカッション、ベースが絡み合うアダルトな名曲。ぜひ聴いてみて下さい♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

GONZOの名を世に知らしめた名作

観始める前はSF・艦隊と聞き、ハードボイルドで哲学要素があり、社会に問いかける攻殻機動隊のようなイメージを連想していたのですが、小難しい話はなく、抽象的な世界を徐々に明らかにしていき最後に大きなテーマを抱えて待ち構えている構成で見ごたえがありました。

映像に関しては、1998年の作品と言うことですが、デジタル制作なので映像が観やすく、絵柄も落ち着いた感じなので古さは全然感じませんでした。
それどころか、優秀なアニメーターさんたちが携わっていることもあり、話数が進むにつれてどんどん迫力のある映像になっています。
今見ても見ごたえのある映像になっているかと思います。


物語
前述したように、抽象的な世界から始まり徐々に情勢が明らかになっていくので1話はよくわかりません。
2話は状況説明が主となります。
丁寧に世界を構築したおかげで3話4話の惹き込みはすごいです。
難しい話になりそうだったのでメモを取りながら視聴していたのですがいつの間にかメモを取ることを忘れていましたw

1話BLUES
あらすじ
戦いに飽きて隠遁生活を送る身勝手な主人公速水は、戦艦"青の6号"の乗組員である紀之真弓を助け操舵手に復帰する。そして久々の出撃で人類の敵である半獣達の一人、赤い目のミーティオを助けたのだった。

タイトルBLUESは憂鬱な気持ちを歌で表現する突飛なメロディの曲です。
ということは、キャラが憂鬱な気分に浸っていたということでしょう。
まずはヒロインの紀之真弓。青の6号の命令で速水を探しに来ましたが、身勝手な彼の態度はさぞかし憂鬱になったことでしょう。
次に主人公の速水、戦いに飽きたというそぶりでしたが、出撃時には前へ出るなど、案外隠遁生活にも退屈していたのかもしれませんね。

もちろんEDや挿入歌のブルース?ジャズ?な音楽にも注目です。

2話PILOTS
あらすじ
{netabare}基地に戻った青の艦隊たち。そこで行われたミーティングにより切り札として核爆弾を使うことが提案される。
その後速水は基地内で敵につかまり獣人に改造されてしまった昔の仲間と遭遇する。敵への復讐心を強めた彼は命令を反し一人で出撃、あえなく撃沈される。{/netabare}

1話では殆ど良くわからなかった敵の全貌、見方の内情が分かります。
タイトルのPILOTS、複数形ですから意味は
操舵手、艦長、種火、案内棒辺りが入るかなあと思います。
タイトルが物語にしっかりと食い込んでいるのがすごいです。

3話HEARTS
{netabare}あらすじ
撃沈された小型機から脱出した彼を助けたのは、以前助けたミーティオだった。速水はミーティオや巨型の人工生物ムスカと接するうち、獣人を作り戦を始めたユング・ゾーンダイクの真意を確かめたくなる。

HEARTSの意図について
最初はミーティオの恋心だけかなあと思っていたのですが、観ているうちに紀之真弓の恋心と、ゾーンダイクの心の内と言う意味でも使われているかもしれません。

海と陸それぞれのヒロインと共の立場から観てきた速水はいったいどんな結論を出すのか楽しみです~
ミーティオは魚を加えて速水に差し出すシーンが可愛いですね

それから、速水が海では助けられてばかりだということを繰り返し言っていましたが、振り返ると結構助けたシーンも多いです。ここは共生というテーマにもつながっているのかもしれません
{/netabare}

4話MINASOKO
{netabare}あらすじ
青の艦隊はいよいよ切り札の使用に乗り込む。
しかし、切り札を使ってしまえば敵だけでなく見方も巻き込んでしまう。そこで戻った速水はユング・ゾーンダイクの元へ赴き、真意を確かめたうえで実行してほしいと青の6号の艦長に頼み込む。
見方の援助のおかげで無事ゾーンダイクの元へたどり着いた速水は争いでは何も解決しないと悟り、ゾーンダイクからも希望を託され、青の艦隊に停戦を求める。
そして、獣人側の指揮をとっていたベルグと話し合いをして敵側も収めたのだった。

