1992年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVA一覧 35

あにこれの全ユーザーが1992年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の1992年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

71.8 1 1992年夏(7月~9月)アニメランキング1位
ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日(OVA)

1992年7月23日
★★★★★ 4.1 (116)
533人が棚に入れました
シズマ博士が開発した、完全無公害・完全リサイクル可能な夢のエネルギー源、シズマドライブの恩恵で、未曾有の繁栄を迎えた人類。しかし、争いの種は尽きなかった。世界征服を企む秘密結社BF団と、それに対抗するため組織された国際警察機構が世界の裏面で激しい闘いを続けていたのだ。国際警察機構側の九大天王を筆頭としたエキスパート達、BF団側の十傑集を筆頭にしたエージェント達が争う中、エキスパートの一人である草間大作は、父の形見である巨大ロボット、ジャイアントロボを操り、人類の未来と平和のためにBF団と戦っていた。
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

うーむ…どうした事だ。何故我々までもがこんな所に

いや、これも孔明様の狙い通りに違いない。
そうだ。事態に急変あらばこの袋を見ろと言っていた。ハラリ
なるほど……。OVAジャイアントロボのレビューをしろという事か……。

あらすじを短くまとめると、近未来、第三のエネルギーシズマドライブが繁栄している時代において
BF団と国際警察機構の二大勢力が火花を散らす中、進行される「地球静止作戦」をめぐって
シズマドライブ第三のサンプルを争いあうという話だ。

作画は超絶クオリティだ。CGでなく手書きのセル画だというのに、
あまりにも見ごたえのあるクオリティでとても90年代のアニメとは思えない。
声優はベテラン声優が並ぶ豪華布陣だ。
作曲はポーランド国立ワルシャワフィルハーモニックオーケストラによるフルオーケストラ。
まさに溜息が出るようなクオリティなのに、話の質がまったく足を引っ張ってないどころか
横山キャラと今川監督のハイテンション作劇が引き起こす化学反応が
あらゆる視聴者を釘付けにしているあたりはまさに圧巻!痺れます。
だが本作の魅力は、まだまだこんなものでは語り尽くせない。

例えば、テーマ。この作品に提示されてるテーマは二つ。
「父と子」と「エネルギー問題」。
「エネルギー問題」は、現代において動力という足をもがれた地球人が、なすすべもなく見ていることしか出来ないという重苦しさを描きながら、{netabare}その元凶である敵ロボットに立ち向かえるのが、かつて人類が恐れもしたいにしえの動力、原子力を使って動くジャイアントロボだけ{/netabare}という因果関係が実に良かった。
また「父と子」というテーマにおいて。大作と幻夜、共に父親から遺産を託された者同士が、ぶつかりあう関係性が非常に良かった。
{netabare}幸せは犠牲なしには得る事はできないのか、時代は不幸なしに越えることは出来ないのか。
ep7にて父親の言葉を信じて戦い続ける大作の姿と、それを支える大人達の姿がなんとも胸を打つのだ。
{/netabare}
恐るべきは今川監督である。これほど重いテーマを横山作品のスターシステムという土台でハイクオリティに描ききった手腕は、やはり評価されてしかるべきではないだろうか。実現は不可能に近いと思っても、続編が見たいものだとこれほど切に願うアニメも無い。

ところでこのアニメ、我らが血風連の首領である怒鬼様もOVA6巻より参戦しておられるぞ!
出番は少ないし台詞だってないが、実に凛々しい風貌をしておられる。その勇姿は是が非ともご覧あれ!
そしてBF団と国際警察機構。二大勢力の激突と草間大作の戦いの行く末を見届けるがいい!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

babylon913 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最高のエンターテイメント

文句なしの満点ですよ
個人的今川作品No.1
まず評価したいのは劇伴
天野正道先生とワルシャワフィルによる日本アニメ史上最も壮大なオーケストラ
それまでアニメ劇伴で最も規模がでかかったのはヤマトの劇場版で30人ほどのオーケストラだったそうですがこれはその倍以上です
後に天野正道交響曲第二番GRとして纏められる楽曲は日本の現代音楽の代表作の一つに数えられるほど
全七話でサントラ総数七枚!
圧倒的です
次ですがキャラクターはこれ以上魅力のある作品他にあるか?!というレベル
スターシステムによって横山大先生の作品から選りすぐりの好漢が集結
もちろんオリジナルキャラクターも引けを取りません
特に人気の十傑集をはじめ国際警察機構の皆さんもかっこよすぎます
声優はあの銀河声優伝説にも負けないほどの超豪華キャスト
作画はセル画時代最高峰と何をとっても美味しいとこばかり
ストーリーは御自分の目でということで
何度も言いますが最高の作品です
是非見てください

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

Gガンダム×横山光輝オールスター=爆熱大傑作。

Gガンダムの今川監督作品だけあって、正に男泣きロボット?アニメの傑作


ジャイアントロボより凄い人間達が多数登場するトンデモナイ作品


歴代横山光輝キャラが敵味方に入り乱れる、他にないオールスター作品。


頑張りすぎて続編は…


敵でも味方でも漢!な奴はは素晴らしい!


マスターアジアに続く、最高の敵役の衝撃のアルベルト


指パッチンが武器な敵がいるのは今川作品だけ!


結論:遺言はちゃんと残しましょう


今川監督の先品がまた見たい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

67.8 2 1992年夏(7月~9月)アニメランキング2位
間の楔-あいのくさび(OVA)

1992年8月1日
★★★★☆ 3.7 (44)
219人が棚に入れました
『間の楔(あいのくさび)』は、『小説JUNE』の'86年12月号から'87年10月号まで連載されて人気を博した吉原理恵子・作、道原かつみ・挿画による"SF激愛ロマン"。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

近未来都市のアクション作品かと思いきや?

