1993年度に放送されたアニメOVA一覧 97

あにこれの全ユーザーが1993年度に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の1993年度に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

69.0 1 1993年度アニメランキング1位
銀河の魚(OVA)

1993年5月21日
★★★★☆ 3.9 (20)
99人が棚に入れました
絵本作家、映像作家、イラストレイターとして活躍のマルチクリエイター・たむらしげるによるファンタジーもののOVA。水に囲まれた町。そこの湖に浮かぶ島に暮らす天文学者の老人と孫のユーリーは、ある夜、こぐま座の異変に気づく。ボートに乗って川をのぼる二人は人間の町、そして地球からも離脱。天の川に赴き、魔法使いトンガリと会う。トンガリと情報を交換した老学者とユーリー。実はこぐま座には、邪悪な巨大な怪魚が出現。銀河の星を襲っていた。ユーリーはトンガリから託された銛で怪魚に挑むが……。原作、脚本、監督、作中イラストレーションは全てたむらしげるが担当。ドラマよりも独特の雰囲気とイマジネーションを味わうOVA。全編がCGによる、当時としては画期的な作品だった。毎日映画コンクール大藤信郎賞など複数の賞を受賞。

Anna さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

真っ青な星空に広がる、素敵なファンタジー!

マルチクリエイター、たむらしげるによる、ファンタジーアニメーション。彼の絵本が原作で、23分のショートストーリーです。

天文学者のおじいさんと、その孫である男の子は、水に囲まれた街に2人で暮らしていた。星座たちに異変が起きていることに気づいた2人は、星を元に戻すため、ボートに乗って小さな冒険の旅に出かけるのだった…。

真っ青な海、真っ青な青空、真っ青な夜空。
同じ青色でも、少しずつ色みを変え、鮮やかで神秘的な世界を作り上げています。
遊び心のある音楽もとても素敵で、本当に癒されます。
魚の群れが飛び跳ね、水しぶきがきらきら光る様子が美しく描かれています!
水面の下に見える街の様子や、黄金の渦巻き銀河がとても綺麗で印象的。

ちょっぴりお茶目なおじいさんと、心優しい少年が繰り広げる、とっても素敵な冒険の物語です!


投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

心安らぐ芸術、夢の幻想美

たむらしげるのアニメーションの素晴らしさはどう説明すればいいのか・・・
私の語彙力では無理なので、とりあえず見てくださいとしか言えません(笑)
大体の人はブロードキャスターのOPだったりハウスシチューのCMの人、と言えば分かるでしょうか。
非常に幻想的で美しすぎて思わず溜息が漏れるほどの映像美。
空と水面と光のグラデーションには見入ってしまうことでしょう。
キャラクターデザインもシンプルで動きが凄く愛らしい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

夢だけど!夢じゃなかった!

 老人が孫を見込んで命を与え、孫がそれを叶えるという物語を、幻想的に広げた作品です。宮沢賢治、稲垣足穂に影響を受けているそうです。

ネタバレになります。

 星の観測者である老人の家で、孫は望遠鏡を覗きながら小熊座の星がひとつ増えていることに気がつきます。その謎を確かめるために、老人と孫は魔法使いを訪ねます。魔法使いは、小熊座に星が増えたことで、星座が魚のかたちになってしまった、その魚は凶暴で、今も星々を呑み込んでいっている、と話します。そこでだ、と魔法使い。君は銛の使いが上手いようだね、一つ仕留めてはくれないか。そう言われて、彗星で打った銛を渡されます。
 これは少年の願いが夢のかたちで叶われたような物語です。まだ幼く世界を知らない少年が、銛で魚を獲ることを祖父に褒められ、そうなのか!と純粋な自信がつきます。そしてその気分のいい夜に、その腕を活かしてみんなを助けなくちゃならない!という夢を見るのです。夢なので、思わぬことが描かれていきますが、それを描く少年(創造者)の心理の方(姿の奥!)に着眼すると、こういうイメージが見えました。
 夢や神話は、主に精神の働きだけで出来ている現象ですから、他にあるような重層性や複雑性を増すような様々な意匠や物質的な要素は最初から省かれて簡潔としているので、純粋な構造の流れ(核心!)を読みやすいです。
 老人と少年は魔法使いと別れ、魚の退治のため、空と海の境目を失くした宇宙に舟を漕ぎ出していきます。宇宙の海では、喋る木々や、ビル人間、魚に齧られたロボットに出会うわけですが、それは冒険に出た少年が初めて見た外世界にある不可思議さの象徴でしょうか。「外にはこんな人もいるのか」という外界にある具象への驚きが抽象化されたもの、なにか特別な役割、嗜好が与えられない過ぎ去っていくだけの不思議な表象として彼らは登場します。舟を漕ぐ老人には見慣れたものなので、彼は気に留めず静かに舟を進ませていきます。少年の見る世界の奇妙さと、老人が静かに宇宙の海を舟を漕ぎ続ける光景、その静かなる奇妙さは、老人と少年の世界観を同時に映像に収めているのです。・・・と言いつつ評価は控えめ。
 本作は、セカイ系に属しません。セカイ系は、つまり物語に社会という中間構造が欠落した、自己の問題と世界の問題が直結する、自意識に世界は収まってしまうという、不条理否定とヲタク救済的な特殊な意味論のことですが、・・・たとえば少年の意思と力次第で世界はどうにでもなる、魚を倒して星々を救うことだって、ハルマゲドンしたりすることだって可能なわけですが・・・、そのセカイ系作品群にありがちなイタいげな虚栄観、誇張観がなく、少年は幼いし、夢の想像についての動機の純粋な経緯(いきさつ)が描かれているので、これは感情的に懐かしむものだと推定しました。疑った、そんな概念当てはめようと思ったのは、前に本で読んで納得していたばかりだったからで、しかもセカイ系波及は1995エヴァ以降のことであり、失礼。
 さて、宇宙の海を渡りながら、水面下には町々の灯りが見えて参ります(といったところか)。荒らし屋の星魚を退治すると、その拍子に生まれた銀河の渦に巻き込まれてしまい、渦を抜けて勢いづいた舟は水面下を滑るように降りていくと(夜の夢が叶えられて夜明け前の現実、微睡みに帰る表現か)、もとの家近くの湖に降り立ちました。…ここで少年は疲れて寝てしまいます。これがまた妙。この冒険は少年の夢だと私は思っていたが、どうやらそうじゃなかったらしい。だって寝ちゃったんですから。また老人が舟を漕ぐ。また老人が舟を漕ぐ。2016/5/22

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

68.7 2 1993年度アニメランキング2位
海がきこえる(OVA)

1993年5月5日
★★★★☆ 3.6 (277)
1278人が棚に入れました
高知の進学校から東京の大学に入学した杜崎拓は、吉祥寺駅のホームで武藤里伽子に似た女性を見かける。その後、はじめての夏休みに同窓会のために故郷・高知へと帰省する道中、拓はその高校時代を思い起こす。季節外れに東京から転校して来た里伽子との出会い、ハワイへの修学旅行、里伽子と2人だけの東京旅行、親友と喧嘩別れした文化祭。ほろ苦い記憶をたどりながら、拓は里伽子の存在を振り返っていく。

声優・キャラクター
坂本洋子、飛田展男、関俊彦

ぶっかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感じろ!方言SEXY

ジブリ作品だが、その枠であまり評価を受けることがない本作
珍しく劇場公開でなく、TVのスペシャル版として企画された
地方から出て来て、東京で学生生活を送る主人公が
同窓会で帰京することをきっかけに、当時を回顧する

この主人公の出身と言うのが、高知県
ちょっと前にあの『幕末バカ』がブームになったことで
馴染みもあろう、土佐弁を操るかの国である
作中は見事なまでに、全員がこれで会話をするがで、独特な雰囲気が物語を覆っちゅうよ

東京で生まれ育った私としては、この手の地方を舞台にした群像劇には凄く惹かれてしまう
ゆったりと流れる空気感は心地がよく
何より前述した方言が、実際に土地の人に触れてるような錯覚をさせてくれ、非常に魅力なのだ

これはご理解頂けないかもしれないが
私の中に『方言SEXY』と言う感覚がある
その土地固有の言語を操る人に宿る艶っぽさ
京都弁等はベタな所で「色っぽいよね」なんて話を良く聞くが、もう、どこの土地だろうが無差別に、もちろん発する人の性別さえ問わず感じる、郷土愛、勝手にイメージする純朴さをバックボーンとした色気に、メロメロになってしまうのである
ちょっと、伝わってない気がするので、これを書いた今、猛烈な悪寒に襲われているが…
本作を見てこの意味を少しでも体感して頂ければと思う

と、本作のポイントはヒロイン
離婚した親の事情で東京から母の生家である、高知へ
主人公の学校へ、途中から転校して来る東京モンであるが
これが性悪wだが美人
正確に言えば、配慮の無いやり手なだけなのだが
純朴な田舎の若者達の中にあっては、図太い悪女のような描かれ方をしている
主人公は因果あって、この美人に振り回される
馳浩のジャイアントスイングを彷彿とさせるほど振り回す

関わらなければいいのに、世話を焼く主人公にイラ立つ方も多いかもしれないが
私は彼の気持ちが理解できた
だって美人ですよ。
頼られてみなさいよ、ちょっとくらい面倒だって
骨折ってやりたくなるのが、男の父性と言う本能
男って、基本そう言う生き物だと思ってるし
『ツンデレ』って言葉が定着したのも、この現象と同じラインにあることだと認識してるのですが
まぁ「男が皆お前と同じだと思ったら大間違いだよ」
って突っ込まれたら、ぐぅの音も出ないんだけど…ね♪

いい大人になった男がノスタルジーに浸るには持って来いの作品となっておりますので
未視聴なら是非どうぞ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

土佐弁がかっこいい

主題歌の曲がどこか懐かしさを感じさせる綺麗な曲でとても良いですね~。
この曲を聴くと心地よいおだやかな海を感じ、すごく落ち着いた気持ちになれます。

◆言葉の方言が・・・
舞台が高知ということで土佐弁が使われています。
日本にはいろいろな方言がありますが、中でも土佐弁はとくにかっこいいですね。
声優に「Zガンダムのカミ―ユ」役の飛田展男が主人公役で違和感なく土佐弁を話しているのがすごいです。

◆ストーリーは・・・
しかし、肝心のストーリーはジブリ作品としてはあまりに平凡。
青春時代の素朴な感じを描いています。
ヒロインが従来のジブリに出てくるような純粋な女の子では全くなく、どちらかというと「涼宮ハルヒ」のような感じ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

揺れる十代とバブルの香り

先だって観た「ポルフィの長い旅」の望月 智充監督の作品が気になったので観てみました。

なに?十代の飲酒喫煙シーンがあって再放送の障害となったそうな。そいつはタイヘンだっ!?
高校生がタクシー飛ばしたり飛行機乗ったりと、背伸びした行動ですね。氷室冴子原作で。十代の子が読んで背伸びした気持ちになってワクワクするための原作小説だったのかな?色々とバブルの残り香を感じました。

高知から、お父さんに会いに行く女の子にふりまわされて東京へ。その時の空気でなんとなく大学も東京に決めちゃう。自分たちのいる世界から飛び出て、振り返って見えてくるものを描く恋愛模様と成長劇。

背伸びしている反面、冒頭の学校への抗議のやり取りなどは一昔前の感覚を感じました。コクリコ坂とそう変わらない。
修学旅行中止なら、みんなで夏休み旅行すればいいじゃん〜、とはならないんですね。管理される抑圧への青年の主張になり、その時の気持ちを共有できたのが親友。
親友の気にかけるりかこは自分の抱えた悩み事に精いっぱい。
{netabare}告白されても「あなたみたいに方言しゃべってる人好きにならないわ」なんて。
どういう気持ちなんでしょう。“そんな風に身に馴染んだ自分の居場所があるくせに、私なんかを気にかけるって、同情してんじゃないわよ!わかるもんか!”…ってことかな?
いい語りがあればこの子の魅力はもっと引き出たんじゃないかな。

色々、え?それ、なんで?どういう意味?と一人で物語の肩を掴んで追いかけてみたのですが、返ってくる答えは「何故なら、青春ラブストーリーだから。」という風でした…。素直に爽やかな青春恋愛物語を感じ取れる人には良い作品かもしれません。
例えばよくわからないのが「腹いせに無防備なりかこの水着写真を買ってやった」という…
…今、文字にしたら何となく表現したい感覚がわかった気もするんですが、ジブリテイストに妙に爽やかでスマートな語り口でやられると、え?それ、なんで?っていう気持ちにさせられました。土佐弁はよかったと思います。



高校生の頃、この作品をやたらと熱く語っていた同級生男子がいました。「よし、コレは彼の聖域って事で、別に感動を共にしたくはないな。」という気持ちから観てこなかったのでした。今思うと別段何にも悪い子じゃなかったのですが。
彼にとってこの作品は、自分のいる場所では無いどこかへの憧れ、所属(故郷)のはっきりした場所からの成長への憧れの気持ちを膨らませてくれるものだったのかな、などと今更考えてみました。東京の高校でしたがこの作品にあるようなものはそういえばなにひとつ無かったような。東京に集まってる子供の大半が既に根無し草ですからね。{/netabare}

当時の自分が観ていたらどうだったかとも考えると、もっと近視眼的なことしか興味なかったので、やはり共感できなかったと思います。

この作品の中でも高校生達はみんな近視眼的で、修学旅行の問題も真面目におおごとで、やってきた転校生の意味深な身元も真面目におおごとで、高校生のうちは身近な事がとてもおおごとで…それはわかります。
しかし、時代のチョイスと、会話のニュアンス…ノリがスマートすぎて(方言なのにね。)何か気持が入っていけませんでした。
時間が短い(72分)ので駆け足だから、というせいもあるかもしれません。

現実的な描写なので、そこから排除されている現実にある不具合な要素や、自分の知っている記憶との差が気になって、入り込めないんだと思います。
実際にこの人がいたらどうだろう、この人の選択はどうだろうというすり合わせで観てしまうので、没頭できないのでした。
アニメで感情移入できるかは、リアルな描写であるかには依らないな、というのが不思議なところです。デフォルメされたものでも生々しい感情を触発されることがありますね。
あと、現実的なわりに、大人の存在がおざなりだった気がします。大人のやってる事に影響される十代だけど、近視眼的だから大人の事を捉え切れない、という意味なのかな。



“こういう時女の子はこういうもんでしょ!わからずや!パシーン!なんなんだアイツは!おまえ、なにもわかってないな!ボカッ!”