MINASOKO
水底に沈んだ銃が哀愁を漂わせています。
そして敵は人間を憎んでもゾーンダイクが帰ることはないと悟り、落胆して海の中へ消えました。
悲嘆にくれるベルグと速水への恋心を抑えベルグと共に海へ戻ったミーティオちゃんが気がかりですね。
戦いは終わっても共存は実現していないテーマの深さが浮き彫りになりました。{/netabare}


作画
1話ずつ制作しているみたいなので、最初はOVA初のデジタルアニメで手探りという感じだった作画が、話数を追うごとにグレードアップしていくのが目に見えて面白いです。

中でも一番の成長を感じたのはエフェクトでした。

1話の爆発はゲームの一マスに生えた草みたいで面白い形をしていたのですが、2話3話とナチュラルになり、形も変えてきているので話毎に見比べるのが面白かったです。

水の描写はかなり綺麗でした。場所によってはCGを使われているところと、手書きにエフェクトをかけたところがあったのかな?
1話の廃ビルから見下ろした水の景色がとても綺麗でした。

動きはCG手書き共に良かったですね。
CGでは2話の小型船が水面を滑走するシーン、迫力がありました。
手書きでは、ベルグがはやみんに殴り掛かるシーン、迫力があります。
ゾーンダイクがシャツのボタンをはずすシーン
それからベルグが沈んだ後、はやみんが「イーストセブンからイリアンジャヤ、何人も手にかけてきた、だけど、だけど初めてだったんだ。明るいところで、正面から」フッと笑いながら震えるシーン、そんなはやみんを紀之真弓がそっと抱きしめるシーン芸が細かいです。

音楽
主題歌の「みなそこに眠れ」
ジャズ?ブルース?な独特なテンポと色気のあるウィスパーボイスがいい味を出しています。
戦闘BGMも基本的にこんな感じです。
ピンチなシーンでもアップテンポな曲が流れるので、やや緊迫感にかけますが、カウボーイビバップでも同じような使われ方をしていますし、そういうテイストが楽しめる方は同様に楽しめると思います。


正直こんなに楽しめる作品だとは思っていませんでした。
あにこれの評価も賛否両論ありましたし。
残念なところはなくはないけれど、それ以上に良さが詰まった作品だと思います。
不朽の名作との呼び声の高さは妥当ではないでしょうか。

全4話、1話辺り30分ほどのアニメですので、是非見てみて下さい。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

66.1 11 1998年度アニメランキング11位
クジラの跳躍 Glassy Ocean(OVA)

1998年11月14日
★★★★☆ 3.7 (14)
48人が棚に入れました
漫画、イラスト、アニメと多彩な才能をみせる絵本作家・たむらしげるの初の劇場作品。たむら氏による描きおろしの原画イラストに3DCGを合成し、透き通るガラスの海を表現した幻想的なデジタルアニメーション。ナレーションは永瀬正敏。ガラスの海に住む老人が遭遇したクジラの跳躍。時間軸が異なるこの世界では、クジラは空中に止まっているかのようにみえた。半日をかけてクジラの跳躍を見物する住民たち。そこで老人は、あることを思い出す。

65.8 12 1998年度アニメランキング12位
地獄先生ぬ~べ~ 決戦!陽神の術vs壁男(OVA)

1998年9月21日
★★★★☆ 3.6 (11)
52人が棚に入れました
「週刊少年ジャンプ」にて連載され、TVアニメ化にもなった真倉翔原作、岡野剛作画によるコミックがOVA化。妖怪や悪霊を浄化する最強の手「鬼の手」を持つ霊能力教師・鵺野鳴介(通称・ぬ~べ~)の活躍が描かれる。 「壁男」と呼ばれる妖怪によって、生徒たちが消失するという謎の事件が発生。妖怪を退治しようとするぬ~べ~だったが、不意をつかれ壁に引き込まれてしまう。とっさに「陽神の術」を使い小学生の頃の自分の姿をした分身に作るが、そのとき事件に興味を持った生徒たちと出くわしてしまい……!?