支配する側、される側に身分の差別が確立されてしまった近未来都市での
支配する側Tanaguraのエリート イアソンと、
支配される側Ceresのスラム育ちの若者、リキとの破滅的愛憎物語。
「間の楔」という言葉は、相容れない両者を結ぶものを指すらしい。

原作は吉原理恵子による小説で、「BL」という言葉が存在していなかった
1986年に連載され、このOVAは1992年の制作。

観終えてみて・・一言で言ってしまえば、ペットとご主人様なんて
主従関係は、SMと同じような関係ではないか・・と。
権力を持っているイアソン、弱みを握られ、束縛されているリキ。

この作品、個人的にあまり感情移入してしまうと、
とてつもなく壮絶なトラウマが爆発しそうなので、
あくまでも作品・・あくまでも作品なのだと内心、覚悟して観ていたが、
凌辱的な絡みシーンはほとんどなく、イメージ的であり
ほとんどは近未来都市でのアメコミ風アクションで覆われているので
案外、誰でもすんなり観れてしまうかも。

愛にもいろいろなカタチがあるけれど・・・
愛と憎しみって表裏一体な部分があるよね。
愛ゆえに憎しみ、憎しみがあるからこそ心から離れることなく、
心の奥底でもがき苦しみながら、戻っていくしかないという堂々巡り。
断ち切るには、どちらかが死ぬか、その場所を捨てて出て行くしかない。
しかしそう簡単に、終われないものがある時、渦巻く情念に気づく・・

キャラデザはハッキリ言って、あんまり好みではなく
この作品の存在も随分前から知っていたものの、敬遠していたのだが
見慣れるとそれほど気になることもなくなり、
むしろ音響の良さ、音楽の美しさに魅了されてしまった。
なのでこの作品はヘッドフォン推奨。

(このままレヴューは『間の楔 完結編』に続きます。)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あれ、こっちがレビュー書くトコかな??

間の楔、こっちにも書くトコあったので、UPします~
つーかこっちに扉絵があるので、こっちがホントかな??
(以下、前回と同文)

ナンか花冷えで、気持ちがウツって来ちゃったみたい~
ので、ちょっとBLでも♪

BL初期の傑作とされる本作、古い作品だけに、作画にはものすごい歴史を感じさせますが、やたら気合いが入っていて怖い位です;
特に登場人物のアップに、執念すら感じさせられます。
イアソン、怖いくらい美しい。。

お話は。。冒頭の「恩返し」にはちょっと吹きましたが、後はシリアスです。
ふ~む、ヒエラルキーが主題となっているのかしら?
BLはストーリーそっちのけの作品が多いですが、コレにはしっかりとしたお話がありそうです。。かなりクラシックなSFっぽいけど。

シティ〇ンターを思わせるような、古風な美青年ぞろい(イアソンは別格)で、女性は全く登場しません。
良くありがちな、女の子っぽい男の子のBLではないので、まさに正統派。

クラシックな作画にどーしても馴染めない方、リメイク版もあるみたいですよ~
こっちも観よっと♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

annabanana さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ただのBLと思うなかれ

姉がそっち系の人間なので、かなり幼いころからBLは読んだり見ていたのですが、今まで見てきたBLアニメには正直少女漫画的な、「○○かっこいい」っていう感想以外これといって印象に残るものはなかったです。

私が見たことあるのはだいたい
A:お、男同士で好きなんてありえないだろっ…!///

B:でも俺はお前のことが好きだっ!

A:もしかして俺もあいつのこと…(ドキッ)

C:Bは昔俺と付き合ってたから俺の方があいつのことよく知ってる!しかも俺はまだあいつのことが好きだ!

A:(Bにひどくしてしまって自分との距離を感じ始めたことで本当の自分の気持ちに気付き)俺もBが好きなんだよ!お前にはやらない!!

AB仲直りでラブラブ。めでたしめでたし。
みたいな流れだったので、正直マンネリというか、どれを見ても特に違いを感じませんでした。

ですが、いやもう、今まで見たBLがなんだったのかよくわからないぐらいこの作品にはまりました。

~あらすじ~
髪色で身分が分けられるようになった未来。
スラム出身の雑種であるリキと電脳都市タナグラの頂点に君臨するエリートのブロンディーであるイアソン。
偶然出会った二人はやがてペットと主人と言った歪んだ関係で結びつく。
そしてスラムを離れて3年たったある日、リキは元の仲間の元へ戻ってくるが…

まず世界観がちゃんと考え抜かれていると感じました。
ちゃちゃっと身分差の恋愛を演出できればいっか~みたいな適当な感じではなく、しっかりとした近未来のSFの要素が背景にあります。

そしてキャラも深くて魅力的。
だいたいBL作品は、いわゆる受けのほうのツンデレ感が好きになれないのですが、この作品はリキが最終的に攻めに屈してメロメロになっちゃうような、なよなよしい受けっぽく描かれてなく、逆に最後までとても男らしくて強いので大好きです。
イアソンなんて全てがかっこよすぎて…あーもう彼については感想なんてかけません(^q^)
でもカッツェもかなり好きです!

結構古い作品なので絵柄が無理って人もいると思いますが、私は気にならないというか、むしろかなり好きです♪
でもやっぱり女性向けな絵柄だとは思います。

最後に、勝手なイメージですが、古いBLってストーリーがしっかりしていると思います。
実際そんなには見たことないのですが、萌えとか行為重視な昨今のBLと比べ、ストーリーの重さをすごく感じました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

64.8 3 1992年夏(7月~9月)アニメランキング3位
ルパン三世 ロシアより愛をこめて(OVA)

1992年7月24日
★★★★☆ 3.5 (66)
460人が棚に入れました
1917年の旧ロシア帝国、ロマノフ朝の最後の皇帝ニコライ2世が保有していた1240トンもの金塊。その保有量は、当時としてはアメリカに次ぐ世界第二位を誇っていた。ところが、ロシア革命勃発直後に500トンもの金塊が流出していた。ニューヨーク市立図書館でロマノフ朝に関する本を借りに来たルパンは、その本がジュディという女のもとにあることを知る。同じくその本を狙うラッキーとビッグマウスの追撃から逃れ、その本の最後のページに記された暗号を解読した結果、ルパンは金塊が「バンク・オブ・リバティー」の地下金庫に隠されていることをつきとめる。さっそく金塊強奪作戦を展開し、まんまと金塊を盗みだしたルパンであったが、グルになっていた不二子とジュディに金塊をだまし取られてしまう。

声優・キャラクター
山田康雄、納谷悟朗、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、佐々木優子、大木民夫、今西正男、納谷六朗、石塚運昇、辻親八、大塚明夫
ネタバレ