なにやら、そっけない割に、ラテンの血の気配がするぶつかり合いでした。
すごい喧嘩したあとで熱烈に抱き合いそうな。
(高知はカラッとしてそうだものな)
バブル期の社会自体、ラテンなイメージがつきまといますね。
作品中、主人公はちゃんと髪の毛センター分けで白いTシャツでジーンズに裾いれてる栄作スタイルだし、女の子は女子大生になったら前髪カールさせてタイトスカートをはいてました。うーむ、バブルテイストッ。いや、そんな時代は私は子供でしたよ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 46

68.7 2 1993年度アニメランキング2位
ジョジョの奇妙な冒険(OVA)

1993年11月19日
★★★★☆ 3.8 (36)
240人が棚に入れました
週刊少年ジャンプに掲載されていた人気連載の第三部をOVA化したもの。 母の命を脅かす宿敵DIOを討つため、遙々エジプトの地まで旅をしてきた空条承太郎とその仲間たち。しかしそんな彼らの前にDIOの配下ンドゥールが襲いかかる。特殊な能力「スタンド」を用いて、からくも敵を撃退した承太郎はなんとかDIOの屋敷を探し出すことに成功。しかしDIOのスタンドは時間を停止させるという恐るべき能力であり、それに抗えぬまま一人また一人と味方が斃されていく。勝てるか承太郎? 説明らしい説明もなく、物語の途中から映像化するというある意味原作ファン向けに特化したような作りが斬新。後に、欠けていた導入部を改めて映像化した続編OVAも制作されている。

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タンクローリーだッ!

サイトのあらすじがネタバレ全開ですね。
3部人気に推され終了後に製作されたOVA。
エジプト入り直前からはじまります。

オトナの事情でか、最終決戦すらもすべてを映像化できず、ペットショップたちはでてきません。

我々世の子供たちが『オラオラ』『無駄無駄ァ』しててもちょっとメインストリームから外れていた作品だったのかしら・・。

めぐまれなかった製作背景からか、お話の展開はかなり無理やり。ヴァニラとかあっさり。
でもうまくDIO様の脅威を伝えているとおもいますけど。

原作絵の面影を残しつつうまいことデザインされたキャラたちが大好きです。
幽波紋ことスタンドの表現もかっこいい。
あの効果音の使い方、とあるの魔術ののあれ? 
観ると思い出します。ゲームより似合ってると思います。
ジャンプするときとかにスタンドがうっすらとアシだけとかみえるのもかっちょいい。
一般人には何が起こっているのかわからないシーンをいれてたり、スタンドは超能力の視覚化であるという前提をしっかり守ってます。
だからなのか最終決戦はAKIRAっぽい。市街戦最高。

OVA版の話あるあるはやっぱりDIOのキャストの是非。
うまいとかヘタとかそういう次元じゃなくて・・。
吸血鬼、永遠の命、オレは人間を止めたのは20歳?
TVチャンピオンの人では若さと悪のカリスマがないのですよ、たしかに。
そういった意味では4代目?の子安さんは鉄板、安全牌ではありますが、違和感ないかと・・。

でもOVA版のみどころはDIOではなくてバービー君なのです!
これを映像化したかっただけじゃね?というグッド!すぎる1本。
グッドの言い方が原作より原作っぽいよ、オービー君。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

今や言わずと知れた超有名マンガ(笑)

ジョジョは本当にいろんな作品にネタとしても
使われるくらい有名なマンガです。

その中でジョジョ人気を一気に高めた
第3部を全13話でアニメにしたOVA作品です。

13話なので原作の良い部分だけを
アニメにした内容になってます。

初のアニメ化の時は全6話くらいだっと思うのですが
その後、ジョジョ人気が再燃し、
初期にアニメ化が出来なかった話を
再度制作するという異例があったくらいの
人気作品です。

連載当時から読んでる私の印象としては
ジョジョの格闘ゲームが大人気になったのを
きっかけに再度人気が出たように思いますね。

あの格闘ゲームは私には難し過ぎでした(-_-;)

また新しくジョジョのゲームが出ましたが
ジョジョと格闘ゲームに
一体何の関係があるの?と、言いたい!
ジョジョは冒険でしょ!アドベンチャーでしょ!(笑)

まぁ何にせよ原作ファンの私は
どんな形であれ、アニメで見れてありがたかったです(笑)

地上波で放送した第1部、第2部に引き続き、
第3部のアニメ化も決定したので今から非常に楽しみです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

67.7 4 1993年度アニメランキング4位
ああっ女神さまっ(OVA)

1993年2月21日
★★★★☆ 3.8 (51)
352人が棚に入れました
『逮捕しちゃうぞ』で人気の漫画家・藤島康介が手掛ける、もうひとつの代表作を初映像化したOVA。さえない大学生・森里蛍一は、ある日電話で女神ベルダンディーを呼び出してしまう。何でも願いを叶えてくれるという彼女に対し「ずっとそばにいて欲しい」と言ってしまったことから、彼の暮らしは一変。学生寮を追い出され、新たな住まいにはベルダンディーの姉妹ウルドとスクルドも乱入してきて、もはや収拾のつかない状態に?「ハイ・クオリティー・アニメ」と称された本作は、絵柄の変化が激しい原作のイメージをうまく抽出した丁寧な作画、そしてヒロイン役を好演した井上喜久子ら役者陣の存在感もあって高い人気を博した。本作を起点に後年、劇場作品やTVシリーズ等が息の長いスパンで制作され続けることからも、その支持層の厚さが窺える。

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ああっ運営さまっ!!

いやいや・・マジですんません・・・。あほうなリクエストに対応していただきありがとうございます。
アニメの女神さまっていったらこれなんですわ。逮捕はTVのにまざってるからいいんですけど。

ストーリーはうる星やつら的な。通称落ちモノ。だがなんか違う。形式もハーレムだがまったくそうならない。
最大の原因はやはり主人公がいいヤツなのと、みんながファミリーなんだよね。作者も意図的にしてるんだと思います。そこんとこがすごい好きな理由でしょうか。

冴えない大学生、森里くんが間違い電話で偶然かかったお助け女神事務所(実は間違い電話ではなく『何でも願いをかなえてくれる』女神様の宅配サービスに当たった。綺麗な心じゃないと繋がらないよw)から派遣された女神ベルダンディーに『君のような女神に、ずっとそばにいてほしい』とむちゃくちゃな願いを冗談で言ってしまったことからはじまるラブコメ。
その実、ラブコメ色よりもスケールがでかいのか小さいのかわからない小難しいSFやら自動車部の部活、アホな学園モノの雰囲気が強かったし好きだった。

日常の中にたまに非日常が入ってくるという。
ベルダンディーはあんまり活躍しないことが多かった。
基本姉、妹達がトラブルを起こすのがデフォ。
愛すべきキャラクターたちたくさんいて、そこがとにかくいいんです。日常的なお話も多くほっこりするエピソードもいっぱいあったね。昔は・・・。


初代OVAは当時としては相当にデキがいい。人気もそもそもすごかったし、原作者も協力しまくり。
藤島絵もこの頃がいちばんよかったな。原作なら10巻くらいまでが好きであとはアゴとんがりすぎだよ・・。

関連書籍での合田監督と藤島さんのアホなやり取りが楽しかった。製作日記的な漫画もかわいかったな。
声優さんもスタッフもこの初代OVA以降はいまだに変わりませんね。


全5話だが原作が当時でも古いのでネタが多くいっぱいつめこんである。氏の作品お約束のバイクネタもちゃんとある。

第5話は原作最終回用のプロットをあげたといっていた。時代も時代だったんで気合が違うんですよ。

OPが地味に知る人ぞ知るってびみょーな名曲なんだが・・
喜久子ねーさんがうますぎて2番だけぜんぜん違う歌になるw
ハヤテだったかな・・カバーしてて笑いました。どんだけマニアなんだ。

知らない方が今見ると既知感があると思います。だからストーリーは一般的で、けして面白いとはならないかもしれない。
だってこの作品がテンプレになったものがあまりにも世の中に多いんでございます。
あと現代的なアホ毛の元祖はベルダンディーってことになってたはずです。あれ、電動消しゴムをつかうとかいってましたね・・。アニメ化で一番だるい要素だと書いてあった。

このときにアニメイトにだな、販促の等身大のタペがあって・・非売品だったっけ。ほしかったといえばほしかったが・・。
いやでもそういう作品じゃないんだよ。。


個人的にはお調子者、シスコン、マッドサイエンティストなスクルドがかわいくてたまらんのよ。年齢の問題で唯一感情移入ができるキャラだったし。髪形をしょっちゅう変える作画泣かせ。
OVAでは登場が遅い、尺の都合あんまり見せ場がないのがかなしい・・。しかし当時は同じような年頃だったのに・・・20年経ってもスクルドはロリのままだな。寂しいような、落ち着くような。。



投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作ファンの為のOVA

原作は、某県の猫実市を舞台に、猫実工業大学に通う工大生
周辺に起きる不思議な日常を描く、SF神話系ラブコメ漫画。

日常と北欧神話、SF要素、モータースポーツ等を盛り込んだ
青春ラブコメで長寿連載漫画のアニメ化シリーズの1作目。

原作を読んでいないと話がぶっ飛んでて、浸る間もなく・・
5話で完結してしまう・・世界観と雰囲気だけは愉しめる?
OP/EDはレトロ過ぎる。音効やBGM等は普通かな。

基本的に女神他女性キャラの魅力に関するコメディが中心。
ラブコメ要素は勝手に女性キャラが好感度が上がるので・・
近年のハーレム系と変わらず唯の設定の粋でつまらない。
話数が進むに連れ初期設定で好意的な女性が次々登場する。
基本原作ファンのためのファンディスクという感じの作品。


1話いきなりの女神降臨で近年の美少女系アニメと同じ。
2話水着回でお色気要素追加?既にベルが恋愛感情?
3話メカニック回で主人公の性格掘り下げとキャラ像補填。
4話天上界のトラブル云々・・二人の試練回
5話最終章。トラブルに巻き込まれる二人の愛が試される?
唐突の幼馴染設定でめでたしめでたし??

1993年2月21日(Vol.1)MOONLIGHT AND CHERRY BLOSSOMS
1993年5月21日(Vol.2)MIDSUMMER NIGHT'S DREAM
1993年9月21日(Vol.3)BURNING HEARTS ON THE ROAD
1993年12月28日(Vol.4)EVER GREEN HOLYNIGHT)
1994年5月17日(Vol.5)FOR THE LOVE OF GODDESS

あらすじ
電話番号を間違えて?「お助け女神事務所」に繋がり・・部屋
の鏡からベルダンディーと名乗る容姿端麗の女神が現れた。

如何なるスケールの願いであっても「たった一つだけ」叶える
と言われ・・ハーレム・・大富豪・・etc脳裏を過るが・・

「背が低いからモテない」「容姿にも自信がない」ので彼女が
できないというコンプレックスから・・
「キミのような女神にずっとそばにいてほしい」とお願する。

その願いは受理され叶うが・・「願い」に対して阻害する力
が加わると・・強制力という神秘的な力が作用し・・二人
にとって都合よく物事が進む・・女神の恩恵?も授かる?