64.9 13 1998年度アニメランキング13位
スレイヤーズえくせれんと(OVA)

1998年10月25日
★★★★☆ 3.5 (30)
182人が棚に入れました
神坂一原作の人気ライトノベルのOVA版第2作。美少女天才魔法使い・リナ=インバースととんでもない性格と格好をしている白蛇(サーペント)のナーガ、二人が織りなすドタバタストーリーが展開される。 リナとナーガ二人の出会いが描かれた第1話、超がつくほどワガママ娘・シレーネの護衛を依頼される第2話、美女たちが繰りひろげるファッション闘争に巻きこまれ、リナとナーガが対立する第3話と、短編ストーリー3本が収録されている。

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

やっぱり大好きなシリーズです

 監督はテレビシリーズの渡部高志さんからわたなべひろしさんに代わっているのですが、面白さのクオリティが落ちていることはありません。

 監督もそうですが、桜美かつしさんがコンテで参加しているなど、個人的に好きなスタッフさんがいるのもうれしくなりました。

 原作小説は、さすがにものすごい巻数なので読むのは難しいかもしれませんが、生涯の目標にしてみようかなと思ったりもしました。

 REVOLUTION以降のテレビシリーズと劇場版は未見なので、こちらも生涯の目標にしたいです。

 こういうオーバーリアクションなアニメ、またやってくれないかなぁ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

63.7 14 1998年度アニメランキング14位
地獄先生ぬ~べ~ なぞなぞ七不思議ブキミちゃん(OVA)

1998年10月21日
★★★★☆ 3.5 (11)
52人が棚に入れました
子供たちの夢の中に現れるという妖怪・ブキミちゃん。噂によると、夢の中でハーモニカを持ってくるように命令されるが、ハーモニカのある場所には正しい道順を通っていかなければたどりつくことができないという。そして、一度でも道を間違えれば、その子は二度と目を覚まさない――そんなブキミちゃんが童守小学校の生徒たちの夢の中にも現れて……!?「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた学園怪談コメディがOVA化。鬼の手を持つ霊能力先生・ぬ~べ~と童守小学校の生徒たちが、妖怪たちの巻き起こす事件の数々に挑む!

63.4 15 1998年度アニメランキング15位
万能文化猫娘 DASH!(OVA)

1998年9月23日
★★★★☆ 3.5 (10)
42人が棚に入れました
高田裕三のコミックを原作にしたアニメ作品。本作は1992年の旧OVA、1998年のテレビアニメに続いて制作された新OVAシリーズとなる。なお3つのシリーズは、すべて設定や世界観が異なっている。高校生・夏目龍之介の家に居候することになったヌクヌクこと樋口温子。ヌクヌクに恋心を抱く龍之介だが、実は彼女の正体は、猫の心を持つ戦闘用「アンドロボット」だった。そんな折、ヌクヌクを作った三島重工が、彼女を追って攻撃を開始。龍之介や町の人々を守るため、ヌクヌクはバトルモードに変身する……。ギャグ&ドタバタ路線が強かった旧OVA、テレビアニメから作風を変更。シリアスなストーリーや、ヌクヌクと龍之介の恋愛模様などを盛り込み、新たな展開を見せている。

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

時代を感じるシンセ音

 これまでのドタバタコメディーな感じが大好きだったので、シリアスな今作を楽しむことができるか不安でした。しかし、結論から言うと結構楽しむことができました。

 まず、OVAということもあって(笑)女性キャラクターがとてつもなく魅力的でした。明らかにスタッフに気合が入っています。僕は、スタッフの方たちとシュミが合いそうです(笑)。