唯衣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メモ

~TVスペシャル4作目~

お宝
   ロマノフ王朝の金塊500トン

キーパーソン
   ジュディ・スコット
   ニューヨークの女性会社員
   ロマノフ家、アナスタシア皇女の子孫

{netabare} 1917年の旧ロシア帝国、ロマノフ朝の最後の皇帝ニコライ2世が保有していた1240トンもの金塊。その保有量は、当時としてはアメリカに次ぐ世界第二位を誇っていた。ところが、ロシア革命勃発直後に500トンもの金塊が流出していたのであった。

ニューヨーク市立図書館でロマノフ朝に関する本を借りに来たルパンは、その本がニューヨークのスラム街で暮らすジュディという女のもとにあることを知る。同じくその本を狙うラッキーとビッグマウス・ジョーのコンビからの追撃を受け、本は奪われてしまったものの、本の最後のページに記された暗号を解読した結果、ルパンは金塊がテキサス州にある「バンク・オブ・リバティー」…別名「バンク・オブ・バンディッツ」の地下金庫に隠されていることをつきとめる。

早速、金塊強奪作戦を展開し、まんまと金塊を盗みだしたルパンであったが、グルになっていた不二子とジュディに金塊をだまし取られてしまう。ルパンは何とか2人を捜し出すが、謎の男が大型輸送機を使って金塊を根こそぎ奪ってしまう。わずかな金塊を持ち出して、さっさとその場から逃げ延びていた不二子も、ジュディに裏切られて車ごと金塊を持ち去られてしまった。

金塊を奪った男の正体は、ロシアのシベリアに総本山を置く教祖・ラスプートン。実はニコライ2世にとりいって悪行の限りを尽くして射殺された怪僧ラスプーチンの孫であった。彼の予言自体は完全なイカサマであるものの、テレパシーによって人の心が読めるのは本当で、その能力を巧みに利用する事で、シベリアの貧民達のみならず、様々な国家の高級官僚達の人心をも掌握し、莫大な暴利を貪っている生臭坊主であった。用心棒の依頼を断った五ェ門も、いつの間にか斬鉄剣を竹光とすり返られてしまった事で従わざるを得ず、五ェ門の打った一芝居で、ルパンと次元はとりあえず死んだフリをして難を逃れるのだった。

ルパン・次元・不二子、そして相棒のジョーを失いラスプートンに復讐を誓ったラッキーの4人は、五ェ門からの連絡でラスプートンがシベリアの総本山にいることを知り、オンボロのセスナ機を購入してすぐさまシベリアへと向かう。その一方、不二子を裏切って金塊を奪っていたジュディは、それを利用してラスプートンに取り入り、屋敷の中にある金塊を探していた。ついにルパンたちも金塊を狙ってやって来るが、金塊の元の持ち主であったニューヨークマフィアのボス、カルシオーネの甥であるドンビーノまでが金塊を奪い返すために部下を引き連れて乗り込んできた。

果たしてルパン達は、ラスプートンやドンビーノを出し抜いて、金塊を奪取することができるのか? そしてジュディと金塊に隠された意外な事実とは!?
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

57.6 4 1992年夏(7月~9月)アニメランキング4位
絶愛[1989](OVA)

1992年7月29日
★★★★☆ 3.1 (21)
77人が棚に入れました
集英社の少女漫画雑誌「マーガレット」で連載された尾崎南の同題美少年コミックを約45分のOVA化。「マーガレットVIDEO」のブランドで刊行された。人気歌手という華々しい舞台から失踪した美青年・南條晃司。ある日、道で倒れていた南條を高浜台高校の天才サッカー美少年の泉拓人が救う。実は泉こそ、南條が昔日より想いを秘めていた少年だった。小学生だった泉がサッカーに熱中する光景を目の当たりにしたかつての南條は、泉の瞳や動き……すべてに魅入られていたのだ。この再会を機に南條は高浜台高校近くのマンションへと引越し、窓から泉をながめる日々を過ごし始める。だがある時、泉が試合中に倒れてしまい、即座に南條が飛び出して病院へと運んだ。ベッドの上で高熱に苛まれる泉。その脳裏に父と母の間で起こった幼い日の悪夢がリフレインされる。そんな泉に南條は自分の唇を近づけ……。本作の実制作はマッドハウスが担当。本編時間の関係から泉と南條のサッカー対決など原作にもあるシーンが若干アレンジされた。

takumi@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

45分間の中に3時間分くらいの物語

たった45分の物語なのに、長く感じた。
ストーリー自体には、重厚感のある心理描写やエピソードが
たくさん散りばめられているのだが、
残念ながら、ちょっと詰め込みすぎてるかな、と思った。
それゆえに、せっかく起承転結それぞれに置かれた
重要な話も、薄っぺらくなってしまってる。

もともと、キャラデザで少々敬遠していた部分があるし、
なんとなく後回しになっていた物語なので、
よしっ観るぞ!と決めたからには、真摯に向き合うのが
いつもの僕の観方なのだけど、どうも邪念が入ってしまい
笑いながらツッコミを入れるというのでもなく、
ただただ、あ~このバイク懐かしいなぁ・・とか、
サッカーのシーンは今のアニメのほうが迫力あるな~
などと、まったく別のところに目がいってしまったという感じ。

さてさて、どうしたものか・・・

この作品、おそらくVシネマあたりで実写化したらいいかも?
人物像は、幼少期から今までを、けっこう細かい部分まで
描かれているし、主人公は天才サッカー美少年、
その相手役は美しい人気歌手という設定からも
ヴィジュアル面では期待できそうな感じですしねぇ。

お隣の国のドラマかと思うほど、事故や怪我が多いのは
個人的に少々萎えたものの、ふたりが出逢ってだんだんと
命がけで愛し合おうとするようになっていく姿勢には、
ちょっと心打たれるものはあったかな。

そして、一番良かったのは音楽で。
川井憲次氏の創られる、切なさの中にキラキラ光るものを
感じる旋律はなかなかに魅力的だった。

ちなみに、BL作品だけれど、「絶愛」というわりには
軽いタッチの絡みしかなく、まったくエロさは感じなかったので、
そちらを期待している方にはオススメしません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
カメレオン(OVA)

1992年8月16日
★★★★☆ 3.8 (7)
36人が棚に入れました
中学時代に学校中の不良からイジメの標的とされていた矢沢栄作は、
高校進学を機に不良デビューを果たす。バラ色の高校生活を夢見る矢沢だったが、
お調子者の性格や運の悪さが災いし、次々と有名な不良との諍いに巻き込まれることになる。しかし矢沢は数々の危機をハッタリと悪運と悪知恵で切り抜け、次第に多くの不良達を惹きつけるカリスマへと変貌していく。

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

クローズ、特攻の拓にならぶヤンキーアニメの金字塔(下ネタの乱打戦w)

高校デビューを狙う成り上がりヤンキー矢沢栄作の
笑いあり、喧嘩あり、単車あり、そして涙ありの
ヤンキーアニメのまさに金字塔ですね!


