1992年度に放送されたアニメ映画一覧 37

あにこれの全ユーザーが1992年度に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月14日の時点で一番の1992年度に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

86.7 1 1992年度アニメランキング1位
紅の豚(アニメ映画)

1992年7月18日
★★★★☆ 4.0 (1217)
8084人が棚に入れました
舞台は、空中海賊が暴れまわっていた第一次世界大戦中のアドリア海。空中海賊退治で活躍していたのが、紅の豚ことポルコ・ロッソでした。イタリア空軍の英雄だった彼は、ある理由で豚になり、社会に背を向けるようになったのでした。あるとき、二人の女性ジーナとフィオを巻き込み、彼女たちが見守る中、ポルコを倒すためにアメリカから来たカーチスと決闘をすることになりました。・・・・・

声優・キャラクター
森山周一郎、岡村明美、加藤登紀子、大塚明夫

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何で? どうして? は置いてきた

ジブリ作品。
宮崎駿監督が引退するということで、掘り出して視聴しました。

舞台は20世紀前半のイタリア。
主人公のポルコ・ロッソは、空の海賊である「空賊」を狙った賞金稼ぎ。
彼はなぜか豚になってしまったのだが、そんなことなど意に介さず、我が道を行く。


戦争、世界恐慌、男尊女卑という時代を背景にしています。
言ってしまえば、だれがいつ死んでもおかしくない世界観です。
しかし、舞台を生かしつつも、裏にある暗さを感じさせません。
楽しげな雰囲気づくりに成功しています。


話の主軸は、空賊と賞金稼ぎのけんか。
対立構造を作ることで、はっきりとした起承転結がつけられています。
しかし、明確な悪役というものが存在しません。
むしろ、とらえようによっては悪 vs. 悪です。
ところが、両者ともにとてもおしゃれな姿が描かれています。

そう。
なんといってもキャラがカッコイイ。
出てくる女性はたくましく、男性はお茶目で渋いんです。
それを代表するのが、主人公のポルコ・ロッソと、女性技士のフィオ。
特にフィオは、男性顔負けの大胆不敵さと、女性特有のしおらしさを持ち合わせた良キャラ。
男性優位主義に真っ向から対する立ち位置にいます。
そんな、魅力あふれるキャラクターたちの絡みが見所の作品です。

やや早口で、テンポのいい会話劇も見逃せません。


ただし、細かいことは放置です。
なぜポルコ・ロッソは豚なのか?
飛行機はどういう理屈で飛んでいるのか?
後日談は?
まあ、いちいち気にしていたらキリがないです。
でも、設定に深みを求める人には向いていないのかも。


また、テーマ性がジブリ作品にしては薄いのも特徴ですね。
メリットは、難しいことは考えなくて済むことです。
デメリットは、余韻が少ないことでしょうか。


とにかくキャラの魅力で勝負しているアニメです。
見終わるとすがすがしい気持ちになります。
敵を倒すことでストレスから解放されるからではありません。
登場人物たちのすてきな未来を描いているからです。
したがって、勧善懲悪ものに飽きたときに見るのがいいのかもしれません。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 64

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジブリ作品で一番好きです^ ^

賞金稼ぎをして生計を立てる豚の主人公ポルコ。そんなポルコと敵対する空賊マンマユート団がポルコのやる事に頭を抱え、凄腕の飛行機乗りカーチスを雇う!
そしてポルコとカーチスの男の戦いが始まる(^^)


物語としての完成度がとても高いです!
イタリアを舞台として船乗りたちのかっこよさが描かれています。最後の終わり方なんかもとても印象に残るような引き方で、物語全体を引き締めてくれます。
所々で流れるBGMも良くて場面を盛り上げてくれます。

面白いところはつい笑ってしまい、シリアスなとこは涙こそ出ませんが、息を飲んで見守ってしまいます(^∇^)
どのキャラも悪い奴はいなくて観ていて気持ちいいものがあります。

観てなかったら損だと思います(^^)本当にかっこいいです!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 63

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「格好良い」の一言

<2018/11/2 初投稿>
日テレ金曜ロードショーでやってたので久しぶりに楽しみました♪

映画館で観たかったなぁ

というのが感想の一つ目。
初公開された頃はアニメ見る習慣なかったんでスルーしてたんですよね。
勿体無いことした。
(公開後からかなりの年数経ってからテレビで見たのが初見でした)


そして二つ目は
「格好いい」

舞台は第一次大戦後のイタリア・アドリア海

「いい女」
「元気で可愛らしい娘」
そして「格好いい豚」

メインの登場人物はこの三人。

この豚、とにかくカッコいいんですよー。

人間の顔という余分な装飾が無いから、
言葉一つ一つや立ち居振る舞い、心意気
そして男の痩せ我慢。
全てが渋くてハードボイルドな凄腕の飛行艇乗りです。
森山周一郎さんの声の魅力を100%引き出してる史上最もカッコいい豚。

「いい女」もただただ「いい女」です。
気怠げな雰囲気に
さりげない優しさと一途さ。
落ち着いた色気の中に、
いたずらっぽさも併せ持つ未亡人。
最強で無敵の「いい女」
ついでに有能。

「娘」は「元気できっぷが良くて可愛らしい」
明るく跳ねっ返りで奔放、無茶もするけど、
少女らしいあどけなさも。
腕の良い飛行艇技師なんですが、男を見る眼もありますね。まだ若いのに 笑。
つまり有能。
健康的な魅力に溢れた女の子です。

この三人、みんな「カッコ良い」
他の登場人物たちもみんな「粋」

そんな三人を中心に
アドリア海と突き抜けるような青空を飛行艇が駆け巡る。
そんな作品です。


そして、観る側が歳を経るほど、味わい深さが増していくように感じられる作品でもあります。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 43

70.1 2 1992年度アニメランキング2位
楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星(アニメ映画)

1992年8月8日
★★★★☆ 4.0 (13)
97人が棚に入れました
ある日、ムーミン谷に住むムーミン一家の元にジャコウネズミがやって来て、「彗星がきて、この世は滅びる」と言い出す。彗星のことが気になったムーミンは、友だちのスニフ、ミーと共に「おさびし山」の天文台へと向かう。「あと4日で彗星が地球に衝突する」とのニュースを得たムーミンは、道中出会ったスナフキン、フローレンらと共にムーミン谷を目指す。フィンランドの作家、トーベ・ヤンソンの「ムーミン」シリーズをTVアニメ化した『楽しいムーミン一家』の劇場版。同名の原作小説を元に、丁寧にアニメ化している。TV版のレギュラーメンバーであるスナフキン、フローレンと、ムーミンとの初めての出会いも描かれている。
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

不安に立ち向かうこと

スタッフ
 原作:トーベ・ヤンソン(小説)、ラッセ・ヤンソン(漫画)
 監督.絵コンテ:斎藤博
 脚本:宮崎晃
 演出:小島正幸
 音楽:白鳥澄夫
主題歌
 OP:「しあわせのモルガーネ」
 ED:「この宇宙(そら)へ、伝えたい」
キャスト
 ムーミン:高山みなみ
 スニフ:中尾隆聖
 ミイ:佐久間レイ
 スナフキン:子安武人
 フローレン:かないみか
 スノーク:平田康之
 ムーミンママ:谷育子
 ムーミンパパ:大塚明夫
 ジャコウネズミ:山内雅人
 ヘムレン:矢田稔
公開
 1992年8月8日

 原作はトーベ・ヤンソンさんの小説「ムーミン谷の彗星(ムーミンシリーズ第2作)」。
テレビアニメ「楽しいムーミン一家」の劇場版です。


あらすじ
{netabare} ムーミン谷に引っ越してきたばかりという設定です。
ムーミンパパが家の前の川に橋を作ったその夜、
不気味な黒い雨が降ります。
川に住む哲学者のジャコウネズミは「この雨は普通じゃない。悪いことが起きる予兆」と言います。
そしてパンを使った演出で「大きな星がぶつかれば小さい地球なんか木っ端みじん」だと。
それを聞いた子供達は不安と恐怖で落ち着きません。
そこでムーミンパパとママの提案で彗星のことを知るために、
ムーミン、ミー、スニフはおさびし山の頂上にある天文台を目指して旅をします。
おさびし山に向かう途中スナフキンと出会い、スナフキンも一緒に天文台へ向かいます。
おさびし山の天文台に着いたムーミン達は天文学者からあと3日で彗星がやって来ると言われます。
それを知らせるため急いでムーミン谷へ帰還します。
この旅の帰り道でフローレン、スノークと出会い、共にムーミン谷へ帰還します。

好きなシーン
{netabare} フローレンが食虫植物のアンゴスツーラに捕まり、食べられそうになっているシーンです。
アンゴスツーラの気を自分に向けさせようとスナフキンは暴言を吐きます。
{netabare}「やいや〰い!このボロ雑巾みたいなアンゴスツーラめ!聞いてるのか!腐れネズミめ!お前はシラミの卵だ〰!」
「やいやいアンゴスツーラのへなちょこ野郎め!お前は昼寝してる豚の夢みたいな情けないやつだぞ!」{/netabare}
あの真面目で優しいスナフキンがこんな暴言を吐くとは…

 このシーンで素晴らしいのはムーミンとミーがアンゴスツーラに反撃する所のBGMです。
曲の名は「魔法のシルクハット」という曲です。
テレビアニメの「楽しいムーミン一家」の方で初めて流れた曲ですが、
ノリがよく明るい曲なのですが、綺麗とも感じる素晴らしい曲です。
ぜひ一度お聴きにいただければと思います。
{/netabare}