 機会があるたびに言っていますが、僕は明るい演技をしている林原めぐみさんは大好きです。しかし某レイや某哀役のときの、機械的な演技はあまり好きではありません。今回は後者の演技だろうから、ヌクヌクの魅力も半減してしまうだろうなと勝手に思っていました。しかし違いました、どちらでもありませんでした。いわゆる"しおらしい"演技でした。僕は他の作品で彼女のこういう演技を聞いたことがなかったので、非常に新鮮でした。そして、めちゃめちゃ気に入りました。

 全体を通して、もっと多くの人に知ってもらいたいシリーズだなと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

61.8 16 1998年度アニメランキング16位
BLUE SEED2-ブルーシード(OVA)

1998年2月4日
★★★★☆ 3.3 (16)
78人が棚に入れました
ブルーシードの続編OVA。アメリカで復活した荒神を追って紅葉ら国土管理室のメンバーがサンフランシスコに乗り込む「奇稲田封滅作戦 Operation MITAMA PHASE1&2」と、アメリカから帰国して温泉旅行にでかけた国土管理室のメンバーが爆弾騒動に巻き込まれる。

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TVシリーズから2年後が舞台

この作品はTVシリーズから2年後となって、
また舞台も日本からアメリカへと移りましたけど、
尤も本作に付いてはTVシリーズで綺麗に完結してるので
OVAは正直に言って蛇足だったとは思うけど、
でもTVシリーズから2年後の紅葉や草薙、
それと国土管理室の面々の後日譚が見れただけでもそれなりに楽しめたし、
後は3話の温泉回とかは完全にサービス回だったけど(笑)、
まあ本作はOVAらしくファンディスク的な物としては楽しめました。

【評価】

75点・3B級

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

60.9 17 1998年度アニメランキング17位
ゲキ・ガンガー3 熱血大決戦!!(OVA)

1998年2月21日
★★★★☆ 3.3 (11)
54人が棚に入れました
元々は『機動戦艦ナデシコ』の劇中劇であったが、あまりの人気のためスピンオフして制作されたOVA作品。制作陣の70年代のロボットアニメに対する愛情とオマージュに溢れた一作。なお、ゲストとしてナデシコ本編のキャラクターたちが登場する。 地球征服を企むキョアック星人の魔の手を退けるため、国分寺博士は超古代縄文人が遺した設計図を基に、熱血ロボ・ゲキガンガー3を建造。3人の若者を操縦者に任命し、キョアック星人との熾烈な戦いを続けていた。そんなある日、宇宙から超古代縄文人が来襲。その恐るべき戦力の前に、ゲキガンガーとキャック星人のアカラ王子は共闘を余儀なくされる。

58.4 18 1998年度アニメランキング18位
支配者の黄昏 TWILIGHT OF THE DARK MASTER(OVA)

1998年1月21日
★★★★☆ 3.1 (11)
40人が棚に入れました
新書館から刊行された漫画家・奥瀬サキの伝奇バイオレンスコミック『支配者の黄昏』を原作とする中編OVA。監督は『化物語』ほかの新房昭之が務めた。 近未来の東京は怪異な大爆発で壊滅状態となっていたが、都心部はネオ新宿として復興を遂げた。このネオ新宿で何者かに人間が食い殺される事件が発生。その犯人は角やキバを生やした鬼のような怪物だという。この鬼を「退治」する依頼を受けた私立探偵・紫擾津那美(しじょうつなみ)。実は彼こそ天敵たる鬼から人間社会を守って戦い続けてきた「守護者」だった。事件を追う紫擾津那美だが……。 本作の制作はマッドハウスが担当。主人公の紫擾津那美は関俊彦が演じた。

56.2 19 1998年度アニメランキング19位
聖少女艦隊バージンフリート(OVA)

1998年4月25日
★★★☆☆ 3.0 (12)
34人が棚に入れました
『サクラ大戦』『機動新撰組 萌えよ剣』などの近代日本をモチーフとした作品で知られる広井王子が原作・総指揮を担当したアニメ作品。『新機動武闘伝Gガンダム』『ジャイアント・ロボ THE ANIMATION』などで知られる今川泰宏が原作・構成・シナリオを担当した意欲作でもある。 大艦巨砲時代の日本をモチーフとした「我が国」を舞台に、超能力を持つ少女を集めた海軍特殊部隊「バージンフリート」候補生たちの奮闘を描く。ごく普通の女学生・海野潮風はある時、超能力「バージンパワー」の高さを見込まれ、新生バージンフリート隊の候補生となる。だが、お嫁さんに憧れる潮風は未婚を強いられるバージンフリートへの参加に思い悩むのだった。