軽くあらすじ。


中学時代にイジメの対象にされ、
灰色の思い出を払拭するべく、千葉県立成田南高校(通称、成南)に
入学と同時に高校デビューを狙う矢沢栄作。
しかし、それを嗅ぎ付けた有名ヤンキー達とのバトルが次々と勃発!
武器は口から出るハッタリと強運(悪運?)のみ!
果たして、タッパ(身長)も腕力も人類最弱レベルの栄作に
バラ色の高校生活は訪れるのだろうか。。。


かなりギャグテイストのアニメです(*^。^*)


単車が好きな方なら絶対お好みのはず!
今では旧車、幻の名車が続々と登場します。
角Zのルーツはこのあたりが絶頂期ですかね。
最近はクルマも単車も流線形がほとんどですもんね。




OVAより漫画の方が仕上がってますので、
漫画からのOVAという流れがBESTかと(*^_^*)



お気に入りのキャラは松戸の愚連隊「松戸苦愛マツドクラブ」の総長
松岡英治(マツオカエイジ) 愛車Z1000R 
イケメン。極悪最強。でも意中の女性には奥手。
当時こいつに憧れてましたね。。
あにこれのニックネームはここからキテマス(/・ω・)/



ヤンキーアニメに免疫がない方はお気に召さないかもですが、
ストーリー構成もテンポよく、
作中のギャグは今でも使えるハイクオリティ(実際使ってますw)
たまには、思春期時代のご自身に被せながら
是非、お試しされては?


男子なら絶対、共感できます!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/

投稿 : 2024/12/21
♥ : 38

ココ吉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

はうっ! ダシがちがうっ!! ←この意味がわかるアナタはカメレオン通♪

原作漫画既読◆カメレオン初のOVA作品◆

子供の頃に一度視聴を済ませていたのですが
キャッチさせて頂いているユーザーさん達と
メッセでのやり取りでカメレオンの漫画の話を
して盛り上がったのがきっかけで改めてOVA版を
観直したくなり、ついでにレビューしようかと♪

やっぱり、こういった懐かしい話題で
盛り上がれるのは あにこれの良い所の
一つだなぁと嬉しく感じました。
ヘヘッ(鼻をすすりながらw)

思い立ったら即行動に移すって事で
早速、行きつけのレンタルショップに向かいました。
幸運にもそのショップはまだVHSのレンタルを
やってくれているのでVHSコーナーから
日焼けしまくってボロくなったパッケージの中から
ビデオを抜き出してレジへ持って行く事に。。。

あまりにパッケージがボロかったので
レジでの精算中に心の中で
『このビデオ、ちゃんと観れんだろうなぁ!?
 観れなきゃ、明日の朝刊載ったぞテメー!!』と
既にカメレオンのとある不良キャラに
なりきって悪態をついている自分に気づく。
でも決して表情には出したりはしません。
あくまでもCOOLかつHOTなフェイスです。キリッ★

そんなこんなで会計を済ませてから
帰宅途中に車の中で気づいた事…それは

『あっ、VHSデッキ出さなきゃ……(´・ω・`)』


おっと、話題がかなり逸れてしまっているので
軌道修正して簡単にではありますが感想の方に
移りたいと思います。


◆感想◆

本編内容としては原作コミック1~5巻の
エピソードをかなり省略して約50分間に
詰め込んでいる感じです。
それに20年以上前の作品なので現在の
アニメーション技術と比べると作画や音響効果,
演出など総てにおいてショボイ感は否めません。

でも、それもまた一興なのです♪

作画は正直あまり動かないし、ケンカのパンチの
衝撃音が木の枝が折れた様な「バキッ!」音だった
のにも関わらず、感動すら覚えました。

アニメに限らず過去に観た古い映画などを
久しぶりに視聴すると良い意味でセンチメンタルな
気分になったりしますよね? 

まさに、それなんですよw

まるで過去の自分をアルバムを通して1頁1頁
めくりながら紐解いていくかの様な感覚。。。

そんな柄にもなくセンチメンタルな気分に
浸りながらも最後まで楽しむ事ができました。
久しぶりに「動く」矢沢達に会えたのが嬉かったです。
最初に会った時はかなり歳上だったキャラ達の
年齢を一回り近く追い抜いてから改めて観るのも
また感慨深いものですね。

原作ファンで未視聴の方や僕と同じ様に昔一度
観た事があるよって方も改めて視聴してみると
新たな発見や驚きがみつかるかもしれません。

あくまで個人的にではありますが,
評価以上に楽しめましたので機会があれば
是非お手にとってみて下さい♪


◆あとがき◆

子供の頃から漫画やアニメに親しまれてきた方なら
思い出に残っている作品が幾つもあると思います。

その思い出の片隅にはご両親から
『そんなの観るんじゃない!(読むんじゃない!)
 そんな暇があるなら勉強しろ!』なんて
のび太君のママン的なテンプレの説教を受けた
記憶をお持ちの方もたくさんいらっしゃるの
ではないでしょうか?

とりわけ,「教育上よろしくないザマス!」との理由で
某PTAさんの槍玉に挙げられていたのがヤンキー漫画。
そんな凝り固まった思考の大人達の意見などは
聞くフリだけして軽く受け流しつつ
「カメレオン」「今日から俺は‼」「特攻の拓」
「ろくでなしBLUES」「クローズ」「湘南純愛組!」
などは、好きで毎週欠かさず読んでいました。

そりゃあ、僕だって男の子ですからね♪
こういうの結構好きだったりする訳ですよ。
ヘヘッ(再度鼻をすすりながらw)


そう、僕の子供の頃は
ジャンプ・マガジン・サンデー・チャンピオンなどの
少年誌でのヤンキー漫画全盛期でした。

その中でもカメレオンはかなりのお気に入り漫画♪
現在も手放さずに全巻本棚に並べていますよ、ええw
作者の加瀬あつし先生が繰り出す渾身のエロを交えた
秀逸な下ネタギャグと熱いバトル描写はいま読み返し
てみても色褪せないままで胸が躍ります。