{/netabare}

映画最大の魅力:主題歌
{netabare}
OP「しあわせのモルガーネ」
歌:白鳥英美子
作詞.作曲:白鳥英美子
編曲:渡辺雅二
ED「この宇宙(そら)へ、伝えたい」
歌:白鳥英美子
作詞:白鳥英美子、作曲:白鳥澄夫
編曲:渡辺雅二

{netabare} この主題歌がこの映画の点数を上げる最大の要因です。
特にエンディングの「この宇宙(そら)へ、伝えたい」。
彗星の影響で干からびてしまった海が戻って来るという感動シーンからエンディングの締めくくりまで流れます。
歌詞も素晴らしいのですが、
分かりやすく美しく、さらには「宇宙(そら)へ、伝えたい」という言葉に相応しい壮大なメロディーが大変印象的です。
映画のストーリーや演出ともマッチしており、名曲以外の言葉が見つかりません。
どこまでも届きそうな白鳥英美子さんの透明感のある歌声もさらに魅力的です。{/netabare}

{/netabare}


映画のテーマ
{netabare} この映画における最も重要なポイントは旅のはじまりにあります。
ジャコウネズミの言葉により不安に陥るムーミン達。
この不安をどう解消したらいいのか。
それはその後のムーミンママとムーミンパパの提案が答えなのです。
「天文台へ行きなさい」。
不安から逃げてばかりいては逆に恐怖を感じるが、
不安に立ち向かえば、それは大きな冒険になる。
この旅そのものがこの「ムーミン谷の彗星」の大きなテーマです。

 この話でもその例えとなるキャラクターが2名います。
ジャコウネズミとスナフキンです。
ジャコウネズミは自らジッとして考え恐怖を煽る発言をする。
しかしスナフキンは旅をして色々な人から話を聞き、その真実を知る。

まさにこの映画のテーマを象徴する2名です。{/netabare}


彗星という存在
{netabare} 最後にこの映画の最大の問題児。それは彗星について。
彗星は一定の軌道を通らず、気まぐれに動く天体。
行動が読めない者は恐ろしいです。
子供時代の友達にいましたよ…

この映画では彗星は地球より巨大な上にぶつかるかもしれないという。
彗星は天体ですが、もし彗星に気持ちがあったらどんな気持ちなんでしょうか。

ムーミン達は「あの彗星は独りぼっちで寂しそう」と言います。
それに対してスナフキン「皆から恐れられる存在になると、孤独になってしまう」。

独りぼっちの人間って実は嫌われたくないんですよ。
この彗星に気持ちがあれば嫌われたくないはずです。
楽しいムーミン一家でもモランがその存在です。

結局彗星は地球に近づきましたが、予想外の軌道を通り地球にかすって去っていきます。

あるムーミンの解説本で「彗星も嫌われたままでいたくなかったのかも」と書いてありましたが、
まさにその通りだなと思った次第です。

{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

69.8 3 1992年度アニメランキング3位
美女と野獣(アニメ映画)

1992年9月1日
★★★★☆ 3.9 (82)
655人が棚に入れました
第64回アカデミー賞でアニメとしては初の作品賞ノミネートされた、芸術的仕上がりのディズニー・アニメ。有名な、真実の愛によってしか救われない野獣と化した王子の寓話が原作。彼が心優しい少女ベルと知りあって、頑な自閉状態から脱却すると、奇跡は起こって……と言うお話。セリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンが唄う主題歌(オスカー受賞)は「アラジン」のそれとどう違うんだ、と作者のA・メンケンに聞きたいが、この映画で素直に泣けない女の子とはつきあえない気がする……という10代の意見も貴重? こちらの関心は自ずと、ギャグ部門担当のポット夫人(声はA・ランズベリー!)とその息子に向かう……。

声優・キャラクター
ペイジ・オハラ、ロビー・ベンソン、レックス・エバーハート、リチャード・ホワイト、デビッド・オグデン・ステイアーズ、ジェリー・オーバック、アンジェラ・ランズベリー、ブラッドレイ・マイケル・ピアース、ジェス・コルティ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

人間賛歌

全編ミュージカル風ディズニーエンターテイメントアニメ。
音楽がない場面でも、オーバーアクションです。

ツッコんで良いのやら悪いのやら。
猪突猛進的ストーリーには清々しさを感じます。

物語の骨子は美女と野獣の関係。
人の心を見つめることのできる美女。
性格に難点はあるけど素直な野獣。
この二人の結末は・・・自然とそうなるわなあ。

呪いのお城は楽しいお城。
表情豊かに動くおしゃべり静物がコミカル。
こんなお城なら住んでみたい。

あと、ひとつ感心した所。
自動薪割り機は伏線だったんだ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ディズニー映画の名作

言わずとしれたディズニー映画の名作です。
超有名作なので、あえてあらすじは省略しますが、ベルと野獣のラブストーリーです。
ミュージカル調で途中で登場人物が唄うシーンが出てきますが、
どれも名曲です。
最後まで楽しめました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 18
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

もはや見すぎてどれがアニメの話だったかw

フランスの民話“美女と野獣”が元になったアニメーション映画。

1991年制作なのですけど、もっと昔な気もしますね。

最近、実写映画の美女と野獣あったじゃないですか?
あれ凄く良かったんですけど、ひとりで見に来てるのが自分だけでちょっと所在がなかった思い出w

普通は恋人同士で見に来るタイトルですよね。アニオタの自分は場違いだったw

それで、このアニメ自体観たのは数回観ましたけど、最後に観たのは少なくとも20年前くらいなんですよね。なのに内容しっかり覚えてるのは何度も擦られるタイトルだからでしょう。劇団四季ミュージカルの美女と野獣も数回見に行きましたから、もうお腹いっぱいだったのに実写はとても丁寧で世界観を絶妙に表していました。近年のディズニー映画でもかなりの意欲作。

エマ・ワトソンがめちゃめちゃ可愛かった。はまり役ですねえ~♪
ガストンもいい味出してたなー。ルーク・エヴァンズが完璧に演じてたw
{netabare}
異類婚姻譚としての代表作とも言える本作は、個人的には野獣のままでも良いのにーと思ってたんですけど、もしかしたら少数派かもしれない。いや、だって野獣のほうがかっこ良くないですか?どうなんだろ?何度もこのタイトルを観て、毎回ラストであーあーと思ってしまう。駄目なやつです(笑)
{/netabare}

アニメの感想を書いてないな・・。この当時のディズニーアニメらしい良い出来でした(雑w)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 14

69.3 4 1992年度アニメランキング4位
さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(アニメ映画)

1992年12月19日
★★★★☆ 4.0 (16)
72人が棚に入れました
国民的人気作品『ちびまる子ちゃん』の劇場版長編新作第2弾。原作者のさくらももこが数年間にわたって構想し続けてきた物語を、自身の手で脚本にしている。 音楽の授業で習った歌『めんこい仔馬』を気に入るまる子。そんな中、まる子は絵描きのお姉さんと知り合いになる。やがて図画の授業で「わたしの好きな歌」がテーマとなった際、もちろんまる子は『めんこい仔馬』を題材に選ぶ。放課後に絵を完成させようと努力するまる子は、絵描きのお姉さんをたずねてみることに。お姉さんの家で『めんこい仔馬』の歌の続きを知ってしまうまる子だが。 本作はTVシリーズ『ちびまる子ちゃん(第1作)』の監督である須田裕美子らが同職を務め、まる子ほかの声優陣もTV版とほぼ同様だが、実制作はTV版が日本アニメーションだったのに対し、本作は亜細亜堂が担当。コピーライターの糸井重里によってつけられた本作のキャッチフレーズは「しみじみしましょう」である。

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

やさしさに包まれたなら

原作・脚本さくらももこ、
全編を通じて劇場版より珠玉の一遍。

図工の時間「わたしの好きな歌」というテーマで、
絵を描くことになったまる子は、
音楽の時間に習った「めんこい仔馬」を選ぶ。
上手に書きたくても失敗が続くまる子。
街で知り合った絵描きのお姉さんに絵を教わり、
心温まる交流が始まるのです。

どこにでもある日常をユーモアを交え、
優しい眼差しで描き続けたさくらももこ。

生きている間には色んな事があり、
大事なものを回復したり失いそうになったり、
日々忘れてしまいそうな小さな出来事にも、
私たちを支えてくれる物語があるのかも知れません。

ちびまる子はもう現代の童話でしょう。
これからもお茶の間で愛され続けるに違いない。

優しい気持ちになれる小さな日常の風景だ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 37
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まるちゃん達の「好きな歌」が詰まった好き勝手自由に作られた名作

 WOWOW様の一挙放送で初めて鑑賞(書き下ろし漫画は読了済)
 これDVD化されてないみたいですね…WOWOW様に感謝です(まるでステマですね…DVD化してほしい作品です。色んなアニメ好きな方々に、この独特な世界観を味わってみてほしい。)

 ちびまる子ちゃん劇場版の第二作。今の時代にはなかなか難しい、本当に見せたいものを自由に作って詰め込んだような作品。劇中の映像と音楽は芸術的で、音と映像が好きな人には特に勧めたい映画です。

 図工の時間で「わたしの好きな歌」についてお絵かきするという宿題から物語が始まることもあって、様々な音楽が詰まっている映画になっています。「音楽シーンが長くて苦手」って方もいるみたいですが、個人的には劇中の曲や映像が素敵だったので、鑑賞後即CD屋さんに直行してしまいました。湯浅政明が演出してるシーンとかもあって、ファンは必見ですよ!