一緒に暮らす事になる二人と・・この同棲生活に干渉する
べく、妹やベルダンディーの姉妹も現れ、一緒に住む事に。
大学の仲間や不思議な力を持つ女神との「非日常」が始まる。


森里螢一(菊池正美)北海道釧路市出身。猫実工業大学生
身長160cm。少々へタレだが、優しく思いやりのある性格。
機械いじりとオートバイが趣味の平凡で真面目な大学生。

森里 恵(渕崎ゆり子)螢一の妹。
一本気で快活で家族思い。若干ブラコン気味。

ベルダンディー(井上喜久子)「お助け女神事務所」所属。
内向的な性格で極度の赤面症。家事全般は得意。

ウルド(冬馬由美)ベルダンディーの義姉。
薬フェチの化学者で、怪しい薬を作るのが得意。

スクルド(久川 綾)ベルダンディーの妹。
怪しげなロボットや装置を開発する技術者気質の持ち主。

田宮先輩(梁田清之)大学院生。自動車部副部長。
大滝先輩(二又一成)大学院生。自動車部副部長。
藤見 千尋(今井由香)自動車部のOGで初代部長。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

おーいん君 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どうしても贔屓目にみちゃう。

だから、他人にはオススメはしないね。

若い女性なんかに見せても共感は得られないよね。

でもさ、もし貴方が自分自身が不遇だと感じる事があるなら。

一度見てみたらいい。

羨ましいけれど、女神様にとっても癒されるから。



この作品を見た人がどういう感想を持とうと自由だ。
それはどの作品に対しても私は自由であるべきだと思う。


だけどさ、この時代に描かれたアニメってどれもある種の究極的な存在だったりするんだよね。

そういうのを見直して欲しいなと、ポツリおじさんは愚痴を言いたいな。

定型のキャラが定型の物語で、苦悩も葛藤もせずに最強とか、正直救われないんだよ。

同時代にも、そういうカストリみたいなジャンルは存在したよ。

それを否定したいんじゃなくて、そういうものはそういうものでいいさ。

例えるなら、それらはトイレットペーパーだと思うんだ。

つまり、本当にアニメが好きでその世界に何かを求めている人なら、もうわかっていると思うんだけど、もっと上質で高級で、ずっと役に立つ紙が欲しいんじゃあないのかって事だよ。

こういう意見に少し同意してくれるなら、この作品を見てほしい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

67.6 5 1993年度アニメランキング5位
ザ・コクピット(OVA)

1993年10月22日
★★★★☆ 3.7 (46)
143人が棚に入れました
SFマンガ界の雄・松本零士の手によるもうひとつの代表作『戦場まんがシリーズ』を原作として制作されたOVA。オムニバス形式で3作品が映像化された。第二次大戦下、ドイツ空軍にてエースパイロットと称されたラインダースの栄誉は、一夜にして陥落した。夜間哨戒中に敵襲を受け、被弾前に愛機を捨て脱出したことから卑怯者としての烙印を押されてしまったのだ。そんな彼へ新たに下された任務とは、核爆弾を搭載した機体の護衛であり、それに乗り込むのは、かつて愛した女メルヘンナーだった。彼女は禁じられた兵器の製造に関わってしまった自責の念に囚われており、それを感じ取ったラインダースは敵襲を受けた際にある決断をする。(成層圏気流)「成層圏気流」「音速雷撃隊」「鉄の龍騎兵」からなる3本はそれぞれ異なる著名なアニメ監督が手掛けており、各人の個性が光る仕上がりとなっている。

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

当時でもカビが生えてるような古臭い作品をサンライズっぽい方々がアニメ化 

あらこれもマッドハウスなのね。
元作品は60年代から・・。大戦ものです。
なにゆえ93年なんぞにOVAになったのか。
当時でも時代遅れもいいとこだが最近こういうのへったなぁとも・・結構すきだったりするが松本さんのはwwちょっとねw面白いのは面白い。

ここ数年はジパングくらいかね。まぁストパンがいるからいいや。

原作から3つのストーリーをチョイス。
・成層圏気流 フォッケウルフパイロットのお話。翼の雲がどうのこうのとかベイルアウトの仕方とかかっこい。ああやるんだね・・。Bf109とかどうやって脱出するんだろうってずっと思ってた。
国産機は上野の二十一型とか子供の頃大好きだったが河口湖のグレー迷彩はマジでかっこいいなぁ・・だからさ、なんでコスモゼロは52なんだよ・・。艦載なら二十一だろ。。

それにしてもドイツ機ってなんでこんなに心を惹かれるのだろうか・・直線番長とも語り聞くが、109なんかインジェクターついてたり頭おかしいと思うんだ。現物分解してみたい・・。さすがドイツの科学力は世界一ィィィィッ


・音速雷撃隊 特攻ミサイル桜花のお話 ストーリー的には一番おもしろいし、アホくささがない。緑川さんの演技がひかる。だから多少見ごたえはあり。ただあんなかっこよくかいてもなぁ・・とも思うが・・。松本さんは死ぬのがかっこいいみたいな描き方がどうも・・。

現物は実際はあまり成功例がないらしい。そもそも練習でいっぱい死んでるという・・・・。気が狂ってるからアメリカ名称は『BAKA』。しかし日本のエンジニアもアホじゃないので熱源誘導弾なんかも作っている。
そちらは実験で目標ではなく熱海温泉に向かって飛んでいって女中さん殺したからスケベ爆弾という。
なんにしてもこの時代のミサイルは射程もってくまでに撃墜されちゃいましたという記録ばかり・・。70機は戦闘機の護衛がいるという・・なんだかねぇ・・。


・鉄の竜騎兵 フィリピンのオートバイ兵の話、ちょっとお話自体が荒唐無稽・・。松本節。演出とかはさすが・・むせる・・

うちのじっちゃはこれなんだよな。軍曹だった。
ハーレーっていってたかねぇ。てか日本軍は全部ハーレーの兄弟だったっけか。
戦線は米軍にシカトくらったようなところで、玉砕してこいとか言ってるめんどくさい指揮官は部下が勝手に殺しちゃったそうだ。
逆に言えばジッチャンが終始やる気なかったから殺されなかったというか・・。
それから待遇のいいというオージーにみんなで降伏にいったそうだよ。南部は病気と餓死ばっかだからね。メシくれなかったらそうするわね。
で、景色がきれいでメシもうまいと・・けっこういい場所だったといってた。どこかの漫画家と同じセリフ・・。
まぁそのおかげでオラがある。戦前戦後も愛車はトライアンフだったっていってたな・・・免許とって一番喜んでたのはジッチャンだったね。。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4
ネタバレ

おふとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「死ななくてもよかった男たちがなぜ死んだのか」・・・敗者たちの物語。

原作は松本零士氏の戦場漫画シリーズ「ザ・コクピット」。93年制作のOVA。
1話完結のオムニバス形式による戦場漫画は松本氏のライフワークで、
他に「ハードメタル」「ケースハード」「コクピット・レジェンド」等の諸作品があります。

主に第2次大戦時の日本・ドイツの一兵士(架空の人物。実録戦記ではなくフィクションです)を主人公に、兵器にもスポットを当てつつ、彼らが何を想い戦い、如何に敗れていったかが描かれています。

戦場における敗北は死に直結しますので、当然主人公が死んでしまうお話も多いわけですが、
単純に戦場のダンディズムや滅びの美学を讃美するようなものではありません。

OVA化された3作品を観て頂くだけでも、松本氏がシリーズに込めた想いが伝わってくると思います。
無謀な戦争に若者を駆り立て死に追いやる国家や、国家公認の殺し合いの場である戦場の「狂気」への批判を、キャラたちのセリフの端々から感じ取って頂けるのではないかと。
(ただし、3作品全編通して反戦一色の激鬱アニメというわけでもないですよ)

私の印象に残っているセリフを一言づつ。それと各作品の史実における背景を少々。


・「成層圏気流」・・・1944年8月ヨーロッパ戦線。ドイツ上空における夜間航空戦。

{netabare}「イヤな時代だ・・・人間は銃剣で渡り合うぐらいのところで、やめておくべきだったと思うよ」

6月の連合軍によるノルマンディー上陸作戦により、ヨーロッパに西部戦線が形成され、
東部戦線でソ連軍に押され後退を重ねていたドイツは、苦しい二正面作戦を強いられることに。
ナチスの支配体制も揺らぎを見せ始め、ドイツの敗北が既定路線に乗ったと言ってよい時期。{/netabare}


・「音速雷撃隊」・・・1945年8月太平洋戦線。九州・沖縄方面における航空特攻作戦。

{netabare}「オレは、ロケット工学を学んだからよくわかるよ 桜花を設計させられた技師は、とても悲しかったに違いない・・ なのに、造る限りは高性能を目指さねばならない・・ 悲しくて・・・悲しくて・・・・ 何しろ、桜花には人間が乗っていくんだからね 飛び出したら、二度と還れないロケットなんだからね」

前年10月、レイテ海戦の大敗で聯合艦隊は組織的戦闘能力を失い、フィリピン失陥により南方資源
地帯との補給路も断たれ、既に敗戦は確定的。航空戦力による絶望的な反撃が行なわれていた時期。
ハード・ソフト両面で極限の域に達していた米艦隊の防空網を突破して攻撃を行うのは困難を極めた。
史実では本土決戦に備え戦力温存が図られていた8月に、大規模な特攻作戦は行われていない。{/netabare}


・「鉄の竜騎兵」・・・1944年太平洋戦線。フィリピン・レイテ島における地上戦。

{netabare}「馬鹿!我が日本軍は命令がない限り死んでも逃げたりはせんのだ!!百年でも二百年でも頑張るのだ!!!・・・・・・・・えっらい国に生まれたなぁ」

大本営の戦況判断の誤りから、現地軍司令部の反対を押し切って行われたレイテ島地上戦。
ルソン島に集中させていた兵力を、アメリカ軍の大部隊が待ち受けるレイテ島に逐次投入した結果、
投入兵力約84,000人、戦死者約81,000人、戦死率約96%(各数値は諸説あり)という地獄を現出。{/netabare}


好き嫌いが極端に別れるジャンルであり、古い作品でもありますので、これから観ようという方はあまり居ないかと思いますが、「音速雷撃隊」と「鉄の竜騎兵」はぜひ機会があれば観て頂きたい作品ですね。

追記:ED曲「悲しいときはいつも」(松田博幸)は一般に殆ど認知されていない隠れた名曲です。


【投稿履歴】
2013/05/02 初稿
2013/09/20 改稿

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

オパマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「音速雷撃隊」のみの評価。

短編3話が収録されているオムニバス形式だが、そのうちの「音速雷撃隊」のみを評価したい。

私はミリタリー好きではあるし、自衛隊の国軍化に賛成のやや右寄り思考だ。
だが、最初から死ぬと解っている自爆攻撃を推奨した当時の帝国日本は大嫌いだ。

私の大叔父は遺書ではお国のためと、立派な事を書き遺していたが、出発前夜には「行きたくない」「死にたくない」と母親にすがって泣いていたそうだ。
その後、帰らぬ人となっている。
もう一人の大叔父は軍艦と一緒に海に沈んだ。

身内に戦争で亡くなった人がいる自分としては、胸が締め付けられる思いでこのエピソードを視聴した。

この作品は一つのアニメとして質が高いが、反戦作品の一つとして捉え、観て欲しい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

67.1 6 1993年度アニメランキング6位
ぼくの地球を守って[ぼくたま](OVA)

1993年4月1日
★★★★☆ 3.7 (100)
575人が棚に入れました
少女たちの間でひそかな前世ブームを呼んだ人気少女漫画をOVAにしたもの。東京の高校に転入してきた少女・坂口亜梨子(ありす)は、知り合ったふたりの少年が同じ内容の夢を見ているということを聞かされた。彼らは夢の中では別の名を名乗り、月の基地から地球を見守っているらしい。しばらくして、亜梨子もまたふたりの語った世界に自分がいる夢を見る。それは三人の前世を示しているのか……、他の仲間もまた転生しているかもという可能性を探るため、雑誌の投稿コーナーで呼び掛けることに。一方で、亜梨子の隣に住む悪ガキ・輪は転落事故に遭って以降、超能力を用いて暗躍を開始する。
ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

お贅沢な販促ビデオアニメ(OhVA)

偶然というか、たまたま出会って
こんなに面白い作品があるんだぁ!?って
ちょっとした衝撃を受けたのが最初の印象

それは
視聴当時まだ夏休みの膨大な時間を持て余しても許される年頃で
何の気なしにつけたTVに映っていたのがこの作品
一緒に見ていた妹もハマって
二人で結託して親を説得し
原作のマンガを買ってもらったのを記憶している

今思えば
なぜ原作購入まで至ったのか覚えていないが
Wikipediaの情報と当時の微かな記憶を辿って類推すると
全話放送したと思われるOVAの中途半端さを
「まだ続きがあるはずッ!なぜ放送されないッ!!」という思い込みから
その欲求を補完するためにマンガ購入という手段に至ったのだろう
つまり
物足りなかったんだろうな、たぶん
だって、あの時一度見たっきりだからなぁ
OVAは原作をどこまで描いているのか改めて見直してみようか


少しだけ書き足しておくと
{netabare}この作品に出会えたときは、本当に衝撃的で
「こりゃスゴい!」って思った当時の自分が誇らしく思っている
今見れば、ごくありふれた異能バトルなんだけど
当時はまだ珍しい部類だったのもあるから
この感覚は、残念だけどたぶん共有できないんだろうなぁ