僕の人格形成に大きく役立った(?)
ルーツ的作品でありバイブル的作品。
会話の最中にキレのある下ネタを放り込みたい
衝動にかられるのは…きっと、この漫画のせいw
でも後悔なんて微塵もしていませんよ♪
ヘヘッ(○○を優しく触りながらw)

おっと
この辺で自重しておきますね(;´Д`)ハァハァ



◆最後に一言◆

このレビューをお読み頂いている皆様方にも
漫画や小説を読んで感銘を受けた時の思い出。
または異性に初めて恋をした時の淡い思い出。
はたまた、自ら黒歴史認定するぐらいの
恥ずかしくて消し去りたい思い出だったり、
人生に挫折しかけた時の辛くて悲しい
思い出などが多々あるかと存じます。

それは年月の経過によりその思い出達の
色は十人十色に様々な変化を遂げていく
かもしれません。

でも、変わらない思い…
そして色褪せない想いだって
もちろん、ある。。。

そんな思い出達を全部ひっくるめて
自分の糧とし、人間的に更に大きく成長できたら
それはとっても素敵だなって(*´ω`*)♪

まだまだ若輩者の自分ではありますが、
これからの人生で出会うであろう喜怒哀楽な
イベントに想い馳せながら一歩一歩ゆっくりと
歩んで新たな思い出を作っていきたいものです。


うん、なんとか綺麗にまとまった!
(とか言ってみるww)



今回は特に駄文を長々と綴って
しまったのにも関わらず最後まで
お付き合い下さいました紳士淑女の
皆様方に感謝申し上げます。

ご清聴ありがとうございました★

投稿 : 2024/12/21
♥ : 36

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
間(あい)の楔(OVA)

1992年8月31日
★★★★☆ 3.7 (6)
33人が棚に入れました
「小説JUNE」で連載された吉原理恵子による同題メンズラブSFハードロマン小説を、各巻およそ60分で全2巻のOVA化。第1巻となる『間の楔』が1992年8月、第2巻の『間の楔 完結編』は1994年5月に発売された。未来都市タナグラ。そこはコンピューターによって管理される人々の居住エリアであった。タナグラを仕切るのは人工体のサイボーグであり、中でも冷酷非情な男にして最上級エリート=ブロンディーでもある美青年イアソンがすべてを支配していた。彼はある時、歓楽都市ミダスのスラム暮らしだった生身の少年リキと出会う。底辺で生きながら媚びることもしないリキに興味を抱くイアソン。やがて両者は主人とペットという関係へともつれこんでいく。そんなリキの変貌ぶりに彼の幼なじみにして同棲相手でもあった青年ガイは当惑するが……。本作の実制作はAICが担当。監督は第1作の監督が西森章、『完結編』は秋山勝仁が手がけた。なお21世紀に入って以降、『間の楔』は同じAICと秋山監督らによって完全新作のOVAシリーズも展開されている。

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

正統派BLの金字塔?

ナンか花冷えで、気持ちがウツって来ちゃったみたい~
ので、ちょっとBLでも♪

BL初期の傑作とされる本作、古い作品だけに、作画にはものすごい歴史を感じさせますが、やたら気合いが入っていて怖い位です;
特に登場人物のアップに、執念すら感じさせられます。
イアソン、怖いくらい美しい。。

お話は。。冒頭の「恩返し」にはちょっと吹きましたが、後はシリアスです。
ふ~む、ヒエラルキーが主題となっているのかしら?
BLはストーリーそっちのけの作品が多いですが、コレにはしっかりとしたお話がありそうです。。かなりクラシックなSFっぽいけど。

シティ〇ンターを思わせるような、古風な美青年ぞろい(イアソンは別格)で、女性は全く登場しません。
良くありがちな、女の子っぽい男の子のBLではないので、まさに正統派。

クラシックな作画にどーしても馴染めない方、リメイク版もあるみたいですよ~
こっちも観よっと♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
機動警察パトレイバー PATLABOR MUSIC CLIPS(OVA)

1992年7月23日
★★★★★ 5.0 (1)
33人が棚に入れました
ゆうきまさみ、出渕裕、伊藤和典、高田明美、押井守によるクリエイター集団ヘッドギアの原作・企画により誕生した、メディアミックスアニメの先駆けとなった、近未来ポリスアクション『機動警察パトレイバー』のミュージックビデオ。テレビシリーズのオープニング曲である仁藤優子の歌う「そのままの君でいて」や、テレビシリーズ・新OVAシリーズのオープニングであった笠原弘子の「コンディション・グリーン」、新OVA版のオープニング曲である富永みーなが歌う「守りたいの」などを、新作映像、劇場版、TV、新・旧OVAの名場面など満載して収録。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
伝染るんです。[1992](OVA)

1992年8月5日
★★★★☆ 3.6 (4)
30人が棚に入れました
ビッグコミックスピリッツ掲載の同名漫画を原作としたOVAで、脚本と総監督を原作者である吉田戦車自らが手がけている。まるで人間のように振る舞うかわうそ君やかっぱ君ら個性的なキャラクターが多数登場し、さまざまな不条理でシュールな言動で視聴者を楽しませてくれる。なお、通常のアニメパートのほかに、山崎先生のクラスを舞台とした「風に飛ばされてきた少女」という実写ドラマのパートも収録されている。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
OZ オズ(OVA)

1992年8月28日
★★★★☆ 3.5 (3)
25人が棚に入れました
星雲賞コミック部門も受賞した、樹なつみの大人気SFコミックのOVA化。 世界大戦の災禍で人類の多くが滅亡し、荒廃が進む21世紀の地球。そんな中、大戦前に建設された特殊軍事施設「OZ」の中だけは一種のユートピアとなっているという噂が人々の間に広まっていた。天才少女科学者フィリシア・エプスタインは、凄腕の傭兵ムトー、そして旅の途中で出会った美青年型バイオロイド(人造人間)の1019(テンナインティーン)とともにOZに向かうが……。 制作はマッドハウス。全2巻(本編全体で約70分)のOVAで、原作コミックスの内容をかなり大胆に再構成している。OVAのラストは制作時、まだ連載を描き終えていなかった原作者自身による、先行してのラフ原稿を元にビジュアルイメージが組み立てられたという。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
NEW DREAM HUNTER 麗夢/殺戮の夢幻迷宮(OVA)

1992年8月12日
★★★★★ 4.4 (2)
20人が棚に入れました
他人の夢に入り込む能力を持つ少女探偵・綾小路麗夢が、さまざまな難事件に挑むOVAシリーズ。『超獣機神ダンクーガ』などで知られるベテラン奥田誠治が原作・総監督を務め、1985~92年にかけて全5話(+リメイク1作)をリリース。本作はその新シリーズの第2作で、通算5作目。OVAの人気をうけて発売された小説版「フロイト城幻夢譚」を改題してアニメ化したもので、本来は第4作として制作されるはずだった。主人公・麗夢は前作に続き松井菜桜子が担当。 フランケンシュタイン博士の子孫である科学者ヴィクターは、人間を上回る能力と体力をもち、“夢"を見ることもできる人造人間「ジュリアン」を造り出す。ところが、復活した死神博士の策略で、ジュリアンは大暴走。麗夢はこの事態を収めることができるのか?