 内容的にも泣けるんです。以下ネタバレ付き感想{netabare}
 
物語:まる子と絵描きのお姉さんの交流と別れを描いている作品。前作に続いて今作もなかなか泣かせてくれますし、しっかり笑いもあります。個人的にはお気に入りキャラの永沢君の性格の悪さ?がツボでした。(前作では一介のモブに過ぎない役回りでしたので…)。最後にオチがあるのがまる子ちゃんですよね!
 好きなシーンは、音楽のシーン全般と、終盤の「めんこい仔馬」の歌と重なるようにまる子が万歳するシーンですかね…(ほぼ全部ですね)

声優:安定の面々にゲスト声優として主題歌を歌う高橋由美子が「絵描きのお姉さん」を演じていますが、なかなか良いです。キートン山田(ナレーター)も相変わらずいい味出しています。

キャラ:これまた安定の面々。多くのキャラクターに見せ場がある映画でもあります。B級男子たちが滅茶苦茶格好いいシーンなんかもあるんですよ!

作画:レベルがかなり高いです。音楽シーンはどれも独特な世界観の映像を見せてくれて、それだけでも楽しいです。私の大好きな湯浅さんらしさ全開のシーンもあります。

音楽:この映画の凄い点が音楽とそれに合った映像だと思います。劇中で特に好きだった曲を以下で紹介

1、1969年のドラッグレース(大滝詠一)
 演出・作画担当が湯浅政明(代表作:四畳半神話大系、ピンポン等々)。鑑賞中すごく湯浅さんっぽいと思ったら、本当に湯浅さんでした 笑
 花輪君の車で静岡まで行く際に流れる曲なんですが…歌詞も格好いい。ドライブに最適な名曲です!
 今作のOP代わりの一曲ですが、早速センスに脱帽させられます。

2、ダンドゥット・レゲエ(チャンプルー・DKI)
 花輪君が選んだ「わたしの好きな歌」。小3にしてこの曲を選ぶとは…花輪君は本当にセンスが化け物級です。インドネシア系の癖になる楽曲と寺院を訪れた花輪君が踊り子に魅了される心象風景を描いた独特な映像。何度も観たくなるシーンです。

3、買い物ブギ(笠置シヅ子)
 はまじが選んだ「わたしの好きな歌」。どうやらはまじの子守歌らしいです…笑。親のセンスがやばい。1950年?の古い曲で、この映画で初めて聴いたんですが、はまっちゃいました。
 これまた演出・作画担当が湯浅さんで、子供たちには少し怖いかもしれない強烈な個性を感じるシーンとなっています。大人になってみても少し怖く、それでいて癖になる面白い映像です。

4、星を食べる(たま)
 まる子と絵描きのお姉さんが水族館を見て回るシーンで使用。個人的に一番印象的な映像だったかもしれません。魚の形の乗り物に乗って、空を飛んでいる魚をお姉さんと一緒に見て回る映像なんですが…水族館の薄暗さや静けさを表現しているのかも知れませんが、それにしてもこの曲を選ぶか!ってぐらい不思議な雰囲気の音楽と映像で…凄く素敵です。(歌詞に「ぼくは君の首をそっと絞めたくなる」っていうちびまる子ちゃんらしからぬ部分もあって…すごい世界観です。)見せたいものを自由に詰め込んでる感じがいいですね。

5、B級ダンシング(はまじ・関口君・ブー太郎)
 これも本当に聴いてほしい曲です。イマイチいけてないB級男子達であるはまじ・関口君・ブー太郎のトリオ(ドラムは永沢君が叩いています)がビートルズを思わせるような曲とライブ映像で魅了してくれます。
 なんだこいつら…めっちゃ格好いいじゃねえか!
 はまじはクラスの人気者なので、いつも目立ちますが、関口やブー太郎が脚光浴びるアニメーションは新鮮でうれしいですね。妄想なんですけどね…
 
6、だいすき(高橋由美子)
 最後にこの作品のエンディングで流れるこの主題歌を。最後はやっぱりいつもの「ちびまる子ちゃん」を思わせるような元気な曲でした。
 歌詞がすごく単純で「あなたが大好きなの!」「会いに来て!」とか直接的な歌詞が多く、パワフルで元気が出ます。「相手を好き」という強いメッセージが真っ直ぐ伝わってくるような素敵な曲でした。
{/netabare}
 この映画のおかげで、好きな曲が増えました。
 みんなに鑑賞を勧めたい作品ですが、なかなか難しいのが玉に瑕です。
 今の時代、ここまで自由気ままに作られる作品ってなかなかないですよね…。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

68.7 5 1992年度アニメランキング5位
らんま1/2 決戦桃幻郷!花嫁を奪りもどせ!!(アニメ映画)

1992年8月1日
★★★★☆ 3.8 (43)
414人が棚に入れました
 高橋留美子の同名ドタバタ格闘漫画をアニメ化。本作は劇場用作品、第2作目。父と共に格闘修行をしている早乙女乱馬。乱馬は修行の途中のアクシデントで、水をかぶると女の体に、お湯をかけると男に戻るという奇妙な変身体質になってしまっている。ちなみに、父親はパンダに変身する。そんな早乙女親子は、乱馬の父の友人が開いている天道道場に居候している。また、天道家の三女・女子高生のあかねは乱馬の許嫁でもあった。ある夏の日、南の島へバカンスに出かけた天道家。だが、謎の影に女性たちが次々とさらわれるという事件が発生する。犯人は、桃源郷の幻術皇子“トウマ”。トウマは自らの妃を選ぶために、女たちを誘拐していたのだ。しかし、乱馬には事件の真相よりも気になるウワサがあった。トウマが、生き物を人間の男に変える秘薬を持っているというのだ。乱馬はその薬を手に入れるため、そして、連れ去られたあかねを取り戻すために桃源郷に乗り込んでいく…!

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

これは、キャラアニメのゴリ押しです。

らんまファンなら、面白いそんな映画です。


今の深夜アニメをそのまま映画にしちゃったよ~みたいなイメージですね。


個人的には、右京とシャンプーとなびきさんが観れた満足、そんな感想で、キャラ脳になってきた私にはもってこいの作品でした。


※【注意】テレビもしくは、漫画を読んでから、観ましょう。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

ものぽらいざ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

劇場版の手本のような作品

劇場版第二弾だが、前作よりも全ての面で上回っている。

物語のテンポがよく、主要人物の見せ方もうまい。

南の島へバカンスに来て、そこで次々に謎の影に女の子が誘拐される。犯人は、自分の花嫁候補を集めていた。そこへらんま達が救出に向かう。

この救出の組み合わせと戦いがうまい感じで描かれている。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

68.3 6 1992年度アニメランキング6位
機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(アニメ映画)

1992年8月29日
★★★★☆ 3.7 (165)
1182人が棚に入れました
ロボットアニメの一大ブームを巻きおこした「機動戦士ガンダム」のアナザーストーリー。OVAシリーズ「機動戦士ガンダム スターダストメモリー」を再構成し、新作映像も追加している。ジオンと地球連邦の1年戦争が終結して3年。突如としてデラーズ・フリートと名乗る組織が地球連邦に宣戦布告してきた。目的はジオンの復興、そして連邦の滅亡だ。彼らは星の屑作戦を敢行するため、モビルスーツのテストパイロット、コウ・ウラキの目の前で、ガンダムの試作機を奪取する。

声優・キャラクター
堀川りょう、佐久間レイ、大塚明夫、山田義晴、伊倉一恵、真柴摩利、大塚周夫、小林清志

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最終戦だけ観るならOVAより劇場版かと。

物語の解説は『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のレビューを参照してください。
ちなみに私の書いたものは偏りすぎで参考にならないので、他のレビュアーさんのを読むのが吉。


全13話の本編OVAを120分に纏めた、92年公開の劇場作品。
本編前半のエピソードが容赦なくカットされて、終盤の宇宙戦に特化した構成になっています。

特に最終戦には尺の4割以上を割いているので、本編に遜色ないレベルで描かれていますし、
BGMの使い方がより効果的で、引き締まった緊迫感のある戦闘シーンが楽しめました。

キャラの台詞回しは全般的に劇場版のほうが力が入っていて、
例のガトーの名言はOVAより遥かに魂こもってます。微妙な違いですがそう感じます。
ガノタ以外にとってはどうでもいいこの一言が聴けるだけでも、劇場版に価値ありだと
勝手に思っています。 ガトーCVの大塚明夫さん、本当にありがとうございました。

身震いする程嫌いだった本編のラストシーンがカットされているのも良かった。
この結末の方がガンダムらしくていいと思いますが、
あまりにも救いのない終幕となったので、この辺は評価のわかれるところでしょうか。


劇中で適時ナレーション入れてくれるので、本編を観ていなくても置いてきぼりにはならないですが、
総集編と呼ぶには編集のバランスが悪いと思いますので、やはり本編OVAを観た方が無難。

中途半端に終わらせてしまうエピソードや、いつの間にか消えてるキャラもいたりして、
バランスが悪いだけでなく、編集そのものも上手とは言えません。
「最終戦だけ観るなら」という条件付きでしかお薦めできないのが残念。

個人的には幾つかOVAより良い点を見い出せたので、これはこれで手放せない作品ではあります。


以下余談

VHS版での感想なので、台詞やBGMに関してDVD・BD版はどうなっているかはわかりません。
主観ですが、宇宙世紀シリーズをDVD・BD化する際の音源リテイクは、
BGMもSEも台詞回しもとかく悪い方向へ行く事が多いようなので、本作もかなり心配です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 7