前世とか輪廻という切り口も斬新だったんだ
ただ、ちょっと調べると
オカルト界じゃ「前世の仲間捜し」は当時ちょっとしたブームみたいで
その分野に通じていれば珍しい話題ではなかったようだね
「月の裏側」ってのもUFO陰謀論の定番のネタみたいだし。
そう知ってしまうと少しガッカリしてしまう
だけど自分が受けたインパクトが揺らぐことはない!
これが
原作の連載時期がちょっとズレていれば
コックリさんやツチノコ、口裂け女になったり
人面犬やUMAになっていたんだろうか?
また、今と違って情報が簡単に得られる時代じゃないから
情報元はおそらくオカルト雑誌『ムー』
原作者が『ムー』を目を皿のようにしてネタ探ししてたと想像すると
ちょっと愉快だ

加えて
作中の描写は、よく時代を捉えていて
ちょっと今見ると時代錯誤なところも多い
例えば
待ち合わせ場所に目印となる物を持って相手を探し出すだなんて…

雑誌を介して出会うことが実際にあったようだ
それこそ、
文通相手やバンドメンバーの募集みたいな内容で
名前から住所まで個人情報垂れ流し状態の雑誌が
本屋で購入可能だったなんて
今の10代20代の人にはきっと理解できないだろう

あと、Wikiにあるオカルトブームの後押しが
思っている以上に影響を及ぼしていたと見込んでおこう
自分はその末期を知っている程度だが
心霊や超能力、UFOネタを扱うTV特番が定期的に放送されていた
それも夜の7時台のゴールデンタイムにだ。
でも
1995年を期に半強制的に終焉となる
それは地下鉄サリン事件から始まるオウムの一連の事件が発覚したから
TV局はオウムをオカルトネタの賑やかしとして
軽率に扱った負い目があって一斉にこのジャンルから手を引いたのだ

オウム事件の全貌は他を参照してもらうとして、
教団の拡大していった要因にオカルトブームが一役買ってしまった
オウム信者の多くは当時20代の若者が多く
ちょっとした現実逃避やお遊び程度の集まりが
暴走し行き着く先があの事件だったのだ
つまり
作中のあの「集まり」と、きっかけは大差ない事に気付く
それが理解できると、
妙なリアリティが出てきてちょっと怖い


あと細かいとこだと、
制作が設立してそれほど経っていないProduction I.Gだとか
EDテーマに菅野よう子の名前があったりとか、
スタッフ欄もなかなか感慨深い


ついでに
原作まで読了した人向けに
{netabare}モクレンのキャラクター設定にちょっとビックリしたが
結果的に原作者のセンスの良さを感じる点だと思っている

最後の輪の姿には、腐女子の願望そのものが体現しているので
嫌悪感が否めないが、大団円に味噌をつけたくないので
歯を食いしばって我慢しよう{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

sho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

見るごと理解が深まる作品

視聴1回目
 あまり意味が分からずただ毎回気になって見ていました。

視聴2回目
 なんとなく意味が分かってきました。

原作読破1回目
 アニメの続きなども見ることができ、
 更に解釈が深まりました。

視聴4回目
 原作を読んだので、
 色々な事が見えてきました。

原作読破2回目
 自分自身の心が成長したのか、
 色々考えるとこがあり涙が止まりませんでした。

視聴5回目
 またまた涙が止まりませんでした。


まとめると、
何回か見ないと理解できない作品ということです。

見る毎に本当に新しい発見ができるので、
ぜひアニメ見て、原作見て、アニメ見るというとこまで
して欲しい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

前世にまつわる人間たちが示す未来への道標。

もう20年以上も前の作品だというのに全く色褪せないものだと思いました。
名作は時代を超えて評価されるということを実感します。



主人公の坂口亜梨子(さかぐちありす)は、隣に住む少年・小林輪を誤ってマンションのベランダから突き落としてしまう。

そのことを切っ掛けに前世の記憶が甦り能力に目覚めた輪や、

同じ夢を共有し合っているというクラスメイトの小椋迅八(おぐらじんぱち)と錦織一成(にしきおりいっせい)らと出会い、

彼女は前世を共有するという人間たちの因縁に巻き込まれていく・・・・
というのがあらすじです。



見る前は前世を共有するなんてロマンチックだなあなんて思っていたら、そんなに甘いお話でもなくてけっこうショックでした。

彼女たちが前世暮らしていた月面基地の人間関係は愛憎に包まれていて、決してメルヘンではなく複雑なものでした。


もちろんその複雑な関係は現世でも無関係ではなく、お互いの前世を知ってしまった時から再び苦悩に包まれるのです。


前世と現世と来世。この全てが相互に作用しあう様が非常に巧く描かれていると思いました。


ただ、このアニメ決してBL作品ではないのですがナチュラルにそういった描写を盛り込んでくるので苦手な方はご注意ください。

自分はそういう気はないのですが、なんだかあまりにも美しいので危うく目覚めそうになりました(笑)



こういったミステリアスなテーマに合った映像、そして音楽のレベルが非常に高く、視聴者を作品の世界に引き込みドップリと浸らせるだけの魅力が詰まっています。


EDテーマの「時の記憶」。
この曲は皆さんが触れているように菅野よう子さん作曲によるものですが、本当に見事の一言。

歌っている方の歌声はもちろん、間奏などから感じる壮大な表現力は聴いていて鳥肌が立ちました。



ただ、やはり6話だけでは上手くまとまっているとは言い難いです。
最終話である6話は特に、これを見ても話の帰結を理解できるとは思えません。


登場人物の出番の比率に偏りがある所も残念ではあります。

前述の小椋くん・錦織くんはまだいい方で、前世で関係する国生桜(こくしょうさくら)や土橋大介はほとんど描かれていません。


あと最大の難点は、この作品は輪くんと亜梨子が話の核になっているのに肝心の亜梨子がおざなりになってしまっている所でしょうか。

もっと亜梨子ちゃんが他人と交流する場面や覚醒する様子をアニメで見てみたかったと思います。



その分アニメでクローズアップされていた笠間晴彦くんはお気に入りのキャラになりました。

晴彦役の山口勝平さんはらんまや新一のように活発なキャラを担当することが多いだけに、晴彦のようなか弱い美青年を演じていること自体新鮮でした。

でもこういった繊細なキャラでこそ光る勝平さんの魅力に気づかされ、
また晴彦というキャラ自体がもつ力強さと儚さに魅かれました。


あと彼の知り合いの薬師丸未来路(やくしまるみくろ)くんも二枚目でクールな所がカッコイイと思います。
無愛想に見えて人間味溢れた性格がギャップで良いです。声優さんが関俊彦さんなのも個人的に有り難い。



サクっと見られるライトな作品でなく、深く雰囲気に引き込まれるような作品を求めている方には、正にうってつけのアニメだと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

66.7 7 1993年度アニメランキング7位
今日から俺は!!(OVA)

1993年4月1日
★★★★☆ 3.6 (64)
284人が棚に入れました
同時に美容院と理髪店から出て来たふたりの高校生は一時間前とは見違えるヘアスタイルになっていた!金髪パーマの三橋、バリバリ・ウニ頭の伊藤。それぞれ千葉県の新興住宅地にある軟葉高校への転校をきっかけに”今日からツッパリ”を決意したのだ。その翌日。軟高2年4組の派手な転校生2人は、一躍全校に名を轟かすことになった。シメにかかる番長グループも、正義感・伊藤とヒキョーな三橋の攻撃の前に敗退。軟高を支配下にいれた2人だが、彼らの本当の試練はまだ始まったばかりであった…。

ANK2gou さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

原作未読。OVA全10巻

第1巻 (サブタイトルなし)     約60分
第2巻 夕陽に赤いヒキョー者  約45分
第3巻 日本一のワガママ男   約50分
第4巻 なのに あなたは京都へ行くの! 約55分
第5巻 名もなく 貧しく ズルッこく  約37分(以下同じ)
第6巻 逆襲・暴徒たちのララバイ
第7巻 マブダチ作戦 GO! GO! GO!
第8巻 道場やぶりをブッ飛ばせ!
第9巻 ワンス・アポン・ア・タイム・イン千葉
第10巻 極道のつまはじき達

不良の話だが基本的にギャグ、コメディー路線なのでシリアス場面でも酷いグロ表現などはなかったはず。(随分昔に見たので記憶が曖昧)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

ISSA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

TVドラマで再び脚光

原作 西森博之
少年サンデー連載中はこれが目的でハマっては読んでたヤンキー×ギャグ漫画
金髪の三橋、ツンツン頭の伊藤、ヒロイン赤坂理子の「三ちゃん~」だけは今でも記憶に…

アニメ化されるも、なぜかOVAで作りもの雑だった印象でした、漫画めっちゃ笑えて面白かっただけに残念。
TVアニメシリーズで作りが良ければヒットしていたはずなのに…

西森博行さんの次のシリーズ、「天使な小生意気」はアニメ化でもヒットしていただけに、「今日から俺は!!」の扱いが何故って思いでした。
TVドラマで再び脚光浴びて良かったかな。

ちなみに現在連載中の「柊様は自分を探してる。」面白いのでアニメ化あるかも?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

たっぷりおから さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

きっかけは偶然、見始めたらド嵌りしたシリーズの一つ

2000年代前半「今日からマ王」が放送していた時期、手抜き検索をかけたら出てきた不良漫画の傑作。検索して出てきたのは漫画の方であり、しばらくあとでOVAアニメが出てると知って驚いた記憶がある。

数ある不良ものとは違い主人公2人は根からの悪人ではなく「今日から不良デビューして思う存分ツッパろう」とかなり短絡的なきっかけで不良を始めており、序盤実際に出会う不良たちにビクビクしながらツッパる彼らがおかしく見え、笑いを禁じえなかった。このような異色の冒頭から始まる不良漫画は他に「エリートヤンキー三郎」くらいしか知らない。

不良ものの定番と違い不良ならではのかっこよさを追求するものでなくかなりギャグ寄りである。シリアスな場面ですらボケ倒す登場人物達、3枚目要素ばかり前面に出る作風の前には「不良ものの設定はギャグのおまけ」くらいにしか感じられない。

アニメも原作準拠、ギャグよりのシナリオである。1話40分とやや長いが、全10話と物足りなさも感じた。ジャンプ漫画アニメやコナンのように長々と放送されても見なかったと思うが…。ともかく、ギャグアニメが見たいならこのアニメもおすすめする。これもなかなか面白いはずだ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

66.6 8 1993年度アニメランキング8位
キャシャーン(OVA)

1993年8月21日
★★★★☆ 3.7 (12)
47人が棚に入れました
 タツノコプロが生んだ英雄譚の傑作を、TVシリーズ開始から20年後に全4話からなるOVAとして復活させた。アンドロ軍団が世界を支配してから三年が経ち、人類はブライキング・ボス率いるロボットたちの奴隷としてのみ生存を許されていた。彼らにとっての僅かな希望は救世主として噂される「キャシャーン」の存在。レジスタンスの少女ルナが窮地に陥った時、颯爽と現れたのは彼女と親しかった少年・鉄也が鋼鉄の体に自らを改造した姿……、すなわちキャシャーンだった! 人気アニメーター・梅津泰臣の個性が炸裂する各種ビジュアルが見もの。彼を始めスタッフ並びにキャストはほとんど旧作から入れ替わったが、ブライキング・ボスのみ引き続き内海賢二が熱演した。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

たった一人で悪に立ち向かう正義の戦士。

90年代のタツノコリメイク 三部作 '93キャシャーン、'94ガッチャマン、'95ポリマー。
このキャシャーンが最後に見る作品になるのですが、実は新造人間キャシャーンの方は見てないんですよね(笑)

なので、全くキャシャーンを知らない人間の感想です。
ちょっと酷評になってしまったので申し訳ないです。期待の裏返しということでお許しを。

あらすじ↓
{netabare}
アンドロ軍団なるロボット集団が世界征服を果たし、人間は彼らの奴隷として労働させられていた。

しかし人間たちの間には一つの希望があった。それは唯一ロボットに対抗できる力をもった救世主「キャシャーン」の伝説であった。

ある日一人の少女、上月ルナがキャシャーンに扮してアンドロ軍団の工場の一つを強襲するが、逆に捕らえられてしまう。

アンドロ軍団の手によってルナが処刑されようとしたその時、ついに本当の救世主キャシャーンが現れる・・・。
{/netabare}


このアニメ、というかキャシャーンの斬新な所はヒーローが現れる前から既に悪の手によって世界征服がなされてしまっていることです。

それに加えてキャシャーンはアンドロ軍団に立ち向かうため人造人間となっていて、自身が人間なのかロボットなのか苦しむ描写があることです。
これは仮面ライダーやキカイダーに似通った面がありますが、やはり他のヒーローと比べると異端であると思います。

あとお供の犬がロボット犬だったり、白鳥型のロボットと合体したりとか、面白い助っ人が出てきました。

基本的な設定は変わってないとのことなので、原作のキャシャーンが70年代の作品と考えるとどれも先進的な設定です。


キャシャーンの設定やデザインは優秀だと思うのですが、このOVA自体は何とも言い難い出来なのが惜しいところ。


キャシャーンが現れて、アンドロ軍団と闘って、段々傷ついていく中で自身の存在意義・アイデンティティに苦しんで、ヒロイン(ルナ)や母の言葉によって気力を取り戻し、アンドロ軍団の親玉ブライキング・ボスに立ち向かっていく・・・。

みたいな流れです。なんというか、淡々としすぎてて面白みがありませんでした。

終始シリアスな空気で息が詰まりそうになる、徹底した世界は魅力的だっただけに、創意工夫が見られない構成や演出が残念でなりません。

ヒロインもただ「戦うのはもう止めて!」「キャシャーンなんて止めて平和に暮らしましょう!」しか言わないのが昔のヒロインらしいというかなんというか、魅力を感じませんでした。



良い所は・・・まず作画はOVAということもあって綺麗でした。まあ感動するほどもなく、無難に見られると思います。

音楽は本当に素晴らしいと思います。殺伐としたキャシャーンの世界に合ったハードな感じが良いです。

主題歌も影山ヒロノブさんや堀江美都子さんが歌っているので外れなしでした。特に最終話ED、堀江さんが歌う‘IN MY HEART~夢のままで~’は文句なしに素晴らしい!