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
聖伝(リグ・ヴェーダ) 双城炎雷篇(OVA)

1992年6月21日
★★★☆☆ 3.0 (3)
19人が棚に入れました
1989~96年に「月刊ウィングス」で連載された、作家集団CLAMPの商業誌デビュー作を原作とするOVAシリーズ第2作。神話世界を舞台にした伝奇ファンタジーで、キャラクターには神々の名前が付けられている。監督の江幡宏之、声優の伊倉一恵(一寿)ほかスタッフ&主要キャストは前作と同じ。 「帝釈天を倒すには六星が揃わなければいけない」という星見・九曜の最後の予言を聞いた夜叉王たちは、六星最後のひとりを捜して天帝・帝釈天がいる城へとやってくる。そこには、実子である阿修羅を捨てて帝釈天の妃となった舎脂の姿があった。城へ潜り込んだ阿修羅は、ついに舎脂と対面するが、取り乱して自分を殺そうとする母の姿を見て覚醒。恐ろしい力で敵を蹴散らし始める。

じぇりー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

原作既読者へのサービス的OVA。ザ・大逆三角形ボディ!

第1巻「氷城炎獄篇」のレビューと併せてこちらに書くことにする。

随分前に原作コミックを読んだことがある私だが、ストーリー・設定等様々な面で衝撃的過ぎて、当時軽くトラウマを残した作品。

原作コミック10巻分のボリュームを、40分そこそこのOVA2本では描ききれないのは分かり切った話なので、原作未読者には全く意味不明な内容となっている。

1巻と2巻はリンクしておらず、それぞれ独立したエピソードとなっている。

原作を読んだ人が、動いてしゃべるCLAMPキャラを見て萌えるためにあるアニメと言っても過言ではない。

既読者でも、もはや内容うろ覚えの私、ポカーン・・・

ただ、数少なく鮮明に記憶していることと言えば、特に終盤の怒濤のトンデモ展開&大どんでん返しだ。これぞ「聖伝」、これぞなんやよう分からんが雰囲気で押し切る感のあるCLAMP作品の真骨頂なのだが―

第2巻はそこを描いてくれるのかとワクワクしながら見たが、残念なことに大団円を装った実に中途半端な終わり方をしていた。

個人的には原作未読者にとっての本OVAのツッコミど・・・もとい、見所となるのはキャラデザだと思うのだが、成人男子キャラ全員、あり得ない程のムキムキ大逆三角形ボディーをしている。
肩幅が軽く頭の5倍ほどある。何をどう鍛えれば、ここまでガチムチなボディーが出来上がるのか不思議だが、まぁ、彼らは神様なので(笑)

気になる方は、原作・OVAどちらでもお好きな方をご覧ください★

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
放課後のティンカー・ベル(OVA)

1992年7月22日
★★★★★ 5.0 (1)
19人が棚に入れました
“ユーモア・ミステリー"として話題となった集英社のコバルト文庫「放課後」シリーズ(原作:日向章一郎)を約50分弱のOVA化。原作の第二弾である『放課後のティンカー・ベル』をベースとした作品で、原作のイラスト担当のみずき健が本作のためにキャラクター原案を提供している。高校二年生のミサコこと渡辺光咲子は明るく元気な性格。彼女の幼なじみ秋月健一(ケンイチ)の友人・雪野裕生(ヒロオ)にようやくGFができたらしい。その相手は放送部の人気DJ宮崎涼子だったが、彼女は突然の失踪を遂げる。それだけでなく、他界したはずの黒崎という少年から「涼子を殺した」という犯行声明まで届いた。得意の推理力を働かせて事件に首を突っ込むミサコとケンイチ。マジメな風紀委員の女子・田野啓子が黒崎をめぐって涼子と何かあったらしいことや、涼子のファンでもある放送部員・笹本一弘の怪しげな動向が次第に見え隠れする。黒崎のメッセージにあった「ピーターパン」の意味は……? 本作の実制作はプロダクション・リード(当時は葦プロダクション)が担当。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
私立探偵・土岐正造トラブル・ノート ハード&ルーズ(OVA)

1992年7月1日
★★★★☆ 3.5 (3)
17人が棚に入れました
かわぐちかいじ(画)と狩撫麻礼(原作)によるハードボイルドアクション劇画『ハード&ルーズ』を約45分のOVA化。本作は原作第1巻の「5000gの恋」と「夜の拳」を中心に構成している。 私立探偵・土岐正造。売れているわけでもないが、仕事にはあぶれてもいない。外見こそ強面(こわもて)の土岐だが、内面的には人情味にあふれており、どんな小さな依頼でも引き受ける。そんな人の心を大切にした土岐だが、同時に元はボクサー志願だったこともあって、ラフなアクションが必要な時には全身で体当たり。土岐のところに舞い込んできた依頼は……。 本作の実制作は日本アニメーション。脚本や絵コンテ、監督を石黒昇が担当し、キャラクターデザインと作画監督を『タイタニア』などの杉光登が手がけている。主人公・土岐を人気俳優の渡辺裕之が演じたことも話題となった。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
花平バズーカ(OVA)