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

0083と言えばこれです

実はOVAの方はいまだに全話見ていず、この劇場版の再編集のものばかり何度も繰り返し視聴しています。最近コミックでもメディア展開していますが、それも正直私には失望を禁じ得ないです。やはりこの再編集ではありますが、「ジオンの残光」よりいいものはないと思います。というか、ガンダムは私にとってはこの一作が一番頂点で、他の作品はあまりいいと思えません。それぐらいこの再編集版にはほれ込んでいます。歳月がたち、古くなってもおそらくこれは不動だと思います。

再編集だからあらすじがはしょられていたり、雰囲気で流されているエピソードもあります。しかしラスト10分間で、それらの雑事はどうでもよくなります。それぐらい演出もいいし声優さんたちの演技もいいのです。ニナがひどい女性だと思う人もいるでしょうが、私は彼女に同情します。ラストでニナとコウの再会が描かれていず、別れたままなのも大人向け映画という感じです。このビターな感じが私には最愛なのです。この先この「ジオンの残光」よりもいい作品がもしガンダムで出て来たら、その時は本当に残念に思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

観る価値はある

テレビ版でも同じであるが男の信念を感じる作品。
ガンダムシリーズが好きな方は、観る価値はある。
既に観ているとは思うが・・・。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

68.1 7 1992年度アニメランキング7位
走れメロス(アニメ映画)

1992年7月18日
★★★★☆ 3.8 (17)
96人が棚に入れました
紀元前360年、妹の婚礼に必要な品々を買い求めるため、羊飼いのメロスは、シシリー島のシラクサの町にやって来た。この町でひょんなことから、メロスは石工のセリヌンティウスと出会い、意気投合する。セリヌンティウスはシラクサの町で知らぬもののない有名な石工だったが、3年前から石を彫ることを止めて、酒びたりの生活を送るようになり、人を愛することもやめてしまっていた。そのことをセリヌンティウスの恋人・ライサと町の老人・カリッパスから聞いたメロスはセリヌンティウスという人間に興味を覚え、彼の作品が多く飾られている王宮へと足を踏み入れる。

声優・キャラクター
山寺宏一、小川真司、中森明菜、坂口芳貞、小林昭二、水沢アキ、青野武

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

文芸作品の映像化だけど、難しい題材でよくやったと思う

太宰治さんの「走れメロス」の完全映像化、当時「The 八犬伝」を応援していて、主人公のキャラが犬田小文吾と似ていたのが気に入った作品。題材がギリシャ時代で難しいのに、よく調べて設定とか起こしていたと思います。話は文芸作品のあらすじの通りで、特にひねりもないんだけど、素直に映像化したので好感が持てます。ヒロインの声優さんが中森明菜さんで、主題歌が小田和正さん(♡)
なのが、私の趣味だった。小田さんはなぜかジブリでは歌わないで、こういった文芸作品によく呼ばれています。他には「グスコーブドリの伝説」でとか。大人の事情なのでしょうか。終盤でメロスが馬車で激走するあたりが見どころです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

ねこひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おそろしい!!

前から気になっていたのでこの作品を視聴したのですがすさまじかったです。恐ろしいほどの作画でした。
スタッフが豪華ということもあるのですが、期待を裏切らないどころか、期待以上の作品だったと思います。
萌え作品ばかりを好む人にとってはかなり新鮮なアニメなのかなと思います

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

道徳の時間に見た記憶…

なんか教科書にものっていたのにVHSで見させられたw

元は映画なのか若干引き伸ばし感が否めませんでしたが

全体の流れはとても良かったです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

68.0 8 1992年度アニメランキング8位
ドラえもん のび太と雲の王国(アニメ映画)

1992年3月7日
★★★★☆ 3.7 (107)
614人が棚に入れました
天国の存在を信じるのび太は皆にバカにされてしまい、ドラえもんの力を借りて天空に雲の王国を作り上げる。ところが空には別の王国があり、ドラえもん達はその王国に迷い込む。絶滅した動物が集められたその王国で、パルパルという少女と出会い、宿舎に案内されるが、素晴らしくもどこか怪しい世界に不安になってドラえもん達は脱出する。ところがしずか達が追っ手に捕まり、地上征服を企むグリオのノア計画の裁判で地球人代表として裁かれることに。

声優・キャラクター
大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、肝付兼太、たてかべ和也、加藤正之、千々松幸子、田中亮一、伊藤美紀、村山明、高乃麗、松尾佳子
ネタバレ

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

環境問題を扱った作品です。少しばかり押し付けがましいところがポイントですね。

子供の頃に観た作品です。
ドラえもんの映画は、子供向けに作られていますが、親子と観る事が多いだろうと予想されているので、意外とディープなテーマが描かれています。
本作については、環境問題をテーマとして扱っており、人類の行動が地球温暖化へと繋がっているという作者のメッセージが強く作品に表れています。

この押し付けがましいほどのテーマ性が本作の魅力で、とにかくこれを描くために{netabare} 地上を洪水にさせたり{/netabare}だとか、{netabare} 天空の人々と地上の人々の対立{/netabare}を描いたりとか、そのテーマについて徹底的に掘り下げられています。

しかし、少しだけ現実味の無い話が多いので{netabare} (天空が地上を洪水にさせる理由、心理だとか){/netabare}、その辺りに疑問を感じると、真剣に観れなくなるかもしれません。この辺は、個人の価値観ですね。
EDの「雲がゆくのは」からは、渋くて作品全体のイメージとしてはぴったりだと思いました。

なんだかんだで、地球温暖化について考えさせられるアニメです....。
地球に生かされているんだなぁって、そういうものをグッと感じるアニメ映画でした。

序盤で、{netabare} 夢の雲の王国{/netabare}をのび太たちが作って、それを壊すように厳しい現実が襲いかかるというのがポイントなんですよね。
そういうギャップで、「現実はそう上手くはいかない、こういう問題もあるんだよ?」ということを表現しています。
ストーリーを観ても起承転結はしっかりしています。はらはらドキドキ感がありますから、エンタメとしても、なかなか面白かったです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

旧ドラ映画でもSF的な名作。元ネタはノアの箱舟?

旧キャストのドラ映画の中でも名作だと思います。

のび太たちがひみつ道具を使って雲の王国を作りますが、すでに他に天上人と呼ばれる人々がいて・・・という始まりです。
色々懐かしのキャラも出てきたりします。でも過去のシーンも回想で出てくるので、別に過去のTVシリーズを見てないといけないわけでもないと思います。
ドラ映画は色々と考えさせられるのも多いけど、今作は環境問題などを考えさせられる映画でした。
武田鉄矢さんの「雲が行くのは」も名曲ですね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

環境問題に向き合おう!

絶対に観るべきです。
自分が初めて観たのは小学生のときの
林間学校に向かうバスの中で観ました。

あらすじは{netabare}
天国あると信じていたのび太が、
天国なんか無いという現実を突きつけられ、
ショックを受けたことをきっかけに、
ドラえもんの助けで理想の雲の王国を完成させます。
しかしそんなのび太達よりもはるか昔から
雲の上に住んでいた人達がいました。
それが天上人です。
天上人は地上人よりもはるかに優れた技術の進歩を遂げており、
大変クリーンな理想の国を築いておりました。
しかしながらそんな理想的な国も環境の危機的状況に追い込まれてしまいました。
それは地上人による環境汚染が原因だったのです。
そんな地上人に対して天上人がとった行動は
地上に大雨を降らしてすべてを流してしまうという
旧約聖書の「ノアの方舟」にちなんだノア計画です。
それを何とか阻止しようとするのび太とドラえもん達のお話です。{/netabare}

我々は気付かぬうちに環境を破壊して、
気付かぬうちに傷つけている生き物がいる。
しかしきちんとそれに向き合わなければいけないという
強いメッセージを感じました。
また環境問題を解決するためのヒントもこの映画の中に隠されていると感じます。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 7

66.9 9 1992年度アニメランキング9位
風の大陸 The Weathering Continent(アニメ映画)

1992年7月18日
★★★★☆ 3.7 (12)
39人が棚に入れました
1992年夏に、竹河聖によるライトノベル作品である古代の動乱の大陸アトランティスを舞台に、旅と冒険、そして大陸の運命を描く長編ファンタジー小説シリーズを『NEO英雄伝説』と題し、松竹東急系で劇場公開。原作のアゼク・シストラの回をほぼ忠実にアニメ化している。砂に埋もれかけた遺跡に、三人の旅人がたどり着いた。そこには旅人たちの真新しい死体があり水樽はすべて破壊されていた。水を求めて遺跡の奥へと足を踏み入れる三人。この遺跡は、繁栄を極めた都市であったが、豊かさと幸福を死後の世界でも享受し続けたいと願った人々によって作られた、死者の霊が永遠に住み続けている呪われた都市であった。遺跡の中で、旅人を襲った盗賊と鉢合わせしてしまった三人であったが、辛くも逃げ出し、運命の神セイタの神殿に逃げ込んだのだが……。

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アゼクシストラ

2021.9.30 視聴完了。

砂漠を行く3人の旅人。
盗賊に襲われた人々の死体を発見する。
3人は水を求めて行くうちに
アゼクシストラ(死者の街)を見つけてしまう。
そして、盗賊と鉢合うことに。

1時間ほどですが、割と面白いアニメでした。
原作は「風の大陸」で壮大な物語なのだそうです。
原作小説を読んでみたくなりました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

角川NEO英雄伝説?