ガッチャマンは良かったです。ポリマーは・・イマイチでした。そしてこのキャシャーンは・・・・。
もしかしたら新造人間キャシャーンを見ていた方がこのOVAを見たらまた別の感想を抱くかもしれません。

でも個人的にこれは残念なリメイクなのではないかと思ってしまいました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

早とちり、、、してしまった。

正月のキッズステーションでやっていました。
最初は、愚かにも、、、
TVオリジナル版だと思っていたのです。
1話目はOPもなく、本編から、、、
むむ、、なかなかやるじゃないか。
現代でも十分通じる画質と構成。
そんな風に一人で勘違い。
2話目のOPで違和感を感じました。
タイトルが黒に白抜きで「キャシャーン」のみ、、、
もっとけばけばしい印象だったはず、
それに何かが足りない
(新造人間の文字なのですね)
それにこの歌はなんだ?
どうして「響けキャシャーン、叩けキャシャーン、
砕けキャシャーン」じゃないのか、と
その時はっきり気が付きました。
私はあの凄まじいOPが聞きたかったのだと。
そして一人で「騙された」との思い。

そうか、4話のみリメークOVAか。
確かにTV版を4話に凝縮したとするなら、
あの1話の出だしも頷ける、、
そしてこの4話のみ話でもメインプロットは
戦いと、人間でも機械でもない己の自我。
TV版を見た人間には懐かしく、そしてそれなりに
楽しく見れるかもしれませんが、、
TVを見たことのない方には、
いささか詰め込みすぎかも、、、

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

まみあな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

不自然なところも味わえれば

TVシリーズは全く知らなくて観たからか、東夫妻とアンドロイド軍団首領のブライキングボスとの関係が最後までよくわからなかった。
 ブライキングボスが閻魔大王風だか訳の分からん帽子をかぶるなど、ヤボったさがあるが、逆にそのヤボったいところにボスの強大さが感じられ、キャラデザインとしては優れていたと思う。
 東鉄也(キャシャーン)の母(東夫人)の膝上スカート丈が年齢から言って短すぎる、という批判を以前読んだ時はその意見に同意だったが、今はその不自然さも面白く感ぜられる。
 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

66.0 9 1993年度アニメランキング9位
ルパン三世 ルパン暗殺指令(OVA)

1993年7月23日
★★★★☆ 3.6 (60)
349人が棚に入れました
ある夜、ルパンと次元はヘマをやらかしてしまい、警官隊に追われてアジトのある建物に逃げ込む。パトカーに建物を取り囲まれ、外の様子をうかがっていた2人であったが、後からやってきた銭形警部の指示でパトカーはすべて退却する。さらに銭形は単身ビル内に乗り込んでくるではないか。銭形の行動に不信感を抱いていた2人であったが、銭形は懐から酒のビンを取り出し「一緒に飲まないか?」と酒を勧めてくる。理由を聞くルパンに対して、銭形は1枚の紙を手渡した。ルパンがその紙の内容に目を通すと、「銭形警部、貴君を7月23日正午をもって、ルパン三世の専従捜査から解任する」つまり、銭形をルパン三世専従捜査官から解任するというICPOからの通達だったのだ。 さらに銭形は、後任の捜査官には傭兵あがりのキース・ヘイドンが着任したことも伝える。ICPOがキースに出した指令は、「逮捕というのは建て前、生死は問わない」、つまり事実上はルパン三世暗殺指令だったのである。

声優・キャラクター
山田康雄、納谷悟朗、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、野沢那智、田中敦子、石塚運昇、銀河万丈、飛田展男

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

危機感たっぷり

タイトルからも分かる通り、ルパン一味が暗殺される話。
シリーズ中、最も盛り上がった作品でもあり最高傑作のひとつに入る内容だと思います。
この作品の面白い点は全体通して危機感溢れる内容であり、ルパン一味全員がバランスよく濃い見せ場がある事、銭形警部もルパン側であるという事です。
前作「ロシアより愛をこめて」の視聴率低下からTVスペシャル打ち切りになりそうだったルパンアニメを見事救った作品でもあります。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

鰻Monkeys さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

次元の背中に男を見た

次元 「殺したければ殺せ・・・俺は行く・・・」

そう言い残し、かつて次元を裏切って殺された男の娘に自分のマグナムを託し去ろうとする。

ですが、その直後にキースに命を狙われ必死に逃げる次元。

過去の清算、理由はどうあれ父を殺したという事実に報いる気構えがかっこいい!

自分が殺す相手も殺される相手も自分で決めるという姿勢にしびれました。



本作品は、銭形のために「ショット・シェル」を壊滅しついでに金も盗もうとするという物語。

小さい頃見たときも面白かったですが、今見直すとなおのことおもしろいです。

展開の仕方が面白い、作画はみんな日本人臭くてちょっとあれですがw

なんども見ていますが何度見ても面白い作品だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
ネタバレ

唯衣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メモ

~TVスペシャル5作目~

お宝
  武器密売組織『ショット・シェル』の財産

キーパーソン
  カレン・クオリスキー
  核物理学者にしてモスクワ大学の教授

{netabare}ある夜、ルパンと次元はヘマをやらかしてしまい、警官隊に追われてアジトのある建物に逃げ込む。パトカーに建物を取り囲まれ、外の様子をうかがっていた2人であったが、後からやってきた銭形警部の指示でパトカーはすべて退却する。さらに銭形は単身ビル内に乗り込んでくるではないか。

銭形の行動に不信感を抱いていた2人であったが、銭形は懐から酒のビンを取り出し「一緒に飲まないか?」と酒を勧めてくる。理由を聞くルパンに対して、銭形は1枚の紙を手渡した。ルパンがその紙の内容に目を通すと、

「銭形警部、貴君を7月23日[2]正午をもって、ルパン三世の専従捜査から解任する」

つまり、銭形をルパン三世専従捜査官から解任するというICPOからの通達だったのだ。

さらに銭形は、後任の捜査官には傭兵あがりのキース・ヘイドンが着任したことも伝える。ICPOがキースに出した指令は、「逮捕というのは建て前、生死は問わない」、つまり事実上はルパン三世暗殺指令だったのである。

ヤケ酒をあおって酔いつぶれた銭形を尻目に、ルパンと次元は銭形の持っていた令状の続きに、

「武器密売組織『ショット・シェル』の壊滅捜査を命ずる」

という内容を見つけ、銭形のためにショット・シェルを壊滅させると同時に、組織の資金もごっそりいただくことを計画した。 さっそく不二子と五ェ門を呼び寄せて、ショット・シェルを釣るためにロシアの原子力潜水艦「イワノフ」を強奪。さらにイワノフを操縦できるロシア核物理学研究所のカレン・クオリスキー教授も拉致して、ショット・シェルからの接触を待つ。

一路、北極へ向かったルパン達であったが、カレンは次元に何かしらの思いがある様子。そして、次元と2人きりになったカレンは、次元に銃を向ける。彼女によると、父親が次元に殺されたのだという。だが引き金を引こうとしていたその時、キースがヘリで奇襲してきたためにうやむやとなってしまう。ルパン・次元・不二子とカレン・五ェ門・銭形の二手に分かれた一行は、カレンらを残してイワノフを手土産代わりにショット・シェルの本拠地へと向かった。

ショット・シェルの経営者であるジョン・クローズは、東欧諸国が正規ルートで武器の輸出を始めたため、各国が買いたくても買うことができない核関連兵器に手を出すことを計画していた。そのために、ぜひともルパンと手を組みたいと言う。それを聞いたルパンが、手を組んで計画に協力する裏で、資金を保管している金庫を探し始めた頃、五ェ門がキースによって刺殺されてしまう。さらに次元もキースの手によって爆死し、残されたルパンもイワノフに搭載されていたミサイルで逃亡を図るが撃墜されてしまう。

ルパン・ファミリーはいったいどうなってしまうのか!? そして、捕らわれた不二子とカレンの運命は?
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

65.6 10 1993年度アニメランキング10位
アイドル防衛隊ハミングバード(OVA)

1993年9月1日
★★★★☆ 3.8 (11)
55人が棚に入れました
 吉岡平の手掛けた小説を原作としたOVAシリーズ。 自衛隊が民営化され、さっそく参入した芸能界は戦闘機パイロットをなんとアイドルに務めさせることにした。行方不明になった父の夢を受け継ぎパイロットを目指していた取石姉妹の5人は、この流れの中でアイドルグループとしてデビューすることになってしまう。その名もハミングバード! 姉妹の母と因縁のある矢島オフィスの社長は、彼女らの活動に対して様々な妨害工作を仕掛けるが……。 90年代中期の声優ブームを牽引した一作。柳沢まさひでの手による美少女キャラの人気も高かったが、彼女らの声を担当した声優たちも劇中同様にアイドルユニットとしてコンサートを開催。五女・美無を演じた椎名へきるの人気をブレイクさせるきっかけとなった。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アイドルと自衛隊の斬新な組み合わせ。

アイドルが歌いながら戦う、というのはマクロスの様式美ですが、
この作品はアイドルが航空自衛隊のパイロットとして、戦闘機を乗りこなしながら歌ったり戦ったりする、正に新機軸のアイドルアニメです。

あらすじ↓
{netabare}
西暦199X年、自衛隊の民営化が導入されるも中々名乗りを上げる企業・団体・業界が現れなかった。そんな中でいち早く参入に乗り出したのはなんと芸能界。
取石プロダクションの取石五姉妹も『ハミングバード』のアイドルパイロットとして活動を開始する。
しかしアイドルとパイロットの二足のわらじは想像以上に過酷なものだった・・・?
{/netabare}


アイドルが戦闘機パイロットなんてそんな無茶な、と思うかもしれませんが実際このアニメはかなりぶっ飛んでます(笑)

どう考えてもあり得ない道理を無理やり押し通していく、荒唐無稽でエネルギッシュな作風なので、現実的な航空モノがお好きな方には合わないと思います。


ですが一応最初から自由自在に戦闘機を乗りこなせる訳では無く、アイドル業をこなしながら飛行訓練を積み、アイドルとしてパイロットとして着々と成長していく少女達の姿があります。

アイドルであっても中身はそこらにいる女の子と変わらない。等身大の姿がとても可愛らしく、身近に感じられました。

アイドルパイロットは彼女たちだけではないので、ライバルたちとのし烈な争いも見所があってハラハラします。

また、戦闘機への微細な描き込みやリアルに見せる飛行風景、ダイナミックに魅せる美しさは感じられました。


何よりこのアニメはアイドルをテーマにしているが故、中心となるアイドルユニット「ハミングバード」へのこだわりが尋常ではありません。

OVA各巻に異なったOP/ED主題歌を作曲、劇中でもハミングバード全員だったり各メンバーが歌う挿入歌が多く使われています。

ハミングバードのメンバー・・・皐月、神無(かんな)、弥生、卯月、水無(みな)の五人は年齢も性格もてんでバラバラ。
通常のアイドルユニットのように何らかの必然性をもって集められているのではなく、単に姉妹であるというだけで組んでいるので当然です(笑)


しかしいざライブステージに立つと五人の足並みはピッタリ揃って、一つのユニットとして見事な共演を果たしてくれます。

そのライブシーンは振りつけ、表情、歌声どれを取っても現実のアイドルに引けを取らない迫力で、特にラストステージはカメラワークや音響、演出的にも最高です。

個人的に最も魅力を感じたのは四女の卯月ちゃん。身内にさえも中々本当の顔を見せない、天然そうでミステリアスな彼女は天性のアイドル気質だと思います。

曲だと「情熱」のインパクトが凄いです。
この曲のライブ演出はスタッフの情熱というかもう執念に近いこだわりを感じます・・・・。

他にもたくさん良質なアイドルソングが収録されているので、興味のある方はYoutubeなんかで検索してもらえると嬉しいです。

ちなみにキャストは
皐月(三女):三石琴乃
神無(長女):玉川紗己子
弥生(次女):天野由梨
卯月(四女):草地章江
水無(五女):椎名へきる

豪華ですねー。三女の皐月を一番上に表記したのは、彼女が本作の主人公だからです。



アイドルとパイロット。果たしてこの組み合わせが正解だったのか、そして上手く合わさっていたかは不確かとしか言えません。

アイドルとしても、今見ると古臭さを感じてしまう部分があるかも・・・。
何しろ20年近くも前の作品ですから、その間に世のアイドル像は様変わりしているし、単純な比較は出来ないと思います。

この時代から今のアイドルに通じるアイドルユニットを題材にしたアニメがあった、そして容易ではない多人数のライブシーンを描き切ったということが、今もって素晴らしいと評価できます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

歌って踊って空とぶアイドル

当時は椎名へきる登場前夜?この作品に認知しました。
結構人気あったともうんだけどなぁ・・・。
まぁ兵器とアイドル・・80sですなぁ。。

自衛隊に民間資本が参入、なぜかアイドルユニット同士が競い合うという・・・・。カオス。

SNAPとかすげーやばい名前のユニットもでてきた気がする。

原作はタイラーの人。

絵はまぁあれだけど、OVAだからいまでもなかなか観れるはず。

で椎名へきるってどこいったの・・・。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

ガムンダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

戦術アイドルユニット

自衛隊民営化 ⇒ 戦闘飛行隊はアイドル事務所兼業が普通
というイカれた世界設定のお話。

真面目に観てると気ぃ狂いそうになりますがこんなんでも観るしか無かったあの頃。
「マクロスΔ」観ようとしてお茶吹いた瞬間コレ思い出しました。
1993年~95年の作品との事ですが、作画からストーリーから4,5年古臭く、素人が作った同人アニメみたいです。
ハッキリ言って全く面白くないです。
1985年の「エリア88」の方が全てにおいて上です。
お色気担当はセラって事で…(アニメ版に出てたっけ?)