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
クイーン・エメラルダス(OVA)

1998年6月5日
★★★★☆ 3.5 (8)
51人が棚に入れました
「大宇宙の魔女」と呼ばれ、飛行船型の宇宙船「クイーン・エメラルダス号」に乗って宇宙を駆ける女海賊エメラルダス。彼女がなぜ宇宙を旅しているのかは誰も知らない。手製の宇宙船で宇宙に飛び出した少年・海野広は火星の衛星・ダイモスのアルギューレ北方の峡谷に墜落してしまう。広は重傷を負い病院に運ばれるがそこを抜け出し、戻ってきた墜落現場でエメラルダスと出会うところから物語は始まる。

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
今日から俺は!! 第9巻 ワンス・アポン・ア・タイム・イン千葉(OVA)

1997年12月21日
★★★★☆ 3.7 (8)
46人が棚に入れました
『今日から俺は!!』(きょうからおれは)は、西森博之による少年漫画作品。またそれを原作にしたOVA作品。千葉の架空の高校である軟葉高校と、その周辺地域を舞台にした「ツッパリ格闘漫画」でありギャグ漫画。主人公・三橋貴志と、相棒の伊藤真司の2人が様々な敵と戦ったり珍事に巻き込まれたりする。

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
今日から俺は!! 第10巻 極道のつまはじき達(OVA)

1997年12月21日
★★★★☆ 3.7 (8)
45人が棚に入れました
『今日から俺は!!』(きょうからおれは)は、西森博之による少年漫画作品。またそれを原作にしたOVA作品。千葉の架空の高校である軟葉高校と、その周辺地域を舞台にした「ツッパリ格闘漫画」でありギャグ漫画。主人公・三橋貴志と、相棒の伊藤真司の2人が様々な敵と戦ったり珍事に巻き込まれたりする。

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
エルフ版下級生 あなただけを見つめて…(OVA)

1998年9月3日
★★★★☆ 3.1 (7)
45人が棚に入れました
主人公の長瀬トオルと、ヒロインの結城瑞穂と神山みこを中心に話が展開していき、南里愛、佐竹晴彦などの面々が話に加わっていく。主人公が寮を追い出されるというOVA版独自の設定があるが、卯月学園、指切り神社、ガーデンプール、世界一公園、ボウリング場、喫茶店土下座、フラワーショップカトレアなどの舞台設定は、ゲーム原作にほぼ忠実である。『エルフ版 下級生~あなただけを見つめて~』というタイトルで、ピンクパイナップルから発売。全4話で構成されており、第4話は一般版と15禁版の2種類が存在する。なお、タイトルに「エルフ版」と付いているのは、これに先んじて1995年にピンクパイナップルが(OVA版『同級生』のヒットに便乗する形で)「下級生」のタイトルを付けたOVAシリーズを独自に製作・販売していた為。ちなみにその内容は、本作とはキャラクターや舞台設定も全く異なる、無関係なものであった。

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
同級生2 テレビ編集版(OVA)

1998年7月2日
★★★★☆ 3.5 (9)
41人が棚に入れました
98年7月~8月、「同級生2」のR指定部分を除いた編集版が第一章~九章まで、9週にわたって放映。

計測不能 20 1998年度アニメランキング20位
火宵の月(OVA)

1998年4月1日
★★★★☆ 3.4 (8)
40人が棚に入れました
鎌倉時代末期の物語。陰陽師である土御門有匡の元に、火月と名乗る妖が現れ、有匡の子を産みたいと告げた。有匡は相手にしなかったが、あることをきっかけとして2人の絆は深まっていく…。
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