角川劇場版アニメですね。
原作は読んでいませんが、、、、
金髪で女性を思わせる容姿の男、
(役割はシャーマンかな)
少年を装っている女の子(確か亡国の皇女)、
そして見た目からも傭兵を思わせる大男。
その3人が、古代アトランティスを救うべく旅する話ですが
この映画は「砂に埋もれた遺跡の町-アゼク・シストラ」のみ
をテーマにしていました。

水を求め、遺跡の奥のへ向かった3人は
太古の呪いと戦う羽目になります。
話の中では原作を読んでいないと分からない
シーンや言葉があります。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

miki0908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

思い出補正

もう25年前です。そりゃ歳も取ります。

ハイクオリティなアニメ映画で、
原作もしっかりした小説でしたが、
当時の自分には難解でつまらない印象でした。

今思い出すと重厚感あるストーリーと
声優陣の圧巻の演技。
余韻の残る後味で涙すら出ます。

ファンタジー系のアニメはこのころの大変活気があり、
ロードス島戦記などに続き、
今もファンタジー作品は人気です。
もうちょっと古いのも探してみます。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

65.6 10 1992年度アニメランキング10位
ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち(アニメ映画)

1992年3月7日
★★★★☆ 3.5 (119)
657人が棚に入れました
デンデが地球の神となり、その後も新ナメック星ではいつもとかわらず平和な日々が続いていた。しかし、ある時巨大な要塞が新ナメック星を覆った。新ナメック星からの危機を知らされたデンデは孫悟空たちに救援を要請。悟空たちは大型の宇宙船で新ナメック星へと向かうが、そこに現れたのは、かつて悟空が倒したはずのフリーザの兄・クウラだった。宇宙に一つのコンピューターチップがあった。それは長い歳月をかけてどんどん増殖していった。死んだと思われていたクウラは、脳だけで宇宙を漂っていたが、運良くそのコンピューターチップに辿り着き、巨大移動型要塞「ビッグゲテスター」を築き上げた。その後、新ナメック星を侵略するために覆い尽くしていたのである。そして、悟空とクウラの因縁の対決が再び始まる。

お茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

100億パワーの苦笑作 崖の上のクウラとスーパーアシストベジータ王子<実況風>

[ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち]
ドラゴンボールZ劇場版第6作。
倒したはずのフリーザの兄クウラがメタルクウラとなって、
再び戦うお話。舞台はナメック星で人造人間編の前の時期の設定。

本作は何故か今も脳裏に焼きついて離れない作品です。
いつも苦笑してしまうギャグアニメ。
個人的感想なので悪しからず。

ロボット兵達とピッコロ、悟飯、クリリンが戦う中で影を潜めていたウーロンのセリフ
「や…やっぱ世の中甘くないよなあ」wとそこに現れたメタルクウラ「その通りだ。孫悟空」
・・・クウラさん世の中甘くないんですね(笑)了解です。

パワーアップし何度倒してもビッグゲデスターという巨大コンピューター
で復活するメタルクウラ。悟空さんが超サイヤ人になって戦うも苦戦する。
クウラに喉を掴まれ息が出来ない悟空さん。とそこにクウラの後頭部に攻撃が・・・
悟飯のピンチにはピッコロさん。悟空のピンチにはこの人。
「勘違いするなカカロット。オレはお前を助けに来たわけじゃない、お前を倒すのはこのオレだからな」
で、でました!ベジータ王子です。

ですがこの後ベジータ王子に過酷な試練が待っていた。
メタクウラと悟空さんの瞬間移動バトルが始まってしまいベジータは何も出来ず、
やたらめったらに攻撃しボコされるwそして「くそったれーーッ!!」と言う始末。
何とか二人のフルパワーで一体のメタルクウラを倒すが、、

崖の上からメタルクウラが1体、2体、3体とぞろぞろ出てくる。
羊が一匹、羊が2匹。気づけば崖の上に無数の光り輝くメタルクウラw
この光景が鮮烈で今も忘れられない。
その無数のクウラ達をどうやって倒すのか、それは気の爆発であった。(もう気残ってなかったのにw)
悟空「はあああああーーっ!!」ベジータ「くそったれーーーっ!!」(2回目)

場面変わりビックゲデスター内部で二人はエネルギーを吸収されていた。
悟空「オレ…達をどうするつもりだ…っ!」
クウラ「その桁外れな生命エネルギーを全てもらう。これからはメタルスーパーサイヤ人を何万人と持つことができるのだ。ハッハッハッハッ!」
メタルスーパーサイヤ人てなんですかクウラさん(笑)

エネルギーを吸収しすぎてオーバーヒートするクウラ。
クウラの核との対決になる。だが気が残っていない悟空さんはクウラのワイヤーに、
巻き付かれて身動きがとれない。
そこに悟空アシストマンベジータの気円斬!そして悟空の極少エネルギー玉で撃破。
(まじ極少です。よくあれで倒せたなw)
ベジータさんはアシストの天才です。メタルクウラさんは実は紙装甲でビックゲデスターは、
クウラだけにエネルギーをかなり食ウラしいですw(´・ω・`)サムッ
クーラーの付けすぎにくれぐれもご注意を。崖の上のクウラ恐るべし。
と、私のレビューの方が苦笑でしたwすみませんでしたm(__)m

投稿 : 2025/03/08
♥ : 27

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

劇場版『ドラゴンボールZ』としては初めて前作の完全な続篇となっている。

新ナメック星が正体不明の星に突如襲われる。地球の神デンデから頼まれた悟空は、悟飯、クリリン、亀仙人、ピッコロ、ヤジロベーたちと新ナメック星に向かう。そこに現れたのはあの激戦で悟空に敗れたはずのクウラだった。一度は死んだクウラはサイボーグ化されて甦ったのだ。悟空はスーパーサイヤ人となり、自己修復機能を備えたサイボーグ・クウラと死闘を続けるがいつまでも決着がつかない。そんな中、悟空がしかけた技が裏目に出てクウラからの放電に感電、再起不能に。悟空、危機一髪!そして、そこに現れたのは?!

1992年3月7日に公開された『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作第9弾である。

大全集には「悟空のマークなしの道着、神がデンデ、ベジータの超サイヤ人化などから、セルゲーム開幕宣言からセルゲーム開幕までの事件と推測できる」と書かれている。劇場版『ドラゴンボールZ』としては初めて前作の完全な続篇となっている。

本作は、ベジータの映画初出演作である。なお本作の公開時点では原作でもデンデは神になっていなかった。本作以降『ドラゴンボール』の劇場版は、それまでの悟空VSボスキャラクターという形態から、チーム戦を主体とした描写が多くなる。

オープニングテーマ - 「CHA-LA HEAD-CHA-LA」
OPの映像はTVシリーズ第118話以降のものを採用している。
エンディングテーマ - 「HERO(キミがヒーロー)」

投稿 : 2025/03/08
♥ : 9

雛四季 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

子供の頃よく見てました。

前々回あたりの映画で倒されたクウラがメタルクウラとして復活、悟空たちに立ちはだかる話です。

まぁ結局悟空が超展開で敵を倒してしまう、というなんともな話。
映画のドラゴンボールはいつもそんな展開です。

流れよりもいちいち登場の仕方がカッコいいピッコロさんに注目。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

65.0 11 1992年度アニメランキング11位
ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人(アニメ映画)

1992年7月11日
★★★★☆ 3.5 (91)
526人が棚に入れました
人造人間17号によって、ドクター・ゲロは殺された。しかし、人造人間達ですら知らない極秘の地下研究施設では、ゲロの怨念を引き継いだスーパーコンピューターが引き続き『孫悟空抹殺』を目的に開発を続けていた。平和な日常を送る悟空達の前に、突如として謎の2人組が襲撃をかけ、街を破壊し始める。その存在に気付いた悟空は、2人に気が感じられない事から、ドクター・ゲロの作った人造人間である事を察知する。街中で戦う悟空とトランクスであったが、トランクスの咄嗟の一言で、人気のない場所へ誘き出す。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

前作『激突!!100億パワーの戦士たち』より時系列的には前の話と考察されている。

ドクター・ゲロの執念で完成した最強の人造人間13、14、15号が銀座のデパートで食事を楽しんでいた悟空たちを襲う。場所を氷河地帯に移して悟空、トランクス、ベジータの三大超サイヤ人が勢ぞろい。13号は14号、15号と合体し3メートルを超える超人造人間になる。一方、黄金のオーラを発する超サイヤ人、悟空との戦いはこれ以上はない世紀の対決!互角の戦いの中、一瞬の隙に悟空は超エネルギー弾に倒れ、クレバスの奥深くに沈んでしまう。あわや悟空!!このままでは人造人間に地球はのっとられてしまうが・・・・

1992年7月11日に公開された『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作第10弾である。

大全集には「劇中でのゲロ抹殺や、悟飯がサイヤ人になれない点からドクター・ゲロ死亡からセルが完全体に変身するまでと時期を推測。ただし、その頃の悟空は伝染病で倒れているか、精神と時の部屋で修行中。平行世界的な出来事といえる」と書かれており、前作『激突!!100億パワーの戦士たち』より時系列的には前の話と考察されている。

オープニングテーマ - 「CHA-LA HEAD-CHA-LA」
エンディングテーマ - 「GIRI GIRI-世界極限-」

投稿 : 2025/03/08
♥ : 8

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

人造人間13~15号

人造人間13~15号が出ます。

てか超サイヤ人で元気玉も使うとか設定無視しすぎじゃないか?