しかしこの作品、解説を読むとなんと、声優を実際にアイドルユニットとしてプロモーションした最初の作品なんだとか。
何とも感慨深いですね。
(肝心のアニメがこのクォリティなのに。)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

64.6 11 1993年度アニメランキング11位
THE 八犬伝 ~新章~(OVA)

1993年11月25日
★★★★☆ 3.6 (13)
64人が棚に入れました
伝奇小説の祖たる南総里見八犬伝を原作とするOVAシリーズが、前作終了より2年半という期間を経て「新章」として復活。全7巻が発売された。 残る八犬士を求めて旅する犬塚信乃は、母の仇を討つべく大道芸人に化けて虎視眈々と機会を狙う犬山道節に出会った。復讐に逸る彼にとって、八犬士の宿命などはまるで興味がなかったが、闘いの中で犬士たる我が身を庇い、斃れた者たちを目にした道節は慟哭する。そしてもうひとりの犬士、犬坂毛野もまた謀略によって殺された父の仇討ちのため、その正体を隠していた。一方で、各地に散らばる犬士たちの前に現れては彼らを陥れんと暗躍する船虫という女がいる。そうした怪異の妨害を退け、八犬士が揃って里見家に仕える日はいつなのか……。 旧作より前衛的に、そしてよりスタイリッシュな作風となったこのシリーズは第4話「浜路再臨」にてその作風が頂点を迎える。当時の人気声優をズラリ揃えた豪華キャスティングも特筆モノ。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大平晋也×湯浅政明コラボの4話が秀逸

作品についてはあにこれの、あらすじにけっこう詳しく書いてあるので
今回は簡単に感想だけ残しておきます。

馬琴原作の「南総里見八犬伝」をベースに、
よりアクション色を出した作品。
里見家を守る為、伏姫が自らの命と引き換えに生み出した八人の犬士。
終結した八犬士たちは遂に里見家を狙う怨霊、
玉梓と対峙する、というお話。

制作は1993年から1995年。


全7話なのだけれど、どうも1話ごとの雰囲気が違うぞと
思ったら、1話ごとに作画監督をはじめ、スタッフが微妙に違っていた。
なるほど納得。
で、そんな中・・・4話が秀逸!

絵コンテ・演出が大平晋也氏、作監に湯浅政明氏。
この八犬伝でのお2人のテンション、息が合ってるな~と。
斬新な表現、生々しいインパクトMAXで、
まさに時代劇の醍醐味を見せ付けられたという感じ。
リアルな動きはとても不気味。

EDは、もろ1990年代~~って感じのハイトーンポップスで
ちょっと懐かしい雰囲気ぷんぷん。

また、声の出演にはベテラン揃い。

犬塚信乃 (関俊彦)
犬川荘助 (山口勝平)
犬田小文吾(玄田哲章)
犬山道節 (山寺宏一)
犬村大角 (大塚明夫)
犬飼現八 (西村智博)
犬坂毛野 (高山みなみ)
犬江親兵衛 (日高のりこ)
網干左母二郎)(鈴置洋孝)
浜路   (久川綾)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

八犬士がもう格好良過ぎです~~~!!!(((((((*^o^*)

THE八犬伝 (全6話)から2年半のブランクがあったとか。
作画が別物ってくらい違うので少し戸惑いましたが
迫力、表現力、技術力etc.凄かったです。
第4話は「神アニメ」言われてるらしい…。
本当に凄いのですが、まったくの別物に感じてしまうので
私個人としては統一された作画で観てみたかったです。


八犬士がめちゃくちゃ格好良いです!
皆個性的です。
NHK人形劇の新八犬伝の時もそうですが
やっぱり犬塚信乃が一番かな(≧∇≦)b!

話の内容も密度が濃くて、考え深いシーンが多々ありました。
伏から八犬伝ものが気になり視聴しましたが
この作品に出会えて本当に良かったです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

湯浅節がみたくてのう…

作画のいいアニメがみたいなーと、ウロウロしてたら
Webアニメスタイルで中澤一登がしきりと進めていたので見てみました。http://www.style.fm/as/04_watch/watch19_1.shtml

その、絶賛の新章4話を見てみたくて。
この話は、四畳半神話体系やケモノヅメの湯浅政明作画なのです。
確かに、湯浅節炸裂。
斜陽の強調、余計なものを削ぎ落としたドラマチックな竹薮の横切り方、小刻みに静かに振り向く菅笠の不気味な動き、全身が動かない時の、唇の演技の細かさ。みえ切りが渋くて見とれました。

で、他の話も見つつネットの感想を読んでたら、
もともとthe八犬伝はキャラクターデザインを公表後に声優を投票で決めたらしく、初期から作品を見守っていた思い入れの強い「おらが育てた!」的なファンからは、この4話は、キャラ耽美度に欠けるから見ない方がいい‼と酷評されていました。エー。

全話見たのですが、途中でキャラクターの見分けがいまいち掴めなかったりしてしまいまして…。

オープニングの、大時代な劇場映画的な始まり方と音楽は、何か今にない伝統を感じさせて好きです。

そういえば、もののけ姫っぽいですね。テーマそのもの、かぶってるしね。こっちの方が、原作も随分先だけどね。やはりジブリは大衆受けするように作るのが上手いんだなぁと遠くに萌える山を見るようにおもったのであった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

62.9 12 1993年度アニメランキング12位
特捜戦車隊ドミニオン(OVA)

1993年10月21日
★★★★☆ 3.4 (20)
83人が棚に入れました
近未来。人間と区別がつかないほどのアンドロイドも開発可能なこの時代、武装した犯罪組織に対抗するために、警察には戦車隊という組織がいた。兵庫警察ニューポート署のタンクポリス課に所属するレオナは、豆戦車のボナパルトを駆り、相棒のアルとともに日々悪人退治に励むのだった。士郎正宗原作のポリスアクション!

チョビ髭 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

原作:士郎正宗

(シリーズ:ドミニオン あにこれタイトル無し含む)
◆原作未読者のレビュー
パトレイバと攻殻のあいのこ。愛すべきB級作品。

1988-1989年【ドミニオン】※1期:全4話
(エイジェント21制作)
総評★×2.6 : 物語★×2 作画★×3 声優★×3 音楽★×2.5 キャラ★×2.5
・レオナ入隊から立派な隊員への成長記

1993-1994年 【特捜戦車隊ドミニオン】※2期:全6話
(J.C.STAFF制作)
総評★×2.6 : 物語★×2.5 作画★×3 声優★×2 音楽★×2.5 キャラ★×3
・タチコマ/フチコマの登場が見所

2005年【警察戦車隊 TANK S.W.A.T.】※3期:全1話
(監督:ロマのフ比嘉、デジタルトキワ荘プロジェクト)
総評★×1.9 : 物語★×2 作画★×1.5 声優★×3 音楽★×1 キャラ★×2
・フルCG作品 ※商業作品ではあるが・・・
ロマのフ比嘉によるプライベート作品をDOGAにより商業作品枠に滑り込ませた?と考えるなら上々なのか?

※時代性を鑑みると厳しい評価してしまってますが、2012年視聴直後のレビュー

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

視聴前から好みであることはわかっていた

原作は未読です。士郎正宗さんの他作品の世界観も混ぜて、
当時彼が考えていた最大限の科学(SF)設定が物語内に組み込まれているようです。

それを踏まえて改めて考えると、今見ても全く古く感じないことには驚くばかりです
(しかも、どうやら2016年の設定みたいです)。

オープニング曲のリフめっちゃカッコいいな、と思ったらヨッちゃんでした。宇田川綾子さんの歌声も個人的に非常に好みです。さらに、彼女は声優も務めておられます。これがまた、ものすごくカワイイんです。いかにも素人くさくて甲高いスットンキョウな声なのですが、めっちゃ好みです。三浦理恵子さんを彷彿とさせます。

全体的にドタバタとしたコメディー調なのですが、攻殻機動隊の原作漫画も基本的にはこんな感じです。なので、攻殻機動隊もこのノリで一度アニメ化しても面白いような気がしました。

声優では、佐久間レイさんが素晴らしいことは言うまでもありません。熊谷ニーナさんの声は、ほぼ初めて聞きましたが大好(以下略)。久川綾さんも含めて、プーマコンビはキャラとしても一番のお気に入りです。

今作の前後にもドミニオンシリーズはアニメ化されているようです。
どちらも機会があったら視聴してみたいものです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

62.4 13 1993年度アニメランキング13位
超時空世紀オーガス02(OVA)

1993年12月5日
★★★★☆ 3.4 (18)
74人が棚に入れました
中世を思わせる異世界を支配する二大大国、リヴリアとザーフレンは「アーマー」と呼ばれる古代兵器の発掘を巡り一触即発状態にあった。リヴリアの少年リーンは亡き親方の借金を払うため軍に入隊し、ザーフレン領内に潜入。素性の知れぬ美少女ナタルマと共に国境脱出を図る。そんな2人の前に謎のアーマー、オーガスIIに乗る老人が現われる。

61.6 14 1993年度アニメランキング14位
銃夢(OVA)

1993年6月21日
★★★★☆ 3.4 (29)
114人が棚に入れました
全身サイボーグの戦闘技能に優れた少女ガリィが「機甲術」(パンツァークンスト)と呼ばれるサイバネティクス格闘技術を駆使してさまざまな強敵と戦うという、サイバーパンク格闘アクションとでも言うべきストーリーである。
一方で、軌道エレベータやナノマシンなどの最先端技術や、ハチソン効果、サイコメトリー、ニコラ・テスラのスカラー波兵器などといった怪しげなガジェットも豊富に詰め込まれている。

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

今、ハリウッドで実写映画化される意味

。。。。は、正直言ってないと思います。

80年代から始まるサイバーパンク作品は日本では「AKIRA」や「攻殻」の講談社が始めたので、集英社も対抗馬として出された感じ。しかし、正直「AKIRA」や「攻殻」より娯楽感が強く内容が薄いです。

というよりも、既に数多くのサイバーパンク漫画があったので二番煎じ感が強いと言った方が良いかもしれません。

キャラクターデザインもまたこの頃特有のクセが強い感じなので、人を選ぶ感じもするので、今正直、ジェームズキャメロンが200億円の大予算で作ってもアメリカは愚か日本でも当たらないでしょう。

僕は一応観ますけどね。(笑)

アリータ:バトルエンジェル視聴感想 

さすがはジェームズキャメロンがプロデュースしているだけあって、お金のかかった超大作でした。話の筋も最低限ねじ曲げずに、漫画のままのストーリー展開と、クリストフ・ヴァルツや、ジェニファー・コネリー、 エドワード・ノートンなどのハリウッドのアカデミー賞クラスの俳優を連れてきているところが日本の漫画作品といえど、手抜きしてない感じでした。それは素直にすごかった。

後は原作以上に「フィジカル(肉感的。肉体的)」なのがさすがハリウッドスタイルというところで、リアルでアメコミタッチなのもそうですが、オタク臭さが少なく、モーターボールなどのスポーツ描写や恋愛要素は原作以上にフューチャーされています。これは文化の違いかも知れないですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7
ネタバレ

底辺生活者 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3

OVA化、大失敗。原作で面白いエピやキャラクターが、全部カットされたり、改悪されたりしている

原作の良さが全部殺されている。原作の方が、100倍面白い。

【このアニメの欠点(私の主観)】

◆ストーリーがあっちこっち、原作と違う設定にされ、原作を小規模化してしまって、面白くなくなっている。

{netabare}◆銃夢の一番最初の重要キャラ、最大の見所といえば、「マカク」なのに、「マカク」がデザインやキャラ設定が全部改変されてしまっている。

◆「マカク」が「グリュシカ」とかいう、意味不明なキャラにOVAでは変えられてしまっている。

◆「マカク」との地下での死闘や、「マカク」の生い立ちなど、OVA版では描かれておらず、まったく違うストーリーにされてしまっている。

◆ガリィが初めて「バー・カンザス(飲み屋)」に行ったときの、『迫力満点のハンターウォリアー達との格闘エピソード』までOVAでは描かれていない。

◆重要キャラ「ザパン」もOVAでは出てこない。{/netabare}


【OVA版、改変してつまらなくする意味とは?】

・内容を小規模化したのは、予算の関係か?