1992年9月4日
★★★☆☆ 2.4 (2)
17人が棚に入れました
1979年~82年に「週刊ヤングジャンプ」に連載された、作・小池一夫&画・永井豪コンビによるエロティック・コメディのOVA版。声優陣に山口勝平、冨永みーな、内海賢二らを迎え、Hで笑える原作そのままのテイストでアニメ化した。 冴えない高校生・山田花平は、偶然に悪魔を呼び出す呪文を描いたためにメフィスト・ダンスとオフィスト・バズーカという2人の悪魔を呼び出してしまう。おかげで家族は大騒ぎ。しかし、花平は彼らの魔法によって、並外れた腕力と、どんな女の子ともHができる魔法の指をゲット! まさに男の理想の生活を手にした花平は、2人の悪魔と共にHに関するあらゆることを学んでいく。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
カメレオン ヤザワ登場!(OVA)

1992年8月16日
★★★★☆ 3.7 (3)
15人が棚に入れました
1990年から1999年まで「週刊少年マガジン」で連載され第23回講談社漫画賞少年部門を受賞した不良少年ギャグ漫画のオリジナルビデオアニメーション第一弾。 中学校に通っていたころは学校中の不良たちからイジメの標的とされていた主人公の少年・矢沢栄作が、高校進学を機に不良デビューを実行。ところが通い始めた成田南高校――通称「成南」には、強者の不良や鬼教師がいて……。ヤザワのお調子者の性格や運の悪さが災いし、彼はどんどん不良たちの諍いに巻き込まれる羽目に。しかしヤザワは数々の危機を、ハッタリと悪運と悪知恵を使って切り抜け、次第に不良たちの中心人物となってゆく。この第一巻では、相沢と椎名のコンビが登場。かつては親友同士だった二人の争いに巻き込まれたヤザワは、果たして事態を無事切り抜けられるのか?

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
鉄の処女(アイアンバージン) JUN(OVA)

1992年7月21日
★★★☆☆ 2.8 (2)
15人が棚に入れました
1983年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載された、永井 豪のコミックをアニメ化。『ダーティペアFLASH』第一期OVAで監督を務めた須永司が、前園文夫と共同で脚本を執筆。主人公のJUNを横山智佐が演じる。 18歳の誕生日を迎えた大財閥・明日香家の令嬢JUNは、母親が仕組む財産目当ての結婚話に嫌気がさしてパーティーの会場から逃亡。執柔道や空手、ボディビルなどの過酷なトレーニングで造り上げられた鋼の肉体で執拗な追っ手を蹴散らしながら、本物の“男"を探す旅に出る。しかし、明日香家はJUNのバージンを奪ったものに財産を譲ると発表。事態は思わぬ展開に!

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

設定は下品で最低ですが、奥行は感じる永井豪氏のアニメ作品。

 さて、本作は永井豪氏原作のごく短い作品のOVAです。内容はあらすじの通り、ヒロインの母がヒロインの処女を奪えば財産をもらえると宣言するような話です。それだけ聞くと人権とか品とか言いたくなるかもしれませんが、それだけではありません。

 まず、ヒロインがかなりのマッチョで戦闘力があります。ですので、力づくで無理やり…というようなシーンに対抗できる力はあります。そして、一応財閥を継続するための必要悪として、ヒロインが婿取りすべき理由が付きます。そして、そのことは結末で一族の因縁あるいは悪習として落とし前を付けます。

 そこまでなら良くある話なのですが、本作は意図としてヒロインの見た目の本質について何か言いたいようなのです。聖女のような叔母さんからもらった鏡が割れて、ヒロインが自分の姿を見ようとしても上手く見ることができません。

 そして叔母さんが住む島に逃げようとしても、その島の姿がちゃんと捉えられません。結論は富士山のようですので、叔母さんの正体も謎です。ただ富士山云々にこだわるよりも、母親だけでなくヒロインの側も、物事の本質も自分自身も理解できていないような描き方になっています。
 つまり、母との対立関係においてヒロインの側にも原因があるということです。ここはまあ、恋愛関係の話で身近にいた執事との愛情になってくるわけです。この辺の描き方は面白かったです。

 で、本作については原作も永井豪氏の全集的なもので読んだことがあり、原作の方がかなりの下ネタだしエロも多く展開は全く違います。叔母さんのキャラ造形も役割も全然違います。
 ただ、言いたいことは本作アニメ版と共通項もあり、結局はヒロインが自分の感情をわかっていないような印象は受けました。その辺でさすがに昔の作家は含意を入れてくるなあと感心した記憶があります。かなり原作とは違いますが、アニメ版もその辺はすくい上げていました。

 作画、キャラデザは古すぎだし、全体的に面白いかといわれると正直どうかなと思います。1992年(原作1983年)の作品ということで当時の状況はわかりませんが、当時ですら厳しかったかもという感じでした。ただ、上の感想のとおり、1度見る分にはそれほど時間の無駄感もなく、昔のOVA故に感じる新鮮さは堪能できる作品でした。45分くらいです。

 過去作ですので評価せずオール3にしておきます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
新・同棲時代 HAWAIIAN BREEZE(OVA)

1992年7月3日
★★★★☆ 3.6 (2)
11人が棚に入れました
『東京ラブストーリー』などで知られる女流漫画家・柴門ふみの恋愛コミック『新・同棲時代』を約45分のOVA化。数多くが実写ドラマ化されてきた柴門の作品だが、この『~HAWAIIAN BREEZE』が初のアニメ化として話題になった。 マンション暮らしのピーター本田こと本名・本田茂行はフリーのイラストレーターとして生計を立てている気立ての優しい男。そんなピーターがアパレルメーカー勤務の美人・戸谷えりと同棲生活を始めてから二年が過ぎた。同じマンションに住む子供たちへの面倒見もいいピーターは、そろそろ自分とえりの子供を欲しいと願うようになるが、何故かえりは頑なにそれを拒む。そんな中、ピーターの仕事相手である女性編集者・田代玲子がもたらした、えりにまつわる痛ましい過去とは……。 本作は原作コミックの第2話「HAWAIIAN BREEZE」をベースにしている。実制作はあにまる屋が担当。監督は福富博による。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
聖飢魔II/HUMANE SOCIETY ~人類愛に満ちた社会(OVA)