投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

63.5 12 1992年度アニメランキング12位
地下幻燈劇画 少女椿(アニメ映画)

1992年5月2日
★★★★☆ 3.4 (62)
227人が棚に入れました
浮世絵のような作風で国内外で人気を博す漫画家・丸尾末広の『少女椿』を原作にした劇場用アニメーション。物語は、両親の死により行く宛がなくなった少女・みどりが主人公。彼女は、手のない者や両手足がない者などが出演する見世物小屋で働くことになる。そこで西洋マジックの使い手・正光と出会い、二人は惹かれ合うようになり、見世物小屋の団長が夜逃げしたことをきっかけに、みどりと正光は再出発をしようとする。しかし、正光が通り魔で刺されてしまい、一人残されたみどりは……。 本作は児童ポルノおよび児童わいせつに関する法律に触れ、東京国際ファンタスティック映画祭2004を最後に、8年間は上映禁止となった問題作。過激な内容と映像表現が特徴の伝説的な作品で、地下上映などの特設会場を設けて公開してきた。

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

不幸と闇

ご存知ある方は年配であると思いますが、児童文庫版の江戸川乱歩や
横溝正史の小説表紙、楳図かずおの単行本の表紙を見た時と
同じ感覚になる作品。

推測ですが、最初は怖いもの見たさから戻れなくなってしまうような
不思議な世界です。

物語は全体を通して少女ミドリの不幸と、ささやかな幸せが描かれています。

昭和初期の時代設定なので「見世物小屋」という、今のご時勢では
明らかに規制がかかる舞台が取り上げられている。

この物語から何を感じるのかと言いますと

「不幸を抱えた者同士が、さらに不幸な人から幸せを奪いあう」

というような、人間の闇を感じられます。

人の不幸を見るのが好きな方には興味あるかもしれませんが
歪んだ人間像になりかねないのでオススメはしません。

個人的ですが作画や世界観は気に入っています。
中途半端に作り上げた安っぽい暗さより、生々しい暗さは評価できます。

実写映画もR-15でありますので、興味があればそちらも
視聴されてください。

(余談)

児童が読むグリム童話でもありますが
「怖い」「見たくない」「気分が滅入る」
といった感情は過剰に受け入れる必要もないのですが
受け入れることを拒むと気持ちの耐性がつきません。

綺麗な絵空事ばかり受け入れても、恐怖は現実に存在します。

現実で怖い事件などがあっても、真実味(危機感)を
感じなくなってしまったら、恐怖から逃避しているかもしれません。

恐怖という感情は積み重なることが難しいと感じています。
機会があれば適度に恐怖を味わうことも必要かもしれないですね。

恐怖を感じられる人は、自分以外が感じる恐怖を理解できるのでは
ないかと私は思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 9

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメでもこういうものが作れるのか・・・

結構前に観たのでうろ覚えですが・・・・

時代の味がでてるアニメです。

歴史物のアニメはいくつかあるが、良くあるのは、

キャラは現代人、背景は江戸時代みたいなものが多く全く感動しないものばかりでした。

この作品は素晴らしい刺激を受けた。

ドロっとした感覚を受け、良い小説を読み終わった時に感じる切なさが残った。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 7

御黒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

失われたアングラ アニメ

ものすごくエログロです。
そら上映禁止になるわってかんじです

でもマンガ版のどす黒い感じが本当にしっかり出てていいですよね
ミドリちゃんの寂しげな声とかものすごくあってるとおもいます

「お月さんがみてる…」とか「遠足行きたい」
とかなんかもう世界観が素敵です

丸尾末広氏の世界ですよね

いやほんときもちわるくってうううううってなりながら観てでもこの今はないような世界観にどきどきするそんな作品です

でも本当にエログロです
見れないひとは本当にダメだと思うので気をつけてください

投稿 : 2025/03/08
♥ : 6

63.1 13 1992年度アニメランキング13位
アルスラーン戦記 II(アニメ映画)

1992年7月18日
★★★★☆ 3.4 (13)
72人が棚に入れました
架空の世界・パルス王国を舞台に、王太子アルスラーンの国を取り戻すための戦いを描いたヒロイックファンタジー。田中芳樹の同名小説を原作にした劇場版第2弾。アルスラーンは、西方の蛮族ルシタニアによって滅亡したパルス王国の王太子。ルシタニアに組みする謎の銀仮面の追跡をかわし、アルスラーンは忠臣ダリューンらとともに、パルスの万騎長キシュワードが守るペシャワール城へと入る。彼はそこで、侵攻してきた隣国シンドゥラの無敵の戦象部隊を迎え撃つことに。

声優・キャラクター
山口勝平、井上和彦、塩沢兼人、佐々木望、矢尾一樹、勝生真沙子、池田秀一

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

せっかくの劇場版なのにいまいち

確か「サイレントメビウス」と並んで、この2作目までは劇場公開作品である為、しっかりとした品質を保っている。有る城の奴隷を開放するシーンから始まる出だしは、強引そのもの。原作はアニメにもその偉大な功績を残した「銀英伝」の田中氏なので、占領国の政治やその人間関係などが巧みに紹介されているのだが、アニメだとただの紹介映像の感を拭えない。ただ、映像として必然的に「絵」になる双頭将軍等はしっかりと立っているが、最初から消える事が決まっている老将軍等はいかにも使い捨てといった存在。劇場版なら、せめてそういった所に尽力し、クオリティー上げをしてほしかった。最後の見せ場である決闘の決め手もいい加減!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

おーいん君 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

見事なまでに美しい

当時のアニメとしては圧倒的に美しいアニメだった。

物語そのものも、英雄の美しさが描かれている。

2000年以降の作品が中心のファンには支持されにくい画かもしれない。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

61.8 14 1992年度アニメランキング14位
銀河英雄伝説 黄金の翼(アニメ映画)

1992年12月1日
★★★★☆ 3.3 (59)
239人が棚に入れました
ラインハルト・フォン・ミューゼルと姉アンネローゼはある雪の降りしきる日に、目の前で母が交通事故に遭って殺されるところを見てしまう。それから数年後、ジークフリード・キルヒアイスの隣にラインハルト一家が引っ越してきた。その日から、ラインハルト、アンネローゼ、キルヒアイスの楽しい友情の日々が始まる。しかし、それは長く続かなかった。貧しい下級貴族のミュゼル家は大金と引き替えに、アンネローゼを王宮の皇帝のもとにやってしまうのだった。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラインハルトとキルヒアイスが育んできた絆の物語です・・・

銀河英雄伝説の視聴にあたって
(視聴とレビューの方針を1作目の「螺旋迷宮」に代表して記載しています)
https://www.anikore.jp/review/1475830/

【銀河英雄伝説の時系列】
 (1) 「螺旋迷宮」
 (2) 「白銀の谷」
 (3) 「叛乱者」(宇宙暦791年/帝国暦482年8月〜)
 (4) 「決闘者」(宇宙暦792年/帝国暦483年1月〜)
⇒(5) 「黄金の翼」
 (6) 「奪還者」(宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜)
 (7) 「朝の夢、夜の歌」
 (8) 「千億の星、千億の光」
 (9) 「第三次ティアマト会戦」
 (10)「わが征くは星の大海」
 (11)「汚名」
 本編 第1話「永遠の夜の中で」
 ※ 「新たなる戦いの序曲」

この物語は、ラインハルトの幼い頃〜前作「決闘者」の先までを描いた作品です。
下級貴族の一家とはいえ、両親と姉がいて幸せ一杯だった幼い頃のラインハルト・・・
しかし、不慮の事故で母親を亡くしてから状況は一変・・・父はお酒に逃げ、ラインハルトの心の安楽は姉であるアンネローゼだけだったと思います。

ほどなくラインハルト一家は一般市民の住む住宅に引っ越したのですが、そのお隣さんがキルヒアイスの家・・・この展開自体はこれまでも描かれてきましたが、この作品ではもう少し突っ込んでラインハルトとキルヒアイスの出会いが描かれています。

それはキルヒアイスにとって「未知との遭遇」であり「金槌で頭を殴られたような襲撃」を体験した瞬間でもありました。
この時のキルヒアイスの咄嗟に取った行動・・・気持ちが分かるだけに物凄く印象的です。

ラインハルトとキルヒアイスは直ぐに打ち解け親友となりましたが、二人の中心にはいつもアンネローゼがいたんだと思います。
やんちゃ盛りの二人にとって、アンネローゼは女神のような存在でした。

でも幸せな時間は長くは続かず、アンネローゼが後宮に入る事が決まってしまうのですが、そこもこれまで以上にしっかり描かれています。

自分の無力さに震えながら下唇を噛む事しかできない自分・・・
勇気を振り絞って飛び出したけれど・・・いざ目の前に出ると一言も言えない自分・・・
そして誓いを立て、共に同じ道を歩もうと決心した二人・・・

物語としては、これまでの焼き直しなのですが、大切なシーンが深掘りされているので、これまでの空白がピースで埋められていくような充足感を感じながら視聴していました。

時は過ぎ、ラインハルトは数々の功績から少佐に昇進し、駆逐艦エルムラントIIの艦長に就任する事になります。
ラインハルトを見る周囲の目はいつも一緒・・・
「まだ子供じゃないか・・・」「あんな若造に務まる筈がない・・・」
そう思うのも仕方ありません。何故ならラインハルトの真の実力を知らないのですから・・・

ここで、ラインハルトが乗組員の心を掌握して・・・というだけなら、これまでのOVAの延長戦上でしかありませんが、今回は趣向が違いました。
帝国の防衛拠点として重要な意味を持つイゼルローンを自由惑星同盟が5度目の侵略に乗り出すのですが・・・その中に、何とヤン少佐の姿があったのです^^