面白くなるのであれば、いくらだって改変していただいて結構だったのに、『改変して、つまらなくしてしまう』とは…救いようがない。

何故、こんな残念なOVAを制作してしまったのか?こんなに改悪、小規模化するくらいなら、はじめからOVAは制作しなくて良かったと思う。原作ファンとしては、とても残念。

・OVAも2巻までで、ガリィがモーターボール選手になる前までしか描かれておらず、そのあとの続編も制作されなかったことから、OVAはろくに売れなかったんだろう…。当然の結果だと思う。

==========

※このレビューは、私が昔視聴した記憶から書いたので、記載に間違いがあったら申し訳ありません。

※あまりに昔の作品だし、駄作だっただめ、現在、レンタルショップに銃夢(OVA)は置いてないと思います。しかし原作ファンの人で、奇跡的にレンタル店で見かけた人で気が向いた方は視聴してみてください。私が残念がるのを理解していただけると思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1
ネタバレ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ガリィ、空に行こう。

今からおよそ3年前、20になったばかりの若輩者は衝撃を受けていました。
1993年に作られた全2話の作品に、何も知らない若造がその時、確かな衝撃を貰っていました。
私が往年の傑作と言う物を「古臭い」と嫌悪せず、今日まで生きてこれたのは、間違いなく本作が一端を担っています。
このアニメが無ければ、私の嗜好も興味も人生も、今とは違った物になっていたかもしれない。
3年経った現在になってそんな事を思ってしまうのは、今日実写映画が公開された故の誇張表現……なんかではありません。
紹介しようと思うきっかけとしては今回の出来事、実に有難かったのですが、それは逆に自分を見つめ直す良い機会とも相成ったのです。
そもそもにして本作を、私はどのように捉えているのか。
原作ファンからは賛否両論なこのOVA
根幹に根付いた出発点として息衝いているか。
原点と呼ぶにはやはり大げさな産物だったか。
怖々と改めて拝見した昨日、明確な解答を得られた次第でした。
甦った再度の思いは、初めて観たあの時の感情は、決して思い出に塗れた補正なんかじゃなかった。
そんな安心と幸福、そして切なさに従った故、今回は本作を紹介します。
2016年に私の中へ現れた超新星作品『銃夢』
原作から少しばかり改変が加えられたこのOVA、私は堪らなく大好きです。



【あらすじ】
世界は、2つに分かたれていた。
天上に繋ぎ止められた空中都市「ザレム」
そこから吐き出された廃棄物を再利用する集団によって形成された「クズ鉄町」

イド・ダイスケはそんな「廃棄物国家」に住むサイバネティックスドクター
彼は無数のゴミ山から、少女型サイボーグの上半身を見つける。
過去の記憶をすっかり失っていた彼女は「ガリィ」と名付けられ、大切に育てられた。
そして、失われた身体の代用品を与えられた少女ガリィは、1人の少年と出会う。


これは、翼の折れた天使と翼を生やそうとした少年の物語



『銃夢』
名前だけは聞いた事がある、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本作は知る人ぞ知るカルト的作品として、世間の陽光をあまり浴びる事なく、今日まで生き続けて来ました。
その原因は色々ありましょうが、まず単行本がどれを買えば良いのかわからない、と言うのは間違いなく根底にあるでしょう。
作者が最終回に納得いかず作り直したり、途中で出版社が移籍する問題も起こったり。
そのようにして作られたヴァージョン達は、興味持った人ならまず戸惑う事確実(どれを買えばいいかはP.S.にて、簡単に記載しております)
取り敢えず、この『銃夢』と言う作品を良く知らない方
もし、本作に興味が芽生えたら、このOVAからご覧になって下さい。
全2話の本作に惹かれたなら、貴方は間違いなくこの作品に適合する条件を獲得しているでしょう。


ここからは、まだ観ていない方は絶対読まないで下さい。
致命的なネタバレがある為、本作における「衝撃」を体感したい人は、未視聴の状態で読まない事を強くオススメします。


{netabare}
切ない。
この物語を初めて観た後に見えたのは、上記の言葉一色の世界でした。
空中都市への思いを抱くが故に、そのザレム自体に殺されるユーゴ
そんな彼を愛するが、愛だけでは行かせてあげられなかったガリィ
2人のガールミーツボーイがこのような切なき結末を導き出す事に、当時は全く予想が出来ず、只々唖然
茫然自失な虚脱状態
「衝撃」に支配された私は原作本購入の為、すぐさま外へと赴いた次第でした。

正直、意外だったんです。
全2話、計60分でここまで心を動かされた作品にはこれまで巡り会って来なかった。
それは、初めて本作を観てから3年経った現在に至っても、ギネス記録更新中です。
アニメーションって積み重ねの極致を具現化出来る所があって、何十話も数百話も続いた話を気に入ると、それだけそこから抜け出せなくなる、思い入れ深くなります。
気に入らなければ、地獄
気に入ったならば、視聴中天国、視聴後地獄
全ての道は地獄に通ず。
それは偏に当たり前であり、周知の事実でしょう。
しかし、本作は私にとって、全2話と言う短すぎる程の物語で、数十話を観終えたが如き満足感が与えられた奇作なんです。
これを衝撃と言わずして、何と言いましょうか。

そんな状態へと至らせる為、齎されたのは、1話1話に生じる「深み」
空気感から来る説得力のような物を、作中の描写、音楽、物語全てから感じました。
ユーゴのザレムに対する「憧憬」
ガリィの彼を真に愛した「自己」
くず鉄街の荒廃で錆びれた「現実」
デッキマン等を例とした「近未来」
このアニメは、それらの点を短い話数ながらも充分過ぎる程の出来に仕上げていたのが大変素晴らしかった。
撃ち落されると分かっていながらも、死んでしまった者全ての鎮魂歌を打ち上げる寂寞のエンディングは、未だに忘れられません。
リメイクを否定する気はありませんが、この切なく寂しい雰囲気を完成させた『銃夢』を再度作り上げるのは、正直不可能に近いと思うのです。

しかしどうも、原作を先に知っているとその視点で確立される、と言う現象は今も昔も変わらんようで。
このOVAが出た当時の評判は、ぶっちゃけ賛否両論
その主な理由として挙げられる2点が、原作シーンのカット具合、オリジナルキャラクターの参入です。
『銃夢』の漫画は序盤にマカク編、ユーゴ編、モーターボール編とストーリーが続いていく訳ですが、本OVAはマカク編の要素であるガリィが戦いに赴くきっかけを少しばかり取り入れた上で、ユーゴ編にて終わらせると言う再構成を行っています。
そして、その中に元々ザレムの住民、現在は追放された女性医師「チレン」をオリジナルキャラクターに加えていました。
上記の「改変」こそ、原作に慣れ親しんでいた身なら、受け入れにくい方もいたのは確実
チレンのザレムと関連した葛藤は詳しく描写されていないし、ベクターやイドの性格も原作と少しばかり異なっています。
このOVAが出た当時、漫画は3巻までしか出てなかった事実も大きいのでしょう。
確かに原作ファンの方がおっしゃるように、中途半端な部分もあるのは否めません。

しかし、その事実は決して「再構成」自体が下手だった事の証明にはなりません。
私は原作漫画を購入したので、違いも充分把握しているのですが、ユーゴ編で終わらせる事を基軸としている故か、このアニメ版は全体の構成が一本の軸として確立しているのが好印象なのです。
例えば、原作はマカク編でガリィと言う人物像を知っている故、ユーゴに恋してしまう過程がやや突発的な印象も否めないのが正直な所
しかし、本作ではマカク編とユーゴ編を同時並行して物語を進めているので、違和感をあまり感じません。
ガリィがハンターウォーリアを志す理由も、ユーゴとの会話によって「自己」が芽生え始めてきた結果と言うのを、少ない描写で端的に説明していました。
そして、オリジナルキャラクターであるチレンはガリィの女性性を表す対比として、不十分でありつつ不必要ではない、正に「深み」を齎すキャラクターとしての側面も描かれています。
原作通り、原作通りじゃないと言う前に、当時出ていたのは3巻までと言うのを考慮に挙げるなら、本作は充分な出来であると考えられるのです。

総じて申し上げるなら……
個人的に気に入っているこのOVAは『銃夢』の世界観の一端を垣間見る産物として、非常に素晴らしい作品です。
ガリィとユーゴのガールミーツボーイを求める人にも、良質な物語として必ず心に残るかと思われます。
ただ、原作を既に知っている方はメディアの違いを理解して観る事だけ、念頭に置いておきましょう。


最後に少しばかり戯言
本作を観終わって、私はとある神話を思い出した次第でした。
とても有名なギリシャ神話、イーカロスの物語です。
王の不興を買って幽閉されてしまうダイダロスとイーカロスの親子
彼らは蝋で鳥の羽根を固めて翼を作る事によって、空を飛んで脱出する計画を立てました。
結果は無事に成功、舞い上がったイーカロスは自由自在に空を飛び、蝋が熱で溶けてしまうので太陽に近付いてはいけないと言うダイダロスの忠告を無視
自らを過信したイーカロスは、太陽にも到達出来るという傲慢さから、太陽神ヘリオス(アポロン)の元へ飛んでいきます。
その結果、彼は熱によって蝋を溶かされ墜落死したと言う物語

私はこの神話を初めて聞いた時、少しばかり憤りを感じた事を憶えています。
太陽の熱で溶けて死んでいったと言う描写に、神の記述を付け加えた事に、何か納得できない物を感じました。
傲慢なのは寧ろお前(神様)の方だろ、と矛盾を突きつけたくなる心境だったかと思います。

しかし、本作を観た後で、この神話に対する見方は変わったのです。
イーカロスは短い時間でも、自由自在な翼を手に入れる事が出来て、幸せだったと。
何故なら、夢には例え届かなくとも、彼の翼が飛んだ情景は確かに輝きを放ったから。
翼を無くしたガリィの翼として、ザレムを求めた少年ユーゴ
翼を手に入れられなくても、ガリィに認められた少年ユーゴ

「キミに会えて、良かった」

翼が無くても、彼は天使を愛した。
翼を無くしても、天使は彼を愛した。
「くず鉄街」にも「ザレム」にも無い世界
新しい世界、2人だけの世界
それを、彼等は少しの間でも作れたのです。
私は、それだけで、充分幸せな結末だと思います。
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Oh,Just once
思いを告げ 涙零せればいい
Oh,Just once
宇宙の海で 夢を見られればいい

Oh,Just once
壊れるほど 強く抱いてほしいの
Oh,Just once
ぬくもりだと 思えたなら 砕け散ってもいいから
……女の子として

『銃夢』ED「CYBORG MERMAID」より抜粋
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{/netabare}


P.S.
『銃夢』に興味をお持ちの方は
『銃夢』愛蔵版(YOUNG JUMP愛蔵版)全6巻→『銃夢Last Order New Edition』全12巻→『銃夢 火星戦記』既刊6巻(以下続刊)で購入するべし。
『銃夢』愛蔵版(YOUNG JUMP愛蔵版)は、色々な設定資料やら裏設定やら外伝やらが入った正に完全版
最終巻は、OVAで描かれなかったモーターボール編が少しばかり映像化されたDVDも付属しています。

また上記の流れとは別に、最初の『銃夢』全9巻(ヤングジャンプコミックス)は、これ単体で完結しています。
結末に納得いかなかった作者が、新たに作り出したのが上記の流れであり、取り敢えず完結作品を読みたいなら、このヴァージョンだけ読めばOK
最後が気になる方は、本作の最終巻だけ買いましょう。

俺?
俺は全ver買っちまったがな(泣)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

61.6 14 1993年度アニメランキング14位
アルスラーン戦記 汗血公路(OVA)

1993年10月21日
★★★★☆ 3.3 (12)
50人が棚に入れました
人気作家・田中芳樹のファンタジー戦記を原作とした劇場用アニメ2作から引き続き、OVAに舞台を移して制作されたシリーズ通算第4弾。 王都エクバターナ奪還に向けて進軍を続ける、かつて祖国を追われたアルスラーンを中心とした王太子軍。各地に檄を飛ばした彼の下には続々と精鋭が馳せ参じ、敵対するルシタニアの軍勢を次々と突破していく。そこに軍師ナルサスの知謀も加わり向かうところ敵無の様相だったが、敗残兵の悲惨な末路を目にしたことで心優しいアルスラーンの表情は曇っていく……。 正味30分弱の内容ではあるが、ノベル第4巻の内容をダイジェスト風にまとめてある。