1992年7月1日
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
ヘヴィメタルバンド「聖飢魔II」の動画教典(アニメ)として制作されたOVA。神と悪魔の対決を描くストーリーで、このエピソードにより彼らが悪魔教の布教活動(=バンド活動)を行うことになったとする、いわば(架空の)結成秘話でもある。 原案・監修はデーモン小暮閣下が担当。劇中にはデーモン小暮閣下を含む当時のメンバー5人が登場し、それぞれのセリフを本人が演じている。また、ラストシーンには聖飢魔IIの実写PVが挿入される。 199X年、デーモン率いる悪魔たちの「人類撲滅計画」によって、世界各地は大災害に見舞われていた。しかし、謎の美女ローザーが奇跡的な力でこれを沈静化。彼女は人類の救世主として崇められる。これに苛立ったデーモンは、最終兵器「バベルの塔」を始動させて一気に人間を滅ぼそうとするが……。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
ぷりんせすARMY ウェディング★COMBAT(OVA)

1992年8月1日
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
「週刊少女コミック」に連載された北川みゆきの学園ラブストーリーが原作のOVA全2巻。監督は『獣神演武』の関田修、脚本は夫であり『爆れつハンター』などでも知られるあかほりさとるが担当。キャストは横山智佐、関俊彦、松本保典ほか。 主人公の愛田野々香は、柔道一家に育ち、自身も柔道の達人というパワフルな高校一年生。その反面、幼い頃に暴漢から助けてくれた王子様との再会を夢見る乙女チックな一面も持っている。そんな彼女に思いを寄せるのが、熱血柔道少年の悠也と、超ハンサムでクールな志信。2人のアピールに心揺れる野々香の前に、なんとフィアンセだと言うオランダ帰りの少年・一条が現われる。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
ゴリラーマン(OVA)

1992年6月25日
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
1988~93年に「週刊ヤングマガジン」で連載。ゴリラーマンと呼ばれる高校生の日常を描き、当時量産されていたヤンキー作品とは一線を画す淡々とした作風で人気を集めたハロルド作石の人気コミックを原作としたOVAシリーズ全2巻。主人公・ゴリラーマンの声は郷里大輔が演じたが、セリフは一切なく、時々うめき声が入るのみ。ちなみに郷里はナレーションも担当している。 白武高校に転校してきた池戸定治は、その外見からゴリラーマンと呼ばれる男。なぜか不良グループと気が合い、行動を共にし始める。常に無口で無表情だが、ひとたび事件に巻き込まれると本来のケンカの強さを発揮。しかし、仲間たちはまだその“真の姿"を知らない……。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
三毛猫ホームズの幽霊城主(OVA)

1992年7月21日
★★★★☆ 4.0 (2)
10人が棚に入れました
ベストセラー作家・赤川次郎の代表作のひとつ「三毛猫ホームズ」シリーズを約45分のOVA化。素人探偵・片山晴美にその兄の刑事・片山義太郎と相棒の石津、そして晴美の愛猫ホームズたちの活躍が描かれる。キャラクターデザインの協力には『黒のもんもん組』などで知られる漫画家・猫十字社も参加した。明治時代に建てられたという海の中に孤立する洋館。その城主にして劇団のオーナーでもある男・矢坂聖一は、同館で劇団の公演作品『幽霊城主』の打ち上げを催す。『幽霊城主』の美人演出家で聖一の妹ゆかりから洋館に招待された晴美だが、そこで聖一と劇団の美人女優・美奈子の殺人事件に遭遇。その事件は美奈子と相方の男優・宇田川が演じた『幽霊城主』の内容と意外な符号を示す? そして洋館の地下に眠る『幽霊城主』の着想のもととなった肖像画の秘密とは……。本作の実制作はAICによるものだが、あえてそれまでの同社の作風を離れたものに挑戦したという。監督や作画監督などは北島信幸が担当。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
鴉天狗カブト 黄金の目のケモノ(OVA)

1992年7月24日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
『コブラ』の寺沢武一による伝奇活劇コミック『鴉天狗カブト』を約45分のOVA化。1990~1991年におけるTVアニメ『カラス天狗カブト』の時と異なり、本OVAでは寺沢武一自身が脚本や絵コンテのみならず監督としても参加している。佐賀の城下町を不穏な空気が包んだ。女妖術師・玉虫によって城主は殺され、その一人娘である蘭姫もまた城内の奥深くへと幽閉されてしまう。玉虫はその妖術で城内の侍たちを思いのままに操り、配下のカラクリ陣内や羅殺坊に城下町を支配させていた。鴉(からす)天狗の血を引く正義感の強い青年カブトは佐賀の城へ忍び込み、囚われの蘭姫救出を試みるが……。本作の実制作はヒーロー・コミュニケーションズと中村プロダクションが担当。主人公のカブトはTVアニメ版と同じく松本保典が演じている。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
リカちゃんの日曜日(OVA)

1992年7月21日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
タカラトミーのロングセラー女子玩具リカちゃんのキャラクターを主人公に、1990年代に展開されたOVA「リカちゃん」シリーズ第3弾。ある日曜日のこと。リカちゃんは友達のいずみちゃんと一緒に、いずみちゃんの親戚の家に行き、そこで留守番をすることになる。裏庭には大きな木があるお金持ち風の家だったが、そこには気が強い反面、人見知りする性格の女の子アキちゃん、そして弟のトモちゃんがいた。リカちゃんといずみちゃんは何とか二人と仲良くなろうとするが……。OVA前2作が異世界にリカちゃんが向かうファンタジー冒険アニメだったのに対し、今回はファミリーアニメ路線を採択。監督は『飛べ!イサミ』『機動戦艦ナデシコ』の佐藤竜雄で、しっとりした感覚の日常アニメにまとめあげた。キャラクターデザインの高田明美、リカちゃんのCV・かないみかは、そのまま前作から続投。

計測不能 5 1992年夏(7月~9月)アニメランキング5位
ハロー張りネズミ ファイル170 殺意の領分(OVA)

1992年9月1日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
『週刊ヤングマガジン』で連載されていた人気マンガ『ハロー張りネズミ』のOVA作品。ツンツンに立てた髪型と寝ずに相手の尾行をする「張りネズミ」が得意なことから、「ハリネズミ」というあだ名で呼ばれる七瀬五郎。あかつき探偵事務所の所員である彼に1つの依頼が飛び込んできた。その依頼内容は、指名手配中の夫が逮捕される前に一度会いたいという主婦の依頼。夫は以前ドライブ中に事故を起こし、長女を死なせたことを苦に消息を絶ってしまったのだという。妻は偶然ポスターで夫の写真を発見し、驚いて依頼をしてきたのだった。警察を出し抜き、夫の足取りを追う七瀬の前に、やがて驚愕の真相が明らかになっていく。
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