否応無しで気持ちは盛り上がり・・・「我々一士官の言う事なんて上層部が聞いてくれる訳がない」というヤンの一言で、「常勝の英雄」vs「不敗の英雄」対決はお預けとなった事実を知りましたが、この戦いにおいて二人がどうバチバチするかが気になって仕方ありませんでした。

実際相当激しい戦闘が繰り広げられました。これまで4度防衛に成功したから、5度目も大丈夫・・・なんて思っていると足元を掬われかねませんよ^^;
この第5次イゼルローン攻防戦の顛末がどうなったか・・・気になる方は本編でご確認下さい。
ただ一つ言えるのは・・・この戦いを通してライハルトとキルヒアイスの絆がまた一段と深まった・・・という事です。

約1時間の作品でした。ラインハルトとキルヒアイスの出会いの部分を深掘りしている作品なので、面白さは想像以上でした。
もう・・・自分自身を止める自信が無くなるくらい、この作品にハマッてしまいました^^;
引き続き「奪還者」を視聴したいと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 15

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

銀英詳しくないけど感想

名前は知っていたが銀英は未視聴で去年秋に「わが征くは星の大海」の放映を観てレベルの高さに驚き観ていこうと。

で、本作品の感想。
まず原作が小説と仲間のヲタに教えてもらいストーリーの良さを納得。
作画は年代に合ってるレベルかなと。

内容は主役級のラインハルトとその幼馴染のキルヒアイスの幼少期~青年になるまでの話。

本作品を観ると前作品での、なぜ彼らが出世したいのか、なぜそこまでサポートするのかが説明されていると思う。

ただ上官たちがあんなにオバカなのはストーリー上のご都合主義を感じてしまう。

前作もそうだが政治的・政略的要素が非常に強いね。
その辺がドンパチだけの子供向けでなく大人が、あるいはそういう事が理解できる年齢の支持を得ているのだろうと。

でも初期ガンダムも当時のアニメとしては考えられないくらいそういう要素は持っていたけど当時の子供はハマってるんだから子供もある程度の年齢(10歳程度)過ぎると充分分かるのかな。

ただ何だかなぁ、と思うのが帝国軍の要塞とその必殺技が「スターウォーズ」の「デススター」と全く同じジャン!
名前が違ってもダメでしょう。ビジュアルがクリソツなんで。

あと宿命のライバル(?)のヤンの声優さんが富山敬さんじゃない!
やはり前作の存在感がスゴイのか、え?となっちゃう。
富山さんスゴイよ!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

外伝の一つ

長大な「銀英伝」シリーズの外伝の一つです。
ラインハルト、キルヒアイスの少年兵時代の話で、OVA外伝よりも更に前の話になります。

銀英伝が好きなら観るべきですが、これ単体ではあまり意味を成さないので観るなら全て観てください。
合うか合わないか「わが征くは星の大海」を見て判断するのが良いと思います。
これを観るなら本編の後か、本編中盤くらいに箸休めに挟むのが良いかと思います。


原作ノベル(初版)は本編10巻、外伝4巻でした。
原作を読んだのはかなり昔なので、記憶が曖昧なんですが、
この14巻分はほぼ全て映像化されています。
外伝の一部のエピソードがアニメ版では本編に入っていたりします。

銀英伝は原作ノベル、OVAの他、OVAと同時進行で着手された道原かつみ氏によるコミック版が存在します。

この「黄金の翼」はコミック版「黄金の翼」のアニメ化と言う事になります。
その為、キャラデザ、メカデザ、CVが他のOVAと異なります。

OVAは原作に忠実にを目指してますが、コミック版はかなり改変しています。
しかしこの「黄金の翼」の部分は原作やOVA版となんら矛盾は無いので、それらの一部として観て問題ありません。

キャラデザ、メカデザは違和感ありまくりですが、
(私はそもそもコミック版があまり好きではありませんでした。)
ストーリーは紛うかたなき銀英伝ですのでご心配なく。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10

61.8 14 1992年度アニメランキング14位
YAWARA! それゆけ腰ぬけキッズ!!(アニメ映画)

1992年8月1日
★★★★☆ 3.4 (16)
65人が棚に入れました
ロングランヒットを続けていたTVアニメが、その高い支持に応えて初映画化。今や日本を代表する女子柔道選手となった猪熊柔は、ふとしたきっかけで銀杏柔道会という弱小クラブの少年少女と知り合う。コーチが病気で倒れてから練習もままならない彼らを見かねて、柔は臨時の指導役を務めることに。しかし、コーチの娘である女子小学生・真由美を除けば、他の面々はライバルであるライザ柔道クラブに完敗を喫したことですっかりやる気を失っていた。ライザの大将は、元は銀杏柔道会に所属していた真由美の幼馴染であり、来年中学生になる彼女は男女で行う最後の試合である大会を控え、必ず勝つ心構えでいたのだが……。本筋とは関係ないオリジナルストーリーながらも、原作者・浦沢直樹が物語の原案を提供している。

声優・キャラクター
皆口裕子、永井一郎、関俊彦、鷹森淑乃
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

オリジナルストーリー

本筋と関係ないので観なくても問題ないけれど
原作者・浦沢直樹先生が物語の原案出してるだけあって
通常のYAWARAのアニメと同じように楽しんで視聴することができました。

ストーリーは猪熊柔が小学生の柔道弱小チームをコーチすることとなり、
本阿弥さやかのジムの強いライザ組と試合することになる話。
詳しくはあにこれのあらすじで。

<感想>{netabare}
金メダリストの柔ちゃんにコーチしてもらえるなんて
観ていて羨ましくて仕方なかったです!私も習いたいなぁ。

今作、柔ちゃんのサービスシーン・・入浴タイムがあるのですが、
毎日の修行で腕に赤痣作ってお風呂のお湯が染みてる姿を見て
「普通の女の子としてオシャレを楽しんだり、恋をしたい」と言っていた気持ちが凄くよくわかりました。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

それゆけって・・・今時使わないよね。

わずか60分の劇場版。
本編に影響しないファンオンリーのサイドストーリーというところか。

サブタイトルが示す通りのストーリー。
弱虫柔道クラブが、リッチクラブにリベンジするというものです。
弱虫側のコーチが柔で、リッチ側が本阿弥財閥という構図。
{netabare}ひねりも何もないので、結論はもろわかりです。
リッチ側のコーチに「負ければ首」通告の時点で、すでにフラグが立っています。
とういうことで、恋の話も迫真の試合もありません。{/netabare}

超個人的なお楽しみは皆口裕子さんの声です。
よくよく聞くと声質が柔のイメージとあってない。
でもいいのです。
透き通る涼やかな声を聴けるだけで。

エンドロールに林原めぐみさん、浪川大輔さん、矢島晶子さんを発見。
でも、どの役かはわかりせん。
若かりし頃だから棒演技をされていたかも・・・
あとエンディングを歌うは意外にも渡辺満里奈さん。
ちなみに、「真夏の海辺を裸足で駆け出すよ」的な曲です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 16

61.4 16 1992年度アニメランキング16位
三国志 第一部 英雄たちの夜明け(アニメ映画)

1992年2月1日
★★★★☆ 3.3 (11)
39人が棚に入れました
中国の有名歴史小説を、15億円という費用と10年の月日をかけて制作した、三部構成のスペクタクル超大作の第一部。俳優の渡哲也やあおい輝彦が声をあてたことでも話題に。後漢朝末期の中国は、黄巾の乱をきっかけにして乱世に突入していた。劉備は関羽、張飛と義兄弟の契りを交わして、義勇軍を結成。乱世を収めようと力を尽くす。その頃、漢の首都である洛陽では、皇帝を傀儡にして、董卓が暴政を布いていた。官軍の近衛隊長・曹操は、董卓の暗殺を計画するが…。

Mi-24 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ねっとりと、まとわり付く気色悪さ

日本有数の“親中団体”である創価学会の関連企業、シナノ企画の作品。

見てると何だか洗脳教育を受けてる気分になってくる。


内容は『三国志演義』の黄巾の乱から呂布の処刑まで。

三国志演義のあらすじを棒読みで紹介する。
あらすじだから、話しの要所に触れるだけでさっさと話を進めてしまい、深掘りしないので面白くない。

アニメ作品は酷い作りだが、『三国志演義』の内容が元々面白いからなんとかなっている。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

計測不能 17 1992年度アニメランキング17位
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ぶちやぶれ!!新生6大将軍(アニメ映画)

1992年7月11日
★★★★☆ 3.6 (9)
45人が棚に入れました
人気テレビゲームを題材としたアニメ作品の劇場作品。1992年夏の東映アニメフェアで公開された。勇者ダイとの戦いのなか、6大軍団長のうち半数が失われることとなった魔王軍。その司令官であるハドラーの前に、魔王軍師ガルバスが現れる。ガルヴァスはダイを打ち倒すことにより、失態続きのハドラーから司令の座を奪おうと画策。配下の6大将軍を率いて、パプニカ王国を占領した。そこへダイとその仲間たちが現れ、激闘が繰り広げられる。その戦いのなか、ダイの仲間のひとり、マァムが魂を抜き取られてしまう。はたして、ダイは、マァムの魂を取り戻し、ガルヴァスを倒すことができるのか?