61.5 16 1993年度アニメランキング16位
ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画(OVA)

1993年7月23日
★★★★☆ 3.3 (33)
195人が棚に入れました
新たな地球の神・デンデが地球に生命細胞を破壊するデストロンガスが増幅していると気づいた。ミスターポポからこの事を知った孫悟空達は地球の危機と知り、デストロンガス発生装置を破壊することを決意する。

計測不能 17 1993年度アニメランキング17位
らんま1/2 (OVA)(OVA)

1993年10月21日
★★★★☆ 3.7 (8)
70人が棚に入れました
TVシリーズの完結を惜しむファンの後押しもあり、放送終了から1年後にまずは全6巻という触れ込みで制作されたOVAシリーズ。 普段から乱馬に首ったけな美少女シャンプー。しかし彼女が女傑族の秘宝である「反転宝珠」を身につけてしまったことから突如態度が豹変し、邪険に扱われてしまう。その宝珠は愛憎の方向性を真逆にする作用があるのだ。これまでは言い寄られて迷惑顔をしていた乱馬もこれにはカチンときて、いつもとは正反対にシャンプーへ執拗なアタックを繰り返すが?(vol.1) 全6話中、まだアニメ化されていない原作のエピソードとオリジナルストーリーを半々の割合で取り扱っている。それぞれ原作ものはギャグっぽく、オリジナルに関しては恋愛要素を強めにと色分けがしてあった。

計測不能 17 1993年度アニメランキング17位
天地無用!魎皇鬼スペシャル 番外編「お祭り前日の夜!」(OVA)

1993年9月25日
★★★★★ 4.1 (6)
51人が棚に入れました
90年代を賑わした人気OVAシリーズの特別編。通常エピソードより若干尺が長い。 平凡な少年・柾木天地の元へ宇宙から色々なタイプの美少女が押しかけてきて、てんやわんやの末に一応の平和が訪れた現在。それぞれ天地を慕う女宇宙海賊・魎呼と異星の皇女・阿重霞は、今日も今日とていがみ合ってばかりだ。どちらが先に天地のハートを射止めるかを競い、ふたりは少女漫画を参考に的はずれなアプローチを仕掛けるが……? OVAの第一期と第二期を繋ぐ内容となる本作は、激しいバトルが繰り広げられた前回からはがらっと様変わりして日常のドタバタが中心に描かれた。ただし、人気ヒロイン砂沙美絡みで、新たな展開を予期させる場面も意味ありげに挿入されていたりする。

計測不能 17 1993年度アニメランキング17位
人魚の傷(OVA)

1993年9月24日
★★★★☆ 3.5 (9)
46人が棚に入れました
高橋留美子の描く連作ホラー漫画の一編を、先の『人魚の森』に継いで2年ぶりにOVA化。 人魚の肉を口にしたせいで不老不死の身となってしまった湧太と真魚。元の体に戻るため当て所なく続く二人の旅は、一人の少年との出逢いにより中断を余儀なくされる。その少年・真人は彼らと同じ身の上であり、死に別れた母の身代りを仕立てるためにこれまで何百人もの女性に人魚の肉を食べさせていた。その多くはなりそこないという異形と化していたが、元から不老不死である真魚の存在を知ると彼女を手に入れるため、邪魔な湧太の首を斬り落とそうと迫る。 湧太=山寺宏一、真魚=高山みなみという配役は前回と同じだが、スタッフは制作会社も含めてほぼ総入れ替えとなった。

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

高橋留美子が描く「ポーの一族」

高橋留美子は鳥山明と同じくもともとパロディ畑の漫画家で、ちばてつやや梶原一騎などの男子的熱血と萩尾望都や竹宮恵子などの耽美系少女漫画を「茶化す」立場の漫画家だった。

しかし、こと短編や中編になると作家性を全面に出し、それこそ往年の少女漫画のオマージュを捧げることをする。

特に、この「人魚の傷」は萩尾望都の「ポーの一族」をそのままと言って良いほどプロットをまんま拝借し、リメイクという形で出している。

なんだかんだで茶化しながらも、「少女漫画」や「SF」に対する深い愛情が見え隠れする作品です。

ちなみに萩尾望都作品と違って、アニメ化作品はOVAも含めて出来がいい数少ない漫画家だと思います。本人がまたアニメオタク世代だからかもしれないですけどね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

二人の旅は続く・・

1993年9月発売、全46分。人魚の森OVAの続編。
2003年TV版でリメイクされ放送されている。

同タイトルの原作を基にアニメ化した作品で、
基本的な雰囲気やエピソードは同じ。
展開や台詞まで被っているものが多く含まれ、
原作を重視しているようですが、途中に原作
には無い設定や展開が有る。R指定なし。

作画はサスペンスホラー風の雰囲気が出ている。
声優はあまり上手とはいえない人が多く感じた。
音楽等雰囲気が良く出ていて良かったと感じた。

監督・作監・制作会社が違い、キャラデザや
全体の雰囲気に若干違いが有る。

湧太 - 山寺宏一
真魚 - 高山みなみ
真人 - 原田優一(子役)
美沙 - 高島雅羅
雪枝 - 井上喜久子
春代 - 峰あつ子

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

計測不能 17 1993年度アニメランキング17位
仮面ライダーSD 怪奇クモ男(OVA)

1993年3月22日
★★★★☆ 3.7 (8)
46人が棚に入れました
特撮番組「仮面ライダー」シリーズのヒーローや怪人たちをSDキャラクターにした『仮面ライダーSD』。コミックや玩具などで幅広く展開された同作だが、このOVAもそのメディアミックスの一環として制作されたもの。ちなみに本作の怪人であるクモ男は、本家『仮面ライダー』第1作の第1話に登場した敵。 みんなから“おやっさん"と慕われている初老の立花藤兵衛とともに暮らしている正義の戦士SDライダーズ。だがそんな彼らの前に、悪の巨大組織グランショッカーが出現。グランショッカーは最強の改造人間を生み出すため、世界中の優秀なスポーツマンを拉致していく。そしてその魔の手は仮面ライダーBLACK RXが憧れる少女ミチルにも伸びた……。 本作のトピックは本家「仮面ライダー」シリーズの育ての親でもある脚本家・伊上勝の息子・井上敏樹が脚本を担当した点。平成「仮面ライダー」シリーズでも活躍の井上だが、このOVAは彼が携わった初の「仮面ライダー」でもある。なお本作の立花藤兵衛は、実写版と同じ小林昭二が演じた。

計測不能 17 1993年度アニメランキング17位
BAD BOYS(OVA)

1993年9月25日
★★★★☆ 3.7 (5)
40人が棚に入れました
累計2000万部以上のベストセラーとなった、人気漫画家・田中宏の代表作のOVA化。その第一弾。 広島市では、数百に及ぶ暴走族チームが覇権を掛けて争っていた。そんな折、金持ちの息子・桐木司はぬるま湯のような日々から脱却するため、暴走族の世界に飛び込む。そこで司が出会ったのは、それぞれ一匹狼のライダー・石見エイジ、川中陽二、中村寿雄たち、そして不良少女の由本久美だった。族の抗争の中、人質にされた久美を救出に行ったり、次々と窮地を潜り抜けていく司。そんな彼の中で、秘められた凶暴性と常人を超えたケンカの強さが、次第に目覚めようとしていた。 先行のOVAシリーズ『湘南爆走族』の大ヒットを背景に、東映ビデオが企画制作した同路線作品。監督は、サンライズのロボットアニメ諸作で各話演出などを担当した関田修が務める。

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ヤンキーのしあがり系

広島ヤンキー漫画のアニメ化。暴走族の仲間の青春や抗争が中心で、この時代のやんちゃが熱い時代の作品。
OVA5作で評価もトータル評価。

富豪の主人公が不良になって、暴走族のリーダーになり、暴走族チームのトップになっていく。
最近アニメでなく、映画ドラマ等実写になってる事より、当時視聴していた世代の年齢が高くなった為かなぁと思う所が強い。

やんちゃ物が時代と共に錆びれたが、当時はそれなりに人気あった作品の一つ。

100点中50点

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

計測不能 17 1993年度アニメランキング17位
ドラゴンハーフ(OVA)

1993年3月26日
★★★★☆ 3.7 (6)
37人が棚に入れました
主人公ミンクはドラゴンと人間のハーフであるドラゴンハーフ。アイドル騎士ディック・ソーサーに一目ぼれするが、ソーサーはドラゴンスレイヤーであるためにこのままでは決して結ばれない。ピド=ポーションという人間になるための秘薬を探しにミンク、ルファ、ピアの3人で冒険の旅に出発するが、ピドの街は大魔王アザトデスに支配されピド=ポーションも独占されていた。人間になるための冒険を続けるうちに大魔王アザトデスと、その一族を戦うことになる。

計測不能 17 1993年度アニメランキング17位
NG騎士ラムネ&40DX ワクワク時空 炎の大捜査戦(OVA)

1993年6月23日
★★★★☆ 3.9 (5)
33人が棚に入れました
TVシリーズの好評を受けて制作されたOVAシリーズ第二弾。 ダ・サイダーの元に、セクシーな双子姉妹・マウンテン・デューから救いを求める水晶球が届けられた。相棒にラムネスもさそい下心まる出しで彼女らの待つパフパフ宮殿に駆けだしていくが、行く先には同じく水晶球に導かれた凶暴な宇宙山賊が。そしてさらにやっかいなのは、ラムネスとダ・サイダーの恋人であるミルクとレスカが嫉妬全開で追跡してくることだった! 全3巻で綴られる本作は、発売当時の変身美少女戦士ブームを反映してヒロインである「聖なる三姉妹」もそれぞれセクシャルな(?)コスプレ姿を披露。OVA前作のラブコメ路線から趣を変え、よりギャグに特化した内容が楽しめる。

計測不能 17 1993年度アニメランキング17位
魔物ハンター妖子3(OVA)

1993年4月11日
★★★★☆ 3.6 (4)
33人が棚に入れました
美少女伝奇アクションとして90年代前半に高い人気を誇った、OVAシリーズ第三弾。 妖子がある晩、夢に見たのは絶世の色男・美龍からのプロポーズ。妖子はただの夢だと思っていたが、突然招かれた異世界で美龍の存在を確認する。そして、美竜が龍王によって宝珠の中に閉じこめられたことを知ると、彼を救出に向かう。見事恋が成就すれば、処女にしか務まらない魔物ハンターの職務から解放されるかも? そんな願いを胸に抱く妖子は、戦いの中で同じく龍王に封印されていた柳姫を助けた。彼女と美龍の関係とは? 発売当初はシリーズ最終作としてアナウンスされていだけに、アクション&お色気共に見応えある一作に仕上がっている。

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

妖子のツインテがほどける。

1話目の特にエロ展開が当時としてはOVAという事もあるが、びっくする人多かったんじゃないかなぁと思う程のエロエロ展開。
しかしエロ展開は話が進むにつれて抑えられ、普通の妖怪退治物になる。
妖子の輪っか付のツインテールが珍しく全体的に中華風味の服装であったりする。
妖子が美形に惚れやすいキャラ設定で、設定付も珍しく、それを基本としたストーリー展開で進む。

2作目は見習いのあづさが登場。

3作目は妖子の風呂でもほどけないツインテがほどける。

4作目はミュージッククリップ。アニメ・ゲーム等の挿入歌を織り込んだ作品で、クリーミーマミやミンメイ・ジリオン・クリームレモン等当時このようなOVAもたくさん出てた。

5作目はストーリーとしては4作目で妖子4となるはずが縁起を担ぎ妖子5になった作品。最強の妖魔との戦いでアニメシリーズとしてはこの作品で完結だった。

そして妖子は人気あり6作目のじじょうに続く。
ばあちゃんの姉の孫、ブラック妖子とブラックあづさが出てくる新展開で最初はお互いが戦いあうが最後は協力して妖魔を倒す。

6作品通して
100点中71点 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

計測不能 17 1993年度アニメランキング17位
モルダイバー(OVA)

1993年2月25日
★★★☆☆ 3.0 (3)
33人が棚に入れました
発売当時一大ブームだった、変身美少女アクションを主題とするOVAシリーズ。 時は近未来。マシンガル教授を名乗る謎の怪人が、巨大メカや物質転送装置を使って派手な強奪を繰り返していた。ただし盗む物はなぜか、この時代において骨董となった機械製品ばかり。そんな横暴を許すまじと立ち上がったのは科学者のタマゴ・大宇宙寛。彼はひそかに、無敵のパワーと堅牢な装甲を誇るスーパーヒーローへと変身するユニットを開発するのだった。しかし寛の妹・未来はそれを横取りして自分好みにカスタマイズし、強くて可憐な「モルダイバー」として活躍することに! 人気アニメーター・北爪宏幸がキャラクターデザインと監督を兼任。SF味豊かな作風は他のスーパーヒロインものと一線を画した。人気声優ゆかな(当時・野上ゆかな)のデビュー作としても印象深い。
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