計測不能 17 1992年度アニメランキング17位
サイレントメビウス2(アニメ映画)

1992年7月18日
★★★★☆ 3.4 (9)
45人が棚に入れました
前年公開の第1作目に続く、人気漫画家・麻宮騎亜の代表作SFポリスアクションの劇場アニメ化。今回はメインヒロインの香津美リキュールが、いかに対妖魔用特殊警察AMPに参加したかが語られる。“大災厄"と呼ばれる悪夢の大地震を経て、電脳都市TOKYOとなった2025年の東京。そこで人間の仕業とは思えない残虐な殺人が続発する。そんな中、うら若き娘・香津美リキュールは、自分の意外な素性を知ることに。

声優・キャラクター
松井菜桜子、藤田淑子、岡本麻弥、高島雅羅、鶴ひろみ、本多知恵子、納谷悟朗、池田昌子、橋本晃一、山寺宏一、小林修、槐柳二、白鳥由里

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

劇場版、2作目

「アルスラーン戦記」と並んで、この2作目までは劇場公開作品である為、しっかりとした品質を保っている。特に1作目が何の前フリもない戦闘の見せ場だった為、主人公はどうやってAMPに入隊したか、そもそもの生立ちは?等を回想していくと言う作り。しかも1は主人公以外他のAMPはろくに台詞さえ無かったが、今回はそれぞれが少ないなりもしっかりと自己主張している。同時公開した「アルスラーン戦記2」が1に比べて低調だったのに比べ、こちらは1よりもずっと深みがあり内容が充実していた。だが、3,4等の続編が進んだのは「アルスラーン戦記」の方である。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

計測不能 17 1992年度アニメランキング17位
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 起ちあがれ!!アバンの使徒(アニメ映画)

1992年3月7日
★★★★☆ 3.9 (4)
43人が棚に入れました
放映中のTVシリーズと並行して「東映アニメフェア」内で上映された劇場版第二作。 魔王軍との戦いの果てに倒れた勇者アバンの意志を継ぎ、彼の教えを受けた少年少女であるダイ、ポップ、マァムは冒険の旅を続けていた。そんな彼らに巨大なモンスターが襲いかかり、立ち寄った港町は壊滅的な被害を受けてしまう。目的地へと渡るための船を失って気落ちした彼らだったが、やがて建造中である新型船の護衛を引き受けることになる。再度の敵襲を受けて必死の応戦をするダイたちだったが、その前に立ちはだかったのはなんと死んだはずのアバン? 原作エピソード初回をアニメ化した、TV版プレストーリーとしての劇場版前作とは趣を変え、今回はアニメオリジナルの内容として制作されている。

計測不能 17 1992年度アニメランキング17位
ろくでなしBLUES(アニメ映画)

1992年7月11日
★★★★☆ 3.5 (3)
31人が棚に入れました
漫画家・森田まさのりの同題学園コミックをアニメ化した劇場版で「東映アニメフェア」の一本として上映された。主人公の前田太尊(たいそん)は堀秀行が演じている。 帝拳高校の番長・前田太尊にライバル意識を燃やす同じ学校の中田小兵二。彼はつい南鉄高校の反町に自分が太尊だとウソをつき、反町を怒らせてしまう。そんな反町の殴りこみに困り果てた小兵二は、舎弟の弘之たちに太尊を呼びに行かせる。小兵二は不治の病なので最期に一花咲かせたいという弘之らの出まかせを信用した太尊は反町を撃退。だがそんな様子を生活指導の教師・井岡に見られ、太尊は停学処分に……。 本作は東映アニメーション(当時は東映動画)が制作。監督は古参の演出家・吉沢孝男、作画監督は劇場アニメ版『G.I.JOE』の八島善孝らがそれぞれ担当した。

声優・キャラクター
堀秀行、鷹森淑乃、小野坂昌也、堀川りょう

計測不能 17 1992年度アニメランキング17位
アップフェルラント物語(アニメ映画)

1992年12月12日
★★★★☆ 3.5 (7)
27人が棚に入れました
 『銀河英雄伝説』等でファンの多い作家・田中芳樹が手掛けた冒険小説を、劇場用アニメとして映像化。 20世紀初頭の中央ヨーロッパ。小国アップフェルラントでは、軍部によるクーデターの機運が高まりつつあった。そこで暮らすスリの少年ヴェルは、ひょんなことから監禁されていたドイツ人の少女フリーダを助け出す。彼女は祖父からとある鉱山の所有権を託されており、その採掘権を手にしようとした軍部ゆかりの者に狙われたのだ。フリーダと共に追っ手から逃げるうちにヴェルは、事件の裏に隠された巨大な陰謀を知ることになる……。 ジュブナイル的側面のある原作の持ち味そのままに、正統派冒険活劇として老若男女問わず楽しめる一編。監督は、のちに「ポケモン」諸作を手掛ける湯山邦彦。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

冒険活劇

田中芳樹原作。漫画既読。
20世紀初頭の中央ヨーロッパの架空の小国・アップフェルラント王国を舞台にした冒険活劇

冒険活劇はどれも似たようなものになる、とは思いますがやはりラピュタの影響が大きい。
理想的なボーイミーツガール。ヒロインよりアリアーナの方が魅力的でした。
鞭がピシピシやってる感じがグッドです(笑)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 9

計測不能 17 1992年度アニメランキング17位
それいけ!アンパンマン つみき城のひみつ(アニメ映画)

1992年3月14日
★★★★★ 5.0 (1)
21人が棚に入れました
やなせたかしの傑作児童漫画を原作にした、長期放映中の人気TVアニメのオリジナル劇場版第4弾。同時上映は「それいけ!アンパンマン アンパンマンとゆかいな仲間たち」。隣り合う2つの島、つみき島とおりがみ島は、ささいなことから仲違いして、以来ずっといさかいを続けていた。そんな中、つみき島のブロック王子とおりがみ島のオリガ姫は密かに愛を育んでいた。なんとか2つの島を仲良くできないものかと考えていた2人だったが、島の支配を企むばいきんまんが現れて…。

声優・キャラクター
戸田恵子、中尾隆聖、伊倉一恵、皆口裕子、増岡弘、佐久間レイ、山寺宏一、鶴ひろみ、島本須美、柳沢三千代、坂本千夏、三ツ矢雄二、山本圭子、滝沢ロコ、中村ひろみ、原えりこ、島田敏

計測不能 17 1992年度アニメランキング17位
21エモン 宇宙(そら)いけ!裸足のプリンセス(アニメ映画)

1992年3月7日
★★★★☆ 3.7 (5)
20人が棚に入れました
藤子・F・不二雄原作のテレビアニメが劇場版になったもの。江戸時代から何百年も続いているホテル・つづれ屋の跡取り息子でありながらも宇宙パイロットになることを夢見る少年21エモン。そんなある日、ふとしたはずみで家出してしまった21エモンは、宇宙一危険と言われるロケットレースに出場することになる。そこでノーブル星王女ファナと仲良くなった21エモンは、彼女の機転により、何とかレースに優勝するが、ファナは優勝を喜ぶ間もなく王室へ連れ戻されてしまうのだった! テレビシリーズの後日談という設定の作品。同原作者による『モジャ公』で展開された「アステロイドラリー」をアレンジしたド派手なレース「銀河ラリー」が、銀幕を飾るに相応しい映像に仕上がっている。

gagaga123 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

大変おすすめ

短い時間の中でお姫様の物語と熱いレースが展開され、キャラも立っていておもしろい。

本編を全く知らなくても楽しめるはず。21エモンの楽しさが出ている。

宇宙レースと言う点でREDLINEとかぶるが、こちらの方がアイデア・脚本・演出がしっかりしていて、はるかにおもしろい。(予算的には圧倒的な差があるが・・・)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

計測不能 17 1992年度アニメランキング17位
きんぎょ注意報!(アニメ映画)

1992年4月25日
★★★★☆ 4.0 (3)
20人が棚に入れました
少女漫画誌『なかよし』に連載された、猫部ねこ原作のギャグ漫画。アニメは1991年1月~1992年2月まで放送されていた。 とある田舎にある廃校寸前の「田舎ノ中学校」には、超ノーテンキ少女のわぴこ、同級生の秀ちゃん、葵ちゃん、そして牛さんやブタさんが楽しく暮らしていた。そんな田舎ノ中に、ハイソな「都会ノ学園」から転校してきたのが、薄幸の美少女・藤ノ宮千歳。父親の死と、会社の倒産という相次ぐ不幸に見舞われ、手元に残ったのは幸運を呼ぶというピンク色の金魚「ぎょぴちゃん」だけ。転校早々、千歳は品のある「都会ノ学園」と貧乏中学「田舎ノ中」の違いに愕然! そんな折、藤ノ宮家の弁護士である田中山が父親の遺産をくすねていたことが発覚する。そして、千歳は田中山から取り戻した遺産で、田舎ノ中を「新田舎ノ中」として再建し、その理事長兼生徒会長に就任。新田舎ノ中を都会ノ学園に負けない知的な学校にしようと目論むが、わぴこたち生徒にそんなことは関係なく、ハチャメチャで暴れまくりの日々を送るのだった。

声優・キャラクター
かないみか、高田由美、飛田展男、塩屋翼、松島みのり、掛川裕彦、佐久間レイ

計測不能 17 1992年度アニメランキング17位
それいけ!アンパンマン アンパンマンとゆかいな仲間たち(アニメ映画)

1992年3月14日
★★★★★ 5.0 (1)
20人が棚に入れました
やなせたかしの名作児童漫画を原作にした、長期放映中の人気TVアニメのオリジナル劇場版の第4弾「それいけ!アンパンマン つみき城のひみつ」と同時上映された短編集。「あかちゃんまんの大冒険」は赤ちゃんだけど力持ちの正義の味方、あかちゃんまんの活躍を描く。「カレーパンマンとSLマン」は気は短いが正義感の強いカレーパンマンと、困っている人のためならどこまでも走っていくSLマンの友情ストーリー。「うたえ!夢のアンパンマン号」では人気キャラクターがぞくぞく登場。
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